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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024074372
(43)【公開日】2024-05-31
(54)【発明の名称】蓄電デバイス
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/593 20210101AFI20240524BHJP
   H01M 50/588 20210101ALI20240524BHJP
   H01M 50/176 20210101ALI20240524BHJP
   H01M 50/15 20210101ALI20240524BHJP
   H01M 50/553 20210101ALI20240524BHJP
   H01M 50/55 20210101ALI20240524BHJP
【FI】
H01M50/593
H01M50/588
H01M50/176
H01M50/15
H01M50/553
H01M50/55 101
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022185482
(22)【出願日】2022-11-21
(71)【出願人】
【識別番号】520184767
【氏名又は名称】プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】399107063
【氏名又は名称】プライムアースEVエナジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】江原 強
(72)【発明者】
【氏名】内田 陽三
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 友紀
(72)【発明者】
【氏名】土屋 詔一
(72)【発明者】
【氏名】浅井 正孝
(72)【発明者】
【氏名】浅野 剛史
(72)【発明者】
【氏名】内村 将大
(72)【発明者】
【氏名】瀧本 崇志
(72)【発明者】
【氏名】松本 繁
(72)【発明者】
【氏名】永野 泰章
【テーマコード(参考)】
5H011
5H043
【Fターム(参考)】
5H011AA03
5H011CC06
5H011DD13
5H011EE01
5H011FF03
5H043AA04
5H043BA19
5H043CA04
5H043CA12
5H043GA23
5H043GA26
5H043JA01D
5H043JA02
5H043KA22D
5H043KA45D
5H043LA02
(57)【要約】
【課題】樹脂部材の全体を大きくすることなく、端子部材の端子外表面とケース部材のケース外表面との間の電気絶縁性を高くできる蓄電デバイスを提供すること。
【解決手段】蓄電デバイス1は、ケース部材22と、ケース部材22の挿通孔22a,22b内に挿通された端子部材40,50と、ケース部材22に端子部材40,50を固定する樹脂部材60,70とを備える。樹脂部材60,70は、ケース部材22の外側EHに露出した樹脂外表面60m,70mに、端子部材40,50の外側EHに露出した端子外表面41m,51mから、ケース部材22の外側EHに露出したケース外表面22mに至る沿面距離MLを長くする凹部63,73及び凸部の少なくともいずれかを有する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
挿通孔を有するケース部材と、
上記ケース部材の上記挿通孔内に挿通された端子部材と、
上記ケース部材と上記端子部材との間を絶縁しつつ、上記ケース部材及び上記端子部材にそれぞれ接合し、上記ケース部材に上記端子部材を固定する樹脂部材と、を備える
蓄電デバイスであって、
上記樹脂部材は、
上記ケース部材の外側に露出した樹脂外表面に、上記端子部材のうち上記ケース部材の上記外側に露出した端子外表面から、上記ケース部材の上記外側に露出したケース外表面に至る沿面距離を長くする凹部及び凸部の少なくともいずれかを有する
蓄電デバイス。
【請求項2】
請求項1に記載の蓄電デバイスであって、
前記端子部材は、
前記ケース部材の外側に位置し、前記端子外表面をなす平面状の端子天面を含む端子外側部を有し、
前記樹脂部材は、
上記ケース部材の上記外側に位置し、上記端子部材の上記端子外側部の周囲を取り囲む枠状で、上記端子外側部の上記端子天面と面一の枠頂面を含む樹脂外側枠状部を有し、
前記樹脂外表面のうち上記枠頂面に、上記端子天面の周囲を取り囲む環状の前記凹部を有する
蓄電デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケースの一部をなすケース部材に、樹脂部材を介して端子部材が固定された、電池やキャパシタなどの蓄電デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
