(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024079048
(43)【公開日】2024-06-11
(54)【発明の名称】プログラム、端末装置、情報処理装置及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/12 20120101AFI20240604BHJP
G06Q 10/02 20120101ALI20240604BHJP
G06Q 30/0207 20230101ALI20240604BHJP
【FI】
G06Q50/12
G06Q10/02
G06Q30/0207
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022191752
(22)【出願日】2022-11-30
(71)【出願人】
【識別番号】501179120
【氏名又は名称】アパホテル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】小塚 智成
(72)【発明者】
【氏名】濱本 清
【テーマコード(参考)】
5L010
5L030
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L010AA03
5L030BB07
5L049AA03
5L049BB07
5L049CC23
5L050CC23
(57)【要約】
【課題】宿泊施設の利用におけるユーザの利便性を高める。
【解決手段】本発明の一態様に係るプログラムは、情報処理装置2によって読み取られると、ユーザの宿泊の開始に関する処理と、宿泊に伴いユーザが受け取ることができる物品の提供に関する処理と、を実行する認証情報602を出力するために、端末装置1のコンピュータを、ユーザが宿泊に伴い受け取ることができる物品を表示する表示手段100と、ユーザの宿泊情報と、物品の選択に関する選択情報とに関する入力を受け付ける受付手段102と、宿泊情報及び選択情報を含む予約情報が関連付けられた認証情報602を、情報処理装置によって読み取り可能なように出力する出力手段106と、として機能させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置によって読み取られると、ユーザの宿泊の開始に関する処理と、宿泊に伴いユーザが受け取ることができる物品の提供に関する処理と、を実行する認証情報を出力するために、端末装置のコンピュータを、
ユーザが宿泊に伴い受け取ることができる物品を表示する表示手段と、
ユーザの宿泊情報と、前記物品の選択に関する選択情報とに関する入力を受け付ける受付手段と、
前記宿泊情報及び前記選択情報を含む予約情報が関連付けられた認証情報を、前記情報処理装置によって読み取り可能なように出力する出力手段と、
として機能させる、プログラム。
【請求項2】
前記宿泊開始に関する処理は、前記宿泊情報に基づく宿泊のルームキーを提供することを含み、
前記物品の提供に関する処理は、前記物品の引き換えチケットを提供することを含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記表示手段は、前記物品の組み合わせである複数のセットを表示し、
前記選択情報は、前記複数のセットからユーザにより選択されたセットに関する情報を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記表示手段は、前記複数のセットのそれぞれに対して、当該セットの環境負荷に関する情報を関連付けて表示する、請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記環境負荷に関する情報は、所定の方法により算出された二酸化炭素削減量及び二酸化炭素排出量の少なくとも一方を含む、請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記複数のセットは、第1セットと、前記第1セットと比較して環境負荷が大きい第2セットとを含み、
前記表示手段は、前記第1セットを推薦する情報を表示する、請求項4に記載のプログラム。
【請求項7】
前記端末装置のコンピュータに、
ユーザにより選択されたセットの環境負荷が所定の閾値より小さい場合にユーザに特典を付与する付与手段、としてさらに機能させる、請求項4に記載のプログラム。
【請求項8】
前記端末装置のコンピュータに、
前記選択情報にユーザが物品を受け取らない旨の情報が含まれる場合にユーザに特典を付与する付与手段、としてさらに機能させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項9】
前記表示手段は、前記物品のリストを表示し、
前記選択情報は、前記物品のリストからユーザが選択した物品に関する情報を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項10】
前記表示手段は、前記物品のリストに属する物品のそれぞれに対して、当該物品の環境負荷に関する情報を関連付けて表示する、請求項9に記載のプログラム。
【請求項11】
前記表示手段は、前記物品のリストからユーザが選択した複数の物品の環境負荷の合計に関する情報を表示する、請求項9に記載のプログラム。
【請求項12】
前記物品は、アメニティ用品を含む、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項13】
前記認証情報は、画像コードであり、
前記出力手段は、前記画像コードを表示することを含む、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項14】
請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のプログラムを記憶する記憶部と、
前記プログラムを実行する制御部と、
を備える、端末装置。
【請求項15】
ユーザの認証情報を読み取る読取部と、
前記読取部によって読み取った前記認証情報に関連付けられるとともに、ユーザの宿泊に関する宿泊情報及びユーザが受け取ることができる物品の選択に関する選択情報を含む予約情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得した前記予約情報に含まれる前記宿泊情報に基づいて、ユーザの宿泊の開始に関する処理を実行する宿泊実行部と、
前記取得部によって取得した前記予約情報に含まれる前記選択情報に基づいて、前記物品の提供に関する処理を実行する物品提供部と、
を備える、情報処理装置。
【請求項16】
情報処理装置のコンピュータに、
ユーザの認証情報を読み取る読取ステップと、
前記読取ステップによって読み取った前記認証情報に関連付けられるとともに、ユーザの宿泊に関する宿泊情報及びユーザが受け取ることができる物品の選択に関する選択情報を含む予約情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップによって取得した前記予約情報に含まれる前記宿泊情報に基づいて、ユーザの宿泊の開始に関する処理を実行する宿泊実行ステップと、
前記取得ステップによって取得した前記予約情報に含まれる前記選択情報に基づいて、前記物品の提供に関する処理を実行する物品提供ステップと、
