(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024075541
(43)【公開日】2024-06-04
(54)【発明の名称】ゲームコントローラ
(51)【国際特許分類】
A63F 13/24 20140101AFI20240528BHJP
G06F 3/0338 20130101ALI20240528BHJP
【FI】
A63F13/24
G06F3/0338 411
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023071824
(22)【出願日】2023-04-25
(31)【優先権主張番号】63/427,689
(32)【優先日】2022-11-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】112106438
(32)【優先日】2023-02-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.iPhone
2.ANDROID
3.XBOX
4.アンドロイド
(71)【出願人】
【識別番号】522047310
【氏名又は名称】デクシン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】ル ホルン
(72)【発明者】
【氏名】ファン フンイ
(72)【発明者】
【氏名】チャン ミンチェン
【テーマコード(参考)】
5B087
【Fターム(参考)】
5B087BC11
(57)【要約】 (修正有)
【課題】モバイルゲーム及びビデオゲームの両方に適したゲームコントローラを提供する。
【解決手段】ゲームコントローラは、第1の制御ハンドルと、第2の制御ハンドルと、を含む。第1の制御ハンドルは、第1のハンドル部と、第1のハンドル部の上に配置されたリセスマウント部と、を含む。第2の制御ハンドルは、第2のハンドル部と、第2のハンドル部の上に配置された突出マウント部と、を含む。突出マウント部は、リセスマウント部に摺動可能に収容されている。ゲームコントローラが結合モードにあるとき、第1のハンドル部及び第2のハンドル部は、ゲームホストと連携するように互いに結合される。ゲームコントローラは、分離モードにあるとき、第1のハンドル部と第2のハンドル部との間にモバイルデバイスが設置される設置空間を形成するように、第1のハンドル部が第2のハンドル部から分離される。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のハンドル部と、前記第1のハンドル部に配置されたリセスマウント部と、を備える第1の制御ハンドルと、
第2のハンドル部と、前記第2のハンドル部に配置された突出マウント部と、を備える第2の制御ハンドルであって、前記突出マウント部は、前記リセスマウント部に摺動可能に収容される、第2の制御ハンドルと、
を備える、ゲームホスト又はモバイルデバイスと連携するように適合されたゲームコントローラであって、
前記突出マウント部は、前記第1の制御ハンドルと前記第2の制御ハンドルとが結合モード及び分離モードになることができるように前記リセスマウント部に対して摺動可能であり、
前記ゲームコントローラが前記結合モードにあるとき、前記第1のハンドル部と前記第2のハンドル部は、前記ゲームホストと連携するように互いに結合され、前記ゲームコントローラが前記分離モードにあるとき、前記第1のハンドル部と前記第2のハンドル部との間に前記モバイルデバイスが設置される設置空間を形成するように、前記第1のハンドル部は、前記第2のハンドル部から分離される、
ゲームコントローラ。
【請求項2】
伸縮性アセンブリをさらに備え、
前記伸縮性アセンブリは、第1のレール部品及び第2のレール部品を備え、前記第1のレール部品は、前記リセスマウント部内に摺動可能に配置され、前記第2のレール部品は、前記突出マウント部及び前記第1のレール部品の上に摺動可能に配置され、前記第1のハンドル部と前記第2のハンドル部との間の距離は、前記第1のレール部品及び前記第2のレール部品が互いに対して移動することによって調整可能である、
請求項1に記載のゲームコントローラ。
【請求項3】
前記第1のレール部品の幅は、前記第2のレール部品の幅よりも小さく、前記第1のレール部品は、前記第2のレール部品の一方の側にオフセットされている、
請求項2に記載のゲームコントローラ。
【請求項4】
前記第1のハンドル部は、第1の位置決め溝を有し、前記第2のハンドル部は、第2の位置決め溝を有し、前記第1の位置決め溝及び前記第2の位置決め溝は、前記モバイルデバイスを受け入れるように構成されている、
請求項1に記載のゲームコントローラ。
【請求項5】
前記第1のハンドル部又は前記第2のハンドル部に配置された信号コネクタをさらに備える、
請求項1に記載のゲームコントローラ。
【請求項6】
前記第1のハンドル部又は前記第2のハンドル部に配置された充電コネクタをさらに備える、
請求項1に記載のゲームコントローラ。
【請求項7】
