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特開2024-74964にら等の物品出荷調製方法およびにら等の物品出荷調製装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024074964
(43)【公開日】2024-05-31
(54)【発明の名称】にら等の物品出荷調製方法およびにら等の物品出荷調製装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 27/00 20060101AFI20240524BHJP
【FI】
B65B27/00 A
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024062826
(22)【出願日】2024-04-09
(62)【分割の表示】P 2020120068の分割
【原出願日】2020-07-13
(71)【出願人】
【識別番号】000132219
【氏名又は名称】株式会社スズテック
(74)【代理人】
【識別番号】100089934
【弁理士】
【氏名又は名称】新関 淳一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100092945
【弁理士】
【氏名又は名称】新関 千秋
(72)【発明者】
【氏名】安齋 武久
(57)【要約】
【課題】従来、物品の長さ方向の2カ所を把持アームにより把持し、2箇所の把持アームによる把持部の中間位置を貼着テープにより結束する構成のため、物品の結束径が思ったより太く、結束作業後の物品の袋詰め作業が面倒であるという課題がある。
【解決手段】上部を開放したU型形状のバケット10に物品を載置して水平方向の横移動路Xを搬送し、横移動路Xの終端にてバケット10の把持アーム18により物品を把持した状態で縦移動路Yを結束位置まで下降させ、締付装置60により、把持アーム18による把持径よりも小径な物品束径にした状態で物品を貼着テープ32で結束するにら等の物品出荷調製方法。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部を開放したU型形状の複数のバケット10のそれぞれに物品を載置して水平方向の横移動路Xを搬送し、横移動路Xの終端にてバケット10の把持アーム18により物品を把持した状態で縦移動路Yを結束位置まで下降させ、締付装置60により、把持アーム18による把持径よりも小径な物品束径にした状態で物品を貼着テープ32で結束するにら等の物品出荷調製方法。
【請求項2】
請求項1において、把持アーム18により物品の結束部近傍を細く把持すると共に、この把持径より物品の束径を、締付装置60により小径にした状態で結束するにら等の物品出荷調製方法。
【請求項3】
請求項2において、締付装置60は、押付体61を、物品の移動方向に対して交差方向から物品束外周に押し付けて結束するにら等の物品出荷調製方法。
【請求項4】
請求項2または請求項3において、締付装置60は押付体61を、物品の移動方向に対して交差方向から直線移動させて、物品束外周に押し付けて結束するにら等の物品出荷調製方法。
【請求項5】
請求項4において、締付装置60は、物品に巻き掛けた貼着テープ32の外側部分に押付体61を当接させた状態で結束するにら等の物品出荷調製方法。
【請求項6】
請求項1~請求項5において、貼着テープ32は、貼着テープ32の内面に接着剤を塗布した接着面62とし、物品の移動方向上手側に接着面62を向けた状態で物品の移動路に対して交差させて待機するように、貼着テープ32の先端を台座部40に保持させ、この状態で物品が貼着テープ32に当接して、台座部40の反対側の物品の貼着テープ32が縦状態になると、物品の移動を停止させ、締付装置60の押付体61を台座部40に向けて移動させて、貼着テープ32の外側押圧し、同時に、結束装置15の結束アーム31が結束回動して結束するにら等の物品出荷調製方法。
【請求項7】
それぞれ物品を載置する、上部を開放したU型形状のバケット10を搬送方向に複数並設して構成した搬送装置11と、前記バケット10による搬送中の物品を把持する把持アーム18を有する把持装置17と、把持された物品を結束する結束アーム31を有する結束装置15とをフレーム1に設け、フレーム1には、把持アーム18による把持径よりも小径な物品束径にした状態にする締付装置60を設け、締付装置60により把持径よりも小径にした状態の物品を貼着テープ32で結束する構成としたにら等の物品出荷調製装置
【請求項8】
請求項7において、締付装置60は、把持アーム18による把持状態の物品束の外側から押付体61を押し付けて、把持アーム18も把持径より物品の束径を小径にする構成としたにら等の物品出荷調製装置。
