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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024074334
(43)【公開日】2024-05-31
(54)【発明の名称】ライト及びシステム
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/20 20200101AFI20240524BHJP
   H05B 47/11 20200101ALI20240524BHJP
   H05B 47/16 20200101ALI20240524BHJP
   H05B 47/19 20200101ALI20240524BHJP
   F21K 9/278 20160101ALI20240524BHJP
   F21K 9/238 20160101ALI20240524BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20240524BHJP
   F21V 23/04 20060101ALI20240524BHJP
   G08B 21/00 20060101ALI20240524BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240524BHJP
【FI】
H05B47/20
H05B47/11
H05B47/16
H05B47/19
F21K9/278
F21K9/238 100
F21V23/00 113
F21V23/00 117
F21V23/04 500
G08B21/00 A
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022185413
(22)【出願日】2022-11-21
【新規性喪失の例外の表示】新規性喪失の例外適用申請有り
(71)【出願人】
【識別番号】509101088
【氏名又は名称】ボクシーズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】鳥居 暁
【テーマコード(参考)】
3K014
3K273
5C086
【Fターム(参考)】
3K014AA01
3K014GA03
3K273PA01
3K273QA36
3K273QA37
3K273QA38
3K273RA02
3K273RA13
3K273SA04
3K273SA22
3K273SA34
3K273SA39
3K273SA57
3K273SA60
3K273TA03
3K273TA15
3K273TA41
3K273TA49
3K273TA54
3K273TA71
3K273UA15
3K273UA21
3K273UA22
5C086AA34
5C086BA30
5C086CA30
5C086CB01
5C086CB40
5C086DA03
5C086FA20
5C086GA01
(57)【要約】
【課題】 ライト自体の異常、故障、交換時期などを適切に判断できるライト及びシステムを提供する。
【解決手段】 照明器具のソケットに装着され、照明器具のオン/オフ操作に応じて点灯/消灯するライト1であって、オン/オフ操作に応じて点灯/消灯する発光素子34と、オン/オフ操作の情報を外部に送信する通信モジュール42と、発光素子34及び通信モジュール42を収容するケース2と、を備え、ケース2内には、照度を検出する照度センサ44が設けられ、通信モジュール42は、照度センサ44の検出情報を外部に送信する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明器具のソケットに装着され、前記照明器具のオン/オフ操作に応じて点灯/消灯するライトであって、
前記オン/オフ操作に応じて点灯/消灯する発光部と、
前記オン/オフ操作の情報を外部に送信する通信部と、
前記発光部及び前記通信部を収容するケースと、を備え、
前記ケース内には、照度を検出する照度センサが設けられ、
前記通信部は、前記照度センサの検出情報を外部に送信する、ライト。
【請求項2】
前記ケース内には、温度を検出する温度センサが設けられ、
前記通信部は、前記温度センサの検出情報を外部に送信する、請求項1に記載のライト。
【請求項3】
前記発光部は、
複数の発光素子と、
前記複数の発光素子が所定の間隔で実装される第1面と、その裏側の第2面とを有する第1基板と、を備え、
前記照度センサ及び前記温度センサのうち、少なくともいずれか一方は、前記第1基板の前記第2面側に配置される前記第1基板以外の基板に実装される、請求項2に記載のライト。
【請求項4】
前記第1基板には、前記第1面と前記第2面を連通する開口が設けられる、請求項3に記載のライト。
【請求項5】
前記通信部は、前記発光部が連続点灯状態のとき、所定時間毎に所定の情報を外部に送信し、
前記所定の情報には、前記照度センサ及び前記温度センサの検出情報が含まれる、請求項2に記載のライト。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のライトと、サーバと、を備えたシステムであって、
前記サーバは、前記ライトから外部に送信される情報を取得し、取得した情報と、あらかじめ設定される通知ルールとに基づいて利用者に通知を行う、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ライト及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
