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特開2024-76358バックライトユニット及びこれを含む表示装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024076358
(43)【公開日】2024-06-05
(54)【発明の名称】バックライトユニット及びこれを含む表示装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20240529BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240529BHJP
【FI】
F21S2/00 480
F21S2/00 481
F21Y115:10
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023192921
(22)【出願日】2023-11-13
(31)【優先権主張番号】10-2022-0159117
(32)【優先日】2022-11-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ソン, チョルグ
(72)【発明者】
【氏名】パク, ギドク
(72)【発明者】
【氏名】ソ, ジョンホ
(72)【発明者】
【氏名】チョ, ドンジュン
(72)【発明者】
【氏名】チョン, ソンヒョン
(72)【発明者】
【氏名】リー, インファ
【テーマコード(参考)】
3K244
【Fターム(参考)】
3K244AA01
3K244BA08
3K244BA26
3K244BA32
3K244BA48
3K244CA02
3K244DA01
3K244GA01
3K244GA02
3K244GA08
3K244KA02
3K244KA10
(57)【要約】      (修正有)
【課題】光学シートとボトムシャーシとの間に弾性を有する支持体を有するバックライトユニットを提供する。
【解決手段】一実施例によるバックライトユニットは、ボトムシャーシ210、ボトムシャーシ210上に位置する光源222、光源222上に位置する光学シート260、及びボトムシャーシ210と光学シートと260の間に配置され、光学シート260を支持する支持体241を含み、支持体241はボトムシャーシ210に締結される締結部243、光学シート260と接する支持部241、及び締結部243と支持部241との間の胴体部242を含み、胴体部242は、第1方向に沿って延びる第1部分242a、前記第1方向に沿って延び、第1部分242aと締結部243との間に位置する第2部分242b、及び第1部分242aと第2部分242bとを連結する第3部分242cを含み、第1部分242aと第2部分242bとは互いに離隔している。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バックライトユニットであって、
ボトムシャーシ;
前記ボトムシャーシ上に位置する光源;
前記光源の上方に位置する光学シート;並びに
前記ボトムシャーシと前記光学シートとの間に配置され、前記光学シートを支持する支持体
を含み、
前記支持体は、前記ボトムシャーシに締結される締結部、前記光学シートと接する支持部、及び前記締結部と前記支持部との間の胴体部を含み、
前記胴体部は、
第1方向に沿って延びる第1部分、
前記第1方向に沿って延び、前記第1部分と前記締結部との間に位置する第2部分、及び
前記第1部分と前記第2部分とを連結する第3部分
を含み、
前記第1部分と前記第2部分とは互いに離隔している、バックライトユニット。
【請求項2】
前記胴体部は、弾性を有する、請求項1に記載のバックライトユニット。
【請求項3】
前記胴体部の幅は、前記支持部の幅の5倍以上である、請求項1に記載のバックライトユニット。
【請求項4】
前記第2部分の前記第1方向への幅は、前記締結部の前記第1方向への幅より大きい、請求項1に記載のバックライトユニット。
【請求項5】
前記第1部分の前記第1方向への幅は、前記第2部分の前記第1方向への幅より小さい、請求項1に記載のバックライトユニット。
【請求項6】
前記第1部分の前記第1方向への幅は、前記第2部分の前記第1方向への幅より大きい、請求項1に記載のバックライトユニット。
【請求項7】
前記第1部分の前記第1方向への幅は、前記第2部分の前記第1方向への幅と同一である、請求項1に記載のバックライトユニット。
【請求項8】
前記第3部分の延長方向は、前記支持部の延長方向と同一である、請求項7に記載のバックライトユニット。
【請求項9】
バックライトユニットであって、
ボトムシャーシ;
前記ボトムシャーシ上に位置する光源;
前記光源の上方に位置する光学シート;並びに
前記ボトムシャーシと前記光学シートとの間に配置され、前記光学シートを支持する支持体
を含み、
前記支持体は、
前記ボトムシャーシに締結される締結部、
前記光学シートと接する支持部、及び
前記締結部と前記支持部との間の胴体部
を含み、
前記胴体部は、
前記支持部と連結される第1部分、及び
前記締結部と連結され、前記第1部分と直接連結される第2部分
を含む、バックライトユニット。
【請求項10】
前記胴体部は、弾性を有する、請求項9に記載のバックライトユニット。
【請求項11】
前記第2部分は、第1方向に沿って延び、前記第1部分は、前記第1方向の斜線方向に延びる、請求項9に記載のバックライトユニット。
【請求項12】
前記第1部分は、曲線の断面形状を有する、請求項9に記載のバックライトユニット。
【請求項13】
前記第2部分は、第1方向に沿って延びる曲線形状である、請求項12に記載のバックライトユニット。
【請求項14】
表示装置であって、
表示パネル;並びに
前記表示パネルに光を提供するバックライトユニット
を含み、
前記バックライトユニットは、
ボトムシャーシ、
前記ボトムシャーシ上に位置する光源、
前記光源の上方に位置する光学シート、及び
前記ボトムシャーシと前記光学シートとの間に配置され、前記光学シートを支持する支持体
を含み、
前記支持体は、前記ボトムシャーシに締結される締結部、前記光学シートと接する支持部、及び前記締結部と前記支持部との間の胴体部を含み、
前記胴体部は、
第1方向に沿って延びる第1部分、
前記第1方向に沿って延び、前記第1部分と前記締結部との間に位置する第2部分、及び
前記第1部分と前記第2部分とを連結する第3部分
を含み、