前記第1のハンドル部又は前記第2のハンドル部に配置されたオーディオコネクタをさらに備える、
請求項1に記載のゲームコントローラ。
【請求項8】
前記第1の制御ハンドルは、指向性パッド又は少なくとも1つの機能ボタンをさらに備え、
前記指向性パッド又は前記少なくとも1つの機能ボタンは、前記第1のハンドル部に配置される、
請求項1に記載のゲームコントローラ。
【請求項9】
前記第1の制御ハンドルは、少なくとも1つのスティックをさらに備え、前記少なくとも1つのスティックは、前記第1のハンドル部に配置されている、
請求項1に記載のゲームコントローラ。
【請求項10】
配線部品をさらに備え、前記配線部品は、前記第1のハンドル部及び前記第2のハンドル部に接続され、前記配線部品は波状である、
請求項1に記載のゲームコントローラ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲームコントローラに関し、特に、モバイル機器に適したゲームコントローラ及びビデオゲームコンソールに関する。
【背景技術】
【0002】
タッチスクリーンを備えた携帯電話(例えば、iPhone及びAndroidフォン)の人気により、携帯電話のゲーム市場も急速に拡大し、モバイルゲームの収益は、ビデオゲーム及びPCゲームの総収益を上回ってさえいる。
【0003】
一般に、プレーヤがモバイルゲームをプレイしたい場合、プレーヤは、モバイルゲーム用のゲームコントローラを必要とすることがある。一方、プレーヤがビデオゲームをプレイしたい場合、プレーヤは、ビデオゲームのためのゲームコントローラを必要とすることがある。しかしながら、上述のゲームコントローラは、それぞれモバイルゲーム及びビデオゲームに適しているに過ぎない。その結果、プレーヤは異なるゲームコントローラの購入に多額の金銭を費やし、ゲームコントローラを格納するための追加のスペースが必要とされる。一方、ゲームコントローラの1つが失われた場合、プレーヤは、モバイルゲーム又はビデオゲームをプレイすることができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、モバイルゲーム及びビデオゲームの両方に適したゲームコントローラを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一実施形態は、ゲームコントローラを提供する。ゲームコントローラは、ゲームホスト又はモバイルデバイスと連携するように適合される。ゲームコントローラは、第1の制御ハンドルと、第2の制御ハンドルと、を含む。第1の制御ハンドルは、第1のハンドル部と、第1のハンドル部の上に配置されたリセスマウント部と、を含む。第2の制御ハンドルは、第2のハンドル部と、第2のハンドル部の上に配置された突出マウント部と、を含む。突出マウント部は、リセスマウント部に摺動可能に収容されている。突出マウント部は、第1の制御ハンドルと第2の制御ハンドルとが結合モード及び分離モードになることができるように、リセスマウント部に対して摺動可能である。ゲームコントローラが結合モードにあるとき、第1のハンドル部と第2のハンドル部は、ゲームホストと連携するように互いに結合される。ゲームコントローラが分離モードにあるとき、第1のハンドル部と第2のハンドル部との間にモバイルデバイスが設置される設置空間を形成するように、第1のハンドル部は、第2のハンドル部から分離される。
【0006】
上記実施形態で説明したようなゲームコントローラによれば、第1のハンドル部と第2のハンドル部は、リセスマウント部と突出マウント部の連携により、結合モード又は分離モードとなるように、互いに結合されてもよく、又は分離されてもよい。結果として、1つのゲームコントローラがゲームホスト及びモバイルデバイスに適し得る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示は、本明細書において以下に与えられる詳細な説明、及び単なる例示として与えられ、したがって本開示を限定することを意図するものではない添付の図面からより良く理解されるのであろう。
【0008】
【
図1】本開示の一実施形態による結合モードにおけるゲームコントローラの斜視図である。
【
図2】
図1のゲームコントローラの別の斜視図である。
【
図3】分離モードにおける
図1のゲームコントローラの斜視図である。
【
図4】
図3のゲームコントローラの別の斜視図である。
【
図6】
図3のゲームコントローラの一部の断面図である。
【
図8】ゲームホストと連携した場合の
図1のゲームコントローラの斜視図である。
【
図9】モバイルデバイスと連携した場合の
図3のゲームコントローラの斜視図である。
【
図10】モバイルデバイスと連携した場合の
図3のゲームコントローラの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の詳細な説明では、説明の目的で、開示される実施形態の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が記載される。しかしながら、1つ又は複数の実施形態がこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることは明らかであろう。他の例では、図面を簡略化するために、周知の構造体及び装置が概略的に示されている。
