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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024076875
(43)【公開日】2024-06-06
(54)【発明の名称】洗米装置
(51)【国際特許分類】
   B02B 1/06 20060101AFI20240530BHJP
   A47J 43/24 20060101ALI20240530BHJP
【FI】
B02B1/06 D
A47J43/24
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022188681
(22)【出願日】2022-11-25
(71)【出願人】
【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092794
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 正道
(72)【発明者】
【氏名】丸岡 政司
(72)【発明者】
【氏名】弓達 武志
(72)【発明者】
【氏名】河原田 崇
(72)【発明者】
【氏名】川端 英臣
【テーマコード(参考)】
4B053
4D043
【Fターム(参考)】
4B053AA01
4B053BA17
4B053BB01
4B053BK60
4B053BL03
4D043AA04
4D043BC16
4D043BC32
4D043BC36
(57)【要約】
【課題】本発明は、ナノバブル発生装置を通したナノバブル水によって白米の効率的な洗浄を行う洗米装置において、洗米タンクの内周面に付着しようとする糠を取り除いて洗米タンクを洗浄する必要が無いようにすることを課題とする。
【解決手段】洗米タンク5内の白米に底部から水を供給して攪拌棒35の回転で水を旋回させて洗う洗米装置において、洗米タンク5の上端周壁にオーバ-フロー口82を設け、洗米タンク5の上蓋83内に中央から該オーバ-フロー口82に向かう水流ガイド板84を設けたことを特徴とする洗米装置とする。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗米タンク(5)内の白米に底部から水を供給して攪拌棒(35)の回転で水を旋回させて洗う洗米装置において、洗米タンク(5)の上端周壁にオーバ-フロー口(82)を設け、洗米タンク(5)の上蓋(83)内に中央から該オーバ-フロー口(82)に向かう水流ガイド板(84)を設けたことを特徴とする洗米装置。
【請求項2】
配水管(46)に配置したナノバブル発生装置(80)を通したナノバルブ水を洗米タンク(5)の傾斜している空きのスペース部Sを利用して配備するナノバルブタンク(85)に一旦溜め、このナノバルブ水を洗米タンク(5)に供給して洗浄することを特徴とする請求項1に記載の洗米装置。
【請求項3】
洗米タンク(5)内の白米に単に給水して排水する第一工程と給水後に攪拌して洗浄する第二工程で洗米することを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の洗米装置。
【請求項4】
洗米タンク(5)を支持する支持機枠(1)に設ける換気ファン(70)で、支持機枠(1)内部と洗米タンク(5)内を炊飯工程の動作中は吸気、炊飯工程が終了し休止状態の時は排気にして乾燥することを特徴とする請求項1に記載の洗米装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、炊飯する前の白米を洗う洗米装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特開2019―177355号公報に記載の洗米装置は白米を投入した洗米タンクに水を供給すると共に空気を吹き込んで気泡を発生させながら攪拌棒で米を攪拌して米を洗って炊飯器に投入するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015-228988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来の洗米装置は、水道からの流水力を利用して、タンク内の下方より回転流水させ、上方から研ぎ水を排出させる発明である。
【0005】
しかしながら、水道水の供給と排水とのバランス調整は難しく、供給過多になるとオーバーフローばかりか、タンクの上面に白米や糠がこびりつく等の問題が生じやすい。
【0006】
またナノバブル発生装置を通したナノバブル水によって白米の効率的な洗浄を行う洗米装置において、白米の洗浄時に発生する糠が溶けた洗浄水を素早く排出して洗米タンクの内壁に付着しないようにして洗米タンクの洗浄機会を少なくする必要がある。
【0007】
本発明は上述した問題や必要性を解決することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
【0009】
