(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024078247
(43)【公開日】2024-06-10
(54)【発明の名称】小型風水力発電装置
(51)【国際特許分類】
F03B 7/00 20060101AFI20240603BHJP
F03B 15/20 20060101ALI20240603BHJP
F03B 15/04 20060101ALI20240603BHJP
F03D 9/30 20160101ALI20240603BHJP
F03D 7/06 20060101ALI20240603BHJP
【FI】
F03B7/00
F03B15/20 Z
F03B15/04 F
F03D9/30
F03D7/06 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022190670
(22)【出願日】2022-11-29
(71)【出願人】
【識別番号】591006900
【氏名又は名称】久米 道夫
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100083068
【弁理士】
【氏名又は名称】竹中 一宣
(74)【代理人】
【識別番号】100165489
【弁理士】
【氏名又は名称】榊原 靖
(74)【代理人】
【識別番号】100181593
【弁理士】
【氏名又は名称】庄野 寿晃
(74)【代理人】
【識別番号】100200621
【弁理士】
【氏名又は名称】堀部 峰雄
(72)【発明者】
【氏名】久米 道夫
【テーマコード(参考)】
3H072
3H073
3H178
【Fターム(参考)】
3H072AA13
3H072AA26
3H072BB07
3H072BB31
3H072CC12
3H072CC42
3H072CC71
3H073AA03
3H073AA27
3H073BB03
3H073BB12
3H073CC30
3H073CD02
3H073CE40
3H178AA18
3H178AA22
3H178AA43
3H178AA56
3H178AA66
3H178BB06
3H178BB31
3H178BB71
3H178BB73
3H178CC21
3H178EE40
(57)【要約】
【課題】水流・水量・風力等の変化に対応できると共に、故障の発生を抑制することができる小型風水力発電装置を提供する。
【解決手段】小型風水力発電装置は、回転翼と、第1プーリ5と、第1ベルト10と、第2プーリ6と、第2軸8と、第3プーリ9と、第2ベルト21と、第4プーリ22と、第3軸12と、発電機と、トーションバー、及び/又は、トーションスプリングと、を備える。小型風水力発電装置では、回転翼に空気ノズルを近接して設け、水と空気の供給を、制御する供給装置を付設し、この供給装置の送風機、自然風、及び/又は、水力の働きを介して制御可能とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水路に付設した第1軸に設けた小型でなる回転翼と、この第1軸の両端に設けた各第1回転媒体と、この各第1回転媒体に一方を懸架した各第1懸架体と、この第1懸架体の他方に懸架した各第2回転媒体と、この各第2回転媒体を軸支する第2軸と、この第2軸の両端に設けた各第3回転媒体と、この各第3回転媒体に一方を懸架した各第2懸架体と、この各第2懸架体の他方に懸架した各第4回転媒体と、この各第4回転媒体を軸支する第3軸と、この第3軸が設けられる発電機と、
前記第1軸、又は前記第2軸の何れか一つには、トーションバー、及び/又は、トーションスプリングと、を備え、
前記回転翼に空気ノズルを近接して設け、
水と空気の供給を、制御する供給装置を付設し、
この供給装置の送風機、自然風、及び/又は、水力の働きを介して制御可能とする、小型風水力発電装置。
【請求項2】
前記送風機、自然風、及び/又は、水力の働きは、自然条件、又は人工手段を介して制御可能とする、請求項1に記載の小型風水力発電装置。
【請求項3】
前記送風機、自然風、及び/又は、水力の働きは、センサーのONを利用可能とする、請求項1又は2に記載の小型風水力発電装置。
