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特開2024-73847端末装置のためのコンピュータプログラム、端末装置、及び、端末装置のための制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024073847
(43)【公開日】2024-05-30
(54)【発明の名称】端末装置のためのコンピュータプログラム、端末装置、及び、端末装置のための制御方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0484 20220101AFI20240523BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20240523BHJP
   H04L 67/2869 20220101ALI20240523BHJP
【FI】
G06F3/0484
G06F3/12 335
G06F3/12 329
G06F3/12 303
H04L67/2869
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022184792
(22)【出願日】2022-11-18
(71)【出願人】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】塩谷 丈史
(72)【発明者】
【氏名】秦 愛
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA09
5E555AA44
5E555AA56
5E555BA02
5E555BA03
5E555BA05
5E555BA06
5E555BA09
5E555BB02
5E555BB03
5E555BB05
5E555BB06
5E555BB09
5E555BC04
5E555BD01
5E555CA02
5E555CA18
5E555CA24
5E555CB02
5E555CB33
5E555CB37
5E555CB74
5E555CC01
5E555CC03
5E555DB03
5E555DB20
5E555DB21
5E555DB41
5E555DB53
5E555DC13
5E555DD08
5E555EA07
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】通知画像を表示可能な端末装置のための新規な技術を提供すること。
【解決手段】端末装置は、メモリに登録される1個以上の登録装置のうちのいずれかの登録装置に所定機能を実行させることが可能である。端末装置は、サーバから受信される通知情報に対応する通知画像が端末装置の表示部に表示され、かつ、通知画像がユーザによって操作される場合に、所定画面を表示部に表示させる。端末装置は、通知画像がユーザによって操作される場合に、1個以上の登録装置のうちの第1の登録装置に関連する関連情報であって、サーバから受信される関連情報を取得し、所定画面に含まれる所定オブジェクトがユーザによって操作される場合に、関連情報を利用して所定処理を実行する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のメモリに登録される1個以上の登録装置のうちのいずれかの登録装置に所定機能を実行させることが可能であり、
前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
サーバから受信される通知情報に対応する通知画像が前記端末装置の表示部に表示され、かつ、前記通知画像がユーザによって操作される場合に、所定画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、
前記通知画像が前記ユーザによって操作される場合に、前記1個以上の登録装置のうちの第1の登録装置に関連する関連情報であって、前記サーバから受信される前記関連情報を取得する取得部と、
前記所定画面に含まれる所定オブジェクトが前記ユーザによって操作される場合に、前記関連情報を利用して所定処理を実行する処理実行部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
【請求項2】
前記取得部は、前記通知情報が特定のモデル名対応する通知を示す情報であり、かつ、前記1個以上の登録装置のうちのデフォルト装置が前記特定のモデル名に対応する前記第1の登録装置である場合に、前記デフォルト装置である前記第1の登録装置に関連する前記関連情報を取得する、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
前記通知情報が前記特定のモデル名に対応する通知を示す情報であり、かつ、前記1個以上の登録装置のうちのデフォルト装置が前記特定のモデル名とは異なるモデル名に対応する第2の登録装置である場合に、前記デフォルト装置を前記第2の登録装置から前記特定のモデル名に対応する前記第1の登録装置に変更する変更部として機能させる、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
前記取得部は、前記第1の登録装置に関連する複数個の関連情報が存在する場合に、前記複数個の関連情報のうちの最新の関連情報を取得する、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
