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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024073802
(43)【公開日】2024-05-30
(54)【発明の名称】回収装置、回収方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0226 20230101AFI20240523BHJP
G06Q 10/30 20230101ALI20240523BHJP
【ＦＩ】
G06Q30/0226
G06Q10/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】ＯＬ
(21)【出願番号】P 2022184705
(22)【出願日】2022-11-18
(71)【出願人】
【識別番号】000000033
【氏名又は名称】旭化成株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】脇村 晋太郎
【テーマコード（参考）】
5L030
5L049
【Ｆターム（参考）】
5L030BB07
5L049BB07
(57)【要約】
【課題】ラップ製品を効率的に回収することのできる回収装置、回収方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する読取装置と、前記ラップ製品の長さに関する長さ情報を取得する測定装置と、回収口と、前記回収口を前記ラップ製品が通過したことを検知するセンサと、を有する回収箱と、前記回収口を通過した前記ラップ製品の前記製品情報と前記長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する特典発行装置と、を備える、回収装置。
【選択図】図１Ａ
【解決手段】ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する読取装置と、前記ラップ製品の長さに関する長さ情報を取得する測定装置と、回収口と、前記回収口を前記ラップ製品が通過したことを検知するセンサと、を有する回収箱と、前記回収口を通過した前記ラップ製品の前記製品情報と前記長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する特典発行装置と、を備える、回収装置。
【選択図】図１Ａ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する読取装置と、
前記ラップ製品の長さに関する長さ情報を取得する測定装置と、
回収口と、前記回収口を前記ラップ製品が通過したことを検知するセンサと、を有する回収箱と、
前記回収口を通過した前記ラップ製品の前記製品情報と前記長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する特典発行装置と、を備える、
回収装置。
前記ラップ製品の長さに関する長さ情報を取得する測定装置と、
回収口と、前記回収口を前記ラップ製品が通過したことを検知するセンサと、を有する回収箱と、
前記回収口を通過した前記ラップ製品の前記製品情報と前記長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する特典発行装置と、を備える、
回収装置。
【請求項2】
前記回収箱は、前記製品情報が所定の条件を満すときに前記ラップ製品が前記回収口を通過可能とし、又は、前記製品情報が所定の条件を満たさないときに前記ラップ製品が前記回収口を通過不能とする、
請求項１に記載の回収装置。
請求項１に記載の回収装置。
【請求項3】
前記読取装置は、
前記ラップ製品の化粧箱の外観画像に基づいて前記製品情報を取得する第１撮像装置、又は、
前記ラップ製品の前記化粧箱に付された一次元コード又は二次元コードに基づいて前記製品情報を取得するコードリーダー装置である、
請求項１に記載の回収装置。
前記ラップ製品の化粧箱の外観画像に基づいて前記製品情報を取得する第１撮像装置、又は、
前記ラップ製品の前記化粧箱に付された一次元コード又は二次元コードに基づいて前記製品情報を取得するコードリーダー装置である、
請求項１に記載の回収装置。
【請求項4】
前記第１撮像装置は、前記ラップ製品の前記化粧箱の外観画像に基づいて壊れ度を判定し、又は、前記ラップ製品の外観画像に基づいて汚れ度を判定する、
請求項３に記載の回収装置。
請求項３に記載の回収装置。
【請求項5】
前記回収箱は、前記壊れ度又は前記汚れ度が所定の条件を満すときに前記ラップ製品が前記回収口を通過可能とし、又は、前記壊れ度又は前記汚れ度が所定の条件を満たさないときに前記ラップ製品が前記回収口を通過不能とする、
請求項４に記載の回収装置。
請求項４に記載の回収装置。
【請求項6】
前記製品情報は、製造元メーカに関する情報、製品名に関する情報、又はラップフィルムの樹脂種に関する情報を含む、
請求項１に記載の回収装置。
請求項１に記載の回収装置。
【請求項7】
前記回収箱は、前記長さ情報が所定の条件を満すときに前記ラップ製品が前記回収口を通過可能とし、又は、前記長さ情報が所定の条件を満たさないときに前記ラップ製品が前記回収口を通過不能とする、
請求項１に記載の回収装置。
請求項１に記載の回収装置。
【請求項8】
前記測定装置は、
前記ラップ製品の重さに基づいて前記長さ情報を取得する重量計、
前記ラップ製品の外観画像に基づいて前記長さ情報を取得する第２撮像装置、又は、
前記ラップ製品の分光分析に基づいて前記長さ情報を取得する分光分析装置である、
請求項１に記載の回収装置。
前記ラップ製品の重さに基づいて前記長さ情報を取得する重量計、
前記ラップ製品の外観画像に基づいて前記長さ情報を取得する第２撮像装置、又は、
前記ラップ製品の分光分析に基づいて前記長さ情報を取得する分光分析装置である、
請求項１に記載の回収装置。
【請求項9】
前記ユーザが化粧箱から前記ラップ製品を取り出し、前記ラップ製品を前記回収口に入れるまでの間の、前記ラップ製品の動きを画像追跡する追跡装置をさらに有する、
請求項１に記載の回収装置。
請求項１に記載の回収装置。
【請求項10】
前記回収箱は、前記画像追跡が所定の条件を満すときに前記ラップ製品が前記回収口を通過可能とし、又は、前記画像追跡が所定の条件を満たさないときに前記ラップ製品が前記回収口を通過不能とする、
請求項９に記載の回収装置。
請求項９に記載の回収装置。
【請求項11】
画像又は音声により、回収操作をユーザに対してガイダンスするガイダンス装置をさらに備える、
請求項１に記載の回収装置。
請求項１に記載の回収装置。
【請求項12】
前記特典発行装置は、前記ユーザに関する情報にさらに基づいて、前記特典を発行する、
請求項１に記載の回収装置。
請求項１に記載の回収装置。
【請求項13】
前記特典発行装置は、前記製品情報に基づいて使用できる製品を制限された前記特典を発行する、
請求項１に記載の回収装置。
請求項１に記載の回収装置。
【請求項14】
前記特典発行装置は、壊れ度又は汚れ度にさらに基づいて、前記特典を発行し、
前記壊れ度は、前記ラップ製品の化粧箱の外観画像に基づいて判定されるものであり、前記汚れ度は、前記ラップ製品の外観画像に基づいて判定されるものである、
請求項１に記載の回収装置。
前記壊れ度は、前記ラップ製品の化粧箱の外観画像に基づいて判定されるものであり、前記汚れ度は、前記ラップ製品の外観画像に基づいて判定されるものである、
請求項１に記載の回収装置。
【請求項15】
読取装置、測定装置、回収箱、及び特典発行装置を備える回収装置が、
前記読取装置により、ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する工程と、
前記測定装置により、前記ラップ製品の長さに関する長さ情報を取得する工程と、
前記特典発行装置により、前記回収箱の回収口を通過した前記ラップ製品の前記製品情報と前記長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する工程と、を実行する、
回収方法。
前記読取装置により、ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する工程と、
前記測定装置により、前記ラップ製品の長さに関する長さ情報を取得する工程と、
前記特典発行装置により、前記回収箱の回収口を通過した前記ラップ製品の前記製品情報と前記長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する工程と、を実行する、
回収方法。
【請求項16】
読取装置、測定装置、回収箱、及び特典発行装置を備える回収装置に、
前記読取装置により、ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する工程と、
前記測定装置により、前記ラップ製品の長さに関する長さ情報を取得する工程と、
前記特典発行装置により、前記回収箱の回収口を通過した前記ラップ製品の前記製品情報と前記長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する工程と、を実行させる、
プログラム。
前記読取装置により、ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する工程と、
前記測定装置により、前記ラップ製品の長さに関する長さ情報を取得する工程と、
前記特典発行装置により、前記回収箱の回収口を通過した前記ラップ製品の前記製品情報と前記長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する工程と、を実行させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回収装置、回収方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
持続可能な循環型社会を目指して様々な製品のリサイクルが推奨されている。効果的なリサイクルのためには、回収したい製品のみを効率よく回収することが望まれる。このように、リサイクルの回収に着目した技術としては、例えば、特許文献１には、ペットボトルの回収を好適に支援することができる判定装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-073649号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
