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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024074126
(43)【公開日】2024-05-30
(54)【発明の名称】ポーカー進行補助システム
(51)【国際特許分類】
   A63F 1/16 20060101AFI20240523BHJP
   A63F 13/80 20140101ALI20240523BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20240523BHJP
   A63F 1/06 20060101ALI20240523BHJP
【FI】
A63F1/16
A63F13/80 C
A63F13/79
A63F1/06 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022185215
(22)【出願日】2022-11-18
(71)【出願人】
【識別番号】522453429
【氏名又は名称】稀代 康平
(74)【代理人】
【識別番号】100137338
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 朋子
(74)【代理人】
【識別番号】100224719
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 隆治
(72)【発明者】
【氏名】稀代 康平
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ポーカーテーブルに適用され、ポーカーの進行を補助するシステムを提供する。
【解決手段】ポーカーテーブルに適用され、ポーカーの進行を補助するポーカー進行補助システムであって、プレイヤの固有ID情報と、プレイヤの着席した座席番号情報とを紐づけ管理するプレイヤ情報管理手段と、プレイヤに配られる手札情報と、固有ID情報とを紐づけ管理する手札情報管理手段と、ゲーム進行者からの指示に関する指示情報を受け付ける指示受付手段と、該指示情報に基づく進行情報を特定する進行情報特定手段と、を有し、進行情報特定手段は、前記指示情報に基づき、アクションを行うプレイヤを特定するアクティブプレイヤ特定部と、該アクティブプレイヤのアクションを特定するアクション特定部と、を有する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポーカーテーブルに適用され、ポーカーの進行を補助するポーカー進行補助システムであって、
前記ポーカー進行補助システムは、
プレイヤの固有ID情報と、プレイヤの着席した座席番号情報とを紐づけ管理するプレイヤ情報管理手段と、
プレイヤに配られる手札情報と、前記固有ID情報とを紐づけ管理する手札情報管理手段と、
ゲーム進行者からの指示に関する指示情報を受け付ける指示受付手段と、
該指示情報に基づく進行情報を特定する進行情報特定手段と、
を有し、
前記進行情報特定手段は、前記指示情報に基づき、
アクションを行うプレイヤを特定するアクティブプレイヤ特定部と、
該アクティブプレイヤのアクションを特定するアクション特定部と、
を有する、
ポーカー進行補助システム。
【請求項2】
前記アクティブプレイヤ特定部は、
ボタン位置情報に基づき特定されたスタートプレイヤ情報と、
前記指示情報受付手段が入力を受け付けたアクション情報の回数に関するアクション回数情報と、
に基づき、アクションを行うプレイヤを特定する、請求項1に記載のポーカー進行補助システム。
【請求項3】
前記手札情報は、手札読取手段が各々のカードに設けられたニ次元コードを読み取ることで取得される情報である、請求項1又は2に記載のポーカー進行補助システム。
【請求項4】
前記指示情報は、音声情報を含む、請求項1又は2に記載のポーカー進行補助システム。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のポーカー進行補助システムを備える、ポーカーテーブル。
【請求項6】
さらに、ゲーム内容分析手段を備え、
前記ゲーム内容分析手段は、プレイヤによるアクション内容の分析を可能とする手段である、請求項1又は2に記載のポーカー進行補助システム。
【請求項7】
ポーカーテーブルに適用され、ポーカーの進行を補助するポーカー進行補助サーバであって、
プレイヤの固有ID情報と、プレイヤの着席した座席番号情報とを紐づけ管理するプレイヤ情報管理手段と、
プレイヤに配られる手札情報と、前記固有ID情報とを紐づけ管理する手札情報管理手段と、
ゲーム進行者からの指示に関する指示情報を受け付ける指示情報受付手段と、
該指示情報に基づく進行情報を特定する進行情報特定手段と、
を有し、
前記進行情報特定手段は、前記指示情報に基づき、
アクションを行うプレイヤを特定するアクティブプレイヤ特定部と、
該アクティブプレイヤのアクションを特定するアクション特定部と、
を有する、ポーカー進行補助サーバ。
【請求項8】
ポーカーテーブルに適用され、ポーカーの進行を補助するポーカー進行補助プログラムであって、
コンピュータを、プレイヤの固有ID情報と、プレイヤの着席した座席番号情報とを紐づけ管理するプレイヤ情報管理手段と、