蓄電デバイスとして、直方体箱状のケースに樹脂部材を介して正負の端子部材がそれぞれ固設された角形の電池が知られている。具体的には、ケースは、矩形環状の開口部を有する有底角筒状の本体部材と、開口部を閉塞する形態で本体部材に全周にわたり接合された矩形板状の蓋部材とからなる。また正負の端子部材は、蓋部材に設けた一対の挿通孔内にそれぞれ挿通されて、ケースの内部から外部に延びている。そして一対の樹脂部材が、それぞれ、蓋部材と端子部材との間を絶縁しつつ、蓋部材及び端子部材に接合し、蓋部材に端子部材を固定している。関連する従来技術として、例えば特許文献1,2が挙げられる(特許文献1の図1図2、段落(0018)等、及び、特許文献2の図1図3、段落(0080)等を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-272324号公報
【特許文献2】特開2018-097978号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の電池において、端子部材のうち蓋部材(ケース部材)の外側に露出した端子外表面と、蓋部材(ケース部材)の外側に露出したケース外表面との間の電気絶縁性を高くしたい。埃や水分が電池に付着することにより、端子外表面とケース外表面との間の電気絶縁性が低下する恐れがあるからである。一方、電池を設計する際の種々の制約から、樹脂部材の全体を大きくして、端子外表面とケース外表面との間の電気絶縁性を上げることが難しい場合もある。
【0005】
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、樹脂部材の全体を大きくすることなく、端子部材の端子外表面とケース部材のケース外表面との間の電気絶縁性を高くすることができる蓄電デバイスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)上記課題を解決するための本発明の一態様は、挿通孔を有するケース部材と、上記ケース部材の上記挿通孔内に挿通された端子部材と、上記ケース部材と上記端子部材との間を絶縁しつつ、上記ケース部材及び上記端子部材にそれぞれ接合し、上記ケース部材に上記端子部材を固定する樹脂部材と、を備える蓄電デバイスであって、上記樹脂部材は、上記ケース部材の外側に露出した樹脂外表面に、上記端子部材のうち上記ケース部材の上記外側に露出した端子外表面から、上記ケース部材の上記外側に露出したケース外表面に至る沿面距離を長くする凹部及び凸部の少なくともいずれかを有する蓄電デバイスである。
【0007】
上述の蓄電デバイスでは、樹脂部材の樹脂外表面に、端子部材の端子外表面からケース部材のケース外表面に至る沿面距離を長くする凹部及び凸部の少なくともいずれかを有する。これにより、樹脂部材の全体を大きくすることなく、端子部材の端子外表面とケース部材のケース外表面との間の電気絶縁性を高くすることができる。
なお、上述の凹部や凸部は、端子外表面の周囲を取り囲むように環状に樹脂外表面に設けるのが好ましい。全周にわたって端子外表面とケース外表面との間の沿面距離を長くして、全周にわたって端子天面とケース外表面との間の電気絶縁性を高くできるからである。
【0008】
(2)更に(1)に記載の蓄電デバイスであって、前記端子部材は、前記ケース部材の外側に位置し、前記端子外表面をなす平面状の端子天面を含む端子外側部を有し、前記樹脂部材は、上記ケース部材の上記外側に位置し、上記端子部材の上記端子外側部の周囲を取り囲む枠状で、上記端子外側部の上記端子天面と面一の枠頂面を含む樹脂外側枠状部を有し、前記樹脂外表面のうち上記枠頂面に、上記端子天面の周囲を取り囲む環状の前記凹部を有する蓄電デバイスとすると良い。
【0009】
上述の蓄電デバイスでは、樹脂部材の樹脂外表面のうち樹脂外側枠状部の枠頂面に、端子天面の周囲を取り囲む凹部を設けている。このため、枠頂面に凸部を設ける場合にように、樹脂部材の一部が端子天面よりも外側に飛び出すことがなく、端子天面へのバスバ等の接続を邪魔せずに、端子天面とケース外表面との間の沿面距離を稼ぐことができる。また全周にわたって端子天面とケース外表面との間の沿面距離を長くして、全周にわたって端子天面とケース外表面との間の電気絶縁性を高くすることができる。
なお、環状の凹部は、枠頂面に一重に設けるほか、二重以上に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態1に係る電池の斜視図である。
図2】実施形態1に係る電池の電池高さ方向及び電池幅方向に沿う断面図である。
図3】実施形態1に係る電池のうち、端子部材及び樹脂部材の近傍の部分拡大上面図である。
図4】実施形態1に係る電池のうち、端子部材及び樹脂部材の近傍の、図3及び図5におけるA-A矢視断面図である。
図5】実施形態1に係る電池のうち、端子部材及び樹脂部材の近傍の、図3及び図4におけるB-B矢視断面図である。
図6】実施形態2に係る電池のうち、端子部材及び樹脂部材の近傍の部分拡大上面図である。
図7】実施形態2に係る電池のうち、端子部材及び樹脂部材の近傍の、図6及び図8におけるA-A矢視断面図である。
図8】実施形態2に係る電池のうち、端子部材及び樹脂部材の近傍の、図6及び図7におけるB-B矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(実施形態1)
