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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024076764
(43)【公開日】2024-06-06
(54)【発明の名称】衣類処理機、および衣類処理システム
(51)【国際特許分類】
   D06F 34/04 20200101AFI20240530BHJP
【FI】
D06F34/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022188484
(22)【出願日】2022-11-25
(71)【出願人】
【識別番号】503376518
【氏名又は名称】東芝ライフスタイル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100203297
【弁理士】
【氏名又は名称】橋口 明子
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100135301
【弁理士】
【氏名又は名称】梶井 良訓
(72)【発明者】
【氏名】川口 弘暁
【テーマコード(参考)】
3B167
【Fターム(参考)】
3B167AA01
3B167AA02
3B167AA04
3B167AA11
3B167AA12
3B167AA24
3B167AB23
3B167AB24
3B167AB30
3B167AB32
3B167AC13
3B167AE03
3B167AE04
3B167AE05
3B167AE07
3B167BA48
3B167BA91
3B167BA92
3B167FB01
3B167FB02
3B167HA07
3B167HA16
3B167HA24
3B167HA25
3B167HA52
3B167JC03
3B167LA10
3B167MA03
3B167MA12
3B167MA17
(57)【要約】
【課題】利便性の向上を図ることできる衣類処理機および衣類処理システムを提供することである。
【解決手段】実施形態の衣類処理機は、表示部と、通信部と、記憶部と、制御部とを備える。前記制御部は、前記特別運転コースに関する表示用情報を前記表示部に表示させる場合において、電源が起動された後に前記通信部と前記外部機器との間の通信が接続状態になる第1ステップと、前記第1ステップの後に前記表示用情報として前記外部機器から第2情報を取得する第2ステップとのうち少なくとも一方が実現されない場合、前記表示用情報として前記記憶部に記憶された第1情報を表示させ、前記電源が起動された後に前記第1ステップおよび前記第2ステップが実現された場合、前記表示用情報として前記外部機器から取得された前記第2情報を表示させる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
運転コースに関する情報を表示可能な表示部と、
端末装置またはサーバである外部機器と通信可能な通信部と、
ユーザにより追加される特別運転コースに関する制御用情報を記憶可能な記憶部と、
前記制御用情報に基づいて前記特別運転コースを実行可能な制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記特別運転コースに関する表示用情報を前記表示部に表示させる場合において、
電源が起動された後に前記通信部と前記外部機器との間の通信が接続状態になる第1ステップと、前記第1ステップの後に前記表示用情報として前記外部機器から第2情報を取得する第2ステップとのうち少なくとも一方が実現されない場合、前記表示用情報として前記記憶部に記憶された第1情報を表示させ、
前記電源が起動された後に前記第1ステップおよび前記第2ステップが実現された場合、前記表示用情報として前記外部機器から取得された前記第2情報を表示させる、
衣類処理機。
【請求項2】
前記第2情報は、前記特別運転コースの内容に関して前記第1情報よりも詳しい情報である、
請求項1に記載の衣類処理機。
【請求項3】
前記第2情報は、前記特別運転コースの内容に関する情報であり、
前記第1情報は、前記特別運転コースに関わることを示すが、前記特別運転コースの内容には関わらない汎用性がある情報である、
請求項1に記載の衣類処理機。
【請求項4】
前記第2情報は、前記特別運転コースの内容に対応したコースの名称またはコースの説明を含み、
前記第1情報は、前記特別運転コースの内容が異なる場合でも使用可能なコースの名称またはコースの説明を含む、
請求項1に記載の衣類処理機。
【請求項5】
前記第2情報は、前記特別運転コースの内容に関する画像または動画を含む、
請求項1に記載の衣類処理機。
【請求項6】
前記制御部は、前記衣類処理機に予め搭載された通常運転コースと、前記特別運転コースとを含む複数の運転コースを選択可能に並べて前記表示部に表示させる場合において、前記電源が起動された後に前記第1ステップと前記第2ステップとのうち少なくとも一方が実現されない場合、前記表示用情報として前記第1情報を表示させ、前記電源が起動された後に前記第1ステップおよび前記第2ステップが実現された場合、前記表示用情報として前記第2情報を表示させる、
請求項1に記載の衣類処理機。
【請求項7】
前記制御部は、前記衣類処理機の運転中に前記表示用情報を前記表示部に表示させる場合において、前記電源が起動された後に前記第1ステップと前記第2ステップとのうち少なくとも一方が実現されない場合、前記表示用情報として前記第1情報を表示させ、前記電源が起動された後に前記第1ステップおよび前記第2ステップが実現された場合、前記表示用情報として前記第2情報を表示させる、
請求項1に記載の衣類処理機。
【請求項8】
前記第2情報は、前記特別運転コースの各行程の時間または回数に関する数値を含む情報であり、
前記第1情報は、前記特別運転コースの各行程の時間または回数に関する数値を含まない情報である、
請求項7に記載の衣類処理機。
【請求項9】
前記記憶部は、前記特別運転コースを特定する識別情報を記憶し、
前記制御部は、前記第2ステップとして、前記通信部と前記外部機器との間の通信が接続状態である場合、前記特別運転コースを特定する前記識別情報を前記外部機器に送信し、前記識別情報に応じて前記外部機器から送信される前記第2情報を取得する、
請求項1に記載の衣類処理機。
【請求項10】
請求項1から請求項9のうちいずれか1項に記載の衣類処理機と、
前記外部機器と、
を備えた、
衣類処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、衣類処理機、および衣類処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
