(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024075433
(43)【公開日】2024-06-03
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0481 20220101AFI20240527BHJP
G06F 3/14 20060101ALI20240527BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20240527BHJP
【FI】
G06F3/0481
G06F3/14 350A
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022186936
(22)【出願日】2022-11-22
(71)【出願人】
【識別番号】398018021
【氏名又は名称】株式会社アドバンスト・メディア
(74)【代理人】
【識別番号】100127384
【弁理士】
【氏名又は名称】坊野 康博
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 清幸
(72)【発明者】
【氏名】中村 正規
【テーマコード(参考)】
5B069
5E555
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5B069CA01
5B069CA14
5E555AA02
5E555AA04
5E555AA26
5E555AA76
5E555BA02
5E555BA06
5E555BA45
5E555BA69
5E555BB02
5E555BB06
5E555BC17
5E555CA02
5E555CB02
5E555CB33
5E555CB44
5E555DB03
5E555DB20
5E555DB49
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5E555DB57
5E555DC13
5E555DC18
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5E555DD06
5E555DD07
5E555EA07
5E555EA08
5E555EA09
5E555FA00
5L049CC12
5L050CC12
(57)【要約】 (修正有)
【課題】利便性の低下を招くことなく、Webサイトの閲覧者が必要とする情報をより効率的に提供可能な技術を実現する情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム。
【解決手段】情報処理システム1において、端末装置10は、Webページ及びコンテンツの閲覧をWebページ提供サーバに要求し、受信したWebページ及びコンテンツを表示するための表示データに基づいて、Webページ及びコンテンツを表示し、表示された画面に対する操作を行う。Webページ提供サーバ20は、端末装置からの要求に応じて、Webページ及びコンテンツのデータと、当該Webページ及びコンテンツのデータに含まれるいずれかのWebページ及びコンテンツに直接遷移する契機となる情報を表示するための第1対話ウィンドウのデータ又は第1対話ウィンドウを表示する契機となる第2対話ウィンドウのデータとを含む表示データを端末装置に送信する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Webページを表示する端末装置と、前記端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータを提供するWebページ提供サーバとを含む情報処理システムであって、
前記端末装置は、
Webページ及びコンテンツの閲覧を前記Webページ提供サーバに要求する閲覧要求手段と、
前記Webページ提供サーバから受信した前記Webページ及びコンテンツを表示するための表示データに基づいて、前記Webページ及びコンテンツを表示するWebページ及びコンテンツ表示手段と、
前記Webページ及びコンテンツ表示手段によって表示された画面に対する操作を行う操作手段と、を備え、
前記Webページ提供サーバは、
前記端末装置からの要求に応じて、前記Webページ及びコンテンツのデータと、当該Webページ及びコンテンツのデータに含まれるいずれかのWebページ及びコンテンツに直接遷移する契機となる情報を表示するための第1ウィンドウのデータ、または、前記第1ウィンドウを表示する契機となる第2ウィンドウのデータとを含む前記表示データを前記端末装置に送信する表示データ送信手段を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記第2ウィンドウには、
タグを流動的に表示するサイネージウィンドウ及びタグを絞り込む属性を表すボタンが含まれることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第1ウィンドウには、
Webページあるいはコンテンツの部分に付したタグの名称、タイトル及び属性を表す情報を含むタグを表示するタグ表示ウィンドウが含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記第1ウィンドウには、
Webサイトに含まれるページに付されたタグの名称、タイトル及び属性を表す情報を含むWebサイト情報表示ウィンドウが含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記第1ウィンドウには、
動画コンテンツの部分に付されたタグを含む拡大情報表示ウィンドウが含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記第1ウィンドウには、
他のWebサイトのWebページに付されたタグを含む拡大情報表示ウィンドウが含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記第1ウィンドウには、
Webサイトのページに共通する属性を表す共通属性及びコンテンツの部分に共通する属性を表す共通属性及び他のWebサイトのページに共通する属性を表す共通属性に基づく表示内容の操作を行うための共通属性操作ウィンドウと、当該のWebページ及びコンテンツの部分の属性を表す特定属性に基づく表示内容の操作を行うための特定属性操作ウィンドウとが含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項8】
Webページ及びWebページに関連するコンテンツの一部または全体及びWebページに関連付けられていないコンテンツの一部または全体について、前記第1ウィンドウのデータ及び前記第2ウィンドウのデータを生成するウィンドウ情報生成手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項9】
Webページを表示する端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータを提供するサーバの機能を構成する情報処理装置であって、
前記端末装置からの要求に応じて、前記Webページ及びコンテンツのデータと、当該Webページ及びコンテンツのデータに含まれるいずれかのWebページ及びコンテンツに直接遷移する契機となる情報を表示するための第1ウィンドウのデータ、または、前記第1ウィンドウを表示する契機となる第2ウィンドウのデータとを含む表示データを前記端末装置に送信する表示データ送信手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項10】
Webページを表示する端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータに対し、当該Webページ及びコンテンツの内容を視覚的に把握可能な形態の所定情報を付加する情報処理装置であって、
前記Webページ及びコンテンツのデータを取得するデータ取得手段と、
前記Webページ及びコンテンツのデータにおける一部または全体に対して、タイトル及び属性を表す情報を含むタグ及び当該タグの名称を付加し、前記Webページ及びコンテンツのデータにおける一部または全体を一覧表示する第1ウィンドウを設定する第1ウィンドウ設定手段と、
前記第1ウィンドウを表示する契機となり、前記第1ウィンドウに含まれる前記Webページ及びコンテンツのデータにおける一部または全体に付加されたタグを流動的に表示第2ウィンドウを設定する第2ウィンドウ設定手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項11】
Webページを表示する端末装置と、前記端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータを提供するWebページ提供サーバとを含む情報処理システムで実行される情報処理方法であって、
