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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024080368
(43)【公開日】2024-06-13
(54)【発明の名称】乗物用シート
(51)【国際特許分類】
   B60N 2/68 20060101AFI20240606BHJP
   A47C 7/40 20060101ALI20240606BHJP
【FI】
B60N2/68
A47C7/40
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022193497
(22)【出願日】2022-12-02
(71)【出願人】
【識別番号】000241500
【氏名又は名称】トヨタ紡織株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】今城 卓
(72)【発明者】
【氏名】熊▲崎▼ 義之
【テーマコード(参考)】
3B084
3B087
【Fターム(参考)】
3B084EC01
3B087DB02
3B087DB05
(57)【要約】
【課題】バックフレームの部品点数を低減できる乗物用シートを提供する。
【解決手段】本開示の一態様は、シートクッションと、シートバックと、シートバックを支持するバックフレームと、機能部品と、を備える乗物用シートである。バックフレームは、バックボードと、バックボードのシート幅方向の第1端部からシート前方に延伸する第1サイドフレームと、バックボードのシート幅方向の第2端部からシート前方に延伸する第2サイドフレームと、を有する。バックボードは、機能部品が嵌め込まれた部品取付開口を有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートクッションと、
シートバックと、
前記シートバックを支持するバックフレームと、
機能部品と、
を備え、
前記バックフレームは、
バックボードと、
前記バックボードのシート幅方向の第1端部からシート前方に延伸する第1サイドフレームと、
前記バックボードのシート幅方向の第2端部からシート前方に延伸する第2サイドフレームと、
を有し、
前記バックボードは、前記機能部品が嵌め込まれた部品取付開口を有する、乗物用シート。
【請求項2】
請求項1に記載の乗物用シートであって、
シートベルトをさらに備え、
前記バックボードは、前記シートベルトが挿通されるベルトパスを有し、
前記ベルトパスは、
パス開口と、
前記パス開口を跨ぐように配置されたアーチと、
を有する、乗物用シート。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
第1リクライナ及び第2リクライナをさらに備え、
前記バックフレームは、
前記第1サイドフレームの下端部にシート幅方向に重ね合わされると共に、前記第1リクライナが取り付けられた第1連結プレートと、
前記第2サイドフレームの下端部にシート幅方向に重ね合わされると共に、前記第2リクライナが取り付けられた第2連結プレートと、
を有する、乗物用シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、乗物用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
乗物用シートのバックフレームにおいて、2つのサイドフレーム及びアッパーパネルが一体成形されたものが知られている(特許文献1及び特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000-270961号公報
【特許文献2】特開2021-846号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のようなバックフレームでは、スイッチ、ベルトアンカ等の機能部品を取り付けるために、ワイヤ、ブラケット等の取付部材が必要となる。そのため、部品点数が多くならざるを得ない。
【0005】
本開示の一局面は、バックフレームの部品点数を低減できる乗物用シートを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、シートクッション(2)と、シートバック(3)と、シートバック(3)を支持するバックフレーム(4)と、機能部品(5A)と、を備える乗物用シート(1)である。バックフレーム(4)は、バックボード(41)と、バックボード(41)のシート幅方向の第1端部からシート前方に延伸する第1サイドフレーム(42)と、バックボード(41)のシート幅方向の第2端部からシート前方に延伸する第2サイドフレーム(43)と、を有する。バックボード(41)は、機能部品(5A)が嵌め込まれた部品取付開口(411A)を有する。
【0007】
このような構成によれば、バックボード(41)の部品取付開口(411A)に機能部品(5A)を直接取り付けることができる。そのため、バックフレーム(4)の部品点数を低減できる。
【0008】
