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特開2024-72271プライヤ作動アセンブリグループ、プライヤ及び組立方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024072271
(43)【公開日】2024-05-27
(54)【発明の名称】プライヤ作動アセンブリグループ、プライヤ及び組立方法
(51)【国際特許分類】
   B25B 25/00 20060101AFI20240520BHJP
   B25B 7/12 20060101ALI20240520BHJP
【FI】
B25B25/00 E
B25B7/12
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023192868
(22)【出願日】2023-11-13
(31)【優先権主張番号】22207566
(32)【優先日】2022-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(71)【出願人】
【識別番号】523076368
【氏名又は名称】ウェザーク・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100069556
【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史
(74)【代理人】
【識別番号】100111486
【弁理士】
【氏名又は名称】鍛冶澤 實
(74)【代理人】
【識別番号】100191835
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 真介
(74)【代理人】
【識別番号】100221981
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 大成
(72)【発明者】
【氏名】グンタート・ゲパート
【テーマコード(参考)】
3C020
3C031
【Fターム(参考)】
3C020SS01
3C031BB20
(57)【要約】
【課題】製造、組立及び/又は取外しに関して改善されたプライヤ及びプライヤ作動アセンブリグループを提供する。
【解決手段】2つのハンドレバー2,3を有し、1つのハンドレバー2が、互いに固結された第1のハンドレバープレート64及び第2のハンドレバープレート65を有し、他のハンドレバー3が、互いに固結された第3のハンドレバープレート66及び第4のハンドレバープレート67を有し、第1~第4のハンドレバープレート64,65,66,67が平行に配置されており、ハンドレバー2,3を旋回可能に結合するピボットボルト8を有し、第1のハンドレバープレート64によって形成されたストッパ70と、第3のハンドレバープレート66において保持及び/又はガイドされるストッパ部72とを有し、ストッパ70及びストッパ部72が、ハンドレバー2,3の開放角度を制限するために互いに接触する。
【選択図】図24
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プライヤヘッド(32)の型半部(35,37)のストロークがプライヤ作動アセンブリグループ(1)の手動の作動によって引き起こされ得るようにプライヤ(52)を形成するためにプライヤヘッド(32)に結合されることが可能なプライヤ作動アセンブリグループ(1)であって、
a)2つのハンドレバー(2,3)を有し、
aa)1つのハンドレバー(2)が、互いに堅固に結合された第1のハンドレバープレート(64)及び第2のハンドレバープレート(65)を有し、
ab)他のハンドレバー(3)が、互いに堅固に結合された第3のハンドレバープレート(66)及び第4のハンドレバープレート(67)を有し、
ac)第1、第2、第3及び第4のハンドレバープレート(64,65,66,67)が、互いに平行に配置されており、
b)ハンドレバー(2,3)を互いに旋回可能に結合するピボットボルト(8)を有し、
c)第1のハンドレバープレート(64)によって形成されたストッパ(70)と、第3のハンドレバープレート(66)において保持及び/又はガイドされるストッパ部(72)とを有し、ストッパ(70)及びストッパ部(72)が、ハンドレバー(2,3)の開放角度を制限するために互いに接触し、
ストッパ部(72)及びピボットボルト(8)のうち少なくとも1つが、プライヤ作動アセンブリグループ(1)が組み立てられた状態で、ハンドレバー(2,3)の旋回平面に対して垂直な方向における支持を提供するために第3のハンドレバープレート(66)と接触するショルダ部(75;80)を有していることを特徴とするプライヤ作動アセンブリグループ。
【請求項2】
第1、第2、第3及び第4のハンドレバープレート(64,65,66,67)が、ハンドレバー(2,3)の旋回平面に対して垂直な方向において、以下の順序:
a)第1のハンドレバープレート(64)、第3のハンドレバープレート(66)、第2のハンドレバープレート(65)、第4のハンドレバープレート(67)又は
b)第1のハンドレバープレート(64)、第3のハンドレバープレート(66)、第4のハンドレバープレート(67)、第2のハンドレバープレート(65)
で平行な平面において配置されていることを特徴とする請求項1に記載のプライヤ作動アセンブリグループ(1)。
【請求項3】
ストッパ部(72)が、
a)第3のハンドレバープレート(66)を通って延在するとともに第3のハンドレバープレート(66)から突出する端部領域において第1のハンドレバープレート(64)のストッパ(70)と相互作用する第1の長手部分(73)を含んでおり、
b)ショルダ部(75)を介して第1の長手部分(73)に結合されているとともに、ストッパ部(72)がハンドレバー(2,3)の旋回平面に対して垂直な両方向においてショルダ部(75)により接触される第3のハンドレバープレート(66)と支持面(77)によって接触される第2又は第4のハンドレバープレート(65;67)の間で捕捉されるように、第1の長手部分(73)とは離れた端部領域において、第2又は第4のハンドレバープレート(65;67)と接触する支持面(77)を含む第2の長手部分(74)を含む
ことを特徴とする請求項2に記載のプライヤ作動アセンブリグループ(1)。
【請求項4】
第1、第2、第3及び第4のハンドレバープレート(64,65,66,67)が、ハンドレバー(2,3)の旋回平面に対して垂直な方向において、以下の順序:
a)第3のハンドレバープレート(66)、第1のハンドレバープレート(64)、第2のハンドレバープレート(65)、第4のハンドレバープレート(67)又は
b)第3のハンドレバープレート(66)、第1のハンドレバープレート(64)、第4のハンドレバープレート(67)、第2のハンドレバープレート(65)
で配置されていることを特徴とする請求項1に記載のプライヤ作動アセンブリグループ(1)。
【請求項5】
ストッパ部が、
a)第3のハンドレバープレート(4b;5b)へ延在する第1の長手部分を含んでおり、
b)ショルダ部を介して第1の長手部分に結合されており、第1のハンドレバープレートを通って延在しているとともに、ストッパ部がハンドレバーの旋回平面に対して垂直な両方向においてショルダ部により接触される第3のハンドレバープレートと支持面によって接触される第2又は第4のハンドレバープレートとの間で捕捉されるように、第1の長手部分とは離れた端部領域において、第2又は第4のハンドレバープレートと接触する支持面を有する第2の長手部分を含む
ことを特徴とする請求項4に記載のプライヤ作動アセンブリグループ(1)。
【請求項6】
ストッパ部(72)が、第1の直径を有する第1の長手円筒部分(73)と、第2の直径を有する第2の長手円筒部分(74)とを有するボルトであり、第2の直径が第1の直径よりも大きく、ショルダ部(75)が長手部分(73,74)の間に形成されており、ショルダ部(75)が円形リング形状を有していることを特徴とする請求項3に記載のプライヤ作動アセンブリグループ(1)。
【請求項7】
ストッパ部(72)が、第1の直径を有する第1の長手円筒部分(73)と、第2の直径を有する第2の長手円筒部分(74)とを有するボルトであり、第2の直径が第1の直径よりも大きく、ショルダ部(75)が長手部分(73,74)の間に形成されており、ショルダ部(75)が円形リング形状を有していることを特徴とする請求項5に記載のプライヤ作動アセンブリグループ(1)。
【請求項8】
第1のハンドレバープレート(4a;5a)のストッパ(70)が、第1のハンドレバープレート(64)の凹部(68)のエッジ境界部によって形成されていることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載のプライヤ作動アセンブリグループ(1)。
【請求項9】
凹部(68)が、ピボットボルト(8)によって規定されるハンドレバー(2,3)の旋回軸線に対して同心に配置された湾曲した長手軸線を有する長孔(69)であることを特徴とする請求項8に記載のプライヤ作動アセンブリグループ(1)。
【請求項10】
ピボットボルト(8)が、2つのハンドレバープレートの間で捕捉された2つのショルダ部を有していることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載のプライヤ作動アセンブリグループ(1)。
【請求項11】
a)2つのハンドレバー(2,3)を有し、
aa)1つのハンドレバー(2)が、互いに堅固に結合された第1のハンドレバープレート(64)及び第2のハンドレバープレート(65)を有し、
ab)他のハンドレバー(3)が、互いに堅固に結合された第3のハンドレバープレート(66)及び第4のハンドレバープレート(67)を有し、
ac)第1、第2、第3及び第4のハンドレバープレート(64,65,66,67)が、互いに平行に配置されており、
b)ハンドレバー(2,3)を互いに旋回可能に結合するピボットボルト(8)を有し、
