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特開2024-80438情報処理装置の製造方法及びプログラム
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  • 特開-情報処理装置の製造方法及びプログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024080438
(43)【公開日】2024-06-13
(54)【発明の名称】情報処理装置の製造方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 17/04 20060101AFI20240606BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20240606BHJP
   G09G 5/02 20060101ALI20240606BHJP
   G06F 8/61 20180101ALI20240606BHJP
【FI】
H04N17/04 M
G09G5/00 X
G09G5/02 B
G09G5/00 555D
G06F8/61
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022193626
(22)【出願日】2022-12-02
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-03-06
(71)【出願人】
【識別番号】505205731
【氏名又は名称】レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100112737
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 考晴
(74)【代理人】
【識別番号】100136168
【弁理士】
【氏名又は名称】川上 美紀
(74)【代理人】
【識別番号】100140914
【弁理士】
【氏名又は名称】三苫 貴織
(74)【代理人】
【識別番号】100172524
【弁理士】
【氏名又は名称】長田 大輔
(72)【発明者】
【氏名】柴谷 淳治
【テーマコード(参考)】
5B376
5C061
5C182
【Fターム(参考)】
5B376AD22
5C061BB05
5C061CC05
5C061EE19
5C182AA02
5C182AA03
5C182BC14
5C182CA42
5C182DA32
5C182DA70
(57)【要約】
【課題】色校正アプリケーションによってサポートされているディスプレイであるか否かを容易に判定すること。
【解決手段】情報処理装置の製造方法は、本体に搭載される又は搭載されたディスプレイから該ディスプレイの製品情報及びカラーデータを含むディスプレイ情報を取得する取得工程(SA1)と、ディスプレイの製品情報と所定の色校正アプリケーションをサポートするか否かを示す付加情報とが関連付けられた複数のサポート情報と、取得したディスプレイ情報とに基づいて、該ディスプレイがサポート対象か否かを判定する判定工程(SA3)と、ディスプレイがサポート対象である場合に、色校正アプリケーションのインストールに関する所定のデバイスノードを作成するデバイスノード作成工程(SA4)と、所定のデバイスノードが作成されている場合に、色校正アプリケーションをインストールするインストール工程(SA6)とを有する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイを搭載する情報処理装置の製造方法であって、
本体に搭載される又は搭載されたディスプレイから該ディスプレイの製品情報及びカラーデータを含むディスプレイ情報を取得する取得工程と、
ディスプレイの製品情報と所定の色校正アプリケーションをサポートするか否かを示す付加情報とが関連付けられた複数のサポート情報と、取得した前記ディスプレイ情報とに基づいて、該ディスプレイがサポート対象か否かを判定する判定工程と、
前記ディスプレイがサポート対象である場合に、色校正アプリケーションのインストールに関する所定のデバイスノードを作成するデバイスノード作成工程と、
前記所定のデバイスノードが作成されている場合に、前記色校正アプリケーションをインストールするインストール工程と
を有し、
前記取得工程、前記判定工程、及び前記デバイスノード作成工程が、BIOSによって実行される情報処理装置の製造方法。
【請求項2】
前記ディスプレイ情報は、EDIDであり、
前記サポート情報は、EDIDと同じフォーマットで構成されているとともに、前記付加情報がフラグ情報として設定されている請求項1に記載の情報処理装置の製造方法。
【請求項3】
前記判定工程は、複数の前記サポート情報の中から前記ディスプレイのEDIDに含まれる製造情報に対応するサポート情報を特定し、特定した前記サポート情報のフラグ情報に基づいて前記ディスプレイがサポート対象か否かを判定する請求項2に記載の情報処理装置の製造方法。
【請求項4】
前記色校正アプリケーションは、前記ディスプレイから取得したディスプレイ情報に基づいて、色の再現性を実現するカラーマネジメントに関する色空間情報を生成する機能を有する請求項1に記載の情報処理装置の製造方法。
【請求項5】
ディスプレイを搭載する情報処理装置にインストールされるプログラムであって、
本体に搭載される又は搭載されたディスプレイから該ディスプレイの製品情報及びカラーデータを含むディスプレイ情報を取得する取得処理と、
ディスプレイの製品情報と所定の色校正アプリケーションをサポートするか否かを示す付加情報とが関連付けられた複数のサポート情報と、取得した前記ディスプレイ情報とに基づいて、該ディスプレイがサポート対象か否かを判定する判定処理と、
