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特開2024-79024運動特典決定装置、運動特典決定システム、運動特典決定方法、及び運動特典決定プログラム
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  • 特開-運動特典決定装置、運動特典決定システム、運動特典決定方法、及び運動特典決定プログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024079024
(43)【公開日】2024-06-11
(54)【発明の名称】運動特典決定装置、運動特典決定システム、運動特典決定方法、及び運動特典決定プログラム
(51)【国際特許分類】
   G16H 20/30 20180101AFI20240604BHJP
【FI】
G16H20/30
【審査請求】有
【請求項の数】23
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022191713
(22)【出願日】2022-11-30
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-01-11
(71)【出願人】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000958
【氏名又は名称】弁理士法人インテクト国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100120189
【弁理士】
【氏名又は名称】奥 和幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135518
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 隆
(72)【発明者】
【氏名】森山 卓也
(72)【発明者】
【氏名】角田 真一
(72)【発明者】
【氏名】金岡 尚利
(72)【発明者】
【氏名】山木 修一郎
(72)【発明者】
【氏名】椎葉 竜生
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA15
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザに推奨される運動の予定に応じてそのユーザに特典を付与する運動特典決定装置、運動特典決定システム、運動特典決定方法及び運動特典決定プログラムを提供する。
【解決手段】通信システムにおいて、運動情報提供サーバは、特典を獲得可能な特定運動の内容と、特定運動を実施する期間及び時間帯のうち少なくとも何れか一方である時間範囲と、を示す特典獲得条件情報を取得し、推奨される推奨運動の内容と、推奨運動の実施の予定日及び予定時間帯と、を含む推奨運動予定を決定し、推奨運動の内容が、特典獲得条件情報により示される特定運動の内容に含まれ、且つ、予定日における予定時間帯が、特典獲得条件情報により示される時間範囲に含まれる場合、推奨運動予定を、ユーザによる運動の実施状況に応じてユーザに特典が付与される特典対象運動予定に決定し、ユーザ端末に送信する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに関するユーザ情報に基づいて、前記ユーザに奨める推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段であって、推奨される推奨運動の内容と、該推奨運動の実施の予定日及び予定時間帯と、を含む推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段と、
特典の原資の負担者に応じて定められた特典獲得条件であって、前記特典を獲得するための特典獲得条件を、前記特典を獲得可能な特定運動の内容と、該特定運動を実施する期間及び時間帯のうち少なくとも何れか一方である時間範囲と、を識別可能に示す特典獲得条件情報を取得する特典獲得条件情報取得手段と、
前記決定された推奨運動予定に含まれる前記推奨運動の内容が、前記取得された特典獲得条件情報により示される前記特定運動の内容に含まれ、且つ、前記推奨運動予定に含まれる前記予定日における前記予定時間帯が、前記特典獲得条件情報により示される前記時間範囲に含まれる場合、前記推奨運動予定を、前記ユーザによる運動の実施状況に応じて該ユーザに前記特典が付与される特典対象運動予定に決定する特典対象運動予定決定手段と、
を備えることを特徴とする運動特典決定装置。
【請求項2】
前記ユーザによる運動の実施の証拠を示す証拠情報を取得する証拠情報取得手段と、
前記特典対象運動予定決定手段により前記推奨運動予定が前記特典対象運動予定に決定された後、前記取得された証拠情報が、前記決定された推奨運動予定に含まれる内容の前記推奨運動を、前記取得された特典獲得条件情報により示される前記時間範囲に含まれる日時に前記ユーザが実施したことを示す場合、前記ユーザに前記特典を付与することを決定する特典付与決定手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の運動特典決定装置。
【請求項3】
前記特典付与決定手段は、前記取得された証拠情報に基づいて、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする請求項2に記載の運動特典決定装置。
【請求項4】
前記特典付与決定手段は、前記決定された推奨運動予定に含まれる内容の前記推奨運動を前記ユーザが実施した程度に応じて、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする請求項3に記載の運動特典決定装置。
【請求項5】
前記取得される証拠情報は、運動の実施が可能な施設の前記ユーザによる利用状況を示し、
前記特典付与決定手段は、前記施設の利用状況に応じて、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする請求項3に記載の運動特典決定装置。
【請求項6】
前記取得される証拠情報は、運動の際に利用可能なサービスの前記ユーザによる利用状況を示し、
前記特典付与決定手段は、前記サービスの利用状況に応じて、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする請求項3に記載の運動特典決定装置。
【請求項7】
前記証拠情報により示される前記利用状況は、利用の有無を含むことを特徴とする請求項5又は6に記載の運動特典決定装置。
【請求項8】
前記証拠情報により示される前記利用状況は、前記ユーザによる利用に対して前記ユーザに課される利用料金の額を含むことを特徴とする請求項5又は6に記載の運動特典決定装置。
【請求項9】
前記特典付与決定手段は、ユーザごとに、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする請求項3乃至6の何れか一項に記載の運動特典決定装置。
【請求項10】
前記特典対象運動予定決定手段は、前記推奨運動予定を前記特典対象運動予定に決定する場合、前記ユーザに付与される特典の価値の最大値を決定し、
前記特典付与決定手段は、前記決定された最大値以下の範囲内で、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする請求項3乃至6の何れか一項に記載の運動特典決定装置。
【請求項11】
前記決定された推奨運動予定に含まれる前記予定日における前記予定時間帯よりも過去に実施することが予定された過去運動の予定として前記ユーザに推奨された複数の過去運動予定であって、前記過去運動の内容と、該過去運動の過去予定日及び過去予定時間帯と、をそれぞれ含む複数の過去運動予定に応じた運動を前記ユーザが実施した程度を示す程度情報を取得する程度情報取得手段を更に備え、
前記特典対象運動予定決定手段は、前記取得された程度情報により示される程度に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする請求項10に記載の運動特典決定装置。
【請求項12】
前記特典対象運動予定決定手段は、前記推奨運動予定に関する情報を提供する運動情報提供サービスの前記ユーザによる利用状況に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする請求項10に記載の運動特典決定装置。
【請求項13】
前記運動特典決定装置は、前記ユーザに関する情報を記憶可能な複数の情報サービスのうち、前記運動情報提供サービスとの間で前記ユーザのアカウントを連携することが前記ユーザにより選択された前記情報サービスから、前記証拠情報を取得可能であり、
前記特典対象運動予定決定手段は、前記ユーザのアカウントが連携された前記情報サービスの数に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする請求項12に記載の運動特典決定装置。
【請求項14】
前記運動特典決定装置は、前記ユーザに関する情報を記憶可能な複数の情報サービスのうち、前記運動情報提供サービスとの間で前記ユーザのアカウントを連携することが前記ユーザにより選択された前記情報サービスから、前記証拠情報を取得可能であり、
前記特典対象運動予定決定手段は、前記運動情報提供サービスとの間で前記ユーザのアカウントが連携された前記情報サービスから取得可能な情報の項目数に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする請求項12に記載の運動特典決定装置。
【請求項15】
前記特典対象運動予定決定手段は、前記ユーザによる前記運動情報提供サービスへのログインの回数に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする請求項12に記載の運動特典決定装置。
【請求項16】
前記特典対象運動予定決定手段は、前記運動情報提供サービスの利用に対して前記ユーザに課される利用料金の額に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする請求項12に記載の運動特典決定装置。
【請求項17】
前記証拠情報取得手段は、前記ユーザが利用する端末装置から前記ユーザによる操作に応じて送信された前記証拠情報を受信し、
前記特典対象運動予定決定手段は、前記端末装置から受信した前記証拠情報の総量に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする請求項12に記載の運動特典決定装置。
【請求項18】
前記特典対象運動予定決定手段は、ユーザごとに、前記最大値を決定することを特徴とする請求項12に記載の運動特典決定装置。
【請求項19】
前記決定された推奨運動予定を示す推奨運動予定情報を、前記ユーザが利用する端末装置へ送信する送信手段であって、前記特典対象運動予定決定手段により前記推奨運動予定が前記特典対象運動予定に決定された場合、前記推奨運動予定が前記特典対象運動予定に決定されたことを示す特典対象情報を更に前記端末装置へ送信する送信手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の運動特典決定装置。
【請求項20】
前記決定された推奨運動予定を示す推奨運動予定情報を、前記ユーザが利用する端末装置へ送信する送信手段であって、前記特典対象運動予定決定手段により前記最大値が決定された場合、前記最大値を示す特典対象情報を更に前記端末装置へ送信する送信手段を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の運動特典決定装置。
【請求項21】
特典の原資の負担者に応じて定められた特典獲得条件であって、前記特典を獲得するための特典獲得条件を、前記特典を獲得可能な特定運動の内容と、該特定運動を実施する期間及び時間帯のうち少なくとも何れか一方である時間範囲と、を識別可能に示す特典獲得条件情報を記憶する記憶手段と、
ユーザに関するユーザ情報に基づいて、前記ユーザに奨める推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段であって、推奨される推奨運動の内容と、該推奨運動の実施の予定日及び予定時間帯と、を含む推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段と、
前記決定された推奨運動予定に含まれる前記推奨運動の内容が、前記記憶された特典獲得条件情報により示される前記特定運動の内容に含まれ、且つ、前記推奨運動予定に含まれる前記予定日における前記予定時間帯が、前記特典獲得条件情報により示される前記時間範囲に含まれる場合、前記推奨運動予定を、前記ユーザによる運動の実施状況に応じて該ユーザに前記特典が付与される特典対象運動予定に決定する特典対象運動予定決定手段と、
を備えることを特徴とする運動特典決定システム。
【請求項22】
コンピュータにより実行される情報提供方法において、
ユーザに関するユーザ情報に基づいて、前記ユーザに奨める推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定ステップであって、推奨される推奨運動の内容と、該推奨運動の実施の予定日及び予定時間帯と、を含む推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定ステップと、
特典の原資の負担者に応じて定められた特典獲得条件であって、前記特典を獲得するための特典獲得条件を、前記特典を獲得可能な特定運動の内容と、該特定運動を実施する期間及び時間帯のうち少なくとも何れか一方である時間範囲と、を識別可能に示す特典獲得条件情報を取得する特典獲得条件情報取得ステップと、
前記決定された推奨運動予定に含まれる前記推奨運動の内容が、前記取得された特典獲得条件情報により示される前記特定運動の内容に含まれ、且つ、前記推奨運動予定に含まれる前記予定日における前記予定時間帯が、前記特典獲得条件情報により示される前記時間範囲に含まれる場合、前記推奨運動予定を、前記ユーザによる運動の実施状況に応じて該ユーザに前記特典が付与される特典対象運動予定に決定する特典対象運動予定決定ステップと、
を含むことを特徴とする運動特典決定方法。
【請求項23】
コンピュータを、
ユーザに関するユーザ情報に基づいて、前記ユーザに奨める推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段であって、推奨される推奨運動の内容と、該推奨運動の実施の予定日及び予定時間帯と、を含む推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段と、
特典の原資の負担者に応じて定められた特典獲得条件であって、前記特典を獲得するための特典獲得条件を、前記特典を獲得可能な特定運動の内容と、該特定運動を実施する期間及び時間帯のうち少なくとも何れか一方である時間範囲と、を識別可能に示す特典獲得条件情報を取得する特典獲得条件情報取得手段と、
前記決定された推奨運動予定に含まれる前記推奨運動の内容が、前記取得された特典獲得条件情報により示される前記特定運動の内容に含まれ、且つ、前記推奨運動予定に含まれる前記予定日における前記予定時間帯が、前記特典獲得条件情報により示される前記時間範囲に含まれる場合、前記推奨運動予定を、前記ユーザによる運動の実施状況に応じて該ユーザに前記特典が付与される特典対象運動予定に決定する特典対象運動予定決定手段、
として機能させることを特徴とする運動特典決定プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザに対して推奨する運動に関する情報を提供し、ユーザによる運動に対して特典を付与する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、健康維持や運動促進等を目的として、ユーザに推奨する運動を決定し、その運動に関する情報をユーザへ提供するシステムが知られている。こうしたシステムは、例えばユーザの身体に関する情報やユーザにより設定された目的に基づいて、推奨する運動を決定することがある。また、推奨される運動の提示のタイミングを、ユーザのスケジュールに基づいて決定することも知られている。更には、ユーザによる運動の実施状況に応じて、そのユーザに特典を付与することも知られている。特典を付与することで、運動の実施に対するユーザのモチベーションが高まることが期待される。
【0003】
例えば、特許文献1には、ユーザによる日常活動及びフィットネス活動の現時点の運動量を計算し、目標値に対する現在の運動量の充足率が所定の範囲外である場合、そのユーザに適した推奨活動を抽出し、ユーザのスケジュールや活動履歴に応じたタイミングで、推奨活動を提示することが開示されている。また、特許文献1には、ユーザの活動履歴の充足率や外部からの評価情報に応じてユーザの活動を評価し、特典ポイントをユーザに提供すること、及び、評価が高まれば高まるほど特典ポイントが多くなることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018-45393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、推奨される運動が提示されたことに応じてユーザがその運動を実施しなかったとしても、別の運動を行うことにより、そのユーザが充足率や評価を高めることは可能である。そのため、特典を付与したとしても、推奨された運動の実施に対するモチベーションを効果的に高めるかについては疑問が生じる。
【0006】
また、特典を付与するには原資が必要となる。特典の原資の負担者側にとっては、その負担者にとって望ましい行動を望ましい時期にとったユーザに特典を付与する方が適切である。
【0007】
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、その課題の一例は、ユーザに推奨される運動の予定に応じてそのユーザに特典を付与することが可能な運動特典決定装置、運動特典決定システム、運動特典決定方法、及び運動特典決定プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(適用例1)上記課題を解決するために、本適用例に係る運動特典決定装置は、ユーザに関するユーザ情報に基づいて、前記ユーザに奨める推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段であって、推奨される推奨運動の内容と、該推奨運動の実施の予定日及び予定時間帯と、を含む推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段と、特典の原資の負担者に応じて定められた特典獲得条件であって、前記特典を獲得するための特典獲得条件を、前記特典を獲得可能な特定運動の内容と、該特定運動を実施する期間及び時間帯のうち少なくとも何れか一方である時間範囲と、を識別可能に示す特典獲得条件情報を取得する特典獲得条件情報取得手段と、前記決定された推奨運動予定に含まれる前記推奨運動の内容が、前記取得された特典獲得条件情報により示される前記特定運動の内容に含まれ、且つ、前記推奨運動予定に含まれる前記予定日における前記予定時間帯が、前記特典獲得条件情報により示される前記時間範囲に含まれる場合、前記推奨運動予定を、前記ユーザによる運動の実施状況に応じて該ユーザに前記特典が付与される特典対象運動予定に決定する特典対象運動予定決定手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本適用例によれば、推奨運動予定が決定される。推奨運動予定は、推奨運動の内容と予定日及び予定時間帯とを含む。また、特典獲得条件情報が取得される。特典獲得条件情報は、特典の原資の負担者に応じて定められた特典獲得条件を示す。例えば、特典獲得条件情報は、特典を獲得可能な特定運動の内容と、その特定運動を実施する時間範囲とを示す。推奨運動の内容が、特定運動の内容に含まれ、且つ、予定日における予定時間帯が時間範囲に含まれる場合、その推奨運動予定は、ユーザに特典が付与される特典対象運動予定に決定される。例えばユーザは、特典対象運動予定に決定された推奨運動予定に応じて、特典獲得条件を満たすように運動を実施することで、特典を獲得することができる。従って、ユーザに推奨される運動の予定に応じてそのユーザに特典を付与することができる。
