(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024077255
(43)【公開日】2024-06-07
(54)【発明の名称】操作端末
(51)【国際特許分類】
H01H 9/04 20060101AFI20240531BHJP
H01H 13/06 20060101ALI20240531BHJP
【FI】
H01H9/04 B
H01H13/06 B
H01H9/04 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022189232
(22)【出願日】2022-11-28
(71)【出願人】
【識別番号】000233826
【氏名又は名称】能美防災株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】弁理士法人朝日特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】若林 良介
(72)【発明者】
【氏名】森田 英聖
【テーマコード(参考)】
5G052
5G206
【Fターム(参考)】
5G052AA05
5G052AA11
5G052BB01
5G052HA01
5G052HA09
5G052HA24
5G206AS38H
5G206AS38J
5G206AS38N
5G206CS01F
5G206CS01H
5G206CS01J
5G206CS01N
5G206ES03F
5G206ES03H
5G206ES03J
5G206ES03N
5G206GS17
5G206KS03
(57)【要約】
【課題】操作端末の内部が浸水するリスクを低減する。
【解決手段】通報装置1Aは、筐体10と、操作キー20と、弾性部材30Aと、スイッチ2204と、通報部と、を備える。筐体10には、開口部が形成される。操作キー20は、開口部から外部に露出し、ユーザの操作を受け付ける。弾性部材30Aは、開口部における筐体10と操作キー20との間隙を閉塞し、操作キー20を支持する。筐体10、操作キー20、及び弾性部材30Aは、二色成形により一体に形成される。スイッチ2204は、筐体10内に設けられ、操作キー20の操作に応じて押下される。通報部は、スイッチ2204の押下に応じて外部装置に通報を行う。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部が形成された筐体と、
前記開口部から外部に露出し、ユーザの操作を受け付ける操作キーと、
前記開口部における前記筐体と前記操作キーとの間隙を閉塞し、前記操作キーを支持する弾性部材と、
前記筐体内に設けられ、前記操作キーの前記操作に応じて押下されるスイッチと、
前記スイッチの押下に応じて信号を送信する通信部とを備え、
前記筐体、前記操作キー、及び前記弾性部材は、二色成形により一体に形成される
操作端末。
【請求項2】
前記筐体に固定される固定端と、前記操作キーを操作方向に沿って移動可能に支持する自由端とを有し、前記操作キーと前記筐体とを連結する連結部をさらに備え、
前記弾性部材は、前記操作キーの外周を全周に亘って支持する
請求項1に記載の操作端末。
【請求項3】
前記操作キーは、硬質素材により形成される
請求項1に記載の操作端末。
【請求項4】
前記弾性部材の断面形状は、前記操作キーと前記筐体との間において、前記操作キーと前記筐体とを結ぶ直線に沿って延びる形状である
請求項1に記載の操作端末。
【請求項5】
前記弾性部材の断面形状は、前記操作キーと前記筐体との間において、略V字型又は略U字型である
請求項1に記載の操作端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、操作端末に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯端末におけるスイッチのキートップを弾性部材により支持する構造が知られている(例えば特許文献1及び特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-108749号公報
【特許文献2】特許第6125234号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1及び2に記載の構造では、操作キー、弾性部材、及び筐体のうち少なくとも2つが別々に成形されるため、組み立て工程において部品間のずれが生じる場合がある。操作キー、弾性部材、及び筐体のうち少なくとも2つの間にずれが生じた操作端末では、十分な止水効果が得られず、内部が浸水してしまう虞がある。
【0005】
本開示は、操作端末の内部が浸水するリスクを低減することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、開口部が形成された筐体と、前記開口部から外部に露出し、ユーザの操作を受け付ける操作キーと、前記開口部における前記筐体と前記操作キーとの間隙を閉塞し、前記操作キーを支持する弾性部材と、前記筐体内に設けられ、前記操作キーの前記操作に応じて押下されるスイッチと、前記スイッチの押下に応じて信号を送信する通信部とを備え、前記筐体、前記操作キー、及び前記弾性部材は、二色成形により一体に形成される操作端末を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、操作端末の内部が浸水するリスクを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本開示の一実施形態による通報装置1Aの平面図である。
