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特開2024-79956制御方法、制御システム、及び制御プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024079956
(43)【公開日】2024-06-13
(54)【発明の名称】制御方法、制御システム、及び制御プログラム
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/137 20060101AFI20240606BHJP
   G05D 1/43 20240101ALI20240606BHJP
【FI】
B65G1/137 G
G05D1/02 P
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022192689
(22)【出願日】2022-12-01
(71)【出願人】
【識別番号】591280485
【氏名又は名称】ソフトバンクグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】孫 正義
【テーマコード(参考)】
3F522
5H301
【Fターム(参考)】
3F522AA02
3F522BB35
3F522CC01
3F522FF05
3F522FF14
3F522FF16
3F522FF17
3F522FF30
3F522FF37
3F522GG09
3F522GG22
3F522GG39
3F522JJ02
3F522KK05
3F522LL70
5H301BB05
5H301CC03
5H301CC06
5H301CC10
5H301DD07
5H301EE02
5H301GG08
5H301GG09
5H301KK02
5H301KK04
5H301KK08
5H301KK09
5H301KK10
5H301QQ04
(57)【要約】
【課題】カートロボットを効率良く稼働させること。
【解決手段】実施形態に係る制御方法は、コンピュータが実行する制御方法であって、複数のレーンのいずれかを走行し荷物を搬送する複数のカートロボットのそれぞれの電池残量を含む情報を収集する収集工程と、情報を基に、複数のカートロボットのそれぞれについて、充電を行う優先度を決定する決定工程と、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータが実行する制御方法であって、
複数のレーンのいずれかを走行し荷物を搬送する複数のカートロボットのそれぞれの電池残量を含む情報を収集する収集工程と、
前記情報を基に、前記複数のカートロボットのそれぞれについて、充電を行う優先度を決定する決定工程と、
を含む制御方法。
【請求項2】
前記収集工程は、前記複数のレーンのそれぞれを走行するカートロボットの数を含む情報を収集し、
前記決定工程は、前記複数のカートロボットのそれぞれについて、走行するレーンの前記数が大きいほど前記優先度を大きくする
請求項1に記載の制御方法。
【請求項3】
前記決定工程は、前記複数のカートロボットのそれぞれについて、電池残量が小さいほど前記優先度を大きくする
請求項1に記載の制御方法。
【請求項4】
前記収集工程は、前記複数のカートロボットのそれぞれが搬送する予定の荷物の重量及び数量を含む情報を収集し、
前記決定工程は、前記複数のカートロボットのそれぞれについて、搬送する予定の荷物の重量及び数量に基づく負荷が大きいほど前記優先度を大きくする
請求項1に記載の制御方法。
【請求項5】
前記複数のカートロボットのうち、前記優先度が上位一定数に含まれるカートロボットに、荷物の搬送を停止させ、充電を実行させる充電制御工程
をさらに含む請求項1に記載の制御方法。
【請求項6】
複数のレーンのいずれかを走行し荷物を搬送する複数のカートロボットと、前記複数のカートロボットを制御する制御装置と、前記複数のカートロボットの充電を行う充電装置と、を有する制御システムであって、
前記制御装置は、
前記複数のカートロボットのそれぞれの電池残量を含む情報を収集し、
前記情報を基に、前記複数のカートロボットのそれぞれについて、充電を行う優先度を決定する
制御システム。
【請求項7】
複数のレーンのいずれかを走行し荷物を搬送する複数のカートロボットのそれぞれの電池残量を含む情報を収集する収集手順と、
前記情報を基に、前記複数のカートロボットのそれぞれについて、充電を行う優先度を決定する決定手順と、
をコンピュータに実行させる制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、制御方法、制御システム、及び制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、物品の所定の集荷計画に基づいて自律走行し、棚からアームによって荷物を取り出すカートロボットが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-68557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