を実行させる、情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、端末装置、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、宿泊施設を利用する際の利便性を向上させる技術が知られている。例えば、特許文献1には、ある観光地や地域を訪れたユーザがそのエリアの宿泊施設や店舗を利用した場合にキャッシュレスで決済を行うことができ、ユーザが手ぶらでその地域の滞在を楽しむことが可能なシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザが宿泊施設を利用する際には、宿泊の開始手続(例えば、チェックイン等)と、宿泊に伴う物品(例えば、アメニティ用品等)の受け取りとを行う場合が多い。しかしながら、特許文献1に記載されたシステムでは、宿泊施設を利用する際の利便性を十分に向上させることができない。
【0005】
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、宿泊施設の利用におけるユーザの利便性を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るプログラムは、情報処理装置によって読み取られると、ユーザの宿泊の開始に関する処理と、宿泊に伴いユーザが受け取ることができる物品の提供に関する処理と、を実行する認証情報を出力するために、端末装置のコンピュータを、ユーザが宿泊に伴い受け取ることができる物品を表示する表示手段と、ユーザの宿泊情報と、物品の選択に関する選択情報とに関する入力を受け付ける受付手段と、宿泊情報及び選択情報を含む予約情報が関連付けられた認証情報を、情報処理装置によって読み取り可能なように出力する出力手段と、として機能させる。
【0007】
本発明の他の一態様に係る端末装置は、本発明の一態様に係るプログラムを記憶する記憶部と、プログラムを実行する制御部と、を備える。
【0008】
本発明の他の一態様に係る情報処理装置は、ユーザの認証情報を読み取る読取部と、読取部によって読み取った認証情報に関連付けられるとともに、ユーザの宿泊に関する宿泊情報及びユーザが受け取ることができる物品の選択に関する選択情報を含む予約情報を取得する取得部と、取得部によって取得した予約情報に含まれる宿泊情報に基づいて、ユーザの宿泊の開始に関する処理を実行する宿泊実行部と、取得部によって取得した予約情報に含まれる選択情報に基づいて、物品の提供に関する処理を実行する物品提供部と、を備える。
【0009】
本発明の他の一態様に係る情報処理方法は、情報処理装置のコンピュータに、ユーザの認証情報を読み取る読取ステップと、読取ステップによって読み取った認証情報に関連付けられるとともに、ユーザの宿泊に関する宿泊情報及びユーザが受け取ることができる物品の選択に関する選択情報を含む予約情報を取得する取得ステップと、取得ステップによって取得した予約情報に含まれる宿泊情報に基づいて、ユーザの宿泊の開始に関する処理を実行する宿泊実行ステップと、取得ステップによって取得した予約情報に含まれる選択情報に基づいて、物品の提供に関する処理を実行する物品提供ステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、宿泊施設の利用におけるユーザの利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図2】本実施形態に係るシステムの機能ブロック図である。
【
図3】本実施形態に係るシステムの機能ブロック図である。
【
図4】本実施形態に係る端末装置の動作の一例を説明するための図である。
【
図5】本実施形態に係る端末装置の表示画面の一例を説明するための図である。
【
図6】本実施形態に係る端末装置の表示画面の一例を説明するための図である。
【
図7】本実施形態に係る端末装置の表示画面の一例を説明するための図である。
【
図8】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
【
図9】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
【
図10】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
【
図11】本実施形態に係る各装置のハードウェア構成の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態(以下、「本実施形態」という)について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
【0013】
本発明において、「部」や「手段」、「装置」、「システム」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置、ソフトウェアにより実現されても、2つ以上の「部」や「手段」、「装置」、「システム」の機能が1つの物理的手段や装置、ソフトウェアにより実現されてもよい。
【0014】
<1.本発明の概要>
図1を参照して、本発明の概要を説明する。
図1は、本実施形態に係るシステムの概念図である。本実施形態に係るプログラムは、端末装置1のコンピュータを、ユーザが宿泊に伴い受け取ることができる物品を表示する表示手段100と、ユーザの宿泊情報と、物品の選択に関する選択情報とに関する入力を受け付ける受付手段102と、宿泊情報及び選択情報を含む予約情報が関連付けられた認証情報602を、情報処理装置2によって読み取り可能なように出力する出力手段106と、として機能させる。情報処理装置2は、認証情報602を読み取ることにより、ユーザの宿泊の開始に関する処理(
図1右上参照)と、宿泊に伴いユーザが受け取ることができる物品の提供に関する処理(
図1右下参照)と、を実行する。
【0015】
本実施形態に係るプログラムによれば、例えば、チェックインの手続(ユーザの宿泊の開始に関する処理に相当)と、アメニティ用品の提供(宿泊に伴いユーザが受け取ることができる物品の提供に関する処理に相当)とを情報処理装置2に実行させる画像コード(認証情報602に相当)を端末装置1の画面上に表示することができる。このような画像コードを情報処理装置2に読み取らせることにより、ユーザは宿泊施設を利用するために必要な手続を一括して完了させることができ、宿泊施設の利便性が向上する。画像コードとは、例えば、QRコード(登録商標)である。
【0016】
また、本実施形態に係るプログラムによれば、人的資本の最適化、感染症の罹患防止及び環境に配慮したアメニティ用品の提供が実現できる。従来の宿泊施設においては、受付スタッフが宿泊施設利用者に対して手渡しでアメニティ用品を提供する形式と、所定の場所に大量にアメニティ用品を配置し、宿泊施設利用者自身に必要なものを選ばせる形式(いわゆる、アメニティバーの形式)と、が主流である。しかしながら、手渡しでアメニティ用品を提供する場合には、受付にスタッフを常時配備する必要があり、宿泊サービスの提供者側にとって経済的ではない。さらに、スタッフと宿泊施設利用者の対面での接触は感染症拡大のリスクを上昇させる。一方で、アメニティバーによりアメニティ用品を提供する場合には、一部の宿泊施設利用者が必要以上の量のアメニティ用品を受け取るため、最終的に使われないまま廃棄せざるをえないアメニティ用品の量が増える。これらの課題に対して、本実施形態に係るプログラムによれば、アメニティ用品を提供するためのスタッフを配備することなく、利用者に必要十分な量のアメニティ用品を提供することができる。
【0017】
<2.各装置の機能構成>
図2-3の機能ブロック図を参照して、本実施形態に係るシステムに含まれる各装置の機能の一例を説明する。
【0018】
図2に示すように、本実施形態に係るシステムは、端末装置1及び情報処理装置2を含み、互いに通信ネットワーク3を介して通信ができるようになっている。なお、本実施形態に係るシステムには、複数の端末装置1及び複数の情報処理装置2が含まれていてもよい。