【請求項9】
請求項8において、締付装置60は、押付体61を、物品の移動方向に対して交差方向に押付シリンダ66により移動する構成としたにら等の物品出荷調製装置。
【請求項10】
請求項7~請求項9において、結束装置15は、結束装置15の結束アーム31の基部を取付けたアーム支持台35を、縦移動路Yの前側に設け、縦移動路Yを挟んで縦移動路Yの後側に貼着台33およびテープ押さえローラー41を設けて構成し、締付装置60の押付体61および押付シリンダ66は縦移動路Yの前側に設けたアーム支持台35にステー70を介して取付けたにら等の物品出荷調製装置。
【請求項11】
請求項10において、押付体61および押付シリンダ66は、平面視において、貼着テープ32と略同一直線状に配置したにら等の物品出荷調製装置。
【請求項12】
請求項10または請求項11において、結束装置15のテープ押さえローラー41の中心と台座部40の上面位置と押付体61の上下中心位置とが、側面視において略同一直線上に位置するように配置したにら等の物品出荷調製装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、にら等の物品出荷調製方法方法およびにら等の物品出荷調製装置に係るものである。
【背景技術】
【0002】
従来、上部を開放したU型形状のバケットを搬送方向に並設して構成した搬送装置と、前記バケットによる搬送中の物品を把持する把持装置と、把持された物品を結束する結束装置とを設け、物品を把持アームにより把持した状態で結束する構成は、公知である(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-96494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記公知例は、物品の長さ方向の2カ所を把持アームにより把持し、2箇所の把持アームによる把持部の中間位置を貼着テープにより結束する構成のため、物品の結束径が思ったより太く、結束作業後の物品の袋詰め作業が面倒であるという課題がある。
本願は、把持装置による物品の把持径よりも、小径で結束することにより、結束作業後の物品の袋詰め作業を容易にしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明は、上部を開放したU型形状の複数のバケット10のそれぞれに物品を載置して水平方向の横移動路Xを搬送し、横移動路Xの終端にてバケット10の把持アーム18により物品を把持した状態で縦移動路Yを結束位置まで下降させ、締付装置60により、把持アーム18による把持径よりも小径な物品束径にした状態で物品を貼着テープ32で結束するにら等の物品出荷調製方法としたものである。
請求項2の発明は、把持アーム18により物品の結束部近傍を細く把持すると共に、この把持径より物品の束径を、締付装置60により小径にした状態で結束するにら等の物品出荷調製方法としたものである。
請求項3の発明は、締付装置60は、押付体61を、物品の移動方向に対して交差方向から物品束外周に押し付けて結束するにら等の物品出荷調製方法としたものである。
請求項4の発明は、締付装置60は押付体61を、物品の移動方向に対して交差方向から直線移動させて、物品束外周に押し付けて結束するにら等の物品出荷調製方法としたものである。
請求項5の発明は、締付装置60は、物品に巻き掛けた貼着テープ32の外側部分に押付体61を当接させた状態で結束するにら等の物品出荷調製方法としたものである。
請求項6の発明は、貼着テープ32は、貼着テープ32の内面に接着剤を塗布した接着面62とし、物品の移動方向上手側に接着面62を向けた状態で物品の移動路に対して交差させて待機するように、貼着テープ32の先端を台座部40に保持させ、この状態で物品が貼着テープ32に当接して、台座部40の反対側の物品の貼着テープ32が縦状態になると、物品の移動を停止させ、締付装置60の押付体61を台座部40に向けて移動させて、貼着テープ32の外側押圧し、同時に、結束装置15の結束アーム31が結束回動して結束するにら等の物品出荷調製方法としたものである。
請求項7の発明は、それぞれ物品を載置する、上部を開放したU型形状のバケット10を搬送方向に複数並設して構成した搬送装置11と、前記バケット10による搬送中の物品を把持する把持アーム18を有する把持装置17と、把持された物品を結束する結束アーム31を有する結束装置15とをフレーム1に設け、フレーム1には、把持アーム18による把持径よりも小径な物品束径にした状態にする締付装置60を設け、締付装置60により把持径よりも小径にした状態の物品を貼着テープ32で結束する構成としたにら等の物品出荷調製装置としたものである。