前記1個以上の登録装置のそれぞれは印刷装置であり、
前記所定機能は印刷機能であり、
前記関連情報は、前記第1の登録装置である特定の印刷装置に装着されるべき消耗品の購入時に利用可能なクーポンコードであり、
前記所定処理は、前記消耗品を購入するための位置情報であって、前記クーポンコードを含む前記位置情報を生成する処理を含む、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
端末装置であって、
前記端末装置は、前記端末装置のメモリに登録される1個以上の登録装置のうちのいずれかの登録装置に所定機能を実行させることが可能であり、
前記端末装置は、
サーバから受信される通知情報に対応する通知画像が前記端末装置の表示部に表示され、かつ、前記通知画像がユーザによって操作される場合に、所定画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、
前記通知画像が前記ユーザによって操作される場合に、前記1個以上の登録装置のうちの第1の登録装置に関連する関連情報であって、前記サーバから受信される前記関連情報を取得する取得部と、
前記所定画面に含まれる所定オブジェクトが前記ユーザによって操作される場合に、前記関連情報を利用して所定処理を実行する処理実行部と、
を備える、端末装置。
【請求項7】
端末装置のための制御方法であって、
前記端末装置は、前記端末装置のメモリに登録される1個以上の登録装置のうちのいずれかの登録装置に所定機能を実行させることが可能であり、
前記制御方法は、
サーバから受信される通知情報に対応する通知画像が前記端末装置の表示部に表示され、かつ、前記通知画像がユーザによって操作される場合に、所定画面を前記表示部に表示させる表示制御工程と、
前記通知画像が前記ユーザによって操作される場合に、前記1個以上の登録装置のうちの第1の登録装置に関連する関連情報であって、前記サーバから受信される前記関連情報を取得する取得工程と、
前記所定画面に含まれる所定オブジェクトが前記ユーザによって操作される場合に、前記関連情報を利用して所定処理を実行する処理実行工程と、
を備える、制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、通知を実行可能な端末装置に関する技術を開示する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、広告配信システムが開示されている。情報処理端末は、サーバ装置からプッシュ通知を受信すると、簡易広告ウィンドウを表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-144633号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書では、通知画像を表示可能な端末装置のための新規な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書では、端末装置のためのコンピュータプログラムを開示する。前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のメモリに登録される1個以上の登録装置のうちのいずれかの登録装置に所定機能を実行させることが可能であってもよい。前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、サーバから受信される通知情報に対応する通知画像が前記端末装置の表示部に表示され、かつ、前記通知画像がユーザによって操作される場合に、所定画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、前記通知画像が前記ユーザによって操作される場合に、前記1個以上の登録装置のうちの第1の登録装置に関連する関連情報であって、前記サーバから受信される前記関連情報を取得する取得部と、前記所定画面に含まれる所定オブジェクトが前記ユーザによって操作される場合に、前記関連情報を利用して所定処理を実行する処理実行部と、として機能させてもよい。
【0006】
上記の構成によると、端末装置は、通知画像がユーザによって操作される場合に、第1の登録装置に関連する関連情報を取得する。そして、端末装置は、所定ボタンがユーザによって操作される場合に、関連情報を利用して所定処理を実行する。このように、通知画像を表示可能な端末装置のための新規な技術を実現することができる。
【0007】
上記のコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記録媒体、上記のコンピュータプログラムによって実現される端末装置、及び、当該端末装置によって実行される方法も新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】通信システムの概略を示す。
図2】プリンタ登録シーケンスを示す。
図3】通知シーケンスを示す。
図4】ケースAのクーポン利用シーケンスを示す。
図5】ケースBのクーポン利用シーケンスを示す。
図6】ケースCのクーポン利用シーケンスを示す。
図7】ケースDのクーポン利用シーケンスを示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(通信システム2の構成:図1
