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特開2024-73340販売支援システム、販売支援方法およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024073340
(43)【公開日】2024-05-29
(54)【発明の名称】販売支援システム、販売支援方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20240522BHJP
【FI】
G06Q30/0601 330
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022195218
(22)【出願日】2022-11-17
(71)【出願人】
【識別番号】522474251
【氏名又は名称】クーリエ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】島田 勝行
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB66
5L049BB66
(57)【要約】      (修正有)
【課題】販売支援システムによりオンライン店舗を訪問するユーザ毎に、満足度の高い接客体験を提供する。
【解決手段】ネットワークを介して店舗サイトを訪問するユーザに対して接客情報を提供する販売支援システムは、ユーザの属性に関する属性情報と、ユーザのオンライン商店街サイト内での行動履歴に関する行動履歴情報とを管理するユーザ情報管理部、オンライン商店街サイトに出店する店舗サイトで販売する商品に関する情報を管理する商品情報管理部、店舗サイトを訪問したユーザへの接客を行うための、複数の接客コンテンツに関する情報を記憶する接客情報記憶部及び店舗サイトを訪問した前記ユーザに対して、ユーザ情報管理部に管理される情報と、商品情報管理部に管理される情報とに基づいて、接客情報記憶部に記憶される複数の接客コンテンツの中から最適な接客コンテンツに関する情報を読み出して、ユーザに対して提供する制御部を有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して商品販売を行う複数の店舗サイトが含まれるオンライン商店街サイトであって、該オンライン商店街サイトに出店するいずれかの店舗サイトを訪問するユーザに対して接客情報を提供する販売支援システムにおいて、
前記ユーザの属性に関する属性情報と、前記ユーザの前記オンライン商店街サイト内での行動履歴に関する行動履歴情報とを管理するユーザ情報管理部と、
前記オンライン商店街サイトに出店する店舗サイトで販売する商品に関する情報を管理する商品情報管理部と、
前記店舗サイトを訪問した前記ユーザへの接客を行うための、複数の接客コンテンツに関する情報を記憶する接客情報記憶部と、
前記店舗サイトを訪問した前記ユーザに対して、前記ユーザ情報管理部に管理される情報と、前記商品情報管理部に管理される情報とに基づいて、前記接客情報記憶部に記憶される複数の接客コンテンツの中から最適な接客コンテンツに関する情報を読み出して、前記ユーザに対して提供する制御部と
を有することを特徴とする販売支援システム。
【請求項2】
前記ユーザ情報管理部は、前記行動履歴情報として、前記ユーザによる前記店舗サイトへの訪問履歴に関する情報と、前記ユーザによる前記店舗サイトで販売する商品情報の閲覧履歴に関する情報と、前記ユーザによる前記店舗サイトで販売する商品情報の購入履歴に関する情報と、の少なくともいずれかを管理することを特徴とする請求項1に記載の販売支援システム。
【請求項3】
季節、天候、気温および湿度の少なくともいずれかの外部情報を管理する外部情報管理部をさらに有し、
前記出力部は、前記記憶部に記憶された属性情報および行動履歴情報と、前記在庫管理部に管理された商品の在庫状況と、前記外部情報管理部によって管理される外部情報とに基づいて、前記格納部に格納された複数の接客データの中から最適な接客データを前記ユーザに対して出力する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の販売支援システム。
【請求項4】
前記店舗サイトで販売する商品の中から、販売を推奨するレコメンド商品に関する情報を記憶するレコメンド情報記憶部をさらに有し、
前記制御部は、前記ユーザに対して、前記レコメンド商品に関する情報を含む、前記接客コンテンツに関する情報を提供する
ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の販売支援システム。
【請求項5】
前記制御部は、最適な接客コンテンツに関する情報として、前記レコメンド商品に関する情報と関連する接客コンテンツに関する情報を読み出すことを特徴とする請求項4に記載の販売支援システム。
【請求項6】
前記店舗サイトで販売する商品を使用した料理レシピに関する情報を記憶するレシピ情報記憶部をさらに有し、
前記制御部は、前記ユーザに対して、前記料理レシピに関する情報を含む、前記接客コンテンツに関する情報を提供する
ことを特徴とする請求項1乃至5に記載の販売支援システム。
【請求項7】
前記制御部は、最適な接客コンテンツに関する情報として、前記料理レシピに関する情報と関連する接客コンテンツに関する情報を読み出すことを特徴とする請求項6に記載の販売支援システム。
【請求項8】
ネットワークを介して商品販売を行う複数の店舗サイトが含まれるオンライン商店街サイトであって、該オンライン商店街サイトに出店するいずれかの店舗サイトを訪問するユーザに対して接客情報を提供する販売支援方法において、
前記ユーザの属性に関する属性情報と、前記ユーザの前記オンライン商店街サイト内での行動履歴に関する行動履歴情報とを管理し、
前記オンライン商店街サイトに出店する店舗サイトで販売する商品に関する情報を管理し、
