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特開2024-73682情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024073682
(43)【公開日】2024-05-30
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240523BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022184516
(22)【出願日】2022-11-18
(71)【出願人】
【識別番号】522452204
【氏名又は名称】メタセンシズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004222
【氏名又は名称】弁理士法人創光国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【弁理士】
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【弁理士】
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】久野 了史
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC14
5L050CC14
(57)【要約】
【課題】仮想空間において葬儀又はお別れ会を開催するための技術を提供する。
【解決手段】テンプレート管理部120は、仮想空間において開催する葬儀又はお別れ会である催事の会場を規定するテンプレートの指定を、催事の主催者が使用する端末である主催者端末から受け付ける。画像取得部121は、仮想空間においてテンプレートが定める所定の場所である画像提示場所に提示するための故人の画像データを、主催者端末から取得する。映像提示部122は、催事の参加者である参加ユーザが使用する端末であるユーザ端末の表示部に、画像データが画像提示場所に表示された状態のテンプレートが規定する会場の映像を提示する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想空間において開催する葬儀又はお別れ会である催事の会場を規定するテンプレートの指定を、前記催事の主催者が使用する端末である主催者端末から受け付けるテンプレート管理部と、
前記仮想空間において前記テンプレートが定める所定の場所である画像提示場所に提示するための故人の画像データを、前記主催者端末から取得する画像取得部と、
前記催事の参加者である参加ユーザが使用する端末であるユーザ端末の表示部に、前記画像データが前記画像提示場所に表示された状態の前記テンプレートが規定する会場の映像を提示する映像提示部と、を備える、
情報処理装置。
【請求項2】
前記テンプレートが定める所定の場所である記載場所に記載させるための前記主催者及び前記参加ユーザからの文字の入力を、前記主催者端末及び前記ユーザ端末からそれぞれ取得する文字取得部をさらに備え、
前記映像提示部は、前記ユーザ端末の表示部に、前記文字取得部が取得した文字が前記記載場所に表示された状態の前記テンプレートが規定する会場の映像を提示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記画像取得部は、前記ユーザ端末から前記故人の画像データをさらに取得する、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記仮想空間における前記参加ユーザの視界を特定する視界特定部と、
前記画像データに関連付けられた画像属性と、前記参加ユーザに関連付けられたユーザ属性とを取得する属性取得部と、
前記参加ユーザの視界に前記画像提示場所が含まれる場合、前記ユーザ属性に対応する前記画像属性に関連付けられた画像データを選択する選択部と、をさらに備え、
前記映像提示部は、前記ユーザ端末の表示部に、前記選択部が選択した画像データが前記画像提示場所に表示された状態の前記テンプレートが規定する会場の映像を提示する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記仮想空間における前記参加ユーザの視界を特定する視界特定部と、
前記参加ユーザに関連付けられたユーザ属性を取得する属性取得部と、をさらに備え、
前記映像提示部は、前記参加ユーザの視界に前記記載場所が含まれる場合、前記ユーザ端末の表示部に、前記ユーザ端末を使用する前記参加ユーザの前記ユーザ属性と同一のユーザ属性を持つ参加ユーザが入力した文字列が前記記載場所に表示された状態の前記テンプレートが規定する会場の映像を提示する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記ユーザ端末から、前記仮想空間における移動の指示を受け付ける移動受付部と、
