(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024072669
(43)【公開日】2024-05-28
(54)【発明の名称】医用情報処理装置及び医用情報処理システム
(51)【国際特許分類】
G16H 50/00 20180101AFI20240521BHJP
【FI】
G16H50/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022183638
(22)【出願日】2022-11-16
(71)【出願人】
【識別番号】594164542
【氏名又は名称】キヤノンメディカルシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】内堀 孝信
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA00
(57)【要約】
【課題】少なくとも一以上の医用装置および操作装置が共用ネットワークに接続された医用情報処理システムにおいて、操作者が操作すべきでない医用装置が誤って操作されるのを防止する。
【解決手段】 実施形態に係る医用情報処理装置30は、操作装置20の操作者を識別する操作者情報を取得する操作者情報取得部33a、取得した操作者情報に基づいて、操作者が操作可能な医用装置を表す装置情報を取得する装置情報取得部33b、及び、取得した装置情報を操作装置20に提供する提供部33cを備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作装置の操作者を識別する操作者情報を取得する操作者情報取得部と、
取得した前記操作者情報に基づいて、前記操作者が操作可能な医用装置を表す装置情報を取得する装置情報取得部と、
取得した前記装置情報を前記操作装置に提供する提供部と、を備える、
医用情報処理装置。
【請求項2】
操作者と当該操作者が操作可能な医用装置とが対応付けられた複数の医用情報が記憶された記憶部を備え、
前記装置情報取得部は、前記記憶部に記憶された前記複数の医用情報の中から、前記操作者情報取得部が取得した前記操作者情報により識別される操作者に対応付けられた医用装置を表す装置情報を取得する、
請求項1に記載の医用情報処理装置。
【請求項3】
操作者と当該操作者が操作可能な医用装置とが対応付けられた複数の医用情報が記憶された記憶部を備え、
前記装置情報取得部は、前記操作者情報が取得されたことに応じて、前記記憶部に記憶された前記複数の医用情報を前記装置情報として取得する、
請求項1に記載の医用情報処理装置。
【請求項4】
前記提供部は、取得した前記装置情報について、前記操作者が操作可能な医用装置を他の医用装置と識別可能な態様によって提供する、
請求項3に記載の医用情報処理装置。
【請求項5】
前記提供部は、取得した前記装置情報について、前記操作者が操作可能な医用装置に接続可能な態様によって提供する、
請求項1に記載の医用情報処理装置。
【請求項6】
前記医用装置の使用状況を表す使用情報を取得する使用情報取得部を備え、
前記装置情報取得部は、前記操作者情報と前記使用情報とに基づいて、前記操作者が操作可能な医用装置を表す装置情報を取得する、
請求項1に記載の医用情報処理装置。
【請求項7】
前記医用装置の使用状況を表す使用情報を取得する使用情報取得部を備え、
前記提供部は、取得した前記装置情報について、前記操作者が操作可能な医用装置の使用状況を識別可能な態様によって提供する、
請求項1に記載の医用情報処理装置。
【請求項8】
操作装置と、当該操作装置とネットワークを介して接続された医用情報処理装置と、を備えた医用情報処理システムであって、
前記操作装置は、
操作者を識別する操作者情報の入力を受け付ける入力受付部と、
前記操作者情報を前記医用情報処理装置に提供する操作者情報提供部と、を備え、
前記医用情報処理装置は、
前記操作装置から提供された前記操作者情報を取得する取得部と、
取得した前記操作者情報に基づいて、前記操作者が操作可能な医用装置を表す装置情報を取得する装置情報取得部と、
取得した前記装置情報を前記操作装置に提供する提供部と、を備える、
医用情報処理システム。
【請求項9】
前記操作装置は、
前記医用情報処理装置から提供された前記装置情報を通知する装置情報通知部を備える、
請求項8に記載の医用情報処理システム。
【請求項10】
前記ネットワークを介して前記操作装置と接続された医用装置を備え、
前記操作装置は、
前記装置情報の中から前記操作者が操作する医用装置を選択する操作を受け付け、当該操作によって選択された前記医用装置に前記ネットワークを介して接続する接続部と、を備える、
請求項9に記載の医用情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、医用情報処理装置及び医用情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