【0010】
さらに、技術用語及び科学用語などの本開示で使用される用語は本開示において用語がさらに定義されない限り、それ自体の意味を有し、当業者によって理解され得る。すなわち、以下の段落で使用される用語は、関連分野で一般的に使用される意味で読まれるべきであり、用語が本開示において特定の意味を有する場合を除き、過度に説明されるべきではない。
【0011】
図1及び
図2を参照すると、
図1は本開示の一実施形態による結合モードのゲームコントローラ10の斜視図であり、
図2は
図1のゲームコントローラ10の別の斜視図である。
【0012】
この実施形態においては、ゲームコントローラ10は、ゲームホスト20(例えば、
図8に示される)又はモバイルデバイス30(例えば、
図9に示される)と連携するように適合される。ゲームホスト20は、例えばXboxやPS5である。モバイルデバイス30は、例えばiOS又はアンドロイドシステムにあるスマートフォン又はタブレットコンピュータである。ゲームコントローラ10と、ゲームホスト20又はモバイルデバイス30との間の通信は、無線方式又は有線方式によって実現することができる。
【0013】
図3~
図5を参照すると、
図3は
図1のゲームコントローラ10の分離モードの斜視図であり、
図4は
図3のゲームコントローラ10の別の斜視図であり、
図5は
図3のゲームコントローラ10の分解図である。
【0014】
ゲームコントローラ10は、第1の制御ハンドル100と、第2の制御ハンドル200と、を含む。また、ゲームコントローラ10は、伸縮性アセンブリ300をさらに含むことができる。第1の制御ハンドル100は、第1のハンドル部110と、リセスマウント部120と、を含む。リセスマウント部120は、例えば凹部であり、第1のハンドル部110に配置される。第2の制御ハンドル200は、第2のハンドル部210と、突出マウント部220と、を含む。突出マウント部220は、例えば凸部であり、第2のハンドル部210に配置される。突出マウント部220は、第2のハンドル部210の一つの側から突出し、リセスマウント部120に摺動可能に収容される。
【0015】
この実施形態においては、第1の制御ハンドル100及び第2の制御ハンドル200が結合モード又は分離されたモードになることを可能にするように、突出マウント部220は、リセスマウント部120に対して摺動可能である。ゲームコントローラ10が結合モードにあるとき、突出マウント部220はリセスマウント部120に全体的に収容され、第1のハンドル部110と第2のハンドル部210とがゲームホスト20と連携するように結合され、すなわち、第1のハンドル部110と第2のハンドル部210が接触することにより、第1のハンドル部110と第2のハンドル部210の全体形状がゲームホスト20の正規のコントローラと同様になる。例えば、第1のハンドル部110及び第2のハンドル部210は、PS5のゲームコントローラの左側部分及び右側部分と参照されてもよい。第1のハンドル部110と第2のハンドル部210が結合される場合、結合された第1のハンドル部110と第2のハンドル部210の全体形状は、PS5のゲームコントローラと実質的に同一である。
【0016】
一方、ゲームコントローラ10が分離モードにある場合、第1のハンドル部110と第2のハンドル部210が分離されて、第1のハンドル部110と第2のハンドル部210との間にモバイルデバイス30を設置するための設置空間が形成される。言い換えると、モバイルデバイス30は、第1のハンドル部110及び第2のハンドル部210がそれぞれモバイルデバイス30の左側及び右側に位置するように、第1のハンドル部110と第2のハンドル部210との間にクランプされ得る。
【0017】
この実施形態においては、伸縮性アセンブリ300は、第1のレール部品310と、第2のレール部品320と、を含む。第1のレール部品310は、リセスマウント部120内に摺動可能に配置される。第2のレール部品320は、第1のハンドル部110と第2のハンドル部210との間の距離が第1のレール部品310と第2のレール部品320との互いに対する移動によって調整可能であるように、突出マウント部220及び第1のレール部品310の上に摺動可能に配置される。この実施形態では、第1のレール部品310の幅は、第2のレール部品320の幅よりも小さく、第1のレール部品310は、第2のレール部品320の一方の側にオフセットされる。
【0018】
この実施形態においては、第1のハンドル部110は第1の位置決め溝150を有し、第2のハンドル部210は第2の位置決め溝250を有し、第1の位置決め溝150及び第2の位置決め溝250はモバイルデバイス30を受け入れるように構成される。
【0019】
