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特開2024-79650モジュール式建築物要素から組み立てられる鉛直建築物隔壁
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024079650
(43)【公開日】2024-06-11
(54)【発明の名称】モジュール式建築物要素から組み立てられる鉛直建築物隔壁
(51)【国際特許分類】
   E04B 2/02 20060101AFI20240604BHJP
   E04B 2/44 20060101ALI20240604BHJP
【FI】
E04B2/02 112
E04B2/44
【審査請求】未請求
【請求項の数】25
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023201795
(22)【出願日】2023-11-29
(31)【優先権主張番号】W.131115
(32)【優先日】2022-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】PL
(71)【出願人】
【識別番号】523451750
【氏名又は名称】ドム・3エ・リアライツァイェ・エスペ・ス・オ・オ
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】パトリック・アダム・ボリムフスキー
(72)【発明者】
【氏名】ダリウシュ・レワンドフスキー
(72)【発明者】
【氏名】カタジナ・コルムス
(72)【発明者】
【氏名】ピョートル・ブドニク
(57)【要約】      (修正有)
【課題】モジュール式建築物要素から組み立てられる鉛直建築物隔壁を提供する。
【解決手段】モジュール式建築物要素は、直方体と同様の形を有し、それ自体の表面において、舌部と溝との構成を形成する舌部と凹所とを有し、貫通孔を有する要素のセットを構成する。鉛直建築物隔壁は、鉛直建築物隔壁を形成するモジュール式建築物要素4,8,10が、要素のうちの1つの下面が他の要素の上面に部分的または全体的に位置し、下面に存在する舌部が上面に存在する間隙と協働する。隣接するモジュール式建築物要素のより小さい表面積の側壁同士が互いと隣接する。同時に、それぞれ重なり合って位置するモジュール式建築物要素の鉛直の貫通孔が、鉛直支持構造2が配置される共通通路を形成するような方法で配置される。建築物隔壁の上に配置されるモジュール式建築物要素20,21,22、24,26は、水平支持構造3を形成する材料で満たされる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モジュール式建築物要素から組み立てられる鉛直建築物隔壁であって、前記モジュール式建築物要素は、直方体と同様の形を有し、それ自体の表面において、舌部と溝との構成を形成する舌部と凹所とを有し、貫通孔を有する要素のセットを構成し、
前記鉛直建築物隔壁(1)を形成する前記モジュール式建築物要素(4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27)は、前記要素のうちの1つの下面が、他の要素の上面に部分的または全体的に位置し、前記下面に存在する前記舌部が、前記上面に存在する間隙と協働するように配置され、隣接するモジュール式建築物要素(4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27)のより小さい表面積の側壁同士が互いと隣接し、同時に、この配置は、それぞれ重なり合って位置する前記モジュール式建築物要素(5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27)の鉛直の前記貫通孔(5.3、7.3、9.4、11.4、13.2、15.2、17.4、19.4、21.3、23.2、25.4、27.4)が、鉛直支持構造(2)が配置される共通通路を形成するような方法で配置されることを確保し、前記建築物隔壁の上に配置される前記モジュール式建築物要素(20、21、22、23、24、25、26、27)は、水平支持構造(3)を形成する材料で満たされることを特徴とする鉛直建築物隔壁。
【請求項2】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式開始建築物要素(4)であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部(4.1)および1つの舌部(4.2)を有し、平坦な下面を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項3】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式孔開始建築物要素(5)であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部(5.1)および1つの舌部(5.2)を有し、前記舌部(5.1)および(5.2)が接触する場所と平坦な下面との間に鉛直貫通孔(5.3)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項4】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式半体開始建築物要素(6)であり、それ自体の上面において、文字「T」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部(6.1)および(6.2)を有し、平坦な下面を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項5】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式半体孔開始建築物要素(7)であり、それ自体の上面において、文字「T」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部(7.1)および(7.2)を有し、前記舌部(7.1)および(7.2)が接触する場所と平坦な下面との間