洗濯機と、洗濯機と通信可能に構成された端末装置とを備え、洗濯機に予め搭載された運転コースと、端末装置に対するユーザの入力に基づいて作成されたオリジナル運転コースとが実行可能である洗濯システムが知られている。ところで、このような情報処理システムは、利便性のさらなる向上が期待されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-16460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、利便性の向上を図ることできる衣類処理機および衣類処理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の衣類処理機は、表示部と、通信部と、記憶部と、制御部とを備える。前記表示部は、運転コースに関する情報を表示可能である。前記通信部は、端末装置またはサーバである外部機器と通信可能である。前記記憶部は、ユーザにより追加される特別運転コースに関する制御用情報を記憶可能である。前記制御部は、前記特別運転コースに関する表示用情報を前記表示部に表示させる場合において、電源が起動された後に前記通信部と前記外部機器との間の通信が接続状態になる第1ステップと、前記第1ステップの後に前記表示用情報として前記外部機器から第2情報を取得する第2ステップとのうち少なくとも一方が実現されない場合、前記表示用情報として前記記憶部に記憶された第1情報を表示させ、前記電源が起動された後に前記第1ステップおよび前記第2ステップが実現された場合、前記表示用情報として前記外部機器から取得された前記第2情報を表示させる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】実施形態の衣類処理システムの全体構成を示す図。
図2】実施形態の洗濯機を示す断面図。
図3】実施形態の制御装置の機能構成を示すブロック図。
図4】実施形態の第1設定情報を説明するための図。
図5】実施形態のサーバの機能構成を示すブロック図。
図6】実施形態の第2設定情報を説明するための図。
図7】実施形態のオリジナルコースの作成時の処理の流れを示すシーケンス図。
図8】実施形態のオリジナルコースの実行時の処理の流れを示すシーケンス図。
図9】実施形態の通信部とサーバとの間の通信が非接続状態である場合に、選択画面に表示される内容の例を示す図。
図10】実施形態の通信部とサーバとの間の通信が接続状態である場合に、選択画面に表示される内容の例を示す図。
図11】実施形態の詳細画面の内容の一例を示す図。
図12】実施形態の通信部とサーバとの間の通信が非接続状態である場合に、運転中画面に表示される内容の例を示す図。
図13】実施形態の通信部とサーバとの間の通信が接続状態である場合に、運転中画面に表示される内容の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態の衣類処理機および衣類処理システムを、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。本出願で「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含み得る。また「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含み得る。本出願で「XXまたはYY」とは、XXとYYのうちいずれか一方の場合に限定されず、XXとYYの両方の場合も含み得る。これは選択的要素が3つ以上の場合も同様である。「XX」および「YY」は、任意の要素(例えば任意の情報)である。
【0008】
本出願で「取得する」とは、送信要求を送信して能動的に取得する場合に限定されず、他の装置から送信される情報を受動的に受信することで取得する場合も含み得る。また「取得」とは、目的の情報(取得対象の情報)を外部から直接取得する場合に限定されず、外部から得られた情報に対して演算または加工などを行うことで、目的の情報を生成して取得する場合も含み得る。本出願で「洗濯機」とは、乾燥機能を有する洗濯乾燥機も含み得る。
【0009】
(実施形態)
<1.衣類処理システムの全体構成>
図1は、実施形態の衣類処理システム1の全体構成を示す図である。衣類処理システム1は、例えば、洗濯機100と、サーバ200と、端末装置300の家電管理アプリAPPとを含む。なお、衣類処理システム1は、端末装置300の全体を含んでもよい。なお、衣類処理システム1は、サーバ200を含まずに衣類処理機100と端末装置300の家電管理アプリAPPとにより実現されてもよく、端末装置300を含まずに衣類処理機100とサーバ200とにより実現されてもよい。後述するネットワークNWは、例えば、インターネット、セルラー網、Wi-Fi網、LPWA(Low Power Wide Area)、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、またはその他の公衆回線や専用回線などを状況に応じて利用すればよい。
【0010】
洗濯機100は、ユーザUの住居内に設置される。洗濯機100は、ユーザUの住居内に設置された無線ルータWRおよびモデムMを介してネットワークNWと接続される。洗濯機100は、ネットワークNWを介して、サーバ200または端末装置300と通信可能である。なお、洗濯機100は、例えばBluetooth(登録商標)のような近距離無線通信を利用して端末装置300の直接に通信可能でもよい。
【0011】
洗濯機100は、「衣類処理機」の一例である。本出願で言う「衣類処理機」とは、衣類に対して何らかの処理(例えば、洗濯、乾燥、しわ取り、折り目の強化、脱臭、花粉除去、埃除去、または除菌などうち1つ以上の処理)を行う装置を広く意味する。「衣類処理機」は、洗濯機に限定されず、乾燥機やクローゼット型クリーニング機なども該当する。以下では衣類処理機の一例として洗濯機を例に説明するが、以下に説明する内容は、乾燥機やクローゼット型クリーニング機など他の衣類処理装置にも適用可能である。
【0012】
サーバ200は、洗濯機100を管理する管理サーバである。サーバ200は、1つまたは複数のサーバ装置(例えばクラウドサーバ)により構成される。サーバ200は、ネットワークNWを介して、洗濯機100または端末装置300と通信可能である。サーバ200は、ネットワークNW中のルータに含まれる情報処理部など、エッジコンピューティングやフォグコンピューティングを行う情報処理部を含んでもよい。サーバ200は、クラウドサーバに限定されず、ユーザUの住居にあるコンピュータでもよく、家庭内ルータなどでもよい。本実施形態では、サーバ200は、「外部機器」の一例である。
【0013】
端末装置300は、ユーザUが使用するコンピュータである。端末装置300は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末装置のような携帯端末装置である。ただし、端末装置300は、携帯端末装置に限定されず、パーソナルコンピュータなどでもよい。端末装置300は、例えば、表示装置301と、入力装置302と、通信部303とを有する。表示装置301は、種々の情報を表示可能な表示画面301aを有する。入力装置302は、ユーザUの入力を受け付け可能である。入力装置302は、例えば表示画面301aと重ねて設けられたタッチパネルである。入力装置302は、端末装置300に設けられたカメラやマイクなどを含み得る。通信部303は、無線通信可能な通信モジュールである。通信部303は、無線ルータWRおよびモデムMを介してまたは直接にネットワークNWと接続される。通信部303は、ネットワークNWを介して、洗濯機100およびサーバ200と通信可能である。また上述したように、端末装置300は、例えばBluetoothのような近距離無線通信を利用して洗濯機100と直接に通信可能でもよい。
【0014】
端末装置300には、アプリケーションプログラムPがインストールされ、以下に説明する機能がサポートされる。アプリケーションプログラムPは、例えば、洗濯機100を管理するためのアプリケーションプログラムである。本実施形態では、アプリケーションプログラムPが実行されることで起動されるアプリケーションソフトウェアを「家電管理アプリAPP」と称する。アプリケーションプログラムPは、「プログラム」の一例である。洗濯機100、サーバ200、および端末装置300の各々は、「コンピュータ」の一例である。
