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特開2024-7437海底ケーブルジョイントにおけるデュアルテール形状補償フィルタ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024007437
(43)【公開日】2024-01-18
(54)【発明の名称】海底ケーブルジョイントにおけるデュアルテール形状補償フィルタ
(51)【国際特許分類】
   G02B 6/50 20060101AFI20240110BHJP
   H02G 15/10 20060101ALI20240110BHJP
【FI】
G02B6/50 311
H02G15/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】21
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023105603
(22)【出願日】2023-06-28
(31)【優先権主張番号】63/357,226
(32)【優先日】2022-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】502101180
【氏名又は名称】サブコム,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】エレミヤ エー.メンデス
(72)【発明者】
【氏名】ジョン エー.タウン
(72)【発明者】
【氏名】マイケル バウンディ
(72)【発明者】
【氏名】マーシャ アン スポルディング
(72)【発明者】
【氏名】アンドリュー ディー.メイグス
(72)【発明者】
【氏名】フランシスコ ジェイ.ナティヴィダッド
【テーマコード(参考)】
2H038
5G375
【Fターム(参考)】
2H038AA21
2H038CA37
2H038CA67
5G375AA18
5G375DB22
5G375EA08
(57)【要約】
【課題】本開示は、海底ケーブルジョイントにおけるデュアルテール形状補償フィルタを開示する。
【解決手段】いくつかの実施例において、保持器は、複数のSCFおよび複数のマイクロスプリントを配置するように操作可能であり、該保持器は、第1部分および第2部分を有する本体を含む。保持器は、第1部分を貫通するように延伸する第1チャネルおよび第2チャネルを更に含んでもよく、第1セットのSCFは第1チャネルを貫通するように延伸し、第2セットのSCFは第2チャネルを貫通するように延伸する。保持器は、第1部分を貫通するように延伸する第3チャネルおよび第4チャネルを更に含んでもよく、第1セットのマイクロスプリントは第3チャネルを貫通するように延伸し、第2セットのマイクロスプリントは第4チャネルを貫通するように延伸する。第3セットのマイクロスプリントは第3チャネルを貫通するように延伸し、第1セットのマイクロスプリントと第3セットのマイクロスプリントとは、充填層を介して互いに分離されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の形状補償フィルタ(SCF)および複数のマイクロスプリントと、
複数のSCFおよび前記複数のマイクロスプリントを配置するように操作可能な保持器とを含み、
前記保持器は、
第1部分および第2部分を含む本体と、
前記本体の第1部分を貫通するように延伸する第1チャネルおよび第2チャネルであって、前記複数のSCFのうちの第1セットのSCFが前記第1チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のSCFのうちの第2セットのSCFが前記第2チャネルを貫通するように延伸する第1チャネルおよび第2チャネルと、
前記本体の第1部分を貫通するように延伸する第3チャネルおよび第4チャネルであって、前記複数のマイクロスプリントのうちの第1セットのマイクロスプリントが前記第3チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のマイクロスプリントの第2セットのマイクロスプリントが前記第4チャネルを貫通するように延伸する第3チャネルおよび第4チャネルと、
前記第3チャネルを貫通するように延伸する前記複数のマイクロスプリントのうちの第3セットのマイクロスプリントであって、前記第1セットのマイクロスプリントと前記第3セットのマイクロスプリントとが、第1充填層を介して互いに分離されている第3セットのマイクロスプリントと、を含む、
海底光ケーブル接続アセンブリ。
【請求項2】
前記第4チャネルを貫通するように延伸する前記複数のマイクロスプリントのうちの第4セットのマイクロスプリントであって、前記第2セットのマイクロスプリントと前記第3セットのマイクロスプリントとが、第2充填層を介して互いに分離されている第4セットのマイクロスプリントを更に含む、
請求項1に記載の海底光ケーブル接続アセンブリ。
【請求項3】