電球などのライトは、通常、照明器具のソケットに装着され、照明器具のオン/オフ操作に応じて点灯/消灯する。近年、ライトに通信部を組み込み、オン/オフ操作の情報を外部に送信する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようなライトを用いたシステムによれば、遠隔地で照明器具のオン/オフ操作を確認できるので、高齢者や独居生活者などの見守りを必要とする人の安否確認が可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第7051275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のシステムでは、ライト自体の異常、故障、交換時期などを判断することが難しく、改善の余地がある。
【0005】
そこで、本開示は、ライト自体の異常、故障、交換時期などを適切に判断できるライト及びシステムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの側面では、以下のような解決手段を提供する。
(1)照明器具のソケットに装着され、前記照明器具のオン/オフ操作に応じて点灯/消灯するライトであって、前記オン/オフ操作に応じて点灯/消灯する発光部と、前記オン/オフ操作の情報を外部に送信する通信部と、前記発光部及び前記通信部を収容するケースと、を備え、前記ケース内には、照度を検出する照度センサが設けられ、前記通信部は、前記照度センサの検出情報を外部に送信する。
(2)上記(1)の構成において、前記ケース内には、温度を検出する温度センサが設けられ、前記通信部は、前記温度センサの検出情報を外部に送信する。
(3)上記(2)の構成において、前記発光部は、複数の発光素子と、前記複数の発光素子が所定の間隔で実装される第1面と、その裏側の第2面とを有する第1基板と、を備え、前記照度センサ及び前記温度センサのうち、少なくともいずれか一方は、前記第1基板の前記第2面側に配置される前記第1基板以外の基板に実装される。
(4)上記(3)の構成において、前記第1基板には、前記第1面と前記第2面を連通する開口が設けられる。
(5)上記(2)の構成において、前記通信部は、前記発光部が連続点灯状態のとき、所定時間毎に所定の情報を外部に送信し、前記所定の情報には、前記照度センサ及び前記温度センサの検出情報が含まれる。
(6)上記(1)から(5)のいずれかに記載のライトと、サーバと、を備えたシステムであって、前記サーバは、前記ライトから外部に送信される情報を取得し、取得した情報と、あらかじめ設定される通知ルールとに基づいて利用者に通知を行う。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ライト自体の異常、故障、交換時期などを適切に判断できるライト及びシステムの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】一実施例に係るライトの概要を示す断面図である。
図2】一実施例に係るライトを別角度から見た断面図である。
図3】一実施例に係るライトの発光素子の配置例を示す図である。
図4】一実施例に係るライトの動作手順を示す図である。
図5】一実施例に係るライトを用いたシステムの概要を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
【0010】
図1は、一実施例に係るライト1の概要を示す断面図であり、図2は、一実施例に係るライト1を別角度から見た断面図である。
図1及び図2に示すライト1は、電球タイプの場合を示しており、ライト1の外部を構成するケース2と、ケース2の内部に収容される複数の基板3~5と、を備える。
【0011】
ケース2は、ケース本体21と、ケース本体21の一端側に設けられた口金22と、ケース本体21の他端側に設けられたカバー23と、を有している。
【0012】
ケース本体21は、略円筒形であり、例えば、アルミニウムのように熱伝導性が良好な金属などで形成されていることが望ましい。これにより、ケース本体21が放熱性を有するヒートシンクの役割を果たすことになる。
【0013】
口金22は、E17やE26などの標準的なサイズにより設けることが望ましい。これにより、照明装置の標準的なソケットに装着することができる。
【0014】
カバー23は、透光性の良好なガラスなどにより形成されることが望ましい。光を照射したい方向に合わせてカバー23の内面に散乱剤を塗布してもよい。
【0015】
複数の基板3~5には、例えば、発光部を構成する第1基板3と、通信部を構成する第2基板4と、電源部を構成する第3基板5と、が含まれる。なお、基板3~5の構成は、3つに分かれていることに限定されず、1つ又は2つであってもよく、4つ以上であってもよい。
【0016】
第1基板3は、第1面31と、その裏側の第2面32と、中央付近の開口33と、を有する。第1面31は、カバー23側を向いており、複数の発光素子34が所定の間隔で配置されている。開口33は、第1面31と第2面32を連通する。
【0017】
発光素子34は、電気信号を光信号に変換する電子部品である。例えば、小さな基板の上にLED素子を乗せて電極を繋ぎ、樹脂コーティングされたチップLEDなどがある。発光素子34は、チップLEDに限定されるものではなく、例えば、砲弾型のLEDやレーザーダイオードなどであってもよい。