以下、本発明の第1の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に本実施形態1に係る電池(蓄電デバイス)1の斜視図を、図2に電池1の断面図を示す。また図3に端子部材50及び樹脂部材60の近傍の部分拡大上面図を、図4及び図5に端子部材50及び樹脂部材60の近傍の部分拡大断面図を示す。なお、以下では、電池1の電池高さ方向AH、電池幅方向BH及び電池厚み方向CHを、図1図5に示す方向と定めて説明する。この電池1は、ハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカー、電気自動車等の車両などに搭載される角型(直方体状)で密閉型のリチウムイオン二次電池である。
【0012】
電池1は、ケース10と、ケース10内に収容された扁平捲回型の電極体30と、ケース10のケース上部11(蓋部材22)にそれぞれ支持された正極の端子部材40及び負極の端子部材50等から構成されている。電極体30は、ケース10内で、絶縁フィルムからなり、電池高さ方向AHの上側AH1に開口する袋状の絶縁ホルダ5に覆われている。またケース10内には、電解液3が収容されており、その一部は電極体30内に含浸され、残りはケース10のケース底部12上に溜まっている。
【0013】
このうちケース10は、金属(本実施形態1ではアルミニウム)からなる直方体箱状であり、電池高さ方向AHの上側AH1に位置する矩形状のケース上部11と、これに対向し、電池高さ方向AHの下側AH2に位置する矩形状のケース底部12と、これらの間を結ぶ4つの矩形状のケース側部13,14,15,16とを有する。このケース10は、上側AH1に矩形環状の開口部21cを有する有底角筒状の本体部材21と、開口部21cを閉塞する形態で本体部材21に全周にわたりレーザ溶接された矩形板状の蓋部材(ケース部材)22とから構成されている。
【0014】
ケース上部11(蓋部材22)には、ケース10の内圧が開弁圧を超えたときに破断して開弁する安全弁28が設けられている。また蓋部材22には、ケース10の内外を連通する注液孔22kが設けられており、アルミニウムからなる円板状の封止部材29で気密に封止されている。
更に蓋部材22のうち、電池幅方向BHの一方側BH1及び他方側BH2の端部近傍には、それぞれ矩形状の挿通孔22a,22bが設けられている。一方の挿通孔22a内には、アルミニウムからなる正極の端子部材40が挿通されており、樹脂部材60を介してケース10と絶縁された状態で蓋部材22に固設されている。また他方の挿通孔22b内には、銅からなる負極の端子部材50が挿通されており、樹脂部材70を介してケース10と絶縁された状態で蓋部材22に固設されている。
【0015】
これらの端子部材40,50は、それぞれ、金属板(正極の端子部材40はアルミニウム板、負極の端子部材50は銅板)を所定形状に打ち抜いて屈曲加工をしたものであり、蓋部材22の外側EHに位置する端子外側部41,51と、主にケース10内に位置し、挿通孔22a,22b内を経由して端子外側部41,51に繋がる端子内側部42,52とを有する。端子外側部41,51は、矩形平板状であり、全体が露出した矩形平面状の端子天面41m,51mを有する。本実施形態1では、この端子天面41m,51mが、端子部材40,50のうち蓋部材22の外側EHに露出した端子外表面をなす。また正極の端子内側部42は、ケース10内で電極体30の後述する正極集電部33に接合し導通している。一方、負極の端子内側部52は、ケース10内で電極体30の後述する負極集電部36に接合し導通している。
【0016】
次に樹脂部材60,70について説明する。正極の樹脂部材60は、蓋部材22と端子部材40との間を絶縁しつつ、蓋部材22及び端子部材40にそれぞれ接合し、蓋部材22に端子部材40を固定している。また負極の樹脂部材70は、蓋部材22と端子部材50との間を絶縁しつつ、蓋部材22及び端子部材50にそれぞれ接合し、蓋部材22に端子部材50を固定している。
【0017】
これらの樹脂部材60,70は、蓋部材22の挿通孔22a,22b内に端子部材40,50をそれぞれ挿通した状態でインサート成形を行うことにより形成されている。樹脂部材60,70は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)からなり、蓋部材22の外側EHに位置する樹脂外側枠状部61,71と、ケース10の内部及び蓋部材22の挿通孔22a,22b内に位置し、樹脂外側枠状部61,71に繋がる樹脂内側部62,72とを有する。樹脂外側枠状部61,71は、端子部材40,50の端子外側部41,51と蓋部材22との間を絶縁している。一方、樹脂内側部62,72は、端子部材40,50の端子内側部42,52と蓋部材22との間を絶縁している。
【0018】
樹脂外側枠状部61,71は、端子部材40,50の端子外側部41,51の周囲を取り囲む枠状であり、端子外側部41,51の端子天面41m,51mと面一の枠頂面61ma,71maと、この枠頂面61ma,71maの周縁から下側AH2に延びる枠側面61mb,71mbとを有する。本実施形態1では、これら枠頂面61ma,71ma及び枠側面61mb,71mbが、樹脂部材60,70のうちケース部材22の外側EHに露出した樹脂外表面60m,70mに該当する。
