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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024077554
(43)【公開日】2024-06-07
(54)【発明の名称】ブロック玩具
(51)【国際特許分類】
   A63H 33/08 20060101AFI20240531BHJP
【FI】
A63H33/08 Z
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022189705
(22)【出願日】2022-11-28
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-07-26
(71)【出願人】
【識別番号】509045427
【氏名又は名称】中島 真範
(72)【発明者】
【氏名】中島 真範
【テーマコード(参考)】
2C150
【Fターム(参考)】
2C150AA05
2C150BA23
2C150BC02
2C150CA02
2C150DD04
2C150EH09
2C150FB33
2C150FB43
2C150FB45
2C150FB47
2C150FD08
(57)【要約】      (修正有)
【課題】任意の差し込み位置、差し込み量、差し込み方向で着脱可能に連結でき、造形遊びの範囲が広いブロック玩具を提供することにある。
【解決手段】この発明は、同一厚みの複数の平板部材が、結合部材により前記平板部材の厚みと同一の間隙を設けて積層配置されて結合された積層体を単位とするブロック玩具で、一の前記積層体の前記平板部材間の間隙に、他の前記積層体の前記平板部材が差し込まれることで、双方の前記積層体同士が連結されるので、任意の差し込み位置、差し込み量、差し込み方向で着脱可能に連結でき、造形遊びの範囲が広いブロック玩具を提供することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
同一厚みの複数の平板部材が、結合部材により前記平板部材の厚みと同一の間隙を設けて積層配置されて結合された積層体を単位とし、
一の前記積層体の前記平板部材間の間隙に、他の前記積層体の前記平板部材が差し込まれることで、双方の前記積層体同士が連結されるブロック玩具。
【請求項2】
前記積層体の結合部材が、其々の前記平板部材の偏心位置で複数の前記平板部材同士を結合する請求項1に記載のブロック玩具。
【請求項3】
前記積層体の結合部材の軸心が、前記積層体中で同一直線上にある請求項2に記載のブロック玩具。
【請求項4】
前記積層体の輪郭形状が円柱形状、角柱形状、円錐形状、角錐形状、球形状、涙滴形状の何れかである請求項1に記載のブロック玩具。
【請求項5】
同一厚みの複数の平板部材が、結合部材により間隙を設けて結合された積層体を単位とし、
前記結合部材による複数の前記平板部材の結合位置における前記間隙が、前記平板部材の厚みと同一であり、
前記結合部材が屈曲可能な部材で、複数の前記平板部材を貫通して配設され、
一の前記積層体の前記平板部材間の間隙に、他の前記積層体の前記平板部材が差し込まれることで、双方の前記積層体同士が連結されるブロック玩具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ブロック玩具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ブロック玩具は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2)。以下従来のブロック玩具について説明する。
従来の特許文献1のブロック玩具は、底面が開口した直方体形状の基台部と、円柱突起と、からなる。一のブロック玩具の底面開口に他のブロック玩具の円柱突起を嵌合して、一のブロック玩具と他のブロック玩具とを着脱可能に連結して遊ぶ。
従来の特許文献2のブロック玩具は、ブロック体部と、吸着面を有する吸盤体と、からなる。
一のブロック玩具のブロック体に他のブロック玩具の吸盤体の吸着面を吸着させて、一のブロック玩具と他のブロック玩具とを着脱可能に連結して遊ぶ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015-80505号公報
【特許文献2】特開2017-124147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、前記の従来の特許文献1、2のブロック玩具は、連結箇所が、特許文献1のブロック玩具は底面開口、特許文献2のブロック玩具は吸着面と限定されているため、連結して遊ぶ範囲が限定されている。
【0005】
この発明が解決しようとする課題は、任意の差し込み位置、差し込み量、差し込み方向で着脱可能に連結でき、造形遊びの範囲が広いブロック玩具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、同一厚みの複数の平板部材が、結合部材により前記平板部材の厚みと同一の間隙を設けて積層配置されて結合された積層体を単位とするブロック玩具で、一の前記積層体の前記平板部材間の間隙に、他の前記積層体の前記平板部材が差し込まれることで、双方の前記積層体同士が連結される、ことを特徴とする。