前記店舗サイトを訪問した前記ユーザへの接客を行うための、複数の接客コンテンツに関する情報を記憶し、
前記店舗サイトを訪問した前記ユーザに対して、前記属性情報および前記行動履歴情報と、前記商品に関する情報とに基づいて、記憶される前記複数の接客コンテンツの中から最適な接客コンテンツに関する情報を読み出して、前記ユーザに対して提供する
ことを特徴とする販売支援方法。
【請求項9】
コンピュータを、
ネットワークを介して商品販売を行う複数の店舗サイトが含まれるオンライン商店街サイトであって、該オンライン商店街サイトに出店するいずれかの店舗サイトを訪問するユーザの属性に関する属性情報と、前記ユーザの前記オンライン商店街サイト内での行動履歴に関する行動履歴情報とを管理する手段と、
前記オンライン商店街サイトに出店する店舗サイトで販売する商品に関する情報を管理する手段と、
前記店舗サイトを訪問した前記ユーザへの接客を行うための、複数の接客コンテンツに関する情報を記憶する手段と、
前記店舗サイトを訪問した前記ユーザに対して、前記属性情報および前記行動履歴情報と、前記商品に関する情報とに基づいて、記憶される前記複数の接客コンテンツの中から最適な接客コンテンツに関する情報を読み出して、前記ユーザに対して提供する手段として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット通信を介したオンライン店舗やECサイトで商品等を購入することが一般的となっている。ユーザは、オンライン店舗のウェブサイトにアクセスし、そのオンライン店舗の販売サイトに掲載される商品等を選択し、決済することで商品等を購入することができる。
【0003】
ところで、オンライン店舗での買い物では、実店舗と異なり、店員による接客体験を受けることができないため、ユーザによっては、商品購入時の満足度が十分ではないと感じる場合がある。このような状況を鑑みて、例えば、オンライン店舗においても、ユーザの端末装置の画面上に表示される仮想店員が接客を行うことで販売を支援する技術が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002-7798号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような販売支援技術では、例えば、初めて店舗を訪問する場合と2回目以降に店舗を訪問する場合とで接客方法を変える処理を行うが、ユーザの買い物傾向や嗜好を反映したものではない。したがって、店舗を訪問する度に同じ接客情報が何度も表示されることとなり、ユーザが満足度の高い接客体験を受けられないという課題があった。
【0006】
本開示は、オンライン店舗を訪問するユーザごとに、ユーザが、満足度の高い接客体験を受けられる販売支援システム、販売支援方法およびプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態によれば、ネットワークを介して商品販売を行う複数の店舗サイトが含まれるオンライン商店街サイトに出店するいずれかの店舗サイトを訪問するユーザに対して接客情報を提供する販売支援システムであって、前記ユーザの属性に関する属性情報と、前記ユーザの前記オンライン商店街サイト内での行動履歴に関する行動履歴情報とを管理するユーザ情報管理部と、前記オンライン商店街サイトに出店する店舗サイトで販売する商品に関する情報を管理する商品情報管理部と、前記店舗サイトを訪問した前記ユーザへの接客を行うための、複数の接客コンテンツに関する情報を記憶する接客情報記憶部と、前記店舗サイトを訪問した前記ユーザに対して、前記ユーザ情報管理部に管理される情報と、前記商品管理部に管理される情報とに基づいて、前記接客情報記憶部に記憶される複数の接客コンテンツの中から最適な接客コンテンツに関する情報を読み出して、前記ユーザに対して提供する制御部とを有する。
【0008】
また一実施形態によれば、ネットワークを介して商品販売を行う複数の店舗サイトが含まれるオンライン商店街サイトに出店するいずれかの店舗サイトを訪問するユーザに対して接客情報を提供する販売支援方法であって、前記ユーザの属性に関する属性情報と、前記ユーザの前記オンライン商店街サイト内での行動履歴に関する行動履歴情報とを管理し、前記オンライン商店街サイトに出店する店舗サイトで販売する商品に関する情報を管理し、前記店舗サイトを訪問した前記ユーザへの接客を行うための、複数の接客コンテンツに関する情報を記憶し、前記店舗サイトを訪問した前記ユーザに対して、前記属性情報および前記行動履歴情報と、前記商品に関する情報とに基づいて、記憶される前記複数の接客コンテンツの中から最適な接客コンテンツに関する情報を読み出して、前記ユーザに対して提供する。
【0009】
また一実施形態によれば、プログラムであって、コンピュータを、ネットワークを介して商品販売を行う複数の店舗サイトが含まれるオンライン商店街サイトに出店するいずれかの店舗サイトを訪問するユーザの属性に関する属性情報と、前記ユーザの前記オンライン商店街サイト内での行動履歴に関する行動履歴情報とを管理する手段と、前記オンライン商店街サイトに出店する店舗サイトで販売する商品に関する情報を管理する手段と、前記店舗サイトを訪問した前記ユーザへの接客を行うための、複数の接客コンテンツに関する情報を記憶する手段と、前記店舗サイトを訪問した前記ユーザに対して、前記属性情報および前記行動履歴情報と、前記商品に関する情報とに基づいて、記憶される前記複数の接客コンテンツの中から最適な接客コンテンツに関する情報を読み出して、前記ユーザに対して提供する手段として機能させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の構成によれば、ユーザの属性等に応じて、ユーザごとに満足度の高い接客情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施の形態に係る販売支援システムの全体構成を示す図である。