【
図5】基板220の電気的な構成例を示す図である。
【
図6】変形例(1)による通報装置1Bの平面図である。
【
図8】変形例(2)による通報装置1Cの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<A.実施形態>
以下に述べる実施形態には技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかし、本開示の実施形態は、以下に述べる形態に限られるものではない。
【0010】
<A-1.構成>
図1は、本開示の一実施形態による通報装置1Aの平面図である。通報装置1Aは、本開示に係る操作端末の一例である。
図2は、
図1におけるX軸方向から通報装置1Aを見たときの通報装置1Aの側面の一例を示す図である。
図3は、
図1におけるY1-Y2線に沿った平面による通報装置1Aの断面の一例を示す図である。
図1におけるY1-Y2線は、筐体10の短手方向の二辺の各々の略中点を通る直線である。
【0011】
通報装置1Aは、異常の発生等を監視センタに通報するために住居や店舗等の監視場所の壁面に設けられる。
図1~
図3に示されるように、通報装置1Aは、筐体10と、操作キー20と、弾性部材30Aと、連結部40Aと、を備える。
図1に示されるように筐体10は、4隅を丸めた長方形状の平面形状を有する。以下では、筐体10の長手方向はY軸方向と称され、筐体10の短手方向はX軸方向と称される。X軸方向とY軸方向とは互いに直交する。また、X軸方向及びY軸方向の各々と直交する方向はZ軸方向と称される。
【0012】
図2に示されるように、筐体10は、上カバー110と、下カバー120とに大別される。
図1では、上カバー110のみが図示されており、
図3では上カバー110と下カバー120の詳細な図示は省略されており、両者の境界の図示も省略されている。上カバー110及び下カバー120は例えば樹脂により形成される。
図1に示されるように、上カバー110には、ユーザの操作を受け付ける操作キー20を外部に露出させる開口部1101が設けられる。
図2及び
図3では、開口部1101の図示は省略されている。本実施形態では、
図1に示されるように開口部1101の平面形状は4隅を丸めた長方形状であり、開口部1101における長手方向はY軸方向と直交する。なお、開口部1101は、必ずしも
図1に示される形状である必要はなく、他の形状であってもよい。
【0013】
操作キー20は、樹脂又は金属等の硬質素材により形成される。硬質素材とは、外力に応じた弾性変形が小さい素材のことをいい、具体的にはヤング率が所定の閾値(例えば10)以上である素材のことをいう。本実施形態では、操作キー20は樹脂により形成される。操作キー20が硬質素材により形成されることにより、操作キー20が弾性素材により形成された場合に比べて、操作したときの手ごたえが大きくなり、操作キー20の操作感が向上する。弾性素材とは、外力に応じた弾性変形が硬質素材よりも大きい素材のことをいい、具体的にはヤング率が上記閾値よりも小さい(例えば0.01~4等)素材のことをいう。弾性素材の具体例としてはゴムが挙げられる。
【0014】
図1に示されるように、操作キー20の平面形状は、開口部1101よりも小さな4隅を丸めた長方形状であり、開口部1101における長手方向はY軸方向と直交する。なお、操作キー20の平面形状は、4隅を丸めた長方形状に限定されず、他の形状であってもよい。操作キー20は、連結部40Aによって、
図1におけるZ軸方向に移動可能に支持される。以下では、
図1におけるZ軸方向は、操作キー20の操作方向と称される場合がある。
【0015】
連結部40Aは、段付きの板バネ構造を有し、筐体10(より正確には、上カバー110)に固定される固定端401と、操作キー20の操作方向に沿って操作キー20を移動可能に支持する自由端402とを有する。連結部40Aは、操作キー20と筐体10とを連結する。連結部40Aは、弾性素材と硬質素材の何れにより形成されてもよいが、本実施形態では硬質素材、より具体的には樹脂により形成される。
【0016】
弾性部材30Aは、弾性素材により形成される。弾性部材30Aは、開口部1101における筐体10(より正確には上カバー110)と操作キー20との間隙を閉塞し、操作キー20を全周に亘って支持する。
図3に示されるように、弾性部材30AのY1―Y2線に沿った断面形状は、操作キー20と上カバー110とを結ぶ直線L1に沿って延びる形状である。本実施形態では、通報装置1Aにおいて操作キー20が連結部40Aによって操作方向に沿って移動可能に支持されるとともに、操作キー20が弾性部材30Aによって全周に亘って支持されるので、操作キー20の操作性が向上する。加えて、本実施形態では、弾性部材30Aの断面形状は、操作キー20と上カバー110とを結ぶ直線L1に沿って延びる形状といった単純な形状であるため、製造が容易になる。
【0017】