前記端末装置が、
Webページ及びコンテンツの閲覧を前記Webページ提供サーバに要求する閲覧要求ステップと、
前記Webページ提供サーバから受信した前記Webページ及びコンテンツを表示するための表示データに基づいて、前記Webページ及びコンテンツを表示するWebページ及びコンテンツ表示ステップと、
前記Webページ及びコンテンツ表示ステップにおいて表示された画面に対する操作を行う操作ステップと、を実行し、
前記Webページ提供サーバが、
前記端末装置からの要求に応じて、前記Webページ及びコンテンツのデータと、当該Webページ及びコンテンツのデータに含まれるいずれかのWebページ及びコンテンツに直接遷移する契機となる情報を表示するための第1ウィンドウのデータ、または、前記第1ウィンドウを表示する契機となる第2ウィンドウのデータとを含む前記表示データを前記端末装置に送信する表示データ送信ステップを実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項12】
Webページを表示する端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータを提供するサーバの機能を構成するコンピュータに、
前記端末装置からの要求に応じて、前記Webページ及びコンテンツのデータと、当該Webページ及びコンテンツのデータに含まれるいずれかのWebページ及びコンテンツに直接遷移する契機となる情報を表示するための第1ウィンドウのデータ、または、前記第1ウィンドウを表示する契機となる第2ウィンドウのデータとを含む表示データを前記端末装置に送信する表示データ送信機能を実現させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のWebサイトは、いわば一方的に情報を提供するものであり、Webサイト来訪者の要望を反映して情報を提供する能力が充分に高いものではなかった。
例えば、Webサイトの閲覧者は、そのトップページにおけるタブあるいはボタンアイコン等のクリック可能領域をクリックすることにより、Webサイトが有する特定のWebページを閲覧し、必要な情報を取得する必要があった。
なお、特許文献1には、Webページ内の目的とするページを効率的に検索する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のWebサイトにおいては、閲覧者が必要とする情報を取得する作業効率が高いものではなかった。
一方、Webサイトの閲覧者は、Webサイトの従来のユーザインターフェースに慣れ親しんでおり、全く異なる形式のユーザインターフェースに変更することは、却って利便性を低下させる可能性がある。
【0005】
本発明の課題は、利便性の低下を招くことなく、Webサイトの閲覧者が必要とする情報をより効率的に提供可能な技術を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理システムは、
Webページを表示する端末装置と、前記端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータを提供するWebページ提供サーバとを含む情報処理システムであって、
前記端末装置は、
Webページ及びコンテンツの閲覧を前記Webページ提供サーバに要求する閲覧要求手段と、
前記Webページ提供サーバから受信した前記Webページ及びコンテンツを表示するための表示データに基づいて、前記Webページ及びコンテンツを表示するWebページ及びコンテンツ表示手段と、
前記Webページ及びコンテンツ表示手段によって表示された画面に対する操作を行う操作手段と、を備え、
前記Webページ提供サーバは、
前記端末装置からの要求に応じて、前記Webページ及びコンテンツのデータと、当該Webページ及びコンテンツのデータに含まれるいずれかのWebページ及びコンテンツに直接遷移する契機となる情報を表示するための第1ウィンドウのデータ、または、前記第1ウィンドウを表示する契機となる第2ウィンドウのデータとを含む前記表示データを前記端末装置に送信する表示データ送信手段を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、利便性の低下を招くことなく、Webサイトの閲覧者が必要とする情報をより効率的に提供可能な技術を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態に係る情報処理システム1の構成を示す模式図である。
【
図2】端末装置10、Webページ提供サーバ20あるいは外部サーバ30を構成する情報処理装置800のハードウェア構成を示す模式図である。
【
図3】Webページ提供サーバ20の機能的構成を示すブロック図である。
【
図4A】第2対話ウィンドウが設定されたWebサイトのトップページの一例を示す模式図である。
【
図4B】第2対話ウィンドウの具体例を示す模式図である。
【
図5A】第1対話ウィンドウの一例を示す模式図である。
【
図5B】第1対話ウィンドウの具体例を示す模式図である。
【
図5C】第1対話ウィンドウにおける属性操作ウィンドウの具体例を示す模式図である。
【
図6】第2対話ウィンドウの具体的適用例を示す模式図である。
【
図7】Webページ提供サーバ20が実行する対話ウィンドウ設定処理の流れを示すフローチャートである。
【
図8】Webページ提供サーバ20が実行するWebページ表示処理の流れを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[第1実施形態]
本実施形態に係る情報処理システムは、Webサイトに含まれる情報を用いて、達成する目的(必要とする情報へのより直接的なアクセス)を定義し、その目的を達成するための情報を構造化する。
また、本実施形態に係る情報処理システムは、Web来訪者とWebサイトとの対話用に動的に出現させる第1対話ウィンドウに、構造化したタグを表示し、その出現・表示のための接点及び、Webサイト運営者との直接対話の接点等を有する第2対話ウィンドウを全てのWebページ上に出現させる。
これにより、Webページの閲覧者は、Webページを探索する従来の操作に加え、アクセス前のWebページに含まれる情報を、その内容を視覚的に把握可能な形態で第1対話ウィンドウに一覧表示できると共に、操作に応じて、第1対話ウィンドウに表示される情報を選択することによりWebページに含まれる情報へのアクセスができる。また、全てのWebページに表示される第2対話ウィンドウによって、Webサイト内の情報のうち運営者から閲覧者に積極的に伝達することを意図した情報等を表示することができる。
したがって、利便性の低下を招くことなく、Webサイトの閲覧者が必要とする情報をより効率的に提供可能な技術を実現することができる。
なお、本発明は、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、タブレット端末等の各種情報処理装置によって構成することが可能であると共に、ネットワークを介して接続される複数の装置が連携して全体の機能を提供する情報処理システム等の形態で実現することもできる。
以下、本発明を情報処理システムとして実現した場合の実施形態について具体的に説明する。
【0010】
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成を示す模式図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、複数の端末装置10と、Webページ提供サーバ20と、外部サーバ30とを含んで構成され、複数の端末装置10、Webページ提供サーバ20及び外部サーバ30とは、ネットワーク40を介して互いに通信可能に構成されている。
なお、外部サーバ30は、本発明を適用した情報処理システム1において適宜備えられるものであり、外部サーバ30を備えない情報処理システム1の構成とすることも可能である。
【0011】
端末装置10は、PC(Personal Computer)あるいはスマートフォン等の情報処理装置によって構成される。また、端末装置10は、Webページの閲覧を行うユーザ(閲覧者)によって使用され、Webページのクリック可能領域をクリックした操作内容や、第1対話ウィンドウ(目的を達成するに必要な情報を有するWebページに含まれる情報を視覚的に把握可能な形態で一覧表示する対話ウィンドウ)及び第2対話ウィンドウ(Webサイト運営者との直接対話の接点等を有する対話ウィンドウ)の操作内容をWebページ提供サーバ20に送信する。また、端末装置10は、Webページの操作内容に応じてWebページ提供サーバ20から送信されたコンテンツ(例えば、ページデータ、ビデオあるいは音声のコンテンツ等)を表示する。なお、第1対話ウィンドウ及び第2対話ウィンドウを総称して、適宜「対話ウィンドウ」と称する。