カートロボットは、駆動用電池によって駆動する。一方で、備え付けのステーション等において駆動用電池の充電を行っている間は、カートロボットは駆動できない。このため、従来の技術では、充電のためにカートロボットの稼働効率が低下する場合がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、カートロボットを効率良く稼働させる制御方法、制御システム、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係る制御方法は、コンピュータが実行する制御方法であって、コンピュータが実行する制御方法であって、複数のレーンのいずれかを走行し荷物を搬送する複数のカートロボットのそれぞれの電池残量を含む情報を収集する収集工程と、前記情報を基に、前記複数のカートロボットのそれぞれについて、充電を行う優先度を決定する決定工程と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、カートロボットを効率良く稼働させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、本実施形態に係るピッキングシステムが適用された倉庫のフロアの平面図である。
図2図2は、実施形態に係るカートロボットの斜視図である。
図3図3は、実施形態に係る情報処理装置の制御系ブロック図である。
図4図4は、実施形態に係るコントロールセンタの制御系ブロック図である。
図5図5は、実施形態に係るコントロールセンタが収集する情報の例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係るカートロボットの充電を制御する処理の流れを示すフローチャートである。
図7図7は、コントロールセンタとして機能するコンピュータハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0010】
図1は、本実施形態に係るピッキングシステムが適用された倉庫のフロア50の平面図である。なお、ピッキングシステムは、実施形態に係るシステムの一例である。
【0011】
ピッキング作業とは、必要な品物(荷物)を集める(ピックアップする)仕事のことである。ピッキングスタッフは、倉庫内の品物を出荷するために欠かせない役割を持つため、あらゆるジャンルの倉庫に配置される。なお、ピッキングスタッフは、アームを有するロボットである。本実施形態では、ピッキングスタッフは、カートロボット52である。ピッキングスタッフは、人型ロボットを含む。
【0012】
例えば、予め指示されたリストや注文書を基に、指定の品物を集め、まとめたものを検品担当者や梱包担当者へと受け流していくのがピッキングスタッフの主な仕事である。倉庫規模が大きいほど、保管されている品物の種類や数も膨大で、そのため、多数のピッキングスタッフがフロア50内を移動することになる。
【0013】
図1に示されるフロア50には、コントロールセンタ1(制御装置)が設けられる。コントロールセンタ1は、フロア50全体を制御する。コントロールセンタ1は、各カートロボット52が集荷する商品に関する集荷リストの作成、移動ルートの作成等を行い、作成した各種情報に基づいて、各カートロボット52を制御する。
【0014】
また、フロア50には、貯蔵部(倉庫、棚等)54が設けられ、複数のバスケット56が、貯蔵されている。バスケット56は、ピッキング作業によって集められる品物(荷物)である。この貯蔵部54の周囲を、カートロボット52が移動するようになっている。カートロボット52は、バスケット56の授受が主たる役目であり、移動経路として、Fast Lane58(高速レーン58)に沿って移動するカートとしての、Fast Track Cart52A(高速カート52A)と、Local Picking Lane60(ローカルレーン60)に沿って移動するカートとしての、Local Track Cart52B(ローカルカート52B)とに分類される。
【0015】
カートロボット52は、バスケット56の受け渡しを行う。受け渡しは、貯蔵部54からバスケット56を取り出すことを含む。また、カートロボット52は、駆動用電池によって駆動する。駆動用電池は、繰り返し充放電が可能な二次電池である。
【0016】
ローカルレーン60は、フロア50内の内側のレーン、換言すると貯蔵部54の外側に設定されたレーンで、ローカルカート52Bが貯蔵部54に接近離間するように蛇行走行しながら、かつ、一時的に減速、又は、停止して、貯蔵部54からバスケット56のピックアップを行う。なお、ローカルカート52Bの走行は、蛇行走行に限られるものではない。
【0017】
高速レーン58は、フロア50内の外側のレーン、換言するとローカルレーン60の外側に設定されたレーンで、例えば時速20kmでノンストップ走行し、ローカルレーン60を移動するローカルカート52Bから、バスケット56を受け取る。