【0019】
―端末装置1―
端末装置1は、ユーザ端末ということもできる。端末装置1は、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレット端末等であってもよい。本実施形態に係るシステムに複数の端末装置1が含まれる場合、典型的には、それぞれの端末装置1は異なるユーザによって所有されるものである。
【0020】
端末装置1は、本実施形態に係るプログラムを使用できるように設定されている。本実施形態に係るプログラムを使用できるように設定されていることは、例えば、本実施形態に係るプログラムが端末装置1の記憶部12に記憶され、当該プログラムが制御部10により実行可能な状態になっていることを含む。
【0021】
本実施形態に係るプログラムは、端末装置1にプリインストールされており、最初から(例えば、端末装置1の出荷時点から)実行可能なものであってもよい。他にも、本実施形態に係るプログラムは、端末装置1が特定のサーバからダウンロードするものであってもよい。本実施形態に係るプログラムは、例えば、端末装置1が特定のwebサイトにアクセスすること又は端末装置1に特定のアプリケーションソフトウェアをダウンロード及びインストールすることにより端末装置1が実行可能になるものであってもよい。
【0022】
本実施形態に係るプログラムの機能は、複数の異なるプログラムが協働することにより実現されるものであってもよい。
【0023】
本実施形態に係るプログラムは、本実施形態において説明する機能の一部を実現するためのものであってもよい。また、本実施形態に係るプログラムは、上記機能をコンピュータにすでに記録されているプログラム(例えば、オペレーションシステム等)との組み合わせで実現できるものであってもよい。
【0024】
以下では、
図2を用いて、本実施形態に係るプログラムを実行する端末装置1の具体的な機能ブロックについて説明する。
【0025】
端末装置1は、制御部10、記憶部12、入力部14、出力部16及びネットワークインタフェース部18を含み、それぞれがバス19を介して電気的に接続されている。
【0026】
まず、記憶部12について説明する。記憶部12は、物品情報DB(DataBase)120、宿泊情報DB122、選択情報DB124、認証情報DB126及び特典情報DB128を含む。記憶部12に記憶された情報の少なくとも一部は情報処理装置2と同期して更新されるものであってもよく、少なくとも一部はローカルに記憶される(すなわち、情報処理装置2に記憶されない)ものであってもよい。
【0027】
物品情報DB120は、ユーザが宿泊に伴い受け取ることができる物品に関する情報を記憶する。物品に関する情報は、例えば、物品の名称、物品と、物品の組み合わせであるセットと、の関係及び物品の環境負荷(例えば、二酸化炭素削減量及び二酸化炭素排出量等)に関する情報等を含む。
【0028】
宿泊情報DB122は、ユーザの宿泊情報を記憶する。宿泊情報は、例えば、宿泊を予約したユーザの識別情報及び宿泊施設への到着日・出発日、宿泊料金の支払い状況に関する情報等を含む。
【0029】
選択情報DB124は、ユーザの物品の選択に関する選択情報を記憶する。選択情報は、例えば、物品を選択したユーザの識別情報、当該ユーザが選択した物品の種類・数及び当該ユーザが選択したセットに関する情報等を含む。
【0030】
認証情報DB126は、ユーザの宿泊の開始に関する処理と、宿泊に伴いユーザが受け取ることができる物品の提供に関する処理と、を情報処理装置2に対して実行させるための認証情報602を記憶する。認証情報602は、情報処理装置2が端末装置1(又は端末装置1のユーザ)を認証するために用いる情報である。すなわち、認証情報602は、情報処理装置2が端末装置1(又は、端末装置1のユーザ)の真正性を確認することができる情報である。認証情報602は、例えば、テキスト情報(例えば、パスワード(ワンタイムパスワードを含む)及び秘密鍵で暗号化した情報等)及び画像情報(例えば、画像コード(1次元であるバーコード及び2次元であるQRコード等を含む)等)等であってもよい。
【0031】
特典情報DB128は、ユーザにより選択されたセットの環境負荷が所定の閾値より小さい場合にユーザに付与する特典に関する情報を記憶する。特典は、宿泊施設の利用料金の割引として使用できるポイント、ノベルティ及び会員ランクの上昇等を含む。
【0032】
次に、制御部10について説明する。制御部10は、表示手段100、受付手段102、生成手段104、出力手段106及び付与手段108として機能する。
【0033】
表示手段100は、ユーザが宿泊に伴い受け取ることができる物品を表示する。具体的には、表示手段100は、物品情報DB120から情報を取得し、ディスプレイ160を用いて物品に関する情報を表示する。表示手段100が表示する情報の一例は、ユーザが選択することができる物品の一覧である。また、表示手段100は、物品の環境負荷に関する情報を表示してもよい。表示の例については、
図5-7を用いて後述する。
【0034】
受付手段102は、ユーザの宿泊情報と、物品の選択に関する選択情報とに関する入力を受け付ける。具体的には、受付手段102は、入力部14が機能させる各装置に対するユーザの入力を受け付け、受け付けた宿泊情報及び選択情報をそれぞれ宿泊情報DB122及び選択情報DB124に記憶する。受付手段102が受け付ける情報の一例は、宿泊の予約、ユーザが選択した物品の種類・個数及びユーザが選択した物品のセットに関する情報等である。
【0035】
生成手段104は、宿泊情報及び選択情報を含む予約情報が関連付けられた認証情報602を生成する。生成手段104は、例えば、端末装置1の秘密鍵を用いて生成した文字列を、当該文字列に対応する画像コードに変換して認証情報602を生成してもよい。情報処理装置2は、このような認証情報602をカメラ240で読み取り、さらに端末装置1の秘密鍵に対応する公開鍵を用いて復号化することにより、端末装置1を認証することができる。
【0036】
出力手段106は、認証情報602を情報処理装置2によって読み取り可能なように出力する。出力は、例えば、情報処理装置2に備えられたカメラ240で読み取り可能なものであってもよく、情報処理装置2に備えられたICチップリーダーで読み取り可能なものであってもよい。本実施形態においては、出力手段106は、ディスプレイ160により画像コードである認証情報602を表示するものとする。
【0037】
付与手段108は、ユーザにより選択されたセットの環境負荷が所定の閾値より小さい場合にユーザに特典を付与する。所定の閾値とは、例えば、最も二酸化炭素排出量が多いセットと比較して、ユーザにより選択されたセットの二酸化炭素排出量が50%以下であること等である。特典は、宿泊施設の利用料金の割引として使用できるポイント、ノベルティ及び会員ランクの上昇等を含む。
【0038】
また、付与手段108は、選択情報にユーザが物品を受け取らない旨の情報が含まれる場合にユーザに特典を付与する。選択情報にユーザが物品を受け取らない旨の情報が含まれる場合は、具体的には、ユーザが表示手段100により表示された物品を1つも選択しなかった場合及びユーザが「物品を選択しない」という選択をした場合等である。なお、特典は、宿泊施設の利用料金の割引として使用できるポイント、ノベルティ及び会員ランクの上昇等を含む。
【0039】
次に、入力部14について説明する。入力部14は、典型的には、ボタン140、タッチパネル142、マイク144及びカメラ146を機能させる。入力部14は、これ以外にも圧力、静電気、音声、光、振動、加速度及び温度等を電気信号に変換することができる機器を機能させてもよい。