【0007】
前記ブロック玩具の前記積層体の結合部材が、其々の前記平板部材の偏心位置で複数の前記平板部材同士を結合する、ことを特徴とする。
【0008】
前記ブロック玩具の前記積層体の結合部材の軸心が、前記積層体中で同一直線上にある、ことを特徴とする。
【0009】
前記ブロック玩具の前記積層体の輪郭形状が円柱形状、角柱形状、円錐形状、角錐形状、球形状、涙滴形状の何れかである、ことを特徴とする。
【0010】
同一厚みの複数の平板部材が、結合部材により間隙を設けて結合された積層体を単位とするブロック玩具で、前記結合部材による複数の前記平板部材の結合位置における前記間隙が、前記平板部材の厚みと同一であり、前記結合部材が屈曲可能な部材で、複数の前記平板部材を貫通して配設され、一の前記積層体の前記平板部材間の間隙に、他の前記積層体の前記平板部材が差し込まれることで、双方の前記積層体同士が連結される、ことを特徴とする
【発明の効果】
【0011】
同一厚みの複数の平板部材が、結合部材により前記平板部材の厚みと同一の間隙を設けて積層配置されて結合された積層体を単位とするブロック玩具で、一の前記積層体の前記平板部材間の間隙に、他の前記積層体の前記平板部材が差し込まれることで、双方の前記積層体同士が連結されるので、任意の差し込み位置、差し込み量、差し込み方向で着脱可能に連結でき、造形遊びの範囲が広いブロック玩具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態1を示す第1積層体~第4積層体の使用状態の説明図である。
図2図2は、第1積層体とその製造方法を示す説明図である。
図3図3は、第2積層体とその製造方法を示す説明図である。
図4図4は、第3積層体とその製造方法を示す説明図である。
図5図5は、第4積層体とその製造方法を示す説明図である。
図6図6は、第1積層体同士の連結状態を示す説明図である。
図7図7は、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態2を示す第5積層体とその製造手段を示す説明図である。
図8図8は、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態2を示す第6積層体とその製造手段を示す説明図である。
図9図9は、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態3を示す第7積層体とその製造手段を示す説明図である。
図10図10は、第7積層体の使用状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態(実施例)の3例を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
(実施形態1の構成の説明)
図1図6は、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態1を示す。以下、この実施形態1の構成について説明する。
【0015】
(実施形態1のブロック玩具の説明)
この実施形態1にかかるブロック玩具は、図1図6に示すように、第1積層体11、110、第2積層体12、120、121、122、第3積層体13、130、131,132、第4積層体14、140、141を有し、この例では紙製、木製、樹脂製、金属製などからなる。前記積層体は、以下説明するように、種々様々な形状をなしている。
【0016】
前記第1積層体11(110)は、動物の頭部、胴体などを模したものであり、図2(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、輪郭形状が球形状をなしており、第2積層体~第4積層体の平板部材と同一厚みの複数の円柱形状をなす平板部材1a(10a)が、円柱形状をなす結合部材1c(10c)により前記平板部材1a(10a)の厚みと同一の間隙1b(10b)を設けて積層配置されて結合された積層体であり、前記結合部材1c(10c)の軸心1e(10e)が前記平板部材1a(10a)の偏心位置で一直線上にある。図2(E)、(F)は、前記第1積層体11(110)の製造方法を示す分解図である。
【0017】
前記第2積層体12(120、121、122)は、動物の口周り、耳、尻尾などを模したものであり、図3(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、輪郭形状が前記第1積層体より小さい球形状をなしており、第1積層体、第3積層体、第4積層体の平板部材と同一厚みの複数の円柱形状をなす平板部材2a(20a、21a、22a)が、円柱形状をなす結合部材2c(20c、21c、22c)により前記平板部材2a(20a、21a、22a)の厚みと同一の間隙2b(20b、21b、22b)を設けて積層配置されて結合された積層体であり、前記結合部材の軸心2e(20e、21e、22e)が前記平板部材2a(20a、21a、22a)の偏心位置で一直線上にある。図3(E)、(F)は、前記第2積層体12(120、121、122)の製造方法を示す分解図である。
【0018】