プレイヤに配られる手札情報と、前記固有ID情報とを紐づけ管理する手札情報管理手段と、
ゲーム進行者からの指示に関する指示情報を受け付ける指示情報受付手段と、
該指示情報に基づく進行情報を特定する進行情報特定手段と、
として機能させ、
前記進行情報特定手段は、前記指示情報に基づき、
アクションを行うプレイヤを特定するアクティブプレイヤ特定部と、
該アクティブプレイヤのアクションを特定するアクション特定部と、
として機能させることを特徴とする、ポーカー進行補助プログラム。
【請求項9】
ポーカーテーブルに適用され、ポーカーの進行を補助するポーカー進行補助方法であって、
システムが、
プレイヤ情報管理手段により、プレイヤの固有ID情報と、プレイヤの着席した座席番号情報とを紐づけ管理するステップと、
手札情報管理手段により、プレイヤに配られる手札情報と、前記固有ID情報とを紐づけ管理するステップと、
指示情報受付手段により、ゲーム進行者からの指示に関する指示情報を受け付けるステップと、
前記進行情報特定手段により、該指示情報に基づく進行情報を特定するステップと、
を備え、
前記進行情報特定手段は、
アクティブプレイヤ特定部により、アクションを行うプレイヤを特定する処理と、
アクション特定部により、該アクティブプレイヤのアクションを特定する処理と、
を含むことを特徴とする、ポーカー進行補助方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はポーカーテーブルに適用され、ポーカーの進行を補助するポーカー進行補助システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ポーカーの人気が高まっている。中でも、テキサスホールデムという種類のポーカーの人気が高まっている。
ここで、ポーカーは、1~2分程度のゲーム(ポーカーではハンドともいう)を繰り返し行い、所有しているチップの増減を競うことに特徴がある。
【0003】
また、テキサスホールデムをはじめとしたポーカーは、ディーラーから各々のプレイヤに配られた所定枚数のトランプ(ポーカーではハンドや手札という。1~2分程度のゲームを指すハンドとの区別のため、以下の説明では手札と表記する)を互いに共有することなく、ゲーム(ハンド)が進行する点に特徴がある。
ポーカーのルール上、ゲーム(ハンド)の最終局面(リバーのベッティングラウンド終了)まで複数プレイヤが残った場合に限り、各々の手札が公開され、役の強さでの勝敗が決定される。
ここで、ポーカーの実情をみると、ゲーム(ハンド)の最終局面(リバーのベッティングラウンド終了)まで複数プレイヤが残るケースは、多くない。つまり、各プレイヤに配られた手札の大半は1ゲームの途中段階で捨てられる(フォールドされる)ものである。そして、フォールドされた手札の中身は他のプレイヤに伝わることなく、次のゲームが進行する。
【0004】
ここで、より精度の高い戦略を練るため、自身のとった戦略(また、相手のとった戦略)を確認できることが望まれていた。
しかし、現実世界で行われるポーカーの性質上、各々のプレイヤの手札とアクションを紐づけた取得は困難であった。
【0005】
ここで、従来、手札に関する情報を読み取り画面上に表示可能とするポーカーテーブルが知られている(図7 参照)。しかし、従来のポーカーテーブルでは、アクティブプレイヤのアクション(Bet額等)については、ディーラー(ゲーム進行者)が内線を用い伝達した情報を、舞台裏で控えている入力者が手入力する必要があった。
【0006】
また、従来、ハンド進行の効率化を目的とした、ポーカーテーブルの提供が試みられている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特表2015-509441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記先行技術のあるところ、本発明は、現実世界で行われるポーカーテーブルに適用され、ポーカーの進行を補助するシステムの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決する本発明は、ポーカーテーブルに適用され、ポーカーの進行を補助するポーカー進行補助システムである。
そして、前記ポーカー進行補助システムは、
プレイヤの固有ID情報と、プレイヤの着席した座席番号情報とを紐づけ管理するプレイヤ情報管理手段と、
プレイヤに配られる手札情報と、前記固有ID情報とを紐づけ管理する手札情報管理手段と、
ゲーム進行者からの指示に関する指示情報を受け付ける指示情報受付手段と、
該指示情報に基づく進行情報を特定する進行情報特定手段と、
を有し、
前記進行情報特定手段は、前記指示情報に基づき、
アクションを行うプレイヤを特定するアクティブプレイヤ特定部と、
該アクティブプレイヤのアクションを特定するアクション特定部と、
を有することを特徴とする。
【0010】
上記形態とすることで、より効果的に、ポーカーの進行を補助するポーカー進行補助システムを提供することができる。
具体的には、ディーラー(ゲーム進行者)のみにより、ポーカーの進行を管理することができる。
【0011】
また、本発明の好ましい実施の形態では、前記アクティブプレイヤ特定部は、
