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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024077985
(43)【公開日】2024-06-10
(54)【発明の名称】栞及び栞付き収集帳
(51)【国際特許分類】
   B42D 9/00 20060101AFI20240603BHJP
【FI】
B42D9/00 A
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022190260
(22)【出願日】2022-11-29
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-08-04
(71)【出願人】
【識別番号】303015918
【氏名又は名称】小川 きく代
(72)【発明者】
【氏名】小川 きく代
(57)【要約】
【課題】従来の収集帳、朱印帳は重々しく、格式あり立派な朱印帳であった為利用者、利用範囲が限られていたが、押し花、ミニ草履、鈴などで飾り付けた栞を取り付けることにより可愛い、楽しいと年齢層が広がり老若男女全てが利用出来る収集帳(11)ができ、連結も容易にできる収集帳を提供することを課題とする。
【解決手段】おもて表紙(12)に飾りが付いた栞を取り付けたことにより、可愛い楽しいキャラクターなどを付帯した収集帳ができ、サイン帳、スタンプ収集など年齢制限無く利用できる。また、おもて表紙(12)を連結おもて表紙(17)に進化させ、内紙(14A)との連結を容易にした連結手段(R)を備えた栞付き収集帳(10)によって解決した。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の装飾部材(2)と、紐状部材(3)と、リング状部材(4)をパーツ(P1)とする栞(1)であって、
各装飾部材(2)は、紐状部材(3)の端部側にそれぞれ取り付けられ、
紐状部材(3)は、各装飾部材(2)がリング状部材(4)に対して同じ側に位置するようにリング状部材(4)の内側を通り、
リング状部材(4)は、紐状部材(3)に沿って移動可能に設けられている
ことを特徴とする栞。
【請求項2】
栞取付け部材(5)をパーツ(P1)に含み、
紐状部材(3)は、各装飾部材(2)から延びてリング状部材(4)を通った先で、栞取付け部材(5)に取り付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の栞。
【請求項3】
栞取付け部材(5)には、紐状部材(3)が通る穴部(5A)が設けられており、
紐状部材(3)は、穴部(5A)に移動可能に取り付けられている
ことを特徴とする請求項2に記載の栞。
【請求項4】
収集帳(11)に栞(1)が取り付けられた栞付き収集帳(10)であって、
栞(1)は、複数の装飾部材(2)と、紐状部材(3)と、リング状部材(4)をパーツ(P1)とし、
各装飾部材(2)は、紐状部材(3)の端部側にそれぞれ取り付けられ、
紐状部材(3)は、各装飾部材(2)がリング状部材(4)に対して同じ側に位置するようにリング状部材(4)の内側を通り、
リング状部材(4)は、紐状部材(3)に沿って移動可能に設けられており、
収集帳(11)は、おもて表紙(12)と、うら表紙(13)と、内紙(14A)をパーツ(P2)とし、
紐状部材(3)は、各装飾部材(2)から延びてリング状部材(4)を通った先で、おもて表紙(12)、うら表紙(13)又は、内紙(14A)のいずれかに取り付けられている
ことを特徴とする栞付き収集帳。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飾りになり携帯に便利な栞及び栞付き収集帳に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の栞は、紙のものやプラスチックに紐を固定したものなどがある。紙製の栞は落ちやすく、プラスチック固定板に紐を固定した栞は、紐である栞だけでなくプラスチック固定板をも移動させる作業が加わり、手間がかかって煩わしい(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004-82682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の紙製栞は、挟み込みなので落ちやすい。