【請求項4】
前記回転翼に対し、水流用の樋、又は前記空気ノズルを配し、この樋、又はこの空気ノズルは可動式であって、水流、風の噴出し方向を可変可能とする、請求項1又は2に記載の小型風水力発電装置。
【請求項5】
前記水は、溜枡に導き、水位により、水の流れる方向を制御し、前記回転翼の稼働を調整可能とする、請求項1又は2に記載の小型風水力発電装置。
【請求項6】
前記送風機、自然風の送風方向を制御し、前記回転翼の稼働を調整可能とする、請求項1又は2に記載の小型風水力発電装置。
【請求項7】
前記送風機、自然風の選択は、ドローンの計測を基に判断する、請求項1又は2に記載の小型風水力発電装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小型風水力発電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
小型風水力発電装置における、先行技術に関し説明する。
【0003】
例えば、特許文献1、2で開示されている構造は、下記である。
【0004】
先ず、特許文献1には、「梃子棒と水位調整用の油圧式上下装置、及び油圧式固定、及び解除機を介して、設けた前記梃子棒を介して制御されるピストンを備え、このピストンを介して、圧縮空気を圧縮タンクに導き、前記圧縮空気と波力水を介して発電する機構」が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、「漏斗状で底面が奥方向に向かって高くなり、かつ波導入口は底面のみに波導入板を設け、波導入板が前記底面の傾斜よりも急傾斜の角度で斜め下前方に向けて連設されている波導入箱と、波導入箱における奥端に上向きに連結したノズル状の圧縮空気噴出口を有し、この圧縮空気通気管と、圧縮空気噴出口に距離をおいて配置された羽根を有する羽根風車と、発電機とからなる波力発電機構において、波を波導入口から導入可能に前記波導入箱を設置し、波導入箱内に導入される波は、急傾斜の波導入板を介して波導入口より波導入箱の底面の傾斜に導入されることで、自然界での波のように段波を形成し、かつ高速高圧の流れとなって波導入箱内の奥端へ押し寄せ、波が波導入箱内の空気を圧縮し、圧縮空気は圧縮空気通気管に吹き込み、圧縮空気噴出口から噴出して羽根風車を回転子、発電する波力発電機構」が開示されている。従って、風水力発電とは、構造が異なる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第3962954号公報
【特許文献2】特許第6373330号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
例えば、特許文献1では、搖動可能な梃子棒を設置することを特徴とするが、梃子棒の力点調整と水流変化を考えた場合、水流・水量等の変化を考えると、対応可能な構造、保守管理の問題、メンテナンスの面での改良の余地が考えられる。また、特許文献2では、多数個で、かつ多数段の波導入箱を備えることを特徴とするが、構造が複雑となり、保守管理の問題と、メンテナンスの面での改良と、簡略化において、改良の余地が考えられる。したがって、水流・水量・風力等の変化に対応できて、故障の発生が少なくすることができる小型風水力発電装置が求められる。
【0008】
本発明は、上述の事情の下になされたもので、水流・水量・風力等の変化に対応できると共に、故障の発生を抑制することができる小型風水力発電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するために、本発明に係る小型風水力発電装置は、
水路に付設した第1軸に設けた小型でなる回転翼と、この第1軸の両端に設けた各第1回転媒体と、この各第1回転媒体に一方を懸架した各第1懸架体と、この第1懸架体の他方に懸架した各第2回転媒体と、この各第2回転媒体を軸支する第2軸と、この第2軸の両端に設けた各第3回転媒体と、この各第3回転媒体に一方を懸架した各第2懸架体と、この各第2懸架体の他方に懸架した各第4回転媒体と、この各第4回転媒体を軸支する第3軸と、この第3軸が設けられる発電機と、