【0040】
次に、出力部16について説明する。出力部16は、典型的には、ディスプレイ160、及びスピーカー162を機能させる。出力部16は、これ以外にも電気信号を音声、光、振動等に変換することができる機器を機能させてもよい。なお、本実施形態においては、端末装置1はスマートフォンであるとし、ディスプレイ160はタッチパネル142としての機能も有するものとする。
【0041】
―情報処理装置2―
情報処理装置2は、ユーザの宿泊の開始に関する処理と、宿泊に伴いユーザが受け取ることができる物品の提供に関する処理と、を実行する。情報処理装置2は、本実施形態に係るシステムを実現するための装置のうち、端末装置1以外の任意の装置であってもよい。本実施形態に係るシステムに複数の情報処理装置2が含まれる場合、それぞれの情報処理装置2は、例えば、チェックイン端末、ユーザの宿泊に関する情報を管理する宿泊管理用サーバ、ユーザが事前に選択した物品に関する情報を管理する物品提供用サーバ及び物品を排出する装置(以下、物品排出装置4という)等であってもよい。情報処理装置2は、単一の装置であってもよく、複数の装置を含むものであってもよい。すなわち、複数の装置をまとめて「情報処理装置2」ということもできる。
【0042】
なお、この例においては、情報処理装置2は、チェックイン端末の機能を実現するモジュールと、宿泊管理用サーバの機能を実現するモジュールと、物品提供用サーバの機能を実現するモジュールと、を含む装置であるものとして説明する。モジュールは、特定の機能を実現するための装置又はプログラムのまとまりである。すなわち、情報処理装置2は、プログラムである各モジュールを記憶するものであってもよく、装置である各モジュールを組み合わせたもの(通信ネットワーク3を介して接続されているものを含む)であってもよい。
【0043】
以下では、
図3を用いて、情報処理装置2の具体的な機能ブロックについて説明する。
【0044】
情報処理装置2は、制御部20、記憶部22、入力部24、出力部26及びネットワークインタフェース部28を備え、それぞれはバス29を介して電気的に接続されている。
【0045】
記憶部22は、ユーザ情報DB220、予約情報DB222、物品情報DB224を含む。
【0046】
ユーザ情報DB220は、ユーザ情報を記憶する。ユーザ情報は、ユーザID、メールアドレス、電話番号、住所、登録された支払い手段及び情報処理装置2の管理者が提供するWEBサービス(以下では、単に「WEBサービス」という)にログインするためのパスワード等の情報を含む。ユーザに関する情報は、WEBサービスの会員登録時にユーザが入力した情報を含む。
【0047】
予約情報DB222は、予約情報を記憶する。予約情報は、宿泊情報及び選択情報を含む。予約情報DB222に記憶される宿泊情報及び選択情報は、典型的には、端末装置1の受付手段102が受け付けた情報の少なくとも一部を含む。また、予約情報は、認証情報602に関連付けられている。予約情報に認証情報602が関連付けられていることは、認証情報602に基づいて、当該認証情報602に対応する予約情報を特定できるように設定されていることを含む。
【0048】
物品情報DB224は、物品情報を記憶する。物品情報は、ユーザが受け取ることができる物品の種類及び物品のセットに関する情報を含む。
【0049】
制御部20は、情報処理装置2が備える読取部200、取得部202、宿泊実行部204及び物品提供部206を機能させる。
【0050】
読取部200は、端末装置1が出力したユーザの認証情報602を読み取る。読取部200は、例えば、カメラ240により画像コードである認証情報602を読み取る。読み取りは端末装置1の出力形式に合わせて任意の方法であってもよく、例えば、ICチップリーダー等であってもよい。
【0051】
取得部202は、読取部200によって読み取った認証情報602に関連付けられるとともに、ユーザの宿泊に関する宿泊情報及びユーザが受け取ることができる物品の選択に関する選択情報を含む予約情報を取得する。取得部202は、読取部200が読み取った認証情報602に基づいて、当該認証情報602に関連付けられている予約情報を一意に決定し、取得することができる。認証情報602に基づいて予約情報を取得する方法については、
図8―10を用いて後述する。なお、本実施形態において、「情報を取得する」ことは、「当該情報を制御部20が処理可能な状態にする」ことを含み、例えば他の装置から情報を取得するものでなくてもよく、情報処理装置2の記憶部12に記憶された情報を制御部20に読み出すことも「情報を取得する」ことに含まれる。
【0052】
宿泊実行部204は、取得部202によって取得した予約情報に含まれる宿泊情報に基づいて、ユーザの宿泊の開始に関する処理を実行する。なお、本実施形態において、「処理を実行する」ことは、例えば自装置において当該処理を実行することに限られず、他の装置に当該処理を実行させることを含む。宿泊開始に関する処理は、宿泊情報に基づく宿泊のルームキーをユーザに提供することを含む。ルームキーは、ルームキー排出部260から排出されてもよい。
【0053】
物品提供部206は、取得部202によって取得した予約情報に含まれる選択情報に基づいて、物品の提供に関する処理を実行する。物品の提供に関する処理は、ユーザに対して現に物品を提供することに加え、ユーザが物品を受け取ることができるようにすることを含む。ユーザが物品を受け取ることができるようにすることとは、例えば、物品排出装置4に読み込ませることで物品を受け取ることができる引き換えチケットを提供すること及び物品が入った鍵付き収容庫(例えば、ロッカー等)の鍵を解錠することを含む。引き換えチケットは、引き換えチケット排出部262から排出されてもよい。
【0054】
次に、入力部24について説明する。入力部24は、カメラ240を機能させる。カメラ240は、端末装置1が出力する認証情報602を読み取ることができる。入力部24は、これ以外にも圧力、静電気、音声、光、振動、加速度及び温度等を電気信号に変換することができる機器を機能させてもよい。
【0055】
次に、出力部26について説明する。出力部26は、ルームキー排出部260及び引き換えチケット排出部262を機能させる。ルームキー排出部260は、宿泊実行部204の動作に応じて、ユーザが受け取ることができるように自装置からルームキーを排出する。引き換えチケット排出部262は、物品提供部206の動作に応じて、ユーザが受け取ることができるように自装置から引き換えチケットを排出する。出力部26は、これ以外にも電気信号を音声、光、振動等に変換することができる機器を機能させてもよい。
【0056】
<3.各装置の動作>
―端末装置1の動作―
図4-7を用いて、端末装置1の動作の一例について説明する。
図4は、端末装置1の動作のフローチャートである。
図5-6は端末装置1が物品の選択を受け付ける画面の一例である。
図7は、端末装置1が認証情報602を表示する画面の一例である。以下で説明する端末装置1の動作は、本実施形態に係るプログラムの動作であるということもできる。
【0057】
図4は、端末装置1がユーザから宿泊情報の入力を受け付け、認証情報602を読み取り可能なように出力するまでのフローチャートである。
【0058】
まず、端末装置1は、受付手段102により、ユーザから宿泊情報の入力を受け付ける(S10)。端末装置1は、例えば、アプリケーションソフトウェアを介してユーザからの宿泊情報の入力を受け付ける。受け付けた宿泊情報は、宿泊情報DB122に記憶されるとともに、情報処理装置2に送信されてもよい。情報処理装置2は、当該宿泊情報に基づいて、宿泊の予約に関する処理(例えば、宿泊する部屋をユーザに関連付ける処理及び宿泊料金の支払いに関する処理等)を実行してもよい。なお、表示手段100は、受付手段102が宿泊情報の入力を受け付ける際に宿泊を予約するための画面を表示してもよい。