ボタン位置情報に基づき特定されたスタートプレイヤ情報と、
前記指示情報受付手段が入力を受け付けたアクション情報の回数に関するアクション回数情報と、
に基づき、アクションを行うプレイヤを特定する。
上記形態とすることで、より効果的に、ポーカーの進行を補助するポーカー進行補助システムを提供することができる。
【0012】
また、本発明の好ましい実施の形態では、前記手札情報は、手札読取手段が各々のカードに設けられたニ次元コードを読み取ることで取得される情報である。
上記形態とすることで、よりコストを抑えつつ、ポーカーの進行を補助するポーカー進行補助システムを提供することができる。
【0013】
また、本発明の好ましい実施の形態では、さらに、ゲーム内容分析手段を備え、
前記ゲーム内容分析手段は、プレイヤによるアクション内容の分析を可能とする手段である。
上記形態とすることで、ポーカーの進行を補助し、かつ、事後的にポーカーの分析が可能なポーカー進行補助システムを提供することができる。
【0014】
た、本発明の好ましい実施の形態では、前記指示情報は、音声情報を含む。
上記形態とすることで、より効率的に、ポーカーの進行を補助するポーカー進行補助システムを提供することができる。
【0015】
また、本発明は、上記システムを備える、ポーカーテーブルである。
【0016】
また、本発明は、ポーカーテーブルに適用され、ポーカーの進行を補助するポーカー進行補助サーバであって、
プレイヤの固有ID情報と、プレイヤの着席した座席番号情報とを紐づけ管理するプレイヤ情報管理手段と、
プレイヤに配られる手札情報と、前記固有ID情報とを紐づけ管理する手札情報管理手段と、
ゲーム進行者からの指示に関する指示情報を受け付ける指示情報受付手段と、
該指示情報に基づく進行情報を特定する進行情報特定手段と、
を有し、
前記進行情報特定手段は、前記指示情報に基づき、
アクションを行うプレイヤを特定するアクティブプレイヤ特定部と、
該アクティブプレイヤのアクションを特定するアクション特定部と、
を有する、ポーカー進行補助サーバでもある。
【0017】
また、本発明は、ポーカーテーブルに適用され、ポーカーの進行を補助するポーカー進行補助プログラムであって、
コンピュータを、プレイヤの固有ID情報と、プレイヤの着席した座席番号情報とを紐づけ管理するプレイヤ情報管理手段と、
プレイヤに配られる手札情報と、前記固有ID情報とを紐づけ管理する手札情報管理手段と、
ゲーム進行者からの指示に関する指示情報を受け付ける指示情報受付手段と、
該指示情報に基づく進行情報を特定する進行情報特定手段と、
として機能させ、
前記進行情報特定手段は、前記指示情報に基づき、
アクションを行うプレイヤを特定するアクティブプレイヤ特定部と、
該アクティブプレイヤのアクションを特定するアクション特定部と、
として機能させることを特徴とする、ポーカー進行補助プログラムでもある。
【0018】
また、本発明は、ポーカーテーブルに適用され、ポーカーの進行を補助するポーカー進行補助方法であって、
システムが、
プレイヤ情報管理手段により、プレイヤの固有ID情報と、プレイヤの着席した座席番号情報とを紐づけ管理するステップと、
手札情報管理手段により、プレイヤに配られる手札情報と、前記固有ID情報とを紐づけ管理するステップと、
指示情報受付手段により、ゲーム進行者からの指示に関する指示情報を受け付けるステップと、
前記進行情報特定手段により、該指示情報に基づく進行情報を特定するステップと、
を備え、
前記進行情報特定手段は、
アクティブプレイヤ特定部により、アクションを行うプレイヤを特定する処理と、
アクション特定部により、該アクティブプレイヤのアクションを特定する処理と、
を含むことを特徴とする、ポーカー進行補助方法でもある。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、ポーカーテーブルに適用され、ポーカーの進行を補助するシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の一実施形態に係るポーカー進行補助システムの構成図である。
図2】本発明の一実施形態に係るディーラー端末1bの機能ブロック図である。
図3】本発明の一実施形態に係るポーカー進行補助システムの機能ブロック図である。
図4】本発明の一実施形態における、ディーラー端末1bの配置位置及び、ディーラー端末1bの表示を示す参考模式図である。
図5】本発明の一実施形態における、手札読取手段による手札情報の読み取りと、及びイヤーモニター5によるディーラーの発声の取得と、ディーラー端末1bの表示例を示す参考模式図である。
図6】本発明の一実施形態におけるポーカー進行補助処理を示すフローチャートである。
図7】従来技術であって、ディーラーの音声を元に手作業でBet額を入力する様子を示す参考図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明のシステムは、ポーカーテーブルに適用され、現実で行われるポーカーの進行を補助するシステムである。
【0022】
本明細書において、「ポーカーテーブル」とは、ポーカーのプレイが可能な場を指し、ポーカーをプレイするための表示の付された天板を有するテーブル、ポーカーをプレイするための天板と脚とが分離可能に形成されているテーブル、ポーカーマットやポーカーをプレイするための表示の付された天板などを配置可能なテーブル、の何れも含まれる。