前記第1軸、又は前記第2軸の何れか一つには、トーションバー、及び/又は、トーションスプリングと、を備え、
前記回転翼に空気ノズルを近接して設け、
水と空気の供給を、制御する供給装置を付設し、
この供給装置の送風機、自然風、及び/又は、水力の働きを介して制御可能とする。
【0010】
従って、水力と風力を融合した、簡易で効率の良い小型風水力発電装置を提供でき、かつ地域に根付いた小型風水力発電装置を提供できる。
【0011】
本発明に係る小型風水力発電装置では、
前記送風機、自然風、及び/又は、水力の働きは、自然条件、又は人工手段を介して制御可能としてもよい。
【0012】
従って、水力と風力を融合した、簡易で効率の良い小型風水力発電装置を提供でき、かつ地域に根付いた小型風水力発電装置を提供できる。
【0013】
本発明に係る小型風水力発電装置では、
前記送風機、自然風、及び/又は、水力の働きは、センサーのONを利用可能とする。
【0014】
従って、水力と風力を融合した、簡易で効率の良い小型風水力発電装置を提供でき、かつ地域に根付いた小型風水力発電装置を提供できる。
【0015】
本発明に係る小型風水力発電装置では、
前記回転翼に対し、水流用の樋、又は前記空気ノズルを配し、この樋、又はこの空気ノズルは可動式であって、水流、風の噴出し方向を可変可能とする。
【0016】
従って、水力と風力を融合した、簡易で効率の良い小型風水力発電装置を提供でき、かつ地域に根付いた小型風水力発電装置を提供できる。
【0017】
本発明に係る小型風水力発電装置では、
前記水は、溜枡に導き、水位により、水の流れる方向を制御し、前記回転翼の稼働を調整可能とする。
【0018】
従って、水力と風力を融合した、簡易で効率の良い小型風水力発電装置を提供でき、かつ地域に根付いた小型風水力発電装置を提供できる。
【0019】
本発明に係る小型風水力発電装置では、
前記送風機、自然風の送風方向を制御し、前記回転翼の稼働を調整可能とする。
【0020】
従って、水力と風力を融合した、簡易で効率の良い小型風水力発電装置を提供でき、かつ地域に根付いた小型風水力発電装置を提供できる。
【0021】
本発明に係る小型風水力発電装置では、
前記送風機、自然風の選択は、ドローンの計測を基に判断する。
【0022】
従って、水力と風力を融合した、簡易で効率の良い小型風水力発電装置を提供でき、かつ地域に根付いた小型風水力発電装置を提供できる。
【発明の効果】
【0023】
本発明においては、水力と風力を融合した、簡易で効率の良い小型風水力発電装置を提供でき、かつ地域に根付いた小型風水力発電装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図3】第1実施例の羽根と側板の関係を示した拡大模式図
【
図4-1】第1実施例の雨水、又は流水の水量制御ボックスの拡大側面模式図
【
図4-2】第1実施例の雨水、又は流水の水量制御ボックスの拡大平面模式図
【
図5-1】第1実施例の圧縮空気噴射パイプを、回転翼に付設する状態の側面模式図
【
図5-2】第1実施例の回転翼の軸受けの拡大平面模式図
【
図6】第1実施例の動作を示した一例のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の好ましい一例を順に説明する。
【0026】
図1~
図3に示すように、本発明の第1実施例に係る小型風水力発電装置は、放水路W1が形成されているベースGL上に設置されている。放水路W1には、多数枚(多数基)の水受け用の羽根3、3、3等(以下、多数個の例では、一つの符号とする。)を備える水車1の回転翼が架承(軸支)されており、この回転翼は、ハブ1aと、放水路W1に設けた第1軸受け2、2(以下、対の例では、一方の符号とする。)に軸支された第1軸100と、この第1軸100に円板形状に形成されている側板101と、この側板101間に差渡し支持した樋形状の羽根3で構成されており、羽根3は、湾曲形状に形成されている受け板300と、両端部の対の止め板301でなり、この各止め板301を側板101にそれぞれ取り付ける構造である。そして、この羽根3の受け板300が、放水路W1からの水を受けることで、羽根3に動力が加わり、かつ回転翼に動力が加わる。これによって、回転翼及び第1軸100は、第1軸受け2を軸芯に回転する。また、第1軸100の両端部には第1プーリ5(第1回転媒体)が固止され、併せて、第1プーリ5が回転する。