に鉛直貫通孔(7.3)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項6】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式通常建築物要素(8)であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部(8.1)および1つの舌部(8.2)を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部(8.3)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項7】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式孔通常建築物要素(9)であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部(9.1)および1つの舌部(9.2)を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部(9.3)を有し、前記上面の前記舌部(9.1)および(9.2)が接触する場所と、前記下面のより短い縁に位置する前記舌部(9.3)同士の間の場所との間に鉛直貫通孔(9.4)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項8】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式半体通常建築物要素(10)であり、それ自体の上面において、文字「T」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部(10.1)および(10.2)を有し、それ自体の下面において、それ自体のより短い縁に位置付けられる2つの舌部(10.3)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項9】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式半体孔通常建築物要素(11)であり、それ自体の上面において、文字「T」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部(11.1)および(11.2)を有し、それ自体の下面において、それ自体のより短い縁に位置付けられる2つの舌部(11.3)を有し、前記上面の前記舌部(11.1)および(11.2)が接触する場所と、前記下面に位置する前記舌部(11.3)同士の間の場所との間に鉛直貫通孔(11.4)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項10】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式冠状建築物要素(12)であり、平坦な上面を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部(12.1)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項11】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式冠状孔建築物要素(13)であり、平坦な上面を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部(13.1)を有し、前記上面と、前記下面のより短い縁に位置する前記舌部(13.1)同士の間の場所との間に鉛直貫通孔(13.2)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項12】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式半体冠状建築物要素(14)であり、平坦な上面を有し、それ自体の下面において、それ自体の隣接する角に位置付けられる2つの舌部(14.1)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項13】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式半体冠状孔建築物要素(15)であり、平坦な上面を有し、それ自体の下面において、それ自体の隣接する角に位置付けられる2つの舌部(15.1)を有し、前記上面と、前記下面に位置する前記舌部(15.1)同士の間の場所との間に鉛直貫通孔(15.2)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項14】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式左角建築物要素(16)であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部(16.1)および1つの舌部(16.2)を有し、それ自体の下面において、4つの舌部(16.3)を有し、ただし、3つの舌部が、前記下面のより長い縁に位置付けられ、1つの舌部だけが、前記下面の角において他方のより長い縁に位置付けられることを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項15】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式左角孔建築物要素(17)であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部(17.1)および1つの舌部(17.2)を有し、それ自体の下面において、4つの舌部(17.3)を有し、ただし、3つの舌部が、前記下面のより長い縁に位置付けられ、1つの舌部だけが、前記下面の角において他方のより長い縁に位置付けられ、前記上面の前記舌部(17.1)および(17.2)が接触する場所と、前記下面のより長い縁に位置する前記3つの舌部(17.3)のうちの2つの間の場所との間に鉛直貫通孔(17.4)