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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024077895
(43)【公開日】2024-06-10
(54)【発明の名称】錠装置
(51)【国際特許分類】
   E05B 15/00 20060101AFI20240603BHJP
   E05B 9/08 20060101ALI20240603BHJP
   E05B 3/00 20060101ALI20240603BHJP
【FI】
E05B15/00 Z
E05B9/08 E
E05B3/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022190111
(22)【出願日】2022-11-29
(71)【出願人】
【識別番号】390037028
【氏名又は名称】美和ロック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100111202
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 周彦
(72)【発明者】
【氏名】逵村 優
(72)【発明者】
【氏名】桐生 紘明
(57)【要約】
【課題】軸の周囲の気密性を向上させることを目的とする。
【解決手段】錠装置1は、軸(サムターン軸32a)と、軸方向に貫通した開口部7aを有し、開口部7aに軸を収容する収容部材7(ライナ71、アダプタ72)と、軸方向に収容部材7に隣り合う位置に設けられた封止部材8と、を備え、封止部材8は、軸に嵌合する内側部81と、内側部81から径方向に突出し、収容部材7に接触する外側部82と、を備える。錠装置1は、内側部81と開口部7aとの間に間隙Kを有し、又は外側部82の径方向外方に間隙Hを有し、封止部材8は、径方向にスライド可能である。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸と、
軸方向に貫通した開口部を有し、前記開口部に前記軸を収容する収容部材と、
前記軸方向に前記収容部材に隣り合う位置に設けられた封止部材と、を備え、
前記封止部材は、
前記軸に嵌合する内側部と、
前記内側部から径方向に突出し、前記収容部材に接触する外側部と、を備えることを特徴とする錠装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、錠装置に関する。
【背景技術】
【0002】
扉枠に設けられたストライクに係合するデッドボルトを備えた錠装置が知られている。一般に、デッドボルトは、室外側に設けられたシリンダ錠の操作によって扉の木口から出没する。また、デッドボルトは、室内側に設けられたサムターンの操作によっても出没させることができる(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-85243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、サムターンは、軽くスムーズに操作できることが求められるため、サムターン軸と周囲の部材との間に間隙(いわゆる、遊び)が設けられている。しかし、この間隙を通じて室内に外気が流入することで結露が発生する場合がある。例えば、冷房の使用により室内が室外に対して低温低湿な場合、流入した外気が扉やその周囲の壁等に触れて結露する。一方、暖房の使用により室内が室外に対して高温高湿な場合、流入した外気によって冷やされた扉や壁等に室内の空気が触れて結露する。同様の問題は、シリンダ錠の軸や、ラッチ錠の操作ハンドルの軸においても発生し得る。
【0005】
本発明は、上記事情を考慮し、軸の周囲の気密性を向上させることのできる錠装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る錠装置は、軸と、軸方向に貫通した開口部を有し、前記開口部に前記軸を収容する収容部材と、前記軸方向に前記収容部材に隣り合う位置に設けられた封止部材と、を備え、前記封止部材は、前記軸に嵌合する内側部と、前記内側部から径方向に突出し、前記収容部材に接触する外側部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、軸の周囲の気密性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施形態に係る室内側から見た錠装置の外観を示す斜視図である。
図2】本発明の一実施形態に係る室外側から見た錠装置の外観を示す斜視図である。
図3】本発明の一実施形態に係る室内側装置を示す分解図である。
図4】本発明の一実施形態に係るサムターン軸の周辺部を示す断面図である。
図5】本発明の一実施形態に係るサムターン軸の周辺部を拡大した断面図である。