前記第3積層体13(130、131,132)は、それぞれ動物の腕、足などを模したものであり、図4(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、第1積層体、第2積層体、第4積層体の平板部材と同一厚みの複数の楕円柱形状をなす平板部材3a(30a、31a、32a)が、円柱形状をなす結合部材3c(30c、31c、32c)により前記平板部材3a(30a、31a、32a)と同一の間隙3b(30b、31b、32b)を設けて積層配置された積層体であり、前記結合部材3c(30c、31c、32c)が前記平板部材3a(30a、31a、32a)の偏心位置にある。図4(E)、(F)は、前記第3積層体13(130、131,132)の製造方法を示す分解図である。
【0019】
前記第4積層体14(140、141)は、それぞれ動物の鼻、目などを模したものであり、図5(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、第1~3積層体の平板部材と同一厚みの円柱形状をなす平板部材14a(140a、141a)と半円柱形状をなす結合部材14c(140c、141c)で積層配置された積層体である。図5(E)、(F)は、前記第4積層体14(140、141)の製造方法を示す分解図である。
【0020】
(実施形態1の使用状態の説明)
この実施形態1にかかるブロック玩具は、以上のごとき構成からなり、以下、図1(X)、(Y)に示す使用状態について説明する。
【0021】
この実施形態1にかかるブロック玩具は、図1(X)、(Y)に示すように、第1積層体11の平板部材1a間の間隙1bに、第1積層体110の平板部材10aが差し込まれ、前記第1積層体110の前記平板部材10a間の間隙10bに、前記第1積層体11の前記平板部材1aが差し込まれることで、前記第1積層体11、110が連結されている。
【0022】
そして、前記第1積層体11の前記平板部材1a間の間隙1bに、第2積層体12の平板部材2a、第2積層体120の平板部材20a、第2積層体121の平板部材21aが差し込まれ、前記第2積層体12の前記平板部材2a間の間隙2b、前記第2積層体120の前記平板部材20a間の間隙20b、前記第2積層体121の前記平板部材21a間の間隙21bに、前記第1積層体11の前記平板部材1aが差し込まれることで、前記第1積層体110と前記第2積層体12、120、121が連結されている。
【0023】
また、前記第1積層体110の前記平板部材10a間の間隙10bに、第2積層体122の平板部材22a、第3積層体13の平板部材3a、第3積層体130の平板部材30a、第3積層体131の平板部材31a、第3積層体132の平板部材32aが差し込まれ、前記第2積層体122の前記平板部材22a間の間隙22b、前記第3積層体13の前記平板部材3a間の間隙3b、前記第3積層体130の前記平板部材30a間の間隙30b、前記第3積層体131の前記平板部材31a間の間隙31b、前記第3積層体132の前記平板部材32a間の間隙32bに、前記第1積層体110の前記平板部材10aが差し込まれることで、前記第1積層体110、前記第2積層体122、前記第3積層体13、130、131、132が連結されている。
【0024】
なお、前記第2積層体12の前記平板部材2a間の間隙2bに、第4積層体14の平板部材4aが差し込まれることで、前記第2積層体12と前記第4積層体14が連結されている。
【0025】
加えて、前記第1積層体11の前記平板部材1a間の間隙1bに、第4積層体140の平板部材40a、第4積層体141の平板部材41aが差し込まれることで、前記第1積層体11、前記第4積層体140、141が連結されている。
【0026】
(実施形態1の効果の説明)
この実施形態1にかかるブロック玩具は、以上のごとき構成、使用状態であり、以下、その効果について説明する。
【0027】
この実施形態1にかかるブロック玩具は、動物の頭部、胴体、耳、手、足、目、鼻などを模した種々様々な積層体を、任意の差し込み位置、差し込み量、差し込み方向で着脱可能に連結して遊ぶことができ、図1(X)、(Y)に示すように、多様なクマの立体表現ができ、図1(Z)に示すように、他の動物などの立体表現も可能であるため、造形遊びとしての範囲が広く、知育玩具としても最適である。
【0028】
(実施形態2の構成の説明)
図7図8は、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態2を示す。以下、この実施形態2の構成について説明する。
【0029】
(実施形態2のブロック玩具の説明)
この実施形態2にかかるブロック玩具は、図7図8に示すように、実施形態1の第1積層体と同様の効果がある第5積層体15、実施形態1の第2積層体と同様の効果がある第6積層体16を有し、この例では紙製、木製、樹脂製、金属製などからなる。
【0030】
前記第5積層体15は、図7(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、輪郭形状が球形状をなしており、同一厚みの複数の円柱形状をなす平板部材5aが、複数の平板部材5aを貫通して配設される円柱形状の結合部材5dにより前記平板部材5aと同一の間隙5bを設けて積層配置された積層体であり、前記結合部材5dが前記平板部材5aの偏心位置にある。図7(E)、(F)は、前記第5積層体15の製造方法を示す分解図である。
【0031】
