(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024072585
(43)【公開日】2024-05-28
(54)【発明の名称】半導体装置、補正支援方法、及び、半導体システム
(51)【国際特許分類】
G03B 5/00 20210101AFI20240521BHJP
G02B 7/28 20210101ALI20240521BHJP
H04N 23/68 20230101ALI20240521BHJP
H04N 23/55 20230101ALI20240521BHJP
H04N 23/60 20230101ALI20240521BHJP
【FI】
G03B5/00 K
G02B7/28 N
H04N23/68
H04N23/55
H04N23/60 500
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022183502
(22)【出願日】2022-11-16
(71)【出願人】
【識別番号】302062931
【氏名又は名称】ルネサスエレクトロニクス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】長村 有恒
(72)【発明者】
【氏名】坂田 雅志
【テーマコード(参考)】
2H151
2K005
5C122
【Fターム(参考)】
2H151CE30
2H151EB00
2K005CA11
2K005CA13
2K005CA14
2K005CA22
2K005CA23
2K005CA27
2K005CA38
2K005CA57
5C122EA41
5C122FH04
5C122HA75
5C122HA82
5C122HB01
(57)【要約】
【課題】電子的手振れ補正による補正精度を改善すること。
【解決手段】半導体装置(40)は、撮像装置(20)と、撮像装置(20)により撮影された画像データ(d3)を用いて撮影におけるブレを電子的に補正するための電子的補正部(30)と、動き検出センサ(10)と、記憶部(42)とを備える端末(1)に搭載され、動き検出センサ(10)から取得した検出データ(d1)に対して所定の演算処理を行う演算部(411)と、演算処理の結果を電子的補正部(30)による補正のための補正用情報(421)として記憶部(42)に格納する格納部(412)と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像装置と、当該撮像装置により撮影された画像データを用いて撮影におけるブレを電子的に補正するための電子的補正部と、動き検出センサと、記憶部とを備える端末に搭載され、
前記動き検出センサから取得した検出データに対して所定の演算処理を行う演算部と、
前記演算処理の結果を前記電子的補正部による補正のための補正用情報として前記記憶部に格納する格納部と、
を備える半導体装置。
【請求項2】
前記演算部は、
前記検出データに基づいて前記ブレが光学的に補正し切れなかった情報を示す未補正情報を算出する処理を、前記演算処理として行い、
前記格納部は、前記未補正情報を前記補正用情報に含めて前記記憶部に格納する
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記演算部は、
前記検出データから変換された前記撮像装置のレンズの位置情報と、当該位置情報に基づき前記レンズの位置が光学的に補正された光学的補正後情報との差分を、前記未補正情報として算出する
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記演算部は、
前記動き検出センサにより検出された角速度データ及び加速度データを、前記検出データとして取得し、
前記角速度データから第1の角度データへ変換し、
前記加速度データから変換された第2の角度データと、前記撮像装置のオートフォーカス結果に基づく距離データとに基づき、第3の角度データへ変換し、
前記第1の角度データと前記第3の角度データとに基づき、前記レンズの位置情報を算出する
請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記演算部は、
前記撮像装置と前記動き検出センサとの少なくともいずれかの状態に起因した調整を前記検出データに対して行うことにより、前記演算処理を行う
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記演算部は、
前記ブレに対する光学的な補正処理と並列して前記演算処理を行う
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
撮像装置と、当該撮像装置により撮影された画像データを用いて撮影におけるブレを電子的に補正するための電子的補正部と、動き検出センサと、記憶部とを備える端末に搭載された半導体装置が、
前記動き検出センサから取得した検出データに対して所定の演算処理を行い、