共用ネットワークを介して複数の医用装置と複数の操作装置とが接続される場合、一つの操作装置から複数の医用装置を使用することや、複数の操作装置から一つの医用装置を使用することができる。しかし、操作装置の操作者によって操作されるべきでない医用装置が誤って操作される可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、少なくとも一以上の医用装置および操作装置が共用ネットワークを介して通信可能に接続された医用情報処理システムにおいて、操作装置の操作者によって操作されるべきでない医用装置が誤って操作されるのを防止することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る医用情報処理装置は、操作装置の操作者を識別する操作者情報を取得する取得部、取得した操作者情報に基づいて、操作者が操作可能な医用装置を表す装置情報を取得する装置情報取得部、及び、取得した装置情報を操作装置に提供する提供部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、第1の実施形態に係る医用情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、第1の実施形態に係る医用情報のリストの一例を示す図である。
【
図4】
図4は、第1の実施形態に係る操作装置の構成を示すブロック図である。
【
図5】
図5は、第1の実施形態に係る医用情報処理システムで行われる通信処理を示す模式図である。
【
図6】
図6は、第1の実施形態に係る医用情報処理システムで行われる通信処理を示すシーケンス図である。
【
図7】
図7は、第1の実施形態に係る認証情報の表示画面の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、第1の実施形態に係る装置情報の表示画面の一例を示す図である。
【
図9】
図9は、第1の実施形態の変形例に係る装置情報の表示画面の一例を示す図である。
【
図10】
図10は、第2の実施形態に係る医用情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【
図11】
図11は、第2の実施形態に係る医用情報処理システムで行われる通信処理を示す模式図である。
【
図12】
図12は、第2の実施形態に係る医用情報処理システムで行われる通信処理を示すシーケンス図である。
【
図13】
図13は、第2の実施形態の変形例に係る装置情報の表示画面の一例を示す図である。
【
図14】
図14は、第3の実施形態に係る医用情報処理システムで行われる通信処理を示す模式図である。
【
図15】
図15は、第3の実施形態に係る認証情報の表示画面の一例を示す図である。
【
図16】
図16は、第4の実施形態に係る医用情報処理システムで行われる通信処理を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しながら、医用情報処理システムの実施形態について詳細に説明する。以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
【0008】
(第1の実施形態)
図1は、医用情報処理システム1の構成を示す図である。医用情報処理システム1は、構成要素を共用ネットワークに配置したシステムである。医用情報処理システム1は、医用装置10(医用装置10a-10n)と、操作装置20(操作装置20a-20n)と、医用情報処理装置30とを備え、互いに共用ネットワークを介して通信可能に接続される。共用ネットワークは、例えば、LAN(Local Area Network)等のEthernet(登録商標)である。なお、共用ネットワークへの接続は、有線、無線のいずれでもよい。また、VPN(Virtual Private Network)等によりセキュリティが確保されるのであれば、接続される回線はLANに限定されず、インターネット等、公衆の通信回線に接続するようにしても構わない。医用装置10、操作装置20は、それぞれ1つ以上設けられる。
【0009】
医用情報処理システム1は、各構成要素(医用装置10、操作装置20、医用情報処理装置30)を共用ネットワークに接続することにより、高いシステム拡張性を有する。例えば、病院の部門単位、病院単位、地域単位というように規模が異なっても同様の設計でシステム構築が可能であり、院内診療から地域医療・在宅医療に至るあらゆる医療シーンを一貫して支える医療システムアーキテクチャを実現できる。また、医用情報処理システム1は、共用ネットワーク上に配置された計算資源を共用可能であり、運用状況に応じた柔軟な割当てによる最適化によって、省コスト及び省スペース化を図ることができる。また、医用情報処理システム1は、構成要素を共用ネットワーク上のどこに配置してもよく、柔軟な物理構成(フレキシブルデプロイ)を有する。
【0010】
このように、共用ネットワークを介して複数の医用装置10と複数の操作装置20とが接続される場合、一つの操作装置20から複数の医用装置10を使用することや、複数の操作装置20から一つの医用装置10を使用することができる。一方、操作装置20の操作者によって操作されるべきでない医用装置10が誤って操作される可能性がある。
【0011】
