(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024076314
(43)【公開日】2024-06-05
(54)【発明の名称】通信方法、装置及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 76/15 20180101AFI20240529BHJP
H04W 48/20 20090101ALI20240529BHJP
H04W 48/16 20090101ALI20240529BHJP
【FI】
H04W76/15
H04W48/20
H04W48/16 130
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023013445
(22)【出願日】2023-01-31
(31)【優先権主張番号】2022114844927
(32)【優先日】2022-11-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】シャン,ウェン
(72)【発明者】
【氏名】スン,ハンビャオ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD19
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ14
5K067JJ17
(57)【要約】 (修正有)
【課題】マルチリンクデバイスのアプリケーションシーンを拡張し、より良い交換性を実現する通信方法、装置及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】方法は、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を取得するステップと、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントを決定するステップと、ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立する、マルチリンク接続または無線接続を含むターゲット接続方式を決定するステップと、ターゲット接続方式に基づいて、ターゲットアクセスデバイスと接続を確立するステップと、を含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチリンクデバイスに適用される通信方法であって、
少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を取得するステップと、
前記少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントを決定するステップと、
前記ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を決定するステップであって、前記ターゲット接続方式がマルチリンク接続または無線接続を含むステップと、
前記ターゲット接続方式に基づいて、前記ターゲットアクセスデバイスと接続を確立するステップと、
を含む、
ことを特徴とする通信方法。
【請求項2】
前記ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を決定するステップは、
前記ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に第1の情報が含まれると決定し、前記第1のアクセスポイント情報に含まれるアクセスポイント識別子及び低減近隣報告情報を取得するステップであって、前記第1の情報は前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスがマルチリンク接続能力をサポートすることを示し、前記アクセスポイント識別子は前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスを識別し、前記減少近隣報告情報は前記ターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を示し、前記ターゲットアクセスポイントと前記連携アクセスポイントが同じターゲットアクセスデバイスと関連し、同じターゲットアクセスデバイスに関連付けられたアクセスポイントが、同じアクセスポイント識別子を有するステップと、
前記減少近隣報告情報に基づいて、前記連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を決定するステップと、
前記第2のアクセスポイント情報にアクセスポイント識別子が含まれる場合、前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式をマルチリンク接続として決定するステップと、
を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
【請求項3】
前記減少近隣報告情報は、前記連携アクセスポイントのチャネル情報を含み、
前記減少近隣報告情報に基づいて、前記連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を決定するステップは、
前記減少近隣報告情報に基づいて、前記連携アクセスポイントの動作チャネルを決定し、前記連携アクセスポイントの動作チャネルで前記連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を受信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の通信方法。
【請求項4】
前記減少近隣報告情報に基づいて、前記連携アクセスポイントの動作チャネルを決定し、前記連携アクセスポイントの動作チャネルで前記連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を受信するステップは、
前記減少近隣報告情報に基づいて、前記連携アクセスポイントに対応する周波数帯域を決定するステップと、
前記マルチリンクデバイスが前記連携アクセスポイントに対応する周波数帯域をサポートする場合、前記連携アクセスポイントを受信する動作チャネルを決定し、前記連携アクセスポイントの動作チャネルで前記連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を受信するステップと、
を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の通信方法。
【請求項5】
前記ターゲット接続方式に基づいて、前記ターゲットアクセスデバイスと接続を確立するステップは、
マルチリンク接続方式に基づいて、前記ターゲットアクセスポイントに対応する周波数帯域、及び前記連携アクセスポイントに対応する周波数帯域で、前記ターゲットアクセスデバイスとマルチリンク接続を確立するステップを含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の通信方法。
【請求項6】
前記ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を決定するステップは、
前記ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に第1の情報が含まれず、及び/又は、前記マルチリンクデバイスが前記ターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントに対応する周波数帯域をサポートしない場合、前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を無線接続として決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
【請求項7】
前記ターゲット接続方式に基づいて、前記ターゲットアクセスデバイスと接続を確立するステップは、
前記無線接続方式に基づいて、前記ターゲットアクセスポイントに対応する周波数帯域で前記ターゲットアクセスデバイスと無線接続を確立するステップを含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の通信方法。
【請求項8】