前記ユーザ端末が最後に操作されてからの経過時間を計測する計測部と、をさらに備え、
前記映像提示部は、前記経過時間が所定の閾時間を超えることを条件として、前記ユーザ端末の表示部に移動を促すメッセージを表示させる、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記参加ユーザが供える電子的な献花を取得する献花取得部をさらに供え、
前記映像提示部は、前記ユーザ端末の表示部に、前記参加ユーザが献花した花が表示された状態の前記テンプレートが規定する会場の映像を提示する、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
プロセッサが、
仮想空間において開催する葬儀又はお別れ会である催事の会場を規定するテンプレートの指定を、前記催事の主催者が使用する端末である主催者端末から受け付けるステップと、
前記仮想空間において前記テンプレートが定める所定の場所である画像提示場所に提示するための故人の画像データを、前記主催者端末から取得するステップと、
前記催事の参加者である参加ユーザが使用する端末であるユーザ端末の表示部に、前記画像データが前記画像提示場所に表示された状態の前記テンプレートが規定する会場の映像を提示させるステップと、を実行する、
情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータに、
仮想空間において開催する葬儀又はお別れ会である催事の会場を規定するテンプレートの指定を、前記催事の主催者が使用する端末である主催者端末から受け付ける機能と、
前記仮想空間において前記テンプレートが定める所定の場所である画像提示場所に提示するための故人の画像データを、前記主催者端末から取得する機能と、
前記催事の参加者である参加ユーザが使用する端末であるユーザ端末の表示部に、前記画像データが前記画像提示場所に表示された状態の前記テンプレートが規定する会場の映像を提示させる機能と、を実現させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関し、特に仮想空間において葬儀やお別れ会を開催するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の通信ネットワーク技術の急速な発達に伴い、ネットワークを介してイベントを提供することが実現されている。例えば、特許文献1には、葬儀等のイベントをリアルタイム又はアーカイブされたデータとして提供するための技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-29450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の技術は、現実世界において実際に催されているイベントをネットワークを介してオンラインで配信するものである。したがって、ローカルで開催されているイベントの参加者とオンラインでの参加者とは対等といえず、必ずしも両者が同じ体験を共有するとまではいえない。また、葬儀やお別れ会が現実世界において実際に開催されているにもかかわらずオンラインで参加するというのは気まずい場合もあると考えられる。
【0005】
本願の発明者は、葬儀又はお別れ会を仮想空間で開催することにより、距離の遠近にかかわらず参加者同士で同じ場を共有できることの重要性を認識するに至った。
【0006】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、仮想空間において葬儀又はお別れ会を開催するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様は、情報処理装置である。この装置は、仮想空間において開催する葬儀又はお別れ会である催事の会場を規定するテンプレートの指定を、前記催事の主催者が使用する端末である主催者端末から受け付けるテンプレート管理部と、前記仮想空間において前記テンプレートが定める所定の場所である画像提示場所に提示するための故人の画像データを、前記主催者端末から取得する画像取得部と、前記催事の参加者である参加ユーザが使用する端末であるユーザ端末の表示部に、前記画像データが前記画像提示場所に表示された状態の前記テンプレートが規定する会場の映像を提示する映像提示部と、を備える。
【0008】
前記情報処理装置は、前記テンプレートが定める所定の場所である記載場所に記載させるための前記主催者及び前記参加ユーザからの文字の入力を、前記主催者端末及び前記ユーザ端末からそれぞれ取得する文字取得部をさらに備えてもよく、前記映像提示部は、前記ユーザ端末の表示部に、前記文字取得部が取得した文字が前記記載場所に表示された状態の前記テンプレートが規定する会場の映像を提示してもよい。
【0009】
前記画像取得部は、前記ユーザ端末から前記故人の画像データをさらに取得してもよい。