前記演算処理の結果を前記電子的補正部による補正用情報として前記記憶部に格納する
補正支援方法。
【請求項8】
撮像装置と、
前記撮像装置により撮影された画像データを用いて撮影におけるブレを電子的に補正するための電子的補正部と、
動き検出センサと、
記憶部と、
前記動き検出センサから取得した検出データを用いて前記ブレを光学的に補正するための光学的補正部と、
を備え、
前記光学的補正部は、
前記検出データに対して所定の演算処理を行う演算部と、
前記演算処理の結果を前記電子的補正部による補正用情報として前記記憶部に格納する格納部と、
を備える半導体システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置、補正支援方法、及び、半導体システムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯型端末に搭載されたカメラモジュールの撮影時の手振れ補正方式として、光学式手振れ補正(Optical image stabilizer(OIS))や電子的手振れ補正(Electrical image stabilizer(EIS))がある。
【0003】
特許文献1には、光学式手振れ補正に関する技術が開示されている。特許文献1にかかるカメラモジュールは、光学式手振れ補正量と、カメラモジュールの傾きでの傾き補正量等を用いて補正レンズが光軸に垂直な面内でシフトするように補正レンズの位置を制御するものである。
【0004】
また、電子的手振れ補正では、カメラにより撮影された画像データを用いて電子的に画像データが補正される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、電子的手振れ補正による補正精度の改善が求められていた。
【0007】
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施の形態によれば、撮像装置の動きが検出された検出データに対する所定の演算処理の結果を、電子的な手振れ補正のための補正用情報として提供する。
【発明の効果】
【0009】
前記一実施の形態によれば、電子的手振れ補正による補正精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、本実施形態1にかかる半導体装置を搭載した端末の全体構成を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、本実施形態1にかかる補正支援方法の流れを示すシーケンス図である。
【
図3】
図3は、本実施形態2にかかる半導体装置を搭載した端末の構成を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、本実施形態2にかかる制御部(光学的補正部)の内部構成と周辺構成との関係を説明するためのブロック図である。
【
図5】
図5は、本実施形態2にかかる光学的補正部における補正支援処理の流れを示すフローチャートである。
【
図6】
図6は、本実施形態2にかかる未補正情報の概念を説明するための図である。
【
図7】
図7は、本実施形態3にかかる半導体装置を搭載した端末の構成を示すブロック図である。
【
図8】
図8は、本実施形態3にかかる演算部のうち変換部の内部構成と周辺構成との関係を説明するためのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、様々な処理を行う機能ブロックとして図面に記載される各要素は、ハードウェア的には、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、その他の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
【0012】
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0013】
<実施形態1>
図1は、本実施形態1にかかる半導体装置40を搭載した端末1の全体構成を示すブロック図である。端末1は、撮像装置20を備えた携帯型の情報処理端末であり、半導体システムと呼ぶこともできる。端末1は、例えば、スマートフォン、デジタルカメラ機等である。端末1は、動き検出センサ10、撮像装置20、電子的補正部30、並びに、制御部41及び記憶部42を含む半導体装置40を備える。
【0014】
動き検出センサ10は、撮像装置20の振動、回転、傾き等の動きを検出し、振動や回転における角速度や傾きに伴う加速度等を測定して、角速度や加速度等の少なくとも一部を検出データd1として半導体装置40へ出力する。動き検出センサ10は、慣性センサとも呼ばれ、振動検出センサであるジャイロセンサや傾き検出センサである加速度センサ等を含んでも良い。
【0015】
撮像装置20は、光学系、カメラモジュールとも呼ばれる。撮像装置20は、撮影した画像データd3を電子的補正部30へ出力する。
【0016】