【0010】
(適用例2)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記ユーザによる運動の実施の証拠を示す証拠情報を取得する証拠情報取得手段と、前記特典対象運動予定決定手段により前記推奨運動予定が前記特典対象運動予定に決定された後、前記取得された証拠情報が、前記決定された推奨運動予定に含まれる内容の前記推奨運動を、前記取得された特典獲得条件情報により示される前記時間範囲に含まれる日時に前記ユーザが実施したことを示す場合、前記ユーザに前記特典を付与することを決定する特典付与決定手段と、を更に備えることを特徴とする。
【0011】
本適用例によれば、推奨運動予定が特典対象運動予定に決定された後、時間範囲内に推奨運動をユーザが実施することで、そのユーザは特典を獲得することができる。従って、特典の負担者にとって望ましい時期に運動を実施他ユーザに対して特典を付与することができる。
【0012】
(適用例3)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記特典付与決定手段は、前記取得された証拠情報に基づいて、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする。
【0013】
本適用例によれば、ユーザによる時間範囲内における推奨運動の実施状況に応じて、付与される特典の価値を変えることができる。
【0014】
(適用例4)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記特典付与決定手段は、前記決定された推奨運動予定に含まれる内容の前記推奨運動を前記ユーザが実施した程度に応じて、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする。
【0015】
本適用例によれば、推奨運動の実施の程度に応じて、付与される特典の価値が変わる。従って、真剣に運動を実施することをユーザに促すことができる。
【0016】
(適用例5)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記取得される証拠情報は、運動の実施が可能な施設の前記ユーザによる利用状況を示し、前記特典付与決定手段は、前記施設の利用状況に応じて、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする。
【0017】
本適用例によれば、運動の実施が可能な施設の利用状況に応じて、付与される特典の価値を変えることができる。
【0018】
(適用例6)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記取得される証拠情報は、運動の際に利用可能なサービスの前記ユーザによる利用状況を示し、前記特典付与決定手段は、前記サービスの利用状況に応じて、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする。
【0019】
本適用例によれば、運動の際に利用可能なサービスの利用状況に応じて、付与される特典の価値を変えることができる。
【0020】
(適用例7)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記証拠情報により示される前記利用状況は、利用の有無を含むことを特徴とする。
【0021】
本適用例によれば、施設又はサービスを利用することで、より高い価値の特典が付与される。従って、ユーザによる施設又はサービスの利用を促すことができる。
【0022】
(適用例8)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記証拠情報により示される前記利用状況は、前記ユーザによる利用に対して前記ユーザに課される利用料金の額を含むことを特徴とする。
【0023】
本適用例によれば、施設又はサービスを利用するためにユーザが支払う利用料金に応じて、付与される特典の価値が変わる。従って、利用料金を増額して施設又はサービスを利用することをユーザに促すことができる。
【0024】
(適用例9)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記特典付与決定手段は、ユーザごとに、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする。
【0025】
本適用例によれば、ユーザごとに、付与される特典の価値を変えることができる。
【0026】
(適用例10)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記特典対象運動予定決定手段は、前記推奨運動予定を前記特典対象運動予定に決定する場合、前記ユーザに付与される特典の価値の最大値を決定し、前記特典付与決定手段は、前記決定された最大値以下の範囲内で、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする。
【0027】
本適用例によれば、特典の付与の際に決定されるその特典の価値の最大値を、予め決定しておくことができる。
【0028】
(適用例11)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記決定された推奨運動予定に含まれる前記予定日における前記予定時間帯よりも過去に実施することが予定された過去運動の予定として前記ユーザに推奨された複数の過去運動予定であって、前記過去運動の内容と、該過去運動の過去予定日及び過去予定時間帯と、をそれぞれ含む複数の過去運動予定に応じた運動を前記ユーザが実施した程度を示す程度情報を取得する程度情報取得手段を更に備え、前記特典対象運動予定決定手段は、前記取得された程度情報により示される程度に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする。
【0029】
本適用例によれば、過去に実施することがユーザに推奨された複数の運動予定をこれまでユーザが実施した程度に応じて、付与される特典の最大値が変わる。従って、推奨された運動予定に応じて運動を継続することを、ユーザに促すことができる。
【0030】
(適用例12)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記特典対象運動予定決定手段は、前記推奨運動予定に関する情報を提供する運動情報提供サービスの前記ユーザによる利用状況に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする。
【0031】
本適用例によれば、運動情報提供サービスの利用状況に応じて、付与される特典の価値の最大値が変わる。従って、運動情報提供サービスの利用をユーザに促すことができる。
【0032】
(適用例13)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記運動特典決定装置は、前記ユーザに関する情報を記憶可能な複数の情報サービスのうち、前記運動情報提供サービスとの間で前記ユーザのアカウントを連携することが前記ユーザにより選択された前記情報サービスから、前記証拠情報を取得可能であり、前記特典対象運動予定決定手段は、前記ユーザのアカウントが連携された前記情報サービスの数に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする。
【0033】
本適用例によれば、証拠情報を取得可能な情報サービスのうち、運動情報提供サービスとユーザのアカウントが連携された情報サービスの数に応じて、付与される特典の最大値が変わる。従って、ユーザに関する情報の提供をユーザに促すことができる。
【0034】
(適用例14)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記運動特典決定装置は、前記ユーザに関する情報を記憶可能な複数の情報サービスのうち、前記運動情報提供サービスとの間で前記ユーザのアカウントを連携することが前記ユーザにより選択された前記情報サービスから、前記証拠情報を取得可能であり、前記特典対象運動予定決定手段は、前記運動情報提供サービスとの間で前記ユーザのアカウントが連携された前記情報サービスから取得可能な情報の項目数に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする。
【0035】
本適用例によれば、証拠情報を取得可能な情報サービスのうち、運動情報提供サービスとユーザのアカウントが連携された情報サービスから取得可能なユーザに関する情報の項目数に応じて、付与される特典の最大値が変わる。従って、ユーザに関する情報の提供をユーザに促すことができる。
【0036】
(適用例15)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記特典対象運動予定決定手段は、前記ユーザによる前記運動情報提供サービスへのログインの回数に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする。
【0037】
本適用例によれば、運動情報提供サービスへのログインの回数に応じて、付与される特典の最大値が変わる。従って、運動情報提供サービスの利用回数を増やすことを、ユーザに促すことができる。
【0038】
(適用例16)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記特典対象運動予定決定手段は、前記運動情報提供サービスの利用に対して前記ユーザに課される利用料金の額に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする。
【0039】
本適用例によれば、運動情報提供サービスの利用料金の額に応じて、付与される特典の最大値が変わる。従って、利用料金を増額して運動情報提供サービスを利用することをユーザに促すことができる。
【0040】
(適用例17)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記証拠情報取得手段は、前記ユーザが利用する端末装置から前記ユーザによる操作に応じて送信された前記証拠情報を受信し、前記特典対象運動予定決定手段は、前記端末装置から受信した前記証拠情報の総量に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする。
【0041】
本適用例によれば、端末装置は、ユーザによる操作に応じて、運動の実施の証拠を示す証拠情報を運動特典決定装置へ送信する。端末装置から運動特典決定装置へ送信された証拠情報の総量に応じて、付与される特典の最大値が変わる。従って、証拠情報の送信をユーザに促すことができる。
【0042】
(適用例18)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記特典対象運動予定決定手段は、ユーザごとに、前記最大値を決定することを特徴とする。
【0043】
本適用例によれば、ユーザごとに、付与される特典の最大値を変えることができる。
【0044】
(適用例19)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記決定された推奨運動予定を示す推奨運動予定情報を、前記ユーザが利用する端末装置へ送信する送信手段であって、前記特典対象運動予定決定手段により前記推奨運動予定が前記特典対象運動予定に決定された場合、前記推奨運動予定が前記特典対象運動予定に決定されたことを示す特典対象情報を更に前記端末装置へ送信する送信手段を更に備えることを特徴とする。
【0045】
本適用例によれば、推奨運動予定が特典対象運動予定に決定された場合、その推奨運動予定を示す推奨運動予定情報と、特典対象運動予定に決定されたことを示す特典対象情報とが、端末装置へ送信される。従って、推奨運動予定に応じて運動を実施することで特典の獲得が可能であることをユーザに知らせることができる。
【0046】
(適用例20)本適用例に係る運動特典決定装置は、前記決定された推奨運動予定を示す推奨運動予定情報を、前記ユーザが利用する端末装置へ送信する送信手段であって、前記特典対象運動予定決定手段により前記最大値が決定された場合、前記最大値を示す特典対象情報を更に前記端末装置へ送信する送信手段を更に備えることを特徴とする。
【0047】
本適用例によれば、推奨運動予定が特典対象運動予定に決定されて、付与される特典の価値の最大値が決定された場合、その推奨運動予定を示す推奨運動予定情報と、特典の価値の最大値を示す特典対象情報とが、端末装置へ送信される。従って、推奨運動予定に応じて運動を実施することで獲得可能な特典の価値の最大値をユーザに知らせることができる。
【0048】
(適用例21)本適用例に係る運動特典決定システムは、特典の原資の負担者に応じて定められた特典獲得条件であって、前記特典を獲得するための特典獲得条件を、前記特典を獲得可能な特定運動の内容と、該特定運動を実施する期間及び時間帯のうち少なくとも何れか一方である時間範囲と、を識別可能に示す特典獲得条件情報を記憶する記憶手段と、ユーザに関するユーザ情報に基づいて、前記ユーザに奨める推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段であって、推奨される推奨運動の内容と、該推奨運動の実施の予定日及び予定時間帯と、を含む推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段と、前記決定された推奨運動予定に含まれる前記推奨運動の内容が、前記記憶された特典獲得条件情報により示される前記特定運動の内容に含まれ、且つ、前記推奨運動予定に含まれる前記予定日における前記予定時間帯が、前記特典獲得条件情報により示される前記時間範囲に含まれる場合、前記推奨運動予定を、前記ユーザによる運動の実施状況に応じて該ユーザに前記特典が付与される特典対象運動予定に決定する特典対象運動予定決定手段と、を備えることを特徴とする。
【0049】
(適用例22)本適用例に係る運動特典決定方法は、コンピュータにより実行される情報提供方法において、ユーザに関するユーザ情報に基づいて、前記ユーザに奨める推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定ステップであって、推奨される推奨運動の内容と、該推奨運動の実施の予定日及び予定時間帯と、を含む推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定ステップと、特典の原資の負担者に応じて定められた特典獲得条件であって、前記特典を獲得するための特典獲得条件を、前記特典を獲得可能な特定運動の内容と、該特定運動を実施する期間及び時間帯のうち少なくとも何れか一方である時間範囲と、を識別可能に示す特典獲得条件情報を取得する特典獲得条件情報取得ステップと、前記決定された推奨運動予定に含まれる前記推奨運動の内容が、前記取得された特典獲得条件情報により示される前記特定運動の内容に含まれ、且つ、前記推奨運動予定に含まれる前記予定日における前記予定時間帯が、前記特典獲得条件情報により示される前記時間範囲に含まれる場合、前記推奨運動予定を、前記ユーザによる運動の実施状況に応じて該ユーザに前記特典が付与される特典対象運動予定に決定する特典対象運動予定決定ステップと、を含むことを特徴とする。
【0050】
(適用例23)本適用例に係る運動特典決定プログラムは、コンピュータを、ユーザに関するユーザ情報に基づいて、前記ユーザに奨める推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段であって、推奨される推奨運動の内容と、該推奨運動の実施の予定日及び予定時間帯と、を含む推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段と、特典の原資の負担者に応じて定められた特典獲得条件であって、前記特典を獲得するための特典獲得条件を、前記特典を獲得可能な特定運動の内容と、該特定運動を実施する期間及び時間帯のうち少なくとも何れか一方である時間範囲と、を識別可能に示す特典獲得条件情報を取得する特典獲得条件情報取得手段と、前記決定された推奨運動予定に含まれる前記推奨運動の内容が、前記取得された特典獲得条件情報により示される前記特定運動の内容に含まれ、且つ、前記推奨運動予定に含まれる前記予定日における前記予定時間帯が、前記特典獲得条件情報により示される前記時間範囲に含まれる場合、前記推奨運動予定を、前記ユーザによる運動の実施状況に応じて該ユーザに前記特典が付与される特典対象運動予定に決定する特典対象運動予定決定手段、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0051】
本発明によれば、ユーザに推奨される運動の予定に応じてそのユーザに特典を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
図1】一実施形態に係る通信システムSの概要構成の一例を示す図である。
図2】ユーザに特典が付与されるまでの通信システムSの処理例を示すシーケンス図である。
図3】一実施形態に係る運動情報提供サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。
図4】運動情報提供サーバ1のデータベースに記憶される情報の例を示す図である。
図5】運動情報提供サーバ1のデータベースに記憶される情報の例を示す図である。
図6】一実施形態に係る運動情報提供サーバ1におけるシステム制御部11の機能ブロックの一例を示す図である。
図7】特典獲得条件の例を示す図である。
図8】推奨運動予定の例を示す図である。
図9】ユーザ端末7によるスケジュール画面200の表示例を示す図である。
図10】一実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部11による推奨運動予定決定処理の一例を示すフローチャートである。
図11】一実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部11による特典割当処理の一例を示すフローチャートである。
図12】一実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部11による特典付与決定処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0053】
[1.通信システムの構成]
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る通信システムSの構成及び機能概要について、図1及び図2を参照して説明する。図は、本実施形態に係る通信システムSの概要構成の一例を示す図である。図1に示すように、通信システムSは、運動情報提供サーバ1と、管理端末2と、ポイント管理サーバ3と、クーポン管理サーバ4と、複数のスポンサー端末5と、複数の関連サービスサーバ6と、複数のユーザ端末7と、を含んで構成される。これらの装置はネットワークNWに接続される。ネットワークNWは、例えばインターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
【0054】