前記第1部分と前記第2部分とは互いに離隔している、表示装置。
【請求項15】
表示装置であって、
表示パネル;並びに
前記表示パネルに光を提供するバックライトユニット
を含み、
前記バックライトユニットは、
ボトムシャーシ、
前記ボトムシャーシ上に位置する光源、
前記光源の上方に位置する光学シート、及び
前記ボトムシャーシと前記光学シートとの間に配置され、前記光学シートを支持する支持体
を含み、
前記支持体は、
前記ボトムシャーシに締結される締結部、
前記光学シートと接する支持部、及び
前記締結部と前記支持部との間の胴体部
を含み、
前記胴体部は、
前記支持部と連結される第1部分、及び
前記締結部と連結され、前記第1部分と直接連結される第2部分
を含む、表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示装置に関し、特に、光学シートとボトムシャーシとの間に弾性を有する支持体を含む表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置(LCD)は、現在最も広く使用されている平板表示装置のうちの1つであり、一般に共通電極、カラーフィルタなどが形成されている上部基板と、薄膜トランジスタ、画素電極などが形成されている下部基板との間に液晶物質を充填し、画素電極と共通電極に互いに異なる電位を印加して電界を形成することで、液晶分子の配列を変更させ、これによって光の透過率を調節して画像を表現する装置である。
【0003】
液晶表示装置の液晶表示パネル(LCD panel)は、それ自体が非発光性の受光素子であるため、液晶表示装置は、一般に液晶表示パネルの背面から液晶表示パネルに光を提供するためのバックライトユニット(backlight unit)を含む。
【0004】
バックライトユニットには、光源として冷陰極蛍光ランプ(CCFL)と発光ダイオード(LED)が一般に使用されている。従来は、電力消耗が少なく明るい白色光を提供する長所のあるCCFLが主に使用されてきたが、最近はCCFLに比べて色再現性に優れており、寿命が非常に長く、消費電力の少ないLEDがますます使用されている傾向にある。
【0005】
バックライトユニットは、液晶表示パネルに対する光源の位置によってエッジ型(edge type)と直下型(direct type)に分けられる。エッジ型は、液晶表示パネルの側面に光源が位置し、側面から導光板を介して光を提供する方式であり、直下型は、液晶表示パネルの背面に光源が位置し、液晶表示パネルに光を提供する方式である。このうち、直下型バックライトユニットは、光利用率が高く、取り扱いが簡単であり、表示パネルのサイズに制限がなく、相対的に安価であるという長所がある。
【0006】
直下型バックライトユニットの光源として点光源のLEDが使用される場合、直進性が強いLED光を出光面の上側に集中することなく液晶表示パネル全体にわたって均一に分布させるために、LEDパッケージの出光面上に光学レンズを設けてLED光を屈折させる。通常、光学レンズの下には光を上部に反射させるための反射シートが位置しており、光学レンズの上には光をより均一に分布させるための拡散板が位置している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、光学シートとボトムシャーシとの間に弾性を有する支持体を有するバックライトユニットを提供することである。
【0008】
本発明が解決しようとする他の課題は、光学シートとボトムシャーシとの間に弾性を有する支持体を有するバックライトユニットを含む表示装置を提供することである。
【0009】
本発明のこれらの課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の技術的課題は、以下の記載から当業者が明確に理解することができるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための一実施例によるバックライトユニットは、ボトムシャーシ;前記ボトムシャーシ上に位置する光源;前記光源上に位置する光学シート;及び前記ボトムシャーシと前記光学シートとの間に配置され、前記光学シートを支持する支持体を含み、前記支持体は、前記ボトムシャーシに締結される締結部、前記光学シートと接する支持部、及び前記締結部と前記支持部との間の胴体部を含み、前記胴体部は、第1方向に沿って延びる第1部分、前記第1方向に沿って延び、前記第1部分と前記締結部との間に位置する第2部分、及び前記第1部分と前記第2部分とを連結する第3部分を含み、前記第1部分と前記第2部分とは互いに離隔している。
【0011】
上記課題を解決するための一実施例によるバックライトユニットは、ボトムシャーシ;前記ボトムシャーシ上に位置する光源;前記光源上に位置する光学シート;及び前記ボトムシャーシと前記光学シートとの間に配置され、前記光学シートを支持する支持体を含み、前記支持体は、前記ボトムシャーシに締結される締結部、前記光学シートと接する支持部、前記締結部と前記支持部との間の胴体部、前記胴体部と前記支持部とを連結する第1連結部、及び前記胴体部と前記締結部とを連結し、前記第1連結部と連結される第2連結部を含み、前記胴体部は、前記第1連結部と連結される第1部分、及び前記第2連結部と連結され、前記第1部分と直接連結された第2部分を含む。
【0012】
上記他の課題を解決するための一実施例による表示装置は、表示パネル;及び前記表示パネルに光を提供するバックライトユニットを含み、前記バックライトユニットは、ボトムシャーシ、前記ボトムシャーシ上に位置する光源、前記光源上に位置する光学シート、及び前記ボトムシャーシと前記光学シートとの間に配置され、前記光学シートを支持する支持体を含み、前記支持体は、前記ボトムシャーシに締結される締結部、前記光学シートと接する支持部、及び前記締結部と前記支持部との間の胴体部を含み、前記胴体部は、第1方向に沿って延びる第1部分、前記第1方向に沿って延び、前記第1部分と前記締結部との間に位置する第2部分、及び前記第1部分と前記第2部分とを連結する第3部分を含み、前記第1部分と前記第2部分とは互いに離隔している。
【0013】