前記第6積層体16は、図8(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、輪郭形状が前記第5積層体より小さい球形状をなしており、同一厚みの複数の円柱形状をなす平板部材6aが、複数の平板部材6aを貫通して配設される円柱形状の結合部材6dにより、前記平板部材6aと同一の間隙6bを設けて積層配置された積層体であり、前記結合部材6dが前記平板部材6aの偏心位置にある。図8(E)、(F)は、前記第6積層体16の製造方法を示す分解図である。
【0032】
(実施形態2の効果の説明)
この実施形態2にかかるブロック玩具は、以上のごとき構成であり、以下、その効果について説明する。
【0033】
この実施形態2にかかるブロック玩具は、実施形態1と同様の効果がある積層体を別の方法にて製造できるため、環境に応じた最適な製造方法を選択することができる。
【0034】
(実施形態3の構成の説明)
図9図10は、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態3を示す。以下、この実施形態2の構成について説明する。
【0035】
(実施形態3のブロック玩具の説明)
この実施形態3にかかるブロック玩具は、図9に示すように、第7積層体17、170を有し、この例では紙製、木製、樹脂製、金属製などからなる。
【0036】
前記第7積層体17(170)は、図9(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、輪郭形状が円柱形状をなしており、同一厚みの複数の円柱形状をなす平板部材7a(70a)が、複数の平板部材7a(70a)を貫通して配設される円柱形状の結合部材7g(70g)により、前記平板部材7a(70a)と同一の間隙7b(70b)を設けて積層配置された積層体であり、前記結合部材7g(70g)が屈曲可能な部材で、前記平板部材7a(70a)の偏心位置にある。図9(E)、(F)は、前記第7積層体17(170)の製造方法を示す分解図である。
【0037】
(実施形態3の使用状態の説明)
この実施形態3にかかるブロック玩具は、以上のごとき構成からなり、以下、図10に示す使用状態について説明する。
【0038】
この実施形態3にかかるブロック玩具は、図10(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、屈曲可能な結合部材7g(70g)により、前記第7積層体17(170)を屈曲させることができ、図10(G)~(J)に示すように、第7積層体17の平板部材7a間の間隙7bに、第7積層体170の平板部材70aが差し込まれ、前記第7積層体170の前記平板部材70a間の間隙70bに、前記第7積層体17の前記平板部材7aが差し込まれることで、屈曲した第7積層体17と屈曲した第7積層体170が連結されている。
(実施形態3の効果の説明)
この実施形態3にかかるブロック玩具は、以上のごとき構成、使用状態であり、以下、その効果について説明する。
【0039】
この実施形態3にかかるブロック玩具は、図10(G)~(J)に示すように、屈曲した積層体が着脱可能に連結されることで、柔らかな立体表現が可能であり、連結後の積層体を屈曲させることで、ポージングなどの動的表現も可能であり、造形遊びとしての範囲が広く、知育玩具としても最適である。
【0040】
(実施形態1~3以外の例の説明)
上記実施形態では積層体を構成する平板部材の表面が平滑であるが、積層体同士の着脱性を考慮して平板部材の表面にエンボス加工などの細かな凹凸を設けてもよい。
【0041】
上記実施形態では積層体を構成する複数の平板部材間の間隙が平板部材の厚みと同一であるが、平板部材の少なくとも表面を復元力を有する材質とすることで、複数の平板部材間の間隙を平板部材の厚み未満とすることが可能であり、平板部材間の間隙が平板部材の厚みと同一とは、このような略同一を含むものである。
【0042】
上記実施形態の積層体を構成する各平板部材の外周縁に毛糸などで装飾を施すことで、平板部材間の間隙を目立たなくさせることが可能である。
【0043】
なお、この実施形態1にかかるブロック玩具は、積層体をクマなどの動物の立体表現に使用した例について説明するものであるが、この発明においては、輪郭形状が角柱形状、角錐形状などの積層体を有することで、ロボット、自動車、飛行機、など動物以外の立体表現に使用した例であっても良い。
【0044】
また、この実施形態3にかかるブロック玩具は、屈曲した積層体により、造形遊びとしての範囲を広くできることを説明するものであるが、この発明においては、実施形態1にかかるブロック玩具を有することにより、動的表現と静的表現が混在する立体表現に使用したブロック玩具の例であっても良い。
【0045】
また、この発明は前記の実施形態1~3により限定されるものではない。
【符号の説明】
【0046】
11、110 第1積層体(実施形態1)
12、120、121、122 第2積層体(実施形態1)
13、130、131、132 第3積層体(実施形態1)
14、140、141 第4積層体(実施形態1)
15 第5積層体(実施形態2)
16 第6積層体(実施形態2)
17、170 第7積層体(実施形態3)

1a、10a、2a、20a、21a、22a、3a、30a、31a、32a、
4a、40a、41a、5a、6a、7a、70a 平板部材
