(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024079584
(43)【公開日】2024-06-11
(54)【発明の名称】電磁バルブ内蔵パワーシリンダ
(51)【国際特許分類】
F15B 15/18 20060101AFI20240604BHJP
F15B 15/14 20060101ALI20240604BHJP
【FI】
F15B15/18
F15B15/14 360
F15B15/14 380Z
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023183309
(22)【出願日】2023-10-25
(31)【優先権主張番号】111145872
(32)【優先日】2022-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】519025655
【氏名又は名称】臻賞工業股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100201329
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 真二郎
(74)【代理人】
【識別番号】100167601
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 信之
(74)【代理人】
【識別番号】100220917
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 忠大
(72)【発明者】
【氏名】孫穎
【テーマコード(参考)】
3H081
【Fターム(参考)】
3H081AA03
3H081BB03
3H081CC23
3H081DD24
3H081DD33
3H081DD37
3H081EE04
3H081FF27
(57)【要約】 (修正有)
【課題】電磁バルブ内蔵パワーシリンダを提供する。
【解決手段】電磁バルブ内蔵パワーシリンダはシリンダ本体10、ピストンアセンブリ20、シリンダトップカバー30、シリンダ底蓋40、電磁バルブ50を有し、シリンダトップカバーに入口31、2個の排出口32、可動口33、第二通路34を設置し、入口及び2個の排出口は可動口に連通し、入口は流体をチャンバー13に流入させ、シリンダ底蓋に第三通路41を設置し、第三通路は第一通路及びチャンバーに連通し、電磁バルブはシリンダトップカバーに設置され、電磁バルブのバルブ棒52は可動口に可動するように設置され、バルブ棒は第一位置と第二位置との間で往復移動し、バルブ棒が第一位置にある時、流体はピストンアセンブリを押してシリンダトップカバーに近づけ、バルブ棒が第二位置にある時、流体はピストンアセンブリを押してシリンダトップカバーから離す。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電磁バルブ内蔵パワーシリンダであって、
シリンダ本体、ピストンアセンブリ、シリンダトップカバー、シリンダ底蓋、電磁バルブ、を有し、
前記シリンダ本体は、反対に設置する第一端及び第二端を有し、
前記シリンダ本体の内部には、チャンバーが設置され、
前記ピストンアセンブリは、前記シリンダ本体のチャンバーに可動するように設置され、
前記シリンダトップカバーは、前記シリンダ本体の第一端に設置され、
前記シリンダトップカバーには、入口、2個の排出口、可動口、第一通路、第二通路、が設置され、
前記入口及び前記2個の排出口は、それぞれ前記可動口に連通し、
前記入口は、流体を前記チャンバーへと流入させ、
前記可動口の内径周縁には、複数の作用溝が間隔をあけて環状に設置され、
前記各作用溝は、前記入口、前記2個の排出口、前記第一通路、前記第二通路、にそれぞれ対応して連通し、
前記第二通路と前記チャンバーは連通し、
前記シリンダ底蓋は、前記シリンダ本体の第二端に設置され、
前記シリンダ底蓋には、第三通路が設置され、
前記第三通路は、前記第一通路と前記チャンバーとを連通し、
前記電磁バルブは、前記シリンダトップカバーに設置され、
前記電磁バルブは、電子制御ユニット、バルブ棒、を有し、
