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特開2024-75692照明モジュール、照明装置およびその製造方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024075692
(43)【公開日】2024-06-04
(54)【発明の名称】照明モジュール、照明装置およびその製造方法
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20240528BHJP
   F21V 8/00 20060101ALI20240528BHJP
   G02F 1/13357 20060101ALN20240528BHJP
   F21W 102/10 20180101ALN20240528BHJP
   F21W 103/10 20180101ALN20240528BHJP
   F21W 103/25 20180101ALN20240528BHJP
   F21W 103/40 20180101ALN20240528BHJP
   F21W 103/55 20180101ALN20240528BHJP
   F21W 103/35 20180101ALN20240528BHJP
   F21W 103/45 20180101ALN20240528BHJP
   F21W 102/30 20180101ALN20240528BHJP
   F21W 105/00 20180101ALN20240528BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240528BHJP
【FI】
F21S2/00 439
F21S2/00 443
F21V8/00 355
G02F1/13357
F21W102:10
F21W103:10
F21W103:25
F21W103:40
F21W103:55
F21W103:35
F21W103:45
F21W102:30
F21W105:00
F21Y115:10
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024044696
(22)【出願日】2024-03-21
(62)【分割の表示】P 2021537743の分割
【原出願日】2019-12-24
(31)【優先権主張番号】10-2018-0169940
(32)【優先日】2018-12-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【弁理士】
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ヨンジェ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】発光素子を有する照明モジュール、照明装置およびその製造方法に関し、照明モジュールを有するバックライトユニット、液晶表示装置または車両用ランプを提供する。
【解決手段】照明装置は、基板401と、前記基板の上に配置される複数の発光素子101、103を含む光源100と、前記基板の上に配置される樹脂層420と、前記樹脂層420の上に配置される第1拡散層430とを含み、前記樹脂層420は、前記光源の上に配置される第1樹脂部421と、前記第1樹脂部421と隣接して前記基板401の上に配置される第2樹脂部423とを含み、前記第1樹脂部421の上面は、傾きを有し、且つ前記第1拡散層430と離隔し、前記第2樹脂部423は、前記第1樹脂部421と異なる材質を含み、前記基板401の上面を基準として、前記第2樹脂部423の上面の高さは、前記第1樹脂部421の上面RS1の最下端PS1の高さより大きくてもよい。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板の上に配置される複数の発光素子を含む光源と、
前記基板の上に配置される樹脂層と、
前記樹脂層の上に配置される第1拡散層と、
を含み、
前記樹脂層は、前記光源の上に配置される第1樹脂部と、前記第1樹脂部と隣接して前
記基板の上に配置される第2樹脂部とを含み、
前記第1樹脂部の上面は、傾きを有し、且つ前記第1拡散層と離隔し、
前記第2樹脂部は、前記第1樹脂部と異なる材質を含み、
前記基板の上面を基準として、前記第2樹脂部の上面の高さは、前記第1樹脂部の上面
の最下端の高さより大きい、照明装置。
【請求項2】
前記光源は、少なくとも一つの第1発光素子と、前記第1発光素子から離隔した少なく
とも一つの第2発光素子と、を含み、
前記第2樹脂部は、前記第1発光素子と前記第2発光素子との間に配置され、
前記第1樹脂部は、複数配置され、前記第2樹脂部は、前記複数の第1樹脂部の間に配
置される、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記複数の第1樹脂部のそれぞれは、少なくとも一つの第1発光素子を覆う、請求項2
に記載の照明装置。
【請求項4】
前記発光素子は、N行およびM列で前記基板の上に配置され、前記MおよびNは1以上
の整数であり、N≧Mの関係を有し、
前記第1樹脂部と前記第2樹脂部は、行方向に交互に配置される、請求項1から3のい
ずれか一項に記載の照明装置。
【請求項5】
前記第1樹脂部は、列方向に相互離隔または一体形成される、請求項4に記載の照明装
置。
【請求項6】
前記樹脂層は、相互反対側に配置される第1側面および第2側面を含み、
前記第1発光素子は、前記第1側面に隣接し、
前記第2発光素子は、前記第2側面に隣接し、
前記第2樹脂部は、前記樹脂層の第1側面に隣接する前記第1発光素子と、前記第2側
面に隣接する前記第2発光素子との間に配置される、請求項5に記載の照明装置。
【請求項7】
基板と、
前記基板の上に配置される光源と、
前記基板の上に配置される樹脂層と、
前記樹脂層の上に配置される第1拡散層と、
を含み、
前記光源は、第1発光素子と、前記第1発光素子と離隔した第2発光素子とを含み、
前記樹脂層は、前記第1発光素子および前記第2発光素子の上に配置される複数の第1
樹脂部と、前記第1発光素子と前記第2発光素子との間に配置される第2樹脂部とを含み

前記複数の第1樹脂部の上面は、前記第1拡散層と離隔し、
前記基板の上面を基準として、前記第2樹脂部の上面の高さは、前記基板の上面で垂直
方向に前記第1発光素子とオーバーラップする前記第1樹脂部の上面の高さより大きい、
照明装置。
【請求項8】
前記第2樹脂部の最上端の高さは、前記第1樹脂部の上面の最上端の高さより大きいか
同一である、請求項1または7に記載の照明装置。
【請求項9】
前記第2樹脂部および前記第1拡散層は、第1接着層によって接着される、請求項1ま
たは7に記載の照明装置。
【請求項10】
前記第1樹脂部の上に遮光部を含み、前記第2樹脂部の上面は、前記遮光部と垂直方向
にオーバーラップしない、請求項9に記載の照明装置。
【請求項11】
前記第1拡散層の上に配置される第2拡散層と、前記第1拡散層と前記第2拡散層との
間に配置される第2接着層とを含み、
前記遮光部は、前記第1拡散層と前記第2拡散層との間に配置され、前記第1樹脂部と
垂直方向にオーバーラップし、前記第2接着層および前記第1接着層は、垂直方向にオー
バーラップする、請求項10に記載の照明装置。
【請求項12】
前記第1接着層は、前記第1樹脂部と垂直方向にオーバーラップしない、請求項9に記
載の照明装置。
【請求項13】
前記複数の第1樹脂部は、相互離隔して配置され、前記複数の第1樹脂部の間に配置さ
れる第2樹脂部は、相互連結され、
前記第1樹脂部は、シリコーン樹脂または熱硬化性樹脂を含み、
前記第2樹脂部は、UV樹脂を含む、請求項3または7に記載の照明装置。
【請求項14】
前記第1樹脂部と前記第1拡散層との間に離隔した領域は、エアー領域であり、前記第
1発光素子と前記第2発光素子との間に配置される前記第1樹脂部および第2樹脂部の水
平方向の長さは、4:6~6:4の比率である、請求項1または7に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、発光素子を有する照明モジュール、照明装置およびその製造方法に関するも
のである。本開示は、照明モジュールを有するバックライトユニット、液晶表示装置また
は車両用ランプに関するものである。
【背景技術】
【0002】
照明の応用は、車両用照明(light)だけではなく、ディスプレイおよび看板用バックラ
イトを含む。発光ダイオード(LED)は、蛍光灯、白熱灯等既存の光源に比べて、低消費
電力、半永久的な寿命、速い応答速度、安全性、環境親和性等の長所がある。このような
発光ダイオードは、各種表示装置、室内灯または室外灯のような各種照明装置に適用され
ている。最近では、車両用光源として、発光ダイオードを採用するランプが提案されてい
る。白熱灯と比較すると、発光ダイオードは、消費電力が小さいという点で有利である。
しかし、発光ダイオードから出射される光の出射角が小さいので、発光ダイオードを車両
用ランプとして使用する場合には、発光ダイオードを利用したランプの発光面積を増加さ
せる必要がある。発光ダイオードは、サイズが小さいので、ランプのデザイン自由度を高
めることができ、半永久的な寿命によって経済性もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は、基板と拡散層の間に異なる材質の樹脂部を有する樹脂層と、前記樹脂層のい
ずれか一つの樹脂部で密封された光源を有する照明モジュールまたは照明装置を提供する
ことができる。本開示に係る樹脂層は、光源の上に第1樹脂部と、前記第1樹脂部から離
隔した第2樹脂部とを含むか、光源を覆うシリコーン材質の第1樹脂部、および前記第1
樹脂部の前方にUV樹脂材質の第2樹脂部を含むことができる。本開示は、光源を覆う第
1樹脂部と拡散層との間にエアー領域を提供し、第2樹脂部と拡散層との間に接着層を配
置した照明モジュールおよび照明装置を提供する。本開示は、光源を覆う第1樹脂部の上
にエアー領域および遮光部を配置し、前記第1樹脂部から離隔した第2樹脂部の上に接着
層が配置される照明モジュールおよび照明装置を提供することができる。本開示は、複数
の拡散層の間に接着層および遮光部が配置され、前記複数の拡散層と基板との間に異なる
材質の遮光部を有する樹脂層およびエアー領域が配置される照明モジュールおよび照明装
置を提供する。本開示は、樹脂層と基板との間に反射部材が配置される照明モジュールお
よび照明装置を提供する。本開示は、面光源を照射する照明モジュールまたは照明装置お
よびその製造方法を提供する。本開示は、照明モジュールを有するバックライトユニット
、液晶表示装置または車両用ランプを提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示に係る照明装置は、基板と、前記基板の上に配置される複数の発光素子を含む光
源と、前記基板の上に配置される樹脂層と、前記樹脂層の上に配置される第1拡散層とを
含み、前記樹脂層は、前記光源の上に配置される第1樹脂部と、前記第1樹脂部と隣接し
て前記基板の上に配置される第2樹脂部とを含み、前記第1樹脂部の上面は、傾きを有し
、且つ前記第1拡散層と離隔し、前記第2樹脂部は、前記第1樹脂部と異なる材質を含み
、前記基板の上面を基準として、前記第2樹脂部の上面の高さは、前記第1樹脂部の上面
の最下端の高さより大きくてもよい。本開示に係る照明装置は、基板と、前記基板の上に
配置される光源と、前記基板の上に配置される樹脂層と、前記樹脂層の上に配置される第
1拡散層とを含み、前記光源は、第1発光素子と、前記第1発光素子と離隔した第2発光
素子とを含み、前記樹脂層は、前記第1発光素子および前記第2発光素子の上に配置され
る複数の第1樹脂部と、前記第1発光素子と前記第2発光素子との間に配置される第2樹
脂部とを含み、前記複数の第1樹脂部の上面は、前記第1拡散層と離隔し、前記基板の上
面を基準として、前記第2樹脂部の上面の高さは、前記基板の上面で垂直方向に前記第1
発光素子とオーバーラップする前記第1樹脂部の上面の高さより大きくてもよい。本開示
に係る照明装置の製造方法は、基板の上に複数の発光素子を有する光源を配置するステッ
プと、前記複数の発光素子のそれぞれの前面に第1樹脂部を形成するステップと、前記第
1樹脂部の外側に第2樹脂部を形成するステップと、前記第2樹脂部の上に第1接着層を
配置するステップと、前記第1接着層によって前記第2樹脂部および第1拡散層を接着さ
せるステップとを含み、前記第1樹脂部および前記第2樹脂部は異なる材質を含み、前記
第1拡散層および前記第1樹脂部は、相互離隔して配置されてもよい。
【0005】
本開示によれば、前記光源は、第1発光素子と、前記第1発光素子と離隔した第2発光
素子とを含み、前記第2樹脂部は、前記第1発光素子と前記第2発光素子との間に配置さ
