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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024076192
(43)【公開日】2024-06-05
(54)【発明の名称】情報処理装置およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/20 20230101AFI20240529BHJP
【FI】
G06Q10/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022187631
(22)【出願日】2022-11-24
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104880
【弁理士】
【氏名又は名称】古部 次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100113310
【弁理士】
【氏名又は名称】水戸 洋介
(72)【発明者】
【氏名】澤井 賢司
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA00
5L049AA00
(57)【要約】
【課題】交換部品の型番についての情報のみが出力される場合に比べ、装置を構成する一部の部品を交換部品に替える際の利便性を高める。
【解決手段】CPUは、3つの部品のそれぞれについて、形態についての情報の一例として、大きさについての情報、および、荷姿についての情報を出力する。これにより、これらの情報が、端末装置の表示装置401に表示される。大きさについての情報としては、寸法についての情報が表示されている。また、荷姿についての情報として、交換部品を覆っている外装材についての情報が表示されている。交換部品A、Cについては、覆っている外装材が、段ボールであることを示す情報が表示され、交換部品Bについては、覆っている外装材が、ビニール袋であることを示す情報が表示されている。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
装置を構成する一部の部品に替えて当該装置に設置可能な部品である交換部品を特定し、
特定した前記交換部品の形態についての情報、特定した当該交換部品の重さについての情報、および、特定した当該交換部品の前記装置への設置に関する情報のうちの何れか1つ以上の情報を出力する、
情報処理装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、
特定した前記交換部品の前記形態についての前記情報として、当該交換部品の大きさについての情報を出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記交換部品の大きさについての前記情報として、当該交換部品の寸法についての情報を出力する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
特定した前記交換部品の形態についての前記情報として、当該交換部品を覆っている外装材についての情報を出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記外装材についての前記情報として、当該外装材が袋状であるか箱状であるかを示す情報を出力する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
特定した前記交換部品の前記装置への設置に関する前記情報として、当該交換部品の当該装置への運搬の容易さについての情報を出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、
特定した前記交換部品の前記装置への設置に関する前記情報として、当該交換部品の当該装置への設置に必要な作業時間についての情報を出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記何れか1つ以上の前記情報の出力にあたり、特定した前記交換部品についての情報であって外装材により覆われている状態にある当該交換部品についての情報を出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記何れか1つ以上の前記情報の出力にあたり、特定した前記交換部品についての情報であって外装材により覆われていない状態にある当該交換部品についての情報を出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、
特定した前記交換部品の画像をさらに出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記プロセッサは、
特定した前記交換部品が複数であり、複数の当該交換部品の各々の画像を1つの画面に含めて出力する場合、当該交換部品の各々の縮尺を統一する、
請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項12】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
ユーザが優先する事項である優先事項についての情報である優先事項情報を取得し、
取得した前記優先事項情報により特定される優先事項を基に、装置を構成する一部の部品に替えて当該装置に新たに設置される部品である交換部品を特定する、
情報処理装置。
【請求項13】
前記プロセッサは、
前記優先事項情報として、コストよりも時間の方を優先することを示す情報を取得した場合、前記一部の部品が有する機能を果たす部品である機能部品と当該機能部品以外の他の部品とを含み複数の部品を基に組み立てられた組み立て体を前記交換部品として特定する、
請求項12に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記プロセッサは、
前記優先事項情報として、時間よりもコストの方を優先することを示す情報を取得した場合、前記組み立て体ではなく前記機能部品を前記交換部品として特定する、
請求項13に記載の情報処理装置。
【請求項15】
前記プロセッサは、
特定した前記組み立て体についての情報を出力するとともに、当該組み立て体を構成する部品の各々についての情報も出力する、
請求項13に記載の情報処理装置。
【請求項16】
前記プロセッサは、
前記交換部品として特定した前記機能部品についての情報を出力するとともに、前記組み立て体についての情報も出力する、
請求項14に記載の情報処理装置。
【請求項17】
前記プロセッサは、
前記組み立て体を構成する部品の各々についての情報も出力する、
請求項16に記載の情報処理装置。
【請求項18】
装置を構成する一部の部品に替えて当該装置に設置可能な部品である交換部品を特定する機能と、
特定した前記交換部品の形態についての情報、特定した当該交換部品の重さについての情報、および、特定した当該交換部品の前記装置への設置に関する情報のうちの何れか1つ以上の情報を出力する機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
【請求項19】
ユーザが優先する事項である優先事項についての情報である優先事項情報を取得する機能と、
取得した前記優先事項情報により特定される優先事項を基に、装置を構成する一部の部品に替えて当該装置に新たに設置される部品である交換部品を特定する機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、テスト画像を感光体ドラム上に形成して中間転写ベルトに転写させ、制御部が、濃度検知センサーによるテスト画像の濃度検知結果に基づいて、画像を出力する際に生じる画像不良の原因箇所を判別する処理が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第5999113号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
装置を構成する一部の部品に替えて交換部品を設置する場合、この交換部品の運搬、交換部品の一時的な保管などを行ったうえで、交換部品の設置が行われることがある。また、交換部品の候補が複数ある場合には、選択する交換部品によって、交換に要するコストが変化したり、交換に要する作業時間が変化したりする。
ここで、交換部品の型番についての情報のみが出力されて被通知者へ通知される構成では、交換部品への交換にあたって行われる各種の判断の材料が乏しく、交換部品を設置する作業を行う際の利便性が低下しやすい。