運動情報提供サーバ1は、所定の運動情報提供サービスに関する処理を実行するサーバ装置であってもよい。運動情報提供サービスは、運動に関する情報をユーザへ提供するサービスであってもよい。運動情報提供サーバ1は、実際には複数のサーバ装置で構成されるシステムであってもよい。運動情報提供サービスにおいて、運動情報提供サーバ1は、各ユーザに推奨する運動予定を決定して、その運動予定に関する情報を各ユーザ端末7へ提供する。例えば、運動情報提供サーバ1は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)等のプロトコルを用いて、各ユーザ端末7との間で情報を送受信してもよい。運動予定は、例えば実施予定の運動の内容と、その運動の実施が予定される予定日及び予定時間帯とを含んでもよい。ユーザに推奨される運動予定を、推奨運動予定と称する。ユーザに推奨される運動内容を、推奨運動内容と称する。
【0055】
また、運動情報提供サーバ1は、推奨した運動予定に応じたユーザの運動の実施状況に応じて、そのユーザに特典を付与する処理を実行する。特典の例として、所定のポイントプログラムにおけるポイント、クーポン等が挙げられる。ポイントやクーポン等の特典は、その利用可能な有効期限が設定されているものであってもよい。ポイントは、実店舗やウェブサイト等で商品若しくはサービスを購入するとき、その購入代金の一部又は全部として、ユーザが利用可能なものであってもよい。クーポンは、実店舗やウェブサイト等において商品若しくはサービスを購入する際に、ユーザが割引を受けることを可能とする割引券であってもよい。付与可能な各特典には、スポンサーが存在してもよい。スポンサーは、特典の原資を負担する。スポンサーとなる事業者は特に限定されない。スポンサーの例として、スポーツ用品を製造若しくは販売する事業者、運動に関するサービスを提供する事業者、運動施設を経営する事業者、商品若しくはサービスを提供する実店舗を経営する事業者等が挙げられる。運動情報提供サービスを運営する事業者も、スポンサーとなってもよい。
【0056】
特典の付与よりも前の段階の処理として、運動情報提供サーバ1は、推奨運動予定に対する特典の割り当てを行ってもよい。特典を割り当てるとは、或る推奨運動予定を、その推奨運動予定が推奨されたユーザによる運動の実施状況に応じてそのユーザに特典が付与される特典対象運動予定に決定することであってもよい。運動情報提供サーバ1は、推奨運動予定が、予め定められた条件を満たす場合に、その推奨運動予定に特典を割り当ててもよい。この条件を、特典獲得条件と称する。この特典獲得条件は、ユーザが特典を獲得するための条件であってもよい。特典獲得条件は、特典を獲得可能な運動の内容と、その運動を実施する期間及び時間帯のうち少なくとも何れか一方である特典対象時間範囲と、を含んでもよい。特典を獲得可能な運動の内容を、特典対象運動内容と称する。特典対象時間範囲が、期間及び時間帯の両方を含む場合、その期間におけるその時間帯に運動が実施されることを要する。特典獲得条件は、例えばスポンサーにより設定されたり、スポンサーからの要求に応じて、運動情報提供サービスを運営する事業者により設定されたりしてもよい。ユーザは、特典が割り当てられた推奨運動予定に応じた運動を実施すると、特典を獲得することができる。その一方で、ユーザは、特典が割り当てられなかった推奨運動予定に応じた運動を実施しても、特典を獲得することはできない。スポンサーとしては、そのスポンサーにとって望ましい行動を望ましい時期にとったユーザに特典を付与したい。そうした行動をユーザがとることで、スポンサーの利益に繋がる可能性がある。
【0057】
管理端末2は、運動情報提供サーバ1の管理者により利用される端末装置である。例えば、管理者は、管理端末2を操作することにより、特典や特典獲得条件に関する情報を運動情報提供サーバ1に登録可能であってもよい。管理端末2の例として、パーソナルコンピュータ、タブレット式コンピュータ等が挙げられる。
【0058】
ポイント管理サーバ3は、上述したポイントプログラムに関する処理を実行するサーバ装置である。ポイント管理サーバ3は、ポイントプログラムの各ユーザについて、利用可能ポイント数とユーザIDとを関連付けて記憶してもよい。利用可能ポイント数は、ユーザが現在保有しているポイントの数を示す。ユーザIDは、そのユーザを識別する識別情報である。このユーザIDは、運動情報提供サービスにおいてユーザを識別するための情報でもあってもよい。ポイント管理サーバ3は、例えば運動情報提供サーバ1等のサーバ装置からの要求に応じて、ユーザにポイントを付与するための処理として、利用可能ポイント数を増加させてもよい。
【0059】
クーポン管理サーバ4は、クーポンに関する処理を実行するサーバ装置である。クーポン管理サーバ4は、例えば発行済みクーポン情報を記憶してもよい。発行済みクーポン情報は、ユーザに付与されたクーポンに関する情報である。発行済みクーポン情報は、例えば用途情報、割引情報、及びユーザID等を含んでもよい。用途情報は、クーポンを利用可能な実店舗若しくはウェブサイトを示したり、クーポンを利用可能な商品若しくはサービスを示したりしてもよい。また、用途情報は、クーポンを利用可能な有効期限を示してもよい。割引情報は、割引額若しくは割引率を示す。ユーザIDは、クーポンが付与されたユーザを識別する識別情報である。
【0060】
各スポンサー端末5は、スポンサーにより利用される端末装置である。例えば、スポンサーは、スポンサー端末5を操作することにより、特典や特典獲得条件に関する情報を運動情報提供サーバ1に登録可能であってもよい。また、スポンサーは、特典の割当状況や付与状況をスポンサー端末5で確認可能であってもよい。スポンサー端末5の例として、パーソナルコンピュータ、タブレット式コンピュータ等が挙げられる。
【0061】
各関連サービスサーバ6は、運動情報提供サービスの関連サービスに関するサーバ装置である。関連サービスは、運動に関連してユーザが利用するサービスであってもよい。そのようなサービスの例として、運動施設の提供、運動施設の予約、運動サービスの予約等が挙げられる。運動施設の例として、スポーツジム、ゴルフ場、ゴルフ練習場、テニスコート、サッカー場、野球場、体育館等が挙げられる。運動施設の予約は、ウェブサイトやアプリケーションを通じて運動施設を予約可能とするサービスであってもよい。運動サービスは、例えばユーザに対する運動の指導、助言又は補助を含むものであってもよい。運動サービスの例として、パーソナルトレーニング、スポーツスクール、スポーツレッスン等が挙げられる。各関連サービスサーバ6は、その関連サービスサーバ6を利用するユーザに関する情報を記憶してもよい。例えば、各関連サービスサーバ6は、ユーザによる運動施設の利用履歴や運動サービス利用履歴を記録してもよい。例えば、各関連サービスサーバ6は、運動施設又は運動サービスの利用開始を示す利用ログを記録してもよい。例えば、ユーザが運動施設に入場するとき、ユーザが運動施設で運動を開始する直前、若しくは運動サービスの提供が開始する直前等に、ユーザは入場手続き若しくは利用開始手続きを行う。例えば、関連サービスにおいてユーザを識別するための識別情報として、例えば会員番号がユーザに付与されるとする。会員番号は、会員証カードやユーザ端末7に記録される。例えば、会員番号が会員証カードの磁気テープやICチップに記録されたり、会員番号を示す情報コードが会員証カードに印刷されたりする。情報コードの例として、1次元バーコード、2次元コード、文字列等が挙げられる。或いは、ユーザ端末7にその関連サービスを利用するためのアプリケーションがインストールされる。このアプリケーションに従って、ユーザ端末7は、会員番号の情報コードを画面に表示してもよいし、近距離無線通信でその会員番号を送信してもよい。ユーザが運動施設に入場する際、若しくはユーザが運動サービスの利用開始手続きの際に、所定の読取機が、会員証カードやユーザ端末7から会員番号を読み取る。或いは、利用開始手続きの際に、その運動施設又は運動サービスの従業員が、ユーザから提示された会員番号を、受付にある端末装置に入力してもよい。関連サービスサーバ6は、利用ログとして、読み取られ若しくは入力された会員番号と、利用開始日時とを関連付けて記憶してもよい。また利用開始の場合と同様の方法で、運動施設又は運動サービスの利用終了を示す利用ログが記憶されてもよい。利用ログは、そのときの運動施設又は運動サービスの利用料金を含んでもよい。関連サービスの他の例として、ユーザの運動状況情報を記録するサービスが挙げられる。運動状況情報は、そのユーザの運動状況を示す情報であってもよい。運動状況情報の例として、ユーザがウォーキングやランニング等の移動を行った時間、距離、日時、速度、歩数等が挙げられる。運動状況情報の他の例として、消費カロリー、心拍数、血圧、温度、血中酸素濃度等が挙げられる。例えば、ユーザ端末7は、後述するように、ユーザ端末7の位置情報を取得したり、ユーザの生体情報を検出したり、ユーザ端末7の動きや向きを検出したりすることが可能であってもよい。ユーザ端末7は、これらの情報に基づいて、そのユーザ端末7を所持するユーザの運動状況情報を生成してもよい。関連サービスサーバ6は、ユーザ端末7から運動状況情報を取得して記憶してもよい。
【0062】
運動情報提供サービスと各関連サービスと間で、ユーザのアカウントを連携可能であってもよい。例えば、Oauth2.0等を用いた連携が可能であってもよい。各関連サービスサーバ6は、その関連サービスサーバ6が対応する関連サービスについてユーザがアカウント連携することを選択した場合にのみ、その関連サービスにおける運動施設や運動サービスに対するそのユーザの利用ログや運動状況情報を、運動情報提供サーバ1へ提供してもよい。
【0063】
各ユーザ端末7は、運動情報提供サービスを利用可能なユーザが所持する端末装置である。各ユーザ端末7は、携帯可能な端末装置であってもよい。各ユーザ端末7は、運動情報提供アプリのインストールが可能であってもよい。運動情報提供アプリは、運動情報提供サービスをユーザが利用するためのアプリケーションである。各ユーザ端末7は、運動情報提供サービスに従って、推奨運動予定を含むスケジュールを画面に表示してもよい。ユーザ端末7の例として、スマートフォン、その他の携帯電話、ウェアラブルコンピュータ、タブレット式コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)等が挙げられる。
【0064】
少なくとも一のユーザ端末7は、カメラを備えてもよい。ユーザ端末7は、ユーザによる操作に応じて、静止画や動画を撮影可能であってもよい。
【0065】
少なくとも一のユーザ端末7は、そのユーザ端末7の位置情報を取得する機能を有してもよい。位置情報は、ユーザ端末7の地理的な位置を示す情報である。例えば、ユーザ端末7は、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを利用して、位置情報として経緯度を計算してもよい。また例えば、移動体通信事業者により、基地局を利用した位置情報がユーザ端末7に提供されてもよい。ユーザ端末7は、取得した位置情報を、運動情報提供サーバ1へ送信してもよい。例えば、ユーザ端末7は、位置情報の取得及び送信を、周期的に実行してもよい。ユーザ端末7は、位置情報の取得及び送信を、運動情報提供アプリに従って実行してもよい。
【0066】
少なくとも一のユーザ端末7は、そのユーザ端末7の動きや向きを検出するセンサを備えてもよい。そのようなセンサの例として、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ等が挙げられる。また、少なくとも一のユーザ端末7は、そのユーザ端末7を所持しているユーザの生体情報を検出するセンサを備えてもよい。生体情報の例として、心拍数、血圧、温度、血中酸素濃度等が挙げられる。
【0067】
図2は、ユーザに特典が付与されるまでの通信システムSの処理例を示すシーケンス図である。運動予定の推奨先のユーザを、推奨先ユーザと称する。先ず、推奨先ユーザは、運動情報提供サービスを利用するにあたって、ユーザ基本情報及びスケジュール情報をユーザ端末7へ入力する。ユーザ端末7は、入力された情報を運動情報提供サーバ1へ送信する(ステップS1)。ユーザ基本情報は、身体情報、健康情報、運動テーマを識別する運動テーマIDを含んでもよい。身体情報は、推奨先ユーザの身体の属性を示す。身体の属性の例として、年齢、性別、身長、体重等が挙げられる。健康情報は、推奨先ユーザの健康状態を示す。運動テーマは、推奨先ユーザが運動するテーマ又は目的を示してもよい。運動テーマの例として、「やせたい」、「筋肉を付ける」、「ゴルフのハンディキャップをシングルにする」、「ハーフマラソンを走破する」等が挙げられる。運動テーマは、ユーザ端末7の画面に表示された一覧の中から選択可能である。スケジュール情報は、例えば運動以外で推奨先ユーザが予定している事項を示してもよい。スケジュール情報は、各予定について、予定のタイトル、予定開始日時、及び予定終了日時を含んでもよい。推奨先ユーザは、必要に応じて、幾つかの関連サービスと運動情報提供サービスとのアカウントを連携する操作を行う。この操作に応じて、ユーザ端末7は、アカウント連携の要求を運動情報提供サーバ1へ送信する(ステップS2)。運動情報提供サーバ1は、関連サービスサーバ6と協働してアカウント連携を行う。なお、推奨先ユーザが利用しているカレンダーサービスやスケジュールサービスと運動情報提供サーバ1との間で推奨ユーザのアカウントの連携が可能であってもよい。この場合、運動情報提供サーバ1は、連携先のサービスの関連サービスサーバ6から、その推奨先ユーザのスケジュール情報を取得してもよい。
【0068】
運動情報提供サーバ1は、ユーザ端末7から送信されたユーザ基本情報及びスケジュール情報に基づいて、推奨運動予定を決定する(ステップS3)。例えば、運動情報提供サーバ1は、運動テーマに沿った内容の運動を決定し、推奨先ユーザのスケジュールと重複しない範囲で、その運動が実施される予定日及び予定時間帯を決定してもよい。
【0069】
運動情報提供サーバ1は、決定された推奨運動予定に対して特典の割り当てを行う(ステップS4)。例えば、運動情報提供サーバ1は、決定した運動の内容が特典獲得条件を満たし、且つ、決定した日付及び時間帯のうち少なくとも何れか一方が特典獲得条件を満たす特典を、その推奨運動予定に割り当ててもよい。このとき、運動情報提供サーバ1は、付与される特典の価値の最大値を決定してもよい。特典の価値の例として、ポイント数、割引額、及び割引率が上げられる。実際に推奨先ユーザに付与される特典の価値は、ここで決定された最大値以下の範囲内で決定されてもよい。特典の価値として、例えば100ポイントが割り当てられていることは、付与されるポイントの最大値が100ポイントであることを示す。
【0070】
運動情報提供サーバ1は、推奨運動予定情報及び特典対象情報をユーザ端末7へ送信する(ステップS5)。推奨運動予定情報は、推奨運動予定を示す情報である。特典対象情報は、その推奨運動予定に特典が割り当てられていることを示す情報である。特典対象情報は、特典の内容や特典の価値の最大値を含んでもよい。
【0071】
ユーザ端末7は、運動情報提供サーバ1から送信されてきた推奨運動予定情報を画面に表示するとともに、その推奨運動予定情報に関連付けて、特典対象情報を表示する(ステップS6)。
【0072】
その後、運動情報提供サーバ1は、推奨運動予定の日時になった場合又はその日時の所定時間前に、推奨先ユーザ端末7に対して推奨運動予定の通知を行ってもよい(ステップS7)。
【0073】
その後、推奨先ユーザは運動を実施し、推奨先ユーザ端末7は、運動記録コンテンツを記録する(ステップS8)。運動記録コンテンツは、推奨先ユーザによる運動の実施の証拠を示すコンテンツデータであってもよい。運動記録コンテンツの例として、推奨先ユーザにより撮影された動画、推奨先ユーザにより撮影された静止画、ユーザ端末7の位置情報、推奨先ユーザの動作を示す動作情報、推奨先ユーザの生体情報等が挙げられる。ユーザ端末7は、記録した運動記録コンテンツを運動情報提供サーバ1へ送信する(ステップS9)。ユーザ端末7が記録しない運動記録コンテンツの例として、関連サービスにおける運動施設や運動サービスの利用ログや運動状況情報が挙げられる。この場合、運動情報提供サーバ1は、関連サービスサーバ6から運動記録コンテンツを取得する。
【0074】
運動情報提供サーバ1は、受信した運動記録コンテンツに基づいて、推奨運動予定に割り当てられた特典の特典獲得条件を満たす運動を実施したか否かを判定する(ステップS10)。運動情報提供サーバ1は、推奨先ユーザが特典獲得条件を満たす運動を実施した場合には、基本的には特典を付与する(ステップS11)。このとき、運動情報提供サーバ1は、推奨先ユーザによる運動の実施状況等に基づいて、付与される特典の価値を決定してもよい。その結果、実質的に特典が付与されないことがあってもよい。運動情報提供サーバ1は、推奨先ユーザが特典獲得条件を満たす運動を実施しなかった場合には、特典を付与しない。
【0075】
[2.運動情報提供サーバの構成]
次に、運動情報提供サーバ1の構成について、図3乃至図5を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る運動情報提供サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、運動情報提供サーバ1は、システム制御部11と、システムバス12と、入出力インタフェース13と、記憶部14と、通信部15と、を備えている。システム制御部11と入出力インタフェース13とは、システムバス12を介して接続されている。
【0076】
システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory)11c等により構成されている。
【0077】
入出力インタフェース13は、記憶部14及び通信部15とシステム制御部11との間のインタフェース処理を行う。
【0078】
記憶部14は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。この記憶部14には、ユーザ基本情報DB14a、運動テーマDB14b、運動内容DB14c、運動内容種類DB14d、予定DB14e、特典情報DB14f、特典供給DB14g、位置情報DB14h、運動履歴DB14i等のデータベースが記憶されてもよい。「DB」は、データベースの略語である。
【0079】
図4及び図5は、運動情報提供サーバ1のデータベースに記憶される情報の例を示す図である。図4に示すように、ユーザ基本情報DB14aには、各ユーザに関するユーザ基本情報が記憶される。例えば、ユーザ基本情報DB14aには、ユーザ基本情報として、ユーザID、身体情報、健康情報、運動テーマID、及び連携サービス情報等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。ユーザIDは、ユーザを識別する識別情報である。身体情報は、ユーザの身体の属性を示す。健康情報は、ユーザの健康状態を示す。運動テーマIDは、ユーザにより選択された運動テーマを識別する識別情報である。連携サービス情報は、ユーザが運動情報提供サービスとアカウント連携することを選択した関連サービスに関する情報である。例えば、連携サービス情報は、連携した関連サービスごとに、関連サービスを識別する情報、関連サービスから情報を取得するために必要なトークン等の情報等を含んでもよい。
【0080】
運動テーマDB14bには、各運動テーマに関する運動テーマ情報が記憶される。例えば、運動テーマDB14bには、運動テーマ情報として、運動テーマID、種目ID、及び必要運動頻度等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。運動テーマIDは、運動テーマを識別する識別情報である。種目IDは、その運動テーマに必要な運動の種目を識別する識別情報である。一の運動テーマ情報について複数の種目IDが運動テーマDB14bに記憶されてもよい。必要運動頻度は、その運動テーマについて、所定期間内(例えば1 週間内、1か月内等)に必要とされる運動の回数を示してもよい。
【0081】
