(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024076594
(43)【公開日】2024-06-06
(54)【発明の名称】運転支援装置
(51)【国際特許分類】
B60W 30/095 20120101AFI20240530BHJP
B60W 40/04 20060101ALI20240530BHJP
B60T 7/12 20060101ALI20240530BHJP
G08G 1/16 20060101ALI20240530BHJP
【FI】
B60W30/095
B60W40/04
B60T7/12 C
G08G1/16 C
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022188211
(22)【出願日】2022-11-25
(71)【出願人】
【識別番号】000002967
【氏名又は名称】ダイハツ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】廣島 靖久
【テーマコード(参考)】
3D241
3D246
5H181
【Fターム(参考)】
3D241BA32
3D241CC08
3D241CC17
3D241CD09
3D241CE06
3D241DA52Z
3D241DB02Z
3D241DB12Z
3D241DC18Z
3D241DC21Z
3D241DC25Z
3D246BA02
3D246DA01
3D246EA01
3D246GB30
3D246GC16
3D246HA13A
3D246HA81A
3D246HA86A
3D246HB12A
3D246HB13A
3D246JB05
3D246KA15
3D246MA37
5H181AA01
5H181BB13
5H181CC04
5H181CC11
5H181CC12
5H181CC14
5H181FF27
5H181LL01
5H181LL06
5H181LL09
5H181LL11
(57)【要約】
【課題】自車両と物標の衝突リスクを軽減する。
【解決手段】本発明の運転支援装置は、所定のセンサから、自車両の周囲に存在する物標の情報である物標情報を取得する取得部と、前記物標情報に基づいて、前記自車両の走行予定経路を含む所定領域よりも外側の領域である外側領域に前記物標が存在するか否かを判定する判定部と、前記物標情報に基づいて、前記所定領域において前記物標を検出する検出部と、前記検出部によって前記所定領域において前記物標が検出された場合に、前記自車両に対する当該物標の相対速度に基づいて、衝突危険度を算出する算出部と、を備える。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のセンサから、自車両の周囲に存在する物標の情報である物標情報を取得する取得部と、
前記物標情報に基づいて、前記自車両の走行予定経路を含む所定領域よりも外側の領域である外側領域に前記物標が存在するか否かを判定する判定部と、
前記物標情報に基づいて、前記所定領域において前記物標を検出する検出部と、
前記検出部によって前記所定領域において前記物標が検出された場合に、前記自車両に対する当該物標の相対速度に基づいて、衝突危険度を算出する算出部と、を備える運転支援装置。
【請求項2】
前記自車両の走行時において、前記所定領域は、前記自車両の車速に応じた移動方向の長さ、および、前記自車両からの前記移動方向の距離に応じた前記自車両の車幅方向の長さによって定義され、
前記算出部は、前記検出部によって前記所定領域において前記物標が検出された場合に、前記自車両に対する当該物標の相対速度に、さらに所定の相対速度を加算した値に基づいて、前記衝突危険度を算出する、請求項1に記載の運転支援装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の運転を支援する運転支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、車両(乗用車など)において、センサデータ(カメラ画像データなど)に基づいて自車両の周囲に存在する物標(他車両、歩行者など)を検出し、走行予定経路を含む所定領域内に物標が入った場合に、自車両に対するその物標の相対速度に基づいて衝突危険度を算出する技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の従来技術では、走行予定経路を含む所定領域内に物標が入った後のその物標の移動量を算出し、その移動量に基づいてその物標の相対速度を算出する。そのため、その衝突危険度の算出に時間がかかり、例えば、衝突危険度を算出した時点ですでに自車両と物標との衝突を回避できないような状況も発生しうるなどの問題がある。
【0005】