製品の回収方法は、回収する製品ごとに異なる。ラップ製品は互いにくっつき切り口が見つからなくなり、使い切られる前に破棄されることがある。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ラップ製品を効率的に回収することのできる回収装置、回収方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
〔１〕
ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する読取装置と、
前記ラップ製品の長さに関する長さ情報を取得する測定装置と、
回収口と、前記回収口を前記ラップ製品が通過したことを検知するセンサと、を有する回収箱と、
前記回収口を通過した前記ラップ製品の前記製品情報と前記長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する特典発行装置と、を備える、
回収装置。
〔２〕
前記回収箱は、前記製品情報が所定の条件を満すときに前記ラップ製品が前記回収口を通過可能とし、又は、前記製品情報が所定の条件を満たさないときに前記ラップ製品が前記回収口を通過不能とする、
〔１〕に記載の回収装置。
〔３〕
前記読取装置は、
前記ラップ製品の化粧箱の外観画像に基づいて前記製品情報を取得する第１撮像装置、又は、
前記ラップ製品の前記化粧箱に付された一次元コード又は二次元コードに基づいて前記製品情報を取得するコードリーダー装置である、
〔１〕又は〔２〕に記載の回収装置。
〔４〕
前記第１撮像装置は、前記ラップ製品の前記化粧箱の外観画像に基づいて壊れ度を判定し、又は、前記ラップ製品の外観画像に基づいて汚れ度を判定する、
〔３〕に記載の回収装置。
〔５〕
前記回収箱は、前記壊れ度又は前記汚れ度が所定の条件を満すときに前記ラップ製品が前記回収口を通過可能とし、又は、前記壊れ度又は前記汚れ度が所定の条件を満たさないときに前記ラップ製品が前記回収口を通過不能とする、
〔４〕に記載の回収装置。
〔６〕
前記製品情報は、製造元メーカに関する情報、製品名に関する情報、又はラップフィルムの樹脂種に関する情報を含む、
〔１〕～〔５〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔７〕
前記回収箱は、前記長さ情報が所定の条件を満すときに前記ラップ製品が前記回収口を通過可能とし、又は、前記長さ情報が所定の条件を満たさないときに前記ラップ製品が前記回収口を通過不能とする、
〔１〕～〔６〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔８〕
前記測定装置は、
前記ラップ製品の重さに基づいて前記長さ情報を取得する重量計、
前記ラップ製品の外観画像に基づいて前記長さ情報を取得する第２撮像装置、又は、
前記ラップ製品の分光分析に基づいて前記長さ情報を取得する分光分析装置である、
〔１〕～〔７〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔９〕
前記ユーザが化粧箱から前記ラップ製品を取り出し、前記ラップ製品を前記回収口に入れるまでの間の、前記ラップ製品の動きを画像追跡する追跡装置をさらに有する、
〔１〕～〔８〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔１０〕
前記回収箱は、前記画像追跡が所定の条件を満すときに前記ラップ製品が前記回収口を通過可能とし、又は、前記画像追跡が所定の条件を満たさないときに前記ラップ製品が前記回収口を通過不能する、
〔９〕に記載の回収装置。
〔１１〕
画像又は音声により、回収操作をユーザに対してガイダンスするガイダンス装置をさらに備える、
〔１〕～〔１０〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔１２〕
前記特典発行装置は、前記ユーザに関する情報にさらに基づいて、前記特典を発行する、
〔１〕～〔１１〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔１３〕
前記特典発行装置は、前記製品情報に基づいて使用できる製品を制限された前記特典を発行する、
〔１〕～〔１２〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔１４〕
前記特典発行装置は、壊れ度又は汚れ度にさらに基づいて、前記特典を発行し、
前記壊れ度は、前記ラップ製品の化粧箱の外観画像に基づいて判定されるものであり、前記汚れ度は、前記ラップ製品の外観画像に基づいて判定されるものである、
〔１〕～〔１３〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔１５〕
読取装置、測定装置、回収箱、及び特典発行装置を備える回収装置が、
前記読取装置により、ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する工程と、
前記測定装置により、前記ラップ製品の長さに関する長さ情報を取得する工程と、
前記特典発行装置により、前記回収箱の回収口を通過した前記ラップ製品の前記製品情報と前記長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する工程と、を実行する、
回収方法。
〔１６〕
読取装置、測定装置、回収箱、及び特典発行装置を備える回収装置に、
前記読取装置により、ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する工程と、
前記測定装置により、前記ラップ製品の長さに関する長さ情報を取得する工程と、
前記特典発行装置により、前記回収箱の回収口を通過した前記ラップ製品の前記製品情報と前記長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する工程と、を実行させる、
プログラム。
〔１〕
ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する読取装置と、
前記ラップ製品の長さに関する長さ情報を取得する測定装置と、
回収口と、前記回収口を前記ラップ製品が通過したことを検知するセンサと、を有する回収箱と、
前記回収口を通過した前記ラップ製品の前記製品情報と前記長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する特典発行装置と、を備える、
回収装置。
〔２〕
前記回収箱は、前記製品情報が所定の条件を満すときに前記ラップ製品が前記回収口を通過可能とし、又は、前記製品情報が所定の条件を満たさないときに前記ラップ製品が前記回収口を通過不能とする、
〔１〕に記載の回収装置。
〔３〕
前記読取装置は、
前記ラップ製品の化粧箱の外観画像に基づいて前記製品情報を取得する第１撮像装置、又は、
前記ラップ製品の前記化粧箱に付された一次元コード又は二次元コードに基づいて前記製品情報を取得するコードリーダー装置である、
〔１〕又は〔２〕に記載の回収装置。
〔４〕
前記第１撮像装置は、前記ラップ製品の前記化粧箱の外観画像に基づいて壊れ度を判定し、又は、前記ラップ製品の外観画像に基づいて汚れ度を判定する、
〔３〕に記載の回収装置。
〔５〕
前記回収箱は、前記壊れ度又は前記汚れ度が所定の条件を満すときに前記ラップ製品が前記回収口を通過可能とし、又は、前記壊れ度又は前記汚れ度が所定の条件を満たさないときに前記ラップ製品が前記回収口を通過不能とする、
〔４〕に記載の回収装置。
〔６〕
前記製品情報は、製造元メーカに関する情報、製品名に関する情報、又はラップフィルムの樹脂種に関する情報を含む、
〔１〕～〔５〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔７〕
前記回収箱は、前記長さ情報が所定の条件を満すときに前記ラップ製品が前記回収口を通過可能とし、又は、前記長さ情報が所定の条件を満たさないときに前記ラップ製品が前記回収口を通過不能とする、
〔１〕～〔６〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔８〕
前記測定装置は、
前記ラップ製品の重さに基づいて前記長さ情報を取得する重量計、
前記ラップ製品の外観画像に基づいて前記長さ情報を取得する第２撮像装置、又は、
前記ラップ製品の分光分析に基づいて前記長さ情報を取得する分光分析装置である、
〔１〕～〔７〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔９〕
前記ユーザが化粧箱から前記ラップ製品を取り出し、前記ラップ製品を前記回収口に入れるまでの間の、前記ラップ製品の動きを画像追跡する追跡装置をさらに有する、
〔１〕～〔８〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔１０〕
前記回収箱は、前記画像追跡が所定の条件を満すときに前記ラップ製品が前記回収口を通過可能とし、又は、前記画像追跡が所定の条件を満たさないときに前記ラップ製品が前記回収口を通過不能する、
〔９〕に記載の回収装置。
〔１１〕
画像又は音声により、回収操作をユーザに対してガイダンスするガイダンス装置をさらに備える、
〔１〕～〔１０〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔１２〕
前記特典発行装置は、前記ユーザに関する情報にさらに基づいて、前記特典を発行する、
〔１〕～〔１１〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔１３〕
前記特典発行装置は、前記製品情報に基づいて使用できる製品を制限された前記特典を発行する、
〔１〕～〔１２〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔１４〕
前記特典発行装置は、壊れ度又は汚れ度にさらに基づいて、前記特典を発行し、
前記壊れ度は、前記ラップ製品の化粧箱の外観画像に基づいて判定されるものであり、前記汚れ度は、前記ラップ製品の外観画像に基づいて判定されるものである、
〔１〕～〔１３〕のいずれか一項に記載の回収装置。