図2】サーバの機能的な構成を示すブロック図である。
図3】事業者端末の機能的な構成を示すブロック図である。
図4】ユーザ属性情報管理データベースのデータ構造を示す図である。
図5】ユーザ行動履歴情報管理データベースのデータ構造を示す図である。
図6】商品情報管理データベースのデータ構造を示す図である。
図7】構成例1に係る接客コンテンツに関する情報を表示する画面例を示す図である。
図8】構成例2に係る接客コンテンツに関する情報を表示する画面例を示す図である。
図9】構成例3に係る接客コンテンツに関する情報を表示する画面例を示す図である。
図10】構成例4に係る接客コンテンツに関する情報を表示する画面例を示す図である。
図11】構成例5に係る接客コンテンツに関する情報を表示する画面例を示す図である。
図12】構成例6に係る接客コンテンツに関する情報を表示する画面例を示す図である。
図13】実施の形態に係る販売支援処理の流れを示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の構成において同一の符号を付して、それらの名称および機能も同じである。
【0013】
<実施の形態>
本実施の形態では、複数のオンライン店舗が集合してなるオンライン商店街サイトにおいて、1つのオンライン店舗を訪問するユーザに対して、販売支援を行う態様について説明する。
【0014】
ユーザは、PC(パーソナルコンピュータ)や、スマートフォン・タブレット等の端末装置を操作し、インターネット通信を介して、オンライン商店街サイトへアクセスする。さらにユーザは、オンライン商店街サイトへアクセスした後、オンライン商店街サイト内に出店する複数のオンライン店舗の中から、訪問したい店舗を選択し、オンライン店舗へアクセスする。
【0015】
<販売支援システムの構成>
図1は、本実施の形態に係る販売支援システム1の全体構成の一例を示すブロック図である。販売支援システム1は、サーバ10と、管理者端末20と、事業者端末30と、ユーザ端末40とを含み、各構成が通信ネットワークNによって互いに通信可能に接続されている。
【0016】
サーバ10は、管理者端末20または事業者端末30から操作によって設定されたオンライン商店街サイトおよびオンライン店舗サイト(以下、店舗サイトともいう)の情報を、ユーザ端末40へ送信することにより、ユーザ端末の表示画面を通じて、ユーザに提供する。またサーバ10は、ユーザがオンライン商店街サイトおよび各店舗のサイトへアクセスしたことに応じて、ユーザに対する、販売支援のための必要な処理を行う。
【0017】
またサーバ10は、オンライン商店街サイトおよび店舗サイトを利用するユーザの属性情報および行動履歴情報、各店舗が取り扱う商品および商品の在庫状況の情報、天候などの外部情報など、オンライン商店街サイトおよび店舗サイト上の処理に必要な情報を管理する。またサーバ10は、店舗サイトごとに、訪問するユーザを接客するに必要な情報を記憶する。
【0018】
管理者端末20は、オンライン商店街サイトを運営する管理者が操作する端末装置である。管理者は、管理者端末20を介して、オンライン商店街サイトの運営に必要な情報の入力や、各店舗サイトの事業者に対する情報の送信等を行う。
【0019】
事業者端末30は、オンライン商店街サイト内の店舗サイトを運営する事業者が操作する端末装置である。事業者は、事業者端末30を介して、店舗サイトの運営に必要な情報の入力や、ユーザから要求に応じた必要な処理や情報の送信等を行う。
【0020】
ユーザ端末40は、オンライン商店街サイトおよび店舗サイトを利用するユーザが操作する端末装置である。ユーザは、ユーザ端末40を介して、オンライン商店街サイトおよび店舗サイトへのアクセスや、店舗サイトでの商品の購入・決済等を行う。
【0021】
<サーバの構成>
図2は、サーバ10の機能的な構成を示すブロック図である。サーバ10は、通信部11と、管理部12と、記憶部13と、制御部14とを有する。
【0022】
通信部11は、サーバ20が事業者端末30やユーザ端末40等外部の装置との通信を行うための処理を行う。
【0023】
管理部12は、オンライン商店街サイトおよび店舗サイトを運営するための各種情報を管理する。管理部12は、ユーザ情報管理部121と、商品情報管理部122と、外部情報管理部123と、店舗情報管理部124と、評価情報管理部125とを有する。
【0024】
ユーザ情報管理部121は、オンライン商店街サイトおよび店舗サイトを利用し、店舗サイトを訪問するユーザの属性に関する属性情報と、ユーザのオンライン商店街サイトでの行動履歴に関する行動履歴情報を管理する。
【0025】
ユーザ情報管理部121が管理する属性情報は、ユーザを特定するための情報である。属性情報としては、例えば、ユーザID、性別、年齢、住所、電話番号、メールアドレスなどの情報が挙げられる。ユーザIDは、例えば、オンライン商店街サイトを利用するためのユーザ登録によって付与されるユーザ固有の情報である。
【0026】
ユーザ情報管理部121は、属性情報を、図4に示すような、ユーザ属性情報管理データベース1211として管理する。ユーザ属性情報管理データベース1211は、例えば、「ユーザID」、「氏名」、「性別」、「年齢」、「電話番号」、「メールアドレス」および「住所」に関するデータを含む。ユーザ属性情報管理データベース1211に含まれるデータは、図4に示した例に限られず、一部の情報に関するデータが含まない構成とすることができ、また他の情報に関するデータを含む構成とすることができる。
【0027】