請求項8の発明は、請求項7において、締付装置60は、把持アーム18による把持状態の物品束の外側から押付体61を押し付けて、把持アーム18も把持径より物品の束径を小径にする構成としたにら等の物品出荷調製装置としたものである。
請求項9の発明は、締付装置60は、押付体61を、物品の移動方向に対して交差方向に押付シリンダ66により移動する構成としたにら等の物品出荷調製装置としたものである。
請求項10の発明は、結束装置15は、結束装置15の結束アーム31の基部を取付けたアーム支持台35を、縦移動路Yの前側に設け、縦移動路Yを挟んで縦移動路Yの後側に貼着台33およびテープ押さえローラー41を設けて構成し、締付装置60の押付体61および押付シリンダ66は縦移動路Yの前側に設けたアーム支持台35にステー70を介して取付けたにら等の物品出荷調製装置としたものである。
請求項11の発明は、押付体61および押付シリンダ66は、平面視において、貼着テープ32と略同一直線状に配置したにら等の物品出荷調製装置としたものである。
請求項12の発明は、結束装置15のテープ押さえローラー41の中心と台座部40の上面位置と押付体61の上下中心位置とが、側面視において略同一直線上に位置するように配置したにら等の物品出荷調製装置としたものである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明では、締付装置60により、把持アーム18による把持径よりも小径な物品束径にした状態で貼着テープ32により結束するので、物品の結束部の結束径を細くでき、袋詰め作業を容易にする。
請求項2の発明では、把持アーム18により物品の結束部近傍を細く把持すると共に、この把持径より物品の束径を、締付装置60により小径にした状態で結束するので、物品の袋詰め作業を容易にする。
請求項3の発明では、締付装置60は、押付体61を、物品の移動方向に対して交差方向から物品束外周に押し付けて結束するので、押付体61の移動機構を簡素に構成でき、締付装置60を安価に提供でき、しかも、既存のにら等の物品出荷調製にオプションとして締付装置60を後付けするのも可能となって、製品バリエーションを増やすことができる。
請求項4の発明では、締付装置60は押付体61を、物品の移動方向に対して交差方向から直線移動させて、物品束外周に押し付けて結束するので、押付体61の移動機構を一層簡素に構成できる。
請求項5の発明では、締付装置60は、物品に巻き掛けた貼着テープ32の外側部分に押付体61を当接させた状態で結束するので、貼着テープ32による巻付け作業中に物品結束径を小径にすることができ、その結果、小径にした物品結束径を貼着テープ32が保持でき、物品の袋詰め作業を容易にする。
請求項6の発明では、貼着テープ32の接着面62を物品の外周に貼り付けて、貼着テープ32の台座部40も保持側接着面62に、切断側接着面62を合掌させて貼り付けることができ、この際に締付装置60の押付体61により貼着テープ32の外側から押圧するので、物品の結束部の結束径を細くでき、袋詰め作業を容易にする。
請求項7の発明では、物品の搬送装置11を設けたフレーム1に、物品を把持する把持装置17と、把持された物品を結束する結束アーム31を有する結束装置15とを設け、把持アーム18による把持径よりも小径な物品束径にした状態で物品を貼着テープ32で結束する締付装置60を設けているので、物品の結束部の結束径を細くでき、袋詰め作業を容易にする。
請求項8の発明では、締付装置60は、把持アーム18による把持状態の物品束の外側から押付体61を押し付けて、把持アーム18も把持径より物品の束径を小径にする構成としたので、物品の結束部の結束径を細くでき、袋詰め作業を容易にする。
請求項9の発明では、締付装置60は、押付体61を、物品の移動方向に対して交差方向に押付シリンダ66により移動する構成としているので、締付装置60を簡素に構成できる。
請求項10の発明では、結束装置15は、結束装置15の結束アーム31の基部を取付けたアーム支持台35を、縦移動路Yの前側に設け、縦移動路Yを挟んで縦移動路Yの後側に貼着台33およびテープ押さえローラー41を設けて構成し、締付装置60の押付体61および押付シリンダ66は縦移動路Yの前側に設けたアーム支持台35にステー70を介して取付けているので、物品に巻付途中の貼着テープ32の外側に押付体61を当接させて巻き締め作業を容易にできる、合理的構成となり、結束装置15の設置を容易にする。
請求項11の発明では、押付体61および押付シリンダ66は、平面視において、略同一直線状に配置しているので、押付体61および押付シリンダ66は物品に貼着させた貼着テープ32の外面を押して物品束を締付けることができ、物品束径を効果的に小径にすることができる。
