(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024080101
(43)【公開日】2024-06-13
(54)【発明の名称】プラグ装置
(51)【国際特許分類】
H01R 41/00 20060101AFI20240606BHJP
【FI】
H01R41/00 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022193001
(22)【出願日】2022-12-01
(71)【出願人】
【識別番号】000237721
【氏名又は名称】FDK株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】伊東 卓朗
(72)【発明者】
【氏名】勝部 恭行
(72)【発明者】
【氏名】関口 邦久
(57)【要約】
【課題】コンセントやテーブルタップ等の差し込み口に差し込む場合に、横方向で並ぶ差し込み口への干渉を緩和して接続できるようにする。
【解決手段】左右に延在する開口部が設けられた電気機器のケースと、左右で並んで突出して配置され、差し込み口に差し込まれる一対の端子を有し、開口部内で左右に移動自在に設けられるコンセントプラグと、を有する構成を採る。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右に延在する開口部が設けられた電気機器のケースと、
左右で並んで突出して配置され、差し込み口に差し込まれる一対の端子を有し、前記開口部内で左右に移動自在に設けられるコンセントプラグと、
を有する、
プラグ装置。
【請求項2】
前記コンセントプラグは、前記開口部内で移動自在に保持され、前記一対の端子が突設される台座部を有する、
請求項1記載のプラグ装置。
【請求項3】
前記台座部は、前記開口部が開口する面と面一である、
請求項2記載のプラグ装置。
【請求項4】
前記開口部の延在方向に沿って、前記コンセントプラグの係合部と摺動自在に係合する被係合部が前記ケースに設けられ、
前記係合部と被係合部とが相対的に左右に移動自在に係合して前記コンセントプラグの前記開口部からの脱落を防止する、
請求項1記載のプラグ装置。
【請求項5】
前記開口部の左右の端部のうち少なくとも一方の端部には、前記被係合部の一方の端部とともに、前記開口部の延在方向に開口し、前記コンセントプラグが挿脱自在である側方開口部を有する、
請求項4記載のプラグ装置。
【請求項6】
前記ケースに設けられる機器側端子と、前記コンセントプラグ側に設けられ且つ前記一対の端子に接続されるプラグ側端子とは、ケーブルにより、前記機器側端子に対して前記プラグ側端子を移動自在に電気的に接続する、
請求項1記載のプラグ装置。
【請求項7】
前記ケースは、前記コンセントプラグに設けられるプラグ側端子が前記コンセントプラグの移動に伴って前記開口部の延在方向に沿って摺動するレール状の端子を有する、
請求項1記載のプラグ装置。
【請求項8】
前記コンセントプラグの前記一対の端子は、前記台座部に揺動自在に突設され、
前記開口部の一部に当該開口部の延在方向と交差する方向に延在して配置され、前記一部に位置する前記コンセントプラグで揺動した前記一対の端子を収容する凹状部を有する、
請求項2記載のプラグ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンセントやテーブルタップ等の差し込み口に差し込んで建造物等の電気配線に電気的に接続されるプラグ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、二次電池の充電器、二次電池内蔵の電子機器を充電する充電器或いは充電器内蔵型電子機器等の各種電気機器において、建造物等の壁面や床面等に設置されたコンセントに差し込むプラグを備えるものが知られている。
【0003】
プラグは、充電器或いは電気機器の本体の背面等の一面から互いに対向して突出して設けられた一対のプラグ端子を有し、これらプラグ端子を差し込み口に差し込むことによって建造物等の電気配線に電気的に接続する。充電器或いは電気機器の本体は、プラグを介してコンセントに直接取り付けられた状態で、プラグを介して電力供給を受ける。
【0004】
一般的に、プラグの位置は本体に対して固定されているので、コンセントの設置位置によっては、プラグがコンセントに差し込まれると、本体が、他の物体と干渉して、床面から浮いた状態等のように不安定な状態になることがある。
【0005】
これに対して、特許文献1に示すように、上下動自在なプラグを本体に有する充電器が知られている。特許文献1の充電器ではプラグが上下方向に移動するため、本体が床面上に位置して充電器を安定して配置できるようにプラグを適宜上下動させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、プラグを有する電気機器を、横方向に並んだ複数のコンセントを備えるテーブルタップのいずれか1つのコンセントに接続する際に、機器本体の幅が、コンセントにおけるプラグの差し込み口の間隔より大きい場合、隣り合うコンセント差し込み口を塞いでしまうことになる。
