(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024077217
(43)【公開日】2024-06-07
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
A63F 13/45 20140101AFI20240531BHJP
A63F 13/822 20140101ALI20240531BHJP
A63F 13/847 20140101ALI20240531BHJP
A63F 13/792 20140101ALI20240531BHJP
A63F 13/79 20140101ALI20240531BHJP
A63F 13/52 20140101ALI20240531BHJP
A63F 13/533 20140101ALI20240531BHJP
A63F 13/5372 20140101ALI20240531BHJP
A63F 13/5375 20140101ALI20240531BHJP
【FI】
A63F13/45
A63F13/822
A63F13/847
A63F13/792
A63F13/79
A63F13/52
A63F13/533
A63F13/5372
A63F13/79 500
A63F13/5375
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022189165
(22)【出願日】2022-11-28
(71)【出願人】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】岡野 翔悟
(57)【要約】
【課題】所定価値を支払ったユーザによるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける当該ユーザの満足度を向上させることが可能な情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、設定部を備える。所定価値を支払うことにより所定条件を満たしている第1種会員である第1ユーザおよび所定条件を満たしていない第2ユーザは、第1クエスト群に含まれるクエストをプレイ可能に設定されている。設定部は、第2クエスト群の中から第1ユーザに選択されたクエストを、第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定し、第2ユーザに対しては第2クエスト群に含まれるクエストをプレイ不可能に制御する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
設定部を備え、
所定価値を支払うことにより所定条件を満たしている第1種会員である第1ユーザおよび前記所定条件を満たしていない第2ユーザは、第1クエスト群に含まれるクエストをプレイ可能に設定されており、
前記設定部は、第2クエスト群の中から前記第1ユーザに選択されたクエストを、前記第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定し、前記第2ユーザに対しては前記第2クエスト群に含まれるクエストをプレイ不可能に制御する、
情報処理装置。
【請求項2】
前記設定部は、一定期間毎に前記第1ユーザが前記所定価値を支払った場合、前記第2クエスト群の中から前記第1ユーザに選択されたクエストを、前記一定期間において前記第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記設定部は、前記一定期間毎に前記第1ユーザが前記所定価値を継続して支払っている期間が所定期間以上である場合、前記一定期間毎に前記第1ユーザが前記所定価値を継続して支払っている期間が前記所定期間未満である場合よりも、前記一定期間においてプレイ可能クエストとして設定可能なクエストの数を多くする、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記設定部は、前記第1クエスト群における前記第1ユーザのプレイ履歴に応じて、前記第2クエスト群の中からプレイ可能クエストとして前記第1ユーザが選択可能なクエストの数を異ならせる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
受付部をさらに備え、
所定の期間において前記第1ユーザがプレイ可能に設定可能なプレイ可能クエストの数は所定数に限られ、
前記受付部は、前記第1ユーザが第2の所定価値を支払った場合、前記所定の期間におけるプレイ可能クエストの設定変更を受け付け可能とする、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
プレイ制御部をさらに備え、
前記設定部は、前記第2クエスト群の中から前記第1種会員である第3ユーザに選択されたクエストを、前記第3ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定し、
前記プレイ制御部は、前記第1ユーザおよび前記第3ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストが同じである場合、前記第1ユーザおよび前記第3ユーザが前記プレイ可能クエストを共同でプレイ可能に制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
表示制御部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記第2クエスト群に含まれる第1クエストを前記第1ユーザと共同でプレイする共同ユーザを前記第1ユーザが募集した場合、前記第1クエストがプレイ可能クエストとして設定されているユーザと、前記第1クエストがプレイ可能クエストとして設定されていないユーザとの間で、前記共同ユーザとして前記第1クエストに参加してプレイを行うための参加画面の表示態様を異ならせる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
表示制御部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記第2クエスト群に含まれる第1クエストを前記第1ユーザと共同でプレイする共同ユーザを前記第1ユーザが募集した場合、前記第1クエストに対応するゲーム媒体を所定数所持しているユーザと、前記第1クエストに対応するゲーム媒体を所定数所持していないユーザとの間で、前記共同ユーザとして前記第1クエストに参加してプレイを行うための参加画面の表示態様を異ならせる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
表示制御部をさらに備え、
所定の期間において前記第1ユーザがプレイ可能に設定可能なプレイ可能クエストの数は所定数に限られ、
前記表示制御部は、前記第2クエスト群の中から前記第1ユーザがプレイ可能クエストとして設定候補のクエストを選択するための選択画面において、前記第1ユーザと所定関係を有する1以上のユーザについて前記所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定されているクエストに応じて、前記第2クエスト群に含まれるクエストの表示を制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記表示制御部は、前記選択画面において、前記第1ユーザと所定関係を有する1以上のユーザについて、前記所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定されているクエストと、前記所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定されていないクエストとを識別可能に表示させる、
請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記表示制御部は、前記選択画面において、前記第1ユーザと所定関係を有する前記第1種会員である第4ユーザについて前記所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定されているクエストに、前記第4ユーザと前記第4ユーザ以外のユーザとを識別可能な情報を付して表示させる、
請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記表示制御部は、前記選択画面において、前記第1ユーザと所定関係を有する前記第1種会員であって、前記所定の期間においてプレイ可能クエストが設定されていない第5ユーザを示す情報を表示させる、
請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項13】
通知部を備え、
前記通知部は、前記第5ユーザと前記第2クエスト群に含まれるクエストとを選択する操作が前記第1ユーザにより行われた場合、選択されたクエストを推奨する情報を前記第5ユーザに通知する、
請求項12に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記通知部は、前記第5ユーザに通知された情報により推奨されるクエストが、前記第5ユーザについてプレイ可能クエストとして設定された場合、その旨を示す情報を前記第1ユーザに通知する、
請求項13に記載の情報処理装置。
【請求項15】
所定価値を支払うことにより所定条件を満たしている第1種会員である第1ユーザおよび前記所定条件を満たしていない第2ユーザは、第1クエスト群に含まれるクエストをプレイ可能に設定されており、