本発明の目的は、交換部品の型番についての情報のみが出力される場合に比べ、装置を構成する一部の部品を交換部品に替える際の利便性を高めることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、装置を構成する一部の部品に替えて当該装置に設置可能な部品である交換部品を特定し、特定した前記交換部品の形態についての情報、特定した当該交換部品の重さについての情報、および、特定した当該交換部品の前記装置への設置に関する情報のうちの何れか1つ以上の情報を出力する、情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記プロセッサは、特定した前記交換部品の前記形態についての前記情報として、当該交換部品の大きさについての情報を出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記プロセッサは、前記交換部品の大きさについての前記情報として、当該交換部品の寸法についての情報を出力する、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記プロセッサは、特定した前記交換部品の形態についての前記情報として、当該交換部品を覆っている外装材についての情報を出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記プロセッサは、前記外装材についての前記情報として、当該外装材が袋状であるか箱状であるかを示す情報を出力する、請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記プロセッサは、特定した前記交換部品の前記装置への設置に関する前記情報として、当該交換部品の当該装置への運搬の容易さについての情報を出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記プロセッサは、特定した前記交換部品の前記装置への設置に関する前記情報として、当該交換部品の当該装置への設置に必要な作業時間についての情報を出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記プロセッサは、前記何れか1つ以上の前記情報の出力にあたり、特定した前記交換部品についての情報であって外装材により覆われている状態にある当該交換部品についての情報を出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記プロセッサは、前記何れか1つ以上の前記情報の出力にあたり、特定した前記交換部品についての情報であって外装材により覆われていない状態にある当該交換部品についての情報を出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、前記プロセッサは、特定した前記交換部品の画像をさらに出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項11に記載の発明は、前記プロセッサは、特定した前記交換部品が複数であり、複数の当該交換部品の各々の画像を1つの画面に含めて出力する場合、当該交換部品の各々の縮尺を統一する、請求項10に記載の情報処理装置である。
請求項12に記載の発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、ユーザが優先する事項である優先事項についての情報である優先事項情報を取得し、取得した前記優先事項情報により特定される優先事項を基に、装置を構成する一部の部品に替えて当該装置に新たに設置される部品である交換部品を特定する、情報処理装置である。
請求項13に記載の発明は、前記プロセッサは、前記優先事項情報として、コストよりも時間の方を優先することを示す情報を取得した場合、前記一部の部品が有する機能を果たす部品である機能部品と当該機能部品以外の他の部品とを含み複数の部品を基に組み立てられた組み立て体を前記交換部品として特定する、請求項12に記載の情報処理装置である。
請求項14に記載の発明は、前記プロセッサは、前記優先事項情報として、時間よりもコストの方を優先することを示す情報を取得した場合、前記組み立て体ではなく前記機能部品を前記交換部品として特定する、請求項13に記載の情報処理装置である。
請求項15に記載の発明は、前記プロセッサは、特定した前記組み立て体についての情報を出力するとともに、当該組み立て体を構成する部品の各々についての情報も出力する、請求項13に記載の情報処理装置である。
請求項16に記載の発明は、前記プロセッサは、前記交換部品として特定した前記機能部品についての情報を出力するとともに、前記組み立て体についての情報も出力する、請求項14に記載の情報処理装置である。
請求項17に記載の発明は、前記プロセッサは、前記組み立て体を構成する部品の各々についての情報も出力する、請求項16に記載の情報処理装置である。
請求項18に記載の発明は、装置を構成する一部の部品に替えて当該装置に設置可能な部品である交換部品を特定する機能と、特定した前記交換部品の形態についての情報、特定した当該交換部品の重さについての情報、および、特定した当該交換部品の前記装置への設置に関する情報のうちの何れか1つ以上の情報を出力する機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
請求項19に記載の発明は、ユーザが優先する事項である優先事項についての情報である優先事項情報を取得する機能と、取得した前記優先事項情報により特定される優先事項を基に、装置を構成する一部の部品に替えて当該装置に新たに設置される部品である交換部品を特定する機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、交換部品の型番についての情報のみが出力される場合に比べ、装置を構成する一部の部品を交換部品に替える際の利便性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、交換部品の大きさについての情報を被通知者に通知することが可能となる。
請求項3の発明によれば、交換部品の寸法についての情報を被通知者に通知することが可能となる。
請求項4の発明によれば、交換部品を覆っている外装材についての情報を被通知者に通知することが可能となる。
請求項5の発明によれば、交換部品を覆っている外装材が袋状であるか箱状であるかを示す情報を被通知者に通知することが可能となる。
請求項6の発明によれば、交換部品の装置への運搬の容易さについての情報を被通知者に通知することが可能となる。
請求項7の発明によれば、交換部品の装置への設置に必要な作業時間についての情報を被通知者に通知することが可能となる。
請求項8の発明によれば、外装材により覆われている状態にある交換部品についての情報を被通知者に通知することが可能となる。
請求項9の発明によれば、外装材により覆われていない状態にある交換部品についての情報を被通知者に通知することが可能となる。
請求項10の発明によれば、交換部品の画像を被提供者に提供することが可能となる。
請求項11の発明によれば、交換部品の各々の縮尺を統一しない場合に比べ、複数の交換部品の各々の大きさの違いを把握しやすいものにできる。
請求項12の発明によれば、交換部品の型番についての情報のみが出力される場合に比べ、装置を構成する一部の部品を交換部品に替える際の利便性を高めることができる。
請求項13の発明によれば、ユーザがコストよりも時間の方を優先する場合に、情報の被提供者に対して、組み立て体についての情報の提供を行うことが可能になる。
請求項14の発明によれば、ユーザが時間よりもコストの方を優先する場合に、情報の被提供者に対して、交換がなされる一部の部品が有する機能を果たす部品である機能部品についての情報の提供を行うことが可能となる。
請求項15の発明によれば、情報の被提供者に対して、組み立て体を構成する部品の各々についての情報の提供を行うことが可能になる。
請求項16の発明によれば、情報の被提供者に対して、組み立て体についての情報の提供を行うことが可能になる。
請求項17の発明によれば、情報の被提供者に対して、組み立て体を構成する部品の各々についての情報の提供を行うことが可能になる。
請求項18の発明によれば、交換部品の型番についての情報のみが出力される場合に比べ、装置を構成する一部の部品を交換部品に替える際の利便性を高めることができる。