ユーザ情報管理部121が管理する行動履歴情報は、ユーザがオンライン商店街サイト内で行った行動の履歴を記録した情報である。行動履歴情報としては、例えば、ユーザによる店舗サイトへの訪問履歴、ユーザによる店舗サイトで販売する商品情報の閲覧履歴、ユーザによる店舗サイトで販売する商品情報の購入履歴が挙げられる。ユーザによる店舗サイトへの訪問履歴には、例えば、ユーザが訪問した店舗の情報(店舗名称、店舗ID、店舗種別等)、店舗の訪問日時が含まれる。ユーザによる店舗サイトで販売する商品情報の閲覧履歴には、例えば、閲覧した商品、閲覧日時が含まれる。ユーザによる店舗サイトで販売する商品情報の購入履歴には、例えば、購入した商品、購入日時が含まれる。
【0028】
ユーザ情報管理部121は、行動履歴情報を、図5に示すような、ユーザ行動履歴情報管理データベース1212として管理する。ユーザ行動履歴情報管理データベース1212は、例えば、「ユーザID」、「訪問店舗」、「店舗ID」、「店舗種別」、「訪問日時」、「閲覧商品」、「閲覧日時」、「購入商品」および「購入日時」に関するデータを含む。ユーザ行動履歴情報管理データベース1212に含まれるデータは、図4に示した例に限られず、一部の情報に関するデータが含まない構成とすることができ、また他の情報に関するデータを含む構成とすることができる。
【0029】
商品情報管理部122は、オンライン商店街サイトに出店する店舗サイトで販売する商品に関する情報を管理する。
【0030】
商品情報管理部122が管理する商品に関する情報は、商品を特定するための情報である。商品に関する情報としては、例えば、商品名称、商品ID、商品の仕入先および仕入日、商品の販売期限、商品の販売価格、商品の在庫数等の情報が挙げられる。商品の販売期限に関する情報は、商品の品質等を保証できる日数等に基づいて設定されるものであり、食品商品の場合には、食品の賞味期限や消費期限に基づいて設定される。
【0031】
商品情報管理部122は、商品に関する情報を、図6に示すような、商品情報管理データベース1221として管理する。商品情報管理データベース1221は、例えば、「商品名称」、「商品ID」、「仕入先」、「仕入日」、「販売期限」、「販売価格」および「在庫数」に関するデータを含む。ユーザ行動履歴情報管理データベース1212に含まれるデータは、図4に示した例に限られず、一部の情報に関するデータが含まない構成とすることができ、また他の情報に関するデータを含む構成とすることができる。
【0032】
外部情報管理部123は、商品情報管理部122で管理する商品に関する情報以外の外部情報を管理する。
【0033】
外部情報管理部123が管理する外部情報は、店舗サイトが販売する商品の品質や売れ行き等に影響を与える情報である。外部情報としては、例えば、季節、天候、気温、湿度等の情報が挙げられる。
【0034】
店舗情報管理部124は、オンライン商店街サイトに出店する店舗サイトに関する情報を管理する。
【0035】
店舗情報管理部124が管理する情報は、オンライン商店街サイトの運営において必要な店舗サイトに関する情報である。店舗サイトに関する情報としては、例えば、店舗名称、店舗ID、店舗種別、店舗責任者の氏名・電話番号・メールアドレス等、店舗サイトで販売する商品、店舗サイトの売上額に関する情報が挙げられる。
【0036】
評価情報管理部125は、オンライン商店街サイトおよび店舗サイトを利用するユーザによる、各店舗サイトの評価に関する情報を管理する。
【0037】
評価情報管理部125が管理する情報は、ユーザが情報入力することにより確定する、ユーザによる各店舗サイトの評価に関する情報である。評価に関する情報としては、例えば、5段階評価など数値で表される情報、口コミなどテキスト入力によって表される定性的な情報が挙げられる。制御部14は、評価情報管理部125により管理される店舗サイトの評価に関する情報を参照して、接客コンテンツに関する情報を読み出すことができる。例えば、制御部14は、評価情報管理部125に管理される店舗サイトの評価に関する情報に基づいて、その店舗サイトに対して高い評価を与えたユーザに対して、そのユーザにとって最適な接客コンテンツに関する情報を読み出して、提供する。
【0038】
記憶部13は、店舗サイトを訪問したユーザへの接客を行うための、複数の接客コンテンツに関する情報等を記憶する。記憶部13は、接客情報記憶部131と、レコメンド情報記憶部132と、レシピ情報記憶部133と、キャンペーン情報記憶部134とを有する。
【0039】
接客情報記憶部131は、店舗サイトを訪問したユーザへの接客を行うための、複数の接客コンテンツに関する情報を記憶する。接客情報記憶部131に記憶される情報は、動画データ、画像データ、音声データ、テキストデータ等で構成されている。
【0040】
接客情報記憶部131が記憶する情報は、店舗サイトを訪問したユーザが満足度を高い接客体験を受けるために、ユーザに提供される接客情報である。接客コンテンツに関する情報としては、例えば、店舗サイトの特徴や販売する商品を紹介するための情報、店舗サイトを運営する店長を紹介するための情報、店舗サイトの最新のトピックスを紹介するための情報、店舗サイトのおすすめや一押しの商品を紹介するための情報、店舗サイトで販売する商品の使用例や活用例等を紹介するための情報、店舗サイトで行っている或いは予定されているキャンペーンに関する情報を照会するための情報、店舗サイトで販売する商品の仕入先である企業、農園、牧場、工場、生産者等或いはその地域を紹介するための情報、季節やイベント等に応じた挨拶を行うための情報、ユーザの店舗サイトへの訪問回数に応じた挨拶を行うための情報が挙げられる。また接客情報記憶部131は、同一の接客コンテンツに関する情報を含む場合でも、性別や年齢といったユーザの属性等に応じて、口調、言葉遣い、表情などが異なる複数パターンからなる接客コンテンツを記憶することもできる。
【0041】
レコメンド情報記憶部132は、店舗サイトで販売する商品の中から、事業者が販売を推奨するレコメンド商品に関する情報を記憶する。レコメンド情報記憶部132に記憶される情報は、動画データ、画像データ、音声データ、テキストデータ等で構成されている。
【0042】
