(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024078375
(43)【公開日】2024-06-10
(54)【発明の名称】清掃用具及び作業用具用保管台
(51)【国際特許分類】
A47L 13/51 20060101AFI20240603BHJP
【FI】
A47L13/51
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023087890
(22)【出願日】2023-05-29
(31)【優先権主張番号】10-2022-0163078
(32)【優先日】2022-11-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【新規性喪失の例外の表示】新規性喪失の例外適用申請有り
(71)【出願人】
【識別番号】516289845
【氏名又は名称】プラテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】デロイトトーマツ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】朴 賛文
(57)【要約】 (修正有)
【課題】コンパクトで、清掃用具や作業用具を整然と保管し、必要用具を簡単に見つけられる清掃用具及び作業用具用保管台を提供する。
【解決手段】一方側両端にヒンジ部110を設け、他方側両端に支柱嵌合部120を形成する保管台本体100と、ハンドルバ-210、220と、基端部311がヒンジ部110の支柱嵌合孔110aに嵌合され、先端部312が支柱嵌合部211の支柱嵌合孔211aに嵌合される一対の支柱310と、基端部321が支柱嵌合部120の支柱嵌合孔120aに嵌合され、先端部が支柱嵌合部221の支柱嵌合孔221aに嵌合される一対の支柱320と、両端にホルダー部410が設けられ、両ホルダー部410,410が締結手段によって両ハンドルバ-210,220を連結する連結バー400と、を備え、両ヒンジ部110,110によって一対の支柱310,310が保管台本体100上に折り畳まれる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方側端部の両端に支柱嵌合孔(110a)を有するヒンジ部(110)をそれぞれ設け、他方側端部の両端に支柱嵌合孔(120a)を有する支柱嵌合部(120)をそれぞれ形成した保管台本体(100)と;
両端に支柱嵌合孔(211a)を有する支柱嵌合部(211)をそれぞれ形成した一方のハンドルバ-(210)と; 両端に支柱嵌合孔(221a)を有する支柱嵌合部(221)をそれぞれ形成した他方のハンドルバ-(220)と;
基端部(311)が上記保管台本体(100)の一方側端部の両端に設けられた上記ヒンジ部(110)の支柱嵌合孔(110a)にそれぞれ嵌合され、先端部(312)が上記一方のハンドルバ-(210)の両端に形成された上記支柱嵌合部(211)の支柱嵌合孔(211a)にそれぞれ嵌合される一対の一方の支柱(310)と;
基端部(321)が上記保管台本体(100)の他方側端部の両端に形成された上記支柱嵌合部(120)の支柱嵌合孔(120a)にそれぞれ嵌合され、先端部(322)が上記他方のハンドルバ-(220)の両端に形成された上記支柱嵌合部(221)の支柱嵌合孔(221a)にそれぞれ嵌合される一対の他方の支柱(320)と;
両端にホルダー部(410)がそれぞれ設けられ、上記両ホルダー部(410)が締結手段によって上記一方のハンドルバ-(210)と上記他方のハンドルバ-(220)とにそれぞれ締結されて上記両ハンドルバ-(210,220)を連結する連結バー(400)と;を備え、
上記両ヒンジ部(110,110)によって上記一対の一方の支柱(310,310)が上記保管台本体(100)上に折り畳まれるようにしたことを特徴とする清掃用具及び作業用具用保管台。
【請求項2】
一方側端部の両端に支柱嵌合孔(110a)を有する一方のヒンジ部(110)をそれぞれ設け、他方側端部の両端に上記一方のヒンジ部(110)よりも支柱の厚さほど長く形成される、支柱嵌合孔を有する他方のヒンジ部をそれぞれ設けた保管台本体(100)と;
両端に支柱嵌合孔(211a)を有する支柱嵌合部211をそれぞれ設けた一方のハンドルバ-(210)と; 両端に支柱嵌合孔(221a)を有する支柱嵌合部(221)をそれぞれ設けた他方のハンドルバ-(200b)と;