図6】本発明の一実施形態に係るブラケットの前側の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態に係る錠装置1について説明する。
【0010】
最初に、錠装置1の全体の構成について説明する。図1は、室内側から見た錠装置1の外観を示す斜視図である。図2は、室外側から見た錠装置1の外観を示す斜視図である。図3は、室内側装置3を示す分解図である。図4は、サムターン軸32aの周辺部を示す断面図である。図5は、サムターン軸32aの周辺部を拡大した断面図である。図6は、ブラケット6の前側の分解図である。以下、室外側を前側(正面側)、室内側を後側(背面側)とし、左右の向きは、錠装置1を前側から見た場合を基準とする。各図において、U、Lo、L、R、Fr、Rrは、それぞれ上、下、左、右、前、後を示す。
【0011】
錠装置1(図1、2参照)は 、扉2の室内側壁面2bに設けられた室内側装置3と、扉2の室外側壁面2cに設けられた室外側装置4と、扉2の内部に設けられた錠ケース5と、室内側装置3の下方に設けられた室内側ハンドル5cと、室外側装置4の下方に設けられた室外側ハンドル5dと、を備えている。
【0012】
錠ケース5には、ラッチボルト5aとデッドボルト5bが設けられている。ラッチボルト5aは、木口2aから突出する方向に付勢されており、室内側ハンドル5c及び室外側ハンドル5dが操作されていない場合には木口2aから突出している。室内側ハンドル5cを反時計回り方向に回す操作、又は、室外側ハンドル5dを時計回り方向に回す操作によって、ラッチボルト5aが木口2aから退避する。デッドボルト5bは、ラッチボルト5aの上方に設けられている。デッドボルト5bは、室内側装置3又は室外側装置4に対する操作によって木口2aから出没する。
【0013】
[室内側装置]
室内側装置3(図1、3参照)は、カバー31と、サムターン32と、駆動装置33と、ブラケット6と、を備える。カバー31は、前部が開口した縦長の箱状に形成されている。カバー31の後面の下部には、サムターン32が設けられている。駆動装置33は、縦長の箱状に形成された筐体33aを備えている。サムターン軸32aは、前後方向に沿って配置され、筐体33aによって回転可能に支持されている。サムターン軸32aの前後両端部は、筐体33aから露出している。筐体33aの内部には、サムターン軸32aを駆動するモータやギア列が設けられている(図示省略)。
【0014】
ブラケット6(図3、4参照)は、扉2の室内側壁面2bに設けられている。駆動装置33とカバー31は、ブラケット6を介して室内側壁面2bに取り付けられる。ブラケット6(図6参照)は、縦長の板状に形成された本体部61と、本体部61の全周にわたって前方に突出した縁部62と、を備える。本体部61には、サムターン軸32aが挿入される軸孔部63が設けられている。軸孔部63の周囲には、複数のネジ孔部64が設けられている。
【0015】
駆動装置33とブラケット6は、固定ネジ65を用いて扉2に共締めされる。扉2には、サムターン軸32aが挿入される前後方向に貫通した開口部2d(図4参照)が設けられている。サムターン軸32aの前端部は、ブラケット6の軸孔部63から扉2の開口部2dの内部に突出している。カバー31がブラケット6に取り付けられると、カバー31の内部に駆動装置33が収容され、サムターン軸32aの後端部にサムターン32が結合される。
【0016】
扉2の内部において、デッドボルト5bは、サムターン軸32a及びシリンダ錠44と連結されている(図示省略)。サムターン32を回転させる操作により、デッドボルト5bが木口2aから出没する。また、シリンダ錠44を回転させる操作によっても、デッドボルト5bが木口2aから出没する。
【0017】
[室外側装置]
室外側装置4(図2参照)は、上カバー41と、下カバー42と、通信装置43と、シリンダ錠44と、を備えている。上カバー41は、後部が開口した縦長の箱状に形成されている。上カバー41の前面の下部には、プッシュボタン45が設けられている。通信装置43は、上カバー41の内部に設けられている。下カバー42は、後部が開口した箱状に形成されており、着脱可能である。シリンダ錠44は、下カバー42の内部に設けられている。
【0018】
通信装置43は、非接触型のICカード(図示省略)の情報を読み取るリーダ基板(図示省略)と、携帯型キー(図示省略)との間で無線通信を行うアンテナ基板(図示省略)と、を含んでいる。リーダ基板には、制御回路(図示省略)が組み込まれている。制御回路は、例えば、ICカードや携帯型キーから読み取った認証情報が正しい認証情報であるか否かを判別する機能等を有している。
【0019】