【0010】
前記情報処理装置は、前記仮想空間における前記参加ユーザの視界を特定する視界特定部と、前記画像データに関連付けられた画像属性と、前記参加ユーザに関連付けられたユーザ属性とを取得する属性取得部と、前記参加ユーザの視界に前記画像提示場所が含まれる場合、前記ユーザ属性に対応する前記画像属性に関連付けられた画像データを選択する選択部と、をさらに備えてもよく、前記映像提示部は、前記ユーザ端末の表示部に、前記選択部が選択した画像データが前記画像提示場所に表示された状態の前記テンプレートが規定する会場の映像を提示してもよい。
【0011】
前記情報処理装置は、前記仮想空間における前記参加ユーザの視界を特定する視界特定部と、前記参加ユーザに関連付けられたユーザ属性を取得する属性取得部と、をさらに備えてもよく、前記映像提示部は、前記参加ユーザの視界に前記記載場所が含まれる場合、前記ユーザ端末の表示部に、前記ユーザ端末を使用する前記参加ユーザの前記ユーザ属性と同一のユーザ属性を持つ参加ユーザが入力した文字列が前記記載場所に表示された状態の前記テンプレートが規定する会場の映像を提示してもよい。
【0012】
前記情報処理装置は、前記ユーザ端末から、前記仮想空間における移動の指示を受け付ける移動受付部と、前記ユーザ端末が最後に操作されてからの経過時間を計測する計測部と、をさらに備えてもよく、前記映像提示部は、前記経過時間が所定の閾時間を超えることを条件として、前記ユーザ端末の表示部に移動を促すメッセージを表示させてもよい。
【0013】
前記情報処理装置は、前記参加ユーザが供える電子的な献花を取得する献花取得部をさらに供えてもよく、前記映像提示部は、前記ユーザ端末の表示部に、前記参加ユーザが献花した花が表示された状態の前記テンプレートが規定する会場の映像を提示してもよい。
【0014】
本発明の第2の態様は、情報処理方法である。この方法において、プロセッサが、仮想空間において開催する葬儀又はお別れ会である催事の会場を規定するテンプレートの指定を、前記催事の主催者が使用する端末である主催者端末から受け付けるステップと、前記仮想空間において前記テンプレートが定める所定の場所である画像提示場所に提示するための故人の画像データを、前記主催者端末から取得するステップと、前記催事の参加者である参加ユーザが使用する端末であるユーザ端末の表示部に、前記画像データが前記画像提示場所に表示された状態の前記テンプレートが規定する会場の映像を提示させるステップと、を実行する。
【0015】
本発明の第3の態様は、プログラムである。このプログラムは、コンピュータに、仮想空間において開催する葬儀又はお別れ会である催事の会場を規定するテンプレートの指定を、前記催事の主催者が使用する端末である主催者端末から受け付ける機能と、前記仮想空間において前記テンプレートが定める所定の場所である画像提示場所に提示するための故人の画像データを、前記主催者端末から取得する機能と、前記催事の参加者である参加ユーザが使用する端末であるユーザ端末の表示部に、前記画像データが前記画像提示場所に表示された状態の前記テンプレートが規定する会場の映像を提示させる機能と、を実現させる。
【0016】
このプログラムを提供するため、あるいはプログラムの一部をアップデートするために、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供されてもよく、また、このプログラムが通信回線で伝送されてもよい。
【0017】
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、データ構造、記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、仮想空間において葬儀又はお別れ会を開催するための技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】実施の形態に係る情報処理システムを説明するための図である。
図2】実施の形態に係る情報処理装置の機能構成を模式的に示す図である。
図3】実施の形態に係る記憶部が格納するテンプレートデータベースのデータ構造を模式的に示す図である。
図4】実施の形態に係る視界特定部が特定する視界を説明するための図である。
図5】記帳・香典ブースオブジェクトにおいてユーザ端末の表示部に表示される画像を模式的に示す図である。
図6】実施の形態に係る情報処理装置が実行する情報処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
<実施の形態の概要>
本発明の実施の形態の概要を述べる。実施の形態に係る情報処理装置は、仮想空間において葬儀又はお別れ会の開催を実現するための装置である。以下、本明細書において、実施の形態に係る情報処理装置が開催を実現する催事は葬儀又はお別れ会であることを前提として、単に「催事」と記載する。
【0021】
