(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024073413
(43)【公開日】2024-05-29
(54)【発明の名称】再同期信号についてのエネルギーレベルの指示
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20240522BHJP
【FI】
H04W24/10
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024018703
(22)【出願日】2024-02-09
(62)【分割の表示】P 2022520787の分割
【原出願日】2019-10-11
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】アヤン・セングプタ
(72)【発明者】
【氏名】レ・リウ
(72)【発明者】
【氏名】アルベルト・リコ・アルバリーニョ
(72)【発明者】
【氏名】チャオ・ウェイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ワイヤレス通信において、UEが、ネイバーセル上での無線リソース管理(RRM)測定などを実施するために使用するRSSのエネルギーレベルに関するシグナリングを受信し、測定を実施する方法を提供する。
【解決手段】サービング基地局(BS)と、ネイバーBSと、ユーザ機器(UE)と、を含む環境において、UEは、ネイバーBSのセル固有基準信号(CRS)に対するネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信し、オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、
前記オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施することとを備える、方法。
【請求項2】
前記エネルギーレベルが、前記ネイバーセルの前記CRSのリソース要素単位エネルギー(EPRE)に対する前記ネイバーセルの前記RSSのEPREである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記オフセットを指示する前記情報が、前記UEのサービングセルを介して提供されたネイバーセルリストにおいて受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ネイバーセルリストが、前記サービングセルのそれぞれのネイバーセルについての複数のオフセットを識別する情報を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記エネルギーレベルの前記オフセットを指示する前記情報が、前記ネイバーセルの前記RSSの前記エネルギーレベルと前記ネイバーセルの前記CRSのエネルギーレベルとの間の差を識別する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記エネルギーレベルの前記オフセットを指示する前記情報が、前記ネイバーセルの前記RSSの前記エネルギーレベルと前記ネイバーセルの前記CRSの前記エネルギーレベルとの間の前記差の量子化を備える、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記エネルギーレベルの前記オフセットが、
前記RSSの電力ブーストパラメータ、
前記ネイバーセルによって使用されるCRSポートの数、または
前記ネイバーセルの前記CRSの電力ブーストパラメータのうちの少なくとも1つを識別し、
ここにおいて、前記方法は、
前記オフセットに少なくとも部分的に基づいて前記エネルギーレベルを決定することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記エネルギーレベルの前記オフセットの範囲が、前記RSSの前記電力ブーストパラメータ、CRSポートの前記数、または前記ネイバーセルの前記CRSの前記電力ブーストパラメータのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記測定は、前記オフセットが、構成された範囲内にあるとき、実施されるように構成された、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記エネルギーレベルの前記オフセットを指示する前記情報の特定の値は、前記オフセットが、前記構成された範囲の外にあることと、前記測定が実施されるべきでないこととを指示する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記オフセットに少なくとも部分的に基づいて前記測定を実施することが、
前記測定を決定するためにRSSベース測定とCRSベース測定とを組み合わせることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記測定を決定するために前記RSSベース測定と前記CRSベース測定とを組み合わせることが、前記ネイバーセルの前記CRSに対する前記ネイバーセルの前記RSSの前記エネルギーレベルの前記オフセットが範囲内にあることに少なくとも部分的に基づいて実施される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記ネイバーセルが、前記UEのサービングセルとは異なる周波数に関連するとき、前記測定を実施することが、前記オフセットに少なくとも部分的に基づいて、および周波数オフセットに少なくとも部分的に基づいて前記測定を実施することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
基地局によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
ネイバーセルに関連するネイバー基地局から、前記ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、
前記オフセットを指示する前記情報を含むネイバーセルリストを送信することとを備える、方法。
【請求項15】
前記エネルギーレベルが、前記ネイバーセルの前記CRSのリソース要素単位エネルギー(EPRE)に対する前記ネイバーセルの前記RSSのEPREである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記ネイバーセルリストが、前記基地局のそれぞれのネイバーセルについての複数のオフセットを識別する情報を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記エネルギーレベルの前記オフセットを指示する前記情報が、前記ネイバーセルの前記RSSの前記エネルギーレベルと前記ネイバーセルの前記CRSのエネルギーレベルとの間の差を識別する、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記エネルギーレベルの前記オフセットを指示する前記情報が、前記ネイバーセルの前記RSSの前記エネルギーレベルと前記ネイバーセルの前記CRSの前記エネルギーレベルとの間の前記差の量子化を備える、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記エネルギーレベルの前記オフセットが、
前記RSSの電力ブーストパラメータ、
前記ネイバーセルによって使用されるCRSポートの数、または
前記ネイバーセルの前記CRSの電力ブーストパラメータのうちの少なくとも1つを識別する、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記エネルギーレベルの前記オフセットの範囲が、前記RSSの前記電力ブーストパラメータ、CRSポートの前記数、または前記ネイバーセルの前記CRSの前記電力ブーストパラメータのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記オフセットが、構成された範囲内にあるとき、測定を実施するようにユーザ機器(UE)を構成することをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項22】
前記エネルギーレベルの前記オフセットを指示する前記情報の特定の値は、前記オフセットが、前記構成された範囲の外にあることと、前記測定が実施されるべきでないこととを指示する、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
基地局によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
前記基地局のセル固有基準信号(CRS)に対する前記基地局の再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを決定することと、
前記オフセットに従って前記RSSおよび前記CRSを送信することとを備える、方法。
【請求項24】
ワイヤレス通信のためのユーザ機器(UE)であって、
メモリと、
前記メモリに動作可能に結合された1つまたは複数のプロセッサとを備え、前記メモリおよび前記1つまたは複数のプロセッサが、
ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、
前記オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施することとを行うように構成された、ユーザ機器(UE)。
【請求項25】
ワイヤレス通信のための基地局であって、
メモリと、
前記メモリに動作可能に結合された1つまたは複数のプロセッサとを備え、前記メモリおよび前記1つまたは複数のプロセッサが、
ネイバーセルに関連するネイバー基地局から、前記ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、
前記オフセットを指示する前記情報を含むネイバーセルリストを送信することとを行うように構成された、基地局。
【請求項26】
ワイヤレス通信のための基地局であって、
メモリと、
前記メモリに動作可能に結合された1つまたは複数のプロセッサとを備え、前記メモリおよび前記1つまたは複数のプロセッサが、
前記基地局のセル固有基準信号(CRS)に対する前記基地局の再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを決定することと、
前記オフセットに従って前記RSSおよび前記CRSを送信することとを行うように構成された、基地局。
【請求項27】
ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記1つまたは複数の命令が、
ユーザ機器(UE)の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、
ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、
前記オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施することとを行わせる1つまたは複数の命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項28】
ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記1つまたは複数の命令が、
基地局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、
ネイバーセルに関連するネイバー基地局から、前記ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、
前記オフセットを指示する前記情報を含むネイバーセルリストを送信することとを行わせる1つまたは複数の命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項29】
ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記1つまたは複数の命令が、
基地局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、
前記基地局のセル固有基準信号(CRS)に対する前記基地局の再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを決定することと、
前記オフセットに従って前記RSSおよび前記CRSを送信することとを行わせる1つまたは複数の命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項30】
ワイヤレス通信のための装置であって、
ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信するための手段と、
前記オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施するための手段とを備える、装置。
【請求項31】
ワイヤレス通信のための装置であって、
ネイバーセルに関連するネイバー基地局から、前記ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信するための手段と、
前記オフセットを指示する前記情報を含むネイバーセルリストを送信するための手段とを備える、装置。
【請求項32】
ワイヤレス通信のための装置であって、
前記装置のセル固有基準信号(CRS)に対する前記装置の再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを決定するための手段と、
前記オフセットに従って前記RSSおよび前記CRSを送信するための手段とを備える、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]以下で説明される技術の態様は、一般に、ワイヤレス通信に関し、再同期信号(RSS)についてのエネルギーレベルの指示のための技法および装置に関する。本明細書で説明されるいくつかの技法および装置は、拡張されたネットワークカバレージおよび改善された無線リソース管理のために構成されたワイヤレス通信デバイスおよびシステムを可能にし、提供する。
【背景技術】
【0002】
序論
[0002]ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなど、様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力など)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システム、およびロングタームエボリューション(LTE(登録商標))を含む。LTE/LTEアドバンストは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表されたユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)モバイル規格の拡張のセットである。
【0003】
[0003]ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのユーザ機器(UE)のための通信をサポートすることができるいくつかの基地局(BS)を含み得る。ユーザ機器(UE)は、ダウンリンクおよびアップリンクを介して基地局(BS)と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)はBSからUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)はUEからBSへの通信リンクを指す。BSは、ノードB、gNB、アクセスポイント(AP)、ラジオヘッド、送信受信ポイント(TRP)、新無線(NR)BS、5GノードBなどと呼ばれることがある。
【0004】
[0004]多元接続技術は様々な電気通信規格において採用されている。ワイヤレス通信規格は、異なるデバイス(たとえば、ユーザ機器)が都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にするための共通プロトコルを提供する。5Gと呼ばれることもある、新無線(NR)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表されたLTEモバイル規格の拡張のセットである。モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるにつれて、LTEおよびNR技術のさらなる改善が必要である。これらの改善は、他の多元接続技術と、これらの技術を採用する電気通信規格とに適用され得る。
【発明の概要】
【0005】
[0005]以下では、説明される技術の基本的な理解を与えるために、本開示のいくつかの態様を要約する。この概要は、本開示のすべての企図された特徴の包括的な概観ではなく、本開示のすべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、本開示のいずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。概要の目的は、後で提示されるより詳細な説明の導入として、本開示の1つまたは複数の態様のいくつかの概念を概要の形で提示することである。
【0006】
[0006]いくつかのUEは、帯域幅制限された(BL)UE、カバレージ拡張(CE)UEなど、低電力のまたは制限された帯域幅の構成を使用し得る。そのようなUEは、アクティブ期間の合間にバッテリー電力を温存するために、長い時間期間の間スリープモードに入り得る。UEのスリープ期間において、サービングセルとの同期がドリフトし得る。再同期信号(RSS)が、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)などを使用する同期と比較して、スリープ期間の後のサービングセルへのより速い再同期を可能にし得る。たとえば、PSS、SSS、および/またはPBCHは、低頻度で送信され得、比較的小さいリソース割振りを使用し得、これは、同期を複雑にし、遅延させる。RSSは、長い、一貫したリソース割振り(たとえば、数十ミリ秒)を使用し得、これは、同期がドリフトした長いスリープ期間から起動するUEについての検出を簡略化し得る。
【0007】
[0007]UEが、ネイバーセル上での無線リソース管理(RRM)測定など、測定を実施するために、RSSまたはセル固有基準信号(CRS)など、ダウンリンク基準信号を使用し得る。RSSを使用して測定を実施するために、UEは、ネイバーセルによって送信されるべきRSSのエネルギーレベルなど、ネイバーセルのRSS構成の知識から恩恵を受け得る。しかしながら、ネイバーセルのRSS構成をシグナリングすることに関連するオーバーヘッドがあり得、これは、シグナリングすることの複雑さに比例し得る。このオーバーヘッドは、スループットを低減し、UEについてのRRM測定を構成することに関連する遅延を増加させ得る。
【0008】
[0008]本明細書で説明される技法および装置は、エネルギーレベルのシグナリングを提供する。いくつかの態様では、シグナリングされるエネルギーレベルが、(たとえば、サービングセルによって提供されるネイバーセルリスト中の)ネイバーセルについてのRSSに関連し得る。他の態様では、RSSに関連するエネルギーレベルは、ネイバーセルのCRSについてのエネルギーレベルに対して指示され得る。そうすることは、ベースラインまたは絶対値に対するRSSに関連するエネルギーレベルを指示するために本来なら使用されるであろうリソースを温存し得る。いくつかの態様では、RSSのエネルギーレベルは、CRSのエネルギーレベルに対するオフセット(たとえば、量子化されたオフセット)としてシグナリングされ得る。これは、CRSのエネルギーレベルに対するRSSのエネルギーレベルの明示的シグナリングに対してオーバーヘッドを低減することができる。いくつかの態様では、RSSのエネルギーレベルは、(たとえば、CRSのエネルギーレベルに対するRSSのエネルギーレベルを決定するために使用され得る1つまたは複数のパラメータを使用して)明示的にシグナリングされ得る。明示的シグナリングは、オフセットまたはオフセットの量子化をシグナリングすることに対して改善された精度を提供し得る。さらに、本明細書で説明されるいくつかの技法および装置は、(たとえば、RSSとCRSとの相対電力が特定の範囲中にあるとき)RSSベース測定とCRSベース測定との組合せを提供し得る。この性質の組み合わせられた測定は、RRM測定の精度およびロバストネスを改善し得る。したがって、RSSを使用する(1つまたは複数の)RRM測定が可能にされ、RSSについてのエネルギーレベルをシグナリングすることに関連するオーバーヘッドが低減される。
【0009】
[0009]いくつかの態様では、ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法は、ネイバーセルのCRSに対するネイバーセルのRSSのエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施することとを含み得る。
【0010】
[0010]いくつかの態様では、基地局によって実施されるワイヤレス通信の方法が、ネイバーセルに関連するネイバー基地局から、ネイバーセルのCRSに対するネイバーセルのRSSのエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、オフセットを指示する情報を含むネイバーセルリストを送信することとを含み得る。
【0011】
[0011]いくつかの態様では、基地局によって実施されるワイヤレス通信の方法が、基地局のCRSに対する基地局のRSSのエネルギーレベルのオフセットを決定することと、オフセットに従ってRSSおよびCRSを送信することとを含み得る。
【0012】
[0012]いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための基地局は、メモリと、メモリに動作可能に結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み得る。メモリおよび1つまたは複数のプロセッサは、ネイバーセルのCRSに対するネイバーセルのRSSのエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施することとを行うように構成され得る。
【0013】
[0013]いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための基地局は、メモリと、メモリに動作可能に結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み得る。メモリおよび1つまたは複数のプロセッサは、ネイバーセルに関連するネイバー基地局から、ネイバーセルのCRSに対するネイバーセルのRSSのエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、オフセットを指示する情報を含むネイバーセルリストを送信することとを行うように構成され得る。
【0014】
[0014]いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための基地局は、メモリと、メモリに動作可能に結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み得る。メモリおよび1つまたは複数のプロセッサは、基地局のCRSに対する基地局のRSSのエネルギーレベルのオフセットを決定することと、オフセットに従ってRSSおよびCRSを送信することとを行うように構成され得る。
【0015】
