(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024073892
(43)【公開日】2024-05-30
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/20 20120101AFI20240523BHJP
【FI】
G06Q50/20
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022184862
(22)【出願日】2022-11-18
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-12-08
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
2.SWIFT
3.KOTLIN
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】稲津 敬太
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC34
5L050CC34
(57)【要約】 (修正有)
【課題】プログラム学習を効果的に行うことができる情報処理装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、利用者に関する情報を示す利用者情報及びプログラム学習の学習コンテンツに関する利用者の学習履歴情報に基づいて利用者に提供する学習コンテンツを選定する選定部と、選定した学習コンテンツを利用者端末に提供する提供部と、利用者端末から利用者の学習コンテンツに関する操作情報を受け付ける受付部と、操作情報に基づいて利用者の学習コンテンツに対する回答を採点する採点部と、利用者の採点結果に基づいて利用者の学習到達度を評価する評価部と、それぞれ異なる条件でランキングを算出する対象となる利用者を特定したうえで、特定された利用者の前記学習到達度に基づいて特定された利用者の中での利用者の順位を示すランキング情報を複数生成するランキング部と、ランキング情報を利用者端末に通知する通知部と、を備える。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者に関する情報を示す利用者情報、及びプログラム学習に関する学習コンテンツに関する利用者の学習履歴示す学習履歴情報に基づいて利用者に提供する前記学習コンテンツを選定する選定部と、
利用者端末に前記選定部が選定した前記学習コンテンツを提供する提供部と、
利用者端末から利用者の前記学習コンテンツに関する操作情報を受け付ける受付部と、
前記操作情報に基づいて利用者の前記学習コンテンツに対する回答を採点する採点部と、
利用者の前記学習コンテンツに対する採点結果に基づいて利用者の学習到達度を評価する評価部と、
それぞれ異なる条件でランキングを算出する対象となる利用者を特定したうえで、特定された利用者の前記学習到達度に基づいて特定された利用者の中での利用者の順位を示すランキング情報を複数生成するランキング部と、
生成された前記ランキング情報を利用者端末に通知する通知部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記ランキング部は、前記利用者情報に基づいて、利用者の属性ごとの利用者の集団における利用者の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記ランキング部は、前記学習履歴情報に含まれる利用者の前記学習コンテンツの学習完了日に基づいて、学習到達度が所定の値に到達した日が早い順を示すランキング情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記ランキング部は、前記学習コンテンツのカテゴリーごとの利用者の集団における学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
利用者に関する情報を示す利用者情報、及びプログラム学習に関する学習コンテンツに対する利用者の学習履歴示す学習履歴情報に基づいて利用者に提供する前記学習コンテンツを選定するステップと、
利用者端末に選定した前記学習コンテンツを提供するステップと、
利用者端末から利用者の前記学習コンテンツに関する操作情報を受け付けるステップと、
前記操作情報に基づいて利用者の前記学習コンテンツに対する回答を採点するステップと、
利用者の前記学習コンテンツに対する採点結果に基づいて利用者の学習到達度を評価するステップと、
それぞれ異なる条件でランキングを算出する対象となる利用者を特定したうえで、特定された利用者の前記学習到達度に基づいて特定された利用者の中での利用者の順位を示すランキング情報を複数生成するステップと、
生成された前記ランキング情報を利用者端末に通知するステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項6】
利用者に関する情報を示す利用者情報、及びプログラム学習に関する学習コンテンツに対する利用者の学習履歴示す学習履歴情報に基づいて利用者に提供する前記学習コンテンツを選定するステップと、
利用者端末に選定した前記学習コンテンツを提供するステップと、
利用者端末から利用者の前記学習コンテンツに関する操作情報を受け付けるステップと、
前記操作情報に基づいて利用者の前記学習コンテンツに対する回答を採点するステップと、
利用者の前記学習コンテンツに対する採点結果に基づいて利用者の学習到達度を評価するステップと、
それぞれ異なる条件でランキングを算出する対象となる利用者を特定したうえで、特定された利用者の前記学習到達度に基づいて特定された利用者の中での利用者の順位を示すランキング情報を複数生成するステップと、
生成された前記ランキング情報を利用者端末に通知するステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、急速な情報化の進展によりIT(Information Technology)技術者に対する需要が増加している。しかしながら、IT技術者の育成が追い付いておらず、IT技術者が不足しており、将来的にもIT技術者の不足が懸念されていた。他方、英語学習に対する需要の増加により英語学習アプリなどの利用が拡大している状況にあった。
【0003】
例えば、下記の特許文献1には、アルゴリズムの基本構成要素の理解と、それらを使ったソースプログラムをトレースする能力を動的な教材により修得することができるプログラミング学習支援システムが開示されている。このようなプログラム学習支援システムを用いることで、プログラム学習を効率化することが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のプログラミング学習支援システムは、利用者同士の交流を行うことができなった。また、プログラミング学習自体は利用者が単独で行う必要があり、利用者同士で学習意欲の維持向上を図ることができなかった。本開示は上記課題を鑑み、プログラム学習を効果的に行うことができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る情報処理装置は、利用者に関する情報を示す利用者情報、及びプログラム学習に関する学習コンテンツに関する利用者の学習履歴示す学習履歴情報に基づいて利用者に提供する前記学習コンテンツを選定する選定部と、利用者端末に前記選定部が選定した前記学習コンテンツを提供する提供部と、利用者端末から利用者の前記学習コンテンツに関する操作情報を受け付ける受付部と、前記操作情報に基づいて利用者の前記学習コンテンツに対する回答を採点する採点部と、利用者の前記学習コンテンツに対する採点結果に基づいて利用者の学習到達度を評価する評価部と、それぞれ異なる条件でランキングを算出する対象となる利用者を特定したうえで、特定された利用者の前記学習到達度に基づいて特定された利用者の中での利用者の順位を示すランキング情報を複数生成するランキング部と、生成された前記ランキング情報を利用者端末に通知する通知部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、プログラム学習を効果的に行うことができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る情報処理装置の提供部が提供する学習コンテンツの一例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る情報処理装置のランキング部の学習到達度のクラス分けの一例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係る利用者情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係る学習履歴情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係る学習コンテンツ記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【
