(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024076856
(43)【公開日】2024-06-06
(54)【発明の名称】ナイフ
(51)【国際特許分類】
B26B 1/02 20060101AFI20240530BHJP
【FI】
B26B1/02 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022188654
(22)【出願日】2022-11-25
(71)【出願人】
【識別番号】000002439
【氏名又は名称】株式会社シマノ
(74)【代理人】
【識別番号】110000202
【氏名又は名称】弁理士法人新樹グローバル・アイピー
(72)【発明者】
【氏名】田中 綾一
(72)【発明者】
【氏名】西村 敦洋
【テーマコード(参考)】
3C061
【Fターム(参考)】
3C061AA03
3C061AA14
3C061AA16
3C061BB11
3C061CC03
3C061CC05
(57)【要約】
【課題】第1グリップと第2グリップの間に収納された刃部材が第1グリップと第2グリップの間から意図せずに露出することを抑制できるナイフの提供。
【解決手段】ナイフ1は、刃部材2と、第1軸部材3と、第2軸部材4と、第1グリップ5と、第2グリップ6と、摩擦部材7とを備える。刃部材2は、切り刃2aと、切り刃2bと反対側の背部2cとを有する。第1グリップ5は、切り刃2bを収納可能であり、第1軸部材3を軸心として刃部材2に対して回動可能である。第2グリップ6は、背部2cを収納可能であり、第2軸部材4を軸心として刃部材2に対して回動可能である。摩擦部材7は、第1グリップ5と刃部材2との間に配置される。摩擦部材7は、第1グリップ5及び刃部材2の少なくとも一方に摩擦接触して第1グリップ5が刃部材2に対して回動することを規制する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
切り刃と、前記切り刃と反対側の背部とを有する刃部材と、
前記刃部材と交差する方向に延びる軸心を有し、前記切り刃の基端側に配置される第1軸部材と、
前記第1軸部材の前記軸心と平行な軸心を有し、前記背部の基端側に配置される第2軸部材と、
前記切り刃を収納可能であり、前記第1軸部材を軸心として前記刃部材に対して回動可能な第1グリップと、
前記背部を収納可能であり、前記第2軸部材を軸心として前記刃部材に対して回動可能な第2グリップと、
前記第1グリップと前記刃部材との間に配置され、前記第1グリップ及び前記刃部材の少なくとも一方に摩擦接触して前記第1グリップが前記刃部材に対して回動することを規制する摩擦部材と、
を備える、
ナイフ。
【請求項2】
前記摩擦部材は前記第1軸部材の軸回りに配置される、
請求項1に記載のナイフ。
【請求項3】
前記摩擦部材は、ウェーブワッシャである、
請求項2に記載のナイフ。
【請求項4】
前記第1グリップ及び前記第2グリップのいずれか一方に接続され、前記第1グリップに前記切り刃が収納され且つ前記第2グリップに前記背部が収納された状態において、前記第1グリップと前記第2グリップとを連結可能な連結部材をさらに備える、
請求項1から3のいずれか1項に記載のナイフ。
【請求項5】
前記連結部材は、前記第1グリップから前記切り刃が露出し且つ前記第2グリップから前記背部が露出した状態において、前記第1グリップと前記第2グリップとを連結可能である、
請求項4に記載のナイフ。
【請求項6】
前記第1グリップと前記第2グリップは非対称形状である、
請求項1から3のいずれか1項に記載のナイフ。
【請求項7】
前記第1グリップは、前記切り刃の先端側の端部を収納可能である、
請求項1から3のいずれか1項に記載のナイフ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナイフに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、刃部材と、刃部材に対して回動可能な第1グリップと、刃部材に対して第1グリップとは異なる軸回りに回動可能な第2グリップと、第1グリップと第2グリップとを連結する連結部材とを備えるナイフが知られている。ナイフは、折り畳み可能であり、刃部材が第1グリップと第2グリップの間に収納される閉状態と、刃部材が第1グリップと第2グリップから露出する開状態とを取り得る。連結部材は、閉状態と開状態とにおいて、第1グリップと、第2グリップとを連結する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のナイフでは、閉状態において第1グリップと第2グリップとが連結部材で連結されていないときに、第1グリップと第2グリップの間から刃部材が意図せずに露出するおそれがある。
【0005】
