(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024078903
(43)【公開日】2024-06-11
(54)【発明の名称】CPAP装置
(51)【国際特許分類】
A61M 16/00 20060101AFI20240604BHJP
H05K 5/03 20060101ALI20240604BHJP
【FI】
A61M16/00 305A
H05K5/03 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022191514
(22)【出願日】2022-11-30
(71)【出願人】
【識別番号】000006231
【氏名又は名称】株式会社村田製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110000970
【氏名又は名称】弁理士法人 楓国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】服部 篤志
【テーマコード(参考)】
4E360
【Fターム(参考)】
4E360AB04
4E360AB08
4E360AB17
4E360AB33
4E360BA01
4E360BA08
4E360BB02
4E360BB12
4E360BB22
4E360BC04
4E360BD02
4E360BD03
4E360BD05
4E360CA02
4E360EA18
4E360EA21
4E360EA24
4E360EC14
4E360ED12
4E360ED13
4E360ED23
4E360ED30
4E360FA02
4E360FA20
4E360GA12
4E360GA23
4E360GA47
4E360GA52
4E360GB87
4E360GC08
4E360GC14
(57)【要約】 (修正有)
【課題】使用時と液体の補給時とのそれぞれにおいて加湿チャンバを適する位置に配置しながら、簡素な構成で小型化を実現する。
【解決手段】箱体は、下壁312と、加湿チャンバを間に配置可能な間隔で配置された側壁313および側壁と、を備える。蓋32は、平板状の上壁321と、上壁321に接続し側壁313に対して回動可能に接続する側壁323と、を備える。加湿チャンバ40は、本体41と管状体42とを備える。本体41は、液体を収容し、上方に開口する箱状であり、チャンバ側壁411とチャンバ側壁412とを有する。管状体42は、本体41に装着され、チャンバ側壁412を貫通して一部が外部に突出する。加湿チャンバ40は、側壁313とチャンバ側壁411とが対向し、側壁317とチャンバ側壁412とが対向する状態で箱体に収容される。
【選択図】
図12
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面側が開口する箱体および前記箱体の上面側を覆う蓋と、第1開口と第2開口と、を備えた本体と、
前記本体内に収容可能であって、前記第1開口と前記第2開口との間に配設される加湿チャンバと、
を備るCPAP装置であって、
前記箱体は、
下壁と、前記加湿チャンバを間に配置可能な間隔で配置された第1側壁および第2側壁と、を備え、
前記蓋は、
平板状の主壁と、前記主壁に接続し、前記第1側壁に対して回動可能に接続する蓋側側壁と、を備え、
前記加湿チャンバは、
液体を収容し、上方に開口する箱状であり、第3側壁と第4側壁とを有する本体と、
前記第4側壁を貫通する管状体と、
を備え、
前記加湿チャンバは、前記第1側壁と前記第3側壁とが対向し、前記第2側壁と前記第4側壁とが対向する状態で前記箱体に収容され、
前記箱体の前記第2側壁は、前記加湿チャンバが前記箱体に収容された状態で前記管状体と前記本体の内部とを連通可能とする貫通穴を有し、
前記蓋側側壁は、回動時に前記第3側壁に接触する押圧部を有する、
CPAP装置。
【請求項2】
前記蓋側側壁は、厚部と薄部とを有し、
前記第1側壁に接続する側から、前記薄部、前記厚部の順に位置しており、
前記厚部によって凸部が構成される、
請求項1に記載のCPAP装置。
【請求項3】
回動中に前記薄部から前記厚部に厚みが変化する部分が前記第3側壁に接触し、
前記蓋が前記箱体を覆って固定された状態で、前記厚部の表面が前記第3側壁に接触する、
請求項2に記載のCPAP装置。
【請求項4】
前記厚みが変化する部分は、断面の外形形状が円弧である、
請求項3に記載のCPAP装置。
【請求項5】
前記厚みが変化する部分は、前記蓋側側壁の幅方向に所定の長さを有する、
請求項3に記載のCPAP装置。
【請求項6】
前記厚みが変化する部分は、前記第3側壁の幅方向の中心を含んで線状に接触する、
請求項5に記載のCPAP装置。
【請求項7】
前記蓋の前記主壁における前記蓋側側壁が接続する端部と反対側の端部には、前記箱体に対して固定、解放を選択可能なラッチ機構を備える、
請求項1に記載のCPAP装置。
【請求項8】
前記蓋の前記主壁には、前記蓋が前記箱体を覆って固定された状態で、前記加湿チャンバの上方の開口を塞ぐシール部材を備える、
請求項1に記載のCPAP装置。
【請求項9】