【0012】
Webページ提供サーバ20は、PCあるいはサーバコンピュータ等の情報処理装置によって構成される。Webページ提供サーバ20は、端末装置10から送信されるWebページの操作内容を表すデータを受信し、第2対話ウィンドウが付されたトップページのデータ、第2対話ウィンドウのデータあるいはWebページ内の特定のページ(サブページ)のデータを端末装置10に送信する。
【0013】
また、Webページ提供サーバ20は、第2対話ウィンドウを含まない一般的な形式のWebサイトのページを対象として、第2対話ウィンドウ及び第2対話ウィンドウにリンクされた第1対話ウィンドウを設定するビルダー機能を備えている。具体的には、Webページ提供サーバ20は、一般的な形式のWebサイトのデータを取得し、Webサイト内に含まれるコンテンツ(ページデータ、ビデオあるいは音声のコンテンツ等)の部分毎にタグを付すと共に、操作に応じて、タグを付された部分に直接遷移することを可能とするための識別情報を設定する。例えば、Webページ提供サーバ20は、動画のコンテンツにおける特定の位置に遷移するためのタイムスタンプ(識別情報)を設定し、この位置から開始される動画の内容に対応するタグを付したり、Webサイトにおける特定のサブページに遷移するためのサブページのURL(識別情報)と、そのサブページが表す内容に対応するタグとを関連付けたりする。
【0014】
このようにタグが付されたコンテンツの部分は、第2対話ウィンドウにおいて、コンテンツの内容を表すタグとして流れるように表示(一方向に移動させながら表示する等)したり、第1対話ウィンドウにおいて、付されているタグと共に、コンテンツの部分を一覧表示(コンテンツの部分のタイトルやサムネイル等を一覧表示)したりすることができる。
【0015】
即ち、Webページ提供サーバ20のビルダー機能により、Webサイト上のWebページや動画の一部分をシーンとして、タグ付けを行い、タグ付けしたものを、第1対話ウィンドウに表示して、Webサイト及び動画を一覧表示し、閲覧者が求めているコンテンツを素早く提供することを可能とする。
例えば、Webサイトであれば、第1対話ウィンドウ及び第2対話ウィンドウを設定するWebサイトのURLをビルダー機能によって登録し、Webサイトに含まれるページの名称、タイトル、属性、詳細をビルダー機能によって登録(タグ付け)する。そして、第2対話ウィンドウを表示させるWebサイトに、第2対話ウィンドウ表示用のスクリプトを埋め込むことで、そのWebサイトをブラウザで閲覧すると、第2対話ウィンドウが表示されることとなる。
また、Webサイトに表示された第2対話ウィンドウの「対話ウィンドウ」ボタン(第1対話ウィンドウへの遷移のためのボタン)を押下すると、第1対話ウィンドウが表示され、第1対話ウィンドウのタグ表示ウィンドウにタグ付けしたタグが一覧表示される。
なお、ビルダー機能によってタグを設定する対象は、例えば、ビジネスを主たる目的として本発明を利用する場合であれば、商談予約等に繋がる可能性が高い各種Webサイトに加え、Webサイトに含まれるか否かにかかわらず、ビジネス機会の獲得の観点から、より有効性が高いと見込まれる動画のシーンや、他のWebサイトの一部(サブページ等)とすることができる。
このような機能をWebサイトに備えることにより、Webサイトを訪問した閲覧者が、一覧表示されたタグから閲覧を希望するタグをクリックすることで、Webサイト運営者等が指定したURLのページを閲覧することが可能となる。
【0016】
外部サーバ30は、他のWebサイトのWebページを蓄積するサーバであり、端末装置10からのアクセスに応じて、Webページのデータを端末装置10に提供する。
本実施形態において、外部サーバ30に蓄積されているWebページのデータは、Webページ提供サーバ20のビルダー機能によって、他のWebサイト毎の第2対話ウィンドウ及び第2対話ウィンドウにリンクされた第1対話ウィンドウを設定することが可能となっている。第1対話ウィンドウ及び第2対話ウィンドウが設定された場合、端末装置10からのアクセスに応じて、外部サーバ30は、他のWebサイトの第1対話ウィンドウ及び第2対話ウィンドウが設定されたWebページのデータを端末装置10に提供する。
【0017】
[情報処理システム1の適用例]
本実施形態における情報処理システム1は、例えば、企業のWebサイトにおいて、その製品販売力を向上させる目的のアプリケーションとサービスを適用対象とすることができ、以下のように活用することができる。
【0018】
(1)Webサイトの製品販売力の向上には、単なる情報提供ばかりでなく、Webサイト運営者の人による直接販売が有効である。
しかしながら、Webサイトにそのような販売機能を付与することは理想ではあるが人の常設等、難しい問題も生ずる。このような中、非対面・非接触の商談の積極的な受容が常態化した現状において、商談予約の機能付与が製品販売力の向上において、極めて重要になりつつある。本実施形態における情報処理システム1によるアプリケーションとサービスでは、商談やウェビナー等の予約を獲得できるシステムとすることができる。
(2)本実施形態における情報処理システム1によって提供されるWebサイトは、従来の操作形態によっても利用することができる。
(3)本実施形態における情報処理システム1では、Webサイトにおける動画コンテンツの部分シーンの活用により商談予約の可能性を向上させることができる。動画は人の心を動かし行動をさせやすいが、動画コンテンツの全体を視聴させることが難しいため、その内容を概観できるように動画コンテンツの部分シーンにタグを付し、タグの内容として部分シーンを特徴づける名称や属性を付与すると共に、そのようなタグ全てを表示し、そこからタグを特定することで、その部分シーンを再生できるようにする。
(4)第1対話ウィンドウに表示するタグの数や属性の数は膨大になるため、物理的に全てのタグや属性を表示することは難しい。そのため、本実施形態における情報処理システム1では、スライドバー機能、共通属性と特定属性の属性操作ウィンドウを介した操作機能等により、来訪者自らが第1対話ウィンドウを介したWebサイトとの対話により、商談予約に繋がる有効な情報を動画やWebページから効率的に得ることが可能となっている。
(5)本実施形態における情報処理システム1では、第1対話ウィンドウに全てのタグを表示・選択可能とすること、及び、第2対話ウィンドウに選択されたタグを流動的に表示・選択可能とする。
(6)本実施形態における情報処理システム1では、第2対話ウィンドウが情報提供の全てのWebページに表示されるため、Webサイトが本来有する商談予約の接点数をさらに増大させることができる。
【0019】
[ハードウェア構成]
図2は、端末装置10、Webページ提供サーバ20あるいは外部サーバ30を構成する情報処理装置800のハードウェア構成を示す模式図である。
図2に示すように、情報処理装置800は、CPU(Central Processing Unit)811と、ROM(Read Only Memory)812と、RAM(Random Access Memory)813と、バス814と、入力部815と、出力部816と、記憶部817と、通信部818と、ドライブ819と、撮像部820と、を備えている。
【0020】
CPU811は、ROM812に記録されているプログラム、または、記憶部817からRAM813にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM813には、CPU811が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
【0021】
CPU811、ROM812及びRAM813は、バス814を介して相互に接続されている。バス814には、入力部815、出力部816、記憶部817、通信部818及びドライブ819が接続されている。
【0022】
入力部815は、情報処理装置800に対する各種情報の入力を受け付ける。本実施形態において、入力部815は、マウスやキーボード等によって表示画面を介した操作入力を受け付ける操作入力部815aと、マイク等によって音声の入力を受け付ける音声入力部815bとを備えている。
出力部816は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
記憶部817は、ハードディスクあるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各サーバで管理される各種データを記憶する。
通信部818は、ネットワークを介して他の装置との間で行う通信を制御する。
【0023】
ドライブ819には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア831が適宜装着される。ドライブ819によってリムーバブルメディア831から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部817にインストールされる。