【0027】
図1、
図2において、図中の符号「6」は第2プーリ6(第2回転媒体)であり、第2軸受け7に軸承した第2軸8(中間軸)の両端部に固止されており、この第2プーリ6、第2軸8等は中間媒体として機能するとともに、減速手段、又は緩衝機構としての役割がある。この第2プーリ6と第1プーリ5の間には、第1ベルト10(第1懸架体)が懸架される。また、第1プーリ5は、その径が、第2プーリ6の径よりも大きく確保できるように形成されている(第1プーリ5の径>第2プーリ6の径)。これにより、第1プーリ5及び第2プーリ6を有する機構は、増速を確保する。尚、図中の符号「9」は第2軸8の両端部に設けられた第3プーリ9(第3回転媒体)であり、第2プーリ6の外側に固止されている。この第3プーリ9と、第2プーリ6は同径であるが、限定されない。例えば、増速を意図し、
図1の例も有り得る。また、第2プーリ6は、その径が、第3プーリ9の径よりも大きい構造であってもよい(第3プーリ9の径<第2プーリ6の径)。
【0028】
また、
図1及び
図2において、図中の符号「11」は第3軸受け11であり、この第3軸受け11間には、モータ軸としての第3軸12が架承されている。この第3軸12は、トーションバーであって、第1プーリ5、第2プーリ6、第1ベルト10、又は後述する第2ベルト21(第2懸架体)等の駆動機構に衝撃や、走行時に発生する可能性がある衝撃によって、第3軸12に、本来の正常な動きが付与されない状況下、例えば、誤作動、又は歪み等の発生があった際に、この誤作動等を緩衝する役割がある。理由は、発電機20には、第3軸12が左右より差し込まれていて、この左右の第3軸12が同時に電動発電機部2000(回転力を電気に変換する部位)に連結されていることからである。そして、第3軸12には、トーションバー、及び/又は、トーションスプリングを付設することもできる。
【0029】
図中の符号「22」は第3軸12の両端部に固止した第4プーリ22(第4回転媒体)であり、この第4プーリ22と、第3プーリ9の間には、第2ベルト21が懸架されている。
【0030】
図4-1、
図4-2において、本第1実施例は、回転翼、及び/又は、羽根3(
図1参照)に最大の力が掛かる部位に設けられており、例えば、水力、水量に起因する重力、及び風力の押圧力が、最も有効である機構で示してある。即ち、樋30から水を、貯留する水位調節型の水量調節用のボックス40には、水位調節用パイプ41を設ける。この水位調節用パイプ41に繋がる各種の複数のパイプ42を介して、排水口43に繋ぎ、かつ水車1(
図1参照)の回転翼に、水を効率的、かつ間欠的か、連続的に供給する。図中符号「40a」は、水量調節用のボックス40の傾斜床面40aであり、傾斜床面40aの傾斜終端に設けた排水制御部40bを付設する。
【0031】
図中の符号「50」は圧縮空気噴射パイプ50であり、
図5-1に詳細を図示する。圧縮空気噴射パイプ50は、回転翼の一側面か両側面における、それぞれの面に対で付設した状態を示しており、かつ水流方向H1に向かって開口50aを設ける。このように、水流方向H1に開口する構造では、回転翼に対する、水流方向H1の水流を弱めることはなく、風力を加算することができ、極めて、効率的である。尚、空気は圧縮空気に限定されず、自然風も可能であることと、強風時は、風を直接、圧縮空気噴射パイプ50に導き、省資源を図る。また、圧縮空気生成用のポンプ、ピストン、サーキュレータ、等の機器を付設することも有り得る。
図5-2中の符号「52」は軸受け52であり、
図1に示す第1軸100を軸支する。
図5-2中の符号「53」はベアリング53である。
【0032】
以下、水の流れ、及び/又は、風の流れと、各部材の動きを説明すると、