c)第1のハンドレバープレート(64)によって形成されたストッパ(70)と、第3のハンドレバープレート(66)において保持及び/又はガイドされるストッパ部(72)とを有し、ストッパ(70)及びストッパ部(72)が、ハンドレバー(2,3)の開放角度を制限するために互いに接触する、
プライヤ作動アセンブリグループ(1)を含むプライヤ(52)であって、
d)ストッパ部(72)及びピボットボルト(8)のうち少なくとも1つが、プライヤ作動アセンブリグループ(1)が組み立てられた状態で、ハンドレバー(2,3)の旋回平面に対して垂直な方向における支持を提供するために第3のハンドレバープレート(66)と接触するショルダ部(75;80)を有し、プライヤ作動アセンブリグループ(1)が、プライヤヘッド(32)の型半部(35,37)のストロークがプライヤ作動アセンブリグループの手動の作動によって引き起こされ得るようにプライヤヘッド(32)に結合されていることを特徴とするプライヤ。
【請求項12】
プライヤヘッド(32)の型半部(35,37)のストロークがプライヤ作動アセンブリグループ(1)の手動の作動によって引き起こされ得るようにプライヤ(52)を形成するためにプライヤヘッド(32)に結合されることが可能なプライヤ作動アセンブリグループ(1)を組み立てる方法であって、プライヤ作動アセンブリグループ(1)が、
a)2つのハンドレバー(2,3)を含み、
aa)1つのハンドレバー(2)が、互いに堅固に結合された第1のハンドレバープレート(64)及び第2のハンドレバープレート(65)を有し、
ab)他のハンドレバー(3)が、互いに堅固に結合された第3のハンドレバープレート(66)及び第4のハンドレバープレート(67)を有し、
ac)第1、第2、第3及び第4のハンドレバープレート(64,65,66,67)が、互いに平行に配置されており、
b)ハンドレバー(2,3)を互いに旋回可能に結合するピボットボルト(8)を含み、
c)第1のハンドレバープレート(64)によって形成されたストッパ(70)と、第3のハンドレバープレート(66)において保持及び/又はガイドされるストッパ部(72)とを含み、ストッパ(70)及びストッパ部(72)が、ハンドレバー(2,3)の開放角度を制限するために互いに接触し、
d)ストッパ部(72)及びピボットボルト(8)のうち少なくとも1つが、プライヤ作動アセンブリグループ(1)が組み立てられた状態で、ハンドレバー(2,3)の旋回平面に対して垂直な方向における支持を提供するために第3のハンドレバープレート(66)と接触するショルダ部(75;80)を有し、
方法が、以下の方法ステップ:
-第1のハンドレバープレート(64)の支持小孔部(6b)へピボットボルト(8)を挿入するステップ;
-ピボットボルト(8)へ第3のハンドレバープレート(66)を押し当てるステップ;
-第1の長手部分(73)が第1のハンドレバープレート(64)の凹部(68)又は長孔(69)へ第3のハンドレバープレート(66)の保持孔及び/又はガイド孔(71)を通って延在するようにストッパ部(72)を挿入するステップであって、ショルダ部(75)が第3のハンドレバープレート(66)において支持されるステップ;
-ピボットボルト(8)へ第2のハンドレバープレート(65)及び第4のハンドレバープレート(67)を押し当て、第2のハンドレバープレート(65)又は第4のハンドレバープレート(67)によって、ストッパ部(72)の第2の長手部分(74)の支持面(77)を不意の取外しからブロックするステップ;
-第1及び第2のハンドレバープレート(64,65)を互いに固定するとともに、第3及び第4のハンドレバープレート(66,67)を互いに固定するステップであって、これにより、ピボットボルト(8)及び/又はストッパ部(72)が2つのハンドレバープレート(65,66)の間で捕捉されるステップ
を含むことを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザの手によって保持及びガイドされることが可能であってユーザによる力をプライヤのハンドレバーに加えることで手動で操作される一対のプライヤに関するものである。
【0002】
プライヤの設定(設計)については、以下の変形例が存在する:
a)プライヤが、特に永続的な機械的な結合及び電気的な接触を提供する圧着プライヤであることが可能である。これは、好ましくは、プラグを任意のタイプのケーブル又は導電体へ圧着することによって行われる。用いられるべき型の外形に依存して、異なる圧着プロセスを圧着プライヤ又は圧着機械によって行うことが可能である。例えば、これは、導体がプラグの閉鎖圧着ゾーン又は閉鎖スリーブへ挿入され、圧着ゾーン又はスリーブの塑性変形によって圧着される閉鎖圧着であってよい。しかし、導体を上方から挿入可能な開放圧着ゾーンをプラグが有する開放圧着が形成されることも可能である。本発明を限定しないいくつかのみの例を挙げると、ここに関連する圧着プライヤは、
-DIN4623によるケーブル突起部又はケーブルシュー、
-DIN48201によるアルミニウム圧縮ケーブル突起部又はケーブルシュー、
-DIN46234による圧潰ケーブルシュー又はターミナル、
-DIN46230によるピンケーブル突起部又はピンケーブルシュー、又は
-非特許文献1に記載されるようなケーブル又は導体への接続のためのコネクタ、プラグ又はケーブル突起部
のようなワークピースを圧着するために用いられることが可能である。
【0003】
形成される圧着は、例えば、閉鎖圧着、-六角形圧着、-四角形圧着、-B型圧着、-台形圧着、修正台形圧着、だ円形圧着、マンドレル圧着又はダブルマンドレル圧着であり得る。開放圧着は、例えば、-V型圧着又は-B型圧着、ロール圧着又はダブルロール圧着であり得る。
【0004】
ケーブル又は導体とコネクタの間の電気的な接続の確立に加えて、いわゆる絶縁圧着を用いて機械的な接続を確立することが可能である。ここで、閉鎖絶縁圧着又は開放絶縁圧着(特にV型圧着、B型圧着、O型圧着又はOV型圧着)を用いることが可能である。-圧着工具の設定について、
-圧着プライヤの可能な応用及び/又は
-圧着工具を用いて作成可能な圧着接続の異なる可能なタイプ
についての更なる情報については、刊行物
-非特許文献2
が参照される。
【0005】
様々な設定の圧着プライヤが、例えば、特許文献1~7からよく知られている。
【0006】
b)プライヤは、流体技術における機械的な流体密接続を形成するために、例えば接続パイプを互いに結合するか、又は流体接続プラグへ結合するために用いられるチューブ押圧プライヤであることも可能である。この場合、チューブ押圧プライヤは、接続されるべきパイプ又は機械的な接続及び流体密なシールを保証するいわゆる接続部品の塑性変形を提供する。チューブ押圧プライヤの例示的な実施例は、特許文献8~14において見て取れる。
【背景技術】
【0007】
特許文献15には、圧着プライヤ作動アセンブリグループ及び圧着工具ヘッドを含む圧着工具が開示されている。圧着プライヤ作動アセンブリグループは、ピボットボルトを介して互いに旋回可能に結合された2つのハンドレバーを有している。引張棒は、ピボットボルトからの距離をもって各ハンドレバーに蝶着されている。圧着プライヤ作動アセンブリグループは強制ロック機構を有しており、当該強制ロック機構を用いて、圧着ストローク中に一旦到達されたハンドレバーの部分的に閉鎖された位置がラチェット式の態様で固定され、ハンドレバーの開放運動は、圧着ストロークの最後においてのみ可能となる。圧着プライヤ作動アセンブリグループは、固定型半部が固定され、可動型半部が圧着軸線の方向における変位のためにガイドされるプライヤヘッドフレームを有している。可動型半部は、バネ装置が型半部を開放方向へ付勢するようにヘッドフレームにおいてバネ装置によって支持される。プライヤヘッドフレームは互いに平行に延びるフレームプレートを有しており、当該フレームプレートの間では、固定型半部が保持されるとともに、可動型半部がガイドされる。圧着プライヤ作動アセンブリグループを圧着プライヤヘッドに組み付けるために、可動型半部は、圧着プライヤ作動アセンブリグループのピボットボルトの方向において一方側が開放されたU字状のピボットボルト収容部を有している。さらに、プライヤヘッドフレームは、プライヤヘッド平面に対して垂直に向けられたフレームプレートの貫通孔を有する引張棒結合装置を有している。各引張棒は、ハンドレバーへの連結部から離れた端部領域において、プライヤヘッド平面に対して垂直に向けられた貫通孔を有している。組立のために、圧着プライヤ作動アセンブリグループは、ハンドレバーを互いに旋回可能に結合するピボットボルトがピボットボルト収容部に進入するように、圧着プライヤヘッドへ近づけられる。同時に、引張棒は、フレームプレートにおける孔が引張棒における孔と一直線となるように、フレームプレート間で旋回される。そして、結合ボルト又は結合リベットが、一直線となった(整列した)孔へ挿入される。組み立てられた状態では、フレームプレート及びこれに配置された引張棒を有する圧着プライヤヘッドは、結合ボルトのヘッドと結合ボルトのラッチボールの間に捕捉される。2つのハンドレバーを旋回可能であるように互いに結合するピボットボルトから離れて、横方向ボルトが、1つのハンドレバーにおいて保持されているとともに、他方のハンドレバーにおける長孔へ延びている。当該長孔は、当該長孔がピボットボルトによって提供される旋回軸線に対して同心状に延びるように湾曲されている。ハンドレバーの最大の開放角度は、横方向ボルトが長孔の端部制限部に載置(接触)されるという事実によって規定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】独国特許発明第3708727号明細書
【特許文献2】独国特許発明第19713580号明細書
【特許文献3】独国特許発明第19753436号明細書
【特許文献4】独国特許発明第19802287号明細書
【特許文献5】独国特許発明第19807737号明細書
【特許文献6】欧州特許出願公開第3208044号明細書
【特許文献7】欧州特許出願公開第2305428号明細書
【特許文献8】独国特許出願公開第19709639号明細書
【特許文献9】独国特許発明第19834859号明細書
【特許文献10】独国特許発明第19924086号明細書