〔１５〕
読取装置、測定装置、回収箱、及び特典発行装置を備える回収装置が、
前記読取装置により、ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する工程と、
前記測定装置により、前記ラップ製品の長さに関する長さ情報を取得する工程と、
前記特典発行装置により、前記回収箱の回収口を通過した前記ラップ製品の前記製品情報と前記長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する工程と、を実行する、
回収方法。
〔１６〕
読取装置、測定装置、回収箱、及び特典発行装置を備える回収装置に、
前記読取装置により、ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する工程と、
前記測定装置により、前記ラップ製品の長さに関する長さ情報を取得する工程と、
前記特典発行装置により、前記回収箱の回収口を通過した前記ラップ製品の前記製品情報と前記長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する工程と、を実行させる、
プログラム。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ラップ製品を効率的に回収することのできる回収装置、回収方法、及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1A】本開示の回収装置の一例を示す斜視図である。
【図1B】本開示の回収装置の他の例を示す概略図である。
【図2】本開示の回収装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【図3A】本開示の回収方法の一例を示すフローチャートである。
【図3B】本開示のステップＡ０１～Ａ０２の一例を示すフローチャートである。
【図3C】本開示のステップＡ０１～Ａ０２の一例を示すフローチャートである。
【図3D】本開示のステップＡ０１～Ａ０２の一例を示すフローチャートである。
【図3E】本開示のステップＡ０４の一例を示すフローチャートである。
【図3F】本開示のステップＡ０６の一例を示すフローチャートである。
【図3G】本開示のステップＡ０６の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態（以下、「本実施形態」という。）について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
【0010】
１．回収装置
本開示の回収装置１００は、ユーザがリサイクルするラップ製品３００の製品情報を取得する読取装置１１０と、ラップ製品３００の長さに関する長さ情報を取得する測定装置１２０と、回収口１３１と、回収口１３１をラップ製品３００が通過したことを検知するセンサ１３２と、を有する回収箱１３０と、回収口１３１を通過したラップ製品３００の製品情報と長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する特典発行装置１４０と、を備える。
本開示の回収装置１００は、ユーザがリサイクルするラップ製品３００の製品情報を取得する読取装置１１０と、ラップ製品３００の長さに関する長さ情報を取得する測定装置１２０と、回収口１３１と、回収口１３１をラップ製品３００が通過したことを検知するセンサ１３２と、を有する回収箱１３０と、回収口１３１を通過したラップ製品３００の製品情報と長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する特典発行装置１４０と、を備える。
【0011】
図１Ａは、本開示の回収装置１００の構成を示す斜視図である。
【0012】
１．１．読取装置
読取装置１１０は、ユーザがリサイクルするラップ製品３００の製品情報を取得する。読取装置１１０は、ラップ製品３００の化粧箱の外観画像に基づいて製品情報を取得する第１撮像装置であってもよし、ラップ製品３００の化粧箱に付された一次元コード又は二次元コードに基づいて製品情報を取得するコードリーダー装置であってもよい。図１Ａ，図２においては、測定装置１２０として第１撮像装置を用いた例を示す。
読取装置１１０は、ユーザがリサイクルするラップ製品３００の製品情報を取得する。読取装置１１０は、ラップ製品３００の化粧箱の外観画像に基づいて製品情報を取得する第１撮像装置であってもよし、ラップ製品３００の化粧箱に付された一次元コード又は二次元コードに基づいて製品情報を取得するコードリーダー装置であってもよい。図１Ａ，図２においては、測定装置１２０として第１撮像装置を用いた例を示す。
【0013】
第１撮像装置は、化粧箱の外観画像を取得する処理を実行する。化粧箱の外観画像から製品情報を取得する処理は、第１撮像装置が実行してもよいし、後述する判定部２１３が代替的に実行してもよい。第１撮像装置が化粧箱の外観画像から製品情報を取得する処理を実行するときは、第１撮像装置が判定部２１３の当該部分に係る処理を実行する処理部を有してもよい。
【0014】
なお、本開示においては、第１撮像装置の代わりに判定部２１３が化粧箱の外観画像から製品情報を取得する処理を代替する場合でも、第１撮像装置がラップ製品の製品情報を取得する読取装置１１０であって、判定部２１３は読取装置１１０ではない。以下においては、判定部２１３が化粧箱の外観画像から製品情報を取得する処理をするものとして説明するが、これに限られるものではない。
【0015】
判定部２１３は、例えば、化粧箱の外観画像に映るラップ製品３００のパッケージと、市場に流通するラップ製品のパッケージとの類似度を、判定してもよい。そして、判定部２１３は、類似度に基づいて、化粧箱の外観画像に映るラップ製品３００の製品情報を取得してもよい。このとき、判定部２１３は、予め用意した市販品データ２５２を参照してもよい。市販品データ２５２は、市場に流通するラップ製品のパッケージの画像情報、製品名、製造元メーカ、ラップ製品に付される一次元コード又は二次元コードの情報、及びラップフィルムの樹脂種、紙管の重さなどが対応付けて記憶されてもよい。
【0016】
また、判定部２１３は、例えば、化粧箱の外観画像から、ラップ製品３００の化粧箱に付された一次元コード又は二次元コードを抽出し、一次元コード又は二次元コードを読み取ってもよい。そして、判定部２１３は、読み取ったコード情報に基づいて、化粧箱の外観画像に映るラップ製品３００の製品情報を取得してもよい。このとき、判定部２１３は、上記市販品データ２５２を参照してもよい。なお、ここで、コード情報とは、一次元コード又は二次元コードに基づいて取得した電子情報である。
【0017】
なお、判定部２１３が参照する市販品データ２５２は、回収装置１００が記憶してもよいし、他の情報処理装置が記憶してもよい。他の情報処理装置が記憶する場合、判定部２１３は、後述するネットワークＮを介して、市販品データ２５２を取得してもよい。
【0018】
また、読取装置１１０は、ラップ製品３００の化粧箱に付された一次元コード又は二次元コードに基づいて製品情報を取得するコードリーダー装置であってもよい。コードリーダー装置は、ＣＣＤ方式、レーザ方式、ペン方式などの従来公知の装置であってもよいし、撮像装置であってもよい。なお、コードリーダー装置が撮像装置である場合、コードリーダー装置は上記第１撮像装置であってもよい。
【0019】
コードリーダー装置は、一次元コード又は二次元コードを取得する処理を実行する。一次元コード又は二次元コードから製品情報を取得する処理は、コードリーダー装置が実行してもよいし、判定部２１３が代替的に実行してもよい。コードリーダー装置が一次元コード又は二次元コードから製品情報を取得する処理を実行するときは、コードリーダー装置が判定部２１３の当該部分に係る処理を実行する処理部を有してもよい。
【0020】
なお、本開示においては、コードリーダー装置の代わりに判定部２１３が一次元コード又は二次元コードから製品情報を取得する処理を代替する場合でも、コードリーダー装置がラップ製品の製品情報を取得する読取装置１１０であって、判定部２１３は読取装置１１０ではない。
【0021】
上記のようにして読取装置１１０が取得する製品情報は、例えば、製造元メーカに関する情報、製品名に関する情報、又はラップフィルムの樹脂種に関する情報を含んでもよい。また、これに加えて、読取装置１１０が取得する製品情報は、ラップ製品の販売時の重さや大きさ、ラップフィルム３１０の一枚当たりの厚さ、紙管３２０の重さに関する情報を含んでもよい。
【0022】
さらに、上記第１撮像装置は、ラップ製品３００の化粧箱の外観画像に基づいて、壊れ度を判定してもよいし、又は、ラップ製品の外観画像に基づいて汚れ度を判定してもよい。これにより、製品情報とともに、回収しようとしているラップ製品３００の状態に関する情報を合わせて取得することができる。
【0023】
第１撮像装置は、化粧箱の外観画像を取得する処理を実行する。壊れ度及び／又は汚れ度を判定する処理は、第１撮像装置が実行してもよいし、判定部２１３が代替的に実行してもよい。第１撮像装置が壊れ度及び／又は汚れ度を判定する処理を実行するときは、第１撮像装置が判定部２１３の当該部分に係る処理を実行する処理部を有してもよい。
【0024】
なお、本開示においては、第１撮像装置の代わりに判定部２１３が壊れ度及び／又は汚れ度を判定する処理を代替する場合でも、第１撮像装置が壊れ度及び／又は汚れ度を判定する装置であるとする。以下においては、判定部２１３による処理を説明するが、これに限られるものではない。
【0025】
判定部２１３は、例えば、ラップ製品の化粧箱の外観画像やラップ製品の外観画像を、モデルに入力して、壊れ度及び／又は汚れ度を判定してもよい。ここで用いるモデルとしては、特に限定されないが、例えば、ラップ製品の外観画像と壊れ度を対応させた教師データ、又は、ラップ製品の外観画像と汚れ度を対応させた教師データにより作成した機械学習モデルであってもよい。
【0026】
なお、ここで、壊れ度とは、ラップ製品の化粧箱の壊れた度合いであってもよい。例えば、新品の化粧箱を基準として、新品の化粧箱と外観画像に映る化粧箱との対比により、壊れ度を規定してもよい。
【0027】
また、汚れ度とは、ラップ製品３００の汚れた度合いであってもよい。例えば、新品のラップ製品を基準として、外観画像に映るラップ製品と対比することにより、汚れ度を規定してもよい。
