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  • 特開-カップホルダー構造 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024073060
(43)【公開日】2024-05-29
(54)【発明の名称】カップホルダー構造
(51)【国際特許分類】
   B60N 3/10 20060101AFI20240522BHJP
【FI】
B60N3/10 A
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022184053
(22)【出願日】2022-11-17
(71)【出願人】
【識別番号】000002967
【氏名又は名称】ダイハツ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100100147
【弁理士】
【氏名又は名称】山野 宏
(72)【発明者】
【氏名】樋口 卓磨
【テーマコード(参考)】
3B088
【Fターム(参考)】
3B088LA02
3B088LB05
(57)【要約】
【課題】カップホルダー自体がグリップの機能を有するカップホルダー構造を提供する。
【解決手段】インストルメントパネルにおける車幅方向外側に取り付けられたカップホルダーを備え、前記カップホルダーは、前記インストルメントパネルに設けられた空調風の吹出口の後方に収容部を構成する壁部を備え、前記壁部は、前記収容部の後方に配置された第一壁部と、前記収容部の車幅方向外側に配置された第二壁部とを備え、前記第一壁部の上縁は、前記カップホルダーを車両後方から見て、前記吹出口の下縁と実質的に同じ高さにあり、前記第二壁部の上縁は、前記第一壁部の上縁から前記インストルメントパネルに向かって上方に延びている、カップホルダー構造。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インストルメントパネルにおける車幅方向外側に取り付けられたカップホルダーを備え、
前記カップホルダーは、前記インストルメントパネルに設けられた空調風の吹出口の後方に収容部を構成する壁部を備え、
前記壁部は、
前記収容部の後方に配置された第一壁部と、
前記収容部の車幅方向外側に配置された第二壁部とを備え、
前記第一壁部の上縁は、前記カップホルダーを車両後方から見て、前記吹出口の下縁と実質的に同じ高さにあり、
前記第二壁部の上縁は、前記第一壁部の上縁から前記インストルメントパネルに向かって上方に延びている、
カップホルダー構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カップホルダー構造に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、インストルメントパネルに取り付けられた車載ドリンクホルダー構造が開示されている。この車載ドリンクホルダー構造は、エアコン吹き出し口の下方に設けられている。
【0003】
特許文献2には、カップホルダーに取り付けられるアシストグリップが開示されている。カップホルダーは、車両のダッシュボードに取り付けられている。アシストグリップは、カップホルダーの凹部内に収容されて固定される係止部、および凹部の外側に延出するグリップ部を備える。グリップ部は車両後方に向かって突出している。乗員は車両の乗降時にグリップ部に手を掛けて身体を支持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017-61258号公報
【特許文献2】特開2018-167744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
カップホルダー自体に車両の乗降時のグリップ部としての機能を持たせたいという要望がある。特許文献2の技術では、カップホルダーにアシストグリップを後付けで取り付けるため、部品点数が多い。
【0006】
本発明の目的の一つは、カップホルダー自体がグリップの機能を有するカップホルダー構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係るカップホルダー構造は、インストルメントパネルにおける車幅方向外側に取り付けられたカップホルダーを備え、前記カップホルダーは、前記インストルメントパネルに設けられた空調風の吹出口の後方に収容部を構成する壁部を備え、前記壁部は、前記収容部の後方に配置された第一壁部と、前記収容部の車幅方向外側に配置された第二壁部とを備え、前記第一壁部の上縁は、前記カップホルダーを車両後方から見て、前記吹出口の下縁と実質的に同じ高さにあり、前記第二壁部の上縁は、前記第一壁部の上縁から前記インストルメントパネルに向かって上方に延びている。
【発明の効果】
【0008】