【特許文献11】独国特許発明第19924087号明細書
【特許文献12】独国特許発明第19963097号明細書
【特許文献13】独国特許発明第10346241号明細書
【特許文献14】欧州特許出願公開第2995424号明細書
【特許文献15】独国特許発明第10056900号明細書
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】WEZAG GmbH Werkzeugfabrik社の発行番号10/11の製品カタログ「Werkzeug fuer die professionelle Anwendung(専門用途用の工具)」
【非特許文献2】WEZAG GmbH Werkzeugfabrik社の「Crimptechnik, Herstellung prozesssicherer Verbindungen von elektrischen Leitern und Steckern」、Die Bibliothek der Technik 342、Publischer Moderne Industrie、ISBN978-3-68236-027-7
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、
-製造及び/又は
-組立及び/又は
-取外し(分解)
に関して改善されたプライヤ及びプライヤ作動アセンブリグループを提供する課題に基づくものである。
【0011】
さらに、本発明は、プライヤ又はプライヤ作動アセンブリグループの単純化された、及び/又は自動化された組立の方法を提供する課題に基づくものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明によれば、本発明の目的は、独立請求項の特徴によって解決される。更に好ましい本発明の実施例は、従属請求項において見て取れる。
【0013】
基礎となる問題に対する1つの解決手段は、プライヤ作動アセンブリグループによって提供される。当該プライヤ作動アセンブリグループは、(圧着又は押圧)プライヤを形成するためにプライヤヘッドと結合されることが可能である。この場合、結合は、同タイプのプライヤ作動アセンブリグループとプライヤヘッドについての工場において行うことができ、その後、プライヤが供給されることができる。工場において1つのタイプのプライヤ作動アセンブリグループを異なるタイプのプライヤヘッドと結合することも可能であり、これにより、異なるタイプのプライヤを製造及び供給することができ、したがって、異なるタイプのプライヤの供給にもかかわらず同一の部品の点数が増加し得る。1セットのプライヤを消費者に提供することも可能であり、異なるタイプのプライヤヘッドを有するプライヤ作動アセンブリグループは、異なるワークピースを処理するために提供され、消費者自身が、必要に応じて、いくつかのタイプのプライヤヘッドのうち選択したプライヤヘッドをプライヤ作動アセンブリグループと結合することが可能である。
【0014】
本発明によるプライヤ作動アセンブリグループにおいては、当該結合は、プライヤ作動アセンブリグループの手動の作動中にプライヤヘッドの型半部の(押圧又は圧着)ストロークがプライヤ作動アセンブリグループのハンドレバーへ手の力が加えられることで引き起こされることが可能であるように行われる。
【0015】
本発明によるプライヤ作動アセンブリグループは2つのハンドレバーを有している。1つのハンドレバーは、例えば打抜きによって製造されることが可能な第1のハンドレバープレート及び第2のハンドレバープレートを有している。第1及び第2のハンドレバープレートは互いに固結されている。他のハンドレバーは、第3のハンドレバープレート及び第4のハンドレバープレートを有している。第3及び第4のハンドレバープレートも互いに固結されている。ハンドレバープレートは、互いに平行に向けられた平面に配置されており、例えば、一対のハンドレバープレートが互いに直接隣り合って配置されることが可能であるとともに、相対的なスライド旋回運動を行うことが可能である一方、このように配置された二対のハンドレバープレート間にスペースが形成され得る。
【0016】
このように形成された2つのハンドレバーは、ピボットボルトを介して互いに旋回可能に結合されている。プライヤ作動アセンブリグループが圧着プライヤを形成することを意図している場合には、ピボットボルトは、同時に、圧着プライヤヘッドのU字状のピボットボルト収容部と相互作用する押圧ボルト又は作動ボルトとしての機能を果たすことが可能である(冒頭で言及した従来技術特許文献15参照)。
【0017】
本発明によるプライヤ作動アセンブリグループにおいては、第1のハンドレバープレートがストッパを形成し、一方、ストッパ部は、第3のハンドレバープレートにおいて保持及び/又はガイドされる。ハンドレバーの開放角度は、開放角度に到達すると第1のハンドレバープレートのストッパが第3のハンドレバープレートにおいて保持及び/又はガイドされるストッパ部と接触するという事実によって制限されている。2つのハンドレバープレートがストッパを有することができる一方、ストッパ部は、他のハンドレバープレートにおいて保持及び/又はガイドされる。しかし、好ましくは、ストッパ及びストッパ部は、一対のハンドレバープレートに設けられる。
【0018】
本発明による提案は、特に、従来技術によるプライヤ作動アセンブリグループの組立の場合に、結合ネジ、結合ピン、結合リベット、ピボットボルト又は横方向ボルトがその中へ挿入され得るように、プライヤ作動アセンブリグループの構成要素がその保持孔、ガイド孔及び/又は結合孔が互いに一直線となる組立位置へもたらされるという認識に基づいている。そして、結合ネジは、ナットを用いて固定されるように、このようにして結合された構成要素から突出する必要があるか、又は構成要素に直接螺着される必要がある。結合ピン、ピボットボルト又は横方向ボルトは、特に少なくとも1つの構成要素において締まりばめによって固定される必要があり、これは、増大された接合力を必要とする。リベットは、少なくとも1つの構成要素において固定されるために拡張される必要がある。これら結合技術は、コストがかかるものであり、部分的又は完全に自動化された組立には適切ではないことがあり得る。
【0019】
本発明による解決手段は、ストッパ部及び/又はピボットボルトを取り付け、固定するための新たなオプションを提案する。
【0020】
本発明によれば、ストッパ部(及び/又はピボットボルト)はショルダ部を有している。プライヤ作動アセンブリグループの組み立てられた状態では、ショルダ部は第3のハンドレバープレートと接触している。ストッパ部(又はピボットボルト)は、第3のハンドレバープレートとのショルダ部の当該当接を介して、外部方向において、すなわちプライヤ作動アセンブリグループからの運動に関してハンドレバーの旋回平面に対して垂直に支持されている。したがって、本発明により当該方向における代替的な支持が得られ、すなわち、本発明は、ネジ結合、収容孔における摩擦ロック又はリベットによる固定に基づくものではない。第3のハンドレバープレートとのショルダ部の上述の接触と、得られる外方の支持は、当該方向における不意の取外し(脱落、分解)に関するストッパ部又はピボットボルトの固定のみであり得るか、又は別の累積的な固定手段を講じることが可能であり、上述のネジ結合、押圧結合又はリベット結合を追加的に用いることが可能である。
【0021】
第1のハンドレバープレート及び第3のハンドレバープレートの配置のために、本発明の範囲内で様々なオプションが存在し、これらのうちいくつかは、本発明の制限を意図することなく以下に例を用いて言及される。
【0022】
第1のオプションについて、第1のハンドレバープレートが外側にある。この場合、ハンドレバープレートは、以下の順序でハンドレバーの旋回平面に対して垂直な方向に配置されることができる:第1のハンドレバープレート-第3のハンドレバープレート-(必要であれば中間スペース)-第2のハンドレバープレート-第4のハンドレバープレート。これに代えて、ハンドレバープレートは、この方向において以下の順序で配置されることが可能である:第1のハンドレバープレート-第3のハンドレバープレート-(必要であれば中間スペース)-第4のハンドレバープレート、第2のハンドレバープレート。
【0023】
このオプションについて、本発明の一態様は、ストッパ部の設定(デザイン)に関するものである。この目的のために、ストッパ部は、ショルダ部を介して相互に結合された第1の長手部分及び第2の長手部分を有している。好ましくは、2つの長手部分は、ショルダ部を介して互いへ直接一体化される。第1の長手部分が円筒状であるとともに第2の長手部分よりも小さな直径を有することが可能であり、この場合、長手部分の長手軸線が一直線となっていればショルダ部は円形リング形状を有している。第1の長手部分は第3のハンドレバープレートを通って延びており、これにより、第3のハンドレバープレートにおけるストッパ部の保持及び/又はガイドを提供することができる。第3のハンドレバープレートから突出した1つの端部領域では、第1の長手部分が第1のハンドレバープレートのストッパと相互作用する。そして、第2の長手部分がハンドレバーの旋回平面に対して垂直な第1の方向においてショルダ部を介して第3のハンドレバープレートにおいて支持されている一方、第2の長手部分は、逆方向において(ハンドレバープレートの順序に依存して)第3又は第4のハンドレバープレートと接触する第1の長手部分とは離れた端部領域において支持面を含んでいる。このようにして、ストッパ部は、ハンドレバーの旋回平面に対して垂直な両方向において、第3のハンドレバープレートと第2又は第4のハンドレバープレートとの間で捕捉される。
【0024】
本発明により包含される他のオプションについては、第3のハンドレバープレートが外側に配置される。この場合、ハンドレバープレートは、以下の順序でハンドレバーの旋回平面に対して垂直な方向に配置されることができる:第3のハンドレバープレート-第1のハンドレバープレート-(必要であれば中間スペース)-第2のハンドレバープレート、第4のハンドレバープレート。これに代えて、ハンドレバープレートは、ハンドレバーの旋回平面に対して垂直な方向において以下の順序で配置されることが可能である:第3のハンドレバープレート-第1のハンドレバープレート-(必要であれば中間スペース)-第4のハンドレバープレート-第2のハンドレバープレート。