前記管状体は、弾性体を有する、
請求項1に記載のCPAP装置。
【請求項10】
前記押圧部から前記第1開口へ側面視して、前記押圧部が前記第1開口と重なっている、
請求項1に記載のCPAP装置。
【請求項11】
前記管状体は、前記本体に装着され、一部が前記第4側壁から外部に突出する、
請求項1に記載のCPAP装置。
【請求項12】
前記押圧部は、前記蓋側側壁の内面に形成された凸部である、
請求項1に記載のCPAP装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、貯水タンクを内蔵するCPAP装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、加湿型の圧支持療法装置が記載されている。特許文献1の装置は、本体と加湿チャンバとを備え、加湿チャンバを本体に収容可能である。本体は、蓋とデカップラー機構とを備えている。
【0003】
デカップラー機構は、リーディングトレーとトラックによるリンク機構を有する。蓋を開閉すると、リンク機構が動作し、加湿チャンバを本体内に移動させる。これにより、加湿チャンバは、蓋が閉まったとき(使用時)と、蓋が開いたとき(水の補給時)とで、それぞれに適した位置に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の装置では、リンク機構を備えなければならず、装置の構造が複雑になり、大型化してしまう。
【0006】
したがって、本発明の目的は、使用時と液体の補給時とのぞれぞれにおいて加湿チャンバを適する位置に配置しながら、簡素な構成で小型化を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明のCPAP装置は、上面側が開口する箱体および箱体の上面側を覆う蓋と、第1開口と第2開口とを備えた本体と、本体内に収容可能であって、第1開口と第2開口との間に配設される加湿チャンバとを備える。
【0008】
箱体は、下壁と、加湿チャンバを間に配置可能な間隔で配置された第1側壁および第2側壁と、を備える。蓋は、平板状の主壁と、主壁に接続し第1側壁に対して回動可能に接続する蓋側側壁と、を備える。加湿チャンバは、本体と管状体とを備える。本体は、液体を収容し、上方に開口する箱状であり、第3側壁と第4側壁とを有する。管状体は、第4側壁を貫通する。
【0009】
加湿チャンバは、第1側壁と第3側壁とが対向し、第2側壁と第4側壁とが対向する状態で箱体に収容される。箱体の第2側壁は、前記加湿チャンバが箱体に収容された状態で管状体と本体内部とを連通可能にする貫通穴を有する。蓋側側壁は、回動時に第3側壁に接触する押圧部を有する。
【0010】
この構成では、加湿チャンバを箱体の装着した状態で蓋を閉める方向に回動させれば、蓋側側壁の押圧部が加湿チャンバを第2側壁側に押し込む。これにより、加湿チャンバの管状体の先端部は第2側壁に当接し、管状体の開口と第2側壁の貫通穴またはこの貫通穴に挿入される筒体の壁が外部から密閉された状態で連通する。そして、この状態で、加湿チャンバは、本体に固定される。
【発明の効果】
【0011】
この発明によれば、使用時と水の補給時とのぞれぞれにおいて加湿チャンバを適する位置に配置しながら、簡素な構成で小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、本発明の実施形態に係るCPAP装置の外観斜視図である。
【
図2】
図2は、本発明の実施形態に係るCPAP装置の外観斜視図である。
【
図3】
図3は、本発明の実施形態に係るメインユニットの外観斜視図である。
【
図4】
図4は、本発明の実施形態に係るベースユニットの外観斜視図である。
【
図5】
図5は、本発明の実施形態に係るベースユニットの上面図である。
【
図6】
図6は、本発明の実施形態に係るベースユニットの側面図である。
【
図7】
図7は、本発明の実施形態に係るベースユニットの構成を示す模式的な側面断面図である。
【
図8】
図8は、本発明の実施形態に係るベースユニットの構成を示す模式的な側面断面図である。
【
図9】
図9(A)、
図9(B)、
図9(C)は、蓋の箱体に対する動きの一例を示す部分的な側面断面図である。
【
図10】
図10は、本発明の実施形態に係る加湿チャンバ40の四面図である。
【
図11】
図11は、ベースユニットへの加湿チャンバの装着状態の第1状態を示す部分的な側面断面図である。
【
図12】
図12(A)は、ベースユニットへの加湿チャンバの装着状態の第2状態を示す部分的な側面断面図であり、
図12(B)は、第2状態における蓋の側壁と加湿チャンバとの接続箇所を拡大した側面断面図であり、
図12(C)は、第2状態における蓋の側壁と加湿チャンバとの接続箇所を拡大した上面図である
【
図13】。
図13(A)は、ベースユニットへの加湿チャンバの装着状態の第3状態を示す部分的な側面断面図であり、
図13(B)は、第3状態における蓋の側壁と加湿チャンバとの接続箇所を拡大した側面断面図であり、
