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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024080509
(43)【公開日】2024-06-13
(54)【発明の名称】語学学習用教材
(51)【国際特許分類】
   G09B 19/08 20060101AFI20240606BHJP
   B42D 15/00 20060101ALI20240606BHJP
【FI】
G09B19/08
B42D15/00 301P
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022193766
(22)【出願日】2022-12-02
(71)【出願人】
【識別番号】522276529
【氏名又は名称】大畑 貴志枝
(74)【代理人】
【識別番号】100182349
【弁理士】
【氏名又は名称】田村 誠治
(72)【発明者】
【氏名】大畑 貴志枝
(57)【要約】
【課題】外国語の単語等を覚えやすくかつ楽しく学ぶことができる語学学習用教材を提供する。
【解決手段】単語を覚えるための単語カード100は、連続する50枚のカードが綴じられており、1枚目のカード110-1の裏面には、単語に共通する2つ以上の文字であるフォニックスが記載され、2~50枚目のカードには、フォニックスに対応する位置に窓が形成され、2~50枚目のカードの表面には、単語のヒントが記載され、2~50枚目のカードの裏面には、フォニックスと組み合わせられることによってヒントに対応する単語が表現される文字が記載されていることを特徴とする。かかる構成によれば、共通のフォニックスの単語をまとめて覚えられ、ゲーム感覚で学べる。このようにして、単語を覚えやすくかつ楽しく学ぶことができる。
【選択図】図4

【特許請求の範囲】
【請求項1】
単語を覚えるための語学学習用教材であって、
連続するn枚(nは2以上)のカードが綴じられており、
1枚目の前記カードの裏面には、単語に共通する2つ以上の文字である共通文字が記載され、
2~n枚目の前記カードには、前記共通文字に対応する位置に窓が形成され、
2~n枚目の前記カードの表面には、単語のヒントが記載され、
2~n枚目の前記カードの裏面には、前記共通文字と組み合わせられることによって前記ヒントに対応する単語が表現される文字が記載されていることを特徴とする、語学学習用教材。
【請求項2】
単語を覚えるための語学学習用教材であって、
連続する複数枚のカードからなるカード群が1又は2以上が綴じられており、
前記各カード群は、
1枚目の前記カードの裏面には、単語に共通する2つ以上の文字である共通文字が記載され、
1枚目以外の前記カードには、前記共通文字に対応する位置に窓が形成され、
1枚目以外の前記カードの表面には、単語のヒントが記載され、
1枚目以外の前記カードの裏面には、前記共通文字と組み合わせられることによって前記ヒントに対応する単語が表現される文字が記載されていることを特徴とする、語学学習用教材。
【請求項3】
前記窓は、前記共通文字に対応する位置に形成される穴と、前記穴を覆う透明部材と、からなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の語学学習用教材。
【請求項4】
前記カードは、前記窓の位置に形成される透明部材と、前記窓以外の部分に形成される不透明部材と、からなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の語学学習用教材。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、語学学習用教材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、語学学習用教材として、公開実用新案平成3-84872号公報(特許文献1)に開示されるものが知られている。当該特許文献1に開示される語学学習用教材は、シート状物に外国語の単語又は文章を印刷などにより表したものであり、外国語の単語中又は文章中の母音文字そのもの又は複合母音文字そのものを、発音形態の種類ごとに、色彩の変化や模様や柄の変化で識別表示したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】公開実用新案平成3-84872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されるような従来の語学学習用教材では、発音形態の種類ごとに識別表示することによって単語の暗記が一定程度効率化するという効果がある。しかしながら、単に効率化の程度問題であり、改良の余地があった。特に、単語を覚えやすくかつ楽しく学ぶことができる教材が希求されていた。
【0005】
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、外国語の単語等を覚えやすくかつ楽しく学ぶことができる新規かつ改良された語学学習用教材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、単語を覚えるための語学学習用教材であって、連続するn枚(nは2以上)のカードが綴じられており、1枚目の前記カードの裏面には、単語に共通する2つ以上の文字である共通文字が記載され、2~n枚目の前記カードには、前記共通文字に対応する位置に窓が形成され、2~n枚目の前記カードの表面には、単語のヒントが記載され、2~n枚目の前記カードの裏面には、前記共通文字と組み合わせられることによって前記ヒントに対応する単語が表現される文字が記載されていることを特徴とする、語学学習用教材が提供される。
【0007】
