(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024076236
(43)【公開日】2024-06-05
(54)【発明の名称】認証装置
(51)【国際特許分類】
G06F 21/32 20130101AFI20240529BHJP
G06T 7/00 20170101ALI20240529BHJP
G06V 40/16 20220101ALI20240529BHJP
G06V 40/70 20220101ALI20240529BHJP
【FI】
G06F21/32
G06T7/00 510F
G06V40/16 A
G06V40/70
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022187712
(22)【出願日】2022-11-24
(71)【出願人】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100124811
【弁理士】
【氏名又は名称】馬場 資博
(74)【代理人】
【識別番号】100088959
【弁理士】
【氏名又は名称】境 廣巳
(74)【代理人】
【識別番号】100097157
【弁理士】
【氏名又は名称】桂木 雄二
(74)【代理人】
【識別番号】100187724
【弁理士】
【氏名又は名称】唐鎌 睦
(72)【発明者】
【氏名】窪田 清仁
【テーマコード(参考)】
5B043
【Fターム(参考)】
5B043BA07
5B043CA05
(57)【要約】 (修正有)
【課題】認証を行うために行う事前登録に手間がかからない認証装置、認証方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】撮像装置と、変換装置と、認証装置と、を有する認証システムにおいて、認証装置500は、第1の生体認証の認証対象となる来訪者に対して当該来訪者の属性を問い合わせる問い合わせ部521と、問い合わせ部521に対する回答に応じて声紋データを取得する取得部522と、取得部522が取得した前記声紋データに基づいて、所定の条件を満たす場合に第1の生体認証とは異なる第2の生体認証である声紋認証を行う声紋認証部523と、を有する。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の生体認証の認証対象となる来訪者に対して当該来訪者の属性を問い合わせる問い合わせ部と、
前記問い合わせ部に対する回答に応じて声紋データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記声紋データに基づいて、所定の条件を満たす場合に前記第1の生体認証とは異なる第2の生体認証である声紋認証を行う声紋認証部と、
を有する
認証装置。
【請求項2】
請求項1に記載の認証装置であって、
前記声紋認証部は、来訪者が2回目以降の来訪であると判断される場合に、前記取得部が取得した前記声紋データに基づいて声紋認証を行う
認証装置。
【請求項3】
請求項1に記載の認証装置であって、
前記取得部は、来訪者が初回の来訪であると判断される場合に、取得した前記声紋データを記憶装置に格納する
認証装置。
【請求項4】
請求項1に記載の認証装置であって、
第1の生体認証を行う第1認証部を有し、
前記声紋認証部は、前記第1認証部による認証の結果に応じて声紋認証を行う
認証装置。
【請求項5】
請求項4に記載の認証装置であって、
前記声紋認証部は、前記第1認証部による認証が失敗した場合に、声紋認証を行う
認証装置。
【請求項6】
請求項4に記載の認証装置であって、
第1の生体認証は顔認証であり、
前記問い合わせ部による問い合わせの際に前記顔認証を行うための画像データを取得する画像データ取得部を有する
認証装置。
【請求項7】
請求項4に記載の認証装置であって、
前記第1認証部は、予め記憶するデータに基づいて第1の生体認証を行い、
前記声紋認証部は、来訪者が2回目以降の来訪であると判断される場合に、初回の来訪時に取得した声紋データを含むデータに基づいて声紋認証を行う
認証装置。
【請求項8】
請求項1に記載の認証装置であって、
前記取得部は、来訪者が属性を回答した際の音声データに基づいて前記声紋データを取得する
認証装置。
【請求項9】
情報処理装置が、
第1の生体認証の認証対象となる来訪者に対して当該来訪者の属性を問い合わせ、
前記問い合わせに対する回答に応じて声紋データを取得し、
取得した前記声紋データに基づいて、前記第1の生体認証とは異なる第2の生体認証である声紋認証を行う
認証方法。
【請求項10】
情報処理装置に、
第1の生体認証の認証対象となる来訪者に対して当該来訪者の属性を問い合わせ、
前記問い合わせに対する回答に応じて声紋データを取得し、
取得した前記声紋データに基づいて、前記第1の生体認証とは異なる第2の生体認証である声紋認証を行う
処理を実現するためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、認証装置、認証方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
顔認証などの生体認証を複数組み合わせて行うマルチモーダル認証という技術が知られている。