【0008】
この場合、テーブルタップにおいて、追加の電源コードを差し込む場合には、特許文献1の充電器も含む従来のプラグを有する電気機器では、コンセントの差し直しによる移動が必要となり手間がかがる。特に、タイマー式充電器のプラグを差し直しする場合、充電のやり直しとなり、再充電の時間が更にかかるとともに、過充電のおそれがあるという問題がある。
【0009】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、コンセントやテーブルタップ等の差し込み口に差し込む場合に、横方向で並ぶ差し込み口への干渉が緩和可能なプラグ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るプラグ装置の一態様は、
左右に延在する開口部が設けられた電気機器のケースと、
左右で並んで突出して配置され、差し込み口に差し込まれる一対の端子を有し、前記開口部内で左右に移動自在に設けられるコンセントプラグと、
を有する構成を採る。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、コンセントやテーブルタップ等の差し込み口に差し込む場合に、横方向で並ぶ差し込み口への干渉を緩和して接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施の形態1に係るプラグ装置の背面側斜視図である。
【
図2】本発明の実施の形態1に係るプラグ装置の背面側分解斜視図である。
【
図3】本発明の実施の形態1に係るプラグ装置の正面側斜視図である。
【
図4】本発明の実施の形態1に係るプラグ装置の背面図である。
【
図5】本発明の実施の形態1に係るプラグ装置の正面図である。
【
図6】本発明の実施の形態1に係るプラグ装置の左側面図である。
【
図7】本発明の実施の形態1に係るプラグ装置のコンセントプラグの変形例1を示す斜視図である。
【
図8】本発明の実施の形態1に係るプラグ装置の配線例1を示す部分平断面である。
【
図9】本発明の実施の形態1に係るプラグ装置の配線例2を示す部分平断面である。
【
図10】本発明の実施の形態1に係るプラグ装置のコンセントプラグの変形例2、3を示す斜視図である。
【
図11】本発明の実施の形態1に係るプラグ装置のコンセントプラグの変形例4を示す斜視図である。
【
図12】変形例4のコンセントプラグを有するプラグ装置の変形例の要部構成を示す部分断面図である。
【
図13】本発明の実施の形態2に係るプラグ装置の背面側分解斜視図である。
【
図14】本発明の実施の形態2に係るプラグ装置におけるコンセントプラグの外観斜視図である。
【
図15】本発明の実施の形態2に係るプラグ装置におけるコンセントプラグの姿勢を変更したプラグ装置の斜視図である。
【
図16】本発明の実施の形態3に係るプラグ装置の背面側分解斜視図である。
【
図18】本発明の実施の形態3に係るプラグ装置においてコンセントプラグを収容した状態を示す背面側斜視図である。
【
図19】本発明の実施の形態4に係るプラグ装置のコンセントプラグの背面側斜視図である。
【
図20】本発明の実施の形態4に係るプラグ装置の背面側分解斜視図である。
【
図21】
図21A~
図21Fは、本発明の実施の形態4に係るプラグ装置のコンセントプラグの説明に供する図である。
【
図22】
図22A、
図22Bは、本発明の実施の形態4に係るプラグ装置においてコンセントプラグを収容する動作を示す背面側斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において共通する構成要素については同一の符号を付し、それらの説明は適宜省略する。
【0014】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るプラグ装置の背面側斜視図である。なお、本実施の形態において、正面,背面、左側,右側とは、電気機器のケースにおいてプラグが配置される面を背面として規定されるものとするが、ケースの姿勢に応じて変更可能であり、絶対的なものでなく相対的なものである。電気機器は左右幅よりも上下の長さの方が長くなるように構成されていることが好ましい。この構成においてケースの横方向(左右方向であり水平方向といってもよい)に延在するように開口部がケースに設けられている。
【0015】
図2は、本発明の実施の形態1に係るプラグ装置の背面側分解斜視図であり、
図3は、本発明の実施の形態1に係るプラグ装置の正面側斜視図であり、
図4は本発明の実施の形態1に係るプラグ装置の背面図である。また、
図5は、本発明の実施の形態1に係るプラグ装置の正面図であり、
図6は、本発明の実施の形態1に係るプラグ装置の左側面図である。
【0016】