[0015]いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体が、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶し得る。1つまたは複数の命令は、UEの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、ネイバーセルのCRSに対するネイバーセルのRSSのエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施することとを行わせ得る。
【0016】
[0016]いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体が、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶し得る。1つまたは複数の命令は、基地局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、ネイバーセルに関連するネイバー基地局から、ネイバーセルのCRSに対するネイバーセルのRSSのエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、オフセットを指示する情報を含むネイバーセルリストを送信することとを行わせ得る。
【0017】
[0017]いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体が、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶し得る。1つまたは複数の命令は、基地局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、基地局のCRSに対する基地局のRSSのエネルギーレベルのオフセットを決定することと、オフセットに従ってRSSおよびCRSを送信することとを行わせ得る。
【0018】
[0018]いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置が、ネイバーセルのCRSに対するネイバーセルのRSSのエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信するための手段と、オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施するための手段とを含み得る。
【0019】
[0019]いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置が、ネイバーセルに関連するネイバー基地局から、ネイバーセルのCRSに対するネイバーセルのRSSのエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信するための手段と、オフセットを指示する情報を含むネイバーセルリストを送信するための手段とを含み得る。
【0020】
[0020]いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置が、装置のCRSに対する装置のRSSのエネルギーレベルのオフセットを決定するための手段と、オフセットに従ってRSSおよびCRSを送信するための手段とを含み得る。
【0021】
[0021]態様は、概して、添付の図面および明細書を参照しながら本明細書で実質的に説明され、添付の図面および明細書によって示されるように、方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、非一時的コンピュータ可読媒体、ユーザ機器、基地局、ワイヤレス通信デバイス、および/または処理システムを含む。
【0022】
[0022]上記は、以下の発明を実施するための形態がよりよく理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点についてかなり広く概説した。追加の特徴および利点が以下で説明される。開示される概念および具体例は、本開示の同じ目的を実行するための他の構造を修正または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示される概念の特性、それらの編成と動作方法の両方は、関連する利点とともに、添付の図に関連して検討すると以下の説明からよりよく理解されよう。図の各々は、例示および説明のために提供され、特許請求の範囲の限定の定義として提供されるものではない。
【0023】
[0023]本開示の上記で具陳された特徴が詳細に理解され得るように、添付の図面に示されている本開示のいくつかの態様とともに、より具体的な説明が本明細書で提供される。ただし、添付の図面は、本開示のいくつかの態様のみを示し、したがって、本開示の範囲を限定するものと見なされるべきではない。異なる図面中の同じ参照番号は、同じまたは同様の要素を識別し得る。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】[0024]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信ネットワークの一例を概念的に示すブロック図。
【
図2】[0025]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信ネットワークにおいてUEと通信している基地局の一例を概念的に示すブロック図。
【
図3】[0026]本開示の様々な態様による、ネイバーセル測定のためのCRSに対するRSSのエネルギーレベルの構成の一例を示す図。
【
図4】[0027]本開示の様々な態様による、たとえば、ユーザ機器によって実施される例示的なプロセスを示す図。
【
図5】[0028]本開示の様々な態様による、たとえば、基地局によって実施される例示的なプロセスを示す図。
【
図6】[0029]本開示の様々な態様による、たとえば、基地局によって実施される例示的なプロセスを示す図。
【
図7】[0030]本開示の様々な態様による、ネイバーセル測定のためのCRSに対するRSSについてのエネルギーレベルオフセットの例示的な表を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0025】
[0031]添付の図面を参照しながら本開示の様々な態様が以下でより十分に説明される。ただし、本開示は、多くの異なる形態で実施され得、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本開示の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の他の態様と組み合わせられるにせよ、本明細書で開示される本開示のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載の態様をいくつ使用しても、装置は実装され得るか、または方法は実施され得る。さらに、本開示の範囲は、本明細書に記載された本開示の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法をカバーするものとする。本明細書で開示される本開示のいずれの態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。
【0026】
[0032]次に、様々な装置および技法を参照しながら電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および技法は、以下の発明を実施するための形態において説明され、(「要素」または「特徴」と総称される)様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるのかソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
【0027】
[0033]本明細書では、3Gおよび/または4Gのワイヤレス技術に一般に関連する用語を使用していくつかの態様が説明され得るが、本開示の態様は、NR技術を含む5G以降など、他の世代ベースの通信システムにおいて適用され得る。
【0028】
[0034]態様および実施形態は、いくつかの例に対する説明によって本出願で説明されるが、追加の実装形態および使用事例が多くの異なる構成およびシナリオにおいて起こり得ることを、当業者は理解されよう。本明細書で説明される新機軸は、多くの異なるプラットフォームタイプ、デバイス、システム、形状、サイズ、パッケージング構成にわたって実装され得る。たとえば、実施形態および/または使用は、統合チップ実施形態および/または他の非モジュール構成要素ベースのデバイス(たとえば、エンドユーザデバイス、車両、通信デバイス、コンピューティングデバイス、産業機器、小売り/購入デバイス、医療デバイス、AI対応デバイスなど)を介して起こり得る。いくつかの例は使用事例または適用例を特に対象とすることも対象としないこともあるが、説明される新機軸の適用可能性の広い組合せが行われ得る。実装形態は、チップレベルまたはモジュラー構成要素から非モジュラー非チップレベル実装形態までの、さらには説明される新機軸の1つまたは複数の態様を組み込んでいるアグリゲート、分散、または相手先商標製造会社デバイスまたはシステムまでの範囲にわたり得る。いくつかの実際の設定では、説明される態様および特徴を組み込んでいるデバイスはまた、請求および説明される実施形態の実装および実践のために追加の構成要素および特徴を必ず含み得る。たとえば、ワイヤレス信号の送信および受信は、アナログおよびデジタル目的のためのいくつかの構成要素(たとえば、1つまたは複数のアンテナ、RFチェーン、電力増幅器、変調器、バッファ、プロセッサ、インターリーバ、アダー/加算器などを含むハードウェア構成要素)を必ず含む。本明細書で説明される新機軸は、変動するサイズ、形状および構造の多種多様なデバイス、チップレベル構成要素、システム、分散構成、エンドユーザデバイスなどにおいて実践され得ることが意図される。
【0029】
[0035]
図1は、本開示の態様が実践され得るワイヤレスネットワーク100を示す図である。ワイヤレスネットワーク100は、LTEネットワーク、あるいは5GまたはNRネットワークなど、何らかの他のワイヤレスネットワークであり得る。ワイヤレスネットワーク100は、(BS110a、BS110b、BS110c、およびBS110dとして示されている)いくつかのBS110と、他のネットワークエンティティとを含み得る。BSは、ユーザ機器(UE)と通信するエンティティであり、基地局、NR BS、ノードB、gNB、5GノードB(NB)、アクセスポイント、送信受信ポイント(TRP)などと呼ばれることもある。各BSは、特定のエリア(たとえば、固定または変化する地理的エリア)に通信カバレージを提供し得る。いくつかのシナリオでは、BS110は、固定または非固定であり得る。いくつかの非固定シナリオでは、モバイルBS110は、変動する速度、方向および/または高さで移動し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じて、BS110のカバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアをサービスするBSサブシステムを指すことができる。
【0030】
[0036]BSは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または別のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。追加または代替として、BSが、無認可RF帯域(たとえば、Wi-Fi(登録商標)帯域など)へのアクセスをサポートし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセルのためのBSはマクロBSと呼ばれることがある。ピコセルのためのBSはピコBSと呼ばれることがある。フェムトセルのためのBSはフェムトBSまたはホームBSと呼ばれることがある。