前記ディスプレイがサポート対象である場合に、色校正アプリケーションのインストールに関する所定のデバイスノードを作成するデバイスノード作成処理と、
をBIOSに実行させ、
前記ディスプレイ情報は、EDIDであり、
前記サポート情報は、EDIDと同じフォーマットで構成されているとともに、前記付加情報がフラグ情報として設定されているプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置の製造方法及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
各ディスプレイは、EDID(Extended Display Identification Data)と呼ばれる動作環境に関する固有の情報を保有している。EDIDは、拡張ディスプレイIDとも呼ばれ、ディスプレイが備えるROMなどの記憶装置に記録されている。EDIDには、例えば、製造会社名、型番、個体識別番号(シリアルナンバー)、画面の物理サイズ、表示画素数、アスペクト比、リフレッシュレートなどに加えて、カラーデータ(color data)が登録されている。例えば、RGB(W)のカラーデータがディスプレイ毎に測定され、個々のEDIDに登録されている。
【0003】
ディスプレイが備えるパネルや周辺回路などの特性にはそれぞれ個体差があるため、各ディスプレイに再現される色が異なる場合がある。そのため、ディスプレイの個体差による色の再現性のばらつきを低減させるためのカラーマネジメント(color management)が提案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、ディスプレイを搭載するノートPCやタブレット端末などの情報処理装置では、それらの製造工程において、色校正(color calibration)アプリケーションソフトウェア(以下、「色校正アプリケーション」という。)をインストールする工程が設けられている。ところが、この色校正アプリケーションは、全ての機種のディスプレイをサポートしているわけではない。このため、本体に搭載される又は搭載されたディスプレイが色校正アプリケーションのサポート対象であるか否かを判定する工程が必要となる。
【0005】
本開示は、色校正アプリケーションによってサポートされているディスプレイであるか否かを容易に判定することのできる情報処理装置の製造方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の参考例としての一態様は、ディスプレイを搭載する情報処理装置の製造方法であって、本体に搭載される又は搭載されたディスプレイから該ディスプレイの製品情報及びカラーデータを含むディスプレイ情報を取得する取得工程と、ディスプレイの製品情報と所定の色校正アプリケーションをサポートするか否かを示す付加情報とが関連付けられた複数のサポート情報と、取得した前記ディスプレイ情報とに基づいて、該ディスプレイがサポート対象か否かを判定する判定工程と、前記ディスプレイがサポート対象である場合に、色校正アプリケーションのインストールに関する所定のデバイスノードを作成するデバイスノード作成工程と、前記所定のデバイスノードが作成されている場合に、前記色校正アプリケーションをインストールするインストール工程とを有し、前記取得工程、前記判定工程、及び前記デバイスノード作成工程が、BIOSによって実行される情報処理装置の製造方法である。
【0007】
本開示の参考例としての一態様は、ディスプレイを搭載する情報処理装置にインストールされるプログラムであって、本体に搭載される又は搭載されたディスプレイから該ディスプレイの製品情報及びカラーデータを含むディスプレイ情報を取得する取得処理と、ディスプレイの製品情報と所定の色校正アプリケーションをサポートするか否かを示す付加情報とが関連付けられた複数のサポート情報と、取得した前記ディスプレイ情報とに基づいて、該ディスプレイがサポート対象か否かを判定する判定処理と、前記ディスプレイがサポート対象である場合に、色校正アプリケーションのインストールに関する所定のデバイスノードを作成するデバイスノード作成処理と、をBIOSに実行させ、前記ディスプレイ情報は、EDIDであり、前記サポート情報は、EDIDと同じフォーマットで構成されているとともに、前記付加情報がフラグ情報として設定されているプログラムである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、色校正アプリケーションによってサポートされているディスプレイであるか否かを容易に判定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示した概略構成図である。
図2】本開示の一実施形態に係る情報処理装置が有する機能のうち、情報処理装置の製造工程において、色校正アプリケーションのインストールに関する機能を主に示した機能構成図である。
図3】本開示の一実施形態に係る情報処理装置の製造工程に関し、主に、色校正アプリケーションのインストールに関する各種工程の一例を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示に係る情報処理装置の製造方法及びプログラムの一実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態において、情報処理装置は、特に、ディスプレイを搭載する情報処理装置を対象としており、その一例として、ノートPC、タブレット端末等が挙げられる。
【0011】
図1は、本開示の一実施形態に係る完成品としての情報処理装置10のハードウェアの概略構成の一例を示した図である。図1に示すように、情報処理装置10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)11、メインメモリ12、二次記憶装置13、外部インターフェース14、通信インターフェース15、入力デバイス16、ディスプレイ17を備えている。これら各部は、バスを介して直接または間接的に接続されている。