前記本体の第2部分を貫通するように延伸する第5チャネルおよび第6チャネルであって、前記複数のSCFのうちの第3セットのSCFが前記第5チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のSCFのうちの第4セットのSCFが前記第6チャネルを貫通するように延伸する第5チャネルおよび第6チャネルと、
前記本体の第2部分を貫通するように延伸する第7チャネルおよび第8チャネルであって、前記複数のマイクロスプリントのうちの第5セットのマイクロスプリントが前記第7チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のマイクロスプリントの第6セットのマイクロスプリントが前記第8チャネルを貫通するように延伸する第7チャネルおよび第8チャネルと、
前記第7チャネルを貫通するように延伸する第7セットのマイクロスプリントであって、前記第5セットのマイクロスプリントと前記第7セットのマイクロスプリントとが、第3充填層を介して互いに分離されている第7セットのマイクロスプリントと、を更に含む、
請求項1に記載の海底光ケーブル接続アセンブリ。
【請求項4】
前記本体の第1部分および第2部分のそれぞれは、第1貫通チャネルおよび第2貫通チャネルを更に含む、
請求項3に記載の海底光ケーブル接続アセンブリ。
【請求項5】
前記複数のSCFのうちの第1セットのSCFおよび前記複数のマイクロスプリントのうちの第1セットのマイクロスプリントは、更に前記第1部分の第2貫通チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のSCFのうちの第2セットのSCFおよび前記複数のマイクロスプリントのうちの第2セットのマイクロスプリントは、更に前記第1部分の第1貫通チャネルを貫通するように延伸する、
請求項4に記載の海底光ケーブル接続アセンブリ。
【請求項6】
前記複数のSCFのうちの第3セットのSCFおよび前記複数のマイクロスプリントのうちの第5セットのマイクロスプリントは、更に前記第2部分の第2貫通チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のSCFのうちの第4セットのSCFおよび前記複数のマイクロスプリントのうちの第6セットのマイクロスプリントは、更に前記第2部分の第1貫通チャネルを貫通するように延伸する、
請求項4に記載の海底光ケーブル接続アセンブリ。
【請求項7】
前記第1チャネル、前記第2チャネル、前記第3チャネルおよび前記第4チャネルのそれぞれは、弓形の輪郭を有する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の海底光ケーブル接続アセンブリ。
【請求項8】
前記複数のマイクロスプリントのうちの第3セットのマイクロスプリントは、前記複数のマイクロスプリントのうちの第1セットのマイクロスプリントよりも径方向に前記本体の中心から離れるように位置決められる、
請求項1から6のいずれか一項に記載の海底光ケーブル接続アセンブリ。
【請求項9】
前記保持器を囲む圧力ハウジングと、
前記圧力ハウジングを囲む絶縁層と、を更に含む、
請求項1から6のいずれか一項に記載の海底光ケーブル接続アセンブリ。
【請求項10】
前記複数のSCFのうちの少なくとも1つのSCFは、単一の金属ハウジング内の複数の光ファイバを含む、
請求項1から6のいずれか一項に記載の海底光ケーブル接続アセンブリ。
【請求項11】
複数の形状補償フィルタ(SCF)および複数のマイクロスプリントを配置するように操作可能な保持器を含む海底ケーブルジョイントであって、
前記保持器は、
中心軸線の反対側に位置する第1部分および第2部分を含む本体と、
前記本体の第1部分を貫通するように延伸する第1チャネルおよび第2チャネルであって、前記複数のSCFのうちの第1セットのSCFが前記第1チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のSCFのうちの第2セットのSCFが前記第2チャネルを貫通するように延伸する第1チャネルおよび第2チャネルと、
前記本体の第1部分を貫通するように延伸する第3チャネルおよび第4チャネルであって、前記複数のマイクロスプリントのうちの第1セットのマイクロスプリントが前記第3チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のマイクロスプリントの第2セットのマイクロスプリントが前記第4チャネルを貫通するように延伸する第3チャネルおよび第4チャネルと、
前記第3チャネルを貫通するように延伸する前記複数のマイクロスプリントのうちの第3セットのマイクロスプリントであって、前記第1セットのマイクロスプリントと前記第3セットのマイクロスプリントとが、第1充填層を介して互いに分離されている第3セットのマイクロスプリントと、を含む、
海底ケーブルジョイント。
【請求項12】
前記第4チャネルを貫通するように延伸する前記複数のマイクロスプリントのうちの第4セットのマイクロスプリントであって、前記第2セットのマイクロスプリントと前記第4セットのマイクロスプリントとが、第2充填層を介して互いに分離されている第4セットのマイクロスプリントを更に含む、
