(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024076308
(43)【公開日】2024-06-05
(54)【発明の名称】ヘッドホンの簡単な側圧調整器
(51)【国際特許分類】
H04R 1/10 20060101AFI20240529BHJP
【FI】
H04R1/10 103
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022187836
(22)【出願日】2022-11-24
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-09-15
(71)【出願人】
【識別番号】595075791
【氏名又は名称】飯田 秀雄
(72)【発明者】
【氏名】飯田 秀雄
【テーマコード(参考)】
5D005
【Fターム(参考)】
5D005BD11
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ヘッドホンにおいて部品の交換を伴わずにヘッドホンの側圧の微調整を可能としたヘッドホンに取り付ける側圧調整器を提供する。
【解決手段】側圧調整器は、平面幅広形調整器2と紐85との組み合わせた平面幅広形調整器ユニット18であり、前面側では、紐をそれぞれ、中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝から外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝へ移動すれば、ヘッドバンド83を左右に大きく広げて、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす。後面側では、紐をそれぞれ、外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝から中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝へ移動すれば、ヘッドバンドを左右に小さく広げて、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を増やす。
【選択図】
図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明の一部分である平面幅広形調整器の加工前の形状は直方体であり、加工前形状の平面幅広形調整器と称し、左右の長手の面を前面と称し、下面に平行な平面を水平面として、側面に平行で左右の中心を通る平面を中央垂直面aと称し、
平面幅広形調整器の前面を前面、或いは平面幅広形調整器の前面と称し、後面を後面、或いは平面幅広形調整器の後面と称し、側面を側面、或いは側面平面幅広形調整器の側面と称し、上面を上面、或いは平面幅広形調整器の上面と称し、下面を下面、或いは平面幅広形調整器の下面と称し
平面幅広形調整器の前面と平面幅広形調整器の側面と平面幅広形調整器の後面は曲面でつながっており、
平面幅広形調整器の上面の右側には断面がV字形の溝が複数あり、平面幅広形の右側V溝と称し、
平面幅広形調整器の右側V溝の一番深い所を結ぶ線を平面幅広形調整器の右側溝底線と称し、
中心に一番近い、平面幅広形調整器の右側溝底線で説明すれば、平面幅広形調整器の右側溝底線は前面側から中央垂直面aと斜めの角度をして、後面側に続く直線であり、
前面から見て、平面幅広形調整器の右側V溝の右側の壁を平面幅広形調整器の右側V溝外側壁と称し
平面幅広形調整器の右側V溝外側壁は前面側では水平面と約23度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約67度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面であり、
前面から見て、平面幅広形調整器の右側V溝の左側の壁を平面幅広形調整器の右側V溝内側壁と称し、
平面幅広形調整器の右側V溝内側壁は前面側では水平面と約67度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約23度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面であり、
平面幅広形調整器の右側V溝外側壁と平面幅広形調整器の右側V溝内側壁とのなす角度は、左右の壁の傾きが変化するにも関わらず、約90度で前面側から後面側まで一定であり、
平面幅広形調整器の右側V溝は平面幅広形調整器の右側に約3個以上あり、
平面幅広形調整器の右側V溝が中央垂直面aに対し左右対称なV溝を平面幅広形調整器の左側V溝と称し、
平面幅広形調整器の右側V溝外側壁、平面幅広形調整器の右側V溝内側壁が中央垂直面aに対し左右対称な壁を、それぞれ、平面幅広形調整器の左側V溝外側壁、平面幅広形調整器の左側V溝内側壁と称し、
一般的なヘッドホンはヘッドホン耳当て部、ヘッドバンド、ヘッドホン筐体より構成されており、
本発明で使われる紐は弾力性と伸縮性があり、
ヘッドバンドの上に平面幅広形調整器を置き、紐で、中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝と、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝を使いヘッドバンドを左右に少し広げて縛れば、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を少し減らすことが可能であり、
紐を移動させて、外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝と、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝を使い、ヘッドバンドを左右に大きく広げて紐で縛れば、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が可能であり、
前面側では、平面幅広形調整器の右側V溝外側壁は水平面に対し傾斜が緩やかな事と、平面幅広形調整器の右側溝底線が中央垂直面aと斜めの角度があり、紐を外側に引き伸ばすのは、紐の全長が短くなる事になり、紐を中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝から、外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝へ容易に移動出来る構造となっており、
前面側では、平面幅広形調整器の右側V溝内側壁は水平面に対し傾斜が大きい事と、平面幅広形調整器の右側溝底線が中央垂直面aと斜めの角度があり、紐を内側に引き伸ばすのは、前面側では紐の全長が長くなる事になり、紐を外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝から、中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝へ容易に移動させない構造となっており、
後面側では、平面幅広形調整器の右側V溝内側壁は水平面に対し傾斜が緩やかな事と、平面幅広形調整器の右側溝底線が中央垂直面aと斜めの角度があり、紐を内側に引き伸ばすのは、後面側では紐の全長が短くなる事になり、紐を外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝から、中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝へ容易に移動出来る構造となっており、
後面側では、平面幅広形調整器の右側V溝外側壁は水平面に対し傾斜が大きい事と、平面幅広形調整器の右側溝底線が中央垂直面aと斜めの角度があり、紐を外側に引き伸ばすのは、後面側では紐の全長が長くなる事になり、紐を中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝から、外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝へ容易に移動させない構造となっており、
平面幅広形調整器の左側V溝、平面幅広形調整器の左側V溝外側壁、平面幅広形調整器の左側V溝内側壁はそれぞれ、平面幅広形調整器の右側V溝、平面幅広形調整器の右側V溝外側壁、平面幅広形調整器の右側V溝内側壁、中央垂直面aに対して左右対称なので、上記の事象が左右対称に起こり、
前面側では、紐を中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝から、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝へ容易に移動出来る構造となっており、前面側では紐を外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝から、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝へ容易に移動させない構造となっており、
後面側では、紐を外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝から、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝へ容易に移動出来る構造となっており、後面側では紐を中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝から、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝へ容易に移動させない構造となっており、
前面側では、紐をそれぞれ、中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝から外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝へ移動すれば、ヘッドバンドを左右に大きく広げて、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が可能であり、
後面側では、紐をそれぞれ、外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝から中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝へ移動すれば、ヘッドバンドを左右に小さく広げて、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を増やす事が可能であり、
平面幅広形調整器と紐との組み合わせを、平面幅広形調整器ユニットと称し、構造がシンプルでヘッドホンの側圧の調整が容易なことを特徴とするヘッドホンの簡単な側圧調整器。
【請求項2】
請求項1で示す平面幅広形調整器の代わりに、平面幅狭形調整器を使った平面幅狭形調整器ユニットが、構造がシンプルでヘッドホンの側圧の調整が容易なことを特徴とする請求項1に記載のヘッドホンの簡単な側圧調整器。
【請求項3】
請求項1で示す平面幅広形調整器の代わりに、凸面幅広形調整器を使った凸面幅広形調整器ユニットが、構造がシンプルでヘッドホンの側圧の調整が容易なことを特徴とする請求項1に記載のヘッドホンの簡単な側圧調整器。
【請求項4】
請求項1で示す平面幅広形調整器の代わりに、凸面幅狭形調整器を使った凸面幅狭形調整器ユニットが、構造がシンプルでヘッドホンの側圧の調整が容易なことを特徴とする請求項1に記載のヘッドホンの簡単な側圧調整器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッドホンに取り付ける側圧調整器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、ヘッドホンは、音源ユニットがそれぞれ搭載された左右一対の筐体(ハウジング)の外側をヘッドバンドと呼ばれる板ばね内蔵の支持部材で結合し、かかる筐体をユーザの両耳に挟み込むようにして保持させる構造となっている。
通常使われるヘッドホンでは、ヘッドホンの耳当て部の左右の間隔を、多くの人に合わせるように作っているが、頭に大きな人ではヘッドホンの耳当て部の左右の間隔が狭すぎて長時間使用すると頭痛が起こる事が多かった。
新たに販売されるヘッドホンに於いては、ヘッドホンの側圧調整機能を持っている物は在るが、消費者が手持ちのヘッドホンに取り付ける簡単な側圧調整器は無かった。
【0003】
ヘッドバンドと側圧調整器が一体化したヘッドホン用のヘッドバンド、及びヘッドホン
が知られているが、このような従来製品では、使用者が手持ちのヘッドホンに側圧調整器
のみを付け外して使うことが出来ない(特許文献1参照)。
発明者自身が以前に出願した発明では、使用者が手持ちのヘッドホンに側圧調整器を取り
付けて、ヘッドホンの側圧調整を行うことができるが、側圧調整をスムーズ
に調整する事は出来ない。本発明は此の欠点を克服したものであり、簡単に側圧調整することを可能としたものである(特許文献2参照)。
【0004】
発明者自身が以前に出願した発明では、使用者が手持ちのヘッドホンに側圧調整器を取り