撮像部820は、レンズ及び撮像素子等を備えた撮像装置によって構成され、被写体のデジタル画像を撮像する。
なお、上記ハードウェア構成は、情報処理装置800の基本的構成であり、一部のハードウェアを備えない構成としたり、付加的なハードウェアを備えたり、ハードウェアの実装形態を変更したりすることができる。例えば、情報処理装置800は、撮像部820を備えない構成としたり、音声認識処理を高速に実行するためのDSP(Digital Signal Processor)を備えたりすることができる。また、情報処理装置800は、入力部815をタッチセンサによって構成し、出力部816のディスプレイに重ねて配置することにより、タッチパネルを備える構成とすることも可能である。
【0024】
[機能的構成]
次に、Webページ提供サーバ20の機能的構成について説明する。
図3は、Webページ提供サーバ20の機能的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、Webページ提供サーバ20のCPU811においては、ユーザインターフェース制御部(UI制御部)51と、第2対話ウィンドウ情報生成部52と、第1対話ウィンドウ情報生成部53と、が機能する。また、Webページ提供サーバ20の記憶部817には、Webページデータベース(WebページDB)71と、コンテンツデータベース(コンテンツDB)72と、が形成される。
【0025】
WebページDB71には、第1対話ウィンドウ及び第2対話ウィンドウが表示されるWebページのURL(Uniform Resource Locator)またはWebページの実データ(キャッシュデータ等)が記憶される。なお、WebページDB71は必要に応じて備えることができ、WebページDB71を備えない場合、Webページの実データは、原データを蓄積するWebページ原から取得することができる。
コンテンツDB72には、第1対話ウィンドウ及び第2対話ウィンドウが表示されるWebページに関連するコンテンツのデータが記憶される。なお、コンテンツのデータには、動画のデータ、静止画のデータ、文章のデータあるいは音声のデータ等に加え、Webページのデータの一部あるいは全部等、多様なコンテンツを表すデータが含まれる。また、コンテンツDB72に記憶されるデータには、タグのデータ(タグデータ群)が含まれる。タグのデータは、Webサイト及びWebページの名称及び属性、WebページDB71あるいは原データのURL、コンテンツ及びコンテンツの部分の名称及び属性、原データのURL、開始位置(時間)あるいは終了位置(時間)等の情報を表すものである。
【0026】
UI制御部51は、端末装置10の利用者がWebページを閲覧するためのユーザインターフェース画面(UI画面)のデータ(表示データ)を生成し、端末装置10に送信する。また、UI制御部51は、端末装置10に表示されたUI画面に入力された情報(クリック操作の内容等)を受信する。例えば、UI制御部51は、Webサイトのトップページ及び第2対話ウィンドウを端末装置10に表示させる表示データを端末装置10に送信したり、ユーザの操作に応じて第1対話ウィンドウを端末装置10に表示さる表示データを端末装置10に送信したり、第1対話ウィンドウに一覧表示されたコンテンツの部分を選択する操作に応じて、コンテンツの部分に直接遷移して、そのコンテンツの部分を表示させるデータを端末装置10に送信したりする。なお、UI制御部51は、第2対話ウィンドウにおいて、「対話ウィンドウ」ボタンの操作前にタグのボタンが押下されている場合には、そのタグで絞り込まれたWebページあるいはコンテンツの部分のみを第1対話ウィンドウに表示させる表示データを端末装置10に送信する。
【0027】
第2対話ウィンドウ情報生成部52は、ビルダー機能の一部を構成するものであり、第2対話ウィンドウが設定されていないWebサイトのトップページに第2対話ウィンドウを設定する処理を実行する。第2対話ウィンドウを設定する処理においては、サイネージウィンドウ(後述)に循環して流動的に表示するタグやメッセージを設定したり、第1対話ウィンドウに導く「対話ウィンドウ」ボタンのリンク先を設定したり、第1対話ウィンドウで表示させるタグをWebページあるいはコンテンツ等の属性により絞り込むボタンを設定したりすることができる。なお、第2対話ウィンドウを設定する処理において、Webサイトに含まれるコンテンツに付されているタグやタイトル等を基に自動的に第2対話ウィンドウのデータを生成したり、コンテンツの内容に応じて、操作者(対話ウィンドウの生成者)がコンテンツの内容を判断し、タグやタイトルを新たに付して第2対話ウィンドウのデータを生成したりすることが可能である。
【0028】
第1対話ウィンドウ情報生成部53は、ビルダー機能の一部を構成するものであり、第1対話ウィンドウが設定されるWebサイトあるいはそのWebサイトに含まれるコンテンツあるいはWebサイトに含まれないコンテンツを対象として第1対話ウィンドウを設定する処理を実行する。第1対話ウィンドウを設定する処理においては、例えば、タグ表示ウィンドウあるいは属性操作ウィンドウの表示内容を設定することができる。なお、第1対話ウィンドウを設定する処理において、Webサイトに含まれるコンテンツに付されているタグやタイトル(または区分名)等を基に自動的に第1対話ウィンドウのデータを生成したり、コンテンツの内容に応じて、操作者(第1対話ウィンドウの生成者)がコンテンツの内容を判断し、タグやタイトルを新たに付して第1対話ウィンドウのデータを生成したりすることが可能である。
【0029】
[実装形態の例]
以上のような機能的構成の下、本実施形態における情報処理システム1では、以下のような実装形態によって、各種目的を達成することができる。
図4Aは、第2対話ウィンドウが設定されたWebサイトのトップページの一例を示す模式図であり、
図4Bは、第2対話ウィンドウの具体例を示す模式図である。また、
図5Aは、第1対話ウィンドウの一例を示す模式図であり、
図5Bは、第1対話ウィンドウにおけるタグ表示ウィンドウの具体例を示す模式図、
図5Cは、第1対話ウィンドウにおける属性操作ウィンドウの具体例を示す模式図である。また、
図6は、第2対話ウィンドウの具体的適用例を示す模式図である。
【0030】
(1)Webサイトの来訪者は、通常タブやクリック可能領域等のクリックを繰り返すことでWebサイトのWebページに含まれる情報を得る(
図4A参照)。そのような中で、特定の目的(例えば、製品販売)を達成するために必要なWebサイトが有する情報をタグと属性により構造化して、全てのタグを第1対話ウィンドウのWebサイト情報表示ウィンドウに表示し、そこからタグを特定することでそのWebページに到達できるようにすれば(
図5B参照)、来訪者の目的達成に寄与し、同時にWebサイト運営者の目的達成の可能性を高めることができる。
(2)目的の達成に有効な動画コンテンツの部分シーンの活用により、商談予約効果を向上できる。動画は人の心を動かし行動をさせやすいが、動画コンテンツの全体を視聴させることが難しいため、その内容を概観できるように動画コンテンツの部分シーンにタグを付すると共に、タグの内容として部分シーンを特徴づける名称や属性を付与する。そして、そのようなタグ全てを拡大情報表示ウィンドウに表示し、そこからタグを特定することでその部分シーンを再生できるようにする(
図5A、
図5B参照)。
【0031】
(3)動画コンテンツに付するタグは、動画コンテンツに到達するためのURL等のアドレスを有する。動画コンテンツの部分シーンに付するタグは、動画コンテンツに到達するためのURL等のアドレス以外に、再生の開始、終了の時間情報も有する。動画コンテンツの部分シーンを概観できるように、動画コンテンツの部分シーンにタグを付し、タグの内容として、部分シーンを特徴づける、「区分名」 “シーン”、「シーンの名称」、シーンで提供したい情報の目的や内容を特徴づける言葉の群(特定属性)を付与したタグの構造体を生成する。例えば、部分シーンが新製品の機能、使い方、利用シーン、効能等の内容を含む場合には、“機能”、“使い方”、“利用シーン”、“効能”等を特定属性(ただし、他の部分シーンとの重複可能)とする。また、動画コンテンツに付するタグは、その内容として、動画コンテンツを特徴づける、「区分名」、“動画”、「動画の名称」、共通属性として、「分野」と「製品」のペア(複数可)と「動画の説明」である(
図5B参照)。
【0032】
(4)関連する他のWebサイトも本Webサイトと同様に独自の第1対話ウィンドウを作成し、そのWebサイト情報ウィンドウのトップのサイト情報部(サイト名称、Webページ共通の共通属性を含む)を当該の第1対話ウィンドウの拡大情報表示ウィンドウに表示する。