【0023】
また、本明細書において、「ポーカー」の種類に特に制限はない。
ポーカーの種別としては、フロップゲーム、ドローゲームを好ましく挙げることができる。
ここで、フロップゲームのポーカーとしては、ノーリミットテキサスホールデム、ポットリミットオマハ、ポットリミットテキサスホールデム、リミットテキサスホールデム、リミットオマハハイローなどを挙げることができる。
ドローゲームのポーカーとしては、2-7TD、NLSD、A-5TD、Archieなどを挙げることができる。
【0024】
以下、図面を参照して、本発明のポーカー進行補助システムの実施例について説明するが、本発明の技術的範囲は実施例に限定されないことは言うまでもない。
【0025】
図1の構成図のように、本実施形態に係るポーカー進行補助システムは、プレイヤが使用するプレイヤ端末1aと、ディーラーの使用するディーラー端末1bと、ポーカー進行補助サーバ2とがネットワークNを介して接続可能に構成されている。
【0026】
ここで、説明の都合上、各々のプレイヤが所有する端末をプレイヤ端末1aと表記する。また、ディーラー(ゲーム進行者)が使用する端末をディーラー端末1bと表記する。
【0027】
プレイヤ端末1aは、演算装置、主記憶装置、補助記憶装置、通信装置、各種の入出力手段等を備えた、一般的なパーソナルコンピュータや、タブレット端末、スマートフォン端末、ゲーム機など、任意のコンピュータ装置によって構成される。そして、プレイヤ端末1aは、本実施形態に係るポーカー進行補助システムの利用が可能なゲームアプリ、SNSアプリ、あるいはウェブブラウザソフトウェアを介して表示されたwebページを可能とする。
【0028】
ここで、プレイヤ端末1aは、ポーカー進行補助システムへのプレイヤ情報の紐づけ処理、ポーカー進行補助システムからのプレイヤ情報の受付処理などを可能とする。
【0029】
また、ディーラー端末1bは、演算装置、主記憶装置、補助記憶装置、通信装置、各種の入出力手段等を備えた、一般的なパーソナルコンピュータや、タブレット端末、スマートフォン端末、ゲーム機など、任意のコンピュータ装置によって構成される。そして、ディーラー端末1bは、本実施形態に係るポーカー進行補助システムの利用が可能なゲームアプリ、SNSアプリ、あるいはウェブブラウザソフトウェアを介して表示されたwebページを可能とする。
【0030】
本実施例において、ディーラー端末1bは、ポーカーテーブルにおける、ディーラーの座席位置近くの机上に設けられている。
ただし、本発明において、ディーラー端末1bは、ポーカーテーブルとは別個にディーラーが所有する形態であってもよい。
【0031】
以下、図2を参照しつつ、ディーラー端末1bについてより詳細を説明する。
【0032】
図2に示すように、ディーラー端末1bは、入力部11と、プレイヤ情報受付部12と、アクション情報受付部13と、表示手段14と、表示部15を備える。
【0033】
入力部11は、タッチパネル、キーボードなど、任意の入力装置によって構成され、プレイヤもしくはディーラー等による座席情報との紐づけの入力を受け付ける装置である。
【0034】
プレイヤ情報受付部12は、固有ID情報を含むプレイヤ情報を受け付ける手段である。ここで、プレイヤ情報受付部12は、後述するプレイヤ情報管理手段により定められたプレイヤの着席する座席番号情報と、プレイヤ情報とを紐づけ受け付ける手段であることが好ましい。
【0035】
アクション情報受付部13は、後述する進行情報特定手段25が出力したアクション情報、アクション情報記憶部26が保持する情報を受け付ける手段である。
【0036】
表示手段14は、データの表示処理を行う手段である。
本実施形態では、表示手段14は、アクション情報受付部13が受け付けたアクション情報を含む映像データの表示処理を行う。
【0037】
表示部15は、タッチパネル、ディスプレイ等の、任意の表示装置によって構成され、表示手段14が表示処理したアクション情報を表示する(図4図5 参照)。
【0038】
ここで、図4上側の図は、現実に行われているポーカーのプレイの画面を示す図であり、図4下側の図はディーラー端末1bの表示画像を示す図である。
【0039】
なお、本実施形態では、プレイヤ端末1a及びディーラー端末1bが、入力部11と、プレイヤ情報受付部12と、アクション情報受付部13と、表示手段14と、表示部15と、を備える構成としている。ここで、本発明においては、上記のそれぞれを個々の端末、ポーカー進行補助サーバ2、装置によって実現する、さらに、各手段と各記憶部とを異なる端末、ポーカー進行補助サーバ2、装置によって実現するなど、プレイヤ端末1a及びディーラー端末1bの機能構成を、任意の構成の端末によって実現してもよい。
【0040】
以下、図3を参照しつつ、ポーカー進行補助サーバ2についてより詳細を説明する。
【0041】
ポーカー進行補助サーバ2は、演算装置、主記憶装置、補助記憶装置、通信装置等を備えた、コンピュータ装置によって構成される。
そして、ポーカー進行補助サーバ2は、本実施形態に係るポーカー進行補助システムの利用のための専用アプリケーション、あるいはウェブブラウザソフトウェアからの要求に基づき、ポーカー進行の補助に必要な情報の提供等を行う。