付けて、ヘッドホンの側圧調整を行うことができるが、機構が複雑で安価に製造することが出来ない。本発明は此の欠点を克服したものであり、簡単に側圧調整することを可能としたものである(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2021-040281号公報
【特許文献2】特願2021-181547号公報
【特許文献3】特願2022- 63637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、消費者が手持ちのヘッドホンに装着できて、誰でも簡単にヘッドホンの側圧の微調整を可能にして、ウエブ会議や音楽鑑賞、スポーツ中継などの様々な使用状態に於いて、ヘッドホンの側圧を簡単に調整出来る機能を持ち、更に、ヘッドホンの使用者が使用中に睡眠して、ヘッドホンを頭から落とした場合などでも怪我をしなくてすみ、ヘッドホンの側圧調整が簡単に出来る、使用者の髪の毛を巻き込んで抜けたりしない、全体に角の無い長円形の形をした、ヘッドホンの簡単な側圧調整器を提供する事にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、本発明の一部分である平面幅広形調整器の加工前形状は左右約220mm高さ約15mm前後約60mmの直方体であり、加工前形状の平面幅広形調整器と称し、左右約220mm高さ約15mmの面を前面と称し、下面に平行な平面を水平面として、側面に平行で左右の中心を通る平面を中央垂直面aと称し、以下説明する。
【0008】
平面幅広形調整器の前面を前面、或いは平面幅広形調整器の前面と称し、後面を後面、或いは平面幅広形調整器の後面と称し、側面を側面、或いは側面平面幅広形調整器の側面と称し、上面を上面、或いは平面幅広形調整器の上面と称し、下面を下面、或いは平面幅広形調整器の下面と称する。
平面幅広形調整器の前面と平面幅広形調整器の側面、平面幅広形調整器の後面は半径約10mmの曲面でつながっている。
【0009】
平面幅広形調整器の上面の右側には断面がV字形の溝が複数あり、平面幅広形の右側V溝と称する。
平面幅広形調整器の右側V溝の一番深い所を結ぶ線を平面幅広形調整器の右側溝底線と称し、その深さは平面幅広形調整器の上面から約6mmである。
中央垂直面aに一番近い、平面幅広形調整器の右側溝底線で説明すれば、平面幅広形調整器の右側溝底線は前面側で中央垂直面aから約15mmの距離の地点から、中央垂直面aと約20度の角度をして、後面側に続く直線であり、後面側では中央垂直面aから約37mmの距離となっている。
【0010】
前面から見て、平面幅広形調整器の右側V溝の右側の壁を平面幅広形調整器の右側V溝外側壁と称する。
平面幅広形調整器の右側V溝外側壁は前面側では水平面と約23度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約67度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0011】
前面から見て、平面幅広形調整器の右側V溝の左側の壁を平面幅広形調整器の右側V溝内側壁と称する。
平面幅広形調整器の右側V溝内側壁は前面側では水平面と約67度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約23度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0012】
平面幅広形調整器の右側V溝外側壁と平面幅広形調整器の右側V溝内側壁とのなす角度は、左右の壁の傾きが変化するにも関わらず、約90度で前面側から後面側まで一定である。
平面幅広形調整器の右側V溝は平面幅広形調整器の右側に約3個以上あり、その間隔は約27mmである。
【0013】
平面幅広形調整器の右側V溝が中央垂直面aに対し左右対称なV溝を平面幅広形調整器の左側V溝と称する。
平面幅広形調整器の右側V溝外側壁、平面幅広形調整器の右側V溝内側壁が中央垂直面aに対し左右対称な壁を、それぞれ、平面幅広形調整器の左側V溝外側壁、平面幅広形調整器の左側V溝内側壁と称する。
【0014】
一般的なヘッドホンはヘッドホン耳当て部、ヘッドバンド、ヘッドホン筐体より構成されている。
本発明で使われる紐は弾力性と伸縮性がある。
ヘッドバンドの上に平面幅広形調整器を置き、紐で、中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝と、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝を使いヘッドバンドを左右に少し広げて縛れば、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を少し減らすことが出来る。
【0015】
紐を移動させて、外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝と、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝を使い、ヘッドバンドを左右に大きく広げて紐で縛れば、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
【0016】
前面側では、平面幅広形調整器の右側V溝外側壁は水平面に対し傾斜が緩やかな事と、平面幅広形調整器の右側溝底線が中央垂直面aと約20度の角度があり、紐を外側に引き伸ばすのは、紐の全長が短くなる事になり、紐を中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝から、外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝へ容易に移動出来る構造となっている。
【0017】
前面側では、平面幅広形調整器の右側V溝内側壁は水平面に対し傾斜が大きい事と、平面幅広形調整器の右側溝底線が中央垂直面aと約20度の角度があり、紐を内側に引き伸ばすのは、前面側では紐の全長が長くなる事になり、紐を外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝から、中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
【0018】
後面側では、平面幅広形調整器の右側V溝内側壁は水平面に対し傾斜が緩やかな事と、平面幅広形調整器の右側溝底線が中央垂直面aと約20度の角度があり、紐を内側に引き伸ばすのは、後面側では紐の全長が短くなる事になり、紐を外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝から、中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝へ容易に移動出来る構造となっている。
【0019】
後面側では、平面幅広形調整器の右側V溝外側壁は水平面に対し傾斜が大きい事と、平面幅広形調整器の右側溝底線が中央垂直面aと約20度の角度があり、紐を外側に引き伸ばすのは、後面側では紐の全長が長くなる事になり、紐を中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝から、外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
【0020】
段落番号「0013」に示すように、平面幅広形調整器の左側V溝、平面幅広形調整器の左側V溝外側壁、平面幅広形調整器の左側V溝内側壁はそれぞれ、平面幅広形調整器の右側V溝、平面幅広形調整器の右側V溝外側壁、平面幅広形調整器の右側V溝内側壁、中央垂直面aに対して左右対称なので、段落番号「0016」から「0019」の事象が左右対称に起こる。
【0021】
前面側では、紐を中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝から、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝へ容易に移動出来る構造となっており、前面側では紐を外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝から、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
後面側では、紐を外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝から、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝へ容易に移動出来る構造となっており、後面側では紐を中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝から、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
【0022】
段落番号「0016」から「0021」に示すように、前面側では、紐をそれぞれ、中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝から外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝へ移動すれば、ヘッドバンドを左右に大きく広げて、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
後面側では、紐をそれぞれ、外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝から中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝へ移動すれば、ヘッドバンドを左右に小さく広げて、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を増やす事が出来る。
【0023】
平面幅広形調整器と紐との組み合わせを、平面幅広形調整器ユニットと称し、構造がシンプルでヘッドホンの側圧の調整が容易な、ヘッドホンの簡単な側圧調整器である。
【0024】
本発明の一部分である平面幅狭形調整器の加工前形状は左右約220mm高さ約15mm前後約40mmの直方体であり、加工前形状の平面幅狭形調整器と称し、左右約220mm高さ約15mmの面を前面と称し、下面に平行な平面を水平面として、側面に平行で左右の中心を通る平面を中央垂直面bと称し、以下説明する。
【0025】
前面を前面、或いは平面幅狭形調整器の前面と称し、後面を後面、或いは平面幅狭形調整器の後面と称し、側面を側面、或いは平面幅狭形調整器の側面と称し、上面を上面、或いは平面幅狭形調整器の上面と称し、下面を下面、或いは平面幅狭形調整器の下面と称する。
平面幅狭形調整器の前面、平面幅狭形調整器の側面、平面幅狭形調整器の後面は半径約7mmの曲面でつながっている。
【0026】
平面幅狭形調整器の上面の右側には断面がV字形の溝が複数あり、平面幅狭形調整器の右側V溝と称する。
平面幅狭形調整器の右側V溝の一番深い所を結ぶ線を平面幅狭形調整器の右側溝底線と称し、その深さは平面幅狭形調整器の上面から約6mmである。
中央垂直面bに一番近い、平面幅狭形調整器の右側溝底線で説明すれば、平面幅狭形調整器の右側溝底線は中央垂直面bと平行な直線で中央垂直面bから約26mmの距離である。
【0027】
前面から見て、平面幅狭形調整器の右側V溝の右側の壁を平面幅狭形調整器の右側V溝外側壁と称する。
平面幅狭形調整器の右側V溝外側壁は前面側では水平面と約23度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約67度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0028】
前面から見て、平面幅狭形調整器の右側V溝の左側の壁を平面幅狭形調整器の右側V溝内側壁と称する。
平面幅狭形調整器の右側V溝内側壁は前面側では水平面と約67度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約23度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0029】
平面幅狭形調整器の右側V溝外側壁と平面幅狭形調整器の右側V溝内側壁とのなす角度は、左右の壁の傾きが変化するにも関わらず、約90度で前面側から後面側まで一定である。
平面幅狭形調整器の右側V溝は平面幅狭形調整器の右側に約3個以上あり、その間隔は約28mmである。
【0030】
平面幅狭形調整器の右側V溝が中央垂直面bに対し左右対称なV溝を平面幅狭形調整器の左側V溝と称する。
平面幅狭形調整器の右側V溝外側壁、平面幅狭形調整器の右側V溝内側壁が中央垂直面bに対し左右対称な壁を、それぞれ、平面幅狭形調整器の左側V溝外側壁、平面幅狭形調整器の左側V溝内側壁と称する。
【0031】
ヘッドバンドの上に平面幅狭形調整器を置き、紐で、中心寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝と、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝を使いヘッドバンドを左右に少し広げて縛れば、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を少し減らすことが出来る。