実施の形態に係る情報処理装置は、あらかじめ催事の会場を規定する複数のテンプレートを記憶している。ここで情報処理装置が備える各テンプレートは、仮想空間における会場の設置場所、背景画像、会場を構成する各オブジェクト及びそれらの配置を規定している。催事の主催者は、複数のテンプレートの中からテンプレートを選択するとともに、会場に掲載するための遺影を含む故人の画像データを情報処理装置にアップロードする。
【0022】
情報処理装置は、主催者がアップロードした画像データをテンプレートに定められている所定の画像提示場所に配置する。催事の参加者である参加ユーザが仮想空間に入ると、情報処理装置は、参加ユーザが使用するユーザ端末(例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display;HMD)等)の表示部に催事の映像を表示させる。これにより、実施の形態に係る情報処理装置は、主催者がテンプレートの選択と画像データのアップロードをするだけで、仮想空間において催事を簡便に開催させることができる。
【0023】
図1は、実施の形態に係る情報処理システムSを説明するための図である。以下、図1を参照して、実施の形態に係る情報処理システムSが実現する仮想空間Vにおける催事の全体像を説明する。図1に示すように、実施の形態に係る情報処理システムSでは、情報処理装置1と、複数のユーザ端末2と、主催者Tが使用する端末である主催者端末3とが、インターネット等の通信ネットワークNを介して接続している。
【0024】
図1は、第1参加ユーザUaと第2参加ユーザUbとの2人のユーザがそれぞれ第1ユーザ端末2aと第2ユーザ端末2bとを用いて催事に参加している場合の例を示している。しかしながら、情報処理装置1の参加ユーザの数は2に限られず、3人以上参加していてもよい。以下、本明細書において、各参加ユーザを区別しない場合は「参加ユーザU」と記載する。同様に、各ユーザ端末を区別しない場合は「ユーザ端末2」と記載する。
【0025】
情報処理装置1は、仮想空間Vにおいて催事の会場を生成する。図1に示す例では、仮想空間Vにおいて第1参加ユーザUaに対応するアバタは第1アバタAaであり、第2参加ユーザUbに対応するアバタは第2アバタAbで表されている。煩雑となることを避けるためにすべてには符号を付していないが、図1において符号Aa及び符号Abが付されたアバタと同一の形状のアバタは、催事に参加している参加ユーザUのアバタを示している。以下、本明細書において、各アバタを区別しない場合は「アバタA」と記載する。
【0026】
図1に示す仮想空間Vにおいて、符号「O」を含む文字列を付された図形は情報処理装置1が仮想空間Vに生成したオブジェクトを示している。例えば、符号「Oa」が付されたオブジェクトは、催事に参加した参加ユーザUのアバタAが仮想空間V上に最初に出現する場所であり、いわゆるスポーン地点Oaのオブジェクトを示している。また、符号「Ob」が付されたオブジェクトはアバタAの最終目的地であり、故人の遺影が表示された献花台オブジェクトObである。各アバタAは、図1において破線の曲線で示された導線lに沿ってスポーン地点Oaから献花台オブジェクトObまで移動する。
【0027】
情報処理装置1は、主催者Tが選択したテンプレートが規定する会場を仮想空間V内に生成する。図1に示す例では、情報処理装置1は、スポーン地点Oa及び献花台オブジェクトObに加えて、主催者Tからの挨拶を掲示する挨拶板オブジェクトOc、参加ユーザUが記帳して香典を渡すための記帳・香典ブースオブジェクトOd、主催者Tと参加ユーザUとの少なくともいずれか一方がアップロードした静止画像を掲示する写真ギャラリーオブジェクトOe、参加ユーザUが記載した文字列を掲示する掲示板オブジェクトOf、主催者Tと参加ユーザUとの少なくともいずれか一方がアップロードした動画像を掲示するムービーセッションオブジェクトOg、樹木オブジェクトOh、池オブジェクトOi、及び参加ユーザUが提供した電子的な献花である献花オブジェクトOjも仮想空間V内に生成している。なお、これらのオブジェクトは一例であり、情報処理装置1は他のオブジェクトを仮想空間V内に生成してもよいし、これらのうちの一部のオブジェクトは生成しなくてもよい。
【0028】
参加ユーザUは、仮想空間V内のスポーン地点Oaに出現したアバタAをユーザ端末2を介して操作し、仮想空間V内を移動させる。図1に示す例では、記帳・香典ブースオブジェクトOdを通過した第1アバタAaの視界を示す第1視界は符号Paで示されている。情報処理装置1は、仮想空間Vにおける第1視界Paが示す映像を、第1参加ユーザUaが使用している第1ユーザ端末2aの表示部に表示させる。同様に、情報処理装置1は、仮想空間Vにおける第2視界Pbが示す映像を、第2参加ユーザUbが使用している第2ユーザ端末2bの表示部に表示させる。
【0029】