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項16】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式右角建築物要素(18)であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部(18.1)および1つの舌部(18.2)を有し、それ自体の下面において、4つの舌部(18.3)を有し、ただし、3つの舌部が、前記下面のより長い縁に位置付けられ、1つの舌部だけが、前記下面の角において他方のより長い縁に位置付けられることを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項17】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式右角孔建築物要素(19)であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部(19.1)および1つの舌部(19.2)を有し、それ自体の下面において、4つの舌部(19.3)を有し、ただし、3つの舌部が、前記下面のより長い縁に位置付けられ、1つの舌部だけが、前記下面の角において他方のより長い縁に位置付けられ、前記上面の前記舌部(19.1)および(19.2)が接触する場所と、前記下面のより長い縁に位置する前記3つの舌部(19.3)のうちの2つの間の場所との間に鉛直貫通孔(19.4)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項18】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式溝付き破風建築物要素(20)であり、それ自体の上面において、長方形の断面の長手方向溝(20.1)を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部(20.2)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項19】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式溝付き破風孔建築物要素(21)であり、それ自体の上面において、長方形の断面の長手方向溝(21.1)を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部(21.2)を有し、前記上面における前記溝(21.1)の底と、前記下面のより短い縁に位置する2つの舌部(21.2)の間の場所との間に鉛直貫通孔(21.3)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項20】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式平坦溝付き破風建築物要素(22)であり、それ自体の上面において、長方形の断面の長手方向溝(22.1)を有し、平坦な下面を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項21】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式平坦溝付き破風孔建築物要素(23)であり、それ自体の上面において、長方形の断面の長手方向溝(23.1)を有し、平坦な下面を有し、前記上面における前記溝(23.1)の底と前記下面との間に鉛直貫通孔(23.2)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項22】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式左溝付き破風建築物要素(24)であり、それ自体の上面において、第1の長手方向部分(24.1)と、前記第1の長手方向部分(24.1)に対して垂直な第2の部分(24.2)とを有する、長方形の断面の2部構成の溝を有し、それ自体の下面において、3つが前記下面のより長い縁に位置付けられ、1つだけが下方の縁の角において他方のより長い縁に位置付けられる4つの舌部(24.3)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項23】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式左溝付き破風孔建築物要素(25)であり、それ自体の上面において、第1の長手方向部分(25.1)と、前記第1の長手方向部分(25.1)に対して垂直な第2の部分(25.2)とを有する、長方形の断面の2部構成の溝を有し、それ自体の下面において、4つの舌部(25.3)を有し、ただし、3つの舌部が、前記下面のより長い縁に位置付けられ、1つの舌部だけが、下方の縁の角において他方のより長い縁に位置付けられ、それ自体の上面において、前記第1の部分(25.1)と前記第2の部分(25.2)とが結合する点における溝の底と、前記下面の前記より長い縁に位置する前記3つの舌部(25.3)のうちの2つの間の空間との間に鉛直貫通孔(25.4)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項24】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式右溝付き破風建築物要素(26)であり、それ自体の上面において、第1の長手方向部分(26.1)と、前記第1の長手方向部分(26.1)に対して垂直な第2の部分(26.2)とを有する、長方形の断面の2部構成の溝を有し、それ自体の下面において、4つの舌部(26.3)を有し、ただし、3つの舌部が、前記下面のより長い縁に位置付けられ、1つの舌部だけが、下方の縁の角において他方のより長い縁に位置付けられることを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【請求項25】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式右溝付き破風孔建築物要素(27)であり、それ自体の上面において、第1の長手方向部分(27.1)と、前記第1の長手方向部分(27.1)に対して垂直な第2の部分(27.2)とを有する、長方形の断面の2部構成の溝を有し、それ自体の下面において、4つの舌部(27.3)を有し、ただし、3つの舌部が、前記下面のより長い縁に位置付けられ、1つの舌部だけが、下方の縁の角において他方のより長い縁に位置付けられ、それ自体の上面において、前記第1の部分(27.1)と前記第2の部分(27.2)とが結合する点における溝の底と、前記下面の前記より長い縁に位置する前記3つの舌部(27.3)のうちの2つの間の空間との間に鉛直貫通孔(27.4)を有することを特徴とする、請求項1に記載の鉛直建築物隔壁。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モジュール式建築物要素から組み立てられる鉛直建築物隔壁に関する。