【0032】
紐を移動させて、外側寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝と、外側寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝を使い、ヘッドバンドを左右に大きく広げて紐で縛れば、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
【0033】
前面側では、平面幅狭形調整器の右側V溝外側壁は水平面に対し傾斜が緩やかな事で、紐を中心寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝から、外側寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝へ容易に移動出来る構造となっている。
【0034】
前面側では、平面幅狭形調整器の右側V溝内側壁は水平面に対し傾斜が大きい事で、紐を外側寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝から、中心寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
【0035】
後面側では、平面幅狭形調整器の右側V溝内側壁は水平面に対し傾斜が緩やかな事で、紐を外側寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝から、中心寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝へ容易に移動出来る構造となっている。
【0036】
後面側では、平面幅狭形調整器の右側V溝外側壁は水平面に対し傾斜が大きい事で、紐を中心寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝から、外側寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
【0037】
段落番号「0030」に示すように、平面幅狭形調整器の左側V溝、平面幅狭形調整器の左側V溝外側壁、平面幅狭形調整器の左側V溝内側壁はそれぞれ、平面幅狭形調整器の右側V溝、平面幅狭形調整器の右側V溝外側壁、平面幅広形調整器の右側V溝内側壁、に関して、中央垂直面bに対して左右対称なので、段落番号「0033」から「0036」の事象が左右対称に起こる。
【0038】
前面側では、紐を中心寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝から、外側寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝へ容易に移動出来る構造となっており、前面側では紐を外側寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝から、中心寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
後面側では、紐を外側寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝から、中心寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝へ容易に移動出来る構造となっており、後面側では、紐を中心寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝から、外側寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
【0039】
段落番号「0033」から「0038」に示すように、前面側では、紐をそれぞれ、中心寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝から外側寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝へ移動すれば、ヘッドバンドを左右に大きく広げて、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
後面側では、紐をそれぞれ、外側寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝、外側寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝から中心寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝、中心寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝へ移動すれば、ヘッドバンドを小さく広げて、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を増やす事が出来る。
【0040】
平面幅狭形調整器と紐との組み合わせを、平面幅狭形調整器ユニットと称し、構造がシンプルでヘッドホンの側圧の調整が容易な、ヘッドホンの簡単な側圧調整器である。
【0041】
本発明の一部分である凸面幅広形調整器の加工前形状は左右約220mm前後約60mmであり、上面は上側に凸で左右に平行な半径約50mmの曲面となっており、下面は上側に凹で左右に平行な半径約50mmの曲面となっており、上面と下面は平行で厚さは約15mmとなっており、直方体を上側に凸に曲げたような形状になっており、加工前形状の凸面幅広形調整器と称する。
【0042】
凸面幅広形調整器に於いて、左右約220mm高さ約15mmの面を前面と称し、前面に直交し、前面の下端と平行な平面を水平面と称し、側面に平行で左右の中心を通る平面を中央垂直面cと称し、以下説明する。
【0043】
前面を前面、或いは凸面幅広形調整器の前面と称し、後面を後面、或いは凸面幅広形調整器の後面と称し、側面を側面、或いは凸面幅広形調整器の側面と称し、上面を上面、或いは凸面幅広形調整器の上面と称し、下面を下面、或いは凸面幅広形調整器の下面と称する。
凸面幅広形調整器の前面と凸面幅広形調整器の側面、凸面幅広形調整器の後面は半径約10mmの曲面でつながっている。
【0044】
凸面幅広形調整器の上面の右側には断面がV字形の溝が複数あり、凸面幅広形調整器の右側V溝と称する。
凸面幅広形調整器の右側V溝の一番深い所を結ぶ線を平面幅広形調整器の凸面幅広形調整器の右側溝底線と称し、その深さは凸面幅広形調整器の上面から約6mmである。
中央垂直面cに一番近い、凸面幅広形調整器の右側溝底線で説明すれば、凸面幅広形調整器の右側溝底線は前面側で中央垂直面cから約15mmの距離の地点から、後面側に続く凸面幅広形調整器の上面から深さ6mmの所にある曲線であり、後面側では中央垂直面cから約37mmの距離となっている。
【0045】
前面から見て、凸面幅広形調整器の右側V溝の右側の壁を凸面幅広形調整器の右側V溝外側壁と称する。
凸面幅広形調整器の右側V溝外側壁は前面側では水平面と約23度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約67度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0046】
前面から見て、凸面幅広形調整器の右側V溝の左側の壁を凸面幅広形調整器の右側V溝内側壁と称する。
凸面幅広形調整器の右側V溝内側壁は前面側では水平面と約67度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約23度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0047】
凸面幅広形調整器の右側V溝外側壁と凸面幅広形調整器の右側V溝内側壁とのなす角度は、左右の壁の傾きが変化するにも関わらず、約90度で前面側から後面側まで一定である。
凸面幅広形調整器の右側V溝は凸面幅広形調整器の右側に約3個以上あり、その間隔は約27mmである。
【0048】
凸面幅広形調整器の右側V溝が中央垂直面cに対し左右対称なV溝を凸面幅広形調整器の左側V溝と称する。
凸面幅広形調整器の右側V溝外側壁、凸面幅広形調整器の右側V溝内側壁が中央垂直面cに対し左右対称な壁を、それぞれ、凸面幅広形調整器の左側V溝外側壁、凸面幅広形調整器の左側V溝内側壁と称する。
【0049】
ヘッドバンドの上に凸面幅広形調整器を置き、紐で、中心寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝と、中心寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝を使いヘッドバンドを左右に少し広げて縛れば、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を少し減らすことが出来る。
【0050】
紐を移動させて、外側寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝と、外側寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝を使い、ヘッドバンドを左右に大きく広げて紐で縛れば、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
【0051】
前面側では、凸面幅広形調整器の右側V溝外側壁は水平面に対し傾斜が緩やかな事と、凸面幅広形調整器の右側溝底線が中央垂直面cと約20度の角度があり、紐を外側に引き伸ばすのは、前面側では、紐の全長が短くなる事になり、紐を中心寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝から、外側寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝へ容易に移動出来る構造となっている。
【0052】
前面側では、凸面幅広形調整器の右側V溝内側壁は水平面に対し傾斜が大きい事と、凸面幅広形調整器の右側溝底線が中央垂直面cと約20度の角度があり、紐を内側に引き伸ばすのは、前面側では紐の全長が長くなる事になり、紐を外側寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝から、中心寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
【0053】
後面側では、凸面幅広形調整器の右側V溝内側壁は水平面に対し傾斜が緩やかな事と、凸面幅広形調整器の右側溝底線が中央垂直面cと約20度の角度があり、紐を内側に引き伸ばすのは、後面側では紐の全長が短くなる事になり、紐を左外側寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝から、中心寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝へ容易に移動出来る構造となっている。
【0054】
後面側では、凸面幅広形調整器の右側V溝外側壁は水平面に対し傾斜が大きい事と、凸面幅広形調整器の右側溝底線が中央垂直面cと約20度の角度があり、紐を外側に引き伸ばすのは、後面側では紐の全長が長くなる事になり、紐を中心寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝から、外側寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
【0055】
段落番号「0048」に示すように、凸面幅広形調整器の左側V溝、凸面幅広形調整器の左側V溝外側壁、凸面幅広形調整器の左側V溝内側壁はそれぞれ、凸面幅広形調整器の右側V溝、凸面幅広形調整器の右側V溝外側壁、凸面幅広形調整器の右側V溝内側壁、に関して、中央垂直面cに対して左右対称なので、段落番号「0051」から「0054」の事象が左右対称に起こる。
【0056】
前面側では、紐を中心寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝から、外側寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝へ容易に移動出来る構造となっており、前面側では、紐を外側寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝から、中心寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
後面側では紐を外側寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝から、中心寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝へ容易に移動出来る構造となっており、後面側では、紐を中心寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝から、外側寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