【0059】
宿泊情報の入力を受け付けた後、端末装置1は、表示手段100により、ユーザが宿泊に伴い受け取ることができる物品を表示し、受付手段102により、物品の選択に関する選択情報に関する入力を受け付ける(S20)。
【0060】
[表示手段100が物品のセットを表示する場合]
図5は、ユーザが宿泊に伴い受け取ることができる物品を表示する画面の一例である。この例では、表示手段100は、物品の組み合わせである複数のセットを表示する。端末装置1のディスプレイ160には、画面タイトル400、戻るボタン40、Aセット表示領域401、Bセット表示領域420、Cセット表示領域440及びアメニティ不要ボタン452が表示される。Aセット表示領域401は、アイコン402、セット名404、環境負荷表示406、セット内容410及び選択ボタン408を含む。Bセット表示領域420は、アイコン422、セット名424、環境負荷表示426、セット内容430及び選択ボタン428を含む。Cセット表示領域440は、アイコン442、セット名444、セット内容450及び選択ボタン448を含む。
【0061】
画面タイトル400は、ディスプレイ160に表示されている画面のタイトルを表示する。戻るボタン40は、現在表示されている画面のひとつ前に表示されていた画面に遷移するためのボタンである。
【0062】
Aセット表示領域401に表示されているAセットのセット内容410は、歯ブラシ、歯磨き粉及びシャンプーの3つの物品を含む。Bセット表示領域420に表示されているBセットのセット内容430は、歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、リンス及びボディソープの5つの物品を含む。Cセット表示領域440に表示されているCセットのセット内容450は、歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、リンス、ボディソープ、バスタオル及びフェイスタオルの7つの物品を含む。
【0063】
この例においては、受付手段102は、ユーザによるAセット、Bセット及びCセットのいずれかの選択(選択ボタン408、428及び448の押下に対応)により選択情報を受け付ける。この場合、選択情報は、複数のセットからユーザにより選択されたセットに関する情報を含む。例えば、ユーザがBセットの選択ボタン428を押下した場合、選択情報は、「Bセット」という情報を含み、これが選択情報DB124に記憶される。
【0064】
このように、ユーザ自身に必要な物品を選択させることで、ユーザの利便性を維持しつつ、環境に配慮して物品を提供することができるようになる。例えば、どのユーザにも一律に物品を提供すると、必ずしもすべての物品が実際に使用されるとは限らず、物品を余計に廃棄しなくてはならない場合がある。他にも、例えば、アメニティバーによりユーザに物品を提供すると、一部のユーザが必要以上に物品を持っていってしまうことにより、物品を余計に廃棄しなくてはならない場合がある。一方で、物品を一切提供しないとすると、ユーザが自身で宿泊に必要な物を用意する必要が生じ、利便性を損なう。そこで、本実施形態に係るプログラムのようにユーザ自身に必要な物品を選択させることで、ユーザに対して必要十分な量のアメニティ用品を提供することができる。
【0065】
また、
図5のように、物品の組み合わせである複数のセットを表示することで、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。例えば、物品をリストで表示し(後述する
図6参照)、ユーザにその中から必要な物品を選択させる場合、ユーザに自身が必要な物品をひとつひとつ検討させる手間を強いることになるが、
図5のように物品をセットとして表示することにより、ユーザは直感的に必要な物品を選択することができるようになる。すなわち、このように物品を表示することにより、ユーザは物品の選択からチェックイン及び物品の受取までの一貫してスムーズかつ簡便に行うことができる。
【0066】
表示手段100は、複数のセットのそれぞれに対して、当該セットの環境負荷に関する情報を関連付けて表示してもよい。環境負荷に関する情報は、所定の方法により算出された二酸化炭素削減量及び二酸化炭素排出量の少なくとも一方であってもよい。具体的には、表示手段100は、Aセットに対しては「CO2排出量50%OFF」という環境負荷表示406を関連付けて表示し、Bセットに対しては「CO2排出量25%OFF」という環境負荷表示426を関連付けて表示している。なお、この例において表示される環境負荷は、環境負荷が大きいセットに対する二酸化炭素排出量の割合である。すなわち、環境負荷表示406は、物品が3つであるAセットの環境負荷は、物品の7つもあるCセットの環境負荷と比較して二酸化炭素排出量が50%少ないことを示す。また、環境負荷表示426は、物品が5つであるBセットの環境負荷は、物品の7つもあるCセットの環境負荷と比較して二酸化炭素排出量が25%少ないことを示す。環境負荷表示406及び426は、他の態様(例えば、それぞれのセットに含まれる物品を製造するために排出される二酸化炭素の体積又は質量等)により表示されてもよい。
【0067】
このように、複数のセットのそれぞれに対して、当該セットの環境負荷に関する情報を関連付けて表示することで、環境に配慮して物品を選択することをユーザに対して促すことができる。
【0068】
表示される複数のセットは、第1セットと、第1セットと比較して環境負荷が大きい第2セットとを含み、表示手段100は、第1セットを推薦する情報を表示してもよい。例えば、Aセットの選択ボタン408には「選択(おすすめ)」と表示されており、Bセットの選択ボタン428及びCセットの選択ボタン448のそれぞれには「選択」と表示されている。すなわち、環境負荷が小さいAセットには、Aセットを推薦する情報が関連付けて表示されている。より具体的には、表示手段100は、Aセット(第1セットに相当)と比較して環境負荷が大きいBセット及びCセット(第2セットに相当)とを表示し、Aセットの選択ボタン408に「おすすめ」等の文字(第1セットを推薦する情報に相当)を表示している。
【0069】
推薦する情報は、Aセットのアイコン402、Bセットのアイコン422及びCセットのアイコン442のように表示されてもよい。具体的には、表示手段100は、最も環境負荷が小さいAセットに対しては大きく育った木のアイコン402を関連付けて表示し、中程度の環境負荷のBセットに対しては育っている最中の植物のアイコン422を関連付けて表示し、最も環境負荷が大きいCセットに対しては芽を出したばかりの植物のアイコン442を関連付けて表示してもよい。すなわち、推薦する情報は、表示する/しないの2択に限られず、それぞれのセットの環境負荷に応じて段階的に表示されるものであってもよい。
【0070】
推薦する情報は、ユーザが当該推薦する情報が関連付けられているセットを選ぶ意向を強める可能性がある情報であればその形式は問わない。推薦する情報は、文字列(例えば、「おすすめ」、「推薦」等)、イラスト(例えば、木のアイコン等)及び色(例えば、環境負荷の小さいセットは緑色や青色で強調される等)により表示されてもよい。
【0071】
このように、環境負荷が比較的小さいセットを推薦する情報を表示することで、環境に配慮して物品を選択することをユーザに対してさらに促すことができる。
【0072】