本開示の一態様は、シートベルト(6)をさらに備えてもよい。バックボード(41)は、シートベルト(6)が挿通されるベルトパス(412)を有してもよい。ベルトパス(412)は、パス開口(412A)と、パス開口(412A)を跨ぐように配置されたアーチ(412B)と、を有してもよい。このような構成によれば、バックボード(41)によってシートベルト(6)の挿通路を形成することができる。そのため、シートベルト(6)が内部に収容されるシートバック(3)において、バックフレーム(4)の部品点数の低減効果が促進される。
【0009】
本開示の一態様は、第1リクライナ(7)及び第2リクライナ(8)をさらに備えてもよい。バックフレーム(4)は、第1サイドフレーム(42)の下端部にシート幅方向に重ね合わされると共に、第1リクライナ(7)が取り付けられた第1連結プレート(47)と、第2サイドフレーム(43)の下端部にシート幅方向に重ね合わされると共に、第2リクライナ(8)が取り付けられた第2連結プレート(48)と、を有してもよい。このような構成によれば、バックボード(41)、第1サイドフレーム(42)及び第2サイドフレーム(43)を一体成型しつつ、第1リクライナ(7)及び第2リクライナ(8)の取り付け部分の剛性を高めることができる。
【0010】
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、実施形態における乗物用シートの模式的な斜視図である。
図2図2は、図1の乗物用シートにおけるバックフレームの模式的な分解斜視図である。
図3図3は、図2のバックフレームの一部の模式的な斜視図である。
図4図4は、図3のバックフレームに機能部品を取り付けた状態の模式的な斜視図である。
図5図5は、図2のバックフレームにおける受圧板の模式的な斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す乗物用シート1は、シートクッション2と、シートバック3と、バックフレーム4と、複数の機能部品5A-5D(図2参照)と、シートベルト6と、第1リクライナ7と、第2リクライナ8とを備える。
【0013】
本実施形態の乗物用シート1は、乗用車の座席シートとして使用される。なお、以下の説明及び各図面における方向は、乗物用シート1を乗物(つまり乗用車)に組み付けた状態における方向を意味する。また、本実施形態では、シート幅方向は、乗物の左右方向に一致し、シート前方は、乗物の前方に一致する。
【0014】
シートクッション2は、着席者の臀部等を支持するための部位である。シートバック3は、着席者の背部を支持するための部位である。バックフレーム4は、シートバック3を支持する。バックフレーム4は、シートクッション2を支持するクッションフレーム(図示省略)に対し、シート前後方向に揺動可能である。
【0015】
<バックフレーム>
図2に示すように、バックフレーム4は、バックボード41と、第1サイドフレーム42と、第2サイドフレーム43と、アッパフレーム44と、第1支持部材45Aと、第2支持部材45Bと、受圧板46と、第1連結プレート47と、第2連結プレート48とを有する。
【0016】
バックボード41、第1サイドフレーム42、第2サイドフレーム43、アッパフレーム44、第1支持部材45A及び第2支持部材45Bは、例えばアルミニウム等の金属の鋳造によって一体成型されたフレーム本体4Aの一部である。つまり、バックボード41、第1サイドフレーム42、第2サイドフレーム43、アッパフレーム44、第1支持部材45A及び第2支持部材45Bは、一体化されている。
【0017】
<バックボード>
バックボード41は、バックフレーム4の後壁を構成するパネルである。図3に示すように、バックボード41は、複数の部品取付開口411A,411B,411Cと、ベルトパス412と、ボス413と、複数の補助開口414A,414B,414C,414D,414Eとを有する。
【0018】
第1部品取付開口411Aは、バックボード41の右上部(つまり右肩)に配置されている。図4に示すように、第1部品取付開口411Aには、第1機能部品5Aが嵌め込まれている。第1機能部品5Aは、乗物用シート1の後方に配置されるシートに対する操作を行うスイッチである。
【0019】
図3に示す第2部品取付開口411Bは、バックボード41の左上部(つまり左肩)に配置されている。図4に示すように、第2部品取付開口411Bには、第2機能部品5Bが嵌め込まれている。第2機能部品5Bは、乗物用シート1の後方に配置されるシートに対する操作を行うスイッチである。
【0020】
図3に示す第3部品取付開口411Cは、バックボード41の左下部に配置されている。図4に示すように、第3部品取付開口411Cには、第3機能部品5Cが嵌め込まれている。第3機能部品5Cは、乗物用シート1のスライドのロックをマニュアルで解除するためのレバー機構である。
【0021】
図2に示すベルトパス412は、フレーム本体4Aの内部(つまり受圧板46よりもシート後方)において、シートベルト6が挿通される部位である。図3に示すように、ベルトパス412は、第1部品取付開口411Aの下方に配置されている。ベルトパス412は、パス開口412Aと、第1アーチ412Bと、第2アーチ412Cとを有する。
【0022】
