(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024007534
(43)【公開日】2024-01-18
(54)【発明の名称】出力制御方法、情報生成装置、および出力制御プログラム
(51)【国際特許分類】
G16H 20/00 20180101AFI20240111BHJP
【FI】
G16H20/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023109598
(22)【出願日】2023-07-03
(31)【優先権主張番号】P 2022108549
(32)【優先日】2022-07-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000135184
【氏名又は名称】株式会社ニデック
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】小林 大夢
(72)【発明者】
【氏名】前原 篤史
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA15
(57)【要約】 (修正有)
【課題】対象者がデバイスの画面を見たであろう期間と、就床/睡眠期間との関係を認識し易くする。
【解決手段】方法は、サーバ1が、対象期間に含まれる対象者が表示部を有するデバイスを使用した使用期間を特定する使用期間特定ステップS102と、対象期間に含まれる、対象者が就床状態および睡眠状態の少なくとも一方にある就床/睡眠期間を特定する就床/睡眠期間特定ステップと、使用期間に関する使用期間情報と、就床/睡眠期間に関する就床/睡眠期間情報とを含む出力用情報を生成する生成ステップS104と、を実行し、デバイス3が、出力用情報を出力装置に出力させる出力制御ステップS106を実行する。出力用情報は、対象期間に含まれる単位期間毎の前記就床/睡眠期間の変動度合を示す情報をさらに含むか又は単位期間毎の前記就床/睡眠期間同士を対比可能な態様で、前記就床/睡眠期間情報の各々を出力させるための出力態様情報である。
【選択図】
図13
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1または複数の情報処理装置により実行される出力制御方法であって、
対象期間に含まれる、対象者が表示部を有するデバイスを使用した使用期間を特定する
使用期間特定ステップと、
前記対象期間に含まれる、前記対象者が就床状態および睡眠状態の少なくとも一方にあ
る就床/睡眠期間を特定する就床/睡眠期間特定ステップと、
前記使用期間に関する使用期間情報と、前記就床/睡眠期間に関する就床/睡眠期間情
報とを含む出力用情報を生成する生成ステップと、
前記出力用情報を出力装置に出力させる出力制御ステップとを含み、
前記出力用情報は、
前記対象期間に含まれる単位期間毎の前記就床/睡眠期間の変動度合を示す情報をさ
らに含む、または、
前記単位期間毎の前記就床/睡眠期間同士を対比可能な態様で、前記就床/睡眠期間
情報の各々を出力させるための出力態様情報である、
出力制御方法。
【請求項2】
前記使用期間は、
前記単位期間のうち前記対象者の睡眠に影響する所定期間において前記対象者が前記デ
バイスを使用した期間である、
請求項1に記載の出力制御方法。
【請求項3】
前記使用期間情報は、時間軸に沿って描画される、前記使用期間を示すグラフであり、
前記就床/睡眠期間情報は、前記時間軸に沿って描画される、前記就床/睡眠期間を示
すグラフであり、
前記出力態様情報は、
前記グラフの各々を、前記単位期間毎に前記時間軸方向の垂直方向に整列して出力させ
るための情報である、
請求項1に記載の出力制御方法。
【請求項4】
前記出力態様情報は、
前記使用期間を示す前記グラフと前記就床/睡眠期間を示す前記グラフとがこの順で前
記時間軸に沿って連続して並ぶときの、当該使用期間を示す前記グラフと当該就床/睡眠
期間を示す前記グラフとの間隔を示す間隔情報を含む、
請求項3に記載の出力制御方法。
【請求項5】
前記間隔情報は、前記使用期間を示す前記グラフにおける時間軸方向の末尾と前記就床
/睡眠期間を示す前記グラフにおける時間軸方向の先頭とを結ぶ線状画像である、
請求項4に記載の出力制御方法。
【請求項6】
前記出力態様情報は、
前記間隔の長さに応じて予め定められた、前記間隔情報のデザインを示す情報を含む、
請求項4または5に記載の出力制御方法。
【請求項7】
前記使用期間特定ステップにて、
前記対象者が使用する複数の前記デバイスを区別することなく前記使用期間を特定する
、
請求項1に記載の出力制御方法。
【請求項8】
対象期間に含まれる、対象者が表示部を有するデバイスを使用した使用期間を特定する
使用期間特定部と、
前記対象期間に含まれる、前記対象者が就床状態および睡眠状態の少なくとも一方にあ
る就床/睡眠期間を特定する就床/睡眠期間特定部と、
前記使用期間に関する使用期間情報と前記就床/睡眠期間に関する就床/睡眠期間情報
とを出力装置に出力させるための出力用情報を生成する生成部とを備え、
前記出力用情報は、
前記対象期間に含まれる単位期間毎の前記就床/睡眠期間の変動度合を示す情報をさ
らに含む、または、
前記単位期間毎の前記就床/睡眠期間同士を対比可能な態様で、前記就床/睡眠期間
情報の各々を出力させるための情報である、
情報生成装置。
【請求項9】
対象期間に含まれる、対象者が表示部を有するデバイスを使用した使用期間、並びに、
前記対象期間に含まれる、前記対象者が就床状態および睡眠状態の少なくとも一方にある
就床/睡眠期間を、外部装置から取得し、前記使用期間に関する使用期間情報と前記就床
/睡眠期間に関する就床/睡眠期間情報とを出力装置に出力させるための出力用情報を生
成する生成部を備え、
前記出力用情報は、
前記対象期間に含まれる単位期間毎の前記就床/睡眠期間の変動度合を示す情報をさ
らに含む、または、
前記単位期間毎の前記就床/睡眠期間同士を対比可能な態様で、前記就床/睡眠期間
情報の各々を出力させるための情報である、
情報生成装置。
【請求項10】
コンピュータに、請求項8または9に記載の情報生成装置から前記出力用情報を取得す
る取得ステップと、
前記取得した出力用情報を前記出力装置に出力させる出力制御ステップと、
を実行させるための出力制御プログラム。
【請求項11】
コンピュータに、
対象期間に含まれる、対象者が表示部を有するデバイスを使用した使用期間、並びに、
前記対象期間に含まれる、前記対象者が就床状態および睡眠状態の少なくとも一方にある
就床/睡眠期間を、外部装置から取得する取得ステップと、
前記使用期間に関する使用期間情報と前記就床/睡眠期間に関する就床/睡眠期間情報
とを出力装置に出力させるための出力用情報を生成する生成ステップであって、前記出力
用情報は、前記対象期間に含まれる単位期間毎の前記就床/睡眠期間の変動度合を示す情
報をさらに含む、または、前記単位期間毎の前記就床/睡眠期間同士を対比可能な態様で
、前記就床/睡眠期間情報の各々を出力させるための情報である、生成ステップと、
前記生成した出力用情報を前記出力装置に出力させる出力制御ステップと、
を実行させるための出力制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概日リズムに影響し得る行動に関する情報を出力するための出力制御方法等
に関する。
【背景技術】
【0002】
概日リズムの乱れは、対象者のQOL(Quality Of Life)、日中の仕事または学業な
どのパフォーマンスの低下を引き起こし、ひいては対象者の社会的評価に負の影響を与え
かねない。概日リズムの乱れは、テレビ視聴やネットサーフィンによる夜更かし、スマホ
依存症といった、生活リズムに対する自己管理の不徹底に起因して生じ得る。また、概日
リズムの乱れは、例えば、デバイスの画面から発せられるブルーライト(短波長光)を浴
び、メラトニンの分泌量が抑制されたり交感神経が亢進されたりすることにより誘発され
る。
【0003】
医療健康分野において、従来より、概日リズムに関する技術開発が盛んに行われている
。例えば、特許文献1には、ユーザの生体情報に関する基準となる概日リズムと、予定行
動データに対する生体情報の変化量とに基づいて、予定行動データの行動時の生体情報を
予測する技術が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、対象者の一日分の概日リズムを示すモデル情報と、モデル情報
の生成後に測定されるバイタル値とを比較して、対象者の概日リズムの乱れの発生の有無
を判定する技術が開示されている。
【0005】
また、特許文献3には、個人別の概日リズムに基づく生活時刻を提供する技術が開示さ
れている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2020-130438
【特許文献2】特開2020-109616
【特許文献3】特開2020-177479
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
概日リズムの乱れは、対象者がデバイスの画面を見た期間が影響を及ぼすことが多いが
、これについて対象者は自覚していないことが多い。
【0008】
本発明の一態様は、対象者がデバイスの画面を見たであろう期間と、就床/睡眠期間と
の関係を認識し易くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決するために、本開示の一態様に係る出力制御方法は、1または複数の
情報処理装置により実行される出力制御方法であって、対象期間に含まれる、対象者が表
示部を有するデバイスを使用した使用期間を特定する使用期間特定ステップと、前記対象
期間に含まれる、前記対象者が就床状態および睡眠状態の少なくとも一方にある就床/睡