また、例えば、参加ユーザUの視界に写真ギャラリーオブジェクトOeが含まれる場合、情報処理装置1は、ユーザ端末2の表示部に画像データ掲示された状態の催事の会場を表示させる。このように、実施の形態に係る情報処理装置1は、仮想空間V内で参加ユーザUが自身のアバタAを使って催事に参加することを実現する。この意味で、実施の形態に係る情報処理装置1は、メタバース空間における催事の開催を実現するともいえる。情報処理装置1は、主催者Tがテンプレートを選択して画像データをアップロードするだけで、参加ユーザUに対して仮想空間Vにおける催事を提供することができる。
【0030】
<実施の形態に係る情報処理装置1の機能構成>
図2は、実施の形態に係る情報処理装置1の機能構成を模式的に示す図である。情報処理装置1は、記憶部10と通信部11と制御部12とを備える。図2において、矢印は主なデータの流れを示しており、図2に示していないデータの流れがあってもよい。図2において、各機能ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、図2に示す機能ブロックは単一の装置内に実装されてもよく、あるいは複数の装置内に分かれて実装されてもよい。機能ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてもよい。
【0031】
記憶部10は、情報処理装置1を実現するコンピュータのBIOS(Basic Input Output System)等を格納するROM(Read Only Memory)や情報処理装置1の作業領域となるRAM(Random Access Memory)、OS(Operating System)やアプリケーションプログラム、当該アプリケーションプログラムの実行時に参照されるテンプレート等の種々の情報を格納するHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置である。図2に示すように、記憶部10は、テンプレートを格納するテンプレートデータベース100を記憶している。
【0032】
通信部11は、情報処理装置1が外部の装置と通信するための通信インターフェースであり、LAN(Local Area Network)モジュールやWi-Fi(登録商標)モジュール等の既知の通信モジュールで実現されている。以下、本明細書において、情報処理装置1が外部の装置と通信するときは通信部11を介することを前提として通信部11の記載を省略することがある。
【0033】
制御部12は、情報処理装置1のCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサであり、記憶部10に記憶されたプログラムを実行することによってテンプレート管理部120、画像取得部121、映像提示部122、視界特定部123、文字取得部124、属性取得部125、選択部126、移動受付部127、計測部128、及び献花取得部129として機能する。
【0034】
なお、図2は、情報処理装置1が単一の装置で構成されている場合の例を示している。しかしながら、情報処理装置1は、例えばクラウドコンピューティングシステムのように複数のプロセッサやメモリ等の計算リソースによって実現されてもよい。この場合、制御部12を構成する各部は、複数の異なるプロセッサの中の少なくともひとつのプロセッサがプログラムを実行することによって実現される。
【0035】
テンプレート管理部120は、仮想空間Vにおいて開催する催事の会場を規定するテンプレートの指定を、ネットワークNを介して催者端末3から受け付ける。画像取得部121は、仮想空間Vにおいてテンプレートが定める所定の場所である画像提示場所に提示するための故人の画像データを、少なくとも主催者端末3から取得する。ここで画像データは、故人を被写体に含む静止画像のみならず、動画像を含んでいてもよい。
【0036】
図3は、実施の形態に係る記憶部10が格納するテンプレートのデータ構造を模式的に示す図である。テンプレートはテンプレートデータベース100に格納されており、テンプレート管理部120によって管理されている。テンプレート管理部120は、各テンプレートに固有のテンプレート識別子を割り当てて管理している。図3は、テンプレート識別子がTID00001であるテンプレートのデータ構造を例示している。テンプレート識別子がTID00001であるテンプレートにおいて、催事の会場は森及び丘である。このため、テンプレートの背景として「森・丘」が規定されている。
【0037】
図3は、テンプレートの各部に具体的なデータが埋め込まれた状態のテンプレートを示している。例えば、挨拶板オブジェクトOcに表示されるべき文字列は「xxx.txt」というファイルネームのファイルとして指定されている。また、記帳・香典ブースオブジェクトOdの形式は「タイプ2」で指定されており、掲示板オブジェクトOfの形式は「タイプ5」で指定されている。同様に、献花台オブジェクトObの形式は「タイプ1」で指定されている。図3に示すテンプレートには写真ギャラリーオブジェクトOe及びムービーセッションオブジェクトOgに掲示するためのファイルも指定されているが、これらの詳細は後述する。