【0015】
<2.洗濯機>
次に、ドラム式の洗濯機を例として取り上げて、洗濯機100について説明する。なお以下の説明は、本出願の「衣類処理機」または「洗濯機」の範囲を限定するものではない。衣類処理機は、ドラム式の洗濯機に限定されず、縦型式の洗濯機でもよい。また、衣類処理機は、乾燥機能を有しない洗濯機でもよい。
【0016】
<2.1 洗濯機の構成>
図2は、洗濯機100を示す断面図である。洗濯機100は、例えば、筐体(外箱)101、操作パネル110、洗濯機構120、乾燥機構130、通信部140、および制御装置150を含む。
【0017】
筐体101は、洗濯機100の外郭を形成する部材である。筐体101は、矩形状の箱型に形成されている。
【0018】
操作パネル110は、洗濯機100に対するユーザUの操作を受け付ける装置である。操作パネル110は、例えば筐体101の上面の前端部に設けられている。本実施形態では、操作パネル110は、表示装置111と、入力装置112とを含む(図3参照)。表示装置111は、種々の情報を表示可能な表示画面111aを含む(図9参照)。表示装置111は、例えば、洗濯機100で実行される各運転コースに関する情報を表示画面111aに表示可能である。表示装置111は、「表示部」の一例である。入力装置112は、表示画面111aに対するユーザUの操作を受け付ける。入力装置112は、例えば、表示画面111aと重ねて設けられたタッチパネルである。
【0019】
洗濯機構120は、例えば、水槽121、ドラム(回転槽)122、モータ123、給水装置124、および自動投入装置125を含む。水槽121は、筐体101内に設けられ、不図示のサスペンションを介して弾性的に支持されている。ドラム122は、水槽121内に回転可能に設けられている。モータ123は、水槽121の後方に設けられ、回転軸を介してドラム122に接続されている。モータ123は、回転軸を介してドラム122を回転駆動する。給水装置124は、水槽121の上方に設けられている。自動投入装置125は、ドラム122内に衣類処理剤を自動投入する装置である。
【0020】
乾燥機構130は、例えば、循環風路131、ヒートポンプ132、および送風機133を含む。循環風路131は、水槽121とヒートポンプ132とを接続し、水槽121とヒートポンプ132との間で乾燥風を循環させる。ヒートポンプ132は、循環風路131に設けられた加熱装置である。ヒートポンプ132は、循環風路を通る乾燥風を加熱する。なお、衣類処理機100は、ヒートポンプ132に代えて、乾燥風を加熱するヒータを有してもよい。送風機133は、循環風路131に設けられて、循環風路131を通じて水槽121とヒートポンプ132との間で乾燥風を循環させる。
【0021】
通信部140は、例えば無線通信が可能な通信モジュールである。通信部140は、無線ルータWRおよびモデムMを介してネットワークNWと接続され、ネットワークNWを介して、サーバ200または端末装置300と通信する。また、通信部140は、例えばBluetoothのような近距離無線通信を利用して端末装置300と直接に通信可能でもよい。
【0022】
制御装置150は、衣類処理機100の全体を統括的に制御する装置である。制御装置150は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などからなるコンピュータを主体として構成される。
【0023】
<2.2 制御装置の機能構成>
次に、制御装置150の機能構成について説明する。
図3は、制御装置150の機能構成を示すブロック図である。制御装置150は、例えば、操作受付部151、情報取得部152、および制御部153を有する。これら機能部の全部または一部は、CPUのようなハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。ただし、これら機能部の全部または一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、またはFPGA(Field Programmable Gate Array)、ディスクリート回路などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
【0024】
(操作受付部)
操作受付部151は、操作パネル110の入力装置112に対するユーザUの操作を受け付ける。例えば、操作受付部151は、洗濯機100の運転内容を指定するユーザUの操作を受け付ける。例えば、操作受付部151は、複数の運転コースのなかで利用する運転コースを選択するユーザUの操作を受け付ける。
【0025】
(情報取得部)
情報取得部152は、通信部140を介してサーバ200と通信を行うことで、サーバ200から種々の情報を取得する。本実施形態では、情報取得部152は、後述するオリジナルコースに関する情報を操作パネル110の表示画面111aに表示させる場合、オリジナルコースに関する表示用情報をサーバ200から取得する。この内容については、詳しく後述する。
【0026】
(制御部)
制御部153は、洗濯機100の全体を統括的に制御する。制御部153は、例えば、操作パネル110に対して行われたユーザUの操作に基づき、洗い、すすぎ、脱水を含む洗濯運転と、洗濯運転に続く乾燥運転とを実行する。また本実施形態では、制御部153は、操作パネル110の表示装置111を制御することで、表示画面111aに表示させる内容を制御する。本実施形態では、制御部153は、運転コースに関する情報を表示画面111aに表示させる場合、運転コースに関する表示用情報を表示画面111aに表示させる。この内容については、詳しく後述する。
【0027】
(記憶部)
記憶部159は、洗濯機100の運転に必要な各種情報を記憶する。記憶部159は、例えば、ROM159aと、RAM159bとを含む。
【0028】
ROM159aは、洗濯機100の電源が切られた場合も情報を保持する記憶部である。ROM159aは、例えば、第1設定情報161を記憶する。洗濯機100は、例えば低コスト化を図るために、比較的容量が小さなROM159aを有する。
【0029】
RAM159bは、洗濯機100の電源が切られた場合に情報が消去される記憶部である。RAM159bは、例えば、洗濯機100とサーバ200とが通信を行うことでサーバ200から取得された情報を少なくとも一時的に保持する。
【0030】
図4は、ROM159aに記憶される第1設定情報161を説明するための図である。
ここではまず、洗濯機100により実行される各種の運転コースについて説明する。本出願で「運転コース」とは、例えば、洗濯運転の各行程(洗い、すすぎ、脱水など)の内容、および/または乾燥運転の内容の組み合わせを意味する。本実施形態では、洗濯機100は、「通常運転コース」と、「オリジナルコース(オリジナル運転コース)」とを実行可能である。
【0031】
「通常運転コース」は、洗濯機100に予め搭載された運転コース(例えば、洗濯機100の販売時に初期設定として搭載された運転コース)である。通常運転コースは、例えば、最も一般的な「標準コース」、標準コースと比べて運転時間が短い「急ぎコース」、またはデリケートな衣類に対応した「おしゃれ着コース」などである。
【0032】