請求項19の発明によれば、交換部品の型番についての情報のみが出力される場合に比べ、装置を構成する一部の部品を交換部品に替える際の利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】情報処理システムの一例を示した図である。
図2】サーバ装置、端末装置のハードウェアの構成例を示した図である。
図3】画像形成装置を説明する図である。
図4】端末装置の表示装置に表示された表示画面を示した図である。
図5】端末装置の表示装置に表示された表示画面の他の一例を示した図である。
図6】端末装置の表示装置に表示された表示画面の他の一例を示した図である。
図7】端末装置の表示装置に表示された表示画面の他の一例を示した図である。
図8】(A)、(B)は、優先事項を受け付ける際に端末装置に表示される表示画面を表示した図である。
図9】(A)、(B)は、被通知者が表示画面を切り替える操作を行った後における表示画面の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、情報処理システム1の一例を示した図である。
本実施形態の情報処理システム1では、複数台の画像形成装置100と、この複数台の画像形成装置100の各々に対して通信回線190を介して接続されるサーバ装置200とが設けられている。
【0009】
また、情報処理システム1には、複数台の端末装置400が設けられている。この複数台の端末装置400は、不図示の通信回線を介してサーバ装置200に接続される。
本実施形態では、画像形成装置100の保守を行う保守者や、画像形成装置100のユーザが、端末装置400に表示される情報を参照する。
端末装置400は、PC(personal computer)やスマートフォンなどにより構成される。
【0010】
画像形成装置100の各々には、記録媒体の一例である用紙への画像の形成を行う画像形成手段の一例としての画像形成部100Aが設けられている。
画像形成部100Aによる用紙への画像の形成は、例えば、インクジェット方式や電子写真方式が用いられて行われる。
なお、画像形成部100Aによる用紙への画像の形成は、インクジェット方式や電子写真方式に限らず、他の方式を用いて行ってもよい。
【0011】
本実施形態では、情報処理装置の一例であるサーバ装置200において、画像形成装置100の診断が行われる。
そして、画像形成装置100を構成する一部の部品が故障していると判断される場合、あるいは、画像形成装置100を構成する一部の部品が故障している可能性が高いと判断される場合、端末装置400を介し、被通知者への情報の通知が行われる。
【0012】
具体的には、本実施形態では、端末装置400を介し、故障していると判断された部品に替わって画像形成装置100に新たに装着される部品である交換部品についての情報が、被通知者に通知される。
又は、本実施形態では、端末装置400を介し、故障している可能性が高いと判断された部品に替わって画像形成装置100に新たに装着される部品である交換部品についての情報が、被通知者に通知される。
【0013】
より具体的には、本実施形態では、端末装置400に設けられた表示装置401を介し、交換部品についての情報が、被通知者に通知される。
なお、以下、本明細書では、故障していると判断された部品、および、故障している可能性が高いと判断された部品を、「故障部品」と称する。
【0014】
図2は、サーバ装置200、端末装置400のハードウェアの構成例を示した図である。
サーバ装置200、端末装置400は、コンピュータにより実現される。なお、図2では図示を省略しているが、端末装置400には、図2に示す構成に加え、図1にて示した表示装置401がさらに設けられている。
図2に示すように、サーバ装置200、端末装置400は、プログラムに従ってデジタル演算処理を実行する演算処理部11と、ファイル等が記録される2次記憶部12とを有する。
2次記憶部12は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリ、磁気テープ等、既存の情報記憶装置により実現される。
【0015】
演算処理部11には、プロセッサの一例としてのCPU11aが設けられている。
また、演算処理部11には、CPU11aの作業用メモリ等として用いられるRAM11b、CPU11aにより実行されるプログラム等が格納されるROM11cが設けられている。
また、演算処理部11には、書き換え可能に構成され電源供給が途絶えた場合にもデータを保持できる不揮発性メモリ11dが設けられている。
【0016】
不揮発性メモリ11dは、例えば、電池によりバックアップされたSRAMやフラッシュメモリ等で構成される。2次記憶部12には、ファイル等が記憶される他、演算処理部11により実行されるプログラムが記憶される。
本実施形態では、演算処理部11に設けられたCPU11aが、ROM11cや2次記憶部12に記憶されたプログラムを読み込むことによって、各処理が実行される。
【0017】
CPU11aによって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で、サーバ装置200、端末装置400へ提供しうる。また、CPU11aによって実行されるプログラムは、インターネットなどの通信手段を用いて、サーバ装置200、端末装置400へ提供してもよい。
【0018】
本明細書において、プロセッサとは、広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
また、プロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は、本実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、変更してもよい。
【0019】
図3は、画像形成装置100を説明する図である。
画像形成装置100の各々には、記録媒体の一例である用紙Pへの画像の形成を行う画像形成部100Aが設けられている。
また、画像形成装置100には、用紙Pなどの記録媒体に形成された画像を読み取る画像読み取り手段の一例としての画像読み取り装置130が設けられている。画像読み取り装置130は、用紙Pの搬送機能を有するいわゆるスキャナである。
画像読み取り装置130には、用紙Pに照射される光を出射する光源や、この用紙Pからの反射光を受光するCCDなどの受光部を備える。本実施形態では、この受光部にて受光された反射光に基づき、読み取り画像データが生成される。
【0020】
画像読み取り装置130は、ユーザによってセットされた用紙Pの読み取りを順に行う。
なお、画像読み取り装置130の設置態様は、これに限らず、画像読み取り装置130は、画像形成装置100の内部に且つ用紙Pの搬送経路上に設けてもよい。
画像読み取り装置130が、画像形成装置100の内部に且つ用紙Pの搬送経路上に設けられる場合は、画像形成部100Aにより画像が形成された用紙Pが、この画像読み取り装置130を順に通過し、この通過の際に、用紙Pの各々の画像が順に読み取られる。
【0021】
また、画像形成装置100の各々は、サーバ装置200へ情報を送信する情報送信機能を有する。
本実施形態では、画像形成装置100の診断の際には、まず、画像形成部100Aを動作させて、用紙Pへのチャート画像の形成を行う。
これにより、図1の符号1Aで示すように、診断用画像の一例であるチャート画像が形成された用紙Pであるチャート用紙CPが生成される。
チャート画像は、画像形成部100Aの診断に用いられる画像であり、本実施形態では、この診断に用いられるチャート画像が形成された用紙Pであるチャート用紙CPが生成される。
【0022】
チャート用紙CPが生成されると、図1の符号1Bで示すように、画像読み取り装置130が用いられて、このチャート用紙CP上のチャート画像の読み取りが行われる。
これにより、チャート用紙CPを読み取ることにより得られた読み取り画像データが生成される。
そして、本実施形態では、この読み取り画像データが、サーバ装置200へ送信される。
【0023】
サーバ装置200は、この読み取り画像データを基に、この読み取り画像データを得た画像形成装置100の診断を行う。
そして、サーバ装置200は、画像形成装置100を構成する一部の部品が故障していると判断した場合、又は、画像形成装置100を構成する一部の部品が故障している可能性が高いと判断した場合、端末装置400に設けられた表示装置401を介し、被通知者への情報の通知を行う。
【0024】