【0012】
CPU11は、例えば、バスを介して接続された二次記憶装置13に格納されたOS(Operating System)により情報処理装置10全体の制御を行う。CPU11は、1つ又は複数設けられており、互いに協働して処理を実現してもよい。
【0013】
メインメモリ12は、例えば、キャッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等の書き込み可能なメモリで構成され、CPU11の実行プログラムの読み出し、実行プログラムによる処理データの書き込み等を行う作業領域として利用される。
【0014】
二次記憶装置13は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体(non-transitory computer readable storage medium)である。二次記憶装置13は、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリなどである。二次記憶装置13の一例として、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)フラッシュメモリなどが挙げられる。二次記憶装置13は、例えば、Windows(登録商標)、iOS(登録商標)、Android(登録商標)等の情報処理装置10全体の制御を行うためのOS、BIOS(Basic Input/Output System)が格納されている。また、二次記憶装置13には、周辺機器類をハードウェア操作するための各種デバイスドライバ、各種アプリケーションソフトウェア、及び各種データやファイル等が格納可能とされている。また、二次記憶装置13には、各種処理を実現するためのプログラムや、各種処理を実現するために必要とされる各種データが格納されている。二次記憶装置13は、複数設けられていてもよく、各二次記憶装置13に上述したようなプログラムやデータが分割されて格納されていてもよい。
【0015】
外部インターフェース14は、外部機器と接続するためのインターフェースである。外部機器の一例として、外部モニタ、USBメモリ、外付けHDD、外付けカメラ等が挙げられる。なお、図1に示した例では、外部インターフェース14は、1つしか図示されていないが、複数の外部インターフェース14を備えていてもよい。外部インターフェース14は、例えば、接続される機器に応じてそれぞれ適切な入出力端子およびインターフェースを備えている。
【0016】
通信インターフェース15は、ネットワークに接続して他の装置と通信を行い、情報の送受信を行うためのインターフェースとして機能する。例えば、通信インターフェース15は、有線又は無線により他の装置と通信を行う。無線通信として、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi、移動通信システム(3G、4G、5G、6G、LTE等)、無線LANなどの回線を通じた通信が挙げられる。有線通信の一例として、有線LAN(Local Area Network)などの回線を通じた通信が挙げられる。
【0017】
入力デバイス16は、ユーザが入力操作を行うためのユーザインターフェースである。入力デバイス16の一例として、キーボード、ポインティングデバイス等が挙げられる。ポインティングデバイスの一例として、タッチパッド、ポインティング・スティック(例えば、トラックポイント等)が挙げられる。
【0018】
ディスプレイ17は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等である。また、ディスプレイ17は、タッチパネルとされてもよい。
【0019】
図2は、本実施形態に係る情報処理装置10が有する機能のうち、情報処理装置10の製造工程において、色校正(color calibration)アプリケーションのインストールに関する機能を主に示した機能構成図である。
【0020】
図2に示すように、情報処理装置10は、取得部21と、判定部22と、デバイスノード作成部23と、インストール部24とを備えている。このうち、取得部21と、判定部22と、デバイスノード作成部23とは、主にBIOS30が備える機能である。また、インストール部24は、OS40が所定のアプリケーション(例えば、インストーラー)を実行することにより実現される機能である。
【0021】
取得部21は、本体に搭載される又は搭載されたディスプレイ17から該ディスプレイ17の製品情報及びカラーデータを含むディスプレイ情報を取得する。
例えば、ディスプレイ17が備えるROM等の記憶装置には、EDIDが格納されている。EDIDには、製造情報及びカラーデータ(color data)等が含まれている。製造情報の一例として、機種を示す情報、型番等が挙げられる。カラーデータの一例として、RGBカラーデータ、RGBWカラーデータ等が挙げられる。カラーデータは、ディスプレイ固有のデータであり、例えば、ディスプレイ毎に測定されて登録されたデータである。EDIDには、上記情報の他、例えば、画面の物理サイズ、表示画素数、アスペクト比、リフレッシュレートなどが含まれていてもよい。
【0022】
判定部22は、ディスプレイの製品情報と所定の色校正アプリケーションをサポートするか否かを示す付加情報とが関連付けられた複数のサポート情報25を有している。各サポート情報25は、例えば、EDIDと同じフォーマットで構成されているとともに、付加情報がフラグ情報として設定されている。例えば、サポート対象であるディスプレイのサポート情報には、フラグ情報として「1」が、サポート対象でないディスプレイのサポート情報25には、フラグ情報として「0」が設定されている。