「オリジナルコース」は、初期設定では洗濯機100に搭載されていない運転コースである。オリジナルコースは、例えば、ユーザUが端末装置300の家電管理アプリAPPを利用して作成することで、ユーザUによって追加されて洗濯機100が実行可能になる運転コースである。オリジナルコースは、例えば、家電管理アプリAPPにおいて、運転コースに含まれる各行程の内容を指定するユーザUの操作や、ユーザUが所望する運転コースがサーバ200または別のウェブサイトからダウンロードされることなどで作成される。オリジナルコースは、例えば、シーツに対応した「シーツコース」、洗濯可能なスーツに対応した「ウォッシャブルスーツコース」、母親であるユーザUが自分好みに設定をアレンジした「ママ専用コース」などである。
【0033】
オリジナルコースは、「特別運転コース」の一例である。以下では、オリジナルコースを「アプリコース」と称する場合がある。なお以下では、シーツコースが「アプリコース1」として登録され、ウォッシャブルスーツコースが「アプリコース2」として登録され、ママ専用コースが「アプリコース3」として登録された例について説明する。
【0034】
図4に示すように、第1設定情報161は、各運転コースについて、「識別子」と、制御用情報CIと、表示用情報DIとを対応付けて記憶している。「識別子」は、各運転コースを識別するための識別情報である。
【0035】
(制御用情報)
制御用情報CIは、各運転コースに含まれる各行程(洗い、すすぎ、脱水など)の内容を規定する情報である。制御用情報CIは、制御部153が各運転コースを実行するために用いる情報である。本実施形態では、制御用情報CIは、パラメータ情報CIaと、対応識別子CIbとのうち少なくとも一方を含む。
【0036】
パラメータ情報CIaは、各運転コースに含まれる各行程(洗い、すすぎ、脱水など)の内容を規定するパラメータ(各行程の時間または回数など)を示す情報である。パラメータ情報CIaは、例えば、上記パラメータとして、各運転コースに含まれる洗い動作の回数、すすぎ動作の回数、および脱水動作の回数などを含む。なお、パラメータ情報CIaは、洗い動作、すすぎ動作、または脱水動作について、動作の回数に変えて、動作の時間(「洗い動作10分」など)を含んでもよい。また、パラメータ情報CIaは、上述した内容に加えて、すすぎ動作の種類(ためすすぎ、シャワーすすぎなど)や、ふろ水使用の有無、または乾燥運転の内容を示すパラメータを含んでもよい。図4に示す例では、通常運転コース、アプリコース1、およびアプリコース3の各々には、パラメータ情報CIaが対応付けられている。このため、制御部153は、通常運転コース、アプリコース1、およびアプリコース3の各々については、パラメータ情報CIaに基づいて運転を実行可能である。
【0037】
対応識別子CIbは、あるオリジナルコースに含まれる各行程の内容が、別の運転コースの各行程の内容と一致する場合、当該別の運転コースの識別子を示す情報である。図4に示す例では、アプリコース2(ウォッシャブルスーツコース)に含まれる各行程の内容は、通常運転コースの「おしゃれ着コース」に含まれる各行程の内容と同じである。このため、アプリコース2には、パラメータ情報CIaに代えて、おしゃれ着コースの識別子である「N003」が対応識別子として対応付けられている。このため、制御部153は、アプリコース2については、アプリコース2に対応付けられた対応識別子に基づき、当該対応識別子が示す運転コースのパラメータ情報CIa(上記例では、おしゃれ着コースのパラメータ情報CIa)を読み出し、読み出したパラメータ情報CIaに基づいて運転を実行可能である。
【0038】
(表示用情報)
表示用情報DIは、各運転コースの内容を示す情報である。表示用情報DIは、運転コースに関する情報を表示させる場合に、表示画面111aに表示される情報である。本実施形態では、表示用情報DIは、例えば、コース名情報DIaと、コース説明情報DIbとを含む。
【0039】
コース名情報DIaは、各運転コースの名称(コース名)を示す情報である。図4中では説明の便宜上、コース名情報DIaをテキスト形式の情報として示す。ただし、コース名情報DIaは、例えば、コース名を示す画像(または動画)である(図9図10参照)。なお、1つの運転コースに対して、2つ以上のコース名情報DIa(例えば含まれる文字や画像サイズが異なる2つ以上の画像)が対応付けて記憶されていてもよい。これら定義は、後述する第2設定情報291でも同様である。
【0040】
コース説明情報DIbは、各運転コースの内容の説明(コース説明)を示す情報である。「運転コースの内容の説明」とは、例えば、運転コースの特徴、行程内容、対象衣類、対象重量、洗剤の指定の有無、ふろ水使用の有無、または利用上の注意点などのうち1つ以上を含む情報である。図4中では説明の便宜上、コース説明情報DIbをテキスト形式の情報として示す。ただし、コース説明情報DIbは、例えば、コース説明を示す画像(または動画)である(図9図10参照)。なお、1つの運転コースに対して、2つ以上のコース説明情報DIb(例えば、簡易説明用と詳細説明用など2つ以上の画像)が対応付けて記憶されていてもよい。これら定義は、後述する第2設定情報291でも同様である。
【0041】
次に、第1設定情報161に含まれる情報として、通常運転コースの表示用情報DIと、オリジナルコースの表示用情報DIとの違いについて説明する。
【0042】
本実施形態では、各通常運転コースのコース名情報DIa(以下「コース名情報DIa-1」と称する)は、「標準コース」、「急ぎコース」、または「おしゃれ着コース」のように、運転コースの内容に対応したコースの名称を含む。一方で、各オリジナルコースのコース名情報DIa(以下「コース名情報DIa-2」と称する)は、「アプリコース1」、「アプリコース2」、または「アプリコース3」のように、運転コースの内容(例えばオリジナルコースの内容)が異なる場合でも使用可能なコースの名称を含む。
【0043】
各通常運転コースのコース説明情報DIb(以下「コース説明情報DIb-1」と称する)は、運転コースの内容に対応したコースの説明を含む。すなわち、コース説明情報DIb-1は、例えば、「標準コース」、「急ぎコース」、または「おしゃれ着コース」の内容に対応した具体的なコースの説明を含む。一方で、各オリジナルコースのコース説明情報DIb(以下「コース説明情報DIb-2」と称する)は、例えば「アプリコース1として登録された運転コースです」のように、運転コースの内容(オリジナルコースの内容)が異なる場合でも使用可能なコースの説明を含む。
【0044】
上述したコース名情報DIa-2およびコース説明情報DIb-2の各々は、「第1情報」の一例である。第1情報は、汎用性がある情報である。第1情報は、例えば、オリジナルコースに関わることを示すが、オリジナルコースの内容には関わらない汎用性がある情報である。第1情報は、オリジナルコースの内容が異なる場合でも使用可能なコースの名称またはコースの説明を含む情報である。
【0045】
<3.サーバ>
次に、サーバ200について説明する。
図5は、サーバ200の機能構成を示すブロック図である。サーバ200は、例えば、運転コース登録受付部210、要求取得部220、情報送信部230、および記憶部290を有する。運転コース登録受付部210、要求取得部220、および情報送信部230は、サーバ200に搭載されたCPUのような1つ以上のハードウェアプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。ただし、これら機能部の一部または全部は、ASIC、PLD、またはFPGAなどのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。なお、これら機能部は、複数のサーバ装置に分かれて設けられてもよい。これら機能部のうち1つ以上は、機器管理サーバ200に代えて、端末装置300の家電管理アプリAPPに設けられてもよい。