少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を取得するステップは、
前記少なくとも1つのアクセスポイントから送信されたメッセージフレームを取得するステップであって、前記メッセージフレームがビーコンフレームとプローブ応答フレームを含むステップと、
前記メッセージフレームに基づいて前記少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を決定するステップと、
を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントを決定するステップは、
前記少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいて、候補接続リストを決定するステップと、
第1の予め設定されたルールに基づいて前記候補接続リストにおけるアクセスポイントをフィルタリングするステップと、
第2の予め設定されたルールに基づいてフィルタリングされたアクセスポイントに対して優先度のソートを行うステップと、
前記優先度のソートの最も高いアクセスポイントをターゲットアクセスポイントとして決定するステップと、
を含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の通信方法。
【請求項10】
前記第1の予め設定されたルールは、アクセスポイントのサービスセット識別子と対応する暗号化タイプとが一致しないことである、
ことを特徴とする請求項9に記載の通信方法。
【請求項11】
前記第2の予め設定されたルールは、アクセスポイントの周波数帯域、信号強度、暗号化タイプ、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項9または10に記載の通信方法。
【請求項12】
マルチリンクデバイスに適用される通信装置であって、
少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を取得する取得モジュールと、
前記少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントを決定し、前記ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を決定する処理モジュールであって、前記ターゲット接続方式がマルチリンク接続または無線接続を含む処理モジュールと、
前記ターゲット接続方式に基づいて、前記ターゲットアクセスデバイスと接続を確立する接続モジュールと、
を含む、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項13】
通信装置であって、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項1~11のいずれかに記載の通信方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項14】
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記記憶媒体の命令が端末のプロセッサによって実行される場合、端末が請求項1~11のいずれかに記載の通信方法を実行できるようにする、
ことを特徴とする非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術の分野に関し、特に通信方法、装置及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
無線ローカルエリアネットワーク技術の発展に伴い、無線デバイスはマルチリンク通信をサポートすることができる。マルチリンク通信とは、当該無線デバイスが複数の周波数帯域で同時に通信するか、同じ周波数帯域の異なるチャネルで同時に通信することをサポートすることを指す。マルチリンク通信をサポートする無線デバイスは、通常にマルチリンクデバイス(Multi-link device、MLD)と呼ばれ、マルチリンクデバイスは複数のステーション(Station、STA)を含む。マルチリンクデバイスは、サポートされている複数の周波数帯域を介してアクセスデバイスと接続することができる。アクセスデバイスは単一リンクアクセスデバイスとマルチリンクアクセスデバイスを含み、単一リンクアクセスデバイスは、単一アクセスポイント(Access Point,AP)を含み、マルチリンクアクセスデバイスは複数のアクセスポイントを含み、各アクセスポイントは対応する周波数帯域を有する。
【0003】
関連技術のマルチリンクデバイスがマルチリンクを使用して操作するためには、マルチリンクをサポートするアクセスデバイスに接続する必要があり、より優れたアクセスデバイスが存在しても、マルチリンクデバイスは接続不可能である。したがって、マルチリンクデバイスが複数の異なるタイプのアクセスデバイスに直面している場合、マルチリンクデバイスがより優れたアクセスデバイスをどのように選択して接続するかは解決すべき問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術に存在する問題を克服するために、本開示は通信方法、装置及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1の態様によれば、マルチリンクデバイスに適用される通信方法を提供し、前記方法は、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を取得するステップと、前記少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントを決定するステップと、前記ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を決定するステップであって、前記ターゲット接続方式がマルチリンク接続または無線接続を含むステップステップと、前記ターゲット接続方式に基づいて、前記ターゲットアクセスデバイスと接続を確立するステップと、を含む。
【0006】
一実施形態では、前記ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を決定ステップは、前記ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に第1の情報が含まれると決定し、前記第1のアクセスポイント情報に含まれるアクセスポイント識別子及び低減近隣報告情報を取得するステップであって、前記第1の情報は前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスがマルチリンク接続能力をサポートすることを示し、前記アクセスポイント識別子は前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスを識別し、前記減少近隣報告情報は前記ターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を示し、前記ターゲットアクセスポイントと前記連携アクセスポイントが同じターゲットアクセスデバイスと関連し、同じターゲットアクセスデバイスに関連付けられたアクセスポイントが、同じアクセスポイント識別子を有するステップと、前記減少近隣報告情報に基づいて、前記連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を決定するステップと、前記第2のアクセスポイント情報にアクセスポイント識別子が含まれる場合、前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式をマルチリンク接続として決定するステップと、を含む。
【0007】
一実施形態では、前記減少近隣報告情報は、前記連携アクセスポイントのチャネル情報を含み、前記減少近隣報告情報に基づいて、前記連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を決定するステップは、前記減少近隣報告情報に基づいて、前記連携アクセスポイントの動作チャネルを決定し、前記連携アクセスポイントの動作チャネルで前記連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を受信するステップを含む。
【0008】