請求項11に記載の海底ケーブルジョイント。
【請求項13】
前記本体の第2部分を貫通するように延伸する第5チャネルおよび第6チャネルであって、前記複数のSCFのうちの第3セットのSCFが前記第5チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のSCFのうちの第4セットのSCFが前記第6チャネルを貫通するように延伸する第5チャネルおよび第6チャネルと、
前記本体の第2部分を貫通するように延伸する第7チャネルおよび第8チャネルであって、前記複数のマイクロスプリントのうちの第5セットのマイクロスプリントが前記第7チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のマイクロスプリントの第6セットのマイクロスプリントが前記第8チャネルを貫通するように延伸する第7チャネルおよび第8チャネルと、
前記第7チャネルを貫通するように延伸する第7セットのマイクロスプリントであって、前記第5セットのマイクロスプリントと前記第7セットのマイクロスプリントとが、第3充填層を介して互いに分離されている第7セットのマイクロスプリントと、を更に含む、
請求項11に記載の海底ケーブルジョイント。
【請求項14】
前記本体の第1部分および第2部分のそれぞれは、第1貫通チャネルおよび第2貫通チャネルを更に含む、
請求項13に記載の海底ケーブルジョイント。
【請求項15】
前記複数のSCFのうちの第1セットのSCFおよび前記複数のマイクロスプリントのうちの第1セットのマイクロスプリントは、更に前記第1部分の第2貫通チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のSCFのうちの第2セットのSCFおよび前記複数のマイクロスプリントのうちの第2セットのマイクロスプリントは、更に前記第1部分の第1貫通チャネルを貫通するように延伸する、
請求項14に記載の海底ケーブルジョイント。
【請求項16】
前記複数のSCFのうちの第3セットのSCFおよび前記複数のマイクロスプリントのうちの第5セットのマイクロスプリントは、更に前記第2部分の第2貫通チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のSCFのうちの第4セットのSCFおよび前記複数のマイクロスプリントのうちの第6セットのマイクロスプリントは、更に前記第2部分の第1貫通チャネルを貫通するように延伸する、
請求項14に記載の海底ケーブルジョイント。
【請求項17】
前記第1チャネル、前記第2チャネル、前記第3チャネルおよび前記第4チャネルのそれぞれは、弓形の輪郭を有する、
請求項11から16のいずれか一項に記載の海底ケーブルジョイント。
【請求項18】
前記複数のマイクロスプリントのうちの第3セットのマイクロスプリントは、前記複数のマイクロスプリントのうちの第1セットのマイクロスプリントよりも径方向に前記本体の中心から離れるように位置決められる、
請求項11から16のいずれか一項に記載の海底ケーブルジョイント。
【請求項19】
複数の形状補償フィルタ(SCF)および複数のマイクロスプリントを配置するように操作可能な保持器であって、
中心軸線の反対側に位置する第1部分および第2部分を含む本体と、
前記本体の第1部分を貫通するように延伸する第1チャネルおよび第2チャネルであって、前記複数のSCFのうちの第1セットのSCFが前記第1チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のSCFのうちの第2セットのSCFが前記第2チャネルを貫通するように延伸する第1チャネルおよび第2チャネルと、
前記本体の第1部分を貫通するように延伸する第3チャネルおよび第4チャネルであって、前記複数のマイクロスプリントのうちの第1セットのマイクロスプリントが前記第3チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のマイクロスプリントの第2セットのマイクロスプリントが前記第4チャネルを貫通するように延伸する第3チャネルおよび第4チャネルと、
前記第3チャネルを貫通するように延伸する前記複数のマイクロスプリントのうちの第3セットのマイクロスプリントであって、前記第1セットのマイクロスプリントと前記第3セットのマイクロスプリントとが、第1充填層を介して互いに分離されている第3セットのマイクロスプリントと、を含む、
保持器。
【請求項20】
前記第4チャネルを貫通するように延伸する前記複数のマイクロスプリントのうちの第4セットのマイクロスプリントであって、前記第2セットのマイクロスプリントと前記第4セットのマイクロスプリントとが、第2充填層を介して互いに分離されている第4セットのマイクロスプリントを更に含む、
請求項19に記載の保持器。
【請求項21】
前記本体の第2部分を貫通するように延伸する第5チャネルおよび第6チャネルであって、前記複数のSCFのうちの第3セットのSCFが前記第5チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のSCFのうちの第4セットのSCFが前記第6チャネルを貫通するように延伸する第5チャネルおよび第6チャネルと、
前記本体の第2部分を貫通するように延伸する第7チャネルおよび第8チャネルであって、前記複数のマイクロスプリントのうちの第5セットのマイクロスプリントが前記第7チャネルを貫通するように延伸し、前記複数のマイクロスプリントの第6セットのマイクロスプリントが前記第8チャネルを貫通するように延伸する第7チャネルおよび第8チャネルと、
前記第7チャネルを貫通するように延伸する第7セットのマイクロスプリントであって、前記第5セットのマイクロスプリントと前記第7セットのマイクロスプリントとが、第3充填層を介して互いに分離されている第7セットのマイクロスプリントと、を更に含む、
請求項19に記載の保持器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2022年6月30日に出願された名称が「Dual Tail Shape Compensation Filter in Submarine Cable Joint」で、米国仮出願番号が63/357226である特許出願に対して、優先権の利益を主張するものであり、その全ての内容を引用により本願に援用する。
【0002】
本開示は、通常、ファイバの保持および保護に関し、より具体的には、光ファイバを組織して固定するための弓形保持器に関する。
【背景技術】
【0003】
光ファイバは、通信ネットワークにおける光信号の伝送路として利用可能である。このような光ファイバは、通常、数マイルおよび大型の水体を貫通するように延伸する必要がある。光ファイバを保護するために、特に、海底または水中環境で、光ファイバは、多層保護を提供する光ケーブル内に含まれてもよい。海底または水中の光ケーブルは、例えば、システム環境条件に応じ、強度部材、チューブ、導体、絶縁、シールド、およびシースの各層を含んでもよい。
【0004】
従来、海底光学システムは、複数のケーブル長さを直列に集積することにより構築され、海底増幅器を定期的に挿入することを含む。複数の増幅器が数百キロ以上に集積されると、このセグメントまたはブロックはテストされる。光伝送信号の形状は、該ブロックを貫通する増幅器による影響を受ける。その結果、光伝送の形状を調整するために、次のブロックの前に、各ブロックの末端に形状補償フィルタを定期的に挿入する。
【0005】
近年、海底光学システムにおける光ファイバ数は、光ファイバパス毎に1つの保護パッケージ内に収容された1つの単一の形状補償フィルタを使用することを可能にする。このような方法は、既に標準的な海底ジョイントハードウェアを用いて光ファイバ数が32本までの光ファイバの全ての形状補償フィルタおよび関連するテールスプライシングを1つの海底ケーブル-ケーブルジョイントに保存した。これらのジョイントは、通常、「均等化ジョイント」または「形状ジョイント」と認識される。
【0006】
しかし、光ファイバ数が32本を超えた光ファイバの場合、形状補償フィルタおよび海底ケーブル-ケーブルジョイントにおける関連する64個のテールスプライシングの保存能力は超えられる。光ファイバ数が32本を超えた光ファイバの場合、1つの従来の解決策は、十分な形状補償を保存するために、ラインに接続された2つのカスケードされた海底ケーブル-ケーブルジョイントを使用する必要がある。しかし、余計な海底ケーブルジョイントの追加コストおよび2つの隣接する海底ケーブルジョイントを処理する時の作業により、該解決策に魅力が欠けている。
【0007】
従来の解決策のこの欠陥および他の欠陥に対して本開示を提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
簡略化された形式で選択された概念を紹介するために、本発明の内容を提供し、これらの概念は、以下の詳細な記述で更に説明する。本発明の内容は、保護を求める主題内容の重要な特徴または基本的な特徴を識別することを目的とするものではなく、保護を求める主題内容の範囲の確定に役立つことを目的とするものでもない。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一態様において、海底光ケーブル接続アセンブリは、複数の形状補償フィルタ(SCF)および複数のマイクロスプリントと、複数のSCFおよび複数のマイクロスプリントを配置するように操作可能な保持器とを含んでもよい。保持器は、第1部分および第2部分を含む本体と、本体の第1部分を貫通するように延伸する第1チャネルおよび第2チャネルであって、複数のSCFのうちの第1セットのSCFが第1チャネルを貫通するように延伸し、複数のSCFのうちの第2セットのSCFが第2チャネルを貫通するように延伸する第1チャネルおよび第2チャネルとを含んでもよい。保持器は、本体の第1部分を貫通するように延伸する第3チャネルおよび第4チャネルであって、複数のマイクロスプリントのうちの第1セットのマイクロスプリントが第3チャネルを貫通するように延伸し、複数のマイクロスプリントのうちの第2セットのマイクロスプリントが第4チャネルを貫通するように延伸する第3チャネルおよび第4チャネルを更に含んでもよい。保持器は、第3チャネルを貫通するように延伸する複数のマイクロスプリントのうちの第3セットのマイクロスプリントであって、第1セットのマイクロスプリントと第3セットのマイクロスプリントとが、第1充填層を介して互いに分離されている第3セットのマイクロスプリントを更に含んでもよい。
