(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024080032
(43)【公開日】2024-06-13
(54)【発明の名称】空気調和システム
(51)【国際特許分類】
F24F 1/0071 20190101AFI20240606BHJP
F24F 8/24 20210101ALI20240606BHJP
A61L 9/14 20060101ALI20240606BHJP
【FI】
F24F1/0071
F24F8/24
A61L9/14
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022192852
(22)【出願日】2022-12-01
(71)【出願人】
【識別番号】522469154
【氏名又は名称】鈴木 和幸
(74)【代理人】
【識別番号】100134072
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 秀二
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 和幸
【テーマコード(参考)】
3L051
4C180
【Fターム(参考)】
3L051BC03
3L051BH04
4C180AA07
4C180AA10
4C180AA19
4C180CB01
4C180EA52X
4C180GG07
4C180MM08
(57)【要約】
【課題】空気中のウイルスやカビ菌などを効果的に除去することができるようにした空気調和システムを提供する。
【解決手段】空気の吸込口および吹出口を有するエアコン2と、このエアコン2に併設され、マイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを発生するミスト発生装置3とを具備し、このミスト発生装置3で発生したミストをエアコン2の吹出口6から吹出す送風に混入させるように構成する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気の吸込口および吹出口を有する空気調和機と、
該空気調和機に併設され、マイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを発生するミスト発生装置と、
を具備し、
前記ミスト発生装置で発生したミストを前記空気調和機の吹出口から吹出す送風に混入させるように構成したことを特徴とする空気調和システム。
【請求項2】
前記ミスト発生装置はミストを噴出する噴出口を備え、
該噴出口は、前記空気調和機の前記吸込口から前記吹出口までの空気の流路途中に設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項3】
前記ミスト発生装置はミストを噴出する噴出口を備え、
該噴出口は、前記空気調和機の前記吹出口の近傍に設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項4】
前記ミスト発生装置はミストを噴出する噴出口を備え、
該噴出口は、前記空気調和機の前記吸込口の近傍に設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項5】
前記ミスト発生装置は、前記空気調和機に一体的に設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項6】
前記ミスト発生装置は、前記空気調和機に後付けする構成としたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項7】
前記ミスト発生装置は、マイクロバブルまたはナノバブルを生成するバブル生成部と、該バブル生成部で生成したマイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを生成するミスト生成部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロバブルまたはナノバブルを用いた空気調和システムに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の空気調和システムとしては、従来、次のようなものも提案されている。
【0003】
たとえば特許文献1には、塵埃や臭気を取り込んで除去する溶液を貯留する貯留槽と、この貯留槽に塵埃や臭気を含む空気を導入する空気導入路と、溶液内に配置され、空気導入路を介して導入された空気を通過させてマイクロバブルを含む気泡を発生させるフィルタと、溶液を介して空気を吸引する吸引ファンと、貯留槽と吸気ファンとの間に配置され、気泡が流入する傾斜通路とを備えた空気清浄機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、傾斜通路に配置された消泡壁に気泡を衝突させて消滅させ、気泡が消滅して生じた溶液は貯留槽に戻される構造となっている。
【0006】
すなわち、貯留槽内の溶液によって空気中の塵埃や臭気を除去する構造で、マイクロバブルを含む気泡は排気口から排出されない。
【0007】
したがって、排気口から排出される排気にマイクロバブルが含まれないので、マイクロバブルの殺菌作用によって空気中のウイルスやカビ菌などを直接的に死滅させ除去することはできない。
【0008】