プラスチック固定板に紐のついた栞は、プラスチック固定板も栞である紐も共に移動させるために手間がかかる。また、従来の収集帳は、内紙を連結させる作業が困難であった。本発明は、使うとき手間がかからず飾りにもなる栞と、内紙を連結する作業が困難であるのを改良した栞付き収集帳を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の発明の栞は、複数の装飾部材(2)と、紐状部材(3)と、リング状部材(4)をパーツ(P1)とする栞(1)であって、各装飾部材(2)は、紐状部材(3)の端部側にそれぞれ取り付けられ、紐状部材(3)は、各装飾部材(2)がリング状部材(4)に対して同じ側に位置するようにリング状部材(4)の内側を通り、リング状部材(4)は、紐状部材(3)に沿って移動可能に設けられている。そのため、装飾部材(2)により、使うときに可愛い、楽しいと感じることができる。また、使わないときは、リング状部材(4)を装飾部材(2)の近くに移動させることで各装飾部材(2)が離れ離れにならず、携帯に便利なものとなる。
【0006】
第2の発明の栞は、第1発明のパーツ(P1)に栞取付け部材(5)を含み、紐状部材(3)は、各装飾部材(2)から延びてリング状部材(4)を通った先で、栞取付け部材(5)に取り付けられている。そのため、栞取付け部材(5)を書籍などに挟むことで、栞として簡単に使用できる。
【0007】
第3の発明の栞は、第2の発明の栞取付け部材(5)に紐状部材(3)が通る穴部(5A)が設けられており、紐状部材(3)は、穴部(5A)に移動可能に取り付けられている。
そのため、穴部(5A)の両側で同じ長さになるように紐状部材(3)を移動させれば装飾部材(2)同士が並び、違う長さにすれば各装飾部材(2)が上下になって、使うときに楽しいと感じることができる。
【0008】
第4の発明の栞付き収集帳(10)は、第1の発明の栞(1)が取り付けられた収集帳(11)であって、収集帳(11)は、おもて表紙(12)と、うら表紙(13)と、内紙(14A)をパーツ(P2)とし、紐状部材(3)は、各装飾部材(2)から延びてリング状部材(4)を通った先で、おもて表紙(12)、うら表紙(13)又は内紙(14A)のいずれかに取り付けられている。そのため、栞(1)として使わないときは、各装飾部材(2)が収集帳(11)の飾りになる。
【発明の効果】
【0009】
第1の発明によれば、紐状部材(3)の端部側に装飾部材(2)が取り付けられているので、紐状部材(3)を栞(1)として書籍などに挟めるだけでなく、装飾部材(2)が飾りとなり、可愛い、楽しいと年齢問わずの利用範囲が広がるという効果が生まれ、サイン帳、スタンプ収集帳など利用範囲も広がる。また、栞として、朱印帳の押印の際の場所指定にも有利に利用できる。
【0010】
第2の発明によれば、栞取付け部材(5)をパーツ(P1)に含むので、書籍などに簡単に取り付けることができる。また、栞取付け部材(5)の取り付け場所は自由勝手であり、取り付け方法も差し込み、貼り付けなどと自由である。また、取り外して他所でも利用できる。1例として、ストラップとしても利用できる。
【0011】
第3の発明によれば、紐状部材(3)が栞取付け部材(5)の穴部(5A)に移動可能に取り付けられているので、紐状部材(3)を移動させることで装飾部材(2)を好きな位置にすることができる。
【0012】
第4の発明によれば、紐状部材(3)を収集帳(11)に挟むことができ、収集帳(11)の外に出ている装飾部材(2)が収集帳(11)の飾りになる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は栞及び栞付き収集帳の完成斜視図である。
図2図2は第1の栞の使用状態を示す4図である。 (a)は栞と収集帳の説明図 (b)は収集帳への栞の取付け図 (c)は栞として使用するときの説明図 (d)は栞の使用図
図3図3は第2の栞の使用状態を示す4図である。 (a)は栞取付け部材のある栞の取付け説明図 (b)は装飾部材の移動の説明図 (c)は栞取付け部材の取付け図 (d)は使用図
図4図4は第3の栞の使用状態を示す図である。 (a)は別の栞取付け部材の取付け説明図 (b)はさらに別の栞取付け部材の取付け説明図 (c)は使用図 (d)はその他の栞使用例