眠期間を特定する就床/睡眠期間特定ステップと、前記使用期間に関する使用期間情報と
、前記就床/睡眠期間に関する就床/睡眠期間情報とを含む出力用情報を生成する生成ス
テップと、前記出力用情報を出力装置に出力させる出力制御ステップとを含み、前記出力
用情報は、前記対象期間に含まれる単位期間毎の前記就床/睡眠期間の変動度合を示す情
報をさらに含む、または、前記単位期間毎の前記就床/睡眠期間同士を対比可能な態様で
、前記就床/睡眠期間情報の各々を出力させるための出力態様情報である。
【0010】
上述の課題を解決するために、本開示の一態様に係る情報生成装置は、対象期間に含ま
れる、対象者が表示部を有するデバイスを使用した使用期間を特定する使用期間特定部と
、前記対象期間に含まれる、前記対象者が就床状態および睡眠状態の少なくとも一方にあ
る就床/睡眠期間を特定する就床/睡眠期間特定部と、前記使用期間に関する使用期間情
報と前記就床/睡眠期間に関する就床/睡眠期間情報とを出力装置に出力させるための出
力用情報を生成する生成部とを備え、前記出力用情報は、前記対象期間に含まれる単位期
間毎の前記就床/睡眠期間の変動度合を示す情報をさらに含む、または、前記単位期間毎
の前記就床/睡眠期間同士を対比可能な態様で、前記就床/睡眠期間情報の各々を出力さ
せるための情報である。
【0011】
上述の課題を解決するために、本開示の一態様に係る情報生成装置は、対象期間に含ま
れる、対象者が表示部を有するデバイスを使用した使用期間、並びに、前記対象期間に含
まれる、前記対象者が就床状態および睡眠状態の少なくとも一方にある就床/睡眠期間を
、外部装置から取得し、前記使用期間に関する使用期間情報と前記就床/睡眠期間に関す
る就床/睡眠期間情報とを出力装置に出力させるための出力用情報を生成する生成部を備
え、前記出力用情報は、前記対象期間に含まれる単位期間毎の前記就床/睡眠期間の変動
度合を示す情報をさらに含む、または、前記単位期間毎の前記就床/睡眠期間同士を対比
可能な態様で、前記就床/睡眠期間情報の各々を出力させるための情報である。
【0012】
上述の課題を解決するために、本開示の一態様に係る出力制御プログラムは、コンピュ
ータに、対象期間に含まれる、対象者が表示部を有するデバイスを使用した使用期間、並
びに、前記対象期間に含まれる、前記対象者が就床状態および睡眠状態の少なくとも一方
にある就床/睡眠期間を、外部装置から取得する取得ステップと、前記使用期間に関する
使用期間情報と前記就床/睡眠期間に関する就床/睡眠期間情報とを出力装置に出力させ
るための出力用情報を生成する生成ステップであって、前記出力用情報は、前記対象期間
に含まれる単位期間毎の前記就床/睡眠期間の変動度合を示す情報をさらに含む、または
、前記単位期間毎の前記就床/睡眠期間同士を対比可能な態様で、前記就床/睡眠期間情
報の各々を出力させるための情報である、生成ステップと、前記生成した出力用情報を前
記出力装置に出力させる出力制御ステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0013】
本開示によれば、対象者がデバイスの画面を見たであろう期間と、就床/睡眠期間との
関係を認識し易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】一実施形態に係る情報出力システムの構成例を示す概要図である。
【
図2】上記情報出力システムの要部構成例を示すブロック図である。
【
図12】収集フェーズにおける処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【
図13】出力フェーズにおける処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【
図14】他の実施形態に係る情報出力システムの要部構成例を示すブロック図である。
【
図15】さらなる他の実施形態に係る情報出力システムの要部構成例を示すブロック図である。
【
図16】さらなる他の実施形態に係る情報出力システムの出力フェーズにおける処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
〔実施形態1〕
以下、本開示の一実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る情報出
力システム1000の構成例を示す概要図である。
【0016】
<情報出力システム1000の概要>
情報出力システム1000は、表示部を有する情報処理装置(コンピュータ)であるデ
バイス3を使用する対象者の概日リズムに影響し得る行動に関する情報を出力するための
システムである。具体的には、情報出力システム1000は、対象者がデバイス3を使用
した期間(以下では「使用期間」と表記する。)と、対象者が就床状態および睡眠状態の
少なくとも一方にある期間(以下では「就床/睡眠期間」と表記する。)とを、出力装置
に出力させる。このとき、使用期間と就床/睡眠期間との関係を認識し易い態様で出力さ
せることが、情報出力システム1000の特徴である。これにより、使用期間が就床/睡
眠期間に及ぼす影響などについて直感的に把握し易くなる。
【0017】
本発明では、対象者がデバイス3を使用した使用期間を、対象者がデバイス3の画面を
見た期間であるものと見做している。ここで、対象者は、使用目的および使用場所などに
応じて複数台のデバイス3を使い分けてもよい。つまり、対象者が使用するデバイス3は
、1台に限定されるものではなく、複数台であってもよい。例えば、
図1に示すように、
対象者が使用するデバイス3は、デバイス3A(例えば、スマートフォン)、デバイス3
B(例えば、タブレット)、およびデバイス3C(例えば、パーソナルコンピュータ)の
3台であってもよい。対象者が使用する複数のデバイス3を区別することなく、それらの
使用期間のいずれもが出力装置へ出力されることが好ましい。
【0018】
「就床状態」とは、対象者が眠りにつく姿勢をとっている状態、例えば、対象者が横臥
した状態を指す。また、「睡眠状態」とは、レム睡眠およびノンレム睡眠ステージ1~4
の少なくともいずれかにある状態を指す。
【0019】
情報出力システム1000において実行される処理は、大別すると2つのフェーズから
成る。1つ目は、デバイス3にて得られる、使用期間および就床/睡眠期間に関する情報
を、情報処理装置であるサーバ1(情報生成装置)にて収集する収集フェーズである。2
つ目は、使用期間と就床/睡眠期間とを出力装置から出力させる出力フェーズである。ま
ず、
図1に示す3台のデバイス3を参照しながら、収集フェーズについて説明する。
【0020】
デバイス3Aは、一例として、デバイス3Aの使用状態を監視するための使用状態監視
アプリケーションを搭載してもよい。使用状態の典型例は、非スリープ状態である。
【0021】
デバイス3Aは、さらに、対象者が就床状態および睡眠状態の少なくとも一方(以下で
は「就床/睡眠状態」と表記する。)にあることを管理するための就床/睡眠管理アプリ
ケーションを搭載してもよい。就床/睡眠管理アプリケーションは、例えば、(1)対象
者の睡眠時間を含む睡眠データを取得する機能、および(2)対象者から就床時間または
睡眠時間の入力(自己申告による入眠時刻と起床時刻の入力)を受け付ける機能、の少な
くとも一方を有してもよい。
【0022】
睡眠データとは、例えば、(1)対象者の呼吸音およびいびき音などを検知することに
よって対象者が睡眠状態にある否かを測定した結果であってもよいし、(2)デバイス3
と通信可能に接続された、対象者の睡眠状態を測定する機能を有する睡眠測定デバイス7
(例えば、スマートウォッチ、寝具、照明器具)によって測定された結果であってもよい
。これらの測定結果は、睡眠時間を直接的に表すものであってもよいし、睡眠時間を算出
するために用いられる情報(身体の各部の加速度の時系列データ等)を表わすものであっ
てもよい。また、睡眠データは、睡眠状態がレム睡眠およびノンレム睡眠ステージ1~4
のいずれかであるかを識別する情報を含んでもよい。
【0023】
デバイス3Bは、デバイス3Aと同様に、一例として、デバイス3Bの使用状態を監視
するための使用状態監視アプリケーションおよび就床/睡眠管理アプリケーションを搭載
してもよい。デバイス3Cは、一例として、デバイス3Cの使用状態を監視するための使
用状態監視アプリケーションを搭載し、就床/睡眠管理アプリケーションを搭載しなくて
もよい。このように、デバイス3は、いずれも、使用状態監視アプリケーションを搭載す
ることが好ましい。一方、デバイス3のうち、対象者が就床または睡眠する際に対象者の
近傍に存在し得るデバイス3は、就床/睡眠管理アプリケーションを搭載することが好ま
しく、そうではないデバイス3は、就床/睡眠管理アプリケーションを搭載しなくてもよ
い。
【0024】
使用状態監視アプリケーションの各々は、デバイス3が使用状態にあることを示す情報
(以下では「使用情報」と表記する。)を、インターネット等の通信ネットワーク5を介
してサーバ1に送信する。使用情報の典型例は、所定周期(例えば1分毎)で送信される
所定信号(いわゆるハートビート信号)である。就床/睡眠管理アプリケーションの各々
は、対象者が就床/睡眠状態にあった期間を示す情報(以下では「就床/睡眠情報」と表
記する。)を、通信ネットワーク5を介してサーバ1に送信する。サーバ1は、取得した
使用情報、および、就床/睡眠情報を、記憶部(
図2に示す記憶部110)に蓄積する。
【0025】
次に、出力フェーズについて説明する。出力フェーズにおいて、サーバ1は、記憶部(
図2に示す記憶部110)を参照し、出力用情報を生成する。出力用情報は、出力対象期
間(以下では単に「対象期間」と表記する。)(例えば直近1週間)に含まれる使用期間