図13(C)は、第3状態における蓋の側壁と加湿チャンバとの接続箇所を拡大した上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態に係るCPAP装置について、図を参照して説明する。
【0014】
(CPAP装置10の概要)
図1、
図2は、本発明の実施形態に係るCPAP装置の外観斜視図である。
図1は、メインユニットがベースユニットに装着された状態を示し、
図2は、メインユニットがベースユニットから外された状態を示す。
【0015】
図1、
図2に示すように、CPAP装置10は、メインユニット20、および、ベースユニット30を備える。
【0016】
メインユニット20の外形形状は、直方体であり、高さは長尺方向の長さおよび短尺方向の長さよりも短い。なお、本実施形態での直方体は、完全な直方体に限るものではなく、頂や稜が各種の面取りされているものも含む。
【0017】
ベースユニット30は、平面視した状態では長尺方向と短尺方向とを有する矩形である。ベースユニット30は、高背部と低背部とを有し、高背部は低背部よりも高い。すなわち、ベースユニット30の外形形状は、直方体の高背部と直方体の低背部とを、ベースユニット30の長尺方向に繋げた形状である。
【0018】
メインユニット20は、ベースユニット30の低背部の上面に装着可能である。メインユニット20がベースユニット30に装着された状態で、CPAP装置10の外形形状は、直方体である。
【0019】
メインユニット20がベースユニット30に装着された状態(装着状態)では、メインユニット20の気体の流路とベースユニット30の気体の流路とは、連通する。また、メインユニット20の第1電気回路とベースユニット30の第2電気回路とは、電気的に接続する。これにより、メインユニット20とベースユニット30とが協働して、CPAP装置10の機能を実現する。なお、メインユニット20がベースユニット30から外された状態では、メインユニット20が単独で動作し、CPAP装置10の機能を実現する。
【0020】
(メインユニット20)
図3は、本発明の実施形態に係るメインユニットの外観斜視図である。
図3に示すように、メインユニット20は、筐体200を備える。
【0021】
筐体200の外形形状は、長尺方向(x20軸方向)と短尺方向(y20軸方向)を有し、所定の高さ(z20軸方向の長さ)を有する直方体である。筐体200は、上壁201、下壁202、側壁203、側壁204、側壁205、および、側壁206を備える。
【0022】
上壁201と下壁202とは、外形形状が略同形状であり、互いに対向する。側壁203と側壁204とは、外形形状が略同形状であり、互いに対向する。側壁203と側壁204とは、メインユニット20における短尺方向に平行な側壁である。側壁205と側壁206とは、外形形状が略同形状であり、互いに対向する。側壁205と側壁206とは、メインユニット20における長尺方向に平行な側壁である。
【0023】
筐体200は、上壁201、下壁202、側壁203、側壁204、側壁205、および、側壁206によって囲まれる内部空間S200を有する。内部空間S200には、送風機(例えばモータ)を含むメインユニット側電気回路が配置される(図示を省略)。
【0024】
側壁203は、吸気口281および排気口291を有する。吸気口281および排気口291は、側壁203を厚み方向に貫通する。吸気口281と排気口291は、側壁203の幅方向(y20軸方向)に並んで配置される。これら吸気口281および排気口291によって、筐体200の内部空間S200は、筐体200の外部空間に連通する。
【0025】
側壁203には、筒体290が設置されている。筒体290は、側壁203の外面から突出する形状である。筒体290の中央の開口部が側壁203に形成された排気口291に繋がり、この部分も排気口291として機能する。
【0026】
吸気口281には、エアフィルタが配置される。エアフィルタの外面側には、フィルタカバー21が設置される。エアフィルタは、フィルタカバー21と側壁203に挟まれることで、吸気口281に固定される。
【0027】
上壁201には、操作ボタン29が配置されている。操作ボタン29は、メインユニット側電気回路に接続される。操作ボタン29が操作されることで、メインユニット側電気回路の起動、停止等の動作が制御される。
【0028】
(ベースユニット30)
図4は、本発明の実施形態に係るベースユニットの外観斜視図である。
図5は、本発明の実施形態に係るベースユニットの上面図である。
図6は、本発明の実施形態に係るベースユニットの側面図である。
図7、
図8は、本発明の実施形態に係るベースユニットの構成を示す模式的な側面断面図である。
図6、
図7、
図8は、ベースユニットの長尺な側壁側から視た図である。
図6、
図7は、箱体の上面側を蓋が覆っている状態を示し、
図8は、蓋が回動している状態を示す。
【0029】
(ベースユニット30の概略形状)
図4、
図5、
図6、
図7、