図9】
図9は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。
【
図10】
図10は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
【
図11】
図11は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。
【0010】
(実施形態)
〔1.実施形態に係る情報処理〕
〔1-1.実施形態に係る情報処理の一例〕
まず、
図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図1では、実施形態に係る情報処理が情報処理装置100、利用者端末200により実行される例を示す。以下、実施形態に係る情報処理についてステップごとに順を追って説明する。
【0011】
まず、情報処理装置100は、利用者情報、及び学習履歴情報に基づいて利用者U1に提供する学習コンテンツを選定する(ステップS1)。例えば、情報処理装置100は、後述して説明する利用者情報記憶部121から利用者U1の利用者情報を読み出して、当該の利用者情報に含まれる学習希望内容情報に応じて、利用者U1に提供する学習コンテンツのカテゴリーを選定する。次に、情報処理装置100は、利用者U1の学習履歴情報を後述して説明する学習履歴情報記憶部122から読み出す。次に、情報処理装置100は、後述して説明する学習コンテンツ記憶部123に記憶されている選定されたカテゴリーに含まれる学習コンテンツのうち、利用者U1の学習が完了していない学習コンテンツを利用者U1に提供する学習コンテンツとして選定する。なお、情報処理装置100は、利用者U1の学習到達度と学習コンテンツの対象レベルを照らし合わせて、利用者U1に提供する学習コンテンツを選定してもよい。なお、学習コンテンツは、プログラムに関する学習のためのコンテンツであり、例えば、Scala、Phython、R言語、JavaScript(登録商標)、Ruby、PHP、Java、C#、C++、Kotlin、Swift、COBOL、Go言語、C言語などのプログラム言語に関する学習コンテンツであってよい。
【0012】
次に、情報処理装置100は、選定されたプログラムに関する学習コンテンツを利用者U1の利用者端末200に提供する(ステップS2)。例えば、情報処理装置100は、
図4に示すような学習コンテンツを利用者端末200に提供する。ここで、
図4を用いて利用者端末200に提供する学習コンテンツについて説明する。
図4は、実施形態に係る情報処理装置の提供部が提供する学習コンテンツの一例を示す図である。
図4には、学習コンテンツの一例として実践的なコードテストが利用者端末200の画面Gに表示されている様子が描かれている。
図4の画面Gに示す学習コンテンツでは、プログラムのコードが表示されており、プログラムのコードの一部に空白(1)が表示され、問題11として「上記(1)に入るコードを記載しなさい」と表示されている。
図4に示す学習コンテンツを提供された利用者U1は、当該の空白(1)を埋めるコードを入力し、回答ボタンを押して、問題11に対する回答として入力したコードを情報処理装置100に送信する。
【0013】
次に、情報処理装置100は、利用者U1の学習コンテンツに関する操作情報を受け付ける(ステップS3)。ここで、操作情報とは、利用者の利用者端末200に表示された学習コンテンツに対する操作を表す情報であって、例えば、利用者のコードの入力内容や選択肢の選択結果を示す情報である。例えば、利用者端末200に
図4に示す学習コンテンツが提供された場合であれば、情報処理装置100は、利用者U1が空白(1)を埋めるコードとして入力したコードを操作情報として受け付ける。学習コンテンツの回答方式が選択式の場合は、利用者が選択した選択肢に関する情報を受け付けてよい。
【0014】
次に、情報処理装置100は、受け付けた操作情報に基づいて利用者U1の回答の採点を行う(ステップS4)。例えば、情報処理装置100は、利用者端末200に
図4に示す学習コンテンツが提供された場合であれば、利用者U1が入力したコードが正答に一致するか否かを判定し、正答に一致した場合は採点の点数を高く設定する。なお、点数の設定は任意に行ってよく、例えば、学習コンテンツの正答に一致していた場合は、10点と設定してよい。また、情報処理装置100が利用者に提供した学習コンテンツと、それに対する利用者の操作情報とを対応付けてIT技術者が利用する他の情報処理端末に提供して、IT技術者が利用者U1の学習コンテンツに対する回答の採点を行い、当該のIT技術者の採点結果を利用者U1の回答に対する採点結果としてもよい。
【0015】
次に、情報処理装置100は、利用者U1の複数の採点結果に基づいて利用者の学習到達度の評価を行う(ステップS5)。例えば、情報処理装置100は、利用者U1に複数の学習コンテンツを提供し、利用者U1の学習コンテンツに対する回答の採点結果が集まった段階で、利用者U1の学習到達度の評価を行ってよい。例えば、情報処理装置100は、複数の学習コンテンツに対する回答の採点結果の合計値に応じた学習到達度をあらかじめ設定しておいて、それに準じて利用者U1の回答の採点結果の合計値に応じて学習到達度を決定してよい。例えば、学習到達度を数値で表す場合であれば、採点結果の合計値が10点の場合は、学習到達度が10、採点結果の合計値が100点の場合は、学習到達度が100のように採点結果に比例して学習到達度が増加する方式によって設定してよい。また、利用者の学習到達度を5段階のクラスに分けて定義してもよい。ここで、
図5を用いて学習到達度のクラス分けの定義の一例について説明する。
図5は、実施形態に係る情報処理装置のランキング部の学習到達度のクラス分けの一例を示す図である。
図5に示すように、学習到達度が低い方から順に、「初心者」、「駆け出しエンジニア」、「一般エンジニア」、「上級エンジニア」、「最上級エンジニア」の5段階のクラスに分けて定義してもよい。
【0016】
次に、情報処理装置100は、複数の利用者の学習到達度に基づいて利用者のランキング情報を生成する(ステップS6)。例えば、まず、情報処理装置100は、任意の基準に沿って、ランキング情報の生成対象となる利用者を特定する。次に、情報処理装置100は、特定した利用者の学習到達度を学習履歴情報記憶部122から読み出して、特定された利用者の中での利用者U1の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する。
【0017】
次に、情報処理装置100は、生成したランキング情報を利用者端末200に通知する(ステップS7)。例えば、情報処理装置100は、利用者端末200に利用者U1の順位を示すランキング情報を通知する。例えば、情報処理装置100は、ランキング情報の生成対象となった利用者の総数と、その中での利用者U1の順位を示すランキング情報を通知してよい。また、情報処理装置100は、複数の基準ごとに生成された複数のランキング情報を利用者端末200に提供してよく、複数の基準に沿ったランキング情報を通知された利用者端末200は、複数の基準ごとの利用者U1の順位と、複数の基準に沿って特定された利用者の総数を並べて表示してよい。