上記他の課題を解決するための一実施例による表示装置は、表示パネル;及び前記表示パネルに光を提供するバックライトユニットを含み、前記バックライトユニットは、ボトムシャーシ、前記ボトムシャーシ上に位置する光源、前記光源上に位置する光学シート、及び前記ボトムシャーシと前記光学シートとの間に配置され、前記光学シートを支持する支持体を含み、前記支持体は、前記ボトムシャーシに締結される締結部、前記光学シートと接する支持部、前記締結部と前記支持部との間の胴体部、前記胴体部と前記支持部とを連結する第1連結部、及び前記胴体部と前記締結部とを連結し、前記第1連結部と連結される第2連結部を含み、前記胴体部は、前記第1連結部と連結される第1部分、及び前記第2連結部と連結され、前記第1部分と直接連結された第2部分を含む。
【0014】
その他実施例の具体的な事項は詳細な説明及び図面に含まれている。
【0015】
実施例によるバックライトユニット及びこれを含む表示装置によると、前記光学シートを支持する支持体の胴体部が断面上の閉ループ形状を有することで、光学シートの反りに対する復元力を有することができる。
【0016】
また、胴体部が弾性を有することで、光学シートの反りに対する復元力を有することができる。
【0017】
また、支持体の支持部の厚さが減少することで、画像視認性を減少させることができる。
【0018】
実施例による効果は以上で例示された内容によって制限されず、より多様な効果が本明細書内に含まれている。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、本発明の一実施例によるバックライトユニットを含む液晶表示装置の分解斜視図である。
図2図2は、図1のI-I’線に沿って切った断面図である。
図3図3は、図2のA領域を拡大した断面図である。
図4図4は、図3の支持体の斜視図である。
図5図5は、図3の支持体の側面図である。
図6図6は、図3の支持体の平面図である。
図7図7は、一実施例による支持体の復元機能を説明するための模式図である。
図8図8は、他の実施例による支持体の断面図である。
図9図9は、また他の実施例による支持体の断面図である。
図10図10は、また他の実施例による支持体の断面図である。
図11図11は、また他の実施例による支持体の断面図である。
図12図12は、また他の実施例による支持体の断面図である。
図13図13は、また他の実施例による支持体の断面図である。
図14図14は、また他の実施例による支持体の断面図である。
図15図15は、また他の実施例による支持体の断面図である。
図16図16は、また他の実施例による支持体の断面図である。
図17図17は、また他の実施例による支持体の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の利点及び特徴、またそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳しく後述されている実施例の参照により明らかになるであろう。しかし、本発明は、以下に開示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で具現可能であり、単に本実施例は、本発明の開示が完全となるようにさせ、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に示すために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によってのみ定義される。
【0021】
素子(elements)又は層が、他の素子又は層の「上(on)」と指称されることは、他の素子の直上に、又は中間にまた他の層又は他の素子を介在した場合をすべて含む。明細書全体にわたって同一の参照符号は同一の構成要素を指称する。実施例を説明するための図面に開示の形状、大きさ、比率、角度、数などは例示に過ぎず、本発明が図示の事項に限定されるのではない。
【0022】
たとえ、第1、第2などが、様々な構成要素を説明するために使用されるが、これらの構成要素はこれらの用語によって制限されないことは勿論である。これらの用語は単に、ある構成要素を他の構成要素と区別するために使用されるものである。したがって、以下で言及される第1構成要素は、本発明の技術的思想内で第2構成要素であり得ることは勿論である。
【0023】
本発明の様々な実施例のそれぞれの特徴を部分的又は全体的に互いに結合又は組み合わせ可能であり、技術的に様々な連動及び駆動が可能であり、各実施例が相互に独立して実施されてもよく、相互に関連して共に実施されてもよい。
【0024】
以下、添付の図面を参照して具体的な実施例について説明する。
【0025】
図1は、本発明の一実施例によるバックライトユニットを含む液晶表示装置の分解斜視図である。図2は、図1のI-I’線に沿って切った断面図である。
【0026】
図1及び図2を参照すると、液晶表示装置は、液晶表示パネル(100)及びバックライトユニット(200)を含む。バックライトユニット(200)は液晶表示パネルに光を供給し、液晶表示パネル(100)は供給された光を制御して画像を表示する。液晶表示装置は、液晶表示パネル(100)とバックライトユニット(200)との間に位置するモールドフレーム(300)をさらに含む。液晶表示装置は、液晶表示パネル(100)のリム(rim)を囲んで液晶表示パネル(100)を保護し、液晶表示パネル(100)がバックライトユニット(200)から分離されることを防止するためのトップシャーシ(top chassis)(400)をさらに含む。モールドフレーム(300)とトップシャーシ(400)とのいずれか1つ又は両方は実施例によって省略されてもよい。
【0027】
液晶表示パネル(100)は、下部表示板(lower display substrate)(110)、上部表示板(upper display substrate)(120)及び液晶層(図示せず)を含む。下部表示板(110)と上部表示板(120)とは、所定の間隔を置いて互いに合着されており、それらの間に液晶層が形成されてもよい。
【0028】
下部表示板(110)は、ガラスのような透明な絶縁基板、及びその上に形成されている複数の薄膜トランジスタ、データ線、ゲート線、画素電極などを含んでもよい。薄膜トランジスタのソース端子にはデータ線が連結されており、ゲート端子にはゲート線が連結されてもよい。薄膜トランジスタのドレイン端子には、インジウムスズ酸化物(ITO)のような透明な導電性物質から形成された画素電極が連結されてもよい。
【0029】