【0018】
一連の作業としては、例えば、ローカルレーン60のローカルカート52Bは、バスケット56をピックアップ後、外側の高速レーン58と時速20kmでリレーのバトン渡しの要領で、高速カート52Aと並走しながら、ノンストップで、高速カート52Aへバスケット56を受け渡す。なお、ローカルカート52Bと、高速カート52Aとのバスケット56の受け渡しは、各カートロボット52が停止した状態で行われてもよい。このように、カートロボット52は、複数のレーン(高速レーン58又はローカルレーン60)のいずれかを走行しバスケット56(荷物)を搬送する。
【0019】
フロア50には、貯蔵部54に対応して、Docking Station68(ドッキングステーション68)が設置されている。ドッキングステーション68は、高速レーン58とローカルレーン60との結合点となっている。
【0020】
ドッキングステーション68には、例えば20本のアームを備え、高速レーン58からバスケット56を受け取る機能を有している。
【0021】
ドッキングステーション68では、高速カート52Aが、一時的に、例えば、時速2kmまで減速し、例えば、1分以内にバスケット56の受け渡しをして、再加速する。
【0022】
フロア50には、カメラ、LiDARを含む倉庫内センサ70が天井や壁に設置されている。
【0023】
これらの倉庫内センサ70は、常に、高速カート52A、及び、ローカルカート52Bの車間距離、及び、速度を計測する。倉庫内センサ70は、最高性能のカメラ、ソリッドステートLiDAR(light detection and ranging)、マルチカラーレーザ同軸変位計、又はその他様々なセンサの少なくとも1つを含む。また、倉庫内センサ70は、振動計、サーモカメラ、硬度計、レーダー、LiDAR、高画素・望遠・超広角・360度・高性能カメラ、ビジョン認識、微細音、超音波、振動、赤外線、紫外線、電磁波、温度、湿度、スポットAI天気予報、高精度マルチチャネルGPS、低高度衛星情報、及び、ロングテールインシデントAI dataなどを含んでもよい。倉庫内センサ70は、複数のセンサを含んでもよい。
【0024】
倉庫内センサ70は、上記の情報のほかに、画像、距離、振動、熱、匂い、色、音、超音波、紫外線、又は赤外線等を検知してもよい。他に倉庫内センサ70が検知する情報としては、カートロボット52の重心移動、カートロボット52が設置される床の材質の検知、外気温度の検知、外気湿度の検知、床の上下横斜め傾き角度の検知、水分量の検知等が挙げられる。倉庫内センサ70は、これらの検知を例えばナノ秒毎に実施する。
【0025】
計測された各情報は、カートロボット52を制御するための情報として利用される。例えば、計測された各情報は、高速カート52A、及び、ローカルカート52Bを相互にシンクロナイズするための情報として利用される。
【0026】
フロア50には、充電ステーション80(充電装置)が設置されている。充電ステーション80は、各カートロボット52の駆動用電池を充電するためのステーションである。また、充電ステーション80は、コネクタ81を備える。コネクタ81は、カートロボット52の充電口と接続される。
【0027】
充電ステーション80は、倉庫等から電力の供給を受ける。さらに、充電ステーション80は、供給された電力をカートロボット52に供給する。これによりカートロボット52の駆動用電池が充電される。
【0028】
また、カートロボット52は、充電ステーション80から電力の供給を受ける際には、充電口がコネクタ81と接続できる位置に移動する。コネクタ81は、充電口と電気的に接続するものであればよく、必ずしも充電口と機械的に接続する必要はない。
【0029】
充電ステーション80は、無線によりカートロボット52に電力を供給する。例えば、充電ステーション80は、既存のワイヤレス給電技術(非接触充電)を使ってカートロボット52の充電を行う。
【0030】
なお、充電ステーション80は、機械的に充電口と接続し、有線により電力の供給を行ってもよい。その場合、コネクタ81と充電口との間は、例えばケーブルによって接続される。ケーブルの接続は、人によって行われてもよいし、装置によって自動的に行われてもよい。
【0031】
カートロボット52は、コントロールセンタ1の制御に従って以下の動作を行う。すなわち、カートロボット52は、走行中のレーン(高速レーン58又はローカルレーン60)から充電ステーション80に向かって移動する。この時点で、カートロボット52の本来の稼働(例えば、バスケット56の受け渡し)は停止する。
【0032】
そして、カートロボット52は、充電口とコネクタ81が接続できるように、自身の位置及び向きを調整する。位置及び向きの調整が終わると、カートロボット52は、充電ステーション80から給電を受ける。その後、条件が満たされると、カートロボット52は充電を完了させ、指定されたレーンに戻り稼働を再開する。
【0033】