本発明の課題は、第1グリップと第2グリップの間に収納された刃部材が第1グリップと第2グリップの間から意図せずに露出することを抑制できるナイフを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係るナイフは、刃部材と、第1軸部材と、第2軸部材と、第1グリップと、第2グリップと、摩擦部材とを備える。刃部材は、切り刃と、切り刃と反対側の背部とを有する。第1軸部材は、刃部材と交差する方向に延びる軸心を有し、切り刃の基端側に配置される。第2軸部材は、第1軸部材の軸心と平行な軸心を有し、背部の基端側に配置される。第1グリップは、切り刃を収納可能であり、第1軸部材を軸心として刃部材に対して回動可能である。第2グリップは、背部を収納可能であり、第2軸部材を軸心として刃部材に対して回動可能である。摩擦部材は、第1グリップと刃部材との間に配置される。摩擦部材は、第1グリップ及び刃部材の少なくとも一方に摩擦接触して第1グリップが刃部材に対して回動することを規制する。
【0007】
このナイフでは、摩擦部材は、第1グリップと刃部材の少なくとも一方に摩擦接触して第1グリップが刃部材に対して回動することを規制する。これにより、第1グリップに収納される刃部材の切り刃が意図せずに第1グリップと第2グリップの間から露出することを抑制できる。その結果、ナイフの安全性が向上する。
【0008】
摩擦部材は第1軸部材の軸回りに配置されてもよい。この場合は、第1グリップと刃部材との間に摩擦部材を容易に配置できる。
【0009】
摩擦部材は、ウェーブワッシャであってもよい。この場合は、第1グリップと刃部材との間に安定した摩擦力を発生させることができる。
【0010】
ナイフは、第1グリップ及び第2グリップのいずれか一方に接続される連結部材をさらに備えてもよい。連結部材は、第1グリップに切り刃が収納され且つ第2グリップに背部が収納された状態において、第1グリップと第2グリップとを連結可能であってもよい。この場合は、第1グリップに収納された切り刃が意図せずに第1グリップと第2グリップの間から露出することをさらに抑制できる。その結果、ナイフの安全性がさらに向上する。
【0011】
連結部材は、第1グリップから切り刃が露出し且つ第2グリップから背部が露出した状態において、第1グリップと第2グリップとを連結であってもよい。この場合は、ナイフの使用時において、第1グリップと第2グリップとが互いに離れることを抑制できる。
【0012】
第1グリップと第2グリップは非対称形状であってもよい。この場合は、ナイフの使用時において、ナイフの把持性を高めることが可能になる。
【0013】
第1グリップは、切り刃の先端側の端部を収納可能であってもよい。この場合は、ナイフの安全性がさらに向上する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、第1グリップと第2グリップの間に収納された刃部材が第1グリップと第2グリップの間から意図せずに露出することを抑制できるナイフを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図3】
図1のナイフをIII-III線で切断した断面図。
【
図4】
図1のナイフをIV-IV線で切断した断面図。
【
図5】
図2のナイフをV-V線で切断した部分断面図。
【
図6】連結部材を第1ロック位置から解除位置に移動させたときの一例を示す図。
【
図7】第1グリップ及び第2グリップを刃部材に対して回動させたときの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の一実施形態に係るナイフ1は、折り畳みが可能である。ナイフ1は、閉状態(
図1参照)と開状態(
図8参照)とを取り得る。開状態は、ナイフ1を使用する時の状態である。
【0017】
図1及び
図2に示すように、ナイフ1は、刃部材2と、第1軸部材3と、第2軸部材4と、第1グリップ5と、第2グリップ6と、摩擦部材7と、連結部材8とを備える。ナイフ1は、
【0018】
以下の説明において、第1軸部材3から第2軸部材4に向かう方向を上方、その反対方向を下方、刃部材2の基端側(
図1の紙面において左側)から先端側(
図1紙面において右側)に向かう方向を前方、その反対方向を後方、
図1の紙面と直交する方向を左右方向と称する。
【0019】
図1、
図3及び
図4に示すように、刃部材2は、刃本体2aと、切り刃2bと、背部2cと、第1~第3貫通孔2d~2fとを有する。
【0020】
刃本体2aは、左右方向に延びている。刃本体2aは、先端に近づくにつれて上下方向の寸法が小さくなるように形成されている。切り刃2bは、刃本体2aの上端に配置され、左右方向に延びている。