下部表示板(110)に対向して位置する上部表示板(120)は、透明な絶縁基板、及びその上に形成されているカラーフィルタ、共通電極などを含んでもよい。カラーフィルタは、赤色、緑色、青色などの基本色(primary colors)をそれぞれ表現できるカラーフィルタを含んでもよい。共通電極は、インジウムスズ酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)のような透明な導電性物質から形成されてもよい。カラーフィルタと共通電極のうち少なくとも1つは、下部表示板(110)に位置してもよい。
【0030】
下部表示板(110)と上部表示板(120)には、それぞれ偏光子(polarizer)が付着していてもよい。偏光子は、液晶表示パネル(100)に入射する光を偏光させて一方向に振動する光のみ透過させる役割をすることができる。
【0031】
液晶表示パネル(100)において、ゲート線に印加される信号によって薄膜トランジスタがオンされると、データ線に印加される信号が画素電極に印加される。すると、画素電極と共通電極との間に所定の大きさの電界が形成され、液晶層の液晶分子の配向を制御する。これによって、液晶層を透過する光の透過率を調節して画像を表示する。
【0032】
液晶表示装置は、液晶表示パネル(100)に印加される信号を制御する駆動部(driver)、制御部(controller)のような少なくとも1つの駆動装置(図示せず)を含んでもよい。駆動装置は、集積回路チップの形態で液晶表示パネル(100)に実装され、又は印刷回路基板(PCB)や軟性印刷回路基板(FPCB)に実装され、液晶表示パネル(100)に電気的に接続されてもよい。ある駆動装置は、液晶表示パネル(100)に集積されてもよい。
【0033】
液晶表示パネル(100)の下部には、液晶表示パネル(100)に光を提供するためのバックライトユニット(200)が位置し得る。
【0034】
バックライトユニット(200)は、ボトムシャーシ(bottom chassis)(210)、及びボトムシャーシ(210)に収納又は固定され、又はボトムシャーシ(210)によって支持される光源部(220)、光学レンズ(230)、支持体(240)、又は光学シート(260)などを含んでもよい。
【0035】
ボトムシャーシ(210)は、上部が開放されており、所定の深さの収納空間を有することができる。ボトムシャーシ(210)は、底部(bottom)(210a)、底部(210a)の周りで実質的に傾斜して上向きに延びている羽部(wing)(210b)、羽部(210b)の上端で実質的に水平に外向きに延びているリム(rim)(210c)、及びリム(210c)から下向きに延びている側壁部(wall)(210d)を含んでもよい。
【0036】
ボトムシャーシ(210)は、アルミニウム板又はアルミニウム合金板、亜鉛メッキ鋼板などの金属材料から形成されてもよい。実施例によっては、ボトムシャーシ(210)は、ポリカーボネート(polycarbonate、PC)のようなプラスチック材料から形成されてもよい。
【0037】
ボトムシャーシ(210)には、光源部(220)が収納されている。光源部(220)は、基板(221)、及びこれに実装されている複数の光源(222)を含む。光源(222)は、発光ダイオード(LED)パッケージであってもよく、LEDパッケージの発光面が液晶表示パネル(100)に向かうように回路基板(221)に実装されている。LEDパッケージとしては、白色光を出す白色LEDパッケージを使用するか、又は赤色、緑色及び青色のLEDパッケージを混合配置して使用することもできる。LEDパッケージ以外に、他の可能な点光源又は線光源を光源(222)として使用してもよい。
【0038】
基板(221)は、第2方向(DR2)に沿って延びてもよい。基板(221)は、第2方向(DR2)に沿って延びるバー形状であってもよい。1つの基板(221)には、複数の光源(222)が実装されてもよい。基板(221)は、図1に示すように、複数で設けられてもよく、複数の基板(221)は、第1方向(DR1)に沿って互いに離隔して配列されてもよい。基板(221)は、光源(222)を支持すると共に光源(222)に電源を供給する。基板(221)は回路基板であってもよく、特に光源(222)で発生する熱を迅速に放熱できる金属コア印刷回路基板(MCPCB)であってもよい。光源(222)は、基板(221)の配線に電気的に接続されて電源を供給され、電気エネルギーを光エネルギーに変換して発出することができる。
【0039】
基板(221)には、光学レンズ(230)が実装されてもよい。光学レンズ(230)は、各光源(222)毎に配置されてもよく、光源(222)と厚さ方向に重なる光学レンズ(230)は、光源(222)をカバーするように配置され、これによって光源(222)から出た光が光学レンズ(230)を介して屈折されて拡散することができる。光学レンズ(230)は、上向きする光源(222)の光が集中しないように拡散させるため、光学レンズ(230)の使用によって光源(222)の数を減らし、高出力光源を適用することができる。
【0040】
光学レンズ(230)は、光源(222)から出て上向きする光を主に側面方向に屈折及び拡散させる側面発光レンズ(side emitting lens)であってもよい。一方、光学レンズ(230)は、光源(222)の光を主に上向き方向に屈折及び拡散させる上側発光レンズ(top emitting lens)であってもよい。側面発光レンズは、上側発光レンズより光学距離を減らすことができるので、後述する光学シート(260)を光源にさらに近く位置させることができ、これによって、バックライトユニット(200)の全体的な厚さを減らすことができるため、液晶表示装置のスリム化に有利である。
【0041】
図示のように、光源組立体が複数配置される場合、それぞれの光源組立体に電源を供給できるように、光源部(220)は、1つ又は複数の接続基板(connecting board)(223)をさらに含んでもよい。複数の光源組立体は、接続基板(223)に結合されていてもよく、例えば、接続基板(223)の挿入口(図示せず)に基板(221)の端部(end portion)がプラグのように挿入結合されてもよい。いくつかの実施例において、接続基板(223)の代わりに電線(electric wire)を用いて光源組立体に電源を供給することもできる。
【0042】