【0028】
１．２．測定装置
測定装置１２０は、ラップ製品の長さ情報を取得する。ここで、ラップ製品の長さとは、ラップフィルム３１０の長さをいう。測定装置１２０としては、特に制限されないが、例えば、ラップ製品の重さに基づいて長さ情報を取得する重量計であってもよく、ラップ製品の外観画像に基づいて長さ情報を取得する第２撮像装置であってもよく、ラップ製品の分光分析に基づいて長さ情報を取得する分光分析装置であってもよい。図１Ａ，図２においては、測定装置１２０として重量計を用いた例を示す。
測定装置１２０は、ラップ製品の長さ情報を取得する。ここで、ラップ製品の長さとは、ラップフィルム３１０の長さをいう。測定装置１２０としては、特に制限されないが、例えば、ラップ製品の重さに基づいて長さ情報を取得する重量計であってもよく、ラップ製品の外観画像に基づいて長さ情報を取得する第２撮像装置であってもよく、ラップ製品の分光分析に基づいて長さ情報を取得する分光分析装置であってもよい。図１Ａ，図２においては、測定装置１２０として重量計を用いた例を示す。
【0029】
重量計は、例えば、回収しようとしているラップ製品の重さと、上記製品情報における使用前のラップ製品の重さとの差から、長さ情報を取得してもよい。また、重量計は、例えば、回収しようとしているラップ製品の重さと、上記製品情報における紙管３２０の重さとの差から、長さ情報を取得してもよい。なお、紙管３２０の重さは、上記製品情報によって特定してもよい。
【0030】
重さから長さ情報を算出する処理は、判定部２１３が代替的に実行してもよい。本開示においては、重量計のかわりに判定部２１３が重さから長さ情報を算出する処理を代替する場合でも、重量計がラップ製品の長さ情報を取得する測定装置１２０であって、判定部２１３は測定装置１２０ではない。
【0031】
また、第２撮像装置は、例えば、従来公知の拡張現実技術を用いて、ラップ製品の外観画像からラップフィルム券回体の厚さ、紙管３２０の直径などを取得し、長さ情報を取得してもよい。この際、ラップフィルム一枚当たりの厚さは、上記製品情報によって特定してもよい。なお、読取装置１１０で例示した、第１撮像装置と第２撮像装置とは同じものを用いてもよい。この場合、一つの撮像装置が、読取装置１１０（第１撮像装置）と測定装置１２０（第２撮像装置）の２つの機能を果たしてもよい。
【0032】
なお、拡張現実技術による寸法の推定処理は、判定部２１３が代替的に実行してもよい。本開示においては、第２撮像装置のかわりに判定部２１３が寸法の推定処理を代替する場合でも、第２撮像装置がラップ製品の長さ情報を取得する測定装置１２０であって、判定部２１３は測定装置１２０ではない。
【0033】
また、第２撮像装置は、例えば、ラップ製品の外観画像に含まれるラップ製品の色に関する情報から、長さ情報を取得してもよい。また、この際、第２撮像装置は、ラップ製品の色に関する情報からラップフィルムの樹脂種を特定してもよい。一枚では透明に見えるラップフィルムでも、券回体として所定の厚さを有する場合には、樹脂種によって、比較的透明であったり、青っぽくなったり、黄色っぽくなったりしうる。そのため、このような色味に応じて、ラップフィルムの樹脂種とその券回体の厚さを推定することができる。
【0034】
なお、色に関する情報から長さ情報を取得する上記処理は、判定部２１３が代替的に実行してもよい。本開示においては、第２撮像装置の代わりに判定部２１３が色に関する情報から長さ情報を取得する処理を代替する場合でも、第２撮像装置がラップ製品の長さ情報を取得する測定装置１２０であって、判定部２１３は測定装置１２０ではない。
【0035】
さらに、分光分析装置は、例えば、ラップ製品の反射率スペクトルなどの分光分析結果に基づいて、長さ情報を取得してもよい。また、その他の分光分析方法としては、特に限定されないが、例えば、Ｘ線回折、赤外分光、紫外分光、ラマン分光、吸収分光などが挙げられる。券回体として所定の厚さを有することにより反射率や吸収率などが異なり得る。そのため、このような分光分析方法により、券回体の厚さを推定することができる。
【0036】
なお、分光分析結果から長さ情報を取得する上記処理は、判定部２１３が代替的に実行してもよい。本開示においては、分光分析装置の代わりに判定部２１３が分光分析結果から長さ情報を取得する処理を代替する場合でも、分光分析装置がラップ製品の長さ情報を取得する測定装置１２０であって、判定部２１３は測定装置１２０ではない。
【0037】
１．３．回収箱
回収箱１３０は、回収口１３１と、回収口１３１をラップ製品３００が通過したことを検知するセンサ１３２と、を有する。ラップ製品３００は、回収口１３１を通過し、それをセンサ１３２により検出され、回収箱１３０内へと回収される。
回収箱１３０は、回収口１３１と、回収口１３１をラップ製品３００が通過したことを検知するセンサ１３２と、を有する。ラップ製品３００は、回収口１３１を通過し、それをセンサ１３２により検出され、回収箱１３０内へと回収される。
【0038】
回収箱１３０は、ラップ製品３００の種類ごとに複数設けられてもよい。これにより、ラップ製品３００の種類ごとに分別して回収することができる。そのため、一つの回収箱１３０が回収するラップ製品３００の品質ばらつきをより低減できる。例えば、回収箱１３０は、ラップ製品３００の樹脂の違いに応じて、複数設けられてもよい。これにより、樹脂種の異なるラップ製品３００を区別して回収することができる。また、回収箱１３０は、ラップ製品３００の製造元メーカの違いに応じて、複数設けられてもよい。これにより、製造元メーカの異なるラップ製品３００を区別して回収することができる。
【0039】
また、回収口１３１は、開閉可能に構成されていてもよい。例えば、図１Aに示すように、回収口１３１は、ラップ製品の通過制御のために、開閉可能な扉１３１ａを有してもよい。回収口１３１は、図示しない開錠施錠機構を有してもよく、扉１３１ａは、施錠及び開錠可能であってもよい。例えば、扉１３１ａの開錠により、ラップ製品３００が回収口１３１に投入できるようにしてもよい。また、扉１３１ａの施錠により、ラップ製品３００が回収口１３１に投入できないようにしてもよい。
【0040】
なお、扉１３１ａは、施錠及び開錠に応じて、自動的に開閉してもよい。また、扉１３１ａは、施錠及び開錠に応じて、自動的に開閉せず、手動で開閉可能としてもよい。扉１３１ａの種類は特に制限されず、開き戸、引き戸、折れ戸、旋回扉などが挙げられる。
【0041】
このように、回収口１３１を開閉可能に構成することで、回収箱１３０に不適切なラップ製品３００等が投入されることを抑制できる。これにより、一つの回収箱１３０が回収するラップ製品３００のばらつきをより低減できる。
【0042】
例えば、製品情報が所定の条件を満たすときに、回収口１３１はラップ製品を通過可能としてもよい。また、製品情報が所定の条件を満たさないときに、回収口１３１はラップ製品を通過不能としてもよい。これにより、樹脂種の同じラップ製品３００や製造元メーカの同じラップ製品３００を回収することができる。
【0043】
また、他の例として、壊れ度又は汚れ度が所定の条件を満すときに回収口１３１はラップ製品を通過可能としてもよい。また、壊れ度又は汚れ度が所定の条件を満たさないときに、回収口１３１はラップ製品を通過不能としてもよい。これにより、過度に破損したり汚れたりしたラップ製品を回収することを抑制し、回収するラップ製品３００の品質ばらつきをより低減できる。
【0044】
回収箱１３０は、長さ情報が所定の条件を満すときに回収口１３１をラップ製品が通過可能としてもよい。また、回収箱１３０は、長さ情報が所定の条件を満たさないときに回収口１３１をラップ製品が通過不能としてもよい。これにより、長さが極端に短く、リサイクルに適さないラップ製品３００を回収しないようにできる。
【0045】
このような回収口１３１の開閉や扉１３１ａの施錠及び開錠は、後述する制御部２００の判定部２１３が制御してもよい。言い換えれば、判定部２１３の信号に従って、回収口１３１の開閉や扉１３１ａの施錠及び開錠が制御されてもよい。
【0046】
センサ１３２としては、特に限定されないが、例えば、光電センサ、レーザセンサ、超音波センサ、画像判別センサ、接触式センサなどが挙げられる。
【0047】
１．４．特典発行装置
特典発行装置１４０は、回収口１３１を通過したラップ製品３００の製品情報と長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する。例えば、製品情報が所定の条件を満たす場合には、他の製品と比較して、より多くの特典をユーザに付与してもよい。また、回収するラップ製品３００のラップフィルムが長い場合には、特典発行装置１４０は、長さが短い他の製品と比較してより多くの特典をユーザに付与してもよい。特典発行装置１４０は、長さの長いラップ製品３００を回収した場合には、特典発行装置１４０は、より多くの特典をユーザに付与してもよい。
特典発行装置１４０は、回収口１３１を通過したラップ製品３００の製品情報と長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する。例えば、製品情報が所定の条件を満たす場合には、他の製品と比較して、より多くの特典をユーザに付与してもよい。また、回収するラップ製品３００のラップフィルムが長い場合には、特典発行装置１４０は、長さが短い他の製品と比較してより多くの特典をユーザに付与してもよい。特典発行装置１４０は、長さの長いラップ製品３００を回収した場合には、特典発行装置１４０は、より多くの特典をユーザに付与してもよい。
【0048】
また、特典発行装置１４０は、ユーザに関する情報Ｂにさらに基づいて、特典を発行してもよい。ここで、ユーザに関する情報Ｂとしては、特に限定されないが、例えば、リサイクルの回数や頻度などユーザのリサイクル行為に関する情報が挙げられる。例えば、特典発行装置１４０は、リサイクルの回数や頻度が高いほど、より多くの特典をユーザに付与してもよい。このようなユーザに関する情報Ｂに基づいて特典を発行することにより、ユーザのリサイクル行為を促進することができる。
【0049】
特典発行装置１４０が発行する特典は、特に限定されないが、例えば、ポイントやクーポンが挙げられる。ここで、ポイントとしては、特に限定されないが、例えば、商品の購入に対する支払いに充当可能なポイントカード等のポイントが挙げられる。また、クーポンとしては、特に限定されないが、例えば、商品の代金についての割引券、商品の引換券が挙げられる。