かかる構成によれば、単語に共通する2つ以上の文字である共通文字(フォニックスとも称されるものが含まれる)の単語をまとめて覚えられ、ゲーム感覚で学べる。このようにして、単語を覚えやすくかつ楽しく学ぶことができる。
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の第2の観点によれば、単語を覚えるための語学学習用教材であって、連続する複数枚のカードからなるカード群が1又は2以上が綴じられており、前記各カード群は、1枚目の前記カードの裏面には、単語に共通する2つ以上の文字である共通文字が記載され、1枚目以外の前記カードには、前記共通文字に対応する位置に窓が形成され、1枚目以外の前記カードの表面には、単語のヒントが記載され、1枚目以外の前記カードの裏面には、前記共通文字と組み合わせられることによって前記ヒントに対応する単語が表現される文字が記載されていることを特徴とする、語学学習用教材が提供される。
【0009】
かかる構成によれば、上記本発明の第1の観点と同様の効果が得られる。さらに、1つの単語カードに複数種類の共通文字が入っていることで、共通文字間の相互の関係が記憶の強化につながり、楽しく効率的に単語を覚えることができる。
【0010】
本発明は様々な応用が可能である。以下の応用例は適宜組み合わせることができる。例えば、前記窓は、前記共通文字に対応する位置に形成される穴と、前記穴を覆う透明部材と、からなるようにしてもよい。かかる構成によれば、穴を透明部材(フィルムなど)で覆うことにより、窓としての穴の機能を保ちつつ、穴部分の劣化を防止できる。
【0011】
また、前記カードは、前記窓の位置に形成される透明部材と、前記窓以外の部分に形成される不透明部材と、からなるようにしてもよい。例えば、カードを樹脂で構成することもできる。かかる構成によれば、上記の穴を透明部材で覆う場合と同様に、カードの劣化を防止できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、外国語の単語等を覚えやすくかつ楽しく学ぶことができる語学学習用教材を提供が提供される。本発明のその他の効果については、後述する発明を実施するための形態においても説明する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】第1の実施形態の単語カード100の概略構成を示す図である。
図2】単語カード100の表紙Cをめくった状態を示す図である。
図3】単語カード100の1枚目のカード110-1の裏面と2枚目のカードの表面をめくった状態を示す図である。
図4】単語カード100の2枚目のカード110-2の裏面と3枚目のカードの表面をめくった状態を示す図である。
図5】第2の実施形態の単語カード200の概略構成を示す図である。
図6】単語カード200の表紙Cをめくった状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0015】
なお、以下の実施形態では、語学学習用教材の一例として、手に収まるサイズの単語カードを例に挙げて説明する。ただし本発明はこれに限定されるものではない。より大きな手帳サイズの単語帳やノートなどにも適用可能である。また、以下の実施形態では、フォニックス(Phonics)という概念を用いて説明する。まず、フォニックスについて概説する。
【0016】
フォニックスは、英語を母国語としている国の子供達が「書き方」、「読み方」を習う時に教わるものである。まず、A、B、C、D、・・・のアルファベットの一文字ずつの発音を覚え、次に文字が繋がったときのルールを覚えていく。そのルールの一部を、本実施形態の単語カードに用いる。フォニックスのルールは大きく分けて5つである。
(1)続けて書く母音(二つ並んだ母音の一つ目がアルファベットの音になり、二つ目は読まない法則)
例えば、ai、ay(エイ)、ei、ee、ey(イー)、ow、oa(オゥ)、ui、(ユー)等
(2)続けて書く母音(二つ並んだ母音が独自の音を持つパターン)
例えば、au、aw(オー)、oo(ウー)、oo(ウ)、oy、oi(オイ)、ie等
(3)rを含む母音
例えば、ar、ear、our、or、ir、ure等
(4)サイレントe(読まないEは、子音を挟んで1つ前にある短母音を長母音(アルファベット読みのこと)に変える)
例えば、win+e=wine、cut+e=cute、hop+e=hope等
(5)連続子音(単純に並んだ子音を読むパターンと、子音が並ぶと独自の読み方になるパターンが有り)
例えば、th、ph、sh、ch、wh
【0017】
上記フォニックスは一例に過ぎない。一言でフォニックスといっても、その内容は幅が広く、全部を数えたら100近くあると言われている。以下の実施形態では、フォニックスのいくつかの例を挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0018】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1図4を参照しながら説明する。まず、本実施形態に係る単語カード100の全体の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の単語カード100の概略構成を示す図である。
【0019】
単語カード100は、一般的な単語カードと同様の形態であり、手に収まるサイズである。単語カード100は、図1に示したように、この単語カード100がどのフォニックスのものかを示す見出しシールSと、表紙C及びそれ以降に続くカード110と、表紙C及びカード110を綴じるリングRとを備えて構成される。本実施形態の単語カード100は、カード110に特徴を有する。以下、単語カード100の各構成要素について説明する。
【0020】