このように、充電によりカートロボット52が稼働できない期間が生じることになる。コントロールセンタ1は、ピッキングシステム全体の業務の効率を考慮して、カートロボット52の充電のための動作を制御する。コントロールセンタ1による制御方法の詳細は後述する。
【0034】
カートロボット52は、図2に示すように、走行車体10と、アーム11と、センサ12と、駆動用電池13と、情報処理装置15(図3参照)を備える。図2は、実施形態に係るカートロボット52の斜視図である。なお、以下で説明するカートロボット52は、高速カート52A、及び、ローカルカート52Bの少なくとも一方に適用される。
【0035】
走行車体10は、例えば、上方が開口する箱形に形成される。走行車体10は、バスケット56を載置可能である。走行車体10には、複数の駆動輪10aが設けられる。各駆動輪10aには、モータがそれぞれ設けられる。各駆動輪10aの回転速度は、モータによって調整される。走行車体10は、各駆動輪10aの回転速度が調整されることで、前後方向、左右方向、及び、斜め方向に走行可能である。また、走行車体10は、各駆動輪10aの回転速度が調整されることで、360度回転可能である。
【0036】
アーム11は、走行車体10に取り付けられる。アーム11の基端部が、走行車体10に取り付けられることで、アーム11は、走行車体10に固定される。アーム11は、走行車体10に対して1つ設けられる。すなわち、カートロボット52は、1本のアーム11を備える。アーム11は、走行車体10の後方側に取り付けられる。例えば、アーム11は、走行車体10の後端に取り付けられる。アーム11は、走行車体10の左右方向の中央付近に取り付けられる。
【0037】
アーム11は、複数の棒部11aと、複数の関節部11bを有する。関節部11bは、例えば、2つの棒部11aとの間に設けられ、2つの棒部11aを相対的に回転可能とする。各関節部11bは、モータを有する。各関節部11bによって、棒部11aが相対的に回転することで、アーム11は、伸縮し、360度回転可能となる。
【0038】
アーム11の先端部には、バスケット56を把持する把持部11cが設けられる。把持部11cは、例えば、吸引することでバスケット56を把持する。なお、カートロボット52は、複数のアーム11を有してもよく、把持部11cはいわゆるロボットアームであってもよい。
【0039】
センサ12は、走行車体10に取り付けられる。センサ12は、走行車体10の前方側に設けられる。例えば、センサ12は、走行車体10の前端に設けられる。センサ12は、走行車体10の上端に設けられる。センサ12は、走行車体10よりも上方に突出するように設けられてもよい。センサ12は、走行車体10の左右方向の中央付近に取り付けられる。例えば、アーム11、及び、センサ12は、走行車体10の対極に位置するように設けられる。センサ12の種類は、倉庫内センサ70と同様である。センサ12は、複数のセンサを含んでもよい。
【0040】
駆動用電池13は、カートロボット52の動力源となる電池である。駆動用電池13は、充電ステーション80のコネクタ81と接続可能な充電口を備える。
【0041】
情報処理装置15は、図3に示すように、情報取得部150と、制御部152と、情報蓄積部154とを備える。図3は、実施形態に係る情報処理装置15の制御系ブロック図である。
【0042】
情報取得部150は、センサ12によって検知された情報を取得する。情報取得部150は、倉庫内センサ70によって検知された情報を取得する。情報取得部150は駆動用電池13の電池残量に関する情報を取得する。情報取得部150は、カートロボット52の動作を指示する指令装置(例えば、コントロールセンタ1)などから送信される信号を取得する。
【0043】
制御部152は、指令装置などから送信され、情報取得部150によって取得された信号に基づいて、アーム11、及び、走行車体10の動作を制御する。
【0044】
制御部152は、情報取得部150が取得した情報とAI(Artificial intelligence)とを用いて、アーム11の動作を制御する。制御部152は、アーム11の各関節部11bのモータを制御する。制御部152は、センサ12、及び、倉庫内センサ70によって検知された情報を用いて、アーム11の動作を制御する。
【0045】
また、制御部152は、情報取得部150が取得した情報とAIとを用いて、走行車体10の動作を制御する。制御部152は、走行車体10の各駆動輪10aのモータを制御する。制御部152は、センサ12、及び、倉庫内センサ70によって検知された情報を用いて、走行車体10の動作を制御する。
【0046】
また、制御部152は、情報取得部150が取得した駆動用電池13の電池残量に関する情報に基づいて、駆動用電池13の電池残量の低下を検知する。なお、電池残量の低下の検知は、コントロールセンタ1で行うようにしてもよい。
【0047】
制御部152は、コントロールセンタ1の制御に従って、カートロボット52に充電を行わせる。充電のための動作は前述の通りである。また、制御部152は、駆動用電池13の電池残量の低下を検知した場合、コントロールセンタ1に充電のための処理シーケンスを開始するように要求してもよい。コントロールセンタ1は、充電のための処理シーケンスの中で、カートロボット52の充電を制御する。