(5)タグ表示ウィンドウは、Web来訪者が縦覧できるように、全覧表示ができない場合にも、マウス操作により特定できるようスライドバー機能等が装備されるが、属性操作ウィンドウでもタグ表示ウィンドウの可視表示が可能である。共通属性と特定属性とをそれぞれのウィンドウでWebサイトの来訪者がそれぞれの属性を選択入力することで効率良く表示すべきタグを絞ることができる(
図5C参照)。
【0033】
(6)第1対話ウィンドウに表示するタグの数や属性の数は膨大になるため、物理的にも全ての表示は難しいのでスライドバー機能、共通属性と特定属性の属性操作ウィンドウを介した操作機能等により、来訪者自らが第1対話ウィンドウを介したWebサイトとの対話を行うことにより、商談予約につながる有効な情報を動画やWebページから効率的に得ることができる。
(7)第1対話ウィンドウは、Webサイトのトップページに現れる第2対話ウィンドウ上の対話ウィンドウボタンをクリックすることで出現させることができる(
図4A、
図4B参照)。
(8)第2対話ウィンドウは目的達成に必要な情報を有する全てのWebページに出現させる。
【0034】
(9)第2対話ウィンドウは、全タグの中から選択したタグを循環して流動的に流し選択ができるサイネージウィンドウを有する。なお、第2対話ウィンドウは、メッセージを流すサイネージウィンドウと、第1対話ウィンドウに導く「対話ウィンドウ」ボタン及び、第1対話ウィンドウの表示内容を変更できるボタン(属性を表すボタン)等で構成される。
来訪者とWebサイト運営者との商談予約の接点とそれにつなげる第1対話ウィンドウへの接点を有した第2対話ウィンドウが情報提供の全てのWebページに表示されるため、Webサイトが本来有する商談予約の接点数をさらに増大させることができる。サイネージウィンドウにはタグに加えて、ウェルカムメッセージや利用法のメッセージ等も流すことができる(
図6参照)。
(10)WebサイトのWebページが含む動画や音声等のコンテンツの情報を上述の如くに提供することに加え、その他のコンテンツも含め、また、その他のWebサイトに対してもタグを付し、第1対話ウィンドウに表示することで情報の拡大を行うことができる。
【0035】
なお、上記実装形態の例において、Webページに付するタグは、名称とWebページのURL等のアドレスを有する。必要な情報を有する全てのWebページのそれらの情報を概観できるように、Webページにタグを付し、タグの内容として、Webページを特徴づける、「区分名」、“Web”、「Webページの名称」、Webページで提供したい情報の目的や内容を特徴づける言葉の群(特定属性)を付与したタグの構造体を生成する。また、全てのWebページの共通のタグとしてWebサイトタグを生成する。「区分名」、“サイト”、「サイトの名称」、共通属性として、「分野」と「製品」のペア(複数可)と「サイトの説明」、そして、アドレスはトップページのURLである(
図5B参照)。
【0036】
第1対話ウィンドウは、タグ表示ウィンドウと属性操作ウィンドウで構成される。タグ表示ウィンドウは、Webページ情報表示ウィンドウと拡大情報ウィンドウで構成される。また、属性操作ウィンドウは、タグ表示ウィンドウの表示内容を変更できる共通属性表示ウィンドウと特定属性表示ウィンドウで構成される(
図5A参照)。
第2対話ウィンドウは、第1対話ウィンドウに導く「対話ウィンドウ」ボタン、第1対話ウィンドウの表示内容を変更できるボタン、商談予約やウェビナー予約等の予約を行うことができるボタン等と選択されたタグ、あるいは、“ウェルカム”や利用方法等のメッセージを循環して流動的に表示し、選択できるサイネージウィンドウとで構成される(
図4B参照)。
【0037】
[動作]
次に、情報処理システム1の動作を説明する。
[対話ウィンドウ設定処理]
図7は、Webページ提供サーバ20が実行する対話ウィンドウ設定処理の流れを示すフローチャートである。
対話ウィンドウ設定処理は、Webページ提供サーバ20の入力部815、あるいは、通信部818を介して他の装置から対話ウィンドウ設定処理の実行を指示する操作が行われることに対応して開始される。
【0038】
対話ウィンドウ設定処理が開始されると、ステップS1において、第2対話ウィンドウ情報生成部52は、設定対象のWebページ及びコンテンツの原データをWebページDB71及びコンテンツDB72から取得する。
ステップS2において、第2対話ウィンドウ情報生成部52は、Webページ、コンテンツの部分を特定し、Webページ及びコンテンツの部分に遷移するためのタグを設定する。
ステップS3において、第2対話ウィンドウ情報生成部52は、タグに対して識別情報を設定する。
【0039】
ステップS4において、第2対話ウィンドウ情報生成部52は、第2対話ウィンドウの表示内容(ボタン、流動的に表示するメッセージの内容等)を設定する。なお、第2対話ウィンドウの表示内容は、Webサイトに含まれるコンテンツに付されているタグやタイトル(または区分名)等を基に自動的に設定することや、コンテンツの内容に応じて、操作者(対話ウィンドウの生成者)がコンテンツの内容を判断し、タグやタイトルを新たに付して表示内容を設定したりすることが可能である。
【0040】
ステップS5において、第2対話ウィンドウ情報生成部52は、「対話ウィンドウ」ボタンの操作に対する動作内容を設定する。本実施形態において、「対話ウィンドウ」ボタンの操作に対する動作内容は、サイネージウィンドウにおいて「対話ウィンドウ」ボタンの操作前に押下されているタグのボタンがあれば、そのタグが表す属性に絞って、第1対話ウィンドウにコンテンツ一覧を表示するものと定義される。
【0041】
ステップS6において、第1対話ウィンドウ情報生成部53は、第1対話ウィンドウに表示される内容を設定する。例えば、第1対話ウィンドウ情報生成部53は、タグ表示ウィンドウあるいは属性操作ウィンドウの表示内容を設定する。なお、第1対話ウィンドウを設定する処理においては、Webサイトに含まれるコンテンツに付されているタグやタイトル(または区分名)等を基に自動的に第1対話ウィンドウのデータを生成したり、コンテンツの内容に応じて、操作者(対話ウィンドウの生成者)がコンテンツの内容を判断し、タグやタイトルを新たに付して表示内容を設定したりすることが可能である。
ステップS7において、第2対話ウィンドウ情報生成部52は、設定した表示内容(第2対話ウィンドウに関する設定内容)をコンテンツDB72に記憶する。
【0042】
[Webページ表示処理]
図8は、Webページ提供サーバ20が実行するWebページ表示処理の流れを示すフローチャートである。
Webページ表示処理は、Webページ提供サーバ20の入力部815、あるいは、通信部818を介して他の装置からWebページ表示処理の実行を指示する操作が行われることに対応して開始される。
【0043】
Webページ表示処理が開始されると、ステップS11において、UI制御部51は、WebページDB71及びコンテンツDB72を参照し、表示対象となるWebページのデータ及び第2対話ウィンドウのデータを取得する。
ステップS12において、UI制御部51は、端末装置10に対して、トップページに第2対話ウィンドウを重畳した画面を表示させる表示データを送信する。このとき、端末装置10において、第2対話ウィンドウには、コンテンツの部分等に設定されているタグの種類や、流動的に表示される閲覧者へのメッセージ等が表示される。
【0044】
ステップS13において、UI制御部51は、端末装置10において、第2対話ウィンドウ内をクリックする操作が行われたか否かの判定を行う。なお、このとき、第2対話ウィンドウにおいて、「対話ウィンドウ」ボタンの操作前にタグのボタンが押下されているか否かが併せて判定される。
端末装置10において、第2対話ウィンドウ内をクリックする操作が行われていない場合、ステップS13においてNOと判定されて、処理はステップS14に移行する。
一方、端末装置10において、第2対話ウィンドウ内をクリックする操作が行われた場合、ステップS13においてYESと判定されて、処理はステップS16に移行する。
ステップS14において、UI制御部51は、クリックされたコンテンツあるいはWebページ(即ち、第2対話ウィンドウ外に表示されている遷移先)に遷移して、端末装置10に表示させる。
【0045】
ステップS15において、UI制御部51は、Webページの表示を終了する指示が入力されたか否かの判定を行う。
Webページの表示を終了する指示が入力されていない場合、ステップS15においてNOと判定されて、処理はステップS13に移行する。
一方、Webページの表示を終了する指示が入力された場合、ステップS15においてYESと判定されて、Webページ表示処理は終了する。
【0046】
ステップS16において、UI制御部51は、端末装置10に第1対話ウィンドウを表示させる表示データを送信する。このとき、端末装置10において、第1対話ウィンドウには、Webページあるいはコンテンツの部分毎に設定されているタグやタイトル(または区分名)等が表示される。なお、第2対話ウィンドウにおいて、「対話ウィンドウ」ボタンの操作前にタグのボタンが押下されている場合には、そのタグで絞り込まれたWebページあるいはコンテンツの部分のみが第1対話ウィンドウに表示される。