1b、10b、2b、20b、21b、22b、3b、30b、31b、32b、
4b、40b、41b、5b、6b、7b、70b 平板部材間の間隙

1c、10c、2c、20c、21c、22c、3c、30c、31c、32c、
4c、40c、41c、5d、6d 結合部材

1e、10e、2e、20e、21e、22e 結合部材の軸心

5f、6f、7f、70f 平板部材の貫通穴

7g、70g 屈曲可能な結合部材

X、Y、Z 実施形態1のブロック玩具における積層体の使用図
A 正面図
B 平面図
C 側面図
D 斜視図
E 分解図(正面図)
F 分解図(側面図)
G、I 連結図
H 連結図(正面図)
J 連結図(平面図)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2023-02-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
積層体を単位とし前記積層体同士が連結されるブロック玩具の製造方法であって、
同一厚みの複数の平板部材と、前記平板部材の厚みと同一厚みの複数の結合部材とを、厚み方向に交互に積層配置し、前記平板部材と前記結合部材との当接部で結合することで、積層体を形成することを特徴とするブロック玩具の製造方法。
【請求項2】
前記積層体の結合部材を、其々の前記平板部材の偏心位置に配置する請求項1に記載のブロック玩具の製造方法。
【請求項3】
前記積層体の結合部材の軸心が、前記積層体中で同一直線上となるように其々の結合部材を配置する請求項2に記載のブロック玩具の製造方法。
【請求項4】
前記積層体の輪郭形状が円柱形状、角柱形状、円錐形状、角錐形状、球形状、涙滴形状の何れかとなるように前記積層体の平板部材を成形し配置する請求項1から3の何れかに記載のブロック玩具の製造方法。
【請求項5】
同一厚みの複数の平板部材が、結合部材により間隙を設けて結合された積層体を単位とし、
前記結合部材による複数の前記平板部材の結合位置における前記間隙が、前記平板部材の厚みと同一であり、
前記結合部材が屈曲可能な部材で、複数の前記平板部材を貫通して配設され、
一の前記積層体の前記平板部材間の間隙に、他の前記積層体の前記平板部材が差し込まれることで、双方の前記積層体同士が連結されるブロック玩具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ブロック玩具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ブロック玩具は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2)。以下従来のブロック玩具について説明する。
従来の特許文献1のブロック玩具は、底面が開口した直方体形状の基台部と、円柱突起と、からなる。一のブロック玩具の底面開口に他のブロック玩具の円柱突起を嵌合して、一のブロック玩具と他のブロック玩具とを着脱可能に連結して遊ぶ。
従来の特許文献2のブロック玩具は、ブロック体部と、吸着面を有する吸盤体と、からなる。一のブロック玩具のブロック体に他のブロック玩具の吸盤体の吸着面を吸着させて、一のブロック玩具と他のブロック玩具とを着脱可能に連結して遊ぶ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015-80505号公報
【特許文献2】特開2017-124147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、前記の従来の特許文献1、2のブロック玩具は、連結箇所が、特許文献1のブロック玩具は底面開口、特許文献2のブロック玩具は吸着面と限定されているため、連結して遊ぶ範囲が限定されている。
【0005】
この発明が解決しようとする課題は、任意の差し込み位置、差し込み量、差し込み方向で着脱可能に連結でき、造形遊びの範囲が広いブロック玩具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によるブロック玩具の製造方法の第一の特徴構成は、積層体を単位とし前記積層体同士が連結されるブロック玩具の製造方法であって、同一厚みの複数の平板部材と、前記平板部材の厚みと同一厚みの複数の結合部材とを、厚み方向に交互に積層配置し、前記平板部材と前記結合部材との当接部で結合することで、積層体を形成する、ことを特徴とする。
【0007】
同第二の特徴構成は、上述の第一の特徴構成に加えて、前記積層体の結合部材を、其々の前記平板部材の偏心位置に配置する、ことを特徴とする。
【0008】
同第三の特徴構成は、上述の第二の特徴構成に加えて、前記積層体の結合部材の軸心が、前記積層体中で同一直線上となるように其々の結合部材を配置する、ことを特徴とする。
【0009】
同第四の特徴構成は、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記積層体の輪郭形状が円柱形状、角柱形状、円錐形状、角錐形状、球形状、涙滴形状の何れかとなるように前記積層体の平板部材を成形し配置する、ことを特徴とする。
【0010】