この実施形態においては、第1の制御ハンドル100は、指向性パッド130をさらに含むことができる。指向性パッド130は、第1のハンドル部110の上に配置される。第2の制御ハンドル200は、複数の機能ボタン230をさらに含むことができる。機能ボタン230は、第2のハンドル部210に配置されている。
【0020】
この実施形態においては、第1の制御ハンドル100は、スティック140をさらに含むことができ、第2の制御ハンドル200は、スティック240をさらに含むことができる。スティック140及び240はそれぞれ、第1のハンドル部110及び第2のハンドル部210の上に配置される。
【0021】
本実施形態において、ゲームコントローラ10は、信号コネクタ400をさらに含んでもよい。信号コネクタ400は、例えばLightning又はType-Cコネクタであり、信号コネクタ400は第2のハンドル部210の上に配置されるが、本開示はこれに限定されず、いくつかの他の実施形態では信号コネクタ400が第1のハンドル部110の上に配置されてもよい。
【0022】
本実施形態において、ゲームコントローラ10は、オーディオコネクタ500をさらに含んでもよい。オーディオコネクタ500は、例えば3.5mmのフォーンジャックである。オーディオコネクタ500は、第2のハンドル部210に配置されるが、これに限定されず、他の実施形態では、オーディオコネクタ500は、第1のハンドル部110に配置されてもよい。
【0023】
本実施形態において、ゲームコントローラ10は、充電コネクタ600をさらに含んでもよい。充電コネクタ600は、例えばType-Cコネクタである。充電コネクタ600は、第1のハンドル部110に配置されるが、これに限定されるものではなく、他の実施形態では充電コネクタ600は、第2のハンドル部210に配置されてもよい。
【0024】
図6及び
図7を参照すると、
図6は
図3のゲームコントローラ10の一部の断面図であり、
図7は
図1のゲームコントローラ10の断面図である。本実施形態において、ゲームコントローラ10は、配線部品700をさらに含むことができる。配線部品700は、例えば可撓性配線基板である。配線部品700は、第1のハンドル部110及び第2のハンドル部210に接続されており、配線部品700は、通常、波状である。これにより、ゲームコントローラ10が分離モード(例えば、
図6に示す)から結合モード(例えば、
図7に示す)に変更された場合に、波状の配線部品700は、第2のハンドル部210にきれいにスムーズに収容される。また、配線部品700のうち、波状の配線部品700を実現するために屈曲するように設計された箇所には、マイラーが貼り付けられていてもよい。
【0025】
図8~
図10を参照すると、
図8はゲームホスト20と連携する場合の
図1のゲームコントローラ10の斜視図であり、
図9及び
図10はモバイルデバイス30と連携する場合の
図3のゲームコントローラ10の斜視図である。
【0026】
図8に示すように、ゲームコントローラ10は、結合モードであり、ゲームコントローラ10は、ゲームホスト20と無線の方法で通信する。ゲームコントローラ10が結合モードにあるとき、第1のハンドル部110と第2のハンドル部210は、ゲームコントローラ10の全体形状がゲームホスト20の本物のゲームコントローラの全体形状と実質的に同じになるように、結合される。したがって、プレーヤは、ゲームホスト20の本物のゲームコントローラと同様の触覚フィードバックを用いてゲームを体験することができる。
【0027】
図9及び
図10に示すように、ゲームコントローラ10は、分離モードであり、ゲームコントローラ10は、例えば有線伝送を介してモバイルデバイス30と通信する。ゲームコントローラ10が分離モードにあるため、モバイルデバイス30は、第1のハンドル部110と第2のハンドル部210との間にクランプされ、その結果、モバイルデバイス30をクランプするゲームコントローラ10の重心は、結合モードでゲームコントローラ10の重心に近く位置することができ、すなわち、ゲームコントローラ10が結合モードから分離モードに変更され、モバイルデバイス30をクランプするとき、ゲームコントローラ10の重心は、著しく変化しない。その結果、プレーヤは、より少ない負担で、モバイルデバイス30をクランプするゲームコントローラ10を使用することができる。一方、第1のレール部品310の幅は、第2のレール部品320の幅より小さく、第1のレール部品310は、第2のレール部品320の一方の側にオフセットされているので、モバイルデバイス30のカメラが伸縮性アセンブリ300によって覆われることを防止することができる。したがって、プレーヤは、ARモバイルゲームなどのモバイルデバイス30のカメラを必要とするゲームを体験するために、モバイルデバイス30をクランプするゲームコントローラ10を使用することができる。
【0028】
上記実施形態で説明したようなゲームコントローラによれば、第1のハンドル部と第2のハンドル部は、リセスマウント部及び突出マウント部との連携、及び追加の伸縮性アセンブリを介して、結合モード又は分離モードとなるように、互いに結合又は分離されてもよい。結果として、1つのゲームコントローラがゲームホスト及びモバイルデバイスに適し得る。