プラグ装置10は、例えば、屋内或いは屋外に設置されるコンセント(図示しない)に差し込むことで電力供給されるコンセントプラグ(以下、「プラグ」という)を有する電気機器である。プラグ装置10は、例えば、プラグ30をコンセントに差し込むことで、本体20の収容部26内に配置された二次電池3を充電する充電器である。プラグ装置10はACアダプター等のアダプターや、電子機器の充電機能を有する電気機器等としてもよい。
【0017】
プラグ装置10は、左右に延在する開口部22を有する充電器の装置本体20と、開口部22を移動自在に配置されるプラグ30と、を有する。
【0018】
装置本体20は、直方状体であり、正面下部に切り欠き状に形成され、複数の電池3を収容する収容部26が配置されている。収容部26は二次電池3を縦にして横方向に複数(例えば4本)並べて収容する。
【0019】
開口部22は、装置本体20の矩形背面の上部に左右に延在して形成されている。
開口部22は長方形状であり、収容部26とは上下方向で重ならない位置に配置されている。
【0020】
プラグ30は、開口部22内に配置される台座部32と、台座部32から左右に並んで突出し、互いに対向する一対のプラグ端子34とを有する。プラグ端子34は、コンセントやテーブルタップ等の差し込み口に差し込まれて建造物等の電気配線に電気的に接続される。なお、電気配線は、例えば、一般用AC100ボルト電源に接続される配線である。
【0021】
台座部32は、開口部22よりも左右幅が小さく、開口部22内で左右に移動自在に設けられている。
【0022】
台座部32の表面31は、装置本体20のケース24の背面242と面一であることが好ましく、台座部32の左右長さ(移動方向の長さ)は、開口部22の左右長さよりも短い。台座部32の左右長さ(移動方向の長さ)は、開口部22の左右長さ(開口部22の長手方向の長さ)の1/2以下でかつ一対のプラグ端子を支持できるよう一対のプラグ端子間の長さ(左右方向の長さ)以上の長さであることが好ましい。この場合、台座部32が開口部22内を左右に移動する場合、台座部32は、左右の移動位置で移動前と移動後で重ならない位置に配置される。また、台座部32は、一対のプラグ端子34を支持可能な左右の長さ(移動方向の長さ)を有して開口部22内を長手方向に移動自在に設けられてもよい。
【0023】
図7は、本発明の実施の形態1に係るプラグ装置のコンセントプラグの変形例1を示す。
図7に示すプラグ(コンセントプラグ)300は、開口部22内を移動自在な台座部320に、開口部22に係合しつつ摺動する係合部としてのフランジ324を有する。
【0024】
台座部32は、一面(表面)31から一対のプラグ端子34が突設する台座部本体322と、台座部本体322の他面(裏面)側で連続するフランジ324とを有する。フランジ324は、台座部本体322の裏面側の端部から台座部本体322の外周面よりも外側に突出して設けられ、開口部22の上下の縁部の夫々に、左右方向に開口部22の延在方向に沿って設けられた切欠部23(
図8参照)に係合する。
【0025】
なお、開口部22の両端部を形成する壁部には、上下の切欠部23とともに、上下の切欠部23の両端部同士を夫々接続するように端部切欠部232が形成されている(
図8参照)。
【0026】
端部切欠部232には、プラグ30が開口部22の左右端部の夫々に移動した際に、開口部22内で対向するフランジ324の左右端辺部が夫々係合する。
【0027】
図8は、本発明の実施の形態1に係るプラグ装置10の配線例1を示す平面図である。
図8に示すプラグ装置10Aの装置本体20Aは、装置本体20と同様に、ケース24Aの背面に開口部22Aを有し、開口部22A内にはプラグ30Aが左右に移動自在に配設されている。
【0028】
開口部22Aは、開口部22と比較して、開口部22Aを囲む壁部のうち、上下で対向し左右方向に延びる縁部に切欠部23が夫々形成され、開口部22Aの両端部において縦方向に沿う縁部に端部切欠部232が夫々形成されている点が異なる。
【0029】
プラグ30Aは、プラグ300(
図7参照)と、プラグ側接続端子44とを有する。プラグ30Aは、フランジ324を切欠部23に摺動自在に係合して開口部22Aから抜け止めされた状態で、開口部22Aをその延在方向に沿って左右に移動可能である。
【0030】
プラグ30Aでは、プラグ端子34が突設された台座部本体322は、開口部22A内で、ケース24Aの背面と面一となるように配置されている。
【0031】
プラグ側接続端子44は、プラグ端子34とプラグ300の内部で電気的に接続されている。ケース24Aは、プラグ側接続端子44に接続されるケース側接続端子46を有する。ケース側接続端子46は、ケース24A側に電力供給するためのものであり、例えば、ケース24A内で収容部26に配線され、二次電池3に接続される端子及び充電用回路基板(図示省略)等に接続される。
【0032】