具体的には、サーバ装置200は、端末装置400を介し、被通知者に対して、故障している部品に替わる交換部品についての情報を通知し、あるいは、故障している可能性が高い部品に替わる交換部品についての情報を通知する。
より具体的には、サーバ装置200は、端末装置400へ、故障している部品に替わる交換部品についての情報を出力し、あるいは、故障している可能性が高い部品に替わる交換部品についての情報を出力する。
これにより、この交換部品についての情報が、端末装置400に設けられた表示装置401に表示され、被通知者に対して、故障している部品に替わる交換部品についての情報や、故障している可能性が高い部品に替わる交換部品についての情報が通知される。
【0025】
サーバ装置200には、交換部品についての情報、画像形成装置100のユーザが設定した優先事項(詳細は後述)についての情報が格納されており、サーバ装置200のCPU11aは、これらの情報を基に、交換部品についての情報を出力する。
より具体的には、本実施形態では、画像形成装置100を構成する部品の各々に対して、この部品に替わって画像形成装置100に新たに設置される交換部品が対応付けられ、画像形成装置100を構成する部品についての情報と交換部品についての情報とが、互いに対応付けられた状態で、サーバ装置200に格納されている。
サーバ装置200のCPU11aは、交換部品についての情報の出力にあたっては、サーバ装置200に格納されているこの情報を参照して、交換部品についての情報を取得して出力する。
【0026】
ここで、サーバ装置200に設けられた、プロセッサの一例としてのCPU11aは、上記の通り、読み取り画像データを基に、画像形成装置100の各々について、故障している部品あるいは故障している可能性が高い部品を特定する。
そして、CPU11aは、これらの部品に替わる部品である交換部品を特定する。言い換えると、CPU11aは、画像形成装置100を構成する一部の部品に替えてこの画像形成装置100に設置可能な部品である交換部品を特定する。そして、CPU11aは、特定したこの交換部品ついての情報が端末装置400へ出力されるようにする。
これにより、交換部品についての情報が、端末装置400に設けられた表示装置401に表示される。そして、被通知者が、この交換部品についての情報を得る。
【0027】
被通知者としては、例えば、画像形成装置100を製造した製造会社に属し画像形成装置100の保守を職務とする者が一例に挙げられる。また、その他に、被通知者としては、例えば、画像形成装置100を製造した製造会社からの委託を受けて画像形成装置100の保守を行う者が一例に挙げられる。
さらに、被通知者としては、その他に、例えば、画像形成装置100を使用するユーザも一例に挙げられる。
【0028】
ここで、画像形成装置100の保守を行う保守者が、画像形成装置100が設置されている設置箇所の各々を順に移動して保守の作業を行っていくことも想定される。
この場合、交換部品についての情報をより多く得られれば、設置箇所の各々への交換部品の運搬に関する判断をより精度良く行えるようになる。
交換部品についての情報としては、例えば、交換部品の型番が挙げられるが、この型番のみが被通知者に通知される構成では、交換部品の運搬に関する判断を行うことは難しい。
これに対し、本実施形態では、この型番以外の情報が被通知者に通知され、被通知者は、設置箇所の各々への交換部品の運搬に関する判断をより精度良く行える。
【0029】
また、その他に、被通知者が、画像形成装置100を使用するユーザであり、このユーザが自身で交換部品の取り寄せを行う場合も想定される。
この場合に、交換部品の型番などの情報のみがこのユーザに通知される構成では、このユーザの利便性が低下しやすい。
ここで、ユーザが、取り寄せた交換部品を居室等に保管しておくことも想定され、この場合に、交換部品の大きさ等が分かれば、ユーザは、交換部品を居室等に保管可能か否かの判断を行える。
この場合に、交換部品の型番についての情報のみがこのユーザに通知される構成では、交換部品を居室等に保管可能か否かの判断を行ず、ユーザの利便性は低下する。
【0030】
さらに、故障部品から交換部品への交換を行うにあたり必要となる作業時間を知りたいという保守者やユーザも存在する。
この場合に、上記のように、交換部品の型番のみが端末装置400を介して被通知者に通知される構成であると、作業時間を知りたいという保守者やユーザの要求を満たせない。
【0031】
そこで、本実施形態のCPU11aは、交換部品についての情報を出力するにあたり、交換部品の型番以外の情報を出力する。なお、交換部品の型番についての情報の出力を排除するものでなく、交換部品の型番についての情報とともに、型番以外の情報を出力してもよい。
【0032】
また、本実施形態では、上記の通り、故障が実際に生じている故障部品、あるいは、故障が生じている可能性が高い故障部品が存在する場合に、交換部品を特定する場合を一例に挙げた。
ところで、交換部品の特定は、これに限らず、読み取り画像データを基に、将来的に故障が予測される部品を特定するようにし、特定したこの部品に替わる部品を、交換部品として特定してもよい。
【0033】
〔出力する情報の具体例〕
サーバ装置200のCPU11aは、交換部品についての情報を出力するにあたり、例えば、特定したこの交換部品の重さについての情報を出力する。具体的には、CPU11aは、例えば、交換部品の重さについての情報の一例である、交換部品の質量についての情報を出力する。
本実施形態では、交換部品の各々に対して、交換部品の質量についての情報が対応付けられており、交換部品を特定する情報と、交換部品の質量についての情報とが、互いに対応付けられた状態で、サーバ装置200の2次記憶部12(図2参照)に格納されている。
【0034】
CPU11aは、2次記憶部12に格納されている情報を参照して、交換部品の質量についての情報を取得し、そして、取得したこの情報を出力する。
これにより、本実施形態では、この質量についての情報が、端末装置400(図1参照)へ出力され、この質量についての情報が、端末装置400に設けられた表示装置401に表示される。
【0035】
図4は、端末装置400の表示装置401に表示された表示画面404を示した図である。
図4に示すこの表示画面404では、交換部品の候補として、3つの交換部品が特定されており、さらに、この3つの交換部品のそれぞれについて、交換部品の質量についての情報が表示されている。
さらに、この表示例では、3つの交換部品のそれぞれについて、推薦度についての情報が表示されている。
【0036】
ここで、この推薦度は、重量、価格、メンテナンス性などの要因が考慮されて予め決定され、交換部品の各々に対して対応付けられた状態で、サーバ装置200の2次記憶部12に格納されている。
図4にて示すこの処理例では、この推薦度についての情報も、端末装置400に出力され、端末装置400の表示装置401に表示されている。
被通知者は、図4に示す表示画面404を参照することで、交換部品の各々について、交換部品の質量や、推薦度の把握を行える。
【0037】
また、その他に、CPU11aは、交換部品についての情報を出力するにあたり、例えば、交換部品の大きさや荷姿についての情報を出力する。
この処理を行う場合は、予め、交換部品の各々を特定する情報と、交換部品の大きさや荷姿についての情報とを、互いに対応付けた状態で、サーバ装置200の2次記憶部12に格納しておく。
【0038】
そして、この場合、CPU11aは、2次記憶部12に格納されているこれらの情報を参照して、交換部品の各々について、交換部品の大きさや荷姿についての情報を取得し、そして、これらの情報を出力する。
これにより、本実施形態では、この大きさについての情報や荷姿についての情報が、端末装置400の表示装置401に表示される。
【0039】
図5は、端末装置400の表示装置401に表示された表示画面404の他の一例を示した図である。
図5に示すこの表示例でも、交換部品の候補として、3つの交換部品が表示されており、さらに、この3つの交換部品のそれぞれについて、交換部品の形態についての情報が表示されている。この表示例では、CPU11aが、特定した交換部品の形態についての情報を出力し、これに伴い、交換部品の形態についての情報が表示されている。
【0040】
本実施形態では、CPU11aが、この3つの交換部品のそれぞれについて、形態についての情報の一例として、大きさについての情報、および、荷姿についての情報を出力し、これらの情報が表示画面404に表示されている。