【背景技術】
【0002】
セラミック要素、オートクレーブ気泡コンクリート、および、強化コンクリート耐荷重性構造を伴うケイ酸塩要素から作られる組積構造を連結するための解決策が、広く知られており、使用されている。連結は、鉛直方向の力および接線方向の力の影響に対して建築物の構造を強化するためだけでなく、その耐用期間の間に構造の安全性を増加させるために、実施される。
【0003】
提供されている技術は、実際には、建築における良好な適用のために、他のものと組み合わせる必要性を伴い、具体的には、入居者の熱の快適性を確保するための熱絶縁材料による絶縁の技術、および、建築物自体を強化するための他の構造材料の使用と組み合わせる必要性を伴う。これは、鉛直の隔壁への解決策を、他のものと組み合わせる必要性に起因して、それらの適用を難しくさせており、これは、耐久性を確保するために適切な連結を設計する必要性を生み出している。提供されている技術をより難しくさせているのは、熱絶縁体およびモルタルなどの数多くの補足的な材料の使用だけでなく、骨組み、補強の結合、現場での濡れ作業などを含む従来の技術とも関連付けられる非効率的な建築過程である。
【0004】
ポーランド実用新案第Ru67743号から知られているのは、直方体の形態を有し、ブロックの側壁に舌部および切り欠きを有する防音ブロックのモジュール式セットであって、セットの立体中空ブロックおよび中空を伴う中空ブロックが、立体中空ブロックでは2つの反対のより小さい表面において、中空を伴う中空ブロックでは表面において、これらの表面の各々において対でそれぞれ配置される舌部と刻み目とを有する直方体の形態であり、これによって舌部と溝との構成を形成するという事実によって特徴付けられる。すべての舌部および切り欠きは、台形と同様の形での輪郭を有する。立体中空ブロックの上面において、補強バーを受け入れるように意図された2つの長手方向の溝が位置付けられ、それら溝は、互いと平行に延び、中空ブロックの長手側と平行に延び、突起-舌部から切り欠き-溝まで延びる。
【0005】
ポーランド特許第Ru57226号から同じく知られているのは壁ブロックであり、この壁ブロックは、上から第1の列において3つの同一の開口を伴い、第2の列において、2つの同一の内側開口と、内側開口より小さい断面の2つの同一の外側開口とを伴い、第3の列において内側開口と2つの側方凹所とを伴い、第4の列において同一の開口を伴う、4つの列で配置された長方形の開口を有し、長方形の溝が鉛直壁の端表面に位置付けられるという事実によって特徴付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】ポーランド実用新案第Ru67743号
【特許文献2】ポーランド特許第Ru57226号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によるモジュール式建築物要素から組み立てられる鉛直建築物隔壁であって、モジュール式建築物要素は、直方体と同様の形を有し、それ自体の表面において、舌部と溝との構成を形成する舌部と凹所とを有し、貫通孔を有する要素のセットを構成し、鉛直建築物隔壁を形成するモジュール式建築物要素は、要素のうちの1つの下面が他の要素の上面に部分的または完全に位置し、下面に存在する舌部が上面に存在する間隙と協働するように配置されるという事実によって特徴付けられる。隣接するモジュール式建築物要素のより小さい表面の側壁同士が互いと隣接する。同時に、この配置は、それぞれ重なり合って位置するモジュール式建築物要素の鉛直の貫通孔が、鉛直支持構造が配置される共通通路を形成するような方法で配置されることを確保する。建築物隔壁の上に配置されるモジュール式建築物要素は、水平支持構造を形成する材料で満たされる。
【0008】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式開始建築物要素であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部および1つの舌部を有し、平坦な下面を有する。
【0009】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式孔開始建築物要素であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部および1つの舌部を有し、それら舌部が接触する場所と、平坦な下面との間に鉛直貫通孔を有する。
【0010】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式半体開始建築物要素であり、それ自体の上面において、文字「T」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部を有し、平坦な下面を有する。
【0011】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式半体孔開始建築物要素であり、それ自体の上面において、文字「T」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部を有し、舌部同士が接触する場所と、平坦な下面との間に鉛直貫通孔を有する。
