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特開2024-79649熱交換アセンブリおよび熱交換システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024079649
(43)【公開日】2024-06-11
(54)【発明の名称】熱交換アセンブリおよび熱交換システム
(51)【国際特許分類】
   F28D 7/10 20060101AFI20240604BHJP
   F28F 1/02 20060101ALI20240604BHJP
   F28F 1/40 20060101ALI20240604BHJP
   F28F 9/02 20060101ALI20240604BHJP
   F24F 1/18 20110101ALI20240604BHJP
   F25B 39/00 20060101ALI20240604BHJP
【FI】
F28D7/10 Z
F28F1/02 B
F28F1/40 B
F28F1/02 A
F28F9/02 Z
F24F1/18
F25B39/00 F
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023201707
(22)【出願日】2023-11-29
(31)【優先権主張番号】202211525049.X
(32)【優先日】2022-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】511091818
【氏名又は名称】杭州三花▲微▼通道▲換▼▲熱▼▲器▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】SANHUA(HANGHOU)MICRO CHANNEL HEAT EXCHANGER CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】#289,12th Street,Hangzhou Economic Development Area,Hangzhou,Zhejiang 310018,China
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】イエン ツゥハン
(72)【発明者】
【氏名】ウー シュンフォン
(72)【発明者】
【氏名】ホワン チェンヤン
【テーマコード(参考)】
3L054
3L103
【Fターム(参考)】
3L054BA05
3L054BB03
3L103AA01
3L103AA27
3L103BB42
3L103CC17
3L103CC18
3L103CC23
3L103DD08
3L103DD32
3L103DD36
3L103DD38
3L103DD70
(57)【要約】      (修正有)
【課題】製造の困難さの低減に寄与し、信頼性の向上に寄与する熱交換アセンブリを提供する。
【解決手段】熱交換アセンブリ100および熱交換システムに関し、熱交換アセンブリ100は、第1チューブ1、第2チューブ2、第3チューブ3および第4チューブ4を含み、第1熱交換チューブ5および第2熱交換チューブ6をさらに含み、第2熱交換チューブ6の一部は第1熱交換チューブ5の第1穴流路内に位置しており、第1熱交換チューブ5の第1熱交換チューブ内壁面と、第2熱交換チューブ6の第2外壁面との間には隙間があり、第1熱交換チューブ5の第1穴流路は、第3チューブのチューブキャビティと第4チューブのチューブキャビティとを連通させ、第2流路は、第2熱交換チューブの長手方向に延びており、第2流路は、第1チューブのチューブキャビティと第2チューブのチューブキャビティとを連通させる。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱交換アセンブリであって、
第1チューブ、第2チューブ、第3チューブ、第4チューブおよび熱交換チューブを含み、
前記熱交換チューブは2つ以上あり、前記2つ以上の前記熱交換チューブは、第1熱交換チューブと第2熱交換チューブとを含み、前記第1熱交換チューブは、前記第2熱交換チューブに連通しておらず、前記第1熱交換チューブは、第1チューブ壁を含み、前記第1熱交換チューブは、第1穴流路をさらに含み、前記第1穴流路を取り囲むチューブ壁は、前記第1チューブ壁を含み、前記第1チューブ壁は、第1内壁面と第1外壁面とを含み、前記第1穴流路は、前記第1熱交換チューブの長手方向に延びており、前記第2熱交換チューブの一部は、前記第1穴流路に位置し、前記第2熱交換チューブは、第2チューブ壁を含み、前記第2熱交換チューブは、第2流路をさらに含み、前記第2流路を取り囲むチューブ壁は、第2チューブ壁を含み、前記第2チューブ壁は、第2内壁面と第2外壁面とを含み、前記第1内壁面と前記第2外壁面との間には間隙を有し、前記第1穴流路は、前記第3チューブのチューブキャビティと前記第4チューブのチューブキャビティとを連通させ、前記第2流路は、前記第2熱交換チューブの長手方向に延びており、前記第2流路は、前記第1チューブのチューブキャビティと前記第2チューブのチューブキャビティとを連通させる、