前記バルブ棒は、前記シリンダトップカバーに可動するように設置され、
前記電子制御ユニットは、前記バルブ棒を制御し、第一位置と第二位置との間で往復移動させ、
前記電子制御ユニットが、前記バルブ棒を制御し、第一位置にある時、前記入口と、二つの作用溝、前記第一通路、前記第三通路及び前記チャンバーが連通し、前記流体が前記ピストンアセンブリを押して、前記シリンダトップカバーに近づけ、
前記電子制御ユニットが、前記バルブ棒を制御し、前記第二位置まで移動させると、前記入口と、別の二つの作用溝、前記第二通路、及び前記チャンバーが連通し、一つの排出口と、もう一つの作用溝、前記第一通路、前記第三通路及び前記チャンバーが連通し、前記流体が前記ピストンアセンブリを押して、前記シリンダトップカバーから離し、前記チャンバー内にもともとある前記流体が、前記第三通路及び前記第一通路を経て、前記排出口から排出されることを特徴とする、
電磁バルブ内蔵パワーシリンダ。
【請求項2】
前記各作用溝はそれぞれ入溝、第一排溝、第二排溝、第一通溝、第二通溝で、
前記入溝は、前記入口に連通し、前記第一排溝と前記第二排溝は、前記2個の排出口にそれぞれ連通し、前記第一通溝は、前記第一通路に連通し、前記第二通溝は、前記第二通路に連通することを特徴とする、
請求項1に記載の電磁バルブ内蔵パワーシリンダ。
【請求項3】
前記入溝は、前記第一通溝と前記第二通溝との間に設置され、前記第一通溝は、前記入溝と前記第一排溝との間に設置され、前記第二通溝は、前記入溝と前記第二排溝との間に設置されることを特徴とする、
請求項2に記載の電磁バルブ内蔵パワーシリンダ。
【請求項4】
前記電子制御ユニットは、前記バルブ棒を制御し、第一位置にある時、前記入口と、前記入溝、前記第一通路、前記第三通路及び前記チャンバーが連通することを特徴とする、
請求項3に記載の電磁バルブ内蔵パワーシリンダ。
【請求項5】
前記電子制御ユニットは、前記バルブ棒を制御し、前記第二位置にある時、前記入口と、前記入溝、前記第二通溝、前記第二通路及び前記チャンバーが連通し、一つの排出口と、前記第一排溝、前記第一通路、前記第三通路及び前記チャンバーが連通することを特徴とする、
請求項4に記載の電磁バルブ内蔵パワーシリンダ。
【請求項6】
前記シリンダ本体の片側外面には、収容設置部が突出状に設置され、前記収容設置部内に、流道を、貫通するように設置し、前記流道は、前記第一通路と前記第三通路に連通することを特徴とする、
請求項1に記載の電磁バルブ内蔵パワーシリンダ。
【請求項7】
前記バルブ棒の外周縁には、複数の凹槽を、間隔をあけて環状に設置し、
前記各凹槽には、シールリングを嵌めて設置することを特徴とする、
請求項1に記載の電磁バルブ内蔵パワーシリンダ。
【請求項8】
前記バルブ棒の外周縁には、複数の通槽を、間隔をあけて環状に設置し、各通槽の両側には、前記凹槽を、間隔をあけて設置することを特徴とする、
請求項7に記載の電磁バルブ内蔵パワーシリンダ。
【請求項9】
前記2個の排出口の一端は、それぞれ消音器に連通することを特徴とする、
請求項1に記載の電磁バルブ内蔵パワーシリンダ。
【請求項10】
前記ピストンアセンブリは、ピストン及び棒体を有し、
前記ピストンは前記第一端に近く、かつ前記棒体の一端に連接し、前記棒体のもう一つの端は、前記第二端に伸び出ることを特徴とする、
請求項1に記載の電磁バルブ内蔵パワーシリンダ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパワーシリンダ構造に関し、特に電磁バルブを内蔵するパワーシリンダに関し、使用中に全体の体積を効果的に維持できる電磁バルブ内蔵パワーシリンダに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の流体パワーシリンダは、シリンダと、可動するようにシリンダ中に収容されるピストンと、ピストンに連接するピストン棒を有する。
従来の流体パワーシリンダは、実際の使用時、電磁バルブの作動を利用し、加圧流体の、シリンダのシリンダ室への供給と排出を切り替える。
こうして、加圧流体はピストン及びピストン棒の往復移動を制御する。
【0003】