れてもよい。前記第1樹脂部は、複数配置され、前記第2樹脂部は、前記複数の第1樹脂
部の間に配置されてもよい。前記複数の第1樹脂部のそれぞれは、少なくとも一つの発光
素子を覆うことができる。前記発光素子は、N行およびM列で前記基板の上に配置され、
前記MおよびNは1以上の整数であり、N≧Mの関係を有し、前記第1樹脂部と前記第2
樹脂部は、行方向に交互に配置されてもよい。前記第1樹脂部は、列方向に相互離隔また
は一体形成されてもよい。前記樹脂層は、相互反対側に配置される第1側面および第2側
面を含み、前記第1発光素子は、前記第1側面に隣接し、前記第2発光素子は、前記第2
側面に隣接し、前記第2樹脂部は、前記樹脂層の第1側面に隣接する前記第1発光素子と
、前記第2側面に隣接する前記第2発光素子との間に配置されてもよい。前記第2樹脂部
の最上端の高さは、前記第1樹脂部の上面の最上端の高さより大きいか同一であってもよ
い。前記第2樹脂部および前記第1拡散層は、第1接着層によって接着されてもよい。前
記第1樹脂部の上に遮光部を含み、前記第2樹脂部の上面は、前記遮光部と垂直方向にオ
ーバーラップしなくてもよい。前記第1拡散層の上に配置される第2拡散層と、前記第1
拡散層と前記第2拡散層との間に配置される第2接着層とを含み、前記遮光部は、前記第
1拡散層と前記第2拡散層との間に配置され、前記第1樹脂部と垂直方向にオーバーラッ
プし、前記第2接着層および前記第1接着層は、垂直方向にオーバーラップしてもよい。
前記第1接着層は、前記第1樹脂部と垂直方向にオーバーラップしなくてもよい。前記複
数の第1樹脂部は、相互離隔して配置されてもよい。前記基板の上面を基準として、前記
第1樹脂部の上面は、前記光源から離れるほど高くなる領域を含むことができる。前記第
1樹脂部の上面は、複数の凹部および凸部を含むことができる。前記第1樹脂部は、シリ
コーン樹脂または熱硬化性樹脂を含み、前記第2樹脂部は、UV樹脂を含むことができる
。前記第1樹脂部と前記第1拡散層との間に離隔した領域は、エアー領域であってもよい
。前記第1発光素子と前記第2発光素子との間に配置される前記第1樹脂部および第2樹
脂部の水平方向の長さは、4:6~6:4の比率を有することができる。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、光源の前面でUV樹脂による変色を減らすことができる。また、UV
(Ultra violet)樹脂の第2樹脂部が光源のそれぞれを覆う第1樹脂部の間に配置されるの
で、光源の出射面でUV樹脂による影響を遮断することができる。また、光源を覆う第1
樹脂部と光源の間に配置される第2樹脂部を有する樹脂層を提供することで、高温・高湿
の環境における電気的特性と光学的特性の低下を防止することができる。前記光源を覆う
第1樹脂部の上にエアー領域および遮光部を配置してホットスポットを抑制することがで
きる。前記光源を覆う第1樹脂部の間に第2樹脂部が配置されるので、拡散層と第2樹脂
部との間に接着される接着層の接着力が改善される。
【0007】
本開示によれば、面光源の光度および光均一度を改善することができる。前記樹脂層と
基板との間に反射部材が配置され、光反射効率が改善される。よって、照明モジュールお
よびこれを有する照明装置の光学的信頼性を改善することができる。また、照明モジュー
ルや装置を有する車両用照明装置の信頼性を改善することができ、照明モジュールや照明
装置は、バックライトユニット、各種表示装置、面光源照明装置または車両用ランプに適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、第1実施例に係る照明装置の例を示した断面図である。
図2図2は、図1の照明装置の部分拡大図である。
図3図3は、図1の照明装置の平面図の例である。
図4図4は、図3の照明装置の部分拡大図である。
図5図5は、図3の照明装置の別の例である。
図6図6は、図3の照明装置の別の例である。
図7図7は、図3の照明装置のB‐B側断面図である。
図8図8は、図2の照明装置における反射部材の例である。
図9図9は、図3の照明装置の別の配列例を示した図面である。
図10図10は、第1実施例に係る照明装置の第1変形例を示した図面である。
図11図11は、第1実施例に係る照明装置の第2変形例を示した図面である。
図12図12は、第1実施例に係る照明装置の第3変形例を示した図面である。
図13図13は、第1実施例に係る照明装置の第4変形例を示した図面である。
図14図14は、第1実施例に係る照明装置の第5変形例を示した図面である。
図15図15は、第1実施例に係る照明装置の第6変形例を示した図面である。
図16図16は、第1実施例に係る照明装置の第7変形例を示した図面である。
図17図17は、第1実施例に係る照明装置の別の例を示した図面である。
図18a図18aは、図1の照明装置の製造過程を説明した図面である。
図18b図18bは、図1の照明装置の製造過程を説明した図面である。
図18c図18cは、図1の照明装置の製造過程を説明した図面である。
図18d図18dは、図1の照明装置の製造過程を説明した図面である。
図19図19は、図1の照明システムの例である。
図20図20は、図1の照明装置における光源の発光素子の正面図である。
図21図21は、図20の照明装置における光源の側断面図の例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の技術思想は、説明される一部実施例に限定されるものではなく、多様な形態に
具現することができ、本開示の技術思想の範囲内であれば、実施例間の構成要素を選択的
に結合または置き換えて用いることができる。また、本開示で用いられる用語(技術及び
科学的用語を含む)は、明白に特定して記述されない限り、本開示が属する技術分野で通
常の知識を有した者に一般的に理解できる意味と解釈され、辞書に定義された用語のよう
に一般的に使用される用語は、かかわる技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈で
きるだろう。また、本開示で用いられる用語は、実施例を説明するためのものであり、本
開示を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形は、記載上特に限定し
ない限り複数形も含むことができ、「A及びB、Cのうち少なくとも1つ(または1つ以
上)」と記載される場合、A、B、Cで組合せることのできる全ての組合せのうち1つ以
上を含むことができる。また、本開示の構成要素の説明において、第1、第2、A、B、
(a)、(b)等の用語を用いることができる。このような用語は、その構成要素を他の構成
要素と区別するためのものであり、その用語によって当該構成要素の本質または順序等が
限定されるものではない。ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接
続」されると記載された場合、その構成要素は他の構成要素に直接的に連結または接続さ
れる場合と、各構成要素の間にさらに他の構成要素が「連結」、「結合」または「接続」
される場合を全て含む。また、各構成要素の「上または下」に形成または配置されると記
載される場合、「上または下」は、2つの構成要素が直接接触する場合だけではなく、1
つ以上のさらに他の構成要素が2つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。
また「上または下」と表現される場合、1つの構成要素を基準として、上側方向だけでは
なく下側方向の意味も含むことができる。
【0010】
本開示による照明装置は、照明を必要とする多様なランプ装置、例えば車両用ランプ、
家庭用照明装置、産業用照明装置に適用可能である。例えば、車両用ランプに適用される
場合、ヘッドランプ、車幅灯、サイドミラー灯、フォグランプ、尾灯(Tail lamp)、制動
灯、昼間走行灯、車両室内照明、ドアスカッフ、リアコンビネーションランプ、バックア
ップランプ等に適用可能である。本開示の照明装置は、室内、室外の広告装置、表示装置
および各種電車分野にも適用可能であり、他にも現在開発されて商用化されているか今後
技術発展に伴って具現可能なあらゆる照明関連分野や広告関連分野等に適用可能であろう
【0011】
図1図7を参照すると、本開示に係る照明装置400は、基板401、前記基板40
1の上に配置される光源100、前記光源100を覆う樹脂層420、および前記樹脂層
420の上に第1拡散層430を含むことができる。前記照明装置400は、前記基板4
01の上に配置される反射部材410を含むことができる。本開示に係る照明装置400
は、前記光源100から放出される光を面光源として放出することができる。前記照明装
置400は、前記基板401の上面および下面のうち少なくとも一つに複数の光源を含む
ことができる。
【0012】
前記光源100は、複数の発光素子101、103を含み、前記複数の発光素子101
、103は、N行およびM列(N、Mは1以上の整数であり、N≧M)で配列されてもよい
。前記樹脂層420は、前記基板401と第1拡散層430との間に配置されてもよい。
前記基板401と前記第1拡散層430との間には、前記樹脂層420および前記光源1
00が配置される。前記光源100の発光素子101、103は、同じ方向または異なる
方向または相互反対方向に光を照射することができる。前記樹脂層420は、前記各発光
素子101、103の間に異なる樹脂材質が配置される。前記樹脂層420は、光源10
0から放出された光をガイドして拡散させ、表面を通じて面光源を放出する。前記樹脂層
420は、異なる材質の樹脂部421、423を水平方向に交互に配置し、いずれか一つ
の樹脂部を発光素子101、103をそれぞれ覆う他の樹脂部の間に配置することができ
る。前記樹脂層420は、異なる材質の樹脂部421、423の上に異なる部材が配置さ
れる。前記樹脂層420は、異なる材質の樹脂部421、423の上面が異なる平面上に
配置されてもよい。以下説明のために、各図面において、基板401および樹脂層420
の外側面は、第1~第4外側面S1、S2、S3、S4と図示し、前記第1外側面S1は
、基板401および樹脂層420の一側面であり、前記第2外側面S2は、前記第1外側
面S1と対向する面であり、前記第3および第4外側面S3、S4は、第1および第2外
側面S1、S2の両端の間に配置されて相互対向する面であってもよい。前記第1および
第2外側面S1、S2は、第2方向に長い長さで延長され、前記第3および第4外側面S
3、S4は、第1方向に長い長さで延長されてもよい。前記照明装置400は、面光源が
照射されるモジュールであってもよく、3.5mm以下、例えば3mm以下または2.3m
m~3mmの範囲の厚さZ5で提供されてもよい。前記照明装置400は、上記厚さZ5
を有するので、平坦な水平面またはフレキシブルな曲面を持って提供されてもよい。
【0013】
図1図4を参照すると、前記基板401は、回路パターンを有する印刷回路基板(PCB
:Printed Circuit Board)を含むことができる。前記基板401は、例えば樹脂系の印刷
回路基板(PCB)、メタルコア(Metal Core)PCB、フレキシブル(Flexible)PCB、セラ
ミックPCBまたはFR‐4基板のうち少なくとも一つを含むことができる。前記基板4
01が底に金属層が配置されるメタルコアPCBで配置される場合、光源100の放熱効
率が改善される。前記基板401は、前記光源100と電気的に連結される。前記基板4
01は、上部に回路パターンを有する配線層(図示されない)を含み、前記配線層は、各発
光素子101、103に電気的に連結される。前記発光素子101、103が前記基板4
01の上に複数配列される場合、前記複数の発光素子101、103は、前記配線層によ
って直列、並列または直列‐並列に連結される。前記基板401は、前記発光素子101
、103および樹脂層420の下部に配置されたベース部材または支持部材として機能す
ることができる。前記基板401の上面は、X‐Y平面を有することができる。前記基板
401の上面は、フラットな平面または曲面を有することができる。前記基板401の厚
さは、垂直方向またはZ方向の高さであってもよい。ここで、前記X方向は、第1方向で
あってもよく、Y方向は、第2方向であってもよい。前記Z方向は、第1および第2方向
と直交する方向であってもよい。前記基板401の第1方向の長さは、第2方向の幅より
大きくてもよい。前記基板401の第1方向の長さは、第2方向の幅Y1(図4参照)より
2倍以上、例えば4倍以上であってもよい。前記複数の発光素子101、103は、前記
基板401の上に第1方向に所定間隔で配列されてもよい。前記基板401は、上面およ
び下面を通じて光が透過する透光性材質を含むことができる。前記透光性材質は、PET
(Polyethylene terephthalate)、PS(Polystyrene)、PI(Polyimide)のうち少なくとも