表紙Cは、一般的な単語カードの表紙と同様に構成することができる。表紙Cは、カード110よりも厚手のもので構成することができ、イラストなどが描かれたものであってもよい。見出しシールSは、この単語カード100がどのフォニックスのものかを示すものである。本実施形態では一例として、図1に示したように、見出しシールSにはフォニックス「A-E」が記載されており、後述する1枚目のカード110-1の上部に貼付されている。なお、見出しシールSは用いず、フォニックスを表紙Cに記載してもよい。リングRは一般的な単語カードと同様に開閉が自在のものが好ましい。
【0021】
(カード110)
カード110は、一般的な単語カードのカード部分と同様の形態であり、手に収まるサイズである。カード110は、縦4.5cm、横13.5cm程度の大きさで構成することができる。カード110は、紙、樹脂など任意の素材で構成することができる。カード110の枚数は任意であるが、一例として50枚が束ねられているものとする。カード110は、リングRによってバラバラにならずにめくることができるように綴じられている。以下便宜上、k枚目のカードをカード110-k(k=1~n(n=50))と称し、すべてのカードに共通する性質を表すときにはカード110と総称する。
【0022】
(各カード110に記載される内容)
図2は、単語カード100の表紙Cをめくった状態を示す図である。1枚目のカード110-1の表面には、図2に示したように、「A-E」の説明(発音と綴り字のルール)が記載されている。「エーじゃなくってエイッ」、「音を出さないE」のように発音の説明や、「A-E」を記憶しやすくするために、アルファベットをキャラクター化して表現している。1枚目のカード110-1の裏面には、「a-e」と記載され、発音する音のポイントが分かるようになっている(図3参照)。
【0023】
図3は、単語カード100の1枚目のカード110-1の裏面と2枚目のカードの表面をめくった状態を示す図である。2枚目以降のカード110-2~110-50には、覚えたい単語が記載されている。2枚目のカード110-2の表面には、図3に示したように、1枚目のカード110-1の裏面に記載された「a-e」の「a」と「e」に対応する部分に、2つの穴h1、h2が形成されている。さらに、2枚目のカード110-2の表面には、覚えたい単語のヒントが記されている。例えば、2枚目のカード110-2の表面には、「トランプの1番“エース”」のように記載され、トランプの1番“エース”を表すイラストが描かれている。
【0024】
図4は、単語カード100の2枚目のカード110-2の裏面と3枚目のカードの表面をめくった状態を示す図である。2枚目のカード110-2の裏面には、図4に示したように、穴h1、h2の間に「c」が記載されている。「c」の発音のヒントとして、「cの次がe、iのとき、cはsの音だね」と記載されている。さらに、トランプの1番“エース”を表すイラストが描かれている。
【0025】
本実施形態の特徴は、図4に示したように、2枚目のカード110-2の裏面に記載された「c」と、2枚目のカード110-2の穴h1、h2から、1枚目のカード110-1に記載された「a」と「e」を見ることができることである。こうして、「a」、「c」、「e」が一列に表される。ユーザは「a」、「c」、「e」を同時に見ることができ、単語「ace」として認識することができる。
【0026】
なお、穴h1、h2は本発明の窓の一例である。2枚目のカード110-2をめくったときに1枚目のカード110-1の裏面に記載されているアルファベットを視認することができれば任意の形態でよく、例えば、穴に透明のフィルム(透明部材)などが覆われている形態などでもよい。また、カード100を樹脂素材などで構成する場合、穴h1、h2に対応する部分を透明部材で構成し、それ以外の部分を不透明部材で構成するようにしてもよい。
【0027】
3枚目のカード110-3~最後の50枚目のカード110-50についても、2枚目のカードと同様の内容が記載されている。例えば、3枚目のカード110-3には、図4に示したように、「競争(きょうそう)」という日本語の単語と、その単語を表すイラストが描かれている。なお、最後の50枚目のカード110-50の次に、裏表紙を設けるようにしてもよい。
【0028】
以上、本実施形態の単語カード100の構成を説明した。以下では、本実施形態の単語カード100の使い方について説明する。
【0029】
(単語カード100の使い方)
まずユーザは、見出しシールSによって、覚えたいフォニックスの単語カード100を選ぶ。表紙Cをめくる。1枚目のカード100-1(図2参照)を見て、フォニックスの発音と綴り字のルールを確認する。1枚目のカード100-1をめくる。
【0030】
2枚目のカード100-2(図3参照)を見て、ヒントを確認する。1枚目のカード100-1の裏面のフォニックスと2枚目のカード100-2の表面のヒントから単語を推測する。こうして単語の練習ができ、記憶が深まる。ここでは単語「ace」を推測したとする。2枚目のカード100-2をめくる。
【0031】
2枚目のカード100-2をめくると、1枚目のカード100-1の裏側に記載された「a」、「e」と、2枚目のカード100-2の裏側に記載された「c」が組み合わさることによって単語「ace」が視認される。推測していた単語が正解であることがわかり、記憶が深まるとともに、ゲーム感覚の楽しさがある。
【0032】
以下同様にして、3枚目以降のカード100-3~100-50を利用して、単語を楽しく記憶することができる。フォニックスが同じ単語を続けて覚えられることで、効率のよい学習が可能である。
【0033】