電子的補正部30は、撮像装置20により撮影された画像データd3を用いて撮影におけるブレ(手振れ、blur)を電子的に補正する。本実施形態にかかる電子的補正部30は、半導体装置40内の記憶部42から、後述する補正用情報421を取得して、補正用情報421を用いて画像データd3の電子的補正を行う。尚、電子的補正部30は、半導体装置や情報処理装置の中の制御装置、メモリ、電子的補正用のプログラムで実現される。つまり、電子的補正部30は、制御装置が電子的補正用のプログラムをメモリへ読み込み、制御装置がプログラムを実行することで、機能が実現される。
【0017】
半導体装置40は、制御部41と記憶部42を少なくとも備える。尚、半導体装置40は、他の一般的な構成も備えるが図示及び説明を省略する。記憶部42は、メモリ等の記憶素子で実現される。記憶部42は、補正用情報421及びプログラム422を記憶する。補正用情報421は、撮像装置20による撮影時に生じた手振れについて、電子的補正部30による電子的な補正のために用いられる情報である。プログラム422は、本実施形態にかかる補正支援方法の処理が実装されたコンピュータプログラムである。
【0018】
制御部41は、CPU等の制御装置である。制御部41は、プログラム422を実行することにより、演算部411及び格納部412等の機能を実現する。演算部411は、動き検出センサ10から取得した検出データd1に対して所定の演算処理を行う。所定の演算処理とは、例えば、検出データd1に対する積分演算、つまり、角速度データから角度データへの変換処理、他の検出データとの差分の算出等である。但し、所定の演算処理はこれらに限定されない。格納部412は、演算部411による演算処理の結果を、電子的補正部30による補正のための補正用情報421として記憶部42に格納する。
【0019】
図2は、本実施形態1にかかる補正支援方法の流れを示すシーケンス図である。前提として、端末1を携帯するユーザは、撮像装置20を用いて撮影を行う。これに応じて、電子的補正部30は、撮像装置20により撮影された画像データd3を取得する(S10)。また、動き検出センサ10は、撮像装置20の動きを検出し、検出データd1として半導体装置40へ出力する。これに応じて、半導体装置40の制御部41は、動き検出センサ10から検出データd1を取得する(S11)。尚、電子的補正部30は、所定のタイミングで半導体装置40に対して補正用情報の演算指示を出力してもよい。
【0020】
次に、制御部41の演算部411は、検出データd1に対する所定の演算処理を行い(S12)、演算処理結果d4を格納部412へ出力する。そして、格納部412は、演算処理結果d4を補正用情報421として記憶部42に格納する(S13)。つまり、演算処理結果d4は、補正用情報421として記憶部42に保存される。
【0021】
その後、電子的補正部30は、記憶部42に対して補正用情報421の読出し要求を送信する(S14)。これに応じて、電子的補正部30は、記憶部42から補正用情報421を読み出す(S15)。尚、電子的補正部30は、ステップS14の読出し要求の送信をせずに、直接、記憶部42から補正用情報421を読み出してもよい。そして、電子的補正部30は、画像データd3と補正用情報421を用いて、撮影におけるブレを電子的に補正する(S16)。
【0022】
このように、本実施形態では、撮像装置20の動きが検出された検出データd1に対する所定の演算処理の結果を、電子的な手振れ補正のための補正用情報として提供する。そのため、電子的手振れ補正が単独では取得できないデータを用いて補正を行うことができるため、電子的手振れ補正による補正精度を向上することができる。
【0023】
<実施形態2>
ここで、本実施形態に関わる関連技術について補足する。カメラモジュールの撮影時の手振れ補正方式には、上述したように、光学式手振れ補正(OIS)と電子的手振れ補正(EIS)とがある。OISは、動き検出センサから取得したデータから手振れが発生している方向や大きさなどの情報を取得し、その情報から手振れを補正するために必要となるレンズを移動させる目標位置情報の計算を行い、撮像装置内のレンズの位置センサ等から検出したレンズ位置を前記目標位置情報と一致するようにレンズ位置を制御することにより、手振れを補正する技術である。尚、レンズ位置は、レンズの位置センサ以外の手段によって検出される場合もある。また、近年ではレンズを移動させて補正を行う方式以外にもカメラモジュール本体を移動させる方式や、カメライメージセンサを移動させることにより、手振れ補正を実施する方式等様々な方式が存在する。本開示にかかる技術はこれらの全ての方式に適応可能である。EISは、撮像装置の撮影可能領域よりも、有効画素領域を狭くして撮影を行わせ、先に撮影した画像領域と、後に撮影した画像領域とを比較し、撮影可能領域内での移動量を算出する。そして、EISは、算出した移動量に併せて撮像装置の有効画素領域を調整することで、電子的に補正を行う技術である。しかしながら、EISでは、有効画素領域がイメージセンサの一部分しか使用されないため、イメージセンサの能力を十分に活用できていなかった。