【0025】
この場合にも、ストッパ部は第1及び第2の長手部分を有することができ、これら長手部分は、それぞれ第1の長手部分が第2の長手部分の直径よりも小さな直径を有し、その場合、円形のショルダ部を有する円筒状であってもよい。第1の長手部分は第3のハンドレバープレートへ延びており、これにより、第3のハンドレバープレートにおけるストッパ部の保持及び/又はガイドを提供することができる。第2の長手部分は、第1のハンドレバープレートを通って延在している。第2の長手部分は、第1の長手部分から離れた端部領域において支持面を有している。そして、ハンドレバーの旋回平面に対して垂直な第1の方向において、ストッパ部は、第3のハンドレバープレートにおいてショルダ部を介して支持される一方、第2の長手部分によって形成される支持面は、第2又は第4のハンドレバープレートと接触する。このようにして、ストッパ部は、ハンドレバーの旋回平面に対して垂直な両方向において第3のハンドレバープレートと第2又は第4のハンドレバープレートとの間で捕捉される。
【0026】
この場合にも、ストッパ部は、望ましくない取外し(脱落、分解)に関してのみ、支持部を介して、すなわち一方ではショルダ部を介して、他方では支持面を介して固定されることが可能であり、又は累積的な結合手段又は固定手段を講じることが可能である。
【0027】
一般的に、ストッパ部は、任意の幾何形状を有することができ、例えば、円形でない断面を有することも可能である。上述の両オプションについて、ストッパ部は、任意の断面を有するボルト、特に第1の直径を有する第1の円筒状の長手部分及び第2の直径を有する第2の円筒状の長手部分であってもよく、このとき、第2の直径は、第1の直径よりも大きい。そして、ショルダ部は、長手部分間に形成されており、2つの長手部分の同軸の配置のために環状である。
【0028】
一般的に、第1のハンドレバープレートのストッパは、例えばハンドレバープレートのエッジ側の突出部によって形成されることが可能である。本発明の特別な提案について、第1のハンドレバープレートのストッパは、第1のハンドレバープレートの(ブラインド又は貫通)凹部のエッジ境界部によって形成される。凹部は、開放エッジ又は閉鎖エッジの断面を有することができる。
【0029】
凹部の断面の形状について、本発明の範囲内では多くの任意のオプションが存在する。1つの提案について、凹部は長孔である。好ましくは、当該長孔は、ピボットボルトによって規定されるハンドレバーの旋回軸線に対して同心状に配置された湾曲した長手軸線を有している。したがって、第1のオプションについて、第3のハンドレバーから突出する第1の長手部分の端部は長孔に収容される。第2のオプションについて、ショルダ部に隣接する第2の長手部分の長手部分が長孔に収容される。そして、プライヤ作動アセンブリグループの開放ストロークのために、ストッパ部は長孔に沿って移動する。ハンドレバーの最大の開放角度に到達すると、ストッパ部は、長孔の端部側の制限部に載置(接触)する。
【0030】
本発明の他の態様は、ピボットボルトの取付及び固定に向けられている。これに関して、本発明は、ピボットボルトが、2つのハンドレバープレート間に捕捉された2つのショルダ部を有することを提案している。この場合には、ピボットボルトは、2つのハンドレバープレートとのショルダ部の緩い接触によるハンドレバーの旋回平面に対して垂直な両方向における不意の取外し(脱落)に対して保証されることが可能であり、これは、唯一の固定又は累積的な固定手段の場合であり得る。
【0031】
本発明の基礎となる問題に対する別の解決手段はプライヤ、特に圧着プライヤであり、当該プライヤでは、プライヤヘッドの型半部のストロークがプライヤ作動アセンブリグループの手動の作動を用いて引き起こされることができるように、上述したようなプライヤ作動アセンブリグループがプライヤヘッドに結合される。
【0032】
本発明の基礎となる問題に対する別の解決手段は、上述のプライヤ作動アセンブリグループを組み立てる方法又はプライヤである。当該方法では、以下のステップが実行される:
a)ピボットボルトが第1のハンドレバープレートの支持小孔部へ挿入される。ピボットボルトが、挿入方向において不意の取外し(脱落)に対してピボットボルトを固定するショルダ部を有することが可能である。遊び又はすきまばめ若しくは中間ばめをもってピボットボルトが第1のハンドレバープレートの支持小孔部へ挿入されることが可能である。
b)そして、第1のハンドレバープレートに保持されたピボットボルトを第3のハンドレバープレートの支持小孔部へ挿入することで、第3のハンドレバープレートがピボットボルトへ押し当てられる。
c)第1の長手部分が第1のハンドレバープレートの凹部又は長孔へ、及び第3のハンドレバープレートの保持孔及び/又はガイド孔を通って延在し、ストッパ部のショルダ部が第3のハンドレバープレートに接触するように、上述の第1のオプションにより設定されたストッパ部が挿入される。これにより、挿入方向において不意の取外し(脱落)に対してストッパ部が固定される。
d)第2のハンドレバープレート及び第4のハンドレバープレートがスライド式にピボットボルトへ押し当てられ、ハンドレバーを旋回させることができる旋回支持部が完成する。第2のハンドレバープレート及び第4のハンドレバープレートのスライド運動により、不意の取外し(脱落)に対するストッパ部の第2の長手部分の端部側の支持面のブロックが、第2のハンドレバープレート又は第4のハンドレバープレートによって提供される。ここで、このロックを保証するために、第2のハンドレバープレート又は第4のハンドレバープレートが当該支持面と直接接触すること、又は支持面と第2又は第4のハンドレバープレートとの間にある程度の遊びが残ることが可能である。
e)最後に、第1及び第2のハンドレバープレートが互いに固定され、第3及び第4のハンドレバープレートが互いに固定される。この固定後、ストッパ部は、ショルダ部及び支持面との相互作用の結果として、第3のハンドレバープレートと第2又は第4のハンドレバープレートとの間で捕捉される。ストッパ部は、ハンドレバーに緩くのみ結合されることができるが、第1及び第2のハンドレバープレートの固定並びに第3及び第4のハンドレバープレートの固定が解除されるときにのみストッパ部が取り外され得る信頼性のある組立が行われる。対応する方法において、ピボットボルトも2つの外側のハンドレバープレートの間に捕捉されるように、ピボットボルトは、第2のハンドレバープレート及び第4のハンドレバープレートの外側のハンドレバープレートにおいてピボットボルトを支持する別のショルダ部を有することも可能である。しかし、ピボットボルトがハンドレバーのハンドレバープレートにおいてショルダ部を介して支持されることも可能である一方、ピボットボルトは、当該ハンドレバーの他のハンドレバープレートに締まりばめ又はプレスばめを介して結合され、その一方、ピボットボルトは、他のハンドレバーの支持小孔部との支持隙間を形成する。
【0033】
原則的には、上述の方法ステップは、任意の順序で、又は上述の順序で行われることが可能である。
【0034】
本発明の範囲内で、更なる方法ステップを上述の方法ステップ間で行うことが可能である。このようなオプションの更なる方法ステップのうちいくつかのオプションのみを例を用いて以下に言及する:
【0035】
-第2のハンドレバープレート及び第4のハンドレバープレート(d)参照)が押し当てられる前に、ハンドレバープレート間の距離を規定するために用いられる第1及び第3のハンドレバープレートの収容凹部にスペーサが挿入されることが可能である。当該スペーサは、例えば、ハンドレバープレートの収容孔へプレスばめされた収容ピンを一端部に有することができるか、又はスペーサは、ハンドレバープレートにおける収容孔へクランプされ得るリベットとして設定されることが可能である。したがって、スペーサは、e)に従いハンドレバープレートを固定するために用いられることも可能である。
【0036】
-第2及び第4のハンドレバープレートが押し当てられる(d)参照)前に、引張棒のピボットピンが第1及び第3のハンドレバープレートの支持小孔部に挿入されることも可能である。第2及び第4のハンドレバープレートがスライドするときに、他の側に配置された引張棒のピボットピンが第2及び第4のハンドレバープレートの支持小孔部に進入する。この場合、引張棒も(旋回されるように支持されながら)ハンドレバープレート間に捕捉され、これは、ハンドレバープレートの互いの固定が解除されるときにのみ引張棒が取り外されることができることを意味する。
【0037】
-代替的に、又は累積的に、第2のハンドレバープレート及び第4のハンドレバープレートが押し当てられる(d)参照)前に、強制ロック機構の構成要素及び/又は強制ロック機構の係止爪を付勢するためのバネが、第1のハンドレバープレート及び/又は第3のハンドレバープレートの収容孔へ進入するピン又はウェブによって第1のハンドレバープレート及び/又は第3のハンドレバープレートに結合されることが可能である。第2のハンドレバープレート及び第4のハンドレバープレートが押し当てられると、別のウェブ又はピンが第2及び/又は第4のハンドレバープレートの収容部へ収容されることができるか、又はショルダ部が第2及び/又は第4のハンドレバープレートにおいて支持されることが可能である。そして、強制ロック機構の少なくとも1つの構成要素又はバネは、このようにして取り付けられることができるとともに、取外し(脱落)に対して固定されることが可能である。ハンドレバープレートの互いの固定が解除されるときにのみ取外しが可能である。
【0038】
好ましくは、本発明の意味合いにおいて、接合運動a),b),c)及びd)での上述の接合(並びに上述の補足的なオプションの組立ステップによる接合)は、ハンドレバーの旋回平面に対して垂直に向いた接合方向をもって行われる。特定の状況下では、これにより、完全に又は部分的に自動化された組立を可能とし、又は単純化することが可能である。