【0047】
ステップS17において、UI制御部51は、端末装置10において、いずれかのWebページあるいはコンテンツの部分をクリックする操作が行われたか否かの判定を行う。
端末装置10において、いずれのWebページ及びコンテンツの部分をクリックする操作も行われていない場合、ステップS17においてNOと判定されて、処理はステップS19に移行する。
一方、端末装置10において、いずれかのWebページあるいはコンテンツの部分をクリックする操作が行われた場合、ステップS17においてYESと判定されて、処理はステップS18に移行する。
【0048】
ステップS18において、UI制御部51は、クリックされたWebページあるいはコンテンツの部分(即ち、選択されたWebページあるいはコンテンツの部分)に遷移して、端末装置10に表示させる。
ステップS19において、UI制御部51は、Webページの表示を終了する指示が入力されたか否かの判定を行う。
Webページの表示を終了する指示が入力されていない場合、ステップS19においてNOと判定されて、処理はステップS16に移行する。
一方、Webページの表示を終了する指示が入力された場合、ステップS19においてYESと判定されて、Webページ表示処理は終了する。
【0049】
以上のように、本実施形態における情報処理システム1は、クリック操作等によって探索が可能なWebページに対し、Webページあるいはコンテンツの部分の属性や閲覧者へのメッセージ等を表示する第2対話ウィンドウを設定する。また、情報処理システム1では、第2対話ウィンドウを操作することにより、第1対話ウィンドウにおいて、Webページに含まれるコンテンツの部分毎に、属性やタイトルを一覧表示したり、閲覧者が閲覧を希望する属性のコンテンツに絞って、コンテンツの部分毎に、属性やタイトルを一覧表示したりすることができる。
そのため、Webページの閲覧者は、Webページを探索する従来の操作に加え、アクセスしたWebページに含まれる情報を、その内容を視覚的に把握可能な形態で第1対話ウィンドウに一覧表示できると共に、操作に応じて、第1対話ウィンドウに表示される情報を選択することができる。また、全てのWebページに表示される第2対話ウィンドウによって、Webサイト内の情報のうち運営者から閲覧者に積極的に伝達することを意図した情報等を表示することができる。
したがって、利便性の低下を招くことなく、Webサイトの閲覧者が必要とする情報をより効率的に提供可能な技術を実現することができる。
【0050】
以上のように構成される情報処理システム1は、端末装置10と、Webページ提供サーバ20とを含む。
端末装置10は、Webページ及びコンテンツの閲覧をWebページ提供サーバ20に要求する閲覧要求手段と、Webページ提供サーバ20から受信したWebページ及びコンテンツを表示するための表示データに基づいて、Webページ及びコンテンツを表示するWebページ及びコンテンツ表示手段と、Webページ及びコンテンツ表示手段によって表示された画面に対する操作を行う操作手段と、を備える。
Webページ提供サーバ20は、端末装置10からの要求に応じて、Webページ及びコンテンツのデータと、当該Webページ及びコンテンツのデータに含まれるいずれかのWebページ及びコンテンツに直接遷移する契機となる情報を表示するための第1対話ウィンドウのデータ、または、第1対話ウィンドウを表示する契機となる第2対話ウィンドウのデータとを含む表示データを端末装置10に送信する表示データ送信手段を備える。
これにより、Webページの閲覧者は、Webページを探索する従来の操作に加え、第1対話ウィンドウ及び第2対話ウィンドウによって提供される情報を利用して、Webページ及びコンテンツにアクセスすることができる。
したがって、利便性の低下を招くことなく、Webサイトの閲覧者が必要とする情報をより効率的に提供可能な技術を実現することができる。
【0051】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の実施形態において、情報処理システム1を単体の装置として構成したり、Webページ提供サーバ20の機能を複数の装置に分割して実装したりすることが可能である。例えば、Webページ提供サーバ20のUI制御部51の機能と、第2対話ウィンドウ情報生成部52及び第1対話ウィンドウ情報生成部53の機能とを異なる装置に実装することとしてもよい。
【0052】
また、上述の実施形態に記載された例を適宜組み合わせて、本発明を実施することが可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、
図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システム1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に
図3の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0053】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
【0054】
プログラムを記憶する記憶媒体は、装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディア、あるいは、装置本体に予め組み込まれた記憶媒体等で構成される。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクあるいはフラッシュメモリ等により構成される。光ディスクは、例えば、CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu-ray Disc(登録商標)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini-Disk)等により構成される。フラッシュメモリは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリあるいはSDカードにより構成される。また、装置本体に予め組み込まれた記憶媒体は、例えば、プログラムが記憶されているROMやハードディスク等で構成される。
【0055】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
【符号の説明】
【0056】
1 情報処理システム、10 端末装置、20 Webページ提供サーバ、30 外部サーバ、40 ネットワーク、800 情報処理装置、811 CPU、812 ROM、813 RAM、814 バス、815 入力部、815a 操作入力部、815b 音声入力部、816 出力部、817 記憶部、818 通信部、819 ドライブ、820 撮像部、831 リムーバブルメディア、51 ユーザインターフェース制御部(UI制御部)、52 第2対話ウィンドウ情報生成部、53 第1対話ウィンドウ情報生成部、71 Webページデータベース(WebページDB)、72 コンテンツデータベース(コンテンツDB)
【手続補正書】
【提出日】2023-08-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Webページを表示する端末装置と、前記端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータを提供するWebページ提供サーバとを含む情報処理システムであって、
前記端末装置は、
Webページ及びコンテンツの閲覧を前記Webページ提供サーバに要求する閲覧要求手段と、
前記Webページ提供サーバから受信した前記Webページ及びコンテンツを表示するための表示データに基づいて、前記Webページ及びコンテンツを表示するWebページ及びコンテンツ表示手段と、
前記Webページ及びコンテンツ表示手段によって表示された画面に対する操作を行う操作手段と、を備え、
前記Webページ提供サーバは、
前記端末装置からの要求に応じて、前記Webページ及びコンテンツのデータと、当該Webページ及びコンテンツのデータに含まれるいずれかのWebページ及びコンテンツに直接遷移する契機となる情報を表示するための第1ウィンドウのデータ、または、前記第1ウィンドウを表示する契機となる第2ウィンドウのデータとを含む前記表示データを前記端末装置に送信する表示データ送信手段を備え、
前記第1ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツに設定されたタグが一覧表示され、前記第2ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツが表示される領域とは異なる表示領域として、前記第1ウィンドウを表示する契機となる領域が表示されることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記第2ウィンドウには、