【0012】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式通常建築物要素であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部および1つの舌部を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部を有する。
【0013】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式孔通常建築物要素であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部および1つの舌部を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部を有し、上面の舌部同士が接触する場所と、下面のより短い縁に位置する舌部同士の間の場所との間に鉛直貫通孔を有する。
【0014】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式半体通常建築物要素であり、それ自体の上面において、文字「T」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部を有し、それ自体の下面において、それ自体のより短い縁に位置付けられる2つの舌部を有する。
【0015】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式半体孔通常建築物要素であり、それ自体の上面において、文字「T」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部を有し、それ自体の下面において、それ自体のより短い縁に位置付けられる2つの舌部を有し、上面の舌部同士が接触する場所と、下面に位置する舌部同士の間の場所との間に鉛直貫通孔を有する。
【0016】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式冠状建築物要素であり、平坦な上面を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部を有する。
【0017】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式冠状孔建築物要素であり、平坦な上面を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部を有し、上面と、下面のより短い縁に位置する舌部同士の間の場所との間に鉛直貫通孔を有する。
【0018】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式半体冠状建築物要素であり、平坦な上面を有し、それ自体の下面において、それ自体の隣接する角に位置付けられる2つの舌部を有する。
【0019】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式半体冠状孔建築物要素であり、平坦な上面を有し、それ自体の下面において、それ自体の隣接する角に位置付けられる2つの舌部を有し、上面と、下面に位置する舌部同士の間の場所との間に鉛直貫通孔を有する。
【0020】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式左角建築物要素であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部および1つの舌部を有し、それ自体の下面において、4つの舌部を有し、ただし、3つの舌部が、下面のより長い縁に位置付けられ、1つの舌部だけが、下面の角において他方のより長い縁に位置付けられる。
【0021】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式左角孔建築物要素であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部および1つの舌部を有し、それ自体の下面において、3つが下面のより長い縁に位置付けられ、1つだけが下面の角において他方のより長い縁に位置付けられる4つの舌部を有し、上面の舌部同士が接触する場所と、下面のより長い縁に位置する3つの舌部のうちの2つの間の場所との間に鉛直貫通孔を有する。
【0022】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式右角建築物要素であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部および1つの舌部を有し、それ自体の下面において、3つが下面のより長い縁に位置付けられ、1つだけが下面の角において他方のより長い縁に位置付けられる4つの舌部を有する。
【0023】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式右角孔建築物要素であり、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部および1つの舌部を有し、それ自体の下面において、3つが下面のより長い縁に位置付けられ、1つだけが下面の角において他方のより長い縁に位置付けられる4つの舌部を有し、上面の舌部同士が接触する場所と、下面のより長い縁に位置する3つの舌部のうちの2つの間の場所との間に鉛直貫通孔を有する。
【0024】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式溝付き破風建築物要素であり、それ自体の上面において、長方形の断面の長手方向溝を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部を有する。
【0025】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式溝付き破風孔建築物要素あり、それ自体の上面において、長方形の断面の長手方向溝を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部を有し、上面における溝の底と、下面のより短い縁に位置する2つの舌部の間の場所との間に鉛直貫通孔を有する。