【0003】
このような技術の一例として、例えば、特許文献1がある。特許文献1には、身元検証サービスを提供するためのコンピュータシステムの動作方法が記載されている。例えば、特許文献1によると、上記方法は、コンピュータシステムとクライアントシステムとの間のセキュアチャンネルを介してクライアントシステムから一次生体データと、一次生体データとは異なる二次生体データとを取得する。また、上記方法は、一次生体データに基づいて他のユーザのセットのうちから1人又は複数の一致ユーザを特定し、二次生体データに基づいて1人又は複数の前記一致ユーザの修正を介して候補身元のセットを決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されているような方法の場合、一次生体データや二次生体データなど複数の生体データを事前に登録しておくことが必要になる。その結果、認証を行うために行う事前登録に手間がかかる、という課題が生じていた。
【0006】
そこで、本発明は、上述した課題を解決することが可能な認証装置、認証方法、プログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するため本発明の一形態である認証装置は、
第1の生体認証の認証対象となる来訪者に対して当該来訪者の属性を問い合わせる問い合わせ部と、
前記問い合わせ部に対する回答に応じて声紋データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記声紋データに基づいて、所定の条件を満たす場合に前記第1の生体認証とは異なる第2の生体認証である声紋認証を行う声紋認証部と、
を有する
という構成をとる。
【0008】
また、本発明の他の形態である認証方法は、
第1の生体認証の認証対象となる来訪者に対して当該来訪者の属性を問い合わせ、
前記問い合わせに対する回答に応じて声紋データを取得し、
取得した前記声紋データに基づいて、所定の条件を満たす場合に前記第1の生体認証とは異なる第2の生体認証である声紋認証を行う
という構成をとる。
【0009】
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
第1の生体認証の認証対象となる来訪者に対して当該来訪者の属性を問い合わせ、
前記問い合わせに対する回答に応じて声紋データを取得し、
取得した前記声紋データに基づいて、所定の条件を満たす場合に前記第1の生体認証とは異なる第2の生体認証である声紋認証を行う
処理を実現させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0010】
上述したような各構成によると、上述したような課題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本開示の第1の実施形態における認証システムの構成例を示す図である。
【
図5】認証装置の動作例を示すフローチャートである。
【
図7】本開示の第2の実施形態における認証装置のハードウェア構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態を
図1から
図6までを参照して説明する。
図1は、認証システム100の構成例を示す図である。
図2は、認証装置400の構成例を示すブロック図である。
図3は、事前登録情報441の一例を示す図である。
図4は、声紋情報442の一例を示す図である。
図5は、認証装置400の動作例を示すフローチャートである。
図6は、認証システム100の変形例を示す図である。
【0013】
本開示の第1の実施形態では、第1の生体認証として顔認証を行うとともに、必要に応じて第2の生体認証である声紋認証を行うことができる認証システム100について説明する。例えば、認証システム100は、来訪者の会社名や名前などの属性情報と顔データなどを事前情報として予め記憶しておく。そして、認証システム100は、初回の来訪時において、予め登録した顔画像に基づく顔認証を行う。また、認証システム100は、顔認証を行うとともに、声紋データの取得を行う。例えば、認証システム100は、会社名や名前など来訪者の属性情報を問い合わせた結果に応じて声紋データを取得する。これにより、認証システム100は、来訪者に声紋データの取得を意識させることなく、声紋データを取得することができる。
【0014】
また、認証システム100は、2回目以降の来訪時において、上記取得した声紋データを用いた声紋認証を行うことができる。例えば、認証システム100は、顔認証を行うとともに、会社名や名前など来訪者の属性情報を問い合わせた結果に基づいて声紋認証を行うことができる。例えば、以上のような構成により、認証システム100は、来訪者に対して声紋情報の事前登録を求めることなく、必要に応じて顔認証とともに声紋認証を行うことができる。換言すると、認証システム100は、来訪者が以前に来訪しているか否かに応じて、異なる内容の認証処理を行うことができる。また、属性情報の問い合わせに応じた声紋認証を行うことで、認証システム100は、来訪者に声紋認証を意識させることなく、自然な形で声紋認証を行うことができる。
【0015】