一実施形態では、前記減少近隣報告情報に基づいて、前記連携アクセスポイントの動作チャネルを決定し、前記連携アクセスポイントの動作チャネルで前記連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を受信するステップは、前記減少近隣報告情報に基づいて、前記連携アクセスポイントに対応する周波数帯域を決定するステップと、前記マルチリンクデバイスが前記連携アクセスポイントに対応する周波数帯域をサポートする場合、前記連携アクセスポイントを受信する動作チャネルを決定し、前記連携アクセスポイントの動作チャネルで前記連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を受信するステップと、を含む。
【0009】
一実施形態では、前記ターゲット接続方式に基づいて、前記ターゲットアクセスデバイスと接続を確立するステップは、マルチリンク接続方式に基づいて、前記ターゲットアクセスポイントに対応する周波数帯域、及び前記連携アクセスポイントに対応する周波数帯域で、前記ターゲットアクセスデバイスとマルチリンク接続を確立するステップを含む。
【0010】
一実施形態では、前記ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を決定するステップは、前記ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に第1の情報が含まれず、及び/又は、前記マルチリンクデバイスが前記ターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントに対応する周波数帯域をサポートしない場合、前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を無線接続として決定するステップを含む。
【0011】
一実施形態では、前記ターゲット接続方式に基づいて、前記ターゲットアクセスデバイスと接続を確立するステップは、前記無線接続方式に基づいて、前記ターゲットアクセスポイントに対応する周波数帯域で前記ターゲットアクセスデバイスと無線接続を確立するステップを含む。
【0012】
一実施形態では、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を取得するステップは、前記少なくとも1つのアクセスポイントから送信されたメッセージフレームを取得するステップであって、前記メッセージフレームがビーコンフレーム及び/又はプローブ応答フレームを含むステップと、前記メッセージフレームに基づいて前記少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を決定するステップと、を含む。
【0013】
一実施形態では、前記少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントを決定するステップは、前記少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいて、候補接続リストを決定するステップと、第1の予め設定されたルールに基づいて前記候補接続リストにおけるアクセスポイントをフィルタリングするステップと、第2の予め設定されたルールに基づいてフィルタリングされたアクセスポイントに対して優先度のソートを行うステップと、前記優先度のソートの最も高いアクセスポイントをターゲットアクセスポイントとして決定するステップと、を含む。
【0014】
一実施形態では、前記第1の予め設定されたルールは、アクセスポイントのサービスセット識別子と対応する暗号化タイプとが一致しないことである。
【0015】
一実施形態では、前記第2の予め設定されたルールは、アクセスポイントの周波数帯域、信号強度、暗号化タイプ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0016】
本開示の実施例の第2の態様によれば、マルチリンクデバイスに適用される通信装置を提供し、前記装置は、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を取得する取得モジュールと、前記少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントを決定し、前記ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を決定する処理モジュールであって、前記ターゲット接続方式がマルチリンク接続または無線接続を含む処理モジュールと、前記ターゲット接続方式に基づいて、前記ターゲットアクセスデバイスと接続を確立する接続モジュールと、を含む。
【0017】
一実施形態では、前記処理モジュールは、前記ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に第1の情報が含まれると決定し、前記第1のアクセスポイント情報に含まれるアクセスポイント識別子及び低減近隣報告情報を取得し、前記第1の情報は前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスがマルチリンク接続能力をサポートすることを示し、前記アクセスポイント識別子は前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスを識別し、前記減少近隣報告情報は前記ターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を示し、前記ターゲットアクセスポイントと前記連携アクセスポイントが同じターゲットアクセスデバイスと関連し、同じターゲットアクセスデバイスに関連付けられたアクセスポイントが、同じアクセスポイント識別子を有し、前記減少近隣報告情報に基づいて、前記連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を決定し、前記第2のアクセスポイント情報にアクセスポイント識別子が含まれる場合、前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式をマルチリンク接続として決定する。
【0018】
一実施形態では、前記減少近隣報告情報は、前記連携アクセスポイントのチャネル情報を含み、前記処理モジュールは、前記減少近隣報告情報に基づいて、前記連携アクセスポイントの動作チャネルを決定し、前記連携アクセスポイントの動作チャネルで前記連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を受信する。
【0019】
一実施形態では、前記処理モジュールは、前記減少近隣報告情報に基づいて、前記連携アクセスポイントに対応する周波数帯域を決定し、前記マルチリンクデバイスが前記連携アクセスポイントに対応する周波数帯域をサポートする場合、前記連携アクセスポイントを受信する動作チャネルを決定し、前記連携アクセスポイントの動作チャネルで前記連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を受信する。
【0020】
一実施形態では、前記接続モジュールは、マルチリンク接続方式に基づいて、前記ターゲットアクセスポイントに対応する周波数帯域、及び前記連携アクセスポイントに対応する周波数帯域で、前記ターゲットアクセスデバイスとマルチリンク接続を確立する。
【0021】
一実施形態では、前記処理モジュールは、前記ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に第1の情報が含まれず、及び/又は、前記マルチリンクデバイスが前記ターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントに対応する周波数帯域をサポートしない場合、前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を無線接続として決定する。
【0022】
一実施形態では、前記接続モジュールは、前記無線接続方式に基づいて、前記ターゲットアクセスポイントに対応する周波数帯域で前記ターゲットアクセスデバイスと無線接続を確立する。
【0023】