図8に示すように、ベースユニット30は、箱体31と蓋32とを備える。概略的には、箱体31は、上面側の一部が開口している。蓋32は、箱体31に回動可能に接続される。ベースユニット30は、蓋32が箱体31の開口を覆う状態と、蓋32が箱体31の開口を覆っていない状態とを切り替えられる。蓋32が箱体31の開口を覆う状態は、例えば、CPAP装置10としての使用時等に用いられ、蓋が箱体31の開口を覆っていない状態は、例えば、ベースユニット30に収容された加湿チャンバ40に液体を補給する時等に用いられる。
【0030】
(箱体31)
箱体31は、上壁311、下壁312、側壁313、側壁314、側壁315、側壁316、および、側壁317を備える。側壁313が、本発明の「第1側壁」に対応し、側壁317が本発明の「第2側壁」に対応する。
【0031】
上壁311と下壁312とは、長尺方向(x30軸方向)の寸法が異なり、短尺方向(y30軸方向)の寸法が略同じである。下壁312の長尺方向の一部は、上壁311に対向する。
【0032】
側壁313と側壁314とは、外形形状が略同じであり、互いに対向する。側壁313と側壁314とは、ベースユニット30における短尺方向に平行な側壁である。
【0033】
側壁315と側壁316とは、外形形状が略同じであり、互いに対向する。側壁315と側壁316とは、ベースユニット30における長尺方向に平行な側壁である。
【0034】
側壁313、側壁314、側壁315、および、側壁316は、下壁312の四辺に接続する。側壁314、側壁315の長尺方向の一部、側壁316の長尺方向の一部は、上壁311の三辺に接続する。ここで、上壁311と側壁313とは、箱体31の長尺方向において離間している。
【0035】
側壁317は、側壁313および側壁314と平行に配置される。側壁317は、上壁311における側壁314に接続する端部の反対側の端部に接続する。側壁317は、下壁312を基準として上壁311よりもさらに上側(z30軸方向)に伸びる形状である。すなわち、側壁317は、上壁311、下壁312、側壁314、側壁315、側壁316、および側壁317が形成する直方体形状から外方に突出する形状である。これにより、箱体31は、上壁311、下壁312、側壁314、側壁315、側壁316、および側壁317による空間S31Aを有する。同時に、箱体31は、上壁311、下壁312、側壁313、側壁315、側壁316、および側壁317による空間S31Bを有する。空間S31Bは、上壁311が配置される上面側に平面視して、上壁311と側壁313との間に開口を有する。
【0036】
側壁314は、吸気口36を有する。吸気口36は、側壁314を厚み方向に貫通する。
【0037】
側壁317は、排気口38および吸気口39を有する。吸気口39が本発明の第1開口に対応する。排気口38は側壁317の内部を貫通して空間S31Aに連通する。吸気口39は、側壁317を厚み方向に貫通している。排気口38および吸気口39は、側壁317の幅方向(y30軸方向)に並んで配置される。排気口38と吸気口39の配置間隔は、メインユニット20の吸気口281と排気口291の配置間隔と同じである。
【0038】
側壁317は、ラッチ機構用の受け部材3170を備える。受け部材3170は、側壁317における上壁311側と反対側の壁面に形成される。
【0039】
(蓋32)
蓋32は、上壁321、側壁323、側壁325、および、側壁326を備える。側壁323が、本発明の「蓋側側壁」に対応する。上壁321の外形形状は、箱体31の開口と略同じである。側壁323の外形形状は、箱体31の側壁317と略同じである。側壁325と側壁326とは、外形形状が略同じであり、互いに対向する。側壁325と側壁326とは、ベースユニット30における長尺方向に平行な側壁である。
【0040】
側壁323、側壁325、および、側壁326は、上壁321の三辺に接続する。これにより、蓋32は、上壁321、側壁323、側壁325、および、側壁326による空間S32を有する。ここで、上壁311には対向する壁が存在しない。したがって、蓋32は、上壁311における側壁323、側壁325、および、側壁326が接続する側に、開口を有する。また、側壁323には対向する壁が存在しない。したがって、蓋32は、側壁323における上壁321、側壁325、および、側壁326が接続する側に、開口を有する。
【0041】
上壁321には、送風管35が形成されている。送風管35は、上壁311から外方に突出する形状である。送風管35の開口350は、メインユニット20がベースユニット30に装着された状態での、ユーザに所望の空気(風)を供給する最終的な送風口になる。開口350が、本発明の第2開口に対応する。また、上壁321には、ラッチ機構用の操作子361が配置されている。操作子361には、フック360が接続される。フック360は、上壁321における空間S32側に突出する。
【0042】
側壁323における上壁321への接続端と反対側の端部は、回動機構を有するヒンジ390を用いて側壁313に接続される。これにより、蓋32は、箱体31に対して回動可能に接続される。
【0043】
図1に示すように、メインユニット20は、ベースユニット30の箱体31の上壁311上に載置される。この際、メインユニット20の側壁203とベースユニット30の側壁317とは、近接または当接する。