ボトムシャーシ(210)と光学シート(260)との間には、支持体(240)が配置されてもよい。支持体(240)は、ボトムシャーシ(210)と締結され、光学シート(260)を支持することができる。支持体(240)は、光学シート(260)と直接接していてもよい。支持体(240)は、複数で設けられてもよい。複数の支持体(240)は、平面上隣接した基板(221)の間に配置されてもよい。図1及び図2に示すように、支持体(240)は、全ての隣接した基板(221)の間に配置されておらず、一部隣接した基板(221)の間にのみ配置され、他の一部隣接した基板(221)の間には配置されなくてもよいが、これらに制限されるものではない。また、支持体(240)は、図1に示すように、一部隣接した基板(221)の間に2つのみ配置されたものと例示されたが、これに制限されず、一部隣接した基板(221)の間に1つ又は3つ以上の支持体(240)が配置されてもよい。以下で、上述の支持体(240)についてさらに詳しく説明する。
【0043】
図3は、図2のA領域を拡大した断面図である。図4は、図3の支持体の斜視図である。図5は、図3の支持体の側面図である。図6は、図3の支持体の平面図である。図7は、一実施例による支持体の復元機能を説明するための模式図である。
【0044】
図3ないし図6を参照すると、ボトムシャーシ(210)と光学シート(260)とは、所定の離隔距離(d)を有して互いに離隔してもよい。隣接した基板(221)の間に配置された支持体(240)の厚さ方向、例えば第3方向(DR3)に沿って延びる厚さは、ボトムシャーシ(210)と光学シート(260)との離隔距離(d)と同一であってもよい。すなわち、後述する第1の厚さ(T1)、第2の厚さ(T2)、及び第3の厚さ(T3)の和は、ボトムシャーシ(210)と光学シート(260)との離隔距離(d)と同一であってもよい。
【0045】
支持体(240)は、ポリカーボネートのようなプラスチックや金属から形成されてもよく、単一の部品から形成されてもよい。支持体(240)による光散乱や反射が最小化されるように、支持体(240)は光吸収性の物質のような光学的物質でコーティングされてもよい。
【0046】
支持体(240)は、支持部(241)、胴体部(242)、及び締結部(243)を含んでもよい。
【0047】
支持部(241)は、第3方向(DR3)に沿って延びて光学シート(260)と直接接してもよい。支持部(241)は、第3方向(DR3)に沿って第1の厚さ(T1)を有し、第1方向(DR1)に沿って第1の幅(W1)を有してもよい。
【0048】
支持部(241)による光散乱及び反射が最小化されるように、支持部(241)は、細長い柱形状(例えば、円柱、多角柱の形状)であってもよく、上部に行くほど断面積が減少する形状を有してもよい。 したがって、支持部241は、光学シート260に向かう方向に先細りになっている。図4では、支持部(241)が円錐形状を有するものと例示したが、これに制限されず、支持部(241)は、三角錐、四角錐などの多角錐の形状を有してもよい。ただし、支持部(241)の端部は、光学シート(260)と当接する部分であるので、光学シート(260)が損傷しないように支持部(241)の端部は丸くまたは平坦に形成されてもよい。
【0049】
支持部(241)と締結部(243)との間には、胴体部(242)が配置されてもよい。胴体部(242)は、第3方向(DR3)に沿って第2の厚さ(T2)を有し、第1方向(DR1)に沿って第2の幅(W2)を有してもよい。胴体部(242)は、支持部(241)の下部上に配置され、復元力を有する構造で設計され、光学シート(260)が自体荷重によって下部に垂れ下がること(又は反ること)を予め防止することができる。胴体部(242)の上述した復元力を有する構造については後述する。
【0050】
胴体部(242)とボトムシャーシ(210)との間には、締結部(243)が配置されてもよい。締結部(243)は、支持体(240)のうちボトムシャーシ(210)と締結される部分であってもよい。締結部(243)の下面はボトムシャーシ(210)に締結され、締結部(243)とボトムシャーシ(210)との締結方式の例としては、ショルダリング(Soldering)、ボルト-ナット(Bolt-nut)、又は接着剤などの締結方式が挙げられるが、これらに制限されるのではない。締結部(243)は、第3方向(DR3)に沿って第3の厚さ(T3)を有し、第1方向(DR1)に沿って第3の幅(W3)を有してもよい。
【0051】
一実施例において、第1の幅(W1)は、第2の幅(W2)及び第3の幅(W3)よりそれぞれ小さく、第2の幅(W2)は、第3の幅(W3)より大きくてもよい。
【0052】
胴体部(242)は複数の構成を含んでもよい。胴体部(242)は、第1方向(DR1)に沿って延びる第1部分(242a)、第1部分(242a)の下部上に配置され、第1方向(DR1)に沿って延びる第2部分(242b)、及び第1部分(242a)と第2部分(242b)とを連結する第3部分(242c)を含んでもよい。第3部分(242c)は複数で設けられてもよい。複数の第3部分(242c)のうち1つの第3部分(242c)は、第1部分(242a)の第1方向(DR1)の他側端部と第2部分(242b)の第1方向(DR1)の他側端部とを連結し、他の第3部分(242c)は、第1部分(242a)の第1方向(DR1)の一側端部と第2部分(242b)の第1方向(DR1)の一側端部とを連結することができる。
【0053】
第1部分(242a)、第2部分(242b)、及び第3部分(242c)は、それぞれ第4の幅(W4)を有してもよい。図3において、第1部分(242a)の中央部(又は第1部分(242a)の支持部(241)と接する部分)の幅は、第4の幅(W4)より大きくてもよい。すなわち、第1部分(242a)で上述の中央部(又は第1部分(242a)の支持部(241)と接する部分)を除いた幅が第4の幅(W4)であってもよい。第4の幅(W4)は、支持部(241)の第1の幅(W1)より小さくてもよい。
【0054】
第1部分(242a)と第2部分(242b)とは、第3方向(DR3)で互いに離隔し、複数の第3部分(242c)は互いに離隔してもよい。すなわち、第1部分(242a)、第2部分(242b)、及び第3部分(242c)が形成する断面形状は閉ループ形状であってもよい。
【0055】
第1部分(242a)は第5の幅(W5)を有し、第2部分(242b)は第6の幅(W6)を有してもよい。第5の幅(W5)は、第6の幅(W6)より小さくてもよい。すなわち、第1部分(242a)、第2部分(242b)、及び第3部分(242c)が形成する閉ループ形状の断面形状は、実質的に台形のリム形状であってもよい。