医用情報処理システム1は、操作装置20の操作者が操作可能な医用装置10を含む医用情報を医用情報処理装置30から操作装置20に提供する。医用情報処理システム1は、操作装置20の操作者によって操作されるべきでない医用装置10が誤って操作されるのを防止するものである。
【0012】
医用装置10は、操作装置20または医用情報処理装置30と通信を行う。医用装置10は、共用ネットワークを介して操作装置20によって操作される。医用装置10は、例えば、医用画像診断装置、放射線治療装置、手術機器等がある。医用画像診断装置は、例えば、X線コンピュータ断層撮影装置(Computed Tomography:CT装置)、磁気共鳴イメージング装置(Magnetic Resonance Imaging:MRI装置)、超音波診断装置、X線診断装置、PET(Positron Emission Tomography:陽電子放出断層撮影)等がある。複数の医用装置10a-10nは、同じ医療施設の同じ部屋、異なる部屋のいずれに配置されてもよく、異なる医療施設に配置されてもよい。
【0013】
医用情報処理装置30は、共用ネットワークを介して医用装置10または操作装置20と通信を行う。医用情報処理装置30は、例えば、サーバから構成される。医用情報処理装置30は、操作装置20と通信を行い、操作装置20の操作者が操作可能な医用装置10を含む医用情報のリストを操作装置20に提供する。
【0014】
図2に示すように、医用情報処理装置30は、メモリ31と、通信インターフェース32と、処理回路33とを備える。
【0015】
通信インターフェース32は、例えば、ネットワークカード、ネットワークアダプタ、NIC(Network Interface Controller)等の通信装置によって実現される。通信インターフェース32は、ネットワークを介して、医用装置10や操作装置20と通信を行う。
【0016】
メモリ31は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等によって実現される。メモリ31は、処理回路33が行う処理に必要な各種データ及びプログラム、処理回路33が行った処理により得られた各種データを記憶する。メモリ31は、記憶部の一例である。
【0017】
また、メモリ31は、操作者と当該操作者により操作可能な医用装置とが対応付けられた医用情報のリストが記憶されている。医用情報のリストは、例えば、医用オーダ毎に管理される。医用オーダには、例えば、検査オーダ、治療オーダ、読影オーダ、診察オーダ等がある。医用情報のリストは、例えば、病院情報システムや電子カルテシステム等からネットワークを介して定期的に取得される。医用情報のリストは、操作者が操作可能な医用装置10が示されている。操作者が操作可能な医用装置とは、操作者に操作権限が付与された医用装置をいう。
【0018】
なお、医用情報処理装置30によって医用情報が生成されてもよい。例えば、医用情報処理装置30は、スケジュール管理装置が管理する操作者のスケジュールと、医用オーダ装置が発行する医用オーダとに基づいて、医用オーダに含まれる医用装置に、操作者を割り当てて、医用情報を生成してもよい。また、スケジュール管理装置において操作者のスケジュールの他に操作者のスキルが管理されている場合は、医用情報処理装置30は、操作者のスケジュールおよび操作者のスキルに応じて、医用オーダに含まれる医用装置10に適切な操作者を割り当て、医用情報を生成してもよい。医用情報処理装置30が生成した医用情報のリストはメモリ31に記憶される。
【0019】
メモリ31に記憶された医用情報は、
図3に示すように、医用オーダID、医用装置情報、操作者情報、予定日時、患者情報、オーダ情報等が含まれる。医用オーダIDは、医用オーダを一意に識別する情報である。医用装置情報は、医用装置10を識別する情報であり、医用装置10を一意に識別する装置ID、医用装置10の種類、医用装置10の名称等が含まれる。医用装置情報は、医用オーダの内容に応じて1または複数の医用装置10に関する情報が含まれる。また、医用装置情報には、医用装置10のURL(Uniform Resource Locator)やIP(Internet Protocal)アドレス等の、医用装置10に接続するための接続情報(リンク情報)が含まれる。
【0020】
操作者情報は、操作者を一意に識別するユーザIDおよびパスワード、操作者の氏名等が含まれる。操作者情報は、医用オーダの内容に応じて一または複数の操作者に関する情報が含まれる。つまり、一の医用装置10の操作権限が一の操作者に付与される場合もあれば、複数の操作者に付与される場合もある。また、複数の医用装置10の操作権限が一の操作者に付与される場合もあれば、複数の操作者に付与される場合もある。具体的には、アンギオCT検査のように、複数の医用装置10を用いて1つの検査を行う場合は、一の医用オーダIDに対して、医用装置情報には複数の医用装置10が含まれ、操作者情報には複数の操作者が含まれる。
【0021】