【0050】
特典発行装置１４０が発行する特典は、回収装置１００が設置された店舗で使用可能なポイントやクーポンであってもよい。これにより、店舗に対して回収装置１００の設置のインセンティブを付与できる。また、ユーザには、その店舗ですぐに使用できるポイントやクーポンを提供できる。
【0051】
特典発行装置１４０は、製品情報に基づいて使用できる製品を制限された特典を発行してもよい。例えば、特典発行装置１４０は、Ｂ社のラップ製品を回収した場合には、Ａ社のラップ製品の購入に使用できる特典を発行してもよい。また、特典発行装置１４０は、Ａ社のラップ製品を回収した場合には、Ａ社のラップ製品の購入に使用できる特典を発行してもよい。これにより、ラップ製品を回収するたびに、ユーザに対してリサイクルに適したＡ社のラップ製品の購入を勧めることができる。このようなリサイクルと購入の循環により、ラップ製品のリサイクルの回収効率がより向上し得る。
【0052】
特典発行装置１４０は、レシートプリンタのようなクーポンが印字された印刷物を作成するプリンタであってもよい。また、特典発行装置１４０は、ポイントカードなどにポイントを追加するリーダライタ装置であってもよい。さらに、特典発行装置１４０は、スマートフォンなどに電子クーポンやポイントを提供するための一次元コードまたは二次元コードを表示する表示装置であってもよい。
【0053】
特典発行装置１４０は、特典を発行する処理を実行する。製品情報と長さ情報に基づいて特典を特定する処理は、特典発行装置１４０が実行してもよいし、後述する特典発行部２１４が代替的に実行してもよい。特典発行装置１４０が製品情報と長さ情報に基づいて特典を特定する処理を実行するときは、特典発行装置１４０が特典発行部２１４の当該部分に係る処理を実行する処理部を有してもよい。
【0054】
なお、本開示においては、特典発行部２１４が製品情報と長さ情報に基づいて特典を特定する処理を代替する場合でも、特典発行装置１４０が製品情報と長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する装置であって、特典発行部２１４は特典発行装置１４０ではない。以下においては、特典発行部２１４が製品情報と長さ情報に基づいて特典を特定する処理をするものとして説明するが、これに限られるものではない。
【0055】
１．５．ガイダンス装置
本開示の回収装置１００は、ガイダンス装置１５０を有してもよい。ガイダンス装置１５０は、画像又は音声により、回収操作をユーザに対してガイダンスする。例えば、回収装置１００の前にユーザが立った時に、ガイダンス装置１５０はラップ製品３００の化粧箱を読取装置１１０に読み取らせる旨を、画像又は音声により指示してもよい。例えば、ガイダンス装置１５０は、第１撮像装置に対して、化粧箱のパッケージを読み取らせるよう指示してもよい。
本開示の回収装置１００は、ガイダンス装置１５０を有してもよい。ガイダンス装置１５０は、画像又は音声により、回収操作をユーザに対してガイダンスする。例えば、回収装置１００の前にユーザが立った時に、ガイダンス装置１５０はラップ製品３００の化粧箱を読取装置１１０に読み取らせる旨を、画像又は音声により指示してもよい。例えば、ガイダンス装置１５０は、第１撮像装置に対して、化粧箱のパッケージを読み取らせるよう指示してもよい。
【0056】
また、ガイダンス装置１５０は化粧箱からラップ製品３００を取り出し、測定装置による長さ情報の測定方法を、画像又は音声により指示してもよい。例えば、ガイダンス装置１５０は、重量計の上にラップ製品３００を置くように指示してもよい。
【0057】
判定部２１３が製品情報と長さ情報に基づいてラップ製品３００が回収可能と判断したときには、ガイダンス装置１５０は回収口１３１にラップ製品３００を投入する旨をユーザに対して画像又は音声により指示してもよい。また、この際に、ガイダンス装置１５０は、付与する特典をユーザに対して画像又は音声により提示してもよい。
【0058】
また、判定部２１３が製品情報と長さ情報に基づいてラップ製品３００が回収不能と判断したときには、ガイダンス装置１５０はラップ製品３００が回収不能である旨をユーザに対して画像又は音声により提示してもよい。
【0059】
１．６．追跡装置
本開示の回収装置１００は、追跡装置を有してもよい。追跡装置は、図１Ａにおいて明示していないが、図１Ａにおける第１撮像装置（読取装置１１０）が追跡装置を担ってもよい。また、回収装置１００が読取装置１１０としても測定装置１２０としても撮像装置を有しないときは、第３撮像装置を設け、追跡装置として使用してもよい。
本開示の回収装置１００は、追跡装置を有してもよい。追跡装置は、図１Ａにおいて明示していないが、図１Ａにおける第１撮像装置（読取装置１１０）が追跡装置を担ってもよい。また、回収装置１００が読取装置１１０としても測定装置１２０としても撮像装置を有しないときは、第３撮像装置を設け、追跡装置として使用してもよい。
【0060】
追跡装置は、ユーザが化粧箱からラップ製品を取り出し、ラップ製品を回収口に入れるまでの間の、ラップ製品の動きを画像追跡する。これにより、長さ情報などを判定したラップ製品とは異なるラップ製品が、不正に、回収口１３１に投入されることを抑制できる。
【0061】
回収箱１３０は、画像追跡が所定の条件を満すときにラップ製品が回収口１３１を通過可能とし、回収箱１３０は、画像追跡が所定の条件を満たさないときにラップ製品が回収口１３１を通過不能としてもよい。画像追跡は、後述する判定部２１３が、従来公知のモデル又はアルゴリズムを用いて、実施してもよい。また、所定の条件とは、特に限定されないが、例えば、長さ情報を測定したラップ製品が、図１Ａの矢印Ｆ方向に移動し、回収口１３１に向かうことを言う。判定部２１３は、画像追跡処理により、長さ情報を測定したラップ製品が、図１Ａの矢印Ｆ方向に移動することを確認できない場合には、長さ情報を測定したラップ製品とは異なる製品が回収口１３１に投入される可能性があると判定し、回収口１３１を閉じてもよい。
【0062】
１．７．制御部
本開示の回収装置１００は、制御部２００を有してもよい。制御部２００は、読取装置１１０、測定装置１２０、回収箱１３０、特典発行装置１４０、及びガイダンス装置１５０を制御してもよい。具体的には、制御部２００は、所定の回収処理プロトコルに従って、各装置を操作し、情報を受け付け、所定の機能を発揮するように制御をしてもよい。また、制御部２００は、上記のようにこれら各装置における処理を代替してもよい。
本開示の回収装置１００は、制御部２００を有してもよい。制御部２００は、読取装置１１０、測定装置１２０、回収箱１３０、特典発行装置１４０、及びガイダンス装置１５０を制御してもよい。具体的には、制御部２００は、所定の回収処理プロトコルに従って、各装置を操作し、情報を受け付け、所定の機能を発揮するように制御をしてもよい。また、制御部２００は、上記のようにこれら各装置における処理を代替してもよい。
【0063】
１．７．１．ハードウェア構成
図２は、本開示の制御部２００の機能的な構成の一例を示すブロック図である。図２
を参照しつつ、制御部２００のハードウェア構成について説明する。制御部２００は、
例えば、プロセッサ２１０、通信インターフェース２２０、入出力インターフェース２
３０、メモリ２４０、ストレージ２５０、及びこれらの構成要素を相互接続するための
１つ又は複数の通信バス２６０を含む。
図２は、本開示の制御部２００の機能的な構成の一例を示すブロック図である。図２
を参照しつつ、制御部２００のハードウェア構成について説明する。制御部２００は、
例えば、プロセッサ２１０、通信インターフェース２２０、入出力インターフェース２
３０、メモリ２４０、ストレージ２５０、及びこれらの構成要素を相互接続するための
１つ又は複数の通信バス２６０を含む。
【0064】
プロセッサ２１０は、ストレージ２５０に記憶されるプログラムに含まれるコード、
又は、命令によって実現する処理、機能、又は、方法を実行する。プロセッサ２１０は
、限定でなく例として、１又は複数の中央処理装置（ＣＰＵ）、ＭＰＵ（Micro Processing Unit）、ＧＰＵ（Graphics Processing Unit）、マイクロプロセッサ（microprocessor）、プロセッサコア（processor core）、マルチプロセッサ（multiprocessor）、ＡＳＩＣ（Application-Specific Integrated Circuit）、ＦＰＧＡ（Field Programmable Gate Array）等を含み、集積回路（ＩＣ（Integrated Circuit）チップ、ＬＳＩ（Large Scale Integration））等に形成された論理回路（ハードウェア）や専用回路を含んでもよい。
又は、命令によって実現する処理、機能、又は、方法を実行する。プロセッサ２１０は
、限定でなく例として、１又は複数の中央処理装置（ＣＰＵ）、ＭＰＵ（Micro Processing Unit）、ＧＰＵ（Graphics Processing Unit）、マイクロプロセッサ（microprocessor）、プロセッサコア（processor core）、マルチプロセッサ（multiprocessor）、ＡＳＩＣ（Application-Specific Integrated Circuit）、ＦＰＧＡ（Field Programmable Gate Array）等を含み、集積回路（ＩＣ（Integrated Circuit）チップ、ＬＳＩ（Large Scale Integration））等に形成された論理回路（ハードウェア）や専用回路を含んでもよい。
【0065】
プロセッサ２１０は、本開示の制御部２００における処理、機能、又は、方法を実現
してもよい。プロセッサ２１０は、送受信部２１１、取得部２１２、判定部２１３、特
典発行部２１４、表示制御部２１５、及び学習部２１６として機能してもよい。
してもよい。プロセッサ２１０は、送受信部２１１、取得部２１２、判定部２１３、特
典発行部２１４、表示制御部２１５、及び学習部２１６として機能してもよい。
【0066】
通信インターフェース２２０は、ネットワークを介して他の装置と各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。例えば、通信インターフェース２２０は、ネットワークアダプタ等のハードウェア、各種の通信用ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実装される。
