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特開2024-7360ゴム製シールリング素材自動成形方法及びその装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024007360
(43)【公開日】2024-01-18
(54)【発明の名称】ゴム製シールリング素材自動成形方法及びその装置
(51)【国際特許分類】
   B29D 23/00 20060101AFI20240110BHJP
   B29C 48/06 20190101ALI20240110BHJP
【FI】
B29D23/00
B29C48/06
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023096961
(22)【出願日】2023-06-13
(31)【優先権主張番号】202210778237.7
(32)【優先日】2022-07-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】523225140
【氏名又は名称】成都航利航空科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】CHENGDU HOLY AVIATION SCIENCE TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】6th Floor,No.10 Gaopeng Avenue,High-tech Zone,Chengdu City,Sichuan Province,China
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲韓▼ 晨
(72)【発明者】
【氏名】王 量
(72)【発明者】
【氏名】張 暁峰
(72)【発明者】
【氏名】劉 ▲ユー▼
(72)【発明者】
【氏名】陳 妍慧
(72)【発明者】
【氏名】黄 勇
(72)【発明者】
【氏名】李 浩然
(72)【発明者】
【氏名】鄭 慶波
(72)【発明者】
【氏名】郭 小玲
(72)【発明者】
【氏名】陳 琴
(72)【発明者】
【氏名】仇 鵬
(72)【発明者】
【氏名】秦 情
(72)【発明者】
【氏名】▲ディアオ▼ 睿
(72)【発明者】
【氏名】王 文超
(72)【発明者】
【氏名】丁 棟梁
(72)【発明者】
【氏名】易 美辰
(72)【発明者】
【氏名】徐 倩倩
(72)【発明者】
【氏名】袁 ▲ユエ▼
【テーマコード(参考)】
4F207
4F213
【Fターム(参考)】
4F207AA45
4F207AG14
4F207AH81
4F207AJ08
4F207KM16
4F207KW23
4F207KW26
4F213AA45
4F213AG08
4F213AG13
4F213WA04
4F213WA06
(57)【要約】
【課題】本発明はゴム製シールリング素材成形技術分野に関し、具体特にゴム製シールリング素材自動成形方法及びその装置である。
【解決手段】前記素材成形モジュールの表面には裁断刃が固接し、前記滑台モジュールは第二装置本体が固接され、前記第二装置本体の表面には第二支持ロッドが固接され、第二支持ロッドの内側表面には素材ボックスが固接され、前記素材長尺ストリップの末端に素材ボビンが固接される。本発明は自動化の程度が高く、素材ボビンから搬送された素材長尺ストリップが、ガイドホイール、ガイド溝を経て、素材成形モジュールと裁断刃の共同作用を通じて、自動的にリングに圧縮させ、本特許技術は連続素材ボビンを導入する方式で材料を供給し、自動化モジュールの作用を通じて、素材ボビンの自動化成形を実現し、素材ボビンの素材長尺ストリップを使い切ってから素材ボビンを交換する以外に、残りのプロセスがすべて機械によって完成され、自動化率が高い効果がある。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一装置本体(1)を備え、前記第一装置本体(1)の表面には第一支持ロッド(2)が固接され、前記第一装置本体(1)の表面にはガイドホイール(3)が固接され、前記ガイドホイール(3)の表面には素材長尺ストリップ(4)が噛合接続され、前記素材長尺ストリップ(4)の表面にはガイド溝(5)が固接され、前記素材長尺ストリップ(4)の表面には素材成形アセンブリ(6)が固接され、前記素材成形アセンブリ(6)の表面には裁断ブレード(8)が固接され、前記滑台モジュール(7)には第二装置本体(9)が固接され、前記第二装置本体(9)の表面には第二支持ロッド(10)が固接され、前記第二支持ロッド(10)の内側表面には素材カートリッジ(11)が固接され、前記素材長尺ストリップ(4)の末端には素材ボビン(12)が固接され、