なお、認証システム100は、任意の方法を用いて初回の来訪であるか否かを判別してよい。例えば、認証システム100は、来訪者ごとに予定来訪時刻を示す情報を事前情報として予め有しており、各来訪者が来訪した時刻などに応じて来訪者の特定を行うことで、初回の来訪であるか否かの判別を行うことができる。認証システム100は、来訪者の属性情報を問い合わせた結果に応じた来訪者からの回答の内容に応じて来訪者を特定することで、初回の来訪であるか否かの判別を行ってもよい。また、認証システム100は、顔認証の結果に応じて来訪者を特定することで、初回の来訪であるか否かの判別を行ってもよい。また、認証システム100は、取得した声紋情報と同一または類似する声紋情報が記憶部440に既に格納されているか否か確認することで、初回の来訪であるか否か判別してもよい。認証システム100は、上記例示した方法のいずれか、または、組み合わせで初回の来訪であるか否か判別することができる。認証システム100は、上記例示した以外の方法を用いて初回の来訪であるか否かの判別を行ってもよい。
【0016】
なお、以下においては、認証システム100が第1の生体認証として顔認証を行う場合について例示する。しかしながら、認証システム100は、第1の生体認証として顔認証以外の生体認証を行ってもよい。例えば、認証システム100は、第1の生体認証として、虹彩認証、指紋認証、歩容認証、そのほか任意の生体認証を行ってもよい。また、認証システム100は、各種生体認証を行うために必要な構成を有してよい。
【0017】
図1は、認証システム100の構成例を示している。
図1を参照すると、認証システム100は、例えば、撮像装置200と、変換装置300と、認証装置400と、を有している。
図1で示すように、撮像装置200と変換装置300とは、有線または無線により互いに通信可能なよう接続されている。また、変換装置300と認証装置400とは、有線または無線により互いに通信可能なよう接続されている。
【0018】
撮像装置200は、来訪者の顔を被写体とした画像データを取得する装置である。撮像装置200は、所定の場所に予め設置されたカメラなどであってよい。また、撮像装置200は、取得した画像データを認証装置400に対して送信する。
【0019】
撮像装置200は、任意のタイミングで来訪者の顔を被写体とした画像データを取得することができる。例えば、撮像装置200は、来訪者の存在を検知するセンサなどを有しており、センサによる検知結果などに応じて来訪者の画像データを取得することができる。また、撮像装置200は、後述する認証装置400が有する問い合わせ部454などによる問い合わせを行っているタイミングなどで画像データの取得を行ってもよい。ここで、問い合わせに対する回答を行っている間は、来訪者が所定の領域内にとどまっている可能性が高い。そのため、上記タイミングで撮像を行うことで、自然なタイミングでより適切な画像データを取得できる可能性が高いものと想定される。また、撮像装置200は、認証装置400などを操作する操作者による操作などに応じて画像データを取得してもよい。
【0020】
変換装置300は、認証装置400からの指示などに応じて音声情報を出力する。また、変換装置300は、来訪者などが発した音声を電気信号に変換して認証装置400などに送信する。例えば、変換装置300は、マイクロフォンやスピーカなどの一般的な変換装置であってよい。
【0021】
後述するように、変換装置300は、来訪者の属性情報を問い合わせる旨の音声情報などを認証装置400からの指示に応じて出力することができる。また、変換装置300は、上記出力に応じて来訪者が発する音声などを変換した電気信号を認証装置400に対して送信することができる。
【0022】
認証装置400は、顔認証を行うとともに所定の条件を満たす場合に声紋認証を行う情報処理装置である。
図2は、認証装置400の構成例を示している。
図2を参照すると、認証装置400は、主な構成要素として、例えば、操作入力部410と、画面表示部420と、通信I/F部430と、記憶部440と、演算処理部450と、を有している。
【0023】
なお、
図2では、1台の情報処理装置を用いて認証装置400としての機能を実現する場合について例示している。しかしながら、認証装置400は、例えば、クラウド上に実現されるなど、複数台の情報処理装置を用いて実現されてもよい。また、認証装置400は、操作入力部410や画面表示部420を有さないなど上記例示した構成の一部を含まなくてもよいし、上記例示した以外の構成を有してもよい。
【0024】
操作入力部410は、キーボード、マウスなどの操作入力装置からなる。操作入力部410は、認証装置400を操作する操作者の操作を検出して演算処理部450に出力する。
【0025】
画面表示部420は、LCD(Liquid Crystal Display、液晶ディスプレイ)などの画面表示装置からなる。画面表示部420は、演算処理部450からの指示に応じて、記憶部440に格納されている各種情報などを画面表示することができる。
【0026】
通信I/F部430は、データ通信回路などからなる。通信I/F部430は、通信回線を介して接続された撮像装置200、変換装置300、そのほか外部装置などとの間でデータ通信を行う。
【0027】