【0038】
映像提示部122は、参加ユーザUが使用する端末であるユーザ端末2の表示部に、画像データが画像提示場所に表示された状態のテンプレートが規定する会場の映像を提示する。具体的には、まず、視界特定部123が仮想空間Vにおける参加ユーザU(すなわち、アバタA)の視界を特定する。
【0039】
図4は、実施の形態に係る視界特定部123が特定する視界Pを説明するための図である。図4に示すように、情報処理装置1が再現する仮想空間Vは、X軸、Y軸、及びZ軸から構成される三次元直交座標系Cが設定されており、仮想空間V中のアバタA及び各オブジェクトOは三次元直交座標系Cによって位置座標が規定される。図4において、アバタAの視界Pは、破線で示されている。具体的には、図4に示す例では、アバタAは樹木オブジェクトOhの近傍において樹木オブジェクトOhの方向を向いている。このため、アバタAの視界Pは、樹木オブジェクトOhの幹及び葉の一部が含まれている。
【0040】
映像提示部122は、視界特定部123が特定した視界Pに含まれる仮想空間Vの映像をユーザ端末2の表示部に表示させる。具体的には、映像提示部122は、仮想空間Vにおいて視界Pに含まれるオブジェクトOをレンダリングすることにより、ユーザ端末2の表示部20に表示させる画像を生成し、ユーザ端末2に送信する。これにより、情報処理装置1は、仮想空間Vにおいて催事を開催することができる。
【0041】
上述したように、挨拶板オブジェクトOcには主催者Tが入力した挨拶の文字列が表示され、掲示板オブジェクトOfには参加ユーザUが入力した文字列が表示される。また、参加ユーザUが記帳する場合も、情報処理装置1は参加ユーザUから文字列の入力を受け付けることになる。これらを実現するために、文字取得部124は、テンプレートが定める所定の場所である記載場所に記載させるための主催者T及び参加ユーザUからの文字の入力を、主催者端末3及びユーザ端末2からそれぞれ取得する。映像提示部122は、ユーザ端末2の表示部に、文字取得部124が取得した文字が記載場所に表示された状態のテンプレートが規定する会場の映像を提示する。これにより、主催者T及び参加ユーザUは、仮想空間V内の記載場所に文字を掲載することができる。
【0042】
文字列と同様に、情報処理装置1は、故人を被写体に含む画像データを主催者Tのみならず参加ユーザUから取得してもよい。具体的には、画像取得部121は、ユーザ端末2から故人の画像データをさらに取得する。これにより、情報処理装置1は、主催者Tが所持しておらず参加ユーザUのみが所持している故人の画像データを主催者Tと他の参加ユーザとの間で共有させることができる。
【0043】
ここで、参加ユーザUは、故人の会社の同僚であったり、故人の学生時代の友人であったり、故人の住居近隣の住人であったりする等、参加ユーザUと故人との関係は種々考えられる。そのため、ある参加ユーザUが情報処理装置1にアップロードした画像データは、その参加ユーザUと個人との関係が同じ参加ユーザUに提示できることが好ましい。
【0044】
そこで、属性取得部125は、画像データに関連付けられた画像属性と、参加ユーザUに関連付けられたユーザ属性とを取得する。ここで、「画像属性」は、画像属性に関連付けられている画像データを提示する参加ユーザUの範囲を決定するための情報であり、画像データが情報処理装置1にアップロードされたタイミングで画像取得部121によって設定される。また「ユーザ属性」は、情報処理装置1にアップロードされた画像データの閲覧範囲を決定するための情報であり、参加ユーザUが催事に参加した後に記帳・香典ブースオブジェクトOdにおいて個人との関係を入力した場合に文字取得部124によって設定される。
【0045】
図5(a)-(b)は、記帳・香典ブースオブジェクトOdにおいてユーザ端末2の表示部20に表示される画像を模式的に示す図である。具体的には、図5(a)はアバタAが記帳・香典ブースオブジェクトOdに到着したときにユーザ端末2の表示部20に表示される画面例を示しており、図5(b)は参加ユーザUが記帳する際にユーザ端末2の表示部20に表示される画面例を示している。なお、図5(a)-(b)は、ユーザ端末2がスマートフォンである場合の例を示している。
【0046】
図5(a)に示すように、参加ユーザUがアバタAを操作してアバタAを記帳・香典ブースオブジェクトOdに近づけると、映像提示部122は、記帳・香典受付用GUI(Graphical User Interface)21をユーザ端末2の表示部20に表示させる。参加ユーザUが「記帳してお香典を渡す」又は「記帳のみ」を選択するためのアイコンをタップすると、映像提示部122は、図5(b)に示す記帳用GUI22をユーザ端末2の表示部20に表示させる。
【0047】