【0056】
一実施例によると、上述のように、第1部分(242a)と第2部分(242b)とが第3方向(DR3)で互いに離隔し、複数の第3部分(242c)が互いに離隔して第1部分(242a)、第2部分(242b)、及び第3部分(242c)が形成する断面形状は、閉ループ形状をなしてもよい。光学シート(260)の荷重によって光学シート(260)が下部方向(第3方向(DR3)の他側)に垂れ下がる場合、光学シート(260)の荷重がすぐ接する支持部(241)を介して胴体部(242)に伝達され得る。一実施例のように、支持部(241)の下部の胴体部(242)の断面形状が閉ループ形状を有すると、胴体部(242)の第1部分(242a)と第2部分(242b)とは互いに離隔しているため、光学シート(260)が下部に垂れ下がっても、第1部分(242a)が光学シート(260)の断面形状と同様に瞬間的に下部にベンディングされることで、光学シート(260)の荷重を耐えることができる。これについての説明は図7を参照して説明する。図7に示すように、光学シート(260)が下部に垂れ下がる場合、第1部分(242a)が光学シート(260)の断面形状と同様に瞬間的に下部にベンディングされることで、光学シート(260)の荷重を耐えることができる。光学シート(260)が下部に垂れ下がる場合、光学シート(260)とボトムシャーシ(210)との間の離隔距離(d’)は、光学シート(260)が下部に垂れ下がる前の離隔距離(d)より小さくてもよい。また、光学シート(260)が下部に垂れ下がる場合、第1部分(242a)が光学シート(260)の断面形状と同様に瞬間的に下部にベンディングされることで、第1部分(242a)の中央部は、所定の長さ(d-1)で下部にベンディングされ得る。
【0057】
胴体部(242)の第1部分(242a)は復元力を有し、再度本来の形状(第1方向(DR1)に沿って延びる形状)に戻って、下部に垂れ下がる光学シート(260)をまた上部に上げることができる。換言すれば、光学シート260の一部(例えば、支持部241と接触する部分)は、表示装置に初めて接触しないときは、第1の位置(例えば、図3に示す)にある。本体部分242は、図10に示すように圧縮するように構成される。表示装置が2回目にタッチされるとき、光学シート160の部分は、第1の位置よりもボトムシャーシ210に近い第2の位置にある。本体部分242は、表示装置が3回目にタッチされなくなると、光学シート160の部分が第1の位置に戻るように拡張するように構成される。
【0058】
一実施例において、胴体部(242)の第1部分(242a)が復元力を有し、再度本来の形状(第1方向(DR1)に沿って延びる形状)に戻って、下部に垂れ下がる光学シート(260)をまた上部に上げるために、胴体部(242)は弾性材質を含んでもよい。すなわち胴体部(242)の弾性力は、支持部(241)の弾性力より高くてもよい。すなわち、支持体(240)のうち支持部(241)及び締結部(243)は、それぞれ上述のポリカーボネートのようなプラスチックや金属から形成され、胴体部(242)は、支持部(241)及び締結部(243)よりそれぞれ弾性力の高い材質から形成されてもよい。
【0059】
上述のように、一実施例のように、第1部分(242a)が光学シート(260)の断面形状と同様に瞬間的に下部にベンディングされることで光学シート(260)の荷重を耐え、胴体部(242)の第1部分(242a)は復元力を有し、再度本来の形状(第1方向(DR1)に沿って延びる形状)に戻って、下部に垂れ下がる光学シート(260)をまた上部に上げる場合、胴体部(242)の第1部分(242a)のみ弾性材質を含み、胴体部(242)の第2部分(242b)、及び第3部分(242c)は弾性材質を含んでいなくてもよい。すなわち、第1部分(242a)の弾性力は、第2部分(242b)の弾性力及び第3部分(242c)の弾性力よりそれぞれ大きくてもよい。ただし、これらに制限されず、胴体部(242)の全ての部分(242a、242b、242c)が弾性材質を含んでもよい。したがって、本体部242は、締結部243および支持部241よりも弾性が高い。
【0060】
さらに、光学シート(260)が下部に垂れ下がる場合、第1部分(242a)が光学シート(260)の断面形状と同様に瞬間的に下部に十分にベンディングされるためには、胴体部(242)の上述した閉ループの断面形状が十分な面積を有することが好ましい。このために、胴体部(242)の第2の幅(W2)は、第1の幅(W1)より大きく、第2の厚さ(T2)は、第1の厚さ(T1)の約0.8倍ないし約1.2倍であることが好ましい。例えば、胴体部(242)の第2の幅(W2)は、第1の幅(W1)より約5倍ないし約10倍以内であってもよい。胴体部(242)の第2の幅(W2)は、第1の幅(W1)より約5倍であることで、胴体部(242)が光学シート(260)の垂れ下がりを十分に耐えることができ、第2の幅(W2)が第1の幅(W1)の約10倍以下であることで、胴体部(242)と隣接した光学レンズ(230)との物理的干渉を最小化することができる。
【0061】
さらに、胴体部(242)の第2の厚さ(T2)が第1の厚さ(T1)の約0.8倍以上であることで、胴体部(242)が光学シート(260)の垂れ下がりを十分に耐えることができ、支持部(241)の第1の厚さ(T1)を減らし、画像で支持部(241)が視認されることを最小化でき、第2の厚さ(T2)が第1の厚さ(T1)の約1.2倍以下であることで、実質的に光学シート(260)を支持する支持部(241)の最小限の長さを確保することができる。
【0062】
胴体部(242)の第2部分(242b)は、支持部(241)より広い面積を有する締結部(243)と連結される部分であるので、図4図5、及び図6に示すように、第1部分(242a)より広い面積を有することが好ましい。第2部分(242b)の平面形状は、実質的な円板又は四角形板、五角形板などの多角形板であってもよい。第2部分(242b)の第2方向(DR2)の幅は、第1部分(242a)の第2方向(DR2)の幅より大きくてもよい。
【0063】
図示されてはいないが、ボトムシャーシ(210)の上には反射シートが位置してもよい。前記反射シートは、光学レンズ(230)から出た光と、拡散板(261)のような他の構造体によって反射された光とを反射させることによって、最終的に液晶表示パネル(100)の方に向けることで、光効率を増加させる役割をすることができる。
【0064】