【0046】
(運転コース登録受付部)
運転コース登録受付部210は、オリジナルコースの登録を受け付ける。運転コース登録受付部210は、例えば、端末装置300の家電管理アプリAPPに対するユーザUの操作に基づき、オリジナル運転コースの登録を受け付ける。上記ユーザUの操作は、例えば、オリジナルコースに含まれる各行程の内容の指定、オリジナルコースのコース名の登録、またはコース説明の登録のうち1つ以上を含む。
【0047】
(要求取得部)
要求取得部220は、洗濯機100または端末装置300から送信される各種要求を受け付ける。本実施形態では、要求取得部220は、オリジナルコースに関する表示用情報DIを洗濯機100の表示画面111aに表示させる場合、洗濯機100から発信された表示用情報DIの送信要求を受け付ける。
【0048】
(情報送信部)
情報送信部230は、種々の情報を洗濯機100または端末装置300に送信する。本実施形態では、情報送信部230は、オリジナルコースに関する表示用情報DIの送信要求が要求取得部220により受け付けられた場合、当該送信要求の対象であるオリジナルコースに関する表示用情報DIを記憶部290から読み出し、読み出した表示用情報DIを洗濯機100に送信する。
【0049】
(記憶部)
記憶部290は、例えば、RAM、ROM、SSD(Solid State Drive)、またはHDD(Hard Disk Drive)などの組み合わせにより実現される。記憶部290は、洗濯機100の記憶部190と比べて、容量が大きな記憶部である。記憶部290は、例えば、第2設定情報291を記憶する。
【0050】
図6は、第2設定情報291を説明するための図である。
図6に示すように、第2設定情報291は、各運転コースについて、「識別子」と、制御用情報CIと、表示用情報DIとを対応付けて記憶している。第2設定情報291の「識別子」および制御用情報CIは、上述した第1設定情報161の「識別子」および制御用情報CIと同じである。また、第2設定情報291の表示用情報DIは、以下に説明する点を除き、上述した第1設定情報161の表示用情報DIと同じである。
【0051】
本実施形態では、第2設定情報291に含まれる各オリジナルコースのコース名情報DIa(以下「コース名情報DIa-3」と称する)は、上述したような「アプリコース1」、「アプリコース2」のような運転コースの内容(オリジナルコースの内容)が異なる場合でも使用可能なコースの名称に代えて、「シーツコース」、「ウォッシャブルスーツコース」、または「ママ専用コース」のように運転コースの内容(オリジナルコースの内容)の内容に対応したコースの名称を含む。
【0052】
また、第2設定情報291に含まれる各オリジナルコースのコース説明情報DIb(以下「コース説明情報DIb-3」と称する)は、運転コースの内容(オリジナルコースの内容)が異なる場合でも使用可能なコースの説明に代えて、例えば、「シーツコース」、「ウォッシャブルスーツコース」、または「ママ専用コース」の内容に対応した具体的なコースの説明を含む。
【0053】
上述したコース名情報DIa-3およびコース説明情報DIb-3の各々は、「第2情報」の一例である。第2情報は、オリジナルコースの内容に関する情報である。第2情報は、オリジナルコースの内容に関して上記第1情報よりも詳しい情報である。第2情報は、各オリジナルコースに専属的な内容である。例えば、第2情報は、オリジナルコースの内容に対応してコースの名称またはコースの説明を含む。第2情報は、オリジナルコースの内容に関する画像または動画を含む。
【0054】
<4.処理の流れ>
次に、処理の流れについて説明する。なお以下に説明する端末装置300の処理は、特段の説明がない限り、家電管理アプリAPPの制御に基づいて行われる。
【0055】
<4.1 オリジナルコースの作成時の処理>
図7は、オリジナルコースの作成時の処理の流れを示すシーケンス図である。洗濯機100、サーバ200、および端末装置300は、ネットワークNWに接続された状態であるとする。なお前提として、洗濯機100の記憶部159のROM159aには、洗濯機100の初期設定の一部として、予め準備されたオリジナルコースの識別子と対応付けられてコース名情報DIa-2およびコース説明情報DIb-2が記憶されている。すなわち、「アプリコース1」、「アプリコース2」、および「アプリコース3」のコース名情報DIa-2およびコース説明情報DIb-2は、洗濯機100の販売時に予めROM159aに記憶されている。
【0056】
まず、端末装置300の家電管理アプリAPPに対して所定の操作が行われることで、オリジナルコースが作成される。端末装置300は、オリジナルコースが作成された場合、オリジナルコースの識別子、制御用情報CI(例えばパラメータ情報CIaまたは対応識別子CIb)、およびコース名情報DIaをサーバ200に送信する(S101)。なお、端末装置300は、コース説明がユーザUによって設定された場合、上述した情報に加え、コース説明情報DIbを送信してもよい。
【0057】
サーバ200は、S101の処理で端末装置300から送信された情報を受信すると、受信した情報に基づき、作成されたオリジナルコースを第2設定情報291の一部として登録する(S102)。このとき、コース説明がユーザUによって設定されていない場合、サーバ200は、端末装置300から受信した情報に基づき、コース説明情報DIbを第2設定情報291の一部として登録する。
【0058】
次に、サーバ200は、洗濯機100と通信可能である場合(すなわち接続状態である場合)、オリジナルコースの識別子、制御用情報CI(例えばパラメータ情報CIaまたは対応識別子CIb)、および表示用情報DI(例えばコース名情報DIa-3およびコース説明情報DIb-3)を洗濯機100に送信する(S103)。通信に使用されるデータはバイナリデータでもよいし、ASCIIコード(American Standard Code for Information Interchange)でもよい。
【0059】
洗濯機100の制御部153は、S103の処理でサーバ200から送信された情報を受信すると、受信した情報を記憶部159のRAM159bに記憶する。このとき、洗濯機100の制御部153は、S103の処理でサーバ200から送信された情報のなかで、制御用情報CI(例えばパラメータ情報CIaまたは対応識別子CIb)を第1設定情報161の一部としてROM159aに記憶する(S104)。このとき、受信された制御用情報CI(例えばパラメータ情報CIaまたは対応識別子CIb)は、受信したオリジナルコースの識別子と同じ識別子に対応付けられてROM159aに予め記憶された表示用情報DI(例えばコース名情報DIa-3およびコース説明情報DIb-3)と対応付けられてROM159aに記憶される。
【0060】
一方で、洗濯機100の制御部153は、サーバ200から受信した表示用情報DI(例えばコース名情報DIa-3およびコース説明情報DIb-3)は、ROM159aには記憶しない。
【0061】
次に、洗濯機100の制御部153は、RAM159bに記憶された情報(例えばコース名情報DIa-3およびコース説明情報DIb-3)に基づき、オリジナルコースに関する情報を表示画面111aに表示する(S105)。洗濯機100は、電源が切られた場合、RAM159bに記憶された情報が消去される。
【0062】