記憶部440は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置である。記憶部440は、演算処理部450における各種処理に必要な処理情報やプログラム444を記憶する。プログラム444は、演算処理部450に読み込まれて実行されることにより各種処理部を実現する。プログラム444は、通信I/F部430などのデータ入出力機能を介して外部装置や記録媒体から予め読み込まれ、記憶部440に保存されている。記憶部440で記憶される主な情報としては、例えば、事前登録情報441、声紋情報442、画像データ情報443などがある。
【0028】
事前登録情報441は、予め取得した来訪者の事前情報やそのほか来訪者についての情報を含んでいる。例えば、事前登録情報441に含まれる情報は、通信I/F部430を介して外部装置から取得すること、操作入力部410を用いて入力すること、などの方法を用いて予め取得されており、記憶部440に格納されている。
【0029】
図3は、事前登録情報441の一例を示している。
図3を参照すると、事前登録情報441では、例えば、識別情報と属性情報と顔データとが関連付けられている。ここで、識別情報は、関連する属性情報や顔データなどを識別するための情報である。例えば、識別情報は、情報を登録する来訪者ごとに一意に定められている。属性情報は、来訪者の属性を示す情報である。例えば、属性情報には、来訪者の氏名や来訪者が所属する会社名などを示す情報のうちの少なくとも一部が含まれる。属性情報には、部署名など上記例示した以外の来訪者の属性を示す情報が含まれてもよい。また、顔データは、来訪者の顔を被写体とした画像データである。顔データは、携帯端末などが有するカメラ機能などを用いて撮影されたものなど一般的なデータであってよい。また、顔データは、顔を被写体とした画像データの代わりに、顔の画像データから抽出した顔の特徴量などであってもよい。
【0030】
なお、事前登録情報441には、
図3で例示した以外の情報が含まれてもよい。例えば、事前登録情報441には、初回の来訪であるか否かを示す情報、来訪回数を示す情報、来訪予定日時を示す情報、訪問相手を示す情報などのうちの少なくとも一部が含まれてもよい。事前登録情報441には、上記例示した以外の情報が含まれてもよい。
【0031】
声紋情報442は、初回来訪時などに取得した、来訪者の声紋データについての情報を含んでいる。例えば、声紋情報442は、声紋取得部455が声紋データを取得することなどに応じて更新される。
【0032】
図4は、声紋情報442の一例を示している。
図4を参照すると、声紋情報442では、例えば、識別情報と声紋データとが関連付けられている。ここで、識別情報は、関連する声紋データなどを識別するための情報である。例えば、識別情報は、上述した事前登録情報441に含まれる識別情報に対応するものであってもよい。また、声紋データは、音声の特徴量を示す情報を含む。例えば、声紋データは、来訪者が会社名や名前などの所定のフレーズを回答する際における音声の特徴量を示す情報であってよい。
【0033】
画像データ情報443は、撮像装置200が取得した画像データについての情報を含んでいる。換言すると、画像データ情報443には、来訪者の顔を被写体とした画像データが含まれる。例えば、画像データ情報443は、顔画像取得部452が撮像装置200から画像データを取得することなどに応じて更新される。なお、画像データ情報443に含まれる画像データは、適宜削除されるよう構成してもよい。
【0034】
演算処理部450は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置とその周辺回路を有する。演算処理部450は、記憶部440からプログラム444を読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム444とを協働させて各種処理部を実現する。演算処理部450で実現される主な処理部としては、例えば、事前情報取得部451、顔画像取得部452、顔認証部453、問い合わせ部454、声紋取得部455、声紋認証部456、処理部457などがある。
【0035】
なお、演算処理部450は、上述したCPUの代わりに、GPU(Graphic Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、MPU(Micro Processing Unit)、FPU(Floating point number Processing Unit)、PPU(Physics Processing Unit)、TPU(Tensor Processing Unit)、量子プロセッサ、マイクロコントローラ、又は、これらの組み合わせなどを有してもよい。
【0036】
事前情報取得部451は、外部装置などから事前情報を取得する。または、事前情報取得部451は、操作者による操作入力部410に対する操作などに応じて、事前情報を取得する。例えば、事前情報取得部451は、事前情報として、来訪者の氏名や来訪者が所属する会社名などを示す情報である属性情報や来訪者の顔を被写体とした画像データなどを取得する。事前情報取得部451は、来訪予定日時など上記例示した以外の情報を取得してもよい。また、事前情報取得部451は、取得した事前情報を事前登録情報441として記憶部440に格納する。