一つを含むことができる。
【0014】
前記光源100は、少なくとも第1方向Xに配列される複数の発光素子101、103
を含むことができる。前記光源100は、第2方向Yに配列される少なくとも一つの第3
発光素子を含むことができる。即ち、前記光源100は、N行およびM列の発光素子を含
むことができる。前記発光素子は、説明の便宜を図り、第1方向に離隔した第1発光素子
101と第2発光素子103を例として説明することにする。前記第1発光素子101は
、樹脂層420の第1外側面S1に隣接するように配置され、第2外側面S2方向に光を
放出する。前記第2発光素子103は、前記樹脂層420内で第2外側面S2に隣接また
は前記第1発光素子101から第1方向Xに離隔し、第2外側面S2方向に光を放出する
。前記各発光素子101、103は、基板401の上に配置され、第1方向または第2外
側面S2方向に光を放出する。前記発光素子101、103は、第1方向に強度が最も高
い光を放出する。前記発光素子101、103は、光が出射する出射面81を有すること
ができ、前記出射面81は、例えば前記基板401の水平な上面に対して第3方向または
垂直方向に配置されてもよい。前記出射面81は、発光素子101、103内部のモール
ディング部材80の表面であってもよく、垂直な平面であるか、発光ダイオードチップ7
1方向に凹んだ面または突出した面を含むことができる。図20および図21のように、
前記発光素子101、103は、前記基板401の上に配置され、伝導性接合部材203
、205により基板401のパッド403、405と電気的に連結される。前記伝導性接
合部材203、205は、ソルダ材質や金属材質であってもよい。別の例として、前記発
光素子101、103は、前記基板401の上に第2方向に1列または2列以上配列され
てもよく、前記1列または2列以上の発光素子101、103は、前記基板401の第2
側面方向に光を放出または同じ方向または異なる方向に光を放出することができる。前記
発光素子101、103は、発光ダイオード(LED)チップを有する素子であり、発光ダイ
オードチップがパッケージングされたパッケージを含むことができる。前記発光ダイオー
ドチップ71は、青色、赤色、緑色、紫外線(UV)、赤外線のうち少なくとも一つを発光す
ることができる。前記発光ダイオードチップは、青色光、例えば400nm~500nm
の範囲または400nm~470nmの範囲の波長において強度が最も高い波長を発光す
ることができる。前記発光素子101、103の内部にはモールディング部材80が配置
され、前記モールディング部材80には波長変換手段を含むことができる。前記波長変換
手段は、蛍光体または量子ドットを含み、青色、緑色、黄色または赤色波長において一番
強度が高い波長を発光することができる。これにより、前記発光素子101、103から
出射される光は、強度が最も高い波長が放出されて混合される。前記発光素子101、1
03は、白色、青色、黄色、緑色または赤色光を発光することができる。別の例として、
前記発光素子101、103は、LEDチップで配置されてもよい。前記発光素子101
、103は、底の部分が前記基板401と電気的に連結されるサイドビュータイプであっ
てもよい。別の例として、前記発光素子101、103は、LEDチップで配置されても
よい。前記発光素子101、103の出射面81は一側面に配置され、前記出射面81は
、前記基板401の上面に隣接した側面であってもよい。前記出射面81は、前記発光素
子101、103の底面と上面の間の側面に配置され、前記第1方向に最も高い強度の光
を放出する。前記発光素子101、103の出射面81は、前記反射部材410と隣接し
た面であるか、前記基板401の上面および前記反射部材410の上面に対して垂直な面
であってもよい。前記発光素子101、103の出射面81を通じて出射される光は、前
記基板401の上面に対して平行な方向に進行するか、反射部材410により反射される
か、樹脂層420の上面方向に進行することができる。前記発光素子101、103の厚
さは、例えば3mm以下、例えば0.8mm~2mmの範囲を有することができる。前記
発光素子101、103の第2方向の長さ(図4のD1)は、前記発光素子101、103
の厚さの1.5倍以上であってもよい。このような発光素子101、103は、±Z方向
の光指向角より±Y方向の光指向角が広くてもよい。前記発光素子101、103の第2
方向の光指向角は110度以上、例えば120度~160度または140度以上であって
もよい。前記発光素子101、103の第3方向の光指向角は110度以上、例えば12
0度~140度の範囲を有することができる。
【0015】
前記反射部材410は、前記基板401と前記樹脂層420の間に配置されてもよい。
前記反射部材410は、金属材質または非金属材質を有するフィルム形態で提供されても
よい。前記反射部材410は、前記基板401の上面に接着されてもよい。前記反射部材
410は、前記基板401の上面面積より小さい面積を有することができる。前記反射部
材410は、前記基板401のエッジから離隔し、前記離隔した領域に樹脂層420が前
記基板401に付着される。この時、前記反射部材410のエッジの部分が剥げることを
防止することができる。前記反射部材410は、前記発光素子101、103の下部が配
置される開口部417を含むことができる。前記反射部材410の開口部417には、前
記基板401の上面が露出し、前記発光素子101、103の下部がボンディングされる
部分が配置される。前記開口部417の大きさは、前記発光素子101、103のサイズ
と同一またはより大きく配置されてもよい。前記反射部材410は、前記基板401の上
面に接触するか、前記樹脂層420と前記基板401との間によって接着されてもよい。
ここで、前記基板401の上面に高反射材質の反射層が配置される場合、前記反射部材4
10は除去されてもよい。前記反射部材410は、前記発光素子101、103の厚さよ
り薄い厚さに形成されてもよい。前記反射部材410の厚さは、0.2mm±0.02mm
の範囲を有することができる。このような反射部材410の開口部417を通じて前記発
光素子101、103の下部が貫通することができ、前記発光素子101、103の上部
は突出することができる。前記発光素子101、103の出射面81は、前記反射部材4
10の上面に対して垂直方向に提供されてもよい。
【0016】
前記反射部材410は、金属性材質または非金属性材質を含むことができる。前記金属
性材質は、アルミニウム、銀、金のような金属を含むことができる。前記非金属性材質は
、プラスチック材質または樹脂材質を含むことができる。前記プラスチック材質は、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビフェニル、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリアミド、ポリアセタール、ポリフェニレン
エーテル、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
イミド、ポリテトラフルオロエチレン、液晶ポリマー、フッ素樹脂、これらの共重合体お
よびこれらの混合物からなる群から選択されるいずれか一つであってもよい。前記樹脂材
質は、シリコーンまたはエポキシ内に反射材質、例えばTiO、Al、SiO
のような金属酸化物が添加されてもよい。前記反射部材410は、単層または多層に具現
することができ、このような層構造によって光反射効率を改善することができる。本開示
に係る反射部材410は、入射する光を反射させて、光が均一な分布で出射するように光
量を増加させることができる。
【0017】
図8を参照すると、前記反射部材410は、接着層L1、反射層L2およびドット部L
3を含むことができる。前記接着層L1は、前記反射部材410を前記基板401の上面
に付着することができる。前記接着層L1は、透明な材質として、UV接着剤、シリコー
ンまたはエポキシのような接着剤であってもよい。前記反射層L2は、樹脂材質の内部に
多数の反射剤Laを含むことができる。前記反射剤Laは、空気のような起泡であるか、
空気と同じ媒質の屈折率を有する媒質であってもよい。前記反射層L2の樹脂材質は、シ
リコーンまたはエポキシのような材質であり、前記反射剤Laは、前記樹脂材質内に起泡
が注入されて形成されてもよい。前記反射層L2は、前記多数の反射剤Laにより入射し
た光を反射または別の方向に屈折させることができる。前記反射層L2の厚さは、前記反
射部材410の厚さの80%以上であってもよい。前記反射層L2の上には、複数のドッ
ト(dot)が配列されるドット部L3を含むことができる。前記ドット部L3は、前記反射
層L2の上に印刷により形成されてもよい。前記ドット部L3は、反射インクを含むこと
ができ、例えばTiO、CaCO、BaSO、Al、Silicon、PS
のうちいずれか一つを含む材質で印刷することができる。前記ドット部L3の各ドットは
、側断面が半球形状または多角形形状であってもよい。前記ドット部L3のドットパター
ンの密度は、前記発光素子101、103の出射面81から離れるほど高くなってもよい
。前記ドット部L3の材質は、白色であってもよい。前記反射部材410の上面に前記ド
ット部L3が前記発光素子101、103の出射方向に配置されることで、光反射率を改
善させ、光損失を減らし、面光源の輝度を向上させることができる。前記ドット部L3の
密度は、均一な間隔で配置されてもよく、発光素子101、103の出射面81から離れ
るほど高くなってもよい。
【0018】
図2図3および図7を参照すると、前記反射部材410は、複数のオープン領域H1
、H2を含むことができる。前記複数のオープン領域H1、H2は、複数の第1および第
2オープン領域H1、H2を含み、前記複数の第1オープン領域H1は、第1方向に配列
され、前記複数の第2オープン領域H2は、第1方向に配列されてもよい。前記第1およ
び第2オープン領域H1、H2は、第2方向に離隔してもよい。前記第1オープン領域H
1は、基板401の第3外側面S3に隣接し、前記第2オープン領域H2は、前記基板4
01の第4外側面S4に隣接することができる。前記第1オープン領域H1のそれぞれは
、前記第2オープン領域H2のそれぞれと第2方向に重なることができる。前記第1およ
び第2オープン領域H1、H2は、第1方向に前記発光素子101、103と重ならなく
てもよい。前記第1および第2オープン領域H1、H2と前記開口部417は、第2方向
に重ならなくてもよい。前記第1および第2オープン領域H1、H2のそれぞれは、第1
方向に長い形状を有する楕円形状または円形状または多角形状であってもよい。前記第1
および第2オープン領域H1、H2のそれぞれは、第1方向への間隔B4が前記第1およ
び第2オープン領域H1、H2の第1方向の長さB5より小さくてもよい。ここで、B5
>B4の関係を有し、前記間隔B4と長さB5の差は、0.1mm~1mmの範囲を有す
ることができる。前記反射部材410の第1および第2オープン領域H1、H2のそれぞ
れの長さB5が第1方向に長く配置されるので、前記基板401の長辺側エッジに隣接し
た領域の接着力の低下を防止することができる。即ち、基板401の第3外側面S3と前
記第1オープン領域H1の間および前記基板401の第4外側面S4と前記第2オープン
領域H2の間に配置される反射部材410の接着力の低下を防止することができる。図4
を参照すると、前記第1および第2オープン領域H1、H2の間の間隔C2は、前記発光
素子101、103の第2方向の長さD1より大きくてもよく、前記長さD1の1.5倍
以上であってもよい。前記第1および第2オープン領域H1、H2で第2方向の幅B6は
、前記長さB5の1/5以下、例えば1/5~1/10の範囲を有することができる。前
記幅B6は、1.2mm以下、例えば0.8mm~1.2mmの範囲を有することができる
。前記第1および第2オープン領域H1、H2のそれぞれは、第1方向の接着力の低下よ
りは第2方向の接着力の低下を防止することができる。前記第1および第2オープン領域
H1、H2は、前記基板401の第3および第4外側面S3、S4から所定間隔B2で離
隔し、前記間隔B2は、1.2mm以下、例えば0.5mm~1.2mmの範囲を有するこ
とができる。前記間隔B2が前記範囲より小さいと、第1、2オープン領域H1、H2の
外側に配置された反射部材410の接着力が低下し、前記範囲より大きいと、反射面積が
減少する。前記反射部材410は、前記第1および第2オープン領域H1、H2の外側に
配置され、前記基板401の第3および第4外側面S1、S2の上に露出する。前記第1
および第2オープン領域H1、H2と前記反射部材410の上には、前記樹脂層420が
配置される。前記樹脂層420は、前記第1および第2オープン領域H1、H2を通じて