【0057】
段落番号「0051」から「0056」に示すように、前面側では、紐をそれぞれ、中心寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝、中心寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝から外側寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝、外側寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝へ移動すれば、ヘッドバンドを左右に大きく広げて、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
後面側では、紐をそれぞれ、外側寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝、外側寄り凸面幅広形調整器の左側V溝から中心寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝、中心寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝へ移動すれば、ヘッドバンドを左右に小さく広げて、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を増やす事が出来る。
【0058】
凸面幅広形調整器と紐との組み合わせを、凸面幅広形調整器ユニットと称し、構造がシンプルでヘッドホンの側圧の調整が容易な、ヘッドホンの簡単な側圧調整器である。
【0059】
本発明の一部分である凸面幅狭形調整器の加工前形状は左右約220mm前後約40mmであり、上面は上側に凸で左右に平行な半径約25mmの曲面となっており、下面は上側に凹で左右に平行な半径約25mmの曲面となっており、上面と下面は平行で厚さは約15mmとなっており、直方体を上側に凸に曲げたような形状になっており、加工前形状の凸面幅狭形調整器と称する。
【0060】
凸面幅狭形調整器に於いて、左右約220mm高さ約15mmの面を前面と称し、前面に直交し、前面の下端と平行な平面を水平面と称し、側面に平行で左右の中心を通る平面を中央垂直面dと称し、以下説明する。
【0061】
前面を前面、或いは凸面幅狭形調整器の前面と称し、後面を後面、或いは凸面幅狭形調整器の後面と称し、側面を側面、或いは凸面幅狭形調整器の側面と称し、上面を上面、或いは凸面幅狭形調整器の上面と称し、下面を下面、或いは凸面幅狭形調整器の下面と称する。
凸面幅狭形調整器の前面と凸面幅狭形調整器の側面、凸面幅狭形調整器の後面は半径約7mmの曲面でつながっている。
【0062】
凸面幅狭形調整器の上面の右側には断面がV字形の溝が複数あり、凸面幅狭形調整器の右側V溝と称する。
凸面幅狭形調整器の右側V溝の一番深い所を結ぶ曲線を凸面幅狭形調整器の右側溝底線と称し、その深さは凸面幅狭形調整器の上面から約6mmである。
中央垂直面dに一番近い、凸面幅狭形調整器の右側溝底線で説明すれば、凸面幅狭形調整器の右側溝底線は中央垂直面dと平行な曲線で中央垂直面dから約26mmの距離があり、それぞれの凸面幅狭形調整器の右側V溝の間隔は約28mmである。
【0063】
前面側から見て、凸面幅狭形調整器の右側V溝の右側の壁を凸面幅狭形調整器の右側V溝外側壁と称する。
凸面幅狭形調整器の右側V溝外側壁は前面側では水平面と約23度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約67度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0064】
前面側から見て、凸面幅狭形調整器の右側V溝の左側の壁を凸面幅狭形調整器の右側V溝内側壁と称する。
凸面幅狭形調整器の右側V溝内側壁は前面側では水平面と約67度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約23度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0065】
凸面幅狭形調整器の右側V溝外側壁と凸面幅狭形調整器の右側V溝内側壁とのなす角度は、左右の壁の傾きが変化するにも関わらず、約90度で前面側から後面側まで一定である。
凸面幅狭形調整器の右側V溝は凸面幅狭形調整器の右側に約3個以上あり、その間隔は約27mmである。
【0066】
凸面幅狭形調整器の右側V溝が中央垂直面dに対し左右対称なV溝を凸面幅狭形調整器の左側V溝と称する。
凸面幅狭形調整器の右側V溝外側壁、凸面幅狭形調整器の右側V溝内側壁が中央垂直面dに対し左右対称な壁を、それぞれ、凸面幅狭形調整器の左側V溝外側壁、凸面幅狭形調整器の左側V溝内側壁と称する。
【0067】
ヘッドバンドの上に凸面幅狭形調整器を置き、紐で、中心寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝と、中心寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝を使いヘッドバンドを左右に少し広げて縛れば、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を少し減らすことが出来る。
【0068】
紐を移動させて、外側寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝と、外側寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝を使い、ヘッドバンドを左右に大きく広げて紐で縛れば、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
【0069】
前面側では、凸面幅狭形調整器の右側V溝外側壁は水平面に対し傾斜が緩やかなので、紐を中心寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝から、外側寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝へ容易に移動出来る構造となっている。
【0070】
前面側では、凸面幅狭形調整器の右側V溝内側壁は水平面に対し傾斜が大きいので、紐を外側寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝から、中心寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
【0071】
後面側では、凸面幅狭形調整器の右側V溝内側壁は水平面に対し傾斜が緩やかなので、紐を外側寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝から、中心寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝へ容易に移動出来る構造となっている。
【0072】
後面側では、凸面幅狭形調整器の右側V溝外側壁は後面側では水平面に対し傾斜が大きいので、紐を中心寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝から、外側寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
【0073】
段落番号「0066」に示すように、凸面幅狭形調整器の左側V溝、凸面幅狭形調整器の左側V溝外側壁、凸面幅狭形調整器の左側V溝内側壁はそれぞれ、凸面幅狭形調整器の右側V溝、凸面幅狭形調整器の右側V溝外側壁、凸面幅狭形調整器の右側V溝内側壁、に関して、中央垂直面dに対して左右対称なので、段落番号「0069」から「0072」の事象が左右対称に起こる。
【0074】
前面側では、紐を中心寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝から、外側寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝へ容易に移動出来る構造となっており、前面側では、紐を外側寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝から、中心寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
後面側では、紐を外側寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝から、中心寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝へ容易に移動出来る構造となっており、
後面側では、紐を中心寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝から、外側寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝へ容易に移動させない構造となっている。
【0075】
段落番号「0069」から「0074」に示すように、前面側では、紐をそれぞれ、中心寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝、中心寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝を、外側寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝、外側寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝へ移動すれば、ヘッドバンドを左右に大きく広げて、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
【0076】
後面側では、紐をそれぞれ、外側寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝、外側寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝の所から、中心寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝、中心寄り凸面幅狭形調整器の左側V溝へ移動すれば、ヘッドバンドを左右に小さく広げて、ヘッドホンを使用する人の耳にかかる側圧を増やす事が出来る。
【0077】
凸面幅狭形調整器と紐との組み合わせを、凸面幅狭形調整器ユニットと称し、構造がシンプルでヘッドホンの側圧の調整が容易な、ヘッドホンの簡単な側圧調整器である。
【発明の効果】
【0078】
本発明のヘッドホンの簡単な側圧調整器によれば、消費者が手持ちのヘッドホンに装着できて、誰でも簡単にヘッドホンの側圧の微調整を可能とした、ウエブ会議や音楽鑑賞、スポーツ中継などの様々な使用状態に於いて、ヘッドホンの側圧を簡単に調整出来る機能を持って、しかも、ヘッドホンの使用者が使用中に睡眠して、ヘッドホンを頭から落とした場合などでも怪我をしなくてすみ、ヘッドホンの側圧調整が簡単に出来る、使用者の髪の毛を巻き込んで抜けたりしない、全体に角の無い長円形の形をした、ヘッドホンの簡単な側圧調整器を提供する事ができる。
【発明を実施するための形態】
【0079】
以下、本発明を図の具体例を用いて説明する。
図1、
図2、
図6に示すように、本発明の一部分である平面幅広形調整器(2)の加工前の形状は左右約220mm高さ約15mm前後約60mmの直方体であり、加工前形状の平面幅広形調整器(1)と称し、左右約220mm高さ約15mmの面を前面と称し、下面に平行な平面を水平面として、側面に平行で左右の中心を通る平面を中央垂直面a(17)と称し、以下説明する。
【0080】
図2、
図4、
図5に示すように、平面幅広形調整器(2)の前面を前面、或いは平面幅広形調整器の前面(3)と称し、後面を後面、或いは平面幅広形調整器の後面(4)と称し、側面を側面、或いは側面平面幅広形調整器の側面(13)と称し、上面を上面、或いは平面幅広形調整器の上面(11)と称し、下面を下面、或いは平面幅広形調整器の下面(12)と称する。
平面幅広形調整器の前面(3)と平面幅広形調整器の側面(13)、平面幅広形調整器の後面(4)は半径約10mmの曲面でつながっている。
【0081】
図2、
図3、
図4、
図6、
図7に示すように、平面幅広形調整器の上面(11)の右側には断面がV字形の溝が複数あり、平面幅広形の右側V溝(5)と称する。
平面幅広形調整器の右側V溝(5)の一番深い所を結ぶ線を平面幅広形調整器の右側溝底線(15)と称し、その深さは平面幅広形調整器の上面(11)から約6mmである。
中央垂直面a(17)に一番近い、平面幅広形調整器の右側溝底線(15)で説明すれば、平面幅広形調整器の右側溝底線(15)は前面側で中央垂直面a(17)から約15mmの距離の地点から、中央垂直面a(17)と約20度の角度をして、後面側に続く直線であり、後面側では中央垂直面a(17)から約37mmの距離となっている。
【0082】
図2、
図3、
図4、
図6、