【0024】
OISとEISとは当初、独立して動作する技術であったが、補正精度を向上させるために、OISとEISを連携させることが求められている。例えば、OIS側で取得や演算されたデータを、メモリを介してEIS側へ提供することが考えられる。OIS側から提供されるデータとしては、例えば、OISで取得される検出データそのもの(例えば、ジャイロセンサのジャイロRAWデータ)、検出データから変換されたレンズ目標位置情報、または、撮像装置で検出されたレンズ位置情報等が考えられる。しかしながら、これらの提供データは、そのままではEISの補正に利用できず、EIS側で加工、つまり何らかの演算処理が必要となる。また、EIS側の補正精度を向上させるためには、提供データの種類を増やすことになる。例えば、OIS側のメモリに、検出データ、レンズ目標位置情報、レンズ位置情報等の全てを格納することになる。これによって、EIS側は、当該メモリを介して提供データを取得可能となる。但し、転送量が多くなり、通信負荷が増大し得る。また、OISからEISへのデータ転送は、画像撮影中にリアルタイムに行う必要があり、転送量が大量になると、他の処理への影響が生じ得る。そのため、OIS側からEIS側へのデータ転送量を抑制しつつ、連携することにより、EISの補正精度を向上させる技術が求められている。以上のことから、以下ではこれらの課題の少なくとも一つを解決するための本実施形態について説明する。
【0025】
図3は、本実施形態2にかかる半導体装置40aを搭載した端末1aの構成を示すブロック図である。端末1aは、上述した端末1の変形例であり、半導体システムの一例である。端末1aは、ジャイロセンサ10a、撮像装置20、半導体装置30a及び40aを少なくとも備える。
【0026】
ジャイロセンサ10aは、上述した動き検出センサ10の一例である。ジャイロセンサ10aは、撮像装置20の回転角速度を測定し、角速度データd11として半導体装置40aへ出力する。尚、端末1aは、図示しない構成として、ジャイロセンサ10a以外の動き検出センサ、例えば、加速度センサをさらに備えていても良い。
【0027】
撮像装置20は、実施形態1と同様に、撮影した画像データd3を半導体装置30aへ出力する。撮像装置20は、具体的な構成として、アクチュエータ21、レンズ22及びレンズ位置検出センサ23を備える。尚、レンズ位置検出センサ23は、アクチュエータ21内に設けられていても良いが、説明の便宜上、別構成として記載している。アクチュエータ21は、半導体装置40aから受け付けたレンズ制御信号d21に応じて、レンズ22の位置を制御する。尚、レンズ制御信号d21は、アクチュエータ21を駆動するための電圧又は電流を指すものとしてもよい。例えば、アクチュエータ21は、電圧の変化に応じてレンズ22をシフトさせてもよい。レンズ位置検出センサ23は、アクチュエータ21により制御されたレンズ22の位置を検出し、レンズ位置検出データd22を半導体装置40aへ出力する。尚、撮像装置20は、レンズ位置検出センサ23を備えなくても良い。例えば、撮像装置20は、独立したレンズ位置検出センサ23を用いずに、アクチュエータ21内のレンズ駆動ワイヤに流れる電流値を測定することで、仮想的にレンズ位置を計算して、レンズ位置検出データd22として半導体装置40aへ出力してもよい。具体的には、撮像装置20は、レンズ駆動ワイヤとしての形状記憶合金に対して電流を流すことで、形状記憶合金の伸び縮みによってレンズの位置を制御してもよい。
【0028】
半導体装置30aは、EISの機能を実現する構成の一例である。半導体装置30aは、記憶部31及び制御部(電子的補正部)32を少なくとも備える。尚、半導体装置30aは、他の一般的な構成も備えるが図示及び説明を省略する。記憶部31は、メモリ等の記憶素子で実現される。記憶部31は、画像データ311及びプログラム312を記憶する。画像データ311は、撮像装置20により撮影された画像データd3が記憶部31に保存されたものである。プログラム312は、本実施形態にかかるEISの処理が実装されたコンピュータプログラムである。すなわち、プログラム312は、通常のEISの処理に加えて、補正用情報421aを用いた電子的補正の処理が実装されている。制御部32は、CPU等の制御装置である。制御部32は、プログラム312を実行することにより、本実施形態にかかるEISの処理を実現する。
【0029】
半導体装置40aは、上述した半導体装置40の変形例であり、OISの機能を実現する構成の一例である。そのため、本実施形態にかかる半導体装置40aは、通常のOISの処理と共に、上述した実施形態1にかかる補正支援処理も行う。半導体装置40aは、制御部(光学的補正部)41aと記憶部42を少なくとも備える。記憶部42は、補正用情報421a及びプログラム422aを記憶する。補正用情報421aは、後述する未補正情報d43を少なくとも含む。そのため、補正用情報421aは、未補正情報d43そのものであってもよい。プログラム422aは、本実施形態にかかる補正支援方法の処理が実装されたコンピュータプログラムである。