予定日時は、オーダを実行する予定日時を識別する情報である。患者情報は、医用行為を受ける対象となる患者を識別する情報であり、例えば、患者を一意に識別する患者ID、患者の氏名、性別、生年月日、血液型が含まれる。なお、患者情報は、身長、体重等を表す身体的特徴や既往歴を識別する情報が含まれてもよい。オーダ情報は、例えば、検査、治療、読影、診察等のオーダの内容、オーダが発行された日時等が含まれる。
【0022】
処理回路33は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサによって実現される。処理回路33は、医用情報処理装置30の各部を制御することにより医用情報処理装置30全体を制御する。処理回路33は、メモリ31に記憶されたプログラムを読み出して実行することで、操作者情報取得部33a、装置情報取得部33b、提供部33cとして機能する。
【0023】
操作装置20は、医用装置10または医用情報処理装置30と通信を行う。操作装置20は、例えば、PC(Personal Computer)等の端末から構成される。操作装置20の操作者は、例えば、主治医、読影医、放射線技師、臨床検査技師、看護師等の医療従事者等である。複数の操作装置20a-20nは、同じ医療施設の同じ部屋、異なる部屋のいずれに配置されてもよく、異なる医療施設に配置されてもよい。また、操作装置20は、医用装置10が設けられた部屋と同じ部屋(検査室)、異なる部屋のいずれに設けられてもよい。異なる部屋は、例えば、医用装置10が設けられた検査室に隣接し、操作者が医用装置10を直接的に視認できる部屋や、医用装置10が設けられた場所から遠く離れた場所であり、共用ネットワークを介して、医用装置10が設けられた場所を監視する部屋がある。
【0024】
図4に示すように、操作装置20は、メモリ21と、通信インターフェース22と、ディスプレイ23と、入力インターフェース24と、処理回路25とを備える。
【0025】
メモリ21は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等によって実現される。メモリ21は、処理回路25が行う処理に必要な各種データ及びプログラム、処理回路25が行った処理により得られた各種データを記憶する。メモリ21は、医用装置10の操作に用いられる各種情報や、医用情報処理装置30から取得した医用情報のリスト等が記憶される。メモリ21は、記憶部の一例である。
【0026】
通信インターフェース22は、例えば、ネットワークカード、ネットワークアダプタ、NIC等の通信装置によって実現される。通信インターフェース22は、ネットワークを介して、医用装置10や医用情報処理装置30と通信を行う。
【0027】
ディスプレイ23は、例えば、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の表示装置によって実現される。ディスプレイ23は、処理回路25によって生成された医用情報や、操作者からの各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を表示する。また、ディスプレイ23は、操作者が操作可能な医用装置10のリストを表示する。ディスプレイ23は、表示部の一例である。
【0028】
入力インターフェース24は、操作者からの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路25に出力する。例えば、入力インターフェース24は、医用情報の入力、各種コマンド信号の入力等を操作者から受け付ける。入力インターフェース24は、処理回路25の各種処理等を行うためのマウスやキーボード、トラックボール、スイッチボタン、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、及び音声入力回路等によって実現される。入力インターフェース24は、処理回路25に接続されており、操作者から受け取った入力操作を電気信号へ変換し制御回路へと出力する。なお、入力インターフェースは、マウス、キーボードなどの物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を処理回路25へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェースの例に含まれる。入力インターフェース24は、入力部の一例である。
【0029】
処理回路25は、例えば、CPU、GPU等のプロセッサによって実現される。処理回路25は、操作装置20全体の動作を制御する。また、処理回路25は、種々の情報をディスプレイ23に表示させる。例えば、処理回路25は、操作者を認証するためのログイン画面、医用オーダのリスト、医用装置10の操作を行うための各種操作画面をディスプレイ23に表示させる。また、処理回路25は、メモリ21に記憶されたプログラムを読み出して実行することで、入力受付部25a、操作者情報提供部25b、装置情報通知部25c、接続部25dとして機能する。
【0030】
以上のように構成された医用情報処理システム1の動作を、以下、
図5から
図8を参照して説明する。
図5は、医用情報処理システム1の構成要素間で行われる通信処理を示す図である。
図6は、医用情報処理システム1の動作を説明するためのシーケンス図である。