レコメンド情報記憶部132が記憶する情報は、店舗サイトの事業者が優先的に販売したい商品に関する情報である。レコメンド商品に関する情報は、例えば、店舗サイトにおける主力の商品、季節ごとの旬の商品、販売が解禁された直後の商品、テレビやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)等で注目されている商品、リピート購入に繋がりやすい商品、利益率が高い商品、売上額或いは売上数量が伸び悩んでいる商品、比較的多い在庫数量を抱えている商品、賞味期限、消費期限或いは使用有効期限が近付いている商品に関する情報が挙げられる。
【0043】
レシピ情報記憶部133は、店舗サイトで販売する商品を使用した料理レシピに関する情報を記憶する。レシピ情報記憶部133に記憶される情報は、動画データ、画像データ、音声データ、テキストデータ等で構成されている。
【0044】
レシピ情報記憶部133が記憶する情報は、店舗サイトで販売する商品が食材商品である場合に、対象となる食材の購入を促すために、食材の活用方法を紹介する料理レシピに関する情報である。料理レシピに関する情報は、例えば、食材を活用した料理メニューやその作り方を紹介するための情報、食材の保管方法を紹介するための情報、余った食材を有効活用するための情報、対象とする食材を活用した料理メニューと合わせておすすめする料理メニューやその作り方を紹介する情報が挙げられる。
【0045】
キャンペーン情報記憶部134は、店舗サイトで行うキャンペーンに関する情報を記憶する。キャンペーン情報記憶部134に記憶される情報は、動画データ、画像データ、音声データ、テキストデータ等で構成されている。
【0046】
キャンペーン情報記憶部134が記憶する情報は、店舗サイトで販売する商品の販売促進を目的として提供する情報である。キャンペーンに関する情報は、例えば、商品のディスカウントを期間限定で案内するための情報、店舗サイトで利用できるクーポンを案内するための情報、店舗サイトで利用できるお得なポイントサービスを案内するための情報、季節やイベント等に応じた限定商品を案内するための情報が挙げられる。
【0047】
制御部14は、管理部12に管理される情報に基づいて、記憶部に記憶される接客コンテンツに関する情報を読み出して、ユーザに対して提供する。制御部14は、受信制御部141と、送信制御部142と、照合部143と、演算部145と、情報抽出部145と、情報出力部146と、情報合成部147とを有する。
【0048】
受信制御部141は、サーバ10が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
【0049】
送信制御部142は、サーバ10が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
【0050】
照合部143は、オンライン商店街サイトおよび店舗サイトを利用するユーザのユーザ情報を照合する。照合部143が照合する情報は、オンライン商店街サイトおよび店舗サイトを訪問するユーザが、オンライン商店街サイトの利用者としてユーザ登録されているかどうかを確認し、ユーザ認証を行うための情報である。照合する情報としては、例えば、ユーザID、パスワード、ユーザの顔が映り込んだ画像データに関する情報、予め設定された質問に対する回答に関する情報が挙げられる。
【0051】
情報合成部144は、接客情報記憶部131に記憶されている接客コンテンツに関する情報と、レコメンド情報記憶部132、レシピ情報記憶部133、キャンペーン情報記憶部134の少なくともいずれかに記憶されている情報とを合成する。
【0052】
情報合成部144は、例えば、接客情報記憶部131に記憶されている接客コンテンツに関する情報と、レコメンド情報記憶部132に記憶されるレコメンド商品に関する情報とを合成する。これにより、店舗サイトを訪問したユーザは、店舗サイトがおすすめする商品に関する情報を確認しながら、接客対応を受けることができる。
【0053】
情報合成部144は、例えば、接客情報記憶部131に記憶されている接客コンテンツに関する情報と、レシピ情報記憶部133に記憶される料理レシピに関する情報とを合成する。これにより、店舗サイトを訪問したユーザは、店舗サイトが販売する商品を活用した料理レシピに関する情報を確認しながら、接客対応を受けることができる。
【0054】
情報合成部144は、例えば、接客情報記憶部131に記憶されている接客コンテンツに関する情報と、キャンペーン情報記憶部134に記憶されるキャンペーンに関する情報とを合成する。これにより、店舗サイトを訪問したユーザは、店舗サイトが行っているキャンペーンに関する情報を確認しながら、接客対応を受けることができる。
【0055】
情報合成部144は、例えば、事業者から事業者端末30を介して入力される入力指示に基づいて合成処理を行う。また情報合成部144は、例えば、制御部14の処理により、レコメンド商品に関する情報、料理レシピに関する情報、キャンペーンに関する情報のそれぞれと関連する接客コンテンツに関する情報が抽出され、抽出された接客コンテンツに関する情報と、レコメンド商品に関する情報、料理レシピに関する情報、キャンペーンに関する情報のいずれかとの合成処理を行う。
【0056】
演算部145は、ユーザ情報管理部121に管理される情報と、商品情報管理部122に管理される情報とに基づいた演算処理を行い、店舗サイトを訪問したユーザに対する最適の接客コンテンツに関する情報を読み出すための条件を判定する。演算部145が行う演算処理は、ユーザ情報管理部121に管理される情報と、商品情報管理部122に管理される情報とを単に使用する場合に限られ無し。演算部145は、例えば、ユーザ情報管理部121に管理される情報と商品情報管理部122に管理される情報とに基づいて実行された過去の演算処理データであって、複数の演算処理データを機械学習してなる機械学習データに基づいて、演算処理を行うことができる。