上述した例では、洗濯機100はネットワークNWに接続された状態であるため、端末装置300でオリジナルコースが作成されたときにサーバ200から情報を受信するフローになる。一方で、端末装置300でオリジナルコースが作成されたときに洗濯機100が非接続状態(オフライン状態)である場合は、洗濯機100が次に接続状態になったときなどに、洗濯機100はオリジナルコースに関する情報を受信する。
【0063】
<4.2 オリジナルコースの実行時>
図8は、オリジナルコースの実行時の処理の流れを示すシーケンス図である。図8は、洗濯機100のROM159aにオリジナルコースの識別子が記憶された状態であり、洗濯機100の電源が起動されたときのフローを示す。
【0064】
まず、洗濯機100は、洗濯機100の電源が起動されることで、ネットワークNWに接続され、オンライン状態となる(S201)。次に、洗濯機100の制御部153は、オリジナルコースの識別子をサーバ200に送信する(S202)。サーバ200は、受信した識別子に対応して記憶されたオリジナルコースの情報を第2設定情報291から読み出す(S203)。
【0065】
次に、サーバ200は、読み出したオリジナルコースの制御用情報CI(例えばパラメータ情報CIaまたは対応識別子CIb)と、表示用情報DI(例えばコース名情報DIa-3およびコース説明情報DIb-3)を洗濯機100に送信する(S204)。洗濯機100は、S204の処理でサーバ200から受信したオリジナルコースの情報をRAM159bに格納する。なお、サーバ200は、制御用情報CI(例えばパラメータ情報CIaまたは対応識別子CIb)を洗濯機100に送信することは省略してもよい。
【0066】
洗濯機100の制御部153は、オリジナルコースの情報を表示画面111aに表示する場合、RAM159bに格納されたオリジナルコースの情報を読みだして表示画面111aに表示する(S205)。本実施形態では、コース名情報DIa-3およびコース説明情報DIb-3は、キャラクタデータとして、洗濯機100の電源が起動されるごとにサーバ200から受信されて表示画面111aに表示可能になる。
【0067】
<5.洗濯機の表示パネルの表示>
次に、洗濯機100の表示パネル110の表示について詳しく説明する。
本実施形態では、制御部153は、オリジナルコースに関する表示用情報DIを表示画面111aに表示させる場合において、通信部140とサーバ200との間の通信が非接続状態である場合、表示用情報DIとして記憶部191に記憶された第1情報(例えば、コース名情報DIa-2およびコース説明情報DIb-2)を表示させる。本出願で「非接続状態」とは、洗濯機100の電源が起動された後に通信部140とサーバ200との間の通信が接続状態になる第1ステップと、上記第1ステップの後に表示用情報DIとしてサーバ200から上記第2情報を取得する第2ステップとのうち少なくとも一方が実現されない場合を意味する。「非接続状態」とは、例えば、洗濯機100の設定がオフラインモードである場合や、無線ルータWRまたはモデムMが故障している場合、またはネットワークNWに通信障害が生じている場合などが該当し得る。
【0068】
一方で、制御部153は、オリジナルコースに関する表示用情報DIを表示画面111aに表示させる場合において、通信部140とサーバ200との間の通信が接続状態である場合、表示用情報DIとしてサーバ200から取得された第2情報(例えば、コース名情報DIa-3およびコース説明情報DIb-3)を表示させる。本出願で「接続状態」とは、洗濯機100の電源が起動された後に上記第1ステップおよび上記第2ステップが実現された場合を意味する。
【0069】
例えば、制御部153は、通信部140とサーバ200との間の通信が接続状態である場合、オリジナルコースを特定する識別子(識別情報)をサーバ200に送信し、上記識別子に応じてサーバ200から送信される上記第2情報を取得し、取得した第2情報を表示用情報DIとして表示画面111aに表示させる。なお、制御部153は、洗濯機100の電源が起動された後、例えば、オリジナルコースの情報を表示させる場面になったときに、表示対象のオリジナルコースの第2情報をサーバ200から取得してもよい。例えば、制御部153は、アプリコース1の情報を表示させる場面になったときにアプリコース1の第2情報をサーバ200から取得し、アプリコース2の情報を表示させる場面になったときにアプリコース2の第2情報をサーバ200から取得するなど、表示に必要な第2情報のみを都度取得するようにする。このような構成によれば、通信量を低減することができる。ただし上記例に代えて、制御部153は、洗濯機100の電源が起動されたときに全てのオリジナルコースの第2情報をサーバ200から取得してRAM159bに保持してもよい。
【0070】
<5.1 運転コースの選択画面における表示例>
本実施形態では、制御部153は、ユーザUが運転コースを選択するための画面(以下「選択画面D11」と称する)に、洗濯機100に予め搭載された通常運転コースと、オリジナルコースとを含む複数の運転コースを選択可能に並べて表示画面111aに表示させる。このとき、制御部153は、通信部140とサーバ200との間の通信が非接続状態である場合、選択画面D11に表示される表示用情報DIとして上記第1情報を表示させる。一方で、制御部153は、通信部140とサーバ200との間の通信が接続状態である場合、選択画面D11に表示される表示用情報DIとして上記第2情報を表示させる。
【0071】
(非接続状態の場合の表示例)
図8は、通信部140とサーバ200との間の通信が非接続状態である場合に、選択画面D11に表示される内容の例を示す図である。この場合、制御部153は、運転コースを選択するための操作部B1の表示として、通常運転コースの1つである「つけおきコース」については、ROM159aに記憶された第1設定情報161に含まれるコース名情報DIa-1を表示させる。これにより、「つけおき」の文字を含む画像が操作部B1に重畳して表示される。
【0072】
一方で、制御部153は、運転コースを選択するための操作部B1の表示として、それぞれオリジナルコースである「アプリコース1」、「アプリコース2」、「アプリコース3」については、ROM159aに記憶された第1設定情報161に含まれるコース名情報DIa-2を表示させる。これにより、それぞれ「アプリ1」、「アプリ2」、または「アプリ3」の文字を含む画像が操作部B1に重畳して表示される。すなわち、ユーザUにとっては、オリジナルコースである旨が認知できるが、オリジナルコースの内容までは分からない表示が行われる。
【0073】
またこの場合、制御部153は、選択画面D11の右上の角部に、選択中の運転コースを示す表示E1を表示する。例えば、制御部153は、通常運転コースが選択されている場合、表示E1として、ROM159aに記憶された第1設定情報161に含まれるコース名情報DIa-1を表示させる。一方で、制御部153は、オリジナルコースが選択されている場合、表示E1として、ROM159aに記憶された第1設定情報161に含まれるコース名情報DIa-2を表示させる。図9に示す例では、選択中の運転コースが「アプリコース1(シーツコース)」である場合の例であり、「アプリ1」の文字を含む画像が表示E1として表示される。
【0074】
またこの場合、制御部153は、選択画面D11の中央部に、選択中の運転コースのコース説明を示す表示E2を表示する。例えば、制御部153は、通常運転コースが選択されている場合、表示E2として、ROM159aに記憶された第1設定情報161に含まれるコース説明情報DIb-1を表示させる。一方で、制御部153は、オリジナルコースが選択されている場合、表示E2として、ROM159aに記憶された第1設定情報161に含まれるコース説明情報DIb-2を表示させる。図9に示す例では、選択中の運転コースが「アプリコース1(シーツコース)」である場合の例であり、「アプリコース1の運転を行います」という文字を含む画像が表示E2として表示される。