プロセッサが、第2クエスト群の中から前記第1ユーザに選択されたクエストを、前記第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定し、前記第2ユーザに対しては前記第2クエスト群に含まれるクエストをプレイ不可能に制御する、
情報処理方法。
【請求項16】
所定価値を支払うことにより所定条件を満たしている第1種会員である第1ユーザおよび前記所定条件を満たしていない第2ユーザは、第1クエスト群に含まれるクエストをプレイ可能に設定されており、
プロセッサに、
第2クエスト群の中から前記第1ユーザに選択されたクエストを、前記第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定し、前記第2ユーザに対しては前記第2クエスト群に含まれるクエストをプレイ不可能に制御する、
処理を実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、オンラインゲーム等のゲームにおいて、プレイヤ(ユーザ)が、種々のクエストの中から任意のクエストを指定し、その指定したクエストをプレイしてクリア等することによって、ミッションを達成しながら遊ぶゲームが知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、プレイヤが対戦相手とバトルを行うゲームにおいて、プレイヤとは異なる他プレイヤがバトルに参加した場合に、他プレイヤの攻撃力をアップさせる効果をバトルに設定し、そのバトルに設定されている効果に関連する情報を、バトルに参加可能な他プレイヤが使用する端末に表示させることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、複数のキャラクタ等を含むデッキを編成して種々のクエストをプレイするゲームにおいては、所定価値を支払ったユーザによるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける当該ユーザの満足度を向上させる点において改善の余地を残しているという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、所定価値を支払ったユーザによるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける当該ユーザの満足度を向上させることが可能な情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る情報処理装置は、
設定部を備え、
所定価値を支払うことにより所定条件を満たしている第1種会員である第1ユーザおよび前記所定条件を満たしていない第2ユーザは、第1クエスト群に含まれるクエストをプレイ可能に設定されており、
前記設定部は、第2クエスト群の中から前記第1ユーザに選択されたクエストを、前記第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定し、前記第2ユーザに対しては前記第2クエスト群に含まれるクエストをプレイ不可能に制御する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、所定価値を支払ったユーザによるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける当該ユーザの満足度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本実施形態におけるゲームシステムの構成を示す図である。
【
図2】本実施形態におけるサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図3】本実施形態におけるユーザ端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図4】本実施形態におけるサーバの機能構成例を示すブロック図である。
【
図5】ユーザ端末の表示部に表示されるクエスト設定画面の一例である。
【
図6】ユーザ端末の表示部に表示される通知画面の一例である。
【
図7】ユーザ端末の表示部に表示される通知画面の一例である。
【
図8】ユーザ端末の表示部に表示されるクエスト設定変更画面の一例である。
【
図9】ユーザ端末の表示部に表示される参加画面の一例である。
【
図10】ユーザ端末の表示部に表示される参加画面の一例である。
【
図11】ユーザ端末の表示部に表示される確認画面の一例である。
【
図12】ユーザ端末の表示部に表示される確認画面の一例である。
【
図13】ユーザ端末の表示部に表示される参加画面の一例である。
【
図14】サーバが行うクエスト設定処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一または同様の構成を有する。
【0011】
(ゲームシステム1の構成)
図1は、本実施形態におけるゲームシステム1の構成を示す。
図1に示すゲームシステム1は、サーバ10(ゲームサーバ)と、複数のユーザ端末20(ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20d、ユーザ端末20e、ユーザ端末20f)とを備える。サーバ10およびユーザ端末20は、インターネット、イントラネット、無線LANまたは移動通信等の通信回線5を介して互いに通信可能に接続されている。なお、サーバ10は、本発明の「情報処理装置」として機能する。
【0012】
本実施形態において、ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20d、ユーザ端末20e、ユーザ端末20fを使用するユーザをそれぞれユーザU1、ユーザU2、ユーザU3、ユーザU4、ユーザU5、ユーザU6とする。ユーザU1、ユーザU2、ユーザU3、ユーザU4、ユーザU5、ユーザU6をそれぞれ区別する必要がない場合は、ユーザU1、ユーザU2、ユーザU3、ユーザU4、ユーザU5、ユーザU6をそれぞれユーザUと表現する。
【0013】
また、ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20d、ユーザ端末20e、ユーザ端末20fをそれぞれ区別する必要がない場合は、ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20d、ユーザ端末20e、ユーザ端末20fをそれぞれユーザ端末20と表現する。
【0014】
なお、ゲームシステム1が備えるユーザ端末20の数は6つに限られず、少なくとも1つ以上のユーザ端末20を備えていれば良い。
【0015】
ユーザ端末20は、例えばスマートフォンやタブレット端末等の情報処理端末であり、ユーザUにゲームを提供する。ユーザUは、ユーザ端末20を操作することによって、ゲームにログインして当該ゲームを実行することができる。
【0016】
ユーザ端末20は、例えば携帯電話機、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、家庭用ゲーム機器等、どのような端末が用いられても良い。ユーザ端末20は、GPS(Global Positioning System)等を用いて検出した自身の位置をサーバ10に通知するようにしても良い。
【0017】
サーバ10は、例えば、ユーザUに関する各種情報を管理したり、ゲームの一部の処理を実行したりする等、ユーザ端末20がゲームを提供する上でその一部の機能を担う装置である。サーバ10は、1または複数の情報処理装置から構成されても良いし、仮想的なサーバ(クラウドサーバ等)を用いて構成されても良い。
【0018】
(ゲーム概要)
次に、ゲームシステム1が提供するゲームの概要を説明する。ゲームシステム1が提供するゲームでは、ユーザUは、所有している複数のキャラクタの中から選択したキャラクタでデッキを編成し、編成したデッキを用いてクエストをクリアしたり、ユーザUに関連付けられるミッションを達成したりすることで、新たなキャラクタやアイテム(例えば、課金アイテムであるオーブや、ゲーム内で使用可能なゲーム内通貨であるコイン等)を入手することができる。
【0019】
ユーザUは、入手した複数のキャラクタを合成することでより強いキャラクタに成長させたり、アイテムを用いてキャラクタの属性を強化したりすることで、より難易度の高いクエストに挑戦することができる。
【0020】
ここで、クエストとは、予め定められた一定の条件を満たすことでクリア可能な課題を意味する用語である。クエストは、一般的には、探索、課題と呼ばれることもある。クエストに参加したユーザUは、当該一定の条件を満たすことでクエストをクリアすることができ、クエストをクリアすると、ユーザUにクリア報酬が付与されたり、本ゲームのストーリーが進行したりする。ミッションとは、ゲーム内において設定された所定の達成条件を満たすことで達成される任務、目標等である。所定の達成条件とは、例えば、ゲーム内において特定の行動を行うことである。特定の行動とは、例えば、指定されたスキル、技、魔法、または効果等の発動である。また、特定の行動は、指定されたコンボの成立、指定条件を満たすオブジェクトの組合せの成立、または指定された敵性オブジェクトの所定条件を満たした撃破(1ターンでの撃破等)等であっても良い。また、特定の行動は、指定されたステージまたはクエスト等をクリアすることであっても良い。ユーザUによってミッションの達成条件が満たされると、ミッションに応じた報酬がユーザUに付与される。
【0021】