しかし、電磁バルブのベースをシリンダの表面(側面)に付着させる必要があり、電磁バルブ及び他の部品シリンダの表面に付着させるため、流体圧シリンダの実際使用時の体積は、未使用時の体積に比べ明らかに大きくなっている。
そのため、使用者は流体圧シリンダの実際の使用時に必要な取付けスペース及び他の装置の位置関係を知ることが難しく、実際の使用時における面倒を招いている。
【0004】
さらに、電磁バルブと流体パワーシリンダは2個の独立した構成部材であるため、使用時には一定の時間を費やす必要があり、あるいは電磁バルブを流体圧シリンダに別に取り付ける必要があり、使用時の不便を招いている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記の先行技術には、使用者が流体圧シリンダの実際使用時に必要な取付けスペース及び他の装置の位置関係を知ることが難しく、実際の使用時における面倒を招いており、さらに、電磁バルブと流体パワーシリンダは2個の独立した構成部材であるため、使用時に一定の時間を費やさなければ、電磁バルブを流体圧シリンダに別に取り付ける必要があり、使用時の不便を招いているという欠点がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上述の課題を解決するため、電磁バルブをシリンダトップカバーに結合することで、使用時の全体的な体積を効果的に維持し、こうして使用者が効果的に取付けスペースをアレンジでき、使用時の利便性を高めることができる電磁バルブ内蔵パワーシリンダを提供する。
【0007】
本発明による電磁バルブ内蔵パワーシリンダは、シリンダ本体、ピストンアセンブリ、シリンダトップカバー、シリンダ底蓋、電磁バルブを有する。
該シリンダ本体は、反対に設置する第一端及び第二端を有し、シリンダ本体の内部には、チャンバーを設置し、ピストンアセンブリは、シリンダ本体のチャンバーに可動するように設置される。
該シリンダトップカバーは、シリンダ本体の第一端に設置され、シリンダトップカバーには、入口、2個の排出口、可動口、第一通路、第二通路を設置し、入口及び2個の排出口は、それぞれ可動口に連通し、入口は、流体をチャンバーへ流入させ、可動口の内径周縁には、複数の作用溝を間隔をあけて環状に設置し、各作用溝は、入口、2個の排出口、第一通路、第二通路にそれぞれ対応及び連通する。
該シリンダ底蓋は、シリンダ本体の第二端に設置され、シリンダ底蓋には、第三通路を設置し、第三通路は、第一通路とチャンバーとの間に連通する。
該電磁バルブは、シリンダトップカバーに設置され、電磁バルブは、電子制御ユニット、バルブ棒を有し、バルブ棒は、可動口に可動するように設置され、電子制御ユニットは、バルブ棒を制御し、第一位置と第二位置との間で往復移動させ、電子制御ユニットは、バルブ棒を制御し、第一位置にある時、入口と内二つの作用溝、第一通路、第三通路及びチャンバーとは連通し、流体は、ピストンアセンブリを押して、シリンダトップカバーに近づける。
該電子制御ユニットは、バルブ棒を制御し、第二位置まで移動させると、入口と別の二つの作用溝、第二通路及びチャンバーとは連通し、内一つの排出口ともう一つの作用溝、第一通路、第三通路及びチャンバーとは連通し、流体はピストンアセンブリを押して、シリンダトップカバーから離し、チャンバー内にもともとある流体は、第三通路及び第一通路を経て、排出口から排出される。
【0008】
上記により、本発明による電磁バルブをシリンダトップカバーに結合することで、実際の使用において、電磁バルブを単独で取り付ける必要がなく、パワーシリンダの体積は増大せず、使用者が効果的に取付けスペースをアレンジし、使用時の利便性を高めることができる。
【0009】
さらに、本発明によるパワーシリンダの構造は簡単で、実際の使用時に、別に時間をかけて電磁バルブを取り付ける必要がなく、こうして使用時の面倒を減らし、使用時の利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図2】本発明
図1の2-2位置でカットした断面図である。
【
図3】本発明
図1の3-3位置でカットした実施形態断面模式図であり、バルブ棒が第一位置にあることを示す。
【
図4】本発明