【0026】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式平坦溝付き破風建築物要素であり、それ自体の上面において、長方形の断面の長手方向溝を有し、平坦な下面を有する。
【0027】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式平坦溝付き破風孔建築物要素であり、それ自体の上面において、長方形の断面の長手方向溝を有し、平坦な下面を有し、上面における溝の底と下面との間に鉛直貫通孔を有する。
【0028】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式左溝付き破風建築物要素であり、それ自体の上面において、第1の長手方向部分と、第1の部分に対して垂直な第2の部分とを有する、長方形の断面の2部構成の溝を有し、それ自体の下面において、3つが下面のより長い縁に位置付けられ、1つだけが下方の縁の角において他方のより長い縁に位置付けられる4つの舌部を有する。
【0029】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式左溝付き破風孔建築物要素であり、それ自体の上面において、第1の長手方向部分と、第1の部分に対して垂直な第2の部分とを有する、長方形の断面の2部構成の溝を有し、それ自体の下面において、3つが下面のより長い縁に位置付けられ、1つだけが下方の縁の角において他方のより長い縁に位置付けられる4つの舌部を有し、それ自体の上面において、第1の部分と第2の部分とが結合する点における溝の底と、下面のより長い縁に位置する3つの舌部のうちの2つの間の場所との間に鉛直貫通孔を有する。
【0030】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式右溝付き破風建築物要素であり、それ自体の上面において、第1の長手方向部分と、第1の部分に対して垂直な第2の部分とを有する、長方形の断面の2部構成の溝を有し、それ自体の下面において、4つの舌部を有し、ただし、3つの舌部が下面のより長い縁に位置付けられ、1つの舌部だけが下方の縁の角において他方のより長い縁に位置付けられる。
【0031】
モジュール式建築物要素が、長方形のモジュール式右溝付き破風孔建築物要素であり、それ自体の上面において、第1の長手方向部分と、第1の部分に対して垂直な第2の部分とを有する、長方形の断面の2部構成の溝を有し、それ自体の下面において、3つが下面のより長い縁に位置付けられ、1つだけが下方の縁の角において他方のより長い縁に位置付けられる4つの舌部を有し、それ自体の上面において、第1の部分と第2の部分とが結合する点における溝の底と、下面のより長い縁に位置する3つの舌部のうちの2つの間の場所との間に鉛直貫通孔を有する。
【0032】
本発明の主題は図面に示されている。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】本発明による鉛直建築物隔壁の概略的な不等角投影図である。
図2】本発明によるモジュール式開始建築物要素の不等角投影図である。
図3】本発明によるモジュール式孔開始建築物要素の不等角投影図である。
図4】本発明によるモジュール式半体開始建築物要素の不等角投影図である。
図5】本発明によるモジュール式半体孔開始建築物要素の不等角投影図である。
図6】本発明によるモジュール式通常建築物要素の不等角投影図である。
図7】本発明によるモジュール式孔通常建築物要素の不等角投影図である。
図8】本発明によるモジュール式半体通常建築物要素の不等角投影図である。
図9】本発明によるモジュール式半体孔通常建築物要素の不等角投影図である。
図10】本発明によるモジュール式冠状建築物要素の不等角投影図である。
図11】本発明によるモジュール式冠状孔建築物要素の不等角投影図である。
図12】本発明によるモジュール式半体冠状建築物要素の不等角投影図である。
図13】本発明によるモジュール式半体冠状孔建築物要素の不等角投影図である。
図14】本発明によるモジュール式左角建築物要素の不等角投影図である。
図15】本発明によるモジュール式左角孔建築物要素の不等角投影図である。
図16】本発明によるモジュール式右角建築物要素の不等角投影図である。
図17】本発明によるモジュール式右角孔建築物要素の不等角投影図である。
図18】本発明によるモジュール式溝付き破風建築物要素の不等角投影図である。
図19】本発明によるモジュール式溝付き破風孔建築物要素の不等角投影図である。
図20】本発明によるモジュール式平坦溝付き破風建築物要素の不等角投影図である。
図21】本発明によるモジュール式平坦溝付き破風孔建築物要素の不等角投影図である。
図22】本発明によるモジュール式左溝付き破風建築物要素の不等角投影図である。
図23】本発明によるモジュール式左溝付き破風孔建築物要素の不等角投影図である。
図24】本発明によるモジュール式右溝付き破風建築物要素の不等角投影図である。
図25】本発明によるモジュール式右溝付き破風孔建築物要素の不等角投影図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
鉛直建築物隔壁が、本発明によるモジュール式建築物要素から組み立てられ、モジュール式建築物要素は、直方体と同様の形を有し、それ自体の表面において、舌部と溝との構成を形成する舌部と凹所とを有し、貫通孔を有する要素のセットを構成し、鉛直建築物隔壁1を形成するモジュール式建築物要素4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27は、要素のうちの1つの下面が他の要素の上面に部分的または全体的に位置し、下面に存在する舌部が上面に存在する間隙と協働するような方法で配置されることにおいて、特徴付けられる。隣接するモジュール式建築物要素4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27のより小さい面積の側壁同士が互いと隣接する。同時に、この配置は、それぞれ重なり合って位置するモジュール式建築物要素5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27の鉛直の貫通孔5.3、7.3、9.4、11.4、13.2、15.2、17.4、19.4、21.3、23.2、25.4、27.4が、鉛直支持構造2が配置される共通通路を形成するような方法で配置されることを確保する。建築物隔壁の上に配置されるモジュール式建築物要素20、21、22、23、24、25、26、27は、水平支持構造3を形成する材料で満たされる。