基端部(311)が上記保管台本体(100)の一方側端部の両端に設けられた上記一方のヒンジ部(110)の支柱嵌合孔(110a)にそれぞれ嵌合され、先端部(312)が上記一方のハンドルバ-(210)の両端に形成された上記支柱嵌合部(211)の支柱嵌合孔(211a)にそれぞれ嵌合される一対の一方の支柱(310)と;
基端部(321)が上記保管台本体(100)の他方側端部の両端に設けられた上記他方のヒンジ部の支柱嵌合孔にそれぞれ嵌合され、先端部(322)が上記他方のハンドルバ-(220)の両端に形成された上記支柱嵌合部(221)の支柱嵌合孔(221a)にそれぞれ嵌合される一対の他方の支柱(320)と;
両端にホルダー部(410)がそれぞれ設けられ、上記両ホルダー部(410)が締結手段によって上記一方のハンドルバ-(210)と上記他方のハンドルバ-(220)とにそれぞれ締結されて上記両ハンドルバ-(210,220)を連結する連結バー(400)と;を備え、
上記両一方のヒンジ部(110,110)によって上記一対の一方の支柱(310,310)が上記保管台本体(100)上に折り畳まれ、上記両他方のヒンジ部によって上記一対の他方の支柱(320,320)が上記一対の一方の支柱(310,310)上に折り畳まれることを特徴とする清掃用具及び作業用具用保管台。
【請求項3】
上記締結手段は、上記連結バー(400)の上記両ホルダー部(410,410)の内向内側面にそれぞれ突設される複数の嵌合突起(412)と、上記両ハンドルバ-(210,220)の対向面にそれぞれ形成され、上記複数の嵌合突起(412)がそれぞれ嵌合される複数の嵌合溝(232)とからなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の清掃用具及び作業用具用保管台。
【請求項4】
上記連結バー400の上記両ホルダー部(410、410)のうちの少なくとも一方のホルダー部の外向内側面にはガイド突起(413)を形成し、これに対応する上記両ハンドルバ-(210,220)のうちの一方のハンドルバ-の外側面にはガイド溝(233)を形成し、これらガイド突起(413)とガイド溝(233)とのマッチングによって上記連結バー(400)の所定の位置が決定されるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の清掃用具及び作業用具用保管台。
【請求項5】
上記保管台本体(100)の表面には、上記連結バー(400)によって立設された状態に維持される上記清掃用具または作業用具の下端が嵌め込まれる複数の凹部(101)及び上記下端が掛かる複数の長い横突起(102)を形成して、上記清掃用具または作業用具が立設された状態に維持できるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の清掃用具及び作業用具用保管台。
【請求項6】
上記保管台本体(100)の底面の4隅近傍には、キャスター(130)が挿脱自在に装着されるキャスター固定穴(103)をそれぞれ形成し、上記保管台本体(100)の底面の一方側端部の両端近傍及び/又は他方側端部の両端近傍には、ストッパー(140)が挿脱自在に装着されるストッパー固定穴(104)をそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の清掃用具及び作業用具用保管台。
【請求項7】
上記連結バー(400)には、複数の維持リング(420)及び/又は複数の維持ホルダー(430)が固定又は摺動自在に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の清掃用具及び作業用具用保管台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、清掃用具及び作業用具用保管台に関するものであって、さらに詳細には、事務室、工場、食堂でよく使用するモップ、ほうき、ちりとりなどのような清掃用具や、農家でよく使用するシャベル、鍬、のこぎり、鎌などのような作業用具を整然と掛けて保管しておき、必要な用具を速かに見つけて簡単に使用することができる清掃用具及び作業用具用保管台に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に多くの人々の出入りが頻繁な事務室、工場、食堂などでは、モップ、ほうき、ちりとりなどのような清掃用具をよく使用しており、農家では農作物の栽培および農家作業のためにシャベル、鍬、のこぎり、鎌などのような作業用具を随時使用している。
【0003】