図1に示されるように、通信システム2は、端末装置10とプリンタ100,150とサーバ200とを備える。端末装置10とプリンタ100とは、LAN4を介して相互に通信可能である。サーバ200は、インターネット6上に設置されている。端末装置10は、インターネット6を介してサーバ200と通信可能である。
【0010】
(端末装置10の構成)
端末装置10は、スマートフォン、タブレットPC、ノートPC等の可搬型の端末装置である。変形例では、端末装置10は、デスクトップPC等の据置型の端末装置であってもよい。端末装置10は、操作部12と、表示部14と、ネットワークインターフェース20と、制御部30と、を備える。各部12~30は、バス線に接続されている。
【0011】
操作部12は、様々な情報を端末装置10に入力するためのインターフェースであり、マウス、キーボード等を備える。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。ネットワークインターフェース20は、LAN4に接続されている。LAN4は、有線LANであってもよいし無線LANであってもよい。
【0012】
制御部30は、CPU32とメモリ34とを備える。CPU32は、メモリ34に格納されているプログラム36等に従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、Read Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)等によって構成される。メモリ34は、OSプログラム36とブラウザプログラム38とプリンタアプリケーション40と通知テーブル50とを記憶する。
【0013】
OSプログラム36は、端末装置10の基本的な動作を制御するためのプログラムである。ブラウザプログラム38は、ウェブサーバにアクセスしてウェブページを表示するためのプログラム(即ちウェブブラウザ)である。以下では、OSプログラム36、ブラウザプログラム38のことを、それぞれ、「OS36」、「ブラウザ38」と記載する。OS36及びブラウザ38は、通常、端末装置10の出荷段階から端末装置10にインストールされている。
【0014】
プリンタアプリケーション40は、プリンタ(例えば100)に印刷させたり、プリンタに関する通知を表示したりするためのプログラムである。以下では、プリンタアプリケーション40のことを「アプリ40」と記載する。アプリ40は、通常、端末装置10が出荷された後に、例えばインターネット6上のサーバ(図示省略)から端末装置10にインストールされる。
【0015】
通知テーブル50は、サーバ200から受信される様々な通知情報を記憶する。各通知情報は、Pull通知とPush通知とのどちらかに対応する。Pull通知は、通知情報の送信要求をサーバ200に送信することに応じて、サーバ200から受信される通知である。Push通知は、通知情報の送信要求をサーバ200に送信することなく、サーバ200から受信される通知である。
【0016】
各通知情報は、通知IDとメッセージと通知日時と有効期間とモデル名とクーポンコードとが関連付けられている情報である。通知IDは、通知情報を識別する情報である。メッセージは、端末装置に表示されるバナーに記述される文字列である。Pull通知に対応する通知日時は、当該Pull通知に対応する通知情報がサーバ200に登録された日時である。Push通知に対応する通知日時は、当該Push通知に対応する通知情報がサーバ200から送信された日時である。有効期間は、関連するクーポンコードを利用可能な期間である。モデル名は、関連するクーポンコードを利用可能なモデル名である。クーポンコードは、プリンタの色材カートリッジ(CTG)を購入するための割引クーポンのコードである。なお、「情報をサーバ200に登録する」は、「情報をサーバ200がアクセス可能なデータベースに登録する」と言い換えることができる。
【0017】
(他のデバイス100,150,200の説明)
各プリンタ100,150は、印刷機能を実行可能な周辺装置である。各プリンタ100,150は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能等をさらに実行可能な多機能機であってもよい。プリンタ100のモデル名は「AAA」であり、プリンタ150のモデル名は「BBB」である。
【0018】
サーバ200は、プリンタ100,150のベンダによって管理される。サーバ200は、Push通知又はPull通知に対応する通知情報を、端末装置10を含む様々な端末装置に送信する。サーバ200は、物理的なサーバであってもよいし、クラウド上の仮想サーバ、仮想マシン等であってもよい。サーバ200は、単一のサーバであってもよいし、複数個のサーバの集合であってもよい。サーバ200は、イントラネット上のサーバであってもよいし、インターネット6上のクラウドサーバであってもよい。
【0019】
(プリンタ登録シーケンス:図2
図2を参照して、アプリ40がプリンタを登録する処理を説明する。以下では、端末装置10のCPU32を主体として処理の内容を説明せずに、OS36、ブラウザ38、又は、アプリ40を主体として処理の内容を説明する。アプリ40は、OS36を介して、CPU、表示部14、メモリ34、ネットワークインターフェース20等の各ハードウェアにアクセスして、各種処理を実行する。ただし、以下では、アプリ40がOS36を介して処理を実行することを適宜省略して説明する。
【0020】