図7に示すように、前面から見て、平面幅広形調整器の右側V溝(5)の右側の壁を平面幅広形調整器の右側V溝外側壁(6)と称する。
平面幅広形調整器の右側V溝外側壁(6)は前面側では水平面と約23度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約67度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0083】
図2、
図3、
図4、
図6、
図7に示すように、前面から見て、平面幅広形調整器の右側V溝(5)の左側の壁を平面幅広形調整器の右側V溝内側壁(7)と称する。
平面幅広形調整器の右側V溝内側壁(7)は前面側では水平面と約67度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約23度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0084】
図2、
図3、
図4、
図6、
図7に示すように、平面幅広形調整器の右側V溝外側壁(6)と平面幅広形調整器の右側V溝内側壁(7)とのなす角度は、左右の壁の傾きが変化するにも関わらず、約90度で前面側から後面側まで一定である。
【0085】
図2、
図3、
図4、
図7に示すように、平面幅広形調整器の右側V溝(5)は平面幅広形調整器(2)の右側に約3個以上あり、その間隔は約27mmである。
【0086】
図2、
図3、
図4、
図6、
図7に示すように、平面幅広形調整器の右側V溝(5)が中央垂直面a(17)に対し左右対称なV溝を平面幅広形調整器の左側V溝(8)と称する。
平面幅広形調整器の右側V溝外側壁(6)、平面幅広形調整器の右側V溝内側壁(7)が中央垂直面a(17)に対し左右対称な壁を、それぞれ、平面幅広形調整器の左側V溝外側壁(9)、平面幅広形調整器の左側V溝内側壁(10)と称する。
【0087】
図8に示すように、一般的なヘッドホン(81)はヘッドホン耳当て部(82)、ヘッドバンド(83)ヘッドホン筐体(84)、より構成されている。
図9、
図10などで示される紐(85)は弾力性と伸縮性がある。
【0088】
図9、
図10に示すように、ヘッドバンド(83)の上に平面幅広形調整器(2)を置き、紐(85)で、中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝(5)と、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)を使いヘッドバンド(83)を左右に少し広げて縛れば、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を少し減らすことが出来る。
【0089】
図11、
図12に示すように、紐(85)を移動させて、外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝(5)と、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)を使い、ヘッドバンド(83)を左右に大きく広げて紐(85)で縛れば、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
【0090】
図3、
図9、
図10に示すように、前面側では、平面幅広形調整器の右側V溝外側壁(6)は水平面に対し傾斜が緩やかな事と、平面幅広形調整器の右側溝底線(15)が中央垂直面a(17)と約20度の角度があり、紐(85)を外側に引き伸ばすのは、紐の全長が短くなる事になり、紐(85)を中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝(5)から、外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝(5)へ容易に移動出来る構造となっている。
【0091】
図3、
図9、
図10、
図11、
図12に示すように、前面側では、平面幅広形調整器の右側V溝内側壁(7)は水平面に対し傾斜が大きい事と、平面幅広形調整器の右側溝底線(15)が中央垂直面a(17)と約20度の角度があり、紐(85)を内側に引き伸ばすのは、前面側では紐の全長が長くなる事になり、紐(85)を外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝(5)から、中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝(5)へ容易に移動させない構造となっている。
【0092】
図3、
図13、
図14に示すように、後面側では、平面幅広形調整器の右側V溝内側壁(7)は水平面に対し傾斜が緩やかな事と、平面幅広形調整器の右側溝底線(15)が中央垂直面a(17)と約20度の角度があり、紐(85)を内側に引き伸ばすのは、後面側では紐の全長が短くなる事になり、紐(85)を外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝(5)から、中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝(5)へ容易に移動出来る構造となっている。
【0093】
図3、
図13、
図14に示すように、後面側では、平面幅広形調整器の右側V溝外側壁(6)は水平面に対し傾斜が大きい事と、平面幅広形調整器の右側溝底線(15)が中央垂直面a(17)と約20度の角度があり、紐(85)を外側に引き伸ばすのは、後面側では紐の全長が長くなる事になり、紐(85)を中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝(5)から、外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝(5)へ容易に移動させない構造となっている。
【0094】
図3、
図9、
図11、
図13、段落番号「0086」に示すように、平面幅広形調整器の左側V溝(8)、平面幅広形調整器の左側V溝外側壁(9)、平面幅広形調整器の左側V溝内側壁(10)はそれぞれ、平面幅広形調整器の右側V溝(5)、平面幅広形調整器の右側V溝外側壁(6)、平面幅広形調整器の右側V溝内側壁(7)、中央垂直面a(17)に対して左右対称なので、段落番号「0090」から「0093」の事象が左右対称に起こる。
【0095】
図9、
図10,
図11、
図12,
図13、
図14に示すように、前面側では、紐(85)を中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)から、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)へ容易に移動出来る構造となっており、前面側では紐(85)を外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)から、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)へ容易に移動させない構造となっている。
後面側では、紐(85)を外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)から、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)へ容易に移動出来る構造となっており、後面側では紐(85)を中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)から、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)へ容易に移動させない構造となっている。
【0096】
図9、
図10,
図11、
図12,
図13、
図14、段落番号「0090」から「0095」に
示すように、前面側では、紐(85)をそれぞれ、中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝(5)、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)から外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝(5)、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)へ移動すれば、ヘッドバンド(83)を左右に大きく広げて、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
後面側では、紐(85)をそれぞれ、外側寄りの平面幅広形調整器の右側V溝(5)、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)から中心寄りの平面幅広形調整器の右側V溝(5)、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)へ移動すれば、ヘッドバンド(83)を左右に小さく広げて、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を増やす事が出来る。
【0097】
図9に示すように、平面幅広形調整器(2)と紐(85)との組み合わせを、平面幅広形調整器ユニット(18)と称し、構造がシンプルでヘッドホンの側圧の調整が容易な、ヘッドホンの簡単な側圧調整器である。
【0098】
図15、
図16、
図20に示すように、本発明の一部分である平面幅狭形調整器(22)の加工前の形状は左右約220mm高さ約15mm前後約40mmの直方体であり、加工前形状の平面幅狭形調整器(21)と称し、左右約220mm高さ約15mmの面を前面と称し、下面に平行な平面を水平面として、側面に平行で左右の中心を通る平面を中央垂直面b(37)と称し、以下説明する。
【0099】
図16、
図18、
図19に示すように、前面を前面、或いは平面幅狭形調整器の前面(23)と称し、後面を後面、或いは平面幅狭形調整器の後面(24)と称し、側面を側面、或いは平面幅狭形調整器の側面(33)と称し、上面を上面、或いは平面幅狭形調整器の上面(31)と称し、下面を下面、或いは平面幅狭形調整器の下面(32)と称する。
平面幅狭形調整器の前面(23)と平面幅狭形調整器の側面(33)、平面幅狭形調整器の後面(24)は半径約7mmの曲面でつながっている。
【0100】
図16、
図17、
図18、
図20、
図21に示すように、平面幅狭形調整器の上面(31)の右側には断面がV字形の溝が複数あり、平面幅狭形調整器の右側V溝(25)と称する。
平面幅狭形調整器の右側V溝(25)の一番深い所を結ぶ線を平面幅狭形調整器の右側溝底線(35)と称し、その深さは平面幅狭形調整器の上面(31)から約6mmである。
中央垂直面b(37)に一番近い、平面幅狭形調整器の右側溝底線(35)で説明すれば、平面幅狭形調整器の右側溝底線(35)は中央垂直面b(37)と平行な直線で中央垂直面b(37)から約26mmの距離である。
【0101】
図16、
図17、
図18、
図20、
図21に示すように、前面から見て、平面幅狭形調整器の右側V溝(25)の右側の壁を平面幅狭形調整器の右側V溝外側壁(26)と称する。
平面幅狭形調整器の右側V溝外側壁(26)は前面側では水平面と約23度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約67度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0102】
図16、
図17、
図18、
図20、
図21に示すように、前面から見て、平面幅狭形調整器の右側V溝(25)の左側の壁を平面幅狭形調整器の右側V溝内側壁(27)と称する。
平面幅狭形調整器の右側V溝内側壁(27)は前面側では水平面と約67度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約23度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0103】
図16、
図17、
図18、
図20、
図21に示すように、平面幅狭形調整器の右側V溝外側壁(26)と平面幅狭形調整器の右側V溝内側壁(27)とのなす角度は、左右の壁の傾きが変化するにも関わらず、約90度で前面側から後面側まで一定である。
【0104】
図16、
図17、
図18、
図21に示すように、平面幅狭形調整器の右側V溝(25)は平面幅狭形調整器(22)の右側に約3個以上あり、その間隔は約28mmである。
【0105】
図16、
図17、
図18、
図20、
図21に示すように、平面幅狭形調整器の右側V溝(25)が中央垂直面b(37)に対し左右対称なV溝を平面幅狭形調整器の左側V溝(28)と称する。
平面幅狭形調整器の右側V溝外側壁(26)、平面幅狭形調整器の右側V溝内側壁(27)が中央垂直面b(37)に対し左右対称な壁を、それぞれ、平面幅狭形調整器の左側V溝外側壁(29)、平面幅狭形調整器の左側V溝内側壁(30)と称する。
【0106】
図22、