【0048】
情報蓄積部154には、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子などの記憶媒体によって実現される。情報蓄積部154は、制御部152によって実行される各種のプログラムを記憶する。情報蓄積部154は、情報取得部150によって取得された情報を記憶する。
【0049】
次に、図4を用いて、コントロールセンタ1の構成例について説明する。図4は、実施形態に係るコントロールセンタ1の制御系ブロック図である。コントロールセンタ1は、図4に示すように、情報取得部101と、制御部102と、情報蓄積部103とを備える。
【0050】
情報取得部101は、発注リストに関する情報を取得する。情報取得部101は、各カートロボット52から各カートロボット52の状態に関する情報を取得する。状態に関する情報は、実行中のタスク、電池残量等を含む。情報取得部101は、倉庫内センサ70によって検知された情報を取得する。
【0051】
制御部102は、情報取得部101が取得した情報とAI(Artificial intelligence)とを用いて、各カートロボット52の動作を制御する。例えば、制御部102は、カートロボット52毎に集荷リストの作成、移動ルートの作成等を行う。
【0052】
制御部102は、トリガが発生した場合、充電のための処理シーケンスを開始する。トリガは、いずれかのカートロボット52の電池残量が閾値(例えば、15%)を下回った場合、いずれかのカートロボット52から充電のための処理シーケンスを開始が要求された場合、あらかじめ決められた時刻になった場合等である。また、制御部102は、一定の時間周期(例えば30分周期)で処理シーケンスを開始してもよい。
【0053】
処理シーケンスにおいては、制御部102は、情報取得部101又は情報蓄積部103を介して、電池残量を含む情報を収集する。そして、制御部102は、収集した情報を基に、カートロボット52のそれぞれについて充電の優先度を計算する。制御部102は、図5に示すような情報を用いて優先度の計算を行う。図5は、実施形態に係るコントロールセンタが収集する情報の例を示す図である。なお、図5に示す情報は、情報取得部101によって取得される情報、及び情報蓄積部103に蓄積済みの情報を含む。
【0054】
図5の「ID」は、カートロボット52を識別するための情報である。「レーン」は、カートロボット52が走行中のレーンを示す情報である。「高速」は高速レーン58に対応する。また、「ローカル」はローカルレーン60に対応する。
【0055】
「電池残量」は、カートロボット52のそれぞれの駆動用電池の電池残量である。「集荷予定」は、カートロボット52のそれぞれが特定の期間に受け渡しを行う予定のバスケット56の重量及び数量である。例えば、特定の期間は、現在時刻から30分後までの期間である。なお、「集荷予定」は、制御部102が作成した集荷リストから取得される。
【0056】
例えば、図5には、「C011」で識別されるカートロボット52は、高速レーン58を走行中であり、電池残量が「60%」であり、5kgのバスケット56を3つ受け渡す予定であることが示されている。
【0057】
例えば、図5には、「C013」で識別されるカートロボット52は、ローカルレーン60を走行中であり、電池残量が「25%」であり、10kgのバスケット56を1つ受け渡す予定であることが示されている。
【0058】
(レーンに基づく優先度)
制御部102は、図5の「レーン」に示すように、複数のレーンのそれぞれを走行するカートロボット52の数を含む情報を収集する。そして、制御部102は、複数のカートロボット52のそれぞれについて、走行するレーンの数が大きいほど優先度を大きくする。
【0059】
制御部102は、図5の情報を基に、高速レーン58を走行中のカートロボット52の数、及びローカルレーン60を走行中のカートロボット52の数をそれぞれカウントする。そして、数が多い方のレーンを走行中のカートロボット52の優先度を大きくする。
【0060】
これは、走行しているカートロボット52の数が多いレーンの方が、充電のために稼働を停止したカートロボット52の稼働を、他のカートロボット52で補いやすいためである。
【0061】
図5の例では、高速レーン58を走行中のカートロボット52の数が6であり、ローカルレーン60を走行中のカートロボット52の数が3である。このため、制御部102は、高速レーン58を走行中のカートロボット52の優先度を、ローカルレーン60を走行中のカートロボット52の優先度よりも大きくする。
【0062】
制御部102は、レーンごとの規定数に基づいて優先度を計算してもよい。例えば、高速レーン58に必要なカートロボット52の数が6と規定され、ローカルレーン60に必要なカートロボット52の数が2と規定されているものとする。
【0063】