ことを特徴とする熱交換アセンブリ。
【請求項2】
前記第1内壁面には、前記第1熱交換チューブの長手方向に延る2つ以上の凸部を備え、前記第1内壁面には、前記第1熱交換チューブの長手方向に延る複数の凹溝をさらに備え、複数の前記凹溝は、前記第1熱交換チューブの幅方向に間隔をあけて設けられ、前記熱交換チューブの幅方向において隣り合う2つの前記凹溝の間には凸部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換アセンブリ。
【請求項3】
2つ以上の前記凸部は、第1凸部と第2凸部とを含み、前記熱交換チューブの長手方向に垂直な横断面において、前記第1凸部の前記第1熱交換チューブの厚さ方向における最大寸法をH1とし、前記第2凸部の前記第1熱交換チューブの厚さ方向における最大寸法をH2とし、H2>H1である、
ことを特徴とする請求項2に記載の熱交換アセンブリ。
【請求項4】
前記第1熱交換チューブの前記第1チューブ壁の肉厚をT1とし、前記第2熱交換チューブの前記第2チューブ壁の肉厚をT2とし、T2<T1である、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の熱交換アセンブリ。
【請求項5】
前記第1熱交換チューブは2つ以上あり、1つの前記第1熱交換チューブの前記第1穴流路内には、少なくとも1つの前記2熱交換チューブを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換アセンブリ。
【請求項6】
前記第1熱交換チューブは1つあり、1つの前記第1穴流路は、2つ以上の第1サブ流路を含み、1つの前記第1サブ流路内には、少なくとも1つの前記2熱交換チューブを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換アセンブリ。
【請求項7】
前記熱交換アセンブリは、第1部材をさらに含み、前記第1部材は、前記第1熱交換チューブの厚さ方向の少なくとも片側に位置し、前記第1部材は、前記第1部材の表面を前記第1部材の厚さ方向に貫通する第1貫通穴を有し、前記第1部材は、前記第1外壁面に位置規制して接続される、
ことを特徴とする請求項1または5に記載の熱交換アセンブリ。
【請求項8】
前記第1熱交換チューブの幅方向において、少なくとも1つの前記第1サブ流路と、それに隣り合う2つの前記第1サブ流路との間の距離は、等しくない、
ことを特徴とする請求項6に記載の熱交換アセンブリ。
【請求項9】
前記第1熱交換チューブは、前記第1熱交換チューブの表面を前記第1熱交換チューブの厚さ方向に貫通する第2貫通穴をさらに有する、
ことを特徴とする請求項1または6または8に記載の熱交換アセンブリ。
【請求項10】
熱交換システムであって、
室外熱交換器、室内熱交換器、圧縮機、第1絞り装置、多方弁および請求項1~3のいずれか1項に記載の熱交換アセンブリを含み、
前記圧縮機は、第1インターフェースと第2インターフェースとを含み、前記多方弁は、第1弁ポート、第2弁ポート、第3弁ポートおよび第4弁ポートを含み、前記第1弁ポートは、前記第1インターフェースに連通し、前記第3弁ポートは、前記第2インターフェースに連通し、
前記室外熱交換器は、第3インターフェースと第4インターフェースとを有し、前記第3インターフェースは、前記第2弁ポートに連通し、前記熱交換システムが作動状態にあるとき、前記熱交換システムの冷媒は、前記第3インターフェースを経由して前記第1熱交換アセンブリ内に流入し、前記第4インターフェースを経由して流出し、
前記熱交換アセンブリは、第1インターフェース部と第2インターフェース部とを含み、前記第1インターフェース部は、第5インターフェースを有し、前記第2インターフェース部は、第6インターフェースを有し、前記第5インターフェースは、前記第4インターフェースに連通し、前記第4インターフェースから流出した冷媒は、前記第5インターフェースを経由して前記熱交換アセンブリ内に流入し、前記第6インターフェースを経由して流出し、前記熱交換アセンブリは、電子制御アセンブリと熱交換可能であり、
前記第1絞り装置は、第7インターフェースと第8インターフェースとを含み、前記熱交換システムが作動状態にあるとき、前記第7インターフェースは前記第6インターフェースに連通し、前記第6インターフェースから流出した冷媒は、前記第1の絞り装置を通過して前記第8インターフェースから流出し、
前記室内熱交換器は、第9インターフェースと第10インターフェースとを有し、前記第8インターフェースは、前記第9インターフェースに連通し、前記第8インターフェースから流出した冷媒は、前記第9インターフェースを経由して前記第2熱交換アセンブリに流入し、前記第10インターフェースは、前記第4弁ポートに連通し、前記第4弁ポートは前記第3弁ポートに連通し、前記第3弁ポートは前記圧縮機の第2インターフェースに連通する、