【0010】
別の態様において、海底ケーブルジョイントは、複数の形状補償フィルタ(SCF)および複数のマイクロスプリントと、複数のSCFおよび複数のマイクロスプリントを配置するように操作可能な保持器とを含んでもよい。保持器は、中心軸線の反対側に位置する第1部分および第2部分を含む本体と、本体の第1部分を貫通するように延伸する第1チャネルおよび第2チャネルであって、複数のSCFのうちの第1セットのSCFが第1チャネルを貫通するように延伸し、複数のSCFのうちの第2セットのSCFが第2チャネルを貫通するように延伸する第1チャネルおよび第2チャネルとを含んでもよい。保持器は、本体の第1部分を貫通するように延伸する第3チャネルおよび第4チャネルであって、複数のマイクロスプリントのうちの第1セットのマイクロスプリントが第3チャネルを貫通するように延伸し、複数のマイクロスプリントのうちの第2セットのマイクロスプリントが第4チャネルを貫通するように延伸する第3チャネルおよび第4チャネルを更に含んでもよい。保持器は、第3チャネルを貫通するように延伸する複数のマイクロスプリントのうちの第3セットのマイクロスプリントであって、第1セットのマイクロスプリントと第3セットのマイクロスプリントとが、第1充填層を介して互いに分離されている第3セットのマイクロスプリントを更に含んでもよい。
【0011】
更なる態様において、複数の形状補償フィルタ(SCF)および複数のマイクロスプリントを配置するように操作可能な保持器は、中心軸線の反対側に位置する第1部分および第2部分を含む本体と、本体の第1部分を貫通するように延伸する第1チャネルおよび第2チャネルとを含んでもよい。複数のSCFのうちの第1セットのSCFは、第1チャネルを貫通するように延伸することができ、複数のSCFのうちの第2セットのSCFは、第2チャネルを貫通するように延伸することができる。第3チャネルおよび第4チャネルは、本体の第1部分を貫通するように延伸することができ、ここで、複数のマイクロスプリントのうちの第1セットのマイクロスプリントは第3チャネルを貫通するように延伸し、複数のマイクロスプリントの第2セットのマイクロスプリントは第4チャネルを貫通するように延伸する。保持器は、第3チャネルを貫通するように延伸する複数のマイクロスプリントのうちの第3セットのマイクロスプリントであって、第1セットのマイクロスプリントと第3セットのマイクロスプリントとが、第1充填層を介して互いに分離されている第3セットのマイクロスプリントを更に含んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図面は、本開示の例示的な方法を示し、その原理の実際の応用を含み、以下に示すとおりである。
【0013】
図1】本開示の実施例によるアセンブリの斜視図である。
図2】本開示の実施例によるアセンブリの斜視図である。
図3】本開示の実施例によるアセンブリの側断面図である。
図4】本開示の実施例による例示的なアセンブリの一部を示す。
図5】本開示のアセンブリを用いた別の可能な光ケーブル配置を示す。
図6】本開示のアセンブリを用いた別の可能な光ケーブル配置を示す。
図7】本開示のアセンブリを用いて別の可能な光ケーブル配置を示す。
図8】本開示の実施例によるアセンブリ100を用いた光ファイバの屈曲半径の改良を示す。
図9】本開示の実施例によるアセンブリ100を用いた光ファイバの屈曲半径の改良を示す。
図10】本開示の実施例によるデュアルSCF光ファイバ配置を示す。
図11】本開示の実施例によるデュアルSCF光ファイバ配置を示す。
【0014】
図面は、必ずしも縮尺どおりに製作するものではない。図面は表示するためのものに過ぎず、本開示の具体的なパラメータを記述することを意図するものではない。図面は、本開示の例示的な実施例を記述することを目的とし、従って、範囲の制限と見なされるべきではない。図面において、同じ番号は同じ要素を表す。
【0015】
また、明らかに説明するために、いくつかの図面における一部の要素は、省略されてもよいし、縮尺どおりに説明しなくてもよい。断面図ビューは、「スライス」または「近視」の断面図の形式を採用することができ、明らかに説明するために、「実」の断面図で見える一部の背景線は省略される。また、明確にするために、いくつかの図面で、いくつかの参照番号を省略することができる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、以下で図面を参照しながら本開示による方法、デバイス、システムおよび装置についてより全面的に説明し、ここで、様々な実施例を示す。方法、デバイス、システムおよび装置は、多くの異なる形式で具現化でき、且つ、本文に係る実施例に限定されるものと解釈されるべきではない。逆に、これらの実施例を提供することで、本開示を徹底的かつ完全にさせ、且つ、当業者に方法の範囲を十分に伝える。