図5図5は収集帳を示す6図である。 (a)はおもて表紙正面図である。 (b)はおもて表紙平面図である。 (c)はおもて表紙右側面図である。 (d)はおもて表紙左側面図である。 (e)はおもて表紙底面図である。 (f)は袋綴じ部を備えたおもて表紙の正面図である。
図6図6は内紙を示す2図である。 (a)は内紙の正面図である。 (b)は袋綴じ部を備えた内紙の正面図である。
図7図7は各パーツの連結するまえの状態を示す説明図である。
図8図8はパーツの連結した完成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の栞(1)及び栞付き収集帳(10)の詳細を以下図面に従って詳しくのべる。図1に示すように、収集帳(11)は、おもて表紙(12)、内紙(14A)、うら表紙(13)を連結したものであり、おもて表紙(12)に、2つの装飾部材(2)を有する栞(1)が取り付けられた栞付き収集帳(10)である。
【0015】
本発明の栞(1)の詳細を以下図面に従って詳しくのべる。図2に示すように、栞(1)には装飾部材(2)としての一対の草履が紐状部材(3)の一端側(3A)と他端側(3B)にそれぞれ取り付けられている。この装飾部材(2)としては、キャラクター、鈴、匂い袋など様々な具材を用いることができる。
紐状部材(3)は、装飾部材(2)を取り付けた一端側(3A)と他端側(3B)がリング状部材(4)に対して同じ側に位置するようにリング状部材(4)の内側を通っており、リング状部材(4)は紐状部材(3)に沿って移動可能である。
【0016】
本発明の栞(1)の詳細を以下図面に従って詳しくのべる。図3に示すように、収集帳(11)に栞(1)を取り付ける為の栞取付け部材(5)には、紐状部材(3)が通る穴部(5A)が設けられており、紐状部材(3)の一端側(3A)と他端側(3B)の間に通されている。このように、紐状部材(3)が栞取付け部材(5)の内側を通過することで装飾部材(2)である草履が移動し、草履が上下に離れるようになったり横に並んだりする。
【0017】
本発明の栞(1)の詳細を以下図面に従って詳しくのべる。図4は栞(1)を取り付ける為の栞取付け部材(5)の各種の例である。この栞(1)を使うときは、栞取付け部材(5)を収集帳(11)のおもて表紙(12)とうら表紙(13)の間に差し込む。そして、紐状部材(3)の一端側(3A)を内紙(14A)にはさんで栞(1)にする。この際、装飾部材(2)の草履を適当な位置に移動させることで、高さの異なる収集帳(11)であっても幅広く使用できる。また、紐状部材(3)の他端側(3B)は、収集帳(11)のおもて表紙(12)から出して飾りにすることも、一端側(3A)をはさんだ内紙(14A)とは別の内紙(14A)に挟んで栞(1)にすることもできる。また、この栞(1)は、独立したアクセサリーなどにも使用できる。
【0018】
本発明の栞(1)の詳細を以下図面に従って詳しく述べる。図1に示すような収集帳(11)にするには、図5に示すようにおもて表紙(12)の裏面におもて表紙うら紙(15)を貼り合わせ表裏一体にする。なお、おもて表紙うら紙(15)は内紙(14A)の幅の2倍の長さを1枚用意する。この1枚の例えば和紙がおもて表紙うら紙(15)になる。そして、おもて表紙(12)の裏面におもて表紙うら紙(15)を糊付けする。糊付けは、左側端部より中央部折目(D1)まで糊付けして貼り合わせる。おもて表紙(12)の裏面におもて表紙うら紙(15)を貼り一体化することで、右端に隠ぺいされた表示部(J)を設けた連結おもて表紙(17)となる。
また、袋綴じ部(E)を形成した連結おもて表紙(17)を設けることもできる。この場合、内紙(14A)の幅の2倍の長さのものを2枚用意し、うち1枚をタテ方向に1センチカットする。この2枚の例えば和紙を外表に左端部より中央部折目(D1)まで糊付けすることでおもて表紙うら紙(15)が形成される。そして、おもて表紙(12)の裏面におもて表紙うら紙(15)を糊付けする。糊付けは、左側端部より中央部折目(D1)まで糊付けして貼り合わせる。また、右側端部に1センチ程度を糊付けする。このように糊付けすることで袋綴じ部(E)が形成され、内部にスペース(S)を備えた、連結おもて表紙(17)が設けられる。なお、おもて表紙(12)の裏面におもて表紙うら紙(15)を貼り一体化することで、右端に隠ぺいされた表示部(J)を備えた袋綴じ部(E)が形成された連結おもて表紙(17)となる。
【0019】