【0037】
なお、事前情報取得部451は、任意のタイミングで事前情報を外部装置などから取得してよい。例えば、事前情報取得部451は、来訪者が認証システム100を利用するタイミングよりも前のタイミングで事前情報を取得してよい。
【0038】
顔画像取得部452は、撮像装置200が取得した画像データを撮像装置200から取得する。また、顔画像取得部452は、取得した画像データを画像データ情報443として記憶部440に格納する。
【0039】
顔認証部453は、顔画像取得部452が取得した画像データに基づく顔認証を行う。換言すると、顔認証部453は、顔画像取得部452が取得した画像データと同一または類似する画像データが事前登録情報441に格納されているか否か確認する。
【0040】
本実施形態においては、顔認証部453が行う顔認証処理の具体的な内容については特に限定しない。顔認証部453は、一般的な顔認証処理を行ってよい。例えば、顔認証部453は、顔画像取得部452が取得した画像データから顔領域を検出するとともに、検出結果に基づいて顔の特徴量を算出する。また、顔認証部453は、算出した特徴量と、事前登録情報441に含まれる各顔データから算出される各特徴量と、の間の類似度を算出する。そして、顔認証部453は、算出した類似度が所定閾値以上となる場合があるか否か確認することなどにより、顔画像取得部452が取得した画像データに類似する顔データが事前登録情報441に含まれるか否か確認することができる。例えば、顔画像取得部452が取得した画像データに類似する顔データが事前登録情報441に含まれる場合、顔認証部453は認証成功と判断するとともに、上記確認の結果に応じて来訪者を特定することができる。一方、顔画像取得部452が取得した画像データに類似する顔データが事前登録情報441に含まれない場合、顔認証部453は認証失敗と判断することができる。
【0041】
また、来訪日時や後述する問い合わせ部454による問い合わせに対する回答などに応じて、認証装置400は、認証対象となる来訪者の候補を特定することができる。顔認証部453は、顔画像取得部452が取得した画像データから算出した特徴量と、事前登録情報441に含まれる特定した候補の顔データから算出される特徴量と、の間の類似度を算出することで、来訪者が事前に登録された人物と同一であるか否か確認するよう構成してもよい。この場合、顔認証部453は、算出した類似度が所定閾値以上となることを条件に認証成功と判断してもよい。なお、認証対象となる候補の特定は、例えば、操作入力部410に対する操作者の操作などに応じて行われてもよい。
【0042】
問い合わせ部454は、来訪者に対する属性情報の問い合わせを行う。例えば、問い合わせ部454は、来訪者の名前や会社名を問い合わせる所定の音声を出力するよう変換装置300に対して指示することで、来訪者に対する属性情報の問い合わせを行う。問い合わせ部454は、来訪者の属性情報を問い合わせる旨を示す予め定められた音声データの出力を変換装置300に対して指示することで、上記問い合わせを実現してよい。問い合わせ部454は、音声合成技術などを活用して上記問い合わせを実現してもよい。
【0043】
なお、問い合わせ部454は、任意のタイミングで問い合わせを行うことができる。例えば、問い合わせ部454は、来訪者の存在を検知するセンサなどによるセンシング結果などに応じて問い合わせを行ってよい。センサは、撮像装置200付近など任意の箇所に設置されていてよい。また、問い合わせ部454は、認証装置400などを操作する操作者による操作などに応じて問い合わせを行ってもよい。問い合わせ部454は、撮像装置200から画像データを取得した際などに問い合わせを行ってもよい。
【0044】
声紋取得部455は、問い合わせ部454による問い合わせの結果に応じて声紋データを取得する。
【0045】
例えば、声紋取得部455は、上述した問い合わせ部454による問い合わせに応じて来訪者が発した音声を電気信号に変換した音声データを変換装置300から取得する。また、声紋取得部455は、取得した音声データに基づいて、音声の特徴量である声紋データを取得する。上述したように、問い合わせ部454は、来訪者に対して属性情報の問い合わせを行っている。そのため、声紋取得部455は、来訪者が氏名や会社名などの属性情報を回答した際の音声データに基づいて声紋データを取得することができる。換言すると、声紋取得部455は、ある程度特定されたフレーズの音声データに基づいて声紋データを取得することができる。
【0046】
また、声紋取得部455は、取得した声紋データを声紋情報442として記憶部440に格納することができる。例えば、声紋取得部455は、初回の来訪であると判別される場合に、取得した声紋データを声紋情報442として記憶部440に格納することができる。なお、上述したように、初回の来訪であるか否かの判断は、来訪者の来訪時刻、問い合わせに対する回答の内容、顔認証の結果、声紋情報格納の有無などに応じて行ってよい。
【0047】
声紋認証部456は、所定の条件を満たす場合に、声紋取得部455が取得した声紋データに基づく声紋認証を行う。例えば、声紋認証部456は、2回目以降の来訪であり、かつ、顔認証に失敗した場合に、声紋認証を行う。声紋認証部456は、顔認証の成否にかかわらず声紋認証を行うよう構成してもよい。