前記素材成形アセンブリ(6)はアセンブリ本体(602)が固接されたアセンブリハウジング(601)を含み、前記アセンブリ本体(602)の表面にアセンブリ気孔アレイ(603)が開設され、前記アセンブリハウジング(601)の表面に圧縮空気通路(605)が固接され、前記圧縮空気通路(605)の表面に圧縮空気継手(604)が固接され、前記圧縮空気通路(605)の表面に回転機構(606)が固接され、
前記ガイド溝(5)が素材長尺ストリップ(4)の左側表面の尾部に取り付けられ、ガイド溝(5)が素材成形アセンブリ(6)と同じ水平線上にあり、
前記素材成形アセンブリ(6)は素材長尺ストリップ(4)の左側表面の末端に取り付けられ、同時に素材成形アセンブリ(6)と素材ボビン(12)とがすべて同じ水平線上にあり、
前記滑台モジュール(7)が滑台モジュール(701)を備え、滑台モジュール(701)の表面には、滑台ベース(702)が固接され、前記滑台ベース(702)の表面には、滑台モータ(703)が固接されることを特徴とするゴム製シールリング素材自動成形装置。
【請求項2】
前記第一支持ロッド(2)と第二支持ロッド(10)の外観寸法及び長さがいずれも等しく、同時に素材ボックス(11)が第一支持ロッド(2)と第二支持ロッド(10)との間の内側表面中間に位置することを特徴とする請求項1に記載のゴム製シールリング素材自動成形装置。
【請求項3】
前記ガイドホイール(3)の数が4つあり、それぞれ素材長尺ストリップ(4)の左側端面の上下両側に位置し、かつ各側のガイドホイール(3)の数が等しいことを特徴とする請求項1に記載のゴム製シールリング素材自動成形装置。
【請求項4】
前記素材ボックス(11)の開口直径が第一支持ロッド(2)または素材ボビン(12)同士間の間隔より小さく、素材ボックス(11)が第一支持ロッド(2)及び素材ボビン(12)の高さと一致していることを特徴とする請求項1に記載のゴム製シールリング素材自動成形装置。
【請求項5】
前記アセンブリ気孔アレイ(603)がアセンブリ本体(602)の表面に等間隔に分布し、かつアセンブリ気孔アレイ(603)がアセンブリ本体(602)の表面中間部位にのみ位置することを特徴とする請求項1に記載のゴム製シールリング素材自動成形装置。
【請求項6】
前記滑台モジュール(701)が回転機構(606)の右側表面端に取り付けられ、同時に滑台モジュール(701)の外観がU字形に呈し、回転機構(606)の表面外側に嵌接することを特徴とする請求項1に記載のゴム製シールリング素材自動成形装置。
【請求項7】
S1、ゴム製素材がリファインされた後、ゴム押出機により素材長尺ストリップ(4)を押出した後、素材ボビン(12)に巻き付ける;
S2、素材ボビン(12)上の素材長尺ストリップ(4)がガイドホイール(3)に牽引され、ガイドホイール(3)を制御して素材長尺ストリップ(4)を前方に搬送する;
S3、素材長尺ストリップ(4)がガイド溝(5)のガイドにより通過させた後、その端部が成形領域で素材成形アセンブリ(6)のユニット気孔アレイ(603)により吸着された後、滑台モジュール(7)により駆動させて第一装置本体(1)から遠ざかる方向に移動させるとともに、ガイドホイール(3)が素材を前方に搬送し、その時に、回転機構(606)が素材成形アセンブリ(6)を駆動させて滑台モジュール(7)の移動方向と90度の角度をなす平面に沿って回転させる;
S4、素材長尺ストリップ(4)の端部が素材長尺ストリップ(4)の頭部に接触させて初歩的に押出させるまで、素材成形アセンブリ(6)が滑台モジュール(7)により第一装置本体(1)を駆動させて移動する;
S5、第一装置本体(1)上の裁断ブレード(8)が弾き出して、素材長尺ストリップ(4)を切断する;
S6、ガイドホイール(3)が素材成形時に干渉しないことを保証するまで、素材を後方に搬送させる;