プラグ側接続端子44と、ケース側接続端子46とは、ケーブル42により電気的に接続されている。ケーブル42は、可撓性を有し、プラグ側接続端子44とケース側接続端子46との間に介設されている。ケーブル42は、開口部22A内において一方の端部に位置するプラグ30Aが他方の端部(図では想像線で示す)に移動する場合、どの位置に移動しても、プラグ側接続端子44とケース側接続端子46とを電気的に接続する。
【0033】
プラグ装置10Aでは、ケース側接続端子46は、ケース24Aにおいて開口部22Aを仕切る左右の両側壁部のうちの一方側の壁部の内面に設けられている。一方、プラグ側接続端子44は、開口部22Aを仕切る左右の両側壁部のうちの他方側の壁部に対向するプラグ30Aの側面(プラグ300のフランジ324の側面)に設けられている。
【0034】
これにより、一方側の壁部からプラグ30Aが離間してプラグ側接続端子44とケース側接続端子46とが最も離間した状態では、ケーブル42は、プラグ30Aの背面側で、開口部22Aに沿って左右に延在するように配置される。また、互いが近接した状態では、ケーブル42の撓んだ部分は、プラグ30Aが位置しない領域であるプラグ30Aと他方側の壁部との間の領域に位置する。これにより、プラグ30Aが開口部22A内を移動する構成において撓むケーブル42を効率良く収容できる。
【0035】
図9は、本発明の実施の形態1に係るプラグ装置の配線例2を示す部分平断面である。
図9に示すプラグ装置10Bは、開口部22A(
図8参照)と同様に、ケース24Bの背面に、左右に延在して切欠部23及び端部切欠部232を有する開口部22Bを有する。
【0036】
開口部22B内には、プラグ300の背面にプラグ側接続端子44Bを設けてなるプラグ30Bが、左右に移動自在に配置されている。
【0037】
プラグ30Bは、プラグ側接続端子44Bを介して、ケース24Bに設けられたレール状の端子(ケース側接続端子46B)に電気的に接続されている。
【0038】
プラグ側接続端子44Bは、夫々台座部本体322の表面で突設する一対のプラグ端子34の夫々に電気的に接続されており、台座部本体322の背面に2つ上下方向に並んで配置されている。プラグ側接続端子44Bは、夫々に対向して配置されたケース側接続端子46Bに接触する。ケース側接続端子46Bは、プラグ30Bの裏面側で、プラグ側接続端子44Bと対向する面に、プラグ側接続端子44Bに対向する位置に配設されている。
【0039】
ケース側接続端子46Bは、開口部22Bの延在方向である左右に沿って延在して配設されている。これにより、開口部22B内で移動するプラグ30Bがどの位置に位置しても、ケース側接続端子46Bは、プラグ側接続端子44Bと常に安定して接触し、プラグ30B側から電力の供給を受けることができる。
【0040】
図10A、
図10Bは、本発明の実施の形態1に係るプラグ装置のコンセントプラグの変形例2、3を示す斜視図である。
図10A、
図10Bに示すプラグ(コンセントプラグ)30C、30Dは、係合部の変形例を有し、
図10Aに示す変形例2のプラグ(コンセントプラグ)30Cは、係合部としての突部324Cを、台座部本体322Cにおいて移動方向(左右方向)に延在する面である上下面に備える。
【0041】
突部324Cは、左右方向に延在する突条となるように形成されている。開口部22Cを上下で仕切るとともにプラグ30Cが摺動する上下の内壁部には、突部324Cに対応する被係合部としてのスリット23Cが左右に延在して設けられている。プラグ30Cは、突部324Cがスリット23Cに摺動することにより、抜け止めされた状態で開口部22C内を移動する。なお、
図10Aでは、開口部22Cの下側の内壁部に設けられたスリット23Cを示すが、開口部22Cの上側の内壁部にも同様に形成され、プラグ30Cの上側の突部324Cと係合して摺動自在である。
【0042】
図10Bに示す変形例3のプラグ30Dは、係合部としての凹部324Dを、台座部本体322Dにおいて移動方向(左右方向)に延在する面である上下面に備える。
【0043】
凹部324Dは、左右方向に延在する溝であり、凹部324Dは、開口部22Cの突部23Dに係合する。突部23Dは、開口部22Dを上下で仕切るとともにプラグ30Dが摺動する上下の内壁部の夫々に被係合部として設けられている。なお、
図10Bでは、開口部22Dの下側の内壁部に設けられた突部23Dを示すが、上側の内壁部にも同様に形成され、プラグ30Dの上側の凹部324Dと係合して摺動自在である。
【0044】
図11は、本発明の実施の形態1に係るプラグ装置のコンセントプラグの変形例4を示す斜視図である。また、
図12Aは、変形例4のコンセントプラグを有するプラグ装置の変形例の要部構成を示す部分断面図であり、
図12Bは
図12AのX部分の拡大斜視図であり、
図12Cは
図12AのX部分の拡大斜視図である。
【0045】
図11に示す変形例4のプラグ30Eは、係合部としての突部44Eを、台座部32Eにおける台座部本体322の移動方向(左右方向)に延在する面(上下面)に設けられている。突部44Eは、