【0018】
図3は、一実施例に係るライト1の発光素子34の配置例を示す図である。
発光素子34は、第1基板3の第1面31の側に、周方向に所定の間隔で放射状に配置されている。ライト1が照射方向に均一に光を照射する目的で使用する場合には、発光素子34は、周方向に所定の間隔で均一に配置されることが望ましい。
【0019】
また、複数の発光素子34は、1列のみに配置されていてもよいが、複数列に配置されているようにしてもよい。ライト1の大きさや照射する範囲、照射する光の強さなどによって、配置する列の数を決定してもよい。図3において、複数の発光素子34は、2列に配置されているが、これに限定されず、3列あるいはそれ以上であってもよい。また、図3において、複数の発光素子34は、円周上に配置されているが、これに限定されず、例えば、6角形や8角形などの多角形の頂点上や辺上に配置されていてもよい。発光素子34の配置は、ライト1の形状や使用目的に合わせて適宜配置が選択される。
【0020】
図1及び図2に示すように、第2基板4及び第3基板5は、第1基板3の第2面32の側に設けられている。例えば、本実施例の第2基板4及び第3基板5は、所定の間隔で互いに平行に配置され、かつ第1基板3と直交する方向を向いて第1基板3の第2面32の側に設けられている。
【0021】
第2基板4には、アンテナ41と、通信モジュール42と、SIM43と、照度センサ44と、が設けられている。
【0022】
アンテナ41は、第1基板3の開口33を通じて、第1基板3の第1面31の交差方向に延在するように設けられている。これにより、アンテナ41は、第1基板3の第2面32の側に設けられる場合に比べ、外部に対する電波の送信や、外部からの電波の受信を良好に行うことができる。
【0023】
通信モジュール42は、SIM43に書き込まれた固有情報に基づいて、モバイルデータ通信(2G、3G、LTEなど)を行う。例えば、通信モジュール42は、照明器具のオン/オフ操作に応じてオン/オフ操作の情報を外部に送信する。つまり、照明器具のオン/オフ操作により、発光素子34の点灯及び消灯が行われるので、ライト1の点灯及び消灯の状況を外部で判定することが可能になる。
【0024】
照度センサ44は、ケース2内の照度を検出する。通信モジュール42は、照度センサ44の検出値を例えば256段階(0~255)のデジタル信号として取得し、これを外部に送信する。つまり、複数の発光素子34が正常に点灯している場合のケース2内の照度はあらかじめ取得可能なので、外部に送信される照度センサ44の検出値との比較に基づいて、複数の発光素子34が正常に点灯しているか否かを外部で判定することが可能になる。
【0025】
照度センサ44は、所定の温度(例えば、70℃)を超えると、検出精度が低下するなどの支障が生じる可能性がある。そこで、本実施例のライト1では、第1基板3の第2面32の側に配置される第2基板4に照度センサ44を実装する。これにより、第1基板3の第1面31の側に照度センサ44を配置する場合に比べ、照度センサ44に作用する発光素子34の熱の影響を少なくし、照度センサ44の温度上昇を抑制することができる。
【0026】
また、照度センサ44は、第1基板3の開口33の近傍に位置するように、第2基板4の第1基板3の側の端部に実装される。つまり、発光素子34の発光は、カバー23内で乱反射し、第1基板3の開口33を介して第1基板3の第2面32の側にも到達するので、第1基板3の第2面32の側に照度センサ44を配置しても、ケース2内の照度を良好に検出することができる。なお、照度センサ44を設ける位置は、第2基板4に限定されるものではなく、第3基板5などとしてもよい。
【0027】
第3基板5には、電源回路51を構成する複数の電気部品と、温度センサ52と、が設けられている。
【0028】
電源回路51は、照明装置のソケットから供給される電力を口金22を介して入力し、入力した電力をライト1に適合する電力に変換して第1基板3及び第2基板4に供給する。
【0029】
温度センサ52は、ケース2内の温度を検出する。通信モジュール42は、温度センサ52の検出値を例えば1000段階(0~999=0~99.9℃)のデジタル信号として取得し、これを外部に送信する。つまり、複数の発光素子34が正常に点灯している場合のケース2内の温度はあらかじめ取得可能なので、外部に送信される温度センサ52の検出値との比較に基づいて、複数の発光素子34が正常に点灯しているか否かを外部で判定することが可能になる。また、ライト1の点灯直後における温度センサ52の検出温度は、ライト1の外部温度(室温)と略一致するので、ライト1の外部温度に基づいて、部屋の冷暖房の状況などを外部で判定することが可能になる。
【0030】
温度センサ52は、第1基板3の開口33の近傍に位置するように、第3基板5の第1基板3の側の端部に実装される。つまり、発光素子34の発光に伴う熱は、第1基板3の開口33を介して第1基板3の第2面32の側にも到達するので、第1基板3の第2面32の側に温度センサ52を配置しても、ケース2内の温度を良好に検出することができる。また、温度センサ52は、照度センサ44の近傍に配置され、照度センサ44の周囲の温度を検出する。これにより、照度センサ44の温度上昇に伴う誤検出の可能性を外部で適切に判定することが可能になる。なお、温度センサ52を設ける位置は、第3基板5に限定されるものではなく、第2基板4などとしてもよい。また、口金22と第3基板5や、複数の基板3~5同士は、ケーブルやコネクタを介して接続されるが、ケーブルやコネクタの図示は省略する。