【0018】
これによれば、利用者に学習コンテンツを提供し、利用者の学習コンテンツに対する回答の採点結果に応じた学習到達度に基づいてランキング情報を利用者に提供することができる。そのため、利用者は他の利用者と競争する意識を持ってプログラム学習に意欲的に取り組むことができる。
【0019】
〔1-2.実施形態に係る情報処理の他の例〕
情報処理装置100は、利用者情報に基づいて、利用者の属性ごとの利用者の集団における利用者の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する。
【0020】
この情報処理について順を追って説明する。まず、情報処理装置100は、
図1に示したステップS1からS5と同じ処理を実行する。ステップS1からS5は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0021】
次に、情報処理装置100は、利用者情報に基づいて、利用者の属性ごとの利用者の集団における利用者の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する(ステップS6-1)。この場合、例えば、情報処理装置100は、利用者情報に含まれる生年月日に基づいて、利用者を年代別に分けて、利用者の年代ごとの利用者の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成してよい。また、情報処理装置100は、利用者情報に含まれる登録日に基づいて、利用者を登録日が早い方から順に複数のグループに分けて、利用者U1が含まれるグループにおける利用者U1の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成してもよい。
【0022】
次に、情報処理装置100は、
図1に示したステップS7と同じ処理を実行する。ステップS7は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0023】
これによれば、利用者の属性ごとの利用者の集団における利用者の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成して、プログラム学習の利用者に提供することができる。そのため、複数の異なる基準に沿った利用者の順位を把握できることから、特定の基準に沿った順位によって利用者の学習意欲が減退することを防ぐことができる。
【0024】
〔1-3.実施形態に係る情報処理の他の例〕
情報処理装置100は、学習履歴情報に含まれる利用者の学習コンテンツの学習完了日に基づいて、学習到達度が所定の値に到達した日が早い順を示すランキング情報を生成する。
【0025】
この情報処理について順を追って説明する。まず、情報処理装置100は、
図1に示したステップS1からS5と同じ処理を実行する。ステップS1からS5は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0026】
次に、情報処理装置100は、学習履歴情報に含まれる利用者の学習コンテンツの学習完了日に基づいて、学習到達度が所定の値に到達した日が早い順を示すランキング情報を生成する(ステップS6-2)。例えば、学習到達度を5段階のレベルに分けて定義する場合において、利用者U1の学習到達度が「最上級エンジニア」に到達していたとする。この場合、情報処理装置100は、最上位のレベルを示す「最上級エンジニア」に到達している利用者を特定する。次に、情報処理装置100は、特定された「最上級エンジニア」に到達している利用者の中での、利用者U1の学習完了日に基づいて、「最上級エンジニア」に到達した日が早い順を示すランキング情報を生成する。つまり、この場合、ランキング情報には、「最上級エンジニア」に到達した利用者の総数と、当該の利用者の中での利用者U1の「最上級エンジニア」に到達した日が早い順の順位を示す情報が含まれる。
【0027】
次に、情報処理装置100は、
図1に示したステップS7と同じ処理を実行する。ステップS7は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0028】
これによれば、学習到達度が所定の値に到達した日が早い順を示すランキング情報を生成して、プログラム学習の利用者に提供することができる。そのため、利用者のプログラム学習の学習意欲を掻き立てることが可能となることから、利用者はプログラム学習を効果的に行うことができる。
【0029】
〔1-4.実施形態に係る情報処理の他の例〕
情報処理装置100は、学習コンテンツのカテゴリーごとの利用者の集団における学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する。
【0030】
この情報処理について順を追って説明する。まず、情報処理装置100は、
図1に示したステップS1からS5と同じ処理を実行する。ステップS1からS5は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0031】
次に、情報処理装置100は、学習コンテンツのカテゴリーごとの利用者の集団における学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する(ステップS6-3)。例えば、情報処理装置100は、利用者情報に含まれる利用者U1の学習希望内容情報が示す学習コンテンツのカテゴリーに合致する学習コンテンツを学習済みの利用者を、学習履歴情報記憶部122から特定する。次に、情報処理装置100は、学習履歴情報記憶部122に記憶された特定された利用者の学習到達度に基づいて、特定された利用者の中での利用者U1の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する。なお、カテゴリーは、プログラムの利用分野によって分類してよく、例えば、組み込み系、WEBシステム系、業務システム系、モバイルアプリ系、人工知能系のように分類してよい。
【0032】
次に、情報処理装置100は、
図1に示したステップS7と同じ処理を実行する。ステップS7は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0033】
これによれば、学習コンテンツのカテゴリーごとの利用者の集団における学習到達度の順位を示すランキング情報を生成して、生成したランキング情報を利用者に提供することができる。そのため、利用者は自分が学習しているカテゴリーの学習コンテンツを学習している他の利用者の集団の中での自分の順位を把握することができることから、利用者の学習意欲を保って利用者がプログラム学習を続けることに寄与することができる。
【0034】
〔2.情報処理システムの構成〕
次に、
図2を用いて実施形態に係る情報処理システムの構成について説明する。
図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置100と、利用者端末200と、ネットワークNを有する。
【0035】
情報処理装置100は、例えばPC(Personal Computer)、WS(Work Station)、サーバの機能を備えるコンピュータなどの情報処理装置であってよい。情報処理装置100は、利用者端末200からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
【0036】
利用者端末200は、利用者が利用する情報処理装置である。利用者端末200は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、デスクトップ型PC、ノート型PC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置であってよい。なお、
図1に示す例においては、利用者端末200がスマートフォンである場合を示している。
【0037】
