(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024075529
(43)【公開日】2024-06-04
(54)【発明の名称】静電誘導式滑り止め対策指輪
(51)【国際特許分類】
A44C 9/00 20060101AFI20240528BHJP
【FI】
A44C9/00
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022186967
(22)【出願日】2022-11-23
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-08-15
(71)【出願人】
【識別番号】505339841
【氏名又は名称】梶田 壽義
(72)【発明者】
【氏名】梶田 壽義
【テーマコード(参考)】
3B114
【Fターム(参考)】
3B114AA25
3B114CC18
3B114GG07
(57)【要約】
【課題】
高齢者や乾燥対策でペットボトル等を掴んでも滑って落としそうになる
困りごと(特に冬場)解決へグッズ提供。
【解決手段】
滑り止め効果が出る静電誘導を利用した静電誘導式滑り止め対策用指輪を提供する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
断面の形状を台形に加工し特定の指に嵌められる特定の内径にした導体リング2個を
前記台形の下底側同士を内側にして間に約1.5mmのネオジム磁石性のスペーサーを入れ隙間を開けた前記導体リングと外周に取付ける1個の特定の大きさの円盤型ネオジム磁石と内周に取付ける2個の特定の大きさの円盤型のネオジム磁石を前記導体リングに磁力で吸着させ樹脂で固定し導体指輪とする。
前記内周に取付ける2個の円盤型のネオジム磁石については前記特定の指の皮膚との接触面積を大きくする為に
図2に示す様に前記2個の円盤型のネオジム磁石の前記特定の指との接触側の表面を凹状にアール加工したものを使用する。
前記導体指輪を2個用意し親指と人差し指にはめ込むと静電誘導の条件が整い前記2本の
指が帯電体として働き前記導体指輪と前記2本の指の接触面にマイナス電荷が発生する、
前記断面の形状を台形に加工した導体指輪2個と前記円盤状の3個のネオジム磁石は細く尖って接触しているため接触部での静電気力が強くなり、前記2本の指でペットボトル等のマイナスの電界が発生しやすい飲料水容器を掴んだ時前記2本の指と前記ペットボトル等の飲料水容器の間に引力が働き摩擦力が大きくなり滑り止め効果が働く事を特徴とする
静電誘導式滑り止め対策指輪。
【請求項2】
請求項1の仕組みを利用して、高齢者、低湿度の季節の要因でマイナスの電界が発生しやすい紙の伝票や紙の資料と手の指の滑り止め効果が働く事を特徴とする
静電誘導式滑り止め対策指輪。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は静電誘導式滑り止め対策指輪に関するものである。
【背景技術】
【0002】
静電誘導と機械要素、磁力の併用技術
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高齢者や乾燥対策でペットボトル等を掴んでも滑って落としそうになる
困りごと(特に冬場)解決へグッズ提供。
【課題を解決するための手段】
【0005】
断面の形状を台形に加工し特定の指に嵌められる特定の内径にした導体リング2個を
前記台形の下底側同士を内側にして間に約1.5mmのネオジム磁石性のスペーサーを入れ隙間を開けた前記導体リングと外周に取付ける1個の特定の大きさの円盤型ネオジム磁石と内周に取付ける2個の特定の大きさの円盤型のネオジム磁石を前記導体リングに磁力で吸着させ樹脂で固定し導体指輪とする。
前記内周に取付ける2個の円盤型のネオジム磁石については前記特定の指の皮膚との接触面積を大きくする為に
図2に示す様に前記2個の円盤型のネオジム磁石の前記特定の指との接触側の表面を凹状にアール加工したものを使用する。
前記導体指輪を2個用意し親指と人差し指にはめ込むと静電誘導の条件が整い前記2本の
指が帯電体として働き前記導体指輪と前記2本の指の接触面にマイナス電荷が発生する。
静電誘導は電界が残っている間は電子の移動は止まらず、導体内の電子が帯電体の方に引きよせられるか、または逆に反発される、また電荷は細く尖った部位に集まり平坦な部分からは放電せず帯電状態が続き、絶縁体から離すと電荷は分散し帯電していない状態になる。しかし帯電体が絶縁体に再度触れると静電誘導が起こり何度でも接地して離すと帯電する、
帯電体を帯電した絶縁体から離す力学的な仕事が帯電状態を生んでいる。
ペットボトル等を掴んだ時、前記の指だけではなく手の平やその他の指が触れるがそれらは前記の指とは電界の状態が異なり前記の指とは弱い電界である。前記の導体内の静電誘導の動きが絶縁体の中で発生する。
前記断面の形状を台形に加工した導体指輪2個と前記円盤状の3個のネオジム磁石は細く尖って接触しているため接触部での静電気力が強くなり、前記2本の指でペットボトル等のマイナスの電界が発生しやすい飲料水容器を掴んだ時前記2本の指と前記ペットボトル等の飲料水容器の間に引力が働き摩擦力が大きくなり滑り止め効果が働く事を特徴とする
静電誘導式滑り止め対策指輪。
【発明の効果】
【0006】
高齢者等のペットボトルの掴みに対する不安が少なくなった。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は静電誘導式滑り止め対策用指輪使用時の側断面詳細図
【
図2】
図2は静電誘導式滑り止め対策用指輪の上面図
【
図3】
図3は静電誘導式滑り止め対策用指輪の側面図
【
図4】
図4は静電誘導式滑り止め対策用指輪の正面図
【
図5】
図5は静電誘導式滑り止め対策用指輪使用時の側面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
【0009】
図1は静電誘導式滑り止め対策用指輪使用時の側断面の詳細を示す図である。
【0010】
図2は静電誘導式滑り止め対策用指輪の上面を示す図である。
【0011】
図3は静電誘導式滑り止め対策用指輪の側面を示す図である。
【0012】
図4は静電誘導式滑り止め対策用指輪の正面を示す図である。
【0013】
図5は静電誘導式滑り止め対策用指輪使用時の側面を示す図である。
【実施例0014】