ボトムシャーシ(210)及び前記反射シートの上に光学シート(260)が配置されてもよい。したがって、光学シート(260)は、光源(222)、光学レンズ(230)及び支持体(240)の上に位置する。光学シート(260)の縁は、ボトムシャーシ(210)のリム(210c)上に置かれてもよい。
【0065】
光学シート(260)は、拡散板(261)、プリズムシート(262)、保護シート(263)などを含んでもよい。拡散板(261)は、光を散乱させてより均一な明るさの面光源にするために使用される。プリズムシート(262)は、拡散板(261)によって均一に拡散した光の進行方向を調節して集光させることで輝度を高めるために使用される。保護シート(263)は、プリズムシート(262)のプリズムをスクラッチ(scratch)などから保護するために使用される。保護シート(263)は、光を拡散させ、プリズムシート(262)によって細くなった視野角を広げる機能を行うこともできる。
【0066】
光学シート(260)は、プリズムシート(262)と保護シート(263)とのいずれかは含まなくてもよく、いずれかは複数含んでもよい。光学シート(260)は、その他の特性を有する光学的シートをさらに含んでいてもよい。例えば、光学シート(260)は、光の偏光成分を分離して透過及び反射させることで輝度効率を高めることができる反射偏光シートを含んでもよい。
【0067】
一方、図示されてはいないが、ボトムシャーシ(210)の下面には、電源供給用の印刷回路基板であるインバーターボード及び/又は信号変換用の印刷回路基板が装着されてもよい。インバーターボードは、外部電源を一定の電圧レベルに変圧して光源(222)に提供することができる。信号変換用の印刷回路基板は、アナログデータ信号をデジタルデータ信号に変換し、液晶表示パネル(100)に付着している軟性回路基板(図示せず)を介して液晶表示パネル(100)に提供することができる。
【0068】
液晶表示装置は、液晶表示パネル(100)を一定の高さで安定してバックライトユニット(200)に固定させるために、モールドフレーム(300)を含んでもよい。モールドフレーム(300)は、上下部が開放された実質的に直方体の四角フレームの形態を有してもよい。モールドフレーム(300)は、例えばボトムシャーシ(210)のリム(210c)を囲んでボトムシャーシ(210)の側壁部(210d)に位置し得るフック(図示せず)などに係止固定される式でボトムシャーシ(210)に結合されてもよい。このとき、モールドフレーム(300)の一部は、ボトムシャーシ(210)のリム(210c)上に置かれている光学シート(260)の縁を押すようになることで、光学シート(260)が動くことを制限することができる。モールドフレーム(300)の上には液晶表示パネル(100)が固定される。液晶表示パネル(100)は、接着部材(図示せず)によってモールドフレーム(300)の平たい面に付着されてもよく、液晶表示パネル(100)に加えられ得る衝撃を緩和させるために、接着部材は緩衝能力のあるクッション両面テープであってもよい。
【0069】
以下では、一実施例による支持体(240)の他の実施例について説明する。
【0070】
図8は、他の実施例による支持体の断面図である。
【0071】
図8を参照すると、本実施例による支持体(240-1)の第5の幅(W5)は、第6の幅(W6)より大きい点で、図3による支持体(240)とは異なる。胴体部(242)が形成する閉ループ形状の断面形状は、実質的に逆台形のリム形状であってもよい。
【0072】
その他の説明は、図1ないし図7で上述したので、以下詳しい説明は省略する。
【0073】
図9は、また他の実施例による支持体の断面図である。
【0074】
図9を参照すると、本実施例による支持体(240-2)の第5の幅(W5)は、第6の幅(W6)と同一である点で、図3による支持体(240)とは異なる。胴体部(242)が形成する閉ループ形状の断面形状は、実質的に平行四辺形のリム形状であってもよい。
【0075】
その他の説明は、図1ないし図7で上述したので、以下詳しい説明は省略する。
【0076】
図10は、また他の実施例による支持体の断面図である。
【0077】
図10を参照すると、本実施例による支持体(240-3)の第5の幅(W5)は、第6の幅(W6)と同一である点で、図3による支持体(240)とは異なる。胴体部(242)が形成する閉ループ形状の断面形状は、実質的に長方形のリム形状であってもよい。第3部分(242c)は、延長方向が第3方向(DR3)であってもよく、支持部(241)の延長方向と同一であってもよい。
【0078】
その他の説明は、図1ないし図7で上述したので、以下詳しい説明は省略する。
【0079】
図11は、また他の実施例による支持体の断面図である。
【0080】
図11を参照すると、本実施例による支持体(240-4)は、第3部分(242c)が省略できる点で、図3による支持体(240)とは異なる。
【0081】
さらに詳しく説明すると、支持体(240-4)の胴体部(242-1)は、第1部分(242a-1)及び第2部分(242b)を含んでもよい。第1部分(242a-1)は複数で設けられてもよい。複数の第1部分(242a-1)のうち1つは、支持部(241)及び第2部分(242b)の第1方向(DR1)の他側端部と連結され、複数の第1部分(242a-1)のうち他の1つは支持部(241)及び第2部分(242b)の第1方向(DR1)の一側端部と連結されてもよい。複数の第1部分(242a-1)のうち1つは、第1方向(DR1)の一側方向と第2方向(DR2)の一側方向との間の方向(又は斜線方向)に延びてもよい。複数の第1部分(242a-1)のうち1つが延びる方向は、第2部分(242b)が延びる方向と交差してもよい。複数の第1部分(242a-1)のうち他の1つは、第1方向(DR1)の他側方向と第2方向(DR2)の一側方向との間の方向に延びてもよい。複数の第1部分(242a-1)のうち他の1つが延びる方向は、第2部分(242b)が延びる方向と交差してもよい。
【0082】
胴体部(242-1)が形成する閉ループ形状の断面形状は、実質的に三角形のリム形状であってもよい。
【0083】
その他の説明は、図1ないし図7で上述したので、以下詳しい説明は省略する。
【0084】
図12は、また他の実施例による支持体の断面図である。
【0085】