ここで、大きさについての情報の種類は特に問わないが、図5にて示す例では、CPU11aが、縦、横、高さの3辺のそれぞれの寸法についての情報を出力した場合を例示しており、表示画面404には、大きさについての情報として、この寸法についての情報が表示されている。
大きさについての情報としては、その他に、例えば、「大」、「中」、「小」など、大きさを概略的に表す情報が表示されるようにしてもよい。
【0041】
また、図5に示す表示例では、CPU11aが、荷姿についての情報として、交換部品を覆っている外装材についての情報を出力しており、表示画面404には、この外装材についての情報も表示されている。
具体的には、この例では、交換部品A、Cについては、覆っている外装材が、段ボールであることを示す情報が表示され、交換部品Bについては、覆っている外装材が、ビニール袋であることを示す情報が表示されている。
この例では、CPU11aが、外装材についての情報として、外装材が袋状であるか箱状であるかを示す情報を出力しており、図5に示す表示例では、交換部品を覆っている外装材が、箱状の外装材であるか、あるいは、袋状の外装材あるかについての情報が表示されている。
【0042】
また、その他に、CPU11aは、交換部品についての情報を出力するにあたり、例えば、この交換部品の運搬の容易さについての情報を出力する。
また、その他に、CPU11aは、交換部品についての情報を出力するにあたり、交換に要する作業時間についての情報を出力する。言い換えると、CPU11aは、画像形成装置100への交換部品の設置に要する作業時間についての情報を出力する。
【0043】
この処理を行う場合は、予め、交換部品を特定する情報と、運搬の容易さについての情報や交換に要する作業時間についての情報とを互いに対応付けた状態で、これらの情報を、サーバ装置200の2次記憶部12に格納しておく。
そして、CPU11aは、サーバ装置200の2次記憶部12に格納されているこれらの情報を参照して、交換部品の各々について、運搬の容易さについての情報や、交換に要する作業時間についての情報を取得し、さらに、これらの情報を出力する。
これにより、運搬の容易さについての情報や、交換に要する作業時間についての情報が、端末装置400へ出力され、これらの情報が、端末装置400の表示装置401に表示される。
【0044】
図6は、端末装置400の表示装置401に表示された表示画面404の他の一例を示した図である。
図6に示すこの表示例でも、交換部品の候補として、3つの交換部品が特定され、さらに、この3つの部品のそれぞれについて、交換部品の画像形成装置100への設置に関する情報が表示されている。
この表示例では、CPU11aが、交換部品の画像形成装置100への設置に関する情報を出力し、この設置に関する情報が、端末装置400の表示装置401に表示される。
【0045】
より具体的には、この表示例では、CPU11aが、交換部品の設置に関する情報として、交換部品の画像形成装置100への運搬の容易さについての情報、交換部品の画像形成装置100への設置に必要な作業時間についての情報を出力し、これらの情報が、表示画面404に表示されている。
ここで、交換部品の画像形成装置100への設置に必要な作業時間は、故障部品から交換部品への交換に要する作業時間とも言える。
【0046】
ここで、運搬についての容易さは、例えば、交換部品の大きさと重さとに基づき予め設定される。
交換部品の大きさが、大きさに関して予め定められた第1閾値(以下、「第1サイズ閾値」と称する)を超え、また、この交換部品の重さが、重さに関して予め定められた第1閾値(以下、「第1重量閾値」と称する)を超えている場合、この交換部品に対しては、運搬しにくいことを示す情報が対応付けられる。
【0047】
また、交換部品の大きさが、大きさに関して予め定められた第2閾値(以下、「第2サイズ閾値」と称する)(<第1サイズ閾値)よりも小さく、交換部品の重さが、重さに関して予め定められた第2閾値(以下、「第2重量閾値」と称する)(<第1重量閾値)よりも小さい場合、この交換部品に対しては、運搬しやすいことを示す情報が対応付けられる。
【0048】
また、交換部品の大きさが上記の第1サイズ閾値よりも小さく第2サイズ閾値よりも大きいという第1の条件、交換部品の重さが上記の第1重量閾値よりも小さく第2重量閾値よりも大きいという第2の条件の2つの条件のうちの少なくとも一方の条件を満たす場合、この交換部品に対しては、運搬の容易さが普通であることを示す情報が対応付けられる。
本実施形態では、図6に示すように、交換部品の各々について、この運搬の容易さについての情報が表示される。
さらに、図6に示す表示例では、交換部品の各々について、交換に要する作業時間についての情報が表示されている。
【0049】
本実施形態では、図4図6に示したように、端末装置400の表示装置401への情報の表示にあたり、CPU11aが、特定した交換部品の形態についての情報である形態情報、特定した交換部品の重さについての情報である重さ情報、および、特定した交換部品の画像形成装置100への設置に関する情報である設置情報のうちの1つの情報を出力し、1つの表示画面404に、この1つの情報が表示される場合を説明した。
ところで、この処理に限らず、端末装置400の表示装置401への情報の表示にあたり、CPU11aが、上記の3つの情報のうちの2つ以上の情報を出力し、1つの表示画面404に、この2つ以上の情報が表示されるようにしてもよい。
【0050】
図7は、端末装置400の表示装置401に表示された表示画面404の他の一例を示した図である。
この表示例では、上記と同様、交換部品の候補として、3つの交換部品が、特定されて表示されている。
さらに、この表示例では、この3つの交換部品のそれぞれについて、質量についての情報、および、大きさについての情報が表示されている。
ここで、この表示例では、質量についての情報、および、大きさについての情報は、外装材を含んでいない場合の情報となっている。
【0051】
図7に示す表示例では、外装材を含んでいない状態にある交換部品についての情報の表示をユーザが希望している場合を例示している。言い換えると、図7に示す表示例では、外装材により覆われていない状態にある交換部品についての情報の表示をユーザが希望している場合を例示している。
図7に示すこの表示例では、3つの交換部品のそれぞれについて、外装材が含まれていない状態にある交換部品の質量、大きさについての情報が表示されている。
図7に示すこの表示にあたっては、CPU11aが、特定した交換部品であって外装材により覆われていない状態にある交換部品についての情報を出力する。
これにより、図7に示すこの表示例では、3つの交換部品のそれぞれについて、外装材により覆われていない状態にある交換部品についての情報が表示されている。
【0052】
本実施形態では、交換部品についての情報として、外装材を含んでいない場合の情報、外装材を含んでいる場合の情報の両方の情報の表示を行えるようになっている。
図7に示す表示例では、ユーザから、外装材を含んでいない場合の情報の表示の指示があった場合を例示しており、この場合、上記の通り、外装材が設けられていない状態にある交換部品の質量、大きさについての情報が表示される。
【0053】
ユーザが、符号7Aで示す箇所を選択し、外装材を含んでいる場合の情報の表示の指示を行った場合、表示画面404における表示が切り替わり、表示画面404には、外装材が設けられている状態にある交換部品の質量、大きさについての情報が表示される。
具体的には、ユーザが、符号7Aで示す箇所を選択し、外装材を含んでいる場合の情報の表示の指示を行った場合、サーバ装置200から端末装置400へ、外装材が設けられている状態にある交換部品の質量、大きさについての情報が出力される。
【0054】
そして、端末装置400の表示装置401には、外装材が設けられている状態にある交換部品の質量、大きさについての情報が表示される。
この処理が行われる場合、CPU11aが、特定した交換部品についての情報であって外装材により覆われている状態にある交換部品についての情報を出力する。これにより、端末装置400の表示装置401には、3つの交換部品のそれぞれについて、外装材により覆われている状態にある交換部品についての情報が表示される。
【0055】
図7に示す表示を行うにあたっては、端末装置400を参照する被通知者が、この端末装置400に対する情報の入力を行う。具体的には、例えば、符号7Aで示す箇所や符号7Bで示す箇所の選択を行って、端末装置400に対する情報の入力を行う。