【0029】
加えて、第1のレール構成要素の幅が第2のレール構成要素の幅よりも小さく、第1のレール構成要素が第2のレール構成要素の一方の側にオフセットされるので、モバイルデバイスのカメラが伸縮性アセンブリによって覆われることを防止することができる。したがって、プレーヤは、ARモバイルゲームなどのモバイルデバイスのカメラを必要とするゲームを体験するために、モバイルデバイスをクランプするゲームコントローラを使用することができる。
【0030】
当業者には、本開示に様々な修正及び変更を加えることができることが明らかであろう。本明細書及び実施例は例示的な実施形態としてのみ考慮され、本開示の範囲は以下の特許請求の範囲及びそれらの均等物によって示されることが意図される。
【手続補正書】
【提出日】2024-03-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のハンドル部と、前記第1のハンドル部に配置されたリセスマウント部と、を備える第1の制御ハンドルと、
第2のハンドル部と、前記第2のハンドル部に配置された突出マウント部と、を備える第2の制御ハンドルであって、前記突出マウント部は、前記リセスマウント部に摺動可能に収容される、第2の制御ハンドルと、
を備える、ゲームホスト又はモバイルデバイスと連携するように適合されたゲームコントローラであって、
前記突出マウント部は、前記第1の制御ハンドルと前記第2の制御ハンドルとが結合モード及び分離モードになることができるように前記リセスマウント部に対して摺動可能であり、
前記ゲームコントローラが前記結合モードにあるとき、前記第1のハンドル部と前記第2のハンドル部は、前記ゲームホストと連携するように互いに結合され、前記ゲームコントローラが前記分離モードにあるとき、前記第1のハンドル部と前記第2のハンドル部との間に前記モバイルデバイスが設置される設置空間を形成するように、前記第1のハンドル部は、前記第2のハンドル部から分離され、
配線部品をさらに備え、前記配線部品は、前記第1のハンドル部及び前記第2のハンドル部に接続され、前記配線部品は波状である、
ゲームコントローラ。
【請求項2】
伸縮性アセンブリをさらに備え、
前記伸縮性アセンブリは、第1のレール部品及び第2のレール部品を備え、前記第1のレール部品は、前記リセスマウント部内に配置され、前記第2のレール部品は、前記第1のレール部品を摺動可能に包含し、前記突出マウント部は、前記第2のレール部品を摺動可能に包含し、前記第1のハンドル部と前記第2のハンドル部との間の距離は、前記第1のレール部品及び前記第2のレール部品が互いに対して移動することによって調整可能である、
請求項1に記載のゲームコントローラ。
【請求項3】
前記第1のレール部品の幅は、前記第2のレール部品の幅よりも小さく、前記第1のレール部品は、前面を有し、前記第1のレール部品の中心軸から前記第1のハンドル部の前記前面までの距離は、前記第2のレール部品の中心軸から前記第1のハンドル部の前記前面までの距離と異なる、
請求項2に記載のゲームコントローラ。
【請求項4】
前記第1のハンドル部は、第1の位置決め溝を有し、前記第2のハンドル部は、第2の位置決め溝を有し、前記第1の位置決め溝及び前記第2の位置決め溝は、前記モバイルデバイスを受け入れるように構成されている、
請求項1に記載のゲームコントローラ。
【請求項5】
前記第1のハンドル部又は前記第2のハンドル部に配置された信号コネクタをさらに備える、
請求項1に記載のゲームコントローラ。
【請求項6】
前記第1のハンドル部又は前記第2のハンドル部に配置された充電コネクタをさらに備える、
請求項1に記載のゲームコントローラ。
【請求項7】
前記第1のハンドル部又は前記第2のハンドル部に配置されたオーディオコネクタをさらに備える、
請求項1に記載のゲームコントローラ。
【請求項8】
前記第1の制御ハンドルは、指向性パッドをさらに備え、
前記指向性パッドは、前記第1のハンドル部に配置される、
請求項1に記載のゲームコントローラ。
【請求項9】
前記第1の制御ハンドルは、少なくとも1つのスティックをさらに備え、前記少なくとも1つのスティックは、前記第1のハンドル部に配置されている、
請求項1に記載のゲームコントローラ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
この実施形態においては、伸縮性アセンブリ300は、第1のレール部品310と、第2のレール部品320と、を含む。第1のレール部品310は、リセスマウント部120内に配置される。第2のレール部品320は、第1のハンドル部110と第2のハンドル部210との間の距離が第1のレール部品310と第2のレール部品320との互いに対する移動によって調整可能であるように、突出マウント部220及び第1のレール部品310の上に摺動可能に配置される。この実施形態では、第1のレール部品310の幅は、第2のレール部品320の幅よりも小さく、第1のレール部品310は、第2のレール部品320の一方の側にオフセットされる。