【0042】
図3に示すように、ポーカー進行補助サーバ2は、プレイヤ情報管理手段21と、プレイヤ情報記憶部22と、手札情報管理手段23と、指示情報受付手段24と、進行情報特定手段25と、アクション情報記憶部26と、出力手段27と、を備える。
【0043】
以下、ポーカー進行補助サーバ2が備える構成について、より詳細を説明する。
【0044】
プレイヤ情報管理手段21は、固有ID情報を含むプレイヤ情報を登録、管理する手段である。
【0045】
本実施形態では、プレイヤ情報は、例えば、固有ID情報、氏名、メールアドレス、電話番号などのプレイヤに関する情報を有する。
ここで、本願明細書において、固有ID情報とは、プレイヤ登録時に決定されるIDであって、プレイヤの自発的な操作によらない限り変更されない識別情報をいう。
【0046】
本発明において、プレイヤ情報は、ポーカーのアクションの統計値(スタッツ)に関するスタッツ情報を有することが好ましい。
ここで、スタッツ情報としては、ハンドへの参加頻度(VPIP)、オープンレイズ頻度(PFR)、3Bet頻度(3Bet)、コンティニュエーションベット頻度(C-Bet)、3Betに対するフォールド頻度(Fold to 3-Bet)、コンティニュエーションベットに対するフォールド頻度(Fold to C-Bet)に関する情報を好ましく挙げることができる。
【0047】
また、プレイヤ情報は、ポーカー進行補助サーバ2の管理する他のプレイヤ情報に紐づけるためのメモ情報を有することが好ましい。
上記形態とすることで、プレイヤは、メモ情報に基づく戦略をたてることができる。
【0048】
また、プレイヤ情報は、過去のポーカーの試合(以下、単にトーナメントという)の成績に関する成績情報、及び/又は、トーナメントでの入賞頻度、入賞履歴に関する入賞情報を備えることが好ましい。
【0049】
また、本実施形態では、プレイヤ情報管理手段21は、各々のプレイヤが有するプレイヤ端末1aからのプレイヤの固有ID情報と、プレイヤの着席した座席番号情報とを紐づけ管理することが好ましい(図5 符号151 参照)。
ここで、座席番号情報は、ポーカーテーブルの識別情報及び、ディーラーの着席位置の右隣の席を座席番号1とし、時計回りに2~9の番号の付された情報(9MAXテーブルの座席番号情報)、時計回りに2~6の番号の付された情報(6MAXテーブルの座席番号情報)、時計回りに2~10の番号の付された情報(10MAXテーブルの座席番号情報)の何れかであることが好ましい(図4図5 参照)。
【0050】
プレイヤ情報記憶部22は、上述のプレイヤ情報管理手段21が管理するプレイヤ情報を記憶する手段である。
本実施形態では、プレイヤ情報記憶部22はプレイヤ端末1aから送られたプレイヤ情報を記憶する。
また、本実施形態では、プレイヤ情報記憶部22はディーラー端末1bから送られたプレイヤ情報(トーナメントの成績情報など)を記憶する。
【0051】
手札情報管理手段23は、各々のプレイヤに配られた手札に関する情報を、記録、管理する手段である。
ここで、手札情報は、各々のプレイヤが保持する手札について、それぞれのカードが保有する、数字(A~13)に関する数字情報、及び、スート(スペード、ハート、ダイヤ、クラブ)に関するスート情報を含むことが好ましい(図5 符号155 参照)。
【0052】
そして、手札情報管理手段23は、各々のプレイヤに配られる手札情報と、各々の固有ID情報とを紐づけ管理する形態であることが好ましい(図5 符号154、符号155 参照)。
【0053】
また、手札情報は、テーブル上であって、各々のプレイヤの着席する座席に対応する位置(座席に座ったプレイヤが手をテーブル上置いたときの、テーブル上の位置)に設けられた手札読取手段31が各々のカードに設けられた情報を読み取ることで、取得される情報であることが好ましい。
ここで、手札読取手段による、各々のカードに設けられた情報の読み取りは、手札情報と紐づけられたニ次元コード41を用いる形態、RFIDを用いる形態、カード表面に印字され、手札情報と紐づけられたマーカー画像を用いる形態の何れの形態であってもよい。カード表面の画像情報から手札情報の読み取りを行ってもよい。
ここで、本発明において、ニ次元コード41としては、QRコード(登録商標)を好ましく挙げることができる。
【0054】
中でも、手札読取手段を備えるテーブルの製造コストを考慮したときに、手札読取手段による手札情報の取得は、各々のカード表面(数字が付された面)に設けられたニ次元コード41を、撮像装置等のニ次元コードリーダー(手札読取手段に相当)が読み取る形態とすることが好ましい。
なお、マーカー画像を用いる形態、カード表面の画像情報から手札情報の読み取りを行う形態の場合も、撮像装置(カメラ)等のリーダーが読み取る。
また、RFIDを用いる形態の場合、NFC(近距離無線通信)リーダーが読み取る。
【0055】
ここで、手札読取手段が取得した手札情報は、座席番号情報と紐付け、ポーカー進行補助サーバ2もしくはディーラー端末1bへ、有線又は無線により、伝達可能に構成されていることが好ましい。
【0056】
ここで、本実施形態においては、テーブルの略中央部分にコミュニティカードに関するコミュニティカード情報を取得する読取手段(図示せず)を備える形態とすることが好ましい。