パス開口412Aは、バックボード41に設けられた開口である。第1アーチ412B及び第2アーチ412Cは、パス開口412Aのシート前方においてパス開口412Aを跨ぐように配置されている。
【0023】
具体的には、第1アーチ412B及び第2アーチ412Cは、パス開口412Aの左端及び右端からシート前方に突出すると共に、パス開口412Aの左端及び右端を連結する帯状の部位である。
【0024】
第1アーチ412Bは、第2アーチ412Cよりも上方に配置されている。また、第1アーチ412Bのシートベルト6の挿通方向における幅は、第2アーチ412Cの幅よりも大きい。
【0025】
ボス413は、シート前方に突出した有底筒状の部位である。図4に示すように、ボス413には、第4機能部品5Dが、例えば、クリップ、ボルト等の固定具によって取り付けられている。第4機能部品5Dは、シートベルト6を巻き取るリトラクタである。ボス413は、ベルトパス412よりも下方に配置されている。
【0026】
図3に示すように、第1補助開口414Aは、シート幅方向において、第1部品取付開口411Aと第2部品取付開口411Bとの間に配置されている。第2補助開口414Bは、ベルトパス412の左側に配置されている。第3補助開口414Cは、シート幅方向において、ベルトパス412と第2補助開口414Bとの間に配置されている。
【0027】
第4補助開口414Dは、シート幅方向において、ボス413と第3部品取付開口411Cとの間に配置されている。第5補助開口414Eは、ベルトパス412の下方、かつ、第4補助開口414Dの右側に配置されている。
【0028】
第1補助開口414A、第3補助開口414C、及び第4補助開口414Dは、バックボード41のシート幅方向における中心線を通るように、上下方向に並んで配置されている。
【0029】
<サイドフレーム>
第1サイドフレーム42及び第2サイドフレーム43は、それぞれ、シート上下方向に延伸すると共に、シート幅方向に互いに離れて配置されたパネル状の部材である。
【0030】
第1サイドフレーム42は、バックボード41のシート幅方向の第1端部(つまり左端部)からシート前方に延伸している。第2サイドフレーム43は、バックボード41のシート幅方向の第2端部(つまり右端部)からシート前方に延伸している。第1サイドフレーム42及び第2サイドフレーム43は、それぞれ、シート幅方向の長さよりも、シート前後方向の長さが大きい。
【0031】
<アッパフレーム>
アッパフレーム44は、バックボード41の上端部からシート前方に延伸したパネル状の部材である。
【0032】
アッパフレーム44は、第1サイドフレーム42の上端部と第2サイドフレーム43の上端部とをシート幅方向に連結している。アッパフレーム44は、右端部から上方に突出したベルトアンカ441を有する。シートベルト6は、ベルトアンカ441を介して、シートバック3の外部に排出される。
【0033】
<支持部材>
第1支持部材45A及び第2支持部材45Bは、それぞれ、バックボード41の下端部からシート前方かつ下方に延伸している。第1支持部材45A及び第2支持部材45Bは、シート幅方向に互いに離れて配置されている。
【0034】
第1支持部材45Aは、バックボード41の本体の下端部からシート前方に延伸する基部451と、基部451の前端部から下方に延伸する補強部452とを有する。第2支持部材45Bも、第1支持部材45Aと同様の基部451及び補強部452を有する。
【0035】
<受圧板>
図5に示す受圧板46は、シートバック3のパッドを介して着席者の荷重を吸収する樹脂製のパネルである。
【0036】
受圧板46は、バックボード41、第1支持部材45A及び第2支持部材45Bのシート前方に配置されている。受圧板46は、板本体461と、下取付部462と、上取付部463と、左取付部464と、右取付部465とを有する。
【0037】
図1に示すように、板本体461は、バックボード41の少なくとも一部、第1サイドフレーム42の少なくとも一部、及び第2サイドフレーム43の少なくとも一部をシート前方から覆うように配置されている。
【0038】
具体的には、板本体461は、第1サイドフレーム42及び第2サイドフレーム43にシート前方から接触している。また、板本体461は、機能部品5A,5B,5C,5Dをシート前方から覆っている。
【0039】
下取付部462は、板本体461の下端部から下方に延伸した部位である。下取付部462は、第1支持部材45A及び第2支持部材45Bをシート前方から覆うように配置されている。
【0040】
具体的には、下取付部462は、第1支持部材45A及び第2支持部材45Bそれぞれの補強部452にシート前方から接触している。また、下取付部462は、クリップ、ボルト等の固定具によって第1支持部材45A及び第2支持部材45Bに取り付けられている。
【0041】
上取付部463は、板本体461の上端部からシート後方に延伸した部位である。上取付部463は、アッパフレーム44を上方から覆うように配置されている。上取付部463は、クリップ、ボルト等の固定具によってアッパフレーム44に取り付けられている。
【0042】