請求項1の発明は、洗米タンク5内の白米に底部から水を供給して攪拌棒35の回転で水を旋回させて洗う洗米装置において、洗米タンク5の上端周壁にオーバ-フロー口82を設け、洗米タンク5の上蓋83内に中央から該オーバ-フロー口82に向かう水流ガイド板84を設けたことを特徴とする洗米装置とする。
【0010】
請求項2の発明は、配水管46に配置したナノバブル発生装置80を通したナノバルブ水を洗米タンク5の傾斜している空きのスペース部Sを利用して配備するナノバルブタンク85に一旦溜め、このナノバルブ水を洗米タンク5に供給して洗浄することを特徴とする請求項1に記載の洗米装置とする。
【0011】
請求項3の発明は、洗米タンク5内の白米に単に給水して排水する第一工程と、給水後に攪拌して洗浄する第二工程で洗米することを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の洗米装置とする。
【0012】
請求項4の発明は、洗米タンク5を支持する支持機枠1に設ける換気ファン70で、支持機枠1内部と洗米タンク5内を炊飯工程の動作中は吸気、炊飯工程が終了し休止状態の時は排気にすることを特徴とする請求項1に記載の洗米装置とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1の発明で、洗米タンク5内の白米は底部から上昇しながら攪拌棒35の回転で旋回する水で攪拌されて洗浄されるが、その際に水に溶けた糠が水の旋回流と共に水流ガイド板84に導かれてオーバ-フロー口82から速やかに排出されるために、糠が洗米タンク5内に滞留することが無く、糠が洗米タンク5内壁に付着することが無い。
【0014】
請求項2の発明で、供給水がナノバブル発生装置80を流れる間にナノバルブを発生してナノバルブタンク85にナノバルブ水として永く溜まり、白米の洗浄時にナノバブルの含まれた水で効果的に白米を洗浄出来る。
【0015】
請求項3の発明で、請求項1及び請求項2の効果に加えて、洗米タンク5内の白米に単に給水して排水する第一工程では糠があまり溶け出さず白米が水に浸されるだけで洗米タンク5内に糠が付着することなく、白米が攪拌されて糠が溶け出す第二工程では洗浄水がオーバ-フロー口82から速やかに流れ出るので、白米の洗浄過程で糠が洗米タンク5内に付着することが無い。
【0016】
請求項4の発明で、支持機枠1内の湿気を帯びた空気は換気ファン70の吸引する空気と共に支持機枠1外へ排出され、炊飯工程の動作中は吸気、炊飯工程が終了し休止状態の時は排気にすることによって乾燥できて衛生的である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施の形態にかかる洗米炊飯装置の正面図である。
図2】同上洗米炊飯装置の側面図である。
図3】同上洗米炊飯装置の上部正断面図である。
図4】同上洗米炊飯装置の給水配管図である。
図5】同上洗米タンク上部の給水配管を示す斜視図である。
図6】(A)、(B)同上洗米タンクの上部斜視図などである。
図7】同上洗米タンクの換気ファンを配置した別実施例の部分透視斜視図である。
図8】(A)、(B)同上洗米タンクの換気ファンを取り付けた別実施例の拡大部分側断面図である。
図9】(A)、(B)、(C)同上洗米炊飯装置の別実施例の使用状態斜視図である。
図10】同上洗米タンクの横にナノバブルタンクを配備した場合の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施の形態について、以下図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1および図10に示すように、角筒材を縦横に枠組みする支持機枠1は、下部にキャスタを備えた長方形状の台枠1aと、所定幅及び所定高さの左右支柱1b,1bと、左右支柱1b,1b間に支架した複数の横桟1c,1c…により構成されている。
【0020】
上記横桟1cには各機材を装着すべく平板状の仕切り部材3を設け、その上部に貯米タンク4を設け、この貯米タンク4の下方には円錐状の傾斜面を有する洗米タンク5を設け、洗米タンク5の下方には、間隔をおいて炊飯装置6を配置する。この炊飯装置6は炊飯釜7、釜加熱用ガス台8と引出式の架台9等から構成されている。図2における架台9右側を引出前側、左奥側を引き込み側とする。
【0021】
貯米タンク4は、図3の如く、上部の断面方形状の主タンク4aと、下部の漏斗状ホッパ部4bとからなり、このホッパ部4bの下端部に計量ドラムケース10が取り付けられている。
【0022】
前記仕切り部材3には貯米タンク4の排出口16に対応する開口17を備え、上記計量ドラム13を所定回転数だけ回転させることで、所定量の米を貯米タンク4から洗米タンク5に繰り出すよう構成されている。又、その繰り出し回数をカウントする回転センサ(図示せず)の検出によって所定量を自動で供給できる構成としている。
【0023】