デッキとは、複数のキャラクタを組み合わせたグループを意味する用語である。ユーザUは、クエストを実行する際、当該クエストをクリアするために適した能力を持つキャラクタを選択してデッキを編成してクエストを実行する。本実施形態では、ユーザUがクエスト等を「実行」することを、「クエストプレイ」と称しても良い。
【0022】
ユーザUは、クエストを実行するために、スタミナを消費する必要があり、例えばスタミナがなくなる(0になる)とスタミナが回復するまでクエストを実行することができない。スタミナは、時間を経過させることによって回復させることができ、例えば、所定時間(3分)経過ごとにスタミナを1回復させることができる。また、スタミナは、クエストのクリア時に付与される経験値によりユーザUのランクが上がると全回復する。また、オーブを1つ使用することによってスタミナを全回復させることができる。ユーザUは、画面表示されるゲージ(スタミナゲージ)を参照することによって、現在のスタミナを容易に確認することができる。
【0023】
本実施形態のゲームは、複数のユーザUが各々のユーザ端末20を操作して共同してプレイすることが可能なマルチプレイゲームである。すなわち、ユーザUは、単独プレイ(ソロプレイ)することは勿論、他のユーザUと共に共通のクエストを同時にプレイする所謂マルチプレイ(共同プレイともいう)も可能である。マルチプレイでは、各ユーザUは、デッキを編成する複数のキャラクタのうち、自身に割り当てられたキャラクタを操作する。
【0024】
このマルチプレイでは、特定のクエストに対してマルチプレイを主催して仲間を募集するユーザU(以下、ホストユーザという)と、その募集に応募してマルチプレイに参加するユーザU(以下、ゲストユーザという)とにより、共同関係が形成され、マルチプレイを行うユーザU(ホストユーザ、ゲストユーザ)間でプレイの進行が同期される。なお、ユーザU(ホストユーザ)は、メッセージアプリを介し、他のユーザU(ゲストユーザ候補)に対して招待メッセージを送ることによって、当該他のユーザUをマルチプレイに直接誘うこともできる。
【0025】
マルチプレイは、各ユーザUのユーザ端末20の通信機能を通じて行われる。具体的には、あるゲストユーザが、マルチプレイを主催して仲間を募集するホストユーザとのマッチング要求を行い、その要求に応じて表示された1以上のホストユーザを確認する。そして、ゲストユーザは、所望のホストユーザが募集するマルチプレイに対して参加の申込を行い、ホストユーザがその申込を許可すると、ゲストユーザとホストユーザとの間にマルチプレイ用の通信経路が確立される。なお、マルチプレイの申込資格は、特に限定されず、任意に設定することができる。例えば、申込みを行うゲストユーザから所定距離の範囲内に居るホストユーザの募集に対して申込を行うことができるとしても良いし、あるユーザUと交友関係がある他のユーザUであって、ユーザU同士で互いに承認したフレンド(ゲストユーザ)が申込を行うことができるとしても良い。
【0026】
その後、マルチプレイに要する各種データの送受信が、公知の通信方式にしたがって実施される。このときのデータは、サーバ10を介したクライアント・サーバ方式であっても良く、サーバ10を介さないP2P(ピア・ツー・ピア)方式であっても良い。また、マルチプレイの様式は、完全同期型および非同期型に分類されるが、何れの様式を採用しても良い。
【0027】
なお、マルチプレイゲームには、複数のユーザUが協力する協力プレイゲーム、および、ユーザU同士が対戦する対戦ゲームが含まれるが、何れのタイプであっても良い。また、一回のマルチプレイにおけるユーザU数の上限(最大プレイ人数)については、特に限定されず任意の数に設定しても良いが、例えば最大で4人程度に設定するのが良い。
【0028】
本実施形態のゲームにおいては、所定価値(例えば、金銭、ゲーム内通貨、ゲーム媒体等)を支払うことにより、会員となるための所定条件を満たしている第1種会員である第1ユーザと、当該所定条件を満たしていない第2種会員である第2ユーザとが存在する。本実施形態では、ユーザU1,U2,U3,U4,U5は第1ユーザであり、ユーザU6は第2ユーザである。
【0029】
第1ユーザおよび第2ユーザは、第1クエスト群に含まれるクエストをプレイ可能に設定されている。第1ユーザが第2クエスト群を選択すると、第2クエスト群の中から第1ユーザに選択されたクエストは、第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定される。第1ユーザは、例えば1日について1つのクエストをプレイ可能クエストとして設定することができる。
【0030】
一方、第2ユーザに対しては、第2クエスト群に含まれるクエストをプレイ不可能に制御される。つまり、所定の価値を支払っていない第2ユーザは、所定の価値を支払っている第1ユーザと異なり、第2クエスト群の中からプレイ可能状態にするクエストを選択することができない。以上のように、所定価値を支払っていない第2ユーザによるクエストのプレイよりも、所定価値を支払った第1ユーザによるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける第1ユーザの満足度を向上させている。
【0031】
(サーバ10のハードウェア構成)
図2は、本実施形態におけるサーバ10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバ10は、制御部11、記憶部12、通信部13、操作入力部14およびモニタ15を備えて構成される。
【0032】
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)等であり、サーバ10の全体の動作を制御する。
【0033】
記憶部12の一部は、例えば、RAM(Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成されており、制御部11による各種プログラムに基づく処理の実行時のワークエリア等として用いられる。
【0034】
また、記憶部12の一部は、例えば、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリまたはHDD(Hard Disk Drive)であり、各種データおよび制御部11の処理に利用されるプログラム等を保存する。記憶部12は、各種情報および処理結果等を記録しておくための1以上のテーブル等を含むデータベースを保持することが可能である。
【0035】
記憶部12に記憶されるプログラムは、例えば、サーバ10の基本的な機能を実現するためのOS(Operating System)、各種ハードウェアを制御するためのドライバ、各種機能を実現するためのプログラム等であって、本発明の「情報処理プログラム」として機能するプログラムを含む。
【0036】
通信部13は、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、通信回線5に接続する機能を有する。なお、通信部13は、NICに代えて、またはNICと共に、無線LAN(Local Area Network)に接続する機能、無線WAN(Wide Area Network)に接続する機能、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、および赤外線通信等を可能とする機能を有しても良い。サーバ10は、通信回線5を介してユーザ端末20等と接続され、ユーザ端末20等との間で各種データの送受信を行うことができる。
【0037】
操作入力部14は、キーボードおよびマウス等で構成され、サーバ10を使用するユーザUによる各種操作の入力を受け付ける。モニタ15は、例えば液晶ディスプレイ装置等であり、各種画像を表示する。
【0038】
制御部11、記憶部12、通信部13、操作入力部14およびモニタ15は、システムバス16を介して相互に電気的に接続されている。したがって、制御部11は、記憶部12へのアクセス、モニタ15に対する画像の表示、ユーザUによる操作入力部14に対する操作状態の把握、および通信部13を介した各種通信網やユーザ端末20へのアクセス等を行うことができる。
【0039】
(ユーザ端末20のハードウェア構成)
図3は、本実施形態におけるユーザ端末20のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように、ユーザ端末20は、制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24、スピーカ25、マイク26、カメラ27および操作ボタン28を備えて構成される。
【0040】
制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)等であり、ユーザ端末20の全体の動作を制御する。
【0041】
記憶部22の一部は、例えば、RAM(Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成されており、制御部21による各種プログラムに基づく処理の実行時のワークエリア等として用いられる。
【0042】
また、記憶部22の一部は、例えば、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリまたはHDD(Hard Disk Drive)であり、各種データおよび制御部21の処理に利用されるプログラム等を保存する。記憶部22は、各種情報および処理結果等を記録しておくための1以上のテーブル等を含むデータベースを保持することが可能である。
【0043】