【0057】
演算部145は、接客コンテンツに関する情報を読み出すための条件判定に際して、ユーザ情報管理部121に管理される、ユーザの属性に関する属性情報と、ユーザのオンライン商店街サイトでの行動履歴に関する行動履歴情報を参照する。
【0058】
演算部145が参照する属性情報は、ユーザの性別や年齢等、利用者としての特徴を表す、図4に示すユーザ属性情報管理データベースによって管理される情報である。演算部145は、好まれる接客の方法や接客内容、好まれる商品の傾向等の指標となる属性情報のデータを演算処理の一部として適用し、接客コンテンツに関する情報を読み出すための条件を判定する。
【0059】
演算部145が参照する行動履歴情報は、ユーザがオンライン商店街サイト内で訪問した店舗やそこでの情報閲覧、商品購入等の履歴等に関する情報等、図5に示すユーザ行動履歴情報管理データベースによって管理される情報である。演算部145は、ユーザの買い物傾向や嗜好、ユーザが購入対象として注目している商品の種別等の指標となる行動履歴のデータを演算処理の一部として適用し、接客コンテンツに関する情報を読み出すための条件を判定する。
【0060】
演算部145は、接客コンテンツに関する情報をユーザに提供するに際して、商品情報管理部122に管理される商品に関する情報を参照する。演算部145が参照する商品に関する情報は、商品の特徴、商品の賞味期限・消費期限・使用期限、商品の在庫数等に関する情報である。演算部145は、ユーザの買い物傾向や嗜好と一致する商品、商品の最適な販売タイミング等の指標となる商品に関する情報のデータを演算処理の一部として適用し、接客コンテンツに関する情報を読み出すための条件を判定する。
【0061】
演算部145は、最適の接客コンテンツに関する情報を読み出すための条件を判定のために、外部情報管理部123に管理される情報を参照することができる。
【0062】
演算部145が参照する外部情報は、店舗サイトが販売する商品の品質や売れ行き等に影響を与える可能性のある、季節、天候、気温、湿度等の情報である。演算部145は、接客コンテンツに関する情報を読み出すための条件判定に際して、好まれる商品の傾向等の指標となる外部情報のデータを演算処理の一部として適用し、接客コンテンツに関する情報を読み出すための条件を判定する。
【0063】
情報抽出部146は、演算部145により判定された条件に基づいて。記憶部134に記憶される複数の接客コンテンツの中から最適な接客コンテンツに関する情報を読み出す抽出処理を行う。
【0064】
情報出力部147は、情報抽出部146により読み出された情報をユーザ端末40等に出力する。
【0065】
<事業者端末の構成>
図3は、事業者端末30の機能的な構成を示すブロック図である。事業者端末30は、通信部31、記憶部32と、情報入力部33と、表示部34と、撮像部35と、音声処理部36と、プロセッサ37とを有する。
【0066】
通信部31は、事業者端末30がサーバ10、管理者端末20、ユーザ端末40等の外部の装置との通信を行うための処理を行う。
【0067】
記憶部32は、例えば、フラッシュメモリ、ROM、RAM等により構成され、事業者端末30が使用するプログラムや、サーバ10から受信するデータ等の情報を記憶する。
【0068】
情報入力部33は、例えば、表示部34を構成するタッチパネルや、キーボード、操作ボタン等の入力装置であり、事業者による入力操作を受け付ける処理を行う。
【0069】
表示部34は、プロセッサ37の制御に応じて、動画データ、画像データ、テキストデータに関する情報を表示する。表示部34は、例えば、LCDや有機EL等によって実現される。
【0070】
撮像部35は、例えば、事業者端末に内蔵された或いは外付けされたカメラであり、事業者端末30からの撮像操作によって、動画データや画像データを生成する。
【0071】
音声処理部36は、例えば、マイクロフォン、サウンドプレイヤ等で構成される。
【0072】
プロセッサ37は、例えば、CPUによって実現され、記憶部32に記憶されたプログラムやデータ等を読み込むことにより、事業者端末30の各構成を制御する。プロセッサ37は、記憶部32に記憶されたプログラムを実行することにより実現する機能部として、通信制御部371と、表示制御部372と、演算部373とを含む。
【0073】
通信制御部371は、通信部31におけるデータの送受信の動作を制御する。通信制御部371は、例えば、表示部34に表示させる動画データ、画像データをサーバ10から受信し、或いは撮像部35により撮像された動画データ、画像データをサーバ10へ送信する。
【0074】
表示制御部372は、表示部34において、動画データ、画像データ、テキストデータ等の情報の表示を制御する。表示制御部372は、サーバ10から受信したデータに基づいた情報を表示部34に表示させる。
【0075】
演算部373は、画像処理、音声データの処理、その他の冤罪処理を実行する。
【0076】
<接客コンテンツの構成例>
本実施の形態に係る販売支援システムにおいて実現される接客コンテンツの構成例について説明する。ここでは、店舗サイトが食材商品を販売する店舗である場合を例とする。
【0077】
(構成例1)
図7は、構成例1に係る接客コンテンツに関する情報を表示する画面例を示す図である。この構成例では、店舗サイトを初めて訪問したユーザに対する接客を想定した接客コンテンツに関する情報が画面100上に表示される。画面100の左側には、接客者の接客映像を再生する表示枠110が設けられ、表示枠110内に店舗サイトを訪問したユーザに対して接客を行う接客者の接客映像111と音声112が再生される。再生される接客者の接客映像111および音声112には、店舗サイトの店主の紹介、店舗サイトの紹介等の情報が含まれる。表示枠110の下方には、接客者の情報120が表示される。表示枠110の上方には、店舗サイトの情報130が表示される。画面100の右側の上方には、店舗サイトを訪問したユーザの情報140が表示される。ユーザ情報140の下方には、接客者の音声111と同等の説明がテキスト150として表示される。