に関する情報(以下では「使用期間情報」と表記する。)と、対象期間に含まれる就床/
睡眠期間に関する情報(以下では「就床/睡眠期間情報」と表記する。)とを出力装置に
出力させるための出力用情報である。対象期間は、予め設定されていてもよいし、対象者
等のユーザにより指定可能であってもよい。
【0026】
使用期間情報とは、一例として、(1)単位期間あたりの使用期間の長さの平均値(平
均使用期間)であってもよいし、(2)単位期間あたりの使用期間の開始時刻の平均値と
終了時刻の平均値(平均使用時間帯)であってもよいし、(3)時間軸に沿って描画され
る、使用期間を示すグラフであってもよい。単位期間とは、対象期間に含まれる、対象期
間より短い期間(例えば1日間)である。
【0027】
就床/睡眠期間情報とは、一例として、(1)単位期間あたりの就床/睡眠期間の長さ
の平均値(平均就床/睡眠期間)であってもよいし、(2)単位期間あたりの就床/睡眠
期間の開始時刻の平均値と終了時刻の平均値(平均就床/睡眠時間帯)であってもよいし
、(3)時間軸に沿って描画される、就床/睡眠期間を示すグラフであってもよい。
【0028】
出力用情報は、さらなる詳細については後述する。
【0029】
サーバ1は、生成した出力用情報を、通信ネットワーク5を介して出力装置に出力用情
報を送信する。サーバ1が出力用情報を送信する契機は、典型的にはデバイス3から出力
要求を受信したこと(つまり、オンデマンド型)であるが、予め設定されたタイミングで
自発的に送信してもよい(つまり、プッシュ型であってもよい)。出力要求は、一例とし
て、対象期間を含んでもよい。デバイス3から出力要求が送信される契機は、対象者のデ
バイス3に対する入力操作であってもよいし、予め設定されたタイミングであってもよい
。
【0030】
出力装置は、出力用情報に基づき、使用期間と就床/睡眠期間とを出力する。出力の典
型例は画面表示であるが、印刷であってもよい。
【0031】
出力装置は、デバイス3が兼ねてもよいし、デバイス3と異なる装置であってもよい。
図1に示す例では、3台のデバイス3がいずれも出力装置を兼ねており、表示部320に
出力用情報が出力されている。複数台の出力装置が存在する場合、出力用情報の送信先は
、予め設定された出力装置であってもよいし、対象者が指定した出力装置であってもよい
し、全ての出力装置であってもよい。
【0032】
出力装置に出力される情報を閲覧する者(以下では「閲覧者」と表記する。)は、対象
者自身であってもよいし、対象者を診療する医療関係者(例えば産業医)などであっても
よい。
【0033】
<情報出力システム1000の要部構成>
図2は、情報出力システム1000の要部構成例を示すブロック図である。上述した通
り、情報出力システム1000は、典型的には、通信ネットワーク5を介して通信可能に
接続された、デバイス3およびサーバ1を含む。
【0034】
(デバイス3)
デバイス3は、入力部310、表示部320、および制御部300を備えている。
【0035】
入力部310は、デバイス3に対する対象者の入力操作を受け付ける。入力部310と
しては、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、マイクなどである。入力部310
は、受け付けた入力操作に応じた信号を制御部300へ出力する。
【0036】
表示部320は、制御部300による制御に基づき画像を表示するディスプレイである
。対象者はデバイス3を使用するときに表示部320を見る。表示部320は、例えば、
LCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)や、有機EL(electroluminesce
nce)ディスプレイなどで構成されてもよい。本実施形態の表示部320は、特に、制御
部300による制御に基づき出力用情報を出力する。つまり、本実施形態におけるデバイ
ス3は出力装置を兼ねている。
【0037】
なお、入力部310および表示部320は、それらが一体として構成されたタッチパネ
ルであってもよい。
【0038】
制御部300は、デバイス3の各機能を統括して制御する。制御部300は、例えば、
CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサである。制御部300は、例えば
、各機能を実行する制御プログラムを記憶部(不図示)から読み出してRAM(Random A
ccess Memory)へ展開して実行することにより、各制御を実現する。制御部300は、使
用状態監視部301、就床/睡眠管理部302、取得部303、および出力制御部304
を備える。使用状態監視部301および就床/睡眠管理部302は収集フェーズにおいて
機能する。取得部303および出力制御部304は出力フェーズにおいて機能する。使用
状態監視部301、就床/睡眠管理部302、取得部303、および出力制御部304と
してコンピュータを機能させるための制御プログラムは、例えば、当該制御プログラムを
提供するサーバ(不図示)からデバイス3に提供されてもよい。
【0039】
使用状態監視部301は、上述した使用状態監視アプリケーションに相当するものであ
り、デバイス3の使用状態を監視する。使用状態の典型例は、上述したとおり、非スリー
プ状態である。他の例として、特定のアプリケーションが起動されている状態であっても
よい。使用状態監視部301は、デバイス3が使用状態であることを示す使用情報をサー
バ1に送信する。使用情報の典型例は、上述したとおり、所定周期で送信される所定信号
(いわゆるハートビート信号)である。
【0040】
使用状態監視部301が使用情報を送信するタイミングは、典型的には、デバイス3が
使用状態である期間中に所定周期で都度送信することが好ましい。他の例として、デバイ
ス3に蓄積した使用情報を所定タイミングで(例えば1日1回)一括して送信してもよい
し、対象者が指定するタイミングで送信してもよい。
【0041】
使用情報の各々には、デバイス3および対象者の少なくとも一方を識別するための識別
情報が付されていることが好ましい。これにより、サーバ1において、使用情報と、デバ
イス3または対象者との対応関係を管理し易くなる。
【0042】
また、使用情報の各々には、日時情報が付されていることが好ましい。これにより、サ
ーバ1においてデバイス3が使用状態であった日時を特定し易くなる。
【0043】
就床/睡眠管理部302は、上述した就床/睡眠管理アプリケーションに相当するもの
であり、(1)対象者の睡眠時間を含む睡眠データを取得する機能、および(2)対象者
から就床時間または睡眠時間(入眠時刻と起床時刻)の入力を受け付ける機能、の少なく
とも一方を有してもよい。
【0044】
就床/睡眠管理部302は、就床/睡眠情報をサーバ1に送信する。就床/睡眠管理部
302が就床/睡眠情報を送信するタイミングは、特に限定されないが、予め設定された
所定時刻であってもよいし、対象者が起床してデバイス3を使用開始するタイミングであ
ってもよいし、対象者が指定するタイミングであってもよい。
【0045】
就床/睡眠情報の各々には、デバイス3および対象者の少なくとも一方を識別するため
の識別情報が付されていることが好ましい。これにより、サーバ1において、就床/睡眠
情報と、デバイス3または対象者との対応関係を管理し易くなる。
【0046】
また、就床/睡眠情報の各々には、日時情報が付されていることが好ましい。これによ
り、サーバ1において対象者が就床/睡眠状態であった日時を特定し易くなる。
【0047】
取得部303は、サーバ1から出力用情報を取得する。取得部303は、出力用情報を
取得するにあたり、
図2に示すとおりサーバ1へ出力要求を送信してもよい。
【0048】
出力用情報は、上述したとおり、対象期間に含まれる使用期間に関する使用期間情報と
、対象期間に含まれる就床/睡眠期間に関する就床/睡眠期間情報とを出力装置に出力さ
せるための情報である。
【0049】
出力用情報は、さらに、使用期間および就床/睡眠期間の少なくとも一方から算出され
る情報を含む。具体的には、出力用情報は、単位期間毎の就床/睡眠期間の変動度合を示
す情報(以下では「変動度合情報」と表記する。)を含んでもよい。変動度合情報とは、
一例として、ばらつきである。ばらつきとは、(1)単位期間あたりの就床/睡眠期間の
長さの平均値と、単位期間あたりの就床/睡眠期間の長さの最大値との差、および、(2
)単位期間あたりの就床/睡眠期間の長さの平均値と、単位期間あたりの就床/睡眠期間
の長さの最小値との差、の少なくとも一方である。この例については
図3を参照しながら
後述する。
【0050】
なお、ばらつきが小さいほど単位期間毎の就床/睡眠期間の差が少ないため、就床/睡
眠期間の安定度合が高く良好であるといえる。一方、ばらつきが大きいほど単位期間毎の
就床/睡眠期間の差が大きいため、就床/睡眠期間の安定度合が低く良好でないといえる
。
【0051】
変動度合情報の他の一例は、変動度合に応じて定まる評価を示す情報である。評価は、
一例として、変動度合が小さいほど相対的に高くなるように設定される。この例について
は
図4~6を参照しながら後述する。
【0052】
出力用情報は、さらに、単位期間毎の就床/睡眠期間同士を対比可能な態様で、就床/
睡眠期間情報の各々を出力させるための出力態様情報を含んでもよい。対比可能な態様と
は、出力装置を閲覧する者が、単位期間毎の就床/睡眠期間同士を対比し易い態様を指す
。出力態様情報の一例として、時間軸に沿って描画された、単位期間毎の、使用期間を示
すグラフおよび就床/睡眠期間を示すグラフの各々を、時間軸方向の垂直方向に整列して
出力させるための情報である。この態様については
図8~10を参照しながら後述する。
【0053】
出力制御部304は、取得部303より取得した出力用情報を表示部320に出力させ