シリンダ錠44(図4参照)は、円筒状のシリンダ本体部44aと、シリンダ本体部44aの外周面を覆うカラー44bと、を備えている。カラー44bには、後端部から前端部に向かって径が小さくなるようにテーパーが付けられている。カラー44bの後端部は、扉2の室外側壁面2cに接している。シリンダ本体部44aの後端部は、カラー44bの後端部よりも後方に突出しており、扉2の開口部2dに挿入されている。サムターン軸32aの前端部は、シリンダ錠44の軸(図示省略)と結合されている。
【0020】
通信装置43と駆動装置33は、室内側装置3に収容された電池(図示省略)から供給される電力によって動作する。電池が消耗して通信装置43や駆動装置33が動作しなくなった場合には、下カバー42を開けて非常鍵(図示省略)を用いてシリンダ錠44を施解錠することが可能である。
【0021】
室外側から入室しようとする者は、プッシュボタン45を押した後にICカードをかざす。すると、ICカードとリーダ基板との間で通信が行われ、ICカードの認証情報がリーダ基板によって読み取られる。リーダ基板の制御回路は、読み取った認証情報が予め記憶された認証情報と合致するか否かを判別する。この結果、合致すると判別された場合、制御回路から駆動装置33に解錠信号が出力され、シリンダ錠44が解錠される。一方、認証情報が合致せずと判別された場合には、解錠信号が出力されず、シリンダ錠44の解錠は行われない。
【0022】
また、他の解錠方法として、室外側から入室しようとする者が携帯型キーを所持している場合、プッシュボタン45の押下情報がリーダ基板の制御回路に送信されると共に、携帯型キーとアンテナ基板との間の無線通信の結果がリーダ基板の制御回路に送信される。制御回路は、携帯型キーから取得した認証情報が予め記憶された認証情報と合致するか否かを判別し、合致すると判別された場合に、上記と同様にシリンダ錠44の解錠が行われる。
【0023】
次に、ブラケット6の前方の構成について説明する(図4乃至6参照)。本実施形態に係る錠装置1は、軸(サムターン軸32a)と、軸方向に貫通した開口部7aを有し、開口部7aに軸を収容する収容部材7(ライナ71、アダプタ72)と、軸方向に収容部材7に隣り合う位置に設けられた封止部材8と、を備え、封止部材8は、軸に嵌合する内側部81と、内側部81から径方向に突出し、収容部材7に接触する外側部82と、を備える。具体的には、以下のとおりである。
【0024】
ブラケット6の浮きや凹みを防ぐためには、ブラケット6の前面とシリンダ本体部44aの後端面との間の空間を埋めることが効果的である。しかし、扉2の厚みはまちまちであるため、ブラケット6の前面からシリンダ本体部44aの後端面までの距離も扉2の厚みによってまちまちである。そのため、本実施形態では、ブラケット6の前面とシリンダ本体部44aの後端面との間の空間を複数の収容部材7を用いて埋めるように構成されている。
【0025】
複数の収容部材7の一例として、本実施形態では、複数のライナ71と、複数のアダプタ72と、を備えている。ライナ71とアダプタ72は、いずれも、全体として円板状、又は、円板を変形した形状の部材であり、サムターン軸32aの軸方向(前後方向)に重ねて配置される。ライナ71とアダプタ72には、中央部に軸方向に貫通した開口部7aが設けられ、開口部7aにサムターン軸32aが収容される。サムターン32は軽くスムーズに操作できることが求められるため、サムターン軸32aと開口部7aとの間には、間隙G(いわゆる、遊び)が設けられている。
【0026】
一例として、本実施形態では、ブラケット6の前面に隣接して3つのライナ71が重ねて配置され、シリンダ錠44の後端部に隣接して4つのアダプタ72(前から順にアダプタ721、アダプタ722、アダプタ723、アダプタ724)が重ねて配置されている。4つのアダプタ72は、扉2の開口部2dの内部に収容され、3つのライナ71は、最後方のアダプタ724の後面とブラケット6の前面との間の空間を埋めている。3つのライナ71は、同一の形状を有している。4つのアダプタ72は、外径と形状が互いに異なっている。
【0027】
上記の扉2とは厚みが異なる扉2に錠装置1を取り付ける場合には、扉2の厚みに応じてライナ71の枚数を増減させればよい。なお、互いに厚みの異なる複数のライナ71が予め用意されていてもよい。例えば、厚みの比が1:2:3:5である4種類のライナ71のうち1乃至4枚を選択して組み合わせることで、ライナ71群の厚みを10段階に変化させることができる。
【0028】
ブラケット6の軸孔部63の周囲に設けられた複数のネジ孔部64のうち、軸孔部63の真上と真下のネジ孔部64に後方から固定ネジ66が挿入される。ブラケット6と3つのライナ71とアダプタ724とアダプタ723とが固定ネジ66によって共締めされる。アダプタ722とアダプタ724とは、スナップフィットを構成する係合部722aと係合部724aとを係合させることで結合される。アダプタ721とアダプタ722とは、スナップフィットを構成する係合部721aと係合部722bとを係合させることで結合される。
【0029】