図2において、樋30から流れた水は、図面上で、左側に位置する回転翼の羽根3に注がれることで、回転翼が回転を始める。この回転で第1軸100が動き出す。この動きは、第1プーリ5の回転となり、かつ第1ベルト10が動き出す。原則として、水の流れと、風の流れは、併用することが基本であるが、緊急時や、水流強弱/水量の大小、及び/又は、強風時等の特別な気候の例では、水と、風を、単独で駆動源とする(以下省略し、水のみとする)。
【0033】
そして、この第1ベルト10の動きにより、第2軸8が動き出す。この動きは、第2プーリ6の回転、かつ同軸上の第3プーリ9の回転となり、かつ第2ベルト21が動き出す。
【0034】
この第2ベルト21は図面上の右側に位置する、第4プーリ22と第3軸12が、共に動き出す。この第3軸12の回転が発電機20の電動発電機部2000に伝えられ、かつ発電する。
【0035】
そして、前述したように、本第1実施例のものは、第1プーリ5の径は、第2プーリ6の径より大きく、第3プーリ9の径は、第4プーリ22の径よりも大きい構造(第1プーリ5の径>第2プーリ6の径、第3プーリ9の径>第4プーリ22の径)を利用して、回転力を増速し、効率的に電気量を確保する。
【0036】
また、電動発電機部2000には、左右側に、第4プーリ22と第2ベルト21とを介して、第3軸12が連結されていることから、前記のそれぞれの各部材には、非常停止用のセンサー(図示なし)がそれぞれ付設されており、緊急時には、各部材が停止する構造である。
【0037】
続いて、
図1、
図5-1、及び
図6に示すように、スタートは、空気圧、及び/又は、水流方向H1の水流Hを利用するかの選択により、次の3ステップに分かれる(ST-2)。圧縮空気のみの場合には、圧縮空気噴射パイプ50を経由する。又は、圧縮空気及び水の場合は、圧縮空気噴射パイプ50と樋30を経由する。さらに、水のみの場合は、樋30を経由する。その後、圧縮空気噴射パイプ50へは空気、樋30へは流水であって、圧縮空気、及び/又は、流水有りと無しによって判定を行う(ST-3)。このST-3でYESとなった場合では、回転翼に圧縮空気、及び/又は、水が流れ(ST-4)、回転翼が回転する(ST-5)。一方、第1軸100、第1プーリ5、第1ベルト10等に何らかの障害があるとセンサー44-46が働きNOとなり、元に戻る(ST-6)。
【0038】
回転翼の回転は、正常であって、YESであり、かつ回転の動作は、第1プーリ5と、第1ベルト10を介して、次の第2プーリ6と第3プーリ9に伝わる(ST-7)。一方、第2軸8、第2プーリ6、第3プーリ9等に何らかの障害があるとセンサー70-75が働きNOとなり、元に戻る(ST-8)。
【0039】
そして、回転翼の回転が、正常のYESでは、この回転の動作は、第2ベルト21と第4プーリ22を介して、第3軸12に伝わる(ST-9)。一方、第2ベルト21や第4プーリ22、第3軸12等に何らかの障害があるとセンサー56-59が働きNOとなり、元に戻る(ST-10)。
【0040】
前記YES(ST-9)と、前記NО(ST-10)では終了であり、一動作が終了し(ST-11)、その後は、繰り返しである。
【0041】
本発明は、構成、又は形態の広義の精神と範囲を逸脱せずに、様々な実施の構成・形態、及び、変形が可能とされるものである。また、前述の実施の形態は、この発明を、理解し易く、説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
【符号の説明】
【0042】
1 水車
1a ハブ
100 第1軸
101 側板
2 第1軸受け
3 羽根
300 受け板
301 止め板
5 第1プーリ(第1回転媒体)
6 第2プーリ(第2回転媒体)
7 第2軸受け
8 第2軸(中間軸)
9 第3プーリ(第3回転媒体)
10 第1ベルト(第1懸架体)
11 第3軸受け
12 第3軸
20 発電機
2000 電動発電機部
21 第2ベルト(第2懸架体)
22 第4プーリ(第4回転媒体)
30 樋
40 (水量調節用の)ボックス
40a 傾斜床面
40b 排水制御部
41 水位調節用パイプ
42 パイプ
43 排水口
44~46 センサー
50 圧縮空気噴射パイプ
50a 開口
52 軸受け
53 ベアリング
56~59 センサー
70~75 センサー
H 水流
H1 水流方向
W1 放水路
GL ベース