記憶部22に記憶されるプログラムは、例えば、ユーザ端末20の基本的な機能を実現するためのOS(Operating System)、各種ハードウェアを制御するためのドライバ、各種機能を実現するためのプログラム等を含む。
【0044】
通信部23は、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、通信回線5に接続する機能を有する。なお、通信部23は、NICに代えて、またはNICと共に、無線LAN(Local Area Network)に接続する機能、無線WAN(Wide Area Network)に接続する機能、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、および赤外線通信等を可能とする機能を有しても良い。ユーザ端末20は、通信回線5を介してサーバ10や他のユーザ端末20等と接続され、サーバ10や他のユーザ端末20等との間で各種データの送受信を行うことができる。
【0045】
表示部24は、タッチパネルディスプレイ等であり、画像等を表示し、ユーザUによる操作を受け付けることが可能である。
【0046】
スピーカ25は、制御部21の制御を受けて各種の音を出力する。マイク26は、制御部21の制御を受けて各種の音を入力する。カメラ27は、制御部21の制御を受けて被写体を撮像する。
【0047】
操作ボタン28は、ユーザ端末20の例えば側面等に設けられ、ユーザ端末20を起動または停止させるための電源ボタンや、スピーカ25から出力される音のボリューム(音量)を調整するためのボタン等である。
【0048】
制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24、スピーカ25、マイク26、カメラ27および操作ボタン28は、システムバス29を介して相互に電気的に接続されている。したがって、制御部21は、記憶部22へのアクセス、表示部24に対する画像の表示、ユーザUによるタッチパネルディスプレイ(表示部24)や操作ボタン28に対する操作状態の把握、マイク26への音の入力、スピーカ25からの音の出力、カメラ27に対する制御、および通信部23を介した各種通信網、サーバ10や他のユーザ端末20等へのアクセス等を行うことができる。
【0049】
図4は、本実施形態におけるサーバ10が備える制御部11の機能構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、制御部11は、機能構成として、受付部11a、プレイ制御部11b(本発明の「設定部」および「プレイ制御部」として機能)、表示制御部11cおよび通知部11dを備える。なお、一般的にサーバ10の制御部11は、上記以外にも種々の機能を有しているが、ここでは、本実施形態におけるゲームシステム1において特徴的な機能のみを説明することとし、その他の既知の機能等については図示および説明を省略する。
【0050】
受付部11aは、ユーザ端末20の表示部24に対するユーザUの操作を介して、ユーザUから、ゲーム内価値(例えば、スタミナ、オーブ)を消費することによってプレイ可能なゲームのプレイ要求を受け付ける。
【0051】
プレイ制御部11bは、受付部11aによりゲームのプレイ要求が受け付けられた場合、ユーザUによる当該ゲームのプレイを制御する。
【0052】
プレイ制御部11bは、第2クエスト群の中から第1ユーザ(例えば、ユーザU1,U2,U3,U4,U5)に選択されたクエストを、第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定し、第2ユーザ(例えば、ユーザU6)に対しては第2クエスト群に含まれるクエストをプレイ不可能に制御する。なお、第1ユーザおよび第2ユーザは、第1クエスト群に含まれるクエストをプレイ可能に設定されている。
【0053】
本実施形態においては、所定の期間(例えば1日)において第1ユーザがプレイ可能に設定可能なプレイ可能クエストの数は所定数(例えば、1つ)に限られている。そして、表示制御部11cは、第2クエスト群の中から第1ユーザがプレイ可能クエストとして設定候補のクエストを選択するためのクエスト設定画面(本発明の「選択画面」に対応)において、第1ユーザと所定関係を有する1以上のユーザUについて所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定されているクエストに応じて、第2クエスト群に含まれるクエストの表示を制御する。ここで、第1ユーザと所定関係を有するユーザUは、第1ユーザから所定距離の範囲内に居るユーザUや、第1ユーザと交友関係があるユーザUであって、第1ユーザとの間で互いに承認したフレンドユーザ等である。
【0054】
表示制御部11cは、クエスト設定画面において、第1ユーザと所定関係を有する1以上のユーザUについて、所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定されているクエストと、所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定されていないクエストとを識別可能に表示させる。例えば、表示制御部11cは、クエスト設定画面において、第1ユーザと所定関係を有する第1種会員である第4ユーザ(例えば、ユーザU1,U2,U3)について所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定されているクエストに、第4ユーザと第4ユーザ以外のユーザとを識別可能な情報(クエスト設定画面におけるユーザアイコンに相当)を付して表示させる。
【0055】
表示制御部11cは、クエスト設定画面において、第1ユーザと所定関係を有する第1種会員であって、所定の期間においてプレイ可能クエストが設定されていない第5ユーザ(例えば、ユーザU4)を示す情報を表示させる。
【0056】
通知部11dは、第5ユーザと第2クエスト群に含まれるクエストとを選択する操作が第1ユーザ(例えば、ユーザU5)により行われた場合、選択されたクエストを推奨する情報を第5ユーザ(例えば、ユーザU4)に通知する。
【0057】
通知部11dは、第5ユーザ(例えば、ユーザU4)に通知された情報により推奨されるクエストが、第5ユーザについてプレイ可能クエストとして設定された場合、その旨を示す情報を第1ユーザ(例えば、ユーザU5)に通知する。
【0058】
なお、通知部11dによる通知態様としては、音響信号をユーザ端末20のスピーカ25で再生することで通知情報を聴覚的に通知する態様、画像をユーザ端末20の表示部24に表示することで通知情報を視覚的に通知する態様、ユーザ端末20において光の色、点灯/点滅のパターン、光の強さ等を制御して光を発生させることで通知情報を視覚的に通知する態様、振動のパターン、強さ等を制御してユーザ端末20のバイブレーション機能により振動を発生させることで通知情報を触覚的に通知する態様、ユーザ端末20において首振り可能な空気砲を用いて刺激臭のような所定の匂いのついた空気をユーザUの鼻腔に向けて発射させることで通知情報を嗅覚的に通知する態様等が挙げられる。なお、音響信号には、人の音声によるメッセージ、ブザー音、チャイム音および警報音等が含まれる。表示部24に表示される画像は、図形、コンピュータグラフィックス、写真、文字、数字および記号等の少なくとも1つの要素を含む画像であって、2つ以上の要素の組み合わせを含む画像であっても良い。さらに、画像は、モノクロ映像およびカラー映像の何れでも良く、静止画および動画の何れでも良い。
【0059】
図5は、第1ユーザ(例えば、ユーザU5)が使用するユーザ端末20の表示部24に表示されるクエスト設定画面の一例を示す図である。
図5に示すクエスト設定画面は、第1ユーザが第2クエスト群の中からクエストを選択し、選択したクエストをプレイ可能クエストとして設定する際に表示される。以下で説明する各画面は、サーバ10からユーザ端末20に送信されたゲーム画面表示データに基づいて表示される。
【0060】
クエスト設定画面には、クエスト表示ボックス30、クエスト設定ボタン32、クエスト選択ボタン34,36,38,40、およびユーザアイコン42,44,46,48等が表示される。クエスト表示ボックス30は、ユーザ端末20の表示部24に対するユーザUの操作を介して、第2クエスト群(図示例では、クエストA,B,C,D)の中から第1ユーザにより選択されたクエストを表示する表示領域である。
【0061】
クエスト設定ボタン32は、第2クエスト群の中から第1ユーザがクエストを選択した後に押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン34は、第2クエスト群の中から第1ユーザがクエストAを選択するために押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン36は、第2クエスト群の中から第1ユーザがクエストBを選択するために押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン38は、第2クエスト群の中から第1ユーザがクエストCを選択するために押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン40は、第2クエスト群の中から第1ユーザがクエストDを選択するために押下可能なボタンである。
【0062】
第1ユーザによって第2クエスト群の中から任意のクエスト(例えば、クエストC)が選択された後に、クエスト設定ボタン32が押下されると、プレイ制御部11bは、第2クエスト群の中から第1ユーザに選択されたクエスト(例えば、クエストC)を、第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定する。