T10では、アプリ40を起動するための操作が実行される。この場合、アプリ40は、T12において、トップ画面SC0を表示する。トップ画面SC0は、add printerオブジェクト60と、印刷オブジェクト62と、通知オブジェクト64と、を含む。なお、本開示における「操作」は、例えば、タップ操作、クリック操作等を含む。
【0021】
add printerオブジェクト60は、プリンタを登録するための処理をアプリ40に実行させるオブジェクトである。アプリ40は、T14において、add printerオブジェクト60が操作されると、T20において、ブロードキャストの検索信号をLAN4に送信する。これにより、アプリ40は、T22において、プリンタ100からモデル名「AAA」を含む応答信号を受信し、T24において、プリンタ100からモデル名「BBB」を含む応答信号を受信する。
【0022】
アプリ40は、T26において、プリンタ選択画面SC1を表示部14に表示させる。プリンタ選択画面SC1は、受信済みの各応答信号に含まれる各モデル名「AAA」及び「BBB」を含む。アプリ40は、T30において、プリンタ選択画面SC1内のモデル名「AAA」が選択されると、T32において、モデル名「AAA」を含むプリンタ情報をメモリ34に登録する。当該プリンタ情報は、プリンタ100のモデル名「AAA」のみならず、プリンタ100のプリンタID、IPアドレス、プリンタ100が利用可能な印刷条件(色数、解像度等)、プリンタ100に装着されている色材CTGの型番、当該色材CTG内の色材の残量等を含む。なお、「情報をメモリ34に登録する」は、「情報をメモリ34に記憶する」と言い換えることができる。
【0023】
上記のように、プリンタ100のプリンタ情報がメモリ34に登録されると、アプリ40は、プリンタ情報を利用して、印刷機能をプリンタ100に実行させることができる。なお、アプリ40は、最も新しく登録されたプリンタをデフォルトプリンタとして扱う。従って、T32でプリンタ100のプリンタ情報が登録されると、プリンタ100がデフォルトプリンタになる。デフォルトプリンタは、デフォルトプリンタの変更操作がなされない限り、印刷対象の画像を表わす印刷データの送信先となるプリンタである。
【0024】
その後、アプリ40は、上記と同様に、プリンタ150のプリンタ情報をメモリ34に登録する。この場合、プリンタ150がデフォルトプリンタになる。
【0025】
(通知シーケンス:図3
図3を参照して、サーバ200から通知情報を受信して通知を表示する処理を説明する。OS36は、T110において、アプリ40が起動されていない状態において、サーバ200からPush通知に対応する通知情報(以下では「Push通知情報」)を受信する。T110のPush通知情報は、例えば図1の通知テーブル50における通知ID「N1」に対応する通知情報である。
【0026】
OS36は、T112において、OS36によって表示されるホーム画面に重ねて、T110のPush通知情報内のメッセージ「Buy Cartridge!」を示すバナー画像B1を表示部14に表示させる。これにより、色材CTGの購入をユーザに促すことができる。そして、OS36は、T114において、T110のPush通知情報を通知テーブル50に追加する。なお、バナー画像B1に代えて、ポップアップ画像が利用されてもよい。この変形例は、後述の各バナー画像B2等にも適用可能である。
【0027】
なお、アプリ40が起動されている状態において、サーバ200からPush通知情報が受信される場合には、アプリ40がT112及びT114の処理を実行する。
【0028】
アプリ40は、T120において、アプリ起動操作が実行されると、T122において、通知情報の送信を要求するための通知要求をサーバ200に送信する。この場合、アプリ40は、T130において、サーバ200からPull通知に対応する通知情報(以下では「Pull通知情報」)を受信する。T130のPull通知情報は、例えば図2の通知テーブル50における通知ID「N2」に対応する通知情報である。
【0029】
アプリ40は、T132において、トップ画面SC0(図2のT12参照)に重ねて、T130のPull通知情報内のメッセージ「Campaign!」を示すバナー画像B2を表示部14に表示させる。これにより、何らかのキャンペーンの特典が得られることをユーザに通知することができる。そして、アプリ40は、T134において、T132のPull通知情報を通知テーブル50に追加する。
【0030】
(ケースA)
図4を参照して、クーポンコードを利用するケースAの処理を説明する。図2のT12に示されるように、アプリ40によって表示されるトップ画面SC0は、印刷オブジェクト62を含む。印刷オブジェクト62は、印刷に関連する処理をアプリ40に実行させるオブジェクトである。
【0031】
アプリ40は、T210において、トップ画面SC0に含まれる印刷オブジェクト62が操作されると、T212において、印刷画面SC2を表示部14に表示させる。印刷画面SC2は、現在のデフォルトプリンタであるプリンタ150のモデル名「BBB」と、プリンタ150のステータスと、を示すプリンタ画像を含む。図4の例では、当該ステータスは、Kの色材(本実施例ではインク)の残量が少ないことを示す。アプリ40は、アプリ40が起動される際に、各登録プリンタ100,150から、各登録プリンタ100,150のステータス情報と、各色材CTG内の色材の残量を示す情報と、を受信する。このために、アプリ40は、プリンタ150においてKの色材の残量が少ないことを示すステータスを表示することができる。
【0032】