本発明は、上記事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、空気中のウイルスやカビ菌などを効果的に除去することができるようにした空気調和システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明に係る空気調和システムは、空気の吸込口および吹出口を有する空気調和機と、この空気調和機に併設され、マイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを発生するミスト発生装置とを具備し、このミスト発生装置で発生したミストを空気調和機の吹出口から吹出す送風に混入させるように構成したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、空気中のウイルスやカビ菌などを効果的に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
【
図1】本発明の第1実施形態に係る空気調和システムを示す断面図。
【
図2】本発明の第2実施形態に係る空気調和システムを示す断面図。
【
図3】本発明の第3実施形態に係る空気調和システムを示す断面図。
【
図4】本発明の第4実施形態に係る空気調和システムを示す断面図。
【
図5】本発明の第5実施形態に係る空気調和システムを示す断面図。
【
図6】本発明の第6実施形態に係る空気調和システムを示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1中、符号1は、本発明の第1実施形態に係る空気調和システムを示している。
【0014】
この空気調和システム1は、エアコン(空気調和機)2と、ミスト発生装置3を備えている。
【0015】
エアコン2は、筐体4の上部に空気の吸込口5、下部に吹出口6を有している。
【0016】
また、筐体4の内部には熱交換器7およびファン8が設けられ、吸込口5から吸い込まれた空気は熱交換器7を介して吹出口6から吹き出されるようになっている。
【0017】
ミスト発生装置3は、マイクロバブルまたはナノバブル(ウルトラファインバルブとも言う。)を含むミストを発生するもので、筐体4の内部に一体的に併設されている。
【0018】
このミスト発生装置3は、マイクロバブルまたはナノバブルを生成するバブル生成部9と、このバブル生成部9で生成したマイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを生成するミスト生成部10を備えている。
【0019】
また、ミスト発生装置3は、タンク11およびポンプ12を備え、タンク11に溜められた水をポンプ12でバブル生成部9に圧送することにより、バブル生成部9でマイクロバブルまたはナノバブルを生成し、さらに、このバブル生成部9で生成したマイクロバブルまたはナノバブルを含む水をミスト生成部10に圧送することにより、ミスト生成部10でマイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを生成するようになっている。
【0020】
さらに、ミスト発生装置3は、ミスト生成部10で生成したミストを噴出する噴出ノズル13を備え、この噴出ノズル13の噴出口14は、筐体4内の吸込口5から熱交換器7を介して吹出口6に至る空気の流路途上に配置されている。
【0021】
なお、符号15は、タンク11に水を供給するための供給配管で、筐体4の外部に導出され、筐体4の外部からタンク11へ水を補給することができるようになっている。
【0022】
以上の構成によれば、ミスト発生装置3で発生させたマイクロバブルまたはナノバブルを含むミストは、筐体4内の吸込口5から熱交換器7を介して吹出口6に至る空気の流路途上において送風に混入され、吹出口6から送風とともに吹出される。
【0023】
したがって、吹出口6から吹き出す送風に、ミスト発生装置3で発生させたマイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを混入させることができるので、室内などの空気中のウイルスやカビ菌などを効果的に除去することができる。
【0024】
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態について
図2を参照しながら説明する。
【0025】
本第2実施形態では、噴出口14を筐体4の内部で吹出口6の近傍に配設した構成となっている。
【0026】
これにより、ミスト発生装置3で発生させたマイクロバブルまたはナノバブルを含むミストは、吹出口6から吹き出す直前の送風に混入される。
【0027】
<第3実施形態>
以下、本発明の第3実施形態について
図3を参照しながら説明する。
【0028】
本第3実施形態では、噴出口14を筐体4の内部で吸込口5の近傍に配設した構成となっている。
【0029】
これにより、ミスト発生装置3で発生させたマイクロバブルまたはナノバブルを含むミストは、吸込口5から吸い込んだ送風に熱交換器7やファン8の前で混入される。
【0030】
この構成によれば、熱交換器7やファン8、筐体4内部の除菌なども行うことができる。
【0031】
<第4実施形態>
以下、本発明の第4実施形態について
図4を参照しながら説明する。
【0032】
本第4実施形態では、熱交換器7の下方にドレンパン16を設け、このドレンパン16に回収されたドレン水を導管17によってタンク11に導入する構成となっている。
【0033】
このように構成することにより、タンク11への水の補給を減らすことができる。
【0034】
<第5実施形態>
以下、本発明の第5実施形態について
図5を参照しながら説明する。
【0035】
本第5実施形態では、ミスト発生装置3を筐体4の下部に後付けし、噴出口14を筐体4の外部で吹出口6の近傍に配設した構成となっている。
【0036】
<第6実施形態>