る。出力態様は、事前設定または対象者の入力操作に応じて変更可能であってもよい。変
更例としては、(1)出力させる情報を絞ったり、(2)重要箇所を目立せたりしてもよ
い。これらの具体例については
図6または
図9を参照しながら後述する。
【0054】
(サーバ1)
サーバ1は、記憶部110および制御部100を備えている。記憶部110は、サーバ
1が用いる各種データおよび各種ソフトウェアを記憶するメモリである。記憶部110は
、サーバ1に接続された記憶装置であってもよい。
【0055】
記憶部110は、使用情報記憶部111および就床/睡眠情報記憶部112を含む。使
用情報記憶部111は、使用情報を記憶する。使用情報記憶部111が記憶する使用情報
には、上述したとおり、デバイス3および対象者の少なくとも一方が付されていることが
好ましく、また、デバイス3が使用状態にあった日時を示す日時情報が付されていること
が好ましい。
【0056】
就床/睡眠情報記憶部112は、就床/睡眠情報を記憶する。就床/睡眠情報記憶部1
12が記憶する就床/睡眠情報には、上述したとおり、デバイス3および対象者の少なく
とも一方が付されていることが好ましく、また、就床/睡眠状態であった日時を示す日時
情報が付されていることが好ましい。
【0057】
制御部100は、サーバ1の各機能を統括して制御する。制御部100は、例えば、C
PUなどのプロセッサである。制御部100は、例えば、各機能を実行する制御プログラ
ムを記憶部110から読み出してRAMへ展開して実行することにより、各制御を実現す
る。制御部100は、格納部101、特定部102および生成部103を備える。格納部
101は収集フェーズにおいて機能する。特定部102および生成部103は出力フェー
ズにおいて機能する。格納部101、特定部102、生成部103としてコンピュータを
機能させるための制御プログラムは、例えば、当該制御プログラムを提供する提供装置(
不図示)からサーバ1に提供され、記憶部110に記憶されてもよい。
【0058】
格納部101は、デバイス3から取得した、使用情報および就床/睡眠情報を記憶部1
10に格納する。そのために、格納部101は、使用情報格納部1011および就床/睡
眠情報格納部1012を備える。
【0059】
使用情報格納部1011は、デバイス3より使用情報を取得し、取得した使用情報を使
用情報記憶部111に格納する。
【0060】
デバイス3より取得した使用情報に、デバイス3および対象者の少なくとも一方を識別
するための識別情報が付されていない場合、使用情報格納部1011は、使用情報記憶部
111に格納する使用情報に、当該識別情報を対応付けてもよい。同様に、デバイス3よ
り取得した使用情報に、日時情報が付されていない場合、使用情報格納部1011は、使
用情報記憶部111に格納する使用情報に、使用情報の取得日時を対応付けてもよい。
【0061】
使用情報格納部1011が使用情報を使用情報記憶部111するタイミングは、デバイ
ス3から使用情報を取得する度に都度格納してもよいし、所定タイミングで(例えば1日
1回)一括して格納してもよい。
【0062】
就床/睡眠情報格納部1012は、デバイス3より就床/睡眠情報を取得し、取得した
就床/睡眠情報を就床/睡眠情報記憶部112に格納する。
【0063】
デバイス3より取得した就床/睡眠情報に、デバイス3および対象者の少なくとも一方
を識別するための識別情報が付されていない場合、就床/睡眠情報格納部1012は、就
床/睡眠情報記憶部112に格納する就床/睡眠情報に、当該識別情報を対応付けてもよ
い。同様に、デバイス3より取得した就床/睡眠情報に、日時情報が付されていない場合
、就床/睡眠情報格納部1012は、就床/睡眠情報記憶部112に格納する就床/睡眠
情報に、就床/睡眠情報の取得日時を対応付けてもよい。
【0064】
就床/睡眠情報格納部1012が就床/睡眠情報を就床/睡眠情報記憶部112に格納
するタイミングは、デバイス3から就床/睡眠情報を取得する度に都度格納してもよいし
、所定タイミングで(例えば1日1回)一括して格納してもよい。
【0065】
特定部102は、記憶部110に記憶されている使用期間および就床/睡眠期間のうち
、対象期間に含まれる使用期間および就床/睡眠期間を特定する。なお、特定部102が
作動する契機は、デバイス3から出力要求を受信したことであってもよい(つまり、オン
デマンド型であってもよい)し、予め設定されたタイミングであってもよい(つまり、プ
ッシュ型であってもよい)。
【0066】
特定部102は、使用期間特定部1021および就床/睡眠期間特定部1022を備え
る。
【0067】
使用期間特定部1021は、使用情報記憶部111に記憶されている使用情報に基づい
て、対象期間に含まれる使用期間を特定する。具体例を挙げて説明する。下記の具体例[
例11]~[例15]に示す日時およびデバイス識別情報が対応付けられた使用情報が使
用情報記憶部111に記憶されており、対象期間が「2022年4月2日~2022年4
月4日」であるものと仮定する。この場合、使用期間特定部1021は、対象期間内であ
る[例12]~[例14]が対応付けられている使用情報に基づいて、「2022年4月
2日10時10分~同日12時40分」、「2022年4月2日20時20分~同日22
時20分」、「2022年4月3日21時30分~同日23時00分」の各々を、使用期
間として特定する。
【0068】
(具体例)
[例11]2022年4月1日19時05分~同日21時50分、デバイス3A
[例12]2022年4月2日10時10分~同日12時40分、デバイス3B
[例13]2022年4月2日20時20分~同日22時20分、デバイス3A
[例14]2022年4月3日21時30分~同日23時00分、デバイス3A
[例15]2022年4月5日09時00分~同日17時30分、デバイス3C
このように、使用期間特定部1021は、対象者が使用する複数のデバイス3を区別す
ることなく使用期間を特定することが好ましい。つまり、デバイス3Aを使用した使用期
間、デバイス3Bを使用した使用期間、およびデバイス3Cを使用した使用期間を区別す
ることなくひとまとめにして、対象者がデバイス3を使用した使用期間として特定するこ
とが好ましい。これにより、閲覧者は、対象者が使用したデバイス3が何れであるかにか
かわらず、全ての使用期間を出力対象とすることができる。
【0069】
一方、使用期間特定部1021は、対象者が使用するデバイス3のうち指定されたデバ
イス3(例えば、デバイス3A~3Cの一部)の使用期間を特定してもよい。この場合、
デバイス3を指定する情報は、出力要求に含まれてもよいし、予め設定されていてもよい
。
【0070】
また、使用期間特定部1021は、単位期間毎に単位期間内の使用期間の長さを合計し
た時間(以下では「総使用時間」と表記する。)をさらに特定してもよい。上記の具体例
において、単位期間を「0時から24時までの1日間」とした場合、使用期間特定部10
21は、対象期間内である[例12]~[例14]が対応付けられている使用情報に基づ
いて、以下に示す総使用時間を特定する。
【0071】
・2022年4月2日の総使用時間として「4時間30分」
・2022年4月3日の総使用時間として「1時間30分」
就床/睡眠期間特定部1022は、就床/睡眠情報記憶部112に記憶されている就床
/睡眠情報に基づいて、対象期間に含まれる就床/睡眠期間を特定する。具体例を挙げて
説明する。下記の具体例[例21]~[例24]に示す日時およびデバイス識別情報が対
応付けられた就床/睡眠情報が就床/睡眠情報記憶部112に記憶されており、対象期間
が「2022年4月2日18時~2022年4月4日18時」であるものと仮定する。こ
の場合、就床/睡眠期間特定部1022は、対象期間内である[例22]~[例23]が
対応付けられている就床/睡眠情報に基づいて、「2022年4月2日23時30分~同
月3日7時30分」および「2022年4月3日22時30分~同月4日6時00分」の
各々を、使用期間として特定する。
【0072】
(具体例)
[例21]2022年4月1日23時00分~同月2日7時00分、デバイス3A
[例22]2022年4月2日23時30分~同月3日7時30分、デバイス3A
[例23]2022年4月3日22時30分~同月4日6時00分、デバイス3A
[例24]2022年4月4日24時00分~同月5日9時00分、デバイス3B
また、就床/睡眠期間特定部1022は、単位期間毎に単位期間内の前記就床/睡眠期
間の長さを合計した時間(以下では「総睡眠時間」と表記する。)をさらに特定してもよ
い。上記の具体例において、単位期間を「当日18時から翌日18時までの1日間」とし
た場合、就床/睡眠期間特定部1022は、対象期間内である[例22]~[例23]が
対応付けられている就床/睡眠情報に基づいて、以下に示す総睡眠時間を特定する。
【0073】
・2022年4月2日の総睡眠時間として「8時間」
・2022年4月3日の総睡眠時間として「7時間30分」
生成部103は、使用期間特定部1021が特定した使用期間に関する使用期間情報と
就床/睡眠期間特定部1022が特定した就床/睡眠期間に関する就床/睡眠期間情報と
を出力装置に出力させるための出力用情報を生成する。使用期間情報は、総使用時間を含
んでもよい。就床/睡眠期間情報は、総睡眠時間を含んでもよい。
【0074】
生成部103は、生成した出力用情報を出力装置に送信する。送信先は、出力要求を送
信したデバイス3であってもよいし、予め設定された出力装置であってもよいし、対象者
または閲覧者が指定した出力装置であってもよい。
【0075】
出力装置としてのデバイス3の表示部320において出力用情報が出力されたときの表
示画面について以下に説明する。
【0076】
<表示例>