ネットワークNは、情報処理装置100と、利用者端末200を有線、又は無線により相互に通信可能に接続する。ネットワークNが有線の場合は、IEEE802.3に規定されるイーサネット(登録商標)(ETHERNET(登録商標))により実現されてよい。また、ネットワークNが無線の場合は、IEEE802.11に規定される無線LAN(Local Area Network)により実現されてよい。
【0038】
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、
図3を用いて、情報処理装置100の構成について説明する。
【0039】
図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130と、を有する。
【0040】
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線LAN(Local Area Network)カード等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末200等との間で情報の送受信を行う。
【0041】
(記憶部120について)
記憶部120は、主記憶装置と外部記憶装置とを備える。主記憶装置は、制御部130が実行するプログラム、あるいは、制御部130が処理するデータを記憶する。主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等のような半導体メモリ素子によって実現されてよい。外部記憶装置は、制御部130が処理するデータを保存する。外部記憶装置は、例えば、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)、磁気テープ、光ディスク等によって実現されてよい。
【0042】
図3に示すように、記憶部120は、利用者情報記憶部121と、学習履歴情報記憶部122と、学習コンテンツ記憶部123を有する。以下、これらの構成について順を追って説明する。
【0043】
(利用者情報記憶部121について)
利用者情報記憶部121は、利用者に関する情報を示す利用者情報を記憶する。ここで、
図6を用いて、利用者情報記憶部121が記憶する情報の一例を説明する。
図6は、実施形態に係る利用者情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0044】
図6に示す例において、利用者情報記憶部121は、「利用者ID」、「利用者氏名」、「生年月日」、「登録日」、「学習希望内容情報」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0045】
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子であり、文字列や数字などによって表される。「利用者氏名」は、利用者の氏名を表す情報であり、文字列などによって表される。「生年月日」は、利用者の生年月日を示す情報である。「登録日」は、「利用者ID」が示す利用者が登録した日にちを示す情報である。「学習希望内容情報」は、「利用者ID」が示す利用者が学習を希望する学習コンテンツのカテゴリーを示す情報である。ここで、学習コンテンツのカテゴリーは、プログラムに利用分野によって分類されてよく、例えば、組み込み系、組み込み系、WEBシステム系、業務システム系、モバイルアプリ系、人工知能系のように分類してよい。
【0046】
すなわち、
図6においては、利用者ID「UID#1」により識別される利用者の氏名が「UNAME#1」であり、当該利用者の生年月日が「BTDATE#1」であり、当該利用者の登録日が「RGDATE#1」であり、当該利用者の学習希望内容情報が「RQ#1」である例が示されている。
【0047】
なお、利用者情報記憶部121に記憶される情報は、「利用者ID」、「利用者氏名」、「生年月日」、「登録日」、「学習希望内容情報」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の利用者に関係する情報が記憶されてよい。
【0048】
(学習履歴情報記憶部122について)
学習履歴情報記憶部122は、利用者の学習コンテンツに対する学習履歴に関する情報を記憶する。ここで、
図7を用いて、学習履歴情報記憶部122が記憶する情報の一例を説明する。
図7は、実施形態に係る学習履歴情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0049】
図7に示す例において学習履歴情報記憶部122は、「利用者ID」、「学習済みコンテンツID」、「採点結果」、「学習完了日」、「学習到達度」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0050】
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子であり、文字列や数字などによって表される。「学習済みコンテンツID」は、「利用者ID」により識別される利用者の学習が完了したコンテンツを識別する識別子であり、文字列や数字などによって表される。「採点結果」は、「利用者ID」により識別される利用者の「学習済みコンテンツID」により識別されるコンテンツの採点結果を示す。「学習完了日」は、「利用者ID」により識別される利用者が「学習済みコンテンツID」により識別されるコンテンツの学習が完了した日時を示す。「学習到達度」は、「利用者ID」により識別される利用者の学習到達度を示す情報であり、例えば、数値や所定の基準に沿って分類されたレベルによって表される。
【0051】
すなわち、
図7においては、利用者ID「UID#1」により識別される利用者の学習済みコンテンツIDが「CTID#1」であり、当該コンテンツの当該利用者の採点結果が「SCR#1-1」であり、当該コンテンツの当該利用者の学習完了日が「DATE#1-1」であり、利用者ID「UID#1」により識別される利用者の学習到達度が「LV#1」である例が示されている。
【0052】
なお、学習履歴情報記憶部122に記憶される情報は、「利用者ID」、「学習済みコンテンツID」、「採点結果」、「学習完了日」、「学習到達度」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の学習履歴に関係する情報が記憶されてよい。
【0053】
(学習コンテンツ記憶部123について)
学習コンテンツ記憶部123は、を記憶する。ここで、
図8を用いて、学習コンテンツ記憶部123が記憶する情報の一例を説明する。
図8は、実施形態に係る学習コンテンツ記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0054】
図8に示す例において学習コンテンツ記憶部123は、「学習コンテンツID」、「学習コンテンツデータ」、「対象レベル」、「カテゴリー」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0055】
「学習コンテンツID」は、学習コンテンツを識別する識別子であり、文字列や数字などによって表される。「学習コンテンツデータ」は、「学習コンテンツID」により識別される学習コンテンツのデータである。「対象レベル」は、「学習コンテンツID」により識別される学習コンテンツの対象となる利用者の学習到達度のレベルを示す。「カテゴリー」は、「学習コンテンツID」により識別される学習コンテンツの分類を示す。
【0056】
すなわち、
図8においては、学習コンテンツID「CTID#1」により識別される学習コンテンツのデータが「CTDT#1」であり、当該学習コンテンツの対象レベルが「LB#1」であり、当該学習コンテンツのカテゴリーが「CG#1」である例が示されている。
【0057】
なお、学習コンテンツ記憶部123に記憶される情報は、「学習コンテンツID」、「学習コンテンツデータ」、「対象レベル」、「カテゴリー」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の学習コンテンツに関係する情報が記憶されてよい。
【0058】
(制御部130について)
次に、