【0039】
本発明の有利な別の実施例は、特許請求の範囲、明細書及び図面から得られる。
【0040】
明細書において言及される特徴及びいくつかの特徴の組み合わせの利点は、単に例示であり、本発明による実施例によって必ずしも達成される必要がない利点なしに代替的に、又は累積的に影響を与えられることが可能である。
【0041】
原出願書類及び特許の開示(保護の範囲でない)について、以下が当てはまる:更なる特徴は、図面、特に示される幾何形状及びいくつかの構成要素の互いに対する相対寸法並びにそれらの相対的な配置及び効果的な結合から見て取ることができる。本発明の異なる実施例の特徴の組合せ又は異なる請求項の特徴の組合せも、特許請求の範囲の選択された参照(引用)から逸脱して可能であるとともに、これにより提案される。これは、別々の図に示されているか、又はその説明において言及されているそのような特徴についても当てはまる。これら特徴も、異なる請求項の特徴と組み合わせることが可能である。同様に、特許請求の範囲に記載された特徴は、本発明の別の実施例について省略されることができるが、これは、付与された特許の独立請求項には当てはまらない。
【0042】
特許請求の範囲及び明細書において言及される特徴は、数に関して、「少なくとも」という副詞の明示的な使用を要することなく、言及した数と同一の数又はそれより多くの数が存在するように理解されるべきである。したがって、例えば、1つの要素が言及されている場合、これは、ちょうど1つの要素、2つの要素又はそれより多くの要素が存在することを意味すると理解されるべきである。特許請求の範囲に記載された特徴は、別の特徴によって補足されることができるか、又はそれぞれの請求項の内容が有する特徴のみであり得る。
【0043】
特許請求の範囲に含まれる参照符号は、特許請求の範囲によって保護される範囲を限定するものではない。当該参照符号は、単に特許請求の範囲が容易に理解されるようにするために寄与するものである。
【0044】
以下に、図面に示された好ましい実施例を参照して本発明を更に説明及び記述する。
【図面の簡単な説明】
【0045】
図1】一対のプライヤのプライヤ作動アセンブリグループの分解図である。
図2図1による一対のプライヤのプライヤ作動アセンブリグループを組み立てられた状態で三次元的に示す図である。
図3図1及び図2によるプライヤ作動アセンブリグループと共に用いられ得る一対のプライヤのプライヤヘッドの分解図である。
図4図3による一対のプライヤのプライヤヘッドを組み立てられた状態で三次元的に示す図である。
図5図1及び図2によるプライヤ作動アセンブリグループ並びに図3及び図4によるプライヤヘッドを有するプライヤの組立及び動作を三次元的に示す図である。
図6図1及び図2によるプライヤ作動アセンブリグループ並びに図3及び図4によるプライヤヘッドを有するプライヤの組立及び動作を三次元的に示す図である。
図7図1及び図2によるプライヤ作動アセンブリグループ並びに図3及び図4によるプライヤヘッドを有するプライヤの組立及び動作を三次元的に示す図である。
図8図1及び図2によるプライヤ作動アセンブリグループ並びに図3及び図4によるプライヤヘッドを有するプライヤの組立及び動作を三次元的に示す図である。
図9図5図8によるプライヤの部分的に組み立てられた状態をプライヤヘッド平面における平面図で示す図である。
図10図5図9によるプライヤのプライヤヘッド平面に対して平行な断面で示す断面図である。
図11図5図10によるプライヤを閉鎖位置において示すプライヤヘッド平面における平面図である。
図12図5図11によるプライヤを閉鎖位置において示す、プライヤヘッド平面に対して平行な断面における断面図である。
図13図1及び図2によるプライヤ作動アセンブリグループ及び図5図12によるプライヤにおいて用いられることができるような引張棒を三次元的に示す図である。
図14】プライヤ作動アセンブリグループの別の一実施例の分解図である。
図15図14によるプライヤ作動アセンブリグループを三次元的に示す図である。
図16図14及び図15によるプライヤ作動アセンブリグループと共に用いられ得るプライヤヘッドの分解図である。
図17図16によるプライヤヘッドを組み立てられた状態で三次元的に示す図である。
図18図14及び図15によるプライヤ作動アセンブリグループ並びに図16及び図17によるプライヤヘッドを有するプライヤを異なる組立状態及び動作状態において示す、プライヤヘッド平面に対して平行な断面ガイドでの部分的な切断状態でのプライヤヘッド平面への平面図である。
図19図14及び図15によるプライヤ作動アセンブリグループ並びに図16及び図17によるプライヤヘッドを有するプライヤを異なる組立状態及び動作状態において示す、プライヤヘッド平面に対して平行な断面ガイドでの部分的な切断状態でのプライヤヘッド平面への平面図である。
図20図14及び図15によるプライヤ作動アセンブリグループ並びに図16及び図17によるプライヤヘッドを有するプライヤを異なる組立状態及び動作状態において示す、プライヤヘッド平面に対して平行な断面ガイドでの部分的な切断状態でのプライヤヘッド平面への平面図である。
図21図14及び図15によるプライヤ作動アセンブリグループ並びに図16及び図17によるプライヤヘッドを有するプライヤを異なる組立状態及び動作状態において示す、プライヤヘッド平面に対して平行な断面ガイドでの部分的な切断状態でのプライヤヘッド平面への平面図である。
図22図14及び図15によるプライヤ作動アセンブリグループ並びに図18図21によるプライヤの引張棒の異なる可能な構成を三次元的に示す図である。
図23図14及び図15によるプライヤ作動アセンブリグループ並びに図18図21によるプライヤの引張棒の異なる可能な構成を三次元的に示す図である。
図24】プライヤ作動アセンブリグループの三次元的な分解図である。
図25図24によるプライヤ作動アセンブリグループのストッパ部分を三次元的に示す図である。
図26図24によるプライヤ作動アセンブリグループのピボットボルトを三次元的に示す図である。
図27図24によるプライヤ作動アセンブリグループの組立のための異なる取付状態を示す図である。
図28図24によるプライヤ作動アセンブリグループの組立のための異なる取付状態を示す図である。
図29図24によるプライヤ作動アセンブリグループの組立のための異なる取付状態を示す図である。
図30図24によるプライヤ作動アセンブリグループの組立のための異なる取付状態を示す図である。
図31図24によるプライヤ作動アセンブリグループの組立のための異なる取付状態を示す図である。
図32図24によるプライヤ作動アセンブリグループの組立のための異なる取付状態を示す図である。
図33図24によるプライヤ作動アセンブリグループの組立のための異なる取付状態を示す図である。
図34図24によるプライヤ作動アセンブリグループの組立のための異なる取付状態を示す図である。
図35図24によるプライヤ作動アセンブリグループの組立のための異なる取付状態を示す図である。
図36図24によるプライヤ作動アセンブリグループの組立のための異なる取付状態を示す図である。
図37図24によるプライヤ作動アセンブリグループの組立のための異なる取付状態を示す図である。
図38】他のプライヤ作動アセンブリグループの三次元的な分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0046】
以下の説明では、互いに対応するか、若しくは設定(設計)、幾何形状及び/又は機能に関して類似した構成要素又は特徴は、部分的に同一の参照番号が付されており、その場合、補足的な文字a,b,・・・を用いて互いに区別されることができる。この場合、構成要素又は特徴は、補足的な文字を有して、又は有さずに参照されることができ、これにより、補足的な文字を用いなくとも、1つの構成要素若しくは特徴、いくつかの構成要素若しくは特徴又は全ての構成要素若しくは特徴を指すことができる。
【0047】
図1には、プライヤ(ペンチ)作動アセンブリグループ1が示されている。プライヤ作動アセンブリグループ1は、ハンドレバー2,3を有している。ハンドレバー2は、2つのハンドレバープレート4a,4bをもって形成されている。同様に、ハンドレバー3は、2つのハンドレバープレート5a,5bをもって形成されている。
【0048】
ハンドレバー2,3の把持部分から離れた端部領域では、ハンドレバー2,3は、それぞれ支持小孔部6,7を有しており、当該支持小孔部は、ここでは、ハンドレバープレート4a,4bの支持小孔部6a,6bとして、及びハンドレバー5a,5bの支持小孔部7a,7bとして形成されている。
【0049】
支持小孔部6,7は、ピボットボルト8が通って延びる孔である。このようにピボット支持部9が形成されている。ピボット支持部9によって、ハンドレバー2,3は、(圧着又は押圧)ストローク及び開放ストロークを生じさせる開閉運動を行うことができるよう、旋回可能に互いに結合されている。
【0050】
ハンドレバー2,3は、好ましくは角度付け部分10,11で互いに対してわずかに角度付けされている。角度付け部分10,11の領域では、ハンドレバー2,3は、孔12,13を有している。これら孔12,13には、引張棒16,17のピボットピン14,15が収容されている。このようにして、旋回支持部18,19が形成されており、当該旋回支持部によって、引張棒16,17は、旋回するようにハンドレバー2,3に連結される。図示の実施例については、各引張棒16,17は、20,21の両側においてそれぞれピボットピン14a,14b及び15a,15bを有しており、これらピボットピンは、それぞれハンドレバープレート4a,4b及び5a,5bの孔12a,12b及び13a,13bに収容されている。
【0051】
引張棒16,17は、直線状であるとともに、支柱状又はロッド状である。ピボットピン14,15とは離れた端部領域では、引張棒16,17は、それぞれ結合要素22,23を有している。結合要素の本体部20,21の両側では、結合要素22,23がそれぞれ結合要素部分24a,24b及び25a,25bを有しており、当該結合要素部分は、ここではそれぞれ結合ピン26a,26b及び27a,27bとして設定されているとともに、本体部20,21から離れた端部領域において突出部28a,28b及び29a,29bを有している。