【0067】
ネットワークは、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク（Ad Hoc Network）、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク（Virtual Private Network：ＶＰＮ）、ローカル・エリア・ネットワーク（Local Area Network：ＬＡＮ）、ワイヤレスＬＡＮ（Wireless LAN：ＷＬＡＮ）、広域ネットワーク（Wide Area Network：ＷＡＮ）、ワイヤレスＷＡＮ（Wireless WAN：ＷＷＡＮ）、大都市圏ネットワーク（Metropolitan Area Network：ＭＡＮ）、インターネットの一部、公衆交換電話網（Public Switched Telephone Network：ＰＳＴＮ）の一部、携帯電話網、ＩＳＤＮｓ（Integrated Service Digital Networks）、無線ＬＡＮｓ、ＬＴＥ（Long Term Evolution）、ＣＤＭＡ（Code Division Multiple Access）、ブルートゥース（Bluetooth（登録商標））、衛星通信等であってよく、これらが組み合わせられてもよい。ネットワークは、１つまたは複数のネットワークを含むことができる。
【0068】
入出力インターフェース２３０は、制御部２００に対する各種操作を入力する入力装置、及び、制御部２００で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。例えば、入出力インターフェース２３０は、キーボード、マウス、及びタッチパネル等の情報入力装置、及びディスプレイ等の情報出力装置を含む。なお、制御部２００は、外付けの入出力インターフェース２３０を接続することで、所定の入力を受け付けてもよいし、所定の出力を実行してもよい。
【0069】
また、入出力インターフェース２３０は、読取装置１１０、測定装置１２０、回収口の扉１３１ａ、センサ１３２、特典発行装置１４０、及びガイダンス装置１５０と接続さてもよい。
【0070】
メモリ２４０は、ストレージ２５０からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プ
ロセッサ２１０に対して作業領域を提供する。メモリ２４０には、プロセッサ２１０が
プログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ２
４０は、例えば、ＤＲＡＭ、ＳＲＡＭ、ＤＤＲ ＲＡＭ又は他のランダムアクセス固体
記憶装置などの高速ランダムアクセスメモリであってよく、これらが組み合わせられて
もよい。
ロセッサ２１０に対して作業領域を提供する。メモリ２４０には、プロセッサ２１０が
プログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ２
４０は、例えば、ＤＲＡＭ、ＳＲＡＭ、ＤＤＲ ＲＡＭ又は他のランダムアクセス固体
記憶装置などの高速ランダムアクセスメモリであってよく、これらが組み合わせられて
もよい。
【0071】
ストレージ２５０は、オペレーティングシステム、プログラム、及び各種データを記憶する。例えば、ストレージ２５０は、回収品データ２５１、市販品データ２５２、モデル２５３、学習用データ２５４、ユーザデータ２５５を有してもよい。ストレージ２５０は、例えば、１つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリ等であってよく、これらが組み合わせられてもよい。ストレージ２５０の他の例としては、プロセッサ２１０から遠隔に設置される１つ又は複数の記憶装置を挙げることができる。
【0072】
本発明の一実施形態において、ストレージ２５０はプログラム、機能部及びデータ構造、又はそれらのサブセットを格納してもよい。制御部２００は、ストレージ２５０に記憶されているプログラムに含まれる命令をプロセッサ２１０が実行することによって、図２に示す機能部が構成されてもよい。
【0073】
オペレーティングシステムは、例えば、様々な基本的なシステムサービスを処理するとともにハードウェアを用いてタスクを実行するためのプロシージャを含む。
【0074】
１．７．２．機能部
１．７．２．１．受信部
次いで、図２を参照しつつ、制御部２００のハードウェア構成について説明する。送受信部２１１は、例えば、通信インターフェース２２０とネットワークＮを介して、他の装置に各種情報を送信する送信部、又は他の装置から各種情報を受信する受信部として機能してもよい。
１．７．２．１．受信部
次いで、図２を参照しつつ、制御部２００のハードウェア構成について説明する。送受信部２１１は、例えば、通信インターフェース２２０とネットワークＮを介して、他の装置に各種情報を送信する送信部、又は他の装置から各種情報を受信する受信部として機能してもよい。
【0075】
本開示の処理において、制御部２００は、有線又は無線のネットワークＮを介して接続された他の装置を、各種情報のストレージの一部として、あるいは、各種処理を実行する機能部の一部として、利用してもよい。この際、送受信部２１１は、各種処理を実行するための情報の授受に関する機能を担ってもよい。
【0076】
１．７．２．２．取得部
取得部２１２は、通信インターフェース２２０又は入出力インターフェース２３０を介して、各種情報を取得してもよい。例えば、取得部２１２は、読取装置１１０から製品情報を取得してもよいし、測定装置１２０から長さ情報を取得してもよい。また、取得部２１２は、センサ１３２から、ラップ製品が通過したか否かの検知結果を取得してもよい。
取得部２１２は、通信インターフェース２２０又は入出力インターフェース２３０を介して、各種情報を取得してもよい。例えば、取得部２１２は、読取装置１１０から製品情報を取得してもよいし、測定装置１２０から長さ情報を取得してもよい。また、取得部２１２は、センサ１３２から、ラップ製品が通過したか否かの検知結果を取得してもよい。
【0077】
また、取得部２１２は、取得した各種情報を、各種データベースに蓄積してもよい。例えば、取得部２１２は、製品情報や長さ情報を回収品データ２５１に蓄積してもよい。
【0078】
１．７．２．３．判定部
判定部２１３は、各種情報に基づいて様々な判定処理や取得処理を実行してもよい。判定部２１３は、回収品データ２５１など各種データベースに蓄積された各種情報を利用してもよい。また、判定部２１３は、判定処理や取得処理に際して、モデル情報２５３に記憶された各種モデル又はアルゴリズムを使用してもよい。
判定部２１３は、各種情報に基づいて様々な判定処理や取得処理を実行してもよい。判定部２１３は、回収品データ２５１など各種データベースに蓄積された各種情報を利用してもよい。また、判定部２１３は、判定処理や取得処理に際して、モデル情報２５３に記憶された各種モデル又はアルゴリズムを使用してもよい。
【0079】
判定部２１３は、例えば、読取装置１１０である第１撮像装置が取得したラップ製品の化粧箱の外観画像と、市販品データ２５２に記憶されたラップ製品の画像情報との類似度を算出し、類似度に基づいて市販品データ２５２のなかから回収対象となるラップ製品を特定する処理を行ってもよい。この際、判定部２１３は、ラップ製品の化粧箱の外観画像を回収品データ２５１から取得してもよい。また、判定部２１３は、類似度の算定において使用するモデルやアルゴリズムをモデル情報２５３から取得してもよい。
【0080】
また、判定部２１３は、例えば、化粧箱の外観画像から、ラップ製品３００の化粧箱に付された一次元コード又は二次元コードを抽出し、一次元コード又は二次元コードに基づいて、製品情報を特定する処理を行ってもよい。この際、判定部２１３は、ラップ製品の化粧箱の外観画像を回収品データ２５１から取得してもよい。また、判定部２１３は、一次元コード又は二次元コードの抽出において使用するモデルやアルゴリズムをモデル情報２５３から取得してもよい。さらに、判定部２１３は、必要に応じて、画像データである一次元コード又は二次元コードを、商品ＩＤなどを示すコード情報へと変換してもよい。また、判定部２１３は、コード情報に基づいて市販品データ２５２のなかから回収対象となるラップ製品を特定する処理を行ってもよい。
【0081】
判定部２１３は、上記のようにして取得したラップ製品の製品情報を、化粧箱の外観画像や一次元コード又は二次元コードと対応付けて、回収品データ２５１に記憶してもよい。また、その際に、判定部２１３は、市販品データ２５２に記憶された他の情報、例えば、製造元メーカに関する情報、製品名に関する情報、ラップフィルムの樹脂種、ラップ製品の販売時の重さや大きさ、ラップフィルム３１０の一枚当たりの厚さ、又は紙管３２０の重さに関する情報などを、一緒に回収品データ２５１に記憶してもよい。
【0082】
また、判定部２１３は、化粧箱の外観画像から壊れ度を判定する処理を実行してもよい。この際、判定部２１３は、ラップ製品の化粧箱の外観画像を回収品データ２５１から取得してもよい。また、判定部２１３は、ラップ製品の化粧箱の外観画像と、市販品データ２５２に記憶されたラップ製品の化粧箱の画像情報とに基づいて、ラップ製品の化粧箱の壊れ度を判定する処理を実行してもよい。さらに、判定部２１３は、壊れ度の算定において使用するモデルやアルゴリズムをモデル情報２５３から取得してもよい。
【0083】
判定部２１３は、ラップ製品の外観画像から汚れ度を判定する処理を実行してもよい。この際、判定部２１３は、ラップ製品の外観画像を回収品データ２５１から取得してもよい。また、判定部２１３は、ラップ製品の外観画像と、市販品データ２５２に記憶されたラップ製品の画像情報とに基づいて、ラップ製品の汚れ度を判定する処理を実行してもよい。さらに、判定部２１３は、汚れ度の算定において使用するモデルやアルゴリズムをモデル情報２５３から取得してもよい。
【0084】
判定部２１３は、上記のようにして取得した壊れ度や汚れ度を、化粧箱の外観画像や一次元コード又は二次元コードと対応付けて、回収品データ２５１に記憶してもよい。
【0085】