【0017】
本文に係る実施例は、1つの保護ハウジング内に含まれるデュアル形状補償フィルタを使用し、従来の形状補償ジョイントを有利に改良した。その結果、保護ハウジングの包装密度が低下するとともに、1つの形状ジョイントにおける補償フィルタの能力を追加する。
【0018】
また、「マイクロ」光ファイバスプライシングスプリントを使用し、そのサイズは、従来の光ファイバスプライシングスプリントの約半分であり、単一の形状ジョイントに形状補償フィルタのテールスプライシングの保存能力を追加する。2つのマイクロスプリントと中間で使用される弾性パッドとを組み合わせ、光ファイバスプリントの二重積層を実現する。
【0019】
次に、図1図2に移り、本開示の実施例による海底光ケーブル接続アセンブリ(以下、「アセンブリ」と呼ぶ)100について説明する。図に示すように、アセンブリ100は、2つのケーブル103の自由端を接続するためのハウジング102(ジョイントボックスと呼ばれる場合がある)を含んでもよい。ハウジング102は、複数の光ファイバ105を含んでもよく、これらの光ファイバ105は、広範な光ファイバ通信ネットワークの一部であり、例えば、大きな水体中または下で、長い距離を延伸することができる。本文でより詳細に記述されるように、複数の光ファイバ105は、ハウジング102内に配置された複数の形状補償フィルタ(SCF)および複数のマイクロスプリントを含んでもよい。
【0020】
いくつかの実施例において、アセンブリ100は、各長手方向端部におけるケーブル終端部分108と、それらの間に設けられた中心部分110とを含む。各ケーブル終端部分108は、テーパ状の空洞を有する本体111と、空洞内に取り付けられたテーパ状プラグおよびスリーブ構造とを含む。ケーブル103の高強度ワイヤ112は、本体111の空洞とプラグおよびスリーブとの間に挟まれ、且つ、スリーブの外面は伸び可能であり、プラグが挿入されると、該外面は高強度ワイヤ112の周りに変形する。いくつかの実施例において、本体111、プラグおよびスリーブ構造は、中心軸線に沿って中空であり、これにより、光ファイバ105は無制限にその中を貫通するように延伸することができる。
【0021】
中心部分110は、ケーブル終端部分108の間に設けられて接続され、且つ、光ファイバ105のスプライシング部分を収容して保護する。中心部分110は、バヨネット型のロック配置または任意の既知の所望の配置により、ケーブル終端部分108に取り付けることができる。示されていないが、アセンブリ100は、光ファイバ105を含む内部114を閉じるためのカバーを含んでもよい。
【0022】
いくつかの実施例において、中心部分110は、棚板116を含んでもよく、棚板116は、以下でより詳細に説明されるように、通常、中心部分110を上側と下側のコンパートメントまたは部分に分ける。このような配置において、保持器120は、棚板116の上側と下側に位置決めることができる。また、光ファイバ105は、保持器120から棚板116の一側(即ち、上側または下側)に沿って延伸し、内部114内を周回した後、棚板の反対側で保持器に再進入することができる。
【0023】
次に、図3に移り、アセンブリ100の断面図についてより詳細に説明する。図に示すように、アセンブリ100は、圧力ハウジング122(例えば、鋼)で囲まれた保持器120を含んでもよく、圧力ハウジング122は絶縁層123で囲まれる。保持器120は、第1部分125Aおよび第2部分125Bを有する本体124を含んでもよい。第1部分125Aおよび第2部分125Bは、通常、中心水平軸線「CHA」の反対側に位置する。本体124は、第1部分125Aを貫通するように延伸する第1チャネル126および第2チャネル127を含んでもよく、ここで、複数のSCFのうちの第1セットのSCF128は第1チャネル126を貫通するように延伸し、複数のSCFのうちの第2セットのSCF130は第2チャネル127を貫通するように延伸する。第3チャネル132および第4チャネル134は第1部分125Aを貫通するように延伸することができ、ここで、複数のマイクロスプリントのうちの第1セットのマイクロスプリント135は第3チャネル132を貫通するように延伸する。また、複数のマイクロスプリントのうちの第2セットのマイクロスプリント136は第4チャネル134を貫通するように延伸することができる。
【0024】