請求項12の発明では、結束装置15のテープ押さえローラー41の中心と台座部40の上面位置と押付体61の上下中心位置とが、側面視において略同一直線上に位置するように配置しているので、押付体61および押付シリンダ66は物品に貼着させた貼着テープ32の外面を押して物品束を締付けることができ、物品束径を効果的に小径にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】物品出荷調製装置の全体概略斜視図。
図2】同側面図。
図3】搬送装置の側面図。
図4】搬送装置の根本側バケット部分の斜視図。
図5】同把持アームの把持状態斜視図。
図6】結束装置の斜視図。
図7】同平面図。
図8】結束前の結束待機状態の側面図。
図9】物品が貼着テープに接触した状態の側面図。
図10】物品が結束位置に移動した状態の側面図。
図11】結束装置および締付装置の作動状態の側面図および拡大図。
図12】結束終了状態の側面図。
図13】貼着テープ切断後の状態の側面図。
図14】結束終了後の結束待機状態の側面図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の一実施形態を図面により説明すると、1は細ねぎ、青ねぎ、にら、三つ葉、アスパラガス等の長さに対して束の細い物品の自動結束装置のフレームであり、フレーム1の上側位置には、左右方向の後側横軸2と前側上部横軸3を前後に所定間隔を置いて設け(図3)、前側上部横軸3の略真下に前側下部横軸4を設け、各後側横軸2と前側上部横軸3と前側下部横軸4の夫々には左右方向に所定間隔を置いて複数の歯車5を設け、各歯車5には無端チエン6を夫々掛け回す。7は前記無端チエン6を回転させる搬送用モータである。なお、図示は省略するが、無端チエン6の移動路にはチエン案内レールを設けて無端チエン6の移動支持案内している。
なお、理解を容易にするため、物品の搬送方向を前後方向とし、この物品の搬送方向を基準に前後・左右・上下等の方向を付して以下説明するが、これによって、本発明の構成は限定されない。
【0009】
前記無端チエン6には前記物品を載置して搬送する左右方向のバケット10を前後方向に所定間隔を置いて複数取付ける。即ち、バケット10は搬送方向に所定間隔を置いて複数取付けて搬送装置11を構成する。
また、各バケット10は、左右方向に複数分割し、少なくとも、根本側バケット10Aと中間バケット10Bと先端側バケット10Cとを有して構成し(図1)、各バケット10は、その取付部12を無端チエン6にそれぞれ取付ける。
前記バケット10は、前記後側横軸2から前側上部横軸3の間の物品の載置を容易にする横移動路Xを略水平に横移動しているときに上方から一対の傾斜部13の間に物品を受け入れ、横移動の終端の前側上部横軸3から前側下部横軸4にかけてのバケット10が物品を把持した状態で縦移動路Yを下降し、縦移動中の結束位置に物品Bが至ると、一旦、搬送を停止させて、物品を結束して端部を切断する。
【0010】
しかして、バケット10には、受け入れた物品を、後述する結束装置15により結束するときバケット10に物品を固定するように把持する把持装置17を設ける。
把持装置17は、各バケット10の傾斜部13に対して側面視重なる把持位置と重ならない退避位置の間回動する把持アーム18をバケット10に取付け、所定位置で把持アーム18に当接して把持位置に回動させる把持用ガイド19を設けて構成する。
把持用ガイド19は、把持アーム18の縦移動路Yの所定位置に設ける。把持用ガイド19は把持アーム18の前面(裏面)に当接し、把持アーム18を取付軸21中心に後方回動させ、後側の傾斜部13とラップさせて、バケット10内の物品を把持する。
【0011】
即ち、上方に起立した前後の傾斜部13間に物品を載置したバケット10は前方に横移動し、前側上部横軸3の歯車5にて無端チエン6とバケット10は縦移動に移動方向を変換され、この移動方向を変換する際に、バケット10の傾斜部13に先行して把持アーム18が把持用ガイド19に当たって移動方向後側に回動し、これによりバケット10の傾斜部13と側面視重なって物品を把持する。
なお、把持用ガイド19はフレーム1側に、把持アーム18の移動路に対して遠近位置調節可能に取付け、把持アーム18の回動量を調節可能に構成し、把持する物品の大きさに合わせてバケット10との把持空間の大きさを変更調節する構成としている。また、根本側バケット10Aの把持アーム18は前側の傾斜部13を兼用している(図4)。
【0012】