本発明によるブロック玩具の第一の特徴構成は、同一厚みの複数の平板部材が、結合部材により間隙を設けて結合された積層体を単位とするブロック玩具で、前記結合部材による複数の前記平板部材の結合位置における前記間隙が、前記平板部材の厚みと同一であり、前記結合部材が屈曲可能な部材で、複数の前記平板部材を貫通して配設され、一の前記積層体の前記平板部材間の間隙に、他の前記積層体の前記平板部材が差し込まれることで、双方の前記積層体同士が連結される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
同一厚みの複数の平板部材が、結合部材により前記平板部材の厚みと同一の間隙を設けて積層配置されて結合された積層体を単位とするブロック玩具で、一の前記積層体の前記平板部材間の間隙に、他の前記積層体の前記平板部材が差し込まれることで、双方の前記積層体同士が連結されるので、任意の差し込み位置、差し込み量、差し込み方向で着脱可能に連結でき、造形遊びの範囲が広いブロック玩具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態1を示す第1積層体~第4積層体の使用状態の説明図である。
図2図2は、第1積層体とその製造方法を示す説明図である。
図3図3は、第2積層体とその製造方法を示す説明図である。
図4図4は、第3積層体とその製造方法を示す説明図である。
図5図5は、第4積層体とその製造方法を示す説明図である。
図6図6は、第1積層体同士の連結状態を示す説明図である。
図7図7は、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態2を示す第5積層体とその製造手段を示す説明図である。
図8図8は、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態2を示す第6積層体とその製造手段を示す説明図である。
図9図9は、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態3を示す第7積層体とその製造手段を示す説明図である。
図10図10は、第7積層体の使用状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態(実施例)の3例を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
(実施形態1の構成の説明)
図1図6は、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態1を示す。以下、この実施形態1の構成について説明する。
【0015】
(実施形態1のブロック玩具の説明)
この実施形態1にかかるブロック玩具は、図1図6に示すように、第1積層体11、110、第2積層体12、120、121、122、第3積層体13、130、131,132、第4積層体14、140、141を有し、この例では紙製、木製、樹脂製、金属製などからなる。前記積層体は、以下説明するように、種々様々な形状をなしている。
【0016】
前記第1積層体11(110)は、動物の頭部、胴体などを模したものであり、図2(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、輪郭形状が球形状をなしており、第2積層体~第4積層体の平板部材と同一厚みの複数の円柱形状をなす平板部材1a(10a)が、円柱形状をなす結合部材1c(10c)により前記平板部材1a(10a)の厚みと同一の間隙1b(10b)を設けて積層配置されて結合された積層体であり、前記結合部材1c(10c)の軸心1e(10e)が前記平板部材1a(10a)の偏心位置で一直線上にある。図2(E)、(F)は、前記第1積層体11(110)の製造方法を示す分解図である。
【0017】
前記第2積層体12(120、121、122)は、動物の口周り、耳、尻尾などを模したものであり、図3(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、輪郭形状が前記第1積層体より小さい球形状をなしており、第1積層体、第3積層体、第4積層体の平板部材と同一厚みの複数の円柱形状をなす平板部材2a(20a、21a、22a)が、円柱形状をなす結合部材2c(20c、21c、22c)により前記平板部材2a(20a、21a、22a)の厚みと同一の間隙2b(20b、21b、22b)を設けて積層配置されて結合された積層体であり、前記結合部材の軸心2e(20e、21e、22e)が前記平板部材2a(20a、21a、22a)の偏心位置で一直線上にある。図3(E)、(F)は、前記第2積層体12(120、121、122)の製造方法を示す分解図である。
【0018】
前記第3積層体13(130、131,132)は、それぞれ動物の腕、足などを模したものであり、図4(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、第1積層体、第2積層体、第4積層体の平板部材と同一厚みの複数の楕円柱形状をなす平板部材3a(30a、31a、32a)が、円柱形状をなす結合部材3c(30c、31c、32c)により前記平板部材3a(30a、31a、32a)と同一の間隙3b(30b、31b、32b)を設けて積層配置された積層体であり、前記結合部材3c(30c、31c、32c)が前記平板部材3a(30a、31a、32a)の偏心位置にある。図4(E)、(F)は、前記第3積層体13(130、131,132)の製造方法を示す分解図である。