図1の4-4位置でカットした実施形態断面模式図であり、バルブ棒が第一位置にあることを示す。
【
図5】本発明
図1の5-5位置でカットした実施形態断面模式図であり、バルブ棒が第一位置にあることを示す。
【
図6】本発明による実施形態の模式図(一)であり、バルブ棒が第二位置にあることを示す。
【
図7】本発明による実施形態の模式図(二)であり、バルブ棒が第二位置にあることを示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明による上述の発明内容で示す中心思想について明確に説明するため、以下では、具体的な実施形態を用いて紹介する。実施形態中の各種物件は説明の比率、サイズ、変形量或いは移動量に基づき描かれており、実際部品の比率に基づき描いたものではない。
本発明でいう方向用語、例えば「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「内」、「外」、「側面」等は、図示の方向に過ぎず、使用する方向用語は、本発明を説明及び理解するためのものであって、本発明に制限を加えるものではない。
【0012】
図1~
図7に示すように、本発明による電磁バルブ内蔵パワーシリンダは、シリンダ本体10、ピストンアセンブリ20、シリンダトップカバー30、シリンダ底蓋40、電磁バルブ50を有する。
シリンダ本体10は、反対に設置する第一端11及び第二端12を有し、シリンダ本体10の内部には、チャンバー13を設置する。
シリンダ本体10の片側外面には、収容設置部14を突出状に設置し、収容設置部14内には、流道141を貫通するように設置する(
図1及び
図3参照)。
【0013】
ピストンアセンブリ20は、シリンダ本体10のチャンバー13に可動するように設置され、ピストンアセンブリ20は、ピストン21及び棒体22を有する。
棒体22は、反対に設置する第一連接端221及び第二連接端222を有し、ピストン21は、シリンダ本体10の第一端11に接近する。
ピストン21の片側は、棒体22の第一連接端221に連接し、棒体22の第二連接端222は、シリンダ本体10の第二端12に伸び出る。
【0014】
シリンダトップカバー30は、シリンダ本体10の第一端11に設置され、シリンダトップカバー30には、入口31、2個の排出口32、可動口33、第一通路34、第二通路35を設置する。
入口31及び2個の排出口32は、それぞれ可動口33に連通し、入口31は、流体Fをチャンバー13に流入させる。
本発明実施形態中では、流体Fは気体である。
入口31及び2個の排出口32は、シリンダトップカバー30の頂点部に間隔をあけて突出状に設置され、入口31は、2個の排出口32の間に設置される。
可動口33、第一通路34、第二通路35は、シリンダトップカバー30の頂点部と底部の間に設置される。
流道141は、第一通路34に連通し、第一通路34は、チャンバー13に直接には連通しない。
第二通路35には、通孔351を貫通状に設置され、通孔351とチャンバー13とは連通する(
図2、
図5、
図7参照)。
【0015】
可動口33の内径周縁には、複数の作用溝を間隔をあけて環状に設置する。
各作用溝は、入口31、2個の排出口32、第一通路34、第二通路35にそれぞれ対応及び連通する。
作用溝はそれぞれ入溝331、第一排溝332、第二排溝333、第一通溝334、第二通溝335である。
入溝331は、入口31に連通し、第一排溝332と第二排溝333は、2個の排出口32にそれぞれ連通し、第一通溝334は、第一通路34に連通し、第二通溝335は、第二通路35に連通する。
入溝331は、第一通溝334と第二通溝335の間に設置され、第一通溝334は、入溝331と第一排溝332の間に設置され、第二通溝335は、入溝331と第二排溝333の間に設置する(
図3参照)。
【0016】
さらに、2個の排出口32の一端は、消音器36にそれぞれ連通し、2個の消音器36は、流体F排出時の消音作用を提供する(
図1参照)。
【0017】
シリンダ底蓋40は、シリンダ本体10の第二端12に設置され、シリンダ底蓋40には、第三通路41を設置する。
流道141は、第一通路34と第三通路41に連通し、第三通路41は、流道141とチャンバー13の間に連通する。