以下、本発明の第6実施形態について
図6を参照しながら説明する。
【0037】
本第6実施形態では、ミスト発生装置3を筐体4の上部に後付けし、噴出口14を筐体4の外部で吸込口5の近傍に配設した構成となっている。
【0038】
以上、第2~第6実施形態のように構成しても、第1実施形態同様に、ミスト発生装置3で発生させたマイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを吹出口6から吹き出す送風に混入させることができるので、室内などの空気中のウイルスやカビ菌などを効果的に除去することができる。
【0039】
以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記事項に要約することができる。
【0040】
すなわち、本発明に係る空気調和システムは、空気の吸込口および吹出口を有する空気調和機と、この空気調和機に併設され、マイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを発生するミスト発生装置とを具備し、このミスト発生装置で発生したミストを空気調和機の吹出口から吹出す送風に混入させるように構成したことを特徴とするものである。
【0041】
上記本発明は、少なくとも下記実施形態を含むことができる。該実施形態は、分離して又は互いに組み合わせて採択することができる。
【0042】
(1)ミスト発生装置のミストを噴出する噴出口は、空気調和機の吸込口から吹出口までの空気の流路途中に設ける。
【0043】
(2)ミスト発生装置のミストを噴出する噴出口は、空気調和機の吹出口の近傍に設ける。
【0044】
(3)ミスト発生装置のミストを噴出する噴出口は、空気調和機の吸込口の近傍に設ける。
【0045】
(4)ミスト発生装置は、空気調和機に一体的に設ける。
【0046】
(5)ミスト発生装置は、空気調和機に後付けする。
【0047】
(6)ミスト発生装置は、マイクロバブルまたはナノバブルを生成するバブル生成部と、このバブル生成部で生成したマイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを生成するミスト生成部とを備える。
【符号の説明】
【0048】
1 空気調和システム
2 空気調和機(エアコン)
3 ミスト発生装置
5 吸込口
6 吹出口
9 バブル生成部
10 ミスト生成部
14 噴出口
【手続補正書】
【提出日】2023-04-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気の吸込口および吹出口を有する空気調和機と、
該空気調和機に併設され、マイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを発生するミスト発生装置と、
を具備し、
前記ミスト発生装置で発生したミストを前記空気調和機の吹出口から吹出す送風に混入させるように構成した空気調和システムであって、
前記ミスト発生装置は、
マイクロバブルまたはナノバブルを生成するバブル生成部と、
該バブル生成部で生成したマイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを生成するミスト生成部と、
水を溜めるタンクと、
該タンクに溜められた水を前記バブル生成部および前記ミスト生成部に圧送するポンプと、
を備えた、
ことを特徴とする空気調和システム。
【請求項2】
前記空気調和機は、ドレンパンを備え、前記ミスト発生装置は、前記ドレンパンに回収されたドレン水を前記タンクに導入する導管を備えたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項3】
前記ミスト発生装置はミストを噴出する噴出口を備え、
該噴出口は、前記空気調和機の前記吸込口から前記吹出口までの空気の流路途中に設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項4】
前記ミスト発生装置はミストを噴出する噴出口を備え、
該噴出口は、前記空気調和機の前記吹出口の近傍に設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項5】
前記ミスト発生装置はミストを噴出する噴出口を備え、
該噴出口は、前記空気調和機の前記吸込口の近傍に設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項6】
前記ミスト発生装置は、前記空気調和機に一体的に設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項7】
前記ミスト発生装置は、前記空気調和機に後付けする構成としたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明に係る空気調和システムは、空気の吸込口および吹出口を有する空気調和機と、この空気調和機に併設され、マイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを発生するミスト発生装置とを具備し、このミスト発生装置で発生したミストを空気調和機の吹出口から吹出す送風に混入させるように構成した空気調和システムであって、ミスト発生装置は、マイクロバブルまたはナノバブルを生成するバブル生成部と、このバブル生成部で生成したマイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを生成するミスト生成部と、水を溜めるタンクと、このタンクに溜められた水をバブル生成部およびミスト生成部に圧送するポンプとを備えたことを特徴とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0040】