図5(b)に示すように、記帳用GUI22は、記帳する参加ユーザUの氏名及び住所の入力欄とともに、参加ユーザUと故人との関係を参加ユーザUに選択させるための属性入力GUI220も供えている。属性入力GUI220は住所の入力欄とともに入力するか否かは参加ユーザUの任意となっているが、参加ユーザUが属性入力GUI220で故人との関係を選択した場合、文字取得部124は、その関係をユーザ属性として設定する。ユーザ属性の例としては、故人の会社の同僚を示す「会社」、故人の学生自体の友人を示す「友人」、故人の住居近隣の住人を示す「近隣住人」等が挙げられる。
【0048】
選択部126は、仮想空間Vにおける参加ユーザUの視界(すなわち、アバタAの視界)に画像提示場所が含まれる場合、ユーザ属性に対応する画像属性に関連付けられた画像データを選択する。画像属性の例としては、ユーザ属性が「会社」である参加ユーザUに提示する「会社」、ユーザ属性が「友人」である参加ユーザUに提示する「友人」、すべてのユーザ属性の参加ユーザUに共通して提示する「共通」等が挙げられる。
【0049】
図3に示すテンプレートの例において、「配置場所1」に掲示される画像データの属性は「共通」である。このため、選択部126は、すべての参加ユーザUに対してファイル名が「abc.jpg」である画像データを選択する。また、「配置場所2」には画像属性毎に複数の画像データが対応づけられている。例えば、ファイル名が「aaa.jpg」である画像データの画像属性は「会社」であり、ファイル名が「bbb.jpg」である画像データの画像属性は「友人」である。選択部126は、「配置場所2」に掲示する画像データとして、ユーザ属性が「会社」である参加ユーザUには画像属性が「会社」である「aaa.jpg」を選択し、ユーザ属性が「友人」である参加ユーザUには画像属性が「友人」である「bbb.jpg」を選択する。
【0050】
ここで、主催者Tは、情報処理装置1に画像データをアップロードするときに、各画像データの画像属性を設定してもよいし、画像データのファイル名に画像属性を含めてもよい。また、ユーザ属性が設定された参加ユーザUが画像データを情報処理装置1にアップロードした場合、画像取得部121はユーザ属性に対応する画像属性を画像データに付与してもよい。主催者Tが画像属性を設定せずに画像データをアップロードしたり、ファイル名に画像属性を含めずに画像データをアップロードしたり、ユーザ属性が設定されていない参加ユーザUが画像データをアップロードしたりした場合、画像取得部121は、それらの画像データの画像属性を「共通」に設定する。これにより、情報処理装置1にアップロードされた画像データが選択部126に選択されないという事態を抑制することができる。
【0051】
映像提示部122は、ユーザ端末2の表示部20に、選択部126が選択した画像データが画像提示場所に表示された状態のテンプレートが規定する会場の映像を提示する。これにより、情報処理装置1は、ユーザ属性にあった画像データを各参加ユーザUに提示することができる。
【0052】
図3に示すように、ムービーセッションオブジェクトOgに提示される画像データ、すなわち動画像の画像データについても画像属性が付与されている。静止画の画像データと同様に、情報処理装置1は、動画像についても、ユーザ属性にあった画像データを各参加ユーザUに提示することができる。
【0053】
上述したように、掲示板オブジェクトOfは、参加ユーザUが記載した文字列を掲示するためのオブジェクトOである。画像データと同様に、映像提示部122は、参加ユーザUのユーザ属性に応じて掲示板オブジェクトOfに掲示させる文字列を変更してもよい。具体的には、文字取得部124は、参加ユーザUのユーザ属性を、その参加ユーザUが入力した文字列と対応づけて記憶部10に記憶する。映像提示部122は、参加ユーザUの視界Pに掲示板オブジェクトOf等の記載場所が含まれる場合、ユーザ端末2の表示部20に、ユーザ端末2を使用する参加ユーザUのユーザ属性と同一のユーザ属性を持つ参加ユーザUが入力した文字列が記載場所に表示された状態のテンプレートが規定する会場の映像を提示する。
【0054】
これにより、例えば「会社」のユーザ属性を持つ参加ユーザUのユーザ端末2には、自身を含めて同じ「会社」のユーザ属性を持つ参加ユーザUが入力した文字列が表示された状態の掲示板オブジェクトOfが表示されることになる。これにより、情報処理装置1は、掲示板オブジェクトOfを、いわば仮想的な「同窓会」の場として参加ユーザUに提供することができる。
【0055】
このように、情報処理装置1は仮想空間Vにおける葬儀又はお別れ会の提供を実現するが、これらの催事の性質上、参加ユーザUは必ずしも仮想空間Vにおける行動やユーザ端末2の操作に精通しているとは限らない。むしろ、ゲーム等を含めて仮想空間Vを利用したことがなかったり、場合によってはスマートフォンの操作にも苦手意識があったりする参加ユーザUが存在することも想定される。
【0056】