そこで、本発明の課題は、自車両と物標の衝突リスクを軽減することができる運転支援装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決するために、本発明の運転支援装置は、所定のセンサから、自車両の周囲に存在する物標の情報である物標情報を取得する取得部と、前記物標情報に基づいて、前記自車両の走行予定経路を含む所定領域よりも外側の領域である外側領域に前記物標が存在するか否かを判定する判定部と、前記物標情報に基づいて、前記所定領域において前記物標を検出する検出部と、前記検出部によって前記所定領域において前記物標が検出された場合に、前記自車両に対する当該物標の相対速度に基づいて、衝突危険度を算出する算出部と、を備える。
【0007】
この構成によれば、物標が所定領域内に入った直後に自車両に対する物標の相対速度に基づいて衝突危険度を算出するので、自車両と物標の衝突リスクを軽減できる。
【0008】
また、前記自車両の走行時において、前記所定領域は、前記自車両の車速に応じた移動方向の長さ、および、前記自車両からの前記移動方向の距離に応じた前記自車両の車幅方向の長さによって定義され、前記算出部は、前記検出部によって前記所定領域において前記物標が検出された場合に、前記自車両に対する当該物標の相対速度に、さらに所定の相対速度を加算した値に基づいて、前記衝突危険度を算出する。
【0009】
この構成によれば、自車両に対する物標の相対速度にさらに所定の相対速度を加算した値に基づいて衝突危険度を算出することで、自車両と物標の衝突リスクをより軽減できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、物標が所定領域内に入った直後に自車両に対する物標の相対速度に基づいて衝突危険度を算出するので、自車両と物標の衝突リスクを軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、第1実施形態の運転支援システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、第1実施形態において、自車両と物標の位置関係の例を示す図である。
【
図3】
図3は、第1実施形態の運転支援システムによる処理を示すフローチャートである。
【
図4】
図4は、第2実施形態の運転支援システムによる処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付の図面を用いて、本発明の運転支援装置を含む運転支援システムの実施形態について説明する。
【0013】
図1は、第1実施形態の運転支援システム1の構成を示すブロック図である。運転支援システム1は、自車両C1(
図2)に搭載されて、ドライバ(運転者)による自車両C1の運転を支援するシステムである。運転支援システム1は、自車両C1と物標(
図2の他車両C2、C3、歩行者Mなど)との衝突を回避または衝突による被害を軽減するための運転支援機能として、衝突警報機能と、1次ブレーキ機能(緩ブレーキ機能)と、2次ブレーキ機能(強ブレーキ機能)を有している。
【0014】
衝突警報機能は、警報器26(詳細は後述)を用いてドライバに衝突の可能性を警報(報知)する。1次ブレーキ機能は、ドライバに衝突回避行動を促すために、自動ブレーキにより自車両C1を1次目標減速度で減速させる。2次ブレーキ機能は、衝突回避および衝突被害軽減のために、自動ブレーキにより自車両C1を1次目標減速度よりも大きい2次目標減速度で減速させる。
【0015】
運転支援システム1には、ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)11が含まれる。ECU11は、マイコン(マイクロコントローラ)12を備えている。マイコン12には、CPU13およびメモリ14が内蔵されている。また、自車両C1には、ECU11以外に、各部を制御するための複数のECUが搭載されており、ECU11は、他のECUとCAN(Controller Area Network)通信プロトコルによる双方向通信が可能に接続されている。
【0016】
また、自車両C1には、カメラ21(所定のセンサの例)が搭載されている。カメラ21は、例えば、所定のフレームレートで静止画を連続して撮影可能なステレオカメラである。カメラ21は、自車両C1の周囲を広角で撮影可能な位置に設置されている。カメラ21は、例えば、それぞれが自車両C1の前方、後方、左方、右方を撮影するように4台設置されている。
【0017】
カメラ21は、例えば、左右両眼のイメージセンサから入力される一対の画像データから、イメージセンサに撮像された各画像で同一対象物に対応する対象画素を抽出し、その一対の画像間での対象画素の位置のずれ量を検出して、三角測量の原理で同一対象物までの距離を算出する。カメラ21の出力信号は、ECU11に入力される。
【0018】