図3に戻って、制御部130について説明する。制御部130は、情報処理装置100を制御するコントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100の記憶部120に記憶されている各種プログラムを読み出して、RAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array))等の集積回路により実現されてもよい。
【0059】
制御部130は、
図3に示すように、選定部131と、提供部132と、受付部133と、採点部134と、評価部135と、ランキング部136と、通知部137を有する。制御部130は、記憶部120からプログラムを読み出して、RAMを作業領域として実行することで、これらの機能を実現して、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。以下、これらの処理を、順を追って説明する。
【0060】
(選定部131について)
選定部131は、利用者に関する情報を示す利用者情報、及びプログラム学習に関する学習コンテンツに関する利用者の学習履歴を示す学習履歴情報に基づいて利用者に提供する学習コンテンツを選定する。例えば、選定部131は、利用者情報記憶部121から利用者の利用者情報を読み出して、当該の利用者情報に含まれる学習希望内容情報に応じて、利用者に提供する学習コンテンツのカテゴリーを選定する。次に、選定部131は、利用者の学習履歴情報を学習履歴情報記憶部122から読み出す。そして、選定部131は、学習コンテンツ記憶部123に記憶されている選定されたカテゴリーに含まれる学習コンテンツのうち、利用者の学習が完了していない学習コンテンツを利用者に提供する学習コンテンツとして選定する。なお、選定部131は、利用者U1の学習到達度と学習コンテンツの対象レベルを照らし合わせて、利用者に提供する学習コンテンツを選定してもよい。
【0061】
(提供部132について)
提供部132は、利用者端末200に選定部131が選定した学習コンテンツを提供する。例えば、提供部132は、
図4に示すような学習コンテンツを利用者端末200に提供する。ここで、
図4を用いて利用者端末200に提供する学習コンテンツについて説明する。
図4には、学習コンテンツの一例として実践的なコードテストが利用者端末200の画面Gに表示されている様子が描かれている。
図4の画面Gに示す学習コンテンツでは、プログラムのコードが表示されており、プログラムのコードの一部に空白(1)が表示され、問題11として「上記(1)に入るコードを記載しなさい」と表示されている。
図4に示す学習コンテンツを提供された利用者は、当該の空白(1)を埋めるコードを入力し、回答ボタンを押して、問題11に対する回答として入力したコードを情報処理装置100に送信する。なお、提供部132が提供する学習コンテンツは、
図4に示す例に限定されることなく、プログラムに関する知識を問う学習コンテンツや、選択式によって利用者の回答を受け付ける方式の学習コンテンツなどであってもよい。
【0062】
(受付部133について)
受付部133は、利用者端末200から利用者の学習コンテンツに関する操作情報を受け付ける。ここで、操作情報とは、利用者の利用者端末200に表示された学習コンテンツに対する操作を表す情報であって、例えば、利用者のコードの入力内容や選択肢の選択結果を示す情報である。例えば、利用者端末200に
図4に示す学習コンテンツが提供された場合であれば、受付部133は、利用者が空白(1)を埋めるコードとして入力したコードを操作情報として受け付ける。また、受付部133は、学習コンテンツの回答方式が選択式の場合は、利用者が選択した選択肢に関する情報を受け付けてよい。
【0063】
(採点部134について)
採点部134は、操作情報に基づいて利用者の学習コンテンツに対する回答を採点する。例えば、採点部134は、利用者端末200に
図4に示す学習コンテンツが提供された場合であれば、利用者が入力したコードが正答に一致するか否かを判定し、正答に一致した場合は採点の点数を10点と設定する。なお、この場合の点数の設定は任意に行ってよい。また、採点部134は、利用者に提供した学習コンテンツと、それに対する利用者の操作情報とを対応付けて、IT技術者が利用する情報処理端末に提供して、IT技術者が利用者の学習コンテンツに対する回答の採点を行い、当該のIT技術者の採点結果を利用者の回答に対する採点結果としてもよい。
【0064】
(評価部135について)
評価部135は、利用者の学習コンテンツに対する採点結果に基づいて利用者の学習到達度を評価する。例えば、評価部135は、利用者に複数の学習コンテンツを提供し、当該の利用者の学習コンテンツに対する回答の採点結果が集まった段階で、当該の利用者の学習到達度の評価を行ってよい。例えば、評価部135は、複数の学習コンテンツに対する回答の採点結果の合計値に応じた学習到達度をあらかじめ設定しておいて、それに準じて利用者の回答の採点結果の合計値に応じて学習到達度を決定してよい。例えば、学習到達度を数値で表す場合であれば、採点結果の合計値が10点の場合は、学習到達度が10、採点結果の合計値が100点の場合は、学習到達度が100のように採点結果に比例して学習到達度が増加する方式に設定してよい。また、利用者の学習到達度を5段階のクラスに分けて定義してもよい。ここで、
図5を用いて学習到達度のクラス分けの定義の一例について説明する。
図5に示すように、学習到達度が低い方から順に、「初心者」、「駆け出しエンジニア」、「一般エンジニア」、「上級エンジニア」、「最上級エンジニア」の5段階のクラスに分けて学習到達度のクラスを定義してもよい。
【0065】
(ランキング部136について)
ランキング部136は、それぞれ異なる条件でランキングを算出する対象となる利用者を特定したうえで、特定された利用者の学習到達度に基づいて特定された利用者の中での利用者の順位を示すランキング情報を複数生成する。例えば、ランキング部136は、任意の基準に沿って、ランキング情報の生成対象となる利用者を特定する。次に、ランキング部136は、特定した利用者の学習到達度を学習履歴情報記憶部122から読み出して、特定された利用者の中での利用者の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する。以下に、ランキング部136の具体的な処理の例を、順を追って説明する。
【0066】
ランキング部136は、利用者情報に基づいて、利用者の属性ごとの利用者の集団における利用者の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する。例えば、ランキング部136は、利用者情報に含まれる生年月日に基づいて、利用者を年代別に分けて、利用者の年代ごとの利用者の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成してよい。また、ランキング部136は、利用者情報に含まれる登録日に基づいて、利用者を登録日が早い方から順に複数のグループに分けて、ランキング情報の生成対象となる利用者が含まれるグループにおける当該の利用者の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成してもよい。
【0067】
ランキング部136は、学習履歴情報に含まれる利用者の学習コンテンツの学習完了日に基づいて、学習到達度が所定の値に到達した日が早い順を示すランキング情報を生成する。例えば、学習到達度を5段階のレベルに分けて定義する場合において、ランキング情報の生成対象となる利用者の学習到達度が「最上級エンジニア」に到達していたとする。この場合、ランキング部136は、最上位のレベルを示す「最上級エンジニア」に到達している利用者を学習履歴情報記憶部122に記憶されている情報に基づいて特定する。次に、ランキング部136は、特定された「最上級エンジニア」に到達している利用者の中での、ランキング情報の生成対象となる利用者の学習完了日に基づいて、「最上級エンジニア」に到達した日が早い順を示すランキング情報を生成する。つまり、この場合、ランキング情報には、「最上級エンジニア」に到達した利用者の総数と、当該の利用者の中でのランキング情報の生成対象となる利用者の「最上級エンジニア」に到達した日が早い順の順位を示す情報が含まれる。