また、付与手段108は、ユーザにより選択されたセットの環境負荷が所定の閾値より小さい場合にユーザに特典を付与してもよい。例えば、ユーザが「CO2排出量25%OFF」より環境負荷が小さいセット(この例においては、Aセット及びBセット)を選択した場合に、付与手段108は当該ユーザに対して特典を付与してもよい。
【0073】
また、付与手段108は、選択情報にユーザが物品を受け取らない旨の情報が含まれる場合にユーザに特典を付与してもよい。例えば、ユーザがアメニティ不要ボタン452を押下した場合、ユーザが物品を受け取らない旨の情報を含むことになり、付与手段108は当該ユーザに対して特典を付与してもよい。選択情報にユーザが物品を受け取らない旨の情報が含まれる場合は、このように積極的に「選択しない」という選択をする場合のほか、ユーザが1つも物品を選択することなく、物品を選択する画面から次の画面に遷移する操作をする場合等が含まれる。ユーザが物品を受け取らないことは、ユーザが選択した物品の環境負荷がゼロであるということもできる。
【0074】
このように、ユーザが選択した物品の環境負荷が小さい場合(ユーザが物品を受け取らない場合、すなわち環境負荷がゼロである場合を含む)に特典を付与することで、環境に配慮して物品を選択することをユーザに対してさらに促すことができる。
【0075】
[表示手段100が物品のリストを表示する場合]
図6は、ユーザが宿泊に伴い受け取ることができる物品を表示する画面の他の一例を示す図である。この例では、表示手段100は、物品のリストを表示する。端末装置1のディスプレイ160には、画面タイトル500、戻るボタン50、リスト表示領域501、環境負荷表示506、リセットボタン508及び選択ボタン510が表示される。リスト表示領域501は、歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、リンス、ボディソープ、バスタオル、フェイスタオル、浴衣、スリッパ、綿棒及びコットンという物品のリストを含む。また、リスト表示領域501は、チェック済みチェックボックス502及び未チェックチェックボックス504を含む。
【0076】
この例においては、受付手段102は、リスト表示領域の少なくとも一部の物品の選択(少なくとも一部の未チェックチェックボックス504を押下することによりチェック済みチェックボックス502に切り替えた後に選択ボタン510を押下することに対応)を受け付ける。この場合、選択情報は、物品のリストからユーザが選択した物品に関する情報を含む。この例では、リスト表示領域501において、チェック済みチェックボックス502は歯ブラシ、シャンプー及びバスタオルに対して関連付けられて表示されている。この状態で選択ボタン510を押下した場合、選択情報は「歯ブラシ、シャンプー、バスタオル」という情報を含み、これが選択情報DB124に記憶される。
【0077】
このように、ユーザに物品をリストから選択させることにより、ユーザの需要の応じて柔軟に物品を提供することができるようになる。例えば、
図5を用いて説明したようにユーザが列挙されたセットからしか物品を選べないとすると、かえって余分な物品を提供することになる場合がある。例えば、ユーザが「歯ブラシ、シャンプー、バスタオル」を必要としている場合に(
図6参照)、A-Cセットからしか選べないとすると(
図5参照)、ユーザは「歯ブラシ、シャンプー、バスタオル」のすべてがそろっているCセットを選択する可能性が高い。しかしながら、この場合、Cセットに含まれる他の物品(具体的には、歯磨き粉、リンス、ボディソープ及びフェイスタオル)は使用されず、そのまま廃棄されると考えられる。すなわち、ユーザに柔軟に物品を選択させることにより、利便性を向上させ、かつ、環境にも配慮して物品を提供することができる。
【0078】
表示手段100は、物品のリストに属する物品のそれぞれに対して、物品の環境負荷に関する情報を関連付けて表示してもよい。他にも、表示手段100は、例えば「CO
2排出量25%OFF」と表示している環境負荷表示506のように、ユーザが選択している物品の環境負荷の合計に関する情報を表示してもよい。
図6の例においては、歯ブラシ、シャンプー及びバスタオルを選択した場合の二酸化炭素排出量は、他のユーザの平均と比較して25%少ないことが表示されている。
【0079】
このように、環境負荷に関する情報を表示することで、環境に対して配慮して物品を選択することをユーザに対して促すことができる。
【0080】
以上のとおり、受付手段102は、宿泊情報の入力(S10)と選択情報の入力(S20)とを受け付けるが、これらは連続して入力されなくてもよい。例えば、宿泊情報の入力を受け付けて本実施形態に係るプログラムを一旦停止させた後、数日後に当該プログラム再開して選択情報の入力を受け付けてもよい。
【0081】
選択情報の入力を受け付けた後、端末装置1は、生成手段104により認証情報を生成するとともに、出力手段106により認証情報602を読み取り可能なように出力する(S30)。
【0082】
図7は、認証情報602が出力される画面の一例である。端末装置1のディスプレイ160には、画面タイトル600、戻るボタン60、会員情報表示領域601、更新ボタン606、有効時間604、認証情報602、説明文608及びOKボタン610が表示される。会員情報表示領域601は、会員番号及び会員(ユーザに相当)の氏名の表示を含む。
【0083】
この例では、認証情報602は画像コードであり、出力手段106は当該画像コードをディスプレイ160に表示する。認証情報602は、典型的には、セキュリティ強化のために所定の周期で再度生成される。有効時間604は、認証情報602が再度生成されるまでの残り時間を表示する。また、更新ボタン606を押下すると、即時的に認証情報602を再度生成することができる。説明文608は、認証情報602の使い方を表示し、この例では「チェックインとアメニティ用品の受け取りが同時にできる画像コードです」と記載されている。OKボタン610を押下することにより、認証情報602の表示画面を閉じることができる。
【0084】
―情報処理装置2の動作―
図8-10を用いて、端末装置1が認証情報602を出力した後の情報処理装置2の動作の一例について説明する。
図8は、端末装置1(端末装置1のユーザを含む)と情報処理装置2の動作の一例を示すシーケンス図である。
図9-10は、情報処理装置2の記憶部22に記憶された各種情報の一例である。なお、この例では、情報処理装置2は、チェックイン端末の機能を実現するモジュールと、宿泊管理用サーバの機能を実現するモジュールと、物品提供用サーバの機能を実現するモジュールと、を含む装置であるものとして説明する。
【0085】
図8は、認証情報602を出力(S30)した時点以降の端末装置1、情報処理装置2及び物品排出装置4の動作の一例を示すシーケンス図である。
【0086】
まず、情報処理装置2は、読取部200により、端末装置1から出力された認証情報602を読み取る(S300)。読取部200は、例えば、画像コードである認証情報602をカメラ240によって読み取ってもよい。
【0087】
認証情報602を読み取った情報処理装置2は、当該認証情報602に関連付けられるとともに、宿泊情報及び選択情報を含む予約情報を取得する(S302)。
【0088】
図9-10を用いて、取得部202が認証情報602に基づいて予約情報を取得する方法の一例を説明する。
図9(a)は、認証情報602と認証情報IDとの対応関係の一例を示す図である。
図9(a)―(b)は、予約情報DB222に記憶された情報の一例を示す図である。
図10は、物品情報DB224に記憶された情報の一例を示す図である。
【0089】