【0044】
この状態において、ベースユニット30の排気口38とメインユニット20の吸気口281とが連通し、メインユニット20の筒体290はベースユニット30の吸気口39に挿入される。
【0045】
なお、メインユニット20の側壁203とベースユニット30の側壁317と近接部(当接部)には、ベースユニット30の排気口38とメインユニット20の吸気口281とが連通する部分の周辺に弾性体等が配置されていることが好ましい。これにより、メインユニット20とベースユニット30との間の気体の流路に対する密閉性が向上する。
【0046】
(蓋32の回動機構)
図9(A)、
図9(B)、
図9(C)は、蓋の箱体に対する動きの一例を示す部分的な側面断面図である。
図9(A)、
図9(B)、
図9(C)の順に蓋が閉じていく状態を示している。
【0047】
図9(A)、
図9(B)、
図9(C)に示すように、蓋32は、上壁321が箱体31の開口に近づく回動方向において、側壁325および側壁326が上壁321よりも箱体31の開口側となるように、箱体31に接続される。ヒンジ390の一端は、側壁313に対して回転可能に接続される。ヒンジ390の他端は、蓋32の側壁323の近傍に固定される。
【0048】
このようなヒンジ390を用いることで、
図9(A)、
図9(B)、
図9(C)に示すように、蓋32は、側壁323と側壁313の近傍位置を基準点として回動する。これにより、ベースユニット30は、
図6、
図7に示すような蓋32が箱体31の開口を覆う状態と、例えば、
図8に示すような蓋32が箱体31の開口を覆っていない状態とを選択できる。
【0049】
そして、蓋32が箱体31の開口を覆う状態では、蓋32の側壁323は、箱体31の側壁313の上辺(開口を囲む辺)に近接する。蓋32の側壁325は、箱体31の側壁315の上辺(開口を囲む辺)に近接する。蓋32の側壁326は、箱体31の側壁316の上辺(開口を囲む辺)に近接する。蓋32の上壁321、側壁325、および、側壁326は、箱体31の側壁317の三辺に近接する。なお、これらの壁が近接する部分は、直接接していてもよいし、弾性体を挟んで接していてもよい。
【0050】
さらに、蓋32が箱体31の開口を覆う状態では、蓋32のフック360は、箱体31の受け部材3170に係る。これにより、蓋32は、箱体31に固定される。
【0051】
この状態により、蓋32の空間S32と箱体31の空間S31Bとは、空間S31Bの開口を通じて連通する。この状態で、ベースユニット30は、空間S31Bと空間S32とで構成される収容空間を形成する。ここで、フック360および受け部材3170によるラッチ機構を備えることによって、ベースユニット30は、収容空間の状態を、より確実に保持できる。
【0052】
このように形成されたベースユニット30の内部空間は、送風管35、吸気口36、排気口38、および、吸気口39を通じて、ベースユニット30の外部に連通する。
【0053】
(加湿チャンバ40)
図10は、本発明の実施形態に係る加湿チャンバ40の四面図である。
図10は、加湿チャンバの上面図、第1側面図、第2側面図、および、第3側面図である。
【0054】
図10に示すように、加湿チャンバ40は、チャンバ本体41と管状体42とを備える。
【0055】
チャンバ本体41は、チャンバ側壁411、チャンバ側壁412、チャンバ側壁413、チャンバ側壁414、チャンバ下壁415、および、上辺枠416を備える。チャンバ側壁411が、本発明の「第3側壁」に対応し、チャンバ側壁412が、本発明の「第4側壁」に対応する。
【0056】
チャンバ側壁411とチャンバ側壁412とは、互いに対向する部分を有する。チャンバ側壁411とチャンバ側壁412とは、加湿チャンバ40における短尺方向(y40軸方向)に平行な側壁である。
【0057】
チャンバ側壁413とチャンバ側壁414とは、外形形状が略同じであり、互いに対向する。チャンバ側壁413とチャンバ側壁414とは、加湿チャンバ40における長尺方向(x40軸方向)に平行な側壁である。
【0058】
チャンバ下壁415は、加湿チャンバ40における長尺方向(x40軸方向)と短尺方向(y40軸方向)による平面に平行な壁である。
【0059】
チャンバ下壁415は、チャンバ側壁411、チャンバ側壁412、チャンバ側壁413、および、チャンバ側壁414に接続する。これにより、チャンバ本体41は、チャンバ側壁411、チャンバ側壁412、チャンバ側壁413、チャンバ側壁414、および、チャンバ下壁415による空間410を有する。
【0060】
チャンバ本体41は、上端(チャンバ下壁415と反対側)に上辺枠416を備える。上辺枠416は、チャンバ側壁411、チャンバ側壁412、チャンバ側壁413、および、チャンバ側壁414に接続し、中央に開口を有する。この開口により、チャンバ本体41の空間410は、チャンバ本体41の外部に連通する。
【0061】
管状体42は、内部空間延びる方向の途中に屈曲部または湾曲部を有する。管状体42の延びる方向の一方端は、チャンバ本体41の外部に突出する。管状体42の延びる方向の他方端は、チャンバ本体41の空間410内に配置される。管状体42によって、チャンバ本体41の空間410は、チャンバ本体41のチャンバ側壁412側の外部に連通する。