【0075】
(接続状態の場合の表示例)
図10は、通信部140とサーバ200との間の通信が接続状態である場合に、選択画面D11に表示される内容の例を示す図である。この場合、制御部153は、運転コースを選択するための操作部B1の表示として、通常運転コースの1つである「つけおきコース」については、ROM159aに記憶された第1設定情報161に含まれるコース名情報DIa-1を表示させる。これにより、「つけおき」の文字を含む画像が操作部B1に重畳して表示される。
【0076】
一方で、制御部153は、運転コースを選択するための操作部B1の表示として、それぞれオリジナルコースである「アプリコース1」、「アプリコース2」、「アプリコース3」については、サーバ200から取得されてRAM159bに保存された情報に含まれるコース名情報DIa-3を表示させる。これにより、それぞれ「シーツ」、「ウォッシャブルスーツ」、または「ママ専用」の文字を含む画像が操作部B1に重畳して表示される。すなわち、ユーザUにとっては、オリジナルコースの内容まで分かる表示が行われる。
【0077】
またこの場合において、制御部153は、通常運転コースが選択されている場合、表示E1として、ROM159aに記憶された第1設定情報161に含まれるコース名情報DIa-1を表示させる。一方で、制御部153は、オリジナルコースが選択されている場合、表示E1として、サーバ200から取得されてRAM159bに保存された情報に含まれるコース名情報DIa-3を表示させる。図10に示す例では、選択中の運転コースが「アプリコース1(シーツコース)」である場合の例であり、「シーツ」の文字を含む画像が表示E1として表示される。
【0078】
またこの場合において、制御部153は、通常運転コースが選択されている場合、表示E2として、ROM159aに記憶された第1設定情報161に含まれるコース説明情報DIb-1を表示させる。一方で、制御部153は、オリジナルコースが選択されている場合、表示E2として、サーバ200から取得されてRAM159bに保存された情報に含まれるコース説明情報DIb-3を表示させる。図10に示す例では、選択中の運転コースが「アプリコース1(シーツコース)」である場合の例であり、「たまった汚れをしっかり洗い流します」という文字とともに、運転コースに含まれる各行程の時間(例えば予定時間)または回数などの説明を含む画像が表示E2として表示される。
【0079】
また本実施形態では、制御部153は、通信部140とサーバ200との間の通信が接続状態である場合、表示E2の一部として、操作部B2を表示させる。操作部B2は、選択画面D11から、選択画面D11よりもオリジナルコースの内容を詳しく説明する詳細画面D12に遷移させる場合にユーザUによって操作される操作部である。このような操作部B2は、通信部140とサーバ200との間の通信が非接続状態である場合の選択画面D11には、表示されないまたは利用不可の態様で表示される(図9参照)。「利用不可の態様」とは、表示可能である場合と、表示の色や文字が異なる態様であり、例えばグレーアウトされた態様である。
【0080】
図11は、詳細画面D12の内容の一例を示す図である。制御部153は、詳細画面D12に、サーバ200から取得されてRAM159bに保存された情報に含まれるコース説明情報DIb-3を表示させる。図11に示す例では、選択中の運転コースが「アプリコース1(シーツコース)」である場合の例であり、シーツコースに関する詳細なコース説明として、使用洗剤の指定の有無、対象重量、利用中の注意点などの説明を含む画像が表示される。
【0081】
<5.2 運転中画面における表示例>
本実施形態では、制御部153は、洗濯機100が運転中の時間に表示される画面(以下「運転中画面D21」と称する)に、実行中の運転コースの進捗状況または残り時間などを表示する。このとき、制御部153は、通信部140とサーバ200との間の通信が非接続状態である場合、運転中画面D21に表示される表示用情報DIとして上記第1情報を表示させる。一方で、制御部153は、通信部140とサーバ200との間の通信が接続状態である場合、運転中画面D21に表示される表示用情報DIとして上記第2情報を表示させる。
【0082】
(非接続状態の場合の表示例)
図12は、通信部140とサーバ200との間の通信が非接続状態である場合に、運転中画面D21に表示される内容の例を示す図である。この場合、制御部153は、運転中画面D21の右上の角部に、実行中の運転コースを示す表示E3を表示する。例えば、制御部153は、通常運転コースが選択されている場合、表示E3として、ROM159aに記憶された第1設定情報161に含まれるコース名情報DIa-1を表示させる。一方で、制御部153は、オリジナルコースが選択されている場合、表示E3として、ROM159aに記憶された第1設定情報161に含まれるコース名情報DIa-2を表示させる。図12に示す例では、選択中の運転コースが「アプリコース1(シーツコース)」である場合の例であり、「アプリ1」の文字を含む画像が表示E3として表示される。
【0083】
またこの場合、制御部153は、運転中画面D21の中央部に、実行中の運転コースのコース説明を示す表示E4を表示する。例えば、制御部153は、オリジナルコースが選択されている場合、表示E4として、ROM159aに記憶された第1設定情報161に含まれるコース説明情報DIb-2を表示させる。図12に示す例では、選択中の運転コースが「アプリコース1(シーツコース)」である場合の例であり、運転コースに含まれる各行程(洗い動作、すすぎ動作、脱水動作など)の時間(例えば予定時間)または回数などが「自動」と示された画像が表示E4として表示される。すなわち、表示E4には、オリジナルコースの各行程の時間または回数に関する数値が含まれない第1情報(コース説明情報DIb-2)が表示される。
【0084】
(接続状態の場合の表示例)
図13は、通信部140とサーバ200との間の通信が接続状態である場合に、運転中画面D21に表示される内容の例を示す図である。この場合、制御部153は、通常運転コースが選択されている場合、表示E3として、ROM159aに記憶された第1設定情報161に含まれるコース名情報DIa-1を表示させる。一方で、制御部153は、オリジナルコースが選択されている場合、表示E3として、サーバ200から取得されてRAM159bに保存された情報に含まれるコース名情報DIa-3を表示させる。図13に示す例では、選択中の運転コースが「アプリコース1(シーツコース)」である場合の例であり、「シーツ」の文字を含む画像が表示E3として表示される。
【0085】
またこの場合、制御部153は、オリジナルコースが選択されている場合、表示E4として、サーバ200から取得されてRAM159bに保存された情報に含まれるコース説明情報DIb-3を表示させる。図13に示す例では、選択中の運転コースが「アプリコース1(シーツコース)」である場合の例であり、運転コースに含まれる各行程(洗い動作、すすぎ動作、脱水動作など)の時間(例えば予定時間)または回数などが具体的な数値で示された画像が表示E4として表示される。すなわち、表示E4には、オリジナルコースの各行程の時間または回数に関する数値が含まれる第2情報(コース説明情報DIb-3)が表示される。