運動内容DB14c、ユーザに推奨可能な各運動内容に関する運動内容情報が記憶される。例えば、運動内容DB14cには、運動内容情報として、推奨運動内容ID、運動内容種類ID、種目ID、コンテンツURL(Uniform Resource Locator)、推奨運動場所情報、推奨運動サービス情報及び運動時間情報等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。運動内容IDは、運動内容を識別する識別情報である。運動内容種類IDは、推奨運動内容の種類を識別する識別情報である。種目IDは、推奨運動内容の運動種目を示す。一の運動内容情報について複数の種目IDが運動内容DB14cに記憶されてもよい。コンテンツURLは、運動を実施する際にユーザが閲覧する運動コンテンツのURLである。運動コンテンツの例として、運動動画、種目IDにより示される種目の運動の方法や手順を示すウェブページや静止画等が挙げられる。運動動画は、種目IDにより示される種目の運動を、誰かが実施している様子を撮影した動画である。必要な運動コンテンツがない場合、その推奨運動内容についてコンテンツURLは記憶されない。推奨運動場所情報は、運動が推奨される場所を示す情報である。例えば、推奨運動場所情報は、その場所の住所または経緯度を含んでもよい。或いは、推奨運動場所情報は、場所の種類を示す情報、特定の場所を示す情報、若しくは特定の事業者が運営する運動施設を示す情報を含んでもよい。場所の種類の例として、公園、ジョギングコース、サイクリングコース、道路、区域、スポーツジム、ゴルフ場、ゴルフ練習場、テニスコート、サッカー場、野球場、体育館等が挙げられる。推奨運動サービス情報は、運動に際して利用が推奨される運動サービスを示す情報である。例えば、推奨運動サービス情報は、運動サービスの種類を示してもよいし、特定の事業者が提供する特定の運動サービスを示してもよい。運動時間情報は、種目IDにより示される種目の運動に要する時間を示す。例えば運動時間情報は、運動の最短時間と最長時間とを示してもよい。
【0082】
運動内容種類DB14dには、運動内容の各種類に関する運動内容種類情報が記憶される。例えば、運動内容種類DB14dには、運動内容種類情報として、運動内容種類ID、種目ID、場所指定フラグ、サービス指定フラグ、動画フラグ等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。運動内容種類IDは、運動内容の種類を識別する識別情報である。種目IDは、その運動内容で実施される運動の種目を示す。一の運動内容種類情報について複数の種目IDが運動内容種類DB14dに記憶されてもよい。場所指定フラグは、その運動内容の運動を、指定された場所でユーザが実施するか否かを、有効又は無効で示す。場所指定フラグが有効を示す場合、その種類の運動内容について運動内容DB14cに記憶された推奨運動場所情報が有効である。サービス指定フラグは、その運動内容の運動を実施する際に、指定された運動サービスを利用するか否かを、有効又は無効で示す。サービス指定フラグが有効を示す場合、その種類の運動内容について運動内容DB14cに記憶された推奨運動サービス情報が有効である。動画フラグは、その運動内容の運動を運動動画に合わせてユーザが行うか否かを、有効又は無効で示す。
【0083】
予定DB14eには、各ユーザの予定に関する予定情報が、予定ごとに記憶される。予定DB14eには、予定情報として、例えばユーザID、予定ID、予定開始日時、予定終了日時、予定タイトル、場所情報、予定状態、推奨運動内容ID、運動内容種類ID、運動ログID、及び運動実施判定結果等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。ユーザIDは、予定が立てられたユーザを示す。予定IDは、その予定を識別する識別情報である。予定開始日時は、予定されたイベントや行動が開始する日時を示す。予定終了日時は、予定されたイベントや行動が終了する日時を示す。予定開始日時と予定終了日時との組み合わせにより、予定日における予定時間帯が示される。予定タイトルは、その予定のタイトルを示す。場所情報は、予定されたイベントや行動が行われる場所を示す。推奨運動場所情報と同様に、場所情報は、その場所の住所、経緯度、その場所の種類、または特定の事業者が運営する運動施設を示してもよい。予定状態は、その予定が、推奨運動予定であるのか否かを、有効又は無効で示す。推奨運動内容IDは、その予定が推奨運動予定である場合において、予定される推奨運動内容を示す。運動内容種類IDは、その推奨運動内容の種類を示す。運動ログIDは、運動ログを識別する識別情報である。一の予定情報について複数の運動ログIDが予定DB14eに記憶されてもよい。運動ログは、運動記録コンテンツの取得の記録を示す。運動実施判定結果は、推奨運動予定に応じたユーザの運動の実施状況の判定結果を示す。例えば、運動実施判定結果は、その運動の実施の有無を示してもよい。また、運動実施判定結果は、その運動の実施の程度を示してもよい。運動の実施程度の例として、ユーザがその運動を実施した時間の長さが挙げられる。運動情報提供サーバ1は、ユーザ端末7からスケジュール情報を受信すると、そのスケジュール情報から、ユーザの予定情報を抽出してもよい。そして、運動情報提供サーバ1は、抽出した各予定情報を、そのユーザのユーザID及び新しい予定IDに関連付けて、予定DB14eに記憶させてもよい。また、運動情報提供サーバ1は、決定した推奨運動予定を示す予定情報を、予定DB14eに記憶させてもよい。
【0084】
特典情報DB14fには、ユーザが獲得可能な各特典に関する特典情報が記憶される。例えば、特典情報DB14fには、特典情報として、特典ID、スポンサーID、特典種類、特典対象時間範囲、特典運動場所情報、運動内容種類ID、割当優先度計算方式、割当方式、付与優先度計算方式、付与方式、及び特典予算等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。特典IDは、特典を識別する識別情報である。スポンサーIDは、その特典の原資を負担するスポンサーを識別する識別情報である。特典種類は、その特典の種類を示す。特典の種類として、ポイント及びクーポンが挙げられる。特典がクーポンの場合、特典種類は、更にそのクーポンが利用可能なウェブサイトまたは店舗等を示したり、そのクーポンが利用可能な商品又はサービスを示したりしてもよい。特典対象時間範囲は、特典を獲得するためにユーザが運動を実施することを要する時間の範囲を示す。運動内容種類IDは、特典を獲得するためにユーザが実施する必要がある運動内容の種類を示す。特典運動場所情報は、ユーザが運動を実施する必要がある場所を示す情報である。推奨運動場所情報と同様に、特典運動場所情報は、その場所の住所、経緯度、その場所の種類、または特定の事業者が運営する運動施設を示してもよい。その特典が対応する運動内容の種類について、運動内容種類IDに記憶された場所指定フラグが有効を示す場合に、特典運動場所情報は有効である。特典運動サービス情報は、ユーザが利用する必要がある運動サービスを示す情報である。推奨運動サービス情報と同様に、特典運動サービス情報は、その運動サービスの種類又は特定の事業者が提供する特定の運動サービスを示してもよい。その特典が対応する運動内容の種類について、運動内容種類IDに記憶されたサービス指定フラグが有効を示す場合に、特典運動サービス情報は有効である。割当優先度計算方式は、割当優先度を如何様に計算するかを示す。割当優先度は、推奨運動予定に対する特典の割当の優先度を示す。割当優先度が高い推奨運動予定であるほど、より高い価値の特典が割り当てられる。割当優先度計算方式は、割当優先度の計算に用いられる情報の項目、及び計算式を示してもよい。割当方式は、計算された各割当優先度について、各推奨運動予定に対して如何様に特典を割り当てるかを示す。割当方式を大別して、例えば絶対値方式と相対値方式とがあってもよい。絶対値方式の場合、割当優先度の範囲と、割り当てられる特典の価値とが関連付けられる。相対値方式の場合、割当優先度が高い順に各推奨運動予定が順位付けされる。そして、順位の範囲と割り当てられる特典の価値とが関連付けられる。付与優先度計算方式は、付与優先度を如何様に計算するかを示す。付与優先度は、推奨運動予定に応じた運動を実施したユーザに対する特典の付与の優先度を示す。付与優先度が高い推奨運動予定であるほど、ユーザに対してより高い価値の特典が付与される。付与優先度計算方式は、付与優先度の計算に用いられる情報の項目、及び計算式を示してもよい。付与方式は、計算された各付与優先度について、各推奨運動予定の推奨先のユーザに対して如何様に特典を付与するかを示す。割当方式と同様に、付与方式も、大別して絶対値方式と相対値方式とがあってもよい。特典予算は、特典の付与のために提供可能な資金の上限を示してもよい。運動情報提供サーバ1は、特典予算の範囲内で、特典の割り当て及び付与を行ってもよい。
【0085】
図5に示すように、特典供給DB14gには、推奨運動予定に特典が割り当てられたことを示す特典供給情報が、特典が割り当てられるごとに記憶される。例えば、特典供給DB14gには、特典供給情報として、特典供給ID、特典ID、ユーザID、予定ID、割当優先度、割当価値、付与状態、付与優先度、及び付与価値等が互いに関連付けて記憶される。特典供給IDは、特典の割り当てを識別する識別情報である。特典IDは、割り当てられた特典を示す。ユーザIDは、推奨運動予定に特典が割り当てられたユーザを示す。予定IDは、特典が割り当てられた推奨運動予定を示す。割当優先度は、その推奨運動予定に対する特典の割り当ての優先度を示す。割当価値は、割り当てられた特典の価値を示す。付与状態は、その推奨運動についてそのユーザに対する特典の付与状況を示す。付与優先度は、その推奨運動予定についてそのユーザに対する特典の付与の優先度を示す。付与価値は、付与された特典の価値を示す。
【0086】
位置情報DB14hには、各ユーザのユーザ端末7の位置情報が記憶される。例えば、位置情報DB14hには、位置情報として、ユーザID、記録日時、及び端末位置情報等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。ユーザIDは、位置情報によりその位置が示されるユーザ端末7のユーザを示す。記録日時は、位置情報がユーザ端末7によって記録された日時を示す。端末位置情報は、ユーザ端末7の実際の位置を示す。端末位置情報に含まれる情報の例として、経緯度、住所、郵便番号等が挙げられる。
【0087】
運動履歴DB14iには、運動記録コンテンツごとに運動ログが記憶される。例えば、運動履歴DB14iには、運動ログとして、運動ログID、記録日時、運動記録コンテンツ種別、運動記録コンテンツID等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。運動ログIDは、運動ログを識別する識別情報である。記録日時は、運動記録コンテンツが記録された日時を示す。運動記録コンテンツ種別は、運動記録コンテンツの種類を示す。運動記録コンテンツの種類の例として、動画、静止画、位置情報、動作情報、生体情報、運動動画の再生ログ、関連サービスにおける利用ログ、運動状況情報等が挙げられる。運動記録コンテンツが関連サービスにおける利用ログ又は運動状況情報である場合、運動記録コンテンツ種別は、更にその関連サービスを示してもよい。運動記録コンテンツIDは、運動記録コンテンツを識別する識別情報である。例えば、運動記録コンテンツIDは、その運動記録コンテンツのURLであってもよい。運動記録コンテンツが関連サービスにおける利用ログ又は運動状況情報である場合、運動記録コンテンツIDは、その利用ログ又は運動状況情報を記憶するデータベースにおいてその利用ログ又は運動状況情報を識別する識別情報であってもよい。
【0088】
記憶部14には、更に地図DBが記憶されてもよい。地図DBには、運動情報提供サービスが提供される国の地図を示す情報が記憶されてもよい。例えば、地図DBには、様々な場所の位置や範囲を示す情報、様々な道路の位置を示す情報、道路間の接続状態を示す情報等が記憶されてもよい。また、記憶部14には、運動動画の再生ログを記憶するためのデータベースや、関連サービスの利用ログや運動状況情報を記憶するためのデータベースが記憶されてもよい。
【0089】
更に記憶部14には、その他の運動記録コンテンツ及び運動動画のコンテンツ等が記憶されてもよい。例えば、各コンテンツは、URLを指定することでそのコンテンツを特定可能に記憶されてもよい。
【0090】
記憶部14には、更に、オペレーティングシステム、DBMS(Database Management System)、サーバプログラム等の各種プログラムが記憶されている。サーバプログラムは、運動情報提供サービスに関する処理をシステム制御部11に実行させるプログラムである。サーバプログラムは、例えば、他の装置からネットワークNWを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
【0091】
通信部15は、例えばネットワークインタフェースカード等により構成されている。通信部15は、ネットワークNWを介して、管理端末2、ポイント管理サーバ3、クーポン管理サーバ4、スポンサー端末5、関連サービスサーバ6、またはユーザ端末7等と接続し、接続された装置との通信状態を制御する。
【0092】
[3.機能概要]
次に、図6乃至図9を参照して、運動情報提供サーバ1におけるシステム制御部11の機能概要について説明する。図6は、本実施形態に係る運動情報提供サーバ1におけるシステム制御部11の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部11は、CPU11aが、サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図6に示すように、特典情報登録部111、推奨運動予定決定部112、特典割当部113、情報提供部114、運動記録コンテンツ取得部115、及び特典付与部116等して機能してもよい。
【0093】
[3-1.特典情報の登録]
特典情報登録部111は、特典の原資を負担するスポンサーに応じて定められた特典獲得条件を少なくとも示す特典情報を、特典情報DB14fに記憶させる。特典獲得条件は、特典を獲得可能な運動の内容である特典対象運動内容と、その内容の運動を実施する特典対象時間範囲と、を含む。特典情報の各情報は、例えばスポンサー自身がスポンサー端末5に入力してもよい。或いは、スポンサーから依頼を受けた運動情報提供サーバ1の管理者が、管理端末2に特典情報の各情報を入力してもよい。スポンサー端末5又は管理端末2は、入力された情報を運動情報提供サーバ1へ送信する。特典情報登録部111は、受信した情報を、そのスポンサーのスポンサーIDと新しい特典IDとに関連付けて、特典情報DB14fに記憶させてもよい。
【0094】
図7は、特典獲得条件の例を示す図である。図7に示すように、推奨先ユーザが特典を獲得する条件は、特典対象時間範囲内に特典対象運動内容の運動を実施することである。また、特典獲得条件は、推奨運動内容に特典が割り当てられる条件でもある。運動内容は、実施する運動の種目を少なくとも含んでもよい。運動内容は、運動が実施される場所、利用される運動サービス、またはその種目の運動の運動動画に合わせて運動を行うことを含んでもよい。
【0095】
図7に示す例1は、運動内容が運動種目のみを含む場合の例である。例1のスポンサーは、全国にスーパーマーケットチェーンを展開する事業者である。それらのスーパーマーケットでは、毎日19時から21時までの間にタイムセールが実施されている。スポンサーは、この時間帯の顧客を増やしたい。そこで、スポンサーは、特典獲得条件として、例えば18時から20時までの間にジョギングを実施することを指定してもよい。一般的に、ジョギングは屋外で実施される。18時から20時までの間のどこかでジョギングを実施した推奨先ユーザの近くにそのスーパーマーケットがあれば、ユーザは、帰宅の途中で、19時から21時までの間にそのスーパーマーケットで買い物をする可能性がある。スポンサーは、特典としてポイントを付与してもよいし、そのスーパーマーケットで利用可能なクーポンを付与してもよい。このクーポンは、タイムセールの時間帯のみ利用可能であってもよいし、タイムセール以外の時間帯でのみ利用可能であってもよい。
【0096】
図7に示す例2は、運動内容が運動種目と運動が実施される場所を含む場合の例である。例2のスポンサーは、ゴルフ場を運営する事業者である。そのスポンサーは、平日の午前中におけるそのゴルフ場の利用者を増やしたいと考えている。そこで、スポンサーは、特典獲得条件として、平日の9時から12時までの間に、そのスポンサーが運営するゴルフ場でゴルフをプレーすることを指定してもよい。スポンサーは、特典としてポイントを付与してもよいし、そのスポンサーのゴルフ場で利用可能なクーポンを付与してもよい。このクーポンは、平日の9時から12時までの間の時間にのみ利用可能であってもよい。
【0097】
図7に示す例3は、運動内容が運動種目と利用される運動サービスを含む場合の例である。例3のスポンサーは、パーソナルトレーニングのサービスを提供する事業者である。そのスポンサーは、午後の昼間の利用者を増やしたいと考えている。そこで、スポンサーは、特典獲得条件として、13時から16時までの間に、そのスポンサーのパーソナルトレーニングを受けて筋トレすることを指定してもよい。スポンサーは、特典としてポイントを付与してもよいし、そのスポンサーのパーソナルトレーニングを利用する場合に利用可能なクーポンを付与してもよい。このクーポンは、13時から16時までの間の時間にのみ利用可能であってもよい。
【0098】
図7に示す例4は、運動内容が運動種目と運動動画に合わせて運動を実施することを含む場合の例である。例4のスポンサーは、スポーツジムを運営する事業者である。そのスポンサーは、そのスポーツジムの認知度を高めたいとともに、10月におけるスポーツジムの利用者を増やしたいと考えている。そこで、スポンサーは、特典獲得条件として、10月1日から31日までの間に、運動動画に合わせてそのHIITを実施することを指定してもよい。また、スポンサーは、そのスポーツジムに所属するインストラクターがHIITを実施する運動動画を作成してもよい。この運動動画に合わせてHIITを実施するという運動内容が運動情報提供サービスで推奨可能なように、この運動動画のデータが記憶部14に記憶され、運動内容DB14cに運動内容情報が記憶されてもよい。運動動画により、そのスポーツジムの認知度を高めることが期待される。スポンサーは、特典としてポイントを付与してもよいし、そのスポンサーのスポーツジムを利用する場合に利用可能なクーポンを付与してもよい。このクーポンは、10月にのみ利用可能であってもよい。
【0099】
[3-2.推奨運動予定の決定]
推奨運動予定決定部112は、ユーザに関するユーザ情報に基づいて推奨運動予定を決定する。推奨運動予定は、予定される運動の内容としての推奨運動内容と、その運動の予定日及び予定時間帯とを含む。推奨運動予定決定部112は、ユーザ情報として、ユーザ基本情報DBに記憶された推奨先ユーザの運動テーマID、身体情報、及び健康情報、推奨先ユーザが入力したスケジュール情報、推奨先ユーザのユーザ端末7の位置情報のうち、少なくとも何れか一つを含んでもよい。
【0100】