【0048】
本実施形態においては、声紋認証部456が行う声紋認証処理の具体的な内容については特に限定しない。声紋認証部456は、一般的な声紋認証処理を行ってよい。例えば、声紋認証部456は、声紋取得部455が取得した声紋データと、声紋情報442に含まれる各声紋データと、の間の類似度を算出する。そして、声紋認証部456は、算出した類似度が所定閾値以上となる場合があるか否か確認することなどにより、声紋取得部455が取得した声紋データに類似する声紋データが声紋情報442に含まれるか否か確認することができる。例えば、声紋取得部455が取得した声紋データに類似する声紋データが声紋情報442に含まれる場合、声紋認証部456は、認証成功と判断するとともに上記確認の結果に応じて来訪者を特定することができる。一方、声紋取得部455が取得した声紋データに類似する声紋データが声紋情報442に含まれない場合、声紋認証部456は、認証失敗と判断することができる。
【0049】
また、来訪日時や後述する問い合わせ部454による問い合わせに対する回答などに応じて認証対象となる候補が特定されている場合、声紋認証部456は、声紋取得部455が取得した声紋データと、声紋情報442に含まれる特定した候補の声紋データと、の間の類似度を算出することで声紋認証を行うよう構成してもよい。この場合、声紋認証部456は、算出した類似度が所定閾値以上となることを条件に認証成功と判断してもよい。なお、認証対象となる候補の特定は、例えば、操作入力部410に対する操作者の操作などに応じて行われてもよい。
【0050】
処理部457は、顔認証部453や声紋認証部456による認証処理の結果に応じた処理を行う。例えば、処理部457は、初回の来訪であるか否かに応じて、異なる処理を行ってよい。
【0051】
例えば、初回の来訪時において、顔認証部453による認証に成功した場合、処理部457は、来訪者が入場可能であると判断して扉を開けるなどの所定の処理を行うことができる。一方、顔認証部453による認証に失敗した場合、処理部457は、上記処理を行わない。この場合、処理部457は、警備員を呼ぶなど認証失敗時の処理を行ってよい。
【0052】
また、2回目以降の来訪時において、顔認証部453による認証と声紋認証部456による認証のうちのいずれかの認証に成功した場合、処理部457は、来訪者が入場可能であると判断して扉を開けるなどの所定の処理を行うことができる。一方、顔認証部453による認証と声紋認証部456による認証をともに失敗した場合、処理部457は、上記処理を行わない。この場合、処理部457は、警備員を呼ぶなど認証失敗時の処理を行ってよい。
【0053】
以上が、認証装置400の構成例である。続いて、
図5を参照して、認証装置400の動作例について説明する。
【0054】
図5は、認証装置400の動作例を示すフローチャートである。
図5を参照すると、顔画像取得部452は、撮像装置200が取得した画像データを撮像装置200から取得する(ステップS101)。
【0055】
問い合わせ部454は、来訪者に対する属性情報の問い合わせを行う(ステップS102)。例えば、問い合わせ部454は、来訪者の名前や会社名を問い合わせる所定の音声を出力するよう変換装置300に対して指示することで、来訪者に対する属性情報の問い合わせを行う。
【0056】
声紋取得部455は、問い合わせ部454による問い合わせの結果に応じて声紋データを取得する(ステップS103)。例えば、声紋取得部455は、来訪者が氏名や会社名などの属性情報を回答した際の音声データに基づいて声紋データを取得する。
【0057】
初回の来訪であると判断される場合(ステップS104、Yes)、声紋取得部455は、取得した声紋データを声紋情報442として記憶部440に格納する(ステップS105)。また、顔認証部453は、顔画像取得部452が取得した画像データに基づく顔認証を行う(ステップS106)。顔認証に成功した場合(ステップS106、Yes)、処理部457は入場可能であると判断する(ステップS107)。一方、顔認証に失敗した場合(ステップS106、No)、処理部457は、ステップS107の判断を行わない。この場合、処理部457は、警備員を呼ぶなど認証失敗時の処理を行ってよい。
【0058】
また、2回目以降の来訪であると判断される場合(ステップS104、No)、顔認証部453は、顔画像取得部452が取得した画像データに基づく顔認証を行う(ステップS108)。顔認証に成功した場合(ステップS108、Yes)、処理部457は入場可能であると判断する(ステップS109)。一方、顔認証に失敗した場合(ステップS108、No)、声紋認証部456は、声紋認証を行う(ステップS110)。声紋認証に成功した場合(ステップS110、Yes)、処理部457は入場可能であると判断する(ステップS109)。一方、声紋認証に失敗した場合(ステップS110、No)、処理部457は、ステップS109の判断を行わない。この場合、処理部457は、警備員を呼ぶなど認証失敗時の処理を行ってよい。
【0059】
以上が、認証装置400の動作例である。なお、