図1に示されている例では、BS110aはマクロセル102aのためのマクロBSであり得、BS110bはピコセル102bのためのピコBSであり得、BS110cはフェムトセル102cのためのフェムトBSであり得る。BSは、1つまたは複数の(たとえば、3つの)セルをサポートし得る。「eNB」、「基地局」、「NR BS」、「gNB」、「TRP」、「AP」、「ノードB」、「5G NB」、および「セル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。
【0031】
[0037]いくつかの態様では、セルは必ずしも固定であるとは限らないことがあり、セルの地理的エリアは、モバイルBSのロケーションに従って移動することがある。いくつかの態様では、BSは、任意の好適なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続、仮想ネットワークなど、様々なタイプのバックホールインターフェースを通して、互いに、および/あるいはワイヤレスネットワーク100中の1つまたは複数の他のBSまたはネットワークノード(図示せず)に相互接続され得る。他のシナリオでは、BSは、ソフトウェア定義ネットワーク(SDN)様式でまたはネットワーク機能仮想化(NFV)様式によって実装され得る。
【0032】
[0038]ワイヤレスネットワーク100は、リレー局をも含み得る。リレー局は、上流局(たとえば、BSまたはUE)からデータの送信を受信し、そのデータの送信を下流局(たとえば、UEまたはBS)に送ることができるエンティティである。リレー局はまた、他のUEのための送信を中継することができるUEであり得る。
図1に示されている例では、リレー局110dは、マクロBS110aとUE120dとの間の通信を可能にするために、BS110aおよびUE120dと通信し得る。リレー局は、リレーBS、リレー基地局、リレーなどと呼ばれることもある。
【0033】
[0039]ワイヤレスネットワーク100は、異なるタイプのBS、たとえば、マクロBS、ピコBS、フェムトBS、リレーBSなどを含む異種ネットワークであり得る。これらの異なるタイプのBSは、異なる送信電力レベル、異なるカバレージエリア、およびワイヤレスネットワーク100における干渉に対する異なる影響を有し得る。たとえば、マクロBSは、高い送信電力レベル(たとえば、5~40ワット)を有し得るが、ピコBS、フェムトBS、およびリレーBSは、より低い送信電力レベル(たとえば、0.1~2ワット)を有し得る。
【0034】
[0040]ネットワークコントローラ130は、BSのセットに結合し得、これらのBSのための協調および制御を行い得る。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してBSと通信し得る。BSはまた、たとえば、ワイヤレスまたはワイヤラインバックホールを介して直接または間接的に互いに通信し得る。
【0035】
[0041]UE120(たとえば、120a、120b、120c)は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散され得、各UEは固定または移動であり得る。UEは、アクセス端末、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン(たとえば、スマートフォン)、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲームデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイスまたは医療機器、生体センサー/生体デバイス、ウェアラブルデバイス(スマートウォッチ、スマート衣類、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(たとえば、スマートリング、スマートブレスレット))、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽デバイスまたはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ)、車両構成要素または車両センサー、スマートメーター/スマートセンサー、工業用製造機器、ロボティクス、ドローン、埋込み可能デバイス、拡張現実デバイス、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレス媒体またはワイヤード媒体を介して通信するように構成された任意の他の好適なデバイスであり得る。
【0036】
[0042]いくつかのUEは、マシンタイプ通信(MTC)UEあるいは発展型または拡張マシンタイプ通信(eMTC)UEと見なされ得る。MTC UEおよびeMTC UEは、たとえば、基地局、別のデバイス(たとえば、リモートデバイス)、または何らかの他のエンティティと通信し得る、ロボット、ドローン、リモートデバイス、センサー、メーター、モニタ、ロケーションタグなどを含む。ワイヤレスノードは、たとえば、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介した、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなど、ワイドエリアネットワーク)のための、またはネットワークへの接続性を提供し得る。いくつかのUEは、モノのインターネット(IoT)デバイスと見なされ得、および/またはNB-IoT(狭帯域モノのインターネット)デバイスとして実装され得る。いくつかのUEは、顧客構内機器(CPE:Customer Premises Equipment)と見なされ得る。UE120は、プロセッサ構成要素、メモリ構成要素など、UE120の構成要素を格納するハウジング内に含まれ得る。これらの構成要素は、様々な組合せで組み込まれ得、ならびに/あるいは設計制約および/または動作選好を考慮して、スタンドアロン、分散構成要素であり得る。
【0037】
[0043]概して、任意の数のワイヤレスネットワークが所与の地理的エリア中に展開され得る。各ワイヤレスネットワークは、特定のRATをサポートし得、1つまたは複数の周波数上で動作し得る。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることもある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれることもある。各周波数は、異なるRATのワイヤレスネットワーク間での干渉を回避するために、所与の地理的エリア中の単一のRATをサポートし得る。いくつかの場合には、NRまたは5G RATネットワークが展開され得る。
【0038】
[0044]いくつかの態様では、(たとえば、UE120aおよびUE120eとして示されている)2つまたはそれ以上のUE120が、(たとえば、互いと通信するための媒介として基地局110を使用せずに)1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用して、直接通信し得る。たとえば、UE120は、ピアツーピア(P2P)通信、デバイスツーデバイス(D2D)通信、(たとえば、車両対車両(V2V)プロトコル、車両対インフラストラクチャ(V2I)プロトコルなどを含み得る)車両対あらゆるモノ(V2X)プロトコル、メッシュネットワークなどを使用して通信し得る。この場合、UE120は、スケジューリング動作、リソース選択動作、および/または基地局110によって実施されるものとして本明細書の他の場所で説明される他の動作を実施し得る。スケジューリング動作を実施するUEが、これらの展開シナリオにおいて基地局のような機能を含むかまたは実施することができる。
【0039】
[0045]上記のように、
図1は一例として提供されるにすぎない。他の例は、
図1に関して説明されるものとは異なり得る。
【0040】
[0046]
図2は、
図1中の基地局のうちの1つであり得る基地局110および
図1中のUEのうちの1つであり得るUE120の設計200のブロック図を示す。基地局110はT個のアンテナ234a~234tを装備し得、UE120はR個のアンテナ252a~252rを装備し得、ここで、概してT≧1およびR≧1である。T個およびR個のアンテナは、ミリメートル波(mmWaveまたはmmW)通信システムにおいて行われ得るMIMOまたは大規模MIMO展開のためのアレイにおいて形成された複数のアンテナ要素で構成され得る。
【0041】
[0047]基地局110において、送信プロセッサ220が、通信に関連するいくつかの機能を行うことができる。たとえば、送信プロセッサ220が、1つまたは複数のUEについてデータソース212からデータを受信し、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI)に少なくとも部分的に基づいて各UEのための1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS)を選択し、そのUEのために選択された(1つまたは複数の)MCSに少なくとも部分的に基づいて各UEのためのデータを処理(たとえば、符号化および変調)し、すべてのUEについてデータシンボルを提供し得る。送信プロセッサ220はまた、(たとえば、半静的リソース区分情報(SRPI:semi-static resource partitioning information)などのための)システム情報および制御情報(たとえば、CQI要求、許可、上位レイヤシグナリングなど)を処理し、オーバーヘッドシンボルおよび制御シンボルを提供し得る。送信プロセッサ220はまた、基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS))および同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS)および2次同期信号(SSS))のための基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実施し得、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)232a~232tに提供し得る。各変調器232は、出力サンプルストリームを取得するために、(たとえば、直交周波数分割多重などのための)それぞれの出力シンボルストリームを処理し得る。各変調器232は、さらに、ダウンリンク信号を取得するために、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)し得る。変調器232a~232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれT個のアンテナ234a~234tを介して送信され得る。以下でより詳細に説明される様々な態様によれば、同期信号は、追加の情報を伝達するためにロケーション符号化を用いて生成され得る。
【0042】
[0048]UE120において、アンテナ252a~252rが、ダウンリンク無線周波数(RF)信号を受信し得る。ダウンリンクRF信号は、1つまたは複数の基地局110から受信され得、および/またはそれらによって送信され得る。それらの信号は、それぞれ、復調器(DEMOD)254a~254rに提供され得る。各復調器254は、入力サンプルを取得するために、受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)し得る。各復調器254は、さらに、受信シンボルを取得するために、(たとえば、OFDMなどのための)入力サンプルを処理し得る。MIMO検出器256は、すべてのR個の復調器254a~254rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実施し、検出されたシンボルを提供し得る。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)し、UE120のための復号されたデータをデータシンク260に提供し、復号された制御情報およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に提供し得る。チャネルプロセッサは、基準信号受信電力(RSRP)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、基準信号受信品質(RSRQ)、チャネル品質インジケータ(CQI)などを決定し得る。いくつかの態様では、UE120の1つまたは複数の構成要素は、ハウジング中に含まれ得る。