【0052】
図1に示された実施例については、本体部20,21、ピボットピン14,15及び結合要素22,23が単一の構造構成要素の統合部分であるように、引張棒16,17は、統合して形成されているか、又は一体的である。
【0053】
図2には、プライヤ作動アセンブリグループ1が組み立てられた状態において示されている。ここで、エラストマの取っ手30,31は、追加的にハンドレバー2,3へ押し込まれている。ここでは、結合要素22,23を有する引張棒16,17は、プライヤ作動アセンブリグループ1から上方へ自由に突出していることが見て取れる。引張棒16,17は、旋回支持部18,19を介したハンドレバー2,3への連結の結果として、自由に旋回されることが可能である。さらに、ピボットボルト8は、ハンドレバープレート4a,4bの間で上方から自由にアクセス可能である。
【0054】
図3には、プライヤヘッド32の三次元的な分解図が示されている。プライヤヘッド32は、ここではフレームプレート34a,34bを含むプライヤヘッドフレーム33を有している。固定型半部35がフレームプレート34a,34bの間に配置されている。結合要素、特にリベット36a,36bは、固定構造ユニットを形成するために、フレームプレート34a,34bとこれらの間に配置された固定型半部35とを結合する。さらに、2つのフレームプレート34a,34bは、別のリベット36cによって結合されている。
【0055】
プライヤヘッド32は、更に可動型半部37を有している。可動型半部は、圧着軸線又は押圧軸線38の方向にプライヤヘッドフレーム33において変位されるようにガイドされ、これは、例えば、可動型半部37のガイド面がガイドされる横方向ガイド面を形成する凹部39a,39bを有するフレームプレート34a,34bによってなされ得る。リベット36cは、スリーブ94と共に可動型半部37の凹部40を通って延在することができるとともに、追加的なガイド及び/又は可動型半部37の移動の制限を提供することが可能である。
【0056】
固定型半部35から離れた端部領域では、可動型半部37は、ピボットボルト収容部41を有している。図示の実施例では、ピボットボルト収容部41は、開放エッジ状の断面を有するU字状の凹部42として設定されている。この場合には凹部であるピボットボルト収容部41は、下方へ向けて、すなわち、プライヤ作動アセンブリグループ1に取り付けられた状態でプライヤ作動アセンブリグループ1の方向へ開放されている。
【0057】
プライヤヘッド32は、ここでは2つのバネ44a,44bで形成されたバネ装置43を含んでいる。バネ44は、圧縮バネとして設定されている。バネ44の1つのバネベース部は、プライヤヘッドフレーム33及び/又は固定型半部35において支持されている一方、バネ44の他のバネベース部は、可動型半部37において支持されている。型半部37が型半部35から最大の距離を有する開放位置ではバネ装置43の付勢(力)は最小である一方、バネ装置43の付勢(力)は、圧着ストローク又は押圧ストロークにわたって型半部34が型半部35に近づくにつれて増大する。図示の実施例については、バネ44は、ワークピースを間で圧着又は押圧する型半部35,37の表面に隣接する両側で対称に配置されている。
【0058】
プライヤヘッドフレーム33は、結合凹部45,46を有している。ここで、フレームプレート34a,34bは、結合凹部45の結合凹部部分47a,47b及び結合凹部46の結合凹部部分48a,48bを形成している。
【0059】
図示の実施例については、結合凹部45,46及び結合凹部47,48は、外端部領域において一方側が開放された長孔49として形成されている。この場合、長孔49は、圧着軸線又は押圧軸線38に関して鋭角50に傾斜しており、角度50は、好ましくは20~80°、30~60°又は35~55°である。ここで、鋭角50は、外側から長孔49への進入運動がピボットボルト収容部41及びプライヤ作動アセンブリグループ1へ向いた成分を有するように頂点がプライヤ作動アセンブリグループ1へ向くように配向されている。長孔49は、プライヤヘッド平面へ投影したときに任意の曲線形状を有する非平行な側方の境界を有することが可能である。
【0060】
フレームプレート34間の距離の結果、フレームプレート34間には隙間51が存在する(図4参照)。隙間51は、一対の結合凹部部分47a,47bと結合凹部部分48a,48bの間にも存在している。リベット36a,36bの領域では、フレームプレート34間の隙間51は型半部35によって規定されている。一方、リベット36cはスリーブ94によって包囲されており、当該スリーブは、リベット36cの領域においてフレームプレート34間の距離を規定している。
【0061】
図5には、組立前のプライヤ作動アセンブリグループ1及びプライヤヘッド32が示されている。
【0062】
図6を参照すると、組立のために、ピボットボルト8が下方からピボットボルト収容部41へ進入するように、プライヤ作動アセンブリグループ1が下方からプライヤヘッド32へ近づけられる。ピボットボルト8をピボットボルト収容部41の底部に接触させることで、作動力がプライヤ作動アセンブリグループ1と、可動型半部37を上方へ押そうとするプライヤヘッド32との間で伝達されることが可能である。しかし、図6において示された部分的に組み立てられた状態では、引張棒16,17は、まだ旋回された位置にあり、結合されることなくプライヤヘッドフレーム33の横方向にある。
【0063】
更なる組立のために、図7に示されているように、引張棒16,17は、引張棒16,17の結合要素22,23がプライヤヘッドフレーム33の結合凹部45,46へ進入するまで、互いへ向けて、及びプライヤヘッドフレーム33へ向けて内方へ旋回される。本ケースでは、結合ピン26a,26bがフレームプレート34a,34bの結合凹部部分47a,47bに進入し、引張棒17の結合ピン27a,27bがプライヤヘッドフレーム33の結合凹部部分48a,48bへ進入する。同時に、引張棒16,17の本体部20,21がフレームプレート34a,34bの間に形成された中間スペース51へ進入する。
【0064】
引張棒16,17の長さは、可動型半部37の運動が閉鎖方向において生じる場合にのみ結合凹部45,46への結合要素22,23の上述の進入が生じ得るように寸法設定されている。当該運動は、結合要素22,23が結合凹部45,46の開口部にまっすぐに進入するときに最大となる一方、結合要素22,23が結合凹部45,46の内部へその底部まで移動するときに、開口方向への可動型半部37の復帰運動が生じ得る。結合凹部45,46への結合要素22,23の進入に必要な部分的な閉鎖運動は、圧着ストローク又は押圧ストロークよりも小さく、例えば、圧着ストローク又は押圧ストロークの20%より小さく、15%より小さく、又は10%よりも小さい。進入運動の最後には、結合要素22,23が結合凹部45,46の底部に載置されるときに、可動型半部37は、初期位置、すなわち最大の開放位置に再び到達し得る。しかし、好ましくは、例えば圧着ストローク又は押圧ストロークの10%よりも小さくてよいか、又は5%よりも小さくてよい部分閉鎖ストロークが残る。当該部分閉鎖ストローク及び上述の部分閉鎖位置は、バネ装置43の負荷を伴う。バネ装置43のバネ力は、結合要素22,23が、結合凹部45,46へ引き入れられ、及び結合凹部45,46の底部に対してバネ力成分によって押圧されることをもたらす。したがって、結合要素22,23を結合凹部45,46から移動させて取り外すには、バネ装置43によって生じる当該バネ力成分に打ち勝つ必要がある。
【0065】
図7に示されるようにプライヤ作動アセンブリグループ1及びプライヤヘッド32の組立によって形成されるプライヤ52がワークピースの圧着又は押圧に用いられる場合には、操作者は、圧着ストローク又は押圧ストロークの通過をもたらすハンドレバー2,3を閉じる。図8には、ハンドレバー2,3及び型半部35,37が閉鎖されている、圧着ストローク又は押圧ストロークの最後におけるプライヤ52が示されている。
【0066】
図7及び図8では、プライヤヘッド平面に対して垂直な方向に組み立てられた状態において、フレームプレート34a,34bがそれぞれ本体部20,21と延長部28,29の間で捕捉されていることが見て取れる。
【0067】
図9には、結合要素22,23が結合凹部45,46へ進入する時のプライヤ52の部分的に組み立てられた状態が示されているが、プライヤ52のいくつかの部分は、より良好な図示のためにここでは省略されている。
【0068】
対応する部分的に組み立てられた状態において、図10には、型35,37の平面及びプライヤヘッドの平面における断面図が示されており、当該断面図には、ピボットボルト収容部41とのピボットボルト8の相互作用及びバネ44a,44bによる接触力が見て取れる。
【0069】
最後に、図11及び図12には図9及び図10に対応する図が示されているが、プライヤ52は、ここでは圧着ストローク又は押圧ストロークの最後における閉鎖された位置において示されている。
【0070】
任意の特徴として、結合要素22,23が結合凹部45,46へ進入するとき、又はそれより前に、引張棒16,17がプライヤヘッドフレーム33へ近づくときに、本体部20,21の引張棒16,17,4の接触面53が可動型半部37の接触面54に接触することが可能である(図10参照)。引張棒16,17を内方へ旋回させる引張棒16,17に加えられる作動力は、接触面53,54によって、閉鎖方向へ可動型半部37を動かそうとし、バネ44a,44bを圧縮しようとする組立補助力を提供する作動力成分に変換される。この目的のために、接触面53,54は、圧着軸線又は押圧軸線38に対して鋭角55で傾斜している。挿入運動中には、接触面53,54は、互いに沿ってスライドする。接触面53,54は、所望に応じて湾曲されることも可能であり、その結果、角度55が挿入運動中に変化する。
【0071】