【0057】
そして、コミュニティカード読取手段を備える形態において、手札情報管理手段23は、テーブルにおける、各々のプレイヤに配られる手札情報及び、テーブル中央に配置されるコミュニティカード情報を対比し、各々のプレイヤが保有する勝率に関する勝率情報を算出、管理する手段であることが好ましい(図5 符号158 参照)。
【0058】
ここで、勝率情報は、予め記録された手役(ワンペア、ツ-ペア・・・フラッシュ、フルハウス、ロイヤルフラッシュ等)に関する情報及び、アウツの数に関する情報に基づき、算出される値であることが好ましい(図5 参照)。
【0059】
指示情報受付手段24は、ディーラー(ゲーム進行者)からの指示に関する情報を受け付け、記録、管理する手段である。ここで、指示情報受付手段24は、ディーラー(ゲーム進行者)からの音声を、音声情報として記録、管理する形態を含む手段とすることもできる。
【0060】
本発明においては、指示情報受付手段24は、例えば、ディーラーが付けているイヤーモニター5、ヘッドセットから取得した音声を受け付ける手段とすることができる(図5 参照)。
また、指示情報受付手段24は、例えば、ポーカーテーブルに設けられた集音機器から取得した音声を受け付ける手段とすることができる。
【0061】
そして、本発明において、指示情報受付手段24は、ポーカーで用いられる、アクション情報を認識し、音声情報として受け付ける手段とすることが好ましい。
ここで、アクション情報は、「Call(他プレイヤのBet額と同額を賭け、勝負を続けることを示す用語)」、「Bet(所定額をBetすることを示す用語)」、「Fold(勝負から降りることを示す用語)」、「Raise(他プレイヤの提示したBet額よりも多い額を賭けることを示す用語)」、「All in(所有チップすべてをBetすることを示す用語)」、「Check(Betすることなく、他プレイヤに順番を回すことを示す用語)」、を含むことが好ましい(図5 符号156 参照)。
【0062】
また、本発明において、指示情報受付手段24は、Bet額に関するBet額情報を認識し、音声情報として受け付ける手段とすることが好ましい。
具体的には、指示情報受付手段24は、「ニヒャクゴジュウ」、「サンゼン」、「twohundred」、などの音声データを「250」、「3000」、「200」という適切な数字情報及び/又はテキスト情報(以下、指示情報受付手段24の受け付けた情報を、単に音声情報とも表記する)へ変換し受け付けることが好ましい(図5 符号156 参照)。
また、指示情報受付手段24は、日本語の他、あらゆる言語の音声情報を認識可能な形態とすることもできる。
【0063】
また、本発明において指示情報受付手段24は、アクション情報を受け付けたのちBet額情報を受け付けることが好ましい(図5 符号156、157 参照)。
【0064】
進行情報特定手段25は、指示情報受付手段24の受け付けた指示情報に基づき、進行情報を特定する手段である。
【0065】
ここで、進行情報特定手段25は、
アクションを行うプレイヤを特定するアクティブプレイヤ特定部と、
該アクティブプレイヤのアクションを特定するアクション特定部と、
を有することが好ましい。
【0066】
(1)アクティブプレイヤ特定部について
以下、アクティブプレイヤ特定部について、より詳細を説明する。
【0067】
アクティブプレイヤ特定部は、指示情報受付手段24の受け付けた、アクション情報に基づき、アクティブプレイヤを特定する形態とすることができる。
【0068】
より好ましい実施の形態では、アクティブプレイヤ特定部は、
ボタン位置情報に基づき特定されたスタートプレイヤ情報と、
指示情報受付手段が入力を受け付けたアクション情報の回数に関するアクション回数情報と、
に基づき、アクションを行うプレイヤを特定する形態とすることができる。
【0069】
ここで、特定されたアクティブレイヤは、ディーラー端末1b上で、識別可能に表示される形態とすることが好ましい。
【0070】
以下、上記のスタートプレイヤ情報及びアクション回数情報の特定処理による、アクティブレイヤの特定についてより詳細を説明する。
【0071】
(i)スタートプレイヤ情報の特定処理
ポーカーの性質上、ボタン位置のプレイヤからみて左隣の座席(一つ前のハンドで、プレイヤの着席している座席)がスモールブラインド(SB)であり、スモールブラインド(SB)の左隣の座席(ハンド開始時に、プレイヤの着席している座席)がビックブライド(BB)となる。
そして、ビックブライド(BB)を支払った座席の左隣の座席(ハンド開始時に、プレイヤの着席している座席)が、スタートプレイヤの座席(UTG)となる(図5 参照)。
【0072】
そのため、ポーカーの性質上、ハンド開始時のボタン位置情報(図5 符号153 参照)に基づき、左隣の座席番号情報(一つ前のハンドで、プレイヤ情報の着席している座席番号情報)をSBとし、SBの左隣の座席番号情報(ハンド開始時に、プレイヤ情報の着席している座席番号情報)をBBとし、左隣の座席番号情報(ハンド開始時に、プレイヤ情報と紐づけられている座席番号情報)をスタートプレイヤと特定することができる。
【0073】
すなわち、本発明においては、ボタン位置情報に基づき、スタートプレイヤ情報を特定することができる。