【0043】
[0049]アップリンク通信の場合、UE120が、1つまたは複数の基地局110など、別のデバイスに制御情報および/またはデータを送信し得る。たとえば、UE120において、送信プロセッサ264が、データソース262からのデータと、コントローラ/プロセッサ280からの(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを備える報告のための)制御情報とを受信および処理し得る。送信プロセッサ264はまた、1つまたは複数の基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合はTX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされ、(たとえば、DFT-s-OFDM、CP-OFDMなどのために)変調器254a~254rによってさらに処理され、基地局110に送信され得る。基地局110において、UE120および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器236によって検出され、UE120によって送られた復号されたデータおよび制御情報を取得するために受信プロセッサ238によってさらに処理され得る。受信プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供し得る。基地局110は、通信ユニット244を含み、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130に通信し得る。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294と、コントローラ/プロセッサ290と、メモリ292とを含み得る。
【0044】
[0050]基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または
図2の(1つまたは複数の)任意の他の構成要素は、本明細書の他の場所でより詳細に説明されるように、再同期信号についてのエネルギーレベルの指示に関連する1つまたは複数の技法を実施し得る。たとえば、基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または
図2の(1つまたは複数の)任意の他の構成要素は、たとえば、
図4のプロセス400、
図5のプロセス500、
図6のプロセス600、および/または本明細書で説明される他のプロセスの動作を実施または指示し得る。メモリ242および282は、それぞれ基地局110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。スケジューラ246は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジュールし得る。
【0045】
[0051]いくつかの態様では、UE120は、通信機能を実装するための様々な手段または構成要素を含み得る。たとえば、様々な手段は、ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対するネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信するための手段、オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施するための手段、オフセットに少なくとも部分的に基づいてエネルギーレベルを決定するための手段、測定を決定するためにRSSベース測定とCRSベース測定とを組み合わせるための手段などを含み得る。
【0046】
[0052]いくつかの態様では、UE120は、様々な手段の機能を行うための様々な構造構成要素を含み得る。たとえば、そのような手段の機能を行う構造構成要素は、アンテナ252、DEMOD254、MOD254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、コントローラ/プロセッサ280など、
図2に関して説明されるUE120の1つまたは複数の構成要素を含み得る。
【0047】
[0053]いくつかの態様では、基地局110は、通信機能を実装するための様々な手段または構成要素を含み得る。たとえば、様々な手段は、ネイバーセルに関連するネイバー基地局から、ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対するネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信するための手段、オフセットを指示する情報を含むネイバーセルリストを送信するための手段、オフセットが、構成された範囲内にあるとき、測定を実施するようにユーザ機器(UE)を構成するための手段、基地局のセル固有基準信号(CRS)に対する基地局の再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを決定するための手段、オフセットに従ってRSSおよびCRSを送信するための手段などを含み得る。
【0048】
[0054]いくつかの態様では、基地局110は、様々な手段の機能を行うための様々な構造構成要素を含み得る。たとえば、そのような手段の機能を行う構造構成要素は、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、DEMOD232、MOD232、アンテナ234、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240など、
図2に関して説明される基地局110の1つまたは複数の構成要素を含み得る。
【0049】
[0055]上記のように、
図2は一例として提供されるにすぎない。他の例は、
図2に関して説明されるものとは異なり得る。
【0050】
[0056]
図3は、本開示の様々な態様による、ネイバーセル測定のためのセル固有基準信号(CRS)に対する再同期信号(RSS)のエネルギーレベルの構成の一例300を示す図である。示されているように、例300は、サービングBS110と、ネイバーBS110と、UE120とを含む。サービングBS110は、UE120のサービングセルを提供し得、ネイバーBS110は、サービングセルのネイバーセルを提供し得る。いくつかの態様では、サービングBS110は、1つまたは複数のネイバーBS110によって提供される複数のネイバーセルに関連し得る。例300で説明される動作は、しばしば、単一のネイバーセルおよびネイバーBS110に関して説明されるが、これらの動作は、複数のネイバーセルおよび/またはネイバーBS110のために適用可能であることを理解されたい。いくつかの態様では、サービングセルとネイバーセルとは、同じ周波数に関連し得、これは、周波数内と呼ばれることがある。いくつかの態様では、サービングセルとネイバーセルとは、異なる周波数に関連し得、これは、周波数間と呼ばれることがある。
【0051】
[0057]
図3におよび参照番号310によって示されているように、サービングBS110は、UE120にネイバーセルリストを提供し得る。いくつかの態様では、サービングBS110は、システム情報ブロック(SIB)(たとえば、SIB2、SIB3、SIB4、SIB5など)を使用してネイバーセルリストを提供し得る。ネイバーセルリストは、測定(たとえば、RRM測定など)のためにネイバーセルを識別し得る。たとえば、ネイバーセルリストは、ネイバーセルに関連するセル識別子および/またはネイバーセル上での測定のためのパラメータを識別し得る。
【0052】
[0058]参照番号320によって示されているように、ネイバーセルリストは、CRSに関する(たとえば、CRSに対する)RSSのエネルギーレベルを識別し得る。いくつかの態様では、エネルギーレベルは、RSSのリソース要素単位エネルギー(EPRE:energy per resource element)であり得る。ここで、ネイバーセルリストは、RSSのエネルギーレベルとCRSのエネルギーレベルとの間のオフセット(たとえば、RSSおよびCRSのそれぞれのEPRE)を識別する。CRSに対するRSSのエネルギーレベルの識別は、CRSと調和したまたはCRSと組み合わせたRSSの測定を可能にし得る。さらに、CRSに対するRSSのエネルギーレベルの識別は、ベースラインまたは絶対値に対するRSSのエネルギーレベルを識別することと比較して、リソースを温存し、オーバーヘッドを低減し得る。オフセットの例示的な値について、
図7を参照されたい。
【0053】
[0059]いくつかの態様では、ネイバーセルリストは、RSSのエネルギーレベルとCRSのエネルギーレベルとの間のオフセットを識別し得る。一例として、オフセットは、デシベル(dB)に換算して表され得る。たとえば、オフセットは、-10dBから12dBの範囲中にあり得る。いくつかの態様では、オフセットは、Qビットに量子化され得、ここで、Qは整数である。いくつかの態様では、Qは6よりも小さい。オフセットの量子化は、Qのいくつかの値について、RSSのエネルギーレベルの、またはRSSのエネルギーレベルを決定するために使用されるパラメータの、明示的シグナリングに対するオーバーヘッドを低減し得る。
【0054】
[0060]いくつかの態様では、ネイバーセルリスト(たとえば、オフセット)は、CRSに対するRSSのエネルギーレベルを決定するために使用される1つまたは複数のパラメータを識別し得る。たとえば、所与のセルについてのRSSのEPREは、以下のように決定され得る。
【0055】
【0056】
、ここで、powerBoostは、本明細書ではRSSについての電力ブーストパラメータと呼ばれる、構成されたパラメータ(∈{0dB,3dB,4.8dB,6dB})であり、pは、所与のセルによって使用されるCRSポートの数(∈{1,2,4})であり、PBは、所与のセル中のCRSの電力ブーストパラメータを表し、パラメータ
【0057】
【0058】
および
【0059】
【0060】
は、PBおよびpの値に少なくとも部分的に基づいて、指定された(たとえば、3GPP技術仕様36.213によって指定された)表に従って決定される。この場合、ネイバーセルリストは、powerBoost、PB、および/またはpを識別し得る。
【0061】
[0061]上記で説明されたパラメータを明示的にシグナリングすることは、オフセットを量子化することに対して改善された精度を提供し得るが、オフセットを量子化することは、パラメータを明示的にシグナリングすることに対してオーバーヘッドを低減し得る。たとえば、powerBoost、PB、およびpについて上記で説明された例示的な範囲において値をシグナリングすることは、セルごとに6ビット(log2(4×3×4))を使用し得、したがって、量子化されたオフセットが、6ビット未満を使用する場合(すなわち、Q<6)、量子化されたオフセットは、パラメータを明示的にシグナリングすることに対してオーバーヘッドを低減し得る。いくつかの態様では、量子化は、シグナリングオーバーヘッドを低減しながらCRSベース測定とRSSベース測定とが調和しているように構成され得る。
【0062】
[0062]RSSに関連するオフセットは、RSSベース基準信号受信電力(RSRP)または基準信号受信品質(RSRQ)を決定するために使用され得る。たとえば、CRSベース測定を使用するとき、UE120は、サービングセルについてのランキングをRsとして決定し、ネイバーセルについてのランキングをRnとして決定し得る。Rsは、Qmeas,s+Qhyst-Qoffsettempとして決定され得、ここで、Qmeas,sは、サービングセル上での測定であり、Qhystはヒステリシス値であり、Qoffsettempは一時的オフセット値である。Rnは、Qmeas,n-Qoffset-Qoffsettempとして決定され得、ここで、Qoffsetは、サービングセルのCRSのエネルギーレベルに対するネイバーセルのCRSのエネルギーレベルのオフセットを識別する(たとえば、周波数内測定の場合、Qoffset=Qoffsets,n、または周波数間測定の場合、Qoffset=Qoffsets,n+Qoffsetfrequencyであり、ここにおいて、Qoffsetfrequencyは周波数オフセット値である)。