図7は、認証情報の表示画面の一例を示す図である。
図8は、装置情報の表示画面の一例を示す図である。
【0031】
操作装置20の入力受付部25aは、
図7に示す認証画面をディスプレイ23に表示し、操作者を識別する操作者情報(操作者ID、パスワード、操作者氏名等)の入力を受け付ける(ステップS101)。操作者情報提供部25bは、入力受付部25aが入力を受け付けた操作者情報を、共用ネットワークを介して医用情報処理装置30に提供する(ステップS102)。
【0032】
医用情報処理装置30の操作者情報取得部33aは、操作装置20から提供された操作者情報を取得する(ステップS103)。装置情報取得部33bは、操作者情報取得部33aにより取得された操作者情報に基づいて、操作装置20の操作者が操作可能な医用装置10を表す装置情報を取得する。具体的には、装置情報取得部33bは、操作者情報を取得すると、メモリ31に記憶された医用情報のリストを装置情報として取得する(ステップS104)。
【0033】
提供部33cは、装置情報取得部33bにより取得された装置情報について、操作装置20の操作者が操作可能な医用装置10を、他の医用装置10と識別可能な態様によって提供する。例えば、提供部33cは、ステップS103で取得された操作者情報を含む医用情報を、装置情報(医用情報のリスト)から抽出する。提供部33cは、抽出した医用情報について、操作者が操作可能であることを識別可能な態様に変更する。
【0034】
また、提供部33cは、装置情報取得部33bにより取得された装置情報(医用情報のリスト)について、操作装置20の操作者が操作可能な医用装置10に接続可能な態様によって提供する。例えば、医用装置10のURL等の、医用装置10に接続するための接続情報(リンク情報)が、装置情報取得部33bにより取得されたリストの医用情報毎に含まれている(貼られている)場合には、提供部33cは、医用情報のリストから抽出した医用情報以外の医用情報に含まれる接続情報を削除する。
【0035】
一方、例えば、装置情報取得部33bが取得したリストの医用情報毎に医用装置10に接続するための接続情報(リンク情報)が含まれていない場合には、提供部33cは、医用情報のリストから抽出した医用情報にのみ接続情報を付加する。これにより、操作装置20の操作者が操作可能な医用装置10にのみ接続情報が付加される。提供部33cは、上記の各種処理が施された装置情報(医用情報のリスト)を、共用ネットワークを介して、操作者情報の送信元である操作装置20に提供する(ステップS105)。
【0036】
操作装置20の装置情報通知部25cは、医用情報処理装置30から提供された装置情報(医用情報のリスト)を通知する。具体的には、装置情報通知部25cは、医用情報処理装置30から提供された装置情報をディスプレイ23に表示する(ステップS106)。ディスプレイ23には、例えば、
図8に示す装置情報が表示される。装置情報は、操作装置20の操作者が操作できる医用装置10と操作できない医用装置10とが識別可能な態様によって表示される。より具体的には、操作装置20の操作者が操作できる医用装置10が含まれる医用情報がハイライトや太字等の態様によって強調表示される。これにより、操作装置20の操作者は、自身が実行する医用オーダを把握するとともに、自身が操作可能な医用装置10を他の医用装置10と識別できる。
【0037】
接続部25dは、医用装置10を選択する操作を受け付ける(ステップS107)。例えば、操作者は、ディスプレイ23に表示された装置情報(医用情報のリスト)の中から自身が実行する医用オーダ(例えば、医用オーダID1)を、入力インターフェース24を介した操作によって選択する。これにより、接続部25dは、操作者により選択された医用オーダに対応する医用装置10(医用装置情報10aにより表される医用装置10)が操作者によって操作されるものと認識する。
【0038】
接続部25dは、選択された医用装置10に接続する処理を行う(ステップS108)。具体的には、接続部25dは、選択された医用オーダに対応する医用情報に含まれる接続情報(リンク情報)に基づいて、操作者によって選択された医用装置10に接続する(ステップS108)。
【0039】
操作装置20が医用装置10に接続すると、操作装置20のディスプレイ23には、選択された医用装置10を操作するための操作画面が表示される。操作装置20は、入力インターフェース24を介した操作者の操作に応じて、医用オーダに対応する医用行為を行う。
【0040】
以上、本実施形態によれば、操作装置20の操作者が操作可能な医用装置を含む装置情報(医用情報のリスト)を医用情報処理装置30から操作装置20に提供できる。操作装置20の操作者は、医用情報処理装置30から提供された装置情報を確認することで、自身が操作可能な医用装置10を確認できるので、操作装置20の操作者によって操作されるべきでない医用装置10が誤って操作されるのを防止できる。
【0041】
また、医用情報処理装置30は、操作装置20に提供する装置情報について、操作装置20の操作者が操作可能な医用装置10を識別可能な態様によって提供する。これにより、操作装置20の操作者によって操作されるべきでない医用装置10が誤って操作されるのを防止できる。