S7、素材成形アセンブリ(6)が滑台モジュール(7)によって駆動させ、素材長尺ストリップ(4)の端部が下部材料ストリップに埋め込まれ、且つ厚さが2倍の材料ストリップの厚さに等しくなるまで、第一装置本体(1)の方向に押圧し続け、同時に、アセンブリ気孔アレイ(603)が加圧ブローし、材料ストリップ成形を補助する;
S8、素材成形アセンブリ(6)が滑台モジュール(7)ベルトによって第一装置本体(1)から離れる方向に駆動させて移動し、成形された素材が重力及び気圧の共同作用の下で、素材ボックス(11)に落下する;
S9、回転機構(606)及び素材成形アセンブリ(6)がリセットされ、ガイドホイール(3)が素材長尺ストリップ(4)を前に移動させ、S1~S8の過程を繰り返し、素材連続成形を実現する以上の手順を含む請求項1に記載のゴム製シールリング素材自動成形装置によるゴム製シールリング素材自動成形方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム製シールリング素材(ブランク)成形技術分野に関し、具体的にはゴム製シールリング素材自動成形方法及びその装置である。
【背景技術】
【0002】
ゴムパッキンの生産にはプレス加硫技術を多く採用し、製造されたゴム素材リングを金型キャビティに置いた後、技術パラメータに基づいて製品のプレス加硫を行う。従来技術では、ゴム素材リングの成形方式及び長所・短所が主に以下のように示す。
1、素材(12)の全輪成形技術の1つとし、切断機の裁断技術であり、この技術は、ゴム素材を再精製してシートを製造し、切断機のテーブルの上に置いて、切断機に対して切断経路を計画することを通じて、シートの上で必要な寸法のゴム素材を切断する。この技術の優勢が、成形速度が速くて、素材成形の柔軟性化の程度が高いことにある。不足な点は、残りの辺角余剰材料を浪費することを避けるため、通常、再精製してシートを製造した後に再切断することがあり、それによって必然的に部分的なゴム材料の再精製を繰り返し、ドーナツの性能に影響を与えることができ、
2、素材の整輪成形技術の2つとし、パイプで押し出してから輪切りにし、ゴム素材を再精製してゴム押出機に置き、素材が押出機の口型からパイプを押し出し、管口で高速回転するカッターを通じて押出されたホースを輪切りにする。この技術の優位点は、成形速度が速く、成形が安定することにある。不足点は、柔軟性化の程度が相対的に高くなく、異なるサイズの輪切りを成形する必要がある場合、機械を止めて対応する口金型を交換する必要がある。
3、素材の非整輪接合技術は、ゴム素材を再精製してシートを作製し、ストリップカッターを通じて所定の長さのゴムストリップに切断し、例えば出願番号CN107932572Aの『一種のストリップカッター』が提供するゴム素材のストリップ切断方法、ゴム素材のストリップ切断後、酢酸エチルなどの化学試薬を用いてゴムストリップの両先端を接着して輪にし、例えば、出願番号CN113618994Aの「ゴム製シールリングの非一体素材のプレス成形方法」が提供したゴム素材ストリップの当接方法のように、この方法は業界内、特に軍需ゴム製品の製造業界内で広く応用されており、
この技術の優位性は、フレキシブル化の程度が高く、ゴム製シールリングの需要寸法によって自由に当接することができる。不足点は、以下のように示す。(1)この技術は主に手作業で、成形効率が高くない。(2)素材コイルの品質安定性の変動が大きく、コイルプレス加硫後の縁取りの厚さが不安定になりやすく、さらにコイルプレス加硫後の寸法の変動を招き、ある程度の品質上の潜在的な危険性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、従来技術の不足点に対して、ゴム製シールリング素材の自動成形方法及びその装置を提供し、背景技術で提案された問題を解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記目的を達成するために、本発明は以下の技術方案を提供する。ゴム製シールリング素材の自動成形方法及び装置であって、第一装置本体を含み、前記第一装置本体の表面には第一支持ロッドが固接され、前記第一装置本体の表面にはガイドホイールが固接され、前記ガイドホイールの表面には素材長尺ストリップが噛合接続され、前記素材長尺ストリップの表面にはガイド溝が固接され、前記素材長尺ストリップの表面には素材成形アセンブリが固接され、前記素材成形アセンブリの表面にはスライダモジュールが固接され、前記素材成形アセンブリの表面には裁断刃が固接され、前記スライダモジュールには装置本体1が固接され、前記装置本体1の表面には第二支持ロッドが固接され、前記第二支持ロッドの内側表面には素材ボックスが固接され、前記素材長尺ストリップの末端には素材スプールが固接され、