本発明のカップホルダー構造では、カップホルダーの第二壁部がグリップの機能を有する。第二壁部の上縁がインストルメントパネルにおける車幅方向外側の領域、つまりインストルメントパネルにおけるドア開口に臨む領域につながっているので、乗員は車両の乗降時に第二壁部の上縁に手を掛け易い。第二壁部の上縁が第一壁部の上縁からインストルメントパネルに向かって上方に延びているので、カップホルダーの収容部が広く確保され、乗員は第二壁部の上縁を把持し易い。第二壁部の上縁が第一壁部の上縁からインストルメントパネルに向かって上方に延びているので、第二壁部の剛性は確保される。
【0009】
本発明のカップホルダー構造では、カップホルダーに収容された物を空調風で冷やしたり温めたりすることができる。本発明のカップホルダー構造では、カップホルダーに物が収容されていても、車内に空調風を流すことができる。吹出口の後方に物があった場合、吹出口から出た空調風が物に当たって左右に拡散するものの、拡散後に第二壁部に当たって車両後方に流れる。本発明のカップホルダー構造では、カップホルダーに物が収容されていない場合、第一壁部の上縁が吹出口の下縁と実質的に同じ高さにあるので、吹出口からの空調風の流れがカップホルダーで阻害されない。
【0010】
本発明のカップホルダー構造は、既存のカップホルダーの壁部に簡易な改変を施して利用できる。そのため、本発明のカップホルダー構造では、カップホルダーにアシストグリップを後付けで取り付ける場合に比較して、コストが上昇したり、重量が大きく増加したり、生産性が低下したりすることが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、実施形態のカップホルダー構造を示す概略斜視図である。
図2図2は、実施形態のカップホルダー構造を車両後方から見た正面図である。
図3図3は、実施形態のカップホルダー構造のカップホルダーに缶が収容された状態を車両後方から見た正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明のカップホルダー構造を、図面を参照して説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。図面における各部の寸法比も実際と異なる場合がある。以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」とは、車両の正面を「前」とし、これを基準とする方向を意味する。また、車幅方向の中央側を「内側」、車幅方向において中央から離れる側を「外側」とする。図中、「FR」は車両前後方向の前側、「RR」は後側、「UP」は車両上下方向の上側、「LWR」は下側、「IN」は車幅方向の内側、「OUT」は外側を示す。車両の前後方向が車長方向である。車両の左右方向が車幅方向である。車両の上下方向が車高方向である。
【0013】
<全体構成>
実施形態のカップホルダー構造1は、図1から図3に示すように、インストルメントパネル2における車幅方向外側に取り付けられたカップホルダー3を備える。カップホルダー3の収容部30は、インストルメントパネル2に設けられた空調風の吹出口20の後方に位置する。実施形態のカップホルダー構造1の特徴の一つは、カップホルダー3自体がグリップの機能を有することにある。吹出口20とカップホルダー3の収容部30を構成する壁部5との位置関係により、カップホルダー3にグリップの機能が付与されている。
【0014】
<吹出口>
インストルメントパネル2は、車両のエンジンルームと車室との間に配置される。インストルメントパネル2は、表裏を貫通する複数の開口を備える。複数の開口は、車幅方向外側に設けられた空調風の吹出口20を備える。吹出口20は、図示しないサイドベントダクトにつながっている。吹出口20は、インストルメントパネル2におけるドア開口に近い領域に設けられている。各図では、インストルメントパネル2の左側に設けられた吹出口20を示している。
【0015】
吹出口20は、図2に示すように、上縁21、下縁22、第一側縁23、および第二側縁24で構成されている。吹出口20は、吹出口20の内側がルーバーで複数の区画に仕切られていたとしても、上縁21、下縁22、第一側縁23、および第二側縁24で囲まれた領域のことをいう。第一側縁23は、吹出口20における車幅方向外側に位置する。第二側縁24は、吹出口20における車幅方向内側に位置する。
【0016】
<カップホルダー>
カップホルダー3は、図1に示すように、底部4と壁部5とを備える。カップホルダー3の収容部30は、底部4と壁部5とで囲まれる空間であり、容器入り飲料などの物が収容される空間である。収容部30に収容された物は、吹出口20の後方に位置する。収容部30に物が収容されていない状態において、カップホルダー3は、図2に示すように、車両後方から見ると、吹出口20の全体形状を目視可能な形状を有する。図3は、図2に示す収容部30に缶10が収容された状態を示している。図3に示す黒塗りの矢印は、空調風の流れを示している。
【0017】
インストルメントパネル2は、吹出口20の下方で車両後方に棚状に突設された棚部27を備える。棚部27の上面には、図示しないものの、貫通孔が設けられている。この貫通孔に底部4が嵌め込まれている。本例の底部4は、上記貫通孔に対応した開口部を有するカップ形の部材である。上記開口部が棚部27の上面に固定されている。底部4は、収容部30に収容された物の載置面を有する。この載置面は、底部4の開口縁、即ち棚部27の上面よりも下方に位置する。底部4は、吹出口20の下縁22よりも下方に位置する。