取得部202は、まず、読み取った認証情報602を解析し、認証情報IDを取得する。この例において、取得された認証情報IDは「XXXX」であるとする(
図9(a)参照)。
【0090】
次に、取得部202は、予約情報DB222を参照し、当該認証情報IDに対応する予約情報を取得する。
図9(b)のテーブルによると、認証情報ID「XXXX」に対応する予約情報IDは「20221111」である。さらに、
図9(c)のテーブルによると、予約情報ID「20221111」に対応する宿泊情報及び選択情報は、それぞれ「(着)2022年7月1日/(発)2022年7月2日」及び「Bセット」である。
【0091】
次に、取得部202は、物品情報DB224を参照し、「Bセット」に対応する物品に関する情報を取得する。
図10のテーブルによると、「Bセット」に対応する物品は「歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、リンス、ボディソープ」である。すなわち、取得部202が取得した予約情報は、宿泊情報の「(着)2022年7月1日/(発)2022年7月2日」と、選択情報の「歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、リンス、ボディソープ」とを含む。なお、「(着)」は到着日を表し、「(発)」は出発日を表す。
【0092】
予約情報を取得した情報処理装置2は、宿泊実行部204により、宿泊情報に基づいてチェックイン処理を実行する(S304)。チェックイン処理とは、チェックイン処理が行われる日時が宿泊情報の到着日に含まれるか否かを判定すること及び到着日にユーザが実際に宿泊施設に到着したことを予約情報DB222に反映することを含む。
【0093】
チェックイン処理を実行した情報処理装置2は、端末装置1のユーザに対してルームキーを排出する(S306)。ルームキーの排出は、ユーザの宿泊の開始に関する処理の一態様である。ユーザは、当該ルームキーを使用することにより宿泊施設の指定された部屋に入室することができる。
【0094】
ルームキーを排出した情報処理装置2は、物品提供部206により、端末装置1のユーザに対して引き換えチケットを排出する(S308)。引き換えチケットの排出は、物品の提供に関する処理の一態様である。ユーザは、引き換えチケットを物品排出装置4に読み取らせることにより、物品の提供を受けることができる。
【0095】
引き換えチケットを受け取った端末装置1のユーザは、引き換えチケットを物品排出装置4に対して提示する(S310)。引き換えチケットには、例えば、画像コードが印刷されており、物品排出装置4の読取部に当該画像コードを読み取らせることができる。
【0096】
引き換えチケットの提示を受けた物品排出装置4は、選択情報に応じて物品を提供する(S312)。具体的には、物品排出装置4は、引き換えチケットを読み取ることにより、端末装置1のユーザの選択情報を取得し、当該選択情報に基づいて物品を提供できるように設定されている。例えば、S302で取得した予約情報に含まれる選択情報は「すなわち、歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、リンス、ボディソープ」であるから、物品排出装置4は、ユーザに対して歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、リンス、ボディソープを提供する。物品排出装置4は、自動販売機のように、装置下部に設けられた受け取り口に物品を排出し、ユーザが受け取ることができるようにするものであってもよい。
【0097】
なお、宿泊サービス提供者は、物品を受付スタッフ又はアメニティバーのような設備によっては提供せず、情報処理装置2によって物品を提供するものであってもよい。すなわち、物品は、認証情報602を情報処理装置2に読み取らせたユーザ以外には提供されないものであってもよい。
【0098】
以上をまとめると、本実施形態に係るプログラムは、情報処理装置2によって読み取られると、ユーザの宿泊の開始に関する処理と、宿泊に伴いユーザが受け取ることができる物品の提供に関する処理と、を実行する認証情報602を出力するために、端末装置1のコンピュータを、ユーザが宿泊に伴い受け取ることができる物品を表示する表示手段100と、ユーザの宿泊情報と、物品の選択に関する選択情報とに関する入力を受け付ける受付手段102と、宿泊情報及び選択情報を含む予約情報が関連付けられた認証情報602を、情報処理装置によって読み取り可能なように出力する出力手段106と、として機能させる。
【0099】
また、本実施形態に係る情報処理装置2は、ユーザの認証情報602を読み取る読取部200と、読取部200によって読み取った認証情報602に関連付けられるとともに、ユーザの宿泊に関する宿泊情報及びユーザが受け取ることができる物品の選択に関する選択情報を含む予約情報を取得する取得部202と、取得部202によって取得した予約情報に含まれる宿泊情報に基づいて、ユーザの宿泊の開始に関する処理を実行する宿泊実行部204と、取得部によって取得した予約情報に含まれる選択情報に基づいて、物品の提供に関する処理を実行する物品提供部206と、を備える。
【0100】
<4.ハードウェア構成>
図11を参照して、上述してきた端末装置1又は情報処理装置2をコンピュータ70により実現する場合のハードウェア構成の一例を説明する。なお、それぞれの装置の機能は、複数台の装置に分けて実現することもできる。
【0101】
図11に示すように、コンピュータ70は、プロセッサ700と、記憶装置702と、入力I/F704と、データI/F706と、通信I/F708、及び表示装置710を含む。
【0102】
プロセッサ700は、記憶装置702に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ70における様々な処理を制御する。例えば、端末装置1の制御部10が備える各機能部等は、記憶装置702に記憶されたプログラムを、プロセッサ700が実行することにより実現可能である。
【0103】
記憶装置702は、例えばRAM(Random Access Memory)などの記憶媒体である。RAMは、プロセッサ700によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。
【0104】
記憶装置702は、他にも、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体である。記憶装置702は、オペレーティングシステムや、上記各構成を実現するための各種プログラムを記憶する。当該各種プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体(Non-transitory computer readable medium)であってもよい。この他、記憶装置702は、事業者情報等の各種情報を登録するテーブルと、当該テーブルを管理するDBを記憶することも可能である。このようなプログラムやデータは、必要に応じて記憶装置702にロードされることにより、プロセッサ700から参照される。
【0105】
入力I/F704は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F704の具体例としては、カメラ、ボタン、マイク、キーボード、マウス、タッチパネル、各種センサ、ウェアラブル・デバイスなどが挙げられる。入力I/F704は、例えばUSB(Universal Serial Bus)などのインタフェースを介してコンピュータ70に接続されてもよい。
【0106】