この場合、図5の例では、高速レーン58の規定数がちょうど満たされ、ローカルレーン60を走行中のカートロボット52の数は規定数を超えている。そのため、制御部102は、ローカルレーン60を走行中のカートロボット52の優先度を、高速レーン58を走行中のカートロボット52の優先度よりも大きくする。
【0064】
(電池残量に基づく優先度)
制御部102は、図5の情報を基に、電池残量が小さいほど優先度を大きくする。これは、電池切れを防止するため、電池残量が小さいカートロボット52ほど早急な充電を要するためである。
【0065】
また、制御部102は、電池残量が上限値(例えば、50%)を超えている場合、優先度を一定にしてもよい。また、制御部102は、電池残量が下限値(例えば、20%)を下回っている場合、優先度を大きくする度合いをさらに増加させてもよい。これにより、制御部102が電池残量に基づく優先度と他の優先度を加算又は乗算により組み合わせて最終的な優先度を計算する際に、電池残量に基づく優先度の影響を大きくすることができる。
【0066】
例えば、制御部102は、電池残量が100%から50%の間では優先度を一定値(例えば1)にする。そして、制御部102は、電池残量が50%から20%の間では、優先度を電池残量に反比例させる(例えば、電池残量が25%であれば優先度は25/100の逆数である4)。さらに、制御部102は、電池残量が20%から0%の間では、優先度を電池残量の2乗に反比例させる(例えば、電池残量が10%であれば優先度は(10/100)の2乗の逆数である100)。
【0067】
(集荷予定に基づく優先度)
制御部102は、図5の「集荷予定」に示すように、複数のカートロボット52のそれぞれが搬送する予定の荷物の重量及び数量を含む情報を収集する。制御部102は、複数のカートロボット52のそれぞれについて、搬送する予定の荷物の重量及び数量に基づく負荷が大きいほど優先度を大きくする。これは、負荷が大きいほど電池残量が急速に減少するためである。
【0068】
制御部102は、「集荷予定」を基に、カートロボット52ごとに、バスケット56の重量と数量を掛けた総重量を負荷として計算する。そして、制御部102は、総重量が大きいほど優先度を大きくする。
【0069】
例えば、制御部102は、「C013」で識別されるカートロボット52について、総重量を5kg×3=15kgと計算する。また、制御部102は、「C012」で識別されるカートロボット52について、総重量を0kgと計算する。また、制御部102は、「C014」で識別されるカートロボット52について、総重量を2kg×4+5kg×1=13kgと計算する。
【0070】
制御部102は、これまで説明したレーンに基づく優先度、電池残量に基づく優先度、集荷予定に基づく優先度のいずれか又は複数を組み合わせて最終的な優先度を計算する。
【0071】
そして、制御部102は、複数のカートロボット52のうち、優先度が上位一定数(1以上)に含まれるカートロボット52に、荷物の搬送を停止させ、充電を実行させる。
【0072】
また、充電にともないカートロボット52の稼働が停止することで、業務が正常に実施できなくなることが考えられる。このような場合、業務を正常に実施できるようにするために、制御部102は、充電を行わないカートロボット52の集荷リスト及び移動ルートの再作成(更新)を行ってもよい。
【0073】
情報蓄積部103には、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子などの記憶媒体によって実現される。情報蓄積部154は、制御部102によって実行される各種のプログラムを記憶する。情報蓄積部103は、情報取得部101によって取得された情報を記憶する。
【0074】
次に、実施形態に係るカートロボット52の充電を制御する処理について図6のフローチャートを用いて説明する。図6は、実施形態に係るカートロボットの充電を制御する処理の流れを示すフローチャートである。また、図6のステップS102以降の処理は、充電のための処理シーケンスに相当する。
【0075】
コントロールセンタ1は、トリガが発生するまで待機する(ステップS101、No)。コントロールセンタ1は、トリガが発生すると(ステップS101、Yes)、ステップS102へ進み、充電のための処理シーケンスを開始する。トリガは、いずれかのカートロボット52の電池残量が閾値を下回ったこと等である。
【0076】
コントロールセンタ1は、複数のカートロボット52の電池残量を含む情報を収集する(ステップS102)。例えば、コントロールセンタ1は、図5に示すような情報を、情報取得部101及び情報蓄積部103から収集する。
【0077】
次に、コントロールセンタ1は、収集した情報を基に、各カートロボット52の充電の優先度を計算する(ステップS103)。コントロールセンタ1は、前述の優先度のうち1つの優先度を計算してもよいし、複数の優先度を計算してもよい。
【0078】
続いて、コントロールセンタ1は、優先度を基に充電を行うカートロボットを決定する(ステップS104)。そして、コントロールセンタ1は、決定したカートロボット52に充電を実施させる(ステップS105)。