これに応じて、本実施形態では、表示装置401における表示画面404が切り替わり、表示画面404には、外装材が含まれている場合における、交換部品の質量、大きさについての情報である第1の情報や、外装材が含まれていない場合における、交換部品の質量、大きさについての情報である第2の情報が表示される。
なお、ここでは、第1の情報および第2の情報のいずれか一方の情報のみが択一的に表示される場合を説明したが、1つの表示画面404に、この第1の情報および第2の情報の両方が表示されるようにしてもよい。
【0056】
また、その他に、図4図7にて示した表示例では、交換部品の各々についての情報として、テキストの情報を表示したが、これ以外に、例えば、交換部品のイラストや交換部品を映した写真など、交換部品の画像を表示してもよい。言い換えると、交換部品の外観が表示されるようにしてもよい。
この処理を行う場合、CPU11aが、交換部品のイラストや交換部品を映した写真などの、交換部品の画像の出力を行う。これにより、表示画面404に、交換部品の画像が表示される。
【0057】
なお、交換部品の画像の表示にあたり、1つの表示画面404に、複数の交換部品の画像が表示される場合には、交換部品の各々の縮尺を統一することが好ましい。
この場合、CPU11aが、特定した交換部品が複数であり、複数の交換部品の各々の画像を1つの画面に含めて出力する場合に、交換部品の各々の縮尺を統一する処理を行う。これにより、1つの表示画面404では、複数の交換部品の各々の縮尺が統一される。
【0058】
〔他の処理例〕
他の処理例を説明する。
この他の処理例では、サーバ装置200のCPU11aが、画像形成装置100のユーザが優先する事項である優先事項についての情報である優先事項情報を取得する。
そして、CPU11aは、取得したこの優先事項情報により特定される優先事項を基に、被通知者に提示される交換部品を特定する。
言い換えると、CPU11aは、この優先事項を基に、画像形成装置100を構成する一部の部品である故障部品に替わり画像形成装置100に新たに設置される交換部品を特定する。
【0059】
本実施形態では、交換部品の候補が複数ある場合、CPU11aは、優先事項を基に、複数の候補の中から、被通知者への通知を行う交換部品を特定する。
この処理例では、まず、端末装置400(図1参照)を介し、画像形成装置100のユーザの優先事項を受け付けるようにする。
具体的には、端末装置400に設けられた表示装置401に表示される表示画面404内に、優先事項を受け付けるための画像を表示し、この表示画面404を介し、ユーザの優先事項を受け付ける。
【0060】
ユーザの優先事項を受け付けると、この優先事項についての情報である優先事項情報が、サーバ装置200へ送信され、サーバ装置200が、この優先事項情報を取得する。
そして、サーバ装置200は、画像読み取りデータおよびこの優先事項情報を基に、複数の交換部品の候補の中から、被通知者に通知される交換部品を特定する。
【0061】
図8(A)、(B)は、優先事項を受け付ける際に端末装置400に表示される表示画面404を表示した図である。この表示画面404は、端末装置400の表示装置401に表示される。
ここで、優先事項としては、例えば、作業時間や、コストが挙げられる。
本実施形態では、図8(A)、(B)に示す表示画面404を介し、画像形成装置100のユーザから、作業時間、コストの何れを優先するかについての情報や、作業時間、コストの各々をどの程度の割合で優先するかについての情報を取得する。
【0062】
図8(A)、(B)に示す表示画面404では、画像形成装置100のユーザが、優先度を、無段階で選べるようになっている。なお、複数の段階を設定し、ユーザが、優先度を段階毎に選べるようにしてもよい。
また、その他に、複数の優先事項の中から、1つの優先事項のみが選択される構成としてもよい。
【0063】
CPU11aは、例えば、優先事項情報として、コストを優先するとの情報や、コストの優先度の方が作業時間の優先度よりも大きいことを示す情報を取得した場合、交換部品として、故障部品の型番と同じ型番を有する交換部品や、故障部品の型番と類似する型番を有する交換部品を特定する。
【0064】
言い換えると、CPU11aは、コストを優先するとの情報や、コストの優先度の方が作業時間の優先度よりも大きいことを示す情報を取得した場合、後述する組み立て体ではなく、故障部品が有する機能を果たす機能部品を交換部品として特定する。
より具体的には、CPU11aは、例えば、故障部品が有する機能を果たす機能部品であって、価格が最も安いなどの価格についての条件が予め定められた条件を満たす機能部品を、交換部品として特定する。
なお、以下、本明細書では、故障部品が有する機能を果たし交換部品として特定されうる上記の機能部品を、「同一機能部品」と称する場合がある。
【0065】
一方、CPU11aは、例えば、優先事項情報として、作業時間を優先するとの情報を取得した場合、又は、作業時間の優先度の方がコストの優先度よりも大きいことを示す情報を取得した場合、交換部品として、部品単位でなくユニット単位での交換がなされる交換部品を特定し、この交換部品についての情報を出力する。
具体的には、この場合、CPU11aは、上記の同一機能部品とこの同一機能部品以外の他の部品とを含み且つ複数の部品を基に組み上げた組み立て体よりなる部品を交換部品として特定し、この組み立て体についての情報を出力する。
これにより、被通知者に対しては、この組み立て体についての情報が通知される。
【0066】
ここで、組み立て体は、特に限定されない。
組み立て体としては、例えば、循環移動するベルトとこのベルトを内側から支持する支持ロールとを有し形成される画像を保持するベルトユニットが一例に挙げられる。
また、組み立て体としては、その他に、例えば、用紙Pを両側から挟んで加圧しこの用紙P上の画像をこの用紙Pに定着する定着ユニットが挙げられる。
また、組み立て体としては、その他に、例えば、感光体ドラムなどを備えこの感光体ドラムにトナー像を形成する画像形成ユニットが一例に挙げられる。
また、組み立て体としては、その他に、例えば、モータおよびこのモータにより回転駆動する複数のロール部材を備え用紙Pを搬送する搬送ユニットが一例に挙げられる。
【0067】
故障部品に替わって組み立て体が、画像形成装置100に設置される場合、故障部品に替わって同一機能部品のみが設置される場合に比べ、交換部品の交換の手間が軽減され、交換に要する作業時間がより短いものとなる。
故障部品に替わって同一機能部品のみが設置される場合、例えば、画像形成装置100の外部へ、故障部品を含む組み立て体を一旦取り出したうえで、この故障部品を取り外し、次いで、この組み立て体に対して、同一機能部品を設置する。
次いで、同一機能部品を設置した後のこの組み立て体を、画像形成装置100に戻す。
【0068】
一方、故障部品に替わって組み立て体が画像形成装置100に設置される場合は、故障部品を含む状態にある組み立て体を画像形成装置100から外し、新たな組み立て体を設置する。
この場合、組み立て体からの故障部品の取り外し、この組み立て体への同一機能部品の設置を行わずにすみ、故障部品から交換部品への交換に要する手間が軽減され、故障部品から交換部品への交換に要する作業時間がより短くなる。
【0069】
この処理例では、ユーザの優先事項に応じて、被通知者に通知される交換部品が異なるようになる。本実施形態では、ユーザの優先事項に応じて、被通知者に通知される交換部品についての情報が変化する。
ここで、被通知者に対し、交換部品として、組み立て体が通知される場合、上記の通り、故障部品から交換部品への交換に要する作業時間が短くなる。
その一方で、この場合、故障部品以外の部品も交換されることになるため、コストが大きくなる。
【0070】
また、交換部品として、組み立て体が通知される場合、画像形成装置100の故障が解消する可能性がより高まる。
ここで、交換部品として、組み立て体が通知される場合、故障部品の他に、故障部品以外の他の部品も新たな部品に交換される。
ここで、画像形成装置100の故障の原因が明確ではない場合も想定され、この場合、故障部品であるとCPU11aが判断した部品とは異なる他の部品が原因となって故障が生じている状況も起こりうる。
この場合に、交換部品として、組み立て体を通知するようにし、新たな組み立て体が設置されるようにすると、複数の部品が新たな部品に交換されることになる。
この場合、故障部品のみが交換部品に交換される場合に比べ、画像形成装置100の故障が解消する可能性がより高まる。
【0071】
その一方で、交換部品として、組み立て体が通知される場合、交換部品以外の他の部品も新たな部品に交換され、コストの増加につながる。