前記素材成形アセンブリがアセンブリハウジングを含み、前記アセンブリハウジングの内部にはアセンブリ本体が固接され、前記アセンブリ本体の表面にはアセンブリ空気孔アレイが開設され、前記アセンブリハウジングの表面には圧縮空気通路が固接され、前記圧縮空気通路の表面には回転機構が固接され、
前記スライドテーブルモジュールにはスライドテーブルベースが固接されたスライドカバーモジュールを含み、前記スライドテーブルベースの表面にはスライド滑台モータが固接される。
【0005】
本発明の好ましい態様として、前記支持ロッド2と第二支持ロッドとの外観寸法及び長さがいずれも等しく、同時に素材ボックスが支持ロッド2と第二支持ロッドとの間の内側表面中間に位置し、全体装置に対する制御能力を最大限に強化させ、全体装置の実用性を保証する。
【0006】
本発明の好ましい態様として、前記ガイドホイールの数が4つあり、それぞれ素材長尺ストリップの左側端面の上下両側に位置し、かつ各側のガイドホイールの数が等しく、効果的に各部材に対する安定性を強化させ、同時に全体装置に対する支持力を強化させる。
【0007】
本発明の好ましい態様として、前記ガイド溝が素材長尺ストリップの左側表面の尾部に取り付けられ、かつガイド溝と素材成形アセンブリが同じ水平線上にあり、全体装置の使用を影響されずに保護し、全体装置の操作性を強化させる。
【0008】
本発明の好ましい態様として、前記素材成形アセンブリが素材長尺ストリップの左側表面の末端に取り付けられ、同時に素材成形アセンブリと素材スプールとが同じ水平線上にあり、全体装置の平衡性をより良く強化させ、効果的に全体装置の使用柔軟性を強化させる。
【0009】
本発明の好ましい態様として、前記素材ボックスの開口直径が支持ロッド2または素材ボビン間の間隔より小さく、同時に素材ボックスが支持ロッド2および素材ボビンの高さと一致する。
本発明の好ましい態様として、前記アセンブリ気孔アレイがアセンブリ本体の表面に等間隔分布に呈し、かつアセンブリ気孔アレイがアセンブリ本体の表面中間位置にのみ位置し、全体装置の操作性をより強力に強化させ、使用過程での堅牢さ及び安定性を保証する。
【0010】
本発明の好ましい態様として、前記スリーブモジュールが回転機構の右側表面末端に取り付けられ、同時にスリーブモジュールの外観がU字形に呈し、回転機構の表面外側に嵌接し、従業員の全体装置に対する制御性を最大限に増加させ、全体装置の使用体験感を高め、従業員の操作難易度を低下させる。
【0011】
ゴム製シールリング素材自動成形装置によるゴム製シールリング素材自動成形方法は、
S1、ゴム製素材がリファインされた後、ゴム押出機により素材長尺ストリップを押出した後、素材ボビンに巻き付ける;
S2、素材ボビン上の素材長尺ストリップがガイドホイールに牽引され、ガイドホイールを制御して素材長尺ストリップを前方に搬送する;
S3、素材長尺ストリップがガイド溝のガイドにより通過させた後、その端部が成形領域で素材成形アセンブリのユニット気孔アレイにより吸着された後、テーブルモジュールにより駆動させて第一装置本体から遠ざかる方向に移動させるとともに、ガイドホイールが素材を前方に搬送し、その時に、回転機構が素材成形アセンブリを駆動させてスライドステージモジュールの移動方向と90度の角度をなす平面に沿って回転させる;
S4、素材長尺ストリップの端部が素材長尺ストリップの頭部に接触させて初歩的に押出させるまで、素材成形アセンブリがスライドテーブルモジュールにより第一装置本体を駆動させて移動する;
S5、第一装置本体上の裁断ブレードが弾き出して、素材長尺ストリップを切断する;
S6、ガイドホイールが素材成形時に干渉しないことを保証するまで、素材が後方に搬送させる;