また、本発明の好ましい実施の形態では、ボタン位置情報と、プレイヤ情報と紐づけられている座席番号情報に基づき、スタートプレイヤ情報を特定することができる。
【0074】
(ii)アクション回数情報の特定処理
本発明においては、指示情報受付手段が入力を受け付けたアクション情報の回数を、アクション回数情報として特定することが好ましい。
【0075】
(iii)アクティブレイヤの特定処理
アクティブプレイヤ特定部は、入力を受け付けたアクション情報の回数に基づき、アクションを行うプレイヤを特定する。
ポーカーの性質上、スタートプレイヤのアクションが終わると、次は、左隣の座席(ハンド開始時に、プレイヤの着席している座席)のプレイヤのアクションとなる。
【0076】
そのため、スタートプレイヤ(スタートプレイヤ情報)を起点として、指示情報受付手段24がアクション情報の入力を受け付ける度に、左隣の座席番号情報(プレイヤ情報の着席している座席番号情報)をアクティブレイヤと特定することができる。
【0077】
(2)アクション特定部について
以下、アクション特定部について、より詳細を説明する。
【0078】
アクション特定部は、例えば、指示情報受付手段24の受け付けた、前述の処理により特定したアクティブプレイヤについて、アクション情報及び/又はBet額情報に基づき、アクティブプレイヤのアクションを特定する形態とすることができる。
【0079】
具体的に例えば、アクション特定部は、「Fold(勝負から降りることを示す用語)」に相当するアクション情報に基づき、該プレイヤが勝負から降りることを特定する形態とすることができる。
また、アクション特定部は、「Call(他プレイヤのBet額と同額を賭け、勝負を続けることを示す用語)」に相当するアクション情報に基づき、該プレイヤが他プレイヤの提示したBet額と同額を賭け、勝負を継続することを特定する形態とすることができる。
【0080】
また、アクション特定部は、「Check(Betすることなく、他プレイヤに順番を回すことを示す用語)」に相当するアクション情報に基づき、Betすることなく他プレイヤに順番を回すことを特定する形態とすることができる。
【0081】
また、アクション特定部は、「Bet(所定額をBetすることを示す用語)」、「Raise(他プレイヤの提示したBet額よりも多くの額を賭けることを示す用語)」、「All in(所有チップすべてをBetすることを示す用語)」に相当するアクション情報に基づき該プレイヤが勝負を継続すること特定し、Bet額情報に基づきアクティブレイヤのBet額を特定する形態とすることができる。
【0082】
アクション情報記憶部26は進行情報特定手段25の特定した進行情報を記録する手段である。
本実施形態では、各々のプレイヤに配られる手札情報と、各々の座席番号情報と、アクション情報とを紐づけ記憶する形態であることが好ましい。
上記形態とすることで、後述のゲーム内容分析手段により、前述のスタッツ情報を算出することができる。
【0083】
出力手段27は、進行情報特定手段25が決定したアクション情報を出力する。
ここで、本発明においては、進行情報特定手段25が決定したアクション情報とともに、手札情報管理手段23が受け付けた手札情報とを、紐づけ出力する形態とすることが好ましい。
上記形態とすることで、アクション情報と手札情報の組み合わせを表示することができ、より優れたポーカー進行補助システムとすることができる。
【0084】
なお、本実施形態では、ポーカー進行補助サーバ2が、プレイヤ情報管理手段21と、プレイヤ情報記憶部22と、手札情報管理手段23と、指示情報受付手段24と、進行情報特定手段25と、アクション情報記憶部26と、出力手段27と、を備える構成としている。
【0085】
また、本発明の好ましい実施の形態では、ポーカー進行補助サーバ2は、さらに、ゲーム内容分析手段を備えることが好ましい。
ここで、ゲーム内容分析手段は、プレイヤによるゲーム内容の分析機能を可能とする手段である。
上記のゲーム内容分析手段を備えることで、プレイヤは、自己のスタッツを把握することができる。
ここで、ゲーム内容分析手段は、前述のアクション情報記憶部26が保有するアクション情報に基づき、プレイヤによるゲーム内容の分析を可能とする手段であることが好ましい。
【0086】
ここで、前記のゲーム内容の分析機能はスタッツ算出機能であることが好ましい。
ここで、前記のゲーム内容の分析機能はハンドレビュー機能であることが好ましい。
【0087】
また、ゲーム内容分析手段は、算出したスタッツを、プレイヤ端末1aに提供可能とすることが好ましい。
上記形態とすることで、現実で行われるポーカーにおいても、自己分析、他プレイヤの分析をすることができる。
【0088】
また、本発明の好ましい実施の形態では、ポーカー進行補助サーバ2は、さらに、音声情報修正手段を備えることが好ましい。
【0089】
音声情報修正手段は、ディーラー端末1bに表示される画面を介して、指示情報受付手段24による認識結果を修正する入力を受け付けて登録する。例えば、ディーラー(ゲーム進行者)の発声自体は、「Fold」であったのに対し指示情報受付手段24が「Call」と認識した場合、ディーラー(ゲーム進行者)はディーラー端末1bに表示された画像を確認しながら認識結果を「Fold」に修正することができる。