図5は認証装置400の動作の一例を示しており、認証装置400の動作は
図5で例示する場合に限定されない。例えば、ステップS101とステップS102の処理はいずれが先に実行されてもよいし、並列で実行されてもよい。また、2回目以降の来訪において、認証装置400は、顔認証の成否にかかわらず声紋認証を行うよう構成してもよい。
【0060】
このように、認証装置400は、問い合わせ部454と、声紋取得部455とを有している。このような構成によると、声紋取得部455は、問い合わせ部454が問い合わせた結果に応じて声紋データを取得することができる。その結果、認証装置400は、来訪者に声紋データの取得を気づかせることなく、声紋データに基づく声紋認証を行うことができるようになる。これにより、例えば、日照条件の変化などにより顔認証に失敗した際でも声紋認証に基づく入場処理などを行うことができる。例えば、工場に入場するための認証処理を行うような場合、時間帯などによっては顔認証の精度が落ちることがある。このような場合でも、認証装置400は、声紋データに基づく認証を行うことができる。そのため、認証装置400は、顔認証に失敗した場合でも、顔認証の失敗を来訪者に気づかせることなく、声紋認証に基づく入場処理を行うことができる。また、認証装置400は、声紋取得部455が取得した声紋データに基づく声紋認証を行う。そのため、認証装置400に対して事前に声紋データを登録しておく必要はない。その結果、事前登録の手間を抑制することができる。
【0061】
なお、認証システム100の構成は、
図1で例示した場合に限定されない。例えば、
図6で例示するように、変換装置300としての機能を人型のロボット310などが有するように構成してもよい。このような構成によると、より自然な形で声紋データの取得や声紋認証を行うことができる。
【0062】
[第2の実施形態]
次に、本開示の第2の実施形態について、
図7、
図8を参照して説明する。
図7は、認証装置500のハードウェア構成例を示す図である。
図8は、認証装置500の構成例を示すブロック図である。
【0063】
本開示の第2の実施形態においては、声紋データを取得して声紋認証を行う情報処理装置である認証装置500の構成例について説明する。
図7は、認証装置500のハードウェア構成例を示している。
図7を参照すると、認証装置500は、一例として、以下のようなハードウェア構成を有している。
・CPU(Central Processing Unit)501(演算装置)
・ROM(Read Only Memory)502(記憶装置)
・RAM(Random Access Memory)503(記憶装置)
・RAM503にロードされるプログラム群504
・プログラム群504を格納する記憶装置505
・情報処理装置外部の記録媒体510の読み書きを行うドライブ装置506
・情報処理装置外部の通信ネットワーク511と接続する通信インタフェース507
・データの入出力を行う入出力インタフェース508
・各構成要素を接続するバス509
【0064】
また、認証装置500は、プログラム群504をCPU501が取得して当該CPU501が実行することで、
図8に示す問い合わせ部521、取得部522、声紋認証部523としての機能を実現することができる。なお、プログラム群504は、例えば、予め記憶装置505やROM502に格納されており、必要に応じてCP501がRAM503などにロードして実行する。また、プログラム群504は、通信ネットワーク511を介してCPU501に供給されてもよいし、予め記録媒体510に格納されており、ドライブ装置506が該プログラムを読み出してCPU501に供給してもよい。
【0065】
なお、
図7は、認証装置500のハードウェア構成例を示している。認証装置500のハードウェア構成は上述した場合に限定されない。例えば、認証装置500は、ドライブ装置506を有さないなど、上述した構成の一部から構成されてもよい。
【0066】
問い合わせ部521は、第1の生体認証の認証対象となる来訪者に対して当該来訪者の属性を問い合わせる。例えば、問い合わせ部521は、音声情報を出力することで、来訪者に対する問い合わせを行うことができる。
【0067】
取得部522は、問い合わせ部521に対する回答に応じて声紋データを取得する。
【0068】
声紋認証部523は、取得部522が取得した声紋データに基づいて、第1の生体認証とは異なる第2の生体認証である声紋認証を行う。
【0069】
このように、認証装置500は、問い合わせ部521と取得部522と声紋認証部523とを有している。このような構成によると、声紋認証部523は、問い合わせ部521による問い合わせに応じて取得部522が取得した声紋データに基づいて声紋認証を行うことができる。その結果、事前に声紋データの登録を求めることなく、声紋認証を行うことができる。
【0070】
なお、上述した認証装置500は、当該認証装置500などの情報処理装置に所定のプログラムが組み込まれることで実現できる。具体的に、本発明の他の形態であるプログラムは、認証装置500などの情報処理装置に、第1の生体認証の認証対象となる来訪者に対して当該来訪者の属性を問い合わせ、問い合わせに対する回答に応じて声紋データを取得し、取得した声紋データに基づいて、第1の生体認証とは異なる第2の生体認証である声紋認証を行う、処理を実現するためのプログラムである。