【0035】
図2に示されているように、長方形のモジュール式開始建築物要素4が、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部4.1および1つの舌部4.2を有し、平坦な下面を有する。
【0036】
図3に示されているように、長方形のモジュール式孔開始建築物要素5が、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部5.1および1つの舌部5.2を有し、それら舌部5.1および5.2が接触する場所と、平坦な下面との間に鉛直貫通孔5.3を有する。
【0037】
図4に示されているように、長方形のモジュール式半体開始建築物要素6が、それ自体の上面において、文字「T」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部6.1および6.2を有し、平坦な下面を有する。
【0038】
図5に示されているように、長方形のモジュール式半体孔開始建築物要素7が、それ自体の上面において、文字「T」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部7.1および7.2を有し、舌部7.1および7.2が接触する場所と、平坦な下面との間に鉛直貫通孔7.3を有する。
【0039】
図6に示されているように、長方形のモジュール式通常建築物要素8が、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部8.1および1つの舌部8.2を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部8.3を有する。
【0040】
図7に示されているように、長方形のモジュール式孔通常建築物要素9が、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部9.1および1つの舌部9.2を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部9.3を有し、上面の舌部9.1および9.2が接触する場所と、下面のより短い縁に位置する舌部9.3同士の間の場所との間に鉛直貫通孔9.4を有する。
【0041】
図8に示されているように、長方形のモジュール式半体通常建築物要素10が、それ自体の上面において、文字「T」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部10.1および10.2を有し、それ自体の下面において、それ自体のより短い縁に位置付けられる2つの舌部10.3を有する。
【0042】
図9に示されているように、長方形のモジュール式半体孔通常建築物要素11であり、それ自体の上面において、文字「T」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部11.1および11.2を有し、それ自体の下面において、それ自体のより短い縁に位置付けられる2つの舌部11.3を有し、上面の舌部11.1および11.2が接触する場所と、下面に位置する舌部11.3同士の間の場所との間に鉛直貫通孔11.4を有する。
【0043】
図10に示されているように、長方形のモジュール式冠状建築物要素12が、平坦な上面を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部12.1を有する。
【0044】
図11に示されているように、長方形のモジュール式冠状孔建築物要素13が、平坦な上面を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部13.1を有し、上面と、下面のより短い縁に位置する舌部13.1同士の間の場所との間に鉛直貫通孔13.2を有する。
【0045】
図12に示されているように、長方形のモジュール式半体冠状建築物要素14が、平坦な上面を有し、それ自体の下面において、それ自体の隣接する角に位置付けられる2つの舌部14.1を有する。
【0046】
図13に示されているように、長方形のモジュール式半体冠状孔建築物要素15が、平坦な上面を有し、それ自体の下面において、それ自体の隣接する角に位置付けられる2つの舌部15.1を有し、上面と、下面に位置する舌部15.1同士の間の場所との間に鉛直貫通孔15.2を有する。
【0047】
図14に示されているように、長方形の左角モジュール式建築物要素16が、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部16.1および1つの舌部16.2を有し、それ自体の下面において、3つが下面のより長い縁に位置付けられ、1つだけが下面の角において他方のより長い縁に位置付けられる4つの舌部16.3を有する。
【0048】
図15に示されているように、長方形のモジュール式建築物要素左角孔17が、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部17.1および1つの舌部17.2を有し、それ自体の下面において、3つが下面のより長い縁に位置付けられ、1つだけが下面の角において他方のより長い縁に位置付けられる4つの舌部17.3を有し、上面の舌部17.1および17.2が接触する場所と、下面のより長い縁に位置する3つの舌部17.3のうちの2つの間の場所との間に鉛直貫通孔17.4を有する。
【0049】
図16に示されているように、長方形のモジュール式右角建築物要素18が、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部18.1および1つの舌部18.2を有し、それ自体の下面において、3つが下面のより長い縁に位置付けられ、1つだけが下面の角において他方のより長い縁に位置付けられる4つの舌部18.3を有する。