図12を参照すると、本実施例による支持体(240-5)は、胴体部(242-2)の第1部分(242a-2)及び第2部分(242b-1)がそれぞれ曲面形状を含む点で、図11による支持体(240-4)とは異なる。
【0086】
さらに詳しく説明すると、支持体(240-5)の胴体部(242-2)は、第1部分(242a-2)及び第2部分(242b-1)を含んでもよい。第1部分(242a-2)及び第2部分(242b-1)は、それぞれ1つで設けられてもよい。第1部分(242a-2)の第1方向(DR1)の一側端部は、第2部分(242b-1)の第1方向(DR1)の一側端部と連結され、第1部分(242a-2)の第1方向(DR1)の他側端部は、第2部分(242b-1)の第1方向(DR1)の他側端部と連結されてもよ. すなわち、第2部分242b-1の第1方向DR1の長さは湾曲している。
【0087】
第1部分(242a-2)と第2部分(242b-1)は、第3方向(DR3)で対称形状であってもよい。すなわち、第1部分(242a-2)は、第3方向(DR3)の一側に膨らんでいる曲面形状であり、第2部分(242b-1)は、第3方向(DR3)の他側に膨らんでいる曲面形状であってもよい。
【0088】
その他の説明は上述したので、以下詳しい説明は省略する。 本体部242-2によって形成される閉ループの断面形状は、実質的に楕円形の輪郭形状であってもよい。
【0089】
図13は、また他の実施例による支持体の断面図である。
【0090】
図13を参照すると、本実施例による支持体(240-6)は胴体部(242-3)の第1部分(242a-3)が曲面形状を含む点で、図11による支持体(240-4)とは異なる。
【0091】
さらに詳しく説明すると、第1部分(242a-3)は複数で設けられてもよい。複数の第1部分(243a-3)のうち1つの第1部分(243a-3)は、支持部(241)及び第2部分(242b)の第1方向(DR1)の他側端部と連結され、他の1つの第1部分(243a-3)は、支持部(241)及び第2部分(242b)の第1方向(DR1)の一側端部と連結されてもよい。1つの第1部分(242a-3)の第1方向(DR1)の一側端部は、他の1つの第1部分(242a-3)の第1方向(DR1)の他側端部と連結されてもよい。
【0092】
その他の説明は上述したので、以下詳しい説明は省略する。 本体部分242-3によって形成される閉ループの断面形状は、実質的に二重の半円の輪郭形状であり得る。
【0093】
図14は、また他の実施例による支持体の断面図である。
【0094】
図14を参照すると、本実施例による支持体(240-7)は胴体部(242-4)の第2部分(242b)に図3による第2部分(242b)が適用される点で、図12による支持体(240-5)とは異なる。
【0095】
その他の説明は、図3及び図12で上述したので、以下詳しい説明は省略する。 本体部242-4によって形成される閉ループの断面形状は、実質的に半円の輪郭形状であってもよい。
【0096】
図15は、また他の実施例による支持体の断面図である。
【0097】
図15を参照すると、本実施例による支持体(240-8)の胴体部(242-5)の第1方向(DR1)の一側に位置する複数の第1部分(242a-1)のうち他の1つの第1部分(242a-1)が省略される点で、図11による支持体(240-4)とは異なる。
【0098】
その他の説明は、図11で上述したので、以下詳しい説明は省略する。 図1に示すように、図15に示すように、第1部分242-aは支持部241に接続されている。第2部分242bは締結部243に接続されており、第1部分242-aに直接接続されている。さらに、図2に示すように、図15に示すように、第2部分242bは第1方向DR1に延在し、第1部分242-aは第1方向の斜め方向に延在する。
【0099】
図16は、また他の実施例による支持体の断面図である。
【0100】
図16を参照すると、本実施例による支持体(240-9)の胴体部(242-6)の第1部分(242a-2)のうち図14の支持部(241)の第1方向(DR1)の一側に位置する部分が省略される点で、図14による支持体(240-7)とは異なる。
【0101】
さらに具体的に説明すると、図16に示すように、本実施例による第1部分(242a-2)は、第2部分(242b)の第1方向(DR1)の他側端部と連結され、支持部(241)にまで延び、支持部(241)の第1方向(DR1)の一側には配置されなくてもよい。すなわち、第2部分(242b)の第1方向(DR1)の一側端部は露出し得る。
【0102】
その他の説明は、図14で上述したので、以下詳しい説明は省略する。
【0103】
図17は、また他の実施例による支持体の断面図である。
【0104】
図17を参照すると、本実施例による支持体(240)は第3方向(DR3)の下部に入り込んだ溝を含むボトムシャーシ(210)上に配置される点で、図3による支持体(240)とは異なる。
【0105】
さらに具体的に説明すると、ボトムシャーシ(210)は、第3方向(DR3)の下部に入り込んだ溝を含んでもよい。前記溝の内には支持体(240)が配置されてもよい。前記溝の内で支持体(240)の締結部(243)はボトムシャーシ(210)の上面と直接接していてもよい。
【0106】
その他の説明は、図3で上述したので、以下詳しい説明は省略する。
【0107】
以上、添付の図面を参照して本発明の実施例について説明してきたが、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明のその技術的思想や必須な特徴を変更することなく他の具体的な形態で実施可能であることを理解することができるであろう。これによって、以上で記述した実施例は全ての面で例示的であり、限定的ではないものと理解しなければならない。
【符号の説明】
【0108】
100:液晶表示パネル
200:バックライトユニット
210:ボトムシャーシ
210a:底部
210b:羽部
210c:リム
210d:側壁部
220:光源部
221:基板
222:光源
223:接続基板
240:支持体
241:支持部
242:胴体部
243:締結部
260:光学シート
261:拡散板
262:プリズムシート
263:保護シート
300:モールドフレーム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
図11
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図15
図16
図17