図13は、本体部20,21、ピボットピン14a,14b,15a,15b及び結合要素22,23を統合された一体構成要素として形成する引張棒16,17の三次元的な1つの構成要素を示す図である。ここでは、延長部28,29が円板体56として形成されていることが見て取れる。延長部28,29又は円板体56が、組立及び取外しに必要な作動力及び引張棒16,17の運動がユーザによってそれらへ加えられ得ることを提供することによって、組立及び取外しを単純化する作動要素57を形成することが可能である。
【0072】
結合凹部45,46は、任意の形状であってよい。結合凹部は、長孔49として形成される必要はない。むしろ、結合凹部45,46が、結合要素22,23を懸吊可能な、上方へ向けられたフック又は懸吊小孔部を形成することが重要である。
【0073】
図1図13による実施例は、上記の「第1の態様」のあり得る実施例を表している。
【0074】
図14図21には、プライヤ作動アセンブリグループ1、プライヤヘッド32並びにプライヤ作動アセンブリグループ1及びプライヤヘッド32によって形成されるプライヤ52の別の実施例が示されており、当該実施例は、上記の「第2の態様」のあり得る実施例を表している。ここでは、図1図13におけるものと構造上又は機能的に対応するか、類似する構成要素及び特徴に同一の参照符号が用いられているとともに、図1図13の説明が参照される。
【0075】
図14及び図15に示されたプライヤ作動アセンブリグループ1は、結合ピン26,27として具体化された結合要素22,23を有さない引張棒16,17を有している。その代わり、当該実施例については、引張棒16,17は、ここでは一方側で開放された長孔49として形成された結合凹部45,46を含んでいる。この場合、結合凹部45,46は、結合凹部45,46を通る旋回支持部18,19の旋回軸線への径方向に関して鋭角50で傾斜しており、鋭角は、好ましくは30~85°、40~80°又は50~80°である。見て取れるように、この場合には、引張棒16,17の本体部20,21は、作動要素57を形成する側方の突出部を有している。そうでなければ、プライヤ作動アセンブリグループ1は、図1及び図2に示され、図1及び図2に関連して説明されたプライヤ作動アセンブリグループ1に従って設定される。
【0076】
図16及び図17には、本実施例についてのプライヤヘッド32が示されている。ここでは、プライヤヘッドフレーム33は、結合凹部45,46を有していない。その代わり、プライヤヘッドフレーム33は、組み立てられた状態において、結合ピン58,59として形成された、プライヤ作動アセンブリグループ1に対向する下方端部領域における結合要素22,23を有している。好ましくは、結合ピン58,59は、多機能であり、一方では、プライヤ作動アセンブリグループ1との結合のための結合要素として役立ち、他方では、フレームプレート34a,34bとの結合に寄与する。図示の実施例については、結合ピン58,59は、2つの端部領域において段付けされているとともに、孔として設定されたフレームプレート34a,34bの対応する孔60a,60b,60c,60dに正確に嵌合する態様で収容されている。
【0077】
図18図21には、プレイやヘッド32及びプライヤ作動アセンブリグループ1によって形成されるプライヤ52が組立の様々な状態において示されている。
【0078】
図18によれば、プライヤヘッド32は、プライヤ作動アセンブリグループ1から取り外されている。プライヤヘッド32のピボットボルト収容部41には、プライヤ作動アセンブリグループ1に対向する側において自由にアクセス可能である。ピボットボルト8と、プライヤ作動アセンブリグループ1の引張棒16,17には、プライヤヘッド32へ向いた側において自由にアクセス可能である。引張棒16,17は、プライヤヘッドの平面において自由に旋回可能である。
【0079】
図19によれば、プライヤ作動アセンブリグループ1は、ピボットボルト8がピボットボルト収容部41へ進入するとともにピボットボルト収容部41の底部に接触することとなるように、プライヤヘッド32へ近づけられている。加えて、引張棒16,17は内方へ旋回されており、これにより、プライヤヘッド32の結合ピン58,59は、引張棒16,17の結合凹部45,46に進入する。引張棒16,17の長さは、可動型半部37がバネ装置43の付勢の下で閉鎖方向に移動する場合にのみ上記進入が可能であるように寸法設定されている。閉鎖運動の程度及び力の条件に関しては、第1の実施例に関して述べた事項がそれに応じて適用される。
【0080】
図20に示されるように、完全に組み立てられた状態で結合ピン58,59が結合凹部45,46の底部に接触すると、このようにバネ装置43が組み立てられた状態を保持する。そして、互いへ向けたハンドレバー2,3の旋回により、図21に示される閉鎖位置に至るまで、圧着ストローク又は押圧ストロークが推移する。
【0081】
図22には、個別の部分としての引張棒16,17が示されている。引張棒16,17は、好ましくは、本体部20,21、ピボットピン14,15及び作動要素57と一体的に形成されている。好ましくは、引張棒16,17は、MIN製造プロセスにおいて製造される。
【0082】
図23には引張棒16,17の代替的な設定が示されており、ピボットピン14,15を形成する本体部20,21及びピボットボルト61が互いに別々に形成されている。この場合、本体部20,21は、例えば圧延部材又は打抜き部材として製造されることが可能である。そして、本体部20,21は孔62を有しており、当該孔には、ピボットボルト61が、例えばプレスばめによって嵌合して収容されている。
【0083】
本実施例についても、引張棒16,17は、引張棒16,17が内方へ旋回するときに可動型半部53の接触面54に接触する接触面53を有することが可能である。接触面は、結合ピン58,59が結合凹部45,46へ進入することを可能とする閉鎖方向に可動型半部37を移動させる作動力成分を発生させることが可能である。
【0084】
結合凹部45,46及び結合要素22,23は結合装置63を形成し、当該結合装置によって、プライヤヘッド32は、(特に任意の工具を用いることなく)プライヤ作動アセンブリグループ1に組み立てられ、プライヤ作動アセンブリグループ1から取り外されることが可能である。
【0085】
図24には、 プライヤ作動アセンブリグループ1が三次元的な分解図において示されており、プライヤ作動アセンブリグループ1は、基本的に図14図23に記載された実施例に対応している。しかし、以下の事項は、図1図13の実施例に対応する実施例についても準用される。
【0086】
一方では特許請求の範囲の用語と、他方では各図の上述の説明の用語とにおいて、ハンドレバー2のハンドレバープレート4bは第1のハンドレバープレート64を形成し、ハンドレバー2のハンドレバープレート4aは第2のハンドレバープレート65を形成し、ハンドレバー3のハンドレバープレート5bは第3のハンドレバープレート66を形成し、ハンドレバー3のハンドレバープレート5aは第4のハンドレバープレート67を形成する。
【0087】
第1のハンドレバープレート64は、長孔69として具体化された凹部68を有している。長孔59の端部領域はストッパ70を形成する。長孔69は、ピボットボルト8によって規定された2つのハンドレバー2,3の旋回軸線に対して同心状に延びる円弧の形状に湾曲された長手軸線を有する。
【0088】
第3のハンドレバープレート66は、ここでは保持孔及び/又はガイド孔71として具体化された保持凹部及び/又はガイド凹部を有している。ピボットボルト8によって規定される旋回軸線からの保持孔及び/又はガイド孔71の距離は、ピボットボルト8によって規定された旋回軸線からの長孔69の距離に相当する。
【0089】
図25には、ストッパ部72が示されている。ストッパ部72は、第1の直径を有する第1の長手円筒長手部分73と、第1の直径よりも長い第2の直径を有する第2の円筒長手部分74とを含んでいるか、又はこれらで構成されている。長手部分73,74は、互いに対して同軸に配置されている。第1の長手部分73から第2の長手部分74への移行は、ここでは円形リング面76によって形成されたショルダ部75によって提供される。組立に伴い、第1の長手部分73は、内側から、すなわち第2及び第4のハンドレバープレート65,67の側から保持孔及び/又はガイド孔71へ挿入され、これにより、特にストッパ部71の径方向のガイドが提供され、ハンドレバー2,3の旋回平面におけるストッパ部72の位置が規定されるとともに、当該旋回平面に対して垂直なストッパ部分72の向きが保証される。ストッパ部72は、ショルダ部72が第3のハンドレバープレート66の内側において、すなわちハンドレバープレート65,67へ向いた側において、第3のハンドレバープレート66と接触する程度に保持孔71及び/又はガイド孔71へ挿入される。このようにして、第1の長手部分73の自由端領域は、第3のハンドレバープレート66から突出するとともに、長孔69に配置されている。好ましくは、第1の長手部分73の前側は、第1のハンドレバープレート64の外面と面一に配置されている。
【0090】
第2の長手部分74の自由端面は、支持面77(この場合には円形)を形成する。プライヤ作動アセンブリグループ1の組み立てられた状態では、支持面77は、第2のハンドレバープレート65に接触する。ストッパ部72は、組み立てられた状態では、第3のハンドレバープレート66へのストッパ部72の挿入方向において、第3のハンドレバープレート66に対するショルダ部75の当接部によって固定されている一方、逆方向における固定は、第2のハンドレバープレート65に対する支持面77の当接によって提供され、その結果、ストッパ部72は、第2のハンドレバープレート65と第3のハンドレバープレート66の間に捕捉される。
【0091】
図26には、ピボットボルト8の三次元的な図示が示されている。ここでは、ピボットボルト8が第1の円筒長手部分78及び第2の円筒長手部分79を有していることが見て取れ、これら第1の円筒長手部分78及び第2の円筒長手部分79は、円形リング面81として形成されたショルダ部80によって互いから分離されている。
【0092】