【0050】
図17に示されているように、長方形のモジュール式右角孔建築物要素19が、それ自体の上面において、文字「H」と同様の形を一緒に形成する2つの舌部19.1および1つの舌部19.2を有し、それ自体の下面において、3つが下面のより長い縁に位置付けられ、1つだけが下面の角において他方のより長い縁に位置付けられる4つの舌部19.3を有し、上面の舌部19.1および19.2が接触する場所と、下面のより長い縁に位置する3つの舌部19.3のうちの2つの間の場所との間に鉛直貫通孔19.4を有する。
【0051】
図18に示されているように、長方形のモジュール式溝付き破風建築物要素20が、それ自体の上面において、長方形の断面の長手方向溝20.1を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部20.2を有する。
【0052】
図19に示されているように、長方形のモジュール式溝付き破風孔建築物要素21が、それ自体の上面において、長方形の断面の長手方向溝21.1を有し、それ自体の下面において、それ自体の角に位置付けられる4つの舌部21.2を有し、上面における溝21.1の底と、下面のより短い縁に位置する2つの舌部21.2の間の場所との間に鉛直貫通孔21.3を有する。
【0053】
図20に示されているように、長方形のモジュール式平坦溝付き破風建築物要素22が、それ自体の上面において、長方形の断面の長手方向溝22.1を有し、平坦な下面を有する。
【0054】
図21に示されているように、長方形のモジュール式平坦溝付き破風孔建築物要素23が、それ自体の上面において、長方形の断面の長手方向溝23.1を有し、平坦な下面を有し、上面における溝23.1の底と下面との間に鉛直貫通孔23.2を有する。
【0055】
図22に示されているように、長方形のモジュール式左溝付き破風建築物要素24が、それ自体の上面において、第1の長手方向部分24.1と、第1の長手方向部分24.1に対して垂直な第2の部分24.2とを有する、長方形の断面の2部構成の溝を有し、それ自体の下面において、3つが下面のより長い縁に位置付けられ、1つだけが下方の縁の角において他方のより長い縁に位置付けられる4つの舌部24.3を有する。
【0056】
図23に示されているように、長方形のモジュール式左溝付き破風孔建築物要素25が、それ自体の上面において、第1の長手方向部分25.1と、第1の長手方向部分25.1に対して垂直な第2の部分25.2とを有する、長方形の断面の2部構成の溝を有し、それ自体の下面において、3つが下面のより長い縁に位置付けられ、1つだけが下方の縁の角において他方のより長い縁に位置付けられる4つの舌部25.3を有し、それ自体の上面において、第1の部分25.1と第2の部分25.2とが結合する点における溝の底と、下面のより長い縁に位置する3つの舌部25.3のうちの2つの間の空間との間に鉛直貫通孔25.4を有する。
【0057】
図24に示されているように、モジュール式右溝付き破風建築物要素26が、それ自体の上面において、第1の長手方向部分26.1と、第1の長手方向部分26.1に対して垂直な第2の部分26.2とを有する、長方形の断面の2部構成の溝を有し、それ自体の下面において、3つが下面のより長い縁に位置付けられ、1つだけが下方の縁の角において他方のより長い縁に位置付けられる4つの舌部26.3を有する。
【0058】
図25に示されているように、長方形のモジュール式右溝付き破風孔建築物要素27が、それ自体の上面において、第1の長手方向部分27.1と、第1の長手方向部分27.1に対して垂直な第2の部分27.2とを有する、長方形の断面の2部構成の溝を有し、それ自体の下面において、3つが下面のより長い縁に位置付けられ、1つだけが下方の縁の角において他方のより長い縁に位置付けられる4つの舌部27.3を有し、それ自体の上面において、第1の部分27.1と第2の部分27.2とが結合する点における溝の底と、下面のより長い縁に位置する3つの舌部27.3のうちの2つの間の空間との間に鉛直貫通孔27.4を有する。
【符号の説明】
【0059】
1 建築物隔壁
2 鉛直支持構造
3 水平支持構造
4 開始建築物要素
4.1 舌部
4.2 舌部
5 孔開始建築物要素
5.1 舌部
5.2 舌部
5.3 孔
6 半体開始建築物要素
6.1 舌部
6.2 舌部
7 半体孔開始建築物要素
7.1 舌部
7.2 舌部
7.3 孔
8 通常建築物要素
8.1 舌部
8.2 舌部
8.3 舌部
9 孔通常建築物要素
9.1 舌部
9.2 舌部
9.3 舌部
9.4 孔
10 半体通常建築物要素
10.1 舌部
10.2 舌部
10.3 舌部
11 半体孔通常建築物要素
11.1 舌部
11.2 舌部
11.3 舌部
11.4 舌部
12 冠状建築物要素
12.1 舌部
13 冠状孔建築物要素
13.1 舌部
13.2 孔
14 半体冠状建築物要素
14.1 舌部
15 半体冠状孔建築物要素
15.1 舌部
15.2 孔
16 左角建築物要素
16.1 舌部
16.2 舌部
16.3 舌部
17 左角孔建築物要素
17.1 舌部
17.2 舌部
17.3 舌部
17.4 孔
18 右角建築物要素
18.1 舌部
18.2 舌部
18.3 舌部
19 右角孔建築物要素
19.1 舌部
19.2 舌部
19.3 舌部
19.4 孔
20 溝付き破風建築物要素
20.1 溝
20.2 舌部
21 溝付き破風孔建築物要素
21.1 溝
21.2 舌部
21.3 孔
22 平坦溝付き破風建築物要素
22.1 溝
23 平坦溝付き破風孔建築物要素
23.1 溝
23.2 孔
24 左溝付き破風建築物要素
24.1 溝の第1の部分
24.2 溝の第2の部分
24.3 舌部
25 左溝付き破風孔建築物要素
25.1 溝の第1の部分
25.2 溝の第2の部分
25.3 舌部
25.4 孔
26 右溝付き破風建築物要素
26.1 溝の第1の部分
26.2 溝の第2の部分
26.3 舌部
27 右溝付き破風孔建築物要素
27.1 溝の第1の部分
27.2 溝の第2の部分
27.3 舌部
27.4 孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
【外国語明細書】