図23に示すように、ヘッドバンド(83)の上に平面幅狭形調整器(22)を置き、紐(85)で、中心寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝(25)と、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)を使いヘッドバンド(83)を左右に少し広げて縛れば、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を少し減らすことが出来る。
【0107】
図24、
図25に示すように、紐(85)を移動させて、外側寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝(25)と、外側寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝(28)を使い、ヘッドバンド(83)を左右に大きく広げて紐(85)で縛れば、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
【0108】
図17、
図22、
図23に示すように、前面側では、平面幅狭形調整器の右側V溝外側壁(26)は水平面に対し傾斜が緩やかな事で、紐(85)を中心寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝(25)から、外側寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝(25)へ容易に移動出来る構造となっている。
【0109】
図17、
図22、
図23、
図24、
図25に示すように、前面側では、平面幅狭形調整器の右側V溝内側壁(27)は水平面に対し傾斜が大きい事で、紐(85)を外側寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝(25)から、中心寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝(25)へ容易に移動させない構造となっている。
【0110】
図17、
図26、
図27に示すように、後面側では、平面幅狭形調整器の右側V溝内側壁(27)は水平面に対し傾斜が緩やかな事で、紐(85)を外側寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝(25)から、中心寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝(25)へ容易に移動出来る構造となっている。
【0111】
図17、
図26、
図27に示すように、後面側では、平面幅狭形調整器の右側V溝外側壁(26)は水平面に対し傾斜が大きい事で、紐(85)を中心寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝(25)から、外側寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝(25)へ容易に移動させない構造となっている。
【0112】
図17、
図22、
図24、
図26、段落番号「0105」に示すように、平面幅狭形調整器の左側V溝(28)、平面幅狭形調整器の左側V溝外側壁(29)、平面幅狭形調整器の左側V溝内側壁(30)はそれぞれ、平面幅狭形調整器の右側V溝(25)、平面幅狭形調整器の右側V溝外側壁(26)、平面幅広形調整器の右側V溝内側壁(7)、に関して、中央垂直面b(37)に対して左右対称なので、段落番号「0108」から「0111」の事象が左右対称に起こる。
【0113】
図22、
図23,
図24、
図25,
図26、
図27に示すように、前面側では、紐(85)を中心寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝(28)から、外側寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝(28)へ容易に移動出来る構造となっており、前面側では紐(85)を外側寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝(28)から、中心寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝(28)へ容易に移動させない構造となっている。
後面側では、紐(85)を外側寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝(28)から、中心寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝(28)へ容易に移動出来る構造となっており、後面側では、紐(85)を中心寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝(28)から、外側寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝(28))へ容易に移動させない構造となっている。
【0114】
図22、
図23,
図24、
図25,
図26、
図27、段落番号「0108」から「0113」に
示すように、前面側では、紐(85)をそれぞれ、中心寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝(25)、中心寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)から外側寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝(25)、外側寄りの平面幅広形調整器の左側V溝(8)へ移動すれば、ヘッドバンド(83)を左右に大きく広げて、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
後面側では、紐(85)をそれぞれ、外側寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝(25)、外側寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝(28)から中心寄りの平面幅狭形調整器の右側V溝(25)、中心寄りの平面幅狭形調整器の左側V溝(28)へ移動すれば、ヘッドバンド(83)を小さく広げて、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を増やす事が出来る。
【0115】
図22に示すように、平面幅狭形調整器(22)と紐(85)との組み合わせを、平面幅狭形調整器ユニット(38)と称し、構造がシンプルでヘッドホンの側圧の調整が容易な、ヘッドホンの簡単な側圧調整器である。
【0116】
図28、
図29、
図34に示すように、本発明の一部分である凸面幅広形調整器(42)の加工前の形状は左右約220mm前後約60mmであり、上面は上側に凸で左右に平行な半径約50mmの曲面となっており、下面は上側に凹で左右に平行な半径約50mmの曲面となっており、上面と下面は平行で厚さは約15mmとなっており、直方体を上側に凸に曲げたような形状になっており、加工前形状の凸面幅広形調整器(41)と称する。
【0117】
図29、
図32、
図33に示すように、凸面幅広形調整器(42)に於いて、左右約220mm高さ約15mmの面を前面と称し、前面に直交し、前面の下端と平行な平面を水平面と称し、側面に平行で左右の中心を通る平面を中央垂直面c(57)と称し、以下説明する。
【0118】
図29、
図32、
図33に示すように、前面を前面、或いは凸面幅広形調整器の前面(43)と称し、後面を後面、或いは凸面幅広形調整器の後面(44)と称し、側面を側面、或いは凸面幅広形調整器の側面(53)と称し、上面を上面、或いは凸面幅広形調整器の上面(51)と称し、下面を下面、或いは凸面幅広形調整器の下面(52)と称する。
凸面幅広形調整器の前面(43)と凸面幅広形調整器の側面(53)、凸面幅広形調整器の後面(44)は半径約10mmの曲面でつながっている。
【0119】
図29、
図30、
図32、
図34、
図36に示すように、凸面幅広形調整器の上面(51)の右側には断面がV字形の溝が複数あり、凸面幅広形調整器の右側V溝(45)と称する。
凸面幅広形調整器の右側V溝(45)の一番深い所を結ぶ線を平面幅広形調整器の凸面幅広形調整器の右側溝底線(55)と称し、その深さは凸面幅広形調整器の上面(51)から約6mmである。
中央垂直面c(57)に一番近い、凸面幅広形調整器の右側溝底線(55)で説明すれば、凸面幅広形調整器の右側溝底線(55)は前面側で中央垂直面c(57)から約15mmの距離の地点から、後面側に続く凸面幅広形調整器の上面(51)から深さ6mmの所にある曲線であり、後面側では中央垂直面c(57)から約37mmの距離となっている。
【0120】
図29、
図30、
図32、
図34、
図36に示すように、前面から見て、凸面幅広形調整器の右側V溝(45)の右側の壁を凸面幅広形調整器の右側V溝外側壁(46)と称する。
凸面幅広形調整器の右側V溝外側壁(46)は前面側では水平面と約23度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約67度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0121】
図29、
図30、
図32、
図34、
図36に示すように、前面から見て、凸面幅広形調整器の右側V溝(45)の左側の壁を凸面幅広形調整器の右側V溝内側壁(47)と称する。
凸面幅広形調整器の右側V溝内側壁(47)は前面側では水平面と約67度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約23度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0122】
図29、
図30、
図32、
図34、
図36に示すように、凸面幅広形調整器の右側V溝外側壁(46)と凸面幅広形調整器の右側V溝内側壁(47)とのなす角度は、左右の壁の傾きが変化するにも関わらず、約90度で前面側から後面側まで一定である。
【0123】
図29、
図30、
図32、
図36に示すように、凸面幅広形調整器の右側V溝(45)は凸面幅広形調整器(42)の右側に約3個以上あり、その間隔は約27mmである。
【0124】
図29、
図30、
図32、
図34、
図36に示すように、凸面幅広形調整器の右側V溝(45)が中央垂直面c(57)に対し左右対称なV溝を凸面幅広形調整器の左側V溝(48)と称する。
凸面幅広形調整器の右側V溝外側壁(46)、凸面幅広形調整器の右側V溝内側壁(47)が中央垂直面c(57)に対し左右対称な壁を、それぞれ、凸面幅広形調整器の左側V溝外側壁(49)、凸面幅広形調整器の左側V溝内側壁(50)と称する。
【0125】
図38、
図39に示すように、ヘッドバンド(83)の上に凸面幅広形調整器(42)を置き、紐(85)で、中心寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝(45)と、中心寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝(48)を使いヘッドバンド(83)を左右に少し広げて縛れば、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を少し減らすことが出来る。
【0126】
図40、
図41に示すように、紐(85)を移動させて、外側寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝(45)と、外側寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝(48)を使い、ヘッドバンド(83)を左右に大きく広げて紐(85)で縛れば、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
【0127】
図30、
図38、
図39に示すように、前面側では、凸面幅広形調整器の右側V溝外側壁(46)は水平面に対し傾斜が緩やかな事と、凸面幅広形調整器の右側溝底線(55)が中央垂直面c(57)と約20度の角度があり、紐(85)を外側に引き伸ばすのは、前面側では、紐の全長が短くなる事になり、紐(85)を中心寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝(45)から、外側寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝(45)へ容易に移動出来る構造となっている。
【0128】
図30、
図38、
図39、
図40、
図41に示すように、前面側では、凸面幅広形調整器の右側V溝内側壁(47)は水平面に対し傾斜が大きい事と、凸面幅広形調整器の右側溝底線(55)が中央垂直面c(57)と約20度の角度があり、紐(85)を内側に引き伸ばすのは、前面側では紐の全長が長くなる事になり、紐(85)を外側寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝(45)から、中心寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝(45)へ容易に移動させない構造となっている。