【0023】
判定部22は、取得部21によって取得されたディスプレイ情報と複数のサポート情報とに基づいて、本体に搭載される又は搭載されたディスプレイ17がサポート対象か否かを判定する。具体的には、取得部21によって取得されたディスプレイのEDIDに含まれている製品情報に対応するサポート情報を複数のサポート情報の中から特定し、特定したサポート情報のフラグ情報を取得する。フラグ情報が「1」であればサポート対象であると判定し、フラグ情報が「0」であればサポート対象でないと判定する。
【0024】
デバイスノード作成部23は、判定部22によってサポート対象であると判定された場合に、色校正アプリケーションのインストールに関する所定のデバイスノードを作成する。
【0025】
インストール部24は、所定のデバイスノードが作成されている場合に、色校正アプリケーションをインストールする。例えば、インストール部24は、OS40上のドライバとして実装されているソフトウェア(例えば、インストーラー)である。
色校正アプリケーションは、例えば、ディスプレイの個体差による色の再現のばらつきを低減する機能を有している。より具体的には、色校正アプリケーションは、例えば、ディスプレイ17から取得したEDIDに含まれるカラーデータに基づいて、色の再現性を実現するカラーマネジメントに関する色空間情報(例えば、ICCプロファイル)を作成する機能を有する。このように、ディスプレイ17に固有のカラーデータに基づいて色空間情報を作成するので、ディスプレイ間における色の再現性のばらつきを低減することが可能となる。
【0026】
次に、本実施形態に係る情報処理装置10の製造工程、主に、色校正アプリケーションのインストールに関する各種工程について、図3を参照して説明する。図3は、情報処理装置の製造工程に関し、主に、色校正アプリケーションのインストールに関する各種工程の一例を示したフローチャートである。
【0027】
図3に示すように、まず、情報処理装置10のBIOS30は、本体に搭載される又は搭載されたディスプレイ17からEDIDを取得する(SA1)。続いて、BIOS30は、複数のサポート情報の中からディスプレイ17のEDIDに対応するサポート情報25を特定し(SA2)、特定したサポート情報のフラグ情報に基づいて、当該ディスプレイ17がサポート対象か否かを判定する(SA3)。当該ディスプレイ17がサポート対象である場合には(SA3:YES)、BIOS30は、色校正アプリケーションのインストールに関する所定のデバイスノードを作成し(SA4)、ステップSA5に移行する。一方、当該ディスプレイ17がサポート対象でない場合には(SA3:NO)、色校正アプリケーションのインストールに関する所定のデバイスノードを作成せずに、ステップSA5に移行する。
【0028】
続いて、OS40上で動作するインストーラーは、所定のデバイスノードが作成されているか否かを判定する(SA5)。この結果、所定のデバイスノードが作成されている場合には(SA5:YES)、色校正アプリケーションをインストールし(SA6)、本処理を終了する。例えば、この処理は、製造工程におけるプリインストール工程で実行される。
一方、所定のデバイスノードが作成されていない場合には(SA5:NO)、色校正アプリケーションをインストールせずに、本処理を終了する。
【0029】
以上説明してきたように、本実施形態によれば、BIOS30が、各種ディスプレイに対応する複数のサポート情報を予め保有しており、更に、このサポート情報には、当該ディスプレイがサポート対象のディスプレイであるか否かを示す付加情報が登録されている。これにより、本体に搭載される又は搭載されたディスプレイ17に対応するサポート情報の付加情報を確認することで、ディスプレイ17がサポート対象であるか否かを容易に判別することが可能となる。
【0030】
例えば、OS40上に実装されたインストーラーなどのソフトウェアによって、本体に搭載される又は搭載されたディスプレイ17がサポート対象であるか否かを判定することも考えられる。しかしながら、この場合には、新たな機種のディスプレイ17が追加される度に、インストーラーのアプリケーションを更新する必要があり、煩雑な作業が要求される。これに対し、本実施形態によれば、BIOS30が管理するサポート情報のフラグによってサポート対象であるか否かを判定する。このため、新たな機種のディスプレイ17が追加された場合には、追加されたディスプレイ17の機種に対応するサポート情報をBIOS30に追加するという容易な作業によって対応することが可能となる。これにより、アプリケーションの更新作業という煩雑な作業を不要とすることができる。
【0031】
以上、本開示について実施形態を用いて説明したが、本開示の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。開示の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本開示の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、上記実施形態で説明した情報提示処理の流れも一例であり、本開示の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
【符号の説明】
【0032】
10 :情報処理装置
11 :CPU
12 :メインメモリ
13 :二次記憶装置
14 :外部インターフェース
15 :通信インターフェース
16 :入力デバイス
17 :ディスプレイ
21 :取得部
22 :判定部
23 :デバイスノード作成部
24 :インストール部
25 :サポート情報
30 :BIOS
40 :OS
図1
図2
図3