そこで、本実施形態では、上記にて説明した通り、ユーザの優先度についての情報を取得し、この優先度についての情報に基づき、被通知者に通知される交換部品を特定する。
これにより、時間を優先するユーザには、交換部品として、組み立て体が通知され、コストを優先するユーザには、交換部品として、同一機能部品が通知される。
【0072】
ここで、図8(A)では、ユーザが、優先事項が作業時間であることを入力した場合の表示画面404を示している。
また、図8(A)では、さらに、被通知者に通知される交換部品として、組み立て体である「Assy A」が通知されている場合を例示している。
また、図8(B)では、ユーザが、優先事項がコストであることを入力した場合の表示画面404を示している。
図8(B)では、さらに、交換部品として、同一機能部品である「subparts_a」が通知されている場合を例示している。
【0073】
さらに、図8(A)、(B)における表示例では、交換部品の絵またはイラストが表示され、被通知者が、交換部品の大きさ、外見の把握を行えるようになっている。
なお、その他に、組み立て体や同一機能部品を被通知者に通知するにあたっては、図4図7にて示した場合と同様、重さについての情報や、大きさについての情報や、荷姿についての情報や、運搬の容易さについての情報や、交換部品の設置に要する作業時間についての情報が、表示画面404に併せて表示されるようにしてもよい。
【0074】
さらに、本実施形態では、被通知者が表示画面404を切り替える操作を行うことで、他の表示画面404の表示が行われるようになる。
より具体的には、本実施形態では、表示の切り替え用のボタン(不図示)を被通知者が選択した場合などに、他の表示画面404の表示が行われる。
図9(A)、(B)は、被通知者が表示画面404を切り替える操作を行った後における表示画面404の一例を示した図である。
【0075】
図9(A)では、優先事項が作業時間である場合に表示される表示画面404を示している。優先事項が作業時間である場合、この処理例では、組み立て体についての情報が被通知者に通知される。
図9(A)にて示す表示例では、太字で表示されている「Assy A」が組み立て体を示しており、優先事項が作業時間である場合、表示画面404には、この「Assy A」についての情報が表示される。
さらに、図9(A)に示す表示例では、この「Assy A」に関し、推薦度、故障確率、設置に要する作業時間についての情報が表示される。
これにより、被通知者が、「Assy A」についての情報を知るようになる。
【0076】
さらに、図9(A)にて示す表示例では、組み立て体に含まれる部品についての情報が表示されており、被通知者は、組み立て体に含まれる部品についての情報を知るようになる。
ここで、図9(A)にて示す表示が行われる場合、CPU11aが、特定した組み立て体についての情報を出力するにあたり、この組み立て体を構成する部品の各々についての情報も出力する。
これにより、組み立て体を構成する部品についての情報も表示され、被通知者が、組み立て体に含まれる部品についての情報を知る。
【0077】
この表示例では、組み立て体である「Assy A」に含まれる部品についての情報として、同一機能部品に該当する「subparts_a」についての情報と、同一機能部品とは異なる他の部品に該当する「subparts_b」についての情報とが表示されている。
また、この表示例では、「subparts_a」についての情報として、推薦度、故障確率、作業時間についての情報が表示されている。
また、この表示例では、「subparts_b」についての情報として、推薦度、故障確率、作業時間についての情報が表示されている。
【0078】
図9(A)のように、組み立て体に含まれる部品についての情報が表示されるようにすると、被通知者が不必要な作業を行うことが抑制される。
言い換えると、図9(A)のように、組み立て体を構成する部品についての情報が表示されるようにすると、被通知者が不必要な作業を行うことが抑制される。
【0079】
ここで、「subparts_b」の交換も必要であるという状況を想定する。
ここで、図9(A)に示す表示例では、被通知者が、組み立て体に、「subparts_b」が含まれていることを知るようになり、この場合、被通知者は、組み立て体の交換を行うことで、「subparts_b」についての交換も併せて行われることを知る。
この場合、組み立て体の設置とは別に、新たな「subparts_b」が設置されることが抑制され、被通知者が、組み立て体の設置とは別に新たな「subparts_b」を設置するという不必要な作業を行うことが抑制される。
【0080】
図9(B)では、優先事項がコストである場合に表示される表示画面404を示している。
優先事項がコストである場合には、同一機能部品である「subparts_a」が特定された形で表示される。具体的には、「subparts_a」が太字で表示されて、同一機能部品である「subparts_a」が特定された形で表示される。
さらに、この表示例では、この「subparts_a」について、上記と同様、推薦度、故障確率、作業時間についての情報が表示される。これにより、被通知者は、「subparts_a」についての情報を知るようになる。
【0081】
また、図9(B)では、符号90で示すように、「subparts_a」を含む組み立て体である「Assy A」についての情報が表示される。具体的には、「Assy A」についての情報として、上記と同様、推薦度、故障確率、作業時間についての情報が表示される。
また、図9(B)では、組み立て体である「Assy A」に含まれる、「subparts_a」以外の他の部品である「subparts_b」についての情報も表示されている。
具体的には、「subparts_b」についての情報として、推薦度、故障確率、作業時間についての情報が表示されている。
【0082】
本実施形態では、CPU11aは、交換部品として特定した同一機能部品である「subparts_a」についての情報を出力するにあたり、組み立て体である「Assy A」についての情報も出力する。
より具体的には、CPU11aは、交換部品として特定した同一機能部品である「subparts_a」についての情報を出力するにあたり、組み立て体である「Assy A」についての情報として、組み立て体である「Assy A」を構成する部品の各々についての情報を出力する。
これにより、図9(B)に示す表示が行われる。
【0083】
図9(B)に示す表示が行われると、被通知者は、故障部品から同一機能部品への交換に限らず、故障部品を含む組み立て体から、同一機能部品を含む新たな組み立て体の設置によっても、同一機能部品の設置を行えることを知るようになる。
また、図9(B)に示す表示を行うと、被通知者は、故障部品を含む組み立て体から、同一機能部品を含む新たな組み立て体の設置を行うことで、同一機能部品とは異なる他の部品である「subparts_b」についても併せて交換が行われることを知るようになる。
【0084】
図9(B)に示す表示例では、被通知者は、故障部品に替わる部品である同一機能部品が「subparts_a」であること、および、新たな組み立て体である「Assy A」を設置することでも、「subparts_a」についての交換を行えることを知る。
また、図9(A)、(B)に示す表示例では、被通知者は、組み立て体である「Assy A」の交換によって交換される部品の各々を知るようになる。
また、図9(A)、(B)に示す表示例では、被通知者は、組み立て体の設置に要する作業時間、この組み立て体を構成する部品の設置に要する作業時間を、組み立て体毎に、また、部品毎に知るようになる。
【0085】
〔その他〕
上記では、画像形成装置100を構成する部品についての情報の表示を行う場合を一例に説明した。
部品についての情報の表示の対象となる装置は、画像形成装置100に限られず、画像形成装置100以外の他の装置に設けられている部品についての情報の表示においても、上記にて説明した各処理を行ってもよい。
他の装置としては、例えば、医療用の装置、自動車などの輸送用の装置、エアコンなどの空調装置、コンピュータ機器などの情報処理に関連する装置、生活家電などの日常生活一般に用いられる装置が挙げられる。
【0086】
(付記)
(((1)))
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
装置を構成する一部の部品に替えて当該装置に設置可能な部品である交換部品を特定し、