【0068】
ランキング部136は、学習コンテンツのカテゴリーごとの利用者の集団における学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する。例えば、ランキング部136は、利用者情報に含まれる利用者の学習希望内容情報が示す学習コンテンツのカテゴリーに合致する学習コンテンツを学習済みの利用者を、学習履歴情報記憶部122に記憶された情報に基づいて特定する。次に、ランキング部136は、学習履歴情報記憶部122に記憶された特定された利用者の学習到達度に基づいて、特定された利用者の中でのランキング情報の生成対象となる利用者の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する。なお、カテゴリーは、プログラムの利用分野によって分類してよく、例えば、組み込み系、WEBシステム系、業務システム系、モバイルアプリ系、人工知能系のように分類してよい。
【0069】
(通知部137について)
通知部137は、生成されたランキング情報を利用者端末200に通知する。例えば、通知部137は、利用者端末200にランキング情報の生成対象の利用者の順位を示すランキング情報を通知する。例えば、通知部137は、ランキング情報の生成対象となった利用者の総数と、その中でのランキング情報の生成対象となる利用者の順位を示すランキング情報を通知してよい。また、通知部137は、複数の基準ごとに生成された複数のランキング情報を利用者端末200に提供してよく、複数の基準に沿ったランキング情報を提供された利用者端末200は、複数の基準ごとのランキング情報の生成対象となる利用者の順位と、複数の基準に沿って特定された利用者の総数を並べて表示してよい。
【0070】
〔4.利用者端末の構成〕
次に、
図9を用いて、実施形態に係る利用者端末200の構成について説明する。
図9は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。
図9に示すように、利用者端末200は、通信部210と、入力部220と、出力部230と、制御部240を有する。
【0071】
通信部210は、例えば、NIC、無線LANカード等によって実現される。そして、通信部210は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100との間で各種の情報の送受信を行う。
【0072】
入力部220は、利用者から各種の操作情報が入力される。例えば、入力部220は、タッチパネルにより表示面(例えば出力部230)を介して利用者からの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部220は、利用者端末200に設けられたボタンや、利用者端末200に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0073】
出力部230は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット型端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。つまり、利用者端末200は、入力部220がタッチパネルである場合は、出力部230である表示画面により利用者の入力を受け付け、利用者への出力も行う。また、出力部230は、スピーカーであってもよく、スピーカーにより音声を出力してよい。
【0074】
制御部240は、例えば、CPUやMPU等によって、利用者端末200に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部240は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
【0075】
図9に示すように、制御部240は、受付部241と、提供部242と、通知部243を有する。
【0076】
受付部241は、利用者の学習コンテンツに対する操作情報を受け付ける。例えば、受付部241は、入力部220を介して入力された利用者のコードの入力内容や、学習コンテンツに対する回答の選択肢を示す操作情報を受け付ける。受付部241は、利用者の学習コンテンツに対する操作情報を受け付けたら、受け付けた操作情報を情報処理装置100に通信部110を介して送信する。
【0077】
提供部242は、利用者に学習コンテンツを提供する。例えば、提供部242は、
図4に示すような態様により出力部230に学習コンテンツを表示させて利用者に学習コンテンツを提供する。
図4には、学習コンテンツの一例として実践的なコードテストが利用者端末200の出力部230に表示されている様子が描かれている。
図4に示す学習コンテンツでは、プログラムのコードが表示されており、プログラムのコードの一部に空白(1)が表示され、問題11として「上記(1)に入るコードを記載しなさい」と表示されている。提供部242は、このように出力部230に学習コンテンツを表示させることにより、利用者に学習コンテンツを提供してよい。
【0078】
通知部243は、利用者にランキング情報を通知する。例えば、通知部243は、利用者端末200の出力部230に利用者の順位を示すランキング情報を表示させることによって、利用者にランキング情報を通知する。例えば、通知部243は、ランキングの対象として特定された利用者の総数と、その中でのランキング情報の生成対象となる利用者の順位を示すランキング情報を出力部230に表示させてよい。また、通知部243は、複数の基準ごとに生成された複数のランキング情報を利用者端末200の出力部230に表示させてよく、例えば、複数の基準ごとの利用者の順位と、複数の基準に沿って特定された利用者の総数を並べて表示してよい。
【0079】
〔5.情報処理のフロー〕
次に、
図10を用いて、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。
図10は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。以下、
図10に示すフローチャートに沿って、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。
【0080】
まず、情報処理装置100は、利用者情報、及び学習履歴情報に基づいて利用者に提供する学習コンテンツを選定する(ステップS101)。次に、情報処理装置100は、利用者端末200に選定した学習コンテンツを提供する(ステップS102)。そして、情報処理装置100は、利用者端末200から利用者の学習コンテンツに関する操作情報を受け付ける(ステップS103)。そして、情報処理装置100は、操作情報に基づいて利用者の学習コンテンツに対する回答を採点する(ステップS104)。そして、情報処理装置100は、利用者の学習コンテンツに対する採点結果に基づいて利用者の学習到達度を評価する(ステップS105)。そして、情報処理装置100は、学習到達度に基づいて利用者の順位を示すランキング情報を生成する(ステップS106)。そして、情報処理装置100は、生成されたランキング情報を利用者端末200に通知する(ステップS107)。
【0081】
これによれば、利用者に学習コンテンツを提供し、利用者の学習コンテンツに対する回答の採点結果に応じた学習到達度に基づいてランキング情報を利用者に提供することができる。そのため、利用者は他の利用者と競争する意識を持ってプログラム学習に意欲的に取り組むことができる。したがって、プログラム学習を効果的に行うことができる情報処理装置100、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することができる。
【0082】
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る情報処理装置100は、例えば
図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図11は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