図4に示すように、切り刃2bの厚み(左右方向の寸法)は、背部2cの厚みよりも薄い。切り刃2bは、閉状態において、第1グリップ5に収納される。切り刃2bの先端側の端部2gは、閉状態において第1グリップ5に収納される。切り刃2bの先端側の端部2gは、閉状態において、平面視で第1グリップ5と重なる。すなわち、閉状態において、切り刃2bの先端側の端部2gは、第1グリップ5から露出しない。背部2cは、切り刃2bと反対側に配置されている。背部2cは、刃部材2の下端に配置され、左右方向に延びている。
【0021】
第1~第3貫通孔2d~2fは、刃本体2aを前後方向に貫通している。第1貫通孔2dは、切り刃2bの基端側に形成されている。第2貫通孔2eは、背部2cの基端側に形成されている。第2貫通孔2eは、第1貫通孔2dと上下方向に並んでいる。第3貫通孔2fは、刃本体2aの基端側において、上下方向における刃本体2aの中央に形成されている。第3貫通孔2fは、第1貫通孔2d及び第2貫通孔2eよりも左方に配置されている。
【0022】
第1軸部材3は、刃部材2と交差する方向に延びる軸心A1を有する。軸心A1は、前後方向に延びている。第1軸部材3は、切り刃2bの基端側に配置されている。第1軸部材3は、第1貫通孔2dに配置されている。第1軸部材3は、第1グリップ5を前後方向に貫通している。第1軸部材3は、刃部材2と第1グリップ5とを連結する。第1軸部材3は、第1グリップ5を回動可能に支持する。第1軸部材3は、係合ピン12が挿入される開口端3aを有する。
【0023】
第2軸部材4は、第1軸部材3の軸心A1と平行な軸心A2を有する。軸心A2は、前後方向に延びている。第2軸部材4は、背部2cの基端側に配置されている。 第2軸部材4は、第2貫通孔2eに配置されている。第2軸部材4は、第1軸部材3と上下方向に並んでいる。第2軸部材4は、第2グリップ6を前後方向に貫通している。第2軸部材4は、刃部材2と第2グリップ6とを連結する。第2軸部材4は、第2グリップ6を回動可能に支持する。第2軸部材4は、係合ピン14が挿入される開口端4aを有する。
【0024】
第1グリップ5は、第1軸部材3を軸心として刃部材2に対して回動可能である。第1グリップ5は、第1軸部材3の軸心A1回りに回動可能である。第1グリップ5の基端は、第1軸部材3に回動可能に支持されている。
【0025】
第1グリップ5は、切り刃2bを収納可能である。第1グリップ5は、切り刃2bの先端側の端部2gを収納可能である。第1グリップ5は、第1面5aと、第2面5bと、第1凹部5cと、第2凹部5dとを有する。第1面5aは、
図1における第1グリップ5の上面に相当する。第2面5bは、第1面5aと反対の面であり、
図1における第1グリップ5の下面に相当する。第1面5aは、第2面5bに向かって凸に湾曲した形状を有する。
【0026】
図4に示すように、第1凹部5cは、第1面5aに形成されている。第1凹部5cは、第1面5aから第2面5bに向かって凹む形状を有する。第1凹部5cは、第1グリップ5の基端から第1グリップ5の先端に向かって延びている。第2凹部5dは、第1グリップ5の先端に形成されている。第2凹部5dは、第1グリップ5の先端から基端に向かって凹む形状を有する。
【0027】
第2グリップ6は、第2軸部材4を軸心として刃部材2に対して回動可能である。第2グリップ6は、第2軸部材4の軸心A2回りに回動可能である。第2グリップ6の基端は、第2軸部材4に回動可能に支持されている。
【0028】
第2グリップ6は、背部2cを収納可能である。第2グリップ6は、第1面6aと、第2面6bと、第1凹部6cと、第2凹部6dとを有する。第1面6aは、
図1における第2グリップ6の下面に相当する。第2面6bは、第1面6aと反対の面であり、
図1における第2グリップ6の上面に相当する。
【0029】
第1凹部6cは、第1面6aに形成されている。
図4に示すように、第1凹部6cは、第1面6aから第2面5bに向かって凹む形状を有する。第1凹部6cは、第2グリップ6の基端から第2グリップ6の先端に向かって延びている。第2凹部6dは、第2グリップ6の先端に形成されている。第2凹部6dは、第2グリップ6の先端から基端に向かって凹む形状を有する。
【0030】
第1グリップ5と第2グリップ6とは、非対称形状である。第1グリップ5の基端部の幅方向の寸法は、第2グリップ6の基端部の幅方向の寸法よりも大きい。ここでの幅方向は、
図1における上下方向に相当する。すなわち、第1グリップ5の幅方向の寸法は、第1面5aから第2面5bまでの寸法であり、第2グリップ6の幅方向に寸法は、第1面6aから第2面6bまでの寸法である。
【0031】
摩擦部材7は、第1グリップ5と刃部材2との間に配置されている。摩擦部材7は、第1グリップ5及び刃部材2の少なくとも一方に摩擦接触して第1グリップ5が刃部材2に対して回動することを規制する。本実施形態では、摩擦部材7は、第1グリップ5と刃部材2の両方に接触して配置されており、第1グリップ5と刃部材2の両方と摩擦接触する。摩擦部材7は、第1軸部材3の軸回りに配置されている。摩擦部材7は、第1貫通孔2dの周囲に配置されている。摩擦部材7は、刃部材2の左右方向の両面に配置されている。摩擦部材7は、例えば、ウェーブワッシャである。摩擦部材7は、第1グリップ5の第1凹部5c内に形成される位置決め部5eに配置されている。位置決め部5eは、第1凹部5cの1対の側面5fから左右方向に凹む形状を有する。