表示部320における表示例について説明する。なお、以下で説明する表示例において
特に言及しない限り、対象期間は「1週間」であり、単位期間は「1日間」であるものと
する。
【0077】
(表示例1)
図3は、表示部320に出力される表示画面の一例としての表示画面320Aを示す図
である。表示画面320Aには、使用期間情報321、就床/睡眠期間情報322、変動
度合情報323、および対象期間324が表示されている。
【0078】
本表示例の使用期間情報321は、対象期間における、単位期間あたりの使用期間の長
さの平均値を示す情報(平均デバイス使用時間)である。本表示例では、使用期間情報3
21は「8時間」と表示されている。つまり、対象期間における1日あたりの平均デバイ
ス使用時間は8時間である。
【0079】
本表示例の就床/睡眠期間情報322は、対象期間における、単位期間あたりの就床/
睡眠期間の長さの平均値を示す情報(平均睡眠時間)である。本表示例では、就床/睡眠
期間情報322は「6.5時間」と表示されている。つまり、対象期間における1日あた
りの平均睡眠時間は6.5時間である。
【0080】
本表示例の変動度合情報323は、対象期間における、単位期間毎の就床/睡眠期間の
ばらつきである。本表示例では、変動度合情報323は「±3時間」と表示されている。
つまり、対象期間における、1日あたりの就床/睡眠期間の長さの平均値と、1日あたり
の就床/睡眠期間の長さの最大値との差は3時間である。また、対象期間における、1日
あたりの就床/睡眠期間の長さの平均値と、1日あたりの就床/睡眠期間の長さの最小値
との差は3時間である。
【0081】
本表示例の対象期間324は、「2022年4月11日~2022年4月17日」の1
週間である。
【0082】
このように、表示画面320Aには、対象期間における対象者の使用期間情報321と
しての平均デバイス使用時間と、対象期間における対象者の就床/睡眠期間情報322と
しての平均睡眠時間とが、同時に並べて表示される。したがって、表示画面320Aを閲
覧する閲覧者は、これらについて同時に視認することができ、これらの関係を容易に把握
できる。さらに、表示画面320Aには、対象期間における変動度合情報323として就
床/睡眠期間のばらつきが表示されている。したがって、閲覧者は、対象者の平均デバイ
ス使用時間および平均睡眠時間を確認しつつ、対象者の就床/睡眠期間の安定度合を容易
に把握できる。
【0083】
(表示例2)
図4は、表示部320に出力される表示画面の別の例としての表示画面320Bを示す
図である。表示画面320Bには、使用期間情報321、就床/睡眠期間情報322、変
動度合情報323、および対象期間324が表示されている。本表示例の使用期間情報3
21、就床/睡眠期間情報322、および対象期間324は、表示例1のそれらと同じで
ある。
【0084】
一方、本表示例の変動度合情報323は、対象期間における、就床/睡眠期間の変動度
合に応じて定まる評価を示す情報(睡眠リズム)である。当該情報は、評価のレベルが認
識できる情報であればどのような種類でもよく、テキストであってもよいし、画像であっ
てもよい。テキストの例は、〇(高評価)/△(中評価)/×(低評価)、優(高評価)
/良(中評価)/可(低評価)、等である。本表示例では、変動度合情報323として記
号「×」が表示されている。つまり、この例では、対象期間における変動度合は低評価で
ある。
【0085】
このように、表示画面320Bには、対象期間における変動度合情報323としての評
価が表示される。したがって、表示画面320Bを閲覧する閲覧者は、対象者の平均デバ
イス使用時間と平均睡眠時間との関係を容易に把握できるうえに、対象期間における対象
者の就床/睡眠期間の評価を直感的に把握できる。
【0086】
(表示例3)
図5は、表示部320に出力される表示画面の別の例としての表示画面320Cを示す
図である。表示画面320Cには、使用期間情報321、就床/睡眠期間情報322、変
動度合情報323、および対象期間324が表示されている。本表示例の使用期間情報3
21、変動度合情報323、および対象期間324は、表示例2のそれらと同じである。
【0087】
一方、本表示例の就床/睡眠期間情報322は、対象期間における、単位期間毎の就床
/睡眠期間の開始時刻の平均値と終了時刻の平均値とを示す情報(平均睡眠時間帯)であ
る。本表示例では、就床/睡眠期間情報322は「午前1時30分~午前6時30分」と
表示されている。つまり、対象期間における対象者の平均睡眠開始時刻は午前1時30分
であり、平均睡眠終了時刻は午前6時30分である。
【0088】
このように、表示画面320Cには、対象期間における対象者の使用期間情報321と
しての平均デバイス使用時間と、就床/睡眠期間情報322としての平均睡眠時間帯とが
、同時に並べて表示される。したがって、表示画面320Cを閲覧する閲覧者は、これら
について同時に視認することができ、これらの関係を容易に把握できる。さらに、変動度
合情報323が併せて表示されるため、閲覧者は、対象者の平均デバイス使用時間および
平均睡眠時間帯を確認しつつ、対象期間における対象者の就床/睡眠期間の評価を直感的
に把握できる。
【0089】
なお、本表示例の使用期間情報321は、対象期間における、単位期間毎の使用期間の
開始時刻の平均値と終了時刻の平均値とを示す情報(平均使用時間帯)であってもよい。
【0090】
(表示例4)
図6は、表示部320に出力される表示画面の別の例としての表示画面320Dを示す
図である。表示画面320Dには、使用期間情報321、就床/睡眠期間情報322、変
動度合情報323、および対象期間324が表示されている。本表示例の就床/睡眠期間
情報322、変動度合情報323、および対象期間324は、表示例3のそれらと同じで
ある。
【0091】
一方、本表示例の使用期間情報321は、対象期間における、単位期間のうち対象者の
睡眠に影響する所定期間(以下では「睡眠影響期間」と表記する。)において対象者がデ
バイス3を使用した期間の長さの、単位期間あたりの平均値を示す情報(ナイトタイム平
均デバイス使用時間)である。睡眠影響期間とは、一例として、夜間のうち睡眠直前の数
時間であり、例えば、22時~翌日3時である。当該所定期間は対象者毎に設定されても
よい。本表示例では、使用期間情報321は「4時間」と表示されている。つまり、対象
期間における1日あたりの夜間の平均デバイス使用時間は4時間である。
【0092】
本表示例の使用期間情報321を出力するにあたり、出力制御部304にて、出力用情
報に含まれる使用期間情報のうち、睡眠影響期間において対象者がデバイス3を使用した
使用期間に関する使用期間情報のみを出力させてもよい。または、生成部103にて、睡
眠影響期間において対象者がデバイス3を使用した使用期間のみに関する使用期間情報を
出力させるための出力用情報を生成してもよい。
【0093】
このように、表示画面320Dには、対象期間における対象者の使用期間情報321と
してのナイトタイム平均デバイス使用時間と、就床/睡眠期間情報322としての平均睡
眠時間帯とが、同時に並べて表示される。したがって、表示画面320Dを閲覧する閲覧
者は、これら2つについて同時に視認することができ、これらの関係を容易に把握できる
。さらに、変動度合情報323が併せて表示されるため、閲覧者は、対象者のナイトタイ
ム平均デバイス使用時間を確認しつつ、対象期間における対象者の就床/睡眠期間の評価
を直感的に把握できる。
【0094】
(表示例5)
図7は、表示部320に出力される表示画面の別の例である表示画面320Eを示す図
である。表示画面320Eには、使用期間情報321および就床/睡眠期間情報322が
箱ひげ図として表示されている。
【0095】
本表示例の使用期間情報321は、週毎の使用期間の長さの範囲およびその散らばりを
示す情報である。同様に、本表示例の就床/睡眠期間情報322は、週毎の就床/睡眠期
間の範囲およびその散らばりを示す情報である。例えば、
図7に示す「4月11日~4月
17日」の週において、使用期間の最小値は4時間強であり、第1四分位数(箱の下端)
は5時間弱であり、第3四分位数(箱の上端)は約5時間30分であり、最大値は6時間
強である。同様に、同じ週において、就床/睡眠期間の最小値は7時間強であり、第1四
分位数は約7時間30分であり、第3四分位数は約8時間30分であり、最大値は9時間
弱である。
【0096】
このように、表示画面320Eには、使用期間情報321および就床/睡眠期間情報3
22の箱ひげ図が表示される。したがって、表示画面320Eを閲覧する閲覧者は、使用
期間の取り得る範囲およびその散らばりと、就床/睡眠期間の取り得る範囲およびその散
らばりとを、同時かつ直感的に視認することができるため、これらの関係を容易に把握で
きる。また、表示位置が異なる箱ひげが多いほど、閲覧者は、対象者の行動習慣が統一さ
れておらず不適切であることについて、一見して容易に把握できる。
【0097】
(表示例6)
図8は、表示部320に出力される表示画面の別の例である表示画面320Fを示す図
である。表示画面320Fには、使用期間情報321および就床/睡眠期間情報322が
帯状グラフとして表示されている。本表示例において、帯状グラフは、
図8に示すX軸に
沿って区画された時間帯を表すマス目に描画される。本表示例では、10分間単位に区画
されたマス目が24時間に渡りX軸に沿って連続して並べて表示されている。
【0098】
本表示例の使用期間情報321は、時間軸(
図8に示すX軸)に沿って描画される、使
用期間を示す帯状グラフである。例えば、
図8に示す「4月11日」における「デバイス
使用期間」の行において、「21時20分~22時0分」、「22時30分~23時40
分」、「7時30分~8時30分」、「8時40分~8時50分」の時間帯の各々が使用