【0063】
[0063]RSSに関連するオフセットは、ネイバーセルのCRSに対するオフセットであり得、ネイバーセルのCRSは、サービングセルのCRSに対するオフセット(たとえば、上記で説明されたQoffset)によって定義され得る。たとえば、Qoffset_RSS=Qoffsets,n+Delta_offset_RSSs,nであり、ここで、Delta_offset_RSSs,nは、ネイバーセルのCRSに対するRSSに関連するオフセットである。言い換えれば、いくつかの態様では、Delta_offset_RSSs,nは、参照番号320によって指示されるオフセットである。いくつかの態様では、RSSに関連するオフセットは、サービングセルについてのCRSに対するオフセットであり得る(たとえば、Qoffset_RSS=Qoffset_RSSs,n)。
【0064】
[0064]参照番号330によって示されているように、ネイバーセルリストは、その範囲に少なくとも部分的に基づいてRSSベース測定を実施すべきオフセット範囲を随意に指示し得る。たとえば、UE120は、ネイバーセルのRSSとCRSとの間のオフセットが特定の範囲内にあるとき、RSSベース測定を実施しないように構成され得る。この範囲は、(高いRSS EPREにつながる)低いCRS EPREまたは(低いRSS EPREにつながる)高いCRS EPREに関連し得る。一例として、範囲は、
【0065】
【0066】
と
【0067】
【0068】
との比に少なくとも部分的に基づいて定義され得る。より詳細には、ネイバーセルリストは、UE120が、
【0069】
【0070】
が1/2よりも小さいかまたは1よりも大きいとき、測定を実施するべきでないことを指示し得る。別の例として、オフセットの特定の値が、UE120がRSSベース測定を実施するべきでないことを指示し得る。たとえば、オフセットが、3ビット量子化を使用して[-3,9]の範囲中にある場合、オフセットの可能な値は、7ビット値に対応する{-3 -1 1 3 5 7 9}を含み得る。第8のビット値が、RSS EPREが、RSSがネイバーセル測定のために使用されるべきである範囲の外にあることを指示し得る。したがって、サービングBS110は、UE120がRSSベース測定を実施するべきである範囲を暗黙的にシグナリングし、それにより、そのような測定のフレキシビリティを改善し、不正確なまたは準最適な測定に対する依拠を低減し得る。
【0071】
[0065]参照番号340によって示されているように、ネイバーセルリストは、その範囲に少なくとも部分的に基づいて(たとえば、RSSとCRSとを組み合わせることに少なくとも部分的に基づいて)組み合わせられた測定を実施すべきオフセット範囲を随意に指示し得る。たとえば、いくつかの態様では、UE120は、CRSベース測定とRSSベース測定とを組み合わせることに少なくとも部分的に基づいて測度を実施し得る。これは、UE120の能力、サービングセルおよび/またはネイバーセル中のRSSの存在または不在などに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの態様では、UE120は、UE120が、(たとえば、RSSベース測定とCRSベース測定とを組み合わせることによって)組み合わせられた測定を実施するべきであるオフセットの範囲を指示する情報で構成され得る。たとえば、オフセットの範囲を指示する情報は、ネイバーセルリスト中で、構成メッセージ中で提供され得る、技術仕様において指定され得る、などである。その範囲に少なくとも部分的に基づいて、組み合わせられた測定を実施することによって、UE120は、範囲内での組み合わせられた測定の精度を保証し得、範囲の外で非効率的なまたは準最適な測定を実施するために本来なら使用されるであろう測定リソースを温存し得る。
【0072】
[0066]参照番号350によって示されているように、ネイバーBS110は、RSSおよび/またはCRSを送信し得る。たとえば、ネイバーBS110は、CRS EPREに対するオフセットによって定義されるRSS EPREに従ってRSSを送信し得、CRS EPREに従ってCRSを送信し得る。CRS EPREは、サービングBS110のCRS EPREに対するオフセットによって定義され得る。これらのオフセットのうちの1つまたは複数が、本明細書の他の場所で説明されるように、ネイバーセルリストによって定義され得る。
【0073】
[0067]参照番号360によって示されているように、UE120は、RSSのエネルギーレベルに少なくとも部分的に基づいて測定を実施し得る。たとえば、UE120は、RRM測定または別のタイプの測定を実施し得る。いくつかの態様では、UE120は、(たとえば、上記で参照番号340に関して説明された範囲に少なくとも部分的に基づいて)組み合わせられた測定を実施し得る。いくつかの態様では、UE120は、測定を選択的に実施し得る。たとえば、UE120は、参照番号330に関してより詳細に説明されるように、オフセットが特定の範囲中にあるとき、またはオフセットの量子化が特定の値を使用するとき、測定を実施しないことがある。したがって、ネイバーBS110のCRSの電力レベルに対するRSS EPREがUE120に指示され、これは、サービングBS110のCRSの電力レベルに対するあるいはベースラインまたはグローバル値に対するRSS EPREを指示することに対してシグナリングオーバーヘッドを低減する。
【0074】
[0068]上記のように、
図3は一例として提供される。他の例は、
図3に関して説明されるものとは異なり得る。
【0075】
[0069]
図4は、本開示の様々な態様による、たとえば、UEによって実施される例示的なプロセス400を示す図である。例示的なプロセス400は、UE(たとえば、UE120など)が再同期信号についてのエネルギーレベルの指示に関連する動作を実施する一例である。
【0076】
[0070]
図4に示されているように、いくつかの態様では、プロセス400は、ネイバーセルのCRSに対するネイバーセルのRSSのエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することを含み得る(ブロック410)。たとえば、(たとえば、アンテナ252、DEMOD254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280などを使用する)UEは、上記で説明されたように、ネイバーセルのCRSに対するネイバーセルのRSSのエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信し得る。
【0077】
[0071]
図4にさらに示されているように、いくつかの態様では、プロセス400は、オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施することを含み得る(ブロック420)。たとえば、(たとえば、アンテナ252、DEMOD254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280などを使用する)UEは、上記で説明されたように、オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施し得る。
【0078】
[0072]プロセス400は、以下で説明される、および/または本明細書の他の場所で説明される1つまたは複数の他のプロセスに関する、単一の態様、または態様の任意の組合せなど、追加の態様を含み得る。
【0079】
[0073]第1の態様では、エネルギーレベルは、ネイバーセルのCRSのリソース要素単位エネルギー(EPRE)に対するネイバーセルのRSSのEPREである。
【0080】
[0074]第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、オフセットを指示する情報は、UEのサービングセルを介して提供されたネイバーセルリストにおいて受信される。
【0081】
[0075]第3の態様では、単独でまたは第1の態様および第2の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、ネイバーセルリストは、サービングセルのそれぞれのネイバーセルについての複数のオフセットを識別する情報を含む。
【0082】
[0076]第4の態様では、単独でまたは第1の態様から第3の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、エネルギーレベルのオフセットを指示する情報は、ネイバーセルのRSSのエネルギーレベルとネイバーセルのCRSのエネルギーレベルとの間の差を識別する。
【0083】
[0077]第5の態様では、単独でまたは第1の態様から第4の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、エネルギーレベルのオフセットを指示する情報は、ネイバーセルのRSSのエネルギーレベルとネイバーセルのCRSのエネルギーレベルとの間の差の量子化を備える。
【0084】
[0078]第6の態様では、単独でまたは第1の態様から第5の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、エネルギーレベルのオフセットは、RSSの電力ブーストパラメータ、ネイバーセルによって使用されるCRSポートの数、またはネイバーセルのCRSの電力ブーストパラメータのうちの少なくとも1つを識別する。プロセス400は、オフセットに少なくとも部分的に基づいてエネルギーレベルを決定することをさらに備え得る。
【0085】
[0079]第7の態様では、単独でまたは第1の態様から第6の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、エネルギーレベルのオフセットの範囲が、RSSの電力ブーストパラメータ、CRSポートの数、またはネイバーセルのCRSの電力ブーストパラメータのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく。
【0086】
[0080]第8の態様では、単独でまたは第1の態様から第7の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、測定は、オフセットが、構成された範囲内にあるとき、実施されるように構成される。
【0087】
[0081]第9の態様では、単独でまたは第1の態様から第8の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、エネルギーレベルのオフセットを指示する情報の特定の値は、オフセットが、構成された範囲の外にあることと、測定が実施されるべきでないこととを指示する。
【0088】
[0082]第10の態様では、単独でまたは第1の態様から第9の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施することは、測定を決定するためにRSSベース測定とCRSベース測定とを組み合わせることをさらに備える。
【0089】
[0083]第11の態様では、単独でまたは第1の態様から第10の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、測定を決定するためにRSSベース測定とCRSベース測定とを組み合わせることは、ネイバーセルのCRSに対するネイバーセルのRSSのエネルギーレベルのオフセットが範囲内にあることに少なくとも部分的に基づいて実施される。
【0090】