推奨運動内容の決定には、例えば主として運動テーマが用いられてもよい。例えば、推奨運動予定決定部112は、運動テーマDB14bから、ユーザが指定した運動テーマの運動テーマIDと一致する運動テーマIDに関連付けられた種目IDを取得してもよい。推奨運動予定決定部112は、運動内容DB14cから、取得された種目IDのうちの何れかと一致する種目IDを含む運動内容情報を、推奨運動内容の候補の情報として検索してもよい。推奨運動予定決定部112は、身体情報若しくは健康情報に基づいて、身体的属性若しくは健康状態から推奨先ユーザには適切ではない運動内容を、推奨運動内容の候補から除外してもよい。また、運動を実施する場所を指定する運動内容がある場合、推奨運動予定決定部112は、ユーザ端末7の位置情報を用いてもよい。例えば、推奨運動予定決定部112は、位置情報DB14hから、推奨先ユーザのユーザ端末7の位置情報を取得してもよい。推奨運動予定決定部112は、ユーザ端末7の現在位置から所定範囲内にその場所がない場合、その運動内容を、推奨運動内容の候補から除外してもよい。ユーザ端末7の位置から所定範囲内にある場所の例として、ユーザ端末7からの直線距離が所定距離以内の場所、ユーザ端末7からその場所への移動経路の長さが所定距離以内の場所、ユーザ端末7からの移動距離が所定距離以内の場所等が挙げられる。また、推奨運動予定決定部112は、位置情報の履歴に基づいて、推奨先ユーザが過去に行った場所を特定してもよい。例えば、推奨運動予定決定部112は、ユーザが行く頻度が比較的に高い場所を特定してもよい。推奨運動予定決定部112は、推奨先ユーザが過去に行った場所から所定範囲内にその場所がない場合、その運動内容を、推奨運動内容の候補から除外してもよい。
【0101】
予定日及び予定時間帯の決定には、例えば主としてスケジュール情報が用いられてもよい。予定DB14eには、スケジュール情報から抽出された予定情報が記憶される。推奨運動予定決定部112は、例えば予定DB14eから、推奨先ユーザのユーザIDに関連付けられた予定情報を検索して、推奨先ユーザの予定がない日付及び時間帯を抽出してもよい。推奨運動予定決定部112は、抽出した時間帯から、推奨運動内容の候補の運動内容情報に含まれる運動時間情報により示される運動最短時間よりも長い時間帯を検索してもよい。ここで、推奨運動予定決定部112は、運動予定と他の予定との間に、所定時間以上の間隔が空くように、抽出する時間帯を調整してもよい。また、推奨運動内容の候補で運動を実施する場所が指定され、抽出された時間帯の前又は後に設定された予定で場所が指定されている場合、推奨運動予定決定部112は、それらの場所間の移動距離や移動時間を考慮して、抽出する時間帯を調整してもよい。運動最短時間以上の長さの時間帯を抽出することができた場合、推奨運動予定決定部112は、運動時間情報により示される運動最長時間以下の範囲内でその時間帯の長さを調整し、調整された時間帯と検索された日付を、予定時間帯及び日付に決定して、推奨運動予定を決定してもよい。
【0102】
推奨運動予定決定部112は、運動テーマDB14bに記憶された必要運動頻度に応じた数の推奨運動予定を決定して予定情報を記憶させてもよい。
【0103】
図8は、推奨運動予定の例を示す図である。図7に示すように、特定の日付の特定の時刻から特定の時刻までの間に、特定の内容の運動を実施することが推奨される。特典獲得条件と同様に、推奨運動内容は、実施する運動の種目を少なくとも含んでもよい。運動内容は、運動が実施される場所、利用される運動サービス、またはその種目の運動の運動動画に合わせて運動を行うことを含んでもよい。
【0104】
図8に示す例1は、推奨運動内容が運動種目のみを含む場合の例である。例えば、9月1日の18時から19時までの間、ジョギングを実施することが推奨される。推奨先ユーザは、何れの場所でジョギングしてもよし、運動サービスを利用してもよい。
【0105】
図8に示す例2は、推奨運動内容が運動種目と運動が実施される場所を含む場合の例である。例えば、9月15日の10時から12時までの間、ゴルフ場でゴルフをプレーすることが推奨される。ゴルフのプレーが推奨されるゴルフ場は、推奨先ユーザの現在の場所又は推奨先ユーザが過去に行った場所から所定範囲内にあるゴルフ場であってもよい。或いは、ゴルフのプレーが推奨されるゴルフ場は、特定の事業者が運営するゴルフ場であってもよい。或いは、特定のゴルフ場に限定されず、ゴルフ場でプレーすることのみが推奨されてもよい。
【0106】
図8に示す例3は、推奨運動内容が運動種目と利用される運動サービスを含む場合の例である。例えば、10月10日の14時から15時までの間、パーソナルトレーニングを受けて筋トレを実施することが推奨されてもよい。利用が推奨されるパーソナルトレーニングは、特定の事業者が提供するパーソナルトレーニングであってもよい。或いは、特定の事業者が提供するものに限定されず、筋トレのパーソナルトレーニングを受けることのみが推奨されてもよい。
【0107】
図8に示す例4は、運動内容が運動種目と運動動画に合わせて運動を実施することを含む場合の例である。例えば、10月22日の21時から22時までの間、運動動画に合わせてHIITを実施することが推奨されてもよい。
【0108】
[3-3.特典の割り当て]
特典割当部113は、特典DB14eから、特典獲得条件を少なくとも示す特典情報を取得する。特典割当部113は、推奨運動予定決定部112により決定された推奨運動予定に含まれる推奨運動内容が、取得された特典情報により示される特典対象運動の内容に含まれ、且つ、その推奨運動予定に含まれる予定日における予定時間帯が、その特典情報により示される特典対象時間範囲に含まれる場合、その推奨運動予定を、推奨先ユーザによる運動の実施状況に応じてその推奨ユーザに特典が付与される特典対象運動予定に決定してもよい。推奨運動予定を特典対象運動予定に決定することは、その推奨運動予定に特典を割り当てることに相当する。特典割当部113は、例えば特典獲得条件を満たす推奨運動予定に、特典を割り当ててもよい。
【0109】
図7の例1に示すように、特典獲得条件が、18時から20時までの間にジョギングを実施することであるとする。一方、図8の例1に示すように、推奨運動予定が、9月1日の18時から19時までの間、ジョギングを実施することであるとする。9月1日の18時から19時までの時間帯は、18時から20時まで時間帯に含まれる。また、運動種目が一致する。従って、この推奨運動予定にその特典が割り当てられてもよい。たとえ、推奨運動予定において、ジョギングする場所が指定されていたり、運動サービスを利用することが指定されていたりしても、特典割当部113は、この推奨運動予定にその特典を割り当ててもよい。時間帯が異なる場合、または運動種目が異なる場合、この推奨運動予定にはその特典は割り当てられない。
【0110】
図7の例2に示すように、特典獲得条件が、平日の9時から12時までの間に、スポンサーが運営するゴルフ場でゴルフをプレーすることであるとする。一方、図8の例2に示すように、推奨運動予定が、9月15日の10時から12時までの間、ゴルフ場でゴルフをプレーすることであるとする。この推奨運動予定で指定されたゴルフ場が、そのスポンサーのゴルフ場である場合、この推奨運動予定にその特典が割り当てられてもよい。推奨運動予定で指定されたゴルフ場が、そのスポンサーのゴルフ場と異なるゴルフ場である場合、この推奨運動予定にはその特典は割り当てられない。
【0111】
図7の例3に示すように、特典獲得条件が、13時から16時までの間に、そのスポンサーのパーソナルトレーニングを受けて筋トレすることであるとする。一方、図8の例3に示すように、推奨運動予定が、10月10日の14時から15時までの間、パーソナルトレーニングを受けて筋トレを実施することであるとする。この推奨運動予定で指定されたパーソナルトレーニングが、そのスポンサーのパーソナルトレーニングである場合、この推奨運動予定にその特典が割り当てられてもよい。推奨運動予定で指定されたパーソナルトレーニングが、そのスポンサーのパーソナルトレーニングと異なるパーソナルトレーニングである場合、この推奨運動予定にはその特典は割り当てられない。
【0112】
図7の例4に示すように、特典獲得条件が、10月1日から31日までの間に、運動動画に合わせてそのHIITを実施することであるとする。一方、図8の例4に示すように、推奨運動予定が、10月22日の21時から22時までの間、運動動画に合わせてHIITを実施することであるとする。この場合、この推奨運動予定にその特典が割り当てられてもよい。
【0113】
特典割当部113は、推奨運動予定が特典獲得条件の全部を完全には充足しない場合であっても、推奨ユーザが推奨運動予定に沿った運動を実施することで、その推奨ユーザが特典獲得条件を満たすことが可能である場合、その推奨運動予定に特典を割り当ててもよい。推奨ユーザに推奨運動予定と特典獲得条件との両方を提示することで、推奨ユーザはその特典獲得条件を満たすように運動を実施することができる。例えば、特典獲得条件において、運動を実施する場所又は利用する運動サービスが指定されている一方で、推奨運動予定において、運動を実施する場所も利用する運動サービスも指定されていないとする。この場合、特典割当部113は、その推奨運動予定に特典を割り当ててもよい。また、特典獲得条件において、運動を実施する場所として特定の事業者に関連する場所又は利用する運動サービスとして特定の事業者が提供する運動サービス特定が指定されている一方で、推奨運動予定において、運動を実施する場所の種類のみ又は利用する運動サービスの種類のみが指定されているとする。この場合、特典割当部113は、場所の種類又は運動サービスの種類が一致すれば、その推奨運動予定に特典を割り当ててもよい。
【0114】
特典割当部113は、推奨運動予定に特典を割り当てると決定する場合、その推奨運動予定について推奨ユーザに付与する特典の価値を決定してもよい。このとき、特典割当部113は、付与する特典の価値そのものを決定するのではなく、付与する特典の最大値を示す割当価値を決定してもよい。割当価値の決定の結果、その最大値がゼロになってもよい。すなわち、その推奨運動予定には実質的に特典が割り当てられなくてもよい。特典割当部113は、先ず割当優先度を決定し、次にこの割当優先度に応じた割当価値を決定してもよい。割当優先度を決定することは、付与される割当価値を決定することに相応してもよい。割当優先度の決定方法又は割当価値の決定方法は、全特典で共通であってもよいし、特典ごとに定義されていてもよい。特典割当部113は、例えば、特典情報DB14fに記憶された割当優先度計算方式に従って割当優先度を決定し、割当方式に従って、割当優先度に応じて割当価値を決定してもよい。割当価値の決定、特に割当優先度の決定に用いられる情報の例として、以下に示す情報が挙げられる。
【0115】
特典割当部113は、推奨ユーザの属性に基づいて、割当優先度(または割当価値)を決定してもよい。例えば、ユーザは、運動情報提供サービスを利用するにあたり、各運動種目について、その運動種目が好きであるか又は嫌いであるかを、ユーザ端末7を用いて選択することが可能であってもよい。各運動種目について選択された好き又は嫌いを示す情報は、例えばユーザ基本情報DB14aに記憶されてもよい。特典割当部113は、推奨運動予定で指定された推奨運動内容の運動種目又は特典対象運動内容の運動種目を、推奨先ユーザが嫌いである場合、好きである場合よりも割当優先度を高くしてもよい。
【0116】
特典割当部113は、推奨ユーザによる運動情報提供サービスの利用状況に応じて、割当優先度を決定してもよい。例えば、利用状況が、運動情報提供サービスを提供する事業者にとってより好ましい態様で推奨ユーザが利用していることを示しているほど、割当優先度が高くなってもよい。或いは、利用状況が、運動情報提供サービスが推奨ユーザをより強く引きつけていることを示しているほど割当優先度が高くなってもよい。
【0117】
特典割当部113は、運動情報提供サービスの利用状況として、運動情報提供サービスを推奨ユーザが利用することに対してその推奨先ユーザに課される利用料金の額に応じて、割当優先度を決定してもよい。例えば、運動情報提供サービスは、複数の料金プランが設定されていてもよい。料金プラン間では、利用料金が異なるとともに、運動情報提供サービスから提供されるサービスの内容又は質が変わる。利用料金が高い料金プランであるほど、運動情報提供サービスにおいてユーザはより優遇されてもよい。少なくとも一の料金プランは、利用料金が無料のプランであってもよい。特典割当部113は、推奨ユーザが契約している料金プランの利用料金が高いほど、割当優先度を高くしてもよい。料金プランの特定のため、例えばユーザ基本情報DB14aには、各ユーザの料金プランを示す情報が記憶されてもよい。
【0118】
特典割当部113は、運動情報提供サービスの利用状況として、運動情報提供サービスとの間で推奨ユーザのアカウントが連携された関連サービスの数に応じて、割当優先度を決定してもよい。例えば、関連サービスの数が多いほど、割当優先度が高くなってもよい。
【0119】
特典割当部113は、運動情報提供サービスの利用状況として、運動情報提供サービスとの間で推奨ユーザのアカウントが連携された関連サービスから運動情報提供サーバ1が取得可能な推奨ユーザに関する情報の項目数に応じて、割当優先度を決定してもよい。例えば、関連サービスごとに、運動情報提供サーバ1が取得可能な情報の項目数が予め定められていてもよい。特典割当部113は、アカウント連携されている関連サービスに対応する項目数の合計を計算してもよい。そして、特典割当部113は、項目数の合計が多いほど、割当優先度を高くしてもよい。推奨ユーザに関する情報の項目の例として、施設又はサービスの利用ログ、ウォーキングやランニング等による移動距離、消費カロリー、心拍数、血圧、温度、血中酸素濃度等が挙げられる。
【0120】
特典割当部113は、運動情報提供サービスの利用状況として、推奨ユーザによる運動情報提供サービスへのログイン回数に応じて、割当優先度を決定してもよい。特典割当部113は、過去所定期間内におけるログイン回数を計算してもよい。例えば、ログイン回数が多いほど、割当優先度が高くなってもよい。ログイン回数のカウントのため、記憶部14には、例えば各ユーザのログイン履歴が記憶されてもよい。
【0121】
特典割当部113は、運動情報提供サービスの利用状況として、運動情報提供サーバ1が推奨ユーザのユーザ端末7から受信した運動記録コンテンツの総量に応じて、割当優先度を決定してもよい。運動記録コンテンツの総量は、1又は複数の運動記録コンテンツのデータサイズの合計であってもよい。特典割当部113は、過去所定期間内に受信した1又は複数の運動記録コンテンツの総量を計算してもよい。総量が多いほど、割当優先度が高くなってもよい。特典割当部113は、推奨ユーザが運動記録コンテンツを記録又は送信を選択する操作を行うことに応じて、ユーザ端末7が運動記録コンテンツのみについて、総データ量を計算してもよい。すなわち、ユーザの意思によって送信された運動記録コンテンツのみが考慮されてもよい。そのような運動記録コンテンツの例として、動画及び静止画が挙げられる。
【0122】
特典割当部113は、推奨運動予定決定部112により決定された推奨運動予定に含まれる予定日における予定時間帯よりも過去に実施することが予定された運動予定として推奨先ユーザに推奨された過去推奨運動予定に沿った運動を推奨先ユーザが実施した程度を示す過去実施程度情報を取得してもよい。過去推奨運動予定に沿った運動の実施とは、例えば、過去推奨運動予定で指定された予定日における予定時間帯に、過去推奨運動予定で指定された内容の運動を実施することであってもよい。過去実施程度情報は、過去の所定期間における推奨運動予定のうち、ユーザが運動を実施した推奨運動予定の数を示す消化数であってもよい。或いは、過去実施程度情報は、過去の推奨運動予定のうち、ユーザが運動を実施した推奨運動予定の割合を示す消化率であってもよい。特典割当部113は、消化数が多いほど、または消化率が高いほど、割当優先度を高くしてもよい。特典割当部113は、例えば予定DB14eに記憶された運動実施判定結果を参照して、各推奨運動予定について運動が実施されたか否かを判定してもよい。或いは、特典割当部113は、予定DB14eに記憶された運動ログIDに基づいて、運動記録コンテンツを取得してもよい。そして、特典割当部113は、運動記録コンテンツに基づいて運動が実施されたか否かを判定してもよい。運動の実施の判定方法の例については後述する。
【0123】
消化数又は消化率の計算の対象となる推奨運動予定が限定されていてもよい。例えば、特典割当部113は、割り当てられる特典のスポンサーが指定した内容の運動を推奨ユーザが実施した過去の推奨運動予定のみの数をカウントしてもよい。例えば、特典情報DB14fに記憶されている特典情報により示される特典獲得条件の運動内容と同じ運動内容の推奨運動予定のみがカウントされてもよい。例えば、推奨運動予定に割り当てられる特典の特典獲得条件では、スポンサーが運営するスーパーマーケットから所定範囲内でジョギング又はウォーキングすることが指定されているとする。この場合、特典割当部113は、推奨ユーザが実施した過去の推奨運動予定のうち、スーパーマーケットから所定範囲内でジョギング又はウォーキングする推奨運動予定をカウントしてもよい。
【0124】
また例えば、推奨ユーザにより指定された運動テーマに応じて決定された推奨運動予定の集合を、運動プログラムとする。特典割当部113は、現在の運動テーマに対応する運動プログラムに含まれる推奨運動予定の数に応じて、割当優先度を決定してもよい。例えば、推奨運動予定の数が多いほど、割当優先度が高くなってもよい。或いは、特典割当部113は、現在の運動テーマに対応する運動プログラムに含まれる推奨運動予定の現時点での消化数又は消化率に応じて、割当優先度を決定してもよい。前述したように、推奨運動予定決定部112は、運動テーマDB14bに記憶された必要運動頻度に応じた頻度で運動が実施されるよう、推奨運動予定を複数決定する。運動プログラムに含まれる推奨運動予定を特定するために、予定DB14eには、予定情報に関連付けて、運動テーマID又は運動プログラムを識別する情報が記憶されてもよい。
【0125】
特典割当部113は、特典が割り当てられる推奨運動予定で指定された運動種目に基づいて、割当優先度を決定してもよい。例えば、特典割当部113は、ユーザに与える負荷が高い運動種目であるほど、割当優先度を高くしてもよい。例えば、ランニングは、ウォーキングよりも負荷が高い。記憶部14には、各運動種目の運動負荷を示す情報が記憶されてもよい。
【0126】
特典割当部113は、上述した情報のうち2以上の情報を組み合わせて用いて、割当優先度を決定してもよい。例えば、特典割当部113は、2以上の情報を入力とし、推奨ユーザによる推奨運動内容の運動の実施確率を出力とする機械学習モデルを生成してもよい。特典割当部113は、機械学習モデルから出力された実施確率を割当優先度として用いてもよい。
【0127】
[3-4.推奨運動予定情報の提供]
情報提供部114は、推奨運動予定決定部112により決定された推奨運動予定を示す推奨運動予定情報を、推奨先ユーザのユーザ端末7へ送信する。ここで、情報提供部114は、特典割当部113によりその推奨運動予定が特典対象運動予定に決定された場合、その推奨運動予定が特典対象運動予定に決定されたことを示す特典対象情報を更にユーザ端末7へ送信してもよい。すなわち、特典対象情報は、その推奨運動予定に特典が割り当てられていることを示す。特典対象情報は、特典割当部113により決定された割当価値を示してもよい。また、特典対象情報は、特典の内容を示してもよい。また、情報提供部114は、その特典対象運動予定について特典付与部116により推奨ユーザに特典を付与することが決定された場合、特典が付与されることを示す特典付与情報を更にユーザ端末7へ送信してもよい。特典付与情報は、付与される特典の価値を示してもよい。また、特典付与情報は、付与される特典の内容を示してもよい。
【0128】
例えば、情報提供部114は、予定DB14eから、推奨ユーザのユーザIDに関連付けられた予定情報を検索してもよい。これらの予定情報のうち、予定状態が有効に設定されている予定情報は、推奨運動予定の予定情報である。情報提供部114は、特典供給DB14gから、検索された予定情報の予定IDと一致する予定IDを含む特典供給情報を検索してもよい。情報提供部114は、特典情報DB14fから、検索された特典供給情報に含まれる特典IDと一致する特典IDを含む特典情報を検索してもよい。情報提供部114は、各予定情報について、予定情報、特典情報、及び特典供給情報を関連付けてユーザ情報7送信してもよい。
【0129】