図12に示すように、開口部22Eを上下で仕切る上下の内壁部に設けられたスリット23Eに係合する。
【0046】
スリット23Eは、被係合部であり、突部44Eに対応して、開口部22Eの上下の内壁部に、左右に(水平方向に)延在して配設されている。突部44Eがスリット23E内を摺動することにより、プラグ30Eは、抜け止めされた状態で開口部22E内を移動可能である。
【0047】
なお、この変形例4では、突部44Eは、プラグ端子34に接続されたプラグ側接続端子であり、スリット23Eの底部に、スリット23Eの延在方向(左右方向)に沿って配設された帯状のケース側接続端子46Eに接触している。これより、プラグ装置10Eでは、突部44Eと、スリット23E及びケース側接続端子46Eとは、ケース24Eの開口部22Eに対してプラグ30Eの抜け止めを行うことができる。加えて、突部44Eと、スリット23E及びケース側接続端子46Eとは、ケース24E側とプラグ30Eのプラグ端子34とを電気的に接続することができる。
【0048】
プラグ装置のケースの背面で開口する開口部の奥側に、横方向のレール(係合部、被係合部)を設け、コンセントプラグをレールに沿って移動できる。このとき、コンセントプラグのプラグ側接続端子44と、内部基盤とは、電線や通電レールを用いて電気的接続が維持されている。
【0049】
本実施の形態のプラグ装置10、10A、10B、10Eによれば、コンセントプラグのプラグ端子34をコンセント或いはコンセントタップ等に接続した後、装置本体20、20A、20B、20Eを左右に移動させることができる。これにより、コンセント或いはコンセントタップの別の差し込み口に、追加の電源コードを差込む際でも、プラグ装置10、10A、10B、10Eを抜くことなく、装置本体20、20A、20B、20Eを左右にズラして、横方向で並ぶ差し込み口に追加コードのプラグを差し込むことができる。
【0050】
このように、プラグ装置10、10A、10B、10Eは、充電器やACアダプター等に用いられて、コンセント或いはテーブルタップに差し込む際、装置本体20、20A、20B、20Eを移動することにより、横方向で並ぶ差し込み口への干渉を緩和できる。また、タイマー式充電器であっても、プラグの差し直しを行うことなく、コンセント或いはテーブルタップの横方向で並ぶ差し込み口への干渉を避けることができ、充電し直しによる再充電の時間と過充電のリスクを回避できる。
【0051】
横方向に連続する複数のコンセント(或いは差し込み口)を持つテーブルタップに於いて、これらコンセントのいずれか一つに、その間隔より横幅の広い充電器やACアダプター等を接続するとする。この場合の充電器やACアダプター等に本プラグ装置10、10A、10B、10Eが適用されていれば、隣(横)の差し込み口に干渉して塞いでしまうことがない。加えて、プラグ装置10、10A、10B、10Eによれば、プラグの差し直しを行うことなく、充電器を抜き充電を中断することもなく、プラグ装置10、10A、10B、10Eを使用しつつ、テーブルタップの隣の差し込み口を利用できる。
【0052】
(実施の形態2)
図13は、本発明の実施の形態2に係るプラグ装置の背面側分解斜視図である。
図13に示すプラグ装置10Fは、左右に延在する開口部22Fを有する充電器の装置本体20Fと、開口部22Fを移動自在に配置されるプラグ30Fと、を有する。
【0053】
装置本体20Fは、直方状体であり、正面下部に、切り欠き状に形成された収容部26Fを有する。収容部26Fは、例えば、電池3を夫々縦(長手方向)に向けて、横方向(短手方向)に複数本並べて収容し、夫々を充電可能である。
【0054】
開口部22Fは、装置本体20Fの矩形状の背面の上部に左右に延在して形成され、左右両端部は両側方に夫々開口する側方開口部を有する。この側方開口部を介して、開口部22Fにプラグ40Fを挿脱自在となっている。開口部22Fは長方形状であり、例えば、収容部26とは上下方向で重ならない位置に配置されている。
【0055】
開口部22Fを上下で仕切る壁部には、夫々長手方向に延在し、互いに上下方向で向かい合うように開口する凹状の切欠部23Fが設けられている。なお、切欠部23Fは、開口部22Fを上下で仕切る壁部の一方にのみ設けられた構成としてもよい。
【0056】
また、開口部22Fの奥面には、左右に延在する凹状のスリットが設けられ、この凹状のスリットの底面にレール状のケース側接続端子46Fが配設されている。
【0057】
プラグ30Fは、
図7に示すプラグ300の構成において、矩形板状の台座部32Fの縦横に辺部が、夫々同じ大きさであり、正面視して正方形状となるように構成されている。
【0058】
図14A~
図14Dは、本発明の実施の形態2に係るプラグ装置におけるコンセントプラグの外観斜視図である。具体的には、
図14Aは、コンセントプラグの正面側斜視図であり、
図14Bは、コンセントプラグの背面側斜視図である。また、