ことを特徴とする熱交換システム。
【請求項11】
前記熱交換システムは、第2絞り装置をさらに含み、前記第2絞り装置は、導通状態及び遮断状態を有し、前記熱交換システムが冷却モードにあるとき、前記第2絞り装置は、導通状態になり、前記第6インターフェースから流出した冷媒の一部は、前記第2絞り装置を通過して前記熱交換アセンブリに流入し、前記熱交換アセンブリは、第3インターフェース部と第4インターフェース部とをさらに含み、前記第3インターフェース部は、第11インターフェースを有し、前記第4インターフェース部は、第12インターフェースを有し、前記第2絞り装置の出口が前記第11インターフェースに連通し、前記第12インターフェースは、前記圧縮機の第2インターフェースに連通し、前記第6インターフェースから流出した冷媒の他部分は、前記第7インターフェースを経由して前記第1絞り装置に流入し、前記第8インターフェイスから流出する、
ことを特徴とする請求項10に記載の熱交換システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換技術の分野に関し、特に、熱交換アセンブリおよび熱交換システムに関する。
【背景技術】
【0002】
空調熱交換システムは、室内機と室外機とを含み、通常、室外機には電子制御アセンブリが設置されており、空調熱交換システムが作動状態にあるとき、電子制御アセンブリは、室外機の作動状態を調整および制御する。電子制御アセンブリが動作中に多くの熱を発生するため、電子制御アセンブリを放熱する必要がある。関連技術では、電子制御アセンブリの熱を放熱するためのラジエーターの加工が困難であり、ラジエーターの信頼性に影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのため、本発明の一態様は、熱交換アセンブリを提案し、当該熱交換アセンブリは、製造の困難さの低減に寄与し、熱交換アセンブリの信頼性の向上に寄与する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一態様の実施例に係る熱交換アセンブリは、第1チューブ、第2チューブ、第3チューブ、及び第4チューブを含み、第1熱交換チューブおよび第2熱交換チューブをさらに含み、前記第1熱交換チューブは、前記第2熱交換チューブに連通しておらず、前記第1熱交換チューブは、第1チューブ壁を含み、前記第1熱交換チューブは、第1穴流路をさらに含み、前記第1穴流路を取り囲むチューブ壁は、第1チューブ壁を含み、前記第1チューブ壁は、第1内壁面および第1外壁面を含み、前記第1穴流路は、前記第1熱交換チューブの長手方向に延びており、前記第2熱交換チューブの一部は、前記第1穴流路に位置し、前記第2熱交換チューブは、第2チューブ壁を含み、前記第2熱交換チューブは、第2流路をさらに含み、前記第2流路を取り囲むチューブ壁は、第2チューブ壁を含み、前記第2チューブ壁は、第2内壁面と第2外壁面とを含み、前記第1内壁面と前記第2外壁面との間には間隙を有し、前記第1穴流路は、前記第3チューブのチューブキャビティと前記第4チューブのチューブキャビティとを連通させ、前記第2流路は、前記第2熱交換チューブの長手方向に延びており、前記第2流路は、前記第1チューブのチューブキャビティと前記第2チューブのチューブキャビティとを連通させる。
【0005】
一部の実施例において、前記第1内壁面には、前記第1熱交換チューブの長手方向に延る2つ以上の凸部を備え、前記第1内壁面には、前記第1熱交換チューブの長手方向に延る複数の凹溝をさらに備え、複数の前記凹溝は、前記第1熱交換チューブの幅方向に間隔をあけて設けられ、前記熱交換チューブの幅方向において隣り合う2つの前記凹溝の間には凸部を備える。
【0006】
一部の実施例において、2つ以上の前記凸部は、第1凸部と第2凸部とを含み、前記熱交換チューブの長手方向に垂直な横断面において、前記第1凸部の前記第1熱交換チューブの厚さ方向における最大寸法をH1とし、前記第2凸部の前記第1熱交換チューブの厚さ方向における最大寸法をH2とし、H2>H1である。
【0007】
一部の実施例において、前記第1熱交換チューブの前記第1チューブ壁の肉厚をT1とし、前記第2熱交換チューブの前記第2チューブ壁の肉厚をT2とし、T2<T1である。
【0008】
一部の実施例において、前記第1熱交換チューブは2つ以上あり、1つの前記第1熱交換チューブの前記第1穴流路内には、少なくとも1つの前記2熱交換チューブを有する。
【0009】
一部の実施例において、前記第1熱交換チューブは1つあり、1つの前記第1穴流路は、2つ以上の第1サブ流路を含み、1つの前記第1サブ流路内には、少なくとも1つの前記2熱交換チューブを有する。
【0010】