期間を示しており、その他の時間帯と区別可能な態様で表示されている。さらに、対象者
の睡眠に影響を及ぼす睡眠影響期間において対象者がデバイス3を使用した使用期間につ
いては、色を異ならせるなどによって表示態様を異ならせてもよい。
【0099】
同様に、本表示例の就床/睡眠期間情報322は、時間軸(
図8に示すX軸)に沿って
描画される、就床/睡眠期間を示す帯状グラフである。例えば、
図8に示す「4月11日
」における「就床/睡眠期間」の行において、「24時0分~7時0分」の時間帯が就床
/睡眠期間を示しており、その他の時間帯と区別可能な態様で表示されている。さらに、
就床期間と睡眠期間とを、それぞれ区別可能とするために、例えば、
図8の322Aおよ
び322Bに示すように、色を異ならせるなどによって表示態様を異ならせてもよい。
【0100】
また、本表示例では、時間軸に沿って描画した使用期間情報321および就床/睡眠期
間情報322の帯状グラフを、単位期間である1日毎に時間軸方向の垂直方向(
図8に示
すY軸方向)に、時間帯を揃えて整列して表示させている。したがって、表示画面320
Fを閲覧する閲覧者は、単位期間毎の使用期間同士を視覚的に容易に対比でき、また、単
位期間毎の就床/睡眠期間情報同士を視覚的に容易に対比できる。そのため、閲覧者は、
対象期間における、単位期間毎の使用期間の長さの差異および時間的ずれ、並びに、単位
期間毎の就床/睡眠期間の長さの差異および時間的ずれを、視覚的かつ直感的に把握でき
る。
【0101】
なお、表示例6において、グラフの種類は帯状グラフに限定されるものではなく、例え
ば線状グラフであってもよい。
【0102】
(表示例7)
本表示例は、表示例6に対してさらに表示する情報を追加した例である。
図9は、表示
部320に出力される表示画面の別の例である表示画面320Gを示す図である。表示画
面320Gには、表示画面320Fに表示される情報に加えて、使用期間情報321と就
床/睡眠期間情報322との間隔を示す間隔情報325がさらに表示される。間隔情報3
25とは、使用期間を示すグラフと就床/睡眠期間を示すグラフとがこの順で時間軸に沿
って連続して並ぶときの、使用期間を示すグラフと就床/睡眠期間を示すグラフとの間隔
を示す情報であり、一例として出力態様情報に含まれる。
【0103】
本表示例では、使用期間情報321としての使用期間を示す帯状グラフと、就床/睡眠
期間情報322としての就床/睡眠期間を示す帯状グラフとの間に、間隔情報325が表
示される。間隔情報325は、連続する就床/睡眠期間の先頭(開始時間)と、当該就床
/睡眠期間の直前の使用期間の末尾(終了時間)とを結ぶ線状画像である。間隔情報32
5の典型例は画像であるが、間隔の長さを示すテキストであってもよい。
【0104】
表示画面320Gを閲覧する閲覧者は、間隔情報325を視認するだけで、対象者の就
床/睡眠期間と、その直前のデバイス使用期間との時間的間隔を容易に認識することがで
きる。
【0105】
また、間隔情報325のデザインは、間隔の長さに応じて定められてもよい。当該デザ
インは、一例として、出力態様情報に含まれる。デザインとは、色、ハッチング、線種、
線の太さなどである。一例として、間隔情報325は、
図9に示されるように、間隔の長
さが所定時間(例えば1時間)未満である場合は実線(325B)で出力され、間隔の長
さが所定時間(例えば1時間)以上である場合は点線(325A)で出力されてもよい。
このように、間隔情報325が、間隔の長さに応じたデザインで出力されることによって
、閲覧者は、間隔の各々について、デザインによりその長さの程度を容易に認識すること
ができる。また、異なるデザインの間隔情報325が混在するほど、閲覧者は、対象者の
行動習慣が統一されておらず不適切であることについて。一見して容易に把握できる。間
隔が所定時間(例えば1時間)未満であることを示す間隔情報325は閲覧者にとって特
に重要であることから、赤色等の、注意を引く出力態様で出力することにより目立たせる
ことが好ましい。
【0106】
なお、表示例6と表示例7とは、出力装置に対する入力操作に応じて適宜に切り替えて
表示されてもよい。
【0107】
(表示例8)
表示例6および7において、就床/睡眠期間情報322は、さらに対象者の睡眠の深さ
を示すように表示されていてもよい。
図10は、表示部320に出力される表示画面の別
の例である表示画面320Hを示す図である。表示画面320Hには、就床/睡眠期間情
報322が、覚醒(W)レム睡眠(R)、およびノンレム睡眠ステージ1~4(N1~N
4)に分類されて表示されている。これにより、表示画面320Hを閲覧する閲覧者は、
対象者の使用期間と就床/睡眠期間との関係を確認しつつ、使用期間と睡眠の深さとの関
係についても容易に把握することができる。睡眠ステージは、行動習慣を見直すための補
助的情報として用いることができる。
【0108】
なお、表示例6または7と表示例8とは、出力装置に対する入力操作に応じて適宜に切
り替えて表示されてもよい。
【0109】
(表示例9)
使用期間情報321は、単位期間毎に単位期間内の使用期間の長さを合計した総使用時
間を含んでもよい。また、就床/睡眠期間情報322は、単位期間毎に単位期間内の就床
/睡眠期間の長さを合計した総睡眠時間を含んでもよい。
図11は、表示部320に出力
される表示画面の別の例である表示画面320Jを示す図である。表示画面320Jでは
、総使用時間としての使用期間情報321を示す棒グラフと、総睡眠時間としての就床/
睡眠期間情報322を示す棒グラフとを一対として、単位期間毎に並べて表示している。
【0110】
表示画面320Jを閲覧する閲覧者は、総使用時間および総睡眠時間の一対を単位期間
毎に視覚的に対比可能となる。そのため、閲覧者は、総使用時間と総睡眠時間との関係を
視覚的かつ直感的に把握できる。総使用時間および総睡眠時間は、行動習慣を見直すため
の補助的情報として用いることができる。
【0111】
<効果>
情報出力システム1000は、以上に説明した機能を備える。したがって、情報出力シ
ステム1000は、対象期間における、(1)使用期間情報と、就床/睡眠期間情報と、
就床/睡眠期間の変動度合情報とを出力する。または、情報出力システム1000は、(
2)使用期間情報とともに、就床/睡眠期間情報の各々を、就床/睡眠期間同士を対比可
能に出力する。よって、出力される情報を閲覧する閲覧者は、対象期間において、対象者
がデバイスの画面を見たであろう期間と就床/睡眠期間との関係を容易に認識できるため
、前者期間が後者期間に及ぼす影響について直感的に把握し易い。この結果、閲覧者は、
より良い睡眠を実現するために目および睡眠に関する行動習慣を見直す契機を対象者に与
えることができる。
【0112】
閲覧者は、対象者自身であってもよいし、対象者を診療する医療関係者(例えば産業医
)であってもよい。対象者自身が閲覧することにより、対象者自身が入眠に影響を及ぼさ
ないようにデバイスを使用しようと意識する契機となり得る。また、医療関係者が閲覧す
ることにより、医療関係者が対象者に対してデバイスの好適使用または生活リズムの改善
などに関する指導を与える契機となり得る。
【0113】
なお、デバイスの好適な使用例は、就床の1時間程度前までに使用を終了する、ブルー
ライトカットメガネおよびブルーライトカットフィルムを利用する、等である。
【0114】
これらの契機を与えた結果、対象者が行動習慣を見直してより良い行動を取れば、概日
リズムの乱れが改善され、ひいてはQOLおよび日中の活動パフォーマンスの向上が期待
される。
【0115】
<収集フェーズにおける処理の流れ>
図12は、収集フェーズにおける処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【0116】
まず、デバイス3において、使用状態監視部301は、デバイス3の使用状態を判定す
る(ステップS1)。使用状態監視部301は、デバイス3が使用状態であると判定した
場合(YES)は、ステップS2に進み、デバイス3が使用状態ではないと判定した場合
(NO)は、ステップS1に戻る。デバイス3の使用状態を判定するステップは、例えば
、数秒毎、1分毎などの所定の間隔で行われてよく、ステップS1においてYESとなる
まで、ステップS1が繰り返される。
【0117】
使用状態監視部301は、デバイス3が使用状態であると判定した場合、使用情報をサ
ーバ1に送信する(ステップS2)。
【0118】
次に、使用状態監視部301は、使用情報を送信してから所定時間経過したか否かを判
定する(ステップS3)。使用情報を送信してから所定時間が経過している場合(YES
)は、ステップS1に戻る。また、使用情報を送信してから所定時間が経過していない場
合は、ステップS3を繰り返す。
【0119】
デバイス3において、就床/睡眠管理部302は、就床時間または睡眠時間が入力され
た否かを判定する(ステップS11)。就床時間または睡眠時間が入力されたと判定した
場合(YES)は、ステップS13に進み、就床時間または睡眠時間が入力されていない
と判定した場合(NO)は、ステップS12に進む。
【0120】
次に、就床/睡眠管理部302は、睡眠データを取得したか否かを判定する(ステップ
S12)。睡眠データを取得したと判定した場合(YES)は、ステップS13に進み、
睡眠データを取得していないと判定した場合(NO)は、ステップS11に戻る。
【0121】
就床/睡眠管理部302は、入力された就床時間または睡眠時間、または取得された睡
眠データに基づいて、就床/睡眠情報をサーバ1に送信する(ステップS13)。
【0122】
なお、ステップS1~S3とステップS11~S13とは、並列に実行されてよい。ま
た、ステップS11およびステップS12のいずれか一方は省略されてもよい。
【0123】