タグを流動的に表示するサイネージウィンドウ及び前記第1ウィンドウを表示するボタンが含まれることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第2ウィンドウにおいて、
前記サイネージウィンドウに表示されるタグを選択することで、当該タグに対応する前記Webページ及びコンテンツに直接遷移することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記第2ウィンドウには、
タグを絞り込む区分を表すボタンが含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記第1ウィンドウには、
Webページあるいはコンテンツの部分に付したタグの名称、タイトル及び属性を表す情報を含むタグを表示するタグ表示ウィンドウが含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記第1ウィンドウには、
Webサイトに含まれるページに付されたタグの名称、タイトル及び属性を表す情報を含むWebサイト情報表示ウィンドウが含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記第1ウィンドウには、
動画コンテンツの部分に付されたタグを含む拡大情報表示ウィンドウが含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記第1ウィンドウには、
他のWebサイトのWebページに付されたタグを含む拡大情報表示ウィンドウが含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記第1ウィンドウには、
Webサイトのページに共通する属性を表す共通属性及びコンテンツの部分に共通する属性を表す共通属性及び他のWebサイトのページに共通する属性を表す共通属性に基づく表示内容の選択操作を行うための共通属性操作ウィンドウと、当該Webページ及びコンテンツの部分の属性を表す特定属性に基づく表示内容の選択操作を行うための特定属性操作ウィンドウとが含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項10】
Webページ及びWebページに関連するコンテンツの一部または全体及びWebページに関連付けられていないコンテンツの一部または全体について、前記第1ウィンドウのデータを生成するウィンドウ情報生成手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項11】
Webページを表示する端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータを提供するサーバの機能を構成する情報処理装置であって、
前記端末装置からの要求に応じて、前記Webページ及びコンテンツのデータと、当該Webページ及びコンテンツのデータに含まれるいずれかのWebページ及びコンテンツに直接遷移する契機となる情報を表示するための第1ウィンドウのデータ、または、前記第1ウィンドウを表示する契機となる第2ウィンドウのデータとを含む表示データを前記端末装置に送信する表示データ送信手段を備え、
前記第1ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツに設定されたタグが一覧表示され、前記第2ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツが表示される領域とは異なる表示領域として、前記第1ウィンドウを表示する契機となる領域が表示されることを特徴とする情報処理装置。
【請求項12】
Webページを表示する端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータに対し、当該Webページ及びコンテンツの内容を視覚的に把握可能な形態の所定情報を付加する情報処理装置であって、
前記Webページ及びコンテンツのデータを取得するデータ取得手段と、
前記Webページ及びコンテンツのデータにおける一部または全体に対して、タイトル及び属性を表す情報を含むタグ及び当該タグの名称を付加し、前記Webページ及びコンテンツのデータにおける一部または全体を表す前記タグを一覧表示する第1ウィンドウを設定する第1ウィンドウ設定手段と、
前記第1ウィンドウを表示する契機となり、前記第1ウィンドウに含まれる前記Webページ及びコンテンツのデータにおける一部または全体に付加されたタグを流動的に表示する第2ウィンドウを前記Webページ及びコンテンツが表示される領域とは異なる表示領域として設定する第2ウィンドウ設定手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項13】
Webページを表示する端末装置と、前記端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータを提供するWebページ提供サーバとを含む情報処理システムで実行される情報処理方法であって、
前記端末装置が、
Webページ及びコンテンツの閲覧を前記Webページ提供サーバに要求する閲覧要求ステップと、
前記Webページ提供サーバから受信した前記Webページ及びコンテンツを表示するための表示データに基づいて、前記Webページ及びコンテンツを表示するWebページ及びコンテンツ表示ステップと、
前記Webページ及びコンテンツ表示ステップにおいて表示された画面に対する操作を行う操作ステップと、を実行し、
前記Webページ提供サーバが、
前記端末装置からの要求に応じて、前記Webページ及びコンテンツのデータと、当該Webページ及びコンテンツのデータに含まれるいずれかのWebページ及びコンテンツに直接遷移する契機となる情報を表示するための第1ウィンドウのデータ、または、前記第1ウィンドウを表示する契機となる第2ウィンドウのデータとを含む前記表示データを前記端末装置に送信する表示データ送信ステップを実行し、
前記第1ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツに設定されたタグが一覧表示され、前記第2ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツが表示される領域とは異なる表示領域として、前記第1ウィンドウを表示する契機となる領域が表示されることを特徴とする情報処理方法。
【請求項14】
Webページを表示する端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータを提供するサーバの機能を構成するコンピュータに、
前記端末装置からの要求に応じて、前記Webページ及びコンテンツのデータと、当該Webページ及びコンテンツのデータに含まれるいずれかのWebページ及びコンテンツに直接遷移する契機となる情報を表示するための第1ウィンドウのデータ、または、前記第1ウィンドウを表示する契機となる第2ウィンドウのデータとを含む表示データを前記端末装置に送信する表示データ送信機能を実現させ、
前記第1ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツに設定されたタグが一覧表示され、前記第2ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツが表示される領域とは異なる表示領域として、前記第1ウィンドウを表示する契機となる領域が表示されることを特徴とするプログラム。
【手続補正書】
【提出日】2024-01-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Webページを表示する端末装置と、前記端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータを提供するWebページ提供サーバとを含む情報処理システムであって、
前記端末装置は、
Webページ及びコンテンツの閲覧を前記Webページ提供サーバに要求する閲覧要求手段と、
前記Webページ提供サーバから受信した前記Webページ及びコンテンツを表示するための表示データに基づいて、前記Webページ及びコンテンツを表示するWebページ及びコンテンツ表示手段と、
前記Webページ及びコンテンツ表示手段によって表示された画面に対する操作を行う操作手段と、を備え、
前記Webページ提供サーバは、
前記端末装置からの要求に応じて、前記Webページ及びコンテンツのデータと、当該Webページ及びコンテンツのデータに含まれるいずれかのWebページ及びコンテンツに直接遷移する契機となる情報を表示するための第1ウィンドウのデータ、または、前記第1ウィンドウを表示する契機となる第2ウィンドウのデータとを含む前記表示データを前記端末装置に送信する表示データ送信手段を備え、