【0078】
(構成例2)
図8は、構成例2に係る接客コンテンツに関する情報を表示する画面例を示す図である。この構成例では、店舗サイトを繰り返し訪問或いは利用するユーザに対する接客を想定した接客コンテンツに関する情報が画面200上に表示される。画面200の左側には、接客者の接客映像を再生する表示枠210が設けられ、表示枠210内に店舗サイトを訪問したユーザに対して接客を行う接客者の接客映像211と音声212が再生される。再生される接客者の接客映像211および音声212には、ユーザの買い物傾向や嗜好に適した商品の紹介等の情報が含まれる。表示枠210の下方には、接客者の情報220が表示される。表示枠210の上方には、店舗サイトの情報230が表示される。画面200の右側の上方には、店舗サイトを訪問したユーザの情報240が表示される。ユーザ情報240の下方には、接客者の音声111と同等の説明がテキスト250として表示される。テキスト250の下方には、接客者の音声212等で紹介された商品の画像260が表示される。この商品画像260には、URLとして記述されるリンクが付与されている。ユーザが商品画像260をクリックすると、商品の詳細に関する情報が掲載されたページが表示される。
【0079】
(構成例3)
図9は、構成例3に係る接客コンテンツに関する情報を表示する画面例を示す図である。この構成例では、店舗サイトを繰り返し訪問或いは利用するユーザに対する接客を想定したものであり、事業者が販売を推奨するレコメンド商品の紹介を含む接客コンテンツに関する情報が画面300上に表示される。画面300の左側には、接客者の接客映像を再生する表示枠310が設けられ、表示枠310内に店舗サイトを訪問したユーザに対して接客を行う接客者の接客映像311と音声312が再生される。再生される接客者の接客映像311および音声312には、店舗サイトとしておすすめする一押し商品の紹介等の情報が含まれる。表示枠310の下方には、接客者の情報320が表示される。表示枠310の上方には、店舗サイトの情報330が表示される。画面300の右側の上方には、店舗サイトを訪問したユーザの情報340が表示される。ユーザ情報340の下方には、接客者の音声311と同等の説明がテキスト350として表示される。テキスト350の下方には、レコメンド商品を強調する情報がテキスト360として表示される。テキスト360の下方には、接客者の音声312等で紹介されたレコメンド商品の画像370が表示される。この商品画像370には、URLとして記述されるリンクが付与されている。ユーザが商品画像360をクリックすると、商品の詳細に関する情報が掲載されたページが表示される。
【0080】
(構成例4)
構成例4は、構成例3の変形例である。図10は、構成例4に係る接客コンテンツに関する情報を表示する画面例を示す図である。この構成例では、店舗サイトを繰り返し訪問或いは利用するユーザに対する接客を想定したものであり、事業者が販売を推奨するレコメンド商品の紹介を含む接客コンテンツに関する情報が画面400上に表示される。画面400の左側には、接客者の接客映像および商品動画を再生する表示枠410が設けられ、表示枠410の左側下方に設けられる表示枠411に接客者の接客映像が再生され、表示枠410のそれ以外の領域413に商品動画が再生される。表示枠411では、店舗サイトを訪問したユーザに対して接客を行う接客者の接客映像411と音声412が再生される。再生される接客者の接客映像411および音声412には、店舗サイトとしておすすめする一押し商品の紹介等の情報が含まれる。表示領域413には、接客者の音声312等で紹介されたレコメンド商品の動画や画像が再生される。表示枠410の下方には、接客者の情報420が表示される。表示枠410の上方には、店舗サイトの情報430が表示される。画面400の右側の上方には、店舗サイトを訪問したユーザの情報440が表示される。ユーザ情報440の下方には、接客者の音声311と同等の説明がテキスト450として表示される。
【0081】
(構成例5)
図11は、構成例5に係る接客コンテンツに関する情報を表示する画面例を示す図である。この構成例では、店舗サイトを繰り返し訪問或いは利用するユーザに対する接客を想定したものであり、店舗サイトで行うキャンペーンの紹介を含む接客コンテンツに関する情報が画面500上に表示される。画面500の左側には、接客者の接客映像を再生する表示枠510が設けられ、表示枠510内に店舗サイトを訪問したユーザに対して接客を行う接客者の接客映像511と音声512が再生される。再生される接客者の接客映像511および音声512には、店舗サイトがキャンペーンとして行っている割引クーポンの紹介等の情報が含まれる。表示枠510の下方には、接客者の情報520が表示される。表示枠510の上方には、店舗サイトの情報530が表示される。画面500の右側の上方には、店舗サイトを訪問したユーザの情報540が表示される。ユーザ情報540の下方には、接客者の音声511と同等の説明がテキスト550として表示される。テキスト550の下方には、ユーザが割引クーポンを入手するためのボタン560が表示される。ボタン560には、URLとして記述されるリンクが付与されている。ユーザがボタン560をクリックすると、割引クーポンに関する情報が掲載されたページが表示される。
【0082】
(構成例6)