基板401の上面に接着され、反射部材410の外側部分を固定させることができる。
【0019】
図1図4を参照すると、前記樹脂層420は、前記基板401の上に配置されてもよ
い。前記樹脂層420の下面は、前記基板401の上面と対向することができる。前記樹
脂層420は、前記基板401の上面全体または一部領域上に配置されてもよい。前記樹
脂層420は、前記反射部材410の上に配置されてもよい。前記樹脂層420は、前記
反射部材410の上面全体または一部領域上に配置されてもよい。前記樹脂層420の下
面面積は、前記基板401の上面面積と同一またはより小さくてもよい。前記樹脂層42
0は、透明な材質からなることができる。前記樹脂層420は、シリコーン、UV樹脂ま
たはエポキシのような樹脂材質のうち少なくとも2種類を含むことができる。前記樹脂層
420は、熱硬化性樹脂材料を含むことができ、例えばPC、OPS、PMMA、PVC
を選択的に含むことができる。前記樹脂層420は、ガラスで形成されてもよい。例えば
、前記樹脂層420の主材料は、ウレタンアクリレートオリゴマーを主原料とする樹脂材
料を利用することができる。例えば、合成オリゴマーであるウレタンアクリレートオリゴ
マーをポリアクリルであるポリマータイプと混合したものを用いることができる。もちろ
ん、ここに低沸点希釈型反応性モノマーであるIBOA(isobornyl acrylate)、HPA(H
ydroxylpropyl acrylate)、2‐HEA(2‐hydroxyethyl acrylate)等が混合されたモノ
マーをさらに含むことができ、添加剤として光開始剤(例えば、1‐hydroxycyclohexyl ph
enyl‐ketone等)または酸化防止剤等を混合することができる。前記樹脂層420は、樹
脂で光をガイドする層として提供されるので、ガラスの場合に比べて薄い厚さで提供され
、フレキシブルなプレートで提供され得る。前記樹脂層420は、発光素子101、10
3から放出された点光源を線光源または面光源形態に放出することができる。前記樹脂層
420内にはビーズ(bead)(図示されない)を含むことができ、前記ビーズは、入射する光
を拡散および反射して、光量を増加させることができる。前記ビーズは、樹脂層420の
重量に対し0.01~0.3%の範囲で配置されてもよい。前記ビーズは、シリコーン(Sil
licon)、シリカ(Silica)、ガラスバブル(Glass bubble)、PMMA(Polymethyl methacry
late)、ウレタン(Urethane)、Zn、Zr、Al、アクリル(Acryl)から選択される
いずれか一つからなることができ、ビーズの粒子径は、略1μm~略20μmの範囲を有
することができる。本開示に係る樹脂層420は、異なる材質の樹脂部421、423を
含むことができる。前記樹脂部421、423は、少なくとも2種類の樹脂材質を含むこ
とができ、前記樹脂層420の異なる領域に配置されてもよい。前記樹脂層420は、異
なる樹脂材質の第1樹脂部421と第2樹脂部423を含むことができる。前記第1樹脂
部および第2樹脂部421、423は、少なくとも第1方向に交互に配置されてもよい。
前記第1樹脂部および第2樹脂部421、423は、第1方向に交互に配置され、第2方
向に1回以上繰り返し配置されてもよい。複数の第1樹脂部421の間には第2樹脂部4
23が配置される。複数の第2樹脂部423の間には、第1樹脂部421が配置される。
前記第2樹脂部423は、前記第1樹脂部421の両側面に配置されてもよく、前記第1
樹脂部421の周りに配置されてもよい。前記第2樹脂部423は、前記第1樹脂部42
1の側面のうち少なくとも2つの側面または全ての側面と接触することができる。
【0020】
前記第1樹脂部421は、前記光源100の上に配置されて前記光源100を密封する
ことができる。前記第1樹脂部421は、各発光素子101、103の上に配置されて前
記各発光素子101、103を覆うことができる。前記第1樹脂部421は、傾斜した上
面RS1、第1方向に対して相互対向する第1および第2側面RS2、RS3を含むこと
ができる。前記第2樹脂部423は、前記各発光素子101、103から離隔してもよい
。前記第2樹脂部423は、前記各発光素子101、103の出射面81から離隔しても
よい。前記第1樹脂部421は、シリコーン樹脂または熱硬化性樹脂材質であり、前記第
2樹脂部423は、UV樹脂材質を含むことができる。前記樹脂層420は、異なる硬化
方式で硬化した樹脂材質を含むことができる。前記樹脂層420は、アウトガス(outgass
ing)を誘発する樹脂材質と、アウトガスを誘発しない樹脂材質を含むことができる。即ち
、前記樹脂層420は、アウトガスを誘発する物質と発光素子101、103の間にアウ
トガスを誘発しない物質を配置して、アウトガスによる問題を除去することができる。例
えば、前記UV樹脂材質は、リフローのような工程や高温高湿環境でアウトガスを放出ま
たは誘発する。ここで、UV樹脂材質は、各発光素子101、103に隣接または各発光
ダイオードチップ71に隣接した場合、高温高湿環境でガスを放出することになり、前記
放出されたガスは、前記発光素子101、103の出射面81を変色させたり前記発光ダ
イオードチップ71の表面を炭化させる現象を誘発する。このようなモールディング部材
80の変色や発光ダイオードチップの表面の炭化問題によって、光束または光源の光学的
信頼性が低下する。これにより、前記発光素子101、103を覆う樹脂の材質は、アウ
トガスを誘発しない材質で形成することで、アウトガスによる問題を遮断することができ
る。前記樹脂層420をシリコーン樹脂材質で形成した場合、前記シリコーン樹脂材質は
、一部種類の接着剤、例えばアクリル接着剤とは粘着されない問題がある。反面、UV樹
脂材質は、上記した接着剤との接着問題はなく、コストの側面でシリコーン樹脂よりは競
争力が高い。よって、本開示は、アウトガスによる問題を解消し、接着層との接着のため
に、前記樹脂層420をシリコーン樹脂の第1樹脂部421とUV樹脂の第2樹脂部42
3で形成する。
【0021】
前記第1樹脂部421の上面RS1のうち前記発光素子101、103と垂直方向に重
なった領域は、水平または傾斜してもよく、前記発光素子101、103と前記第2樹脂
部423の間の領域と垂直方向に重なった領域は、傾斜、または凹んだ曲面、または突出
した曲面を含むことができる。前記第1樹脂部421の上面RS1は、傾斜した平面であ
る場合、傾きを有することができる。前記第1樹脂部421の上面RS1は、最下端PS
1と最上端PS2を連結した仮想の直線は、傾きを有することができる。前記第1樹脂部
421の上面RS1は、前記第1拡散層430から離隔してもよい。前記発光素子101
、103が複数個がN行およびM列で配置された場合、前記第1樹脂部421は、複数個
がN行およびM列で配置されてもよい。ここで、M、Nは1以上の整数であり、N≧Mの
関係を有することができる。前記第2樹脂部423は、前記第1樹脂部421の間にそれ
ぞれ配置されてもよく、相互連結または分離してもよい。前記第2樹脂部423は、複数
の第1樹脂部421の外側に一体形成されてもよい。
【0022】
前記第1樹脂部421の上面RS1のうち最下端PS1は、前記第2樹脂部423の上
端または上面より低く配置されてもよい。前記第1樹脂部421の上面RS1のうち最下
端PS1は、前記発光素子101、103の上面と同一または高く配置されてもよい。前
記第1樹脂部421の上面RS1のうち最下端PS1は、前記発光素子101、103の
前面の上端と同一または高く、後面の上端と同一または異なってもよい。これは、前記第
1樹脂部421は、前記発光素子101、103の側面のうち少なくとも前面を覆う場合
、光の抽出効率の低下を防止でき、第2樹脂部423から保護することができる。
【0023】
前記第1樹脂部421の最上端PS2は、前記第2樹脂部423の上端と同一または異
なってもよい。前記第1樹脂部421の最上端PS2が前記第2樹脂部423の上端と同
一である場合、第1樹脂部421を形成した後、第2樹脂部423の形成固定が便利であ
る。前記第1樹脂部421の最上端PS2が前記第2樹脂部423の上端より高い場合、
傾斜した上面の傾斜角度が増加し、前記第1樹脂部421の上面に第1接着層が種々の問
題を抑制することができる。前記第1樹脂部421の最上端PS2が前記第2樹脂部42
3の上端より低い場合、発光素子101、103と第2樹脂部423の間の間隔を減らす
ことができ、エアー領域450の高さをより高く提供することができる。
【0024】
図1のように、第1方向または行方向に前記第1樹脂部421の長さK1と前記第2樹
脂部423の長さK2は、同一または異なってもよい。水平方向または第1方向に前記第
1樹脂部421の長さK1と前記第2樹脂部423の長さK2の比率K1:K2は、6:
4~4:6の範囲を有することができる。第1方向に前記第1樹脂部421の長さK1は
、前記第2樹脂部423の長さK2の40%~60%の範囲で配置されることで、前記発
光素子101、103の出射面81を前記第2樹脂部423から安定した距離で離隔させ
ることができる。前記発光素子101、103の出射面81と前記第2樹脂部423の間
の最小距離E1は、3mm以上、例えば5mm以上であってもよい。前記第1樹脂部42
1の上面面積は、前記第2樹脂部423の上面面積と同一またはより小さくてもよい。
【0025】
図2を参照すると、第1樹脂部421は、前記発光素子101、103の上に配置され
た上面RS1、前記発光素子101、103の出射面81の前方に配置される第1側面R
S2および前記発光素子101、103の後面(即ち、出射面の反対側面)に配置される第
2側面RS3を含むことができる。図7のように、前記第1樹脂部421の第2方向に配
置される第3および第4側面RS4、RS5は、前記第3および第4外側面S3、S4か
ら離隔してもよい。前記第2樹脂部423は、前記第1樹脂部421の両側面RS2、R
S3、RS4、RS5を囲むように配置されて、前記第1樹脂部421の面積を減らすこ
とができ、第1樹脂部421の外側部分が浮き上がる問題を防止することができる。また
、発光素子101、103の外側に第1および第2樹脂部421、423が配置されるこ
とで、第3および第4側面RS4、RS5を通じた湿気の浸透を抑制することができる。
前記第1樹脂部421のトップビュー形状は、多角形形状や円形状または非定形形状を含
むことができる。
【0026】
図5のように、前記樹脂層420は、第1方向に第1樹脂部421と第2樹脂部423
が交互に配置され、前記第2樹脂部423は、前記第1樹脂部421によって分離される
。前記第1および第2樹脂部421、423は、第3外側面S3と第4外側面S4にそれ
ぞれ露出される。即ち、第2方向に前記第1および第2樹脂部421、423の長さは、
同一であってもよい。前記第2樹脂部423の上面面積の和は、前記第1樹脂部421の
上面面積の和より大きくてもよい。
【0027】
図6のように、前記樹脂層420の第1樹脂部421は、遮光部425の領域と同一で
あってもよい。これにより、前記第2樹脂部423は、前記第1樹脂部421の周りに沿
って配置されて、第1~第4外側面S1、S2、S3、S4を通じて露出される。
【0028】
図1図3のように、前記樹脂層420の第1樹脂部421は、前記発光素子101、
103の上に配置されるので、前記発光素子101、103を保護でき、前記発光素子1
01、103から放出された光の損失を減らすことができる。前記発光素子101、10
3の上面は、前記第1樹脂部421の下部に埋められる。図2のように、前記第1樹脂部
421は、前記発光素子101、103の表面に接触することができ、前記発光素子10
1、103の出射面81と接触することができる。前記第1樹脂部421の一部は、前記
反射部材410の開口部417に配置されてもよい。前記第1樹脂部421の一部は、前
記反射部材410の開口部417を通じて前記基板401の上面に接触することができる
。これにより、前記第1樹脂部421の一部が前記基板401と接触することで、前記反
射部材410を前記第1樹脂部421と前記基板401の間に固定させることができる。
【0029】
前記第1樹脂部421の上面RS1は、最下端PS1と最上端PS2を含み、前記最下
端PS1の位置は、前記第1発光素子および第2発光素子101、103の上面または/
および後面に隣接し、前記最上端PS2の位置は、前記第1発光素子および第2発光素子
101、103または前記最下端PS1から第2外側面S2方向に一番遠く離隔した位置
に配置されてもよい。前記最下端PS1の高さZ0は、前記基板401の上面または反射
部材410の上面を基準として、前記発光素子101、103の上面高さと同一または高
くてもよい。前記最下端PS1の高さZ0は、1mm以上、例えば1.4mm~1.6mm