ところが、従来は、上記清掃用具や作業用具を倉庫のような保管室の壁に重ねて立て掛けたり、床に積み重ねて保管する場合が多いが、このように複数の用具が重なっていると、必要な用具を素早く見つけて使用することが難しくなるという問題点がある。
【0004】
そして、用具が保管されている倉庫と作業現場とが遠く離れていると、必要な用具を見つけて現場に持ってくるのに時間が長くかかるので、作業能率が落ちるようになる。
【0005】
このような点を勘案して開発されたものとして、特許文献1に開示された大韓民国実用新案登録第20-0200782号(2000年8月11日)の「移動が可能な清掃用具保管台」がある。
【0006】
特許文献1に開示の移動可能な清掃用具保管台は、長手方向の両端部に前後各一対のキャスターが設けられる積載板と;積載板の一面に立設される4つの支柱棒によって支持され、その底部には積載板の幅方向に延びるガイドレールを有する作業棚と; 作業棚のガイドレールに沿って内外にスライド移動し、その底部にバケット掛け用の段差を有する枠状の掛け置き台と;で構成され、上記作業棚の一側面に複数の掛け金および複数の円筒状の挿入管を設けてモップなどの清掃用具や水筒などを保管するようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】大韓民国実用新案登録第20-0200782号(2000年08月11日)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところが、上記特許文献1は、挿入管が円筒状に形成されてその口径に合わない柄部分を有する清掃用具は挿通させることができないため保管が難しく、複数の掛け金に清掃用具を掛けておく場合、積載板の上に置かれた清掃用具の下端がよく滑り落ち、また保管台の体積が大きくて場所を多く占めるという問題点がある。
【0009】
本発明は、このような問題点を解決するために案出されたものであって、保管台本体のサイズがコンパクトであり、モップ、ほうき、ちりとりなどのような清掃用具やシャベル、鍬、のこぎり、鎌などのような作業用具を整然と掛けて保管しておき、必要時に望む用具を簡単に見つけて使用できる清掃用具及び作業用具用保管台を提供することを目的とする。
【0010】
本発明の他の目的は、生産工場で出荷のための包装をする際に保管台の体積を最大限に減らすことで、流通費節減と携帯保管が容易になるようにし、消費者が購買して組み立てる際により堅固に組み立て状態を維持することができて耐久性が良好な清掃用具及び作業用具用保管台を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明による清掃用具及び作業用具用保管台は、一方側端部の両端に支柱嵌合孔を有するヒンジ部をそれぞれ設け、他方側端部の両端に支柱嵌合孔を有する支柱嵌合部をそれぞれ形成した保管台本体と;両端に支柱嵌合孔を有する支柱嵌合部をそれぞれ形成した一方のハンドルバ-と;両端に支柱嵌合孔を有する支柱嵌合部をそれぞれ形成した他方のハンドルバ-と;基端部が上記保管台本体の一方側端部の両端に設けられた上記ヒンジ部の支柱嵌合孔にそれぞれ嵌合され、先端部が上記一方のハンドルバ-の両端に形成された上記支柱嵌合部の支柱嵌合孔にそれぞれ嵌合される一対の一方の支柱と;基端部が上記保管台本体の他方側端部の両端に形成された上記支柱嵌合部の支柱嵌合孔にそれぞれ嵌合され、先端部が上記他方のハンドルバ-の両端に形成された上記支柱嵌合部の支柱嵌合孔にそれぞれ嵌合される一対の他方の支柱と;両端にホルダー部がそれぞれ設けられ、上記両ホルダー部が締結手段によって上記一方のハンドルバ-と上記他方のハンドルバ-とにそれぞれ締結されて上記両ハンドルバ-を連結する連結バーと;を備え、上記両ヒンジ部によって上記一対の一方の支柱が上記保管台本体上に折り畳まれるようにしたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明による清掃用具及び作業用具用保管台は、一方側端部の両端に支柱嵌合孔を有する一方のヒンジ部をそれぞれ設け、他方側端部の両端に上記一方のヒンジ部よりも支柱の厚さほど長く形成される、支柱嵌合孔を有する他方のヒンジ部をそれぞれ設けた保管台本体と;両端に支柱嵌合孔を有する支柱嵌合部をそれぞれ設けた一方のハンドルバ-と;両端に支柱嵌合孔を有する支柱嵌合部をそれぞれ設けた他方のハンドルバ-と;基端部が上記保管台本体の一方側端部の両端に設けられた上記一方のヒンジ部の支柱嵌合孔にそれぞれ嵌合され、先端部が上記一方のハンドルバ-の両端に形成された上記支柱嵌合部の支柱嵌合孔にそれぞれ嵌合される一対の一方の支柱と;基端部が上記保管台本体の他方側端部の両端に設けられた上記他方のヒンジ部の支柱嵌合孔にそれぞれ嵌合され、先端部が上記他方のハンドルバ-の両端に形成された上記支柱嵌合部の支柱嵌合孔にそれぞれ嵌合される一対の他方の支柱と;両端にホルダー部がそれぞれ設けられ、上記両ホルダー部が締結手段によって上記一方のハンドルバ-と上記他方のハンドルバ-とにそれぞれ締結されて上記両ハンドルバ-を連結する連結バーと;を備え、上記両一方のヒンジ部によって上記一対の一方の支柱が上記保管台本体上に折り畳まれ、上記両他方のヒンジ部によって上記一対の他方の支柱が上記一対の一方の支柱上に折り畳まれることを特徴とする。
【0013】
また、上記締結手段は、上記連結バーの上記両ホルダー部の内向内側面にそれぞれ突設される複数の嵌合突起と、上記両ハンドルバ-の対向面にそれぞれ形成され、上記複数の嵌合突起がそれぞれ嵌合される複数の嵌合溝とからなることを特徴とする。
【0014】
また、上記連結バーの上記両ホルダー部のうちの少なくとも一方のホルダー部の外向内側面にはガイド突起を形成し、これに対応する上記両ハンドルバ-のうちの一方のハンドルバ-の外側面にはガイド溝を形成し、これらガイド突起とガイド溝とのマッチングによって上記連結バーの所定の位置が決定されるようにしたことを特徴とする。
【0015】
また、上記保管台本体の表面には、上記連結バーによって立設された状態に維持される上記清掃用具または作業用具の下端が嵌め込まれる複数の凹部及び上記下端が掛かる複数の長い横突起を形成して、上記清掃用具または作業用具が立設された状態に維持できるようにしたことを特徴とする。
【0016】
また、上記保管台本体の底面の4隅近傍には、キャスターが挿脱自在に装着されるキャスター固定穴をそれぞれ形成し、上記保管台本体の底面の一方側端部の両端近傍及び/又は他方側端部の両端近傍には、ストッパーが挿脱自在に装着されるストッパー固定穴をそれぞれ形成したことを特徴とする。
【0017】
また、上記連結バーには、複数の維持リング及び/又は複数の維持ホルダーが固定又は摺動自在に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、保管台本体のサイズがコンパクトであるにもかかわらず、多くの清掃用具や作業用具を整然と掛けて保管することができ、必要時に希望する道具を簡単に見つけて使用することができるという効果がある。
【0019】
また、生産工場で出荷のための包装をする際に、保管台の体積を最大限に減らすことができて流通及び保管上の利点があり、消費者が購買して組み立てる際に 一定の形態で堅固に組み立てられて耐久性を向上させることができるという効果があり、保管台本体へのキャスター及びストッパーの選択組み立てによる使用上の便利さがある。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の一実施例の清掃用具及び作業用具用保管台を示す斜視図。
【
図4】上記保管台の流通のための包装前の積層状態図。
【
図5】連結バーの右側ホルダー部を拡大して示す斜視図。
【
図6】連結バーの右側ホルダー部と右側ハンドルバ-との締結構造を示す横断面図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の好ましい一実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
以下の説明において、本発明に用いられる用語や単語は通常的または辞書的な意味に限定して解釈してはならず、本明細書に記載された実施例と図面に示された構成は本発明の好ましい一実施例に過ぎず、本発明の技術的思想を全て代弁するものではないため、本出願時点においてこれらを代替する多様な均等物と変形例が存在する可能性があることを理解すべきである。
【0023】
図1は、本発明の一実施例の清掃用具及び作業用具用保管台を示す斜視図であり、
図2は、上記保管台の正面図であり、
図3は、上記保管台を一部分解して示す斜視図である。
【0024】
本発明の清掃用具及び作業用具用保管台は、大別して、保管台本体100と、左側ハンドルバ-210と、右側ハンドルバ-220と、左側支柱310と、右側支柱320と、連結バー400とで構成される。
【0025】
上記保管台本体100には、
図1及び
図3に示すように、左側端部の前後端に、後述する左側支柱310の基端部311が嵌合される支柱嵌合孔110aを有するヒンジ部110がそれぞれ設けられ、右側端部の前後端に、後述する右側支柱320の基端部321が嵌合される支柱嵌合孔120aを有する支柱嵌合部120がそれぞれ形成されている。