【0042】
また、医用情報処理装置30は、操作装置20に提供する装置情報について、操作装置20の操作者が操作可能な医用装置10について、操作装置20から医用装置10に接続可能な態様によって提供する。これにより、操作装置20の操作者は、自身が操作する医用装置10に容易にアクセスでき、操作装置20の操作者によって操作されるべきでない医用装置10が誤って操作されるのを防止できる。
【0043】
(第1の実施形態の変形例)
なお、上記実施形態では、操作装置20の操作者が操作可能な医用装置10について、操作装置20から医用装置10に接続可能な態様によって提供する例を説明したが、そのような接続可能な態様により提供されなくてもよい。例えば、操作装置20は、操作者が操作可能な医用装置10を、共用ネットワークに接続された複数の医用装置10a~10nの中から検索し、該当する医用装置10に接続してもよい。
【0044】
また、上記実施形態では、操作装置20の操作者が操作可能な医用装置10を他の医用装置10と識別可能な態様によって提供する例を説明したが、そのような識別可能な態様により提供されなくてもよい。例えば、医用情報処理装置30の装置情報取得部33bは、操作装置20から提供された操作者情報(同一の操作者)を含む装置情報をメモリ31から読み出し、提供部33cは、当該装置情報(医用情報のリスト)を操作装置20に提供してもよい。この場合、操作装置20のディスプレイ23には、
図9に示すように、操作装置20の操作者が操作可能な医用装置10を表す装置情報(医用情報のリスト)が表示される。これにより、操作装置20の操作者によって操作されるべきでない医用装置10が誤って操作されるのを防止できる。
【0045】
また、上記実施形態では、医用情報処理装置30において、操作者情報(操作者)と医用装置情報(医用装置10)とが医用オーダ毎に対応付けられる例を説明したが、操作者情報と医用装置情報とが医用オーダ毎に対応付けられていなくてもよい。例えば、医用情報処理装置30は、操作者情報と医用装置情報とを対応付けて記憶し、操作装置20から受け取った操作者情報に対応付けられた医用装置情報を含む医用情報のリスト(装置情報)を操作装置20に提供してもよい。
【0046】
なお、上記実施形態において、医用情報処理装置30は、操作者が操作可能な医用装置10を示す医用情報を医用オーダ毎に記憶する例を説明したが、医用オーダに応じて定められる医用処理のワークフロー(1以上の工程から構成される一連の医用処理)を医用情報として記憶してもよい。この場合、操作者情報取得部33aは、操作装置20から提供された操作者情報を取得し、装置情報取得部33bは、操作者情報取得部33aにより取得された操作者情報を有するワークフローを取得する。ワークフローには、操作者が操作可能な医用装置10を示す装置情報が含まれる。提供部33cは、装置情報取得部33bにより取得された装置情報を有するワークフローを操作装置20(操作者情報の送信元)に提供する。
【0047】
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。本実施形態では、医用装置10の使用状況を考慮した装置情報を提供する。
【0048】
図10は、本実施形態に係る医用情報処理装置30の構成を示す図である。メモリ31に記憶された医用情報には、
図3に示した各種情報の他に使用情報が含まれる。使用情報は、医用装置10の使用状況を表す情報が含まれる。医用装置10の使用状況は、具体的には、医用オーダの進捗率、医用装置10が使用可能になるまでの待ち時間、医用装置10を操作中の操作者、操作者が使用している操作装置20に関する情報等がある。使用情報は、例えば、一定時間ごとに、各医用装置10から医用情報処理装置30に送信される。
【0049】
処理回路33は、メモリ31に記憶されたプログラムを読み出して実行することで、操作者情報取得部33a、装置情報取得部33b、提供部33c、使用情報取得部33dとして機能する。
【0050】
使用情報取得部33dは、
図11及び
図12に示すように、ネットワークを介して各医用装置10から使用情報を取得し(ステップS204)、取得した使用情報を、メモリ31の対応する医用情報に含ませる。具体的には、使用情報取得部33dは、医用情報リストにおいて、使用情報の送信元である医用装置10に対応付けられた使用情報を、取得した使用情報に更新する。
【0051】
提供部33cは、操作装置20から受け取った操作者情報に対応付けられた医用装置情報を含む医用情報のリスト(装置情報)を操作装置20に提供する(ステップS206)。医用情報には、最新の医用装置10の使用状況を表す使用情報が含まれる。
【0052】
また、医用情報処理装置30は、所定の時間毎に、医用装置10から使用情報を取得し、新たな使用情報を取得する度に、ステップS205からステップS208の処理を繰り返し実行してもよい。これにより、最新の使用状況が反映された装置情報が操作装置20に提供される。
【0053】