一部の実施例において、前記熱交換アセンブリは、第1部材をさらに含み、前記第1部材は、前記第1熱交換チューブの厚さ方向の少なくとも片側に位置し、前記第1部材は、前記第1部材の表面を前記第1部材の厚さ方向に貫通する第1貫通穴を有し、前記第1部材は、前記第1外壁面に位置規制して接続される。
【0011】
一部の実施例において、前記第1熱交換チューブの幅方向において、少なくとも1つの前記第1サブ流路と、それに隣り合う2つの前記第1サブ流路との間の距離は、等しくない。
【0012】
一部の実施例において、前記第1熱交換チューブは、前記第1熱交換チューブの表面を前記第1熱交換チューブの厚さ方向に貫通する第2貫通穴をさらに有する。
【0013】
本発明の別の態様は、熱交換アセンブリを含み、熱交換性能を向上させることができる熱交換システムをさらに提案する、
【0014】
一部の実施例において、前記熱交換システムは、室外熱交換器、室内熱交換器、圧縮機、第1絞り装置、多方弁および熱交換アセンブリを含み、前記圧縮機は、第1インターフェースと第2インターフェースとを含み、前記多方弁は、第1弁ポート、第2弁ポート、第3弁ポートおよび第4弁ポートを含み、前記第1弁ポートは、前記第1インターフェースに連通し、前記第3弁ポートは、前記第2インターフェースに連通し、前記室外熱交換器は、第3インターフェースと第4インターフェースとを有し、前記第3インターフェースは、前記第2弁ポートに連通し、前記熱交換システムが作動状態にあるとき、前記熱交換システムの冷媒は、前記第3インターフェースを経由して前記第1熱交換アセンブリ内に流入し、前記第4インターフェースを経由して流出し、前記熱交換アセンブリは、第1インターフェース部と第2インターフェース部とを含み、前記第1インターフェース部は、第5インターフェースを有し、前記第2インターフェース部は、第6インターフェースを有し、前記第5インターフェースは、前記第4インターフェースに連通し、前記第4インターフェースから流出した冷媒は、前記第5インターフェースを経由して前記熱交換アセンブリ内に流入し、前記第6インターフェースを経由して流出し、前記熱交換アセンブリは、電子制御アセンブリと熱交換可能であり、前記第1絞り装置は、第7インターフェースと第8インターフェースとを含み、前記熱交換システムが作動状態にあるとき、前記第7インターフェースは前記第6インターフェースに連通し、前記第6インターフェースから流出した冷媒は、前記第1の絞り装置を通過して前記第8インターフェースから流出し、前記室内熱交換器は、第9インターフェースと第10インターフェースとを有し、前記第8インターフェースは、前記第9インターフェースに連通し、前記第8インターフェースから流出した冷媒は、前記第9インターフェースを経由して前記第2熱交換アセンブリに流入し、前記第10インターフェースは、前記第4弁ポートに連通し、前記第4弁ポートは前記第3弁ポートに連通し、前記第3弁ポートは前記圧縮機の第2インターフェースに連通する。
【0015】
一部の実施例において、前記熱交換システムは、第2絞り装置をさらに含み、前記第2絞り装置は、導通状態及び遮断状態を有し、前記熱交換システムが冷却モードにあるとき、前記第2絞り装置は、導通状態になり、前記第6インターフェースから流出した冷媒の一部は、前記第2絞り装置を通過して前記熱交換アセンブリに流入し、前記熱交換アセンブリは、第3インターフェース部と第4インターフェース部とをさらに含み、前記第3インターフェース部は、第11インターフェースを有し、前記第4インターフェース部は、第12インターフェースを有し、前記第2絞り装置の出口が前記第11インターフェースに連通し、前記第12インターフェースは、前記圧縮機の第2インターフェースに連通し、前記第6インターフェースから流出した冷媒の他部分は、前記第7インターフェースを経由して前記第1絞り装置に流入し、前記第8インターフェイスから流出する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施例に係る熱交換アセンブリの構造を示す概略斜視図である。
図2図1の熱交換アセンブリの概略正面図である。
図3図2の熱交換アセンブリのA―A線に沿う断面図である。
図4図3のB箇所の拡大図である。
図5】本発明の実施例に係る熱交換アセンブリの別の構造を示す概略斜視図である。
図6図5の熱交換アセンブリの概略正面図である。
図7図5に示す熱交換アセンブリのC―C線に沿う断面図である。
図8図7のD箇所の拡大図である。
図9】本発明の実施例に係る熱交換システムのシステム概略構成図である。