次に、封止部材8の構成について説明する。封止部材8は、最も前側のライナ71とアダプタ724との間に設けられている。封止部材8は、サムターン軸32aに嵌合する内側部81と、内側部81から径方向に突出し、収容部材7に接触する外側部82と、を備える。
【0030】
内側部81は、円筒状に形成され、サムターン軸32aに嵌合している。内側部81の外径は、ライナ71の開口部7aの径よりも小さい。また、内側部81の外径は、アダプタ724の開口部72aの径よりも小さい。
【0031】
外側部82は、円板状に形成されている。外側部82の軸方向の厚みは、内側部81の軸方向の長さよりも薄い。外側部82は、内側部81の軸方向の中央部から径方向に突出している。換言すれば、内側部81は、外側部82に対して軸方向の前後両方向に突出している。
【0032】
前述のとおり、サムターン軸32aと開口部71a、72aとの間には、間隙Gが設けられている(図5参照)。内側部81のうち外側部82よりも後方に突出した部分は、最も前側のライナ71の開口部7aに挿入されている。また、内側部81のうち外側部82よりも前方に突出した部分は、アダプタ724の開口部7aに挿入されている。
【0033】
前述のとおり、内側部81の外径は、ライナ71の開口部7aの径よりも小さく、且つ、アダプタ724の開口部72aの径よりも小さい。つまり、内側部81と開口部7aとの間に間隙Kが設けられている。そのため、封止部材8は、サムターン軸32aとともに、径方向にスライド可能である。
【0034】
アダプタ724は、円板状の本体部724bと、本体部724bから全周にわたって後方に突出した縁部724cと、を有する。縁部724cの後端部は、最も前側のライナ71の前面に接触している。そのため、アダプタ724の本体部724bと、最も前側のライナ71との間(外側部82の径方向外方)に、間隙Hが形成されている。封止部材8の外側部82は、間隙Hに挿入されている。また、縁部の内径は、外側部の外径よりも大きい。そのため、封止部材8は、サムターン軸32aとともに、径方向にスライド可能である。なお、縁部724cは後方に突出していなくてもよい。
【0035】
間隙Hの軸方向の厚みは、外側部82の厚みと等しくてもよいが、外側部82の厚みよりも若干厚くてもよい(図5参照)。間隙Hの厚みが外側部82の厚みと等しい場合、気密性は高くなるが、サムターン32を回転させるときの摩擦抵抗が大きくなる。間隙Hの厚みを外側部82の厚みよりも若干厚くすることで、摩擦抵抗が軽減される。
【0036】
以上説明した本実施形態に係る錠装置1によれば、軸(サムターン軸32a)と、軸方向に貫通した開口部71a、72aを有し、開口部71a、72aに軸を収容する収容部材7(ライナ71、アダプタ72)と、軸方向に収容部材7に隣り合う位置に設けられた封止部材8と、を備え、封止部材8は、軸に嵌合する内側部81と、内側部81から径方向に突出し、収容部材7に接触する外側部82と、を備える。
【0037】
封止部材8を備えない従来の構成においては、軸と開口部7aとの間隙Gを通じて外気が流入していたため、室内に結露が発生したり、駆動装置33や通信装置43に結露による故障が発生したりするおそれがあった。これに対して、本実施形態によれば、軸と開口部7aとの間隙Gを通じた空気の通過を封止部材8が抑制するから、軸の周囲の気密性を向上させることができる。その結果、室内の結露や、結露による故障を減らすことができる。
【0038】
また、本実施形態に係る錠装置1によれば、内側部81と開口部7aとの間に間隙Kを有し、又は外側部82の径方向外方に間隙Hを有し、封止部材8は、径方向にスライド可能である。この構成によれば、熱膨張、寸法誤差、組立誤差等による内側部81と開口部7aとの接触が起こりにくいから、軸の回転に対する抵抗を抑制することができる。
【0039】
上記実施形態は、以下のように変形されてもよい。
【0040】
上記実施形態では、2つの収容部材7(最も前側のライナ71とアダプタ724)の間に封止部材8が設けられている例が示されたが、収容部材7が1つだけ設けられている錠装置1に1本発明が適用されてもよい。その場合、収容部材7の前側又は後側に封止部材8が配置される。この構成によっても、軸の周囲の気密性を向上させることができる。
【0041】
上記実施形態では、封止部材8の内側部81が外側部82に対して軸方向に突出している例が示されたが、内側部81の軸方向の長さが外側部82の軸方向の厚みと等しくてもよい。この構成によっても、軸の周囲の気密性を向上させることができる。
【0042】
上記実施形態では、駆動装置33のサムターン軸32aに本発明が適用された例が示されたが、シリンダ錠44の軸や室内側ハンドル5c又は室外側ハンドル5dの軸等、錠装置のあらゆる軸に本発明が適用されてもよい。
【符号の説明】
【0043】
1 錠装置
32a サムターン軸(軸)
7 収容部材
7a 開口部
8 封止部材
81 内側部
82 外側部
図1
図2
図3
図4
図5
図6