【0019】
前記第4積層体14(140、141)は、それぞれ動物の鼻、目などを模したものであり、図5(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、第1~3積層体の平板部材と同一厚みの円柱形状をなす平板部材14a(140a、141a)と半円柱形状をなす結合部材14c(140c、141c)で積層配置された積層体である。図5(E)、(F)は、前記第4積層体14(140、141)の製造方法を示す分解図である。
【0020】
(実施形態1の使用状態の説明)
この実施形態1にかかるブロック玩具は、以上のごとき構成からなり、以下、図1(X)、(Y)に示す使用状態について説明する。
【0021】
この実施形態1にかかるブロック玩具は、図1(X)、(Y)に示すように、第1積層体11の平板部材1a間の間隙1bに、第1積層体110の平板部材10aが差し込まれ、前記第1積層体110の前記平板部材10a間の間隙10bに、前記第1積層体11の前記平板部材1aが差し込まれることで、前記第1積層体11、110が連結されている。
【0022】
そして、前記第1積層体11の前記平板部材1a間の間隙1bに、第2積層体12の平板部材2a、第2積層体120の平板部材20a、第2積層体121の平板部材21aが差し込まれ、前記第2積層体12の前記平板部材2a間の間隙2b、前記第2積層体120の前記平板部材20a間の間隙20b、前記第2積層体121の前記平板部材21a間の間隙21bに、前記第1積層体11の前記平板部材1aが差し込まれることで、前記第1積層体110と前記第2積層体12、120、121が連結されている。
【0023】
また、前記第1積層体110の前記平板部材10a間の間隙10bに、第2積層体122の平板部材22a、第3積層体13の平板部材3a、第3積層体130の平板部材30a、第3積層体131の平板部材31a、第3積層体132の平板部材32aが差し込まれ、前記第2積層体122の前記平板部材22a間の間隙22b、前記第3積層体13の前記平板部材3a間の間隙3b、前記第3積層体130の前記平板部材30a間の間隙30b、前記第3積層体131の前記平板部材31a間の間隙31b、前記第3積層体132の前記平板部材32a間の間隙32bに、前記第1積層体110の前記平板部材10aが差し込まれることで、前記第1積層体110、前記第2積層体122、前記第3積層体13、130、131、132が連結されている。
【0024】
なお、前記第2積層体12の前記平板部材2a間の間隙2bに、第4積層体14の平板部材4aが差し込まれることで、前記第2積層体12と前記第4積層体14が連結されている。
【0025】
加えて、前記第1積層体11の前記平板部材1a間の間隙1bに、第4積層体140の平板部材40a、第4積層体141の平板部材41aが差し込まれることで、前記第1積層体11、前記第4積層体140、141が連結されている。
【0026】
(実施形態1の効果の説明)
この実施形態1にかかるブロック玩具は、以上のごとき構成、使用状態であり、以下、その効果について説明する。
【0027】
この実施形態1にかかるブロック玩具は、動物の頭部、胴体、耳、手、足、目、鼻などを模した種々様々な積層体を、任意の差し込み位置、差し込み量、差し込み方向で着脱可能に連結して遊ぶことができ、図1(X)、(Y)に示すように、多様なクマの立体表現ができ、図1(Z)に示すように、他の動物などの立体表現も可能であるため、造形遊びとしての範囲が広く、知育玩具としても最適である。
【0028】
(実施形態2の構成の説明)
図7図8は、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態2を示す。以下、この実施形態2の構成について説明する。
【0029】
(実施形態2のブロック玩具の説明)
この実施形態2にかかるブロック玩具は、図7図8に示すように、実施形態1の第1積層体と同様の効果がある第5積層体15、実施形態1の第2積層体と同様の効果がある第6積層体16を有し、この例では紙製、木製、樹脂製、金属製などからなる。
【0030】
前記第5積層体15は、図7(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、輪郭形状が球形状をなしており、同一厚みの複数の円柱形状をなす平板部材5aが、複数の平板部材5aを貫通して配設される円柱形状の結合部材5dにより前記平板部材5aと同一の間隙5bを設けて積層配置された積層体であり、前記結合部材5dが前記平板部材5aの偏心位置にある。図7(E)、(F)は、前記第5積層体15の製造方法を示す分解図である。
【0031】
前記第6積層体16は、図8(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、輪郭形状が前記第5積層体より小さい球形状をなしており、同一厚みの複数の円柱形状をなす平板部材6aが、複数の平板部材6aを貫通して配設される円柱形状の結合部材6dにより、前記平板部材6aと同一の間隙6bを設けて積層配置された積層体であり、前記結合部材6dが前記平板部材6aの偏心位置にある。図8(E)、(F)は、前記第6積層体16の製造方法を示す分解図である。
【0032】
(実施形態2の効果の説明)