【0018】
壁部5は、底部4を囲むように棚部27の上面から立設されている。本例の壁部5は、図示しないものの、内壁と外壁と縁部とで構成されている。内壁は、底抜けの枠状の部材である。内壁における車両前方に配置される領域は、吹出口20を露出するように上部が切り欠かれている。外壁は、内壁の外側に露出する領域を覆っている。外壁は、インストルメントパネル2における吹出口20よりも車幅方向の内側の領域も覆っている。本例の外壁は、車幅方向の中央部まで延びている。外壁は、化粧板である。縁部は、内壁の開口を縁取っている略U字状の部材であり、内壁と外壁との間に配置されている。内壁と外壁と縁部の三つの部材で壁部5が構成されていると、軽量で厚みがありながら剛性の高い壁部5とすることができる。各図では、説明の便宜上、壁部5を内壁と外壁と縁部とを合わせた単一の部材で示している。本例の収容部30は、底部4の深さと壁部5の高さとを合わせた深さを有する。本例の収容部30の深さは、底部4の深さを変更することで調整し易い。
【0019】
壁部5は、第一壁部51と第二壁部52と第三壁部53とを備える。第一壁部51は、収容部30の後方に配置されている。第一壁部51の内面は、インストルメントパネル2における吹出口20が設けられた面と間隔をあけて向かい合っている。第二壁部52は、収容部30の車幅方向外側に配置されている。第三壁部53は、収容部30の車幅方向内側に配置されている。第二壁部52の内面と第三壁部53の内面とは間隔をあけて向かい合っている。
【0020】
≪第一壁部≫
第一壁部51の上縁511は、図2に示すように、カップホルダー3を車両後方から見て、吹出口20の下縁22と実質的に同じ高さにある。吹出口20の下縁22と実質的に同じ高さとは、吹出口20からの車室内への空調風の流れを阻害しない程度に第一壁部51の上縁511の高さが吹出口20の下縁22の高さに揃っていることをいう。言い換えると、第一壁部51が障壁になることなく、吹出口20から空調風を略水平に吹き出すことができればよい。例えば、吹出口20に設けられたルーバーの角度によって空調風が斜め下方に吹き出された場合、空調風の一部が第一壁部51に当たることを許容する。第一壁部51の上縁511と吹出口20の下縁22とが実質的に同じ高さであれば、吹出口20からの空調風によって車室内を冷やしたり温めたりできる。
【0021】
第一壁部51は、収容部30内に物を安定して保持できる程度の高さを有する。第一壁部51の高さは、棚部27の上面から上縁511までの垂直距離である。
【0022】
本例では、吹出口20の下縁22が車幅方向に沿っており、第一壁部51の上縁511も車幅方向に沿っている。上縁511が車幅方向に沿っていると、第一壁部51の高さが車幅方向に一様である。吹出口20の下縁22が車幅方向に沿っていない場合、第一壁部51の上縁511は下縁22の最下点を通る水平線と平行であるとよい。
【0023】
第一壁部51の上縁511は、例えば、吹出口20の下縁22よりも広い幅を有する。上縁511の幅が下縁22の幅よりも広いと、第二壁部52および第三壁部53も空調風の障壁になり難い。
【0024】
第一壁部51は、上縁511から下縁に向かうに従って厚くなる厚さを有していてもよい。第一壁部51の上縁511の厚さが下縁の厚さよりも薄いと、第一壁部51を把持し易い。第一壁部51の下縁の厚さが上縁511よりも厚いと、剛性が高い第一壁部51とすることができる。第一壁部51の厚さは、上縁511から下縁に向かって一様であってもよい。
【0025】
≪第二壁部≫
第二壁部52の上縁521は、第一壁部51の上縁511からインストルメントパネル2に向かって上方に延びている。本例の上縁521は、上縁511から第一側縁23の高さ方向の略中間部まで延びている。上縁521が車両後方から前方に向かうに従って車両下方から上方に延びていることで、第二壁部52がグリップの機能を有する。第二壁部52の上縁521は、カップホルダー3を車両後方から見て、吹出口20の第一側縁23と重ならないとよい。
【0026】
第二壁部52の高さは、車両後方から前方に向かうに従って高くなっている。第二壁部52の高さは、棚部27の上面から上縁521までの垂直距離である。この第二壁部52の高さによって、収容部30の空間が広く確保されている。この第二壁部52の高さによっても、第二壁部52の剛性は確保されている。
【0027】
第二壁部52は、上縁521から下縁に向かうに従って厚くなる厚さを有していてもよい。第二壁部52の上縁521の厚さが下縁の厚さよりも薄いと、第二壁部52を把持し易い。第二壁部52の下縁の厚さが上縁521の厚さよりも厚いと、剛性が高い第二壁部52とすることができる。第二壁部52の厚さは、上縁521から下縁に向かって一様であってもよい。
【0028】
第二壁部52の内面は、下縁から上縁521に向かうに従って車幅方向外側に傾斜していてもよい。第二壁部52の内面が傾斜していると、第二壁部52が空調風の障壁になり難い。