【0083】
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが記憶される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
【0084】
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
【0085】
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
【0086】
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0087】
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
【0088】
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、情報処理装置100の制御部130の機能を実現する。
【0089】
〔7.構成と効果〕
本開示に係る情報処理装置100は、利用者に関する情報を示す利用者情報、及びプログラム学習に関する学習コンテンツに関する利用者の学習履歴を示す学習履歴情報に基づいて利用者に提供する学習コンテンツを選定する選定部131と、利用者端末200に選定部131が選定した学習コンテンツを提供する提供部132と、利用者端末200から利用者の学習コンテンツに関する操作情報を受け付ける受付部133と、操作情報に基づいて利用者の学習コンテンツに対する回答を採点する採点部134と、利用者の学習コンテンツに対する採点結果に基づいて利用者の学習到達度を評価する評価部135と、それぞれ異なる条件でランキングを算出する対象となる利用者を特定したうえで、特定された利用者の学習到達度に基づいて特定された利用者の中での利用者の順位を示すランキング情報を複数生成するランキング部136と、生成されたランキング情報を利用者端末200に通知する通知部137と、を備える。
【0090】
この構成によれば、利用者に学習コンテンツを提供し、利用者の学習コンテンツに対する回答の採点結果に応じた学習到達度に基づいてランキング情報を利用者に提供することができる。そのため、利用者は他の利用者と競争する意識を持ってプログラム学習に意欲的に取り組むことができる。したがって、プログラム学習を効果的に行うことができる情報処理装置100を提供することができる。
【0091】
本開示に係る情報処理装置100のランキング部136は、利用者情報に基づいて、利用者の属性ごとの利用者の集団における利用者の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する。
【0092】
この構成によれば、利用者の属性ごとの利用者の集団における利用者の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成して、プログラム学習の利用者に提供することができる。そのため、利用者は複数の異なる基準に沿った利用者の順位を把握できることから、特定の基準に沿った順位によって利用者の学習意欲が減退することを防ぐことができる。
【0093】
本開示に係る情報処理装置100のランキング部136は、学習履歴情報に含まれる利用者の学習コンテンツの学習完了日に基づいて、学習到達度が所定の値に到達した日が早い順を示すランキング情報を生成する。
【0094】
この構成によれば、学習到達度が所定の値に到達した日が早い順を示すランキング情報を生成して、プログラム学習の利用者に提供することができる。そのため、利用者のプログラム学習の学習意欲を掻き立てることが可能となることから、利用者はプログラム学習を効果的に行うことができる。
【0095】
本開示に係る情報処理装置100のランキング部136は、学習コンテンツのカテゴリーごとの利用者の集団における学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する。
【0096】
この構成によれば、学習コンテンツのカテゴリーごとの利用者の集団における学習到達度の順位を示すランキング情報を生成して、生成したランキング情報を利用者に提供することができる。そのため、利用者は自分が学習しているカテゴリーの学習コンテンツを学習している他の利用者の集団の中での自分の順位を把握することができることから、利用者の学習意欲を保って利用者がプログラム学習を続けることに寄与することができる。
【0097】
本開示に係る情報処理方法は、利用者に関する情報を示す利用者情報、及びプログラム学習に関する学習コンテンツに対する利用者の学習履歴を示す学習履歴情報に基づいて利用者に提供する学習コンテンツを選定するステップと、利用者端末200に選定した学習コンテンツを提供するステップと、利用者端末200から利用者の学習コンテンツに関する操作情報を受け付けるステップと、操作情報に基づいて利用者の学習コンテンツに対する回答を採点するステップと、利用者の学習コンテンツに対する採点結果に基づいて利用者の学習到達度を評価するステップと、それぞれ異なる条件でランキングを算出する対象となる利用者を特定したうえで、特定された利用者の学習到達度に基づいて特定された利用者の中での利用者の順位を示すランキング情報を複数生成するステップと、生成されたランキング情報を利用者端末200に通知するステップと、を含む。
【0098】
この構成によれば、利用者に学習コンテンツを提供し、利用者の学習コンテンツに対する回答の採点結果に応じた学習到達度に基づいてランキング情報を利用者に提供することができる。そのため、利用者は他の利用者と競争する意識を持ってプログラム学習に意欲的に取り組むことができる。したがって、プログラム学習を効果的に行うことができる情報処理方法を提供することができる。
【0099】
本開示に係る情報処理プログラムは、利用者に関する情報を示す利用者情報、及びプログラム学習に関する学習コンテンツに対する利用者の学習履歴を示す学習履歴情報に基づいて利用者に提供する学習コンテンツを選定するステップと、利用者端末200に選定した学習コンテンツを提供するステップと、利用者端末200から利用者の学習コンテンツに関する操作情報を受け付けるステップと、操作情報に基づいて利用者の学習コンテンツに対する回答を採点するステップと、利用者の学習コンテンツに対する採点結果に基づいて利用者の学習到達度を評価するステップと、それぞれ異なる条件でランキングを算出する対象となる利用者を特定したうえで、特定された利用者の学習到達度に基づいて特定された利用者の中での利用者の順位を示すランキング情報を複数生成するステップと、生成されたランキング情報を利用者端末200に通知するステップと、をコンピュータに実行させる。
【0100】
この構成によれば、利用者に学習コンテンツを提供し、利用者の学習コンテンツに対する回答の採点結果に応じた学習到達度に基づいてランキング情報を利用者に提供することができる。そのため、利用者は他の利用者と競争する意識を持ってプログラム学習に意欲的に取り組むことができる。したがって、プログラム学習を効果的に行うことができる情報処理プログラムを提供することができる。
【0101】
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0102】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、選定部131は、選定手段や選定回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0103】
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 利用者情報記憶部
122 学習履歴情報記憶部
123 学習コンテンツ記憶部
130 制御部
131 選定部
132 提供部
133 受付部
134 採点部
135 評価部
136 ランキング部
137 通知部
200 利用者端末
210 通信部
220 入力部
230 出力部
240 制御部
241 受付部