データI/F706は、コンピュータ70の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F706の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置などがある。データI/F706は、コンピュータ70の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F706は、例えばUSBなどのインタフェースを介してコンピュータ70へと接続される。
【0107】
通信I/F708は、コンピュータ70の外部の装置と有線または無線により、通信ネットワーク3を介したデータ通信を行うためのデバイスである。通信I/F708は、コンピュータ70の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F708は、例えばUSBなどのインタフェースを介してコンピュータ70に接続される。
【0108】
表示装置710は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示装置710の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、ウェアラブル・デバイスのディスプレイなどが挙げられる。表示装置710は、コンピュータ70の外部に設けられてもよい。その場合、表示装置710は、例えばディスプレイケーブルなどを介してコンピュータ70に接続される。また、入力I/F704としてタッチパネルが採用される場合には、表示装置710は、入力I/F704と一体化して構成することが可能である。
【0109】
なお、本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
【0110】
また、上記実施の形態で記載された端末装置1が備える構成要素は、記憶装置702に格納されたプログラムがプロセッサ700によって実行されることで、定められた処理が他のハードウェアと協働して実現されるものとする。また、言い換えれば、これらの構成要素は、ソフトウェアまたはファームウェアとしても、それと対応するハードウェアとしても想定され、その双方の概念において、「機能」、「手段」、「部」、「処理回路」、「ユニット」、または「モジュール」などとも記載され、またそれぞれに読み替えることができる。
【0111】
<5.本発明の実施の態様>
本発明には、以下のような実施の態様も含まれる。
【0112】
[付記1]
本発明の一態様に係るプログラムは、情報処理装置2によって読み取られると、ユーザの宿泊の開始に関する処理と、宿泊に伴いユーザが受け取ることができる物品の提供に関する処理と、を実行する認証情報602を出力するために、端末装置1のコンピュータを、ユーザが宿泊に伴い受け取ることができる物品を表示する表示手段100と、ユーザの宿泊情報と、物品の選択に関する選択情報とに関する入力を受け付ける受付手段102と、宿泊情報及び選択情報を含む予約情報が関連付けられた認証情報602を、情報処理装置によって読み取り可能なように出力する出力手段106と、として機能させる。
【0113】
[付記2]
上記付記1において、宿泊開始に関する処理は、宿泊情報に基づく宿泊のルームキーを提供することを含み、物品の提供に関する処理は、物品の引き換えチケットを提供することを含んでもよい。
【0114】
[付記3]
上記付記1又は2において、表示手段100は、物品の組み合わせである複数のセットを表示し、選択情報は、複数のセットからユーザにより選択されたセットに関する情報を含んでもよい。
【0115】
[付記4]
上記付記3において、表示手段は、複数のセットのそれぞれに対して、当該セットの環境負荷に関する情報を関連付けて表示してもよい。
【0116】
[付記5]
上記付記5において、環境負荷に関する情報は、所定の方法により算出された二酸化炭素削減量及び二酸化炭素排出量の少なくとも一方を含んでもよい。
【0117】
[付記6]
上記付記4において、複数のセットは、第1セットと、第1セットと比較して環境負荷が大きい第2セットとを含んでもよく、表示手段100は、第1セットを推薦する情報を表示してもよい。
【0118】
[付記7]
上記付記4において、端末装置1のコンピュータに、ユーザにより選択されたセットの環境負荷が所定の閾値より小さい場合にユーザに特典を付与する付与手段108、としてさらに機能させてもよい。
【0119】
[付記8]
上記付記1において、端末装置1のコンピュータに、
選択情報にユーザが物品を受け取らない旨の情報が含まれる場合にユーザに特典を付与する付与手段108、としてさらに機能させてもよい。
【0120】
[付記9]
上記付記1又は2のいずれかにおいて、表示手段100は、物品のリストを表示してもよく、選択情報は、物品のリストからユーザが選択した物品に関する情報を含んでもよい。
【0121】
[付記10]
上記付記9において、表示手段100は、物品のリストに属する物品のそれぞれに対して、当該物品の環境負荷に関する情報を関連付けて表示してもよい。
【0122】
[付記11]
上記付記9において、表示手段100は、物品のリストからユーザが選択した複数の物品の環境負荷の合計に関する情報を表示してもよい。
【0123】
[付記12]
上記付記1から11のいずれかにおいて、物品は、アメニティ用品を含んでもよい。
【0124】
[付記13]
上記付記1から12のいずれかにおいて、認証情報は、画像コードであってもよく、出力手段106は、画像コードを表示することを含んでもよい。
【0125】
[付記14]
本発明の他の一態様に係る端末装置1は、上記態様のプログラムを記憶する記憶部12と、プログラムを実行する制御部10と、を備える。
【0126】
[付記15]
本発明の他の一態様に係る情報処理装置2は、ユーザの認証情報を読み取る読取部200と、読取部200によって読み取った認証情報に関連付けられるとともに、ユーザの宿泊に関する宿泊情報及びユーザが受け取ることができる物品の選択に関する選択情報を含む予約情報を取得する取得部202と、取得部202によって取得した予約情報に含まれる宿泊情報に基づいて、ユーザの宿泊の開始に関する処理を実行する宿泊実行部204と、取得部202によって取得した予約情報に含まれる選択情報に基づいて、物品の提供に関する処理を実行する物品提供部206と、を備える。
【0127】
[付記16]
本発明の他の一態様に係る情報処理方法は、情報処理装置2のコンピュータに、ユーザの認証情報を読み取る読取ステップS30と、読取ステップによって読み取った認証情報に関連付けられるとともに、ユーザの宿泊に関する宿泊情報及びユーザが受け取ることができる物品の選択に関する選択情報を含む予約情報を取得する取得ステップS302と、取得ステップS302によって取得した予約情報に含まれる宿泊情報に基づいて、ユーザの宿泊の開始に関する処理を実行する宿泊実行ステップS306と、取得ステップS302によって取得した予約情報に含まれる選択情報に基づいて、物品の提供に関する処理を実行する物品提供ステップS310と、を実行させる。
【0128】
また、上記態様を適宜組み合わせた発明も、本発明の実施の態様に含まれる。例えば、付記7又は付記8と、付記9とを組み合わせて、リストから選択された物品の環境負荷に応じて、付与手段108によりユーザに対して特典を付与してもよい。
【符号の説明】
【0129】
1 端末装置
2 情報処理装置
10、20 制御部
12、22 記憶部
100 表示手段
102 受付手段
106 出力手段
108 付与手段
200 読取部
202 取得部
204 宿泊実行部
206 物品提供部
602 認証情報