図12は、構成例6に係る接客コンテンツに関する情報を表示する画面例を示す図である。この構成例では、店舗サイトを繰り返し訪問或いは利用するユーザに対する接客を想定したものであり、店舗サイトで販売する商品を使用した料理レシピの紹介を含む接客コンテンツに関する情報が画面600上に表示される。画面600の左側には、接客者の接客映像および料理レシピの動画を再生する表示枠610が設けられ、表示枠610の左側下方に設けられる表示枠611に接客者の接客映像が再生され、表示枠610のそれ以外の領域613に商品動画が再生される。表示枠611では、店舗サイトを訪問したユーザに対して接客を行う接客者の接客映像611と音声612が再生される。再生される接客者の接客映像611および音声612には、店舗サイトで販売する商品を使った料理レシピの紹介等の情報が含まれる。表示領域613には、接客者の音声612等で紹介されたレコメンド商品の動画や画像が再生される。表示枠610の下方には、接客者の情報420が表示される。表示枠610の上方には、店舗サイトの情報630が表示される。画面600の右側の上方には、店舗サイトを訪問したユーザの情報440が表示される。ユーザ情報640の下方には、接客者の音声611と同等の説明がテキスト650として表示される。テキスト650の下方には、表示領域613に表示される料理レシピに関するデータを入手するためのボタン660が表示される。ボタン660には、URLとして記述されるリンクが付与されている。ユーザがボタン660をクリックすると、ユーザが、料理レシピに関するデータ(動画データ、画像データ、音声データ等)をダウンロードすることができる。
【0083】
<処理動作の説明>
本実施の形態に係る販売支援システムにおける処理動作について説明する。
【0084】
図13は、サーバを介した、販売支援処理の流れを示すフロー図である。以下では、店舗サイトを訪問したユーザに対して、サーバを介して、販売支援に係る接客コンテンツに関する情報を提供する例について説明する。
【0085】
ステップS11において、店舗サイトを訪問したユーザのユーザIDに関する情報を取得する。
【0086】
ステップS12において、取得したユーザIDに関する情報が、オンライン商店街サイトの利用者として登録された情報であるかを確認するために、サーバ10を構成するユーザ情報管理部121に管理される情報と照合する。
【0086】
ステップS13において、照合の結果、取得したユーザIDに関する情報が登録された情報であるか否かを判定する。取得したユーザIDに関する情報が登録された情報であると判定された場合(判定:Yes)には、次の処理に進む。取得したユーザIDに関する情報が登録された情報ではないと判定された場合(判定:No)には、処理を終了する。ステップS13において判定が終了された場合には、ユーザに対して、オンライン商店街サイトの利用者登録を促す処理等を行うことができる。
【0087】
ステップS14において、サーバ10を構成するユーザ情報管理部121に管理されるユーザの属性情報と、ユーザの行動履歴情報とを取得する。
【0088】
ステップS15において、サーバ10を構成する商品情報管理部122に管理される商品に関する情報を取得する。
【0089】
ステップS16において、サーバ10を構成する外部情報管理部123に管理される外部情報を取得する。
【0090】
ステップS17において、サーバ10を構成する演算部145が、取得されたユーザの属性情報と、ユーザの行動履歴情報と、商品に関する情報と、外部情報とに基づいて演算処理を行い、訪問したユーザについて最適な接客コンテンツを判定する。
【0091】
ステップS18において、サーバ10を構成する情報抽出部146が、判定された接客コンテンツに関する情報を読み出す。
【0092】
ステップS19において、サーバ10を構成する情報出力部147が、読み出された接客コンテンツに関する情報を、ユーザに対して提供する。
【0093】
以上のように、本開示に係る実施の形態によれば、ユーザの特徴やユーザの嗜好等が反映された、ユーザの属性情報および行動履歴情報と、商品に関する情報とに基づいて、接客コンテンツに関する情報が提供されるので、ユーザは満足度の高い接客体験を受けることができる。
【0094】
また本開示に係る実施の形態によれば、接客コンテンツに関する情報の提供に際して、販売を推奨するレコメンド商品に関する情報、料理レシピに関する情報、キャンペーンに関する情報の少なくともいずれかを含めることにより、ユーザはより満足度の高い接客体験を受けることができる。特に、接客コンテンツに関する情報と関連する販売を推奨するレコメンド商品に関する情報、料理レシピに関する情報、キャンペーンに関する情報が含まれることにより、ユーザは実店舗での接客に近い、より満足度の高い接客体験を受けることができる。
【0096】
以上、本開示に係る実施の形態を説明したが、上記実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態およびその変形は、発明の範囲、要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0097】
1:販売支援システム、10:サーバ、11:通信部、12:管理部、13:記憶部、14:制御部、20:管理者端末、21:通信部、22:記憶部、23:情報入力部、24:表示部、25:撮像部、26:音声処理部、30:事業者端末、40:ユーザ端末、121:ユーザ情報管理部、122:商品情報管理部、123:外部情報管理部、124:店舗情報管理部、125:評価情報管理部、131:接客情報記憶部、132:レコメンド情報記憶部、133:レシピ情報記憶部、134:キャンペーン情報記憶部、141:受信制御部、142:送信制御部、143:照合部、144:情報合成部、145:演算部、146:情報抽出部、147:情報出力部、371:通信制御部、372:表示制御部、373:演算部、1211:ユーザ属性情報管理データベース、1212:ユーザ行動履歴情報管理データベース、1221:商品情報管理データベース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
図11
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図13