【0063】
ユーザアイコン42,44は、クエスト選択ボタン34の左方位置に表示され、現時点においてクエストAが、第1ユーザと所定関係を有する第1種会員である第4ユーザ(図示例では、ユーザU1,U2)によりプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定されていることを示している。ユーザアイコン46は、クエスト選択ボタン36の左方位置に表示され、現時点においてクエストBが、第1ユーザと所定関係を有する第1種会員である第4ユーザ(図示例では、ユーザU3)によりプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定されていることを示している。クエスト選択ボタン38,40の左方位置にはユーザアイコンの表示はなく、クエストC,Dは、第1ユーザによりプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定されていないことを示している。ユーザアイコン48の右方位置には、クエスト選択ボタンの表示はなく、現時点において、第1ユーザと所定関係を有する第1種会員である第5ユーザ(図示例では、ユーザU4)によりプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定されているクエストはないことを示している。以上のように、第1ユーザ(例えば、ユーザU5)は、他の第1ユーザ(ユーザU1,U2,U3,U4)によるプレイ可能クエストの設定状況を確認した上で、第2クエスト群の中からクエストを選択し、プレイ可能クエストとして設定することができる。
【0064】
図6は、第1ユーザ(例えば、ユーザU4)が使用するユーザ端末20の表示部24に表示される通知画面の一例を示す図である。
図6に示す通知画面は、
図5に示すクエスト設定画面において、第5ユーザと第2クエスト群に含まれるクエスト(例えば、クエストA)とを選択する操作が第1ユーザ(例えば、ユーザU5)により行われた際に表示される。通知画面には、第1ユーザ(例えば、ユーザU5)により選択されたクエスト(例えば、クエストA)をプレイ可能クエストとして設定することを推奨する情報としての表示メッセージ49A等が表示される。これにより、第1ユーザ(例えば、ユーザU5)は、第5ユーザ(例えば、ユーザU4)と第2クエスト群に含まれるクエスト(例えば、クエストA)とを選択する操作を行うことによって、第5ユーザに対して、選択されたクエストをプレイ可能クエストとして設定することを推奨することができる。
【0065】
図7は、第1ユーザ(例えば、ユーザU5)が使用するユーザ端末20の表示部24に表示される通知画面の一例を示す図である。
図7に示す通知画面は、第5ユーザ(例えば、ユーザU4)に対して、第1ユーザ(例えば、ユーザU5)により選択されたクエスト(例えば、クエストA)をプレイ可能クエストとして設定することが推奨された後、第5ユーザにより当該クエストがプレイ可能クエストとして設定された際に表示される。通知画面には、第5ユーザ(例えば、ユーザU4)によりクエスト(例えば、クエストA)がプレイ可能クエストとして設定された旨を示す情報としての表示メッセージ49B等が表示される。これにより、通知画面を参照した第1ユーザ(例えば、ユーザU5)は、第5ユーザ(例えば、ユーザU4)に通知された情報により推奨されるクエスト(例えば、クエストA)が、第5ユーザによりプレイ可能クエストとして設定されたことを把握することができる。
【0066】
受付部11aは、第1ユーザが第2の所定価値(例えば、金銭、ゲーム内通貨、ゲーム媒体等)を支払った場合、所定の期間におけるプレイ可能クエストの設定変更を受け付け可能とする。
【0067】
図8は、第1ユーザ(例えば、ユーザU5)が使用するユーザ端末20の表示部24に表示されるクエスト設定変更画面の一例を示す図である。
図8に示すクエスト設定変更画面は、第1ユーザ(例えば、ユーザU5)によりプレイ可能クエストが設定された後、第1ユーザが第2クエスト群の中からクエスト(プレイ可能クエストとして設定されているクエストを除く)を選択し、選択したクエストをプレイ可能クエストとして設定変更する際に表示される。
【0068】
クエスト設定変更画面には、クエスト表示ボックス50、クエスト設定変更ボタン52、およびクエスト選択ボタン54,56,58等が表示される。クエスト表示ボックス50は、現時点において第2クエスト群(例えば、クエストA,B,C,D)の中から第1ユーザ(例えば、ユーザU5)により選択され、プレイ可能クエストとして設定されているクエスト(例えば、クエストA)を表示する表示領域である。
【0069】
クエスト設定変更ボタン52は、第2クエスト群の中から、プレイ可能クエストとして設定されているクエストを除いて第1ユーザ(例えば、ユーザU5)が任意のクエストを選択した後に押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン54は、プレイ可能クエストとして設定されているクエストを除いて第2クエスト群の中から第1ユーザ(例えば、ユーザU5)がクエストBを選択するために押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン56は、プレイ可能クエストとして設定されているクエストを除いて第2クエスト群の中から第1ユーザ(例えば、ユーザU5)がクエストCを選択するために押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン58は、プレイ可能クエストとして設定されているクエストを除いて第2クエスト群の中から第1ユーザ(例えば、ユーザU5)がクエストDを選択するために押下可能なボタンである。
【0070】
第1ユーザ(例えば、ユーザU5)によって第2クエスト群の中からクエスト(例えば、クエストB)が選択された後に、クエスト設定変更ボタン52が押下されると、受付部11aは、第1ユーザが第2の所定価値(例えば、金銭、ゲーム内通貨、ゲーム媒体等)を支払ったことを条件として、所定の期間におけるプレイ可能クエストの設定変更を受け付ける。そして、プレイ制御部11bは、受付部11aの受け付けに応じて、第2クエスト群の中から第1ユーザ(例えば、ユーザU5)に選択されたクエスト(例えば、クエストB)を、第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定変更する。これにより、第1ユーザ(例えば、ユーザU5)は、第2の所定価値を支払うことによって、所定の期間におけるプレイ可能クエストの設定を変更することができる。
【0071】
プレイ制御部11bは、第2クエスト群の中から第1種会員である第3ユーザ(例えば、ユーザU2)に選択されたクエストを、第3ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定する。そして、プレイ制御部11bは、第1種会員である第1ユーザ(例えば、ユーザU5)および第3ユーザ(例えば、ユーザU2)がプレイ可能なプレイ可能クエストが同じである場合、第1ユーザおよび第3ユーザがプレイ可能クエストを共同でプレイ(マルチプレイ)可能に制御する。
【0072】
表示制御部11cは、第2クエスト群に含まれる第1クエスト(例えば、クエストA)を第1ユーザ(例えば、ユーザU5)と共同でプレイする共同ユーザを第1ユーザが募集した場合、第1クエストがプレイ可能クエストとして設定されているユーザU(例えば、ユーザU1,U2)と、第1クエストがプレイ可能クエストとして設定されていないユーザU(例えば、ユーザU3,U4)との間で、共同ユーザとして第1クエストに参加してプレイを行うための参加画面の表示態様を異ならせる。
【0073】
図9は、第1ユーザ(例えば、ユーザU1,U2)が使用するユーザ端末20の表示部24に表示される参加画面の一例を示す図である。
図9に示す参加画面は、第2クエスト群に含まれる第1クエスト(例えば、クエストA)を第1ユーザ(例えば、ユーザU5)と共同でプレイする共同ユーザを第1ユーザが募集した後、第1ユーザ(例えば、ユーザU1,U2)が、共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストを選択する際に表示される。
【0074】
参加画面には、クエスト選択ボタン60,62,64,66等が表示される。クエスト選択ボタン60は、第1ユーザ(例えば、ユーザU1,U2)自身が共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストとして、クエストAを選択するために押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン62は、第1ユーザ(例えば、ユーザU1,U2)自身が共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストとして、クエストXを選択するために押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン64は、第1ユーザ(例えば、ユーザU1,U2)自身が共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストとして、クエストYを選択するために押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン66は、第1ユーザ(例えば、ユーザU1,U2)自身が共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストとして、クエストDを選択するために押下可能なボタンである。なお、クエストX,Y,Zは、例えばユーザU5以外のユーザUが、自身と共同でプレイする共同ユーザを募集したクエストである。