【0031】
つぎに、ライト1の動作手順について、図4を参照して説明する。
なお、本実施例では、通信モジュール42が制御機能を備え、この制御機能を利用してライト1の動作を制御するが、通信モジュール42とは別に設けられるマイコンなどの制御ユニットでライト1の動作を制御するようにしてもよい。
【0032】
図4は、一実施例に係るライト1の動作手順を示す図である。
図4に示すように、ライト1は、照明装置のオン操作に応じて通電され、複数の発光素子34の点灯を開始する(S1)。
【0033】
つぎに、ライト1は、点灯時間のタイマー計測を開始する(S2)。点灯時間の計測単位は、例えば30秒である。
【0034】
つぎに、ライト1は、照度センサ44及び温度センサ52の検出値を取得する(S3)。
【0035】
つぎに、ライト1は、電波強度を確認し(S4)、電波強度が不足している場合は、所定以上の電波強度となるまで電波強度の確認を繰り返す。また、ライト1は、所定以上の電波強度であると判断した場合は、つぎのステップS5に進む。
【0036】
ライト1は、ステップS5に進むと、外部との通信を実施する。また、ライト1は、通信を実施した後、所定の待機時間(例えば、30分)だけ待機し(S6)、連続点灯時間が所定の待機時間を超えると、再びステップS5を実行する。つまり、待機時間毎の通信により、通信回数や通信時間が抑制されるので、通信料金が従量制の場合は通信料金を軽減することが可能になる。
【0037】
ライト1は、ステップS5で外部と通信する際、少なくとも、計測した点灯時間と、照度センサ44の検出情報と、温度センサ52の検出情報を外部に送信する。例えば、ライト1は、30分毎に外部に送信する場合、連続点灯時間が30分を超えたとき、点灯時間が30分であると送信し、連続点灯時間が60分を超えたとき、点灯時間が60分であると送信する。ただし、ライト1は、照明装置のOFF操作に応じて通電が遮断されると、外部への送信が困難になるため、30分未満の点灯時間は端数となり切り捨てられる可能性がある。本実施例のライト1では、30分未満の点灯時間を不揮発性メモリで記憶保持し、次回の通電開始時に前回の点灯時間として外部に送信する。これにより、外部においては、30分単位であった前回の点灯時間を30秒単位の点灯時間に補正して記録することが可能になる。なお、また、外部に送信される照度情報及び温度情報の利用方法は後述する。
【0038】
つぎに、ライト1を用いたシステム100について、図5を参照して説明する。
【0039】
図5は、一実施例に係るライト1を用いたシステム100の概要を示す図である。
図5に示すように、システム100は、ライト1と、モバイルデータ通信の基地局110と、サーバ120と、利用者端末130と、基地局110、サーバ120及び利用者端末130を通信可能に接続するネットワーク140と、を備える。これにより、サーバ120は、基地局110及びネットワーク140を介して、ライト1から外部に送信される情報を取得することが可能になる。なお、ライト1とサーバ120との間の通信は、ライト1からサーバ120への片方向であってもよいし、双方向であってもよい。また、利用者端末130は、本システムの利用者が使用するパソコンやスマートフォンなどの情報端末である。
【0040】
サーバ120は、ライト1から外部に送信される情報を取得し、取得した情報と、あらかじめ設定される通知ルールとに基づいて利用者端末130に通知を行う。例えば、高齢者見守り用の通知ルールでは、連続消灯状態が所定時間以上続いた場合や、連続点灯状態が所定時間以上続いた場合に、安否確認が必要である旨の通知を利用者端末130に送信するなどの通知ルールがあらかじめ設定される。
【0041】
また、ライト1の保守用の通知ルールとしては、照度センサ44の検出値が所定の範囲から外れている場合や、温度センサ52の検出値が所定の範囲から外れている場合に、ライト1に何らかの異常や故障が発生したと判断し、ライト1の点検や交換が必要である旨の通知を利用者端末130に送信するなどの通知ルールがあらかじめ設定される。例えば、ライト1が通電状態であるにも拘わらず、照度センサ44の検出照度が所定値よりも低い場合は、ライト1が照明として機能していない、又はライト1の交換時期が近付いていると判断し、利用者端末130にライト1の点検要求を送信する。また、温度センサ52の検出温度が所定値よりも高い場合は、ライト1自体又は外部に何らかの異常が発生したと判断し、利用者端末130にライト1や設置場所の点検要求を送信する。
【0042】
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
【符号の説明】
【0043】
1 ライト
2 ケース
21 ケース本体
22 口金
23 カバー
3 第1基板
31 第1面
32 第2面
33 開口
34 発光素子
4 第2基板
41 アンテナ
42 通信モジュール
43 SIM
44 照度センサ
5 第3基板
51 電源回路
52 温度センサ
100 システム
110 基地局
120 サーバ
130 利用者端末
140 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5