いくつかの実施例において、複数のマイクロスプリントのうちの第3セットのマイクロスプリント137は、第3チャネル132を貫通するように延伸することもでき、ここで、第1セットのマイクロスプリント135と第3セットのマイクロスプリント137とは、第1充填層138を介して互いに分離されている。いくつかの実施例において、第1充填層138は、発泡または弾性充填層であってもよい。図に示すように、第1セットのマイクロスプリント135は、第3セットのマイクロスプリント137よりも径方向に保持器120の中心から離れるように位置決めることができる。それに類似し、複数のマイクロスプリントのうちの第4セットのマイクロスプリント139は、第4チャネル134を貫通するように延伸することができ、ここで、第2セットのマイクロスプリント136と第4セットのマイクロスプリント139とは、第2充填層140を介して互いに分離されている。
【0025】
本体124の第2部分125Bは、第1部分125Aに類似する配置を有する。例えば、第5チャネル141および第6チャネル142は、第2部分125Bを貫通するように延伸することができ、複数のSCFのうちの第3セットのSCF143は第5チャネル141を貫通するように延伸し、複数のSCFのうちの第4セットのSCF144は第6チャネル142を貫通するように延伸する。更に示されるように、第7チャネル147および第8チャネル148は、第2部分125Bを貫通するように延伸することもでき、ここで、複数のマイクロスプリントのうちの第5セットのマイクロスプリント149は第7チャネル147を貫通するように延伸し、複数のマイクロスプリントのうちの第6セットのマイクロスプリント150は第8チャネル148を貫通するように延伸する。第7セットのマイクロスプリント151は第7チャネル147を貫通するように延伸することができ、第8セットのマイクロスプリント152は第8チャネル148を貫通するように延伸することができる。第5セットのマイクロスプリント149と第7セットのマイクロスプリント151とは、第3充填層154を介して互いに分離され、第6セットのマイクロスプリント150と第8セットのマイクロスプリント152とは、第4充填層155を介して互いに分離されている。
【0026】
断面端面図に示すように、本体124の第1部分125Aおよび第2部分125Bは、通常、弓形である。それに類似し、チャネル126、127、132、134、141、142、147および148は、通常、弓形である。しかし、本文における実施例はこのコンテキストに限定されない。
【0027】
本体124の第1部分125Aは、1対の貫通チャネル156A、156Bを更に含んでもよい。第1セットのSCF128、第1セットのマイクロスプリント135、および第3セットのマイクロスプリント137からの光ファイバは、貫通チャネル156Bに進入/貫通する。第2セットのSCF130、第2セットのマイクロスプリント136、および第4セットのマイクロスプリント139からの光ファイバは、貫通チャネル156Aに進入/貫通する。それに類似し、本体124の第2部分125Bは、第2対の貫通チャネル157A、157Bを含んでもよい。第3セットのSCF143、第5セットのマイクロスプリント149、および第7セットのマイクロスプリント151からの光ファイバは、貫通チャネル157Aに進入/貫通する。第4セットのSCF144、第6セットのマイクロスプリント150、および第8セットのマイクロスプリント152からの光ファイバは、貫通チャネル157Bに進入/貫通する。
【0028】
図4は、例示的なアセンブリ200の一部(例えば、225Aまたは225B)をより詳細に示す。アセンブリ200は、多くの点で、上記アセンブリ100と同じまたは類似することができ、且つ、その一部225A、225Bは、上記第1部分125Aおよび第2部分125Bと同じまたは類似することができる。従って、簡略化のために、以下、アセンブリ200のいくつかの態様のみについて説明する。同様に、アセンブリ200は、非制限的な2層のマイクロスプリント配置を示す。1.3mmのマイクロスプリントを使用したMJ-T型ジョイントの場合、象限毎に最大51個のマイクロスプリント、合計204個のマイクロスプリントが存在することができる。MJ-S型ジョイントの場合、象限毎に21個までのマイクロスプリント、象限毎に7つのSCF、84個のマイクロスプリントおよび28個のSCFが存在することができる。異なるジョイントタイプ(例えば、AFLまたはSTI+)は、異なるマイクロスプリントのサイズを有してもよいため、異なる数のマイクロスプリントを有することが理解される。
【0029】
図5は、本開示の保持器120を用いた別の可能な光ケーブル配置を示す。MJ-Tの場合、144個のスプライスストレージが必要である。該例において、72個のマイクロスプリントは、第1部分125Aおよび第2部分125Bのそれぞれを貫通するように延伸することができる。いくつかの実施例において、144個のマイクロスプリントのそれぞれは、16mmのマイクロスプリントであってもよく、ここで、第1チャネル126および第2チャネル127は、それぞれ19個のマイクロスプリントを受け入れることができ、第3チャネル132および第4チャネル134は、それぞれ17個のマイクロスプリントを受け入れることができる。それに類似し、第5チャネル141および第6チャネル142は、それぞれ19個のマイクロスプリントを受け入れることができ、第7チャネル147および第8チャネル148は、それぞれ17個のマイクロスプリントを受け入れることができる。