印刷画面SC2は、さらに、写真印刷オブジェクトと文章印刷オブジェクトと消耗品購入オブジェクト70とを含む。写真印刷オブジェクト、文章印刷オブジェクトは、それぞれ、写真、文章を印刷するための処理をアプリ40に実行させるオブジェクトである。消耗品購入オブジェクト70は、消耗品である色材CTGを購入するための処理をアプリ40に実行させるオブジェクトである。
【0033】
アプリ40は、T220において、印刷画面SC2に含まれる消耗品購入オブジェクト70が操作されると、T222において、通知テーブル50からクーポンコードを取得する。具体的には、アプリ40は、通知テーブル50から、現在のデフォルトプリンタであるプリンタ150のモデル名「BBB」に関連付けられている1個以上の通知情報を特定する。例えば図1の通知テーブル50の場合には、アプリ40は、通知ID「N2」の通知情報と通知ID「N4」の通知情報とを特定する。アプリ40は、複数個の通知情報が特定される場合に、最新の通知日時を含む通知情報を特定する。図1の例では、アプリ40は、通知ID「N4」の通知情報を特定する。そして、アプリ40は、特定済みの通知情報に含まれるクーポンコードC4を取得する。これにより、アプリ40は、最新のクーポンコードC4を取得することができる。
【0034】
次いで、アプリ40は、T224において、購入画面SC3を表示部14に表示させる。購入画面SC3は、購入対象の色材の色を選択するためのオブジェクトと、確定オブジェクト80と、含む。前者のオブジェクトは、各色の色材の残量を示す。アプリ40は、T230において、少ない残量に対応するKが選択され、かつ、確定オブジェクト80が操作されると、T232において、URL300を生成する。URL300は、予め決められているECサーバ500のドメイン「ecsiteserver.com」を含む。URL300は、さらに、T230で選択されたKを示す文字列「color=K」と、T222で取得されたクーポンコードC4を示す文字列「code=C4」と、を含む。なお、色材CTGの型番が選択された場合には、URL300は、さらに、当該型番を示す文字列を含んでいてもよい。
【0035】
アプリ40は、T232において、URL300を生成すると、ブラウザ38を起動させて、URL300をブラウザ38に供給する。これにより、ブラウザ38は、T234において、URL300を含むアクセス要求をECサーバ500に送信する。なお、ブラウザ38に代えて、OS36によって提供されるウェブページ表示機能であるWebViewが利用されてもよい。また、アプリ40がウェブページ表示機能を有する場合には、ブラウザ38に代えて、アプリ40がウェブページを表示してもよい。
【0036】
ECサーバ500は、T234において、ブラウザ38からアクセス要求を受信すると、アクセス要求に含まれるURL300内の情報を利用して、色材CTGを購入するための購入ページを生成する。具体的には、ECサーバ500は、URL300内のKが選択済みであると共にURL300内のクーポンコードC4が適用されている購入ページを生成する。なお、URL300が型番を示す文字列を含む場合には、ECサーバ500は、型番が指定されている購入ページを生成する。そして、ECサーバ500は、T240において、購入ページを表わす購入ページデータを端末装置10に送信する。
【0037】
ブラウザ38は、T240において、ECサーバ500から購入ページデータを受信すると、T242において、購入ページを表示部14に表示させる。上述したように、購入ページでは、Kが選択済みであると共にクーポンコードC4が適用されている。従って、ユーザは、色材の色を選択したり、クーポンコードC4を示す文字列の入力操作を実行したりせずに済む。
【0038】
ブラウザ38は、T250において、所定の入力操作を受け付ける。当該入力操作は、例えば、氏名、住所、決済情報(例えばクレジットカード情報)等を入力する操作である。ブラウザ38は、所定の入力操作を受け付けると、T252において、購入要求をECサーバ500に送信する。購入要求は、入力済みの氏名、住所、決済情報等を含む。
【0039】
ECサーバ500は、T252において、端末装置10から購入要求を受信すると、T254において、購入処理を実行する。購入処理は、決済情報に従って決済を行なう処理と、氏名及び住所宛への色材CTGの発送を手配する処理と、を含む。
【0040】
(ケースB)
図5を参照して、クーポンコードを利用するケースBの処理を説明する。図2のT12に示されるように、アプリ40によって表示されるトップ画面SC0は、通知オブジェクト64を含む。通知オブジェクト64は、受信済みの各通知情報に対応する各通知を表示するためのオブジェクトである。
【0041】
アプリ40は、T310において、トップ画面SC0に含まれる通知オブジェクト64が操作されると、T312において、通知画面SC4を表示部14に表示させる。具体的には、アプリ40は、通知テーブル50から各通知情報を取得し、各通知情報に含まれる各メッセージ及び各モデル名を取得する。そして、アプリ40は、各メッセージ及び各モデル名を含む通知画面SC4を表示部14に表示させる。
【0042】
アプリ40は、T320において、通知画面SC4に含まれるメッセージ「Save Cost!」が操作されると、通知テーブル50から、当該メッセージに関連付けられているクーポンコードC4を取得する。その後のT324~T354の処理は、図4のT224~T254と同様である。
【0043】
(ケースC)