【0086】
<6.利点>
比較例として、洗濯機のROMの記憶容量を小さくするとともに、オリジナルコースのコース名やコース説明の内容を示す情報は洗濯機のROMに記憶せず、且つ、サーバから洗濯機へはオリジナルコースの情報を送信せず、洗濯機ではオリジナルコースの情報として汎用的な表示のみを行う洗濯機を考える。このような構成によれば、洗濯機の低コスト化と、通信量の抑制による通信費の削減を図ることができる。
【0087】
しかしながら、このような比較例の構成では、洗濯機のROMの記憶容量を小さくすることで、洗濯機の低コスト化を図ることができるが、その分、ユーザに提供される情報量は小さくなる。例えば、オリジナルコースの内容が十分に伝わりにくくなる。仮に、オリジナルコースのコース名だけが伝わりにくくなるのであればよいが、そのコースの対象衣類、対象重量、行程の内容など、伝えるべき内容が伝わりにくくなる。このため、ユーザは洗濯機の低コスト化に見合うメリットを得にくい可能性がある。また、通信量についてもコース名程度であればASCIIデータで1度通信する程度のことなので、通信量は膨大にならず、通信費の削減の効用も限られている。むしろオリジナルコースの情報が表示された方がメリットを得られる場合がある。例えば、適切なタイミングで、頻度を限定した上でオリジナルコースの情報を通信し、その情報をRAMに格納して扱えば、ROMの記憶容量を小さくした上でオリジナルコースの情報を表示することができる。
【0088】
そこで、本実施形態では、制御部153は、オリジナルコースに関する表示用情報DIを表示画面111aに表示させる場合において、通信部140とサーバ200との間の通信が非接続状態である場合(すなわち上記第1ステップと上記第2ステップとのうち少なくとも一方が実現されない場合)、表示用情報DIとして洗濯機100の記憶部159に記憶された上記第1情報を表示させ、一方で、通信部140とサーバ200との間の通信が接続状態である場合(すなわち上記第1ステップと上記第2ステップとが実現された場合)、表示用情報DIとしてサーバ200から取得された上記第2情報を表示させる。
【0089】
このような構成によれば、オリジナルコースの情報のなかで、洗濯機100のROM159aに記憶するものと、サーバ200から取得して利用するものと分けることで、洗濯機100とサーバ200との間の通信が非接続状態である場合でも運転コースとしてオリジナルコースを実行できる構成を確保しつつ、洗濯機100とサーバ200との間の通信が接続状態である場合には、オリジナルコースに関する情報を表示することができるメリットを享受することができる。例えば、コース名やコース説明といった情報はバイナリデータであってもASCIIデータであっても情報量として大きいため、記憶するとなるとROM159aの容量を圧迫する。そのため、それらの情報は洗濯機100のROM159aには記憶せず、通信データで受信し、RAM159bに格納した上で扱う。これにより、洗濯機100のROM159aの記憶容量を小さくすることができ、洗濯機100の低コスト化を図ることができる。また、洗濯機100とサーバ200との間の通信が接続状態である場合には、オリジナルコースに関する詳細情報をユーザUに報知することができるため、使い勝手が高まる。これにより、利便性の向上を図ることができる。
【0090】
本実施形態では、制御部153は、洗濯機100に予め搭載された通常運転コースと、オリジナルコースとを含む複数の運転コースを選択可能に並べて表画画面111aに表示させる場合において、通信部140とサーバ200との間の通信が非接続状態である場合(すなわち上記第1ステップと上記第2ステップとのうち少なくとも一方が実現されない場合)、表示用情報DIとして上記第1情報を表示させ、一方で、通信部140とサーバ200との間の通信が接続状態である場合(すなわち上記第1ステップと上記第2ステップとが実現された場合)、表示用情報DIとして上記第2情報を表示させる。このような構成によれば、複数の運転コースを選択可能に並べて表画画面111aに表示させる場合において、洗濯機100とサーバ200との間の通信が接続状態である場合には、オリジナルコースに関する詳細情報をユーザUに報知することができる。これにより、利便性のさらなる向上を図ることができる。
【0091】
本実施形態では、制御部153は、洗濯機100が運転中の時間において、通信部140とサーバ200との間の通信が非接続状態である場合(すなわち上記第1ステップと上記第2ステップとのうち少なくとも一方が実現されない場合)、表示用情報DIとして上記第1情報を表示させ、一方で、通信部140とサーバ200との間の通信が接続状態である場合(すなわち上記第1ステップと上記第2ステップとが実現された場合)、表示用情報DIとして上記第2情報を表示させる。このような構成によれば、洗濯機100とサーバ200との間の通信が接続状態である場合には、洗濯機100の運転中画面D21において、オリジナルコースに関する詳細情報をユーザUに報知することができる。これにより、利便性のさらなる向上を図ることができる。
【0092】
本実施形態では、上記第2情報は、オリジナルコースの内容に関する画像または動画を含む。このような構成によれば、画像また動画である情報量が大きな第2情報を洗濯機100のROM159aに記憶する必要がなくなるため、ROM159aの記憶容量をより小さくすることができる。これは、洗濯機100の低コスト化に寄与する。
【0093】
<7.変形例>
次に、衣類処理システム1の変形例について説明する。
上述した実施形態では、サーバ200が「外部機器」の一例であり、運転コース登録受付部210、要求取得部220、および情報取得部230がサーバ200に設けられるとともに、第2設定情報291がサーバ200の記憶部290に記憶される例について説明した。ただし実施形態は、上記例に限定されない。例えば、運転コース登録受付部210、要求取得部220、および情報取得部230が端末装置300の家電管理アプリAPPに設けられるとともに、第2設定情報291が端末装置300の記憶部に記憶されてもよい。この場合、端末装置300が「外部機器」の一例である。この場合、上述した実施形態の説明における「サーバ200」は、「端末装置300」と読み替えられてよい。洗濯機100は、端末装置300と通信を行うことで、オリジナルコースに関する情報(コース名情報DIa-3およびコース説明情報DIb-3など)を端末装置300から取得して表示する。
【0094】
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、衣類処理機の制御部は、特別運転コースに関する表示用情報を表示部に表示させる場合において、通信部と外部機器との間の通信が非接続状態である場合、上記表示用情報として衣類処理機の記憶部に記憶された第1情報を表示させ、通信部と外部機器との間の通信が接続状態である場合、上記表示用情報として上記外部機器から取得された第2情報を表示させる。このような構成によれば、利便性の向上を図ることができる。
【0095】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0096】
1…衣類処理システム、100…洗濯機(衣類処理機)、111…表示装置(表示部)、140…通信部、150…制御装置、153…制御部、159…記憶部、200…サーバ(外部機器)、290…記憶部、300…端末装置。
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