一実施形態では、前記取得モジュールは、前記少なくとも1つのアクセスポイントから送信されたメッセージフレームを取得し、前記メッセージフレームがビーコンフレーム及び/又はプローブ応答フレームを含み、前記メッセージフレームに基づいて前記少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を決定する。
【0024】
一実施形態では、前記処理モジュールは、前記少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいて、候補接続リストを決定し、第1の予め設定されたルールに基づいて前記候補接続リストにおけるアクセスポイントをフィルタリングし、第2の予め設定されたルールに基づいてフィルタリングされたアクセスポイントに対して優先度のソートを行い、前記優先度のソートの最も高いアクセスポイントをターゲットアクセスポイントとして決定する。
【0025】
一実施形態では、前記第1の予め設定されたルールは、アクセスポイントのサービスセット識別子と対応する暗号化タイプとが一致しないことである。
【0026】
一実施形態では、前記第2の予め設定されたルールは、アクセスポイントの周波数帯域、信号強度、暗号化タイプ、のうちの少なくとも1つを含む。
【発明の効果】
【0027】
本開示の実施例によって提供される技術案は、以下の有益な効果を含むことができる。少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を取得し、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいてターゲットアクセスポイントを決定する。さらにターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を決定する。ターゲット接続方式がマルチリンク接続と無線接続を含む。従って、本開示の技術案によれば、マルチリンクデバイスは、マルチリンクをサポートするアクセスデバイスとのみ接続可能であることに限定されず、より優れたターゲットアクセスポイントを選択し、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスとマルチリンク接続または無線接続を確立することができ、マルチリンクデバイスのアプリケーションシーンを拡張し、より良い交換性を実現した。
【0028】
なお、上記一般的な説明及び後文の詳細な説明は、単なる例示的及び解釈的なものであり、本開示を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
ここでの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部として構成され、本開示に適合する実施例を示し、本開示の原理を説明するために明細書とともに使用される。
【
図1】例示的な一実施例によって示される通信システムの概略図である。
【
図2】例示的な一実施例によって示される通信方法のフローチャートである。
【
図3】例示的な一実施例によって示されるターゲット接続方式を決定するフローチャートである。
【
図4】例示的な一実施例によって示される通信方法のフローチャートである。
【
図5】例示的な一実施例によって示されるアクセスポイントのアクセスポイント情報を取得するフローチャートである。
【
図6】例示的な一実施例によって示されるターゲットアクセスポイントを決定するフローチャートである。
【
図7】例示的な一実施例によって示される通信装置のブロック図である。
【
図8】例示的な一実施例によって示される通信装置のためのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記載の実施形態は、本開示と一致する全ての実施形態を表すものではない。
【0031】
図面では、最初から最後まで同じまたは類似の符号は同じまたは類似の素子、または同じまたは類似の機能を有する素子を示す。説明された実施例は、全ての実施例ではなく、本開示の一部の実施例である。以下、添付図面を参照して説明する実施例は、本開示を説明するためのものであり、本開示に対する制限としては理解してはいけない。本開示の実施例に基づいて、当業者は、創造的な労働がなされていない前提で取得される他のすべての実施例は、本開示の保護の範囲に属する。
【0032】
背景技術に説明されたように、関連技術のマルチリンクデバイスがマルチリンクを使用して操作するには、マルチリンクをサポートするアクセスデバイスに接続する必要があり、より優れたアクセスデバイスが存在しても、マルチリンクデバイスは接続不可能である。したがって、マルチリンクデバイスが複数の異なるタイプのアクセスデバイスに直面している場合、マルチリンクデバイスがより優れたアクセスデバイスをどのように選択して接続するかは解決すべき問題である。
【0033】
これに加えて、本開示の実施例は、通信方法を提供し、マルチリンクデバイスが、マルチリンクをサポートするアクセスデバイスとのみ接続可能であることに限定されず、より優れたターゲットアクセスポイントを選択し、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスとマルチリンク接続または無線接続を確立することができ、マルチリンクデバイスのアプリケーションシーンを拡張し、より良い交換性を実現した。
【0034】
本開示の実施例によって提供される通信方法は
図1に示す通信システムに適用されることができ、
図1に示すように、通信システムは、マルチリンクデバイスA、アクセスデバイスB1及びアクセスデバイスB2を含む。
【0035】
マルチリンクデバイスは複数のSTAを含み、各STAは1つの周波数帯域を対応してサポートする。
図1に示すマルチリンクデバイスAに、2.4GをサポートするSTAと5GをサポートするSTAを含む。もちろん、技術の発展に伴い、マルチリンクデバイスは、6G-7GをサポートするSTA(図示せず)をさらに含むことができ、本開示の実施例では、2.4G及び5Gのみで例示的に説明する。
【0036】
アクセスデバイスB1は、マルチリンクアクセスデバイスであり、それは、2.4GをサポートするAPと5GをサポートするAPを含む。アクセスデバイスB2は、単一リンクアクセスデバイスであり、それは2.4GをサポートするAPのみを含む。もちろん、
図1に示すアクセスデバイスB1とB2のアクセスポイントがサポートする周波数帯域は、
図1に示すアクセスポイントだけでなく、他の周波数帯域をサポートするアクセスポイント、例えば3.6G、6Gなどであってもよい。
【0037】
図1に示す通信システムでは、マルチリンクデバイスが関連技術の接続方法を採用すると、マルチリンクデバイスAはアクセスデバイスB1のみと接続することができるが、本開示の実施例のマルチリンクアクセスデバイスは、アクセスデバイスB1だけでなく、アクセスデバイスB2と接続することもできる。
【0038】
図2は、例示的な一実施例によって示される通信方法のフローチャートである。
図2に示すように、通信方法は、マルチリンクデバイスに適用され、以下のステップS11~S14を含む。
【0039】
ステップS11において、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を取得する。
【0040】
アクセスポイント情報は、アクセスポイントのサービスセット識別子(Service Set Identifier、SSID)、アクセスポイント名、アクセスポイントの周波数帯域、アクセスポイントのメディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)アドレス、アクセスポイントのIPアドレス、信号強度、当該アクセスポイントをアクセスするユーザ数、のうちの少なくとも1つを含む。
【0041】
ステップS12において、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントを決定する。
【0042】
ステップS13において、ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を決定する。
【0043】
ターゲット接続方式はマルチリンク接続または無線接続を含む。
【0044】
マルチリンク接続は、マルチリンクデバイスとターゲットアクセスポイントデバイスが複数のアクセスポイントの複数の周波数帯域でそれぞれ接続を確立することを表す。無線接続は、マルチリンクデバイスとターゲットアクセスポイントデバイスが単一アクセスポイントの単一周波数帯域で接続を確立することを表す。