図6を参照して、クーポンコードを利用するケースCの処理を説明する。ケースCは、アプリ40が起動されていない状態において、サーバ200からPush通知情報が受信されるケースである。ケースCでは、アプリ40には、モデル名「BBB」を有するプリンタ150がデフォルトプリンタとして設定されている。
【0044】
OS36は、T410において、アプリ40が起動されていない状態において、サーバ200からPush通知情報を受信する。T410のPush通知情報は、図1の通知テーブル50における通知ID「N4」に対応する通知情報である。
【0045】
OS36は、T412において、OS36によって表示されるホーム画面に重ねて、T410のPush通知情報内のメッセージ「Save Cost!」を示すバナー画像B3を表示部14に表示させる。そして、OS36は、T414において、T410のPush通知情報を通知テーブル50に追加する。
【0046】
図示省略しているが、T410のPush通知情報は、さらに、アプリ40を識別する識別情報を含む。従って、OS36は、T420において、バナー画像B3が操作されると、当該識別情報によって識別されるアプリ40を起動させる。この場合、アプリ40は、T422において、通知テーブル50から、バナー画像B3に対応するPush通知情報に含まれるクーポンコードC4を取得する。
【0047】
図示省略しているが、T410のPush通知情報は、さらに、購入画面の表示を指示するコマンドを含む。この場合、アプリ40は、通知テーブル50から、バナー画像B3に対応するPush通知情報に含まれるモデル名「BBB」を取得し、取得済みのモデル名「BBB」が現在のデフォルトプリンタのモデル名に一致するのか否かを判断する。本ケースでは、アプリ40は、取得済みのモデル名「BBB」が現在のデフォルトプリンタのモデル名に一致すると判断する。この場合、アプリ40は、デフォルトプリンタをプリンタ150のまま維持する。そして、アプリ40は、T424において、上記のコマンドに従って、プリンタ150の各色材の残量を含む購入画面SC3を表示部14に表示させる。
【0048】
その後のT430~T454の処理は、図4のT230~T254と同様である。ユーザは、クーポンコードC4を示す文字列の入力操作を実行しなくても、クーポンコードC4が適用された価格で色材CTGを購入することができる。
【0049】
(ケースD)
図7を参照して、クーポンコードを利用するケースDの処理を説明する。ケースDは、デフォルトプリンタのモデル名「BBB」とは異なるモデル名「AAA」のためのPush通知情報が受信される点がケースCとは異なる。
【0050】
OS36は、T510において、アプリ40が起動されていない状態において、サーバ200からPush通知情報を受信する。T510のPush通知情報は、図1の通知テーブル50における通知ID「N3」に対応する通知情報である。図6のT410のPush通知情報と同様に、T510のPush通知情報は、アプリ40を識別する識別情報と、購入画面の表示を指示するコマンドと、を含む。
【0051】
OS36は、T512において、OS36によって表示されるホーム画面に重ねて、T510のPush通知情報内のメッセージ「Buy Cartridge!」を示すバナー画像B4を表示部14に表示させる。そして、OS36は、T514において、T510のPush通知情報を通知テーブル50に追加する。
【0052】
OS36は、T520において、バナー画像B4が操作されると、アプリ40を起動させる。この場合、アプリ40は、T522において、通知テーブル50から、バナー画像B4に対応するPush通知情報に含まれるクーポンコードC3を取得する。
【0053】
次いで、アプリ40は、通知テーブル50から、バナー画像B4に対応するPush通知情報に含まれるモデル名「AAA」を取得し、取得済みのモデル名「AAA」が現在のデフォルトプリンタのモデル名に一致するのか否かを判断する。本ケースでは、アプリ40は、取得済みのモデル名「AAA」が現在のデフォルトプリンタのモデル名「BBB」に一致しないと判断する。この場合、アプリ40は、T523において、デフォルトプリンタをプリンタ150からモデル名「AAA」を有するプリンタ100に変更する。このように、アプリ40は、バナー画像B4に対応するモデル名「AAA」を有するプリンタ100にデフォルトプリンタを自動的に変更することができる。
【0054】
次いで、アプリ40は、T524において、変更後のデフォルトプリンタであるプリンタ100の各色材の残量を含む購入画面SC5を表示部14に表示させる。従って、バナー画像B4に対応するプリンタ100の各色材の残量をユーザに提供することができる。
【0055】
その後のT530~T554の処理は、クーポンコードC3を含むURL320が生成される点を除いて、図4のT230~T254と同様である。ユーザは、クーポンコードC3を示す文字列の入力操作を実行しなくても、クーポンコードC3が適用された価格で色材CTGを購入することができる。
【0056】
(実施例の効果)
本実施例によると、端末装置10は、図6又は図7のバナー画像B3又はB4がユーザによって操作される場合に、プリンタ150又は100のためのクーポンコードC4又はC3を取得し、確定オブジェクト80がユーザによって操作される場合に、クーポンコードC4又はC3を利用してURL310又は320を生成する。このように、バナー画像B3又はB4を表示可能な端末装置10のための新規な技術が実現される。特に、ユーザがクーポンコードC4又はC3を示す文字列の入力操作を実行せずに済むので、ユーザの利便性が向上する。