【0075】
図9に示すように、第2クエスト群に含まれる第1クエスト(例えば、クエストA)を共同でプレイする共同ユーザを第1ユーザ(例えば、ユーザU5)が募集した際、第1ユーザ(例えば、ユーザU1,U2)は、第1クエストをプレイ可能クエストとして設定しているユーザであるため、クエスト選択ボタン60を押下し、共同ユーザとして第1クエストに参加して第1ユーザ(例えば、ユーザU5)と共同でプレイを行うことができる。
【0076】
図10は、第1ユーザ(例えば、ユーザU3,U4)が使用するユーザ端末20の表示部24に表示される参加画面の一例を示す図である。
図10に示す参加画面は、第2クエスト群に含まれる第1クエスト(例えば、クエストA)を共同でプレイする共同ユーザを第1ユーザ(例えば、ユーザU5)が募集した後、第1ユーザ(例えば、ユーザU3,U4)が、共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストを選択する際に表示される。
【0077】
参加画面には、クエスト選択ボタン70,72,74,76等が表示される。クエスト選択ボタン70は、第1ユーザ(例えば、ユーザU3,U4)自身が共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストとして、クエストAを選択するために押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン72は、第1ユーザ(例えば、ユーザU3,U4)自身が共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストとして、クエストXを選択するために押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン74は、第1ユーザ(例えば、ユーザU3,U4)自身が共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストとして、クエストYを選択するために押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン76は、第1ユーザ(例えば、ユーザU3,U4)自身が共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストとして、クエストZを選択するために押下可能なボタンである。
【0078】
図10に示すように、第2クエスト群に含まれる第1クエスト(例えば、クエストA)を共同でプレイする共同ユーザを第1ユーザ(例えば、ユーザU5)が募集した際、第1ユーザ(例えば、ユーザU3)は、第1クエストと異なるクエスト(例えば、クエストB)をプレイ可能クエストとして設定しているユーザであるため、クエスト設定変更画面においてプレイ可能クエストをクエストBからクエストAに設定変更した上でクエスト選択ボタン70を押下し、共同ユーザとして第1クエストに参加してプレイを行うことができる。また、第1ユーザ(例えば、ユーザU4)は、現時点においてプレイ可能クエストを設定していないユーザであるため、クエスト設定画面においてプレイ可能クエストをクエストAに設定した上でクエスト選択ボタン70を押下し、共同ユーザとして第1クエストに参加してプレイを行うことができる。それゆえ、クエスト選択ボタン70の左方位置には、第1ユーザ(例えば、ユーザU3,U4)は、共同ユーザとして第1クエスト(例えば、クエストA)に参加してプレイを行うために、プレイ可能クエストの設定操作または設定変更操作が必要であることを示すマーク78が表示される。
【0079】
なお、表示制御部11cは、第1ユーザ(例えば、ユーザU3)が使用するユーザ端末20の表示部24において、
図11に示すように、第2の所定価値を支払うことによってプレイ可能クエストをクエストBからクエストAに設定変更するか否かについて確認する表示メッセージ78Aを含む確認画面を表示させても良い。また、表示制御部11cは、第1ユーザ(例えば、ユーザU4)が使用するユーザ端末20の表示部24において、
図12に示すように、クエストAをプレイ可能クエストとして設定するか否かについて確認する表示メッセージ78Bを含む確認画面を表示させても良い。
【0080】
図13は、第2ユーザ(例えば、ユーザU6)が使用するユーザ端末20の表示部24に表示される参加画面の一例を示す図である。
図13に示す参加画面は、第2クエスト群に含まれる第1クエスト(例えば、クエストA)を共同でプレイする共同ユーザを第1ユーザ(例えば、ユーザU5)が募集した後、第2ユーザ(例えば、ユーザU6)が、共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストを選択する際に表示される。
【0081】
参加画面には、クエスト選択ボタン80,82,84,86等が表示される。クエスト選択ボタン80は、第2ユーザ(例えば、ユーザU6)自身が共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストとして、クエストAを選択するために押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン82は、第2ユーザ(例えば、ユーザU6)自身が共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストとして、クエストXを選択するために押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン84は、第2ユーザ(例えば、ユーザU6)自身が共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストとして、クエストYを選択するために押下可能なボタンである。クエスト選択ボタン86は、第2ユーザ(例えば、ユーザU6)自身が共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストとして、クエストZを選択するために押下可能なボタンである。
【0082】
図13に示すように、第2クエスト群に含まれる第1クエスト(例えば、クエストA)を共同でプレイする共同ユーザを第1ユーザ(例えば、ユーザU5)が募集した際、所定価値を支払っていない第2種会員である第2ユーザ(例えば、ユーザU6)は、第2クエスト群に含まれるクエストをプレイ可能クエストとして設定不可能なユーザであるため、クエスト選択ボタン80を押下しても、共同ユーザとして第1クエストに参加してプレイを行うことができない。それゆえ、クエスト選択ボタン80の左方位置には、第2ユーザ(例えば、ユーザU6)は、共同ユーザとして第1クエストに参加してプレイを行うことができない旨を示すマーク88が表示される。なお、クエスト選択ボタン80は、第2ユーザ(例えば、ユーザU6)自身が共同ユーザとして参加してプレイを行うことを所望するクエストとして選択できないようにしても良いし、参加画面に表示させないようにしても良い。
【0083】
図14は、本実施形態において、サーバ10が行うクエスト設定処理(本発明の「情報処理方法」に相当)の一例を示すフローチャートである。
図14に示す処理は、ユーザUがゲームにログインした後、受付部11aが、ユーザ端末20の表示部24に対するユーザUの操作を介して、ユーザUから、プレイ可能クエストの設定要求を受け付けた際に実行される。
【0084】
まず、表示制御部11cは、ユーザ端末20の表示部24にクエスト設定画面(
図5を参照)を表示させる(ステップS100)。
【0085】
次に、受付部11aは、ユーザ端末20の表示部24に対するユーザUの操作を介して、ユーザUから、第2クエスト群の中から所定の期間におけるプレイ可能クエストとしてのクエストの選択を受け付ける(ステップS120)。
【0086】
次に、プレイ制御部11bは、ユーザUが第1ユーザ(第1種会員)であるか否かについて判定する(ステップS130)。判定の結果、ユーザUが第1ユーザでない、つまり第2ユーザ(第2種会員)である場合(ステップS130、NO)、プレイ制御部11bは、その後、ユーザU(第2ユーザ)に対しては第2クエスト群に含まれるクエストをプレイ不可能に制御する。そして、サーバ10は、
図14に示す処理を終了する。
【0087】
一方、ユーザUが第1ユーザ(第1種会員)である場合(ステップS130、YES)、プレイ制御部11bは、第2クエスト群の中からユーザUに選択されたクエストを、ユーザUがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定する(ステップS140)。ステップS140の処理が完了することによって、サーバ10は、
図14に示す処理を終了する。
【0088】
以上詳しく説明したように、本実施形態では、所定価値を支払うことにより所定条件を満たしている第1種会員である第1ユーザおよび所定条件を満たしていない第2ユーザ(第2種会員)は、第1クエスト群に含まれるクエストをプレイ可能に設定されている。そして、サーバ10(情報処理装置)は、第2クエスト群の中から第1ユーザに選択されたクエストを、第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定し、第2ユーザに対しては第2クエスト群に含まれるクエストをプレイ不可能に制御する。