【0129】
図30、
図42、
図43に示すように、後面側では、凸面幅広形調整器の右側V溝内側壁(47)は水平面に対し傾斜が緩やかな事と、凸面幅広形調整器の右側溝底線(55)が中央垂直面c(57)と約20度の角度があり、紐(85)を内側に引き伸ばすのは、後面側では紐の全長が短くなる事になり、紐(85)を左外側寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝(45)から、中心寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝(45)へ容易に移動出来る構造となっている。
【0130】
図30、
図38、
図43に示すように、後面側では、凸面幅広形調整器の右側V溝外側壁(46)は水平面に対し傾斜が大きい事と、凸面幅広形調整器の右側溝底線(55)が中央垂直面c(57)と約20度の角度があり、紐(85)を外側に引き伸ばすのは、後面側では紐の全長が長くなる事になり、紐(85)を中心寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝(45)から、外側寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝(45)へ容易に移動させない構造となっている。
【0131】
図30、
図38、
図40、
図42、段落番号「0124」に示すように、凸面幅広形調整器の左側V溝(48)、凸面幅広形調整器の左側V溝外側壁(49)、凸面幅広形調整器の左側V溝内側壁(50)はそれぞれ、凸面幅広形調整器の右側V溝(45)、凸面幅広形調整器の右側V溝外側壁(46)、凸面幅広形調整器の右側V溝内側壁(47)、に関して、中央垂直面c(57)に対して左右対称なので、段落番号「0127」から「0130」の事象が左右対称に起こる。
【0132】
図38、
図39,
図40、
図41,
図42、
図43に示すように、前面側では、紐(85)を中心寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝(48)から、外側寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝(48)へ容易に移動出来る構造となっており、前面側では、紐(85)を外側寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝(48)から、中心寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝(48)へ容易に移動させない構造となっている。
後面側では紐(85)を外側寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝(48)から、中心寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝(48)へ容易に移動出来る構造となっており、後面側では、紐(85)を中心寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝(48)から、外側寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝(48)へ容易に移動させない構造となっている。
【0133】
図38、
図39,
図40、
図41,
図42、
図43、段落番号「0127」から「0132」に
示すように、前面側では、紐(85)をそれぞれ、中心寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝(45)、中心寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝(48)から外側寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝(45)、外側寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝(48)へ移動すれば、ヘッドバンド(83)を左右に大きく広げて、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
後面側では、紐(85)をそれぞれ、外側寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝(45)、外側寄り凸面幅広形調整器の左側V溝(48)から中心寄りの凸面幅広形調整器の右側V溝(45)、中心寄りの凸面幅広形調整器の左側V溝(48)へ移動すれば、ヘッドバンド(83)を左右に小さく広げて、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を増やす事が出来る。
【0134】
図38に示すように、凸面幅広形調整器(42)と紐(85)との組み合わせを、凸面幅広形調整器ユニット(58)と称し、構造がシンプルでヘッドホンの側圧の調整が容易な、ヘッドホンの簡単な側圧調整器である。
【0135】
図44、
図45、
図49に示すように、本発明の一部分である凸面幅狭形調整器(62)の加工前の形状は左右約220mm前後約40mmであり、上面は上側に凸で左右に平行な半径約25mmの曲面となっており、下面は上側に凹で左右に平行な半径約25mmの曲面となっており、上面と下面は平行で厚さは約15mmとなっており、直方体を上側に凸に曲げたような形状になっており、加工前形状の凸面幅狭形調整器(61)と称する。
【0136】
図45、
図47、
図48に示すように、凸面幅狭形調整器(62)に於いて、左右約220mm高さ約15mmの面を前面と称し、前面に直交し、前面の下端と平行な平面を水平面と称し、側面に平行で左右の中心を通る平面を中央垂直面d(77)と称し、以下説明する。
【0137】
図45、
図47、
図48に示すように、前面を前面、或いは凸面幅狭形調整器の前面(63)と称し、後面を後面、或いは凸面幅狭形調整器の後面(64)と称し、側面を側面、或いは凸面幅狭形調整器の側面(73)と称し、上面を上面、或いは凸面幅狭形調整器の上面(71)と称し、下面を下面、或いは凸面幅狭形調整器の下面(72)と称する。
凸面幅狭形調整器の前面(63)と凸面幅狭形調整器の側面(73)、凸面幅狭形調整器の後面(64))は半径約7mmの曲面でつながっている。
【0138】
図45、
図46、
図47、
図49、
図50に示すように、凸面幅狭形調整器の上面(71)の右側には断面がV字形の溝が複数あり、凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)と称する。
凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)の一番深い所を結ぶ曲線を凸面幅狭形調整器の右側溝底線(75)と称し、その深さは凸面幅狭形調整器の上面(71)から約6mmである。
中央垂直面d(77)に一番近い、凸面幅狭形調整器の右側溝底線(75)で説明すれば、凸面幅狭形調整器の右側溝底線(75)は中央垂直面d(77)と平行な曲線で中央垂直面d(77)から約26mmの距離があり、それぞれの凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)の間隔は約28mmである。
【0139】
図45、
図46、
図47、
図49、
図50に示すように、前面から見て、凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)の右側の壁を凸面幅狭形調整器の右側V溝外側壁(66)と称する。
凸面幅狭形調整器の右側V溝外側壁(66)は前面側では水平面と約23度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約67度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0140】
図45、
図46、
図47、
図49、
図50に示すように、前面から見て、凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)の左側の壁を凸面幅狭形調整器の右側V溝内側壁(67)と称する。
凸面幅狭形調整器の右側V溝内側壁(67)は前面側では水平面と約67度、中間地点で水平面と約45度、後面側では水平面と約23度、と前面側から後面側までの間で、傾斜角度がなだらかに変化する壁面である。
【0141】
図45、
図46、
図47、
図49、
図50に示すように、凸面幅狭形調整器の右側V溝外側壁(66)と凸面幅狭形調整器の右側V溝内側壁(67)とのなす角度は、左右の壁の傾きが変化するにも関わらず、約90度で前面側から後面側まで一定である。
【0142】
図45、
図46、
図47、
図50に示すように、凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)は凸面幅狭形調整器(62)の右側に約3個以上あり、その間隔は約27mmである。
【0143】
図45、
図46、
図47、
図49、
図50に示すように、凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)が中央垂直面d(77)に対し左右対称なV溝を凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)と称する。
凸面幅狭形調整器の右側V溝外側壁(66)、凸面幅狭形調整器の右側V溝内側壁(67)が中央垂直面d(77)に対し左右対称な壁を、それぞれ、凸面幅狭形調整器の左側V溝外側壁(69)、凸面幅狭形調整器の左側V溝内側壁(70)と称する。
【0144】
図51、
図52に示すように、ヘッドバンド(83)の上に凸面幅狭形調整器(62)を置き、紐(85)で、中心寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)と、中心寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)を使いヘッドバンド(83)を左右に少し広げて縛れば、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を少し減らすことが出来る。
【0145】
図53、
図54に示すように、紐(85)を移動させて、外側寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝(65))と、外側寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)を使い、ヘッドバンド(83)を左右に大きく広げて紐(85)で縛れば、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
【0146】
図46、
図51、
図52に示すように、前面側では、凸面幅狭形調整器の右側V溝外側壁(66)は水平面に対し傾斜が緩やかなので、紐(85)を中心寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)から、外側寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)へ容易に移動出来る構造となっている。
【0147】
図46、
図51、
図52、
図53、
図54に示すように、前面側では、凸面幅狭形調整器の右側V溝内側壁(67)は水平面に対し傾斜が大きいので、紐(85)を外側寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)から、中心寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)へ容易に移動させない構造となっている。
【0148】
図46、
図55、
図56に示すように、後面側では、凸面幅狭形調整器の右側V溝内側壁(67)は水平面に対し傾斜が緩やかなので、紐(85)を外側寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)から、中心寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)へ容易に移動出来る構造となっている。
【0149】
図46、
図51、
図56に示すように、後面側では、凸面幅狭形調整器の右側V溝外側壁(66)は後面側では水平面に対し傾斜が大きいので、紐(85)を中心寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)から、外側寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)へ容易に移動させない構造となっている。
【0150】
図46、
図51、
図53、