ユーザ端末7は、情報提供部114から受信した情報に基づいて、スケジュール画面を表示してもよい。スケジュール画面は、運動のスケジュールを示す画面であってもよい。図9は、ユーザ端末7によるスケジュール画面200の表示例を示す図である。スケジュール画面200は、運動のスケジュールを示す画面である。スケジュール画面200は、少なくとも一の日程エリア210を含んでもよい。日程エリア210は、特定の日の日程を示すエリアである。図2においては、日程エリア210として、日程エリア210-1及び210-2が表示されている。日程エリア210-1は、昨日の日程を示す。日程エリア210-2は、今日の日程を示す。ユーザの操作により、日程が表示される日付の変更が可能であってもよい。各日程エリア210は、時刻ゲージ211を含む。時刻ゲージ211において、縦方向に複数の時刻が並んで表示されている。各日程エリア210は、更に運動内容アイコン212を含む。運動内容アイコンは、推奨運動を示すアイコンである。運動内容アイコン212上に、運動内容を示す文字及び画像のうち少なくとも何れか一方が表示されてもよい。また、時刻ゲージ211に対する予定アイコン212の縦方向の位置によって、推奨運動予定の開始時刻と終了時刻が示される。ユーザが予定アイコン212を選択すると、ユーザ端末7は、その予定アイコン212に対応する推奨運動予定の詳細を画面に表示してもよい。例えば、運動種目、予定日、予定開始時刻、予定終了時刻、運動を実施する場所、利用する運動サービス、運動の実施態様、運動方法や手順等が表示されてもよい。運動の実施態様として、運動動画に合わせて運動を行うことが挙げられる。ユーザは、ユーザがユーザ端末7を操作することにより、ユーザ端末7はその運動動画を再生してもよい。図9においては、日程エリア210-1に、運動内容アイコン212として、運動内容アイコン212-1、212-2、及び212-3が表示されている。また、日程エリア210-2に、運動内容アイコン212-4が表示されている。例えば、運動内容アイコン212-4は、今日の21時から23時までの間にHIIT(High-Intensity Interval Training)を実施することを示している。
【0130】
何れかの運動内容アイコン212の近傍にお得アイコン213が表示される場合がある。お得アイコン213は、近傍の運動内容アイコン212により示される推奨運動予定に特典が割り当てられていることを示す。ユーザがお得アイコン213を選択すると、ユーザ端末7は、例えば割り当てられた特典の種類、内容、特典獲得条件、及び割当価値を画面に表示してもよい。また、何れかの運動内容アイコン212の近傍に運動実施アイコン214が表示される場合がある。運動実施アイコン214は、近傍の運動内容アイコン212により示される推奨運動予定に沿った運動をユーザが実施したことを示す。また、何れかの運動実施アイコン214の近傍に、特典獲得済みアイコン215が表示される場合がある。特典獲得済みアイコン215は、近傍の運動実施アイコン214により示される運動の実施により、ユーザが特典を獲得したことを示す。ユーザが特典獲得済みアイコン215を選択すると、ユーザ端末7は、例えば付与された特典の種類、内容、及び特典の価値を画面に表示してもよい。
【0131】
スケジュール画面200は、更に特典獲得状況220を含む。特典獲得状況220は、例えば所定期間内にユーザに対して割り当てられた特典の価値の総計、及び、その期間内にユーザに付与された特典の価値の総計を示してもよい。スケジュール画面200は、更に推奨運動エリア230を含む。推奨運動エリア230は、運動内容アイコン231を含む場合がある。運動内容アイコン231は、日程エリア210に表示されている運動内容アイコン212と同一のアイコンである。ユーザが運動内容アイコン231を選択することによっても、推奨運動予定の詳細が表示されてもよい。
【0132】
情報提供部114は、例えばスケジュール画面に相当するウェブページを生成して、そのウェブページをユーザ端末7へ送信してもよい。
【0133】
[3-5.運動記録コンテンツの取得]
運動記録コンテンツ取得部115は、推奨ユーザによる運動の実施の証拠を示す運動記録コンテンツを取得する。運動記録コンテンツを取得すると、運動記録コンテンツ取得部115は、その運動記録コンテンツを記憶部14に記憶させてもよい。運動記録コンテンツとして、ユーザ端末7から取得されるコンテンツと、関連サービスサーバ6から取得されるコンテンツとがある。
【0134】
ユーザ端末7から取得されるコンテンツの例として、動画、静止画、位置情報、動作情報、生体情報、運動動画の再生ログ等が挙げられる。
【0135】
運動記録コンテンツが動画である場合、ユーザは、ユーザ端末7により、そのユーザが運動を実施している様子を撮影させることができる。また、推奨運動予定又は特典獲得条件により、運動を実施する場所を指定している場合、ユーザは、ユーザ端末7によりその場所を静止画に撮影させることができる。このとき、ユーザ端末7は、撮影場所の位置を示す位置情報を記録してもよい。例えば、EXif(Exchangeable image file format)等のフォーマットで位置情報が静止画のデータに記録されてもよい。運動記録コンテンツが位置情報である場合、ユーザ端末7は、日時を問わず、周期的に位置情報を記録して運動情報提供サーバ1へ送信してもよい。動作情報は、例えば加速度センサ、磁気センサ、及びジャイロセンサ等のうち少なくも何れか一つにより検出された情報を含んでもよい。ユーザ端末7は、日時を問わず、周期的に動作情報を記録して運動情報提供サーバ1へ送信してもよい。これらのセンサにより検出された情報が、推奨先ユーザの動作を示す情報として収集される。生体情報は、例えば推奨先ユーザの心拍数、血圧、温度、血中酸素濃度等のうち少なくも何れか一つを示してもよい。ユーザ端末7は、日時を問わず、周期的に生体情報を記録して運動情報提供サーバ1へ送信してもよい。ユーザ端末7は、運動記録コンテンツを記録するとき、その運動記録コンテンツの記録日時も記録してもよい。ユーザ端末7は、運動記録コンテンツに記録日時を付加して運動情報提供サーバ1へ送信してもよい。運動記録コンテンツが運動動画の再生ログである場合、例えば運動動画の再生を開始すると、ユーザ端末7は、例えばその運動動画のURL、再生開始日時、推奨運動予定の予定IDを運動情報提供サーバ1へ送信してもよい。運動記録コンテンツ取得部115は、受信した情報を再生ログとして記憶部14に記憶してもよい。また、ユーザ端末7は、運動動作の再生を終了すると、例えばその運動動画のURL、再生終了日時、推奨運動予定の予定ID、及び再生終了時の運動動画の再生位置を運動情報提供サーバ1へ送信してもよい。運動記録コンテンツ取得部115は、受信した情報を再生ログとして記憶部14に記憶してもよい。
【0136】
関連サービスサーバ6から取得される情報の例として、運動施設又は運動サービスの利用ログが挙げられる。例えば、利用ログは、利用ログを識別する識別情報と、ユーザを識別する情報と、運動施設又は運動サービスの利用開始日時又は終了日時とを含んでもよい。利用ログは、運動施設又は運動サービスの利用にあたりユーザが支払う利用料金の額を含んでもよい。利用ログを取得すると、運動記録コンテンツ取得部115は、その利用ログを、取得先の関連サービスごとに分けてデータベースに記憶してもよい。関連サービスサーバ6から取得される情報の他の例として、運動状況情報が挙げられる。運動記録コンテンツ取得部115は、例えば関連サービスサーバ6から、運動状況情報と、ユーザを識別する情報と、その運動状況情報を識別する情報と、運動の実施日時若しくは情報が検出された日時等を取得してもよい。運動記録コンテンツ取得部115は、取得した運動状況情報を、取得先の関連サービスごとに分けてデータベースに記憶してもよい。
【0137】
運動記録コンテンツ取得部115は、運動記録コンテンツを取得して記憶部14に記憶させると、運動履歴DBに運動ログを記憶させてもよい。例えば、運動記録コンテンツ取得部115は、新しい運動ログIDと、記録日時と、運動記録コンテンツの種類及び取得先の関連サービスサーバ6に応じた運動記録コンテンツ種別と、運動記録コンテンツに設定された識別情報に相当する運動記録コンテンツIDとを含む運動ログを生成してもよい。運動記録コンテンツが運動動画の再生履歴である場合、記録日時は再生開始日時又は再生終了日時であってもよい。運動記録コンテンツが利用ログである場合、記録日時は利用開始日時であってもよい。運動記録コンテンツが運動状況情報である場合、記録日時は、運動の実施日時若しくは運動状況情報が検出された日時等であってもよい。
【0138】
運動記録コンテンツ取得部115は、運動記録コンテンツと推奨運動予定とを関連付けてもよい。例えば、運動記録コンテンツ取得部115は、予定DB14eから、推奨先ユーザの推奨運動予定を示す予定情報のうち、予定開始日時から予定終了日時までの間に記録日時を含む予定情報を検索してもよい。該当する予定情報がない場合、運動記録コンテンツ取得部115は、その記録日時により示される日付の推奨運動予定のうち、その記録日時に予定開始日時又は予定終了日時が最も近い推奨運動予定の予定情報を検索してもよい。運動記録コンテンツ取得部115は、検索された予定情報に、運動ログIDを追加して、関連付けを行ってもよい。該当する予定情報がない場合、運動記録コンテンツ取得部115は、関連付けを行わなくてもよい。動画又は静止画を撮影した場合、ユーザは、対応する推奨運動予定を選択した上で、その動画又は静止画を運動情報提供サーバ1へ送信することができる。また、運動動画を再生する場合、ユーザは、推奨運動予定を選択した上で、その推奨運動予定に対応する運動動画をユーザ端末7に再生させることが可能であってもよい。これらの場合、記録日時によらなくても、運動記録コンテンツと推奨運動予定とを関連付けることができる。
【0139】
[3-6.特典の付与]
特典付与部116は、特典割当部113により推奨運動予定が特典対象運動予定に決定された後、運動記録コンテンツ取得部115により取得された運動記録コンテンツが、その推奨運動予定に含まれる推奨運動内容に含まれる運動を、その特典情報により示される特典対象時間範囲に含まれる日時に推奨ユーザが実施したことを示す場合、その推奨ユーザに特典を付与することを決定してもよい。ここで、たとえ推奨運動予定で指定された予定時間帯に推奨ユーザが運動しなかったとしても、特典獲得条件で指定された時間帯に推奨ユーザが運動を実施すれば、推奨ユーザは特典を獲得することができる可能性がある。なお、特典付与部116は、推奨運動予定の予定日における予定時間帯に推奨ユーザが運動を実施した場合にのみ、特典を付与してもよい。
【0140】
特典対象運動内容の運動を推奨ユーザが実施したか否かの判定方法は、その運動内容や運動記録コンテンツに応じて決定されてもよい。
【0141】
特典対象運動内容が、運動種目のみを含む場合、利用される運動記録コンテンツの例として、動画、動作情報、生体情報、ユーザ端末7の位置情報、利用ログ、運動状況情報が挙げられる。運動記録コンテンツが動画である場合、例えば、特典付与部116は、動画から推奨ユーザの動画を検出してもよい。例えば、特典付与部116は、動画の各フレームから推奨ユーザの各関節を検出して、推奨ユーザの姿勢を特定してもよい。特典付与部116は、姿勢推定モデルを用いて、推奨ユーザの姿勢を特定してもよい。姿勢推定モデルの例として、DeepPose、Convolutional Pose Machines、HRNet等が挙げられる。特典付与部116は、各フレームから特定された姿勢から動作を特定してもよい。各運動種目について、その運動種目の動作を示す情報が記憶部14に1又は複数記憶されていてもよい。特典付与部116は、推奨ユーザの動作が、その種目の運動の動作と所定割合以上類似する場合、推奨ユーザはその運動を実施したと判定してもよい。運動記録コンテンツが動作情報である場合、推奨ユーザの動作を大雑把に特定することは可能である。推奨ユーザの動作と、その運動種目の動作と所定割合以上類似する場合、推奨ユーザはその運動を実施したと判定してもよい。運動記録コンテンツが、ユーザ端末7から取得された生体情報又は運動状況情報に含まれる生体情報である場合、特典付与部116は、生体情報により示される特定の項目の値が、その運動種目がユーザに与える負荷に応じて定められた閾値以上の値を示す場合、推奨ユーザはその運動を実施したと判定してもよい。その運動種目が、ユーザにより継続的な移動を伴う種目である場合、運動記録コンテンツとして位置情報を利用可能である。そのような運動種目の例として、ウォーキング、ジョギング、サイクリング等が挙げられる。例えば、特典付与部116は、位置情報に基づいて、推奨ユーザが、運動種目に応じた閾値以上の速度で移動していると判定した場合、推奨ユーザはその運動を実施したと判定してもよい。運動記録コンテンツが利用ログである場合、利用ログが、推奨ユーザがその種目の運動が可能な運動施設又は運動サービスを利用したことを示す場合、推奨ユーザはその運動を実施したと判定してもよい。運動記録コンテンツが、生体情報以外の運動状況情報である場合、特典付与部116は、その運動状況情報に基づいて、推奨ユーザがその運動を実施したか否かを判定してもよい。
【0142】
特典対象運動内容が、運動を実施する場所を含む場合、利用される運動記録コンテンツの例として、静止画、ユーザ端末7の位置情報、及び運動施設の利用ログが挙げられる。運動記録コンテンツが静止画である場合、特典付与部116は、画像認識を用いて、静止画から撮影位置を特定してもよい。静止画に撮影場所の位置情報が記録されている場合、特典付与部116は、その位置情報を取得してもよい。特典付与部116は、取得した位置情報と運動を実施する場所の特典運動場所情報とを比較して、推奨ユーザがその場所に行ったか否かを判定してもよい。ユーザ端末7の位置情報も同様に利用可能である。運動記録コンテンツが運動施設の利用ログである場合、利用された運動施設を示す情報又はその運動施設の位置を示す位置情報と、特典運動場所情報とを比較して、推奨ユーザがその場所に行ったか否かを判定してもよい。特典付与部116は、推奨ユーザがその場所に行った場合、推奨ユーザはその運動を実施したと判定してもよい。或いは、特典付与部116は、前述したように、更に推奨ユーザが実際にその運動種目の運動を実施したか否かを判定してもよい。
【0143】
特典対象運動内容が、利用する運動サービスが指定されている場合、利用される運動記録コンテンツの例として、運動サービスの利用ログが挙げられる。
【0144】
特典対象運動内容が、運動動画に合わせて運動することを含む場合、利用される運動記録コンテンツの例として、運動動画の再生履歴、及び動画が挙げられる。運動記録コンテンツが再生履歴である場合、特典付与部116は、例えば再生履歴が、その運動動画の最初から最後まで再生されたことを示す場合、推奨ユーザは、特典対象運動内容の種目の運動を実施したと判定してもよい。運動記録コンテンツが動画である場合、特典付与部116は、例えば各運動動画から、その運動動画に映っている人の動作を検出してもよい。特典付与部116は、検出した動作の情報を予め記憶部14に記憶してもよい。前述したように、特典付与部116は、推奨ユーザが撮影した動画から動作を検出し、その動作と運動動画から検出された動作との類似度を計算して、推奨ユーザが運動を実施したか否かを判定してもよい。
【0145】
特典付与部116は、複数種類の運動記録コンテンツを組み合わせて、特典対象運動内容の運動を推奨ユーザが実施したか否かを総合的に判定してもよい。
【0146】
特典付与部116は、特典対象運動内容の運動を推奨ユーザが実施したと判定した運動記録コンテンツの記録日時が、特典対象時間範囲に含まれるか否かを判定することにより、推奨ユーザが特典対象時間範囲内に運動を実施したか否かを判定してもよい。
【0147】
特典付与部116は、推奨ユーザが特典対象時間範囲内に特典対象運動内容の運動を実施したと判定した場合、その推奨ユーザに特典を付与すると決定してもよい。特典を付与すると決定する場合、特典付与部116は、運動記録コンテンツ取得部115により取得された運動記録コンテンツに基づいて、その推奨運動予定について推奨ユーザに付与する特典の価値を示す付与価値を決定してもよい。このとき、特典付与部116は、特典割当部113により決定された割当価値以下の範囲内で、付与価値を決定してもよい。例えば、割当価値が20ポイントであるとする。一方、運動記録コンテンツに基づいて、推奨ユーザにより付与されるポイントとして50ポイントが計算されたとする。この場合、20ポイントが付与価値となる。付与価値の決定の結果、その付与価値がゼロになってもよい。すなわち、推奨ユーザに実質的に特典が付与されなくてもよい。特典割当部113は、先ず付与優先度を決定し、次にこの付与優先度に応じた割当価値を決定してもよい。付与優先度を決定することは、付与価値を決定することに相応してもよい。付与優先度の決定方法又は付与価値の決定方法は、全特典で共通であってもよいし、特典ごとに定義されていてもよい。特典付与部116は、例えば特典情報DB14fに記憶された付与優先度計算方式に従って付与優先度を決定し、付与方式に従って、付与優先度に応じて付与価値を決定してもよい。付与価値の決定、特に付与優先度の決定に用いられる情報の例として、以下に示す情報が挙げられる。
【0148】
特典付与部116は、推奨ユーザが推奨運動内容の運動を実施した程度に基づいて、付与優先度を決定してもよい。特典付与部116は、実施の程度が大きいほど、付与優先度を高くしてもよい。この場合の実施の程度は、例えば推奨運動内容の運動の実施時間であってもよいし、推奨運動予定の予定時間帯の長さに対する推奨運動内容の運動の実施時間の割合であってもよい。実施時間が長いほど、またはその割合が大きいほど、付与優先度が高くなってもよい。例えば、運動記録コンテンツとして動画や動作情報が用いられる場合、特典付与部116は、推奨運動内容の運動を実施した動作の記録日時の集合から、実施時間を特定してもよい。運動記録コンテンツとして利用ログが用いられる場合、特典付与部116は、例えば運動施設又は運動サービスの利用開始日時から利用終了日時までの長さを、実施時間として計算してもよい。推奨運動内容の運動種目が、ユーザにより継続的な移動を伴う種目である場合、運動記録コンテンツとして位置情報を利用可能である。この場合、特典付与部116は、推奨ユーザが、運動種目に応じた閾値以上の速度で移動している時間の長さを、実施時間として計算してもよい。運動記録コンテンツが生体情報である場合、特典付与部116は、生体情報により示される特定の項目の値が、その運動種目がユーザに与える負荷に応じて定められた閾値以上の値を示していた時間の長さを、実施時間として計算してもよい。
【0149】
特典付与部116は、推奨運動内容の運動の実施に際しての推奨ユーザによる運動施設又は運動サービスの利用状況に応じて、付与優先度を決定してもよい。この利用状況は、運動施設又は運動サービスの利用の有無であってもよい。特典付与部116は、例えば推奨運動内容の種目の運動を実施可能な運動施設又は運動サービスを推奨ユーザが利用した場合、推奨ユーザがそのような運動施設又は運動サービスを利用しなかった場合よりも、付与優先度を高くしてもよい。位置情報や利用ログに基づいて、利用の有無を判定することができる。
【0150】
利用状況は、運動施設又は運動サービスの利用を推奨ユーザが利用することに対して推奨ユーザに課された利用料金であってもよい。特典付与部116は、例えば推奨運動内容の運動を実施可能な運動施設又は運動サービスの利用料金が高いほど、付与優先度を高くしてもよい。利用ログに基づいて、利用料金を特定することができる。
【0151】
特典付与部116は、推奨運動予定に割り当てられた特典のスポンサーが運営する運動施設又は運動サービスを利用した場合にのみ、付与価値をより高くしてもよい。
【0152】
特典付与部116は、上述した情報のうち2以上の情報を組み合わせて用いて、付与優先度を決定してもよい。
【0153】
[4.運動情報提供サーバシステムの動作]