図10図9の熱交換システムの作動モードにおける冷媒の流れを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施例を詳しく説明し、前記実施例の例は図面に示されている。図面を参照して以下に説明する実施例は例示するものであり、本発明を説明することを目的としており、本発明を限定するものとして理解されるべきではない。本発明の説明では、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」「内」、「外」、「時計回り」、「逆時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などの用語で示す方位または位置関係は、図面に示す方位または位置関係に基づくものであり、本発明の説明を容易かつ簡潔にすることのみを目的としており、かかる装置または部材が必ず特定の方位を有しかつ特定の方位で構造及び操作されることを示したり暗示したりするものではないため、本発明への限定として理解されるべきではない。
【0018】
図1図9に示すように、本発明の実施例に係る熱交換アセンブリは、第1チューブ1、第2チューブ2、第3チューブ3、第4チューブ4、第5熱交換チューブ5および第2熱交換チューブ6を含む。
【0019】
具体的には、図1に示すように、第1チューブ1と第2チューブ2とは間隔をあけて設けられ、第1チューブ1および第2チューブ2は、チューブキャビティを有するヘッダーであってもよく、横断面が円形の円管であってもよいし、横断面がD字状のDチューブであってもよい。第1チューブ1および第2チューブ2は、熱交換チューブに接続されるアルミニウム合金材料からなるヘッダーであってもよい。
【0020】
第2熱交換チューブ6は複数あり、複数の第2熱交換チューブ6は、第1チューブ1の長手方向に間隔をあけて設けられ、複数の第2熱交換チューブ6は、複数の第2流路7を含む。熱交換アセンブリが作動モードにあるとき、流路は、冷媒を流すことに使用される。複数の第2流路7は、第2熱交換チューブ6の幅方向に間隔をあけて設けられ、第2流路7は、第2熱交換チューブ6の長手方向に延びている。第2熱交換チューブ6の一端は第1チューブ1に接続され、かつ第2流路7は第1チューブのチューブキャビティに連通する。第2熱交換チューブ6の他端は第2チューブに接続され、かつ第2流路7は第2チューブのチューブキャビティに連通する。第2熱交換チューブ6は、第1チューブ1に直接接続されてもよいし、他の接続部材を介して第1チューブ1に接続されてもよいことを理解されたい。
【0021】
第3チューブ3と第4チューブ4とは間隔をあけて設けられ、第3チューブ3および第4チューブ4は、チューブキャビティを有するヘッダーである。4つのチューブがすべてアルミニウム金属材質からなる中空のチューブであってもよいことを理解されたい。一部の実施例では、第1チューブ1と第2チューブ2とは同じ構造を有し、第3チューブ3と第4チューブ4とは同じ構造を有し、第1熱交換チューブ5の横断面は扁平状構造であり、熱交換チューブ5は複数あり、複数の第1熱交換チューブ5は、第1チューブ1の長手方向に間隔をあけて配置される。第1熱交換チューブ5は、1つの第1穴流路19を含み、第1穴流路19は、第1熱交換チューブ5の長手方向に延びており、第1熱交換チューブ5の一端は第3チューブ3に接続され、第1熱交換チューブ5の他端は第4チューブ4に接続される。第1熱交換チューブ5は第4チューブ4に直接接続されてもよいし、他の接続部材を介して第4チューブ4に接続されてもよく、第1チューブ1と第3チューブ3とは連通しておらず、第2チューブ2と第4チューブ4とは連通していないことを理解されたい。
【0022】
図3および図4に示すように、第1熱交換チューブ5は、第1穴流路19を含む。第1穴流路19を取り囲む壁は、第1チューブ壁10を含む。第1チューブ壁10は、外壁101と内壁102とを含む。第2熱交換チューブ6は、第2熱交換流路7を含む。第2熱交換流路7を取り囲む壁は、第2チューブ壁11を含む。第2チューブ壁は、第2外壁面111と第2内壁面112とを含む。第2熱交換チューブ6の一部は、第1熱交換チューブ5の第1穴流路19内に位置し、第1チューブ壁10の内壁には、複数の凸部を有し、複数の凸部は、第1チューブ壁10の内壁に間隔をあけて設けられ、凸部は、第1熱交換チューブ5の長手方向に延びている。凸部の横断面が略三角形でも台形の構造であってもよく、第1チューブ壁10の内壁における複数の凸部の形状は、同一でも異なっていてもよい。
【0023】
一部の実施例では、第1チューブ壁20の内壁102に設けられた複数の凸部は、横断面が略三角形の第1凸部8と、横断面が台形の第2凸部9とを含む。第1熱交換チューブ5のチューブキャビティ内の凸部は、乱流機能を有し、熱交換アセンブリは、作動状態において、第1熱交換チューブ5内に流入した冷媒をより均一にすることができ、これにより熱交換アセンブリの熱交換効率が向上する。勿論、乱流凸部は、上記の乱流構造に限定されず、冷媒の流れを乱すことができる構造であればよい。
【0024】