【0029】
≪第三壁部≫
第三壁部53の上縁531は、第一壁部51の上縁511からインストルメントパネル2に向かって上方に延びている。本例の上縁531は、上縁511から第二側縁24の高さ方向の略中間部まで延びている。第三壁部53の上縁531は、カップホルダー3を車両後方から見て、吹出口20の第二側縁24と重ならないとよい。
【0030】
第三壁部53の高さは、車両後方から前方に向かうに従って高くなっている。第三壁部53の高さは、棚部27の上面から上縁531までの垂直距離である。この第三壁部53の高さによって、収容部30の空間が広く確保されている。この第三壁部53の高さによっても、第三壁部53の剛性は確保されている。本例では、第三壁部53の前端の高さは、第二壁部52の前端の高さよりも高い。つまり、第二壁部52の前端の高さは、第三壁部53の前端の高さよりも低い。第三壁部53の前端の高さよりも第二壁部52の前端の高さが低いと、吹出口20からの空調風を車両外側にまで導き易い。第三壁部53の前端の高さと第二壁部52の前端の高さとは同じであってもよい。
【0031】
第三壁部53の内面は、下縁から上縁531に向かうに従って車幅方向外側に傾斜していてもよい。第三壁部53の内面が傾斜していると、第三壁部53が空調風の障壁になり難い。
【0032】
<作用および効果>
実施形態のカップホルダー構造1では、カップホルダー3の第二壁部52が、乗員が車両の乗降時に手をかける際のグリップの機能を有する。第二壁部52がグリップとして機能する理由は、第二壁部52の上縁521が第一壁部51の上縁511からインストルメントパネル2に向かって上方に延びているからである。つまり、第二壁部52の上縁521が車両後方から前方に向かうにつれて車両下方から上方に延びており、第二壁部52の上縁521に手を掛け易いからである。また、第二壁部52の高さが車両後方から前方に向かうにつれて高くなることで、収容部30の高さ方向の空間が広く確保され、この空間に指を深く差し込んでしっかりと第二壁部52を把持し易いからである。
【0033】
実施形態のカップホルダー構造1では、カップホルダー3の収容部30に物が収容されていない場合、図2に示すように、カップホルダー3を車両後方から見ると、吹出口20の全体形状を目視可能である。そのため、吹出口20からの車室内への空調風の流れは、カップホルダー3によって阻害されない。言い換えると、上記カップホルダー構造1であれば、吹出口20の近傍にカップホルダー3が配置されていたとしても、吹出口20からの空調風によって車室内を冷やしたり温めたりできる。
【0034】
実施形態のカップホルダー構造1では、カップホルダー3の収容部30に物、例えば缶10が収容されている場合、図3に示すように、第二壁部52および第三壁部53が空調風をガイドする機能を有する。吹出口20の後方に缶10があった場合、吹出口20から出た空調風が缶10に当たって左右に拡散するものの、拡散後に第二壁部52および第三壁部53に当たって車両後方に流れる。つまり、上記カップホルダー構造1では、吹出口20からの空調風は、第二壁部52と缶10との間および第三壁部53と缶10との間を通って車両後方まで流れる。このような流れが形成されることで、吹出口20からの空調風によって車室内を冷やしたり温めたりでき、かつ缶10を冷やしたり温めたりできる。
【0035】
本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。例えば、以下の変更が可能である。
【0036】
(1)第三壁部53の上縁531は、第一壁部51の上縁511からインストルメントパネル2に向かって第三壁部53の高さが一様となるように延びていてもよい。言い換えると、カップホルダー3の壁部5のうち、少なくとも第二壁部52の上縁521が上縁511からインストルメントパネル2に向かって上方に延びていればよい。乗員が車両の乗降時に手をかけるのは、車幅方向外側に配置された第二壁部52だからである。第三壁部53の上縁531も上縁511からインストルメントパネル2に向かって上方に延びていれば、カップホルダー3の剛性を全体的に確保し易い。
【0037】
(2)カップホルダー構造1は、インストルメントパネル2の右側に設けられた図示しない吹出口の下方に設けられていてもよい。この場合、図1から図3に示すカップホルダー構造1と略左右対称の構成となる。
【0038】
(3)カップホルダー構造1は、インストルメントパネル2に設けられた図示しないデフロスタ用の吹出口の下方に設けられていてもよい。デフロスタ用の吹出口は、サイドデフロスタダクトにつながっている。デフロスタ用の吹出口の下方に設けられたカップホルダー構造1では、カップホルダーに収容された物をデフロスタ用の吹出口からの空調風で保温できる。
【符号の説明】
【0039】
1 カップホルダー構造
2 インストルメントパネル
20 吹出口
21 上縁
22 下縁
23 第一側縁
24 第二側縁
27 棚部
3 カップホルダー
30 収容部
4 底部
5 壁部
51 第一壁部
511 上縁
52 第二壁部
521 上縁
53 第三壁部
531 上縁
10 缶
図1
図2
図3