前記貯米タンク2及び計量部は、外方をカバー部材23で覆う構成で、左右側壁及び後側壁は適宜前記仕切り部材3等に固定して設けられ、前側壁下半部23aは例えば正面視右側部を支点として開閉可能な扉形態に構成される。なお、前側壁上半部23bは左右側壁に連結されて着脱自在の形態に構成される。従って、前記貯米タンク2やドラムケース10の点検着脱はこの前側壁下半部23aを解放した状態で行える。なお、24は主タンク4aを上方から着脱自在に施蓋する方形の覆板である。
【0024】
洗米タンク5は、図3に示すように、天井部に上記ドラムケース10から供給される米を案内する受け筒部31を備え、中間部に円筒状の胴部と、下部にホッパ状部を持つ構成である、洗米タンク5のホッパ状部の下方にジャケット部32を接続し、ホッパ状部とジャケット部32との境界部に米粒を漏下させない程度の開口を持つ網状体からなるフィルタ33を設けている。
【0025】
洗米タンク5の中心部には鉛直方向の中空軸34を設け、この中空軸34には棒状体を逆L型に折り曲げ成形した複数の攪拌棒35,35…を、これらの上側端部を中空軸34に溶接等によって取り付ける。中空軸34は洗米モータ36によりベベルギヤ機構37を介して回転され、回転によってタンク内の米と水とを撹拌すべく構成する。
【0026】
上記中空軸34は、貫通した弁軸38が中空軸34を上下摺動自在に遊嵌されていて、下方に延出する。この弁軸38の下端に着脱自在に円錐形状の排米弁39を設ける。該弁軸38の上端を排米弁駆動用モータ40で駆動するカム41、後記投下アーム等の連動機構により上下動させて、排米弁39の開閉制御がなされる構成である。排米弁39が開くと、洗米タンク5内の米は下方の炊飯装置6の内釜内に落下するよう構成する。
【0027】
洗米タンク5への給水は、図4の給水経路図の如く、外部から給水する主配水管46には流量センサ27を設け、分岐管28で上側給水管48と下側給水管53に分岐し、上側給水管48には第一電磁弁29とナノバブル発生装置80を通してナノバルブタンク85に繋ぎ、第三電磁弁86を介して洗米タンク5のジャケット部32に繋ぐ。また、下側給水管53には第二電磁弁30を通して洗米タンク5のジャケット部32に繋ぎ、洗米タンク5に供給する。主配水管46から給水される水はナノバブル発生装置80の前に設ける流量センサ27で計測されるために正確な水量が第三電磁弁86から洗米タンク5を通して炊飯釜7に給水されて最適の炊飯が行われる。図5は洗米タンク上部の給水配管を示す斜視図である。
【0028】
上側給水管48は、洗米タンク5の天井部の仕切り板3を通る上側給水ルートで、下側配水管53は、カバー部材23を貫通して洗米タンク5の側方に設ける給水ホース51aと下部給水口52からジャケット部32を経由する下側給水ルートとなる。すなわち、水供給は2系統で行われる。洗米は、まず攪拌棒35を回さず下側給水管53からの給水で洗米タンク5の白米を浸してそのままで排水する第一工程と、上側給水管48を通してナノバルブタンク85からの給水を洗米タンク5に供給して攪拌棒35させて白米を洗浄するが、供給水は上蓋83の水流ガイド板84で洗米タンク5上部のオーバ-フロー口82から排水ボックス94に速やかに排出される。
【0029】
ナノバルブタンク85は、図10などに示すように洗米タンク5の側部を半円状に囲むタンクで、洗米タンク5を満たすだけの充分な容量を有し、溜めたナノバルブ水で洗浄することで、糠を効果的に溶かし出す。すなわち、洗米タンク(5)の傾斜している空きのスペース部Sを利用してナノバルブタンク85は配備されている。
【0030】
主配水管46の強い水流によってナノバブル発生装置80でナノバブルを発生させてナノバルブタンク85に溜めて、白米の洗浄時に第三電磁弁86を開いて洗米タンク5に給水することでナノバブルを含んだ少ない水で洗米を効果的に行える。
【0031】
主配水管46の水流が充分に強い場合は、第一電磁弁29と第二電磁弁30を共に開いて洗米タンク5に給水することで洗米を少ない水で素早く行える。
【0032】
なお、前記説明では、上側給水管48にナノバブル発生装置80を設ける説明をしたが、下側給水管53にもナノバブル発生装置80とナノバルブタンク85を設けるようにしても良い。
【0033】
また、主配水管46を炊飯装置6の近くに配管して給水を温めるようにすると、ナノバブル発生装置80によるナノバブルの発生を促進できる。
【0034】
図3の符号55は前記電動モータ15と連繋して排出口16を開閉動するシャッタで、モータ15がリンク機構56,57を介してシャッタ支軸58部に連結し、ドラム開口部が排出口16に一致するときシャッタ55開状態となるよう連動構成している。このため、常時シャッタ55は閉じ姿勢にあり、洗米タンク5における洗米途中での拡散水の飛散を防いで計量ドラム13内の水の浸入を防止している。
【0035】
上側給水管48,48の配置される位置よりも左側にドラムケース10が位置し、右側には後記の排米弁39用モータ40及び撹拌棒35,35…駆動用洗米モータ36を配置している。
【0036】