さらに、判定部２１３は、測定装置１２０である重量計が取得したラップ製品の重さに基づいて、長さ情報を推定する処理をしてもよい。この際、判定部２１３は、市販品データ２５２から紙管の重さを取得してもよい。また、判定部２１３は、ラップ製品の重さと紙管の重さとの差分を算出し、その差分から長さ情報を推定してもよい。さらに、判定部２１３は、市販品データ２５２から使用前のラップ製品の重さを取得し、回収するラップ製品の重さと使用前のラップ製品の重さとの差分を算出し、その差分から長さ情報を推定してもよい。
【0086】
判定部２１３は、測定装置１２０である第２撮像装置が取得したラップ製品の外観画像に基づいて、長さ情報を推定する処理をしてもよい。この際、判定部２１３は、ラップ製品の外観画像から直径や長さなどの寸法に関する情報を取得してもよい。また、判定部２１３は、市販品データ２５２から紙管の直径に関する情報を取得してもよい。そして、判定部２１３は、ラップ製品の直径と紙管の直径に基づいて、長さ情報を推定する処理をしてもよい。なお、この際に、判定部２１３は、市販品データ２５２からラップフィルムの厚さに関する情報を取得し、ラップフィルムの厚さに関する情報さらに考慮して、長さ情報を推定してもよい。さらに、判定部２１３は、寸法の取得処理において使用するモデルやアルゴリズムをモデル情報２５３から取得してもよい。
【0087】
判定部２１３は、測定装置１２０である第２撮像装置が取得したラップ製品の色に関する情報に基づいて、長さ情報を取得してもよい。また、判定部２１３は、測定装置１２０である分光分析装置が取得した分光分析結果に基づいて、長さ情報を取得してもよい。また、この際、判定部２１３は、ラップ製品の色や分光分析結果から長さ情報を推定する処理において使用するモデルやアルゴリズムをモデル情報２５３から取得してもよい。
【0088】
判定部２１３は、上記のようにして取得した長さ情報を、化粧箱の外観画像や一次元コード又は二次元コードと対応付けて、回収品データ２５１に記憶してもよい。
【0089】
判定部２１３は、ラップ製品３００が回収可能か否かの判定する処理を実行してもよい。回収可能か否かの基準は、特に限定されないが、例えば、製品情報が所定の条件を満たすか否か、壊れ度や汚れ度が所定の条件を満たすか否か、長さ情報が所定の条件を満たすか否かなどが挙げられる。製品情報の所定の条件としては、製造元メーカ、樹脂種などが挙げられる。
【0090】
また、判定部２１３は、回収口１３１の開錠及び施錠の制御をしてもよい。例えば、ラップ製品３００が回収可能である場合には、判定部２１３は回収口１３１の扉１３１ａを開錠してもよい。また、ラップ製品３００が回収不能である場合には、判定部２１３は回収口１３１の扉１３１ａを開錠しない、又は、施錠してもよい。なお、「開錠」や「開ける」は、「通過可能」とすることと同義としてもよいし、「施錠」や「閉める」は「通過不能」とすることと同義としてもよい。
【0091】
判定部２１３は、例えば、ラップ製品３００と回収口１３１がともに視野に入る範囲で撮影した動画に対して、所定の画像追跡モデル又はアルゴリズムを適用することにより、ラップ製品３００の動きを追跡してもよい。この際、判定部２１３は、画像追跡処理において使用するモデルやアルゴリズムをモデル情報２５３から取得してもよい。
【0092】
また、判定部２１３は、例えば、画像追跡が所定の条件を満すか否かを判定し、回収口１３１の開閉制御を行ってもよい。例えば、判定部２１３は、ラップ製品３００が画像追跡の撮影視野外に移動したとき、画像追跡の撮影視野においてラップ製品３００とは別の物体が回収口１３１に近づいていると認められるとき等においては、回収口１３１を閉じてもよい。
【0093】
１．７．２．４．特典発行部
特典発行部２１４は、回収口を通過したラップ製品の製品情報と長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する処理を行ってもよい。この際、特典発行部２１４は、センサ１３２からラップ製品が通過した旨の情報を受信したあとに、特典を発行する処理を行ってもよい。特典発行部２１４は、回収品データ２５１など各種データベースに蓄積された各種情報を利用してもよい。また、特典発行部２１４は、判定処理や取得処理に際して、モデル情報２５３に記憶された各種モデル又はアルゴリズムを使用してもよい。
特典発行部２１４は、回収口を通過したラップ製品の製品情報と長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する処理を行ってもよい。この際、特典発行部２１４は、センサ１３２からラップ製品が通過した旨の情報を受信したあとに、特典を発行する処理を行ってもよい。特典発行部２１４は、回収品データ２５１など各種データベースに蓄積された各種情報を利用してもよい。また、特典発行部２１４は、判定処理や取得処理に際して、モデル情報２５３に記憶された各種モデル又はアルゴリズムを使用してもよい。
【0094】
特典発行部２１４は、例えば、製品情報が所定の条件を満たす場合には、他の製品を回収する場合と比較して、より多くの特典をユーザに付与してもよい。例えば、特典発行部２１４は、フィルムの樹脂種に応じて、特典を制御してもよい。具体的には、特典発行部２１４は、ポリエチレンフィルムよりもポリ塩化ビニリデンフィルムのほうが特典が多くなるようにしてもよい。また、特典発行部２１４は、製造元メーカに応じて、特典を制御してもよい。具体的には、特典発行部２１４は、Ｂ社の製品よりもＡ社の製品のほうが特典が多くなるようにしてもよい。
【0095】
また、回収するラップ製品３００のラップフィルムが長い場合には、特典発行装置１４０は、長さが短い他の製品と比較してより多くの特典をユーザに付与してもよい。その他、特典発行部２１４は、例えば、壊れ度や汚れ度に応じて、特典を制御してもよい。例えば、特典発行部２１４は、壊れ度や汚れ度が高い場合には、特典が少なくなるようにしてもよい。これにより、汚れ等による不純物の少ないラップ製品３００のリサイクルにインセンティブを与えることができる。
【0096】
さらに、特典発行部２１４は、例えば、製品情報、長さ情報、ユーザに関する情報Ｂに基づいて、特典を発行してもよい。この際、特典発行部２１４は、ユーザデータ２５５を参照して、ユーザに関する情報を取得してもよい。そして、特典発行装置１４０は、リサイクルの回数や頻度が高いほど、より多くの特典をユーザに付与してもよい。
【0097】
ユーザデータ２５５には、特に限定されないが、例えば、ユーザＩＤのほか、リサイクルの回数や頻度が対応付けて記録されていてもよい。また、ユーザデータ２５５を参照する場合、読取装置１１０の撮像装置などによって、ユーザＩＤを読み取るようにしてもよい。これにより、特典発行部２１４は、ユーザデータ２５５を参照できる。
【0098】
なお、制御部２００の入出力インターフェース２３０は、上記特典の付与に先立ち、ユーザを特定する情報の入力を受け付けてもよい。そして、特典発行部２１４は、受け付けたユーザを特定する情報に基づいて、ユーザデータ２５５を参照し、リサイクルの回数や頻度などのユーザに関する情報を取得してもよい。
【0099】
１．７．２．５．表示制御部
回収装置１００は、表示制御部２１５をさらに備えてもよい。表示制御部２１５は、回収操作、回収の可否、特典の内容などをガイダンス装置に表示制御してもよい。
回収装置１００は、表示制御部２１５をさらに備えてもよい。表示制御部２１５は、回収操作、回収の可否、特典の内容などをガイダンス装置に表示制御してもよい。
【0100】
１．７．２．６．学習部
回収装置１００は、学習部２１６をさらに備えてもよい。学習部２１６は、学習用データ２５４を収集し、学習用データ２５４に基づいてモデルを作成してもよい。また、学習部２１６は、作成したモデルをモデル情報２５３に格納してもよい。このようにして得られたモデルを用いて、上記判定部２１３は、各種判定処理や取得処理を実行してもよい。
回収装置１００は、学習部２１６をさらに備えてもよい。学習部２１６は、学習用データ２５４を収集し、学習用データ２５４に基づいてモデルを作成してもよい。また、学習部２１６は、作成したモデルをモデル情報２５３に格納してもよい。このようにして得られたモデルを用いて、上記判定部２１３は、各種判定処理や取得処理を実行してもよい。
【0101】
学習用データ２５４は、上記判定部において例示した各モデルが作成できるように、入力される情報と出力される情報とが対応付けられた教師データであれば特に制限されない。
【0102】
モデルの作成方法は特に制限されず、従来公知の方法を利用することができる。例えば、ロジスティック回帰モデル、多層パーセプトロン、ＣＮＮ（Ｃｏｎｖｏｌｕｔｉｏｎａｌ Ｎｅｕｒａｌ Ｎｅｔｗｏｒｋ）及びＲＮＮ（Ｒｅｃｕｒｒｅｎｔ Ｎｅｕｒａｌ Ｎｅｔｗｏｒｋ）などのニューラルネットワーク、ガウシアンカーネル等の任意のカーネル関数を用いるサポートベクターマシーン、回帰木としてモデル化したランダムフォレスト、重回帰分析、隠れマルコフモデルなどを利用したモデル、統計モデルや確率モデルなど種々の他のモデルを採用することもできる。また、種々のモデルを組み合わせて総合的な判定を行うモデルを採用することもできる。
【0103】
さらに、学習部２１６は、定期的に学習用データ２５４を収集し、再学習によりモデルを更新してもよい。
【0104】
１．８．動作処理
次に、回収装置１００の動作について説明する。図３Ａは、回収装置１００が行う処理の一例を示すフローチャートである。また、図３Ｂ～図３Ｄは、図３ＡにおけるステップＡ０１～Ａ０２の具体的態様を示す部分的なフローチャートである。さらに、図３Ｅは、図３ＡにおけるステップＡ０４の追跡処理の具体的態様を示す部分的なフローチャートである。また、図３Ｆ～図３Ｇは、図３ＡにおけるステップＡ０６の特典付与処理の具体的態様を示す部分的なフローチャートである。
次に、回収装置１００の動作について説明する。図３Ａは、回収装置１００が行う処理の一例を示すフローチャートである。また、図３Ｂ～図３Ｄは、図３ＡにおけるステップＡ０１～Ａ０２の具体的態様を示す部分的なフローチャートである。さらに、図３Ｅは、図３ＡにおけるステップＡ０４の追跡処理の具体的態様を示す部分的なフローチャートである。また、図３Ｆ～図３Ｇは、図３ＡにおけるステップＡ０６の特典付与処理の具体的態様を示す部分的なフローチャートである。
【0105】