図55、段落番号「0143」に示すように、凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)、凸面幅狭形調整器の左側V溝外側壁(69)、凸面幅狭形調整器の左側V溝内側壁(70)はそれぞれ、凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)、凸面幅狭形調整器の右側V溝外側壁(66)、凸面幅狭形調整器の右側V溝内側壁(67)、に関して、中央垂直面d(77)に対して左右対称なので、段落番号「0146」から「0149」の事象が左右対称に起こる。
【0151】
図51、
図52,
図53、
図54,
図55、
図56に示すように、前面側では、紐(85)を中心寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)から、外側寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)へ容易に移動出来る構造となっており、前面側では、紐(85)を外側寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)から、中心寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)へ容易に移動させない構造となっている。
後面側では、紐(85)を外側寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)から、中心寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)へ容易に移動出来る構造となっており、
後面側では、紐(85)を中心寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)から、外側寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)へ容易に移動させない構造となっている。
【0152】
図51、
図52,
図53、
図54,
図55、
図56、段落番号「0146」から「0151」に
示すように、前面側では、紐(85)をそれぞれ、中心寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)、中心寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)を、外側寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)、外側寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)へ移動すれば、ヘッドバンド(83)を左右に大きく広げて、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を大幅に減らす事が出来る。
後面側では、紐(85)をそれぞれ、外側寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)、外側寄りの凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)の所から、中心寄りの凸面幅狭形調整器の右側V溝(65)、中心寄り凸面幅狭形調整器の左側V溝(68)へ移動すれば、ヘッドバンド(83)を左右に小さく広げて、ヘッドホン(81)を使用する人の耳にかかる側圧を増やす事が出来る。
【0153】
図51に示すように、凸面幅狭形調整器(62)と紐(85)との組み合わせを、凸面幅狭形調整器ユニット(78)と称し、構造がシンプルでヘッドホンの側圧の調整が容易な、ヘッドホンの簡単な側圧調整器である。
【図面の簡単な説明】
【0154】
【
図1】本発明の一部分である平面幅広形調整器に於ける加工前の形状を示す斜視図
【
図2】本発明の一部分である平面幅広形調整器を前面側から見た斜視図
【
図3】本発明の一部分である平面幅広形調整器の平面図
【
図4】本発明の一部分である平面幅広形調整器を後面側から見た斜視図
【
図5】本発明の一部分である平面幅広形調整器の下面を前面側から見た斜視図
【
図6】本発明の一部分である平面幅広形調整器を「
図3」に於けるB-B‘の位置で切り、内部を見せた状態を示す断面斜視図
【
図7】本発明の一部分である平面幅広形調整器を「
図3」に於けるA-A‘の位置で切り、内部を見せた状態を示す断面斜視図
【
図9】本発明の実施例でヘッドホンに本発明の一部分である平面幅広形調整器を取り付けて、ヘッドバンドを小さく広げた状態を前面側から見た斜視図
【
図11】本発明の実施例でヘッドホンに本発明の一部分である平面幅広形調整器を取り付けて、ヘッドバンドを大きく広げた状態を前面側から見た斜視図
【
図13】本発明の実施例でヘッドホンに本発明の一部分である平面幅広形調整器を取り付けて、ヘッドバンドを大きく広げた状態を後面側から見た斜視図
【0155】
【
図15】本発明の一部分である平面幅狭形調整器に於ける加工前の形状を示す斜視図
【
図16】本発明の一部分である平面幅狭形調整器を前面側から見た斜視図
【
図17】本発明の一部分である平面幅狭形調整器の平面図
【
図18】本発明の一部分である平面幅狭形調整器を後面側から見た斜視図
【
図19】本発明の一部分である平面幅狭形調整器の下面を前面側から見た斜視図
【
図20】本発明の一部分である平面幅狭形調整器を「
図17」に於けるD-D‘の位置で切り、内部を見せた状態を示す断面斜視図
【
図21】本発明の一部分である平面幅狭形調整器を「
図17」に於けるC-C‘の位置で切り、内部を見せた状態を示す断面斜視図
【
図22】本発明の実施例でヘッドホンに本発明の一部分である平面幅狭形調整器を取り付けて、ヘッドバンドを小さく広げた状態を前面側から見た斜視図
【
図24】本発明の実施例でヘッドホンに本発明の一部分である平面幅狭形調整器を取り付けて、ヘッドバンドを大きく広げた状態を前面側から見た斜視図
【
図26】本発明の実施例でヘッドホンに本発明の一部分である平面幅狭形調整器を取り付けて、ヘッドバンドを大きく広げた状態を後面側から見た斜視図
【0156】
【
図28】本発明の一部分である凸面幅広形調整器に於ける加工前の形状を示す斜視図
【
図29】本発明の一部分である凸面幅広形調整器を前面側から見た斜視図
【
図30】本発明の一部分である凸面幅広形調整器の平面図
【
図31】本発明の一部分である凸面幅広形調整器の平面図
【
図32】本発明の一部分である凸面幅広形調整器を後面側から見た斜視図
【
図33】本発明の一部分である凸面幅広形調整器の下面を前面側から見た斜視図
【
図34】本発明の一部分である凸面幅広形調整器を「
図30」に於けるH-H‘の位置で切り、内部を見せた状態を示す断面斜視図
【
図35】本発明の一部分である凸面幅広形調整器を「
図31」に於けるE-E‘の位置で切り、内部を見せた状態を示す断面斜視図
【
図36】本発明の一部分である凸面幅広形調整器を「
図30」に於けるF-F‘の位置で切り、内部を見せた状態を示す断面斜視図
【
図37】本発明の一部分である凸面幅広形調整器を「
図31」に於けるG-G‘の位置で切り、内部を見せた状態を示す断面斜視図
【
図38】本発明の実施例でヘッドホンに本発明の一部分である凸面幅広形調整器を取り付けて、ヘッドバンドを小さく広げた状態を前面側から見た斜視図
【
図40】本発明の実施例でヘッドホンに本発明の一部分である平面幅広形調整器を取り付けて、ヘッドバンドを大きく広げた状態を前面側から見た斜視図
【
図42】本発明の実施例でヘッドホンに本発明の一部分である凸面幅広形調整器を取り付けて、ヘッドバンドを大きく広げた状態を後面側から見た斜視図
【0157】
【
図44】本発明の一部分である凸面幅狭形調整器に於ける加工前の形状を示す斜視図
【
図45】本発明の一部分である凸面幅狭形調整器を前面側から見た斜視図
【
図46】本発明の一部分である凸面幅狭形調整器の平面図
【
図47】本発明の一部分である凸面幅狭形調整器を後面側から見た斜視図
【
図48】本発明の一部分である凸面幅狭形調整器の下面を前面側から見た斜視図
【
図49】本発明の一部分である凸面幅狭形調整器を「
図46」に於けるK-K‘の位置で切り、内部を見せた状態を示す断面斜視図
【
図50】本発明の一部分である凸面幅狭形調整器を「
図46」に於けるJ-J‘の位置で切り、内部を見せた状態を示す断面斜視図
【
図51】本発明の実施例でヘッドホンに本発明の一部分である凸面幅狭形調整器を取り付けて、ヘッドバンドを小さく広げた状態を前面側から見た斜視図
【
図53】本発明の実施例でヘッドホンに本発明の一部分である凸面幅狭形調整器を取り付けて、ヘッドバンドを大きく広げた状態を前面側から見た斜視図
【
図55】本発明の実施例でヘッドホンに本発明の一部分である凸面幅狭形調整器を取り付けて、ヘッドバンドを大きく広げた状態を後面側から見た斜視図
【符号の説明】
【0158】
1 加工前形状の平面幅広形調整器
2 平面幅広形調整器
3 平面幅広形調整器の前面
4 平面幅広形調整器の後面
5 平面幅広形の右側V溝
6 平面幅広形調整器の右側V溝外側
7 平面幅広形調整器の右側V溝内側壁
8 平面幅広形調整器の左側V溝
9 平面幅広形調整器の左側V溝外側壁
10 平面幅広形調整器の左側V溝内側壁
11 平面幅広形調整器の上面
12 平面幅広形調整器の下面
13 平面幅広形調整器の側面
15 平面幅広形調整器の右側溝底線
16 平面幅広形調整器の左側溝底線
17 中央垂直面a
18 平面幅広形調整器ユニット
【0159】
21 加工前形状の平面幅狭形調整器
22 平面幅狭形調整器
23 平面幅狭形調整器の前面
24 平面幅狭形調整器の後面
25 平面幅狭形調整器の右側V溝
26 平面幅狭形調整器の右側V溝外側壁
27 平面幅狭形調整器の右側V溝内側壁
28 平面幅狭形調整器の左側V溝
29 平面幅狭形調整器の左側V溝外側壁
30 平面幅狭形調整器の左側V溝内側壁
31 平面幅狭形調整器の上面
32 平面幅狭形調整器の下面
33 平面幅狭形調整器の側面
35 平面幅狭形調整器の右側溝底線
36 平面幅狭形調整器の左側溝底線
37 中央垂直面b
38 平面幅狭形調整器ユニット
【0160】
41 加工前形状の凸面幅広形調整器
42 凸面幅広形調整器
43 凸面幅広形調整器の前面
44 凸面幅広形調整器の後面
45 凸面幅広形調整器の右側V溝
46 凸面幅広形調整器の右側V溝外側壁
47 凸面幅広形調整器の右側V溝内側壁
48 凸面幅広形調整器の左側V溝
49 凸面幅広形調整器の左側V溝外側壁
50 凸面幅広形調整器の左側V溝内側壁
51 凸面幅広形調整器の上面
52 凸面幅広形調整器の下面
53 凸面幅広形調整器の側面
55 凸面幅広形調整器の右側溝底線
56 凸面幅広形調整器の左側溝底線
57 中央垂直面c
58 凸面幅広形調整器ユニット
【0161】
61 加工前形状の凸面幅狭形調整器
62 凸面幅狭形調整器
63 凸面幅狭形調整器の前面
64 凸面幅狭形調整器の後面
65 凸面幅狭形調整器の右側V溝
66 凸面幅狭形調整器の右側V溝外側壁
67 凸面幅狭形調整器の右側V溝内側壁
68 凸面幅狭形調整器の左側V溝
69 凸面幅狭形調整器の左側V溝外側壁
70 凸面幅狭形調整器の左側V溝内側壁
71 凸面幅狭形調整器の上面
72 凸面幅狭形調整器の下面
73 凸面幅狭形調整器の側面
75 凸面幅狭形調整器の右側溝底線
76 凸面幅狭形調整器の左側溝底線
77 中央垂直面d
78 凸面幅狭形調整器ユニット
81 ヘッドホン
82 ヘッドホン耳当て部
83 ヘッドバンド
84 ヘッドホン筐体
85 紐
【手続補正書】
【提出日】2023-04-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッドホンのヘッドバンドに装着することによって、
ヘッドバンドの側圧を調整可能な平面幅広型調整器であって、
前記平面幅広型調整器の形状は平面視幅広の略直方体であり、
前記平面幅広型調整器の前面、側面及び後面の各面は曲面によって接続され、
前記平面幅広型調整器の上面において、前面から後面にかけて直線状のV溝が、
長手方向の中心に対して左右対称にそれぞれ3本以上形成されており、
前記V溝は、
前記中心側に形成される内側壁と、当該内側壁と対向して形成される外側壁とで形成され、
前記外側壁は前記前面側では水平面と約23度、中間地点で水平面と約45度、
前記後面側では水平面と約67度、と前記前面側から前記後面側までの間で、
傾斜角度がなだらかに変化する壁面であり、
前記内側壁は前記前面側では水平面と約67度、中間地点で水平面と約45度、
前記後面側では水平面と約23度、と前記前面側から前記後面側までの間で、
傾斜角度がなだらかに変化する壁面であり、
前記平面幅広型調整器は、前記ヘッドバンドの頂部において弾力性と伸縮性とを
有する紐を前記V溝に通すことによって固定され、
当該紐を通す前記V溝の位置に応じて側圧が調整可能となっており、
当該紐をずらすことによって紐が移動可能となるように前記外側壁と前記内側壁
とが形成されていることを特徴とする、
平面幅広型調整器。
【請求項2】
請求項1に記載の平面幅広型調整器であって、前記上面が凸面形状である、
平面幅広型調整器。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の平面幅広型調整器であって、前記上面の幅が、
前記前面の幅より狭い、平面幅広型調整器。