【0062】
管状体42の延びる方向の他方端は、チャンバ側壁413の近傍に配置されることが好ましい。
【0063】
管状体42は、弾性を有する樹脂等で形成される。少なくとも、管状体42の延びる方向の一方端で、チャンバ本体41から突出している先端部421は、変形可能な樹脂で形成される。
【0064】
(ベースユニット30への加湿チャンバ40の装着機構)
図11は、ベースユニットへの加湿チャンバの装着状態の第1状態を示す部分的な側面断面図である。
図12(A)は、ベースユニットへの加湿チャンバの装着状態の第2状態を示す部分的な側面断面図であり、
図12(B)は、第2状態における蓋の側壁と加湿チャンバとの接続箇所を拡大した側面断面図であり、
図12(C)は、第2状態における蓋の側壁と加湿チャンバとの接続箇所を拡大した上面図である。
図13(A)は、ベースユニットへの加湿チャンバの装着状態の第3状態を示す部分的な側面断面図であり、
図13(B)は、第3状態における蓋の側壁と加湿チャンバとの接続箇所を拡大した側面断面図であり、
図13(C)は、第3状態における蓋の側壁と加湿チャンバとの接続箇所を拡大した上面図である。
【0065】
(第1状態)
図11に示す第1状態では、蓋32が箱体31の開口の上方を開放している。この状態では、加湿チャンバ40は、箱体31における空間S31Bに外部から収容可能である。また、加湿チャンバ40を箱体31に配置した状態で、加湿チャンバ40に液体を容易に補給できる。
【0066】
この際、加湿チャンバ40は、チャンバ側壁411が側壁313および側壁323側になり、チャンバ側壁412が側壁317側となるように、箱体31に配置される。このとき、加湿チャンバ40の管状体42の先端部421は、側壁317の吸気口39に近接する。
【0067】
この状態では、加湿チャンバ40は、ベースユニット30に固定されていない。したがって、ユーザは、加湿チャンバ40をベースユニット30から容易に取り外すことが可能であり、逆に、加湿チャンバ40をベースユニット30の空間S31Bへ容易に置くことが可能である。また、この状態では、管状体42の先端部421には、不要な外力が加わらないので、管状体42の先端部421の不要な摩耗や劣化は抑制される。
【0068】
(第2状態)
図12(A)、
図12(B)、
図12(C)に示す第2状態では、第1状態から蓋32が回動し、上壁321が箱体31の開口に近づいている。
【0069】
ここで、側壁323は、具体的に次の形状を有する。側壁323は、薄部3231と厚部3232とを備える。薄部3231と厚部3232は、上壁321側から厚部3232、薄部3231の順で接続している。逆に言えば、薄部3231と厚部3232は、箱体31の側壁313に接続する端部側から、薄部3231、厚部3232の順に接続している。すなわち、薄部3231と厚部3232とは、側壁323の延びる方向(幅方向および厚み方向に直交する方向)の途中位置で接続部を有する。言い換えれば、接続部は、薄部3231から厚部3232に厚み変化する部分である。
【0070】
薄部3231の外面と厚部3232の外面は面一である。したがって、厚部3232は、接続部を介して薄部3231よりも蓋32の空間S32側(内側)に突出する。このような構成によって、側壁323は、延びる方向の途中位置で、且つ、蓋32の内側に突出した稜部3230を有する。稜部3230は、側壁323の幅方向(y30軸方向)に所定の長さを有する。厚部3232および稜部3230からなる部分が、本発明の「押圧部(凸部)」に対応する。
【0071】
側壁323が薄部3231、厚部3232、および、内側に突出する稜部3230を有することで、蓋32が箱体31の開口に所定距離まで近づくと、稜部3230は、加湿チャンバ40のチャンバ側壁411の外面に接する。
【0072】
この状態で、蓋32が回動を続けると、
図12(A)に示すように、稜部3230は、チャンバ側壁411を押し込む。この状態において、加湿チャンバ40は、箱体31に固定されていない。したがって、加湿チャンバ40は、側壁323から押される力を受けて、側壁317側に移動する。そして、管状体42の先端部421は、筒体290の排気口291面に押し付けられる。この押し付けによる押込量Mprは、先端部421が変形し、所定量で押しつぶされる大きさである。これにより、管状体42の内部空間420と吸気口39とは、外部に対して密閉された状態で連通する。
【0073】
この際、先端部421が押込量Mprで押しつぶされることで、管状体42と筒体290の排気口291面との密着力が高くなり、管状体42の内部空間420と排気口291と連通部の密閉性はより高くなる。
【0074】
また、
図12(C)に示すように、第2状態において、稜部3230は、加湿チャンバ40の幅方向の中心(チャンバ側壁411の幅方向の中心軸C411)の位置を含むように、チャンバ側壁411に線状に接触する。これにより、側壁323のチャンバ側壁411への偏当たりを抑制でき、管状体42の先端部421が排気口291を囲んで筒体290に接する状態を、より確実に実現できる。