しかして、バケット10に載置した物品は把持アーム18により把持するようにし、把持されている物品の根元側部分を結束する結束装置15を設ける。結束装置15はバケット10の搬送方向に対して並行方向に回動する結束アーム31と該結束アーム31が運ぶ貼着テープ32の端部を貼着させて保持する貼着台33とを有して構成する(図6)。
結束アーム31は、基部をアーム支持台35に取付軸36により回動自在に取付け、アーム支持台35と結束アーム31の間に結束アーム31を回動させる回動シリンダ37を設ける。
貼着台33は、フレーム1側に台座部40を設け、台座部40の後側にテープ押さえローラー41を設けて構成する。テープ押さえローラー41はアーム42に回転自在に取付け、アーム42は軸43によりフレーム1側に回動自在に取付け、テープ押さえローラー41とアーム42は図示は省略するが、バネによりテープ押さえローラー41を台座部40に常時当接するように付勢されている。
【0013】
結束装置15は、貼着テープ32の先端をテープ押さえローラー41と貼着台33により挟持し、結束アーム31の先端と貼着台33の間に貼着テープ32を張った状態で待機させておき(図8、14)、物品の下面が貼着テープ32の貼着面に当接しつつ下降し(図9)、バケット10(物品B)が結束位置に至ると、感知センサ45が移動中の物品あるいはバケット10が結束位置に至ったことを感知し(図10、11)、回動シリンダ37を伸長させて結束アーム31を貼着台33に向けて結束回動させ、物品と結束アーム31の先端との間の貼着テープ32を物品の上面側に貼着させ(図11)、次に、結束アーム31の先端側に設けた案内部47がテープ押さえローラー41に当接してテープ押さえローラー41を後方回動させ、同時に結束アーム31に設けた切断刃46が貼着テープ32の先端を切断し(図12)、結束アーム31の案内部47がテープ押さえローラー41に当接すると、結束アーム31が最大伸長したことをスイッチ50が検知して回動シリンダ37の縮小を開始させ(図12)、結束アーム31を待機位置に復帰させ(図14)、結束アーム31の復帰をスイッチ51が検知すると、回動シリンダ37の縮小を停止させ、次に、搬送用モータ7の駆動を再開させて、バケット10の移動を再開し、前記作業を反復する。
【0014】
この場合、そもそも、把持アーム18による把持径は、把持用ガイド19を把持アーム18の移動路に対して遠近位置調節することにより変更可能であるが、貼着テープ32はこの把持アーム18による把持状態の物品の外周に巻回するだけであり、しかも、結束アーム31は回動シリンダ37を縮小させて、結束アーム31先端と貼着台33との間の貼着テープ32の張り具合(テンション)を調節することが可能であっても、図9のように、貼着テープ32の張る方向は斜め前方向であり、物品巻く方向には作用しないので、物品の結束径が思ったより太い場合、結束作業後の物品の袋詰め作業が面倒であった。
【0015】
本発明は、把持アーム18による把持径よりも(図10)、小径な状態での物品Bを貼着テープ32で結束可能に構成した(図11)。
そのため、物品の結束部の結束径を細くでき、袋詰め作業を容易にする。
すなわち、把持アーム18により物品の結束部近傍を細く把持すると共に、この把持径より物品の束径を、締付装置60により小径にした状態で結束する。
締付装置60は、押付体61を、物品の移動方向に対して交差方向から物品束外周に押し付けて物品の束径を小径にする(図11)。
締付装置60は押付体61を、物品の移動方向に対して交差方向から直線移動させて、物品束外周に押し付けて物品の束径を小径にする(図7、11)。
【0016】
締付装置60は押付体61を、物品の移動方向に対して交差方向から、物品に巻き掛けたた貼着テープ32の外側部分に当接させた状態で、直線移動させ、物品束外周に押し付けて物品の束径を小径にする。
すなわち、バケット10の開口部からバケット10の取付部12に向けて、押付体61を移動させ、物品に巻き掛けたた貼着テープ32の外側部分に当接させた状態で、直線移動させ、物品束外周に押し付けて物品の束径を小径にする。
換言すると、貼着テープ32は、貼着テープ32の内面に接着剤を塗布した接着面62とし、既に貼着台33に保持待機させている一方端部64の接着面62に、移動させた物品外周を当接させ、結束アーム31を回動させて結束アーム31の先端側の貼着テープ32の中間部が物品外周を一周して他端側端部65を、一方端部64に互いに貼り合わせて合掌貼りとし(図11)、合掌貼り後に他端側端部65を切断刃46が切断して結束するが、この貼着テープ32による結束前に、押付体61により物品をバケット10の底に向けて押し付けて、把持アーム18の把持径より細く結束する構成とする。
【0017】
そのため、物品の結束径を、バケット10の把持アーム18による物品の把持径よりも細く結束することができる。