【0030】
制御部41aは、プログラム422aを実行することにより、演算部411a及び格納部412a等の機能を実現する。演算部411aは、ジャイロセンサ10aから取得した角速度データd11と、レンズ位置検出センサ23から取得したレンズ位置検出データd22とに対して所定の演算処理を行う。演算部411aは、演算処理結果として、レンズ制御信号d21と未補正情報d43を導出する。所定の演算処理は、既存のOISの処理を含んでも良い。演算部411aは、レンズ制御信号d21をアクチュエータ21へ出力する。また、演算部411aは、未補正情報d43を補正用情報421aに含めて格納部412aへ出力する。格納部412aは、少なくとも未補正情報d43を補正用情報421aとして記憶部42へ格納する。尚、格納部412aは、未補正情報d43以外の演算処理結果、又は、検出データ等を補正用情報421aに含めても良い。また、制御部41aの内部構成及び詳細な処理は、後述する。
【0031】
図4は、本実施形態2にかかる制御部(光学的補正部)41aの内部構成と周辺構成との関係を説明するためのブロック図である。制御部41aは、演算部411a及び格納部412aに加えて、モータドライバ413、ADC414及びHall Amp415を備える。演算部411aは、変換部(第1調整部)51、サーボ制御部53及び(第2調整部52を含む)補正エラー算出部54を備える。尚、モータドライバ413、ADC414、Hall Amp415、及び、サーボ制御部53は、公知のものを用いても良い。変換部51は、ジャイロセンサ10aから取得した角速度データd11を1回積分して角度に変換し、角度からレンズ目標位置情報d41へ変換し、レンズ目標位置情報d41をサーボ制御部53及び補正エラー算出部54へ出力する。ここで、変換部51は、角速度データd11からレンズ目標位置情報d41への変換時に、スケールの調整、オフセットの調整、極性の調整の少なくとも一部を行っても良い。例えば、変換部51は、レンズ目標位置情報d41と後述するレンズ位置情報d42とのスケールを合わせるための調整を行う。また、変換部51は、ジャイロセンサ10aの個体値に基づく調整値としてオフセットを用いてレンズ目標位置情報d41を調整する。また、ジャイロセンサ10aの取り付け向きと撮像装置20の取り付け向きにより極性変更が必要な場合には、変換部51は、変換時に極性の変更を行う。
【0032】
サーボ制御部53は、加減算部531とPID(Proportional Integral Differential)532を備える。加減算部531は、レンズ目標位置情報d41と、(第2調整部52による調整後の)レンズ位置情報d42との位置情報の差分等を算出し、PID532へ出力する。PID532は、加減算部531の出力結果に対して比例、積分、微分等の処理を行い、レンズ22の位置の補正量を算出し、モータドライバ413へ出力する。サーボ制御部53は、レンズ目標位置情報d41とレンズ位置情報d42との差分を0に近づけるように、いわゆるサーボ制御を行う。
【0033】
モータドライバ413は、PID532の出力結果から、レンズ22の位置を移動させるためのレンズ制御信号d21へ変換し、レンズ制御信号d21をアクチュエータ21へ出力する。尚、「レンズ制御信号d21への変更及び出力」とは、モータドライバ413がアクチュエータ21を駆動するための電圧(又は電流)を制御することを指すものとする。例えば、モータドライバ413は、アクチュエータ21を大きく動かす場合、電圧を上げて、反対方向に動かす場合、電圧を反対方向に制御する。また、モータドライバ413は、サーボ制御部53からの出力(デジタル)信号からアナログ信号(電圧や電流)に変換して、レンズ22をアナログ的に制御するものといえる。
【0034】
Hall Amp415は、レンズ位置検出センサ23により検出されたレンズ位置検出データd22を取得し、増幅してADC414へ出力する。ADC414は、レンズ位置検出データd22をアナログ信号からデジタル信号に変換し、レンズ位置情報d42として第2調整部52へ出力する。尚、ADC414は、第2調整部52を介さずに直接、加減算部531へレンズ位置情報d42を出力してもよい。
【0035】
補正エラー算出部54に含まれる第2調整部52は、ADC414から出力されたレンズ位置情報d42に対してスケールの調整、オフセットの調整、極性の調整の少なくとも一部を行い、調整後のレンズ位置情報d42を加減算部531へ出力する。また、第2調整部52は、撮像装置20のハードウェアに起因する非線形の補正を行っても良い。尚、レンズ位置情報d42は、第2調整部52により調整等がされなくてもよい。
【0036】