【0089】
このように構成した本実施形態によれば、所定価値を支払ったユーザU(第1ユーザ)によるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける当該ユーザUの満足度を向上させることができる。
【0090】
なお、上記実施形態において、プレイ制御部11bは、一定期間(例えば、1カ月)毎に第1ユーザが所定価値を支払った場合、第2クエスト群の中から第1ユーザに選択されたクエストを、一定期間において第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定しても良い。さらに、プレイ制御部11bは、一定期間(例えば、1カ月)毎に第1ユーザが所定価値を継続して支払っている期間が所定期間(例えば、3カ月)以上である場合、一定期間毎に第1ユーザが所定価値を継続して支払っている期間が所定期間未満である場合よりも、一定期間においてプレイ可能クエストとして設定可能なクエストの数を多くしても良い。これにより、所定期間以上、所定価値を継続して支払っている第1ユーザによるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける第1ユーザの満足度を向上させることができる。
【0091】
また、上記実施形態において、プレイ制御部11bは、第1クエスト群における第1ユーザのプレイ履歴に応じて、第2クエスト群の中からプレイ可能クエストとして第1ユーザが選択可能なクエストの数(例えば、クエストの選択肢の数、設定対象となるクエストの数)を異ならせても良い。例えば、プレイ制御部11bは、第1クエスト群における第1ユーザの単位時間あたりのプレイ時間が長いほど、第2クエスト群の中からプレイ可能クエストとして第1ユーザが選択可能なクエストの選択肢の数を多くする。また、プレイ制御部11bは、第1クエスト群における第1ユーザの単位時間あたりのプレイ時間が長いほど、第2クエスト群の中からプレイ可能クエストとして第1ユーザが選択して設定対象となるクエストの数を多くする。あるいは、プレイ制御部11bは、第1クエスト群に含まれるクエストのうち第1ユーザがクリアしたクエストの数が多いほど、第2クエスト群の中からプレイ可能クエストとして第1ユーザが選択可能なクエストの数を多くしてもよい。これにより、第1クエスト群のクエストをプレイすることで、第2クエスト群の中からプレイ可能クエストとして選択可能な数が異なるため、ユーザUに第1クエスト群のクエストのプレイを促進することができる。
【0092】
また、上記実施形態において、表示制御部11cは、第2クエスト群に含まれる第1クエストを第1ユーザと共同でプレイ(マルチプレイ)する共同ユーザを第1ユーザが募集した場合、第1クエストに対応するキャラクタ(本発明の「ゲーム媒体」に対応、例えば第1クエストにおいてドロップ等により獲得できるキャラクタ)を所定数(例えば、1つ)所持しているユーザUと、第1クエストに対応するキャラクタを所定数所持していないユーザUとの間で、共同ユーザとして第1クエストに参加してプレイを行うための参加画面の表示態様を異ならせても良い。例えば、表示制御部11cは、第1クエストに対応するキャラクタを所定数所持しているユーザUに対しては参加画面を表示させず(すなわち、マルチプレイを推奨しない)、第1クエストに対応するキャラクタを所定数所持していないユーザUに対しては参加画面を表示させる(すなわち、マルチプレイを推奨する)ようにしても良い。
【0093】
また、上記実施形態では、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0094】
<まとめ>
[汎用課題]
本発明の目的の1つは、ゲームプレイにおけるユーザの満足度を向上させることである。
【0095】
[付記1]に対応する課題
本発明の目的の1つは、所定価値を支払ったユーザによるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける当該ユーザの満足度を向上させることである。
[付記1]本実施形態に係る情報処理装置は、所定価値を支払うことにより所定条件を満たしている第1種会員である第1ユーザおよび所定条件を満たしていない第2ユーザは、第1クエスト群に含まれるクエストをプレイ可能に設定されており、第2クエスト群の中から第1ユーザに選択されたクエストを、第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定し、第2ユーザに対しては第2クエスト群に含まれるクエストをプレイ不可能に制御する設定部を備える。
上記の情報処理装置によれば、所定価値を支払ったユーザ(第1ユーザ)によるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける当該ユーザの満足度を向上させることができる。
【0096】
[付記2]に対応する課題
本発明の目的の1つは、一定期間毎に所定価値を支払ったユーザによるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける当該ユーザの満足度を向上させることである。
[付記2]設定部は、一定期間毎に第1ユーザが所定価値を支払った場合、第2クエスト群の中から第1ユーザに選択されたクエストを、一定期間において第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定する、付記1に記載の情報処理装置。
これにより、第1ユーザは、一定期間毎に所定価値を支払ったユーザ(第1ユーザ)によるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける当該ユーザの満足度を向上させることができる。
【0097】
[付記3]に対応する課題
本発明の目的の1つは、所定期間以上、所定価値を継続して支払っているユーザによるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける当該ユーザの満足度を向上させることである。
[付記3]設定部は、一定期間毎に第1ユーザが所定価値を継続して支払っている期間が所定期間以上である場合、一定期間毎に第1ユーザが所定価値を継続して支払っている期間が所定期間未満である場合よりも、一定期間においてプレイ可能クエストとして設定可能なクエストの数を多くする、付記1または2に記載の情報処理装置。
これにより、所定期間以上、所定価値を継続して支払っているユーザによるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける当該ユーザの満足度を向上させることができる。
【0098】
[付記4]に対応する課題
本発明の目的の1つは、第1クエスト群におけるユーザのプレイを促進することである。
[付記4]設定部は、第1クエスト群における第1ユーザのプレイ履歴に応じて、第2クエスト群の中からプレイ可能クエストとして第1ユーザが選択可能なクエストの数を異ならせる、付記1~3の何れかに記載の情報処理装置。
これにより、第1クエスト群のクエストをプレイすることで、第2クエスト群の中からプレイ可能クエストとして選択可能な数が異なるため、第1クエスト群におけるユーザ(第1ユーザ)のプレイを促進することができる。
【0099】
[付記5]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザが、第2の所定価値を支払うことによって、所定の期間におけるプレイ可能クエストの設定を変更可能にすることである。
[付記5]所定の期間において第1ユーザがプレイ可能に設定可能なプレイ可能クエストの数は所定数に限られ、第1ユーザが第2の所定価値を支払った場合、所定の期間におけるプレイ可能クエストの設定変更を受け付け可能とする受付部をさらに備える、付記1~4の何れかに記載の情報処理装置。
これにより、ユーザ(第1ユーザ)は、第2の所定価値を支払うことによって、所定の期間におけるプレイ可能クエストの設定を変更することができる。
【0100】
[付記6]に対応する課題
本発明の目的の1つは、プレイ可能クエストが同じである複数のユーザによる共同プレイを促進することである。
[付記6]設定部は、第2クエスト群の中から第1種会員である第3ユーザに選択されたクエストを、第3ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定し、第1ユーザおよび第3ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストが同じである場合、第1ユーザおよび第3ユーザがプレイ可能クエストを共同でプレイ可能に制御するプレイ制御部をさらに備える、付記1~5の何れかに記載の情報処理装置。
これにより、プレイ可能クエストが同じである複数のユーザ(第1ユーザおよび第3ユーザ)による共同プレイを促進することができる。
【0101】
[付記7]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザが、第1ユーザが共同でプレイするユーザを募集したクエストを、プレイ可能クエストとして設定しているか否かについて把握可能にすることである。
[付記7]第2クエスト群に含まれる第1クエストを第1ユーザと共同でプレイする共同ユーザを第1ユーザが募集した場合、第1クエストがプレイ可能クエストとして設定されているユーザと、第1クエストがプレイ可能クエストとして設定されていないユーザとの間で、共同ユーザとして第1クエストに参加してプレイを行うための参加画面の表示態様を異ならせる表示制御部をさらに備える、付記1~6の何れかに記載の情報処理装置。