図14Cは、プラグ端子34の同士の対向方向を変えたコンセントプラグの正面側斜視図であり、
図14Dは、プラグ端子34の同士の対向方向を変えたコンセントプラグの背面側斜視図である。
【0059】
プラグ30Fは、開口部22F内に配置される台座部32Fと、台座部32Fから左右に並んで突出し、互いに対向する一対のプラグ端子34とを有する。プラグ端子34は、コンセントやテーブルタップ等の差し込み口に差し込まれて電気的に接続される。
【0060】
台座部32Fは、一面(表面)から一対のプラグ端子34が突設する台座部本体322Fと、台座部本体322Fの他面(裏面)側で連続するフランジ324Fとを有する。
【0061】
台座部本体322Fは正方形状であり、横に並ぶプラグ端子34の側方の一辺部326と、側方の一辺部326と隣り合う上下の辺部の夫々は同じ長さであることが好ましい。
【0062】
フランジ324Fは、台座部本体322Fの裏面側の端部から台座部本体322Fの外周面よりも外側に突出して設けられ、台座部本体322Fとともに外周が縦横の長さが同じである正方形状に形成されている。フランジ324Fは、外周縁縦横の夫々で切欠部23Fに係合可能である。
【0063】
プラグ30Fの裏面には、プラグ端子34の夫々と電気的に接続されたプラグ側接続端子44Fが設けられている。プラグ側接続端子44Fは、プラグ30Fを回転させる際の軸を中心に対角の位置、つまり、点対称の位置に配置されている。これにより、
図14A、
図14Bで示す向きでプラグ30Fを開口部22F内に横から挿入することにより、プラグ側接続端子44Fは、凹状のスリット内に配置され、ケース側接続端子46F(
図13参照)の夫々と接触した状態で係合する。
【0064】
図15は、本発明の実施の形態2に係るプラグ装置におけるコンセントプラグの姿勢を変更したプラグ装置の斜視図である。
【0065】
プラグ装置10Fは装置本体20Fからプラグ30Fを着脱自在である。このため、
図15に示すように、プラグ30Fは、側方の一辺部326を上側にして、つまり、一対のプラグ端子34が縦に並ぶようにして、装置本体20Fの開口部22Fに、移動自在に取り付けることができる。これにより、プラグ装置10Fをテーブルタップの差し込み口に取り付ける際に、当該差し込み口と横方向で並ぶ差し込み口がある場合に、プラグ装置10Fの位置をスライド移動して変更することができ、その取付位置の自由度を向上させることができる。
【0066】
(実施の形態3)
図16は本発明の実施の形態3に係るプラグ装置の背面側分解斜視図であり、詳細には、
図16Aは、装置本体20Gを示す正面側斜視図であり、
図16Bは、プラグ30Gの通常姿勢状態の正面側斜視図であり、
図16Bは、プラグ端子34を折り畳んだ状態のプラグ30Gの正面側斜視図である。
図17A、
図17Bは本発明の実施の形態3に係るプラグ装置のコンセントプラグの動作を示す図である。また、
図18は、本発明の実施の形態3に係るプラグ装置においてコンセントプラグを収容した状態を示す背面側斜視図である。
【0067】
図16に示すプラグ装置10Gは、左右に延在する開口部22Gを有する充電器の装置本体20Gと、プラグ30Gと、を有し、
図17に示すように、プラグ30Gは、開口部22Gを移動自在に配置される。
【0068】
装置本体20Gは、直方状体であり、正面下部に、切り欠き状に形成され、電池を収容するための収容部26Gを有し、装置本体20のそれとほぼ同様の機能を有する。プラグ30Gをコンセントあるいはコンセントタップに接続することにより、収容部26Gに、縦(長手方向)に向けて、横方向(短手方向)に複数本並べて収容された電池(図示省略)を夫々充電する。
【0069】
プラグ装置10Gは、プラグ装置10の構成において、プラグ30Gのプラグ端子34Gを折りたたむことで、ケース24Gに収容可能である。
【0070】
具体的には、装置本体20Gの矩形状の背面の上部に左右に延在して形成された開口部22Gに直交する切り欠き状の凹状逃げ部29が形成されている。なお、開口部22Gは長方形状であり、例えば、収容部26Gとは上下方向で重ならない位置に配置されている。
【0071】
プラグ30Gは、
図17A、
図17Bに示すように、開口部22Gを上下で仕切る壁部間で、左右方向に移動自在に配置されている。なお、プラグ30Gの台座部32Gに、プラグ300(
図7参照)と同様にフランジ部324を設け、このフランジ部324(
図7参照)に係合しつつ摺動する凹状の切欠部23(
図8参照)を、開口部22Gを上下で仕切る壁部に設けた構成としてもよい。
【0072】
なお、このプラグ30Gの配線は
図8または
図9で示す配線と同様に構成して、プラグ30Gと装置本体20G側との電気的に接続される。
【0073】
プラグ30Gは、
図16B、
図16Cに示すように、プラグ30と比較して、台座部32Gに対してプラグ端子34G(プラグ端子34に相当)が揺動して折り畳み自在に設けられたものである。
【0074】