補正エラー算出部54は、レンズ目標位置情報d41とレンズ位置情報d42との座標の差分を算出する。尚、補正エラー算出部54は、第2調整部52により調整後のレンズ位置情報d42を用いて差分を算出するか、第2調整部52による調整等が行われていないレンズ位置情報d42を用いて差分を算出してもよい。例えば、補正エラー算出部54は、一定時間内の複数のタイムスタンプごとの座標の差分を算出し、差分の集合を未補正情報d43とする。そして、補正エラー算出部54は、未補正情報d43を格納部412aへ出力する。ここで、未補正情報d43は、レンズ制御信号d21に基づく光学的補正により、手振れが補正し切れなかった情報を示す。言い換えると、未補正情報d43は、OISによる補正が不十分であった量(補正エラー)といえる。つまり、EISは、未補正情報を用いてOISで未補正の部分を対象に電子的補正を行うことができ、EISの補正精度を向上できる。そして、制御部(電子的補正部)32は、未補正情報d43を電子的補正の参考としてそのまま用いることができる。また、補正エラー算出部54は、検出データに基づいて、ブレが光学的に補正し切れなかった情報を示す未補正情報d43を算出する処理を、演算処理として行うものといえる。つまり、OIS側からの提供データがOIS側で加工済みであるため、EIS側では補正用の加工処理を必要とせず、提供データを補正用情報として電子的補正に用いることができる。そのため、EIS側の処理負荷を抑制しつつ、補正精度を向上できる。尚、補正エラー算出部54は、上述したような一定時間内の差分の集合をまとめて算出及び出力することに限定されない。例えば、補正エラー算出部54は、1つのタイムスタンプに対応する位置情報の差分をリアルタイムに算出及び出力するか、位置情報の差分をリアルタイムに算出し、複数の差分の集合をまとめて出力してもよい。
【0037】
格納部412aは、未補正情報d43(423a)を補正用情報421aに含めて記憶部42に格納する。尚、上述した通り、格納部412aは、リアルタイムに算出された差分を未補正情報d43として、逐次、記憶部42に格納してもよい。尚、制御部41aのうち補正エラー算出部54及び格納部412a以外の構成は、既存のOIS機能の構成を用いて実現しても良い。
【0038】
続いて、本実施形態2にかかる補正支援方法の処理の流れを説明する。尚、上述した
図2と同様の処理については適宜説明を省略する。前提として、端末1aを携帯するユーザは、撮像装置20を用いて撮影を行う。これに応じて、半導体装置30aは、撮像装置20により撮影された画像データd3を取得し、記憶部31に画像データ311として保存する。また、半導体装置30aは、半導体装置40aに対して補正用情報の演算指示を出力してもよい。
【0039】
次に、ジャイロセンサ10aは、撮像装置20の動きを検出し、角速度データd11として半導体装置40aへ出力する。また、レンズ位置検出センサ23は、レンズ22の位置を検出し、レンズ位置検出データd22として半導体装置40aへ出力する。これらに応じて、半導体装置40aは、補正支援処理を開始する。
【0040】
図5は、本実施形態2にかかる制御部(光学的補正部)41aにおける補正支援処理の流れを示すフローチャートである。まず、変換部51は、ジャイロセンサ10aから角速度データd11を取得する(S21)。次に、変換部51は、上述したように、角速度データd11からレンズ目標位置情報d41へ変換(及び調整)を行う(S22)。
【0041】
また、Hall Amp415は、レンズ位置検出センサ23からレンズ位置検出データd22を取得する(S23)。そして、Hall Amp415、ADC414及び第2調整部52は、上述したように、レンズ位置検出データd22からレンズ位置情報d42へ変換(及び調整)を行う(S24)。尚、
図5では説明の便宜上、ステップS21及びS22の処理とステップS23及びS24の処理とを並列に記載している。但し、実行環境によってはステップS23及びS24の処理速度がステップS21及びS22の処理と比べて高速である場合がある。その場合、S23及びS24の処理は、S21及びS22の処理の1回あたりに複数回、実行される場合があるものとする。
【0042】
ステップS22及びS24の後、サーボ制御部53及びモータドライバ413は、上述したように、レンズ目標位置情報d41とレンズ位置情報d42からレンズ制御信号d21を生成し(S25)、レンズ制御信号d21を撮像装置20へ出力する(S26)。尚、
図5では説明の便宜上、ステップS25及びS26の処理と後述するステップS27及びS28の処理とを並列に記載している。但し、実行環境によってはステップS25及びS26の処理速度がステップS27及びS28(やS23及びS24)の処理と比べて高速である場合がある。その場合、S25及びS26の処理は、S27及びS28(やS23及びS24)の処理の1回あたりに複数回、実行される場合があるものとする。
【0043】
また、ステップS22及びS24の後、補正エラー算出部54は、レンズ目標位置情報d41とレンズ位置情報d42との差分から、未補正情報d43を算出する(S27)。尚、補正エラー算出部54は、1つのタイムスタンプに対応するレンズ目標位置情報d41とレンズ位置情報d42との差分を、逐次算出し、未補正情報d43としてもよい。