【0057】
(対応関係)
図6のケースCでは、モデル名「BBB」、プリンタ150が、それぞれ、「特定のモデル名」、「第1の登録装置」の一例である。また、バナー画像B3、購入画面SC3、クーポンコードC4、URL310の生成処理が、それぞれ、「通知画像」、「所定画面」、「関連情報」、「所定処理」の一例である。図7のケースDでは、モデル名「AAA」、プリンタ150、プリンタ100が、それぞれ、「特定のモデル名」、「第2の登録装置」、「第1の登録装置」の一例である。また、バナー画像B4、購入画面SC5、クーポンコードC3、URL320の生成処理が、それぞれ、「通知画像」、「所定画面」、「関連情報」、「所定処理」の一例である。
【0058】
図6又は図7のT424又はT524が、「表示制御部」によって実行される処理の一例である。T422又はT522が、「取得部」によって実行される処理の一例である。T432又はT532が、「処理実行部」によって実行される処理の一例である。T523が、「変更部」によって実行される処理の一例である。
【0059】
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。以下に変形例を列挙する。
【0060】
(変形例1)アプリ40は、図6又は図7のT420又はT520において、バナー画像B3又はB4が操作される場合に、バナー画像に対応するPush通知情報に含まれるモデル名とデフォルトプリンタのモデル名とが一致するのか否かを判断しなくてもよい。そして、アプリ40は、これらのモデル名が一致するのか否かに関わらず、デフォルトプリンタを変更しなくてよい。本変形例では、「変更部」を省略可能である。
【0061】
(変形例2)アプリ40は、図4のT232において、最新のクーポンコードC4を取得せずに、有効期間が経過していない範囲で最も古いクーポンコードを取得してもよい。一般的に言うと、「取得部」は、最新の関連情報を取得しなくてもよい。
【0062】
(変形例3)端末装置10は、プリンタ100に関する通知を表示しなくてもよく、スキャナ、複合機、PC、サーバ等の他の装置に関する通知を表示してもよい。一般的に言うと、「登録装置」は、印刷装置に限られず、他の様々な装置を含む。
【0063】
(変形例4)「関連情報」は、クーポンコードに限られず、以下の(変形例4-1)~(変形例4-4)のいずれかであってもよい。一般的に言うと、「関連情報」は、第1の登録装置に関連する情報であればよい。
【0064】
(変形例4-1)「関連情報」は、例えば、ユーザによる操作の追跡用のキャンペーンコードであってもよい。この場合、アプリ40は、例えば図6のT432において、キャンペーンコードを含むURLを生成し、当該URLをブラウザ38に供給する。ブラウザ38が当該URLを含むアクセス要求をECサーバ500に送信すると、ECサーバ500は、当該URLに含まれるキャンペーンコードをサーバ200に通知する。これにより、サーバ200は、バナー画像が操作されたことに応じてECサーバ500にアクセスされたことを知ることができる。本変形例では、購入画面SC3、URLの生成処理が、それぞれ、「所定画面」、「所定処理」の一例である。
【0065】
(変形例4-2)「関連情報」は、例えば、色材CTGの種類(例えば型番)を示す情報であってもよい。この場合、アプリ40は、例えば図6のT420において、バナー画像B3が操作されると、上記の種類が指定されている購入画面SC3を表示し、その後、上記の種類を示すURLを生成し、当該URLをブラウザ38に供給する。ブラウザ38が当該URLを含むアクセス要求をECサーバ500に送信すると、ECサーバ500は、指定済みの種類の色材CTGの購入処理を実行する。本変形例によると、ユーザは、色材CTGの種類を指定せずに済む。本変形例では、購入画面SC3、URLの生成処理が、それぞれ、「所定画面」、「所定処理」の一例である。
【0066】
(変形例4-3)「関連情報」は、例えば、所定画像を表わす画像データであってもよい。この場合、アプリ40は、例えば図6のT420において、バナー画像が操作されると、印刷プレビュー画面を表示し、その後、印刷実行ボタンが操作されると、画像データをデフォルトプリンタ(例えば150)に送信して、所定画像の印刷をデフォルトプリンタに実行させる。上記の所定画像は、例えば、プリンタ150の操作マニュアルを示す画像であってもよいし、ホビーコンテンツ画像(例えばポストカード用の画像)であってもよいし、ニュースを示す画像であってもよい。この場合、T412で表示されるバナー画像は、例えば、操作マニュアルを示すメッセージ、ホビーコンテンツを示すメッセージ、又は、ニュースを示すメッセージを含んでいてもよい。本変形例では、印刷プレビュー画面、画像データの送信処理が、それぞれ、「所定画面」、「所定処理」の一例である。
【0067】
(変形例4-4)「関連情報」は、例えば、プリンタのファームウェアのアップデートを示す指示情報であってもよい。この場合、アプリ40は、例えば図6のT420において、バナー画像が操作されると、ファームウェアのアップデートを実行すべきことを促す通知画面を表示し、その後、アップデート実行ボタンが操作されると、上記の指示情報をデフォルトプリンタ(例えば150)に送信する。デフォルトプリンタは、指示情報に応じて所定のサーバにアクセスして、ファームウェアをダウンロードする。この場合、T412で表示されるバナー画像は、例えば、ファームウェアのアップデートを示すメッセージを含んでいてもよい。本変形例では、上記の通知画面、指示情報の送信処理が、それぞれ、「所定画面」、「所定処理」の一例である。