台座部32Gは、開口部22G内で開口部22Gの延在方向(左右方向)に抜けないように移動自在に配置される。台座部32Gには、プラグ端子34Gの基端部が軸部36Gを中心に揺動自在に取り付けられている。また、台座部32Gは、軸部36Gの回動方向に沿って切り欠かれたスリット328が形成されている。プラグ端子34Gは、台座部32Gに対して、表面側から垂直方向に突出した状態から、軸部36Gを中心に回動させてスリット328内に位置させることで、台座部32Gの表面31Gに沿わせた位置に配置できる。
【0075】
このプラグ装置10Gでは、上記各プラグ装置と同様の効果を得ることができる。また、
図18に示すように、充電器として収容部26に収容した電池を充電した後、プラグ30Gのプラグ端子34Gをコンセントから引き抜き、プラグ30Gを開口部22Gと凹状逃げ部29とが交差する部分に移動させる。その後、プラグ端子34Gを揺動させて凹状逃げ部29内に収容できる。プラグ装置10Gの不使用時では、プラグ端子34Gを突出させることなくプラグ装置10Gを収納できる。
【0076】
(実施の形態4)
図19は、本発明の実施の形態4に係るプラグ装置のコンセントプラグの背面側斜視図であり、
図20は、本発明の実施の形態4に係るプラグ装置の背面側分解斜視図である。
【0077】
装置本体20Hは、装置本体20Fと比較して、ケース24Hにおいて凹状逃げ部29Hを有する点で異なる。
【0078】
装置本体20Hは、直方状体であり、正面下部に、切り欠き状に形成された収容部26と同様に、充電対象となる複数の電池を収容する収容部26Hを有する。
【0079】
開口部22Hは、
図13の開口部22Fと同様に形成され、装置本体20の矩形状の背面の上部に左右に延在して形成され、左右両端部は両側方に夫々開口し、これら開口を介してプラグ30Hを開口部22H内に取り付け自在となっている。
【0080】
開口部22Hを上下で仕切る壁部には、開口部22Fと同様に、夫々長手方向に延在し、互いに上下方向で向かい合うように開口する凹状の切欠部23Hが設けられている。
【0081】
また、開口部22Hの奥面には、開口部22Fと同様に、底面にレール状のケース側接続端子46Hが配設された凹状のスリットが、左右に延在して配設されている。
【0082】
プラグ30Hは、
図13及び
図14に示すプラグ30Fの構成において、プラグ端子34と台座部32Fとの取付構造が異なり、その他の構成は同様である。
【0083】
図21は、プラグ(コンセントプラグ)30Hの説明に供する図である。具体的には、
図21Aはプラグ30Hの正面側斜視図であり、
図21Bは、端子を可動したプラグ30Hの正面側斜視図であり、
図21Cは、
図21Aに示す姿勢のプラグ30Hの背面側斜視図である。また、
図21Dは
図21Aに示すプラグ30Hを横向きにした正面側斜視図であり、
図21Eは、横向きのプラグ30Hで端子を可動した状態のプラグ30Hの正面側斜視図である。
図21Fは、
図21Dに示す姿勢のプラグ30Hの背面側斜視図である。
【0084】
プラグ30Hは、開口部22H内に配置される台座部32Hと、台座部32Hから左右に並んで突出して互いに対向する一対のプラグ端子34とを有し、プラグ端子34は、台座部32Hに、基端部で回動自在に取り付けられている。
【0085】
台座部32Hは、一面(表面)から一対のプラグ端子34が突設する台座部本体322Hと、台座部本体322Hの他面(裏面)側で連続するフランジ324Hとを有する。また、台座部32Hは、台座部本体322H及びフランジ324Hを貫通して、プラグ端子34が配置されるスリット328Hが設けられている。プラグ端子34は、基端部で台座部32Hに、軸部36Hを介して回動自在に取り付けられ、突出する先端側が揺動自在である。
【0086】
台座部本体322Hは正方形状であり、上下と左右で隣り合う外周は夫々同じ長さであることが好ましい。
【0087】
フランジ324Hは、例えば、台座部本体322Hの裏面側の端部から台座部本体322Hの外周面よりも外側に突出して設けられ、台座部本体322Hとともに外周が縦横の長さが同じである正方形状に形成されている。
【0088】
プラグ30Hの裏面には、プラグ端子34とそれぞれ電気的に接続されたプラグ側接続端子44Hが設けられている。プラグ側接続端子44Hは、プラグ30Hを回転させる際の軸を中心に対角の位置、つまり、点対称の位置に配置されている。これにより、
図21C、
図21Fに示すプラグ30Hとの比較で明らかなように、プラグ側接続端子44Hは、プラグ30Hを90度変えた姿勢にかかわらず、複数のプラグ側接続端子44Hの配置位置は、上下方向で同じ長さで離間した位置となっている。
【0089】
図22A、
図22Bは、本発明の実施の形態4に係るプラグ装置においてコンセントプラグを収容する動作を示す背面側斜視図である。
【0090】
プラグ装置10Hにおいて、プラグ30Hを、開口部22H内において凹状逃げ部29Hと直交する位置に移動する。例えば、