【0079】
さらに、コントロールセンタ1は、充電にともない、集荷リスト及び移動ルートの更新が必要であるか否かを判定する(ステップS106)。コントロールセンタ1は、集荷リスト及び移動ルートの更新が必要と判定した場合(ステップS106、Yes)、充電を実施しないカートロボット52の集荷リスト及び移動ルートを更新し(ステップS107)、処理シーケンスを終了する。
【0080】
コントロールセンタ1は、集荷リスト及び移動ルートの更新が必要でないと判定した場合(ステップS106、No)、処理シーケンスを終了する。
【0081】
なお、充電のための処理シーケンスは、コントロールセンタ1ではなく、他の装置によって実行されてもよい。例えば、カートロボット52に備えられた情報処理装置15が充電のための処理シーケンスを実行してもよい。その場合、カートロボット52は、図5に示す情報を収集可能であるものとする。
【0082】
図7は、コントロールセンタ1として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、本実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、本実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、本実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又は全てに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
【0083】
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。DVDドライブは、DVD-ROMドライブ及びDVD-RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボードのような入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
【0084】
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
【0085】
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVDドライブは、プログラム又はデータをDVD-ROM等から読み取り、記憶装置1224に提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
【0086】
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
【0087】
プログラムは、DVD-ROM又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
【0088】
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD-ROM、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
【0089】
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ(DVD-ROM)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
【0090】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0091】
上記したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
【0092】
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表してよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
【0093】
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
【0094】
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでもよい。
【0095】
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
【0096】
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0097】
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0098】
1 コントロールセンタ
10 走行車体
13 駆動用電池
52 カートロボット
58 高速レーン
60 ローカルレーン
80 充電ステーション
81 コネクタ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7