前記Webページ及びコンテンツには、前記Webページ及びコンテンツが表す情報の目的または内容を特徴づける属性を含むタグが設定され、
前記第1ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツに設定された前記タグが一覧表示され、前記第2ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツが表示される領域とは異なる表示領域として、前記第1ウィンドウを表示する契機となる領域が表示されることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記第2ウィンドウには、
前記タグを流動的に表示するサイネージウィンドウ及び前記第1ウィンドウを表示するボタンが含まれることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第2ウィンドウにおいて、
前記サイネージウィンドウに表示される前記タグを選択することで、当該タグに対応する前記Webページ及びコンテンツに直接遷移することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記第2ウィンドウには、
前記タグを絞り込む区分を表すボタンが含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記第1ウィンドウには、
Webページあるいはコンテンツの部分に付した前記タグの名称、タイトル及び属性を表す情報を含む前記タグを表示するタグ表示ウィンドウが含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記第1ウィンドウには、
Webサイトに含まれるページに付された前記タグの名称、タイトル及び属性を表す情報を含むWebサイト情報表示ウィンドウが含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記第1ウィンドウには、
動画コンテンツの部分に付された前記タグを含む拡大情報表示ウィンドウが含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記第1ウィンドウには、
他のWebサイトのWebページに付された前記タグを含む拡大情報表示ウィンドウが含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記第1ウィンドウには、
Webサイトのページに共通する属性を表す共通属性及びコンテンツの部分に共通する属性を表す共通属性及び他のWebサイトのページに共通する属性を表す共通属性に基づく表示内容の選択操作を行うための共通属性操作ウィンドウと、当該Webページ及びコンテンツの部分の属性を表す特定属性に基づく表示内容の選択操作を行うための特定属性操作ウィンドウとが含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項10】
Webページ及びWebページに関連するコンテンツの一部または全体及びWebページに関連付けられていないコンテンツの一部または全体について、前記第1ウィンドウのデータを生成するウィンドウ情報生成手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項11】
Webページを表示する端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータを提供するサーバの機能を構成する情報処理装置であって、
前記端末装置からの要求に応じて、前記Webページ及びコンテンツのデータと、当該Webページ及びコンテンツのデータに含まれるいずれかのWebページ及びコンテンツに直接遷移する契機となる情報を表示するための第1ウィンドウのデータ、または、前記第1ウィンドウを表示する契機となる第2ウィンドウのデータとを含む表示データを前記端末装置に送信する表示データ送信手段を備え、
前記Webページ及びコンテンツには、前記Webページ及びコンテンツが表す情報の目的または内容を特徴づける属性を含むタグが設定され、
前記第1ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツに設定された前記タグが一覧表示され、前記第2ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツが表示される領域とは異なる表示領域として、前記第1ウィンドウを表示する契機となる領域が表示されることを特徴とする情報処理装置。
【請求項12】
Webページを表示する端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータに対し、当該Webページ及びコンテンツの内容を視覚的に把握可能な形態の所定情報を付加する情報処理装置であって、
前記Webページ及びコンテンツのデータを取得するデータ取得手段と、
前記Webページ及びコンテンツのデータにおける一部または全体に対して、当該Webページ及びコンテンツのデータにおける一部または全体が表す情報の目的または内容を特徴づける属性及びタイトルを含むタグ及び当該タグの名称を付加し、前記Webページ及びコンテンツのデータにおける一部または全体を表す前記タグを一覧表示する第1ウィンドウを設定する第1ウィンドウ設定手段と、
前記第1ウィンドウを表示する契機となり、前記第1ウィンドウに含まれる前記Webページ及びコンテンツのデータにおける一部または全体に付加された前記タグを流動的に表示する第2ウィンドウを前記Webページ及びコンテンツが表示される領域とは異なる表示領域として設定する第2ウィンドウ設定手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項13】
Webページを表示する端末装置と、前記端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータを提供するWebページ提供サーバとを含む情報処理システムで実行される情報処理方法であって、
前記端末装置が、
Webページ及びコンテンツの閲覧を前記Webページ提供サーバに要求する閲覧要求ステップと、
前記Webページ提供サーバから受信した前記Webページ及びコンテンツを表示するための表示データに基づいて、前記Webページ及びコンテンツを表示するWebページ及びコンテンツ表示ステップと、
前記Webページ及びコンテンツ表示ステップにおいて表示された画面に対する操作を行う操作ステップと、を実行し、
前記Webページ提供サーバが、
前記端末装置からの要求に応じて、前記Webページ及びコンテンツのデータと、当該Webページ及びコンテンツのデータに含まれるいずれかのWebページ及びコンテンツに直接遷移する契機となる情報を表示するための第1ウィンドウのデータ、または、前記第1ウィンドウを表示する契機となる第2ウィンドウのデータとを含む前記表示データを前記端末装置に送信する表示データ送信ステップを実行し、
前記Webページ及びコンテンツには、前記Webページ及びコンテンツが表す情報の目的または内容を特徴づける属性を含むタグが設定され、
前記第1ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツに設定された前記タグが一覧表示され、前記第2ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツが表示される領域とは異なる表示領域として、前記第1ウィンドウを表示する契機となる領域が表示されることを特徴とする情報処理方法。
【請求項14】
Webページを表示する端末装置において表示されるWebページ及びコンテンツのデータを提供するサーバの機能を構成するコンピュータに、
前記端末装置からの要求に応じて、前記Webページ及びコンテンツのデータと、当該Webページ及びコンテンツのデータに含まれるいずれかのWebページ及びコンテンツに直接遷移する契機となる情報を表示するための第1ウィンドウのデータ、または、前記第1ウィンドウを表示する契機となる第2ウィンドウのデータとを含む表示データを前記端末装置に送信する表示データ送信機能を実現させ、
前記Webページ及びコンテンツには、前記Webページ及びコンテンツが表す情報の目的または内容を特徴づける属性を含むタグが設定され、
前記第1ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツに設定された前記タグが一覧表示され、前記第2ウィンドウには、前記Webページ及びコンテンツが表示される領域とは異なる表示領域として、前記第1ウィンドウを表示する契機となる領域が表示されることを特徴とするプログラム。