ステップＡ０１において、回収装置１００の読取装置１１０は、ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する。また、ステップＡ０１において、回収装置１００の測定装置１２０は、ラップ製品の長さ情報を取得する。次いで、ステップＡ０２において、回収装置１００の判定部２１３は、ユーザが持参したラップ製品が回収可能か否かを判定する。
【0106】
この際、図３Ｂに示すように、ステップＡ１１において、回収装置１００の読取装置１１０が、ラップ製品の外観画像又はコード情報を取得したときは、ステップＡ１２において、回収装置１００の判定部２１３は、外観画像又はコード情報に基づいて、ラップ製品の製品情報を取得してもよい。この時、ステップＡ０２において、回収装置１００の判定部２１３は、その製品情報に基づいて、回収の可否を判定してもよい。例えば、判定部２１３は、所定の製造元メーカのラップ製品のみを回収するように判定してもよいし、所定の樹脂種のラップ製品のみを回収するように判定してもよい。
【0107】
また、図３Ｃに示すように、ステップＡ１３において、回収装置１００の読取装置１１０が、ラップ製品の外観画像又はラップ製品の化粧箱の外観画像を取得したときは、ステップＡ１４において、回収装置１００の判定部２１３は、ラップ製品の外観画像に基づいて汚れ度を判定し、ラップ製品の化粧箱の外観画像に基づいて壊れ度を判定してもよい。この時、ステップＡ０２において、回収装置１００の判定部２１３は、その汚れ度又は壊れ度に基づいて、回収の可否を判定してもよい。例えば、判定部２１３は、ある一定の閾値以下の汚れ度又は壊れ度を有するラップ製品のみを回収するように判定してもよい。
【0108】
さらに、図３Ｄに示すように、ステップＡ１５において、回収装置１００の測定装置１２０が、測定装置１２０によりラップ製品の重さなどの結果を取得したときは、ステップＡ１６において、回収装置１００の判定部２１３は、それら結果に基づいて長さ情報を取得してもよい。この時、ステップＡ０２において、回収装置１００の判定部２１３は、その長さ情報に基づいて、回収の可否を判定してもよい。例えば、判定部２１３は、所定の長さを有するラップ製品のみを回収するように判定してもよい。
【0109】
ステップＡ０２において判定部２１３が回収可能と判定したときは、ステップＡ０３において、判定部２１３は回収口１３１を開錠する。これにより、回収口１３１にラップ製品３００を投入可能となる。次いで、ステップＡ０４において、回収装置１００の追跡装置は、ラップ製品の動きを画像追跡してもよい。
【0110】
この際、図３Ｅに示すように、ステップＡ０４１において、画像追跡が所定の条件を満たさすときは、回収装置１００の判定部２１３は、回収口１３１を開錠のままとし、画像追跡が所定の条件を満たさすときは、回収装置１００の判定部２１３は、回収口１３１を施錠してもよい。回収口１３１を施錠したときは、ステップＡ０８において、表示制御部２１５はガイドライン装置に回収不能の旨を表示制御してもよい。
【0111】
ステップＡ０５において、回収装置１００のセンサ１３２は、回収口をラップ製品が通過したことを検知する。この時、センサ１３２は、検知結果を制御部２００の入出力インターフェースを介して、特典発行部２１４へ伝達してもよい。そして、ステップＡ０６において、回収装置１００の特典発行部２１４は、回収口を通過したラップ製品の製品情報と長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する。このとき、特典発行部２１４は、特典に関する情報を特典発行装置１４０に伝達し、特典発行装置１４０は特典に関する情報に基づいて、特典を発行する。
【0112】
この際に、図３Ｆに示すように、ステップＡ０６において、回収装置１００の特典発行部２１４は、製品情報と長さ情報に加えて、壊れ度や汚れ度に基づいて、特典を発行してもよい。例えば、壊れや汚れが少ないほど、きれいな状態のラップ製品と評価できる。きれいな状態のラップ製品は、リサイクルする際に不純物が紛れ込みにくく、リサイクル工程における負荷が少ない。そのようなラップ製品の回収にインセンティブを付すため、特典発行部２１４は、壊れ度や汚れ度が低いほど、特典がより多くなるようにしてもよい。
【0113】
図３Ｇに示すように、ステップＡ０６において、回収装置１００の特典発行部２１４は、製品情報と長さ情報に加えて、ユーザデータに基づいて、特典を発行してもよい。例えば、特典発行部２１４は、ラップ製品の回収にインセンティブを付すため、リサイクルの回数や頻度などのユーザデータを考慮して、特典がより多くなるようにしてもよい。
【0114】
その後、ステップＡ０７において、回収装置１００のセンサ１３２は、ラップ製品が通過したことを検知した後に、検知結果を開錠施錠機構へ伝達し、開錠施錠機構は回収口１３１を施錠してもよい。
【0115】
また、一方で、ステップＡ０２において判定部２１３が回収不能と判定したときは、ステップＡ０８において、表示制御部２１５はガイドライン装置に回収不能の旨を表示制御してもよい。
【0116】
１．９．変形例
図２に回収装置の他の例を示す概略図を示す。変形例では、制御部２００の一部機能を他の情報処理装置であるサーバ４００に持たせてもよい。サーバ４００を利用することで、端末にとっては負荷の高い処理も安定して実行することが可能となる。サーバ４００が担う機能としては、特に限定されないが、例えば、判定部２１３や学習部２１６が挙げられる。
図２に回収装置の他の例を示す概略図を示す。変形例では、制御部２００の一部機能を他の情報処理装置であるサーバ４００に持たせてもよい。サーバ４００を利用することで、端末にとっては負荷の高い処理も安定して実行することが可能となる。サーバ４００が担う機能としては、特に限定されないが、例えば、判定部２１３や学習部２１６が挙げられる。
【0117】
また、サーバ４００に各種データを集約することができる。サーバ４００にデータを集約することで、最新の情報を回収装置１００に提供することが可能となる。また、回収装置１００の間で、保有する情報に相違がないように管理をすることもできる。また、情報を集約できるため、より精度の高い推定モデルを構築することが可能となる。サーバ４００に集約するデータとしては、特に限定されないが、例えば、市販品データ２５２、モデル情報２５３、学習用データ２５４が挙げられる。
【0118】
サーバ４００は、送受信部２１１が、例えば、通信インターフェース２２０とネットワークＮを介して、回収装置１００に対して各種情報を送信する送信部として機能し、また、回収装置１００から各種情報を受信する受信部として機能する。この点以外は、サーバ４００の機能構成は、上記制御部２００の機能構成と同等であってもよい。そのため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0119】
また、回収装置１００は、サーバ４００に対するクライアントとして機能すればよく、回収装置１００は、サーバ４００に対して各種情報を送信する送信部と、サーバ４００から各種情報を受信する受信部と、を有すればよい。
【0120】
２．回収方法
本開示の回収方法は、上記回収装置１００が、読取装置１１０により、ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する工程と、測定装置１２０により、ラップ製品の長さ情報を取得する工程と、特典発行装置１４０により、回収箱１３０の回収口１３１を通過したラップ製品３００の製品情報と長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する工程と、を実行する。
本開示の回収方法は、上記回収装置１００が、読取装置１１０により、ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する工程と、測定装置１２０により、ラップ製品の長さ情報を取得する工程と、特典発行装置１４０により、回収箱１３０の回収口１３１を通過したラップ製品３００の製品情報と長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する工程と、を実行する。
【0121】
なお、本実施形態の方法の具体的態様については、上記動作処理で述べているため、ここでは詳細な説明は省略する。
【0122】
３．プログラム
本開示のプログラムは、上記回収装置１００に、読取装置１１０により、ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する工程と、測定装置１２０により、ラップ製品の長さ情報を取得する工程と、特典発行装置１４０により、回収箱１３０の回収口１３１を通過したラップ製品の製品情報と長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する工程と、を実行させる。
本開示のプログラムは、上記回収装置１００に、読取装置１１０により、ユーザがリサイクルするラップ製品の製品情報を取得する工程と、測定装置１２０により、ラップ製品の長さ情報を取得する工程と、特典発行装置１４０により、回収箱１３０の回収口１３１を通過したラップ製品の製品情報と長さ情報に基づいて、製品の購入に使用可能な特典を発行する工程と、を実行させる。
【0123】
プログラムは、読み取り可能な記録媒体に記録された物であってもよい。なお、本実施形態のプログラムが実行する処理の具体的態様については、上記動作処理で述べているため、ここでは詳細な説明は省略する。
【産業上の利用可能性】
【0124】
本発明の回収装置は、ラップ製品を効率的に回収するものとして産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0125】
１００…回収装置、１１０…読取装置、１２０…測定装置、１３０…回収箱、１３１…回収口、１３１ａ…扉、１３２…センサ、１４０…特典発行装置、１５０…ガイダンス装置、２００…制御部、２１０…プロセッサ、２１１…送受信部、２１２…取得部、２１３…判定部、２１４…特典発行部、２１５…表示制御部、２１６…学習部、２２０…通信インターフェース、２３０…入出力インターフェース、２４０…メモリ、２５０…ストレージ、２５１…回収品データ、２５２…市販品データ、２５３…モデル情報、２５４…学習用データ、２５５…ユーザデータ、２６０…通信バス、３００…ラップ製品、３１０…ラップフィルム、３２０…紙管、４００…サーバ。
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図3F】
【図3G】