次に、運動情報提供サーバ1の動作について、図10乃至図12を参照して説明する。図10は、本実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部11による推奨運動予定決定処理の一例を示すフローチャートである。例えば、システム制御部11は、推奨ユーザのユーザ端末7からユーザ基本情報やスケジュール情報を取得して記憶部14に記憶した後で、推奨運動予定決定処理を実行してもよい。その後、システム制御部11は、例えば所定日数が経過するごとに推奨運動予定決定処理を実行してもよい。
【0154】
図10に示すように、推奨運動予定決定部112は、予定DB14eから推奨ユーザのユーザIDに関連付けられた予定情報を検索することにより、例えば今日若しくは明日から所定日数後の日までの間に、予定がない日付と時間帯との組み合わせを抽出する(ステップS101)。
【0155】
次いで、推奨運動予定決定部112は、予定がない日付及び時間帯に実施可能な運動内容であって、推奨ユーザにより指定された運動テーマの運動種目と一致する運動種目を含む運動内容の運動内容情報を検索する(ステップS102)。例えば、推奨運動予定決定部112は、運動テーマDB14bから、その運動テーマIDと一致する運動テーマIDに関連付けられた種目IDを取得してもよい。推奨運動予定決定部112は、運動内容種類DB14dから、取得された種目IDを含む運動内容種類情報を検索してもよい。推奨運動予定決定部112は、運動内容DB14cから、検索された運動内容種類情報に含まれる運動内容種類IDを含む運動内容情報を検索してもよい。推奨運動予定決定部112は、検索された運動内容情報から、運動時間情報により示される運動最短時間が、予定がない時間帯の長さ未満である運動内容情報を検索してもよい。
【0156】
推奨運動予定決定部112は、ステップS102の検索の結果、該当する運動内容情報があるか否かを判定する(ステップS103)。該当する運動内容情報がない場合(ステップS103:NO)、推奨運動予定決定処理は終了する。
【0157】
該当する運動内容情報がある場合(ステップS103:YES)、推奨運動予定決定部112は、検索された運動内容種類情報を含むテーブルを生成する。次いで、推奨運動予定決定部112は、運動内容が、運動動画に合わせて運動を実施することを含む運動内容情報を検索する(ステップS104)。例えば、推奨運動予定決定部112は、運動内容種類DB14dから、動画フラグが有効に設定されている運動内容種類情報の運動内容種類IDを検索してもよい。推奨運動予定決定部112は、作成されたテーブルから、検索された運動内容種類IDを含む運動内容情報を検索してもよい。
【0158】
推奨運動予定決定部112は、ステップS104の検索の結果、該当する運動内容情報があるか否かを判定する(ステップS105)。該当する運動内容情報がある場合(ステップS05:YES)、処理はステップS109に進む。該当する運動内容情報がない場合(ステップS105:NO)、推奨運動予定決定部112は、位置情報DB14hから、推奨ユーザのユーザIDに関連付けられた位置情報を取得する(ステップS106)。そして、推奨運動予定決定部112は、推奨ユーザの現在位置又は推奨ユーザの過去の位置を特定する。次いで、推奨運動予定決定部112は、運動内容が、ユーザの位置から所定範囲内にある場所を、運動を実施する場所と指定している運動内容情報を検索する(ステップS107)。例えば、推奨運動予定決定部112は、運動内容種類DB14dから、場所指定フラグが有効に設定されている運動内容種類情報の運動内容種類IDを検索してもよい。推奨運動予定決定部112は、作成されたテーブルから、検索された運動内容種類IDを含む運動内容情報を抽出してもよい。推奨運動予定決定部112は、抽出された運動内容情報に含まれる推奨運動場所情報と、地図DBとに基づいて、運動が実施される場所の位置を特定してもよい。そして、推奨運動予定決定部112は、抽出された運動内容情報から、運動を実施する場所の位置がユーザの位置から所定範囲内にある運動内容情報を検索してもよい。
【0159】
次いで、推奨運動予定決定部112は、ステップS107の検索の結果、該当する運動内容情報があるか否かを判定する(ステップS108)。該当する運動内容情報があるか否かに関わらず、処理はステップS109に進む。
【0160】
ステップS109において、推奨運動予定決定部112は、推奨運動予定の予定情報を、予定DB14eに記憶させる。ステップS105で該当する運動内容情報がある場合(ステップS105:YES)、その運動内容情報に基づいて予定情報が生成される。ステップS108で該当する運動内容情報がある場合(ステップS108:YES)、その運動内容情報に基づいて予定情報が生成される。ステップS108で該当する運動内容情報がなかった場合(ステップS108:NO)、ステップS103で検索された運動内容情報に基づいて予定情報が生成される。例えば、推奨運動予定決定部112は、推奨ユーザのユーザIDと、新しい予定IDと、決定した予定開始日時及び予定終了日時と、運動内容情報に含まれる運動内容ID、運動内容種類ID、及び推奨運動場所情報と、有効に設定された予定状態とを含む予定情報を生成して、記憶させてもよい。ステップS109が終了すると、推奨運動予定決定処理は終了する。
【0161】
なお、推奨運動予定決定部112は、運動テーマDB14bに記憶された必要運動頻度に応じた数の推奨運動予定を決定して予定情報を記憶させてもよい。
【0162】
図11は、本実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部11による特典割当処理の一例を示すフローチャートである。例えば、システム制御部11は、推奨運動予定決定処理において予定DB14eに記憶された推奨運動予定の予定情報ごとに、特典割当処理を実行してもよい。
【0163】
図11に示すように、特典割当部113は、予定情報により示される推奨運動予定の予定日における予定時間帯を特典対象時間範囲が含み、且つ、推奨運動内容の運動種目を特典対象運動内容が含む特典情報を検索する(ステップS201)。例えば、特典割当部113は、運動内容DB14cから、推奨運動内容の推奨運動内容IDに関連付けられた種目IDを取得してもよい。特典割当部113は、運動内容種類DB14dから、取得された種目IDと一致する種目IDに関連付けられた運動内容種類IDを検索してもよい。特典割当部113は、特典情報DB14fから、検索された運動内容種類IDを含み、且つ、予定情報に含まれる予定開始日時及び予定終了日時の両方を含む特典対象時間範囲を含む特典情報を検索してもよい。
【0164】
次いで、特典割当部113は、ステップS201の検索の結果、該当する特典情報があるか否かを判定する(ステップS202)。該当する特典情報がない場合(ステップS202:NO)、特典割当処理は終了する。
【0165】
該当する特典情報がある場合(ステップS202:YES)、特典割当部113は、検索された特典情報を含むテーブルを生成する。次いで、特典割当部113は、推奨運動予定で、運動動画に合わせて運動を実施することが指定されているか否かを判定する(ステップS203)。例えば、特典割当部113は、運動内容DB14cから、推奨運動内容の運動内容IDに関連付けられた運動内容種類IDを取得してもよい。特典割当部113は、運動内容種類DB14dから、取得された運動内容種類IDに関連付けられた動画フラグを取得してもよい。特典割当部113は、この動画フラグに基づいて、運動動画に合わせて運動を実施することが指定されているか否かを判定してもよい。運動動画に合わせて運動を実施することが指定されている場合(ステップS203:YES)、特典割当部113は、特典獲得条件において、動画に合わせて運動を実施することが指定されている特典情報を検索する(ステップS204)。例えば、特典割当部113は、運動内容種類DB14dから、有効に設定された動画フラグに関連付けられた運動内容種類IDを検索してもよい。特典割当部113は、生成されたテーブルから、検索された運動内容種類IDを含む特典情報を検索してもよい。特典割当部113は、ステップS204の検索の結果、該当する特典情報があるか否かを判定する(ステップS205)。該当する特典情報がある場合(ステップS205:YES)、処理はステップS212に進む。
【0166】
該当する特典情報がない場合(ステップS205:NO)、または運動動画に合わせて運動を実施することが指定されていない場合(ステップS203:NO)、特典割当部113は、推奨運動予定で、運動を実施する場所が指定されているか否かを判定する(ステップS206)。例えば、特典割当部113は、運動内容DB14cから、推奨運動内容の運動内容IDに関連付けら得た運動内容種類IDを取得してもよい。特典割当部113は、運動内容種類DB14dから、取得された運動内容種類IDに関連付けられた場所指定フラグを取得してもよい。特典割当部113は、この場所指定フラグに基づいて、運動を実施する場所が指定されているか否かを判定してもよい。
【0167】
運動を実施する場所が指定されている場合(ステップS206:YES)、特典割当部113は、生成されたテーブルから、推奨運動予定の推奨運動場所情報に示される場所と一致する場所を示す特典運動場所情報を含む特典情報を検索する(ステップS207)。特典割当部113は、ステップS207の検索の結果、該当する特典情報があるか否かを判定する(ステップS208)。該当する特典情報がある場合(ステップS208:YES)、処理はステップS212に進む。
【0168】
該当する特典情報がない場合(ステップS208:NO)、または運動を実施する場所が指定されていない場合(ステップS206:NO)、特典割当部113は、推奨運動予定で、利用する運動サービスが指定されているか否かを判定する(ステップS209)。例えば、特典割当部113は、運動内容DB14cから、推奨運動内容の運動内容IDに関連付けられた運動内容種類IDを取得してもよい。特典割当部113は、運動内容種類DB14dから、取得された運動内容種類IDに関連付けられたサービス指定フラグを取得してもよい。特典割当部113は、このサービス指定フラグに基づいて、利用する運動サービスが指定されているか否かを判定してもよい。利用する運動サービスが指定されていない場合(ステップS209:NO)、処理はステップS212に進む。
【0169】
利用する運動サービスが指定されている場合(ステップS209:YES)、特典割当部113は、生成されたテーブルから、推奨運動予定の推奨運動サービス情報に示される運動サービスと一致する場所を示す特典運動サービス情報を含む特典情報を検索する(ステップS210)。特典割当部113は、ステップS210の検索の結果、該当する特典情報があるか否かを判定する(ステップS211)。該当する特典情報があるか否かに関わらず、処理はステップS212に進む。
【0170】
ステップS212において、特典割当部113は、特典情報に含まれる割当優先度計算方式に基づいて、割当優先度を計算する(ステップS212)。ステップS205で該当する特典情報がある場合(ステップS205)、その特典情報を用いて計算が実行される。ステップS208で該当する特典情報がある場合(ステップS208:YES)、その特典情報を用いて計算が実行される。ステップS211で該当する特典情報がある場合(ステップS211:YES)、その特典情報を用いて計算が実行される。ステップS209で運動サービスが指定されていない場合(ステップS209:NO)、またはステップS211で該当する特典情報ない場合(ステップS211:NO)、ステップS201で検索された特典情報を用いて計算が実行される。例えば、特典割当部113は、割当優先度計算方式により示される項目の情報を取得してもよい。特典割当部113は、取得した情報と、割当優先度計算方式により示される計算式と、を用いて割当優先度を決定してよい。次いで、特典割当部113は、割当優先度と、特典情報に含まれる割当方式とに基づいて、割当価値を決定する(ステップS213)。次いで、特典割当部113は、特典供給情報を特典供給DB14gに記憶させる(ステップS214)。例えば、特典割当部113は、検索された特典情報の特典IDと、推奨ユーザのユーザIDと、推奨運動予定の予定情報の予定IDと、割当優先度及び割当価値とを含む特典供給情報を生成して、記憶されてもよい。ステップS214が終了すると、特典割当処理は終了する。
【0171】
なお、割り当てられる特典の割当方式が相対値方式である場合、特典割当部113は、その割当方式又は特典予算に応じた数の推奨運動予定を特典の対象に決定した後で、割当優先度が高い順に各推奨運動予定に順位を付けて、割当価値を決定してもよい。
【0172】
図12は、本実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部11による特典付与決定処理の一例を示すフローチャートである。例えば、システム制御部11は、特典割当処理において特典供給情報が特典供給DB14gに記憶された推奨運動予定のうち、予定日が昨日である各推奨運動予定の予定情報について、特典付与決定処理を実行してもよい。
【0173】
図12に示すように、特典付与部116は、推奨運動予定に対応する運動ログコンテンツを取得する(ステップS301)。例えば、特典付与部116は、運動履歴DB14iから、予定情報に含まれる運動ログIDを含む運動ログを取得してもよい。特典付与部116は、取得した運動ログに含まれる運動記録コンテンツ種別により示される入手先から、その運動ログに含まれる記録日時又は運動記録コンテンツIDにより特定される運動記録コンテンツを取得してもよい。
【0174】
次いで、特典付与部116は、特典情報を取得する(ステップS302)。例えば、特典付与部116は、特典供給DB14gから、推奨運動予定の予定IDと一致する予定IDを含む特典供給情報を取得してもよい。特典付与部116は、特典情報DB14fから、取得した特典供給情報に含まれる特典IDと一致する特典IDを含む特典情報を取得してもよい。
【0175】
次いで、特典付与部116は、割り当てられた特典の特典対象時間範囲内に、推奨運動内容の運動が実施されたか否かを判定する(ステップS303)。例えば、特典付与部116は、運動内容DB14cから、推奨運動予定の予定情報に含まれる推奨運動内容IDと一致する運動内容IDに関連付けられた種目IDを取得してもよい。特典付与部116は、取得した運動記録コンテンツ、種目ID、及び特典情報に含まれる特典対象時間範囲に基づいて、特典対象時間範囲内に推奨運動内容の運動が実施されたか否かを判定してもよい。特典対象時間範囲内に推奨運動内容の運動が実施されていない場合(ステップS303:NO)、特典付与部116は、付与優先度を最低の優先度に設定し、付与価値をゼロに設定する(ステップS304)。また、特典付与部116は、付与優先度及び付与価値を、推奨運動予定の予定IDと一致する予定IDに関連付けて特典供給DB14gに記憶させる。ステップS304が終わると、特典付与決定処理は終了する。
【0176】
特典対象時間範囲内に推奨運動内容の運動が実施された場合(ステップS303:YES)、特典付与部116は、割り当てられた特典の特典獲得条件において、運動を実施する場所が指定されているか否かを判定する(ステップS305)。例えば、特典付与部116は、運動内容種類DB14dから、取得した特典情報に含まれる運動内容種類IDに関連付けられた場所指定フラグを取得してもよい。特典付与部116は、この場所指定フラグに基づいて、運動を実施する場所が指定されているか否かを判定してもよい。
【0177】
運動を実施する場所が指定されている場合(ステップS306:YES)、特典付与部116は、取得した運動記録コンテンツと、取得した特典情報に含まれる特典運動場所情報とに基づいて、特典獲得条件で指定された場所で運動が実施されたか否かを判定する(ステップS306)。指定された場所で運動が実施されていない場合(ステップS306:NO)、処理はステップS304に進む。
【0178】
運動を実施する場所が指定されていない場合(ステップS305:NO)、特典付与部116は、割り当てられた特典の特典獲得条件において、利用する運動サービスが指定されているか否かを判定する(ステップS307)。例えば、特典付与部116は、運動内容種類DB14dから、取得した特典情報に含まれる運動内容種類IDに関連付けられたサービス指定フラグを取得してもよい。特典付与部116は、このサービス指定フラグに基づいて、利用する運動サービスが指定されているか否かを判定してもよい。
【0179】
利用する運動サービスが指定されている場合(ステップS307:YES)、特典付与部116は、取得した運動記録コンテンツと、取得した特典情報に含まれる特典運動サービス情報とに基づいて、特典獲得条件で指定された運動サービスが利用されたか否かを判定する(ステップS308)。指定された運動サービスが利用されていない場合(ステップS308:NO)、処理はステップS304に進む。
【0180】
利用する運動サービスが指定されていない場合(ステップS307:NO)、指定された運動サービスが利用された場合(ステップS308:YES)、または、指定された場所で運動が実施された場合(ステップS306:YES)、特典付与部116は、付与優先度を計算する(ステップS309)。例えば、特典付与部116は、取得した特典情報に含まれる付与優先度計算方式により示される項目の情報を取得してもよい。特典付与部116は、取得した情報と、付与優先度計算方式により示される計算式と、を用いて付与優先度を決定してよい。次いで、特典付与部116は、付与優先度と、特典情報に含まれる付与方式とに基づいて、付与価値を決定する(ステップS310)。次いで、特典割当部113は、決定した付与価値が、取得した特典供給情報に含まれる割当価値より高いか否かを判定する(ステップS311)。付与価値が割当価値より高い場合(ステップS311:YES)、特典付与部116は、付与価値を割当価値に設定する(ステップS312)。
【0181】
付与価値が割当価値未満である場合(ステップS311:NO)、またはステップS312の後、特典付与部116は、付与優先度及び付与価値を、推奨運動予定の予定IDと一致する予定IDに関連付けて特典供給DB14gに記憶させる(ステップS313)。このとき、特典付与部116は、推奨運動予定の予定IDに関連付けて、運動が実施されたか否かを示す運動実施判定結果を予定DB14eに記憶させてもよい。次いで、特典付与部116は、特典付与処理を実行する(ステップS314)。例えば、特典情報に含まれる特典種類がポイントを示す場合、特典付与部116は、ポイント管理サーバ3へポイント加算要求を送信してもよい。ポイント加算要求は、推奨運度予定の予定情報に含まれるユーザIDと、付与価値として決定されたポイント数とを含んでもよい。ポイント管理サーバ3は、そのユーザIDに関連付けられた利用可能ポイント数に、決定されたポイント数を加算してもよい。特典種類がクーポンを示す合、特典付与部116は、クーポン管理サーバ4へクーポン発行要求を送信してもよい。クーポン発行要求は、推奨運度予定の予定情報に含まれるユーザIDと、付与価値として決定された割引額又は割引率と、特典種類に応じた用途情報とを含んでもよい。クーポン管理サーバ4は、クーポン発行要求に基づいて、発行済みクーポン情報を生成して記憶してもよい。ステップS314が終わると、特典付与決定処理は終了する。
【0182】
図12は、特典が割り当てられた推奨運動予定について、運動が実施されたか否かを判定する処理を示す。運動情報提供サーバ1は、特典が割り当てられなかった推奨運動予定についても、推奨運動予定の予定日における予定時間帯に推奨運動内容の運動が実施されたか否かを判定し、その判定の結果を運動実施判定結果として予定DB14eに記憶させてもよい。
【0183】
図10乃至図12に示す処理は例示であり、目的が達成されるのであれば、如何なる処理が実行されてもよい。処理の順序は、図10乃至図12に示される順序に限定されない。また、図10乃至図12に示されるステップのうち少なくとも一のステップは実行されなくてもよい。
【0184】