プライヤ作動アセンブリグループ1を組み立てるときには、内側における円形リング面81が第1のハンドレバープレート64と接触するまで、ピボットボルト8が第1の長手部分78において支持小孔部6bへ挿入される。つづいて、第2、第3及び第4のハンドレバー65,66,67が、支持小孔部7b,6a,7aをもってピボットボルト8へ押し付けられる。
【0093】
図示の実施例については、プライヤ作動アセンブリグループ1は、強制ロック機構82を有している。このような強制ロック機構82は、一旦到達したハンドレバー23,の部分的に閉鎖された位置が押圧ストローク又は圧着ストロークの間にいくつかの部分的な段階において固定されることを保証するように寄与するため、ハンドレバー2,3へ加えられる手動の力が低減されても、ハンドレバー2,3の開放運動は不可能である。その代わりに、強制ロック機構82は、押圧ストローク又は圧着ストロークが完了したとき、又は所定の閉鎖位置に到達したときにのみ、ハンドレバー2,3の開放運動を許容する。
【0094】
強制ロック機構82は、ここでは第2のハンドレバープレート65の突出部84によって形成された歯部83を有している。さらに、強制ロック機構82は係止爪85を有している。係止爪85は、旋回するように取り付けられているとともに、バネ86によって付勢されている。ハンドレバー2,3の閉鎖運動中に、固定されるべき部分閉鎖位置に到達するときに、係止爪85がラチェット式の態様で歯部83の歯を通過する一方、係止爪85が、通過した歯における適当な支持部によって海保運動をブロックするように、係止爪85は歯部83と相互作用する。係止爪85が閉鎖ストロークの完了に伴い歯部83の全ての歯を通過すると、係止爪85は折り返すことができ、これにより、係止爪85は、その後可能となる開放運動中にラチェット式の態様でハンドレバー2,3の歯部83を通過することが可能である。
【0095】
以下に、プライヤ作動アセンブリグループ1の組立を説明し、対応する事項は、図1図23に示す実施例に適用される。
【0096】
組立は、第1のハンドレバープレート64を用意することから開始される(図27参照)。
【0097】
そして、ピボットボルト8の第1の長手部分78は、ピボットボルト8のショルダ部80がハンドレバープレート64と接触するまで、第1のハンドレバープレート64の内側から第1のハンドレバープレート64の支持小孔部6bへ挿入される(図28参照)。
【0098】
つづいて、第3のハンドレバープレート66が内側からピボットボルト8へ押し付けられ、これにより、ピボットボルト8が支持小孔部7bへ進入する。図29には第3のハンドレバープレート66の最終位置が示されており、当該最終位置では、第1及び第3のハンドレバープレート64,66は、ピボットボルト8によるガイドの下でスライド式に互いに接触している。
【0099】
次の組立ステップでは、ストッパ部72の第1の長手部分73は、第1の長手部分73の自由端領域が長孔69に収容されるまで、内側から保持孔及び/又はガイド孔71へ挿入され、当該保持孔及び/又はガイド孔71を通してガイドされる(図30参照)。
【0100】
そして、図31を参照すると、スペーサ87a,87b,87c,87dが収容部88a,88b,88c,88dへ挿入される。図示の実施例については、スペーサ87は、それぞれ、中央の円筒長手部分と、第3のハンドレバープレート66からの第2のハンドレバープレート65の距離を規定する長手延長部と、孔として具体化されたハンドレバープレート64,66(後にはハンドレバープレート65,67も)の収容部88に収容されたピン又はジャーナルを形成する円筒状の端部側の長手部分とを有している。この場合、ピン又はジャーナルは、中央の長手部分よりも小さな直径を有しているため、中央の長手部分は、ここでは円形リング面の形態のショルダ部を介してピン又はジャーナルへ移行する。そして、当該ショルダ部は、第2のハンドレバープレート65と第3のハンドレバープレート66の間に捕捉されており、これにより、ハンドレバープレート65,66の間のスペーサ87が、ハンドレバー2,3の旋回平面に対して垂直な方向への取外しに対して固定される。そして、スペーサ87は、互いに対して旋回可能な一対のハンドレバープレート64,66及び65,67の間の中間スペースを規定する。
【0101】
そして、図32によれば、引張棒16,17のピボットピン14b,15bは、孔12b,13bへ挿入される。
【0102】
次の組立ステップでは、第2のハンドレバープレート65が接合される。当該接合ステップの間には、第2のハンドレバープレート65の支持小孔部6aがピボットボルト8へ押し付けられる。同時に、ピボットピン14aが第2のハンドレバープレート65の孔12aへ進入し、スペーサ87a,87bのピンが第2のハンドレバープレート65の凹部88c,88dへ進入する。そして、得られた組立状態が図33に示されている。
【0103】
次の組立ステップでは、係止爪85が、第3のハンドレバープレート66の収容部90に係止爪85の突出部89を収容することによって、第3のハンドレバープレート66と組み付けられる(図34参照)。
【0104】
つづいて、バネ86が組み付けられる。図示の実施例では、バネ86は、板バネ91として具体化されている。板バネ91の1つのバネベース部は、第3のハンドレバープレート66の収容部93に収容される。さらに、板バネ91は、板バネ91の曲げ方向において、突出部92に隣接してスペーサ87において支持されている。板バネ91は、自由に突出しているとともに、係止爪の付勢の下で、係止爪85において、突出部92とは離れた端部領域で支持されている(図35参照)。
【0105】
つづいて、第4のハンドレバープレート67がピボットボルト8に取り付けられる。当該取付により、スペーサ87c,87dのピンが第4のハンドレバープレート67の収容部88a,88bに進入し、係止爪85の別の突起部89が第4のハンドレバープレート67の収容部90に進入し、ピボットピン15aが第4のハンドレバープレート67の孔13aに進入する(図36参照)。
【0106】
そして、このようにして(又は部分的には以前に既に)得られた組み立てられた状態では、ハンドレバープレート64,65,66,67が固定される。これは、例えば、ハンドレバープレート64,65,66,67の収容部においてスペーサ87を結合すること(特に押圧、クランプ、螺着又はリベット留めなど)によって行われる。加えて、ピボットボルト8は、嵌合されるか、又はクランプされることも可能である。しかし、これは、ハンドレバー2,3の旋回自由度が維持している間に行われる必要がある。
【0107】
最後に、取っ手30,31は、ハンドレバープレート64,65,66,67へスライドされる(図37)。
【0108】
図38は、プライヤ作動アセンブリグループ1の代替的な一実施例を示す図である。当該実施例については、ショルダ部75の前方に配置されたストッパ部72の円筒状の部分のみが、ショルダ部75が外側方向において支持された第3のハンドレバープレート66の保持孔及び/又はガイド孔71において延在する。この場合、より大きな直径を有するストッパ部72の円筒状の部分は、長孔69に収容されるとともに、そこにおいてガイドされる。この場合、ストッパ部72の端部側の支持面77は、第4のハンドレバープレート67においてスライド式にガイドされる。したがって、ストッパ部72は、第3のハンドレバープレート66とのショルダ部75の接触部と第4のハンドレバープレート67との支持面77の接触部の間で捕捉されるとともに固定される。
【0109】
本発明の範囲内では、ハンドレバー2,3のハンドレバープレート65,65又は66,67の凹部又は孔における強制ロック機構のバネ86、強制ロック機構の係止爪85及び/又は引張棒16,17の旋回可能な組立も行うことが可能である。そして、この点において、本願出願人によって同日になされた欧州特許出願第22207540号の課題のように、バネ86、係止爪85及び/又は引張棒16,17は、2つのハンドレバープレート64,65又は66,67の間に捕捉される。
【符号の説明】
【0110】
1 プライヤ作動アセンブリグループ
2 ハンドレバー
3 ハンドレバー
4 ハンドレバープレート
5 ハンドレバープレート
6 支持小孔部
7 支持小孔部
8 ピボットボルト
9 旋回支持部
10 オフセット
11 オフセット
12 孔
13 孔
14 ピボットピン
15 ピボットピン
16 引張棒
17 引張棒
18 旋回支持部
19 旋回支持部
20 本体部
21 本体部
22 結合要素
23 結合要素
24 結合要素部分
25 結合要素部分
26 結合ピン
27 結合ピン
28 突出部
29 突出部
30 取っ手
31 取っ手
32 プライヤヘッド
33 プライヤヘッドフレーム
34 フレームプレート
35 固定型半部
36 リベット
37 可動型半部
38 圧着軸線又は押圧軸線
39 凹部
40 凹部
41 ピボットボルト収容部
42 凹部
43 バネ装置
44 バネ
45 結合凹部
46 結合凹部
47 結合凹部部分
48 結合凹部部分
49 長孔
50 鋭角
51 中間スペース
52 プライヤ
53 接触面
54 接触面
55 鋭角
56 円板体
57 作動要素
58 結合ボルト
59 結合ボルト
60 孔
61 ピボットボルト
62 孔
63 結合装置
64 第1のハンドレバープレート
65 第2のハンドレバープレート
66 第3のハンドレバープレート
67 第4のハンドレバープレート
68 凹部
69 長孔
70 ストッパ
71 保持孔及び/又はガイド孔
72 ストッパ部
73 第1の長手部分
74 第1の長手部分
75 ショルダ部
76 円形リング面
77 支持面
78 第1の長手部分
79 第2の長手部分
80 ショルダ部
81 円形リング面
82 強制ロック機構
83 歯部
84 突出部
85 係止爪
86 バネ
87 スペーサ
88 収容部
89 突出部
90 収容部
91 板バネ
92 突出部
93 収容部
94 スリーブ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
図36
図37
図38
【外国語明細書】