したがって、締付装置60の押付体61は、物品の外周に貼着されている貼着テープ32の非接着面の外側から物品をバケット10の取付部12に向けて押し付けて結束径を細くする構成とする。
それゆえ、物品の結束径を効果的に細くすることができる。
締付装置60は、前記押付体61は押付シリンダ66のロッド67の先端に取付けて構成する。
結束装置15は、結束装置15の結束アーム31の基部を取付けたアーム支持台35を、縦移動路Yの前側に設け、縦移動路Yを挟んで縦移動路Yの後側に貼着台33およびテープ押さえローラー41を設けて構成し、締付装置60の押付体61および押付シリンダ66は縦移動路Yの前側に設けたアーム支持台35にステー70を介して取付ける。
【0018】
この場合、押付体61および押付シリンダ66は、貼着テープ32の左右方向の中心を押圧できるように、平面視において、押付体61および押付シリンダ66を略同一直線上に配置する。
そのため、押付体61および押付シリンダ66は物品に貼着させた貼着テープ32の外面を押して物品束を締付けることができ、物品結束径をバケット10の把持アーム18による物品の把持径よりも効果的に小径にすることができる。
また、結束装置15のテープ押さえローラー41の中心と台座部40の上面位置と押付体61の上下中心位置とが、側面視において略同一直線上に位置するように配置する。
【0019】
そのため、押付体61および押付シリンダ66は物品に貼着させた貼着テープ32の外面を押して物品束を締付けることができ、物品束径を効果的に小径にすることができる。
また、押付シリンダ66のロッド67のストロークを調節可能にして、物品Bの押付量を変更可能に構成してもよい。また、押付シリンダ66を取付けるステー70を前後移動自在にアーム支持台35に取付け、ステー70を前後移動させることにより、物品Bへの押付量を変更可能に構成してもよい。
また、押付体61は径の相違するものを複数種類用意し、ロッド67に選択的に着脱自在に取付ける構成としてもよい。
【0020】
なお、締付装置60は、結束物品の性質上等の理由によって作業者が望まないときには、結束装置15の結束アーム31による結束時に、非作動状態への切替可能に構成してもよい。
また、押付体61の物品Bの押付力は物品Bの束の空間を狭くする程度の力とし、物品Bの茎を潰すような押付力よりも弱く設定する。
しかして、バケット10の縦移動路Yには、図示は省略するが、結束後の貼着テープ32のひらひら分離している端部を物品または貼着テープ32の外周に貼着させて処理する当接部材を有するテープ端部処理装置を設ける。
当接部材はスポンジ等の弾性部材で形成し、縦移動路Yに出入りして、貼着テープ32のひらひら分離端部を貼着処理する
【0021】
しかして、前記テープ端部処理装置によりテープ端部の処理が済んだ物品を把持アーム18により把持したバケット10の移動路には、側面視移動軌跡と重合するように物品の根本側を切断して揃える円形回転刃(図示省略)を設ける。71は円形回転刃を回転させる切断用モータ、72は切断屑回収箱、73は結束物品を搬送する搬送コンベア、74は結束物品回収籠、75は操作パネル、76は緊急停止ボタンである。
【0022】
(実施形態の作用)
搬送用モータ7に通電すると、搬送装置11の無端チエン6がバケット10一個分の距離移動して所定時間停止し、また、バケット10一個分の距離移動して所定時間停止して、これを反復して間欠的にバケット10を移動させる。
各バケット10には把持アーム18の基部を取付軸21により回動自在に取付けているから、特別にシリンダ等の駆動源を設けることなく把持アーム18は開いて状態で横移動して、物品の載置を容易にする。
そこで、計量済のにら、三つ葉等の物品を把持アーム18が開いた状態でバケット10に入れると、バケット10は移動して横移動路の終端に至る。
【0023】
バケット10は、物品の載置を容易にする横移動路Xの終端に下方に移動する縦移動路Yを移動するように構成し、縦移動路Yの所定距離を置いた前側に把持用ガイド19を設けているので、バケット10が上向きから横向きに姿勢変化するとき、把持用ガイド19に把持アーム18が当接して取付軸21中心に閉じる方向に回動し、把持アーム18とバケット10とにより物品を把持する。
把持装置17の把持アーム18にはバネを設けていないので、耐久性を頗る向上させられる。
即ち、取付軸21に金属バネを設けて把持アーム18を常時開くように付勢させると、物品の草液により金属バネの劣化が著しく、直ぐに破損して、把持アーム18が開かなくなるが、本願では、後述するように、把持装置17を機械的に把持アーム18を開閉するように構成しているので、耐久性を頗る向上させられる。
【0024】