この実施形態2にかかるブロック玩具は、以上のごとき構成であり、以下、その効果について説明する。
【0033】
この実施形態2にかかるブロック玩具は、実施形態1と同様の効果がある積層体を別の方法にて製造できるため、環境に応じた最適な製造方法を選択することができる。
【0034】
(実施形態3の構成の説明)
図9図10は、この発明にかかる、ブロック玩具の実施形態3を示す。以下、この実施形態2の構成について説明する。
【0035】
(実施形態3のブロック玩具の説明)
この実施形態3にかかるブロック玩具は、図9に示すように、第7積層体17、170を有し、この例では紙製、木製、樹脂製、金属製などからなる。
【0036】
前記第7積層体17(170)は、図9(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、輪郭形状が円柱形状をなしており、同一厚みの複数の円柱形状をなす平板部材7a(70a)が、複数の平板部材7a(70a)を貫通して配設される円柱形状の結合部材7g(70g)により、前記平板部材7a(70a)と同一の間隙7b(70b)を設けて積層配置された積層体であり、前記結合部材7g(70g)が屈曲可能な部材で、前記平板部材7a(70a)の偏心位置にある。図9(E)、(F)は、前記第7積層体17(170)の製造方法を示す分解図である。
【0037】
(実施形態3の使用状態の説明)
この実施形態3にかかるブロック玩具は、以上のごとき構成からなり、以下、図10に示す使用状態について説明する。
【0038】
この実施形態3にかかるブロック玩具は、図10(A)、(B)、(C)、(D)に示すように、屈曲可能な結合部材7g(70g)により、前記第7積層体17(170)を屈曲させることができ、図10(G)~(J)に示すように、第7積層体17の平板部材7a間の間隙7bに、第7積層体170の平板部材70aが差し込まれ、前記第7積層体170の前記平板部材70a間の間隙70bに、前記第7積層体17の前記平板部材7aが差し込まれることで、屈曲した第7積層体17と屈曲した第7積層体170が連結されている。
(実施形態3の効果の説明)
この実施形態3にかかるブロック玩具は、以上のごとき構成、使用状態であり、以下、その効果について説明する。
【0039】
この実施形態3にかかるブロック玩具は、図10(G)~(J)に示すように、屈曲した積層体が着脱可能に連結されることで、柔らかな立体表現が可能であり、連結後の積層体を屈曲させることで、ポージングなどの動的表現も可能であり、造形遊びとしての範囲が広く、知育玩具としても最適である。
【0040】
(実施形態1~3以外の例の説明)
上記実施形態では積層体を構成する平板部材の表面が平滑であるが、積層体同士の着脱性を考慮して平板部材の表面にエンボス加工などの細かな凹凸を設けてもよい。
【0041】
上記実施形態では積層体を構成する複数の平板部材間の間隙が平板部材の厚みと同一であるが、平板部材の少なくとも表面を復元力を有する材質とすることで、複数の平板部材間の間隙を平板部材の厚み未満とすることが可能であり、平板部材間の間隙が平板部材の厚みと同一とは、このような略同一を含むものである。
【0042】
上記実施形態の積層体を構成する各平板部材の外周縁に毛糸などで装飾を施すことで、平板部材間の間隙を目立たなくさせることが可能である。
【0043】
なお、この実施形態1にかかるブロック玩具は、積層体をクマなどの動物の立体表現に使用した例について説明するものであるが、この発明においては、輪郭形状が角柱形状、角錐形状などの積層体を有することで、ロボット、自動車、飛行機、など動物以外の立体表現に使用した例であっても良い。
【0044】
また、この実施形態3にかかるブロック玩具は、屈曲した積層体により、造形遊びとしての範囲を広くできることを説明するものであるが、この発明においては、実施形態1にかかるブロック玩具を有することにより、動的表現と静的表現が混在する立体表現に使用したブロック玩具の例であっても良い。
【0045】
また、この発明は前記の実施形態1~3により限定されるものではない。
【符号の説明】
【0046】
11、110 第1積層体(実施形態1)
12、120、121、122 第2積層体(実施形態1)
13、130、131、132 第3積層体(実施形態1)
14、140、141 第4積層体(実施形態1)
15 第5積層体(実施形態2)
16 第6積層体(実施形態2)
17、170 第7積層体(実施形態3)

1a、10a、2a、20a、21a、22a、3a、30a、31a、32a、
4a、40a、41a、5a、6a、7a、70a 平板部材
1b、10b、2b、20b、21b、22b、3b、30b、31b、32b、
4b、40b、41b、5b、6b、7b、70b 平板部材間の間隙

1c、10c、2c、20c、21c、22c、3c、30c、31c、32c、
4c、40c、41c、5d、6d 結合部材

1e、10e、2e、20e、21e、22e 結合部材の軸心

5f、6f、7f、70f 平板部材の貫通穴

7g、70g 屈曲可能な結合部材

X、Y、Z 実施形態1のブロック玩具における積層体の使用図
A 正面図
B 平面図
C 側面図
D 斜視図
E 分解図(正面図)
F 分解図(側面図)
G、I 連結図
H 連結図(正面図)
J 連結図(平面図)