左取付部464は、板本体461の左端部からシート後方に延伸した部位である。左取付部464は、第1サイドフレーム42をシート幅方向外側から覆うように配置されている。左取付部464は、クリップ、ボルト等の固定具によって第1サイドフレーム42に取り付けられている。
【0043】
図5に示す右取付部465は、板本体461の右端部からシート後方に延伸した部位である。右取付部465は、第2サイドフレーム43をシート幅方向外側から覆うように配置されている。右取付部465は、クリップ、ボルト等の固定具によって第2サイドフレーム43に取り付けられている。
【0044】
<連結プレート>
図2に示す第1連結プレート47は、第1サイドフレーム42の下端部にシート幅方向外側から重ね合わされている。具体的には、第1連結プレート47は、ボルト等の締結具によって、第1サイドフレーム42の下端部に取り付けられている。
【0045】
また、第1連結プレート47には、第1リクライナ7が取り付けられている。第1リクライナ7は、第1サイドフレーム42の下端部よりも下方に配置されている。第1連結プレート47は、第1リクライナ7を介して、クッションフレームに連結されている。
【0046】
第2連結プレート48は、第2サイドフレーム43の下端部にシート幅方向外側から重ね合わされている。具体的には、第2連結プレート48は、ボルト等の締結具によって、第2サイドフレーム43の下端部に取り付けられている。
【0047】
また、第2連結プレート48には、第2リクライナ8が取り付けられている。第2リクライナ8は、第2サイドフレーム43の下端部よりも下方に配置されている。第2連結プレート48は、第2リクライナ8を介して、クッションフレームに連結されている。
【0048】
<シートベルト>
シートベルト6は、バックボード41と受圧板46との間において、第4機能部品5D(つまりリトラクタ)に巻き取られている。
【0049】
シートベルト6は、シートバック3の内部において、バックボード41のベルトアンカ441と第4機能部品5Dとの間に架け渡されている。シートベルト6は、ベルトアンカ441にガイドされることで、シートバック3から引き出されると共に、シートバック3へ引き戻される。
【0050】
<リクライナ>
第1リクライナ7及び第2リクライナ8は、バックフレーム4をクッションフレームに対してシート前後方向に揺動可能に連結する公知の装置である。
【0051】
[1-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)バックボード41の部品取付開口411A,411B,411Cに機能部品5A,5B,5Cを直接取り付けることができる。そのため、バックフレーム4の部品点数を低減できる。
【0052】
(1b)バックボード41がベルトパス412を有することで、バックボード41によってシートベルト6の挿通路を形成することができる。そのため、シートベルト6が内部に収容されるシートバック3において、バックフレーム4の部品点数の低減効果が促進される。
【0053】
(1c)第1連結プレート47及び第2連結プレート48によって、バックボード41、第1サイドフレーム42及び第2サイドフレーム43を一体成型しつつ、第1リクライナ7及び第2リクライナ8の取り付け部分の剛性を高めることができる。
【0054】
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0055】
(2a)上記実施形態の乗物用シートにおいて、バックボードは、必ずしも複数の部品取付開口を有しなくてもよい。例えば、バックボードは、1つの部品取付開口を有してもよい。
【0056】
(2b)上記実施形態の乗物用シートにおいて、バックボードは、必ずしもベルトパスを有しなくてもよい。また、乗物用シートは、必ずしもシートバックの内部に収容されるシートベルトを備えなくてもよい。
【0057】
(2c)上記実施形態の乗物用シートにおいて、バックフレームは、必ずしも第1連結プレート及び第2連結プレートを有しなくてもよい。例えば、第1サイドフレーム及び第2サイドフレームに直接リクライナが取り付けられてもよい。
【0058】
(2d)上記実施形態の乗物用シートは、乗用車以外の自動車に用いられるシートや、自動車以外の例えば鉄道車両、船舶、航空機等の乗物に用いられるシートにも適用することができる。
【0059】
(2e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
【符号の説明】
【0060】
1…乗物用シート、2…シートクッション、3…シートバック、4…バックフレーム、
4A…フレーム本体、5A-5D…機能部品、6…シートベルト、
7…第1リクライナ、8…第2リクライナ、41…バックボード、
42…第1サイドフレーム、43…第2サイドフレーム、44…アッパフレーム、
45A,45B…支持部材、46…受圧板、47…第1連結プレート、
48…第2連結プレート、411A-411C…部品取付開口、412…ベルトパス、
412A…パス開口、412B,412C…アーチ、413…ボス、
414A-414E…補助開口、441…ベルトアンカ、451…基部、
452…補強部、461…板本体、462…下取付部、463…上取付部、
464…左取付部、465…右取付部。
図1
図2
図3
図4
図5