これにより、ユーザは、第1ユーザが共同でプレイするユーザを募集したクエストを、プレイ可能クエストとして設定しているか否かについて把握することができる。
【0102】
[付記8]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザが、第1ユーザが共同でプレイするユーザを募集したクエストに対応するゲーム媒体を所定数所持しているか否かについて把握可能にすることである。
[付記8]第2クエスト群に含まれる第1クエストを第1ユーザと共同でプレイする共同ユーザを第1ユーザが募集した場合、第1クエストに対応するゲーム媒体を所定数所持しているユーザと、第1クエストに対応するゲーム媒体を所定数所持していないユーザとの間で、共同ユーザとして第1クエストに参加してプレイを行うための参加画面の表示態様を異ならせる表示制御部をさらに備える、付記1~7の何れかに記載の情報処理装置。
これにより、ユーザは、第1ユーザが共同でプレイするユーザを募集したクエストに対応するゲーム媒体を所定数所持しているか否かについて把握することができる。
【0103】
[付記9]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザが、第2クエスト群に含まれるクエストを、自身と所定関係を有するユーザがプレイ可能クエストとして設定しているか否かについて把握した上で、プレイ可能クエストとして設定候補のクエストを選択可能にすることである。
[付記9]所定の期間において第1ユーザがプレイ可能に設定可能なプレイ可能クエストの数は所定数に限られ、第2クエスト群の中から第1ユーザがプレイ可能クエストとして設定候補のクエストを選択するための選択画面において、第1ユーザと所定関係を有する1以上のユーザについて所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定されているクエストに応じて、第2クエスト群に含まれるクエストの表示を制御する表示制御部をさらに備える、付記1~8の何れかに記載の情報処理装置。
これにより、ユーザ(第1ユーザ)は、第2クエスト群に含まれるクエストを、自身と所定関係を有するユーザがプレイ可能クエストとして設定しているか否かについて把握した上で、プレイ可能クエストとして設定候補のクエストを選択することができる。
【0104】
[付記10]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザが、自身と所定関係を有するユーザが所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定しているクエストか否かについて把握可能にすることである。
[付記10]表示制御部は、選択画面において、第1ユーザと所定関係を有する1以上のユーザについて、所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定されているクエストと、所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定されていないクエストとを識別可能に表示させる、付記9に記載の情報処理装置。
これにより、ユーザ(第1ユーザ)は、自身と所定関係を有するユーザが所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定しているクエストか否かについて把握することができる。
【0105】
[付記11]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザが、特定のクエストについて所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定したのが、自身と所定関係を有する第1種会員のユーザであるか否かについて把握可能にすることである。
[付記11]表示制御部は、選択画面において、第1ユーザと所定関係を有する第1種会員である第4ユーザについて所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定されているクエストに、第4ユーザと第4ユーザ以外のユーザとを識別可能な情報を付して表示させる、付記10に記載の情報処理装置。
これにより、ユーザ(第1ユーザ)は、特定のクエストについて所定の期間においてプレイ可能クエストとして設定したのが、自身と所定関係を有する第1種会員のユーザ(第4ユーザ)であるか否かについて把握することができる。
【0106】
[付記12]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザが、自身と所定関係を有する第1種会員であり、所定の期間においてプレイ可能クエストを設定していないユーザを把握可能にすることである。
[付記12]表示制御部は、選択画面において、第1ユーザと所定関係を有する第1種会員であって、所定の期間においてプレイ可能クエストが設定されていない第5ユーザを示す情報を表示させる、付記9に記載の情報処理装置。
これにより、ユーザ(第1ユーザ)は、自身と所定関係を有する第1種会員であり、所定の期間においてプレイ可能クエストを設定していないユーザ(第5ユーザ)を把握することができる。
【0107】
[付記13]に対応する課題
本発明の目的の1つは、所定の期間においてプレイ可能クエストを設定していないユーザに対して、プレイ可能クエストの候補となるクエストを推奨可能にすることである。
[付記13]第5ユーザと第2クエスト群に含まれるクエストとを選択する操作が第1ユーザにより行われた場合、選択されたクエストを推奨する情報を第5ユーザに通知する通知部をさらに備える、付記12に記載の情報処理装置。
これにより、所定の期間においてプレイ可能クエストを設定していないユーザに対して、プレイ可能クエストの候補となるクエストを推奨することができる。
【0108】
[付記14]に対応する課題
本発明の目的の1つは、プレイ可能クエストの候補として推奨されたクエストが、推奨先のユーザによりプレイ可能クエストとして設定されたことを把握可能にすることである。
[付記14]通知部は、第5ユーザに通知された情報により推奨されるクエストが、第5ユーザについてプレイ可能クエストとして設定された場合、その旨を示す情報を第1ユーザに通知する、付記13に記載の情報処理装置。
これにより、プレイ可能クエストの候補として推奨されたクエストが、推奨先のユーザ(第5ユーザ)によりプレイ可能クエストとして設定されたことを把握することができる。
【0109】
[付記15]に対応する課題
本発明の目的の1つは、所定価値を支払ったユーザによるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける当該ユーザの満足度を向上させることである。
[付記15]本実施形態に係る情報処理方法は、所定価値を支払うことにより所定条件を満たしている第1種会員である第1ユーザおよび所定条件を満たしていない第2ユーザは、第1クエスト群に含まれるクエストをプレイ可能に設定されており、プロセッサが、第2クエスト群の中から第1ユーザに選択されたクエストを、第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定し、第2ユーザに対しては第2クエスト群に含まれるクエストをプレイ不可能に制御する。
上記の情報処理方法によれば、所定価値を支払ったユーザ(第1ユーザ)によるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける当該ユーザの満足度を向上させることができる。
【0110】
[付記16]に対応する課題
本発明の目的の1つは、所定価値を支払ったユーザによるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける当該ユーザの満足度を向上させることである。
[付記16]本実施形態に係る情報処理プログラムは、所定価値を支払うことにより所定条件を満たしている第1種会員である第1ユーザおよび所定条件を満たしていない第2ユーザは、第1クエスト群に含まれるクエストをプレイ可能に設定されており、プロセッサに、第2クエスト群の中から第1ユーザに選択されたクエストを、第1ユーザがプレイ可能なプレイ可能クエストとして設定し、第2ユーザに対しては第2クエスト群に含まれるクエストをプレイ不可能に制御する、処理を実行させる。
上記の情報処理プログラムによれば、所定価値を支払ったユーザ(第1ユーザ)によるクエストのプレイを優遇し、ゲームプレイにおける当該ユーザの満足度を向上させることができる。
【符号の説明】
【0111】
1:ゲームシステム、10:サーバ、11:制御部、11a:受付部、11b:プレイ制御部、11c:表示制御部、11d:通知部、12:記憶部、13:通信部、14:操作入力部、15:モニタ、16:システムバス、20,20a,20b,20c,20d,20e,20f:ユーザ端末、21:制御部、22:記憶部、23:通信部、24:表示部、25:スピーカ、26:マイク、27:カメラ、28:操作ボタン、29:システムバス、30,50:クエスト表示ボックス、32:クエスト設定ボタン、34,36,38,40,54,56,58,60,62,64,66,70,72,74,76,80,82,84,86:クエスト選択ボタン、42,44,46,48:ユーザアイコン、49A,49B,78A,78B:表示メッセージ、52:クエスト設定変更ボタン、78,88:マーク,90,100:表示メッセージ、U,U1,U2,U3,U4,U5,U6:ユーザ