【0045】
ステップS14において、ターゲット接続方式に基づいて、ターゲットアクセスデバイスと接続を確立する。
【0046】
本開示の実施例では、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を取得し、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいてターゲットアクセスポイントを決定する。さらにターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を決定する。ターゲット接続方式がマルチリンク接続と無線接続を含む。従って、本開示の技術案によれば、マルチリンクデバイスは、マルチリンクをサポートするアクセスデバイスとのみ接続可能であることに限定されず、より優れたターゲットアクセスポイントを選択し、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスとマルチリンク接続または無線接続を確立することができ、マルチリンクデバイスのアプリケーションシーンを拡張し、より良い交換性を実現した。
【0047】
以下、ステップS13において、ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を決定することについて具体的に説明する。
【0048】
いくつかの実施例では、ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式がマルチリンク接続であると決定する。
図3に示すように、
図3は、ターゲット接続方式を決定するフローチャートであり、以下のステップS21~S23を含む。
【0049】
ステップS21において、ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に第1の情報が含まれると決定し、第1のアクセスポイント情報に含まれるアクセスポイント識別子及び減少近隣報告情報を取得する。
【0050】
第1の情報は、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスがマルチリンク接続能力をサポートすることを示し、アクセスポイント識別子はターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスを識別し、減少近隣報告情報は、ターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を示し、ターゲットアクセスポイントと前記連携アクセスポイントが同じターゲットアクセスデバイスと関連し、同じターゲットアクセスデバイスに関連付けられたアクセスポイントが、同じアクセスポイント識別子を有する。
【0051】
一実施形態では、第1の情報はMulti-Link IEである。ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報にMulti-Link IEが含まれる場合、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスがマルチリンクアクセスデバイスであると考えられる。
【0052】
ステップS22において、減少近隣報告情報に基づいて、連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を決定する。
【0053】
ステップS23において、第2のアクセスポイント情報にアクセスポイント識別子が含まれる場合、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式がマルチリンク接続であると決定する。
【0054】
第2のアクセスポイント情報に基本マルチリンク情報元素Basic Multi-Linkが含まれ、アクセスポイント識別子が基本マルチリンク情報元素に含まれる。
【0055】
本開示の実施例では、連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報にアクセスポイント識別子が含まれる場合、連携アクセスポイントとターゲットアクセスポイントが同じターゲットアクセスデバイスと関連することを表し、この場合、マルチリンクデバイスは、ターゲットアクセスポイントと連携アクセスポイントを介して同時にターゲットアクセスデバイスと接続を確立することができる。
【0056】
いくつかの実施例では、減少近隣報告情報は連携アクセスポイントのチャネル情報を含む。
【0057】
一実施形態では、減少近隣報告情報によって連携アクセスポイントの動作チャネルを決定し、連携アクセスポイントの動作チャネルで連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を受信する。
【0058】
いくつかの実施例では、減少近隣報告情報によって連携アクセスポイントの動作チャネルを決定し、連携アクセスポイントの動作チャネルで連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を受信するステップは、
図4に示すように、具体的に以下のステップS31~S32として実現することができる。
【0059】
ステップS31において、減少近隣報告情報に基づいて、連携アクセスポイントに対応する周波数帯域を決定する。
【0060】
ステップS32において、マルチリンクデバイスが連携アクセスポイントに対応する周波数帯域をサポートする場合、連携アクセスポイントを受信する動作チャネルを決定し、連携アクセスポイントの動作チャネルで連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を受信する。
【0061】
本開示の実施例では、マルチリンクデバイスが連携アクセスポイントに対応する周波数帯域をサポートする場合のみ、マルチリンクデバイスは、連携アクセスポイントの動作チャネルで連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を受信することができる。
【0062】
いくつかの実施例では、ターゲット接続方式がマルチリンク接続であると決定すると、マルチリンクデバイスがマルチリンク接続方式に基づいて、ターゲットアクセスポイントに対応する周波数帯域及び連携アクセスポイントに対応する周波数帯域でターゲットアクセスデバイスとマルチリンク接続を確立する。
【0063】
例示的に、マルチリンクデバイスがサポートする周波数帯域は2.4Gと5Gであり、ターゲットアクセスポイントに対応する周波数帯域は2.4Gであり、ターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントに対応する周波数帯域は5Gである場合、マルチリンクデバイスは、ターゲットアクセスポイントの2.4Gとターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントの5Gを介して同時にターゲットアクセスデバイスと接続を確立することができる。
【0064】
いくつかの実施例では、ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式が無線接続であると決定する。
図5に示すように、
図5は、ターゲット接続方式を決定するフローチャートであり、以下のステップを含む。
【0065】
ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に第1の情報が含まれず、及び/又は、マルチリンクデバイスがターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントに対応する周波数帯域をサポートしない場合、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式が無線接続であると決定する。
【0066】
一実施形態では、第1の情報がMulti-Link IEであり、ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報にMulti-Link IEが含まれない場合、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスが単一リンクアクセスデバイスであると考えられ、この場合、マルチリンクデバイスはマルチリンク接続を行うことができない。