【0090】
また、本発明の好ましい実施の形態では、ポーカー進行補助サーバ2は、さらに、アクティブレイヤ修正手段を備えることが好ましい。
アクティブレイヤ修正手段は、ディーラー端末1bに表示される画面を介して、進行情報特定手段25による認識結果を修正する入力を受け付けて登録する。例えば、ディーラー(ゲーム進行者)の発声自体は、「Fold」であったのに対し指示情報受付手段24がその音声情報を認識しなかったことにより現実のアクティブレイヤと表示されるアクティブレイヤが相違する場合には、ディーラー(ゲーム進行者)はディーラー端末1bに表示された画像を確認しながら適切なアクティブレイヤへと修正することができる。
【0091】
また、アクティブレイヤ修正手段は、ディーラー端末1bに表示される画面を介して、バスト(所有チップ0となり、トーナメントから脱落)したプレイヤについて、固有ID情報と座席番号情報の紐づけを解除可能とする手段とすることもできる。
また、アクティブレイヤ修正手段は、ディーラー端末1bに表示される画面を介して、バスト(所有チップ0となり、トーナメントから脱落)したプレイヤについて、リエントリー、リバイ処理(所定量のチップの付与処理)可能とする手段とすることもできる。
【0092】
ここで本発明においては、上記のそれぞれを個々のポーカー進行補助サーバ2装置によって実現する、さらに、各手段と各記憶部とを異なるポーカー進行補助サーバ2装置によって実現するなど、ポーカー進行補助サーバ2の機能構成を、任意の構成のポーカー進行補助サーバ2装置群によって実現してもよい。
【0093】
次いで、本実施形態におけるポーカー進行補助システムにおける各種の処理の流れについて、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0094】
図6は、プレイヤのポーカー進行の補助処理を示すフローチャートである。
以下、図6のフローチャートを示す処理について、説明する。
【0095】
まず、ステップS11では、プレイヤ情報管理手段21がプレイヤ情報を受け付けるプレイヤ情報受付処理を行う。
【0096】
次に、ステップS12では、手札情報管理手段23は、プレイヤに配られる手札情報と、固有ID情報とを紐づけ受け付ける手札情報受付処理を行う。
【0097】
次に、ステップS13では、指示情報受付手段は、ゲーム進行者からの指示に関する指示情報を受け付ける指示情報受付処理を行う。
【0098】
次に、ステップS14では、進行情報特定手段は、指示情報受付手段の受け付けた該指示情報に基づき、進行情報を特定する進行情報特定処理を行う。
ここで、進行情報特定手段は、
アクティブプレイヤ特定部により、アクションを行うプレイヤを特定するアクティブプレイヤ特定処理と、
アクション特定部により、該アクティブプレイヤのアクションを特定するアクション特定処理を行う(図5図6 参照)。
ここで、アクティブプレイヤ特定処理(アクティブプレイヤ特定部の実行する処理)とアクション特定処理(アクション特定部の実行する処理)の好ましい実施の形態は、前述の通りである。
【0099】
次に、ステップS15では、出力手段27は、進行情報特定手段25が決定したアクション情報を出力する(図5図6 参照)。
ここで、出力手段27は、ディーラー端末1bにアクション情報を出力する形態、別途用意された観衆に向けたディスプレイ(図示せず)にアクション情報を出力する形態の何れの形態とすることもできる。
【0100】
本発明においては、各々のプレイヤについて、指示情報受付処理、進行情報特定処理、出力処理を行う。
上記形態とすることで、タイムラグを最小限とした、ポーカーの進行補助システムを提供することができる。
【0101】
そして、ハンドの終了処理を受け付けた後、次のハンドについて、各々のプレイヤに配られた手札に基づき、S11~S15の処理を再度行う。
ここで、ハンドの終了処理は、ゲーム(ハンド)の最終局面(リバーのベッティングラウンド終了)まで複数プレイヤが残った場合、ゲーム(ハンド)の途中でアクティブレイヤが一人となった場合に、ハンドの終了処理がなされる形態とすることが好ましい。
【0102】
上記形態とすることで、ポーカーの進行を補助することができる。
【産業上の利用可能性】
【0103】
本発明は、ポーカーの進行を補助するシステムに利用することができる。
【符号の説明】
【0104】
1a プレイヤ端末
1b ディーラー端末
11 入力部
12 プレイヤ情報受付部
13 アクション情報受付部
14 表示手段
15 表示部
151 固有ID情報と座席番号情報の表示画像
152 座席番号情報の表示画像
153 ボタン位置情報の表示画像
154 固有ID情報の表示画像
155 手札情報の表示画像
156 アクション情報の表示画像
157 Bet額情報の表示画像
158 勝率情報
2 ポーカー進行補助サーバ
21 プレイヤ情報管理手段
22 プレイヤ情報記憶部
23 手札情報管理手段
24 指示情報受付手段
25 進行情報特定手段
26 アクション情報記憶部
27 出力手段
3 ポーカーテーブル
31 手札読取手段
32 ボタン
4 手札
41 ニ次元コード
5 イヤーモニター
N ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7