本発明の詳細を以下図面に従って詳しく述べる。図6は、内紙(14A)の説明図である。内紙(14A)にする内紙部材(14)は内紙(14A)に突出部(T)をプラスした長さとする。内紙(14A)はおもて表紙より内側に2ミリ程度小さめにしたサイズの例えば和紙である。内紙部材(14)の突出部(T)は両面テープ(M)の設置場所である。内紙(14A)プラス突出部(T)で一枚仕様の内紙部材(14)が形成される。すなわち、左端に隠ぺいされた表示部(J)の反対側に両面テープ(M)が設けられた内紙部材(14)からなる内紙(14A)ができ、おもて表紙(13)、1枚仕様の内紙(14A)、うら表紙(13)と1枚仕様のパーツ(P2)が整う。
また、袋綴じ部(E)を形成した内紙(14A)を設けることもできる。この場合、内紙部材(14)を2枚用意し糊付けする。糊付けは、2枚の内紙部材(14)をヨコ方向に左右1センチずらし外表にして糊付けをする。糊付けは、左右1センチタテ方向に糊付けすることにより、袋綴じ部(E)が出来上がり内部にスペース(S)が設けられる。このようにして、左端に隠ぺいされた表示部(J)とその反対側に両面テープ(M)が設けられた2枚重ねの内紙(14B)ができ、おもて表紙(13)、2枚重ねの内紙(14B)、うら表紙(13)と2枚仕様のパーツ(P2)が整う。
【0020】
本発明の詳細を以下図面に従って詳しく述べる。図7は、おもて表紙(12)、内紙(14A)、うら表紙(13)の各パーツ(P2)の連結する前の状態を示す説明図である。おもて表紙うら紙(15)に使用する素材は例えば和紙であるが、これに限定されるものではない。1例としてプラスチック、セロハン、画用紙などでもよいものとする。又、おもて表紙うら紙(15)をおもて表紙(12)にはる接着手段は、両面テープ(M)の他ボンドなどでもよいものとする。
【0021】
本発明の詳細を以下図面に従って詳しく述べる。図8はおもて表紙(12)、内紙(14A)、うら表紙(13)の各パーツ(P2)の連結した完成図である。
ここで、内紙(14A)の使用枚数は奇数枚数であることが好ましい。偶数枚数であると、おもて表紙(12)かうら表紙(13)のいずれかが裏返しになり使用しづらいものとなる。
【0022】
また、連結完成後のジャバラ折(J1)の手段は、内紙(14A)の両面テープ(M)の脇に折目(D)を付けておき、両面テープ(M)と、糊代部(C1)をつなぎ合わせ、折目(D)を山折り、谷折りに折り、ジャバラ折(J1)の形式にする。このようにした栞付き収集帳(10)は、内紙(14A)を枚数に制限なく自由につなぎ合わせることができる。ただし、内紙(14A)は奇数枚数であることが好ましい。偶数枚数であると、おもて表紙(12)かうら表紙(13)のいずれかが裏返しになり見た目外観に見劣るものとなる。
右開きの場合、右に連結おもて表紙(17)、内紙(14A)、左にうら表紙(13)と順に貼ると、内紙(14A)が偶数枚数である場合うら表紙(13)がうら返しになる。
左開きの場合、左に連結おもて表紙(17)、内紙(14A)、右にうら表紙(13)と順次貼ると、内紙(14A)が偶数枚数である場合うら表紙(13)がうら返しになる。
【0023】
おもて表紙(12)の連結手段(R)であるおもて表紙うら紙(15)は、左右どちらでも設置可能である。見開きが反対になるが左右いずれの利き手の方にも対応でき、したがって右開きと、左開きが可能となり大変便利である。うら表紙(13)の連結手段(R)である突出部(T)は左右いずれにも設置可能となり大変便利である。見開き方が反対になるが左右いずれの利き手の方にも対応でき、したがって右開きと左開きが可能になり大変便利である。また、おもて表紙うら紙(15)とうら表紙うら紙(16)に表装を施すことにより左右見開きの設置が容易である。
【0024】
右開きの場合、連結おもて表紙(17)の左側に連結手段(R)であるおもて表紙うら紙(15)の表示部(J)があり、この表示部(J)の糊代部(C1)に、内紙(14A)の右側に連結手段(R)である両面テープ(M)が貼り付けてある箇所を貼り合わせる。うら表紙(13)は右側に連結手段(R)である突出部(T)を設け、この突出部(T)を内紙(14A)の糊代部(C1)と貼り合わせることにより右開きとなる。
左開きの場合はおもて表紙(12)の右側に連結手段(R)であるおもて表紙うら紙(15)の表示部(J)があり、この表示部(J)の糊代部(C1)に、内紙(14A)の左側に連結手段(R)である両面テープ(M)が貼り付けてある箇所を貼り合わせる。うら表紙(13)は左側に連結手段(R)である突出部(T)を設け、この突出部(T)を内紙(14A)の、糊代部(C1)と貼り合わせることにより左開きとなる。このような連結手段(R)に用いるものは両面テープ(M)に限られるものではない。1例としてボンドなどであってもよいものとする。