一方、サーバ1において、就床/睡眠情報格納部1012は、デバイス3から取得した
就床/睡眠情報を就床/睡眠情報記憶部112に格納する(ステップS21)。
【0124】
また、サーバ1において、使用情報格納部1011は、デバイス3から取得した使用情
報を使用情報記憶部111に格納する(ステップS22)。
【0125】
ステップS21とステップS22とは、並列に実行されてよい。
【0126】
以上の手順により、情報出力システム1000は、使用情報、および就床/睡眠期間情
報をサーバ1に収集する。
【0127】
<出力フェーズにおける処理の流れ>
図13は、出力フェーズにおける処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本例で
は、デバイス3からサーバ1に対して出力要求を送信するケースについて説明する。
【0128】
まず、デバイス3において、取得部303は、サーバ1に対して出力要求を送信する(
ステップS101)。
【0129】
サーバ1において、出力要求を受信すると、使用期間特定部1021は、使用情報記憶
部111に格納されている使用情報に基づいて、対象期間に含まれる使用期間を特定する
(使用期間特定ステップ;ステップS102)。
【0130】
また、サーバ1において、出力要求を受信すると、就床/睡眠期間特定部1022は、
就床/睡眠情報記憶部112に格納されている就床/睡眠情報に基づいて、対象期間に含
まれる就床/睡眠期間を特定する(就床/睡眠期間特定ステップ;ステップS103)。
【0131】
ステップS102とステップS103とは、並列に実行されてよい。
【0132】
次に、サーバ1において、生成部103は、出力用情報を生成する(生成ステップ;ス
テップS104)。生成部103は、生成した出力用情報を、出力要求を送信したデバイ
ス3に送信する。
【0133】
デバイス3において、取得部303は、サーバ1より送信された出力用情報を取得する
(ステップS105)。
【0134】
最後に、デバイス3において、出力制御部304は、出力用情報を出力装置としての表
示部320に出力させる。
【0135】
以上の手順により、情報出力システム1000は、使用期間情報と就床/睡眠期間情報
とを出力装置から出力させる。
【0136】
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態
にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰
り返さない。
【0137】
本実施形態は、実施形態1のサーバ1が備える機能を、複数台のサーバに分散配置する
形態である。
【0138】
図14は、本実施形態の情報出力システム1000Aの要部構成例を示すブロック図で
ある。情報出力システム1000Aは、デバイス3、サーバ1A、サーバ2、およびサー
バ4から構成される。
【0139】
サーバ1Aは、制御部100Aおよび記憶部110を備える。制御部100Aは、サー
バ1Aの各機能を統括して制御する。制御部100Aは、例えば、CPUなどのプロセッ
サである。制御部100Aは、例えば、各機能を実行する制御プログラムを記憶部110
から読み出してRAMへ展開して実行することにより、各制御を実現する。制御部100
Aは、格納部101を備える。
【0140】
サーバ2は、制御部200を備える。制御部200は、サーバ2の各機能を統括して制
御する。制御部200は、例えば、CPUなどのプロセッサである。制御部200は、例
えば、各機能を実行する制御プログラムを記憶部(不図示)から読み出してRAMへ展開
して実行することにより、各制御を実現する。制御部200は、特定部202を備える。
特定部202は、実施形態1の特定部102と同様の機能を有する。特定部202は、使
用期間特定部2021および就床/睡眠期間特定部2022を備える。使用期間特定部2
021および就床/睡眠期間特定部2022は、それぞれ、実施形態1の使用期間特定部
1021および就床/睡眠期間特定部1022と同様の機能を有する。つまり、使用期間
特定部1021は、使用情報記憶部111に記憶されている使用情報に基づいて、対象期
間に含まれる使用期間を特定する。就床/睡眠期間特定部1022は、就床/睡眠情報記
憶部112に記憶されている就床/睡眠情報に基づいて、対象期間に含まれる就床/睡眠
期間を特定する。
【0141】
サーバ4は、制御部400を備える。制御部400は、サーバ4の各機能を統括して制
御する。制御部400は、例えば、CPUなどのプロセッサである。制御部400は、例
えば、各機能を実行する制御プログラムを記憶部(不図示)から読み出してRAMへ展開
して実行することにより、各制御を実現する。制御部400は、生成部403を備える。
生成部403は、実施形態1の生成部103と同様の機能を有する。つまり、生成部40
3は、使用期間特定部2021が特定した使用期間に関する使用期間情報と就床/睡眠期
間特定部2022が特定した就床/睡眠期間に関する就床/睡眠期間情報とを出力装置に
出力させるための出力用情報を生成する。
【0142】
サーバ1A、2、4は、それぞれ、同じ事業者によって運営されてもよいし、異なる事
業者によって運営されてもよい。
【0143】
〔実施形態3〕
本発明のさらなる他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記
実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その
説明を繰り返さない。
【0144】
本実施形態は、実施形態1のサーバ1が備える生成部103の機能をデバイス側に搭載
し、デバイス側にて出力用情報を生成する形態である。
【0145】
図15は、本実施形態の情報出力システム1000Bの要部構成例を示すブロック図で
ある。情報出力システム1000Bは、デバイス6、およびサーバ1Bから構成される。
サーバ1Bは、制御部100Bおよび記憶部110を備える。制御部100Bは、サーバ
1Bの各機能を統括して制御する。制御部100Bは、例えば、CPUなどのプロセッサ
である。制御部100Bは、例えば、各機能を実行する制御プログラムを記憶部110か
ら読み出してRAMへ展開して実行することにより、各制御を実現する。制御部100B
は、格納部101と特定部102とを備える。本実施形態の特定部102は、特定した使
用期間および就床/睡眠期間を、デバイス6に送信する。
【0146】
デバイス6は、制御部300A、入力部310、表示部320を備える。制御部300
Aは、デバイス6の各機能を統括して制御する。制御部300Aは、例えば、CPUなど
のプロセッサである。制御部300Aは、例えば、各機能を実行する制御プログラムを記
憶部(不図示)から読み出してRAMへ展開して実行することにより、各制御を実現する
。制御部300Aは、使用状態監視部301、就床/睡眠管理部302、取得部303A
、生成部305、および出力制御部304を備える。
【0147】
取得部303Aは、サーバ1Bから、使用期間および就床/睡眠期間を取得する点を除
き、実施形態1の取得部303と同様の機能を有する。
【0148】
生成部305は、取得部303Aが取得した使用期間に関する使用期間情報と就床/睡
眠期間に関する就床/睡眠期間情報とを出力装置に出力させるための出力用情報を生成す
る。
【0149】
<出力フェーズにおける処理の流れ>
図16は、情報出力システム1000Bの出力フェーズにおける処理の一例を示すシー
ケンス図である。本例では、デバイス6からサーバ1Bに対して出力要求を送信するケー
スについて説明する。
【0150】
まず、デバイス6において、取得部303Aは、サーバ1Bに対して出力要求を送信す
る(ステップS201)。
【0151】
サーバ1Bにおいて、出力要求を受信すると、使用期間特定部1021は、使用情報記
憶部111に格納されている使用情報に基づいて、対象期間に含まれる使用期間を特定す
る(ステップS202)。
【0152】
また、サーバ1Bにおいて、出力要求を受信すると、就床/睡眠期間特定部1022は
、就床/睡眠情報記憶部112に格納されている就床/睡眠情報に基づいて、対象期間に
含まれる就床/睡眠期間を特定する(ステップS203)。
【0153】
ステップS202とステップS203とは、並列に実行されてよい。
【0154】
次に、サーバ1Bにおいて、特定部102は、特定した使用期間、および就床/睡眠期
間を、出力要求を送信したデバイス6に送信する(ステップS204)。
【0155】
デバイス6において、取得部303Aは、使用期間および就床/睡眠期間をサーバ1B
から取得する(取得ステップ;ステップS205)。
【0156】
デバイス6において、生成部305は、出力用情報を生成する(生成ステップ;ステッ
プS206)。
【0157】
最後に、デバイス6において、出力制御部304は、出力用情報を出力装置としての表
示部320に出力させる(出力制御ステップ;ステップS207)。
【0158】
以上の手順により、情報出力システム1000Bは、使用期間情報と就床/睡眠期間情
報とを出力装置から出力させる。
【0159】
〔ソフトウェアによる実現例〕
情報出力システム1000、1000A、1000B、並びに、サーバ1、1A、1B
、2、4、およびデバイス3、6(以下、それぞれ「システム」および「装置」と呼ぶ)
の機能は、当該システムおよび当該装置としてコンピュータを機能させるためのプログラ
ムであってもよい。前記機能は、当該システムおよび当該装置の各制御ブロック(特に制
御部100、100A、100B、200、300、300A、400に含まれる各部)
としてコンピュータを機能させるためのプログラムにより実現することができる。
【0160】
この場合、前記システムおよび前記装置は、前記プログラムを実行するためのハードウ