一部の実施例では、第1熱交換チューブ5の厚さ方向において、凸部は、第1凸部8と第2凸部9とを含み、第1凸部8の高さ寸法H1は、第2凸部9の高さ寸法H2よりも低く、第2凸部9の数は、第1凸部8の数よりも少ない。第2凸部9は、第1熱交換チューブ5の内部で第2熱交換チューブ6に向かって突出しており、第2凸部9は、第2熱交換チューブ6の第2チューブ壁11に隣接する平面を含み、第2凸部9の平面が第2熱交換チューブ6のチューブ壁に接触することができる。第2凸部9は、第2熱交換チューブ6を支持するために使用される。第1熱交換チューブ5と第2熱交換チューブ6とが互いに溶接されていないため、第1凸部8が鋸歯構造である場合、熱交換アセンブリが作動状態にあるとき、第2凸部9が第2熱交換チューブ6を支持する機能により、第1凸部8による第2チューブ壁10の外壁への摩擦損傷の低減に寄与し、第2熱交換チューブ6の信頼性の向上に寄与する。
【0025】
一部の実施例では、図4に示すように、2つ以上の第2凸部9は、第1熱交換チューブ5の幅方向に対称に設けられ、かつ第1熱交換チューブ5の幅方向において隣り合う2つの第2凸部9の間には複数の第1凸部を有する。第2凸部9の第1熱交換チューブ5の幅方向における寸法は、第1凸部8の第1熱交換チューブ5の幅方向における寸法よりも大きい。第1熱交換チューブ5の幅方向において隣り合う2つの第1凸部8の間には凹溝を有し、かつ第1凸部8は、第2熱交換チューブ6の第1外壁面に接触しない。したがって、熱交換アセンブリ100が作動モードにあるとき、凹溝内を流れる冷媒が独立した冷媒流路を形成せず、第1熱交換チューブ5のチューブキャビティ内での冷媒の流動性が向上する。これにより、熱交換チューブ5の均一性を向上させ、熱交換アセンブリの熱交換性能を向上させるのにさらに寄与する。
【0026】
一部の実施例では、第1チューブ1または第4チューブ4は、複数のプレートを積層することによって形成されるヘッダーであってもよく、ヘッダの内部には、同様に、冷媒を流すためのキャビティまたは流路が存在し、そのキャビティまたは流路が熱交換チューブの流路に連通する。
【0027】
一部の実施例では、熱交換アセンブリ100の使用時に、電子制御アセンブリ200と熱交換アセンブリ100との熱交換面積を増加させ、熱交換効果を向上させるために、熱交換アセンブリ100の片側に、熱伝導機能を有するいくつかの金属板を追設する場合もあり、一方、これらの金属板は、電気制御アセンブリ200の固定にも寄与する。第1部材12に複数の貫通穴または止まり穴を設けることにより、第1部材と電気制御部材200との取り付けおよび固定を容易にする。第1熱交換チューブ5の幅方向が第1チューブ1の長手方向に平行であり、第1熱交換チューブ5の2つの狭い面が第1チューブの長手方向に対向して設けられるため、第1部材12は、第1熱交換チューブ5の厚さ方向の広い面に密着して固定される。第1部材12は、厚みを有するアルミニウム板であってもよいし、熱伝導機能を有する他の金属板であってもよい。第1部材12は、熱交換アセンブリ100に溶接して固定されてもよいし、クランプ、ネジ止めなどの他の位置規制手段により固定されてもよく、第1部材12が熱交換アセンブリ100の片側に固定されてもよいし、熱交換アセンブリ100の両側に固定されてもよく、第1部材12と熱交換アセンブリ100との位置規制手段が第1部材12の構造によって決定されることを理解されたい。図1図6および図9に示すように、一部の実施例では、第1部材12の厚さ方向の片側が熱交換アセンブリ100に溶接して固定される。さらに、図1および図5に示すように、第1部材12に複数の貫通穴または止まり穴を設けることができる。貫通穴や止まり穴は、ネジ穴またはボルト穴であってもよい。電子制御アセンブリ200は、ネジまたはボルト等の接続部材により、第1部材12に位置規制して接続される。
【0028】
一部の実施例では、図3および図4に示すように、1つの第1熱交換チューブ5に2つ以上の第1穴流路19を設けることができ、2つ以上の第1穴流路19は、第1熱交換チューブ5の幅方向に間隔をあけて設けられる。第1穴流路の壁に複数の第1凸部8が設けられ、1つの第1穴流路内に1つまたは複数の第2熱交換チューブ6が配置される。複数の第1熱交換チューブ5が一体構造に形成されており、一体構造は、第1熱交換チューブ5の耐圧強度の向上に寄与するとともに、熱交換アセンブリ100の信頼性の向上にも寄与することを理解されたい。
【0029】
一部の実施例では、図5および図6に示すように、1つの第1熱交換チューブ5に1つの第1穴流路19が設けられ、1つの第1穴流路内に少なくとも1つの第2熱交換チューブ6を設けることができる。第1熱交換チューブ5の長さ寸法L1は、第2熱交換チューブ6の長さ寸法L2よりも小さく、第2熱交換チューブ6の両端は、いずれも第1熱交換チューブ5の両端を超えており、第2熱交換チューブ6の両端の第1熱交換チューブの両端を超えた長さは、等しくても等しくなくてもよい。第1熱交換チューブ5の長さを第2熱交換チューブ6の長さよりも小さくすることは、熱交換アセンブリの製造に寄与する。さらに、第1チューブ壁の肉厚寸法T1を第2チューブ壁の壁厚寸法T2よりも大きくすることは、熱交換アセンブリ100が作動中に、第2熱交換チューブ6および冷媒による作動圧力の影響を受けることに寄与する。第1熱交換チューブ5の肉厚を増加させることにより、第2熱交換チューブ5の耐圧強度の向上に寄与し、熱交換アセンブリ100の信頼性の向上に寄与する。