自車両C1にはさらに、車速センサ22、舵角センサ23、ヨーレートセンサ24が設けられている。車速センサ22は、自車両C1の走行に伴って回転する回転体(例えば、ドライブシャフト)の回転に同期したパルス信号を検出信号として出力する。舵角センサ23は、自車両C1のステアリング機構(例えば、ハンドル)の舵角中点に対する舵角(絶対舵角)に応じた検出信号を出力する。その舵角は、舵角中点からステアリング機構が右に切られた状態(ハンドルが右側に回された状態)で正の値をとり、左に切られた状態(ハンドルが左側に回された状態)で負の値をとる。ヨーレートセンサ24は、自車両C1の重心点を通る鉛直軸まわりの回転角速度であるヨーレートに応じた検出信号を出力する。車速センサ22、舵角センサ23、ヨーレートセンサ24の検出信号は、ECU11に入力される。
【0019】
自車両C1には、油圧式のブレーキシステムが搭載されている。ブレーキシステムは、ブレーキペダル、ブレーキブースタ、マスタシリンダ、ブレーキアクチュエータ25、各車輪に設けられるブレーキなどを含む。ブレーキペダルは、運転席に着座したドライバの右足での足踏み操作が便利な位置に配置されている。ブレーキペダルが踏まれると、そのブレーキペダルに入力された踏力がブレーキブースタに伝達される。ブレーキブースタでは、エンジンの吸気系に発生する負圧が利用され、その負圧と大気圧との圧力差によりブレーキペダルの踏力が増幅される。
【0020】
ブレーキブースタで増幅された力がブレーキブースタからマスタシリンダに伝達され、その力に応じた油圧がマスタシリンダから発生する。マスタシリンダの油圧がブレーキアクチュエータ25に伝達され、ブレーキアクチュエータ25から各車輪に設けられたブレーキのホイールシリンダに油圧が供給されて、その油圧により、各ブレーキから車輪に制動力が付与される。また、ブレーキアクチュエータ25には、電動ポンプが内蔵されており、自動ブレーキが作動時には、電動ポンプがバッテリからの電力で駆動されて、電動ポンプで発生した油圧が各ホイールシリンダに供給される。
【0021】
また、自車両C1には、警報器26が備えられている。警報器26は、各種の警報を出力するものであり、その警報は、光により出力されてもよいし、音または音声により出力されてもよい。
【0022】
次に、
図2も併せて参照して、ECU11について詳述する。
図2は、第1実施形態において、自車両C1と物標(車両C2、C3、歩行者M)の位置関係の例を示す図である。この例では、自車両C1の後退走行時を例にとる。ただし、これに限定されず、本発明は、自車両C1の前進走行時にも適用可能である。
【0023】
なお、自車両C1の走行時において、所定領域(領域R2)は、自車両C1の車速に応じた移動方向の長さ(A:例えば「車速(m/s)×3」(m))、および、自車両C1からの移動方向の距離に応じた自車両C1の車幅方向の長さ(B:例えば「1+距離(m)×1.1」(m))によって定義される。また、矩形の領域Rにおける横方向の長さCは、予め定められた所定値(例えば9(m))である。
【0024】
ECU11(取得部)は、カメラ21から、自車両C1の周囲に存在する物標の情報である物標情報(位置情報など)を取得する。
【0025】
また、ECU11(判定部)は、物標情報に基づいて、自車両C1の走行予定経路を含む所定領域(領域R2)よりも外側の領域である外側領域(領域R1)に物標が存在するか否かを判定する。なお、
図2の例では、物標は、車両C2、C3、歩行者Mであるが、車両C2、C3は停止しており、以下では、主に歩行者Mを物標の例として説明する。
【0026】
また、カメラ21による撮影画像では車両C2によって歩行者Mの体の一部が隠れている場合があるが、歩行者Mの足元などの体の一部が撮影画像に含まれていれば、歩行者Mの存在の認識だけでなく、歩行者Mの位置や、自車両C1から歩行者Mまでの距離の算出などが可能である。また、検出した物標が人体であることの認識は、例えば、パターンマッチングなどの画像認識技術によって実現できる。
【0027】
また、歩行者Mが歩行していて領域R1から領域R2に入った直後に、ECU11(検出部)は、物標情報に基づいて、領域R2において、歩行者Mを検出する。
【0028】
また、ECU11(算出部)は、領域R2において歩行者Mが検出された場合に、自車両C1に対する歩行者Mの相対速度と距離(歩行者Mまでの距離。以下同様)に基づいて、衝突危険度を算出する。つまり、ECU11は、歩行者Mが領域R1に存在しているときから歩行者Mの位置を認識しているので、領域R2において歩行者Mを検出した直後に、自車両C1に対する歩行者Mの相対速度を算出することができ、その相対速度と距離に基づいて、衝突危険度を算出する。例えば、相対速度が同じであれば、距離が短いほど、衝突危険度を大きくする。また、例えば、距離が同じであれば、相対速度が大きいほど、衝突危険度を大きくする。
【0029】
図3は、第1実施形態の運転支援システム1による処理を示すフローチャートである。まず、ステップS1において、ECU11は、カメラ21から、自車両C1の周囲の物標情報を取得する。この物標情報の取得は、例えば、50ms周期で実行される。
【0030】