の範囲を有することができる。前記最上端PS2の高さZ1は、前記第2樹脂部423の
上面と同一またはより高く配置されてもよい。前記最下端PS1は、前記第2側面RS3
の上端であってもよく、最上端PS2は、前記第1側面RS2の上端であってもよい。前
記第1樹脂部421の上面RS1は、最下端PS1から最上端PS2まで漸増する高さを
有することができる。前記第1樹脂部421の上面RS1は、各発光素子101、103
から第1方向に離れるほど漸増する高さで配置されてもよい。ここで、エアー領域450
は、各発光素子101、103から第1方向に離れるほど漸減するギャップを有する領域
として提供されてもよい。前記第1樹脂部421で前記各発光素子101、103と垂直
方向に重なった領域A2の上面RS1は、傾斜または水平するように配置されてもよい。
前記エアー領域450は、樹脂物質がない領域であってもよい。前記第1樹脂部421の
第2側面RS3は、前記各発光素子101、103の後面と接触または離隔することがで
きる。これは、前記第1樹脂部421の第2側面RS3が前記各発光素子101、103
の後面より外側に配置された場合、第2樹脂部423の製造工程が便利である。前記第1
樹脂部421の一部は、前記反射部材410の開口部417に配置されてもよい。前記第
1樹脂部421の第1側面RS2および第2側面RS3は、前記第2樹脂部423と接触
することができる。前記第1樹脂部421で前記第2樹脂部423と接触した第2側面R
S3と前記発光素子101、103の間の間隔は、前記第2樹脂部423と接触した第1
側面RS2と前記発光素子101、103の間の間隔より小さくてもよい。図7のように
、前記第1樹脂部421は、前記第3外側面S3に隣接した第3側面RS4および前記第
4外側面S4に隣接する第4側面RS5を含むことができる。前記第1樹脂部421の第
3側面RS4と前記第3外側面S3の間には第2樹脂部423が配置される。前記第1樹
脂部421の第4側面RS4と前記第4外側面S4の間には第2樹脂部423が配置され
る。前記第1樹脂部421の第3および第4側面RS4、RS5の外側に配置される第2
樹脂部423は、前記第1樹脂部421を保護し、発光素子101、103方向への湿気
の浸透を抑制することができる。前記第3および第4側面RS4、RS5と前記第1およ
び第2側面RS2、RS3の間の境界部分は、角ばった面または突出した曲面であっても
よい。前記第2樹脂部423の両外側面S1、S2の間には、複数の発光素子101、1
03と複数の第1樹脂部421が配置される。前記複数の第1樹脂部421の間には、少
なくとも一つの第2樹脂部423が配置される。図3および図7のように、前記樹脂層4
20は、前記第1オープン領域H1に配置された第1突出部P1および前記第2オープン
領域H2に配置された第2突出部P2を含むことができる。前記第1突出部P1は、前記
第1オープン領域H1に沿って前記基板401の上面に付着される。前記第1突出部P1
は、前記第1オープン領域H1に配置され、前記基板401の第1外側面S1に隣接した
反射部材410の外縁領域での接着力の低下を防止することができる。前記第2突出部P
2は、前記第2オープン領域H2に沿って前記基板401の上面に付着される。前記第2
突出部P2は、前記反射部材410の第2オープン領域H2に配置され、前記基板401
の第2外側面S2に隣接した反射部材410の外縁領域での接着力の低下を防止すること
ができる。
【0030】
前記第1突出部P1は、第1方向に配列され、前記第2突出部P2は、第1方向に配列
され、前記第1突出部および第2突出部P1、P2は、第2方向に対して相互離隔するこ
とができる。前記第1突出部P1および前記第2突出部P2は、前記反射部材410の上
面より低く突出することができる。前記第1突出部P1および前記第2突出部P2は、前
記基板401の下面方向に突出することができる。前記第1突出部P1および前記第2突
出部P2は、反射部材410のエッジ領域が浮き上がる問題を防止し、照明装置が結合さ
れるハウジングのベゼル領域に配置されてもよい。
【0031】
図3および図7のように、前記第1樹脂部421の領域で前記第1および第2オープン
領域H1、H2に配置された前記第1突出部および第2突出部P1、P2は、前記第1樹
脂部421の材質からなることができる。前記第2樹脂部423の領域で前記第1オープ
ン領域および第2オープン領域H1、H2に配置された前記第1突出部および第2突出部
P1、P2は、前記第2樹脂部423の材質からなることができる。前記第1突出部およ
び第2突出部P1、P2のうち少なくとも一つは、第1樹脂部および第2樹脂部421、
423と垂直方向に重なった領域であってもよく、第1樹脂部および第2樹脂部421、
423の材質で配置されてもよい。図6のように、前記第1突出部および第2突出部P1
、P2のうち第1樹脂部および第2樹脂部421、423と垂直方向に重なった領域は、
第1樹脂部および第2樹脂部421、423の材質からなることができる。
【0032】
図1および図2を参照すると、前記樹脂層420の厚さZ1は、1.5mm以上、例え
ば1.5~2.5mmの範囲を有することができる。前記樹脂層420の厚さZ1が前記範
囲より厚い場合、光度が低下し、装置の厚さの増加によってフレキシブルな装置として提
供することが困難となる。前記樹脂層420の厚さZ1が前記範囲より小さい場合、均一
な光度の面光源を提供することが困難となる。
【0033】
前記樹脂層420の第1方向の長さは、前記基板401の第1方向の長さと同一であっ
てもよく、前記樹脂層420の第2方向幅は、前記基板401の第2方向幅Y1(図4
照)と同一であってもよい。これにより、前記樹脂層420の各側面は、前記基板401
の各側面と同一平面上に配置される。例えば、前記基板401の第3外側面および第4外
側面S3、S4は、前記樹脂層420の両側面と同じ垂直面上に配置されてもよい。前記
第1樹脂部421は、複数の発光素子101、103のそれぞれをカバーする大きさで提
供され、相互分離または連結されてもよい。
【0034】
図2のように、前記第1樹脂部421の最大厚さZ4は、前記第2樹脂部423の厚さ
と同一またはより大きいか小さくてもよい。これは、第1樹脂部および第2樹脂部421
、423を異なる工程で形成するものの、前記第1樹脂部421を形成した後第2樹脂部
423を形成したり、逆に第2樹脂部423を形成した後第1樹脂部421を形成するこ
とができる。これにより、第1樹脂部421の最大厚さZ4は、前記第2樹脂部423の
厚さと同一である場合、第1樹脂部および第2樹脂部421、423の工程が便利である
。前記第1樹脂部421の最小厚さZ0は、前記発光素子101、103の厚さより大き
くてもよく、前記第2樹脂部423の厚さより小さくてもよい。前記第2樹脂部423の
上面の接着力は、前記第1樹脂部421の上面の接着力より高くてもよい。前記第1樹脂
部421の上面RS1は、遮光構造を含むことができる。前記遮光構造は、傾斜した面、
凹んだ曲面および突出した曲面のうち少なくとも一つを含むことができる。前記遮光構造
は一つまたは複数の凹部と一つまたは複数の凸部を含むことができ、相互隣接するように
配置されてもよい。前記遮光構造は、前記発光素子101、103と第2樹脂部423の
間の領域上に配置され、前記発光素子101、103から放出された光を反射または屈折
させることができる。このような遮光構造は、発光素子101、103から放出された光
によるホットスポットを抑制することができる。前記遮光構造は、前記発光素子101、
103がサイド方向、即ち、第1方向に光を放出するので、前記発光素子101、103
の光指向角分布と光の反射特性による遮光効率を高めることができる領域をカバーする。
【0035】
図1図4を参照すると、前記遮光部425は、前記基板401の上面と対向すること
ができる。前記遮光部425は、前記発光素子101、103と垂直方向に重なることが
できる。複数の遮光部425のそれぞれは、複数の発光素子101、103のそれぞれと
垂直方向に重なることができる。図1および図3のように、前記遮光部425の間の間隔
B1は、前記発光素子101、103の間の間隔X1よりは小さくてもよい。前記遮光部
425は、前記樹脂層420の第1外側面および第3外側面S3、S4から離隔してもよ
い。前記遮光部425は、複数個が第1方向に配列されてもよい。前記複数の遮光部42
5は、同じ形状を含むことができる。前記遮光部425は、第1発光素子101の上に第
1遮光部および第2発光素子103の上に第2遮光部とに区分される。前記第1遮光部お
よび第2遮光部は、第1発光素子および第2発光素子101、103のそれぞれの出射方
向の上側に配置されてもよい。図2図4を参照すると、前記遮光部425は、前記樹脂
層420の上面または第2樹脂部423の上面より高く配置されてもよい。前記遮光部4
25は、前記発光素子101、103の上で前記発光素子101、103の上面面積の5
0%以上または50%~200%の範囲を有することができる。前記遮光部425は、白
色材質で印刷された領域であってもよい。前記遮光部425は、例えばTiO、Al
、CaCO、BaSO、Siliconのうちいずれか一つを含む反射インクを利用し
て印刷することができる。前記遮光部425は、前記発光素子101、103の出射面を
通じて出射される光を反射して、前記発光素子101、103の上でホットスポットの発
生を減らすことができる。前記遮光部425は、遮光インクを利用して遮光パターンを印
刷することができる。前記遮光部425は、前記第1拡散層430の下面に印刷される方
式で形成されてもよい。前記遮光部425は、入射する光を100%遮断せず透過率が反
射率より低いので、光を遮光および拡散する機能をすることができる。前記遮光部425
は、単層または多層に形成することができ、同じパターン形状または異なるパターン形状
であってもよい。前記遮光部425の厚さは、同じ厚さで形成されてもよい。前記遮光部
425の厚さは、前記発光素子101、103を基準として、出射方向に行くほど漸減す
る厚さで形成されてもよい。前記遮光部425の厚さは、入射した光度に比例して薄くな
ってもよい。前記遮光部425の大きさは、前記発光素子101、103の上面面積の5
0%以上、例えば50%~200%の範囲で配置され、入射した光を遮光することができ
る。これにより、外部で発光素子101、103が見える問題を減らし、発光素子101
、103の領域上におけるホットスポットを減らすことができ、全領域に均一な光分布を
提供することができる。別の例として、前記遮光部425は、前記第1拡散層430の下
面のエッチング工程によってエッチングされたリセスのエアー領域であるか、前記リセス
領域に前記遮光物質が配置される遮光膜を含むことができる。前記エッチング領域は、前
記遮光部の領域のように、発光素子101、103を上面面積の50%~200%の範囲
で配置され、前記発光素子101、103の出射面上をカバーすることができる。前記遮
光部425は、前記発光素子101、103を基準として、半球形状、楕円形状または円
形状に配置されてもよい。
【0036】
図2および図4を参照すると、前記遮光部425で前記発光素子101、103に隣接
した領域の第2方向の幅は小さく、前記遮光部425の中心部に行くほど漸増し、前記中
心部で第2方向の幅(例えばC3)は最大に大きくなる。前記遮光部425の中心部で前記
発光素子101、103から離れる方向に行くほど第2方向の幅が漸減する。前記遮光部
425の中心部で第2方向の最大幅C3は一番大きく、前記遮光部425の中心部で第1
方向に行くほど前記第2方向の幅は漸減する。前記遮光部425で前記発光素子101、
103と垂直方向に重なった領域は、フラットな内側面を有し、第2方向幅が前記発光素
子101、103の第2方向の長さD1より大きくてもよい。前記遮光部425の第2方
向の最小幅は、前記発光素子101、103の長さD1と同一であるか、前記発光素子1
01、103の長さD1より0.8mm以上大きく配置され、前記発光素子101、10
3の両側をカバーすることができ、発光素子101、103から放出された光によるホッ
トスポットを防止することができる。
【0037】
図4のように、前記遮光部425は、前記発光素子101、103と垂直方向に重なっ
た第1領域g1、前記第1領域g1で第1方向に延長された第2領域g2、前記第1およ
び第2領域g1、g2から前記基板401の第3外側面S3方向に延長される第3領域g
3、前記第1領域および第2領域g1、g2から前記基板401の第4外側面S4方向に
延長される第4領域g4を含むことができる。前記第3領域および第4領域g3、g4は
、前記第1領域および第2領域g1、g2から前記基板401の第3外側面S3および第
4外側面S4方向に延長されてもよい。前記第2領域g2~第4領域g4は、前記発光素
子101、103の上部周辺領域に配置され、前記発光素子101、103と垂直方向に