【0026】
上記左側ハンドルバ-210には、両端に、後述する左側支柱310の先端部が嵌合される支柱嵌合孔211aを有する支柱嵌合部211がそれぞれ形成されている。
【0027】
上記右側ハンドルバ-220には、両端に、後述する右側支柱320の先端部が嵌合される支柱嵌合孔221aを有する支柱嵌合部221がそれぞれ形成されている。
【0028】
上記左側支柱310は、上記保管台本体100の上記ヒンジ部110の支柱嵌合孔110aに嵌合される基端部311と、上記左側ハンドルバ-210の上記支柱嵌合部211の支柱嵌合孔211aに嵌合される先端部312とを有している。
【0029】
上記右側支柱320は、上記保管台本体100の上記支柱嵌合部120の支柱嵌合孔120aに嵌合される基端部321と、上記右側ハンドルバ-220の上記支柱嵌合部221の支柱嵌合孔221aに嵌合される先端部322とを有している。
【0030】
上記連結バー400には、複数の維持リング420及び/又は複数の維持ホルダー430が固定又は摺動自在に設けられ、その両端には、上記左右側ハンドルバ-210,220を後述する締結手段によって締結して連結するホルダー部410がそれぞれ設けられている。
【0031】
このような本発明では、上記一対の左側支柱310,310が上記一対のヒンジ部110,110によって上記保管台本体100上に折り畳み可能になる。
【0032】
また、本発明では、上記保管台本体100の左側端部の前後端にそれぞれ立設される上記一対の左側支柱310,310を連結する上記左側ハンドルバ-210と上記保管台本体100の右側端部の前後端にそれぞれ立設される上記一対の右側支柱320,320を連結する右側ハンドルバ-220とが上記連結バー400によって連結されるので、上記左側ハンドルバ-210と右側ハンドルバ-との間の間隔は、上記連結バー400によって一定に維持することができる。
【0033】
従って、上記連結バー400に設けられている複数の維持リング420及び/又は複数の維持ホルダー430を利用して清掃用具や作業用具を嵌めておくと、清掃用具や作業用具が上記保管台本体100内に整然と配置されるので、必要時に希望する用具を簡単に見つけて使用することができる。
【0034】
図4は、上記保管台の流通のための包装前の積層状態図である。
【0035】
本発明の保管台は、
図4に示すように、生産工場で出荷のための包装をする際に、まず、上記左側ハンドルバ-210によって連結されている上記一対の左側支柱310,310を上記一対のヒンジ部110,110によって上記保管台本体100の上面に折り畳んでおき、その上に、上記右側ハンドルバ-220によって連結されている上記一対の右側支柱320,320と上記連結バー400を順番に重ねておくと、包装時の保管台の体積を最大限に減らすことができ、そして、複数のキャスター130と複数のストッパー140を空き空間に入れてから包装すればよいので、流通及び保管上において便利であるという利点がある。
【0036】
また、図示していないが、上記保管台本体100の右側端部の前後端にも、左側端部の前後端と同様に、支柱嵌合孔を有するヒンジ部をそれぞれ設けて、上記一対の右側支柱320,320が上記保管台本体100上に折り畳まれるようにすることができる。
【0037】
このとき、例えば、上記右側ヒンジ部を上記左側ヒンジ部110よりも上記左側支柱310の厚さほど長く形成すると、上記一対の左側ヒンジ部110,110によって上記保管台本体100の上面に折り畳まれた上記一対の左側支柱310,310上に、上記一対の右側ヒンジ部によって折り畳む上記一対の右側支柱320,320を重ねおくことができる。これによって、上述したように、生産工場で出荷のための包装時に、保管台の体積を最大限に減らすことができるという効果が得られる。
【0038】
図5は、連結バー400の右側ホルダー部410を拡大して示す斜視図であり、
図6は、連結バー400の右側ホルダー部410と右側ハンドルバ-220との締結構造を示す横断面図である。
【0039】
本発明では、上記連結バー400の上記左右側ホルダー部410,410と上記左右側ハンドルバ-210,220との締結手段として、
図3、
図5及び
図6に示すように、上記左右側ハンドルバ-210,220の各対向面には、複数の嵌合溝232をそれぞれ形成し、上記連結バー400の上記左右側ホルダー部410,410の各内向内側面には上記複数の嵌合溝232に嵌合される複数の嵌合突起412をそれぞれ形成している。