242 提供部
243 通知部
N ネットワーク
【手続補正書】
【提出日】2023-04-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者に関する情報を示す利用者情報、及びプログラム学習に関する学習コンテンツに関する当該利用者の学習到達度と所定の対象レベルとを照らし合わせて当該利用者に提供する前記学習コンテンツを選定する選定部と、
利用者端末に前記選定部が選定した前記学習コンテンツを提供する提供部と、
利用者端末から利用者の前記学習コンテンツに関する操作情報を受け付ける受付部と、
前記操作情報に基づいて利用者の前記学習コンテンツに対する回答を採点する採点部と、
利用者の前記学習コンテンツに対する採点結果に基づいて当該利用者の学習到達度を評価する評価部と、
それぞれ異なる条件でランキングを算出する対象となる利用者を特定したうえで、特定された利用者の前記学習到達度に基づいて特定された利用者の中での利用者の順位を示すランキング情報を複数生成するランキング部と、
生成された前記ランキング情報を利用者端末に通知する通知部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記ランキング部は、前記利用者情報に基づいて、利用者の属性ごとの利用者の集団における利用者の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記ランキング部は、利用者の学習履歴情報に含まれる当該利用者の前記学習コンテンツの学習完了日に基づいて、学習到達度が所定の値に到達した日が早い順を示すランキング情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記ランキング部は、前記学習コンテンツのカテゴリーごとの利用者の集団における学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
利用者に関する情報を示す利用者情報、及びプログラム学習に関する学習コンテンツに関する当該利用者の学習到達度と所定の対象レベルとを照らし合わせて当該利用者に提供する前記学習コンテンツを選定する選定工程と、
利用者端末に選定した前記学習コンテンツを提供する提供工程と、
利用者端末から利用者の前記学習コンテンツに関する操作情報を受け付ける受付工程と、
前記操作情報に基づいて利用者の前記学習コンテンツに対する回答を採点する採点工程と、
利用者の前記学習コンテンツに対する採点結果に基づいて当該利用者の学習到達度を評価する評価工程と、
それぞれ異なる条件でランキングを算出する対象となる利用者を特定したうえで、特定された利用者の前記学習到達度に基づいて特定された利用者の中での利用者の順位を示すランキング情報を複数生成するランキング工程と、
生成された前記ランキング情報を利用者端末に通知する通知工程と、
を含む情報処理方法。
【請求項6】
利用者に関する情報を示す利用者情報、及びプログラム学習に関する学習コンテンツに関する当該利用者の学習到達度と所定の対象レベルとを照らし合わせて当該利用者に提供する前記学習コンテンツを選定する選定手順と、
利用者端末に選定した前記学習コンテンツを提供する提供手順と、
利用者端末から利用者の前記学習コンテンツに関する操作情報を受け付ける受付手順と、
前記操作情報に基づいて利用者の前記学習コンテンツに対する回答を採点する採点手順と、
利用者の前記学習コンテンツに対する採点結果に基づいて当該利用者の学習到達度を評価する評価手順と、
それぞれ異なる条件でランキングを算出する対象となる利用者を特定したうえで、特定された利用者の前記学習到達度に基づいて特定された利用者の中での利用者の順位を示すランキング情報を複数生成するランキング手順と、
生成された前記ランキング情報を利用者端末に通知する通知手順と、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【手続補正書】
【提出日】2023-08-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者に関する情報を示す利用者情報、及びプログラム学習に関する学習コンテンツに関する当該利用者の所定の利用者集団における学習到達度と所定の対象レベルとを照らし合わせて、当該利用者の学習が完了していない学習コンテンツを当該利用者に提供する前記学習コンテンツを選定する選定部と、
利用者端末に前記選定部が選定した前記学習コンテンツを提供する提供部と、
利用者端末から利用者の前記学習コンテンツに関する操作情報を受け付ける受付部と、
前記操作情報に基づいて利用者の前記学習コンテンツに対する回答を採点する採点部と、
利用者の前記学習コンテンツに対する採点結果に基づいて当該利用者の前記学習到達度を評価する評価部と、
それぞれ異なる条件でランキングを算出する対象となる利用者を特定したうえで、特定された利用者の前記学習到達度に基づいて特定された利用者の中での利用者の順位を示すランキング情報を複数生成するランキング部と、
生成された前記ランキング情報を利用者端末に通知する通知部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記ランキング部は、前記利用者情報に基づいて、利用者の属性ごとの利用者の集団における利用者の学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記ランキング部は、利用者の学習履歴情報に含まれる当該利用者の前記学習コンテンツの学習完了日に基づいて、前記学習到達度が所定の値に到達した日が早い順を示すランキング情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記ランキング部は、前記学習コンテンツのカテゴリーごとの利用者の集団における学習到達度の順位を示すランキング情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
利用者に関する情報を示す利用者情報、及びプログラム学習に関する学習コンテンツに関する当該利用者の所定の利用者集団における学習到達度と所定の対象レベルとを照らし合わせて、当該利用者の学習が完了していない学習コンテンツを当該利用者に提供する前記学習コンテンツを選定する選定工程と、
利用者端末に選定した前記学習コンテンツを提供する提供工程と、
利用者端末から利用者の前記学習コンテンツに関する操作情報を受け付ける受付工程と、
前記操作情報に基づいて利用者の前記学習コンテンツに対する回答を採点する採点工程と、
利用者の前記学習コンテンツに対する採点結果に基づいて当該利用者の前記学習到達度を評価する評価工程と、
それぞれ異なる条件でランキングを算出する対象となる利用者を特定したうえで、特定された利用者の前記学習到達度に基づいて特定された利用者の中での利用者の順位を示すランキング情報を複数生成するランキング工程と、
生成された前記ランキング情報を利用者端末に通知する通知工程と、
を含む情報処理方法。
【請求項6】
利用者に関する情報を示す利用者情報、及びプログラム学習に関する学習コンテンツに関する当該利用者の所定の利用者集団における学習到達度と所定の対象レベルとを照らし合わせて、当該利用者の学習が完了していない学習コンテンツを当該利用者に提供する前記学習コンテンツを選定する選定手順と、
利用者端末に選定した前記学習コンテンツを提供する提供手順と、
利用者端末から利用者の前記学習コンテンツに関する操作情報を受け付ける受付手順と、
前記操作情報に基づいて利用者の前記学習コンテンツに対する回答を採点する採点手順と、
利用者の前記学習コンテンツに対する採点結果に基づいて当該利用者の前記学習到達度を評価する評価手順と、
それぞれ異なる条件でランキングを算出する対象となる利用者を特定したうえで、特定された利用者の前記学習到達度に基づいて特定された利用者の中での利用者の順位を示すランキング情報を複数生成するランキング手順と、
生成された前記ランキング情報を利用者端末に通知する通知手順と、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。