重ならなくてもよい。前記第1領域g1の面積は、前記発光素子101、103の上面面
積の50%またはそれ以上であってもよい。前記第2領域g2における遮光面積は一番大
きく、前記第3領域および第4領域g3、g4の遮光面積より大きくてもよい。前記第1
~第4領域g1、g2、g3、g4は、前記発光素子101、103の上部および出射領
域の上部を通じて光を遮断して、ホットスポットの発生を抑制することができる。前記第
2領域g2の外縁部は、突出した曲面を含むことができる。前記第2領域g2の外縁部は
、第1遮光部の中心部から第2遮光部方向に突出した曲面に形成されてもよい。前記第2
領域g2の外縁部と前記第1領域g1との距離は、センター側が一番遠く、サイド側に行
くほど漸減する。前記第3領域および第4領域g3、g4の外縁部は、前記突出した曲面
を含むことができる。前記第3領域および第4領域g3、g4の外縁部は、前記遮光部4
25の中心部から前記基板401の第3外側面および第4外側面S3、S4方向に突出し
た曲面を含むことができる。前記第3領域g3の外縁部は、センター側が一番突出し、第
1領域g1の外縁部と突出した曲面で連結され、第2領域g2の外縁部と突出した曲面で
連結される。前記第4領域g4の外縁部は、センター側が一番突出し、第1領域g1の外
縁部と突出した曲面で連結され、第2領域g2の外縁部と突出した曲面で連結される。前
記第3領域g3の外縁部と前記第4領域g4の外縁部の間の距離は、遮光部425の中心
を通るセンター側の間の距離が一番大きく、サイド側に行くほど前記距離が漸減する。
【0038】
前記遮光部425の第3領域g3は、前記第1オープン領域H1のうちいずれか一つと
垂直方向に重なることができる。前記遮光部425の第4領域g4は、前記第2オープン
領域H2のうちいずれか一つと垂直方向に重なることができる。前記遮光部425の第3
領域g3は、前記第1突出部P1のうちいずれか一つと垂直方向に重なることができる。
前記遮光部425の第4領域g4は、前記第2突出部P2のうちいずれか一つと垂直方向
に重なることができる。前記第1突出部および第2突出部P1、P2のうち前記遮光部4
25と垂直方向に重なった突出部は、前記発光素子101、103の出射面81の両側に
隣接することができる。前記遮光部425の第1方向の最大長さB3は、前記第2方向の
最大幅C3と同一またはより小さくてもよい。前記最大幅C3は、13mm以上、例えば
13mm~17mmの範囲を有することができる。前記遮光部425の第2方向の最大幅
C3は、発光素子101、103の第2方向の長さに応じて可変できる。前記遮光部42
5の第2方向の最大幅C3は、前記基板401の第2方向の長さY1の50%以上、例え
ば50%~90%の範囲で配置されてもよい。前記遮光部425の第1方向の最大長さB
3は、前記発光素子101、103の間の間隔(図2のX1)の0.3倍以上、例えば0.3
倍~0.52倍の範囲を有することができる。前記遮光部425の第1方向の最大長さB
3は、前記発光素子101、103の第1方向の幅以上、例えば6倍~10倍の範囲で配
置されてもよい。ここで、前記発光素子101、103の間の間隔X1は、25mm以上
、例えば25mm~30mm範囲であってもよく、前記発光素子101、103の特性に
応じて可変できる。前記遮光部425は、前記遮光部425の中心部を通る第1方向の最
大長さB3と前記第2方向の最大幅C3を上記の範囲で提供することで、前記発光素子1
01、103の上におけるホットスポットを減らすことができ、光均一度を改善すること
ができる。前記遮光部425の中心部は、前記発光素子101、103と重なった第1領
域g1の上で4.5mm以上、例えば4.5mm~6.5mmの範囲で配置されてもよい。
前記遮光部425の厚さは、前記樹脂層420の厚さZ1の0.1倍以下、例えば0.05
倍~0.1倍の範囲であってもよい。前記遮光部425の厚さは、100μm以上、例え
ば100~200μmの範囲を有することができる。前記遮光部425の厚さが前記範囲
より小さい場合、ホットスポットを減らすことに限界があり、前記範囲より大きい場合、
光均一度が低下する。前記発光素子101、103の上面から前記遮光部425の下面の
間の距離は、0.4mm以上、例えば0.4mm~0.6mmの範囲を有することができる
。前記発光素子101、103の上面と前記反射部材410上面の間の距離Z0は、0.
8mm以上、例えば0.8mm~1.4mmの範囲を有することができる。前記遮光部42
5の領域は、前記第1接着層435の領域と垂直方向に重ならなくてもよい。
【0039】
一方、エアー領域450は、前記樹脂層420と前記第1拡散層430の間に配置され
てもよい。前記エアー領域450は、前記第1樹脂部421と前記第1拡散層430の間
に配置されてもよい。前記エアー領域450は、前記第1樹脂部421と前記遮光部42
5の間に配置されてもよい。前記エアー領域450と前記遮光部425は、前記樹脂層4
20と前記第1拡散層430の間に配置されてもよい。前記エアー領域450と前記遮光
部425は、前記第1樹脂部421と垂直方向に重なることができる。前記エアー領域4
50は、水平方向に第2樹脂部423の間に配置されてもよい。前記エアー領域450の
下面は、前記第1樹脂部421の上面面積と同じ面積で提供されてもよい。前記エアー領
域450の上面は、前記遮光部425の下面面積と同一またはより大きくてもよく、前記
第1樹脂部421の上面面積と同一またはより小さくてもよい。前記エアー領域450の
上面面積は、前記遮光部425の下面面積以上であり、前記第1樹脂部421の上面面積
以下であってもよい。前記エアー領域450の深さは、前記第1拡散層430の下面を基
準として、前記発光素子101、103と垂直な領域で最大であり、前記第1樹脂部42
1の最上端PS2で最小深さを有することができる。前記エアー領域450の深さは、前
記遮光部425の下面を基準として、前記第1樹脂部421の最上端PS2で一番小さく
、前記発光素子101、103の後面上端で一番大きくてもよい。前記エアー領域450
の深さは、前記発光素子101、103に隣接するほど深くなり、前記発光素子101、
103の出射面から離れるほど大きくなる。
【0040】
ここで、図5のような、第1樹脂部421の構造では、前記エアー領域450が前記遮
光部425と同じ領域に配置され、前記エアー領域450の外側に第1樹脂部および第2
樹脂部421、423の物質が満たされる。前記樹脂層420の上面は、第1接着層43
5が配置される接着領域と、前記第1接着層435がない非接着領域を含むことができる
。前記非接着領域は、前記遮光部425の領域であってもよい。前記接着領域と非接着領
域は交互に配置されてもよい。
【0041】
図1図4を参照すると、前記第1拡散層430は、前記樹脂層420の上に配置され
てもよい。前記第1拡散層430は、前記樹脂層420の上面に接着された接着領域と前
記遮光部425の上に非接着領域を含むことができる。前記第1拡散層430は、前記樹
脂層420と第1接着層435で接着されてもよい。前記第1接着層435は、前記第1
拡散層430と前記第2樹脂部423の間に配置されて接着されてもよい。前記第1接着
層435は、前記第2樹脂部423と垂直方向に重なることができる。前記第1接着層4
35は、前記第1樹脂部421と垂直方向に重ならなくてもよい。前記第1接着層435
は、UV接着剤、アクリル系接着剤、透明接着剤のうち少なくとも一つを含むことができ
る。前記第1樹脂部421の上面は、第1拡散層430を基準として、前記第2樹脂部4
23の上面よりも離隔またはより低く配置されてもよい。これにより、第1樹脂部421
と前記第1拡散層430の間の領域にエアー領域450および遮光部425のうち少なく
とも一つまたは両方ともが配置される。これにより、遮光効率を改善することができる。
別の例として、前記第1拡散層430は、所定の圧力または圧力/熱を加えて前記第2樹
脂部423の上に付着される。即ち、前記第1拡散層430が前記第2樹脂部423に別
途の接着剤なしに自らの接着力で接着されてもよい。これにより、接着剤を別途に付着す
る工程を減らすことができ、人体に有害な接着剤を使用しなくてもよいので、工程や材料
の無駄遣いを減らすことができる。前記第1拡散層430は、前記第2樹脂部423の上
面全体に接着され、前記非接着領域は、前記遮光部425が配置されるか、前記遮光部4
25が形成される。前記第1拡散層430は、前記樹脂層420を通過して出射された光
を拡散する。
【0042】
また、前記第1拡散層430は、光の光度が高い場合、特定カラーを混色できないこと
もあるので、光を拡散させて混合するようにすることができる。前記第1拡散層430の
材質は、透光性材質であってもよい。前記第1拡散層430は、ポリエステル(PET)フィ
ルム、PMMA(Poly Methyl Methacrylate)素材、PC(Poly Carbonate)のうち少なくと
も一つを含むことができる。前記第1拡散層430は、シリコーンまたはエポキシのよう
な樹脂材質のフィルムで提供されてもよい。前記第1拡散層430は、単層または多層を
含むことができる。前記第1拡散層430の厚さは、25μm以上であり、例えば25~
250μmの範囲または100~250μmの範囲を有することができる。このような第
1拡散層430は、前記厚さの範囲を有し、入射した光を均一な面光源として提供するこ
とができる。前記第1拡散層430は、ビーズのような拡散剤、蛍光体およびインク粒子
のうち少なくとも一つまたは二つ以上を含むことができる。前記蛍光体は、例えば赤色蛍
光体、アンバー蛍光体、黄色蛍光体、緑色蛍光体または白色蛍光体のうち少なくとも一つ
を含むことができる。前記インク粒子は、金属インク、UVインクまたは硬化インクのう
ち少なくとも一つを含むことができる。前記インク粒子の大きさは、前記蛍光体のサイズ
より小さくてもよい。前記インク粒子の表面カラーは、緑色、赤色、黄色、青色のうちい
ずれか一つであってもよい。前記インクの種類は、PVC(Polyvinyl chloride)インク、
PC(Polycarbonate)インク、ABS(acrylonitrile butadiene styrene copolymer)イン
ク、UV樹脂インク、エポキシインク、シリコーンインク、PP(polypropylene)インク
、水性インク、プラスチックインク、PMMA(poly methyl methacrylate)インク、PS
(Polystyrene)インクのうち選択的に適用することができる。前記インク粒子は、金属イ
ンク、UVインクまたは硬化インクのうち少なくとも一つを含むことができる。
【0043】
図3図5および図6のように、前記遮光部425は、前記第1樹脂部421の領域と
垂直方向に重なることができる。図3および図5のように、前記第1樹脂部421の上面
面積は、前記遮光部425の上面面積より大きくてもよい。図6のように、前記第1樹脂
部421の上面面積は、前記遮光部425の上面面積と同一であってもよい。図9のよう
に、第1および第2方向または行および列方向に複数の発光素子101、101A、10
3、103Aが配列された場合、遮光部425は、列方向または第2方向に配列される複
数の発光素子101、101A、103、103Aを覆う大きさで提供されるか、それぞ
れの発光素子101、101A、103、103Aを覆う大きさで提供されてもよい。こ
こで、第2方向に延長された第1樹脂部421は、一つまたは複数配置され、一つの樹脂
部421は、第2方向に離隔した複数の第1発光素子101、101A、103、103
Aの上にそれぞれ配置されてもよい。第1方向に配置された複数の第1樹脂部421は、
相互離隔することができる。第1方向に配置された前記複数の第1樹脂部421は第2樹
脂部423の間にそれぞれ配置されてもよい。前記第2樹脂部423は、前記複数の第1
樹脂部421周りに配置されてもよい。前記反射部材410の第1オープン領域および第
2オープン領域H1、H2は、第3外側面および第4外側面をS3、S4に沿って配置さ
れてもよい。前記第1オープン領域および第2オープン領域H1、H2には、樹脂層42
0の突出部P1、P2が結合される。
【0044】
図10図16は、本開示の第1実施例に係る照明装置の変形例である。
【0045】
図10を参照すると、樹脂層420の第1樹脂部421は、前記発光素子101、10
3の後面方向に延長された第1サブ領域A1を含むことができる。前記第1樹脂部421
の第1サブ領域A1は、前記発光素子101、103の後面から所定離隔して配置され、
第2側面RS3は、前記発光素子101、103から離隔し、前記発光素子101、10
3を保護することができる。前記第1サブ領域A1の上面は、平坦または傾斜するように
配置されてもよい。前記第1サブ領域A1の上端PS3は、最下端PS1と同じ高さで配