【0067】
別の実施形態では、ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報にMulti-Link IEが含まれるが、マルチリンクデバイスがターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントに対応する周波数帯域をサポートしない場合、マルチリンクデバイスは、連携アクセスポイントを介してターゲットアクセスデバイスと接続することができず、マルチリンクデバイスはターゲットアクセスポイントのみを介してターゲットアクセスデバイスと接続可能である。
【0068】
例えば、ターゲットアクセスポイントがサポートする周波数帯域は2.4Gであり、ターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントがサポートする周波数帯域は5Gであり、マルチリンクデバイスがサポートする周波数帯域は2.4Gと6Gである。これから分かるように、マルチリンクデバイスは、ターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントがサポートする5G周波数帯域をサポートせず、マルチリンクデバイスは、2.4Gのみを介してターゲットアクセスポイントと接続可能である。
【0069】
本開示の実施例では、ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に第1の情報が含まれず、及び/又は、マルチリンクデバイスがターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントに対応する周波数帯域をサポートしない場合、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式が無線接続であると決定し、これによってマルチリンクデバイスは、ターゲットアクセスポイントに対応する周波数帯域でターゲットアクセスデバイスと無線接続を確立することができ、これによってマルチリンクデバイスは、マルチリンクをサポートするアクセスデバイスとのみ接続可能であることに限定されず、より優れたターゲットアクセスポイントに基づいてターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスとマルチリンク接続または無線接続を確立することができ、マルチリンクデバイスのアプリケーションシーンを拡張し、より良い交換性を実現した。
【0070】
いくつかの実施例では、ターゲット接続方式が無線接続方式であると決定すると、マルチリンクデバイスは無線接続方式に基づいて、ターゲットアクセスポイントに対応する周波数帯域でターゲットアクセスデバイスと無線接続を確立する。
【0071】
本開示の実施例では、ターゲット接続方式が無線接続方式であると決定すると、マルチリンクデバイスはターゲットアクセスポイントに対応する周波数帯域でターゲットアクセスデバイスと無線接続を確立し、これによってマルチリンクデバイスは、マルチリンクをサポートするアクセスデバイスとのみ接続可能であることに限定されず、より優れたターゲットアクセスポイントに基づいてターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスとマルチリンク接続または無線接続を確立することができ、マルチリンクデバイスのアプリケーションシーンを拡張し、より良い交換性を実現した。
【0072】
以下ステップS11において、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を取得することについて説明する。
図5に示すように、
図5は、アクセスポイントのアクセスポイント情報を取得するフローチャートであり、以下のステップS41~S42を含む。
【0073】
ステップS41において、少なくとも1つのアクセスポイントから送信されたメッセージフレームを取得する。
【0074】
メッセージフレームは、ビーコンbeaconフレーム及び/又はプローブ応答フレームを含む。
【0075】
ステップS42において、メッセージフレームに基づいて少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を決定する。
【0076】
一実施形態では、マルチリンクデバイスがパッシブスキャン方式でAPをスキャンするとき、マルチリンクデバイスは各チャネルで監視beaconフレームを絶えず切り替え、APから送信されたすべてのbeaconフレームの情報を記録する。
【0077】
beaconフレームは、ブロードキャストフレームであり、beaconフレームはアクセスポイントに一対一で対応する。beaconフレームは、当該beaconフレームを送信するアクセスポイントのチャネル情報、SSID、及び基本サービスセット(Basic Service Set ID、BSSID)暗号化情報などの当該beaconフレームを送信するアクセスポイント情報を含む。BSSIDはMACアドレス情報である。
【0078】
別の実施形態では、マルチリンクデバイスがアクティブスキャン方式でAPをスキャンする場合、マルチリンクデバイスは、サポートされているチャネルリストにおけるチャネルでプローブ要求(Probe Request)フレームをブロードキャストし、APは、Probe Requestフレームを受信すると、プローブ応答(Probe Response)フレームに応答する。マルチリンクデバイスは、プローブ応答フレームに基づいて、アクセスポイントの名前、基本サービスセット識別子、受信信号強度指示などの周辺アクセスポイントのアクセスポイント情報を取得する。
【0079】
本開示の実施例では、マルチリンクデバイスは、アクティブスキャンまたはパッシブスキャンで少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を決定することができる。
【0080】
いくつかの実施例では、マルチリンクデバイスは、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を取得した後、候補接続リストを生成してマルチリンクデバイスに表示し、予め設定されたルールまたはユーザの選択に基づいてターゲットアクセスポイントを決定する。
【0081】
以下、予め設定されたルールに基づいてターゲットアクセスポイントを決定することを例として、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントを決定することを説明し、
図6に示すように、
図6はターゲットアクセスポイントを決定するフローチャートであり、以下のステップS51~S54を含む。
【0082】
ステップS51において、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいて、候補接続リストを決定する。
【0083】
候補接続リストには少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント名、アクセスポイント周波数帯域、アクセスポイント信号強度などの情報が含まれる。
【0084】
ステップS52において、第1の予め設定されたルールに基づいて候補接続リストにおけるアクセスポイントをフィルタリングする。
【0085】
ステップS53において、第2の予め設定されたルールに基づいてフィルタリングされたアクセスポイントに対して優先度のソートを行う。
【0086】
ステップS54において、優先度のソートの最も高いアクセスポイントをターゲットアクセスポイントとして決定する。
【0087】
本開示の実施例では、予め設定されたルールに基づいて優先度のソートの最も高いアクセスポイントをターゲットアクセスポイントとして決定し、これによってマルチリンクデバイスは、より優れたターゲットアクセスポイントに基づいてターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続し、通信品質を確保しながら、マルチリンクデバイスのアプリケーションシーンを拡張し、より良い交換性を実現した。
【0088】
