特開2024-75302IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

コンクリート構造物の天井面に取り付けられる吸音構造体の取付構造及び吸音構造体の取付方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】コンクリート構造物の表面状況によらず脱着自在に取り付けることができるとともに、長期的に落下するおそれを極力低減することのできる吸音構造体の取付構造及び吸音構造体の取付方法を提供する。
【解決手段】コンクリート構造物の一面に騒音を吸音する吸音構造体1を取り付ける吸音構造体の取付構造10において、コンクリート構造物に取り付けられた磁性体7と、磁性体7を覆って磁性体7の落下を防止する落下防止シート8と、磁性体7に磁着する永久磁石5を有する吸音構造体1と、を備え、吸音構造体1は、難燃材、準不燃材、又は不燃材からなる騒音を吸音する吸音材2と、難燃材、準不燃材、又は不燃材からなり、吸音材2を収容して騒音源側の一面にメッシュ状に開放されたメッシュ部30を有する収容包体3と、を備え、永久磁石5を、収容包体3に収容し、落下防止シート8を粘着剤の粘着力で貼り付ける。
【選択図】図5

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、コンクリート構造物の表面状況によらず脱着自在に取り付けることができるとともに、長期的に落下するおそれを極力低減することのできる吸音構造体の取付構造及び吸音構造体の取付方法を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

第1発明に係る吸音構造体の取付構造は、コンクリート構造物の一面に騒音を吸音する吸音構造体を取り付ける吸音構造体の取付構造であって、前記コンクリート構造物に取り付けられた磁性体と、前記磁性体を覆って前記磁性体の落下を防止する落下防止シートと、前記磁性体に磁着する永久磁石を有する吸音構造体と、を備え、前記吸音構造体は、難燃材、準不燃材、又は不燃材からなる騒音を吸音する吸音材と、難燃材、準不燃材、・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1ないし10に係る発明によれば、磁性体と永久磁石で吸音構造体をコンクリート構造物に取り付けるので、コンクリート構造物の表面の劣化の進捗具合や表面の塗装の有無によらず吸音構造体を脱着自在に取り付けることができ、コンクリート構造物に反射する騒音を低減できる。また、請求項1ないし10に係る発明によれば、磁性体を落下防止シートで覆って粘着剤で貼り付けるので、長期的に落下するおそれを極力低減することができる。

特に、請求項2及び請求項8に係る発明によれば、コンクリート構造物に剥落防止層が形成されているので、コンクリート構造物が劣化して剥落することを防止した上、目視で点検可能にするとともに、吸音構造体でコンクリート構造物に反射する騒音を低減することができる。

特に、請求項3に係る発明によれば、永久磁石をヨーク付き磁石とすることにより、永久磁石を磁着力を落とさずに薄く軽量にすることができ、吸音構造体全体を軽量にすることができる。

特に、請求項4及び請求項9に係る発明によれば、風圧により落下するおそれの高い、コンクリート構造物の端部に位置する吸音構造体を効果的に高い磁力で磁着することができる。

特に、請求項5によれば、メッシュ部は、ガラス繊維がメッシュ状に配置され、そのメッシュ状のガラス繊維に難燃剤が添加されることにより自己消火性又は難燃性が付与された樹脂コーティングが施されているので、ガラス繊維の不燃性が強化されて、車両事故等で火災が発生しても吸音構造体が燃え広がるおそれを低減することができる。

特に、請求項6及び請求項10に係る発明によれば、吸音構造体が磁性体と永久磁石との磁力だけでなく、フェイルセーフとして落下防止ワイヤーに掛け止められているので、万が一磁力を超える力が働いた場合でも吸音構造体の落下を防止することができる。また、無端状線材を介して掛け止められているので、特許文献2に記載の吸音構造体のように、風等の振動でカラビナがコンクリート構造物にぶつかって騒音が発生するおそれも低減することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、本発明の吸音構造体を模式的に示す鉛直断面図である。
【図2】 図2は、同上の吸音構造体を下方から上方に見上げて示す正面図である。
【図3】 図3は、同上の吸音構造体の永久磁石の構成を模式的示す拡大断面図である。
【図4】 図4は、本発明の吸音構造体の取付構造を示す床版橋の全体鉛直断面図である。
【図5】 図5は、同上の吸音構造体の取付構造を示す図4のA部拡大断面図である。
【図6】 図6は、同上の吸音構造体の取付構造の剥落防止層の構成を模式的に示す模式断面図である。
【図7】 図7は、同上の吸音構造体の取付構造の落下防止シートの構成を模式的に示す模式断面図である。
【図8】 図8は、同上の吸音構造体の取付構造の無端状線材を示す図である。
【図9】 図9は、本発明の実施形態の変形例に係る吸音構造体に装着されている永久磁石の数を主に示す下方から上方に見上げて示す正面図である。

選択図 図5出願人が指定した本件の代表的な図

1,1’:吸音構造体 2:吸音材 3:難燃性樹脂層 30:メッシュ部 31:縁部 32:ハトメ部 4:撥水性不織布 5:永久磁石 50:ネオジム磁石 51:ヨーク 6:剥落防止層 60:特殊ビニロンクロス 61,62:含浸接着剤層 63:トップコート層 7:磁性体 8:落下防止シート 80:樹脂フィルム 81:粘着剤層 9:落下防止機構 90:落下防止ワイヤー 91:ワイヤーキャッチ 92:ワイヤーロープ 93:雄ねじ部 94:雌ねじ部 10:吸音構造体の取付構造 B1:床版橋(コンクリート構造物) C1:下面 B:幅員 H:総高

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