その他、一般的な単語カードと同様の使い方ができる。覚えたカードは単語カード100から外してもよい。なおカード110には、どの単語カード100から外されたものであるのか、区別できるようなものが記載されてあると便利である。例えば、各カード110の裏面にフォニックスが記載されていてもよい。また、覚えたいカードを追加することもできる。
【0034】
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、共通のフォニックスの単語をまとめて覚えられ、ゲーム感覚で学べる。このようにして、単語を覚えやすくかつ楽しく学ぶことができる。
【0035】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、本実施形態の単語カード200の概略構成を示す図である。図6は、単語カード200の表紙Cをめくった状態を示す図である。本実施形態は上記第1の実施形態の応用であり、主に上記第1の実施形態と相違する点について説明する。上記第1の実施形態と実質的に同様の構成とすることができる点については、同一の参照符号を付すことによって、重複説明を省略することがある。
【0036】
本実施形態に係る単語カード200は、図5に示したように、外観は上記第1の実施形態の単語カード100とほぼ同じである。単語カード200を構成するカード210は、縦4.5cm、横13.5cm程度の大きさで構成することができる。カード210は50枚ほどが束ねられており、リングRによって、バラバラにならずにめくることができるように綴じられている。以下便宜上、k枚目のカードをカード210-k(k=1~n(n=50))と称し、すべてのカードに共通する性質を表すときにはカード210と総称する。
【0037】
本実施形態の単語カード200は、上記第1の実施形態の単語カード100と異なり、図5に示したように、単語カード200の上部には5枚の見出しシールS1~S5が貼付されている。5枚の見出しシールS1~S5は、上記第1の実施形態と同様の「A-E」のほか「I-E」、「U-E」、「E-E」、「O-E」である。カード210は、説明の便宜上、各見出しシールS1~S5の後に10枚ずつ続いており、合計50枚とする。なお、カードの枚数は任意であり、各見出しシールS1~S5の後ろが同じ枚数である必要もないことは言うまでもない。
【0038】
(各カード210に記載される内容)
「A-E」の見出しシールS1に続く10枚のカードは、上記第1の実施形態と同様に構成されている。すなわち、カード210-1は、図6に示したように、上記第1の実施形態のカード110-1と同様である。2枚目以降のカード210-2~210-10は、上記第1の実施形態のカード110-2~110-10と同様に、穴h1、h2と単語のヒントによって構成されている(図3参照)。
【0039】
以下同様である。すなわち、「I-E」の見出しシールS2に続く10枚のカード210-11~210-20は、カード210-1~200-10と同様に構成される。「U-E」の見出しシールS3に続く10枚のカード210-21~210-30、「E-E」の見出しシールS4に続く10枚のカード210-31~210-40、及び「O-E」の見出しシールS5に続く10枚のカード210-41~210-50についても同様である。
【0040】
以上、本実施形態の単語カード200の構成を説明した。以下、本実施形態の単語カード200の使い方について説明する。
【0041】
(単語カード200の使い方)
最初の10枚のカード210-1~210-10では、上記第1の実施形態と同様の使い方ができる。次の10枚のカード210-11~210-20でも同様である。こうして、10枚のカードごとに上記第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、1つの単語カード200に複数のフォニックスが入っていることで、フォニックス間の相互の関係が記憶の強化につながり、楽しく効率的に単語を覚えることができる。
【0042】
(第2の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、上記第1の実施形態の効果に加え、1つの単語カード200に複数種類のフォニックスが入っていることで、フォニックス間の相互の関係が記憶の強化につながり、楽しく効率的に単語を覚えることができる。
【0043】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0044】
例えば、上記実施形態では、単語カードの形態を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。ノートのような形態でもよい。なお、カード(card)とは、もともとは手札であり、手に持てる大きさの厚手の紙片のことを意味することがあるが、本発明はこれに限定されるものではない。シートや片などと称されるものであってもよい。
【0045】
また、本発明の語学学習用教材がノートのような形態の場合、上記実施形態のリングRと同様の形態で綴じてあってもよく(いわゆるルーズリーフ)。また、糸のようなもので綴じてあってもよい。カードの内容を書き換えられるようにしてもよい。
【0046】
また、上記実施形態では、本発明の共通文字の一例としてフォニックスを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。任意の1文字又は任意の2文字以上の文字列を共通文字とすることができる。
【0047】
以上説明した実施形態、応用例、変形例は、適宜組み合わせて実施することができる。
【符号の説明】
【0048】
100、200 単語カード(語学学習用教材)
110(110-1~110-50)、210(210-1~210-50) カード
S、S1~S5 見出しシール
C 表紙
R リング
h1、h2 穴

図1
図2
図3
図4
図5
図6