本実施形態では、筐体10における上カバー110、操作キー20、弾性部材30A、及び連結部40Aは二色成形により一体に形成される。二色成形とは、互いに材質が異なる2種類の素材を組み合わせて一体に成形することをいう。上カバー110、操作キー20、弾性部材30A、及び連結部40Aの二色成形については既存技術が適宜採用されればよい。本実施形態では、上カバー110、操作キー20、及び連結部40Aは第1の素材(本実施形態では樹脂等の硬質素材)により形成され、弾性部材30Aは第2の素材(ゴム等の弾性素材)により形成される。
【0018】
本実施形態では、筐体10における上カバー110、操作キー20、弾性部材30A、及び連結部40Aは二色成形により一体に形成されるので、これらの部品を組み立てずに済み、部品の組み立てによるずれが生じない。その結果、開口部1101における筐体10と操作キー20との間隙が弾性部材30Aにより確実に閉塞され、通報装置1Aの内部が浸水するリスクが低減される。
【0019】
加えて、通報装置1Aでは、筐体10における上カバー110、操作キー20、及び弾性部材30Aが二色成形により一体に形成されることにより、これらの部材が化学的に結合し、防噴流及び防浸水といった高い耐水性要求に対応することもできる。また、通報装置1Aによれば、筐体10、操作キー20、及び弾性部材30Aが別々に成形される場合に比べて、部品点数が少なくなる。
【0020】
図4は、通報装置1Aの分解図である。
図3及び
図4に示されるように、通報装置1Aの筐体10内には、基板カバー210、基板220、及び電池230が配置される。基板カバー210は、筐体10に収納される基板220を下カバー120との間に挟持することにより固定する部材である。基板カバー210は、例えば樹脂等により形成される。基板カバー210は、突出部2101と板バネ2102とを備える。突出部2101は、操作キー20により押される。板バネ2102における一方の端部は、突出部2101により押されると下方に撓む自由端であり、他方の端部は基板カバー210に固定された固定端である。操作キー20の押圧が解除されると、板バネ2102の撓みが元に戻り、突出部2101も元の位置に戻る。
【0021】
図5は、基板220の構成例を示す図である。
図5に示されるように、基板220は、制御部2201、記憶部2202、通信部2203、及びスイッチ2204を備える。制御部2201は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のコンピュータである。記憶部2202は、例えばRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリと、フラッシュROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリとを含む。不揮発性メモリには、制御部2201を通報装置1Aの制御中枢として機能させる制御プログラムが予め記憶されている。
【0022】
通信部2203は、有線通信回路又は無線通信回路であり、制御部2201による制御の下、有線通信網又は無線通信網を介して外部装置と通信する。スイッチ2204は、所謂メカニカルスイッチであり、突出部2101に連接される。操作キー20の押下により突出部2101が押されるに連れてスイッチ2204はオフからオンに切り替わる。操作キー20の押下が解除され突出部2101が元の位置の戻ると、スイッチ2204はオンからオフに切り替わる。
【0023】
制御部2201、記憶部2202、及び通信部2203は、電池230に電気的に接続される。通報装置1Aにおいて、電池230から制御部2201、記憶部2202、及び通信部2203の各々に動作電力が供給される。この動作電力の供給は、例えば電源スイッチ(
図1~
図5では図示略)がオフからオンに切り替えられたことを契機に開始される。ただし、電池230が用いられる場合には、電源スイッチは用いられなくてもよい。一方、外部電源が用いられる場合には、電源スイッチが用いられるのが好ましい。制御部2201は、電池230からの動作電力の供給開始を契機として制御プログラムを不揮発性メモリから揮発性メモリに読み出し、当該制御プログラムの実行を開始する。制御プログラムに従って作動している制御部2201は、
図5に示される通報部2201aとして機能する。つまり、
図5における通報部2201aは、CPU等のコンピュータをソフトウェアに従って作動させることにより実現されるソフトウェアモジュールである。本実施形態の通報部2201aはソフトウェアモジュールであるが、電子回路の組み合わせにより実現されるハードウェアモジュールであってもよい。
【0024】
通報部2201aは、スイッチ2204がオフからオンに切り替わった場合に、通信部2203を用いて外部装置に通報を行う。具体的には、通報部2201aは、スイッチ2204がオフからオンに切り替わった場合に、通信部2203を用いて所定の信号を外部装置へ送信する。
【0025】
通報部2201aによる通報の内容は、通報装置1Aの用途によって異なる。例えば、通報装置1Aの用途が機器の誤作動或いは異常停止、又は侵入者の検知等の異常な事態の発生を通報することである場合、通報部2201aは、異常な事象を通報する非常信号を送信する。通報装置1Aの用途が救助要請の通報である場合、通報部2201aは、救助を求める救助信号を送信する。通報装置1Aの用途が火災の発生を通報することである場合、通報部2201aは、火災の発生を通報する火災信号を送信する。なお、通報装置1Aから外部装置に信号が送信されると、監視センタの担当者がこの信号に応じた対処を行ってもよい。
以上が通報装置1Aの構成である。