【0075】
また、
図12(A)、
図12(B)に示すように、第2状態において、稜部3230は、チャンバ側壁411の上半分の位置に接することが好ましい。これにより、稜部3230がチャンバ側壁411に接したことによる、加湿チャンバ40の浮きを、より確実に抑制できる。
【0076】
(第3状態)
図13(A)、
図13(B)、
図13(C)に示す第3状態では、蓋32が箱体31の開口を覆っている。
【0077】
この状態では、
図13(A)、
図13(B)、
図13(C)に示すように、側壁323では、厚部3232の内側壁面F3232がチャンバ側壁411に接する。この際、管状体42の先端部421には、押込量Mstが作用する。これにより、管状体42の内部空間420と排気口291との密閉された連通状態は、維持される。
【0078】
したがって、加湿チャンバ40は、管状体42の内部空間420と排気口291とが密閉された連通状態を維持しながら、ベースユニット30内に固定される。
【0079】
さらに、蓋32のフック360と箱体31の受け部材3170とが係合することによってラッチ機構による固定状態が実現し、蓋32は、箱体31に固定される。これにより、側壁323の箱体31に対する位置は固定され、厚部3232の内側壁面F3232がチャンバ側壁411に接する状態が保持される。したがって、加湿チャンバ40は、管状体42の内部空間420と排気口291とが密閉された連通状態をより安定して維持しながら、ベースユニット30内に固定される。
【0080】
この際、稜部3230の形状、厚部3232の形状、これらと回動の中心との距離を適宜設定することによって、押込量Mstは、押込量Mprよりも小さい。これにより、第3状態における先端部421が押しつぶれる量を抑制できる。したがって、管状体42の先端部421の劣化を抑制できる。
【0081】
また、
図13(C)に示すように、第3状態において、内側壁面F3232は、加湿チャンバ40の幅方向の中心(チャンバ側壁411の幅方向の中心軸C411)の位置を含むように、チャンバ側壁411に線状に接触する。これにより、側壁323のチャンバ側壁411への偏当たりを抑制でき、加湿チャンバ40のベースユニット30への固定状態を、より安定させることができる。
【0082】
また、
図13(A)、
図13(B)に示すように、第3状態において、内側壁面F3232は、チャンバ側壁411の上半分の位置に接することが好ましい。これにより、加湿チャンバ40の浮きを、より確実に抑制でき、加湿チャンバ40を適する姿勢でベースユニット30に固定できる。
【0083】
このような状態で、メインユニット20を起動させると、メインユニット20の送風機が動作し、送風を開始する。これにより、気体は、ベースユニット30の吸気口36からベースユニット30内に給気され、排気口38および吸気口281を通じてメインユニット20内の送風機に給気される。送風機から送出された気体は、筒体290および吸気口39を通じて、加湿チャンバ40の管状体42に送入される。管状体42に送入された気体は、空間410に挿入される。チャンバ本体41に収容された液体は、ヒータ50によって加熱される。これにより、チャンバ本体41の上部には、所定圧力および所定湿度の気体が供給される。この所定圧力および所定湿度の気体は、送風管35から外部に吐出され、利用者に供給される。
【0084】
このような動作において、上述のような加湿チャンバ40の固定構造を備えることで、メインユニット20から加湿チャンバ40への気体の供給時の気体の漏洩を抑制できる。これにより、CPAP装置10は、所定圧力および所定湿度の気体を、利用者に安定して供給できる。
【0085】
また、CPAP装置10は、蓋32の側壁によって加湿チャンバ40への押し込みを変化させる簡素な構成で、加湿チャンバ40の固定構造、解放構造を実現する。したがって、従来技術のような複雑な構成を必要としない。これにより、CPAP装置10は、使用時と水の補給時とのぞれぞれにおいて加湿チャンバ40を適する位置に配置しながら、簡素な構成で小型化を実現できる。
【0086】
また、
図5、
図6、
図7等に示すように、ベースユニット30は、蓋32の上壁321の裏側(空間S32側)にシール部材37を備える。シール部材37は、シート状の弾性体からなり、送風管35の空間S32側の開口を塞がない形状である。さらに、シール部材37は、蓋32が箱体31の開口を覆った状態で、チャンバ本体41の上辺枠416に当接する位置に配置される。
【0087】
上述の
図13に示したような第3状態では、シール部材37は、チャンバ本体41の上辺枠416に当接し、密着する。これにより、加湿チャンバ40の密閉性は、向上し、CPAP装置10は、所定圧力および所定湿度の気体を、利用者により安定して供給できる。
【0088】
また、
図5、
図6、
図7等に示すように、蓋32における送風管35の空間S32への開口部には、整流部材351が配置される。整流部材351は、下壁312側から視て、送風管35の開口を遮蔽している。このような整流部材351を用いることで、CPAP装置10は、送風管35から吐出される気流を安定させることができる。