[0084]第12の態様では、単独でまたは第1の態様から第11の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、ネイバーセルが、UEのサービングセルとは異なる周波数に関連するとき、測定を実施することは、オフセットに少なくとも部分的に基づいて、および周波数オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施することを備える。
【0091】
[0085]
図4はプロセス400の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス400は、
図4に示されたものと比べて、追加のブロック、より少数のブロック、異なるブロック、または別様に構成されたブロックを含み得る。追加または代替として、プロセス400のブロックのうちの2つまたはそれ以上が並列に実施され得る。
【0092】
[0086]
図5は、本開示の様々な態様による、たとえば、基地局によって実施される例示的なプロセス500を示す図である。例示的なプロセス500は、基地局(たとえば、BS110、サービングBS110など)が再同期信号についてのエネルギーレベルの指示に関連する動作を実施する一例である。
【0093】
[0087]
図5に示されているように、いくつかの態様では、プロセス500は、ネイバーセルに関連するネイバー基地局から、ネイバーセルのCRSに対するネイバーセルのRSSのエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することを含み得る(ブロック510)。たとえば、(たとえば、アンテナ234、DEMOD232、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240などを使用する)基地局は、上記で説明されたように、ネイバーセルに関連するネイバー基地局から、ネイバーセルのCRSに対するネイバーセルのRSSのエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信し得る。
【0094】
[0088]
図5にさらに示されているように、いくつかの態様では、プロセス500は、オフセットを指示する情報を含むネイバーセルリストを送信することを含み得る(ブロック520)。たとえば、(たとえば、コントローラ/プロセッサ240、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、MOD232、アンテナ234などを使用する)基地局は、上記で説明されたように、オフセットを指示する情報を含むネイバーセルリストを送信し得る。
【0095】
[0089]プロセス500は、以下で説明される、および/または本明細書の他の場所で説明される1つまたは複数の他のプロセスに関する、単一の態様、または態様の任意の組合せなど、追加の態様を含み得る。
【0096】
[0090]第1の態様では、エネルギーレベルは、ネイバーセルのCRSのリソース要素単位エネルギー(EPRE)に対するネイバーセルのRSSのEPREである。
【0097】
[0091]第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、ネイバーセルリストは、基地局のそれぞれのネイバーセルについての複数のオフセットを識別する情報を含む。
【0098】
[0092]第3の態様では、単独でまたは第1の態様および第2の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、エネルギーレベルのオフセットを指示する情報は、ネイバーセルのRSSのエネルギーレベルとネイバーセルのCRSのエネルギーレベルとの間の差を識別する。
【0099】
[0093]第4の態様では、単独でまたは第1の態様から第3の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、エネルギーレベルのオフセットを指示する情報は、ネイバーセルのRSSのエネルギーレベルとネイバーセルのCRSのエネルギーレベルとの間の差の量子化を備える。
【0100】
[0094]第5の態様では、単独でまたは第1の態様から第4の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、エネルギーレベルのオフセットは、RSSの電力ブーストパラメータ、ネイバーセルによって使用されるCRSポートの数、またはネイバーセルのCRSの電力ブーストパラメータのうちの少なくとも1つを識別する。
【0101】
[0095]第6の態様では、単独でまたは第1の態様から第5の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、エネルギーレベルのオフセットの範囲が、RSSの電力ブーストパラメータ、CRSポートの数、またはネイバーセルのCRSの電力ブーストパラメータのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく。
【0102】
[0096]第7の態様では、単独でまたは第1の態様から第6の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、プロセス500は、オフセットが、構成された範囲内にあるとき、測定を実施するようにUEを構成することを含む。
【0103】
[0097]第8の態様では、単独でまたは第1の態様から第7の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、エネルギーレベルのオフセットを指示する情報の特定の値は、オフセットが、構成された範囲の外にあることと、測定が実施されるべきでないこととを指示する。
【0104】
[0098]
図5はプロセス500の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス500は、
図5に示されたものと比べて、追加のブロック、より少数のブロック、異なるブロック、または別様に構成されたブロックを含み得る。追加または代替として、プロセス500のブロックのうちの2つまたはそれ以上が並列に実施され得る。
【0105】
[0099]
図6は、本開示の様々な態様による、たとえば、基地局によって実施される例示的なプロセス600を示す図である。例示的なプロセス600は、基地局(たとえば、BS110、ネイバーBS110など)が再同期信号についてのエネルギーレベルの指示に関連する動作を実施する一例である。
【0106】
[00100]
図6に示されているように、いくつかの態様では、プロセス600は、基地局のCRSに対する基地局のRSSのエネルギーレベルのオフセットを決定することを含み得る(ブロック610)。たとえば、(たとえば、コントローラ/プロセッサ240などを使用する)基地局は、上記で説明されたように、基地局のCRSに対する基地局のRSSのエネルギーレベルのオフセットを決定し得る。
【0107】
[00101]
図6にさらに示されているように、いくつかの態様では、プロセス600は、オフセットに従ってRSSおよびCRSを送信することを含み得る(ブロック620)。たとえば、基地局は、上記で説明されたように、オフセットに従ってRSSおよびCRSを送信し得る。
【0108】
[00102]プロセス600は、プロセス400およびプロセス500に関して説明された任意の単一の態様または態様の任意の組合せなど、追加の態様を含み得る。
【0109】
[00103]
図6はプロセス600の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス600は、
図6に示されたものと比べて、追加のブロック、より少数のブロック、異なるブロック、または別様に構成されたブロックを含み得る。追加または代替として、プロセス600のブロックのうちの2つまたはそれ以上が並列に実施され得る。
【0110】
[00104]上記の開示は、例示および説明を与えるものであり、網羅的なものでも、態様を開示された正確な形態に限定するものでもない。修正および変形が、上記の開示に照らして行われ得るか、または態様の実践から取得され得る。
【0111】
[00105]本明細書で使用される「構成要素」という用語は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せとして広く解釈されるものとする。本明細書で使用されるプロセッサは、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せで実装される。
【0112】
[00106]本明細書では、しきい値に関していくつかの態様が説明される。本明細書で使用されるしきい値を満たすことは、値が、しきい値よりも大きいこと、しきい値よりも大きいかまたはそれに等しいこと、しきい値よりも小さいこと、しきい値よりも小さいかまたはそれに等しいこと、しきい値に等しいこと、しきい値に等しくないことなどを指し得る。
【0113】
[00107]本明細書で説明されるシステムおよび/または方法は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せの異なる形態で実装され得ることが明らかであろう。これらのシステムおよび/または方法を実装するために使用される実際の特殊な制御ハードウェアまたはソフトウェアコードは、態様を限定するものではない。したがって、システムおよび/または方法の動作および挙動は、特定のソフトウェアコードと無関係に本明細書で説明され、ソフトウェアおよびハードウェアは、本明細書の説明に少なくとも部分的に基づいて、システムおよび/または方法を実装するように設計され得ることが理解される。
【0114】
[00108]特徴の特定の組合せが特許請求の範囲において具陳されおよび/または本明細書で開示されたが、これらの組合せは、様々な態様の開示を限定するものではない。実際は、これらの特徴の多くは、詳細には、特許請求の範囲において具陳されずおよび/または本明細書で開示されない方法で、組み合わせられ得る。以下に記載される各従属請求項は、1つの請求項のみに直接従属し得るが、様々な態様の開示は、特許請求の範囲中のあらゆる他の請求項と組み合わせた各従属請求項を含む。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-c、ならびに複数の同じ要素をもつ任意の組合せ(たとえば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、a-c-c、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、およびc-c-c、またはa、b、およびcの任意の他の順序)を包含するものとする。
【0115】
[00109]本明細書で使用されるいかなる要素、行為、または命令も、明示的にそのように説明されない限り、重要または必須と解釈されるべきではない。また、本明細書で使用される冠詞「a」および「an」は、1つまたは複数の項目を含むものであり、「1つまたは複数」と互換的に使用され得る。さらに、本明細書で使用される「セット」および「グループ」という用語は、1つまたは複数の項目(たとえば、関係する項目、無関係の項目、関係する項目と無関係の項目の組合せなど)を含むものであり、「1つまたは複数」と互換的に使用され得る。1つの項目のみが意図される場合、「1つの~のみ(only one)」という句または同様の言い回しが使用される。また、本明細書で使用される「有する(has)」、「有する(have)」、「有する(having)」などの用語は、オープンエンド用語であるものとする。さらに、「に基づく」という句は、別段に明記されていない限り、「に少なくとも部分的に基づく」を意味するものである。
【手続補正書】
【提出日】2024-03-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、
前記オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施することとを備える、方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0115