【0026】
<A-2.動作>
通報装置1Aの動作は次の通りである。
通報装置1Aが設置されている監視場所において通報すべき事象が発生した場合、通報装置1Aのユーザは操作キー20を押下する。操作キー20が押下されると、弾性部材30Aが伸長変形し、操作キー20が下方に移動する。操作キー20が下方に移動すると、操作キー20により突出部2101が下方に押される。操作キー20により突出部2101が下方に押されるのに連れて板バネ2102が下方に撓み、板バネ2102の自由端が下方に移動する。板バネ2102の自由端によりスイッチ2204が押下され、スイッチ2204がオフからオンに切り替わる。スイッチ2204がオフからオンに切り替わると、通報部2201aが外部に通報を行う。通報装置1Aが設置されている監視場所において通報すべき事象が発生したことが監視センタに通報され、監視センタにおいて担当者が通報内容に応じた対処を行う。
【0027】
以上説明したように、本実施形態の通報装置1Aによれば、筐体10、操作キー20、及び弾性部材30Aが二色成形により一体に形成されることにより、これらの部品を組み立てずに済むため、部品の組み立てによるずれが生じない。その結果、開口部1101における筐体10と操作キー20との間隙が弾性部材30Aにより確実に閉塞され、通報装置1Aの内部が浸水するリスクが低減される。また、本実施形態の通報装置1Aによれば、筐体10、操作キー20、及び弾性部材30Aが二色成形により一体に形成されることにより、これらが別々に成形される場合に比べて、部品点数が少なくなる。さらに、本実施形態の通報装置1Aによれば、筐体10、操作キー20、及び弾性部材30Aが二色成形により一体に形成されることにより、これらの部材が化学的に結合するため、防噴流及び防浸水といった高い耐水性要求に対応することができる。
【0028】
さらに、本実施形態の通報装置1Aでは、操作キー20は、連結部40Aによって操作方向に沿って移動可能に支持されるとともに、弾性部材30Aによって全周に亘って支持されるので、操作キー20の操作性が向上する。さらに、本実施形態の通報装置1Aでは、操作キー20が硬質素材により形成されることにより、操作キー20が弾性部材30Aにより形成された場合に比べて、操作したときの手ごたえが大きくなるため、操作キー20の操作感が向上する。さらに、本実施形態の通報装置1Aでは、弾性部材30Aの断面形状が操作キー20と筐体10とを結ぶ直線に沿わない形状である場合に比べて、製造が容易になる。
【0029】
<B.変形例>
上記実施形態は、以下のように変形されてもよい。
(1)Y1-Y2線に沿った平面による弾性部材及び連結部の断面形状は、略V字型であってもよい。
図6は、各々略V字型の断面形状を有する弾性部材30B及び連結部40Bを備えた通報装置1Bの平面図であり、
図7は、Y1-Y2線に沿った平面による通報装置1Bの断面の一部を示す図である。なお、
図7では、下カバー120、基板カバー210、基板220、及び電池230の図示を省略している。筐体10における上カバー110、操作キー20、弾性部材30B、及び連結部40Bは二色成形により一体に形成される。通報装置1Bによれば、操作キー20のZ軸方向のストロークが大きくなるので、誤操作を防止することができる。
【0030】
(2)Y1-Y2線に沿った平面による弾性部材及び連結部の断面形状は、略U字型であってもよい。
図8は、各々略U字型の断面形状を有する弾性部材30C及び連結部40Cを備えた通報装置1Cの平面図であり、
図9は、Y1-Y2線に沿った平面による通報装置1Cの断面の一部を示す図である。なお、
図9では、下カバー120、基板カバー210、基板220、及び電池230の図示を省略している。筐体10における上カバー110、操作キー20、弾性部材30C、及び連結部40Cは二色成形により一体に形成される。通報装置1Cによっても、通報装置1Bと同様に、操作キー20のZ軸方向のストロークが大きくなるので、誤操作を防止することができる。
【0031】
(3)連結部40Aは必須ではなく、省略されてもよい。連結部40Aが省略される態様では、操作キー20は弾性部材30Aによって支持される。筐体10における上カバー110、操作キー20、及び弾性部材30Aが、二色成形により一体に形成される。連結部40B及び連結部40Cについても同様に省略されてもよい。
【0032】
(4)スイッチ2204は、必ずしもメカニカルスイッチでなくてもよい。例えばスイッチ2204は、タッチパネル等の平面状の入力装置であってもよい。この場合、操作キー20の押下により突出部2101が押されると、突出部2101が入力装置の表面に接触することにより、入力装置のセンサがオフからオンに切り替わる。操作キー20の押下が解除され突出部2101が元の位置の戻ると、入力装置のセンサがオンからオフに切り替わる。
【0033】
(5)本開示に係る操作端末は、通報装置1Aに限定されない。操作端末は、操作キー20の押下に応じて信号を送信する装置であれば、どのような装置でもよい。
【符号の説明】
【0034】
1A,1B,1C…通報装置、10…筐体、110…上カバー、120…下カバー、1101…開口部、20…操作キー、30A,30B,30C…弾性部材、40A,40B,40C…連結部、210…基板カバー、220…基板、2201…制御部、2202…記憶部、2203…通信部、2204…スイッチ、2201a…通報部。