S7、素材成形アセンブリがスライドテーブルモジュールによって駆動させ、素材長尺ストリップの端部が下部材料ストリップに埋め込まれ、且つ厚さが2倍の材料ストリップの厚さに等しくなるまで、第一装置本体の方向に押圧し続け、同時に、アセンブリ気孔アレイが加圧ブローし、材料ストリップ成形を補助する;
S8、素材成形アセンブリがテーブルモジュールベルトによって第一装置本体から離れる方向に駆動させて移動し、成形された素材が重力及び気圧の共同作用の下で、素材ボックスに落下する;
S9、回転機構及び素材成形アセンブリがリセットされ、ガイドホイールが素材長尺ストリップを前に移動させ、S1~S8の過程を繰り返し、素材連続成形を実現する以上の手順を含む。
【発明の効果】
【0012】
本発明は以下の有益な効果を備える。
(1)自動化の程度が高く、素材ボビンから送り出された素材長尺ストリップは、ガイドホイール、ガイド溝を経て、素材成形アセンブリと裁断刃の共通作用を通じて、自動的にコイルに圧縮され、本特許技術は連続素材ボビンを導入する方式で材料を供給し、自動化アセンブリの作用を通じて、素材ボビンの自動成形を実現し、素材ボビンの素材長尺ストリップが素材ボビンを使い切って交換する以外に、残りのプロセスがすべて機械によって完成され、自動化率が高い。
(2)可撓性化の程度が高く、ゴム素材リング、特に軍用ゴムリングの素材生産過程は、往々にして1本のゴム生産ラインまたは作業場で、何千種類の規格のゴム製シールリングを生産する必要があり、本特許の提供する素材成形技術は、ガイドホイールにより牽引する長素材ストリップの長さを制御することによって、素材リングの内径に等価に換算することで、異なる内径規格の素材リング成形を実現でき、この方式を使用すると、設備の汎用性が高く、比較的大きい内径寸法範囲の素材リング成形に適応でき、口金型を交換する必要がない。
(3)素材の利用率が高く、本特許が提供する素材リング成形方法は、再精製後の素材を高圧で押し出して素材ストリップを成長させ、製品の寸法・構造に基づいて必要な素材の長さを提供し、この方法によって、辺角余剰が発生せず、素材の利用率が高い。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は本発明の好適な実施形態の正面図である。
図2図2は本発明の好ましい実施形態の側面図である。
図3図3は本発明のより優れた素材成形アセンブリの実施例の見取り図である。
図4図4は本発明のより優れた素材成形アセンブリの実施例の別の視点の見取り図である。
図5図5は本発明のより優れた素材成形部分構造の実施例の見取り図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1~5を参照して、本実施形態において、ゴム製シールリング素材の自動成形方法及びその装置は、装置本体1、装置本体1の表面に第一支持ロッド2が固接され、装置本体1の表面にガイドホイール3が固接され、ガイドホイール3の表面に素材長尺ストリップ4が噛合接続され、素材長尺ストリップ4の表面にガイド溝5が固接され、素材長尺ストリップ4の表面に素材成形アセンブリ6が固接され、素材成形アセンブリ6の表面に滑台モジュール7が固接され、素材成形アセンブリ6の表面に裁断ブレード8が固接され、滑台モジュール7に第二装置本体9が固接され、第二装置本体9の表面に第二支持ロッド10が固接され、第二支持ロッド10の内側表面に素材ボックス11が固接され、素材長尺ストリップ4の末端に素材ボビン12が固接されている。
素材成形アセンブリ6がアセンブリハウジング601を含み、アセンブリハウジング601の内部にアセンブリ本体602が固接され、アセンブリ本体602の表面にアセンブリ気孔アレイ603が開設され、アセンブリハウジング601の表面に圧縮空気通路605が固接され、圧縮空気通路605の表面に圧縮空気継手604が固接され、圧縮空気通路605の表面に回転機構606が固接される。
滑台モジュール7が、滑台ベース702が固接された滑台モジュール701を含み、滑台ベース702の表面には滑台モータ703が固接される。
【0015】