【0019】
樹脂部材60,70の樹脂外表面60m,70m、詳細には、樹脂外表面60m,70mのうち樹脂外側枠状部61,71の枠頂面61ma,71maには、端子天面41m,51mの周囲を取り囲む矩形環状で、断面がV字状をなす凹部63,73が形成されている。このような凹部63,73を設けることにより、端子部材40,50の端子天面41m,51mから、蓋部材22の外側EHに露出した蓋外表面(ケース外表面)22mに至る沿面距離MLが、凹部63,73を設けない場合よりも長くなっている。
【0020】
次に電極体30について説明する。この電極体30は、帯状の正極板31と帯状の負極板34とを、帯状で樹脂製の多孔質膜からなる一対のセパレータ37を介して互いに重ね、円筒状に捲回した後に、扁平状にプレスしたものである。電極体30は、横倒しの状態でケース10内に収容されている。電極体30のうち、電池幅方向BHの一方側BH1の端部は、正極板31の正極集電箔32が渦巻き状をなして突出した正極集電部33である。この正極集電部33は、正極の端子部材40の端子内側部42に接合している。また電極体30のうち、電池幅方向BHの他方側BH2の端部は、負極板34の負極集電箔35が渦巻き状をなして突出した負極集電部36である。この負極集電部36は、負極の端子部材50の端子内側部52に接合している。
【0021】
以上で説明したように、電池1では、樹脂部材60,70の樹脂外表面60m,70mに、端子部材40,50の端子天面(端子外表面)41m,51mから蓋部材22の蓋外表面22mに至る沿面距離MLを長くする凹部63,73を有する。これにより、樹脂部材60,70の全体を大きくすることなく、端子部材40,50の端子天面41m,51mと蓋部材22の蓋外表面22mとの間の電気絶縁性を高くすることができる。
【0022】
更に本実施形態1では、樹脂部材60,70の樹脂外表面60m,70mのうち樹脂外側枠状部61,71の枠頂面61ma,71maに、端子天面41m,51mの周囲を取り囲む環状の凹部63,73を設けている。このため、枠頂面61ma,71maに凸部65,75を設けた、後述する実施形態2の電池100のように、樹脂部材60,70の一部が端子天面41m,51mよりも外側EHに飛び出すことがなく、端子天面41m,51mへのバスバ(不図示)の接続を邪魔せずに、端子天面41m,51mと蓋外表面22mとの間の沿面距離MLを稼ぐことができる。また全周にわたって端子天面41m,51mと蓋外表面22mとの間の沿面距離MLを長くして、全周にわたって端子天面41m,51mと蓋外表面22mとの間の電気絶縁性を高くすることができる。
【0023】
(実施形態2)
次いで、第2の実施形態について説明する(図6図8参照)。なお、実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。実施形態1の電池1では、樹脂部材60,70の樹脂外表面60m,70mの枠頂面61ma,71maに、沿面距離MLを長くする凹部63,73を設けた。これに対し、本実施形態2の電池100では、樹脂部材60,70の樹脂外表面60m,70mの枠頂面61ma,71maに、沿面距離MLを長くする凸部65,75を設ける点が異なる。
【0024】
具体的には、凸部65,75は、樹脂部材60,70の樹脂外表面60m,70mのうち樹脂外側枠状部61,71の枠頂面61ma,71maに、端子天面41m,51mの周囲を取り囲む矩形環状に形成されている。これにより、端子部材40,50の端子天面41m,51mから蓋部材22の蓋外表面22mに至る沿面距離MLが、凸部65,75を設けない場合よりも長くなっている。
【0025】
このように本実施形態2の電池1では、樹脂外表面60m,70mに、端子天面41m,51mから蓋外表面22mに至る沿面距離MLを長くする凸部65,75を有するので、樹脂部材60,70の全体を大きくすることなく、端子天面41m,51mと蓋外表面22mとの間の電気絶縁性を高くすることができる。その他、実施形態1と同様な部分は、実施形態1と同様な作用効果を奏する。
【0026】
以上において、本発明を実施形態1,2に即して説明したが、本発明は実施形態1,2に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0027】
1,100 電池(蓄電デバイス)
10 ケース
21 本体部材
22 蓋部材(ケース部材)
22m 蓋外表面(ケース外表面)
22a,22b 挿通孔
30 電極体
40,50 端子部材
41,51 端子外側部
41m,51m 端子天面(端子外表面)
60,70 樹脂部材
60m,70m 樹脂外表面
61,71 樹脂外側枠状部
61ma,71ma 枠頂面
61mb,71mb 枠側面
63,73 凹部
65,75 凸部
EH (蓋部材の)外側
ML 沿面距離
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8