本実施形態によれば、医用情報処理装置30は、医用装置10の使用状況を表す使用情報を有する装置情報を、操作者が操作する操作装置20に提供することができる。これにより、操作装置20の操作者によって操作されるべきでない医用装置10が誤って操作されるのを防止するとともに、操作装置20の操作者は、医用装置10の使用状況を考慮して医用装置10を操作できる。
【0054】
(第2の実施形態の変形例)
医用情報処理装置30は、使用情報に基づいて、操作装置20の操作者が操作可能な医用装置10を識別可能な態様によって提供してもよい。これにより、操作者に操作権限が付与された医用装置10であっても、その医用装置10の使用状況に応じて、操作者が操作すべきでない医用装置10が誤って操作されるのを防止することができる。この場合、例えば、
図13に示すように、医用装置10が別の医用オーダにおいて使用中であることが操作者に通知されてもよい。この際、選択された医用装置10を現在操作している操作装置20や操作者を併せて通知してもよい。また、医用情報処理装置30は、操作装置20の操作者が操作可能な医用装置10について、使用情報(医用装置10の使用状況)に基づいて優先順位を付与してもよい。これにより、操作者に操作権限が付与された医用装置10であっても、その医用装置10の使用状況に応じて医用装置10を選択できる。なお、医用情報処理装置30は、使用情報に基づいて、操作装置20の操作者が操作可能な医用装置10に接続可能な態様によって提供してもよい。これにより、操作者に操作権限が付与された医用装置10であっても、その医用装置10の使用状況に応じて、操作者が操作すべきでない医用装置10が誤って操作されるのを防止することができる。
【0055】
なお、上記実施形態では、医用装置10から医用情報処理装置30に、医用装置10の使用状況を通知する例を示したが、医用装置10の使用状況は、医用装置10を操作する操作装置20に通知されてもよい。
【0056】
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について説明する。本実施形態では、操作装置20から医用装置10にアクセスされた際に、医用装置10から操作者の認証情報を求める例を説明する。
【0057】
図14は、本実施形態の医用情報処理システム1の構成要素間で行われる通信処理を示す図である。各医用装置10のメモリには、操作者と当該操作者が操作可能な医用装置とが対応付けられた医用情報のリストが記憶されている。医用情報のリストは、例えば、ネットワークを介して、医用情報処理装置30から各医用装置10に定期的に提供される。
【0058】
第1の実施形態と同様にして医用情報処理装置30から操作装置20に医用情報のリストが提供され、操作装置20に医用情報のリストが表示されると、操作装置20の操作者は、ネットワークに接続された複数の医用装置の表示の中から自身が操作する医用装置10を選択する操作を行う。操作装置20は、操作者によって選択された医用装置10と通信を行う。医用装置10は、操作装置20からのアクセスに応じて、操作者情報を要求する。操作装置20は、医用装置10からの要求に応じて操作書情報の入力画面をディスプレイ23に表示する。
図15は、操作者情報の入力画面の一例を示す図である。操作者情報の入力画面には、例えば、操作者ID、パスワード、患者ID、患者氏名を入力する欄が表示される。操作者情報の入力画面に情報が入力されると、操作装置20の操作者情報提供部25bは、入力された情報を、ネットワークを介して医用装置10へ送信する。
【0059】
医用装置10は、操作装置20から送信された情報と、メモリに記憶された医用情報のリストを用いて、操作装置20の操作者を識別し、識別した操作者が当該医用装置10に対応付けられているか否かを判定し、判定結果を操作装置20にネットワークを介して送信する。
【0060】
医用情報のリストにおいて、識別した操作者が当該医用装置10に対応付けられていない場合、医用装置10は、アクセスしている操作者が当該医用装置10を操作できない操作者であると判定し、当該操作者からの操作を受け付けない。一方、医用情報のリストにおいて、識別した操作者が当該医用装置10に対応付けられている場合、医用装置10は、アクセスしている操作者が当該医用装置10を操作可能な操作者であると判定し、当該操作者からの操作を受け付ける。
【0061】
本実施形態では、医用装置10に医用情報のリストが記憶され、操作者が医用装置10にアクセスした際に、アクセスされた医用装置10において、アクセスしている操作者が当該医用装置10を操作可能な操作者であるかどうかについての認証が行われることにより、操作者が意図しない医用装置10を操作してしまうことをより効果的に抑制することができる。
【0062】