特定した前記交換部品の形態についての情報、特定した当該交換部品の重さについての情報、および、特定した当該交換部品の前記装置への設置に関する情報のうちの何れか1つ以上の情報を出力する、
情報処理装置。
(((2)))
前記プロセッサは、
特定した前記交換部品の前記形態についての前記情報として、当該交換部品の大きさについての情報を出力する、
(((1)))に記載の情報処理装置。
(((3)))
前記プロセッサは、
前記交換部品の大きさについての前記情報として、当該交換部品の寸法についての情報を出力する、
(((2)))に記載の情報処理装置。
(((4)))
前記プロセッサは、
特定した前記交換部品の形態についての前記情報として、当該交換部品を覆っている外装材についての情報を出力する、
(((1)))に記載の情報処理装置。
(((5)))
前記プロセッサは、
前記外装材についての前記情報として、当該外装材が袋状であるか箱状であるかを示す情報を出力する、
(((4)))に記載の情報処理装置。
(((6)))
前記プロセッサは、
特定した前記交換部品の前記装置への設置に関する前記情報として、当該交換部品の当該装置への運搬の容易さについての情報を出力する、
(((1)))に記載の情報処理装置。
(((7)))
前記プロセッサは、
特定した前記交換部品の前記装置への設置に関する前記情報として、当該交換部品の当該装置への設置に必要な作業時間についての情報を出力する、
(((1)))に記載の情報処理装置。
(((8)))
前記プロセッサは、
前記何れか1つ以上の前記情報の出力にあたり、特定した前記交換部品についての情報であって外装材により覆われている状態にある当該交換部品についての情報を出力する、
(((1)))乃至(((7)))の何れかに記載の情報処理装置。
(((9)))
前記プロセッサは、
前記何れか1つ以上の前記情報の出力にあたり、特定した前記交換部品についての情報であって外装材により覆われていない状態にある当該交換部品についての情報を出力する、
(((1)))乃至(((7)))の何れかに記載の情報処理装置。
(((10)))
前記プロセッサは、
特定した前記交換部品の画像をさらに出力する、
(((1)))乃至(((9)))の何れかに記載の情報処理装置。
(((11)))
前記プロセッサは、
特定した前記交換部品が複数であり、複数の当該交換部品の各々の画像を1つの画面に含めて出力する場合、当該交換部品の各々の縮尺を統一する、
(((10)))に記載の情報処理装置。
(((12)))
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
ユーザが優先する事項である優先事項についての情報である優先事項情報を取得し、
取得した前記優先事項情報により特定される優先事項を基に、装置を構成する一部の部品に替えて当該装置に新たに設置される部品である交換部品を特定する、
情報処理装置。
(((13)))
前記プロセッサは、
前記優先事項情報として、コストよりも時間の方を優先することを示す情報を取得した場合、前記一部の部品が有する機能を果たす部品である機能部品と当該機能部品以外の他の部品とを含み複数の部品を基に組み立てられた組み立て体を前記交換部品として特定する、
(((12)))に記載の情報処理装置。
(((14)))
前記プロセッサは、
前記優先事項情報として、時間よりもコストの方を優先することを示す情報を取得した場合、前記組み立て体ではなく前記機能部品を前記交換部品として特定する、
(((13)))に記載の情報処理装置。
(((15)))
前記プロセッサは、
特定した前記組み立て体についての情報を出力するとともに、当該組み立て体を構成する部品の各々についての情報も出力する、
(((13)))に記載の情報処理装置。
(((16)))
前記プロセッサは、
前記交換部品として特定した前記機能部品についての情報を出力するとともに、前記組み立て体についての情報も出力する、
(((14)))に記載の情報処理装置。
(((17)))
前記プロセッサは、
前記組み立て体を構成する部品の各々についての情報も出力する、
(((16)))に記載の情報処理装置。
(((18)))
装置を構成する一部の部品に替えて当該装置に設置可能な部品である交換部品を特定する機能と、
特定した前記交換部品の形態についての情報、特定した当該交換部品の重さについての情報、および、特定した当該交換部品の前記装置への設置に関する情報のうちの何れか1つ以上の情報を出力する機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
(((19)))
ユーザが優先する事項である優先事項についての情報である優先事項情報を取得する機能と、
取得した前記優先事項情報により特定される優先事項を基に、装置を構成する一部の部品に替えて当該装置に新たに設置される部品である交換部品を特定する機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
【0087】
(((1)))に係る情報処理装置によれば、交換部品の型番についての情報のみが出力される場合に比べ、装置を構成する一部の部品を交換部品に替える際の利便性を高めることができる。
(((2)))に係る情報処理装置によれば、交換部品の大きさについての情報を被通知者に通知することが可能となる。
(((3)))に係る情報処理装置によれば、交換部品の寸法についての情報を被通知者に通知することが可能となる。
(((4)))に係る情報処理装置によれば、交換部品を覆っている外装材についての情報を被通知者に通知することが可能となる。
(((5)))に係る情報処理装置によれば、交換部品を覆っている外装材が袋状であるか箱状であるかを示す情報を被通知者に通知することが可能となる。
(((6)))に係る情報処理装置によれば、交換部品の装置への運搬の容易さについての情報を被通知者に通知することが可能となる。
(((7)))に係る情報処理装置によれば、交換部品の装置への設置に必要な作業時間についての情報を被通知者に通知することが可能となる。
(((8)))に係る情報処理装置によれば、外装材により覆われている状態にある交換部品についての情報を被通知者に通知することが可能となる。
(((9)))に係る情報処理装置によれば、外装材により覆われていない状態にある交換部品についての情報を被通知者に通知することが可能となる。
(((10)))に係る情報処理装置によれば、交換部品の画像を被提供者に提供することが可能となる。
(((11)))に係る情報処理装置によれば、交換部品の各々の縮尺を統一しない場合に比べ、複数の交換部品の各々の大きさの違いを把握しやすいものにできる。
(((12)))に係る情報処理装置によれば、交換部品の型番についての情報のみが出力される場合に比べ、装置を構成する一部の部品を交換部品に替える際の利便性を高めることができる。
(((13)))に係る情報処理装置によれば、ユーザがコストよりも時間の方を優先する場合に、情報の被提供者に対して、組み立て体についての情報の提供を行うことが可能になる。
(((14)))に係る情報処理装置によれば、ユーザが時間よりもコストの方を優先する場合に、情報の被提供者に対して、交換がなされる一部の部品が有する機能を果たす部品である機能部品についての情報の提供を行うことが可能となる。
(((15)))に係る情報処理装置によれば、情報の被提供者に対して、組み立て体を構成する部品の各々についての情報の提供を行うことが可能になる。
(((16)))に係る情報処理装置によれば、情報の被提供者に対して、組み立て体についての情報の提供を行うことが可能になる。
(((17)))に係る情報処理装置によれば、情報の被提供者に対して、組み立て体を構成する部品の各々についての情報の提供を行うことが可能になる。
(((18)))に係るプログラムによれば、交換部品の型番についての情報のみが出力される場合に比べ、装置を構成する一部の部品を交換部品に替える際の利便性を高めることができる。
(((19)))に係るプログラムによれば、交換部品の型番についての情報のみが出力される場合に比べ、装置を構成する一部の部品を交換部品に替える際の利便性を高めることができる。
【符号の説明】
【0088】
1…情報処理システム、11…演算処理部、11a…CPU、100…画像形成装置、200…サーバ装置、400…端末装置
図1
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図4
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図8
図9