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0115】
[00109]本明細書で使用されるいかなる要素、行為、または命令も、明示的にそのように説明されない限り、重要または必須と解釈されるべきではない。また、本明細書で使用される冠詞「a」および「an」は、1つまたは複数の項目を含むものであり、「1つまたは複数」と互換的に使用され得る。さらに、本明細書で使用される「セット」および「グループ」という用語は、1つまたは複数の項目(たとえば、関係する項目、無関係の項目、関係する項目と無関係の項目の組合せなど)を含むものであり、「1つまたは複数」と互換的に使用され得る。1つの項目のみが意図される場合、「1つの~のみ(only one)」という句または同様の言い回しが使用される。また、本明細書で使用される「有する(has)」、「有する(have)」、「有する(having)」などの用語は、オープンエンド用語であるものとする。さらに、「に基づく」という句は、別段に明記されていない限り、「に少なくとも部分的に基づく」を意味するものである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、
前記オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施することとを備える、方法。
[C2]
前記エネルギーレベルが、前記ネイバーセルの前記CRSのリソース要素単位エネルギー(EPRE)に対する前記ネイバーセルの前記RSSのEPREである、C1に記載の方法。
[C3]
前記オフセットを指示する前記情報が、前記UEのサービングセルを介して提供されたネイバーセルリストにおいて受信される、C1に記載の方法。
[C4]
前記ネイバーセルリストが、前記サービングセルのそれぞれのネイバーセルについての複数のオフセットを識別する情報を含む、C3に記載の方法。
[C5]
前記エネルギーレベルの前記オフセットを指示する前記情報が、前記ネイバーセルの前記RSSの前記エネルギーレベルと前記ネイバーセルの前記CRSのエネルギーレベルとの間の差を識別する、C1に記載の方法。
[C6]
前記エネルギーレベルの前記オフセットを指示する前記情報が、前記ネイバーセルの前記RSSの前記エネルギーレベルと前記ネイバーセルの前記CRSの前記エネルギーレベルとの間の前記差の量子化を備える、C5に記載の方法。
[C7]
前記エネルギーレベルの前記オフセットが、
前記RSSの電力ブーストパラメータ、
前記ネイバーセルによって使用されるCRSポートの数、または
前記ネイバーセルの前記CRSの電力ブーストパラメータのうちの少なくとも1つを識別し、
ここにおいて、前記方法は、
前記オフセットに少なくとも部分的に基づいて前記エネルギーレベルを決定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記エネルギーレベルの前記オフセットの範囲が、前記RSSの前記電力ブーストパラメータ、CRSポートの前記数、または前記ネイバーセルの前記CRSの前記電力ブーストパラメータのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、C7に記載の方法。
[C9]
前記測定は、前記オフセットが、構成された範囲内にあるとき、実施されるように構成された、C1に記載の方法。
[C10]
前記エネルギーレベルの前記オフセットを指示する前記情報の特定の値は、前記オフセットが、前記構成された範囲の外にあることと、前記測定が実施されるべきでないこととを指示する、C9に記載の方法。
[C11]
前記オフセットに少なくとも部分的に基づいて前記測定を実施することが、
前記測定を決定するためにRSSベース測定とCRSベース測定とを組み合わせることをさらに備える、C1に記載の方法。
[C12]
前記測定を決定するために前記RSSベース測定と前記CRSベース測定とを組み合わせることが、前記ネイバーセルの前記CRSに対する前記ネイバーセルの前記RSSの前記エネルギーレベルの前記オフセットが範囲内にあることに少なくとも部分的に基づいて実施される、C11に記載の方法。
[C13]
前記ネイバーセルが、前記UEのサービングセルとは異なる周波数に関連するとき、前記測定を実施することが、前記オフセットに少なくとも部分的に基づいて、および周波数オフセットに少なくとも部分的に基づいて前記測定を実施することを備える、C1に記載の方法。
[C14]
基地局によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
ネイバーセルに関連するネイバー基地局から、前記ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、
前記オフセットを指示する前記情報を含むネイバーセルリストを送信することとを備える、方法。
[C15]
前記エネルギーレベルが、前記ネイバーセルの前記CRSのリソース要素単位エネルギー(EPRE)に対する前記ネイバーセルの前記RSSのEPREである、C14に記載の方法。
[C16]
前記ネイバーセルリストが、前記基地局のそれぞれのネイバーセルについての複数のオフセットを識別する情報を含む、C14に記載の方法。
[C17]
前記エネルギーレベルの前記オフセットを指示する前記情報が、前記ネイバーセルの前記RSSの前記エネルギーレベルと前記ネイバーセルの前記CRSのエネルギーレベルとの間の差を識別する、C14に記載の方法。
[C18]
前記エネルギーレベルの前記オフセットを指示する前記情報が、前記ネイバーセルの前記RSSの前記エネルギーレベルと前記ネイバーセルの前記CRSの前記エネルギーレベルとの間の前記差の量子化を備える、C17に記載の方法。
[C19]
前記エネルギーレベルの前記オフセットが、
前記RSSの電力ブーストパラメータ、
前記ネイバーセルによって使用されるCRSポートの数、または
前記ネイバーセルの前記CRSの電力ブーストパラメータのうちの少なくとも1つを識別する、C17に記載の方法。
[C20]
前記エネルギーレベルの前記オフセットの範囲が、前記RSSの前記電力ブーストパラメータ、CRSポートの前記数、または前記ネイバーセルの前記CRSの前記電力ブーストパラメータのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、C19に記載の方法。
[C21]
前記オフセットが、構成された範囲内にあるとき、測定を実施するようにユーザ機器(UE)を構成することをさらに備える、C14に記載の方法。
[C22]
前記エネルギーレベルの前記オフセットを指示する前記情報の特定の値は、前記オフセットが、前記構成された範囲の外にあることと、前記測定が実施されるべきでないこととを指示する、C21に記載の方法。
[C23]
基地局によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
前記基地局のセル固有基準信号(CRS)に対する前記基地局の再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを決定することと、
前記オフセットに従って前記RSSおよび前記CRSを送信することとを備える、方法。
[C24]
ワイヤレス通信のためのユーザ機器(UE)であって、
メモリと、
前記メモリに動作可能に結合された1つまたは複数のプロセッサとを備え、前記メモリおよび前記1つまたは複数のプロセッサが、
ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、
前記オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施することとを行うように構成された、ユーザ機器(UE)。
[C25]
ワイヤレス通信のための基地局であって、
メモリと、
前記メモリに動作可能に結合された1つまたは複数のプロセッサとを備え、前記メモリおよび前記1つまたは複数のプロセッサが、
ネイバーセルに関連するネイバー基地局から、前記ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、
前記オフセットを指示する前記情報を含むネイバーセルリストを送信することとを行うように構成された、基地局。
[C26]
ワイヤレス通信のための基地局であって、
メモリと、
前記メモリに動作可能に結合された1つまたは複数のプロセッサとを備え、前記メモリおよび前記1つまたは複数のプロセッサが、
前記基地局のセル固有基準信号(CRS)に対する前記基地局の再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを決定することと、
前記オフセットに従って前記RSSおよび前記CRSを送信することとを行うように構成された、基地局。
[C27]
ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記1つまたは複数の命令が、
ユーザ機器(UE)の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、
ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、
前記オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施することとを行わせる1つまたは複数の命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C28]
ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記1つまたは複数の命令が、
基地局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、
ネイバーセルに関連するネイバー基地局から、前記ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信することと、
前記オフセットを指示する前記情報を含むネイバーセルリストを送信することとを行わせる1つまたは複数の命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C29]
ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記1つまたは複数の命令が、
基地局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、
前記基地局のセル固有基準信号(CRS)に対する前記基地局の再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを決定することと、
前記オフセットに従って前記RSSおよび前記CRSを送信することとを行わせる1つまたは複数の命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C30]
ワイヤレス通信のための装置であって、
ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信するための手段と、
前記オフセットに少なくとも部分的に基づいて測定を実施するための手段とを備える、装置。
[C31]
ワイヤレス通信のための装置であって、
ネイバーセルに関連するネイバー基地局から、前記ネイバーセルのセル固有基準信号(CRS)に対する前記ネイバーセルの再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを指示する情報を受信するための手段と、
前記オフセットを指示する前記情報を含むネイバーセルリストを送信するための手段とを備える、装置。
[C32]
ワイヤレス通信のための装置であって、
前記装置のセル固有基準信号(CRS)に対する前記装置の再同期信号(RSS)のエネルギーレベルのオフセットを決定するための手段と、
前記オフセットに従って前記RSSおよび前記CRSを送信するための手段とを備える、装置。
【外国語明細書】