【0030】
一部の実施例では、図1~3に示すように、第1熱交換チューブ5が一体構造にされており、第1熱交換チューブ自体が比較的広い表面を有するため、アルミニウム板が設けられなくてもよい。熱交換アセンブリ100の使用時に、電子制御部材200を、第1熱交換チューブ5の広い面に直接溶接して固定することができるため、材料の節約やコストの削減に寄与する。第1熱交換チューブ5には、電子制御部材200を固定するための複数の貫通穴または止まり穴が設けられている。選択可能に、貫通穴または止まり穴などの取付穴が第1熱交換チューブ5に直接設けられているため、第1熱交換チューブ5の信頼性に影響を与えないために、隣り合う2つの穴流路の間の距離を大きくして、取り付け穴の設置を容易にする必要がある。
【0031】
一部の実施例では、図9に示すように、圧縮機、多方弁、凝縮器、熱交換アセンブリおよび蒸発器を含む熱交換システムである。多方弁は、四方弁または方向弁とも呼ばれる。多方弁は、熱交換システムにおいて冷媒の流れの方向を変えるために使用され、多方弁は、第1弁ポート、第2弁ポート、第3弁ポートおよび第4弁ポートを含む。熱交換システムが冷房モードなどの作動状態にあるとき、圧縮機から流出した冷媒は、第1弁ポートを経由して多方弁に流入し、そして多方弁の第2弁ポートを経由して室外熱交換器に流入する。室外熱交換器15は、第3インターフェースと第4インターフェースとを有し、熱交換システムが冷房モードで作動しているとき、第3インターフェースは、室外熱交換器15の冷媒入口として使用され、第4インターフェースは、室外熱交換器15の冷媒出口として使用され、第3インターフェースを経由して凝縮器に流入した冷媒は、第4インターフェースを経由して流出した後、パイプラインを通過して熱交換アセンブリ100に流れる。熱交換アセンブリ100は、複数の接続パイプを含み、1つの接続パイプは、1つのインターフェース部を含む。
【0032】
一部の実施例では、熱交換アセンブリは、複数のインターフェース部をさらに含み、1つのインターフェース部は、少なくとも1つのインターフェースを有し、1つのヘッダーは、1つのインターフェース部に接続されて連通する。熱交換アセンブリ100は、第1インターフェース部103と第2インターフェース部106とを含む。第1インターフェース部103は、第5インターフェースを有し、第2インターフェース部106は、第6インターフェースを有する。冷媒は、第5インターフェースから第1チューブ1に流入し、第2熱交換チューブ6の一端は第1チューブ1に連通し、熱交換チューブ6の他端は第2チューブ2に連通しており、第1チューブ1から流入した冷媒は、第2チューブ2から流出する。したがって、第3弁ポートを経由して室外熱交換器15に流入した冷媒は、第4インターフェースを経由して流出し、第5インターフェースを経由して熱交換アセンブリ100の第1チューブ1に流入し、第1チューブ1から流入した冷媒は、第2熱交換チューブ6を通過して第2チューブ2に流入し、第2チューブ2内の冷媒は、第6のインターフェースを経由して流出する。
【0033】
一部の実施例では、第1絞り装置16は絞り弁であり、熱交換システムが作動モードにあるとき、第6のインターフェースから流出した冷媒は、第1絞り装置16の入口を経由して第1絞り装置16に流入し、第1絞り装置16の出口を経由して流出する。絞られた冷媒は、室内熱交換器の入口を経由して室内熱交換器17に流入し、室内熱交換器17の出口は多方弁の第4弁ポート144に連通しており、室内熱交換器17の出口から流出した冷媒は、多方弁14を通過して流出し、第2インターフェース132を経由して圧縮機13に流入する。
【0034】
一部の実施例では、図10に示すように、熱交換システムが冷房モードにあるとき、第1穴流路19および第2流路7内の両方に冷媒が存在し、冷媒の第2熱交換チューブ6のチューブキャビティ内での流れ方向は、第1熱交換チューブのキャビティ内での流れ方向とは反対である。すなわち、第2インターフェース106から流出した冷媒は、異なるパイプラインに分流され、冷媒の一部は、第1絞り装置16に流れ、その部分の冷媒が絞られた後、室内熱交換チューブの入口を経由して室内熱交換器17に流入する。室内熱交換器17の出口が多方弁の第4弁ポート144に連通しており、室内熱交換器17の出口から流出した冷媒は、多方弁14を通過して流出し、第2インターフェース132を経由して圧縮機13に流入する。熱交換システムは、第2絞り装置18をさらに含み、第2絞り装置18は、第2絞り弁であってもよい。冷媒の他部分は、第2絞り装置18を通過して第1穴流路19に流れる。すなわち、冷媒の他部分は、第2絞り装置18の入口を経由して流入し、第2絞り装置18の出口を経由して流出する。第2絞り装置から流出した冷媒は、第11インターフェースを経由して第3チューブ3に流入する。