また、把持アーム18は把持用ガイド19に当接するだけで回動して、物品を把持するので、把持装置17は、特別にシリンダ等の駆動源を設ける必要がなく、簡素に構成でき、頗るコストを低くする。
また、把持用ガイド19は、根本側バケット10Aの把持アーム18および中間側バケット10Bの把持アーム18の夫々に、所定位置で当接して把持位置に回動させるように、左右に並設しているので、中間バケット10Bの把持アーム18は把持用ガイド19により取付軸21中心に回動して物品を把持する。
そのため、物品は、根本側バケット10Aと中間バケット10Bとの二カ所にて把持されながら縦移動路Yを下降する。
【0025】
しかして、バケット10の縦移動路Yには結束アーム31の先端と貼着台33との間の糊面が上側を向いた状態で貼着テープ32を張っているから、結束アーム31を下方回動させて、結束アーム31の先端を貼着台33に当接させ、結束装置15の貼着テープ32を縦移動路Yに対して交差方向に待機させる。
貼着台33は、フレーム1側に台座部40を設け、台座部40の後側にテープ押さえローラー41を設けて構成し、テープ押さえローラー41はアーム42に回転自在に取付け、アーム42は軸43によりフレーム1側に回動自在に取付け、テープ押さえローラー41はバネにより台座部40に常時当接するように付勢されているので、貼着テープ32の先端はテープ押さえローラー41と貼着台33により挟持され、結束アーム31の先端と貼着台33の間に張られた状態で貼着テープ32は待機しており、バケット10が結束位置に至ると、感知センサ45が感知し、回動シリンダ37を作動させ、物品の下面から上面に向けて貼着テープ32の貼着面を当接させる。
【0026】
結束速完了位置に結束アーム31が回動すると、押付片46Aが既に貼着台33に貼着させている一方端部64の接着面62に、貼着テープ32の中間部である他端側端部65を互いに貼り合わせて合掌貼りとし、合掌貼りの貼着テープ32を切断刃46が切断し、略同時に、結束アーム31の先端側に設けた案内部47がテープ押さえローラー41から離脱して、テープ押さえローラー41を前方回動させ、テープ押さえローラー41と貼着台33とにより貼着テープ32の先端を保持する。
しかして、把持アーム18による把持径は、把持用ガイド19を把持アーム18の移動路に対して遠近位置調節することにより変更可能であるが、貼着テープ32はこの把持アーム18による把持状態の物品の外周に巻回するだけであり、しかも、結束アーム31は回動シリンダ37を縮小させて、結束アーム31先端と貼着台33との間の貼着テープ32の張り具合(テンション)を調節することが可能であっても、図のように、貼着テープ32の張る方向は斜め前方向であり、物品巻く方向には作用しないので、物品結束力が弱く、結束径が物品の性状によりばらつきが生じ、その後の袋詰め作業を面倒なものとしていた。
【0027】
そこで、本発明は、把持アーム18による把持径よりも、小径な状態での物品を貼着テープ32で結束可能に構成しているので、物品の結束部の結束径を細くでき、袋詰め作業を容易にする。
すなわち、把持アーム18により物品の結束部近傍を細く把持すると共に、この把持径より物品の束径を、締付装置60により小径にした状態で結束するので、把持アーム18の把持径>物品Bの結束径とし、物品の袋詰め作業を容易にする。
締付装置60は、押付体61を、物品の移動方向に対して交差方向から物品束外周に押し付けて物品の束径を小径にするので、押付体61の移動機構を簡素に構成でき、締付装置60を安価に提供でき、しかも、既存のにら等の物品出荷調製にオプションとして締付装置60を後付けするのも可能となって、製品バリエーションを増やすことができる。
【0028】
締付装置60は押付体61を、物品の移動方向に対して交差方向から直線移動させて、物品束外周に押し付けて物品の束径を小径にするので、押付体61の移動機構を一層簡素に構成できる。
締付装置60は押付体61を、物品の移動方向に対して交差方向から、物品に巻き掛けたた貼着テープ32の外側部分に当接させた状態で、直線移動させ、物品束外周に押し付けて物品の束径を小径にするので、貼着テープ32による巻付け作業中に物品結束径を小径にすることができ、その結果、小径にした物品結束径を貼着テープ32が保持でき、物品の袋詰め作業を容易にする。
【0029】
すなわち、バケット10の開口部からバケット10の取付部取付部12に向けて、押付体61を移動させ、物品に巻き掛けた貼着テープ32の外側部分に当接させた状態で、直線移動させ、物品束外周に押し付けて物品の束径を小径にするので、小径にした物品結束径を貼着テープ32が保持でき、物品の袋詰め作業を容易にする。