実施の形態に係る情報処理装置1が提供する仮想空間V上の催事においては、移動受付部127が、ユーザ端末2から仮想空間VにおけるアバタAの移動の指示を受け付ける。ここで、仮想空間Vにおける行動やユーザ端末2の操作に不慣れな参加ユーザUは、アバタAの移動の指示に時間がかかったり、移動の指示をできなかったりすることも考えられる。
【0057】
そこで、計測部128は、ユーザ端末2が最後に操作されてからの経過時間を計測する。映像提示部122は、計測部128が計測した経過時間が所定の閾時間を超えることを条件として、ユーザ端末2の表示部20に移動を促すメッセージを表示させる。
【0058】
ここで、「所定の閾時間」は、映像提示部122がユーザ端末2の表示部20にメッセージを表示させるか否かを判定するために参照する「メッセージ表示判定用時間」である。所定の閾時間の具体的な長さは催事の運営のしやすさ等を考慮して実験により定めればよいが、一例としては1分間である。ユーザ端末2が所定の閾時間を超えて操作されない場合、映像提示部122はユーザ端末2の表示部20に移動を促すメッセージを表示させる。
【0059】
なお、ユーザ端末2が所定の閾時間を超えて操作されない場合、映像提示部122は、移動操作の方法を示すメッセージを含むガイダンスGUI(不図示)をユーザ端末2の表示部20に表示させてもよい。また、ユーザ端末2が所定の閾時間を超えて操作されない場合、映像提示部122は、仮想空間V中の導線lに沿ってアバタAを自動で移動させるとともに、移動に伴って変化する視界Pに対応する画像をユーザ端末2の表示部20に表示させてもよい。これにより、情報処理装置1は、仮想空間Vにおける行動やユーザ端末2の操作に不慣れな参加ユーザUが仮想空間Vにおける催事に参加する場合の手助けを提供することができる。
【0060】
仮想空間VにおいてアバタAが献花台オブジェクトObに接近すると、参加ユーザUは、献花台オブジェクトObに献花することができる。具体的には、献花取得部129は、参加ユーザUが供える電子的な献花である献花オブジェクトOjの指定をユーザ端末2から取得する。映像提示部122は、ユーザ端末2の表示部20に、参加ユーザUが献花した花である献花オブジェクトOjが表示された状態のテンプレートが規定する会場の映像を提示する。これにより、情報処理装置1は、仮想空間Vにおける参加ユーザUの献花を実現することができる。
【0061】
<情報処理装置1が実行する情報処理方法の処理フロー>
図6は、実施の形態に係る情報処理装置1が実行する情報処理の流れを説明するためのフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、例えば情報処理装置1が起動したときに開始する。
【0062】
テンプレート管理部120は、仮想空間Vにおいて開催する葬儀又はお別れ会である催事の会場を規定するテンプレートの指定を、催事の主催者Tが使用する端末である主催者端末3から受け付ける(S2)。画像取得部121は、仮想空間Vにおいてテンプレートが定める所定の場所である画像提示場所に提示するための故人の画像データを、少なくとも主催者端末3から取得する(S4)。
【0063】
映像提示部122は、テンプレートが定める画像提示場所に画像データを配置する(S6)。続いて、映像提示部122は、画像データが画像提示場所に表示された状態の会場の映像を、ユーザ端末2の表示部20に表示させる(S8)。
【0064】
<実施の形態に係る情報処理装置1が奏する効果>
以上説明したように、実施の形態に係る情報処理装置1によれば、主催者Tがテンプレートを選択して画像データをアップロードすることにより、仮想空間Vにおいて催事を開催することができる。
【0065】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果をあわせ持つ。
【0066】
上記では、参加ユーザUが記帳・香典ブースオブジェクトOdにおいて香典を渡すことができる場合について説明した。ここで、情報処理装置1は、参加ユーザUから主催者Tへの香典のやり取りを仲介してもよい。この場合、図示しない情報処理装置1の図示しない香典管理部が、ユーザ端末2から主催者Tに渡す香典の金額を受け付ける。この場合、香典管理部は、提携する銀行に指示して、ユーザ端末2の口座から主催者Tの口座に受け付けた額を振り込むようにすればよい。
【符号の説明】
【0067】
1 情報処理装置
10 記憶部
100 テンプレートデータベース
11 通信部
12 制御部
120 テンプレート管理部
121 画像取得部
122 映像提示部
123 視界特定部
124 文字取得部
125 属性取得部
126 選択部
127 移動受付部
128 計測部
129 献花取得部
2 ユーザ端末2
20 表示部
3 主催者端末
N 通信ネットワーク
S 情報処理システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6