第1熱交換チューブ5の一端が第3チューブ3に接続されて連通しており、第1熱交換チューブ5の他端が第4チューブ4に接続されて連通しているため、第3チューブ3に流入した冷媒の他部分は、第1熱交換チューブ5を通過して第4チューブに流入し、そして第4チューブから流出する。第2熱交換チューブ6のチューブの一部は第1熱交換チューブ5の第1穴流路19に位置し、冷媒が第1穴流路19内を流れるとき、その部分の冷媒は第2熱交換チューブ6と熱交換する。一部の作業環境では、冷媒がR12、R22、R134aであってもよい。したがって、第2熱交換チューブ6の一部を第1熱交換チューブ5の第1穴流路19内に設けることにより、第2熱交換チューブ6の動作温度を低減させ、第2熱交換チューブ6の熱交換性能を向上させ、電子制御アセンブリ200と熱交換アセンブリ100との熱交換効率をさらに向上させるのに寄与する。
【0035】
本明細書の説明において、「一実施例」、「一部の実施例」、「例」、「具体的な例」、または「一部の例」などの用語を参照した説明とは、その実施例または例に合わせて説明された特定の特徴、構造、材料、または特性が本発明の少なくとも1つの実施例または例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語の模式的表現は、必ずしも同一の実施例や例を指すものではない。さらに、記載された特定の特徴、構造、材料または特性は、任意の1つまたは複数の実施例または例において適切な方式で組み合わせることができる。 さらに、互いに矛盾しない限り、当業者は、本明細書に記載された異なる実施例または例、および異なる実施例または例の特徴を組み合わせることができる。
【0036】
本発明の説明において、明確な規定および限定がない限り、「取り付け」、「互いに接続」、「接続」、「固定」の用語の意味は広く理解されるべきである。例えば、固定接続や、着脱可能な接続や、あるいは一体的な接続でも可能である。机械的な接続や、電気的な接続でも可能である。直接的に接続することや、中間媒体を介して間接的に接続することや、1つの部品の内部が連通することや、あるいは2つの部品の間に相互の作用関係があることも可能である。ほかの明確な限定がない限り、当業者であれば、具体的な場合によって上記用語の本発明における具体的な意味を理解することができる。
【0037】
なお、「第1」、「第2」の用語は単に説明するために用いられるものであり、比較的な重要性を示したり暗示したりするか、または示された技術的特徴の数を黙示的に指示すると理解してはいけない。そこで、「第1」、「第2」によって限定された特徴は少なくとも一つの前記特徴を含むことを明示または暗示するものである。本発明の説明において、明確且つ具体的な限定がない限り、「複数」とは、少なくとも2つ、例えば2つ、3つなどを意味する。
【0038】
本発明において、明確な規定及び限定がない限り、第1特徴が第2特徴の「上」または「下」にあることは、第1特徴と第2特徴とが直接的に接触することを含んでもよいし、第1特徴と第2特徴とが直接的に接触することではなくそれらの間の別の特徴を介して接触することを含んでもよい。また、第1特徴が第2特徴の「上」、「上方」または「上面」にあることは、第1特徴が第2特徴の真上及び斜め上にあることを含むか、または、単に第1特徴の水平高さが第2特徴より高いことだけを表す。第1特徴が第2特徴の「下」、「下方」または「下面」にあることは、第1特徴が第2特徴の真下及び斜め下にあることを含むか、または、単に第1特徴の水平高さが第2特徴より低いことを表す。
【0039】
以上、本発明の実施例を示して説明したが、上記実施例が単に例示するもので、本発明を限定するものではなく、当業者であれば、本発明の範囲内で、上記実施例に対して変更、修正、置換及び変形を行うことができることを理解されたい。
【符号の説明】
【0040】
1 第1チューブ
2 第2チューブ
3 第3チューブ
4 第4チューブ
5 第1熱交換チューブ
6 第2熱交換チューブ
19 第1穴流路
7 第2流路
8 第1凸部
9 第2凸部
10 第1チューブ壁
101 第1外壁面
102 第1内壁面
11 第2チューブ壁
111 第2外壁面
112 第2内壁面
12 第1部材
13 圧縮機
14 多方弁
141 第1弁ポート
142 第2弁ポート
143 第3弁ポート
144 第4弁ポート
15 室外熱交換器
151 第3インターフェース
152 第4インターフェース
100 熱交換アセンブリ
103 第1インターフェース部
106 第2インターフェース部
105 第3インターフェース部
104 第4インターフェース部
16 第1絞り装置
161 第7インターフェース
162 第8インターフェース
17 室内熱交換器
171 第9インターフェース
172 第10インターフェース
18 第2絞り装置
181 第11インターフェース
182 第12インターフェース
200 電子制御アセンブリ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10