いくつかの実施例では、第1の予め設定されたルールは、アクセスポイントのサービスセット識別子と対応する暗号化タイプとが一致しないことであり、マルチリンクデバイスがアクセスポイントを介してアクセスポイントデバイスと接続する成功率を確保するために、候補接続リストでは、アクセスポイントのサービスセット識別子と対応する暗号化タイプとが一致しないアクセスポイントをフィルタリングする。
【0089】
いくつかの実施例では、第2の予め設定されたルールは、アクセスポイントの周波数帯域、信号強度、暗号化タイプ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0090】
例えば、アクセスポイントの信号強度でフィルタリングされたアクセスポイントに対して優先度のソートを行い、信号強度の最もよいアクセスポイントをターゲットアクセスポイントとして決定する。
【0091】
同じ考えに基づいて、本開示の実施例はさらに通信装置を提供する。
【0092】
なお、本開示の実施例によって提供される通信装置は、上記機能を実現するために、各機能を実行するためのハードウェア構成及び/又はソフトウェアモジュールを含む。本開示で開示された各実施例のユニット及びアルゴリズムステップと併せて、本開示の実施例は、ハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせで実現することができる。ある機能はいかにハードウェアやコンピュータソフトウェアがハードウェアを駆動する方式で実行するかどうかは、技術案の特定の応用と設計制約条件次第である。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して説明された機能を実現することができるが、このような実現は、本開示の実施例の技術案の範囲を超えていると考えてはならない。
【0093】
図7は、例示的な一実施例によって示される通信装置ボロック図である。
図7を参照すると、この装置は、取得モジュール101、処理モジュール102及び接続モジュール103を含む。
取得モジュール101は、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を取得する。
処理モジュール102は、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントを決定し、ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に基づいて、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式を決定し、ターゲット接続方式がマルチリンク接続または無線接続を含む。
接続モジュール103は、ターゲット接続方式に基づいて、ターゲットアクセスデバイスと接続を確立する。
【0094】
一実施形態では、処理モジュール102は、ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に第1の情報が含まれると決定し、第1のアクセスポイント情報に含まれるアクセスポイント識別子及び減少近隣報告情報を取得し、第1の情報は、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスがマルチリンク接続能力をサポートすることを示し、アクセスポイント識別子は前記ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスを識別し、減少近隣報告情報は、ターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を示し、ターゲットアクセスポイントと連携アクセスポイントが同じターゲットアクセスデバイスと関連し、同じターゲットアクセスデバイスに関連付けられたアクセスポイントが、同じアクセスポイント識別子を有し、減少近隣報告情報に基づいて、連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を決定し、第2のアクセスポイント情報にアクセスポイント識別子が含まれる場合、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式がマルチリンク接続であると決定する。
【0095】
一実施形態では、減少近隣報告情報は連携アクセスポイントのチャネル情報を含み、処理モジュール102は、減少近隣報告情報に基づいて、連携アクセスポイントの動作チャネルを決定し、連携アクセスポイントの動作チャネルで連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を受信する。
【0096】
一実施形態では、処理モジュール102は、減少近隣報告情報に基づいて、連携アクセスポイントに対応する周波数帯域を決定し、マルチリンクデバイスが連携アクセスポイントに対応する周波数帯域をサポートする場合、連携アクセスポイントを受信する動作チャネルを決定し、連携アクセスポイントの動作チャネルで連携アクセスポイントの第2のアクセスポイント情報を受信する。
【0097】
一実施形態では、接続モジュール103は、マルチリンク接続方式に基づいて、ターゲットアクセスポイントに対応する周波数帯域及び連携アクセスポイントに対応する周波数帯域でターゲットアクセスデバイスとマルチリンク接続を確立する。
【0098】
一実施形態では、処理モジュール102は、ターゲットアクセスポイントの第1のアクセスポイント情報に第1の情報が含まれず、及び/又は、マルチリンクデバイスがターゲットアクセスポイントの連携アクセスポイントに対応する周波数帯域をサポートしない場合、ターゲットアクセスポイントに対応するターゲットアクセスデバイスと接続を確立するターゲット接続方式が無線接続であると決定する。
【0099】
一実施形態では、接続モジュール103は、無線接続方式に基づいて、ターゲットアクセスポイントに対応する周波数帯域でターゲットアクセスデバイスと無線接続を確立する。
【0100】
一実施形態では、取得モジュール101は、少なくとも1つのアクセスポイントから送信されたメッセージフレームを取得し、メッセージフレームがビーコンフレーム及び/又はプローブ応答フレームを含み、メッセージフレームに基づいて少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報を決定する。
【0101】
一実施形態では、処理モジュール102は、少なくとも1つのアクセスポイントのアクセスポイント情報に基づいて、候補接続リストを決定する;第1の予め設定されたルールに基づいて前記候補接続リストにおけるアクセスポイントをフィルタリングし、第2の予め設定されたルールに基づいてフィルタリングされたアクセスポイントに対して優先度のソートを行い、優先度のソートの最も高いアクセスポイントをターゲットアクセスポイントとして決定する。
【0102】
一実施形態では、第1の予め設定されたルールは、アクセスポイントのサービスセット識別子と対応する暗号化タイプとが一致しないことである。
【0103】
一実施形態では、第2の予め設定されたルールは、アクセスポイントの周波数帯域、信号強度、暗号化タイプ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0104】
上記実施例の装置について、その各モジュールの操作を実行する具体的な方式は、当該方法に関する実施例においてすでに詳細に説明したが、ここでは詳細に説明しない。
【0105】
図8は、例示的な一実施例によって示される通信のための装置200のブロック図である。例えば、装置200は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0106】
図8を参照すると、装置200は、処理コンポーネント202、メモリ204、電力コンポーネント206、マルチメディアコンポーネント208、オーディオコンポーネント210、入力/出力(I/O)インターフェース212、センサコンポーネント214、および通信コンポーネント216、1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
【0107】