【0089】
なお、上述の説明では、稜部3230の具体的な形状を示していなかった。稜部3230は、断面の外形形状が角を有する形状であってもよいが、断面の外形形状が円弧であることが好ましい。これにより、側壁323による加湿チャンバ40の押し過ぎを抑制できる。したがって、CPAP装置10は、管状体42の先端部421の不所望な劣化を抑制できる。
【0090】
また、上述の説明では、内側壁面F3232が平面(内側壁面F3232の断面の外形形状が直線状)である態様を示した。しかしながら、加湿チャンバ40を所定位置に保持できれば、内側壁面F3232の断面の外形形状は、所望の曲線や凹凸を有する形状であってもよい。
【0091】
また、側壁323の押圧部に対応する部分(厚部3232および稜部3230からなる部分)は、側壁323に直交する方向に視て(押圧部から吸気口39側を視て)、吸気口39、メインユニット20が装着された状態での筒体290(排気口291)に重なっていることが好ましい。これにより、CPAP装置10は、加湿チャンバ40に余計な回転方向の力が加わらず、加湿チャンバ40を安定して水平方向に押圧できる。
【0092】
(1) 上面側が開口する箱体および前記箱体の上面側を覆う蓋と、第1開口と第2開口と、を備えた本体と、前記本体内に収容可能であって、前記第1開口と前記第2開口との間に配設される加湿チャンバと、を備るCPAP装置であって、
前記箱体は、下壁と、前記加湿チャンバを間に配置可能な間隔で配置された第1側壁および第2側壁と、を備え、
前記蓋は、平板状の主壁と、前記主壁に接続し、前記第1側壁に対して回動可能に接続する蓋側側壁と、を備え、
前記加湿チャンバは、前記液体を収容し、上方に開口する箱状であり、第3側壁と第4側壁とを有する本体と、前記第4側壁を貫通する管状体と、を備え、
前記加湿チャンバは、前記第1側壁と前記第3側壁とが対向し、前記第2側壁と前記第4側壁とが対向する状態で前記箱体に収容され、
前記箱体の前記第2側壁は、前記加湿チャンバが前記箱体に収容された状態で前記管状体と前記本体内部とを連通可能とする貫通穴を有し、
前記蓋側側壁は、回動時に前記第3側壁に接触する押圧部を有する、
CPAP装置。
【0093】
(2) 前記蓋側側壁は、厚部と薄部とを有し、
前記第1側壁に接続する側から、前記薄部、前記厚部の順に位置しており、
前記厚部によって前記凸部が構成される、(1)のCPAP装置。
【0094】
(3) 回動中に前記薄部から前記厚部に厚みが変化する部分が前記第3側壁に接触し、
前記蓋が前記箱体を覆って固定された状態で、前記厚部の表面が前記第3側壁に接触する、(2)のCPAP装置。
【0095】
(4) 前記厚みが変化する部分は、断面の外形形状が円弧である、(3)のCPAP装置。
【0096】
(5) 前記厚みが変化する部分は、前記蓋側側壁の幅方向に所定の長さを有する、(3)または(4)のCPAP装置。
【0097】
(6) 前記厚みが変化する部分は、前記第3側壁の幅方向の中心を含んで線状に接触する、(5)のCPAP装置。
【0098】
(7) 前記蓋の前記主壁における前記蓋側側壁が接続する端部と反対側の端部には、前記箱体に対して固定、解放を選択可能なラッチ機構を備える、(1)乃至(6)のいずれかのCPAP装置。
【0099】
(8) 前記蓋の前記主壁には、前記蓋が前記箱体を覆って固定された状態で、前記加湿チャンバの上方の開口を塞ぐシール部材を備える、(1)乃至(7)のいずれかのCPAP装置。
【0100】
(9) 前記管状体は、弾性体を有する、(1)乃至(8)のいずれかのCPAP装置。
【0101】
(10) 前記押圧部から前記第1開口へ側面視して、前記押圧部が前記第1開口と重なっている、(1)乃至(9)のいずれかのCPAP装置。
【0102】
(11) 前記管状体は、前記本体に装着され、一部が前記第4側壁から外部に突出する、(1)乃至(10)のいずれかのCPAP装置。
【0103】
(12) 前記押圧部は、前記蓋側側壁の内面に形成された凸部である、(1)乃至(11)のいずれかのCPAP装置。
【符号の説明】
【0104】
10:CPAP装置
20:メインユニット
21:フィルタカバー
29:操作ボタン
30:ベースユニット
31:箱体
32:蓋
35:送風管
36:吸気口
37:シール部材
38:排気口
39:吸気口
40:加湿チャンバ
41:チャンバ本体
42:管状体
50:ヒータ
200:筐体
201:上壁
202:下壁
203、204、205、206:側壁
281:吸気口
290:筒体
291:排気口
311:上壁
312:下壁
313、314、315、316、317:側壁
321:上壁
323、325、326:側壁
350:開口
351:整流部材
360:フック
361:操作子
390:ヒンジ
410:空間
411、412、413、414:チャンバ側壁
415:チャンバ下壁
416:上辺枠
420:内部空間
421:先端部
3170:受け部材
3230:稜部
3231:薄部
3232:厚部