以上説明したように、本実施形態によれば、運動情報提供サーバ1が、ユーザ情報に基づいて推奨運動予定を決定する。また、運動情報提供サーバ1が、スポンサーに応じて定められた特典獲得条件を示す特典情報を取得する。また、運動情報提供サーバ1が、推奨運動予定に含まれる推奨運動の内容が、特典情報により示される特定運動の内容に含まれ、且つ、推奨運動予定に含まれる予定日における予定時間帯が、特典情報により示される特典対象時間範囲に含まれる場合、推奨運動予定を、ユーザによる運動の実施状況に応じてそのユーザに特典が付与される特典対象運動予定に決定する。この場合、ユーザは、例えば特典対象運動予定に決定された推奨運動予定に応じて、特典獲得条件を満たすように運動を実施することで、特典を獲得することができる。従って、ユーザに推奨される運動の予定に応じてそのユーザに特典を付与することができる。
【0185】
ここで、運動情報提供サーバ1が、ユーザによる運動の実施の証拠を示す運動記録コンテンツを取得してもよい。また、運動情報提供サーバ1が、推奨運動予定が特典対象運動予定に決定された後、運動記録コンテンツが、推奨運動予定に含まれる内容の推奨運動を、特典情報により示される特典対象時間範囲に含まれる日時にユーザが実施したことを示す場合、ユーザに特典を付与することを決定してもよい。この場合、推奨運動予定が特典対象運動予定に決定された後、特典対象時間範囲内に推奨運動をユーザが実施することで、そのユーザは特典を獲得することができる。従って、特典のスポンサーにとって望ましい時期に運動を実施他ユーザに対して特典を付与することができる。
【0186】
また、運動情報提供サーバ1が、運動記録コンテンツに基づいて、付与される特典の価値を決定してもよい。この場合、ユーザによる運動の実施状況に応じて、付与される特典の価値を変えることができる。
【0187】
ここで、運動情報提供サーバ1が、推奨運動予定に含まれる内容の推奨運動をユーザが実施した程度に応じて、付与される特典の価値を決定してもよい。この場合、真剣に運動を実施することをユーザに促すことができる。
【0188】
また、運動情報提供サーバ1が、運動施設の利用状況に応じて、付与される特典の価値を決定してもよい。この場合、運動施設の利用状況に応じて、付与される特典の価値を変えることができる。
【0189】
また、運動情報提供サーバ1が、運動サービスの利用状況に応じて、付与される特典の価値を決定してもよい。この場合、運動サービスの利用状況に応じて、付与される特典の価値を変えることができる。
【0190】
また、運動情報提供サーバ1が、運動施設又は運動サービスの利用の有無に応じて、付与される特典の価値を決定してもよい。この場合、ユーザによる運動施設又は運動サービスの利用を促すことができる。
【0191】
また、運動情報提供サーバ1が、運動施設又は運動サービスの利用に対してユーザに課された利用料金の額に応じて、付与される特典の価値を決定してもよい。この場合、利用料金を増額して運動施設又は運動サービスを利用することをユーザに促すことができる。
【0192】
また、運動情報提供サーバ1が、ユーザごとに、付与される特典の価値を決定してもよい。この場合、ユーザごとに、付与される特典の価値を変えることができる。
【0193】
また、運動情報提供サーバ1が、推奨運動予定を特典対象運動予定に決定する場合、ユーザに付与される特典の価値の最大値を決定してもよい。また、運動情報提供サーバ1が、決定された最大値以下の範囲内で、付与される特典の価値を決定してもよい。この場合、特典の付与の際に決定されるその特典の価値の最大値を、予め決定しておくことができる。
【0194】
ここで、運動情報提供サーバ1が、推奨運動予定に含まれる予定日における予定時間帯よりも過去に実施することが予定された過去運動の予定としてユーザに推奨された複数の過去の運動予定に応じた運動をユーザが実施した程度を示す程度情報を取得する程度情報を取得してもよい。また、運動情報提供サーバ1が、程度情報により示される程度に応じて、特典の価値の最大値を決定してもよい。この場合、推奨された運動予定に応じて運動を継続することを、ユーザに促すことができる。
【0195】
また、運動情報提供サーバ1が、ユーザによる運動情報提供サービスの利用状況に応じて、特典の価値の最大値を決定してもよい。この場合、運動情報提供サービスの利用をユーザに促すことができる。
【0196】
ここで、運動情報提供サーバ1が、運動情報提供サービスとの間でユーザのアカウントが連携された関連サービスの数に応じて、特典の価値の最大値を決定してもよい。この場合、ユーザに関する情報の提供をユーザに促すことができる。
【0197】
また、運動情報提供サーバ1が、運動情報提供サービスとの間でユーザのアカウントが連携された関連サービスから取得可能な情報の項目数に応じて、特典の価値の最大値を決定してもよい。この場合、ユーザに関する情報の提供をユーザに促すことができる。
【0198】
また、運動情報提供サーバ1が、ユーザによる運動情報提供サービスへのログインの回数に応じて、特典の価値の最大値を決定してもよい。この場合、運動情報提供サービスの利用回数を増やすことを、ユーザに促すことができる。
【0199】
また、運動情報提供サーバ1が、運動情報提供サービスの利用に対してユーザに課される利用料金の額に応じて、特典の価値の最大値を決定してもよい。この場合、利用料金を増額して運動情報提供サービスを利用することをユーザに促すことができる。
【0200】
また、運動情報提供サーバ1が、ユーザ端末7からユーザによる操作に応じて送信された運動記録コンテンツを受信してもよい。また、運動情報提供サーバ1が、ユーザ端末7から受信した運動記録コンテンツの総量に応じて、特典の価値の最大値を決定してもよい。この場合、運動記録コンテンツの送信をユーザに促すことができる。
【0201】
また、運動情報提供サーバ1が、ユーザごとに、特典の価値の最大値を決定してもよい。この場合、ユーザごとに、付与される特典の最大値を変えることができる。
【0202】
また、運動情報提供サーバ1が、推奨運動予定を示す推奨運動予定情報をユーザ端末7へ送信してもよい。推奨運動予定が特典対象運動予定に決定された場合、運動情報提供サーバ1が、推奨運動予定が特典対象運動予定に決定されたことを示す特典対象情報を更にユーザ端末7へ送信してもよい。この場合、推奨運動予定が特典対象運動予定に決定された場合、推奨運動予定情報と、特典対象運動予定に決定されたことを示す特典対象情報とが、ユーザ端末7へ送信される。従って、推奨運動予定に応じて運動を実施することで特典の獲得が可能であることをユーザに知らせることができる。
【0203】
また、運動情報提供サーバ1が、付与される特典の価値の最大値が決定された場合、推奨運動予定情報と、その最大値を示す特典対象情報とをユーザ端末7へ送信してもよい。この場合、推奨運動予定が特典対象運動予定に決定されて、付与される特典の価値の最大値が決定された場合、推奨運動予定情報と、特典の価値の最大値を示す特典対象情報とが、ユーザ端末7へ送信される。従って、推奨運動予定に応じて運動を実施することで獲得可能な特典の価値の最大値をユーザに知らせることができる。
【0204】
(付記1)ユーザに関するユーザ情報に基づいて、前記ユーザに奨める推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段であって、推奨される推奨運動の内容と、該推奨運動の実施の予定日及び予定時間帯と、を含む推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段と、特典の原資の負担者に応じて定められた特典獲得条件であって、前記特典を獲得するための特典獲得条件を、前記特典を獲得可能な特定運動の内容と、該特定運動を実施する期間及び時間帯のうち少なくとも何れか一方である時間範囲と、を識別可能に示す特典獲得条件情報を取得する特典獲得条件情報取得手段と、前記決定された推奨運動予定に含まれる前記推奨運動の内容が、前記取得された特典獲得条件情報により示される前記特定運動の内容に含まれ、且つ、前記推奨運動予定に含まれる前記予定日における前記予定時間帯が、前記特典獲得条件情報により示される前記時間範囲に含まれる場合、前記推奨運動予定を、前記ユーザによる運動の実施状況に応じて該ユーザに前記特典が付与される特典対象運動予定に決定する特典対象運動予定決定手段と、を備えることを特徴とする運動特典決定装置。
【0205】
(付記2)前記ユーザによる運動の実施の証拠を示す証拠情報を取得する証拠情報取得手段と、前記特典対象運動予定決定手段により前記推奨運動予定が前記特典対象運動予定に決定された後、前記取得された証拠情報が、前記決定された推奨運動予定に含まれる内容の前記推奨運動を、前記取得された特典獲得条件情報により示される前記時間範囲に含まれる日時に前記ユーザが実施したことを示す場合、前記ユーザに前記特典を付与することを決定する特典付与決定手段と、を更に備えることを特徴とする付記1に記載の運動特典決定装置。
【0206】
(付記3)前記特典付与決定手段は、前記取得された証拠情報に基づいて、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする付記2に記載の運動特典決定装置。
【0207】
(付記4) 前記特典付与決定手段は、前記決定された推奨運動予定に含まれる内容の前記推奨運動を前記ユーザが実施した程度に応じて、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする付記3に記載の運動特典決定装置。
【0208】
(付記5)前記取得される証拠情報は、運動の実施が可能な施設の前記ユーザによる利用状況を示し、前記特典付与決定手段は、前記施設の利用状況に応じて、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする付記3又は4に記載の運動特典決定装置。
【0209】
(付記6)前記取得される証拠情報は、運動の際に利用可能なサービスの前記ユーザによる利用状況を示し、前記特典付与決定手段は、前記サービスの利用状況に応じて、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする付記3乃至5の何れか一に記載の運動特典決定装置。
【0210】
(付記7)前記証拠情報により示される前記利用状況は、利用の有無を含むことを特徴とする付記5又は6に記載の運動特典決定装置。
【0211】
(付記8)前記証拠情報により示される前記利用状況は、前記ユーザによる利用に対して前記ユーザに課される利用料金の額を含むことを特徴とする付記5乃至7の何れか一に記載の運動特典決定装置。
【0212】
(付記9)前記特典付与決定手段は、ユーザごとに、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする付記3乃至8の何れか一に記載の運動特典決定装置。
【0213】
(付記10)前記特典対象運動予定決定手段は、前記推奨運動予定を前記特典対象運動予定に決定する場合、前記ユーザに付与される特典の価値の最大値を決定し、前記特典付与決定手段は、前記決定された最大値以下の範囲内で、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする付記3乃至10の何れか一に記載の運動特典決定装置。
【0214】
(付記11)前記決定された推奨運動予定に含まれる前記予定日における前記予定時間帯よりも過去に実施することが予定された過去運動の予定として前記ユーザに推奨された複数の過去運動予定であって、前記過去運動の内容と、該過去運動の過去予定日及び過去予定時間帯と、をそれぞれ含む複数の過去運動予定に応じた運動を前記ユーザが実施した程度を示す程度情報を取得する程度情報取得手段を更に備え、前記特典対象運動予定決定手段は、前記取得された程度情報により示される程度に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする付記10に記載の運動特典決定装置。
【0215】
(付記12)前記特典対象運動予定決定手段は、前記推奨運動予定に関する情報を提供する運動情報提供サービスの前記ユーザによる利用状況に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする付記10又は11に記載の運動特典決定装置。
【0216】
(付記13)前記運動特典決定装置は、前記ユーザに関する情報を記憶可能な複数の情報サービスのうち、前記運動情報提供サービスとの間で前記ユーザのアカウントを連携することが前記ユーザにより選択された前記情報サービスから、前記証拠情報を取得可能であり、前記特典対象運動予定決定手段は、前記ユーザのアカウントが連携された前記情報サービスの数に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする付記12に記載の運動特典決定装置。
【0217】
(付記14)前記運動特典決定装置は、前記ユーザに関する情報を記憶可能な複数の情報サービスのうち、前記運動情報提供サービスとの間で前記ユーザのアカウントを連携することが前記ユーザにより選択された前記情報サービスから、前記証拠情報を取得可能であり、前記特典対象運動予定決定手段は、前記運動情報提供サービスとの間で前記ユーザのアカウントが連携された前記情報サービスから取得可能な情報の項目数に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする付記12又は13に記載の運動特典決定装置。
【0218】
(付記15)前記特典対象運動予定決定手段は、前記ユーザによる前記運動情報提供サービスへのログインの回数に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする付記12乃至14の何れか一に記載の運動特典決定装置。
【0219】
(付記16)前記特典対象運動予定決定手段は、前記運動情報提供サービスの利用に対して前記ユーザに課される利用料金の額に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする付記12乃至15の何れか一に記載の運動特典決定装置。
【0220】
(付記17)前記証拠情報取得手段は、前記ユーザが利用する端末装置から前記ユーザによる操作に応じて送信された前記証拠情報を受信し、前記特典対象運動予定決定手段は、前記端末装置から受信した前記証拠情報の総量に応じて、前記最大値を決定することを特徴とする付記12乃至16の何れか一に記載の運動特典決定装置。
【0221】
(付記18)前記特典対象運動予定決定手段は、ユーザごとに、前記最大値を決定することを特徴とする付記12乃至16の何れか一に記載の運動特典決定装置。
【0222】
(付記19)前記決定された推奨運動予定を示す推奨運動予定情報を、前記ユーザが利用する端末装置へ送信する送信手段であって、前記特典対象運動予定決定手段により前記推奨運動予定が前記特典対象運動予定に決定された場合、前記推奨運動予定が前記特典対象運動予定に決定されたことを示す特典対象情報を更に前記端末装置へ送信する送信手段を更に備えることを特徴とする付記1乃至18の何れか一に記載の運動特典決定装置。
【0223】
(付記20)前記決定された推奨運動予定を示す推奨運動予定情報を、前記ユーザが利用する端末装置へ送信する送信手段であって、前記特典対象運動予定決定手段により前記最大値が決定された場合、前記最大値を示す特典対象情報を更に前記端末装置へ送信する送信手段を更に備えることを特徴とする付記10乃至18の何れか一に記載の運動特典決定装置。
【0224】
(付記21)特典の原資の負担者に応じて定められた特典獲得条件であって、前記特典を獲得するための特典獲得条件を、前記特典を獲得可能な特定運動の内容と、該特定運動を実施する期間及び時間帯のうち少なくとも何れか一方である時間範囲と、を識別可能に示す特典獲得条件情報を記憶する記憶手段と、ユーザに関するユーザ情報に基づいて、前記ユーザに奨める推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段であって、推奨される推奨運動の内容と、該推奨運動の実施の予定日及び予定時間帯と、を含む推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段と、前記決定された推奨運動予定に含まれる前記推奨運動の内容が、前記記憶された特典獲得条件情報により示される前記特定運動の内容に含まれ、且つ、前記推奨運動予定に含まれる前記予定日における前記予定時間帯が、前記特典獲得条件情報により示される前記時間範囲に含まれる場合、前記推奨運動予定を、前記ユーザによる運動の実施状況に応じて該ユーザに前記特典が付与される特典対象運動予定に決定する特典対象運動予定決定手段と、を備えることを特徴とする運動特典決定システム。
【0225】
(付記22)コンピュータにより実行される情報提供方法において、ユーザに関するユーザ情報に基づいて、前記ユーザに奨める推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定ステップであって、推奨される推奨運動の内容と、該推奨運動の実施の予定日及び予定時間帯と、を含む推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定ステップと、特典の原資の負担者に応じて定められた特典獲得条件であって、前記特典を獲得するための特典獲得条件を、前記特典を獲得可能な特定運動の内容と、該特定運動を実施する期間及び時間帯のうち少なくとも何れか一方である時間範囲と、を識別可能に示す特典獲得条件情報を取得する特典獲得条件情報取得ステップと、前記決定された推奨運動予定に含まれる前記推奨運動の内容が、前記取得された特典獲得条件情報により示される前記特定運動の内容に含まれ、且つ、前記推奨運動予定に含まれる前記予定日における前記予定時間帯が、前記特典獲得条件情報により示される前記時間範囲に含まれる場合、前記推奨運動予定を、前記ユーザによる運動の実施状況に応じて該ユーザに前記特典が付与される特典対象運動予定に決定する特典対象運動予定決定ステップと、を含むことを特徴とする運動特典決定方法。
【0226】
(付記23)コンピュータを、ユーザに関するユーザ情報に基づいて、前記ユーザに奨める推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段であって、推奨される推奨運動の内容と、該推奨運動の実施の予定日及び予定時間帯と、を含む推奨運動予定を決定する推奨運動予定決定手段と、特典の原資の負担者に応じて定められた特典獲得条件であって、前記特典を獲得するための特典獲得条件を、前記特典を獲得可能な特定運動の内容と、該特定運動を実施する期間及び時間帯のうち少なくとも何れか一方である時間範囲と、を識別可能に示す特典獲得条件情報を取得する特典獲得条件情報取得手段と、前記決定された推奨運動予定に含まれる前記推奨運動の内容が、前記取得された特典獲得条件情報により示される前記特定運動の内容に含まれ、且つ、前記推奨運動予定に含まれる前記予定日における前記予定時間帯が、前記特典獲得条件情報により示される前記時間範囲に含まれる場合、前記推奨運動予定を、前記ユーザによる運動の実施状況に応じて該ユーザに前記特典が付与される特典対象運動予定に決定する特典対象運動予定決定手段、として機能させることを特徴とする運動特典決定プログラム。
【符号の説明】
【0227】
1 運動情報提供サーバ
2 管理端末
3 ポイント管理サーバ
4 クーポン管理サーバ
5 スポンサー端末
6 関連サービスサーバ
7 ユーザ端末
11 システム制御部
12 システムバス
13 入出力インタフェース
14 記憶部
14a ユーザ基本情報DB
14b 運動テーマDB
14c 運動内容
14d 運動内容種類
14e 予定DB
14f 特典情報DB
14g 特典供給DB
14h 位置情報DB
14i 運動履歴DB
15 通信部
111 特典情報登録部
112 推奨運動予定決定部
113 特典割当部
114 情報提供部
115 運動記録コンテンツ取得部
116 特典付与部
NW ネットワーク
S 通信システム
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