【0032】
連結部材8は、第1グリップ5及び第2グリップ6のいずれか一方に接続されている。本実施形態では、連結部材8は、第2グリップ6に接続されている。連結部材8は、第2グリップ6の先端に配置される軸部材16に回動可能に支持されている。
【0033】
連結部材8は、
図1に示す閉状態において、第1グリップ5と第2グリップ6とを連結可能である。連結部材8は、
図8に示す開状態において、第1グリップ5と第2グリップ6とを連結可能である。閉状態は、第1グリップ5に切り刃2bが収納され且つ第2グリップ6に背部2cが収納された状態である。開状態は、第1グリップ5から切り刃2bが露出し且つ第2グリップ6から背部2cが露出した状態である。開状態は、ナイフ1を使用する時の状態である。詳細には、開状態は、第1グリップ5の先端と第2グリップ6の先端が刃部材2の先端と反対側に位置する状態である。
【0034】
連結部材8は、
図1に示す第1ロック位置と、
図6に示す解除位置と、
図8に示す第2ロック位置とに移動可能である。連結部材8は、第1ロック位置において、閉状態における第1グリップ5と第2グリップ6とを連結して、刃部材2に対する第1グリップ5及び第2グリップ6の回動をロックする。連結部材8は、解除位置において、刃部材2に対する第1グリップ5及び第2グリップ6の回動を許容する。連結部材8は、第2ロック位置において、開状態における第1グリップ5と第2グリップ6とを連結して刃部材2に対する第1グリップ5及び第2グリップ6の回動をロックする。
【0035】
連結部材8は、
図2及び
図4に示すように、係止部8aと、係合部8bとを有する。係止部8aは、第1ロック位置及び第2ロック位置において、第1グリップ5の第2面5bの一部を覆う。係止部8aは、第1グリップ5が第2グリップ6から離れることを規制する。係合部8bは、第1ロック位置及び第2ロック位置において、第1グリップ5の第2凹部5dに形成された被係合部5gと係合する。係合部8bは、被係合部5gと凹凸嵌合するように構成されている。これにより、閉状態及び開状態において、第1グリップ5は、連結部材8によって第2グリップ6に連結される。係合部8bは、解除位置において、被係合部5gとの嵌合が解除される。
【0036】
ナイフ1を閉状態から開状態に移行させるときは、連結部材8を
図1に示す第1ロック位置から
図6に示す解除位置に回動操作する。すなわち、係合部8bと被係合部5gとの嵌合を解除する。これにより、刃部材2に対する第1グリップ5及び第2グリップ6の回動が許容される。
【0037】
連結部材8を解除位置に回動操作した後で、
図7に示すように、第1グリップ5の先端と第2グリップ6の先端が刃部材2の先端と反対側に位置するように刃部材2に対して第1グリップ5と第2グリップ6とを回動させる。そして、
図8に示すように、第1グリップ5と第2グリップ6とが上下方向に並んだ状態で連結部材8を第2ロック位置に回動操作する。これにより、第1グリップ5と第2グリップ6とが連結され、刃部材2に対する第1グリップ5及び第2グリップ6の回動がロックされる。
【0038】
なお、第3貫通孔2fには、係止突起18が配置されている。係止突起18は、開状態において、第1グリップ5と第2グリップ6とが互いに離れる方向に弾性力を発生させる。これにより、開状態において、刃部材2のがたつきが抑制される。
【0039】
上記構成のナイフ1では、摩擦部材7は、第1グリップ5と刃部材2との間に配置され、第1グリップ5と刃部材2の両方に摩擦接触して第1グリップ5が刃部材2に対して回動することを規制する。これにより、第1グリップ5に収納される刃部材2の切り刃2bが意図せずに第1グリップ5と第2グリップ6の間から露出することを抑制できる。その結果、ナイフ1の安全性が向上する。
【0040】
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0041】
摩擦部材7の構成は、変更されてもよい。摩擦部材7は、ウェーブワッシャでなくもよい。摩擦部材7は、第1グリップ5又は刃部材2と一体であってもよい。摩擦部材7は、第1グリップ5又は刃部材2の少なくとも一方に貼付されてもよい。
【0042】
連結部材8は、省略されてもよい。係止突起18は、刃部材2と一体であってもよい。第1軸部材3及び第2軸部材4は、刃部材2に固定されてもよいし、刃部材2と一体であってもよい。第1グリップ5に第1軸部材3が固定され、第2グリップ6に第2軸部材4が固定されてもよい。
【符号の説明】
【0043】
1 ナイフ
2 刃部材
2b 切り刃
2c 背部
3 第1軸部材
4 第2軸部材
5 第1グリップ
6 第2グリップ
7 摩擦部材
8 連結部材