図22Aに示すように、開口部22Hの左右のうちの一端部側に位置させる。次いで、プラグ30Hのプラグ端子34を凹状逃げ部29H側に向くように回動させて凹状逃げ部29内に位置させる。
【0091】
プラグ装置10Hでは、上記各プラグ装置と同様の効果を得ることができる。加えて、プラグ装置10Hは、充電器として機能して、収容部26に収容した電池を充電した後等において、プラグ30Hのプラグ端子34をコンセントから引き抜く。その際に、プラグ装置10Hは、プラグ端子34を凹状逃げ部29内に収容した状態でプラグ30Hを開口部22H内に抜け止めが防止された状態で位置させることができる。これにより、プラグ装置10Hの不使用時では、プラグ端子34を突出させることなくプラグ装置10Hを取り扱うことができる。
【0092】
また、プラグ30Hの姿勢を90度変更して、プラグ端子34が上下で対向するようにプラグ30Hを、装置本体20Hの開口部22Hに挿入して取り付けることができる。この状態であっても、プラグ側接続端子44Hは、スリット内に配置されたレール状のケース側接続端子46Hの夫々と好適に接触した状態で保持される。このため、プラグ30Hは、側方の一辺部326を上側にして、つまり、一対のプラグ端子34が縦に並ぶようにして、装置本体20Hの開口部22Hに、移動自在に取り付くことができる。これにより、プラグ装置10Hをテーブルタップへ取り付ける際に横方向で並ぶコンセントがある場合に位置を変更する等の取付位置の自由度を向上させることができる。
【0093】
開口部からプラグ(コンセントプラグ)の抜け止めを行う構成としての係合部及び被係合部は、コンセントプラグが開口部を左右に移動自在であって、抜け落ちない構成であればどのように構成されてもよい。例えば、係合部及び被係合部は、台座部の上下面に、背面側に向かって互いに接近するように付けた勾配面と、台座部の上下面が摺動する開口部の上下の平面に、台座部の上下面の勾配面に対応した勾配面とで構成してもよい。開口部の勾配面は、台座部の上下面の勾配面に対応して傾斜し、かつ、台座部と相対的に左右方向に移動可となるように勾配が付けられた面である。これによりコンセントプラグは、背面側に抜けることが防止されつつ左右方向に移動できる。なお、このとき、ケース内では正面背面方向でコンセントプラグに移動を規制する面を有していれば好適である。
【0094】
実施の形態2~4の各プラグ装置10F~10Hは、プラグ装置10、10A、10B、10Eと同様の構成要素により、プラグ装置10、10A、10B、10Eと同様の作用効果を得ることができる。
また、各実施の形態において、同名称で示しつつ、実施の形態、変形例毎に異なる構成は、他の実施の形態や変形例において同名称の構成要素として適用可能である。例えば、
図8、
図9で示す配線例1、2は、実施の形態1のプラグ装置10の他、実施の形態2~4のプラグ装置10F、10G、10H、コンセントプラグの変形例を有するプラグ装置10A、10B、10E等のどれにも適用可能である。また係合部、被係合部の構成も実施の形態1~4のプラグ装置10、10F、10G、10H、コンセントプラグの変形例を有するプラグ装置10A、10B、10Eに適用可能である。
【0095】
以上、本発明の実施の形態について説明した。なお、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、上記装置の構成や各部分の形状についての説明は一例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更や追加が可能であることは明らかである。
【産業上の利用可能性】
【0096】
本発明に係るプラグ装置は、コンセントやテーブルタップ等の差し込み口に差し込む場合に、横方向で並ぶ差し込み口への干渉を緩和して接続することができる効果を有し、引き違いの複数の開閉体を有する窓等の建具に用いるものとして有用である。
【符号の説明】
【0097】
3 二次電池
10、10A、10B、10E、10F、10G、10H プラグ装置
20、20A、20F、20G、20H 装置本体
22、22A、22B、22C、22D、22E、22F、22G、22H 開口部
23、23F、23H 切欠部
23C、23E スリット
23D、44E、324C 突部
24、24A、24B、24E、24H ケース
26、26H 収容部
29、29H 凹状逃げ部
30、30A、30B、30C、30D、30E、30F、30G、30H、300 プラグ(コンセントプラグ)
31、31G 表面
32、32E、32F、32G、32H、320 台座部
34 プラグ端子(一対の端子)
36G 軸部
42 ケーブル
44、44B、44F、44H、44F プラグ側接続端子
46、46B、46E ケース側接続端子(機器側端子)
232 端部切欠部
242 背面
322、322C、322D、322F、322H 台座部本体
324、324F、324H フランジ
324D 凹部
326 一辺部
328、328H スリット