図6は、本実施形態2にかかる未補正情報の概念を説明するための図である。すなわち、補正エラー算出部54は、時系列に沿ったレンズ目標位置の座標の集合と、時系列に沿ったレンズ位置の座標の集合との差分を算出する。具体的には、例えば、補正エラー算出部54は、レンズ目標位置情報d41とレンズ位置情報d42とで、対応するタイムスタンプの座標同士を比較して座標の差分を算出する。ここで、レンズ位置情報d42におけるレンズの可動範囲r2は、OISで補正できる範囲であり、例えば1度から3度程度である。そのため、レンズ位置情報d42の波形には、レンズの可動範囲r2を超える波形が現れない。よって、補正エラー算出部54は、レンズ目標位置情報d41のうち、レンズの可動範囲r2を超える座標の集合を差分として算出できる。そして、補正エラー算出部54は、算出される差分の座標の集合を未補正情報d43とする。尚、未補正情報d43は、補正エラー情報とも呼ぶことができる。
【0044】
ステップS27の後、格納部412aは、未補正情報d43を補正用情報421aに含めて記憶部42に格納する(S28)。尚、ステップS27においてタイムスタンプごとに逐次、未補正情報d43が算出される場合、格納部412aは、同様に、逐次、未補正情報d43を補正用情報421aに含めて記憶部42に格納するとよい。または、格納部412aは、一定時間(規定回数)分の未補正情報d43の集合をまとめて記憶部42に格納してもよい。この後、制御部(電子的補正部)32は、上述したように、記憶部42から補正用情報421aに含まれる未補正情報423aを取得し、画像データd3に対して未補正情報423aを用いて電子的補正を行う。制御部(電子的補正部)32は、格納部412aによる記憶部42への補正用情報421aの格納タイミングと同期して、又は、非同期に、記憶部42から補正用情報421aを取得するとよい。つまり、OISにおける補正用情報421aの更新頻度と、EISにおける補正用情報421aの取得頻度(データ転送頻度)とは、一致しても、一致しなくても良い。例えば、格納部412aは、記憶部42に対して、1kHzの周波数で補正用情報421aを更新し、制御部(電子的補正部)32は、1kHzの周波数で記憶部42から補正用情報421aを取得してもよい。または、格納部412aは、記憶部42に対して、1kHzの周波数で補正用情報421aを更新し、制御部(電子的補正部)32は、500kHzの周波数で記憶部42から補正用情報421aを取得してもよい。
【0045】
ステップS26及びS28の後、ステップS21及びS23へ戻り、半導体装置40aは、補正支援処理を続ける。半導体装置40aは、半導体装置30aから補正用情報の演算停止指示を受け付けた場合に、補正支援処理を終了してもよい。
【0046】
尚、半導体装置40aと30aの間のデータ通信は、IIC(Inter-Integrated Circuit)等のデジタルインタフェースを介して行われても良い。また、半導体装置40aは、半導体装置30aからの演算指示によらず、定期的や所定のタイミングで補正支援処理を開始、実行、終了してもよい。または、半導体装置40aは、撮像装置20のレンズ位置検出センサ23等から同期信号を受け付け、演算処理及び記憶部42への補正用情報の格納処理を行っても良い。または、半導体装置40aは、半導体装置30aから、記憶部42への補正用情報の格納指示を受け付け、演算処理及び記憶部42への補正用情報の格納処理を行っても良い。
【0047】
また、上述したように、第1調整部(51)及び第2調整部52を含む演算部411aは、撮像装置と動き検出センサとの少なくともいずれかの状態に起因した調整を、検出データに対して行うことにより、演算処理を行う。これにより、EIS側は、スケール、オフセット、極性等の違いを考慮せずに、電子的補正を行うことができ、EIS側の処理負荷を軽減し、補正速度も向上できる。
【0048】
また、本実施形態にかかる演算部411aは、ブレに対する光学的な補正処理と並列して演算処理を行う。そのため、電子的補正の待ち時間を減らし、効率的、効果的に光学的補正と電子的補正を連携させることができる。
【0049】
尚、演算部411aが行う所定の演算処理は、撮像装置20における光学式手振れ補正の技術の一部である。そのため、光学式手振れ補正の技術を活用することにより電子的手振れ補正による補正精度を向上することができる。
【0050】
<実施形態3>
本実施形態3は、上述した実施形態2の変形例である。
図7は、本実施形態3にかかる半導体装置40bを搭載した端末1bの構成を示すブロック図である。端末1bは、上述した端末1aの変形例であり、半導体システムの一例である。端末1bは、動き検出センサ10、撮像装置20、半導体装置30a及び40bを少なくとも備える。動き検出センサ10は、上述したジャイロセンサ10aに加え、加速度センサ10bを備える。加速度センサ10bは、撮像装置20の傾きを検出し、加速度を測定し、加速度データd12として半導体装置40bへ出力する。