【0040】
これにより、上記連結バー400の上記左右側ホルダー部410,410と上記左右側ハンドルバ-210,220とは、上記連結バー400の上記左右側ホルダー部410,410内に上記左右側ハンドルバ-210,220がそれぞれ嵌め込まれた状態で、上記複数の嵌合突起412が上記複数の嵌合溝232にそれぞれ嵌合することによって互いに締結される。
【0041】
また、上記複数の嵌合突起412の先端は、
図6に示すように、ホルダー部の底面側に向けて徐々に高くなる傾斜面になっているので、上記左右側ハンドルバ-210,220が上記連結バー400の上記左右側ホルダー部410,410内に容易に嵌め込めることができ、しかも、上記左右側ハンドルバ-210,220が上記連結バー400の上記左右側ホルダー部410,410内に完全に嵌め込められた状態では、上記複数の嵌合突起412の突出高さが高い内側面が上記複数の嵌合溝232の溝縁に深く係合されるので、上記複数の嵌合突起412と上記複数の嵌合溝232との嵌合状態が堅固に維持されることによって、上記連結バー400と上記左右側ハンドルバ-210,220との締結による耐久性がかなり良くなる。
【0042】
さらに、本発明では、
図3乃至
図6に示すように、上記連結バー400の上記左右側ホルダー部410,410のうちの少なくとも一方のホルダー部の外向内側面にはガイド突起413を形成し、これに対応する上記左右側ハンドルバ-210,220のうちの一方のハンドルバ-の外側面には、上記ガイド突起413をガイドするガイド溝233を形成することが好ましい。
【0043】
これにより、上記ガイド突起413と上記ガイド溝233とのマッチングによって、上記連結バー400を上記左右側ハンドルバ-210,220に常に同じ位置と方向に組み立てることができるので、消費者が本発明の保管台を購入して組み立てるときに、上記連結バー400の上記複数の維持リング420や上記複数の維持ホルダー430を常に同じ位置と方向に一定に組み立てることができる。
【0044】
また、本発明では、
図1及び
図3に示すように、上記保管台本体100の表面には、上記連結バー400の上記複数の維持リング420や上記複数の維持ホルダー430に嵌められた清掃用具または作業用具が上記保管台本体100上に立設された状態に維持されることができるように、複数の凹部101および多数の長い横突起102を所定間隔に形成することが好ましい。
【0045】
これにより、上記保管台本体100上に立設された清掃用具や作業用具の下端が上記複数の凹部101に嵌め込まれたり上記多数の長い横突起102にかかったりして滑らないようになるので、清掃用具や作業用具の保管状態を良好に維持させることができる。
【0046】
図7は、保管台本体の底面の構造を示した底面図である。
【0047】
本発明では、上記保管台本体100には、
図7に示すように、底面の4隅近傍にキャスター130が挿脱自在に装着されるキャスター固定穴103を形成し、底面の左右側端部のうちの少なくとも一方の端部の前後端近傍にストッパー140が挿脱自在に装着されるストッパー固定穴104を形成することが好ましい。
【0048】
これにより、本発明の保管台の移動及び固定が容易になり、また、清掃用具や作業用具を挿脱するときの保管台の遊動を減らすことができる。
【0049】
また、上記保管台本体100には、必要に応じてキャスター130のみを装着したりストッパー140のみを 装着したりして使用することもでき、また、上記保管台本体100の一方の端部にはキャスター130を装着し、他方の端部にはストッパー140を装着して使用することもできる。
【0050】
以上、本発明者によってなされた発明をその実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0051】
100:保管台本体、 101:凹部、 102:横突起、 103:キャスター固定穴 、 104:ストッパー固定穴 、 110:ヒンジ部、 110a:支柱嵌合孔、 120:支柱嵌合部、 120a:支柱嵌合孔、 130:キャスター、 140:ストッパー、 210、220:ハンドルバ-、 211、221:支柱嵌合部、 211a、221a:支柱嵌合孔、 232:嵌合溝、 233:ガイド溝 、 310、320:支柱、 311、321:基端部、 312、322:先端部、 400:連結バー、 410:ホルダー部、 412:嵌合突起、 413:ガイド突起、 420:維持リング、 430:維持ホルダー。