次に、ステップS2において、ECU11は、物標情報に基づいて、外側領域(領域R1)に物標が存在するか否かを判定し、Yesの場合はステップS3に進み、Noの場合はステップS1に戻る。例えば、領域R1に歩行者Mが存在したと判定したものとすると、ステップS3に進む。
【0031】
ステップS3において、ECU11は、所定領域(領域R2)において物標を検出したか否かを判定し、Yesの場合はステップS4に進み、Noの場合はステップS1に戻る。例えば、領域R2において歩行者Mを検出したものとすると、ステップS4に進む。
【0032】
ステップS4において、ECU11は、自車両C1に対する歩行者Mの相対速度と距離に基づいて、衝突危険度を算出する。衝突危険度は、例えば、自車両C1から歩行者Mまでの距離などに応じて、衝突危険度「小」、衝突危険度「中」、衝突危険度「大」の3段階で算出される。
【0033】
次に、ステップS5において、ECU11は、ステップS4で算出した衝突危険度に応じた処理を行う。例えば、衝突危険度「小」のときは、衝突警報機能を実行し、ドライバに衝突の可能性を警報する。
【0034】
また、衝突危険度「中」のときは、1次ブレーキ機能を実行し、ドライバに衝突回避行動を促すために、自動ブレーキにより自車両C1を1次目標減速度で減速させる。
【0035】
また、衝突危険度「大」のときは、2次ブレーキ機能を実行し、衝突回避および衝突被害軽減のために、自動ブレーキにより自車両C1を2次目標減速度(>1次目標減速度)で減速させる。
【0036】
このように、第1実施形態によれば、物標が所定領域内に入った直後に自車両C1に対する物標の相対速度に基づいて衝突危険度を算出するので、自車両C1と物標の衝突リスクを軽減できる。例えば、自車両C1の走行時に駐車車両等の遮るものが多い駐車場などで、より有効な歩行者衝突被害軽減システムを実現することができる。
【0037】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第1実施形態と同様の事項については、説明を適宜省略する。ECU11(算出部)は、所定領域において物標が検出された場合に、自車両C1に対する当該物標の相対速度に、さらに所定の相対速度(例えば、1m/s程度)を加算した値と、距離と、に基づいて、衝突危険度を算出する。
【0038】
図4は、第2実施形態の運転支援システム1による処理を示すフローチャートである。ステップS1~S3は、
図3のステップS1~S3と同様である。
【0039】
ステップS3の後、ステップS4aにおいて、ECU11は、自車両C1に対する歩行者Mの相対速度に、さらに所定の相対速度を加算した値と、距離と、に基づいて、衝突危険度を算出する。ステップS5は、
図3のステップS5と同様である。
【0040】
この構成によれば、自車両C1に対する物標の相対速度にさらに所定の相対速度を加算した値に基づいて衝突危険度を算出することで、自車両C1と物標の衝突リスクをより軽減できる。
【0041】
例えば、領域R1(
図2)で検出されていなかった歩行者Mが領域R2(
図2)で突然検出された場合、その直後に歩行者Mの相対速度を算出できていない時点でも、所定の相対速度(例えば、1m/s程度)を加算した値に基づいて衝突危険度を算出することができる。これにより、被害軽減効果をさらに高めることができる。
【0042】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0043】
また、本実施形態のECU11で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD(Compact Disc)-ROM(Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD-R(Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供することができる。また、当該プログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。
【0044】
また、対象となる物標は、歩行者や他車両に限定されず、自転車、バイク、動物(犬、猫など)などの移動体全般である。
【0045】
また、物標を検出するためのセンサは、カメラに限定されず、ほかに、電磁波や超音波などを用いたセンサであってもよい。
【0046】
また、第2実施形態において、物標の相対速度にさらに加算する所定の相対速度は、一定の値であることに限定されず、例えば、自車両C1からの距離に応じて異なる値(例えば、自車両C1からの距離が小さいほど大きい値)であってもよい。
【0047】
また、実施形態において、所定の相対速度が算出できていない場合には、自車両C1から歩行者Mまでの距離を減算(例えば1m減算)してもよい。
【符号の説明】
【0048】
1…運転支援システム、11…ECU、12…マイコン、13…CPU、14…メモリ、21…カメラ、22…車速センサ、23…舵角センサ、24…ヨーレートセンサ、25…ブレーキアクチュエータ、26…警報器