図6(A)、(B)は、洗米タンク5の上部を示している。洗米タンク5の上端周壁に複数のオーバーフロー口82を設け、その外周をパッキンを介して閉鎖リング91で閉じて排水ボックス94取り付け、排水ボックス94をオーバーフロー管62に繋いで排水箱60にオーバーフローした水を流すようにしている。排水ボックス94は、前側に開閉蓋93を設けて適宜に開いて内部を掃除できるようにしている。
【0037】
また、洗米タンク5の上蓋83の底部には中心側からオーバーフロー口90端壁に向かう水流ガイド板84を設け、旋回流する水を速やかにオーバ-フロー口82へ流すようにしている。なお、排水ボックス94はオーバ-フロー口82から溢れる水を素早く受け入れる容積を有してオーバーフロー水が停滞なく流れるようにしている。
【0038】
図3の如く、洗米タンク5の下部側方には排水箱60が設けられる。排水口を有した排水箱60は、上端が洗米タンク5の排水ボックス94にオーバーフロー管62で連結し、内側が前記ジャケット部32に連通して接続されている。ジャケット部32からの排水は排水弁の開閉で行われ、排水しながら洗米タンク5内の水位を調整する。
【0039】
常時、排水箱60は排水弁で閉鎖されているが、洗米タンク5内の水を排水する場合には、ジャケット部32のフィルタ33から、排水弁、排水箱60及び排水口を経て排水される。排水弁は適宜の開閉出力によって開閉する。また、洗米タンク5内上部には洗米タンク5内の水量を検出する水位センサ68を備えている。
【0040】
ところで、前記オーバーフロー管62は、洗米タンク5の上端部付近に接続する水平管部62aとこの水平管部62aに接続する垂直管部とを有し、垂直管部の下端が前記排水箱60に連結されるものである。そして垂直管部62bの上端を上方に延長しこの延長管部62cは前記仕切り部材3を貫通する状態で、仕切り部材3の下面に設ける装着ホルダ69に適宜に固定支持されている。
【0041】
前記カバー部材23内であって、貯米タンク4の下方と仕切り部材3との間の略閉鎖された空間部Aには前記した計量部10、各種駆動部、配管類等を収容するものであるが、水蒸気の籠りを防止するために通気性を確保している。すなわち、カバー部材23の一側壁に換気ファン70を配置し、装置の運転中に通電して駆動され、外部空気を空間部A内に供給できる構成としている。なお、空間部Aに入った空気は適宜に空間部Aを流通し後述の網目孔部等から機外に排気されるものである。したがって、炊飯中に立ち上る水蒸気を受けた空間部A内を外部空気の流通によって湿度低下が図れる。送風ファン70に対向する側のカバー部材23内面にはコントローラ71を配置しているが、このコントローラ71にも通気作用を与えることで湿気を除去できる。なお、コントローラ71の近傍、例えばコントローラ71の前部下方に延長管部62c上端開口をのぞませると適正な空気流れを生じてコントローラ71に作用した空気は効率的に延長管部62cに導入され得る。
【0042】
図7は、換気ファン70を洗米タンク5内に連結した実施例で、換気ファン70をパイプ88で洗米タンク5の上蓋83のオーバーフロー点検窓89に連結して換気ファン70を逆回転することで洗米タンク5内の空気を吸引して乾燥させることが出来る。
【0043】
図8は、切換ボックス100に送風ファン70を設け、パイプ88を洗米タンク5の上蓋83のオーバーフロー点検窓89に連結した構成で、切換ボックス100内にはモータ103で回動する開閉弁101を設け、吸気口102を開閉弁101が閉じるとパイプ88で洗米タンク5内の空気を吸引し、パイプ88側を閉じると吸気口102からカバー部材23内の空間部Aの空気を吸引する。パイプ88は締付バンド104,105で取り外し可能にしている。
【0044】
前記カバー部材23と仕切り部材3等で囲われる空間部Aの底面下部には、空洞部Cを設けて、各種ハーネス(図示せず)を収容している。詳述すると、仕切り部材3は絞り形成して側壁を一体成形してなり、その下方に施蓋状に底板72を設け、空洞部Cとしている。なお、仕切り部材3の適所には空洞部Cに連通すべく通気網又はパンチングメタルからなる網状体74を装着している。この場合、延長管部62c(通気部B)の上端部の前記網状体73の目合いは、仕切り部材3の適所に配設する上記網状体74の目合いよりも小さなものとして、異物、特に微小サイズの昆虫類による空間部Aへの進入防止効果を高めている。
【0045】
図9(A)は、貯米タンク4の覆板24を山形に形成し、カバー部材23の前側に支軸96で枢支し、スイッチ97で前後回動可能にした実施例で、(B)の如く前に回動すると米袋98から白米を覆板24に投入して、(C)の如く、覆板24を上に回動することで、貯米タンク4への白米の投入が楽に行える。
【符号の説明】
【0046】
1 支持機枠
5 洗米タンク
35 攪拌棒
80 ナノバブル発生装置
82 オーバ-フロー口
83 上蓋
84 水流ガイド板
85 ナノバルブタンク
70 換気ファン
S スペース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10