【0025】
栞付き収集帳(10)の内紙(14A)は両面使いが可能である。また、内紙(14A)は、先に記載した2枚重ねの内紙(14B)を内紙(14A)として使用することも可能である。2枚重ねの内紙(14B)を使用する場合は、袋綴じ部(E)に設けたスペース(S)も収納ポケットとして自由に使用できる。また、栞付き収集帳(10)は、見開き時は屏風のように一列に並べられ全面目視可能となり、右開き、左開きが自在に可能となり、しかも収集したものの順番を入れかえて、自分好みの収集帳(11)ができ、記憶帳、写真帳、朱印帳など用途も多様化して、利用価値が拡大する。
【産業上の利用可能性】
【0026】
各パーツ(P2)を独立したことによっておもて表紙(12)、うら表紙(13)の表紙一組と内紙(14A)の個別販売が可能となり、栞付き収集帳(10)も自由な発想で利用できる。また、左右どちら使いの方でも便利に使用できる。したがって産業の利用価値が大きい。また、装飾部材(2)のある栞(1)も個別に販売もでき利用価値が大きい。
【0027】
おもて表紙(12)に栞(1)を付けることで可愛い、楽しい栞付き収集帳(10)になり、朱印帳はもとよりサイン帳、スタンプ収集と利用範囲が広がり年齢層も広がる。また、栞取付け部材(5)を持つ栞(1)として収集帳、朱印帳のみでなく他のものにも利用できる。一例として書籍などにも取り付けて栞として利用できる。
おもて表紙(12)、うら表紙(13)の表紙1組と、内紙(14A)、栞(1)の個別販売が可能となる。また、買い増しができる収集帳(11)になり産業上の価値が上がる。
【符号の説明】
【0028】
1 栞
2 装飾部材
3 紐状部材
3A 一端側
3B 他端側
4 リング状部材
5 栞取付け部材
5A 穴部
P1 パーツ
P2 パーツ
10 栞付き収集帳
11 収集帳
12 おもて表紙
13 うら表紙
14 内紙部材
14A 内紙
14B 2枚重ねの内紙
15 おもて表紙うら紙
16 うら表紙うら紙
17 連結おもて表紙
C1 糊代部
D 折目
D1 中央部折目
E 袋綴じ部
J 表示部
J1 ジャバラ折
T 突出部
R 連結手段
M 両面テープ
S スペース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-04-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の装飾部材(2)と、紐状部材(3)と、リング状部材(4)と、栞取付け部材(5)をパーツ(P1)とする栞(1)であって、
各装飾部材(2)は、紐状部材(3)の端部側にそれぞれ取り付けられ、
紐状部材(3)は、各装飾部材(2)がリング状部材(4)に対して同じ側に位置するようにリング状部材(4)の内側を通り、各装飾部材(2)から延びてリング状部材(4)を通った先で、栞取付け部材(5)に取り付けられており、
リング状部材(4)は、紐状部材(3)に沿って、各装飾部材(2)と栞取付け部材(5)の間を移動可能に設けられている
ことを特徴とする栞。
【請求項2】
栞取付け部材(5)には、紐状部材(3)が通る穴部(5A)が設けられており
紐状部材(3)は、穴部(5A)に移動可能に取り付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の栞。
【請求項3】
収集帳(11)に栞(1)が取り付けられた栞付き収集帳(10)であって、
栞(1)は、複数の装飾部材(2)と、紐状部材(3)と、リング状部材(4)をパーツ(P1)とし、
各装飾部材(2)は、紐状部材(3)の両端部側にそれぞれ取り付けられ、
紐状部材(3)は、各装飾部材(2)がリング状部材(4)に対して同じ側に位置するようにリング状部材(4)の内側を通り、
リング状部材(4)は、紐状部材(3)に沿って移動可能に設けられており、
収集帳(11)は、おもて表紙(12)と、うら表紙(13)と、内紙(14A)をパーツ(P2)とし、
紐状部材(3)は、各装飾部材(2)から延びてリング状部材(4)を通った先で、おもて表紙(12)、うら表紙(13)又は、内紙(14A)のいずれかに取り付けられている
ことを特徴とする栞付き収集帳