シリンダ底蓋40にはシリンダ孔42を貫通状に設置され、シリンダ孔42は、チャンバー13に連通し、棒体22の第二連接端222は、シリンダ底蓋40のシリンダ孔42から伸び出る(
図5及び
図7参照)。
【0018】
電磁バルブ50は、シリンダトップカバー30に設置され、電磁バルブ50は、電子制御ユニット51、バルブ棒52を有する。
電子制御ユニット51は、シリンダトップカバー30の外周縁に連接し、バルブ棒52は、可動口33に可動するように設置される。
電子制御ユニット51は、バルブ棒52を制御し、第一位置と第二位置との間で往復移動させる。
本発明実施形態中では、電磁バルブ50はエアガイド電磁バルブである。
【0019】
バルブ棒52の外周縁には、複数の凹槽521及び複数の通槽522を間隔をあけて環状に設置する。
各通槽522の両側には、凹槽521を間隔をあけて設置し、各凹槽521には、シールリング523を嵌めて設置する。
本発明実施形態中では、凹槽521は5個で、通槽522は3個で、通槽522は、バルブ棒52の中段位置に間隔をあけて設置され、各通槽522の深さは、各凹槽521の深さより深い(
図3及び
図6参照)。
【0020】
図3~
図5に示すように、電子制御ユニット51は、バルブ棒52を制御し、第一位置にある時、入口31と内一つの通槽522、入溝331、第一通溝334、第一通路34、第三通路41及びチャンバー13とは連通し、流体Fは、入口31を経て可動口33内の入溝331に進入する。
入溝331片側は、バルブ棒52に嵌めて設置されるシールリング523にブロックされるため、流体Fは、第二排溝333に流入せず、第一通溝334から第一通路34へ向かう。
流体Fは、第一通路34を経て第三通路41に至り、チャンバー13中に流入し、流体Fは、ピストンアセンブリ20を押して、シリンダトップカバー30に近づける。
【0021】
図6~
図7に示すように、電子制御ユニット51は、バルブ棒52を制御し、第二位置まで移動させると、入口31と内二つの通槽522、入溝331、第二通溝335、第二通路35、チャンバー13とは連通し、流体Fは、入口31を経て可動口33内の入溝331に進入する。
入溝331のもう一つの側は、バルブ棒52に嵌めて設置されるシールリング523にブロックされるため、流体Fは、第二通溝335から第二通路35へ向かう。流体Fは、第二通路35の通孔351を経てチャンバー13中に流入し、流体Fは、ピストンアセンブリ20を押して、シリンダトップカバー30から離れさせ、チャンバー13内にもともとある流体Fは、第三通路41及び第一通路34を経て第一排溝332に進入し、流体Fは排出口32から排出される。
【0022】
上記を総合すると、本発明は、以下の効果を達成できる。
1.本発明は、電磁バルブ50をシリンダトップカバー30に結合することで、実際の使用において、電磁バルブ50を単独で取り付ける必要がなく、パワーシリンダの体積は増大せず、使用者が効果的に取付けスペースをアレンジし、使用時の利便性を高めることができる。
2.本発明によるパワーシリンダは構造が簡単で、実際の使用時に、別に時間をかけて電磁バルブ50を取り付ける必要がなく、これによって使用時の面倒を減らし、使用時の利便性を高めることができる。
【0023】
以上は本発明の実施形態に過ぎず、本発明の実施の範囲を限定するものではなく、本発明の特許請求の範囲に基づき行う均等な変形と修飾もすべて本発明の保護範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0024】
10 シリンダ本体
11 第一端
12 第二端
13 チャンバー
14 収容設置部
141 流道
20 ピストンアセンブリ
21 ピストン
22 棒体
221 第一連接端
222 第二連接端
30 シリンダトップカバー
31 入口
32 排出口
33 可動口
331 入溝
332 第一排溝
333 第二排溝
334 第一通溝
335 第二通溝
34 第一通路
35 第二通路
351 通孔
36 消音器
40 シリンダ底蓋
41 第三通路
42 シリンダ孔
50 電磁バルブ
51 電子制御ユニット
52 バルブ棒
521 凹槽
522 通槽
523 シールリング
F 流体