換言すると、貼着テープ32は、貼着テープ32の内面に接着剤を塗布した接着面62とし、既に貼着台33に待機させている一方端部64の接着面62に、移動させた物品外周を当接させ、結束アーム31を回動させて結束アーム31の先端側の貼着テープ32の中間部が物品外周を一周して他端側端部65を、一方端部64に互いに貼り合わせて合掌貼りとし、合掌貼りの貼着テープ32を切断刃46が切断するが、この貼着テープ32による結束前に、押付体61により物品をバケット10の底に向けて押し付けて、把持アーム18の把持径より細く結束する構成としているので、物品の結束径を効果的に細くすることができる。
【0030】
したがって、締付装置60の押付体61は、物品の外周に貼着されている貼着テープ32の非接着面押付シリンダ66の外側から物品をバケット10の取付部12に向けて押し付けて結束径を細くする構成としているので、物品の結束径を効果的に細くすることができる。
締付装置60は押付体61を押付シリンダ66のロッド67の先端に取付けているので、締付装置60を簡単に構成できる。
結束装置15は、結束装置15の結束アーム31の基部を取付けたアーム支持台35を、縦移動路Yの前側に設け、縦移動路Yを挟んで縦移動路Yの後側に貼着台33およびテープ押さえローラー41を設けて構成し、締付装置60の押付体61および押付シリンダ66は縦移動路Yの前側に設けたアーム支持台35にステー70を介して取付けているので、物品Bに巻付途中の貼着テープ32の外側に押付体61を当接させて巻き締め作業を行え、物品Bの結束径を容易に小径にできる、合理的構成となり、結束装置15の設置を容易にする。
【0031】
この場合、押付体61および押付シリンダ66は、貼着テープ32の左右幅と略同一幅(広い場合と狭い場合がある)で形成し、平面視において、結束アーム31(貼着テープ32)と重なるように配置しているので、押付体61および押付シリンダ66は物品に貼着させた貼着テープ32の外面(非接着面)を押して物品束を締付けることができ、物品束径を効果的に小径にすることができる。
また、結束装置15のテープ押さえローラー41の中心と台座部40の上面位置と押付体61の上下中心位置とが、側面視において略同一直線上に位置するように配置しているので、押付体61および押付シリンダ66は物品に貼着させた貼着テープ32の外面を押して物品束を締付けることができ、物品束径を効果的に小径にすることができる。
【0032】
なお、結束装置15により結束されると、再び搬送用モータ7に通電し、把持アーム18とバケット10の傾斜部13により物品を把持した状態で縦移動路Yを下降し、円形回転刃に至り、物品の根本を把持アーム18により把持した状態で切断して揃える。
次ぎに、バケット10が更に下降すると、把持アーム18は把持用ガイド19から離れ、把持アーム18の自重で開放方向に回動し、物品は前下がりのバケット10の傾斜部13に誘導されて、前方に自重落下する。
縦移動路Yの前方には、回収籠74を設置しているので、バケット10から落下した物品は回収籠74に回収される。
【0033】
しかして、前側下部横軸4付近にて物品を放擲したバケット10は、後側横軸2に向かって移動する。
後側横軸2の後側から上方に掛けて、後側横軸2を中心とする円弧より後側横軸2側に近づく円弧状の案内面を有する受入用ガイド20を設け、受入用ガイド20の案内面は把持アーム18の移動路に臨ませているから、バケット10(根本側バケット10A・中間側バケット10B)の前後の傾斜部13が後側横軸2にまで至って下向きから上向きに姿勢変化するときに、案内面に誘導されて、取付軸21中心に回動して把持位置の把持アーム18を受入位置に強制的に回動させる。
即ち、後側横軸2回りにバケット10が回転するとき、把持アーム18は自重で取付軸21中心に下方回動して把持位置となってしまうので、この把持位置の把持アーム18を、受入用ガイド20の案内面により強制的受入位置に復帰させる(図3)。
【符号の説明】
【0034】
1…フレーム、2…後側横軸、3…前側上部横軸、4…前側下部横軸、5…歯車、6…無端チエン、7…搬送用モータ、10…バケット、11…搬送装置、10…バケット、12…取付部、13…傾斜部、15…結束装置、17…把持装置、18…把持アーム、19…把持用ガイド、21…取付軸、31…結束アーム、32…貼着テープ、33…貼着台、35…アーム支持台、36…取付軸、37…回動シリンダ、40…台座部、41…テープ押さえローラー、42…アーム、43…軸、45…感知センサ、46…切断刃、46A…押付体、47…案内部、50…スイッチ、51…スイッチ、60…締付装置、61…押付体、62…接着面、64…一方端部、65…他端側端部、66…押付シリンダ、67…ロッド、70…ステー、B…物品、K…光線。
図1
図2
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