【0051】
また、撮像装置20は、オートフォーカス位置d13を半導体装置40bへ出力する。尚、半導体装置40bは、撮像装置20以外の構成からオートフォーカス位置d13を取得してもよい。その他、撮像装置20及び半導体装置30aは、上述した実施形態2と同様である。
【0052】
半導体装置40bは、上述した半導体装置40aの変形例であり、OISの機能を実現する構成の一例である。半導体装置40bは、制御部(光学的補正部)41bと記憶部42を少なくとも備える。記憶部42は、補正用情報421a及びプログラム422bを記憶する。プログラム422bは、本実施形態にかかる補正支援方法の処理が実装されたコンピュータプログラムである。
【0053】
制御部41bは、プログラム422bを実行することにより、演算部411b及び格納部412a等の機能を実現する。演算部411bは、角速度データd11、加速度データd12、オートフォーカス位置d13及びレンズ位置検出データd22に対して所定の演算処理を行う。演算部411bは、レンズ位置情報d42の算出の仕方が、上述した演算部411aと異なる。すなわち、演算部411bは、動き検出センサ10により検出された角速度データd11及び加速度データd12を、検出データとして取得する。そして、演算部411bは、角速度データd11から第1の角度データd44へ変換する。また、演算部411bは、加速度データd12から変換された第2の角度データd45と、撮像装置20のオートフォーカス結果に基づく距離データ(オートフォーカス位置d13)とに基づき、第3の角度データd46へ変換する。そして、演算部411bは、第1の角度データd44と第3の角度データd46とに基づき、レンズ22の位置情報(レンズ目標位置情報d41)を算出する。
【0054】
図8は、本実施形態3にかかる演算部411bのうち変換部51bの内部構成と周辺構成との関係を説明するためのブロック図である。変換部51bは、積分演算部511、512及び513と、Gain514と、加算部515とを備える。演算部411bのうち変換部51b以外の構成は、上述した演算部411aと同様である。
【0055】
積分演算部511は、ジャイロセンサ10aから角速度データd11を取得し、積分演算を行って第1の角度データd44を加算部515へ出力する。積分演算部512は、加速度センサ10bから加速度データd12を取得し、積分演算を行って積分演算部513へ出力する。積分演算部513は、積分演算部512の積分演算結果に対して積分演算を行って第2の角度データd45をGain514へ出力する。Gain514は、オートフォーカス位置d13に基づき第2の角度データd45を増幅し、第3の角度データd46を加算部515へ出力する。加算部515は、第1の角度データd44と第3の角度データd46を加算し、レンズ目標位置情報d41としてサーボ制御部53及び補正エラー算出部54へ出力する。以降の処理は、上述した実施形態2と同様である。
【0056】
このように、本実施形態3によっても上述した実施形態2と同様の効果を奏する。さらに、本実施形態3では、レンズ目標位置情報の算出のために、角速度データに加えて、加速度データとオートフォーカス位置を用いるため、EISにおける補正精度をより向上させることができる。
【0057】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
【符号の説明】
【0058】
1 端末(半導体システム)
1a 端末(半導体システム)
1b 端末(半導体システム)
10 動き検出センサ
10a ジャイロセンサ
10b 加速度センサ
20 撮像装置
21 アクチュエータ
22 レンズ
23 レンズ位置検出センサ
30 電子的補正部
30a 半導体装置
31 記憶部
311 画像データ
312 プログラム
32 制御部(電子的補正部)
40 半導体装置
40a 半導体装置
40b 半導体装置
41 制御部
41a 制御部(光学的補正部)
41b 制御部(光学的補正部)
411 演算部
411a 演算部
411b 演算部
412 格納部
412a 格納部
413 モータドライバ
414 ADC
415 Hall Amp
42 記憶部
421 補正用情報
421a 補正用情報
422 プログラム
422a プログラム
422b プログラム
423a 未補正情報
51 変換部(第1調整部)
52 第2調整部
53 サーボ制御部
531 加減算部
532 PID
54 補正エラー算出部
51b 変換部
511 積分演算部
512 積分演算部
513 積分演算部
514 Gain
515 加算部
d1 検出データ
d11 角速度データ
d12 加速度データ
d13 オートフォーカス位置
d21 レンズ制御信号
d22 レンズ位置検出データ
d3 画像データ
d4 演算処理結果
d41 レンズ目標位置情報
d42 レンズ位置情報
d43 未補正情報
d44 第1の角度データ
d45 第2の角度データ
d46 第3の角度データ