【0071】
また、上述した認証装置500などの情報処理装置により実行される認証方法は、認証装置500などの情報処理装置が、第1の生体認証の認証対象となる来訪者に対して当該来訪者の属性を問い合わせ、問い合わせに対する回答に応じて声紋データを取得し、取得した声紋データに基づいて、第1の生体認証とは異なる第2の生体認証である声紋認証を行う、という方法である。
【0072】
上述した構成を有する、プログラム、又は、プログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体、又は、認証方法、の発明であっても、上述した認証装置500と同様の作用・効果を奏するために、上述した本開示の目的を達成することができる。
【0073】
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における認証装置などの概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
【0074】
(付記1)
第1の生体認証の認証対象となる来訪者に対して当該来訪者の属性を問い合わせる問い合わせ部と、
前記問い合わせ部に対する回答に応じて声紋データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記声紋データに基づいて、所定の条件を満たす場合に前記第1の生体認証とは異なる第2の生体認証である声紋認証を行う声紋認証部と、
を有する
認証装置。
(付記2)
付記1に記載の認証装置であって、
前記声紋認証部は、来訪者が2回目以降の来訪であると判断される場合に、前記取得部が取得した前記声紋データに基づいて声紋認証を行う
認証装置。
(付記3)
付記1または付記2に記載の認証装置であって、
前記取得部は、来訪者が初回の来訪であると判断される場合に、取得した前記声紋データを記憶装置に格納する
認証装置。
(付記4)
付記1から付記3までのうちのいずれか1項に記載の認証装置であって、
第1の生体認証を行う第1認証部を有し、
前記声紋認証部は、前記第1認証部による認証の結果に応じて声紋認証を行う
認証装置。
(付記5)
付記4に記載の認証装置であって、
前記声紋認証部は、前記第1認証部による認証が失敗した場合に、声紋認証を行う
認証装置。
(付記6)
付記4または付記5に記載の認証装置であって、
第1の生体認証は顔認証であり、
前記問い合わせ部による問い合わせの際に前記顔認証を行うための画像データを取得する画像データ取得部を有する
認証装置。
(付記7)
付記4から付記6までのうちのいずれか1項に記載の認証装置であって、
前記第1認証部は、予め記憶するデータに基づいて第1の生体認証を行い、
前記声紋認証部は、来訪者が2回目以降の来訪であると判断される場合に、初回の来訪時に取得した声紋データを含むデータに基づいて声紋認証を行う
認証装置。
(付記8)
付記1から付記7までのうちのいずれか1項に記載の認証装置であって、
前記取得部は、来訪者が属性を回答した際の音声データに基づいて前記声紋データを取得する
認証装置。
(付記9)
情報処理装置が、
第1の生体認証の認証対象となる来訪者に対して当該来訪者の属性を問い合わせ、
前記問い合わせに対する回答に応じて声紋データを取得し、
取得した前記声紋データに基づいて、前記第1の生体認証とは異なる第2の生体認証である声紋認証を行う
認証方法。
(付記10)
情報処理装置に、
第1の生体認証の認証対象となる来訪者に対して当該来訪者の属性を問い合わせ、
前記問い合わせに対する回答に応じて声紋データを取得し、
取得した前記声紋データに基づいて、前記第1の生体認証とは異なる第2の生体認証である声紋認証を行う
処理を実現するためのプログラム。
【0075】
なお、上記各実施形態及び付記において記載したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていたりする。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
【0076】
以上、上記各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることが出来る。
【符号の説明】
【0077】
100 認証システム
200 撮像装置
300 変換装置
310 ロボット
400 認証装置
410 操作入力部
420 画面表示部
430 通信I/F部
440 記憶部
441 事前登録情報
442 声紋情報
443 画像データ情報
444 プログラム
450 演算処理部
451 事前情報取得部
452 顔画像取得部
453 顔認証部
454 問い合わせ部
455 声紋取得部
456 声紋認証部
457 処理部
500 認証装置
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 プログラム群
505 記憶装置
506 ドライブ装置
507 通信インタフェース
508 入出力インタフェース
509 バス
510 記録媒体
511 通信ネットワーク
521 問い合わせ部
522 取得部
523 声紋認証部