【0030】
図6は、本開示の保持器120を用いた別の可能な光ケーブル配置を示す。保持器120は、上述したそれらの保持器と同じまたは類似することができる。MJ-Sの場合、48個のSCFおよび96個のスプライスストレージが必要である。該例において、第1部分125Aおよび第2部分125Bのそれぞれには、24個のSCFおよび44個のマイクロスプリントが存在することができる。
【0031】
図7は、本開示の保持器120を用いた別の可能な光ケーブル配置を示す。保持器120は、上述したそれらの保持器と同じまたは類似することができる。このようなMJ-Sカスケード配置において、24個のSCFおよび72個のスプライスストレージが必要である。光ファイバトレイ(即ち、保持器)の断面に示すように、各側には、12個のSCFおよび36個のマイクロスプリントが存在することができる。
【0032】
図8図9は、本開示の実施例によるアセンブリ100を用いた1グループの光ファイバ105の屈曲半径の改良を示す。本例において、単一のSCFおよび2つのマイクロスプリントを選択して示す。図に示すように、光ファイバ105は、第1チャネル126と貫通チャネル156Bとの間で延伸することができる。示されていないが、追加の光ファイバは、第2チャネル127、第3チャネル132および第4チャネル134を貫通するように延伸することができる。
【0033】
図10図11は、デュアルSCF光ファイバ配置160を示し、これは、本開示の実施例に基づいて可能である。図に示すように、2つのSCFのテール162、164は、同じ/単一の金属ハウジング165内に含まれる。他の実施例において、2つよりも多いSCFのテールが存在することができる。デュアルSCF光ファイバ配置160は、金属ハウジング165を囲む外部熱収縮包装/ラベル168と、金属ハウジング165内のSST層170と、SST層170内のエチルビニル粘着剤172とを更に含んでもよい。本文に係るデュアルSCF光ファイバ配置160は、ケーブルジョイント、分岐ユニットまたは中継器のような海底デバイスに結合でき、ここで、海底デバイスで1つのまたは複数の分離されたバイパス導電路を提供することが理解されるべきである。更に理解できるように、デュアルSCF光ファイバ配置160は、本文に係る第1セットのSCF128内の1つのまたは複数に対応することができる。少なくとも1つの導体は、海底デバイスのハウジング内に接続でき、且つ、少なくとも1つの導体は、導電ブリッジ部材に結合でき、該導電ブリッジ部材は、デバイス間で分離されたバイパス導電路を提供する。多導体光ケーブルは、独立した電力パスを用いて光ネットワークにおける海底デバイスに結合することができ、例えば、異なる電圧電位で異なる給電部材に電力を輸送する。
【0034】
便利および明確のために、「頂部」、「底部」、「上部」、「下部」、「垂直」、「水平」、「横方向」および「縦方向」等のような用語は、図中に現れるアセンブリおよびその構成部分の相対的な位置および方向を記述するためのものと理解される。用語は、具体的に言及された語、その派生語、および類似する意義を持つ語を含む。
【0035】
本文で使用されるように、単数形で記述されて「1」または「1つ」という語で始まる要素または操作は、このような除外が明確に記述されていない限り、複数の要素または操作を含むと理解されるべきである。また、本開示の「1つの実施例」の引用は、制限するためのものではない。追加の実施例は、前記特徴と組み合わせることもできる。
【0036】
また、「基本的な」または「基本的に」という用語、および「近似的な」または「近似的に」という用語は、いくつかの実施例において交換して使用することができ、且つ、当業者が許容できる任意の関連メトリックで記述することができる。例えば、これらの用語は、所望の機能を提供できる偏差を指示するために、参照パラメータとの比較として用いることができる。非制限的であるが、参照パラメータとの偏差は、例えば、1%未満、3%未満、5%未満、10%未満、15%未満、20%未満の量等であってもよい。
【0037】
また、当業者であれば、層、領域または基板のような要素が別の要素「上」、「の上」または「の頂上」に形成、堆積または設置されると呼ばれる場合、該要素は、直接別の元件の上に位置してもよいし、介在要素が存在してもよいことが理解される。逆に、1つの要素が「直接別の要素上に位置する」、「直接別の要素の上方に位置する」または「直接別の要素の頂上に位置する」と呼ばれる場合、介在要素は存在しない。
【0038】
本文は、本開示のいくつかの実施例について説明したが、本開示の範囲が本分野で許容される範囲と同様に広く、且つ、本明細書も同様に読むことができるため、本開示は、これらに限定されない。従って、上述は、制限するものと解釈されるべきではない。逆に、上述は、特定の実施例の例示的な説明を含む。当業者は、本文に添付された特許請求の範囲および精神内で他の修正を想定する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【外国語明細書】