処理コンポーネント202は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のような装置200の全体の操作を制御する。処理コンポーネント202は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ220を含むことができる。また、処理コンポーネント202は、他のコンポーネントとのインタラクションの処理を容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント202は、マルチメディアコンポーネント208と処理コンポーネント202とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0108】
メモリ204は、装置200での操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、装置200で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ204は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0109】
電力コンポーネント206は、装置200の様々なコンポーネントのために電力を提供する。電力コンポーネント206は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、および他の装置200のために電力を生成し、管理し、割り当てることに関連するコンポーネントを含むことができる。
【0110】
マルチメディアコンポーネント208は、前記装置200とユーザとの間の出力インターフェースを提供するスクリーンに含まれる。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネルのジェスチャーを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサが含まれる。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連する持続時間と圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント208は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。装置200が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、1つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。
【0111】
オーディオコンポーネント210は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント210は、装置200が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ204に記憶されてもよく、または通信コンポーネント216を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント210は、オーディオ信号を出力するための1つのスピーカをさらに含む。
【0112】
I/Oインターフェース212は、処理コンポーネント202と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0113】
センサコンポーネント214は、装置200に様々な態様の状態評価を提供するように、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント214は、装置200のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントは装置200のディスプレイおよびキーパッドであり、センサコンポーネント214は、装置200または装置200のコンポーネントの位置変更、ユーザが装置200との接触が存在または存在しないか、装置200の方位または加速/減速および装置200の温度変化を検出することもできる。センサコンポーネント214は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント214は、イメージングアプリケーションに使用されるCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができるいくつかの実施例では、当該センサコンポーネント214は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含むことができる。
【0114】
通信コンポーネント216は、装置200と他の装置との間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。装置200は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2Gまたは3G、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント216は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施例では、前記通信コンポーネント216は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0115】
例示的な実施例では、装置200は、上記方法を実行するために、専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品、1つまたは複数のアプリケーションによって実現されてもよい。
【0116】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ204をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するために、装置200のプロセッサ220によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置であってもよい。
【0117】
なお、本開示における「複数」は2つ以上を意味し、他の助数詞はこれと類似している。「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明し、3つの関係が存在可能であると表す。例えば、A及び/又はBという記載は、Aが単独で存在する、AとBが同時に存在する、Bが単独で存在するという3つの状況を表すことができる。「/」という文字は、通常、前後の関連対象が「又は」という関係であることを表す。単数形の「一」、「前記」及び「当該」も、文脈では他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことも意図している。
【0118】
さらに、「第1」、「第2」などの用語は様々な情報を説明するが、これらの情報は、これらの用語に限定されてはいけないことを理解することができる。これらの用語は、単に同じタイプの情報を区別するために使用され、特定の順序や重要さを表すものではない。実際には、「第1」、「第2」などの表現は完全に交換して使うことができる。例えば、本開示の範囲から逸脱しない限り、第1の情報は第2の情報と呼ぶことができ、同様に、第2の情報は第1の情報と呼ぶこともできる。
【0119】
さらに、特に説明がない限り、「接続」には、2つの間に他の部材が存在しない直接接続と、2つの間に他の要素が存在する間接接続が含まれることを理解することができる。
【0120】
さらに、本開示の実施例では、図面において特定の順序で動作を説明しているが、これらの動作が、示された特定の順序またはシリアル順序で実行され、または、所望の結果を得るためにすべての動作が実行されることを求めていると理解されたくない。特定の環境では、マルチタスクと並列処理が有利である可能性がある。
【0121】
当業者は、明細書を検討し、かつ、明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本開示は、本開示の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本開示の一般原理に従い、本開示で開示されていない本技術分野における技術常識または慣用されている技術手段を含む。
【0122】
なお、本開示は、上記に記載され、図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。本開示の範囲は、添付の請求範囲のみによって限定される。