【0068】
(変形例5)アプリ40は、例えば図6のT410において、クーポンコードC4を含まないPush通知情報を受信してもよい。この場合、アプリ40は、T420において、バナー画像B3が操作されると、サーバ200からクーポンコードC4を受信してもよい。別の変形例では、アプリ40は、T430において、確定オブジェクト80が操作されると、サーバ200からクーポンコードC4を受信してもよい。一般的に言うと、「取得部」は、通知画像がユーザによって操作される場合に、上記の実施例のように、サーバから既に受信済みの関連情報をメモリから取得してもよいし、本変形例のように、サーバから関連情報を受信することによって関連情報を取得してもよい。
【0069】
(変形例6)上記の実施例では、アプリ40は、端末装置10にインストールされるネイティブアプリである。これに代えて、アプリ40は、クラウドアプリであってもよいし、ウェブアプリであってもよいし、ハイブリッドアプリであってもよい。
【0070】
(変形例7)上記の実施例では、図2図7の各処理がソフトウェア(例えばアプリ40)によって実行されるが、これらの各処理のうちの少なくとも1つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
【0071】
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【0072】
本特許出願時の特許請求の範囲において、各請求項が一部の請求項のみに従属している場合であっても、各請求項が当該一部の請求項のみに従属可能であることに限定されない。技術的に矛盾しない範囲において、各請求項は、出願時に従属していない他の請求項にも従属可能である。即ち、各請求項の技術は以下のように様々に組み合わせることができる。
(項目1)
端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のメモリに登録される1個以上の登録装置のうちのいずれかの登録装置に所定機能を実行させることが可能であり、
前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
サーバから受信される通知情報に対応する通知画像が前記端末装置の表示部に表示され、かつ、前記通知画像がユーザによって操作される場合に、所定画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、
前記通知画像が前記ユーザによって操作される場合に、前記1個以上の登録装置のうちの第1の登録装置に関連する関連情報であって、前記サーバから受信される前記関連情報を取得する取得部と、
前記所定画面に含まれる所定オブジェクトが前記ユーザによって操作される場合に、前記関連情報を利用して所定処理を実行する処理実行部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
(項目2)
前記取得部は、前記通知情報が特定のモデル名対応する通知を示す情報であり、かつ、前記1個以上の登録装置のうちのデフォルト装置が前記特定のモデル名に対応する前記第1の登録装置である場合に、前記デフォルト装置である前記第1の登録装置に関連する前記関連情報を取得する、項目1に記載のコンピュータプログラム。
(項目3)
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
前記通知情報が前記特定のモデル名に対応する通知を示す情報であり、かつ、前記1個以上の登録装置のうちのデフォルト装置が前記特定のモデル名とは異なるモデル名に対応する第2の登録装置である場合に、前記デフォルト装置を前記第2の登録装置から前記特定のモデル名に対応する前記第1の登録装置に変更する変更部として機能させる、項目2に記載のコンピュータプログラム。
(項目4)
前記取得部は、前記第1の登録装置に関連する複数個の関連情報が存在する場合に、前記複数個の関連情報のうちの最新の関連情報を取得する、項目1から3のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
(項目5)
前記1個以上の登録装置のそれぞれは印刷装置であり、
前記所定機能は印刷機能であり、
前記関連情報は、前記第1の登録装置である特定の印刷装置に装着されるべき消耗品の購入時に利用可能なクーポンコードであり、
前記所定処理は、前記消耗品を購入するための位置情報であって、前記クーポンコードを含む前記位置情報を生成する処理を含む、項目1から4のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【符号の説明】
【0073】
2:通信システム、4:LAN、6:インターネット、10:端末装置、12:操作部、14:表示部、20:ネットワークインターフェース、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、36:OSプログラム、38:ブラウザプログラム、40:プリンタアプリケーション、50:通知テーブル、100,150:プリンタ、200:サーバ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7