すなわち、本発明に係る空気調和システムは、空気の吸込口および吹出口を有する空気調和機と、この空気調和機に併設され、マイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを発生するミスト発生装置とを具備し、このミスト発生装置で発生したミストを空気調和機の吹出口から吹出す送風に混入させるように構成した空気調和システムであって、ミスト発生装置は、マイクロバブルまたはナノバブルを生成するバブル生成部と、このバブル生成部で生成したマイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを生成するミスト生成部と、水を溜めるタンクと、このタンクに溜められた水をバブル生成部およびミスト生成部に圧送するポンプとを備えたことを特徴とするものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0042】
(1)空気調和機は、ドレンパンを備え、ミスト発生装置は、ドレンパンに回収されたドレン水をタンクに導入する導管を備える。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0043】
(2)ミスト発生装置のミストを噴出する噴出口は、空気調和機の吸込口から吹出口までの空気の流路途中に設ける。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0044】
(3)ミスト発生装置のミストを噴出する噴出口は、空気調和機の吹出口の近傍に設ける。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0045】
(4)ミスト発生装置のミストを噴出する噴出口は、空気調和機の吸込口の近傍に設ける。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0046】
(5)ミスト発生装置は、空気調和機に一体的に設ける。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0047】
(6)ミスト発生装置は、空気調和機に後付けする。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0048】
1 空気調和システム
2 空気調和機(エアコン)
3 ミスト発生装置
5 吸込口
6 吹出口
9 バブル生成部
10 ミスト生成部
11 タンク
12 ポンプ
14 噴出口
16 ドレンパン
17 導管
【手続補正書】
【提出日】2023-10-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、空気の吸込口および吹出口とを有する空気調和機と、
前記空気調和機に併設され、マイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを発生するミスト発生装置と、熱交換器と、ファンと、を具備し、
前記ミスト発生装置で発生したミストを前記空気調和機の吹出口から吹出す送風に混入させるように構成した空気調和システムであって、
前記ミスト発生装置は、
マイクロバブルまたはナノバブルを生成するバブル生成部と、
前記バブル生成部で生成したマイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを生成するミスト生成部と、
水を溜めるタンクと、
前記タンクに溜められた水を前記バブル生成部および前記ミスト生成部に圧送するポンプと、前記ミストを噴出する噴出口とを備え、
前記噴出口は、前記筐体の内部で前記空気調和機の前記吸込口の近傍に設けられ、前記ミストは、前記吸込口から吸い込んだ送風に前記熱交換器及び前記ファンの前で混入されることを特徴とする空気調和システム。
【請求項2】
前記空気調和機は、ドレンパンを備え、前記ミスト発生装置は、前記ドレンパンに回収されたドレン水を前記タンクに導入する導管を備えたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項3】
前記ミスト発生装置は、前記空気調和機に一体的に設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項4】
前記ミスト発生装置は、前記空気調和機に後付けする構成としたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明に係る空気調和システムは、筐体と、空気の吸込口および吹出口とを有する空気調和機と、前記空気調和機に併設され、マイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを発生するミスト発生装置と、熱交換器と、ファンと、を具備し、このミスト発生装置で発生したミストを空気調和機の吹出口から吹出す送風に混入させるように構成した空気調和システムであって、ミスト発生装置は、マイクロバブルまたはナノバブルを生成するバブル生成部と、前記バブル生成部で生成したマイクロバブルまたはナノバブルを含むミストを生成するミスト生成部と、水を溜めるタンクと、前記タンクに溜められた水を前記バブル生成部および前記ミスト生成部に圧送するポンプと、前記ミストを噴出する噴出口とを備え、前記噴出口は、前記筐体の内部で前記空気調和機の前記吸込口の近傍に設けられ、前記ミストは、前記吸込口から吸い込んだ送風に前記熱交換器及び前記ファンの前で混入されることを特徴とするものである。