ェアとして、少なくとも1つの制御装置(例えばプロセッサ)と少なくとも1つの記憶装
置(例えばメモリ)を有するコンピュータを備えている。この制御装置と記憶装置により
前記プログラムを実行することにより、前記各実施形態で説明した各機能が実現される。
【0161】
前記プログラムは、一時的ではなく、コンピュータ読み取り可能な、1または複数の記
録媒体に記録されていてもよい。この記録媒体は、上記装置が備えていてもよいし、備え
ていなくてもよい。後者の場合、上記プログラムは、有線または無線の任意の伝送媒体を
介して上記装置に供給されてもよい。
【0162】
また、前記各制御ブロックの機能の一部または全部は、論理回路により実現することも
可能である。例えば、前記各制御ブロックとして機能する論理回路が形成された集積回路
も本発明の範疇に含まれる。この他にも、例えば量子コンピュータにより上記各制御ブロ
ックの機能を実現することも可能である。
【0163】
〔まとめ〕
本開示の態様1に係る出力制御方法は、1または複数の情報処理装置により実行される
出力制御方法であって、対象期間に含まれる、対象者が表示部を有するデバイスを使用し
た使用期間を特定する使用期間特定ステップと、前記対象期間に含まれる、前記対象者が
就床状態および睡眠状態の少なくとも一方にある就床/睡眠期間を特定する就床/睡眠期
間特定ステップと、前記使用期間に関する使用期間情報と、前記就床/睡眠期間に関する
就床/睡眠期間情報とを含む出力用情報を生成する生成ステップと、前記出力用情報を出
力装置に出力させる出力制御ステップとを含み、前記出力用情報は、前記対象期間に含ま
れる単位期間毎の前記就床/睡眠期間の変動度合を示す情報をさらに含む、または、前記
単位期間毎の前記就床/睡眠期間同士を対比可能な態様で、前記就床/睡眠期間情報の各
々を出力させるための出力態様情報である。
【0164】
本開示の態様2に係る出力制御方法は、前記態様1において、前記使用期間は、前記単
位期間のうち前記対象者の睡眠に影響する所定期間において前記対象者が前記デバイスを
使用した期間であってもよい。
【0165】
本開示の態様3に係る出力制御方法は、前記態様1または2において、前記使用期間情
報は、時間軸に沿って描画される、前記使用期間を示すグラフであり、前記就床/睡眠期
間情報は、前記時間軸に沿って描画される、前記就床/睡眠期間を示すグラフであり、前
記出力態様情報は、前記グラフの各々を、前記単位期間毎に前記時間軸方向の垂直方向に
整列して出力させるための情報であってもよい。
【0166】
本開示の態様4に係る出力制御方法は、前記態様3において、前記出力態様情報は、前
記使用期間を示す前記グラフと前記就床/睡眠期間を示す前記グラフとがこの順で前記時
間軸に沿って連続して並ぶときの、当該使用期間を示す前記グラフと当該就床/睡眠期間
を示す前記グラフとの間隔を示す間隔情報を含んでもよい。
【0167】
本開示の態様5に係る出力制御方法は、前記態様4において、前記間隔情報は、前記使
用期間を示す前記グラフにおける時間軸方向の末尾と前記就床/睡眠期間を示す前記グラ
フにおける時間軸方向の先頭とを結ぶ線状画像であってもよい。
【0168】
本開示の態様6に係る出力制御方法は、前記態様4または5において、前記出力態様情
報は、前記間隔の長さに応じて予め定められた、前記間隔情報のデザインを示す情報を含
んでもよい。
【0169】
本開示の態様7に係る出力制御方法は、前記態様1~6のいずれかにおいて、前記使用
期間特定ステップにて、前記対象者が使用する複数の前記デバイスを区別することなく前
記使用期間を特定してもよい。
【0170】
本開示の態様8に係る情報生成装置は、対象期間に含まれる、対象者が表示部を有する
デバイスを使用した使用期間を特定する使用期間特定部と、前記対象期間に含まれる、前
記対象者が就床状態および睡眠状態の少なくとも一方にある就床/睡眠期間を特定する就
床/睡眠期間特定部と、前記使用期間に関する使用期間情報と前記就床/睡眠期間に関す
る就床/睡眠期間情報とを出力装置に出力させるための出力用情報を生成する生成部とを
備え、前記出力用情報は、前記対象期間に含まれる単位期間毎の前記就床/睡眠期間の変
動度合を示す情報をさらに含む、または、前記単位期間毎の前記就床/睡眠期間同士を対
比可能な態様で、前記就床/睡眠期間情報の各々を出力させるための情報である。
【0171】
本開示の態様9に係る情報生成装置は、対象期間に含まれる、対象者が表示部を有する
デバイスを使用した使用期間、並びに、前記対象期間に含まれる、前記対象者が就床状態
および睡眠状態の少なくとも一方にある就床/睡眠期間を、外部装置から取得し、前記使
用期間に関する使用期間情報と前記就床/睡眠期間に関する就床/睡眠期間情報とを出力
装置に出力させるための出力用情報を生成する生成部を備え、前記出力用情報は、前記対
象期間に含まれる単位期間毎の前記就床/睡眠期間の変動度合を示す情報をさらに含む、
または、前記単位期間毎の前記就床/睡眠期間同士を対比可能な態様で、前記就床/睡眠
期間情報の各々を出力させるための情報である。
【0172】
本開示の態様10に係る出力制御プログラムは、コンピュータに、前記態様8または9
に記載の情報生成装置から前記出力用情報を取得する取得ステップと、前記取得した出力
用情報を前記出力装置に出力させる出力制御ステップと、を実行させてもよい。
【0173】
本開示の態様11に係る出力制御プログラムは、コンピュータに、対象期間に含まれる
、対象者が表示部を有するデバイスを使用した使用期間、並びに、前記対象期間に含まれ
る、前記対象者が就床状態および睡眠状態の少なくとも一方にある就床/睡眠期間を、外
部装置から取得する取得ステップと、前記使用期間に関する使用期間情報と前記就床/睡
眠期間に関する就床/睡眠期間情報とを出力装置に出力させるための出力用情報を生成す
る生成ステップであって、前記出力用情報は、前記対象期間に含まれる単位期間毎の前記
就床/睡眠期間の変動度合を示す情報をさらに含む、または、前記単位期間毎の前記就床
/睡眠期間同士を対比可能な態様で、前記就床/睡眠期間情報の各々を出力させるための
情報である、生成ステップと、前記生成した出力用情報を前記出力装置に出力させる出力
制御ステップと、を実行させる。
【0174】
本開示の態様8および9に係る情報生成装置は、コンピュータによって実現してもよく
、この場合には、コンピュータを前記情報生成装置が備える各部(ソフトウェア要素)と
して動作させることにより前記情報生成装置をコンピュータにて実現させる前記情報生成
装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、
本発明の範疇に入る。
【0175】
本開示の態様10および11に係る出力制御プログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
【0176】
本開示の態様12に係る出力制御方法は、前記態様1~7のいずれかにおいて、前記使
用期間情報は、前記単位期間あたりの前記使用期間の長さの平均値を示す情報、および、
前記単位期間あたりの前記使用期間の開始時刻の平均値と終了時刻の平均値とを示す情報
、の少なくとも一方であり、前記就床/睡眠期間情報は、前記単位期間あたりの前記就床
/睡眠期間の長さの平均値を示す情報、および、前記単位期間あたりの前記就床/睡眠期
間の開始時刻の平均値と終了時刻の平均値とを示す情報、の少なくとも一方であってもよ
い。
【0177】
本開示の態様13に係る出力制御方法は、前記態様1~7、12のいずれかにおいて、
前記変動度合は、前記単位期間あたりの前記就床/睡眠期間の長さの平均値と、前記単位
期間あたりの前記就床/睡眠期間の長さの最大値との差、および、前記平均値と、前記単
位期間あたりの前記就床/睡眠期間の長さの最小値との差、の少なくとも一方であっても
よい。
【0178】
本開示の態様14に係る出力制御方法は、前記態様1~7、12、13のいずれかにお
いて、前記変動度合を示す情報は、前記変動度合に応じて定まる評価を示す情報であって
もよい。
【0179】
本開示の態様15に係る出力制御方法は、前記態様1~7、12~14のいずれかにお
いて、前記使用期間特定ステップにて、前記単位期間毎に前記単位期間内の前記使用期間
の長さを合計した総使用時間をさらに特定し、前記使用期間情報は、前記総使用時間をさ
らに含んでもよい。
【0180】
本開示の態様16に係る出力制御方法は、前記態様1~7、12~15のいずれかにお
いて、前記就床/睡眠期間特定ステップにて、前記単位期間毎に前記単位期間内の前記就
床/睡眠期間の長さを合計した総睡眠時間をさらに特定し、前記就床/睡眠期間情報は、
前記総睡眠時間をさらに含んでもよい。
【0181】
本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の
変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて
得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0182】
1、4 サーバ(情報生成装置)
1A、1B、2 サーバ
3、3A~3C、6 デバイス
100、100A、100B、300、300A、200、400 制御部
101 格納部
1011 使用情報格納部
1012 就床/睡眠情報格納部
102、202 特定部
1021、2021 使用期間特定部
1022、2022 就床/睡眠期間特定部
103、305、403 生成部
110 記憶部
111 使用情報記憶部
112 就床/睡眠情報記憶部
301 使用状態監視部
302 就床/睡眠管理部
303、303A 取得部
304 出力制御部
310 入力部
320 表示部
1000、1000A、1000B 情報出力システム