本実施例では、第一支持ロッド2と第二支持ロッド10との外観寸法及び長さはいずれも等しく、同時に素材ボックス11が、第一支持ロッド2と第二支持ロッド10との間の内側表面の中間に位置し、全体装置の使用中の整合によって全体装置の各部品を摩擦し、全体装置の使用中の整合性を強化させる。ガイドホイール3の数が4つあり、それぞれ素材長尺ストリップ4の左側端面の上下両側に位置し、各側のガイドホイール3の数が等しく、使用中の全体装置の嵌合強度をより大きく強化させ、全体装置が使用中に部品の整合が非対称になることを回避する。ガイド溝5が素材長尺ストリップ4の左側表面の尾部に取り付けられ、ガイド溝5と素材成形アセンブリ6とが、同じ水平線上にあり、既存の構造に基づいて共同で全体装置を支持し、全体装置の使用過程における協調性を強化させ、全体装置の使用時の耐久性を強化させる。素材成形アセンブリ6は、素材長尺ストリップ4の左側表面の端部に取り付けられ、同時に素材成形アセンブリ6と素材ボビン12とが同じ水平線上にあり、全体装置の柔軟な制御能力の強化により、使用中に全体装置の故障確率を弱めた、素材ボックス11の開口直径は第一支持ロッドまたは素材ボビン12同士間の間隔より小さく、同時に素材ボックス11は第一支持ロッド2と素材ボビン12の高さと一致し、全体装置の柔軟性をより良く強化させ、取り外し後の再取り付け時にも正常に使用できることを保証した。アセンブリ気孔アレイ603はアセンブリ本体602の表面に等間隔に分布し、アセンブリ気孔アレイ603はアセンブリ本体602の表面中間位置にのみ位置し、これらの構造を利用して共同で機械運動を行うことにより、全体の装置が運転中に発生する可能性のある故障性を最小限に抑えることが保証される。滑台モジュール701は回転機構606の右側表面末端に取り付けられ、同時に滑台モジュール701の外観がU字形に呈し、回転機構606の表面外側に嵌接し、全体装置の運転中の機械的ポテンシャルをより強力に強化させ、全体装置の運転中に発生する力の損失を節約する。
【0016】
実施例1
ゴム製シールリング素材自動成形装置によるゴム製シールリング素材自動成形方法は、
S1、ゴム製素材がリファインされた後、ゴム押出機により素材長尺ストリップ4を押出した後、素材ボビン12に巻き付ける;
S2、素材ボビン12上の素材長尺ストリッブ4がガイドホイール3に牽引され、ガイドホイール3を制御して素材長尺ストリッブ4を前方に搬送する;
S3、素材長尺ストリッブ4がガイド溝5のガイドにより通過させた後、その端部が成形領域で素材成形アセンブリ6のユニット気孔アレイ603により吸着された後、テーブルモジュール7により駆動させて第一装置本体1から遠ざかる方向に移動させるとともに、ガイドホイール3が素材を前方に搬送し、その時に、回転機構606が素材成形アセンブリ6を駆動させてスライドステージモジュール7の移動方向と90度の角度をなす平面に沿って回転させる;
S4、素材長尺ストリッブ4の端部が素材長尺ストリップ4の頭部に接触させて初歩的に押出させるまで、素材成形アセンブリ6がスライドテーブルモジュール7により第一装置本体1を駆動させて移動する;
S5、第一装置本体1上の裁断ブレード8が弾き出して、素材長尺ストリップ4を切断する;
S6、ガイドホイール3が素材成形時に干渉しないことを保証するまで、素材を後方に搬送させる;
S7、素材成形アセンブリ6がスライドテーブルモジュール7によって駆動させ、素材長尺ストリップ4の端部が下部材料ストリップに埋め込まれ、且つ厚さが2倍の材料ストリップの厚さに等しくなるまで、第一装置本体1の方向に押圧し続け、同時に、アセンブリ気孔アレイ603が加圧ブローし、材料ストリップ成形を補助する;
S8、素材成形アセンブリ6がテーブルモジュール7ベルトによって第一装置本体1から離れる方向に駆動させて移動し、成形された素材が重力及び気圧の共同作用の下で、素材ボックス11に落下する;
S9、回転機構606及び素材成形アセンブリ6がリセットされ、ガイドホイール3が素材長尺ストリップ4を前に移動させ、S1~S8の過程を繰り返し、素材連続成形を実現する以上の手順を含む。
【符号の説明】
【0017】
1…装置本体、2…第一支持ロッド、3…ガイドホイール、4…素材長尺ストリップ、5…ガイド溝、6…素材成形アセンブリ、601…モジュールハウジング、602…コンポーネント本体、603…アセンブリ気孔アレイ、604…圧縮空気継手、605…圧縮空気通路、606…回転機構、7…滑台モジュール、701…滑台モジュール、702…滑台ベース、703…滑台モータ、8…切断刃、9…第二装置本体、10…第二支持ロッド、11…素材ボックス、12…素材ボビン
図1
図2
図3
図4
図5