置されてもよい。前記第1サブ領域A1は、前記反射部材410と垂直方向に重なること
ができる。このような第1サブ領域A1を有する第1樹脂部421の上にエアー領域45
0および遮光部425が配置されるので、発光素子101、103の上での遮光効率が改
善される。
【0046】
図11を参照すると、第1延長領域11は、前記第1サブ領域A1上に延長されてもよ
い。前記第1延長領域11は、前記第2樹脂部423で前記第1樹脂部421の上面方向
に延長され、前記第1サブ領域A1の上面と接触することができる。前記第1延長領域1
1は、内側面は、傾斜した側面または垂直な側面であってもよい。前記第1延長領域11
は、前記第2樹脂部423の上に配置された第1接着層435の接着面積の減少を減らす
ことができる。即ち、前記第1延長領域11と前記第1接着層435は、前記第1樹脂部
421の一部領域である第1サブ領域A1と垂直方向に重なることができる。これにより
、第1接着層435の接着面積が第1実施例に比べて減少することを最小化することがで
きる。
【0047】
図12のように、樹脂層420で第1樹脂部421の上面RS1は凹んだ曲面を含むこ
とができる。前記凹んだ上面RS1は、前記エアー領域450で基板401の上面方向に
凹むことができる。前記凹んだ上面は、前記最下端PS1で最上端PS2まで連続的な曲
面で提供されるか、非連続的な曲面で提供されてもよい。前記凹んだ曲面の最上端PS2
は、前記第2樹脂部423の上面と同一またはより高く配置されてもよい。前記第1樹脂
部421の上面RS1は、前記凹んだ曲面によって入射した光を第2外側面S2方向に反
射することができる。この時、前記凹んだ曲面は全反射面であってもよい。
【0048】
図13のように、樹脂層420で第1樹脂部421の上面RS1は、フラット領域A3
を含み、前記フラット領域A3は、前記発光素子101、103と垂直方向に重なること
ができる。前記フラット領域A3は、前記発光素子101、103の上面から所定厚さを
有し、発光素子101、103の表面を保護することができる。前記第1樹脂部421の
上面RS1は、前記フラット領域A3で最下端PS1が位置し、前記フラット領域A3か
ら傾斜した面を有し、最上端PS2まで延長されてもよい。前記フラット領域A3の構造
は、発光素子101、103の上面を保護し、発光素子101、103の出射面を通過し
た光を反射することができる。前記第1樹脂部421の傾斜した上面は、凹状または凸状
または凹凸構造を含むことができる。
【0049】
図14を参照すると、前記第1樹脂部421の上面RS1は、最下端PS1から最上端
PS2までの間に突出した曲面を含むことができる。前記突出した曲面は、連続的な曲面
または非連続的な曲面であってもよい。前記突出した曲面は、前記遮光部425方向に突
出するように配置され、最下端PS1の位置が発光素子101、103の前面または後面
上に配置されてもよい。前記第1樹脂部421の上面RS1は、各発光素子101、10
3の上にフラットなフラット領域A3を有するか、傾斜した重なった領域を含むことがで
きる。前記突出した曲面の最下端PS1は、前記発光素子101、103の上面と重なっ
た領域に配置されてもよい。
【0050】
図15を参照すると、第1樹脂部421の上面RS1は、複数の凹部および複数の凸部
を含むことができる。前記第1樹脂部421の上面は、最下端PS1で最上端PS2に向
かって、凸部と凹部が交互に配置されてもよい。前記凹部の間の間隔は、前記凸部の間の
間隔より大きくてもよい。前記凹部は、基板401方向に凹んだ曲面であり、前記凸部は
、前記遮光部425方向に突出した曲面であるか、前記凹部の間の変曲地点であってもよ
い。前記複数の凹部および凸部は、入射した光を反射して、ホットスポットを抑制するこ
とができる。前記凹部および凸部のそれぞれは、第2方向に長い形状またはストライプ形
状で提供されてもよい。
【0051】
図16を参照すると、第1樹脂部421の上面RS1は、傾斜面または凹んだ面または
/および突出した面を含むことができる。前記第1樹脂部421の上面RS1には第2延
長領域12が配置される。前記第2延長領域12は、前記第2樹脂部423から第2側面
方向または最上端PS2方向に延長されてもよい。前記第2延長領域12が前記第1樹脂
部421の上に配置されるので、エアー領域450の面積は減少する。前記第2延長領域
12は、前記第1樹脂部421と前記遮光部425の間に配置されてもよい。前記第2延
長領域12は、前記エアー領域450と前記第1樹脂部421の間に配置されてもよい。
前記第2樹脂部423の第2延長領域12が発光素子101、103の上に延長されるの
で、第1接着層435は、第1樹脂部421の上面と異なる面積であるか、接着面積が増
加する。
【0052】
図17は、図1の照明装置の別の例である。図17を参照すると、照明装置は、基板4
01、光源、樹脂層420、第1接着層435A、エアー領域450、第1拡散層430
A、第2接着層435Bおよび遮光部425A、第2拡散層430Bを含むことができる
。前記第1拡散層430Aは、第1接着層435Aを通じて接着され、前記第1接着層4
35Aは、樹脂層420の第2樹脂部423の上に接着されてもよい。第1樹脂部421
は、上記に開示された実施例または変形例を含むことができる。前記第1拡散層430A
と前記第2拡散層430Bの間に第2接着層435Bと遮光部425Aが配置される。前
記遮光部425Aは、前記第1樹脂部421と垂直方向に重なることができる。前記遮光
部425Aは、第1樹脂部421とエアー領域450と垂直方向に重なることができる。
前記第2接着層435Bは、前記第1接着層435Aおよび第2樹脂部423と垂直方向
に重なることができる。ここで、前記第1および第2接着層435A、435Bは、UV
接着剤、アクリル系の接着剤または透明接着剤のうち少なくとも一つを含むことができる
。前記第1拡散層430Aは、前記第2拡散層430Bの厚さより薄くてもよい。前記第
1拡散層430Aは100μm以下であってもよく、前記第2拡散層430Bは100μ
m以上であってもよい。前記第1および第2拡散層430A、430Bは材質は、相互同
一であってもよく、例えばPET材質を含むことができる。別の例として、前記遮光部4
25Aは、前記第1拡散層430Aの下面に配置されてもよい。前記遮光部425Aは、
前記第1拡散層430Aの上面または下面と、前記第2拡散層430Bの下面に配置され
てもよい。
【0053】
図18a~図18dは、図1の照明装置の製造過程を説明した図面である。
【0054】
図18aを参照すると、基板401の上に反射部材410を接着し、前記反射部材41
0の開口部に光源の各発光素子101、103を搭載する。ここで、前記反射部材410
は、前記発光素子101、103を搭載した後形成されてもよいが、これに限定されるも
のではない。前記各発光素子101、103の上に第1樹脂部421を形成する。前記第
1樹脂部421は、前記発光素子101、103の出射面、上面および各側面を覆うこと
ができる。前記第1樹脂部421は、前記発光素子101、103の出射面81から所定
離隔するように配置されてもよい。前記第1樹脂部421の上面RS1は、前記発光素子
101、103のそれぞれが配置される領域から最上端PS2まで傾斜した面、凹んだま
たは突出した曲面として形成することができる。前記第1樹脂部421は、前記発光素子
101、103が内部に埋められた構造で射出成形することができる。前記第1樹脂部4
21が成形されると、熱硬化方式で硬化させることができる。前記第1樹脂部421の間
の領域SA1は、第2樹脂部423が形成される領域として、第1方向に配列される前記
第1樹脂部421を相互離隔させることができる。前記第1樹脂部421の材質は、シリ
コーン材質、熱硬化性樹脂またはアウトガスを誘発しない樹脂材質を含むことができる。
前記第1樹脂部421は、透明な樹脂材質であり、各発光素子101、103の出射面に
接触することができる。
【0055】
図18bを参照すると、第1樹脂部421の外側に第2樹脂部423を形成する。前記
第2樹脂部423は、UV樹脂材質であるか、アウトガスを誘発する樹脂材質を含むこと
ができる。前記第2樹脂部423が形成されると、UV硬化方式で硬化させることができ
る。前記第2樹脂部423は、第1樹脂部421の間にそれぞれ配置され、第1樹脂部4
21の外側面と接触することができる。前記第2樹脂部423の上面は、前記第1樹脂部
421の最上端PS2と同じ高さで配置されてもよく、より低くまたは高く配置されても
よい。前記第2樹脂部423の上面は、平坦な面で提供されて、接着力の低下を防止する
ことができる。前記第1および第2樹脂部421、423は、樹脂層420と定義するこ
とができる。
【0056】
図18cを参照すると、前記第2樹脂部423の上面には、第1接着層435が配置さ
れる。前記第1接着層435は、UV接着剤、アクリル系接着剤または透明接着剤であっ
てもよい。前記第1接着層435は、第1樹脂部421の上面から離隔してもよい。別の
例として、前記第1接着層435は、第1拡散層430下面に接着されてもよい。前記樹
脂層420の上には、第1拡散層430が配置される。前記第1拡散層430は、透明樹
脂系または透明プラスチック系の材質からなることができ、第1実施例に開示された材質
から選択することができる。前記第1拡散層430の下面には遮光部425が形成される
。前記遮光部425は、前記第1樹脂部421と対応する領域上に配置されてもよい。前
記遮光部425は、白色材質で印刷された領域であってもよい。前記遮光部425は、例
えばTiO、Al、CaCO、BaSO、Siliconのうちいずれか一つを含
む反射インクを利用して印刷することができる。前記遮光部425は、前記発光素子10
1、103の出射面を通じて出射される光を反射して、前記発光素子101、103の上
でホットスポットの発生を減らすことができる。前記遮光部425は、単層または多層に
形成することができ、同じパターン形状または異なるパターン形状であってもよい。
【0057】
図18dのように、前記第1拡散層430は、第1接着層435により樹脂層420の
第2樹脂部423と接着される。この時、前記第1樹脂部421と前記第1拡散層430
の間には、エアー領域450が配置される。前記エアー領域450は、前記遮光部425
の領域と同一または異なってもよい。前記エアー領域450は、前記第1樹脂部421の
領域と同一または異なってもよい。前記エアー領域450は、空気と同じ屈折率であって
もよく、前記第1樹脂部421と前記遮光部425と垂直方向に重なることができる。前
記照明装置は、基板401の上に発光素子101、103を配置した後、第1樹脂部およ
び第2樹脂部421、423をそれぞれ形成し、第1樹脂部421で各発光素子101、
103を覆い、第2樹脂部423を各発光素子101、103から離隔させて、発光素子
101、103を保護することができる。また、第1樹脂部421の上面RS1に対して
反射構造、例えば傾斜した面、凹んだ曲面または/および突出した曲面のうち少なくとも
一つの構造で形成して、ホットスポットを減らし、面光源の効率を改善することができる
【0058】
図19は、実施例に係る照明装置を有する照明システムを示した図面である。実施例に
係る照明システムにおける照明装置は、上記した説明を参照することにする。
【0059】
図19を参照すると、照明システムは、実施例または変形例に開示された照明装置40
0を含み、例えば基板401、前記基板401の上に複数の発光素子101、103を有
する光源100、樹脂層420、反射部材410および第1拡散層430を含むことがで
きる。前記照明装置400の樹脂層420は、第1樹脂部および第2樹脂部421、42
3、前記第1樹脂部421と第1拡散層430の間にエアー領域450および遮光部42
5を含むことができる。前記樹脂層420の第2樹脂部423は、前記第1拡散層430
と第1接着層435で接着されてもよい。前記照明装置400の上に光学部材230が配
置され、前記光学部材230は、入射する光を拡散させて透過させることができる。前記
光学部材230は、前記第1拡散層430を通じて放出された面光源を均一に拡散させて
出射する。前記光学部材230は、光学レンズまたはインナー(inner)レンズを含むこと
ができ、前記光学レンズは、ターゲット方向への光を集光または光の経路を変更すること
ができる。前記光学部材230は、上面および下面のうち少なくとも一つに多数のレンズ
部231を含み、前記レンズ部231は、前記光学部材230から下方向に突出した形状
または上方向に突出した形状であってもよい。このような光学部材230は、照明装置の
配光特性を調節することができる。前記光学部材230は、屈折率が2.0以下の材質、
例えば1.7以下の材質を含むことができる。前記光学部材230の材質は、アクリル、
ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、エポキシ樹脂(EP)の透明樹脂材
料や透明なガラス(Glass)からなることができる。前記光学部材230は、前記照明装置
、例えば基板401との間隔が10mm以上、例えば15mm~100mmの範囲を有す
ることができ、前記間隔が前記範囲を超える場合、光度を低下させ、前記範囲より小さい
場合、光の均一度を低下させることがある。前記照明装置は、底面に放熱プレート(図示
されない)を含むことができる。前記放熱プレートは、複数の放熱フィンを備えることが
でき、前記基板401に伝導される熱を放熱することができる。前記放熱プレートは、ア
ルミニウム、銅、マグネシウム、ニッケルのような金属のうち少なくとも一つまたはこれ
らの選択的な合金を含むことができる。前記照明装置は、収納空間305を有するハウジ
ング300、前記ハウジング300の収納空間の底面に配置された実施例に係る照明装置
および前記照明装置上に配置された光学部材230を含む。前記ハウジング300は、前
記収納空間305の外側面が前記ハウジング300の底面に対して傾斜した面で提供され
、このような傾斜した面は、光の抽出効率を改善することができる。前記ハウジング30
0の収納空間305の表面は、反射材質の金属物質が形成され、このような金属物質によ
って収納空間305内での光抽出効率が改善される。前記収納空間305の深さは、前記
樹脂層420の高点より大きく配置され、前記樹脂層420を通じて放出された光を放出
することができる。前記ハウジング300は、底部301および反射部302を含み、前
記底部301は、基板401の下に配置され、前記反射部302は、前記底部301の外
側周りから上方向に突出し、前記樹脂層420の周りに配置されてもよい。前記ハウジン
グ300は、金属またはプラスチック材質を含むことができるが、これに限定されるもの
ではない。前記ハウジング300の底部301または反射部302には、前記基板401
に連結されるケーブルが貫通する開口部(図示されない)が形成されるが、これに限定され
るものではない。前記ハウジング300の底部301には、前記基板401がねじのよう
な取付手段や接着部材で接着されるか、フックのような構造で結合されてもよい。これに
より、前記基板401は、前記ハウジング300の底面に固定される。実施例に係る照明
装置は、ヘッドランプ、車幅灯、サイドミラー灯、フォグランプ、尾灯(Tail lamp)、制
動灯(Stop lamp)、昼間走行灯のような各種車両照明装置、表示装置、信号灯に適用する
ことができる。
【0060】
図20は、実施例に係る照明装置において基板の上の発光素子を示した正面図であり、
図21は、図20の発光素子の側面図である。図20および図21を参照すると、発光素
子101、103は、キャビティ20を有する本体10、前記キャビティ20内に複数の
フレーム30、40および前記複数のフレーム30、40のうち少なくとも一つの上に配
置された発光ダイオードチップ71を含む。このような発光素子101、103は、側面
発光型パッケージとして具現することができる。前記本体10は、底面にフレーム30、
40が露出したキャビティ20を含むことができる。前記複数のフレーム30、40は、
例えば第1フレーム30と第2フレーム40とに分離され、前記本体10に結合される。
前記本体10は、絶縁材質からなることができる。前記本体10は、反射材質からなるこ
とができる。前記本体10は、発光ダイオードチップから放出された波長に対して、反射
率が透過率より高い物質、例えば70%以上の反射率を有する材質からなることができる
。前記本体10は、反射率が70%以上である場合、非透光性の材質または反射材質と定
義することができる。前記本体10は、樹脂系の絶縁物質、例えばポリフタルアミド(PPA
:Polyphthalamide)のような樹脂材質からなることができる。前記本体10は、シリコー
ン系またはエポキシ系またはプラスチック材質を含む熱硬化性樹脂または高耐熱性、高耐
光性材質からなることができる。前記第1フレーム30は、前記キャビティ20の底面に
配置された第1リード部31、前記本体10の外側に延長された第1ボンディング部32
および第1放熱部33を含む。前記第1ボンディング部32は、前記本体10内で前記第
1リード部31から折り曲げられて前記本体の外側に突出し、前記第1放熱部33は、前
記第1ボンディング部32から折り曲げられる。前記第2フレーム40は、前記キャビテ
ィ20の底面に配置された第2リード部41、前記本体10の外側領域に配置された第2
ボンディング部42および第2放熱部43を含む。前記第2ボンディング部42は、前記
本体10内で前記第2リード部41から折り曲げられ、前記第2放熱部43は、前記第2
ボンディング部42から折り曲げられる。
【0061】
ここで、前記発光ダイオードチップ71は、例えば第1フレーム30の第1リード部3
1の上に配置され、第1リード部および第2リード部31、41にワイヤーで連結される
か、第1リード部31に接着剤に連結され、第2リード部41にワイヤーで連結される。
このような発光ダイオードチップ71は、水平型チップ、垂直型チップ、ビア構造を有す
るチップであってもよい。前記発光ダイオードチップ71は、フリップチップ方式で搭載
されてもよい。前記発光ダイオードチップ71は、紫外線ないし可視光線の波長範囲内で
選択的に発光することができる。前記発光ダイオードチップ71は、例えば青色、緑色ま
たは赤色ピーク波長を発光することができる。前記発光ダイオードチップ71は、II‐
VI族化合物およびIII‐V族化合物のうち少なくとも一つを含むことができる。前記
発光ダイオードチップ71は、例えばGaN、AlGaN、InGaN、AlInGaN、GaP、AlN、GaAs、Al
GaAs、InPおよびこれらの混合物からなる群から選択される化合物からなることができる
。前記発光ダイオードチップ71は、前記キャビティ20内に一つまたは複数配置され、
中心軸Y0方向に一番大きい強度の光を発光する。実施例に係る発光素子101、103
のキャビティ20内に配置された発光ダイオードチップは一つまたは複数に配置されても
よい。前記発光ダイオードチップは、例えば赤色LEDチップ、青色LEDチップ、緑色
LEDチップ、黄緑色(yellow green)LEDチップから選択することができる。
【0062】
前記本体11のキャビティ20にはモールディング部材80が配置され、前記モールデ
ィング部材80は、シリコーンまたはエポキシのような透光性樹脂を含み、単層または多
層に形成することができる。前記モールディング部材80または前記発光ダイオードチッ
プ71の上には、放出される光の波長を変換するための手段を含むことができ、前記波長
変換手段は、量子ドットまたは蛍光体を含み、発光ダイオードチップ71から放出される
光の一部を励起させて他の波長の光で放出する。前記蛍光体は、量子ドット、YAG、TAG、
Silicate、Nitride、Oxy‐nitride系の物質から選択的に形成することができる。前記蛍
光体は、赤色蛍光体、黄色蛍光体、緑色蛍光体のうち少なくとも一つを含むことができる
が、これに限定されるものではない。前記モールディング部材80の出射面81は、フラ
ット状、凹状、凸状等を有することができるが、これに限定されるものではない。別の例
として、前記キャビティ20の上に蛍光体を有する透光性フィルムが配置されるが、これ
に限定されるものではない。前記本体10の上部にはレンズがさらに形成され、前記レン
ズは、凹レンズまたは/および凸レンズの構造を含むことができ、発光素子101、10
3が放出する光の配光(light distribution)を調節することができる。前記本体10また
はいずれか一つのフレームの上には、受光素子、保護素子等の半導体素子が搭載され、前
記保護素子は、サイリスタ、ツェナーダイオードまたはTVS(Transient voltage suppr
ession)で具現することができ、前記ツェナーダイオードは、前記発光ダイオードチップ
をESD(electro static discharge)から保護する。前記基板401の上に少なくとも一
つまたは複数の発光素子101、103が配置され、前記発光素子101、103の下部
周りに反射部材410が配置される。前記発光素子101、103の第1および第2リー
ド部33、43は、前記基板401のパッド403、405に伝導性接着部材203、2
05であるソルダまたは伝導性テープでボンディングされる。
【0063】
本発明の照明装置は、照明を必要とする多様なランプ装置、例えば車両用ランプ、家庭
用照明装置、産業用照明装置に適用可能である。例えば、車両用ランプに適用される場合
、ヘッドランプ、車幅灯、サイドミラー灯、フォグランプ、尾灯(Tail lamp)、制動灯、
昼間走行灯、車両室内照明、ドアスカッフ、リアコンビネーションランプ、バックアップ
ランプ等に適用可能である。本発明の照明装置は、室内、室外の広告装置、表示装置およ
び各種電車分野にも適用可能であり、他にも現在開発されて商用化されているか今後技術
発展に伴って具現可能なあらゆる照明関連分野や広告関連分野等に適用可能であろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図14
図15
図16
図17
図18a
図18b
図18c
図18d
図19
図20
図21
【手続補正書】
【提出日】2024-03-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板の第1領域上に配置された第1発光素子と、
前記基板の第2領域上に配置された第2発光素子と、
前記基板上に配置された樹脂層と、
前記樹脂層上に配置された第1拡散層と、
前記樹脂層上に配置される複数の遮光部と、
を含み、
前記樹脂層は、前記第1発光素子と前記第2発光素子のそれぞれを密封する複数の第1樹脂部と、前記第1発光素子と前記第2発光素子の間に配置される第2樹脂部とを含み、
前記第2樹脂部は、前記複数の第1樹脂部のうちの一つと前記第2発光素子の間に配置され、
前記第2樹脂部は、前記複数の第1樹脂部のそれぞれの材質と異なる材質を含み、
前記複数の遮光部のそれぞれは、前記複数の第1樹脂部のそれぞれと垂直方向に重なる、照明装置。
【請求項2】
前記第1拡散層上に配置された第2拡散層を含み、
前記複数の遮光部は、前記第1拡散層と前記第2拡散層の間に配置される、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記複数の遮光部は、前記第1、2発光素子と垂直方向に重なる、請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1樹脂部と前記第2樹脂部のうちいずれか一つは、前記第1発光素子と前記第2発光素子の間に配置され、
前記複数の第1樹脂部は、前記第1及び第2発光素子のそれぞれの発光面を覆い、
前記第2樹脂部は、前記第1発光素子の発光面と離隔した、請求項1に記載の照明装置。
【請求項5】
前記第1拡散層と前記複数の第1樹脂部の間に配置されたエアー領域を含み、
前記エアー領域は、前記第1拡散層と前記複数の第1樹脂部のそれぞれの間に互いに異なる高さを有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記第2樹脂部は、前記エアー領域と垂直方向に重ならない、請求項5に記載の照明装置。
【請求項7】
前記第1拡散層と前記複数の第1樹脂部のそれぞれの間に配置されるエアー領域を含み、
前記第1拡散層の下面は、前記第2樹脂部の上面に接着された、請求項1から4のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項8】
前記第2樹脂部は、前記複数の第1樹脂部と垂直方向に重ならない、請求項1から4のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項9】
前記第1及び第2発光素子と前記第1及び第2樹脂部は、水平方向に重なる、請求項1から4のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項10】
前記複数の遮光部は、前記第2樹脂部と垂直方向に重ならない、請求項1から4のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項11】
前記樹脂層と前記基板の間に配置された反射部材を含み、
前記反射部材は、前記第1、2樹脂部と接触される、請求項1から4のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項12】
前記第1樹脂部は、シリコーン樹脂または熱硬化性樹脂を含み、
前記第2樹脂部は、UV樹脂を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の照明装置。