また、ある操作装置20から医用装置10へアクセスしている状態で、同一の操作者が別の操作装置20から同一の医用装置10にアクセスした場合、アクセスされた医用装置10は、最後にアクセスした操作装置20からの操作のみを受け付けてもよい。例えば、ある操作者が、操作装置20から医用装置10にアクセスしている状態で、その操作者が別の操作装置20から医用装置10にアクセスして操作しようとした場合、医用装置10は、新しくアクセスした操作装置20bからの操作のみを受け付ける一方、以前にログインしていた操作装置20からの操作は受け付けない。このような構成にすることにより、例えば、医用オーダを開始した後に操作している操作装置20が故障し、別の操作装置20から医用装置10にアクセスして操作を継続する場合に、故障した操作装置20からの操作が無効になるため、操作装置20の故障に起因する誤操作を防止することができる。
【0063】
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について説明する。本実施形態では、医用装置10から医用情報処理装置30に、医用オーダの結果が逐次知らされる。
【0064】
図16は、本実施形態の医用情報処理システム1の構成要素間で行われる通信処理を示す図である。本実施形態では、医用情報処理装置30は、共用ネットワークを介して、医用装置10を使用して実行された医用オーダの結果(以下、オーダ結果と呼ぶ)を各医用装置10から取得する。オーダ結果は、例えば、医用画像診断装置により生成された画像データや、検査データや、検査データの所在(保存先)を示すメモリアドレス情報である。オーダ結果は、例えば、一定時間ごとに、各医用装置10から医用情報処理装置30へ送信される。
【0065】
医用情報処理装置30は、取得したオーダ結果をメモリ31に記憶する。この際、取得したオーダ結果を医用オーダのリストに関連付けて記憶してもよく、取得したオーダ結果を単独の情報として記憶してもよい。ただし、オーダ結果を単独の情報として記憶する場合でも、医用オーダのリストと関連付けるための識別情報(例えば医用オーダID)をオーダ結果に付与することが好ましい。
【0066】
なお、オーダ結果は、各操作装置20が生成してもよい。この場合、各操作装置20から医用情報処理装置30へオーダ結果が送信される。
【0067】
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、少なくとも一以上の医用装置および操作装置が共用ネットワークに接続された医用情報処理システムにおいて、操作者が操作すべきでない医用装置が誤って操作されるのを防止することができる。
【0068】
これまでの説明において、医用情報処理装置30が医用装置10や操作装置20とは独立した装置である例を説明したが、医用装置10や操作装置20に医用情報処理装置30に備えられた各種構成が備えられてもよい。例えば、医用情報処理装置30の処理回路33が実行する各部の機能は、各医用装置10の処理回路や各操作装置20の処理回路25にて実行されてもよい。この場合、医用情報処理装置30のメモリ31に記憶されている医用情報は、各医用装置10のメモリや各操作装置20のメモリ21に予め記憶される。
【0069】
また、
図2、4、10においては、単一の処理回路25、33にて各部が実現されるものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより各部を実現するものとしても構わない。また、処理回路25、33の各部は、個別のハードウェア回路として実装してもよい。
【0070】
また、操作装置20及び医用情報処理装置30は、それぞれ単一のコンソールにて複数の機能を実行するものとして説明したが、複数の機能を別々の装置が実行することにしても構わない。例えば、処理回路25、33の各部は、異なる装置に分散して搭載されても構わない。
【0071】
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、(CPU central processing unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit :ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD))、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサが例えばCPUである場合、プロセッサは記憶回路に保存されたプログラムを読み出して実行することで機能を実現する。一方、プロセッサが例えばASICである場合、プログラムが記憶回路に保存される代わりに、当該機能がプロセッサの回路内に論理回路として直接組み込まれる。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。上記「プロセッサ」の説明は、以下の各実施形態及び変形例でも同様である。
【0072】
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0073】
1…医用情報処理システム
10(10a-10n)…医用装置
20(20a-20n)…操作装置
30…医用情報処理装置
21、31…メモリ
22、32…通信インターフェース
23…ディスプレイ
24…入力インターフェース
25、33…処理回路
25a…入力受付部
25b…操作者情報提供部
25c…装置情報通知部
25d…接続部
33a…操作者情報取得部
33b…装置情報取得部
33c…提供部
33d…使用情報取得部